患者向医薬品ガイド



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この 薬 を 使 う 前 に 確 認 すべきことは? この 薬 の 使 用 中 に 脈 拍 数 が 増 えることがあり 冠 動 脈 疾 患 を 合 併 している 人 では 狭 心 症 ( 胸 痛 など)を 引 き 起 こすおそれがあります [この 薬 の 使 用 中 に 気 をつ けなければならない

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酸 塩 で 過 敏 な 反 応 を 経 験 したことがある 人 妊 婦 または 妊 娠 している 可 能 性 がある 人 次 の 人 は 慎 重 に 使 う 必 要 があります 使 い 始 める 前 に 医 師 または 薬 剤 師 に 告 げてください 腎 臓 に 重 篤 な 障 害 がある 人 高

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この 薬 の 効 果 は? この 薬 は プロトンポンプインヒビターと 呼 ばれるグループに 属 する 薬 です この 薬 は 胃 の 中 で 酸 分 泌 を 抑 えます 次 の 目 的 で 処 方 されます ネキシウムカプセル 10mg ネキシウムカプセル 20mg 胃 潰 瘍 胃 潰 瘍 十 二

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過 去 にゾメタ 点 滴 静 注 に 含 まれる 成 分 や 他 のビスホスホン 酸 塩 で 過 敏 な 反 応 を 経 験 したことがある 人 妊 婦 または 妊 娠 している 可 能 性 がある 人 次 の 人 は 慎 重 に 使 う 必 要 があります 使 い 始 める 前 に 医 師 または

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ます 腹 痛 などの 症 状 があらわれた 場 合 は 飲 むのをやめ ただちに 受 診 してください この 薬 を 使 う 前 に 確 認 すべきことは? この 薬 の 使 い 方 は? この 薬 の 使 用 中 に 気 をつけなければならないことは? に 書 かれていることに 特 に 注 意 し

この 薬 を 使 う 前 に 確 認 すべきことは? 次 の 人 は この 薬 を 使 用 することはできません 高 カルシウム 血 症 の 人 次 に 掲 げる 骨 肉 腫 の 発 生 リスクが 高 いと 考 えられる 人 骨 ページェット 病 の 人 原 因 不 明 のアルカリフォスファターゼ

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りすると 病 気 が 悪 化 することがあります 指 示 どおりに 飲 み 続 けることが 重 要 です この 薬 を 使 う 前 に 確 認 すべきことは? 次 の 人 は この 薬 を 使 用 することはできません 肝 臓 に 重 篤 な 障 害 がある 人 カルバペネム 系 抗 生 物 質 *

図 表 1 1,000 万 円 以 上 高 額 レセプト ( 平 成 25 年 度 ) 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷 病 名 順 位 月 額 医 療 費 主 傷

下 記 のような 体 調 変 化 はございますか? 目 のかゆみ 目 のまわりのかゆみ 目 薬 をさしたとき しみること 目 が 充 血 すること 目 が 見 えづらくなる もやがかかったように 見 えること 目 がころころする ショボショボする 涙 が 出 ること 目 のまわりが 黒 くなる まつ

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2 9. どんな 食 べ 物 に 反 応 を 起 こしますか?( 複 数 回 答 可 ) リンゴ モモ トマト メロン キウイ スイカ その 他 フルーツ 野 菜 ( ) ナッツ 類 豆 腐 豆 乳 その 他 マメ 類 ( ) 牛 乳 卵 鶏 肉 牛 肉 豚 肉 魚 類 ( ) 小 麦 グルコサミン

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前 立 腺 がんの 治 療 で ザイティガ を 服 用 される 患 者 さんへ 監 修 : 筧 善 行 先 生 香 川 大 学 医 学 部 泌 尿 器 科 学 教 授 前 立 腺 がんはゆっくりと 進 行 することが 知 られている がんで きちんと 治 療 を 続 けることで がんにともなう 様

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○医療用医薬品の使用上の注意記載要領について

首 は 下 あ ご の 骨 の 下 か ら 鎖 骨 の 上 ま で 自 分 の 首 を 両 手 で は さ ん で お さ え て み ま し ょ う 師 首 っ て ど ん な 仕 事 を し て い る か な 子 頭 を の せ て い る 頭 を お さ え て い る 頭 を 動 か し

