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東 京 湾 再 生 のための 行 動 計 画 第 2 回 中 間 評 価 報 告 書 ( 案 ) 平 成 22 年 3 月 東 京 湾 再 生 推 進 会 議

目 次 Ⅰ はじめに... 1 Ⅱ 東 京 湾 再 生 のための 行 動 計 画 の 概 要... 2 1. 東 京 湾 の 水 環 境 の 現 状... 2 2. 東 京 湾 再 生 に 向 けての 目 標... 2 3. 目 標 達 成 のための 施 策 の 推 進... 4 4.その 他... 5 Ⅲ 第 2 回 中 間 評 価 について... 6 1. 目 的... 6 2. 評 価 の 対 象 施 策... 6 3. 評 価 の 対 象 期 間... 6 4. 評 価 方 法... 6 5. 評 価 についての 考 え 方... 6 6. 評 価 の 見 方... 6 Ⅳ 東 京 湾 再 生 のための 行 動 計 画 第 2 回 中 間 評 価... 7 1. 陸 域 負 荷 削 減 対 策... 7 2. 海 域 における 環 境 改 善 対 策... 15 3. 東 京 湾 のモニタリング... 19 4.アピールポイントにおける 取 組... 27 5. 実 験 的 な 取 組... 32 6. 多 様 な 主 体 との 連 携 協 力 による 東 京 湾 再 生 の 推 進... 35 7. 行 動 計 画 のフォローアップ 等... 37 Ⅴ 東 京 湾 再 生 のための 取 組 に 関 する 外 部 意 見... 41 Ⅵ まとめ...42 別 表 7 年 間 の 施 策 の 実 施 状 況 (アピールポイントに 関 する 事 項 ) モニタリング 分 科 会 としての 報 告 事 項 ( 東 京 湾 の 水 環 境 の 現 状 ( 第 2 回 中 間 評 価 時 点 )) 海 域 対 策 分 科 会 としての 報 告 事 項 東 京 湾 の 現 況 を 踏 まえた 今 後 の 海 域 対 策 について

Ⅰ はじめに 東 京 湾 再 生 推 進 会 議 は 平 成 13 年 12 月 4 日 に 内 閣 官 房 都 市 再 生 本 部 において 決 定 さ れた 都 市 再 生 プロジェクト 海 の 再 生 を 東 京 湾 において 推 進 するための 協 議 機 関 とし て 平 成 14 年 2 月 5 日 に 設 置 された 構 成 メンバーは 八 都 県 市 ( 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 神 奈 川 県 横 浜 市 川 崎 市 千 葉 市 さいたま 市 ) 関 係 省 庁 ( 国 土 交 通 省 海 上 保 安 庁 農 林 水 産 省 林 野 庁 水 産 庁 環 境 省 ) 及 び 内 閣 官 房 都 市 再 生 本 部 事 務 局 である 平 成 15 年 3 月 に 10 年 間 で 実 施 すべき 東 京 湾 の 水 環 境 改 善 のための 施 策 を 東 京 湾 再 生 のための 行 動 計 画 としてとりまとめた 各 機 関 においては 快 適 に 水 遊 びがで き 多 くの 生 物 が 生 息 する 親 しみやすく 美 しい 海 を 取 り 戻 し 首 都 圏 にふさわし い 東 京 湾 を 創 出 する という 共 通 の 目 標 の 下 平 成 15 年 度 から 同 行 動 計 画 に 基 づ く 取 組 を 実 施 している 本 中 間 評 価 報 告 書 は 東 京 湾 再 生 のための 行 動 計 画 に 基 づく 施 策 について 平 成 15 年 度 から 平 成 20 年 度 までの 6 年 間 の 取 組 状 況 とその 分 析 評 価 今 後 の 取 組 方 針 を とりまとめたものである さいたま 市 は 平 成 16 年 2 月 23 日 加 入 1

Ⅱ 東 京 湾 再 生 のための 行 動 計 画 の 概 要 1. 東 京 湾 の 水 環 境 の 現 状 東 京 湾 は 後 背 地 に 大 きな 人 口 集 積 を 有 する 閉 鎖 性 海 域 であるため 湾 内 へ 流 入 する 窒 素 りん 等 による 富 栄 養 化 が 進 行 し 赤 潮 や 青 潮 等 の 発 生 がみられ 生 息 生 物 に 悪 影 響 を 及 ぼしている 汚 濁 負 荷 量 を 発 生 源 別 にみると 生 活 系 の 汚 濁 負 荷 量 が7 割 近 くを 占 め COD( 化 学 的 酸 素 要 求 量 )の 環 境 基 準 達 成 率 は 昭 和 61 年 度 からほぼ 横 ばい 状 態 となっ ている また 干 潟 浅 場 などの 埋 立 により 生 物 が 棲 みやすい 環 境 や 自 然 浄 化 機 能 が 減 少 していることや 漂 着 ゴミなど 沿 岸 域 の 環 境 の 悪 化 も 問 題 となっている 2. 東 京 湾 再 生 に 向 けての 目 標 (1) 目 標 の 設 定 生 態 系 を 回 復 し 多 くの 生 物 が 棲 みやすい 水 環 境 となるよう 環 境 の 保 全 再 生 創 造 を 図 り 自 然 と 共 生 した 首 都 圏 にふさわしい 東 京 湾 を 目 指 すため 次 の 目 標 を 設 定 した 快 適 に 水 遊 びができ 多 くの 生 物 が 生 息 する 親 しみやすく 美 しい 海 を 取 り 戻 し 首 都 圏 にふさわしい 東 京 湾 を 創 出 する この 目 標 の 達 成 状 況 を 判 断 するため 底 層 のDO( 溶 存 酸 素 量 )を 指 標 とし 具 体 的 な 目 標 を 年 間 を 通 して 底 生 生 物 が 生 息 できる 限 度 とした (2) 重 点 エリア 及 びアピールポイントの 設 定 特 に 重 点 的 に 再 生 を 目 指 す 海 域 として 重 点 エリアを 定 めるとともに 重 点 エリア 内 に 市 民 に 分 かりやすいアピールポイントを 選 択 し 各 ポイント 毎 に 改 善 施 策 を 講 じた 場 合 の 改 善 イメージを 示 した (3) 計 画 期 間 の 設 定 計 画 期 間 は 平 成 15 年 度 から 10 年 間 とした 2

重 点 エリア 及 びアピールポイント お 台 場 周 辺 4 3 2 1 いなげの 浜 ~ 幕 張 の 浜 周 辺 5 6 三 番 瀬 周 辺 みなとみらい21 周 辺 7 葛 西 海 浜 公 園 周 辺 海 の 公 園 八 景 島 周 辺 多 摩 川 河 口 周 辺 重 点 エリア アピールポイント 重 点 エリアの 範 囲 重 点 エリアの 考 え 方 横 浜 市 金 沢 区 から 千 葉 市 中 央 区 までの 海 岸 線 の 沖 合 い 東 京 湾 のうち 特 に 重 点 的 に 再 生 を 目 指 すエリア アピールポイントの 考 え 方 施 策 による 改 善 の 効 果 について 身 近 に 市 民 が 体 感 実 感 できる ような 場 所 ( 実 際 に 施 策 を 行 う 場 所 と 同 義 ではない)であり 施 策 の 効 果 が 端 的 に 評 価 できる 場 所 でもある 3

3. 目 標 達 成 のための 施 策 の 推 進 (1) 陸 域 負 荷 削 減 対 策 1-1 陸 域 からの 汚 濁 負 荷 削 減 のための 総 量 削 減 計 画 の 実 施 と 効 果 的 な 事 業 施 策 の 実 施 陸 域 からの 汚 濁 負 荷 削 減 のために 総 量 削 減 計 画 の 着 実 な 実 施 を 図 りながら 各 事 業 施 策 を 効 率 的 に 実 施 する 1-2 汚 水 処 理 施 設 の 整 備 普 及 及 び 高 度 処 理 の 促 進 汚 水 処 理 施 設 の 整 備 普 及 を 図 るとともに 富 栄 養 化 防 止 のため 高 度 処 理 導 入 を 促 進 する 下 水 道 高 度 処 理 については 新 たに 概 ね 20 処 理 場 での 供 用 開 始 を 目 指 す 1-3 雨 天 時 における 流 出 負 荷 の 削 減 雨 天 時 における 流 出 負 荷 の 削 減 を 図 る 概 ね 10 年 以 内 に 合 流 式 下 水 道 から 排 出 されるBOD 汚 濁 負 荷 量 を 分 流 式 下 水 道 以 下 にする 1-4 河 川 の 浄 化 対 策 河 川 浄 化 施 設 等 の 有 機 汚 濁 負 荷 対 策 に 加 え 湿 地 や 河 口 干 潟 の 再 生 に 伴 う 栄 養 塩 の 削 減 を 図 る 1-5 面 源 から 発 生 する 汚 濁 負 荷 の 削 減 面 源 負 荷 の 削 減 を 図 るため 間 伐 の 実 施 複 層 林 の 造 成 等 を 実 施 する さらに 貯 留 浸 透 施 設 の 設 置 等 により 雨 水 の 流 出 を 抑 制 し 汚 濁 負 荷 の 削 減 を 図 る 1-6 浮 遊 ごみ 等 の 回 収 浮 遊 ごみ 等 の 回 収 については 市 民 活 動 の 取 組 を 促 進 する (2) 海 域 における 環 境 改 善 対 策 2-1 海 域 の 汚 濁 負 荷 の 削 減 汚 泥 の 堆 積 が 著 しい 運 河 等 において 堆 積 有 機 物 をはじめとする 底 泥 の 除 去 ( 汚 泥 浚 渫 ) 良 質 な 土 砂 を 用 いた 浅 場 等 の 造 成 による 底 質 の 改 善 ( 覆 砂 ) 等 を 効 果 的 に 推 進 する 約 20 隻 の 清 掃 船 等 により 海 面 を 漂 う 浮 遊 ゴミ 等 の 全 面 的 な 回 収 を 目 指 し 効 率 的 な 回 収 を 図 るとともに 赤 潮 回 収 技 術 の 開 発 や 回 収 の 実 施 を 検 討 する NPOや 漁 業 者 等 による 海 底 ゴミの 回 収 や 海 浜 干 潟 の 清 掃 活 動 を 推 進 する 2-2 海 域 の 浄 化 能 力 の 向 上 現 存 する 貴 重 な 干 潟 や 藻 場 等 を 他 の 公 益 との 調 和 を 図 りつつ 可 能 な 限 り 保 全 す る また 干 潟 浅 場 海 浜 磯 場 を 再 生 創 造 するとともに 長 期 的 な 観 点 から 相 互 ネットワーク 化 を 図 る 生 物 付 着 を 促 進 する 港 湾 構 造 物 等 の 整 備 底 生 生 物 等 の 生 息 場 の 創 出 を 目 指 し た 緩 傾 斜 護 岸 への 改 修 また 礫 間 接 触 護 岸 エアレーションの 導 入 等 の 推 進 を 図 る 青 潮 の 発 生 原 因 のひとつとされている 過 去 の 土 砂 採 取 等 による 深 堀 跡 を 埋 め 戻 す 風 力 や 波 力 等 の 自 然 エネルギーの 活 用 も 視 野 に 入 れ 人 工 的 な 水 質 浄 化 施 設 等 の 整 備 に 関 する 検 討 や 技 術 開 発 を 実 施 4

(3) 東 京 湾 のモニタリング 3-1 モニタリングの 充 実 底 層 のDO 及 び 底 生 生 物 についてのモニタリングの 充 実 を 図 る モニタリングポストや 船 舶 等 により 海 潮 流 及 び 水 質 のモニタリングを 強 化 する 人 工 衛 星 により 赤 潮 等 の 挙 動 をリアルタイムで 把 握 する 3-2 モニタリングデータの 共 有 化 及 び 発 信 関 連 情 報 を 集 約 したWebサイトを 整 備 し 相 互 間 のリンクを 図 る 3-3 市 民 のモニタリング 活 動 地 域 住 民 と 協 同 して 海 浜 清 掃 及 び 漂 着 ゴミ 分 類 調 査 を 実 施 する 海 守 をはじめ 東 京 湾 で 環 境 保 全 活 動 を 行 うNPOとの 連 携 を 強 化 する 市 民 やNPOが 行 う 環 境 保 全 活 動 の 発 表 の 場 の 充 実 を 図 る 4.その 他 (1) 実 験 的 な 取 組 お 台 場 における 都 の 水 質 浄 化 実 験 定 期 フェリーによるモニタリング 海 洋 短 波 レーダーによる 観 測 海 外 との 交 流 を 検 討 する (2) 行 動 計 画 策 定 後 のフォローアップ 等 行 動 計 画 の 進 捗 状 況 についてフォローアップを 行 い 取 組 状 況 を 的 確 に 把 握 し そ の 着 実 な 実 現 に 努 めるとともに 必 要 に 応 じ 本 行 動 計 画 を 見 直 すこととする 5

Ⅲ 第 2 回 中 間 評 価 について 1. 目 的 6 年 間 の 取 組 状 況 を 確 認 し その 分 析 評 価 を 行 うことにより 行 動 計 画 の 着 実 な 実 施 を 図 り 効 果 的 に 東 京 湾 再 生 を 推 進 することを 目 的 とする 2. 評 価 の 対 象 施 策 東 京 湾 再 生 のための 行 動 計 画 に 記 載 されている 施 策 を 項 目 ごとに 評 価 する 加 え て 第 1 回 中 間 評 価 を 受 けて 実 施 している 施 策 についても 対 象 とする 3. 評 価 の 対 象 期 間 平 成 15 年 度 から 平 成 20 年 度 までの6 年 間 を 対 象 とする 4. 評 価 方 法 2.の 施 策 ごとに 施 策 の 実 施 状 況 分 析 評 価 今 後 の 取 組 方 針 をとりまと める 5. 評 価 についての 考 え 方 分 析 評 価 に 当 たっては 基 本 的 に 以 下 の 考 え 方 に 基 づいて 行 う 行 動 計 画 に 数 値 目 標 が 設 定 されている 施 策 については 目 標 の6 割 の 数 値 を 評 価 の 目 安 とする 行 動 計 画 に 数 値 目 標 が 設 定 されていない 施 策 については 平 成 14 年 以 前 の 状 況 を 基 準 とする 着 実 に 実 施 できているかどうかを 勘 案 する 等 施 策 ごとに 評 価 方 法 を 検 討 し 評 価 する 実 施 状 況 が 十 分 でない 場 合 には 改 善 策 を 検 討 し 今 後 の 取 組 方 針 に 記 載 する シンポジウム 及 びパブリックコメントを 開 催 し 外 部 からの 意 見 を 今 後 の 取 組 に 反 映 する 6. 評 価 の 見 方 - 施 策 項 目 東 京 湾 再 生 のための 行 動 計 画 の 抜 粋 平 成 15 年 度 から 平 成 20 年 度 までの 施 策 の 実 施 状 況 を 記 載 実 施 状 況 の 分 析 評 価 施 策 の 実 施 状 況 を 踏 まえた 分 析 評 価 を 記 載 今 後 の 取 組 について 今 後 の 取 組 方 針 を 記 載 6

