この 薬 は? 一 般 名 含 有 量 (1 錠 中 ) 患 者 向 医 薬 品 ガイド 50mg タカタ 100mg タカタ 2012 年 12 月 作 成 50 mg タカタ 100 mg タカタ Cilostazol Tablets 50mg Cilostazol Tablets 100mg シロスタゾール Cilostazol 50mg 100mg 患 者 向 医 薬 品 ガイドについて 患 者 向 医 薬 品 ガイドは 患 者 の 皆 様 や 家 族 の 方 などに 医 療 用 医 薬 品 の 正 しい 理 解 と 重 大 な 副 作 用 の 早 期 発 見 などに 役 立 てていただくために 作 成 したものです したがって この 医 薬 品 を 使 用 するときに 特 に 知 っていただきたいことを 医 療 関 係 者 向 けに 作 成 されている 添 付 文 書 を 基 に わかりやすく 記 載 しています 医 薬 品 の 使 用 による 重 大 な 副 作 用 と 考 えられる 場 合 には ただちに 医 師 または 薬 剤 師 に 相 談 してください ご 不 明 な 点 などありましたら 末 尾 に 記 載 の お 問 い 合 わせ 先 にお 尋 ねください さらに 詳 しい 情 報 として 医 薬 品 医 療 機 器 情 報 提 供 ホームページ http://www.info.pmda.go.jp/ に 添 付 文 書 情 報 が 掲 載 されています この 薬 の 効 果 は? この 薬 は 抗 血 小 板 剤 と 呼 ばれるグループに 属 する 薬 です この 薬 は 血 液 が 固 まるのを 防 ぎ 血 管 を 広 げ 血 液 の 流 れをよくして 足 の 痛 みや 冷 え 等 の 症 状 を 改 善 する 働 きがあります この 薬 は 脳 梗 塞 の 症 状 が 落 着 いたあとの 再 発 を 抑 える 働 きがあります 次 の 目 的 で 処 方 されます 慢 性 動 脈 閉 塞 症 に 基 づく 潰 瘍 疼 痛 及 び 冷 感 等 の 虚 血 性 諸 症 状 の 改 善 脳 梗 塞 ( 心 原 性 脳 塞 栓 症 を 除 く) 発 症 後 の 再 発 抑 制 この 薬 は 体 調 がよくなったと 自 分 の 判 断 で 使 用 を 止 めたり 量 を 加 減 したり すると 病 気 が 悪 化 したり 再 発 することがあります 指 示 どおりに 使 用 する ことが 重 要 です 1
この 薬 を 使 う 前 に 確 認 すべきことは? この 薬 の 使 用 中 に 脈 拍 数 が 増 えることがあり 冠 動 脈 疾 患 を 合 併 している 人 では 狭 心 症 ( 胸 痛 など)を 引 き 起 こすおそれがあります [この 薬 の 使 用 中 に 気 をつ けなければならないことは?]をよくお 読 みください 次 の 人 は この 薬 を 使 用 することはできません 出 血 している 人 うっ 血 性 心 不 全 の 人 過 去 に に 含 まれる 成 分 で 過 敏 な 反 応 を 経 験 したことがある 人 妊 婦 または 妊 娠 している 可 能 性 がある 人 次 の 人 は 慎 重 に 使 う 必 要 があります 使 い 始 める 前 に 医 師 または 薬 剤 師 に 告 げ てください 血 液 が 固 まるのを 防 ぐ または 固 まった 血 液 を 溶 かす 薬 ( 抗 凝 固 剤 血 小 板 凝 集 を 抑 制 する 薬 剤 血 栓 溶 解 剤 プロスタグランジン E 1 製 剤 およびその 誘 導 体 )を 服 用 している 人 月 経 期 間 中 の 人 出 血 しやすい 人 冠 動 脈 狭 窄 のある 人 糖 尿 病 あるいは 耐 糖 能 異 常 のある 人 肝 臓 に 重 篤 な 障 害 がある 人 腎 臓 に 障 害 がある 人 持 続 して 血 圧 が 上 昇 している 高 血 圧 ( 悪 性 高 血 圧 等 )の 人 この 薬 には 併 用 を 注 意 すべき 薬 があります 他 の 薬 を 使 用 している 場 合 や 新 た に 使 用 する 場 合 は 必 ず 医 師 または 薬 剤 師 に 相 談 してください この 薬 の 使 い 方 は? 