スライド 1

Transcription

1 総合型確定給付企業年金基金制度 退職金の社外積立先として ANT 企業年金基金は 会社の退職金制度の受け皿となる 新企業年金基金 ( 総合型確定給付企業年金基金 ) です 退職金の社外積立先として是非ともご検討いただきますようお願い申し上げます 新企業年金基金 ( 総合型確定給付企業年金基金制度 ) とは 確定給付企業年金法に基づいて設立される業界共通の年金制度です 企業年金基金規約に基づいて 年金 一時金をお支払いする確定給付型の企業年金制度です ANT 企業年金基金 ALL NIPPON TRANSPORT を意味しております ホームページ

2 2 退職金の社外積立先として注目 平成 14 年の確定給付企業年金法施行に伴い 企業年金制度が大きく変わっています 退職金を準備するための退職給与引当金制度は 平成 14 年度に廃止され 積み立てた退職給与引当金は 10 年間 ( 大企業は 4 年間 ) で取り崩す必要があります 損金算入措置を受けながら退職給付資金を準備するには 企業年金基金などの企業年金制度を利用しなければなりません また 適格退職年金制度も平成 23 年度末に廃止になりました ANT 企業年金基金では 税制等の優遇措置を利用しながら社員のみなさんへ退職金を準備する 当基金へのご加入をお勧めしています 制度の移行 他の確定給付企業年金 (DB) 会社独自の退職金制度 ANT 企業年金基金 ( 確定給付企業年金 (DB)) 厚生年金基金 ( 加算部分 ) ANT 企業年金基金の特徴 1 ANT 低廉な制度運営費用企業年金基金の特徴 加入者 受給者等の管理費用 ( 業務委託手数料 ) が単独で実施する場合に比べて低廉です 年金制度の管理業務は 神奈川県貨物自動車厚生年金基金事務局と連携の上 新企業年金基金の事務局は最小限の組織で運営しています 2 柔軟な給付の選択肢各事業所の意向に沿った設定が可能な定額拠出のキャッシュバランスプランです 年金支給期間は 10 年有期です また 老齢給付金の支給開始年齢は 60 歳です (65 歳まで繰下げができます ) 3 運用リスクの軽減給付の算定に使用する利率は 2% とし 運用リスクの軽減を図っています 4 税制上のメリット新企業年金基金にお支払い込みいただく掛金は 税務上 全額損金 ( 必要経費 ) に算入できます 5 業界共通の福利厚生制度業界全体の福利厚生制度として 優秀な人材の採用にもご活用いただくことができます

3 3 厚生年金基金と企業年金基金の違い 厚生年金基金と企業年基金は 仕組みが違います 1 厚生年金基金は 厚生年金 ( 国 ) の報酬比例部分を代行しています 年金を目的としています 2 企業年金には 厚生年金基金から代行返上 ( 厚生年金 ( 国 ) の部分を返上 ) し 企業年金基金を設立する場合と 新たに企業年金基金を設立する場合の 2 つがあります 退職金を目的としています 1. 厚生年金基金 * 厚生年金基金には 加算型と代行型がありますが 加算型の例を用いて説明します 厚生年金基金は 厚生年金 ( 国 ) の老齢厚生年金部分を代行し給付をします 基金が支給 国が支給 加算年金 プラスアルファ部分 老齢厚生年金 ( 報酬比例の代行部分 ) 報酬比例部分の再評価分老齢基礎年金 ( 老齢厚生年金の定額部分に相当 ) 2-1. 企業年金基金 ( 代行返上した基金 ) * 厚生年金基金から企業年金に制度を変更した基金のことです 代行返上してもプラスアルファ部分について 基金が独自に給付する基金もあります 代行返上以降に加入した場合は異なります 企業年金は 厚生年金基金のように厚生年金 ( 国 ) の年金を代行して給付することはありません 基金が支給 国が支給 加算年金 プラスアルファ部分 老齢厚生年金 ( 報酬比例の代行部分 ) 報酬比例部分の再評価分老齢基礎年金 ( 老齢厚生年金の定額部分に相当 ) 2-2. 企業年金基金 ( 新たに企業年金基金を設立した基金 ) ANT はこの制度に該当します! 新たに企業年金基金を設立した場合 厚生年金基金の加算年金に相当する掛金を基金が管理します 厚生年金 ( 国 ) の記録に連動することがありません 企業年金は 厚生年金基金のように厚生年金 ( 国 ) の年金を代行して給付することはありません 基金が支給 国が支給 加算年金 老齢厚生年金 ( 報酬比例の代行部分 ) 報酬比例部分の再評価分老齢基礎年金 ( 老齢厚生年金の定額部分に相当 )