Ⅳ 東 京 湾 再 生 のための 行 動 計 画 第 2 回 中 間 評 価 1. 陸 域 負 荷 削 減 対 策 1-1 陸 域 からの 汚 濁 負 荷 削 減 のための 総 量 削 減 計 画 の 実 施 と 効 果 的 な 事 業 施 策 の 実 施 1-1-1 総 量 削 減 計 画 の 着 実 な 実 施 東 京 湾 における 早 急 な 水 質 改 善 を 図 るため 水 質 総 量 削 減 制 度 に 基 づき 各 都 県 が 策 定 する 総 量 削 減 計 画 の 着 実 な 実 施 及 び 事 業 場 に 対 する 総 量 規 制 基 準 の 遵 守 の 徹 底 等 を 図 るとともに 流 域 単 位 において 関 係 機 関 等 と 連 携 のもと 高 度 処 理 面 源 汚 濁 負 荷 対 策 等 を 含 めた 効 率 的 総 合 的 な 負 荷 削 減 のための 計 画 策 定 及 び 事 業 実 施 を 図 る なお 総 合 的 な 負 荷 削 減 のための 計 画 策 定 を 行 うため 雨 天 時 等 の 流 出 負 荷 量 の 評 価 を 行 うた めの 調 査 を 実 施 する COD 窒 素 及 びりんを 対 象 とした 第 5 次 水 質 総 量 削 減 ( 目 標 年 度 平 成 16 年 度 ) 及 び 第 6 次 水 質 総 量 削 減 ( 目 標 年 次 平 成 21 年 度 )を 実 施 各 都 県 の 総 量 削 減 計 画 に 基 づく 規 制 対 象 事 業 場 への 立 ち 入 り 指 導 自 主 測 定 結 果 の 報 告 徴 収 及 びとりまと めを 実 施 ( 平 成 15 年 ~20 毎 年 度 ) 東 京 湾 について 水 質 シミュレーションを 行 い 汚 濁 負 荷 量 削 減 による 水 質 改 善 効 果 を 確 認 ( 平 成 16 年 度 ) 第 6 次 水 質 総 量 削 減 の 在 り 方 について 答 申 ( 平 成 17 年 度 ) 〇 水 質 に 係 る 化 学 的 酸 素 要 求 量 窒 素 含 有 量 及 び 燐 含 有 量 の 総 量 規 制 基 準 の 設 定 方 法 について 答 申 ( 平 成 18 年 度 ) 化 学 的 酸 素 要 求 量 窒 素 含 有 量 及 びりん 含 有 量 に 係 る 総 量 削 減 基 本 方 針 ( 東 京 湾 伊 勢 湾 及 び 瀬 戸 内 海 )を 策 定 ( 平 成 18 年 度 ) 東 京 湾 を 含 む 今 後 の 閉 鎖 性 海 域 が 目 指 すべき 水 環 境 の 目 標 とその 達 成 に 向 けたロ ードマップを 明 らかにする 閉 鎖 性 海 域 中 長 期 ビジョンの 策 定 に 向 けた 検 討 を 実 施 ( 平 成 19 20 年 度 ) 生 産 性 と 調 和 しつつ 環 境 負 荷 の 軽 減 に 配 慮 した 環 境 保 全 型 農 業 を 推 進 ( 埼 玉 千 葉 東 京 神 奈 川 4 都 県 のエコファーマーの 認 定 件 数 :H15 年 度 末 1,367 件 H20 年 度 末 8,666 件 )( エコファーマー とは 持 続 農 業 法 に 基 づき 土 づくり と 化 学 肥 料 農 薬 の 使 用 低 減 に 一 体 的 に 取 り 組 む 計 画 を 立 て 都 道 府 県 知 事 の 認 定 を 受 けた 農 業 者 の 愛 称 ) 雨 天 時 の 負 荷 量 の 評 価 については 1-3 雨 天 時 における 流 出 負 荷 の 削 減 を 参 照 実 施 状 況 の 分 析 評 価 総 量 規 制 基 準 適 用 対 象 事 業 場 においては これまでの COD の 総 量 規 制 基 準 に 加 え 平 成 16 年 度 から 窒 素 りんの 総 量 規 制 基 準 が 全 面 適 用 され 着 実 な 負 荷 削 減 対 策 が 図 られている ( 第 5 次 総 量 削 減 計 画 の 平 成 16 年 度 における 負 荷 削 減 目 標 量 については 達 成 された ) 東 京 湾 におけるCOD 窒 素 及 びりんの 環 境 基 準 の 達 成 率 は 十 分 な 状 況 になく 赤 潮 貧 酸 素 水 塊 といった 富 栄 養 化 に 伴 う 問 題 が 依 然 として 発 生 していることか ら 総 合 的 な 水 質 改 善 対 策 を 一 層 推 進 する 必 要 がある 7

引 き 続 き 生 産 性 と 調 和 しつつ 環 境 負 荷 の 軽 減 に 配 慮 した 環 境 保 全 型 農 業 を 推 進 する 今 後 の 取 組 について 東 京 湾 においては さらに 水 環 境 改 善 を 進 める 必 要 がることから 総 量 削 減 対 象 事 業 場 に 対 する 総 量 規 制 基 準 による 規 制 や 生 活 系 発 生 源 に 対 する 下 水 道 浄 化 槽 等 の 生 活 排 水 処 理 施 設 の 整 備 小 規 模 事 業 場 や 農 業 等 に 対 する 削 減 指 導 の 実 施 等 総 合 的 な 負 荷 削 減 対 策 を 推 進 し 第 6 次 水 質 総 量 削 減 の 削 減 目 標 量 の 達 成 を 図 る 第 7 次 水 質 総 量 削 減 について 新 たな 指 標 の 導 入 等 も 見 据 えた 検 討 を 実 施 する 平 成 46 年 における 閉 鎖 性 海 域 の 水 質 を 予 測 するシミュレーションを 実 施 し その 結 果 を 踏 まえ 関 係 機 関 による 削 減 対 策 を 盛 り 込 んだ 閉 鎖 性 海 域 中 長 期 ビジョンを 策 定 する 1-1-2 効 率 的 な 事 業 施 策 の 実 施 閉 鎖 性 水 域 を 対 象 として 効 率 的 に 環 境 基 準 等 の 目 標 を 達 成 するため 新 たに 経 済 的 手 法 の 適 用 を 含 む 流 域 全 体 の 費 用 負 担 の 方 法 について 検 討 する 東 京 湾 を 対 象 とした 下 水 道 の 排 出 枠 取 引 制 度 に 関 する 検 討 を 実 施 ( 平 成 16 年 度 ま で) 下 水 道 法 改 正 により 高 度 処 理 共 同 負 担 事 業 の 創 設 ( 平 成 17 年 度 より) 実 施 状 況 の 分 析 評 価 閉 鎖 性 水 域 に 係 る 流 域 別 下 水 道 整 備 総 合 計 画 に 終 末 処 理 場 から 放 流 される 下 水 処 理 水 の 窒 素 含 有 量 又 はりん 含 有 量 についての 削 減 目 標 量 を 定 め 地 方 公 共 団 体 が その 削 減 目 標 量 を 超 えて 他 の 地 方 公 共 団 体 の 削 減 目 標 量 の 一 部 に 相 当 するものとし て 窒 素 又 はりん 含 有 量 を 削 減 する 場 合 には その 費 用 を 負 担 させることができるよ う 下 水 の 高 度 処 理 を 効 率 的 に 行 う 事 業 制 度 を 新 たに 創 設 した 平 成 17 年 度 に 制 度 を 創 設 したところであり 活 用 促 進 に 向 けて 検 討 を 進 めてい るところである 今 後 の 取 組 について 高 度 処 理 共 同 負 担 事 業 について 周 知 を 図 る 等 本 制 度 が 東 京 湾 流 域 で 活 用 され 効 率 的 な 事 業 が 実 施 されるよう 努 める また 毎 年 度 の 東 京 湾 再 生 のための 行 動 計 画 の 進 捗 状 況 のフォローアップを 行 う 際 に 目 標 に 対 する 施 策 毎 の 達 成 状 況 を 確 認 する 1-2 汚 水 処 理 施 設 の 整 備 普 及 及 び 高 度 処 理 の 促 進 1-2-1 下 水 道 下 水 道 においては 東 京 湾 流 域 別 下 水 道 整 備 総 合 計 画 に 関 する 基 本 方 針 に 基 づいた 各 都 県 における 流 域 別 下 水 道 整 備 総 合 計 画 等 に 従 い 中 小 市 町 村 での 普 及 促 進 高 度 処 理 の 促 進 合 流 式 下 水 道 改 善 等 を 積 極 的 に 行 う 計 画 期 間 内 に 流 域 内 で 下 水 道 事 業 を 予 定 している 全 市 町 村 において 事 業 に 着 手 するものとし 高 度 処 理 についても 新 たに 概 8

ね 20 処 理 場 での 供 用 開 始 を 目 指 す 東 京 湾 流 域 における 下 水 道 処 理 人 口 普 及 率 86.6%( 平 成 14 年 度 末 ) 90.3%( 平 成 20 年 度 末 ) 東 京 湾 流 域 における 中 小 市 町 村 ( 人 口 5 万 人 未 満 )での 下 水 道 処 理 人 口 普 及 率 46.8%( 平 成 14 年 度 末 ) 52.9%( 平 成 20 年 度 末 ) 下 水 道 事 業 未 着 手 の 市 町 村 数 12( 平 成 14 年 度 末 ) 4( 平 成 20 年 度 末 ) 高 度 処 理 の 促 進 高 度 処 理 を 新 たに 供 用 開 始 した 処 理 場 数 10 箇 所 ( 平 成 15~20 年 度 ) 東 京 湾 流 域 別 下 水 道 整 備 総 合 計 画 に 関 する 基 本 方 針 の 見 直 し( 平 成 19 年 9 月 ) 実 施 状 況 の 分 析 評 価 東 京 湾 流 域 の 下 水 道 普 及 率 の 進 捗 の 評 価 をするために 東 京 湾 流 域 別 下 水 道 整 備 総 合 計 画 に 関 する 基 本 方 針 ( 以 下 東 京 湾 流 総 と 呼 ぶ)の 最 終 年 度 である 平 成 36 年 度 の 計 画 値 と 平 成 14 年 の 実 績 値 から 直 線 補 完 により 平 成 20 年 度 末 の 下 水 道 普 及 率 の 目 標 値 を 設 定 した この 目 標 値 と 平 成 20 年 度 末 の 実 績 値 を 比 較 したところ は 概 ね 目 標 値 を 上 回 っており ほぼ 順 調 に 下 水 道 整 備 が 進 んでいるものと 考 えられる 今 後 とも 下 水 道 整 備 の 普 及 を 促 進 するとともに 特 に 普 及 の 遅 れている 中 小 市 町 村 においても 普 及 率 の 向 上 を 図 る [ 平 成 20 年 度 における 東 京 湾 流 総 等 から 推 定 した 目 標 値 と 実 績 値 との 普 及 率 比 較 ] 目 標 値 実 績 値 埼 玉 県 77.8% 77.1% 千 葉 県 73.2% 76.2% 東 京 都 99.0% 99.6% 神 奈 川 県 98.7% 99.5% 合 計 89.7% 90.3% 東 京 湾 流 総 の 平 成 36 年 計 画 値 と 平 成 14 年 度 実 績 値 から 平 成 20 年 度 末 の 下 水 道 普 及 率 を 直 線 補 間 により 推 定 し これを 目 標 値 とした 下 水 道 普 及 率 100.0 95.0 90.0 85.0 80.0 75.0 70.0 H36 計 画 値 と H14 65.0 実 績 値 から 内 挿 60.0 55.0 入 50.0 H14 H16 H18 H20 H22 H24 H26 H28 H30 H32 H34 H36 年 度 凡 例 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 〇 神 奈 川 県 全 体 [ 平 成 20 年 度 目 標 値 の 推 定 の 考 え 方 を 示 すグラフ] 高 度 処 理 を 供 用 開 始 した 処 理 場 は 目 標 の 20 施 設 に 対 して6 年 間 で 10 施 設 であ 9

った( 進 捗 50%) しかしながら 大 阪 湾 伊 勢 湾 に 比 べ 東 京 湾 関 連 都 県 におけ る 高 度 処 理 人 口 普 及 率 は 低 い [ 三 大 湾 関 連 都 府 県 の 高 度 処 理 人 口 普 及 率 ( 平 成 20 年 度 末 )] 平 均 14.4%( 埼 玉 県 8.4% 千 葉 県 19.8% 東 京 都 16.4% 神 東 京 湾 奈 川 県 12.6%) 平 均 37.2%( 三 重 県 28.0% 滋 賀 県 84.3% 京 都 府 42.3% 大 大 阪 湾 阪 府 50.2% 兵 庫 県 21.4% 奈 良 県 36.6% 和 歌 山 県 2.8%) 平 均 26.9%( 長 野 県 8.7% 岐 阜 県 36.0% 愛 知 県 29.4% 三 伊 勢 湾 重 県 28.0%) このため 高 度 処 理 を 一 部 供 用 開 始 している 処 理 場 においては 高 度 処 理 施 設 能 力 の 増 強 を 図 るとともに まだ 高 度 処 理 を 実 施 していない 処 理 場 における 早 期 導 入 が 必 要 である また 部 分 的 な 施 設 整 備 の 改 造 等 により 可 能 な 限 り 早 期 に 段 階 的 にでも 処 理 水 質 の 向 上 を 図 る 取 組 も 重 要 である 今 後 の 取 組 について 東 京 湾 の 水 質 改 善 のためには より 早 期 に 流 入 負 荷 の 削 減 対 策 を 講 じ 流 入 負 荷 の 蓄 積 を 抑 制 することが 重 要 であるため 今 後 とも 下 水 道 事 業 未 着 手 の 自 治 体 にお ける 下 水 道 の 普 及 促 進 を 図 るとともに 流 域 が 一 体 となって 高 度 処 理 を 計 画 的 かつ 着 実 に 推 進 する 1-2-2 農 業 集 落 排 水 施 設 農 業 集 落 排 水 施 設 の 整 備 に 関 して 東 京 湾 流 域 の 地 域 を 重 点 的 に 整 備 するとともに 既 存 施 設 の 機 能 強 化 必 要 な 高 度 処 理 の 促 進 を 図 る 東 京 湾 流 域 の 地 域 を 重 点 的 に 整 備 農 業 集 落 排 水 施 設 の 整 備 81 箇 所 で 完 了 ( 平 成 14 年 度 末 ) 115 箇 所 で 完 了 ( 平 成 20 年 度 末 ) 高 度 処 理 の 促 進 高 度 処 理 実 施 施 設 数 2 箇 所 ( 平 成 14 年 度 末 ) 24 箇 所 ( 平 成 20 年 度 末 ) 実 施 状 況 の 分 析 評 価 東 京 湾 流 域 において 農 業 集 落 排 水 施 設 の 整 備 済 み 人 口 の 伸 び 率 は この6 年 間 で 63%(4.64 7.57 万 人 )となっている 全 国 の 農 業 集 落 排 水 施 設 の 整 備 済 人 口 の 伸 び 率 は 14%(313 356 万 人 )となっている 高 度 処 理 については 着 実 に 整 備 が 推 進 され 高 度 処 理 施 設 が 増 加 (2 24 箇 所 ) している 東 京 湾 流 域 の 農 業 集 落 排 水 施 設 の 整 備 人 口 は 全 国 の 伸 び 率 に 比 べ 大 幅 に 上 回 っ ており 引 き 続 き 重 点 的 な 整 備 を 推 進 する 必 要 がある 高 度 処 理 についても 今 後 とも 着 実 に 整 備 を 推 進 する 必 要 がある 今 後 の 取 組 について 10