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3 保 険 料 ( 掛 金 )を 納 めていること 原 則 として 初 診 日 月 前 々 月 まで 国 民 年 金 加 入 期 間 全 体 うち 3 分 2 以 上 きち んと 納 めている( 保 険 料 免 除 期 間 も 含 む)ことが 必 要 です 現 在 は 特 例 として 初 診 日 が

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毎 月 の 給 与 等 ( )を 一 定 の 等 級 区 分 にあてはめた 標 準 月 額 の 上 限 が 現 行 の47 等 級 から50 等 級 に 改 正 されます ( 別 紙 健 康 保 険 料 額 表 参 照 ) なお 法 改 正 に 伴 い 標 準 月 額 が 改 定 される 方 につい

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ウ 一 日 当 たりの 摂 取 目 安 量 粒 ~ 粒 お 召 し 上 がりください という 旨 の 幅 の 両 端 をもって 表 示 することも 可 能 です エ 栄 養 成 分 の 量 及 び 熱 量 ( 栄 養 成 分 表 示 ) 一 日 の 摂 取 目 安 量 当 たりの 栄 養 成 分 の

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目 次 事 例 法 別 5 法 別 5 70 歳 以 上 ( 患 者 負 担 割 ) 誕 生 が 昭 和 9 年 月 以 降 の 者 3 法 別 5 70 歳 以 上 ( 患 者 負 担 割 ) 特 例 措 置 対 象 者 法 別 歳 以 上 ( 患 者 負 担 割 ) 特 例 措 置

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①表紙

5 月 19 日 5 新 生 児 の 呼 吸 障 害 GIO: 新 生 児 期 に 生 じる 呼 吸 障 害 の 病 態 の 特 徴 を 説 明 でき 胸 部 XPから 診 断 できる SBO: 1. 新 生 児 呼 吸 障 害 の 病 態 に 基 づく 症 状 の 特 徴 を 説 明 できる 2.

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5 月 27 日 4 子 宮 頸 癌 1 GIO: 子 宮 頸 癌 の 病 態 診 断 治 療 について 理 解 する SBO: 1. 子 宮 頸 癌 の 発 癌 のメカニズムや 発 癌 過 程 について 説 明 できる 2. 子 宮 頸 癌 および 前 癌 病 変 の 分 類 ついて 説 明 でき

321カルシウム 剤 < 企 業 提 案 例 > L-アスパラギン 酸 カルシウム 水 和 物 くすりのしおり A 内 服 剤 2009 年 7 月 作 成 薬 には 効 果 (ベネフィット)だけでなく 副 作 用 (リスク)があります 副 作 用 をなるべ

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図 2. 男 女 別 部 位 別 がん 死 亡 数 図 3. 胃 がんの 年 齢 階 級 別 がん 罹 患 率 推 移 ( 国 立 がん 研 究 センターがん 情 報 サービス) 男 女 ともに 60 歳 以 降 に 罹 患 率 が 上 がっており 女 性 は 30 年 前 と 比 べ 減 少 傾

11 新 型 インフルエンザ 予 防 接 種 健 康 被 害 救 済 給 付 金 ( 注 4) 12 ( 医 薬 品 副 作 用 被 害 救 済 制 度 の) 副 作 用 救 済 給 付 又 は( 生 物 由 来 製 品 感 染 等 被 害 救 済 制 度 の) 感 染 救 済 給 付 ( 注 4)

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炎 症 の 定 義 を 説 明 できる 到 達 目 標 自 己 評 価 炎 症 の 分 類 組 織 形 態 学 的 変 化 と 経 時 的 変 化 を 説 明 できる 血 漿 タンパク 質 の 種 類 と 機 能 を 説 明 できる 白 血 球 の 種 類 と 機 能 を 説 明 できる 血 漿 タ

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平成16年度

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Transcription:

この 薬 は? 販 売 名 一 般 名 含 有 量 バクタ 配 合 錠 バクタ 配 合 顆 粒 患 者 向 医 薬 品 ガイド 2014 年 7 月 更 新 バクタ 配 合 錠 バクタ 配 合 顆 粒 Baktar Combination Tablets Baktar Combination Granules スルファメトキサゾール Sulfamethoxazole トリメトプリム Trimethoprim 1 錠 中 1g 中 スルファメトキサゾール 400mg スルファメトキサゾール 400mg トリメトプリム 80mg トリメトプリム 80mg 患 者 向 医 薬 品 ガイドについて 患 者 向 医 薬 品 ガイドは 患 者 の 皆 様 や 家 族 の 方 などに 医 療 用 医 薬 品 の 正 しい 理 解 と 重 大 な 副 作 用 の 早 期 発 見 などに 役 立 てていただくために 作 成 したものです したがって この 医 薬 品 を 使 用 するときに 特 に 知 っていただきたいことを 医 療 関 係 者 向 けに 作 成 されている 添 付 文 書 を 基 に わかりやすく 記 載 しています 医 薬 品 の 使 用 による 重 大 な 副 作 用 と 考 えられる 場 合 には ただちに 医 師 または 薬 剤 師 に 相 談 してください ご 不 明 な 点 などありましたら 末 尾 に 記 載 の お 問 い 合 わせ 先 にお 尋 ねください さらに 詳 しい 情 報 として 医 薬 品 医 療 機 器 情 報 提 供 ホームページ http://www.info.pmda.go.jp/ に 添 付 文 書 情 報 が 掲 載 されています この 薬 の 効 果 は? この 薬 は 抗 菌 剤 と 呼 ばれるグループに 属 する 薬 です この 薬 は 細 菌 に 必 要 な 葉 酸 の 生 合 成 を 阻 害 する 成 分 と 葉 酸 の 活 性 化 を 阻 害 する 成 分 の2つの 有 効 成 分 を 配 合 することにより 相 乗 的 に 抗 菌 作 用 を 示 しま す 次 の 目 的 で 処 方 されます 1. 一 般 感 染 症 < 適 応 症 > 肺 炎 慢 性 呼 吸 器 病 変 の 二 次 感 染 複 雑 性 膀 胱 炎 腎 盂 腎 炎 感 染 性 腸 炎 腸 チフス パラチフス - 1 -

< 適 応 菌 種 > スルファメトキサゾール/トリメトプリムに 感 性 の 腸 球 菌 属 大 腸 菌 赤 痢 菌 チフス 菌 パラチフス 菌 シトロバクター 属 クレブシエラ 属 エ ンテロバクター 属 プロテウス 属 モルガネラ モルガニー プロビデン シア レットゲリ インフルエンザ 菌 2.ニューモシスチス 肺 炎 の 治 療 及 び 発 症 抑 制 < 適 応 症 > ニューモシスチス 肺 炎 ニューモシスチス 肺 炎 の 発 症 抑 制 < 適 応 菌 種 > ニューモシスチス イロベチー この 抗 菌 薬 は 自 己 判 断 で 飲 むのを 止 めたり 1 回 分 を 減 らしたりしないでく ださい 指 示 どおりにきちんと 飲 まないと 治 療 効 果 が 低 下 するばかりでなく 原 因 菌 がこの 薬 に 効 かない 菌 に 変 化 したり 他 の 抗 菌 薬 も 効 かなくなる 可 能 性 があります 医 師 の 指 示 どおりに 飲 むことが 重 要 です この 薬 をニューモシスチス 肺 炎 の 発 症 抑 制 に 用 いる 場 合 は ニューモシスチス 肺 炎 を 発 症 する 可 能 性 のある 次 のような 人 が 対 象 となります 免 疫 抑 制 剤 を 使 用 している 人 免 疫 抑 制 状 態 の 人 過 去 にニューモシスチス 肺 炎 にかかったことがある 人 この 薬 を 使 う 前 に 確 認 すべきことは? この 薬 により 血 液 障 害 ( 再 生 不 良 性 貧 血 溶 血 性 貧 血 巨 赤 芽 球 性 貧 血 メト ヘモグロビン 血 症 汎 血 球 減 少 無 顆 粒 球 症 血 小 板 減 少 症 血 栓 性 血 小 板 減 少 性 紫 斑 病 溶 血 性 尿 毒 症 症 候 群 ) ショックなどの 重 篤 な 副 作 用 があらわれるこ とがあるので 他 の 抗 菌 剤 が 無 効 または 使 用 できない 場 合 に 使 用 されます 次 の 人 は この 薬 を 使 用 することはできません 過 去 にバクタ 配 合 錠 またはバクタ 配 合 顆 粒 に 含 まれる 成 分 やサルファ 剤 で 過 敏 な 反 応 を 経 験 したことがある 人 妊 婦 または 妊 娠 している 可 能 性 がある 人 低 出 生 体 重 児 新 生 児 グルコース-6-リン 酸 脱 水 素 酵 素 (G-6-PD)が 欠 乏 している 人 次 の 人 は 原 則 として この 薬 を 使 用 することはできません 貧 血 出 血 しやすいなど 血 液 の 病 気 がある 人 または 過 去 にかかったことがあ る 人 本 人 または 両 親 兄 弟 が 気 管 支 喘 息 発 疹 じんましんなどのアレルギー 症 状 を 起 こしやすい 体 質 をもつ 人 または 過 去 に 他 の 薬 で 過 敏 な 反 応 を 経 験 したこ とがある 人 次 の 人 は 慎 重 に 使 う 必 要 があります 使 い 始 める 前 に 医 師 または 薬 剤 師 に 告 げ てください 肝 臓 に 障 害 のある 人 腎 臓 に 障 害 のある 人 高 齢 の 人 葉 酸 欠 乏 または 葉 酸 代 謝 異 常 のある 人 ( 胃 の 摘 出 手 術 をしたことがある 人 他 の 葉 酸 代 謝 拮 抗 剤 を 使 用 している 人 出 産 して 間 もない 人 先 天 性 葉 酸 代 謝 異 - 2 -

常 症 の 人 など) この 薬 には 併 用 を 注 意 すべき 薬 があります 他 の 薬 を 使 用 している 場 合 や 新 た に 使 用 する 場 合 は 必 ず 医 師 または 薬 剤 師 に 相 談 してください この 薬 の 使 い 方 は? 使 用 量 および 回 数 飲 む 量 と 回 数 は あなたの 年 齢 や 症 状 などにあわせて 医 師 が 決 めます 腎 臓 に 障 害 のある 人 では 飲 む 量 が 調 節 される 場 合 があります [ 一 般 感 染 症 の 場 合 ] 通 常 成 人 の 飲 む 量 および 回 数 は 次 のとおりです 1 回 量 2 錠 2g 飲 む 回 数 1 日 2 回 1 日 2 回 [ニューモシスチス 肺 炎 の 治 療 の 場 合 ] 通 常 成 人 および 小 児 の 飲 む 量 および 回 数 は 次 のとおりです 成 人 9~12 錠 9~12g 1 日 量 小 児 体 重 1kg あたりトリメトプリムとして15~20mg 飲 む 回 数 1 日 3~4 回 に 分 けて 飲 みます [ニューモシスチス 肺 炎 の 発 症 抑 制 の 場 合 ] 通 常 成 人 および 小 児 の 飲 む 量 および 回 数 は 次 のとおりです 1 回 量 成 人 1~2 錠 1~2g 小 児 体 重 1kg あたりトリメトプリムとして2~4mg 飲 む 成 人 1 日 1 回 連 日 または 週 3 日 回 数 小 児 1 日 2 回 連 日 または 週 3 日 どのように 飲 むか? コップ1 杯 程 度 の 水 またはぬるま 湯 で 飲 んでください なお バクタ 配 合 顆 粒 は 有 効 成 分 の 苦 味 を 除 くためにコーティングをしているの で かまずに 水 またはジュースなどで 飲 んでください 飲 み 忘 れた 場 合 の 対 応 決 して2 回 分 を 一 度 に 飲 まないでください 気 がついたときに 1 回 分 を 飲 んでください ただし 次 の 飲 む 時 間 が 近 い 場 合 は 1 回 とばして 次 の 時 間 に 1 回 分 を 飲 んでください 多 く 使 用 した 時 ( 過 量 使 用 時 )の 対 応 吐 き 気 嘔 吐 (おうと) 下 痢 精 神 神 経 系 症 状 ( 頭 痛 めまいなど) 結 晶 尿 血 尿 などがあらわれる 可 能 性 があります これらの 症 状 があらわれた 場 合 は すぐ に 受 診 してください - 3 -

この 薬 の 使 用 中 に 気 をつけなければならないことは? この 薬 の 副 作 用 について 十 分 に 理 解 できるまで 説 明 を 受 けてください この 薬 を 飲 んで 血 液 障 害 ( 貧 血 出 血 しやすいなど)や 発 疹 などの 皮 膚 の 異 常 があら われた 場 合 は すぐに 医 師 に 連 絡 してください 副 作 用 の 早 期 発 見 のため 必 要 に 応 じ 臨 床 検 査 ( 血 液 検 査 肝 機 能 検 査 腎 機 能 検 査 血 中 電 解 質 など)が 行 われます 授 乳 を 避 けてください 他 の 医 師 を 受 診 する 場 合 や 薬 局 などで 他 の 薬 を 購 入 する 場 合 は 必 ずこの 薬 を 飲 んでいることを 医 師 または 薬 剤 師 に 伝 えてください 副 作 用 は? 特 にご 注 意 いただきたい 重 大 な 副 作 用 と それぞれの 主 な 自 覚 症 状 を 記 載 しまし た 副 作 用 であれば それぞれの 重 大 な 副 作 用 ごとに 記 載 した 主 な 自 覚 症 状 のう ち いくつかの 症 状 が 同 じような 時 期 にあらわれることが 一 般 的 です このような 場 合 には ただちに 医 師 または 薬 剤 師 に 相 談 してください 重 大 な 副 作 用 主 な 自 覚 症 状 再 生 不 良 性 貧 血 さいせいふりょうせいひんけつ 溶 血 性 貧 血 ようけつせいひんけつ 巨 赤 芽 球 性 貧 血 きょせきがきゅうせいひんけつ メトヘモグロビン 血 症 メトヘモグロビンけっしょう 汎 血 球 減 少 はんけっきゅうげんしょう 無 顆 粒 球 症 むかりゅうきゅうしょう 血 小 板 減 少 症 けっしょうばんげんしょうしょう 血 栓 性 血 小 板 減 少 性 紫 斑 病 けっせんせいけっしょうばんげんしょ うせいしはんびょう 溶 血 性 尿 毒 症 症 候 群 ようけつせいにょうどくしょうしょう こうぐん ショック アナフィラキシー めまい 鼻 血 歯 ぐきの 出 血 階 段 や 坂 を 上 る 時 の 動 悸 (どうき)や 息 切 れ 息 切 れ 動 悸 (どうき) あおあざができる 出 血 が 止 まりにくい からだがだるい ふらつき 疲 れやすい 立 ちく らみ めまい 頭 が 重 い 白 目 が 黄 色 くなる 動 く 時 の 動 悸 (どうき)や 息 切 れ 皮 膚 が 黄 色 くなる 褐 色 尿 しびれや 痛 みを 伴 う 舌 炎 動 く 時 の 息 切 れ 動 悸 (どうき) 疲 れやすい めまい 頭 痛 顔 面 蒼 白 唇 や 手 足 のつめが 青 くなる 息 苦 しい 息 切 れ めまい 鼻 血 耳 鳴 り 歯 ぐきの 出 血 息 切 れ 動 悸 (どうき) あおあざができる 出 血 しやすい 発 熱 のどの 痛 み 鼻 血 歯 ぐきの 出 血 あおあざができる 皮 下 出 血 出 血 が 止 まりにくい 発 熱 鼻 血 歯 ぐきの 出 血 あおあざができる 皮 下 出 血 けいれん むくみ 発 熱 貧 血 意 識 の 低 下 考 えがまとまらない 白 目 が 黄 色 くなる 息 苦 しい 息 切 れ 紫 色 のあざ 皮 膚 が 黄 色 くなる 尿 の 色 が 濃 くなる 尿 量 が 減 る しびれ 判 断 力 の 低 下 冷 や 汗 めまい 意 識 がうすれる 考 えがまとま らない 血 の 気 が 引 く 息 切 れ 判 断 力 の 低 下 からだがだるい ふらつき 意 識 の 低 下 考 えが - 4 -

重 大 な 副 作 用 中 毒 性 表 皮 壊 死 融 解 症 (TEN) ちゅうどくせいひょうひえしゆうかい しょう(テン) 皮 膚 粘 膜 眼 症 候 群 (ス ティーブンス-ジョンソン 症 候 群 ) ひふねんまくがんしょうこうぐん(ス ティーブンス-ジョンソンしょうこう ぐん) 薬 剤 性 過 敏 症 症 候 群 やくざいせいかびんしょうしょうこう ぐん 急 性 膵 炎 きゅうせいすいえん 偽 膜 性 大 腸 炎 等 の 血 便 を 伴 う 重 篤 な 大 腸 炎 ぎまくせいだいちょうえんとうのけつ べんをともなうじゅうとくなだいちょ うえん 重 度 の 肝 障 害 じゅうどのかんしょうがい 急 性 腎 不 全 きゅうせいじんふぜん 間 質 性 腎 炎 かんしつせいじんえん 無 菌 性 髄 膜 炎 むきんせいずいまくえん 末 梢 神 経 炎 まっしょうしんけいえん 間 質 性 肺 炎 かんしつせいはいえん PIE 症 候 群 ピーアイイーしょうこうぐん 低 血 糖 発 作 ていけっとうほっさ 高 カリウム 血 症 こうカリウムけっしょう 低 ナトリウム 血 症 ていナトリウムけっしょう 主 な 自 覚 症 状 まとまらない ほてり 眼 と 口 唇 のまわりのはれ しゃがれ 声 息 苦 しい 息 切 れ 動 悸 (どうき) じんましん 判 断 力 の 低 下 からだがだるい 関 節 の 痛 み 全 身 の 赤 い 斑 点 と 破 れやすい 水 ぶくれ( 水 疱 ) 発 熱 食 欲 不 振 からだがだるい 高 熱 発 熱 まぶたや 眼 の 充 血 結 膜 のただれ ひどい 口 内 炎 唇 や 口 内 のただれ 食 欲 不 振 赤 い 発 疹 中 央 にむくみをともなった 赤 い 斑 点 陰 部 の 痛 み さむけ ふらつき 汗 がたくさん 出 る 発 熱 意 識 がうすれる 考 えがまとまらない 息 苦 しい かゆみ 発 疹 しびれ 判 断 力 の 低 下 発 熱 吐 き 気 嘔 吐 (おうと) 急 に 激 しくおなか が 痛 む 急 に 激 しく 腰 や 背 中 が 痛 む 嘔 吐 (おうと) むかむかする 腹 痛 下 痢 血 が 混 ざった 便 発 熱 頻 回 な 下 痢 血 の 混 じった 下 痢 からだがだるい 発 熱 意 識 の 低 下 考 えがまと まらない 白 目 が 黄 色 くなる 吐 き 気 嘔 吐 (お うと) 食 欲 不 振 羽 ばたくような 手 のふるえ かゆみ 発 疹 皮 膚 が 黄 色 くなる 判 断 力 の 低 下 からだがだるい からだのむくみ 疲 れやすい 意 識 の 低 下 頭 痛 眼 がはれぼったい 息 苦 しい 尿 がでない 尿 量 が 減 る 関 節 の 痛 み 発 熱 頭 痛 膨 れあがる 感 じ 血 尿 発 熱 頭 痛 嘔 吐 (おうと) 感 覚 がにぶい 痛 み 手 足 のしびれ 手 足 の 脱 力 や 筋 萎 縮 発 熱 から 咳 息 苦 しい 息 切 れ 発 熱 咳 息 苦 しい 息 切 れ ふらつき 脱 力 感 冷 や 汗 めまい 頭 痛 動 悸 (どうき) 空 腹 感 手 足 のふるえ 唇 がしびれる 手 足 が 動 きづらい 手 足 に 力 が 入 らない 手 足 のしびれ 手 足 のまひ 筋 肉 が 衰 え る 筋 力 の 減 退 けいれん 意 識 の 低 下 頭 痛 吐 き 気 嘔 吐 (お うと) 食 欲 不 振 - 5 -

重 大 な 副 作 用 横 紋 筋 融 解 症 おうもんきんゆうかいしょう 主 な 自 覚 症 状 脱 力 感 手 のしびれ 手 足 のこわばり 足 のしび れ 筋 肉 の 痛 み 赤 褐 色 尿 以 上 の 自 覚 症 状 を 副 作 用 のあらわれる 部 位 別 に 並 び 替 えると 次 のとおりです これらの 症 状 に 気 づいたら 重 大 な 副 作 用 ごとの 表 をご 覧 ください 部 位 自 覚 症 状 全 身 ふらつき 立 ちくらみ 疲 れやすい からだがだるい 発 熱 高 熱 全 身 の 赤 い 斑 点 と 破 れやすい 水 ぶくれ( 水 疱 ) からだのむく み 感 覚 がにぶい 痛 み 関 節 の 痛 み 脱 力 感 冷 や 汗 けいれ ん さむけ 汗 がたくさん 出 る むくみ 貧 血 頭 部 めまい 頭 が 重 い 頭 痛 考 えがまとまらない 意 識 の 低 下 意 識 がうすれる 顔 面 鼻 血 顔 面 蒼 白 ほてり 血 の 気 が 引 く 眼 白 目 が 黄 色 くなる 眼 と 口 唇 のまわりのはれ まぶたや 眼 の 充 血 結 膜 のただれ 眼 がはれぼったい 耳 耳 鳴 り 口 や 喉 歯 ぐきの 出 血 しびれや 痛 みを 伴 う 舌 炎 唇 や 手 足 のつめが 青 く なる のどの 痛 み しゃがれ 声 眼 と 口 唇 のまわりのはれ ひど い 口 内 炎 唇 や 口 内 のただれ 嘔 吐 (おうと) 吐 き 気 から 咳 咳 唇 がしびれる 胸 部 階 段 や 坂 を 上 る 時 の 動 悸 (どうき)や 息 切 れ 動 悸 (どうき) 息 切 れ 動 く 時 の 動 悸 (どうき)や 息 切 れ 息 苦 しい 吐 き 気 む かむかする 腹 部 食 欲 不 振 吐 き 気 急 に 激 しくおなかが 痛 む むかむかする 腹 痛 頻 回 な 下 痢 膨 れあがる 感 じ 空 腹 感 背 中 急 に 激 しく 腰 や 背 中 が 痛 む 手 足 唇 や 手 足 のつめが 青 くなる 関 節 の 痛 み 羽 ばたくような 手 のふ るえ 手 足 のしびれ 手 足 の 脱 力 や 筋 萎 縮 手 足 のふるえ 手 足 に 力 が 入 らない 手 足 のまひ 手 足 が 動 きづらい 手 足 のこわば り 足 のしびれ 手 のしびれ 皮 膚 あおあざができる 皮 膚 が 黄 色 くなる じんましん 中 央 にむく みをともなった 赤 い 斑 点 赤 い 発 疹 全 身 の 赤 い 斑 点 と 破 れやす い 水 ぶくれ( 水 疱 ) かゆみ 発 疹 皮 下 出 血 むくみ 紫 色 のあ ざ 筋 肉 筋 肉 が 衰 える 筋 力 の 減 退 筋 肉 の 痛 み 便 血 の 混 じった 下 痢 下 痢, 血 が 混 ざった 便 尿 尿 量 が 減 る 尿 がでない 褐 色 尿 赤 褐 色 尿 血 尿 尿 の 色 が 濃 くなる その 他 出 血 が 止 まりにくい 出 血 しやすい 判 断 力 の 低 下 陰 部 の 痛 み しびれ - 6 -

この 薬 の 形 は? 錠 剤 顆 粒 剤 形 状 PTP シート /SP シート 表 面 裏 面 直 径 11.0mm - 厚 さ 5.2mm - 重 さ 500mg - 色 白 色 白 色 ~わずかに 褐 色 を 帯 びた 白 色 識 別 コード 780 - この 薬 に 含 まれているのは? 有 効 成 分 スルファメトキサゾール トリメトプリム カルメロースカルシウム ヒド ヒドロキシプロピルセルロー ロキシプロピルセルロース ス ス カルメロースカルシウム 添 加 物 テアリン 酸 マグネシウム トウモロコシデンプン 白 糖 含 水 二 酸 化 ケイ 素 その 他 この 薬 の 保 管 方 法 は? 光 と 湿 気 を 避 けて 室 温 (1~30 )で 保 管 してください 子 供 の 手 の 届 かないところに 保 管 してください 薬 が 残 ってしまったら? 絶 対 に 他 の 人 に 渡 してはいけません 余 った 場 合 は 処 分 の 方 法 について 薬 局 や 医 療 機 関 に 相 談 してください - 7 -

この 薬 についてのお 問 い 合 わせ 先 は? 症 状 使 用 方 法 副 作 用 などのより 詳 しい 質 問 がある 場 合 は 主 治 医 や 薬 剤 師 にお 尋 ねください 一 般 的 な 事 項 に 関 する 質 問 は 下 記 へお 問 い 合 わせください 製 造 販 売 会 社 : 塩 野 義 製 薬 株 式 会 社 (http:// www.shionogi.co.jp/) 医 薬 情 報 センター 電 話 :0120-501-074 受 付 時 間 :9 時 ~17 時 ( 土 日 祝 日 を 除 く) - 8 -