4 ANT 企業年金基金の内容 運用リスクを軽減したキャッシュバランスプラン キャッシュバランスプランでは 加入企業単位で掛金コースを選択し 加入者ごとに帳簿上で掛金の累計額を管理します これに規約で定めた指標利率による利息相当額を加えた元利合計金額を給付算定用の基準額として給付を行います 利息相当額の計算に用いる指標利率は 2% です ANT 企業年金基金の掛金と給付 金額は各社ごとに自由に設定 (100 円以上から ) 可能です 設定は一事業所につき 一つになります イメージ図ですので 掛金額 給付額等は概算の参考数値です 事務費が別途かかります 例 1 給付階層 3 年未満 3 年以上 10 年未満 10 年以上 15 年未満 指標利率 (2%) コース別の掛金の累計 15 年以上 20 年未満 ( 給付額 ) 一時金給付額 = 仮想個人別勘定残高 年金額 = 仮想個人別勘定残高 / 確定年金現価率予定利率 2.0% の確定年金現価率 : ( 例 ) 年金支給開始時の仮想個人別勘定残高が 5,000 千円の場合の年金額は 5,000 千円 / = 約 552 千円 20 年以上 一階 + 二階四階部分一階一階 + 二階 A + 三階 A+B + 二階部分 + 三階部分 + 四階部分三階部分例 100 円 3,000 円 5,000 円 7,000 円 10,000 円約 例 2 給付階層 3 年未満 給付段階の利息 (2%) 年金 (10 年間 ) 二階部分 入社 3 年 10 年 15 年 20 年 42 年 (18 歳 ) (28 歳 ) (38 歳 ) (60 歳 ) 3 年以上 10 年未満 10 年以上 15 年未満 15 年以上 20 年未満 20 年以上 一階 + 二階一階一階 + 二階 A + 三階 A+B + 二階部分 + 三階部分 + 四階部分三階部分例 100 円 3,000 円 4,200 円 4,700 円 5,700 円約 例 3 給付階層 3 年未満 A 四階部分 二階部分 入社 3 年 10 年 15 年 20 年 42 年 (18 歳 ) (28 歳 ) (38 歳 ) (60 歳 ) 3 年以上 10 年未満 A+B 10 年以上 15 年未満 A+B 15 年以上 20 年未満 A+B 20 年以上 一階 + 四階部分 例 100 円 3,000 円 3,000 円 3,000 円 6,000 円 四階部分 504 万円 331 万円 約 311 万円 4 入社 3 年 10 年 15 年 (18 歳 ) (28 歳 ) 20 年 42 年 (38 歳 ) (60 歳 )

5 給付の種類 20 年以上で退職 老齢給付金 年金 年金 = 元利合計金額年金換算率 ( ) 年金にかえて一時金で受け取ることもできます 3 年以上 20 年未満で退職 脱退一時金 一時金 = 元利合計金額 一時金 受給者遺族一時金 = 残余年金原資 3 年以上の加入者 受給者の死亡 遺族一時金 単独で実施するよりもコスト削減が期待できます 単独で確定給付企業年金を導入する場合に比べ 企業年金基金加入事業所の規模が大きくなるほど 制度運営コストは逓減されます 加入員 1 人あたりの制度運営コスト 確定給付企業年金を単独で実施 ANT 企業年金基金加入 従業員 300 人年間 14,300 円 従業員 300 人年間 4,800 円 従業員 100 人年間 26,900 円 従業員 200 人年間 6,000 円 従業員 100 人年間 7,200 円 社外拠出の事務費は不要ですが 自社分の事務処理要員を確保する必要があります ただし上記の制度運営コストは試算であり 実際の運営コストと異なる場合がございます

6 6 Q&A Q4 毎月の掛金は いくらから設定できますか? Q1 毎月の掛け金はどのように決めたら良いのですか? 100 円から 100 円単位での設定が可能です 毎月の掛金については 各事業所の 退職金規定 ( 程 ) に定めている金額を基に決めます Q5 毎月の掛金は 人によって変更できますか? Q2 勤続年数ごとに 5 階に分かれていますが 各階ごとに掛金を変更していかなければなりませんか? 人によっての変更はできません 勤続年数に応じての変更になります 1 階部分については 必ず掛金の設定が必要です それ以外の階については 事業所の自由設定になります 注意事項 1 階といわれている部分を 勤続年数 3 年未満と 3 年以上の 2 つに分けています これは 勤続 3 年未満の退職者については 通常 退職金 の支給がないため 事業所の掛金負担を考慮し設定をしました ANT にご加入いただくと 3 年未満の掛金は事業所に返金でなく ANT の資金になります また 1 階部分を 3 年未満での設定なしに 勤続日より 10 年間同一掛金設定も可能です Q3 毎月の掛金は途中で設定変更ができますか? 掛金の設定については 変更が可能です 但し 各階ごとの金額が従前金額を下回らないよう変更をしてください 合計額で 従前額を上回る金額になっても 各階で従前より下回る金額を設定した場合は 給付減額とみなされ 変更するには 従業員の方の同意書が必要となります Q6 Q8 ANTの加入員になるのは 役員も可能ですか? ANT では 役員 パート職員等 退職金 の支払い該当者出ない人は 加入できません 但し 役員でも兼務役員は対象者となり 加入することができます Q7 加入が 60 歳までと聞きましたが 定年が 62 歳の場合 その間はどうなりますか? 掛金は 60 歳までになります 62 歳の定年時まで繰下げの申し出をしていただき その間 2% 付利します ANT 以外の他制度との併用はできますか? 中退共等他の退職金制度との併用は可能です 但し 各事業所の退職金を上回らないよう積立額を設定して下さい Q9 DC( 確定拠出企業年金 ) との併用はできますか? DC との併用で加入することがきます その場合 DC の掛金に上限があるので DC の掛金には注意してください