東 京 湾 の 水 質 改 善 に 向 け 今 後 とも 農 業 集 落 排 水 施 設 の 普 及 と 高 度 処 理 を 関 係 自 治 体 と 連 携 して 推 進 する 1-2-3 浄 化 槽 浄 化 槽 については 住 民 意 識 を 高 めるほか 市 町 村 が 主 体 となって 浄 化 槽 の 整 備 維 持 管 理 を 行 う 事 業 を 積 極 的 に 活 用 し 既 存 の 単 独 処 理 浄 化 槽 から 合 併 処 理 浄 化 槽 への 転 換 を 促 進 するとともに 窒 素 又 はりんの 除 去 性 能 を 有 する 浄 化 槽 の 整 備 の 促 進 を 図 る 既 存 の 単 独 処 理 浄 化 槽 から 合 併 処 理 浄 化 槽 への 転 換 東 京 湾 流 域 においては 平 成 14 年 度 までに 全 体 で 265,695 基 の 浄 化 槽 が 設 置 さ れており この6 年 間 で 105,469 基 設 置 された また 平 成 18 年 度 から 合 併 処 理 浄 化 槽 の 設 置 に 伴 い 必 要 となる 単 独 処 理 浄 化 槽 の 撤 去 費 について 助 成 の 対 象 としたところである 高 度 処 理 型 浄 化 槽 の 整 備 東 京 湾 流 域 においては 6 年 間 で 16,587 基 が 設 置 された また 平 成 20 年 度 に 高 度 処 理 型 浄 化 槽 の 基 準 額 の 特 例 を 創 設 したところであ る 実 施 状 況 の 分 析 評 価 東 京 湾 流 域 においては 浄 化 槽 の 増 加 率 は 全 国 の 増 加 率 とほぼ 同 等 であり 高 度 処 理 型 浄 化 槽 も 含 め 着 実 に 整 備 が 進 められている 東 京 湾 流 域 における 浄 化 槽 設 置 については 継 続 的 に 事 業 が 行 われている 点 に 加 え 国 助 成 制 度 の 見 直 しにより 単 独 処 理 浄 化 槽 の 撤 去 費 の 助 成 対 象 化 による 転 換 が 強 化 された 点 高 度 処 理 型 浄 化 槽 にかかる 基 準 額 の 特 例 の 創 設 により 整 備 が 強 化 された 点 は 評 価 できる 今 後 の 取 組 について 平 成 21 年 度 には 単 独 処 理 浄 化 槽 から 合 併 処 理 浄 化 槽 への 転 換 事 業 や 高 度 処 理 型 浄 化 槽 の 整 備 事 業 にかかる 国 の 助 成 率 の 2 分 の 1 への 引 き 上 げる 浄 化 槽 整 備 区 域 促 進 特 別 モデル 事 業 を 創 設 したところであり これを 十 分 に 活 用 しながら 引 き 続 き 単 独 処 理 浄 化 槽 から 合 併 処 理 浄 化 槽 への 転 換 や 高 度 処 理 型 浄 化 槽 の 整 備 を 推 進 して いく 1-3 雨 天 時 における 流 出 負 荷 の 削 減 合 流 式 下 水 道 からの 雨 天 時 未 処 理 放 流 水 は 放 流 先 での 水 質 の 悪 化 水 利 用 者 に 対 する 景 観 公 衆 衛 生 及 び 生 態 系 への 影 響 が 懸 念 されていることから 合 流 式 下 水 道 の 改 善 計 画 を 策 定 し 10 年 以 内 を 目 途 に 以 下 のような 目 標 を 達 成 するため 重 点 的 に 改 善 事 業 (ろ 過 スクリーン 設 置 貯 留 施 設 消 毒 施 設 整 備 等 )を 実 施 していく 合 流 式 下 水 道 の 改 善 計 画 の 策 定 合 流 式 下 水 道 を 採 用 している 38 自 治 体 のうち 改 善 計 画 を 策 定 した 自 治 体 数 11

1( 平 成 14 年 度 末 ) 37( 平 成 20 年 度 末 )(うち 37 自 治 体 で 改 善 に 着 手 ) 改 善 事 業 (ろ 過 スクリーン 設 置 貯 留 施 設 整 備 など)の 重 点 的 な 実 施 吐 き 口 の 改 善 対 策 箇 所 数 602( 平 成 15~20 年 度 末 ) 効 率 的 な 合 流 式 下 水 道 緊 急 改 善 計 画 策 定 の 手 引 き( 案 )の 策 定 ( 平 成 20 年 3 月 ) 実 施 状 況 の 分 析 評 価 下 水 道 法 施 行 令 を 改 正 し 平 成 16 年 度 から 原 則 10 年 以 内 に 雨 水 吐 きからの 夾 雑 物 の 流 出 を 防 止 すること 及 び 合 流 式 下 水 道 から 流 出 する 汚 濁 負 荷 量 を 分 流 式 下 水 道 並 に 削 減 することを 義 務 づけた これまでに 殆 どの 自 治 体 で 合 流 式 下 水 道 改 善 計 画 が 策 定 (38 自 治 体 中 37 自 治 体 ) されているが 吐 き 口 対 策 済 箇 所 数 は 602 箇 所 で 平 成 14 年 度 末 に 未 対 応 であった 約 1,300 箇 所 のうち 約 4 割 強 まで 改 善 されている また 公 共 用 水 域 に 放 流 される 汚 濁 負 荷 量 が 分 流 式 下 水 道 並 に 改 善 されている 面 積 割 合 である 合 流 式 下 水 道 改 善 率 は 東 京 湾 流 域 全 体 で 38%となっている 合 流 式 下 水 道 を 採 用 している 38 自 治 体 のうち 37 自 治 体 では 改 善 計 画 の 策 定 は 進 んだものの 合 流 式 下 水 道 改 善 率 が 30%を 越 えたのは 38 自 治 体 中 5 自 治 体 にすぎな い 状 況 である 今 後 の 取 組 について 法 令 において 改 善 対 策 完 了 までの 期 限 ( 原 則 平 成 25 年 度 末 ( 一 部 の 大 都 市 は 平 成 35 年 度 末 )まで)が 定 められたところであり 今 後 改 善 計 画 に 基 づく 合 流 式 下 水 道 の 改 善 事 業 について その 進 捗 状 況 等 を 評 価 しつつ 確 実 に 推 進 していく 1-4 河 川 の 浄 化 対 策 河 川 の 浄 化 対 策 については 河 川 直 接 浄 化 施 設 による 浄 化 浄 化 用 水 の 導 入 浚 渫 等 の 有 機 汚 濁 対 策 に 加 え 湿 地 や 河 口 干 潟 再 生 に 伴 う 窒 素 りん 等 の 栄 養 塩 の 削 減 を 当 該 河 川 関 係 住 民 の 意 見 を 踏 まえた 河 川 整 備 計 画 に 基 づき 積 極 的 に 推 進 する 河 川 直 接 浄 化 施 設 による 浄 化 浄 化 用 水 の 導 入 浚 渫 等 の 有 機 汚 濁 対 策 平 成 15 年 度 28 河 川 平 成 16 年 度 33 河 川 平 成 17 年 度 29 河 川 平 成 18 年 37 河 川 平 成 19 年 34 河 川 平 成 20 年 度 37 河 川 で 河 川 浄 化 を 実 施 湿 地 や 河 口 干 潟 の 再 生 による 栄 養 塩 の 削 減 を 推 進 平 成 15~20 年 度 は 1 河 川 で 干 潟 再 生 を 実 施 実 施 状 況 の 分 析 評 価 東 京 湾 に 流 入 する 有 機 汚 濁 および 窒 素 りん 等 の 削 減 に 寄 与 する 河 川 浄 化 や 浚 渫 干 潟 再 生 を 実 施 している 河 川 直 接 浄 化 施 設 については 6 年 間 で 12 箇 所 増 加 され 40 箇 所 で 河 川 直 接 浄 化 を 実 施 している 河 川 浄 化 の 取 組 が 着 実 に 実 施 さている 点 は 評 価 できる 今 後 の 取 組 について 今 後 も 東 京 湾 流 域 において 重 点 的 な 実 施 を 行 う 12

1-5 面 源 から 発 生 する 汚 濁 負 荷 の 削 減 1-5-1 森 林 の 整 備 保 全 4 都 県 の 育 成 林 19 万 ha において 水 質 浄 化 等 にも 資 するため 適 切 な 間 伐 の 実 施 複 層 林 の 造 成 など 多 様 な 森 林 の 整 備 を 進 め 樹 木 の 健 全 な 成 長 や 下 層 植 生 の 繁 茂 を 促 す とともに 林 地 を 保 全 するための 施 設 の 整 備 等 を 推 進 する 間 伐 等 推 進 3ヵ 年 対 策 ( 平 成 17~19 年 度 ) や 森 林 の 間 伐 等 の 実 施 の 促 進 に 関 する 特 別 措 置 法 に 基 づく 等 による 間 伐 の 着 実 な 推 進 ( 平 成 15~19 年 度 ま での5カ 年 の 間 伐 面 積 34,270ha( 民 有 林 )) 複 層 林 化 広 葉 樹 林 化 など 多 様 な 森 林 の 整 備 荒 廃 地 の 復 旧 や 機 能 の 低 下 した 保 安 林 の 整 備 等 ( 平 成 15~20 年 度 :377 箇 所 )の 実 施 国 有 林 における 森 林 整 備 ( 平 成 15~20 年 度 更 新 保 育 間 伐 (4,269ha))の 実 施 保 安 林 の 計 画 的 な 指 定 及 び 適 切 な 管 理 の 推 進 ( 保 安 林 面 積 平 成 14 年 度 末 :131 千 ha 平 成 19 年 度 末 :136 千 ha) 実 施 状 況 の 分 析 評 価 水 源 のかん 養 や 土 砂 の 流 出 崩 壊 の 防 止 等 森 林 の 持 つ 公 益 的 機 能 の 発 揮 の 上 で 特 に 重 要 な 森 林 について 保 安 林 に 指 定 し 伐 採 等 を 制 限 するとともに その 機 能 を 十 分 に 発 揮 させるための 荒 廃 地 の 復 旧 や 間 伐 等 の 森 林 整 備 等 の 重 点 的 実 施 により 面 源 からの 汚 濁 負 荷 削 減 に 寄 与 している 森 林 は 成 長 や 状 態 に 応 じ 適 切 な 施 業 の 実 施 が 不 可 欠 であり 森 林 の 整 備 保 全 の 諸 施 策 が 継 続 的 に 実 施 されている しかしながら 間 伐 が 進 みにくい 条 件 の 不 利 な 森 林 など 手 入 れが 行 き 届 いてい ない 人 工 林 も 残 されているため 更 なる 間 伐 等 の 対 策 の 推 進 が 必 要 である 今 後 の 取 組 について 京 都 議 定 書 に 基 づく 温 室 効 果 ガス6% 削 減 の 達 成 に 向 けた 森 林 吸 収 目 標 1300 万 炭 素 トンの 達 成 のためには 2007 年 度 から6 年 間 にわたり 毎 年 20 万 ha の 追 加 的 な 間 伐 等 の 森 林 整 備 を 実 施 する 必 要 があることも 踏 まえ 今 後 とも 作 業 の 低 コスト 化 効 率 化 を 図 りつつ 多 様 で 健 全 な 森 林 整 備 を 着 実 に 推 進 する 1-5-2 貯 留 浸 透 施 設 の 設 置 面 源 から 発 生 する 汚 濁 負 荷 の 削 減 を 行 うため 流 出 する 負 荷 を 浄 化 するだけでなく 貯 留 浸 透 施 設 の 設 置 等 により 雨 水 の 流 出 を 抑 制 し 汚 濁 負 荷 の 削 減 を 図 る 公 共 設 置 型 による 雨 水 浸 透 ますの 設 置 38,036 個 ( 平 成 15~20 年 度 ) 助 成 制 度 開 発 指 導 等 による 雨 水 浸 透 ますの 設 置 126,092 個 ( 平 成 15~20 年 度 ) 実 施 状 況 の 分 析 評 価 公 共 設 置 型 による 雨 水 浸 透 ますは 東 京 都 区 部 横 浜 市 千 葉 市 白 井 市 朝 霞 13

市 埼 玉 県 船 橋 市 市 川 市 川 崎 市 などの 自 治 体 が 実 施 しており 6 年 間 で 30,499 個 設 置 され 面 源 からの 汚 濁 負 荷 削 減 に 寄 与 している このほかに 自 治 体 からの 助 成 制 度 による 雨 水 浸 透 ますが6 年 間 で 117,642 個 設 置 されている 状 況 である 平 成 19 年 度 から 住 宅 用 雨 水 浸 透 ます 設 置 助 成 制 度 を 導 入 したが ほとんど 活 用 されていない 状 況 であり 見 直 しが 必 要 であると 考 えている ( 横 浜 市 ) 今 後 の 取 組 について 今 後 新 世 代 下 水 道 事 業 支 援 制 度 の 活 用 や 雨 水 浸 透 施 設 の 機 能 保 持 のための 維 持 管 理 マニュアルの 策 定 等 により 雨 水 流 出 抑 制 型 の 施 設 設 置 に 積 極 的 に 取 り 組 む 市 で 設 置 した 審 議 会 で 雨 水 浸 透 機 能 促 進 方 策 のあり 方 を 議 論 しており 今 後 その 答 申 を 踏 まえて 積 極 的 に 雨 水 浸 透 事 業 に 取 り 組 んでいく 予 定 である ( 横 浜 市 ) 1-6 浮 遊 ごみ 等 の 回 収 景 観 等 の 観 点 から 行 う 浮 遊 ごみ 等 の 回 収 については 公 的 主 体 のみでなく 流 域 に 住 む 住 民 の 協 力 が 重 要 であり 市 民 活 動 の 取 組 を 促 進 する 必 要 がある 市 民 とともに 清 掃 活 動 を 実 施 東 京 都 河 川 愛 護 月 間 (7 月 )を 中 心 に 都 民 参 加 による 清 掃 活 動 を 実 施 実 施 河 川 (5 河 川 ): 隅 田 川 平 井 川 立 会 川 黒 目 川 落 合 川 横 浜 市 地 域 住 民 で 水 辺 愛 護 会 を 結 成 し 水 辺 の 清 掃 および 除 草 等 を 行 ってい る さいたま 市 ( 綾 瀬 川 ) ごみ 回 収 量 6,060kg( 平 成 15~20 年 度 ) さいたま 市 水 と 緑 の 里 親 制 度 を 平 成 18 年 度 に 策 定 < 概 要 > 市 が 管 理 する 河 川 遊 水 地 公 園 内 の 水 辺 などを 養 子 とみたて 自 治 会 企 業 市 民 団 体 等 の 皆 様 が 里 親 となって 養 子 の 環 境 美 化 活 動 等 を 行 い 市 がこれを 支 援 する 制 度 < 平 成 20 年 度 末 現 在 > 参 加 団 体 3 団 体 計 126 名 実 施 状 況 の 分 析 評 価 綾 瀬 川 では 河 川 浄 化 対 策 の 一 環 として 市 民 とともに 清 掃 活 動 を 実 施 しゴミを 回 収 ( 平 成 15 年 :2,700kg 16 年 :960kg 18 年 :1,320kg 20 年 :1,080kg)し 景 観 等 の 向 上 にも 寄 与 している ゴミ 等 の 回 収 に 対 し 流 域 に 住 む 住 民 の 協 力 は 重 要 であり 市 民 参 加 型 の 取 組 は 評 価 できる 今 後 の 取 組 について 今 後 市 民 参 加 型 のごみ 回 収 等 の 取 組 を さらに 広 げる 1-7 新 たな 取 組 み また 東 京 湾 への 陸 域 汚 濁 負 荷 削 減 のための 汚 濁 負 荷 削 減 量 の 目 標 値 を 踏 まえ 各 部 局 の 対 策 を 推 進 する 14

平 成 20 年 度 に 各 部 局 で 取 り 組 んでいる 施 策 毎 の 汚 濁 負 荷 削 減 量 の 目 標 値 を 設 定 し た 分 析 評 価 東 京 湾 への 陸 域 汚 濁 負 荷 削 減 のための 汚 濁 負 荷 削 減 量 の 算 定 に 当 たっては 各 部 局 が 連 携 して 検 討 を 行 い 施 策 毎 の 汚 濁 負 荷 削 減 目 標 量 を 取 りまとめた 今 後 の 取 組 方 針 毎 年 度 の 東 京 湾 再 生 のための 行 動 計 画 の 進 捗 状 況 のフォローアップを 行 う 際 に 目 標 に 対 する 施 策 毎 の 達 成 状 況 を 確 認 する 2. 海 域 における 環 境 改 善 対 策 2-1 海 域 の 汚 濁 負 荷 の 削 減 2-1-1 汚 泥 の 浚 渫 覆 砂 等 を 効 果 的 に 推 進 汚 泥 の 堆 積 が 著 しい 運 河 等 において 堆 積 有 機 物 をはじめとする 底 泥 の 除 去 ( 汚 泥 浚 渫 ) 良 質 な 土 砂 を 用 いた 浅 場 等 の 造 成 による 底 質 の 改 善 ( 覆 砂 ) 等 を 効 果 的 に 推 進 す る < 方 針 > 汚 泥 の 堆 積 が 著 しい 運 河 等 において 汚 泥 浚 渫 覆 砂 の 着 実 な 実 施 を 図 る 保 全 可 能 な 干 潟 等 の 選 定 について 検 討 を 実 施 ( 平 成 15 年 度 ) 東 京 港 芝 浦 地 区, 江 東 地 区 において 汚 泥 の 現 況 調 査 浚 渫 を 実 施 ( 平 成 15 年 度 以 前 より 継 続 ) < 実 施 状 況 > 汚 泥 浚 渫 108,000m 3 ( 平 成 15 年 度 - 平 成 20 年 度 の6 年 間 分 ) 千 葉 港 において 汚 泥 の 現 況 調 査 を 実 施 ( 平 成 15 年 度 - 平 成 19 年 度 ) 湾 奥 部 において 浚 渫 土 砂 を 活 用 した 覆 砂 を 実 施 ( 平 成 17 年 度 - 平 成 18 年 度 ) < 実 施 状 況 > 覆 砂 212,050m 3 ( 平 成 17 年 度 - 平 成 18 年 度 の2 年 間 分 ) 覆 砂 後 のモニタリングを 実 施 ( 平 成 19 年 度 ~ ) 横 浜 港 象 の 鼻 地 区 において 汚 泥 浚 渫 覆 砂 を 実 施 ( 平 成 20 年 度 ) < 実 施 状 況 > 汚 泥 浚 渫 8,300 m 3 覆 砂 8,900m 3 ( 平 成 20 年 度 ) 実 施 状 況 の 分 析 評 価 2 港 (3ヶ 所 )( 東 京 港 芝 浦 地 区 東 京 港 江 東 地 区 横 浜 港 象 の 鼻 地 区 )におい て 汚 泥 浚 渫 1 港 ( 千 葉 港 )において 汚 泥 の 現 況 調 査 1 海 域 ( 湾 奥 部 )において 浚 渫 土 砂 を 有 効 活 用 した 覆 砂 を 行 うとともに 覆 砂 後 のモニタリングを 実 施 しており 底 質 の 改 善 に 向 けた 取 組 を 着 実 に 実 施 している 今 後 の 取 組 について 引 き 続 き 東 京 港 において 汚 泥 浚 渫 を 実 施 する 等 底 質 の 改 善 に 向 けた 施 策 を 推 進 するとともに モニタリングにより 整 備 の 効 果 を 検 証 する 2-1-2 海 面 を 漂 う 浮 遊 ゴミ 等 の 回 収 15

約 20 隻 の 清 掃 船 等 により 海 面 を 漂 う 浮 遊 ゴミ 等 の 全 面 的 な 回 収 を 目 指 し 効 率 的 な 回 収 を 図 るとともに 赤 潮 回 収 技 術 の 開 発 や 回 収 の 実 施 を 検 討 する < 方 針 > 約 20 隻 の 清 掃 船 等 により 湾 内 の 浮 遊 ゴミ 等 の 全 面 的 な 回 収 を 目 指 す 湾 内 の 一 般 海 域 各 港 港 湾 区 域 内 において 約 20 隻 の 清 掃 船 等 により 浮 遊 ゴミ 油 の 回 収 を 実 施 ( 平 成 15 年 度 以 前 より 継 続 ) < 実 施 状 況 > 浮 遊 ゴミ 回 収 量 53,000m 3 ( 平 成 15 年 度 - 平 成 20 年 度 6 年 間 分 ) 油 回 収 量 3,022 千 m 3 ( 平 成 18 年 度 - 平 成 20 年 度 3 年 間 分 ) 海 洋 短 波 レーダーを 活 用 した 効 率 的 な 浮 遊 ゴミの 回 収 システムを 開 発 ( 平 成 17 年 度 - 平 成 20 年 度 ) 実 施 状 況 の 分 析 評 価 国 土 交 通 省 及 び 港 湾 管 理 者 が 所 有 する 20 隻 の 清 掃 船 等 により 湾 内 の 一 般 海 域 各 港 港 湾 区 域 内 において 浮 遊 ゴミ 油 の 回 収 を 行 っており 水 質 改 善 に 向 け た 取 組 を 着 実 に 実 施 している 赤 潮 回 収 処 理 技 術 の 開 発 が 今 後 の 課 題 として 挙 げられる 今 後 の 取 組 について 海 域 における 水 質 改 善 のため 引 き 続 き 清 掃 船 等 による 浮 遊 ゴミ 油 の 回 収 を 実 施 する 清 掃 兼 油 回 収 船 べいくりん において 海 洋 短 波 レーダーを 活 用 した 回 収 シ ステムを 利 用 して 効 率 的 な 浮 遊 ゴミの 回 収 を 実 施 する 海 洋 短 波 レーダーと 人 工 衛 星 データ( 植 物 プランクトン)を 活 用 した 赤 潮 の 予 測 追 跡 技 術 の 検 討 を 実 施 する 2-1-3 NPOや 漁 業 者 等 によるゴミの 回 収 NPOや 漁 業 者 等 による 海 底 ゴミの 回 収 や 海 浜 干 潟 の 清 掃 活 動 を 推 進 する 東 京 港 の 城 南 島 海 浜 公 園 お 台 場 海 浜 公 園 において 海 浜 の 清 掃 を 実 施 ( 平 成 15 年 度 以 前 より 継 続 ) < 実 施 状 況 >ゴミ 回 収 量 9.1 トン ( 平 成 15 年 度 - 平 成 20 年 度 の6 年 間 分 ) 横 浜 港 の 山 下 公 園 前 面 水 域 において 海 底 の 清 掃 を 実 施 ( 平 成 15 年 度 以 前 より 継 続 ) < 実 施 状 況 >ゴミ 回 収 量 7.5 トン ( 平 成 15 年 度 - 平 成 20 年 度 の6 年 間 分 ) 千 葉 港 葛 南 港 区 海 老 川 河 口 部 において 清 掃 を 実 施 ( 平 成 18 年 度 ~ ) < 実 施 状 況 >ゴミ 回 収 量 17.0 トン ( 平 成 18 年 度 -20 年 度 の3 年 間 分 ) 横 須 賀 港 の 走 水 海 浜 地 において 海 浜 の 清 掃 を 実 施 ( 平 成 15 年 以 前 から 継 続 ) < 実 施 状 況 >ゴミ 回 収 量 0.3 トン( 平 成 20 年 度 分 ) 実 施 状 況 の 分 析 評 価 4 港 (5ヶ 所 )( 東 京 港 城 南 島 海 浜 公 園 お 台 場 海 浜 公 園 横 浜 港 山 下 公 園 千 葉 港 葛 南 港 区 海 老 川 河 口 部 横 須 賀 港 走 水 海 浜 地 )において 清 掃 を 行 っており 水 質 改 善 に 向 けた 取 組 を 着 実 に 実 施 している 16

今 後 の 取 組 について 引 き 続 き 東 京 港 城 南 島 海 浜 公 園 お 台 場 海 浜 公 園 横 浜 港 山 下 公 園 千 葉 港 葛 南 港 区 海 老 川 河 口 部 横 須 賀 港 走 水 海 浜 地 において 清 掃 を 実 施 する 広 域 的 で 持 続 可 能 な 取 組 とすることを 目 指 し NPOや 市 民 漁 業 者 と 行 政 の 協 働 による 清 掃 活 動 を 一 層 推 進 する 2-2 海 域 の 浄 化 能 力 の 向 上 2-2-1 干 潟 浅 場 等 の 整 備 現 存 する 貴 重 な 干 潟 や 藻 場 等 を 他 の 公 益 との 調 和 を 図 りつつ 可 能 な 限 り 保 全 する ま た 干 潟 浅 場 海 浜 磯 場 を 再 生 創 造 するとともに 長 期 的 な 観 点 から 相 互 ネット ワーク 化 を 図 る < 方 針 > 高 度 成 長 期 以 降 に 失 われた 干 潟 藻 場 の 面 積 について 湾 全 体 で 約 1 割 取 り もどすことを 目 指 し 干 潟 浅 場 海 浜 磯 場 等 の 再 生 創 出 を 推 進 する 保 全 可 能 な 干 潟 等 の 選 定 について 検 討 を 実 施 ( 平 成 15 年 度 )( 再 掲 ) 干 潟 のネットワーク 化 について 検 討 を 実 施 ( 平 成 15 年 度 ) 東 京 港 羽 田 沖 において 浚 渫 土 砂 を 有 効 活 用 した 浅 場 造 成 を 実 施 ( 平 成 15 年 度 - 平 成 17 年 度 ) < 実 施 状 況 > 浅 場 造 成 量 4.1ha ( 平 成 15 年 度 - 平 成 17 年 度 の3 年 間 分 ) 浅 場 造 成 後 のモニタリングを 実 施 ( 平 成 18 年 度 - 平 成 19 年 度 ) 川 崎 港 東 扇 島 地 区 において 人 工 海 浜 等 の 親 水 機 能 を 有 する 緑 地 整 備 を 実 施 ( 平 成 17 年 度 - 平 成 19 年 度 ) < 実 施 状 況 > 海 浜 造 成 量 1.4ha ( 平 成 17 年 度 - 平 成 19 年 度 の3 年 間 分 ) 緑 地 造 成 後 のモニタリングを 実 施 ( 平 成 20 年 度 ~ ) 東 京 港 中 央 防 波 堤 沖 ( 新 海 面 処 分 場 東 側 護 岸 前 面 )において 磯 浜 の 造 成 を 実 施 ( 平 成 19 年 度 ~ ) 順 応 的 管 理 を 導 入 した 海 域 における 自 然 再 生 事 業 の 実 施 方 策 を 検 討 ( 平 成 19 年 度 ) 実 施 状 況 の 分 析 評 価 保 全 可 能 な 干 潟 の 選 定 干 潟 のネットワーク 化 について 検 討 2 港 ( 川 崎 港 東 京 港 )において 人 工 海 浜 及 び 浅 場 磯 浜 の 造 成 を 行 っており 失 われた 干 潟 浅 場 等 の 再 生 に 向 けた 取 組 を 着 実 に 実 施 している < 方 針 >のフォローアップ 東 京 湾 全 体 で 高 度 成 長 期 以 降 に 失 われた 干 潟 藻 場 の 面 積 の1 割 (28ha)のうち 約 20%を 回 復 方 針 に 対 する 達 成 度 が 20%であり 一 層 の 取 組 を 行 う 必 要 がある 今 後 の 取 組 について 干 潟 等 の 再 生 量 が 目 標 に 達 していないため 干 潟 浅 場 等 の 再 生 に 向 けた 施 策 を 更 に 推 進 する また 川 崎 港 東 扇 島 人 工 海 浜 においてモニタリングにより 整 備 の 効 果 を 検 証 する 17

2-2-2 生 物 に 配 慮 した 港 湾 構 造 物 等 の 導 入 生 物 付 着 を 促 進 する 港 湾 構 造 物 等 の 整 備 底 生 生 物 等 の 生 息 場 の 創 出 を 目 指 した 緩 傾 斜 護 岸 への 改 修 また 礫 間 接 触 護 岸 エアレーションの 導 入 等 の 推 進 を 図 る 千 葉 港 葛 南 中 央 地 区 において 生 物 付 着 型 港 湾 施 設 ( 岸 壁 1バース)の 整 備 を 実 施 ( 平 成 17 年 度 - 平 成 18 年 度 ) 施 設 整 備 後 のモニタリングを 実 施 ( 平 成 19 年 度 ~ ) 国 土 交 通 省 関 東 地 方 整 備 局 横 浜 港 湾 空 港 技 術 調 査 事 務 所 構 内 に 干 潟 磯 場 実 験 施 設 の 整 備 を 実 施 ( 平 成 19 年 度 ) 干 潟 磯 場 実 験 施 設 整 備 後 のモニタリングを 実 施 ( 平 成 20 年 度 ~ ) 東 京 港 運 河 域 における 護 岸 整 備 にあたり 水 生 生 物 に 配 慮 したミニ 干 潟 やカニ 護 岸 等 の 整 備 を 実 施 ( 平 成 19 年 度 ~ ) 横 須 賀 港 馬 堀 地 区 において 生 態 系 を 考 慮 した 海 域 環 境 にやさしい 護 岸 整 備 を 実 施 ( 平 成 15 年 度 以 前 より 実 施 - 平 成 17 年 度 ) 施 設 整 備 後 のモニタリングを 実 施 ( 平 成 17 年 度 ) 実 施 状 況 の 分 析 評 価 3 港 ( 千 葉 港 東 京 港 横 須 賀 港 )において 生 物 に 配 慮 した 港 湾 施 設 の 整 備 2 港 ( 千 葉 港 横 須 賀 港 )において 港 湾 施 設 整 備 後 のモニタリングを 実 施 1 施 設 において( 国 土 交 通 省 関 東 地 方 整 備 局 横 浜 港 湾 空 港 技 術 調 査 事 務 所 構 内 ) 干 潟 磯 場 実 験 施 設 を 整 備 し その 後 モニタリングを 実 施 生 物 に 配 慮 した 港 湾 構 造 物 の 導 入 を 着 実 に 実 施 している 今 後 の 取 組 について 港 湾 構 造 物 の 整 備 に 当 たっては 生 物 や 環 境 へ 配 慮 した 施 設 の 導 入 を 推 進 すると ともに モニタリングにより 整 備 の 効 果 を 検 証 する 2-2-3 深 堀 跡 の 埋 め 戻 し 青 潮 の 発 生 原 因 のひとつとされている 過 去 の 土 砂 採 取 等 による 深 堀 跡 を 埋 め 戻 す 千 葉 港 及 び 湾 奥 部 に 存 在 する 深 堀 跡 の 埋 め 戻 しを 実 施 ( 平 成 15 年 度 以 前 より 継 続 ) < 実 施 状 況 > 埋 め 戻 し 量 9,600 千 m3( 平 成 15 年 度 - 平 成 20 年 度 の6 年 間 分 ) 深 掘 り 跡 を 埋 め 戻 す 良 質 な 土 砂 の 確 保 のため 広 域 的 な 浚 渫 土 砂 の 品 質 調 整 需 給 調 整 手 法 を 検 討 ( 平 成 19 年 度 ) 実 施 状 況 の 分 析 評 価 1 港 1 海 域 ( 千 葉 港 及 び 湾 奥 部 )において 漁 場 造 成 の 一 環 として 深 掘 り 跡 の 埋 め 戻 しを 着 実 に 実 施 している 東 京 湾 奥 部 に 存 在 する 深 堀 跡 の 容 量 は 平 成 20 年 度 末 現 在 で 未 だ 8,500 万 m3 残 っており 埋 め 戻 しに 使 用 する 良 質 な 浚 渫 土 砂 を 長 期 的 に 確 保 することが 今 後 の 課 題 である 18

今 後 の 取 組 について 引 き 続 き 千 葉 港 及 び 湾 奥 部 において 漁 場 造 成 の 一 環 として 深 掘 り 跡 の 埋 め 戻 しを 推 進 する 2-2-4 技 術 開 発 等 風 力 や 波 力 等 の 自 然 エネルギーの 活 用 も 視 野 に 入 れ 人 工 的 な 水 質 浄 化 施 設 等 の 整 備 に 関 する 検 討 や 技 術 開 発 を 実 施 風 力 エネルギーの 導 入 及 び 活 用 について 検 討 を 実 施 ( 平 成 15 年 度 ~ ) 実 施 状 況 の 分 析 評 価 東 京 湾 口 における 風 力 エネルギーの 導 入 及 び 活 用 に 向 けて 風 況 等 に 関 する 調 査 検 討 を 実 施 し 課 題 の 整 理 を 行 った 今 後 の 取 組 について これまでの 調 査 検 討 を 踏 まえ 東 京 湾 口 の 海 上 及 び 沿 岸 域 における 風 力 発 電 の 利 用 方 法 等 風 力 エネルギーの 導 入 について 調 査 を 実 施 する 2-3 東 京 湾 の 現 況 を 踏 まえた 今 後 の 海 域 対 策 について 東 京 湾 の 現 況 を 再 認 識 するとともに これまでの 海 域 対 策 の 取 り 組 み 状 況 やその 効 果 を 検 証 し これらを 踏 まえた 上 で 今 後 の 海 域 対 策 に 関 して 重 要 となる 視 点 や 重 点 的 に 実 施 すべき 施 策 について 整 理 した 3. 東 京 湾 のモニタリング 3-1 モニタリングの 充 実 東 京 湾 の 環 境 を 的 確 に 把 握 するためには 水 質 底 質 及 び 底 生 生 物 等 に 関 するモニタ リングを 充 実 することが 必 要 である 特 に 底 層 のDOは 底 質 や 底 生 生 物 の 生 息 環 境 さらには 青 潮 の 発 生 と 密 接 な 関 連 を 有 することから 底 層 のDOについてのモニタリングの 充 実 を 図 ることとし 底 層 の DOが 低 下 する 夏 季 においては 国 及 び 七 都 県 市 の 連 携 を 強 化 する 等 的 確 なモニタリ ングを 行 う 平 成 16 年 2 月 よりさいたま 市 が 加 入 し 現 在 は 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 神 奈 川 県 横 浜 市 川 崎 市 千 葉 市 さいたま 市 の 八 都 県 市 ( 以 下 同 じ ) 東 京 湾 全 域 で 環 境 基 準 点 等 (104 箇 所 ) 及 び 環 境 省 広 域 総 合 水 質 調 査 測 定 点 (28 点 ) 等 において 定 期 的 に 底 層 のDOを 含 む 環 境 基 準 項 目 の 水 質 調 査 を 実 施 箇 所 地 点 数 はともに 平 成 20 年 度 末 時 点 環 境 基 準 点 等 には 補 助 地 点 を 含 む 千 葉 県 水 産 総 合 研 究 センターでセンター 国 自 治 体 の 測 定 値 を 基 に 貧 酸 素 水 塊 速 報 を 作 成 公 表 している 平 成 20 年 度 に 国 及 び 八 都 県 市 等 が 連 携 して 東 京 湾 の 海 域 及 び 陸 域 605 地 点 に 19

おいて 東 京 湾 水 質 一 斉 調 査 を 実 施 した 実 施 状 況 の 分 析 評 価 着 実 に 実 施 している 今 後 の 取 組 について 引 き 続 き 底 層 のDOについてのモニタリングを 実 施 する また 汚 染 メカニズムの 理 解 の 増 進 等 のため 一 斉 調 査 を 環 境 教 育 等 のイベントと ともに 継 続 的 に 実 施 する また, 更 なる 多 様 な 主 体 との 連 携 のため, 積 極 的 に 働 き かけを 行 っていく 定 点 観 測 点 として 千 葉 港 沖 の 千 葉 灯 標 に 表 層 から 底 層 までの 水 質 (DOのほか 水 温 クロロフィル 等 )を 連 続 測 定 する 装 置 (モニタリングポスト)を 設 置 したところで あり 今 後 常 時 モニタリングを 行 う 海 上 保 安 庁 において 千 葉 灯 標 の 自 動 昇 降 装 置 に 取 り 付 けた 水 質 センサーによるD O 水 温 塩 分 濁 度 クロロフィルa 濃 度 及 び 水 深 1mごとの 海 水 の 流 向 流 速 の 観 測 を1 時 間 ごと 海 上 の 風 向 風 速 の 観 測 を 15 分 ごとに 実 施 平 成 20 年 度 に 定 点 観 測 点 の 増 設 を 検 討 実 施 状 況 の 分 析 評 価 平 成 15 年 5 月 の 観 測 開 始 以 降 着 実 に 観 測 成 果 を 上 げている 今 後 の 取 組 について 引 き 続 き 水 質 の 現 状 を 把 握 し 汚 染 源 の 推 定 に 資 するため モニタリングポスト による 連 続 観 測 を 実 施 し 取 得 したデータの 活 用 を 図 る 国 土 交 通 省 関 東 地 方 整 備 局 において 平 成 21 年 度 中 に 東 京 湾 内 3 ヶ 所 に 定 点 観 測 点 を 設 置 し 連 続 観 測 を 実 施 する 底 質 や 底 生 生 物 の 実 態 把 握 は 底 層 の 状 況 をより 適 切 に 把 握 するために 重 要 なことか ら 七 都 県 市 首 脳 会 議 環 境 問 題 対 策 委 員 会 水 質 改 善 専 門 部 会 において 策 定 された 東 京 湾 における 底 生 生 物 調 査 指 針 及 び 底 生 生 物 等 による 底 質 評 価 方 法 を 活 用 し 七 都 県 市 が 連 携 して 底 生 生 物 のモニタリングを 行 うこととする 八 都 県 市 において 東 京 湾 における 底 生 生 物 調 査 指 針 及 び 底 生 生 物 等 による 底 質 評 価 方 法 に 基 づいた 各 自 治 体 の 底 生 生 物 調 査 のとりまとめを 定 期 的 に 実 施 実 施 状 況 の 分 析 評 価 環 境 省 による 広 域 総 合 水 質 調 査 結 果 等 をあわせて 用 いることにより 東 京 湾 全 域 で 東 京 湾 における 底 生 生 物 調 査 指 針 及 び 底 生 生 物 等 による 底 質 評 価 方 法 を 活 用 できる 観 測 網 を 維 持 している 今 後 の 取 組 について 引 き 続 き 東 京 湾 全 域 で 底 質 底 生 生 物 の 統 一 的 な 底 質 評 価 を 行 いうるモニタリ ング 観 測 網 を 維 持 する 20

環 境 省 においても 広 域 総 合 水 質 調 査 の 底 質 監 視 ポイントにおいて 底 生 生 物 のモニ タリングを 行 う 平 成 15 年 度 以 降 広 域 総 合 水 質 調 査 の 底 質 監 視 ポイント8 点 について 底 質 底 生 生 物 の 調 査 を 年 2 回 実 施 実 施 状 況 の 分 析 評 価 着 実 に 実 施 している 今 後 の 取 組 について 引 き 続 き 広 域 総 合 水 質 調 査 における 底 生 生 物 調 査 を 実 施 する これらの 底 生 生 物 のモニタリング 地 点 においては 底 生 生 物 と 環 境 基 準 項 目 や 底 層 のDO 底 質 の 状 態 との 関 連 についても 分 析 を 行 う 環 境 省 東 京 湾 貧 酸 素 水 塊 発 生 機 構 解 明 調 査 において 底 質 の 状 態 と 底 層 のD Oの 相 関 について 調 査 を 平 成 16 年 度 から 平 成 18 年 度 まで 実 施 実 施 状 況 の 分 析 評 価 底 生 生 物 を 含 む 総 合 的 な 分 析 は 今 後 の 研 究 課 題 である 今 後 の 取 組 について 底 生 生 物 と 環 境 基 準 項 目 や 底 層 のDO 底 質 の 状 態 との 関 連 について 分 析 する 赤 潮 については 一 般 になじみの 深 い 現 象 であることから 統 一 した 判 定 基 準 により 発 生 状 況 の 把 握 を 行 うこととする 千 葉 県 東 京 都 神 奈 川 県 がそれぞれの 地 先 水 面 における 赤 潮 の 発 生 回 数 発 生 期 間 優 占 プランクトン 水 質 等 を 記 録 実 施 状 況 の 分 析 評 価 発 生 状 況 の 把 握 については 着 実 に 実 施 しているが 赤 潮 の 判 定 基 準 件 数 日 数 の 統 一 はなされていない 今 後 の 取 組 について 引 き 続 き 赤 潮 の 発 生 状 況 の 把 握 に 努 めるとともに 統 一 判 定 基 準 等 の 導 入 につ いて 検 討 する 海 上 保 安 庁 において 人 工 衛 星 による 観 測 データを 利 用 し 広 域 にわたる 赤 潮 等 の 発 生 挙 動 消 滅 などを 把 握 する 地 球 観 測 衛 星 AQUA TERRAに 搭 載 された MODISを 用 いて プラン クトンに 含 まれるクロロフィルaの 濃 度 変 化 の 観 測 を 実 施 21

実 施 状 況 の 分 析 評 価 平 成 16 年 のシステム 運 用 開 始 以 降 着 実 に 観 測 成 果 を 上 げている 今 後 の 取 組 について 引 き 続 き 海 色 監 視 衛 星 システムの 運 用 を 実 施 し 赤 潮 の 状 況 把 握 に 努 める 調 査 から 得 られたモニタリング 結 果 は 市 民 にわかりやすい 形 で 広 く 一 般 に 提 供 す る インターネット 上 の 各 機 関 のWebサイトにおいて 一 般 向 けに 調 査 結 果 の 提 供 を 実 施 実 施 状 況 の 分 析 評 価 着 実 に 実 施 している 今 後 の 取 組 について 引 き 続 き インターネット 等 を 活 用 し 市 民 へモニタリング 結 果 を 提 供 する 海 域 における 汚 濁 物 質 の 挙 動 を 把 握 するうえで 重 要 な 流 れについては 船 舶 浮 標 な どを 活 用 し 流 れについてのモニタリングの 充 実 を 図 る 海 上 保 安 庁 保 有 の 船 艇 による 調 査 やフェリーなどの 一 般 船 舶 の 協 力 により 東 京 湾 内 の 流 況 調 査 を 実 施 実 施 状 況 の 分 析 評 価 着 実 に 実 施 している 今 後 の 取 組 について 引 き 続 き 船 舶 などを 活 用 した 東 京 湾 内 の 流 況 調 査 を 実 施 する アピールポイント 付 近 を 対 象 として 水 質 汚 濁 防 止 法 に 基 づくモニタリング 項 目 に 加 え 底 層 のDO 及 びアピールポイントごとに 定 めた 指 標 についてモニタリングを 実 施 す る アピールポイント 付 近 の 環 境 基 準 点 において 水 質 汚 濁 防 止 法 に 基 づくモニタリ ング 項 目 及 び 底 層 のDO 底 質 底 生 生 物 調 査 を 実 施 実 施 状 況 の 分 析 評 価 水 質 汚 濁 防 止 法 に 基 づくモニタリング 項 目 及 び 底 層 のDOのモニタリングについ ては 着 実 に 実 施 している アピールポイントごとに 定 めた 指 標 については 生 物 の 生 息 調 査 等 について 一 部 未 調 査 の 項 目 が 存 在 している 今 後 の 取 組 について 引 き 続 き 各 項 目 のモニタリングを 実 施 するとともに 三 番 瀬 周 辺 のモニタリ 22

ングについては 三 番 瀬 再 生 会 議 の 意 見 を 踏 まえモニタリングを 実 施 する 生 物 の 生 息 調 査 等 に 関 する 未 調 査 項 目 については NPOや 市 民 の 協 力 を 得 て 実 施 するなど 早 期 の 調 査 立 ち 上 げについて 検 討 する 3-2 モニタリングデータの 共 有 化 及 び 発 信 国 及 び 七 都 県 市 の 連 携 協 力 により データの 整 理 解 析 を 進 め これら 結 果 を 踏 まえ 施 策 への 有 効 活 用 を 促 進 していく 広 域 総 合 水 質 調 査 については 環 境 省 が 環 境 基 準 点 の 水 質 調 査 については 東 京 湾 岸 自 治 体 環 境 保 全 会 議 が 解 析 結 果 を 報 告 書 として 毎 年 作 成 し 公 表 その 他 の 調 査 についても 個 別 にインターネット 上 などで 解 析 結 果 を 公 表 平 成 20 年 度 の 東 京 湾 水 質 一 斉 調 査 を 通 じて 各 団 体 の 使 用 しているフォーマット の 把 握 に 努 めた 実 施 状 況 の 分 析 評 価 データの 整 理 解 析 は 着 実 に 実 施 しているが 施 策 への 有 効 活 用 の 観 点 から よ り 迅 速 な 解 析 結 果 の 公 表 について 検 討 が 必 要 である 今 後 の 取 組 について 引 き 続 き データの 整 理 解 析 を 着 実 に 実 施 する また モニタリングにより 得 られたデータを 活 用 して 高 度 なシミュレーション の 実 現 を 目 指 す 行 動 計 画 の 実 施 を 通 じて 蓄 積 された 情 報 が 広 い 分 野 で 活 用 できるよう 共 有 化 に 配 慮 して 関 連 情 報 の 適 切 な 集 約 管 理 のための 体 制 等 を 整 備 する WOTB( 東 京 湾 水 環 境 サイト) http://mizu.nies.go.jp/mizu/wotb/top.asp 東 京 湾 環 境 情 報 センター http://www.tbeic.go.jp/ 等 のWebサイトにおいて 調 査 結 果 及 びメタデータの 集 約 提 供 を 実 施 また 平 成 20 年 度 の 東 京 湾 水 質 一 斉 調 査 のデータについても 公 開 している 実 施 状 況 の 分 析 評 価 着 実 に 実 施 している 今 後 の 取 組 について 引 き 続 き 行 動 計 画 の 実 施 を 通 じて 蓄 積 された 情 報 の 集 約 提 供 を 行 うWebサ イトを 運 用 する 各 機 関 のホームページ 上 の 既 存 のWebサイトの 充 実 を 図 るとともに 新 たなサイト を 設 け 互 いにリンクすることにより 一 般 市 民 や 研 究 者 等 の 利 便 を 図 る 23

関 係 機 関 において データの 共 有 化 及 び 発 信 を 目 的 としたWebサイトを 運 用 し 相 互 にリンクを 設 定 実 施 状 況 の 分 析 評 価 着 実 に 実 施 している 今 後 の 取 組 について 引 き 続 き 一 般 市 民 や 研 究 者 等 の 利 便 を 図 るため 各 機 関 のWebサイトの 充 実 や 相 互 リンクの 設 定 を 行 う 3-3 市 民 参 加 型 のモニタリング 活 動 市 民 がモニタリング 活 動 に 参 加 し 水 質 等 の 現 状 を 自 ら 体 験 学 習 できるような 仕 組 みを 整 備 し これにより 東 京 湾 の 環 境 に 対 する 意 識 の 向 上 や 市 民 レベルでの 水 質 改 善 対 策 への 自 主 的 な 取 組 みを 促 す 必 要 がある このため 市 民 や NPO などと 連 携 した 継 続 的 な 活 動 を 展 開 する 必 要 がある 平 成 20 年 度 においては 湾 岸 及 び 流 域 合 わせて 一 般 市 民 を 対 象 としたイベント 等 15 件 実 施 した 内 訳 はフォローアップにて 報 告 している 実 施 状 況 の 分 析 評 価 行 動 計 画 策 定 示 時 より 着 実 にイベント 等 が 増 えてきている 今 後 の 取 組 について 引 き 続 き 一 般 市 民 を 対 象 とした 環 境 啓 発 活 動 等 のイベントの 充 実 に 努 める 施 策 による 改 善 の 効 果 について 広 く 一 般 市 民 に 周 知 するため 関 連 するシンポジウ ム 等 において 情 報 提 供 していく 東 京 湾 再 生 のためのシンポジウム や 東 京 湾 再 生 セミナー 等 の 場 で 東 京 湾 の 現 状 や 施 策 の 状 況 について 一 般 市 民 向 けの 講 演 を 実 施 実 施 状 況 の 分 析 評 価 着 実 に 実 施 している 今 後 の 取 組 について 引 き 続 き 市 民 やNPOが 主 催 のシンポジウム 等 への 参 加 情 報 発 信 を 実 施 する 海 上 保 安 庁 においては 毎 年 6 月 5 日 ( 国 連 が 定 めた 世 界 環 境 デー )を 初 日 とす る 海 洋 環 境 保 全 推 進 週 間 を 定 め 市 民 の 協 力 を 得 て 海 洋 環 境 保 全 のための 継 続 的 な 啓 発 活 動 を 実 施 する 毎 年 6 月 に 海 洋 環 境 保 全 推 進 月 間 を 設 け 未 来 に 残 そう 青 い 海 ボランティア チーム 及 び 海 守 等 の 協 力 の 下 漂 着 ゴミ 分 類 調 査 海 洋 環 境 保 全 教 室 などの 24

啓 発 活 動 を 実 施 また 横 浜 開 港 祭 等 のイベントにおいて 環 境 パネル 展 示 等 の 海 洋 環 境 保 全 コーナーを 設 け イベントの 来 場 者 に 対 し 広 く 啓 発 活 動 を 実 施 漂 着 ゴミ 分 類 調 査 18 回 海 洋 環 境 保 全 教 室 47 回 海 洋 環 境 保 全 講 習 会 30 回 すべて 平 成 15~20 年 の 累 計 実 施 状 況 の 分 析 評 価 着 実 に 実 施 している 特 に 東 京 湾 内 では 夏 場 を 中 心 に 海 関 連 のイベントが 多 く 多 数 の 来 場 者 を 得 ていることから このような 機 会 を 利 用 して 広 く 海 洋 環 境 保 全 を 訴 えていくことが 重 要 である また 未 来 に 残 そう 青 い 海 ボランティアチーム の 協 力 は 子 供 たちに 親 しみや すい 雰 囲 気 作 りにも 一 役 買 っており 非 常 に 効 果 的 に 啓 発 活 動 を 行 うことができて いる 今 後 の 取 組 について 引 き 続 き 市 民 やNPOと 連 携 して 海 洋 環 境 保 全 のための 啓 発 活 動 を 市 民 やNP Oとの 連 携 の 下 で 実 施 する 3-4 新 たな 取 組 東 京 湾 再 生 推 進 会 議 モニタリング 分 科 会 ( 以 下 分 科 会 という )においては, 平 成 18 年 度 の 第 1 回 中 間 評 価 において 明 らかになった 課 題 に 対 応 するため, 平 成 19 年 度 に 有 識 者 による 東 京 湾 モニタリング 研 究 会 を 設 置 した 平 成 20 年 3 月 に 同 研 究 会 から 東 京 湾 のモニタリングに 関 する 政 策 助 言 ( 以 下 政 策 助 言 という )を 受 け, 同 月 の 第 9 回 分 科 会 において, 平 成 20 年 度 の 取 り 組 みを 決 定 し, 以 下 の 施 策 の 実 施 に 取 り 組 んだ 以 下 に 掲 げる 事 項 を 目 的 として 東 京 湾 一 斉 調 査 を 実 施 する 1 東 京 湾 の 全 域 及 び 陸 域 を 対 象 として 一 斉 での 調 査 を 通 じ, 青 潮 貧 酸 素 水 塊 の 分 布 等 を 把 握 することで, 東 京 湾 の 汚 染 メカニズムの 理 解 の 増 進 を 図 る 2 多 様 な 主 体 が 協 働 してモニタリングを 実 施 することにより, 国 民 流 域 住 民 の 東 京 湾 再 生 への 関 心 を 醸 成 する 3 東 京 湾 の 環 境 モニタリングにおける 関 係 機 関 が 連 携 協 働 した 効 率 的 かつ 効 果 的 なモニタリング 調 査 の 体 制 づくり の 契 機 とする 平 成 20 年 度 に 国 及 び 八 都 県 市 等 が 連 携 して 東 京 湾 の 海 域 及 び 陸 域 605 地 点 に おいて 東 京 湾 水 質 一 斉 調 査 を 実 施 した また, 平 成 20 年 度 東 京 湾 水 質 一 斉 調 査 に 併 せて 環 境 教 育 等 のイベントを 実 施 し た 平 成 20 年 度 東 京 湾 水 質 一 斉 調 査 において, 官 だけではなく 民 間 会 社 や 研 究 者, NPO 等 の 参 加 協 力 を 募 っている 平 成 20 年 12 月 に 開 催 された 東 京 湾 シンポジウム で 調 査 結 果 を 発 表 するとと もに 多 様 な 主 体 による 今 後 の 調 査 研 究 や 活 動 の 足 がかりとするため 調 査 結 果 を 25

東 京 湾 環 境 マップ にとりまとめ 広 く 配 布 した 実 施 状 況 の 分 析 評 価 東 京 湾 水 質 一 斉 調 査 の 結 果, 湾 奥 部 の 調 査 地 点 で 貧 酸 素 水 塊 の 水 平, 鉛 直 的 な 広 がりを 把 握 することが 出 来 た また 調 査 結 果 の 新 聞 報 道 やシンポジウムでの 発 表 等 により 東 京 湾 の 環 境 に 関 心 を 向 けることができた 今 後 の 取 組 について 引 き 続 き 汚 染 メカニズムの 理 解 の 増 進 等 のため 一 斉 調 査 を 環 境 教 育 等 のイベント とともに 継 続 的 に 実 施 する また, 更 なる 多 様 な 主 体 との 連 携 のため, 積 極 的 に 働 きかけを 行 っていく 東 京 湾 における 環 境 上 の 問 題 課 題 である, 湾 奥 部 を 中 心 とした 貧 酸 素 水 塊 の 現 状 を 把 握 すること,また 東 京 湾 の 湾 奥 部 から 湾 口 部 にかけての 流 況 や 水 質 の 変 化, 湾 内 水 質 への 外 海 水 の 影 響 について 把 握 することを 目 的 として, 現 状 の 連 続 観 測 点 を 活 用 すると ともに 観 測 点 の 増 設 を 検 討 する 政 策 助 言 の 内 容 を 踏 まえ, 平 成 20 年 度 に 連 続 観 測 点 の 増 設 を 検 討 した 実 施 状 況 の 分 析 評 価 現 状 の 連 続 観 測 点 の 観 測 データと 合 わせて 観 測 データを 活 用 することで, 湾 内 の 水 質 の 状 況 をより 的 確 に 把 握 することができる 今 後 の 取 組 について 平 成 21 年 度 中 に 東 京 湾 内 3ヶ 所 に 連 続 観 測 点 を 設 置 し 連 続 観 測 を 実 施 する 観 測 データを 有 効 活 用 するとともに, 引 き 続 き 連 続 観 測 点 の 増 設 について 検 討 する データフォーマットの 統 一 データ 公 開 提 供 のための 共 通 ルールについて 検 討 する 平 成 20 年 度 東 京 湾 水 質 一 斉 調 査 を 通 じて, 各 団 体 の 使 用 しているフォーマット の 把 握 に 努 めた 実 施 状 況 の 分 析 評 価 調 査 は 各 機 関 がそれぞれの 目 的 で 行 っているものであるため, 影 響 を 与 えないよ うにまとめていく 必 要 がある 一 方 で 公 開 時 にはフォーマットがそろえられている ことが 望 ましい 今 後 の 取 組 について フォーマットの 変 換 ソフト 等 を 使 用 し, 各 機 関 の 負 担 を 少 なくしつつ, 公 開 デー タのフォーマットの 統 一 を 図 る その 他 の 項 目 についても 対 応 方 針 を 検 討 する 上 記 の 取 り 組 み 以 外 に, 政 策 助 言 には 中 長 期 的 な 取 り 組 みもあり, 実 施 可 能 なものか 26

ら 取 り 組 んでいるところである 4.アピールポイントにおける 取 組 4-1 いなげの 浜 ~ 幕 張 の 浜 周 辺 千 葉 市 南 部 浄 化 センターにおいて 高 度 処 理 を 導 入 し 汚 濁 負 荷 削 減 を 図 るものとす る また 千 葉 市 中 央 処 理 区 においては 吐 け 口 のスクリーン 設 置 貯 留 浸 透 施 設 等 合 流 式 下 水 道 の 改 善 を 図 る さらに 当 地 区 に 流 入 する 河 川 流 域 において 単 独 処 理 浄 化 槽 から 合 併 処 理 浄 化 槽 への 転 換 促 進 高 度 処 理 型 浄 化 槽 の 設 置 等 の 推 進 を 図 る 千 葉 市 南 部 浄 化 センターにおける 高 度 処 理 は 日 処 理 量 165,625m 3 で 運 転 中 ( 嫌 気 無 酸 素 好 気 法 ) 千 葉 市 中 央 処 理 区 において 雨 水 吐 スクリーン 等 の 除 去 施 設 6 箇 所 設 置 浸 透 トレンチ 10,037m 浸 透 桝 3,199 箇 所 降 雨 初 期 汚 濁 水 対 策 としての 雨 水 貯 留 管 1 箇 所 が H19 年 度 に 完 成 2 箇 所 が 施 工 中 中 央 雨 水 ポンプ 場 雨 水 滞 水 池 施 工 中 循 環 型 社 会 形 成 推 進 交 付 金 により 推 進 千 葉 市 において 合 併 処 理 浄 化 槽 ( 通 常 型 高 度 処 理 型 )の 補 助 制 度 を 設 け 転 換 を 促 進 分 析 評 価 今 後 の 取 組 南 部 浄 化 センターの 現 有 能 力 (234,025 m3)に 対 する 高 度 処 理 化 の 割 合 は 71%と なっており 引 き 続 き 高 度 処 理 化 に 向 けた 取 組 を 推 進 する 中 央 処 理 区 には 52 箇 所 の 吐 き 口 があるが 対 策 個 所 は6 箇 所 のみである また 合 流 式 下 水 道 改 善 率 は4%であり 雨 水 貯 留 管 2 箇 所 と 中 央 雨 水 ポンプ 場 雨 水 滞 水 池 が 施 工 中 であり 更 なる 対 策 の 推 進 を 図 る 浄 化 槽 に 関 する 補 助 制 度 をさらにPRし 転 換 を 促 進 する 4-2 三 番 瀬 周 辺 江 戸 川 左 岸 流 域 江 戸 川 第 二 終 末 処 理 場 において 高 度 処 理 を 導 入 し 汚 濁 負 荷 削 減 を 図 るものとする また 当 地 区 に 流 入 する 河 川 流 域 において 単 独 処 理 浄 化 槽 から 合 併 処 理 浄 化 槽 への 転 換 促 進 高 度 処 理 型 浄 化 槽 河 川 の 直 接 浄 化 施 設 の 設 置 等 の 推 進 を 図 る 平 成 20 年 度 末 で 江 戸 川 左 岸 流 域 江 戸 川 第 二 終 末 処 理 場 の 東 1/2 系 列 ( 高 度 処 理 ) の 建 設 が 完 成 当 地 区 に 流 入 する 河 川 流 域 において 汚 水 処 理 施 設 整 備 交 付 金 及 び 循 環 型 社 会 形 成 推 進 交 付 金 により 推 進 船 橋 市 市 川 市 において 単 独 処 理 浄 化 槽 から 合 併 処 理 浄 化 槽 への 転 換 を 進 める ため 市 が 行 う 浄 化 槽 設 置 に 係 る 補 助 事 業 に 対 して 助 成 を 実 施 した 当 該 箇 所 において 河 川 の 直 接 浄 化 施 設 の 整 備 を 完 了 27

分 析 評 価 今 後 の 取 組 単 独 浄 化 槽 から 合 併 処 理 浄 化 槽 への 転 換 が 着 実 に 進 んでいる 浄 化 槽 に 関 する 助 成 制 度 をさらに PR し 転 換 を 促 進 する 江 戸 川 左 岸 流 域 江 戸 川 第 二 終 末 処 理 場 東 1/2 系 列 ( 高 度 処 理 )の 供 用 開 始 で 汚 濁 負 荷 の 削 減 を 図 るとともに 引 き 続 き 同 処 理 場 の 高 度 処 理 化 に 向 けて 事 業 を 推 進 する アピールポイントの 情 報 を 積 極 的 に 発 信 し アクセスの 確 保 イベントの 開 催 等 ア ピールポイントに 多 くの 市 民 が 集 まるような 取 組 みを 実 施 する 重 点 エリア アピールポイントにおける 市 民 NPO 等 の 取 り 組 みを 発 表 する 機 会 を 設 ける 三 番 瀬 に 関 する 情 報 をインターネット 等 により 発 信 広 報 拠 点 としてサテライト オフィスを 設 置 ( 平 成 15 年 度 ~ ) 三 番 瀬 フェスタを 開 催 ( 平 成 16 年 度 ~ ) 小 学 生 による 三 番 瀬 での 自 主 活 動 を 促 進 するとともに 三 番 瀬 再 生 キッズ 育 成 事 業 を 実 施 ( 平 成 20 年 度 ~ ) 三 番 瀬 で 活 動 する NPO 等 が 開 催 するシンポジウムや 視 察 会 等 を 支 援 ( 平 成 19 年 度 ~ ) 分 析 評 価 今 後 の 取 組 イベント 等 の 積 極 的 な 開 催 により 多 くの 市 民 がアピールポイントに 足 を 運 ぶこ とで 市 民 への 啓 発 につながる また NPO 等 が 取 組 む 三 番 瀬 での 東 京 湾 再 生 活 動 を 支 援 しており 引 き 続 き 情 報 発 信 やイベント 等 を 開 催 し 広 く 市 民 に 東 京 湾 に 接 する 機 会 を 提 供 する 4-3 葛 西 海 浜 公 園 周 辺 埼 玉 県 荒 川 流 域 荒 川 処 理 センター に 高 度 処 理 を 導 入 し 汚 濁 負 荷 削 減 を 図 るものと する さらに 綾 瀬 川 等 当 地 区 に 流 入 する 河 川 において 浚 渫 等 の 河 川 浄 化 対 策 荒 川 河 口 域 における 干 潟 の 再 生 を 実 施 する 平 成 18 年 4 月 1 日 荒 川 水 循 環 センターに 改 称 埼 玉 県 荒 川 水 循 環 センターにおいて 平 成 25 年 度 からの 高 度 処 理 施 設 の 供 用 開 始 に 向 けて 工 事 実 施 中 綾 瀬 川 等 当 地 区 に 流 入 する 河 川 において 浚 渫 干 潟 の 再 生 事 業 を 実 施 中 分 析 評 価 今 後 の 取 組 汚 濁 負 荷 削 減 のため 荒 川 水 循 環 センターの 高 度 処 理 系 列 の 早 期 完 成 を 図 るとと もに 綾 瀬 川 等 当 地 区 に 流 入 する 河 川 において 今 後 も 継 続 して 浚 渫 干 潟 の 再 生 に 取 り 組 む アピールポイントの 情 報 を 積 極 的 に 発 信 し アクセスの 確 保 イベントの 開 催 等 ア 28

ピールポイントに 多 くの 市 民 が 集 まるような 取 組 みを 実 施 する 水 質 毒 貝 調 査 を 実 施 ( 平 成 15 年 度 ~ ) 分 析 評 価 今 後 の 取 組 イベント 等 の 積 極 的 な 開 催 により 多 くの 市 民 がアピールポイントに 足 を 運 ぶこ とで 市 民 への 啓 発 につながっており 引 き 続 きイベント 等 を 開 催 し 東 京 湾 再 生 の 効 果 等 を 広 く 市 民 に 発 信 していく 4-4 お 台 場 周 辺 三 河 島 処 理 場 で 高 度 処 理 を 導 入 し 汚 濁 負 荷 削 減 を 図 るものとする また お 台 場 海 浜 公 園 への 白 色 固 形 物 の 漂 着 する 日 数 をゼロと 削 減 するため 芝 浦 処 理 区 の 渋 谷 川 古 川 流 域 において 河 川 事 業 と 下 水 道 事 業 とが 連 携 した 雨 水 貯 留 管 の 設 置 雨 水 吐 き 口 にお けるスクリーン 施 設 の 設 置 等 を 行 う さらに 隅 田 川 流 域 において 浚 渫 や 河 川 の 直 接 浄 化 施 設 の 設 置 等 により 汚 濁 負 荷 量 の 削 減 を 図 る 平 成 16 年 4 月 1 日 三 河 島 水 再 生 センターに 改 称 三 河 島 水 再 生 センターに 高 度 処 理 施 設 を 導 入 し 現 在 稼 動 中 渋 谷 川 古 川 の 雨 水 吐 き 口 において ごみの 流 出 抑 制 対 策 を 実 施 したほか 芝 浦 水 再 生 センターにおいて 雨 天 時 貯 留 施 設 を 築 造 中 隅 田 川 流 域 において 浚 渫 を 実 施 分 析 評 価 今 後 の 取 組 三 河 島 再 生 センターについては 一 部 で 高 度 処 理 導 入 を 行 った 今 後 も 水 質 改 善 に 寄 与 するさらなる 取 組 を 図 る 必 要 がある また 芝 浦 処 理 区 にある 渋 谷 川 古 川 の 全 ての 吐 き 口 についてごみの 流 出 抑 制 対 策 を 実 施 済 みである 隅 田 川 流 域 においては 浚 渫 が 実 施 されているが 今 後 も 計 画 的 継 続 的 に 浚 渫 を 実 施 するなど 汚 濁 負 荷 量 の 削 減 を 図 る アピールポイントの 情 報 を 積 極 的 に 発 信 し アクセスの 確 保 イベントの 開 催 等 ア ピールポイントに 多 くの 市 民 が 集 まるような 取 組 みを 実 施 する お 台 場 海 浜 公 園 において 海 浜 の 清 掃 を 実 施 ( 平 成 15 年 度 以 前 より 継 続 ) お 台 場 海 浜 公 園 において 水 質 毒 貝 調 査 を 実 施 ( 平 成 15 年 度 ~ ) 分 析 評 価 今 後 の 取 組 イベント 等 の 積 極 的 な 開 催 により 多 くの 市 民 がアピールポイントに 足 を 運 ぶこ とで 市 民 への 啓 発 につながる また NPO 等 が 取 組 むお 台 場 周 辺 での 東 京 湾 再 生 活 動 を 支 援 しており 引 き 続 きイベント 等 を 開 催 し 東 京 湾 再 生 の 効 果 等 を 広 く 市 民 に 発 信 していく 29

4-5 多 摩 川 河 口 周 辺 川 崎 市 等 々 力 水 処 理 センターで 高 度 処 理 を 導 入 し 汚 濁 負 荷 削 減 を 図 るものとする また 入 江 崎 処 理 区 においてポンプ 場 沈 砂 池 のドライ 化 雨 水 吐 き 室 におけるスクリー ン 施 設 の 設 置 等 を 行 い 合 流 式 下 水 道 の 改 善 を 図 る さらに 下 水 道 処 理 区 域 外 の 臨 海 部 においては 単 独 処 理 浄 化 槽 から 合 併 処 理 浄 化 槽 への 転 換 促 進 を 図 る 等 々 力 水 処 理 センターにおいて 6 年 間 で 好 気 性 ろ 床 14 池 を 設 置 し 多 摩 川 への 放 流 系 統 は 116,500 m3が 完 成 5 箇 所 のポンプ 場 ( 大 島 大 師 河 原 戸 手 古 市 場 小 向 ポンプ 場 ) 吐 き 口 におい て 細 目 スクリーンを 設 置 古 市 場 ポンプ 場 戸 手 ポンプ 場 の 2 箇 所 でポンプ 場 のドライ 化 が 完 了 下 水 道 処 理 区 域 外 の 臨 海 部 における 事 業 所 の 排 水 検 査 等 において 合 併 処 理 浄 化 槽 への 転 換 を 啓 発 分 析 評 価 今 後 の 取 組 等 々 力 水 処 理 センターの 現 有 能 力 (300,000m 3 )に 対 する 高 度 処 理 化 の 割 合 は 44% となっており 引 き 続 き 高 度 処 理 化 に 向 けた 取 組 を 推 進 する また 入 江 崎 処 理 区 には 10 箇 所 の 吐 き 口 があるが 平 成 14 年 度 末 の 時 点 では 対 策 完 了 箇 所 がなかったものの 平 成 20 年 度 末 においては 5 箇 所 で 対 策 が 完 了 しており 今 後 も 継 続 的 な 取 組 を 行 う 一 方 合 流 式 下 水 道 改 善 率 は 約 57%であり 今 後 も 重 点 的 に 実 施 する 今 後 も 合 併 処 理 浄 化 槽 への 転 換 促 進 を 重 点 的 に 進 める 4-6 みなとみらい21 周 辺 横 浜 市 神 奈 川 下 水 処 理 場 における 高 度 処 理 の 施 設 整 備 を 推 進 するとともに 雨 水 滞 水 池 による 合 流 式 下 水 道 の 改 善 により 汚 濁 負 荷 の 削 減 を 図 るものとする 平 成 17 年 度 より 神 奈 川 水 再 生 センターに 改 称 横 浜 市 神 奈 川 水 再 生 センターにおいて 高 度 処 理 ( 嫌 気 無 酸 素 好 気 法 )を 日 平 均 127,400 m3で 運 転 ( 平 成 20 年 度 ) 横 浜 市 神 奈 川 水 再 生 センターにおいて センター 内 に 滞 水 容 量 53,000m 3 の 雨 水 滞 水 池 建 設 ( 平 成 16 年 3 月 完 成 ) センター 内 ポンプ 場 のドライ 化 のためのポンプ 消 毒 設 備 の 設 置 ( 平 成 15 年 3 月 完 成 ) きょう 雑 物 対 策 として 雨 水 吐 き 室 へのスクリーンの 設 置 を 行 う 分 析 評 価 今 後 の 取 組 神 奈 川 水 再 生 センターの 現 有 能 力 (391,540m 3 )に 対 する 高 度 処 理 化 の 割 合 は 24% となっており 引 き 続 き 重 点 的 に 高 度 処 理 化 に 向 けた 取 組 を 推 進 する また 神 奈 川 処 理 区 における 合 流 式 下 水 道 改 善 率 は 約 61%であり 今 後 も 重 点 的 な 実 施 を 図 る 30

アピールポイントの 情 報 を 積 極 的 に 発 信 し アクセスの 確 保 イベントの 開 催 等 ア ピールポイントに 多 くの 市 民 が 集 まるような 取 組 みを 実 施 する 横 浜 港 の 山 下 公 園 前 面 水 域 において 海 底 の 清 掃 を 実 施 ( 平 成 15 年 度 以 前 より 継 続 ) 横 浜 港 のみなとみらい21 地 区 の 前 面 水 域 においてワカメの 育 成 による 海 域 浄 化 活 動 を 実 施 ( 平 成 15 年 度 以 前 より 継 続 ) 国 土 交 通 省 関 東 地 方 整 備 局 横 浜 港 湾 空 港 技 術 調 査 事 務 所 において 潮 彩 の 渚 を 整 備 ( 平 成 19 年 度 ) 分 析 評 価 今 後 の 取 組 NPO 等 が 取 組 むみなとみらい 21 周 辺 での 東 京 湾 再 生 活 動 を 支 援 しており 引 き 続 き NPO 等 との 協 働 を 推 進 し みなとみらい 21 周 辺 をはじめとした 東 京 湾 再 生 関 連 のイベント 等 を 積 極 的 に 支 援 していく 4-7 海 の 公 園 八 景 島 周 辺 横 浜 市 金 沢 下 水 処 理 場 に 高 度 処 理 を 導 入 し 汚 濁 負 荷 削 減 を 図 るとともに 金 沢 ポン プ 場 沈 砂 池 のドライ 化 や ポンプ 場 放 流 水 の 消 毒 を 行 う 平 成 17 年 度 より 金 沢 水 再 生 センターに 改 称 横 浜 市 金 沢 水 再 生 センターにおいて 高 度 処 理 ( 嫌 気 無 酸 素 好 気 法 )を 日 平 均 41,500 m3で 運 転 ( 平 成 20 年 度 ) 横 浜 市 金 沢 ポンプ 場 のドライ 化 のためのポンプを 設 置 ( 平 成 15 年 4 月 ) 分 析 評 価 今 後 の 取 組 金 沢 水 再 生 センターの 現 有 能 力 (330,420 m3)に 対 する 高 度 処 理 の 割 合 は 28%であり 今 後 も 順 次 高 度 処 理 化 に 向 けた 取 組 を 推 進 する また これまでの 取 組 により 金 沢 処 理 区 では 雨 水 滞 水 池 による 合 流 式 下 水 道 の 改 善 率 が 100%となったが 今 後 12 箇 所 ある 吐 き 口 の 改 善 について 重 点 的 な 取 組 を 行 う アピールポイントの 情 報 を 積 極 的 に 発 信 し アクセスの 確 保 イベントの 開 催 等 ア ピールポイントに 多 くの 市 民 が 集 まるような 取 組 みを 実 施 する 海 の 公 園 において 再 生 されたアマモ 場 の 育 成 を 実 施 ( 平 成 17 年 度 ~ ) 横 浜 港 金 沢 地 区 のベイサイドマリーナ 前 面 水 域 において 再 生 されたアマモ 場 の 育 成 を 実 施 ( 平 成 15 年 度 以 前 より 継 続 ) 分 析 評 価 今 後 の 取 組 アマモ 群 落 の 分 布 範 囲 が 広 がりをみせており 数 年 にわたる 移 植 播 種 の 成 果 が あらわれている 引 き 続 きアマモ 場 の 育 成 管 理 を 推 進 する 31

アピールポイントにおける 施 策 の 実 施 状 況 及 びその 水 環 境 の 現 状 を 別 表 にまとめて 示 す 水 環 境 の 現 状 の 詳 細 については モニタリング 分 科 会 としての 報 告 事 項 も 参 照 されたい 5. 実 験 的 な 取 組 5-1 お 台 場 における 都 の 水 質 浄 化 実 験 お 台 場 海 浜 公 園 を 安 心 して 遊 べる 水 辺 空 間 とするため 民 間 会 社 と 共 同 して 平 成 14 年 度 から 海 域 浄 化 実 験 を 実 施 お 台 場 海 浜 公 園 の 海 域 の 一 部 をシルトフェンスで 仕 切 り 浄 化 した 海 水 を 放 流 し 水 質 の 改 善 状 況 等 を 調 査 した ( 平 成 15 年 度 ~ ) 分 析 評 価 浄 化 技 術 としては 安 定 して 浄 化 海 水 の 提 供 はできた 今 回 の 浄 化 海 水 放 流 方 法 は 海 域 の 生 物 や 地 形 に 顕 著 な 影 響 はなかった 今 後 の 取 組 方 針 平 成 21 年 度 まで 浄 化 実 験 を 行 う お 台 場 海 浜 公 園 にて 多 様 な 生 物 が 生 息 することによる 水 質 改 善 実 験 を 平 成 19 年 か ら 実 施 お 台 場 海 浜 公 園 にて カキ 等 による 水 質 改 善 実 験 を 実 施 ( 平 成 19 年 度 ~ ) 分 析 評 価 カキ 等 による 水 質 改 善 実 験 施 設 を 設 置 したことにより 多 様 な 水 生 生 物 等 の 蝟 集 が 確 認 できた 今 後 の 取 組 方 針 カキ 等 による 水 質 改 善 実 験 結 果 の 取 りまとめを 行 う 5-2 定 期 フェリーによるモニタリング 東 京 湾 口 部 を 航 行 する 湾 内 フェリーに 海 水 採 取 装 置 や 自 動 海 水 解 析 装 置 を 搭 載 し フ ェリー 運 航 中 に 表 層 の 水 温 塩 分 量 ph 溶 存 酸 素 量 濁 度 クロロフィル 各 種 栄 養 塩 (T-N T-P 等 ) 及 び 流 況 ( 流 向 流 速 )を 連 続 観 測 する 試 みを 実 施 東 京 湾 口 部 を 航 行 するフェリーに 設 置 した 機 器 により 水 質 流 況 の 観 測 を 実 施 し 観 測 結 果 をもとに 環 境 モニタリングシステムを 開 発 ( 平 成 15 年 ~ ) 分 析 評 価 フェリーに 設 置 した 機 器 による 観 測 を 実 施 し 観 測 結 果 をもとに 環 境 モニタリン グシステムを 開 発 青 潮 の 発 生 や 冬 場 におこるプランクトンが 急 増 する 現 象 に 外 洋 32

水 が 影 響 していることが 明 らかになった 今 後 の 取 組 方 針 東 京 湾 口 における 流 れや 水 質 の 特 徴 を 統 計 的 に 解 明 するため 調 査 を 実 施 している が 東 京 湾 口 での 潮 流 の 調 和 成 分 には 大 きな 変 化 がないことが 分 かってきている 引 き 続 き 各 種 事 業 による 東 京 湾 口 の 環 境 に 変 化 が 起 きていないか 調 査 を 実 施 す る 5-3 海 洋 短 波 レーダーによる 観 測 東 京 湾 の 流 れの 構 造 の 解 明 モデルの 高 度 化 といった 研 究 目 的 で 行 っている 海 洋 短 波 レーダーによる 観 測 結 果 をインターネットで 公 表 する 海 洋 短 波 レーダーによる リアルタイム 表 層 流 況 モニタリングシステム を 開 発 し 平 成 17 年 11 月 より2 局 ( 千 葉 局 大 黒 ふ 頭 局 ) 体 制 で 観 測 データをインタ ーネットで 公 開 開 始 平 成 18 年 3 月 からは 船 橋 局 を 加 えた3 局 体 制 で 観 測 データ を 公 開 URL:http://www.meic.go.jp/ http://www.tbeic.go.jp/ 海 洋 短 波 レーダーによる 流 況 観 測 結 果 を 用 いた 浮 遊 幼 生 ネットワークの 解 明 を 検 討 分 析 評 価 海 洋 短 波 レーダーによるモニタリングシステムを 開 発 してインターネットで 公 開 海 洋 短 波 レーダーによる 流 況 観 測 結 果 と 人 工 衛 星 データとの 重 ね 合 わせを 検 討 して おり 東 京 湾 の 環 境 メカニズムの 解 明 に 向 けた 取 組 を 着 実 に 実 施 している 海 洋 短 波 レーダーへの 周 波 数 割 り 当 てが 正 式 になされておらず 実 験 局 としての 運 用 にとどまっている 今 後 の 取 組 方 針 海 洋 短 波 レーダーを 核 としたモニタリングシステムの 構 築 に 向 けて 引 き 続 き 海 洋 短 波 レーダーによる 流 況 観 測 結 果 の 高 次 的 な 利 用 を 検 討 自 動 昇 降 ブイによる 湾 口 モニタリングや 長 期 連 続 観 測 ブイによる 湾 内 浅 海 域 水 質 リアルタイムモニタリン グを 併 用 したモニタリングシステムを 構 築 する 等 東 京 湾 の 環 境 メカニズムの 解 明 に 向 けた 取 組 を 推 進 する 国 際 電 気 通 信 連 合 における 周 波 数 割 り 当 ての 作 業 部 会 に 参 加 し 2012 年 の 世 界 無 線 会 議 での 周 波 数 割 り 当 てを 目 指 している 5-4 海 外 との 交 流 東 京 湾 再 生 に 関 する 施 策 のより 一 層 の 展 開 を 図 るため 国 際 会 議 等 を 通 じ 海 外 の 閉 鎖 性 海 域 関 係 者 との 情 報 交 換 を 図 るなど 国 際 的 な 交 流 を 検 討 する 天 然 資 源 の 開 発 利 用 に 関 する 日 米 会 議 (UJNR)の 枠 のもと 沿 岸 環 境 科 学 技 33

術 専 門 部 会 (CESTパネル) を 開 催 ( 平 成 15 年 以 前 より 継 続 ) PEMSEA( 東 南 アジア 環 境 計 画 パートナーシップ)の 開 催 時 に 関 係 各 国 への 情 報 提 供 として 行 動 計 画 を 紹 介 し 見 学 会 を 開 催 ( 平 成 20 年 度 ) 分 析 評 価 海 外 からの 講 演 者 を 招 いた 国 際 シンポジウムや 国 際 会 議 を 開 催 しており 海 外 の 先 進 事 例 に 関 する 学 習 海 外 の 関 係 者 との 情 報 交 換 等 国 際 的 な 交 流 を 着 実 に 実 施 している 今 後 の 取 組 方 針 次 回 沿 岸 環 境 科 学 技 術 専 門 部 会 を 日 本 で 開 催 することに 合 意 している 引 き 続 き 国 際 会 議 等 を 通 じた 国 際 的 な 交 流 を 推 進 する 5-5 東 京 湾 における 水 質 予 測 の 高 度 化 に 関 する 試 み 環 境 省 において 東 京 湾 等 の 閉 鎖 性 水 域 において 水 域 改 善 指 標 や 対 策 シナリオ 等 を 設 定 し 中 長 期 シミュレーションを 行 い 水 域 における 許 容 負 荷 量 と 負 荷 削 減 の 最 適 化 負 荷 削 減 以 外 の 対 策 について 検 討 を 行 う 今 後 の 閉 鎖 性 海 域 が 目 指 すべき 水 環 境 の 目 標 とその 達 成 に 向 けたロードマップを 明 らかにする 閉 鎖 性 海 域 中 長 期 ビジョンの 策 定 に 向 け シミュレーションモデル を 構 築 し 現 況 再 現 を 実 施 した また 将 来 の 水 質 予 測 のためのシミュレーションモデルに 入 力 するデータとして 必 要 な 対 策 シナリオを 策 定 中 分 析 評 価 平 成 21 年 度 中 の 中 長 期 ビジョン 策 定 に 向 け 着 実 に 施 策 を 実 施 している 今 後 の 取 組 方 針 設 定 した 対 策 シナリオに 基 づき シミュレーションモデルを 用 いた 将 来 水 質 予 測 を 実 施 し その 結 果 を 踏 まえて 平 成 21 年 度 中 に 中 長 期 ビジョンを 策 定 する 国 土 交 通 省 関 東 地 方 整 備 局 において 関 係 機 関 の 協 働 により 得 られたモニタリング 結 果 で 利 用 可 能 なシミュレーションシステムを 構 築 するとともに 東 京 湾 環 境 情 報 センタ ーの 機 能 を 高 度 化 することにより 広 い 分 野 で 活 用 できるよう 公 開 する 東 京 湾 に 流 入 する 栄 養 塩 類 がDO 濃 度 に 及 ぼす 影 響 や 羽 田 空 港 拡 張 事 業 等 東 京 湾 内 での 開 発 による 影 響 をより 精 度 良 く 予 測 追 跡 し 東 京 湾 再 生 の 各 施 策 の 効 果 を 評 価 するため 関 係 機 関 の 協 働 により 得 られたモニタリング 結 果 を 活 用 し たシミュレーションモデル 構 築 の 推 進 ( 平 成 19 年 度 ~ ) 分 析 評 価 調 査 データの 蓄 積 と 分 析 により シミュレーションモデルの 構 築 を 進 めるととも に 技 術 的 課 題 について 検 討 する 今 後 の 取 組 方 針 34

調 査 データの 整 理 分 析 をもとに シミュレーションモデルの 構 築 を 図 るととも に 精 度 の 向 上 を 目 指 す 5-6 生 態 系 ネットワークに 関 する 調 査 東 京 湾 - 東 京 港 - 京 浜 運 河 周 辺 における 生 態 系 ネットワークに 関 する 調 査 を 実 施 芝 浦 アイランドにおいて 生 物 の 生 息 場 づくりのための 基 礎 調 査 実 験 を 市 民 自 治 体 との 協 働 で 実 施 また 東 京 湾 - 東 京 港 - 京 浜 運 河 周 辺 の 影 響 伝 搬 を 検 討 するための 生 物 (マハゼ) 水 質 (DO) 観 測 を 実 施 ( 平 成 19 年 度 ~ ) 分 析 評 価 生 物 生 息 実 験 ( 芝 浦 アイランドでの 実 施 )の 経 過 は 順 調 であるが 一 部 生 息 場 の 改 良 が 必 要 である 影 響 伝 搬 については 継 続 調 査 及 び 連 続 観 測 機 器 による 時 間 的 変 化 の 把 握 が 必 要 である 今 後 の 取 組 方 針 生 物 生 息 実 験 については 継 続 して 経 過 観 察 するとともに 市 民 との 協 働 による 調 査 体 験 活 動 を 展 開 する 影 響 伝 搬 については 観 測 機 器 による 観 測 を 継 続 す ると 共 に モデル 化 による 検 討 を 進 めていく こうした 検 討 を 元 に アピールポイントの 追 加 指 定 や その 評 価 手 法 に 関 する 検 討 に 資 する 基 礎 資 料 の 提 供 を 目 指 す 6. 多 様 な 主 体 との 連 携 協 力 による 東 京 湾 再 生 の 推 進 6-1 多 様 な 主 体 との 連 携 協 力 による 東 京 湾 再 生 の 推 進 東 京 湾 再 生 に 関 する 啓 発 情 報 発 信 ニーズの 把 握 のため 地 域 住 民 等 を 対 象 とした 意 識 調 査 シンポジウム セミナー 体 験 イベント 等 を 実 施 するとともに ホームペー ジを 充 実 させる 東 京 湾 の 清 掃 活 動 を 広 く 知 ってもらうため 東 京 湾 クリーンアップ 大 作 戦 を 実 施 ( 平 成 15 年 度 以 前 より 継 続 ) 東 京 湾 シンポジウム を 開 催 ( 平 成 15 年 度 以 前 より 継 続 ) 横 須 賀 市 ( 走 水 地 区 )において 天 然 のアマモ 場 を 活 用 した 体 験 イベント(スノ ーケル 教 室 学 習 会 )を NPO 等 との 協 力 により 実 施 ( 平 成 18 年 度 ~) 分 析 評 価 東 京 湾 クリーンアップ 作 戦 は 海 の 月 間 に 併 せて 広 報 宣 伝 活 動 を 実 施 しており 地 域 の 方 々への 周 知 が 着 実 に 図 られている 東 京 湾 シンポジウム は 年 1 回 を 目 途 に 開 催 されており 研 究 情 報 の 提 供 など に 一 定 の 成 果 を 上 げていると 思 われるが 参 加 者 が 固 定 化 する 等 の 問 題 もある アマモ 場 に 対 する 参 加 した 市 民 の 反 響 が 大 きく 環 境 保 全 の 啓 発 に 着 実 な 効 果 を 上 げている また イベントを 通 して 関 係 者 間 のネットワークが 形 成 されつつあ 35

る 今 後 の 取 組 方 針 多 様 な 機 関 と 協 力 して 東 京 湾 の 環 境 保 全 の 重 要 性 の 理 解 を 得 るため 引 き 続 き 情 報 発 信 していく 多 様 な 主 体 に 参 加 してもらうために 地 方 自 治 体 大 学 NPO 等 との 共 催 によ りシンポジウムの 内 容 の 多 様 化 を 図 っていく 市 内 市 外 を 問 わず 自 然 学 習 のフィールドとしての 更 なる 活 用 に 向 けた 取 り 組 み を 進 める 研 究 者 や NPO 等 が 実 施 する 東 京 湾 再 生 関 連 のイベントを 積 極 的 に 支 援 する 国 土 政 策 技 術 総 合 研 究 所 等 が 開 催 する 東 京 湾 シンポジウムを 平 成 18 年 度 以 降 後 援 している 今 後 の 取 組 方 針 同 様 の 東 京 湾 再 生 関 連 イベントについて 今 後 も 積 極 的 に 支 援 する 子 供 たち 等 市 民 が 東 京 湾 について 学 び 理 解 し 東 京 湾 への 関 心 を 高 めるための 環 境 学 習 啓 発 活 動 等 を 実 施 する 山 下 公 園 前 面 海 域 の 一 部 で 海 域 生 物 による 浄 化 実 験 を 行 い 市 民 事 業 者 ととも に 水 環 境 を 考 え 更 なる 横 浜 港 の 水 環 境 改 善 を 目 指 す 取 組 を 実 施 した 水 質 浄 化 実 験 を H21 も 継 続 し 市 民 の 意 見 や 企 業 等 の 持 つ 技 術 の 活 用 実 験 施 設 の 公 開 や 海 域 浄 化 の 勉 強 会 を 実 施 を 図 る 分 析 評 価 市 民 へのアンケート 調 査 の 結 果 いつもきれいな 海 触 れ 親 しめる 身 近 な 海 への 期 待 の 取 組 の 大 きなことが 判 った 今 後 の 取 組 方 針 水 質 浄 化 実 験 を H21 も 継 続 し 市 民 の 意 見 や 企 業 等 の 持 つ 技 術 の 活 用 実 験 施 設 の 公 開 や 海 域 浄 化 の 勉 強 会 を 実 施 を 図 る 事 業 の 実 施 にあたり 構 想 段 階 から 地 域 住 民 NPO 研 究 者 等 と 連 携 し 事 業 実 施 の プロセスを 共 有 するよう 努 める 環 境 情 報 を 集 約 し 情 報 の 共 有 発 信 のため 東 京 湾 環 境 情 報 センターにてデー タの 公 開 及 び 利 用 推 進 に 向 けた PR を 実 施 ( 平 成 15 年 度 ~ ) 千 葉 県 において 平 成 20 年 3 月 に 県 民 や NPO の 参 加 のもと みんなで 東 京 湾 をきれいに する 行 動 計 画 を 策 定 した この 行 動 計 画 の 環 境 づくりの 一 環 として 市 町 村 と 連 携 し 東 京 36