使 用 量 および 回 数 使 用 量 は あなたの 症 状 などにあわせて 医 師 が 決 めます 通 常 成 人 の 飲 む 量 および 回 数 は 次 のとおりです 50mg タカタ 100mg タカタ 1 回 量 2 錠 1 錠 飲 む 回 数 1 日 2 回 1 日 2 回 どのように 飲 むか? コップ 1 杯 程 度 の 水 またはぬるま 湯 で 飲 んでください グレープフルーツジュースと 一 緒 に 飲 まないでください 同 時 に 飲 むと 薬 の 作 用 が 強 くなるおそれがあります 飲 み 忘 れた 場 合 の 対 応 決 して 2 回 分 を 一 度 に 飲 まないでください 気 がついた 時 に 1 回 分 を 飲 んでください ただし 次 の 飲 む 時 間 が 近 い 場 合 は 1 回 とばして 次 の 時 間 に 1 回 分 飲 んでください 多 く 使 用 した 時 ( 過 量 使 用 時 )の 対 応 異 常 を 感 じたら 医 師 または 薬 剤 師 に 相 談 してください 2
この 薬 の 使 用 中 に 気 をつけなければならないことは? この 薬 の 使 用 中 に 脈 拍 数 が 増 えることがあり 冠 動 脈 疾 患 を 合 併 している 人 で は 狭 心 症 を 引 き 起 こすおそれがあるので 胸 痛 等 気 になる 症 状 があらわれた 場 合 は 医 師 に 伝 えてください 授 乳 を 避 けてください けがをしないように 注 意 してください 出 血 した 場 合 血 が 止 まりにくくなっ ています 出 血 が 長 引 く 場 合 やけがの 範 囲 が 大 きい 場 合 は ただちに 受 診 して ください 手 術 や 歯 の 治 療 などを 受 ける 場 合 必 ずこの 薬 を 飲 んでいることを 医 師 に 伝 え てください 風 邪 などで 他 の 薬 を 購 入 する 場 合 は 必 ずこの 薬 を 飲 んでいることを 薬 局 の 薬 剤 師 に 伝 えてください 他 の 医 師 を 受 診 する 場 合 や 薬 局 などで 他 の 薬 を 購 入 する 場 合 は 必 ずこの 薬 を 飲 んでいることを 医 師 または 薬 剤 師 に 伝 えてください 副 作 用 は? 特 にご 注 意 いただきたい 重 大 な 副 作 用 と それぞれの 主 な 自 覚 症 状 を 記 載 しまし た 副 作 用 であれば それぞれの 重 大 な 副 作 用 ごとに 記 載 した 主 な 自 覚 症 状 のう ち いくつかの 症 状 が 同 じような 時 期 にあらわれることが 一 般 的 です このような 場 合 には ただちに 医 師 または 薬 剤 師 に 相 談 してください 重 大 な 副 作 用 主 な 自 覚 症 状 うっ 血 性 心 不 全 からだがだるい 全 身 のむくみ 吐 き 気 息 うっけつせいしんふぜん 苦 しい 動 く 時 の 息 切 れ 心 筋 梗 塞 冷 や 汗 急 激 に 胸 を 強 く 押 さえつけられた 感 しんきんこうそく じ 狭 心 痛 息 苦 しい 狭 心 症 冷 や 汗 胸 がしめつけられる 感 じ 胸 が 押 し きょうしんしょう つぶされるような 感 じ 胸 の 痛 み 胸 を 強 く 押 さえつけた 感 じ 心 室 頻 拍 息 切 れ 動 悸 (どうき) 脈 が 速 くなる しんしつひんぱく 出 血 ( 脳 出 血 等 の 頭 蓋 内 出 血 肺 出 血 消 化 管 出 血 鼻 出 血 眼 底 出 血 ) しゅっけつ(のうしゅっけつなどのとうがいな い(ずがいない)しゅっけつ はいしゅっけつ しょうかかんしゅっけつ びしゅっけつ がん ていしゅっけつ) 胃 十 二 指 腸 潰 瘍 い じゅうにしちょうかいよう 出 血 片 側 のまひ 意 識 の 低 下 考 えがまと まらない 頭 痛 しゃべりにくい 嘔 吐 (おう と) 吐 き 気 手 足 のまひ しびれ 半 身 不 随 意 識 を 失 って 深 く 眠 りこむ 判 断 力 の 低 下 運 動 のまひ 意 識 がうすれる 突 然 の 頭 痛 血 の 混 じった 痰 血 を 吐 く 腹 痛 血 が 混 ざ った 便 黒 色 便 鼻 血 視 力 の 低 下 明 るい 壁 面 を 見 たとき 蚊 が 飛 んでいるように 感 じる 吐 き 気 嘔 吐 (おうと) 腹 痛 血 が 混 ざった 便 便 が 黒 くなる 3
重 大 な 副 作 用 汎 血 球 減 少 はんけっきゅうげんしょう 無 顆 粒 球 症 むかりゅうきゅうしょう 血 小 板 減 少 けっしょうばんげんしょう 間 質 性 肺 炎 かんしつせいはいえん 肝 機 能 障 害 かんきのうしょうがい 黄 疸 おうだん 急 性 腎 不 全 きゅうせいじんふぜん 主 な 自 覚 症 状 めまい 鼻 血 耳 鳴 り 歯 ぐきの 出 血 息 切 れ 動 悸 (どうき) あおあざができる 出 血 し やすい 発 熱 のどの 痛 み 鼻 血 歯 ぐきの 出 血 あおあざができる 皮 下 出 血 出 血 が 止 まりにくい 発 熱 から 咳 息 苦 しい 息 切 れ からだがだるい 白 目 が 黄 色 くなる 吐 き 気 嘔 吐 (おうと) 食 欲 不 振 かゆみ 皮 膚 が 黄 色 くなる 尿 の 色 が 濃 くなる 白 目 が 黄 色 くなる 皮 膚 が 黄 色 くなる 尿 が 褐 色 になる からだがだるい からだのむくみ 疲 れやす い 意 識 の 低 下 頭 痛 眼 がはれぼったい 息 苦 しい 尿 がでない 尿 量 が 減 る 以 上 の 自 覚 症 状 を 副 作 用 のあらわれる 部 位 別 に 並 び 替 えると 次 のとおりです これらの 症 状 に 気 づいたら 重 大 な 副 作 用 ごとの 表 をご 覧 ください 部 位 自 覚 症 状 全 身 からだがだるい 冷 や 汗 発 熱 全 身 のむくみ 運 動 のまひ 片 側 のまひ からだのむくみ 疲 れやすい 頭 部 突 然 の 頭 痛 意 識 がうすれる 考 えがまとまらない めまい 頭 痛 意 識 の 低 下 顔 面 鼻 血 眼 白 目 が 黄 色 くなる 視 力 の 低 下 明 るい 壁 面 を 見 たとき 蚊 が 飛 んでいるように 感 じる 眼 がはれぼったい 耳 耳 鳴 り 口 や 喉 吐 き 気 嘔 吐 (おうと) 歯 ぐきの 出 血 血 を 吐 く から 咳 のどの 痛 み 血 の 混 じった 痰 しゃべりにくい 胸 部 吐 き 気 動 悸 (どうき) 息 切 れ 動 く 時 の 息 切 れ 息 苦 しい 胸 を 強 く 押 さえつけた 感 じ 狭 心 痛 胸 がしめつけられる 感 じ 胸 の 痛 み 胸 が 押 しつぶされるような 感 じ 急 激 に 胸 を 強 く 押 さえつけられた 感 じ 腹 部 吐 き 気 食 欲 不 振 腹 痛 手 足 脈 が 速 くなる 片 側 のまひ 半 身 不 随 手 足 のまひ しびれ 皮 膚 かゆみ 皮 膚 が 黄 色 くなる あおあざができる 皮 下 出 血 便 血 が 混 ざった 便 黒 色 便 便 が 黒 くなる 尿 尿 が 褐 色 になる 尿 の 色 が 濃 くなる 尿 がでない 尿 量 が 減 る その 他 出 血 しやすい しゃべりにくい 判 断 力 の 低 下 意 識 を 失 っ て 深 く 眠 りこむ 出 血 出 血 が 止 まりにくい 4
この 薬 の 形 は? 50mg タカタ 円 形 の 錠 剤 100mg タカタ 円 形 の 錠 剤 形 状 PTP シート 表 面 裏 面 表 面 裏 面 直 径 7.0 mm 8.0 mm 厚 さ 2.4 mm 2.8 mm 重 さ 115 mg 170 mg 色 白 色 白 色 識 別 コード ( 錠 剤 に 刻 印 され ています) TTS 321 TTS 322 この 薬 に 含 まれているのは? 有 効 成 分 添 加 物 50mg タカタ 100mg タカタ シロスタゾール シロスタゾール (1 錠 中 50mg 含 有 ) (1 錠 中 100mg 含 有 ) 結 晶 セルロース トウモロコシデ 結 晶 セルロース ヒプロメロー ンプン ヒプロメロース カルメ ス カルメロースカルシウム ス ロースカルシウム ステアリン 酸 テアリン 酸 マグネシウム マグネシウム その 他 この 薬 の 保 管 方 法 は? 直 射 日 光 と 湿 気 を 避 けて 室 温 (1~30 )で 保 管 してください 子 供 の 手 の 届 かないところに 保 管 してください 5
薬 が 残 ってしまったら? 絶 対 に 他 の 人 に 渡 してはいけません 余 った 場 合 は 処 分 の 方 法 について 薬 局 や 医 療 機 関 に 相 談 してください この 薬 についてのお 問 い 合 わせ 先 は? 症 状 使 用 方 法 副 作 用 などのより 詳 しい 質 問 がある 場 合 は 主 治 医 や 薬 剤 師 にお 尋 ねください 一 般 的 な 事 項 に 関 する 質 問 は 下 記 へお 問 い 合 わせください 製 造 販 売 会 社 : 高 田 製 薬 株 式 会 社 販 売 会 社 : 塩 野 義 製 薬 株 式 会 社 (http://www.shionogi.co.jp/) 医 薬 情 報 センター 電 話 :0120 501 074 受 付 時 間 :9 時 ~17 時 ( 土 日 祝 日 を 除 く) 6