7 7 Q10 加入していた厚生年金金が解散します ANT の加入を検討していますが 厚生年金基金が解散時に分配する一時金を受け入れてもらえますか? 受け入れることが可能です ただし 事業所単位なので 一部の人のみの受け入れはできません Q11 年金にかえて一時金を受け取ることはできますか? 年金受給開始前であれば 一時金で受け取ることは可能です 年金受給開始後 一時金に変更される場合 受給開始後 5 年経過しないと一時金で受け取れない場合があります 制度のプロフィール 名称 ANT 企業年金基金厚生労働大臣の許可を得て基金を設立 対象企業物流事業 ( 陸運 海運 倉庫 ) を主たる業とする事業所既存の厚生年金基金に加入していなくてもこの制度に加入できる 加入対象者加入企業の就業規則に定める従業員役員 嘱託 パートタイマーは除外 加入時期 4 月 10 月 給付体系コース別の定額掛金によるキャッシュバランスプラン付利する利率は 2% 年金 年金受給資格 : 加入 勤続 20 年以上 ( みなし ) 年金種類 :10 年有期年金年金開始 :60 歳 みなしとは ANT 基金の ( 実 ) ではなく 自社退職金の算定対象起算日 ( 例えば入社日 ) からの期間 ( 勤続期間 ) のことです 65 歳までの繰下げ制度を設定 一時金脱退一時金 選択一時金 遺族一時金脱退一時金 遺族一時金は勤続年数 3 年未満の者には支給しない 適格退職年金の移行 適格退職年金の加入者の個人別積立金をキャッシュバランスプランの頭金に設定 年金受給者は移行しない の通算 適格退職年金のを 100% 通算 掛金 各階の掛金 ( 拠出額 ) を各社ごとに設定することができます 加入 ( 勤続 ) 期間区分は 3 年未満 10 年未満 10 年以上 15 年金額は 最低 100 円以上 100 円刻みの設定が可能です 未満 15 年以上 20 年未満 20 年以上の5 区分 (4 階建て ) とし 1 階 (AまたはA+B) から4 階までの設定ですが 1 階 (Aまた拠出付与額は区分毎に定額 ( 各社毎に退職規程に記載 ) はA+B) の設定は必須で 2~4 階については 事務費が別途かかります 割愛することも可能です 計算利率 2% 掛金計算のために設定する利率 脱退時の取り扱い 脱退時の給付に必要な積立金が不足している場合 不足金額を一括拠出 加入者全員に年金の受給権を付与 ( 加入 20 年以上 ) または脱退一時金を支給 ( 加入 20 年未満 )

8 ANT 企業年金基金への加入手続き 加入手続き加入に 必要なもの 1ANT 企業年金基金加入同意書 2 事業主の同意書 3 従業員の同意書 ( 労働組合がある場合 労働組合の同意書 ) 4 社内規程類 ( 就業規則 給与規程 退職金規程 育児 介護規程等 ) 5 厚生年金適用事業所であることが分かる書類 年金受給者 積立金の移換 年金受給者は この制度に移行しないものとします 年金受給者分を除く退職年金の積立金は 形式的に一旦事業主に返還されますが 直ちに年金制度に一時払掛金としてお払込みいただきます 加入スケジュール 4 月加入 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月検討開始 10 月加入 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 制度の検討加入意思決定 ( 各階 A B C D の金額につきましてもご設定ください ) 数理計算に必要な書類の提出 従業員への説明 同意書加入に必要な書類の作成 加入に必要書類を基金へ提出 基金に提出 厚労省へ認可申請 認可 資格取得届作成 社内規程等の整備 ANT で加入に必要な書類の整備 詳しい説明や加入手続き ご質問につきましては ANT 企業年金基金事務局までお気軽にご照会ください ANT 企業年金基金 横浜市中区尾上町 1-6 住友生命横浜関内ビル 3 階 Tel: fax: