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1 事業主説明会の質疑応答の内容について Q&A の中に 資料 とあるのは 5 月の事業主説明会で使用した 基本問題検討委員会の検討状況 の資料です 基金ホームページの加入者専用ページよりダウンロードできます ( パスワード :hdkikin) 新制度関連 Q 1 Q 2 Q 3 Q 4 Q 5 Q 6 Q 7 Q 8 新制度設立には 5,000 人以上必要とありますが 4,800 人だった場合はどうなるのでしょうか 新 DBには 従業員全員が加入になるのでしょうか DB 設立の同意は全労働組合でしょうか 従業員の意見を聞かずに新制度に加入しないことはできますか 新しい制度になった場合に会社毎で掛金率の設定がありますが 会社としては事務の負担が多くなるのかを教えてください 標準掛金について事業所毎に決めることができるようですが 決めた掛金率をどの段階で従業員に知らせれば良いでしょうか これで決めましたと事後報告のような形で言ってしまって良いのでしょうか 資料 26 頁の給付減額方向のコース変更の場合は同意が必要とありますが 最初に決める掛金率については特に決まりはないのでしょうか 過去分給付現価を保証する しないというのはどういうことですか 事業所の意向調査の結果を見て 9 月の代議員会で判断することになります 厚生年金基金と同様に厚生年金に加入する人は全員加入になります 新制度に加入する事業所は 過半数で組織する労働組合又は過半数を代表する者の同意が必要になります 経営状況等を勘案し 従業員さんと話をしていただいて決めていただいた方が良いと思います 今までは 29 という一律の掛金でしたが 新制度では 17 から 1 刻みで設定することができます それでも負担的に難しい場合は従業員さんに十分説明したうえで決定していただいた方が良いと思います 会社で事務の負担が増えるということはありません 届出としては 取得届 喪失届 算定基礎届ぐらいになります これまでの月額変更届や賞与支払届は不要になります 事業所が従業員にどの程度まで説明するのかという部分もありますが 平成 30 年 3 月から 5 月までの間に掛金率を決めていただきます 新しい制度に加入する場合には掛金率の同意はいりませんが 設立の同意はいただく必要がありますので 新しい制度では掛金や給付がどうなるかというのは この時点では説明していただく必要があります 掛金については会社の財政状況もあると思いますので 今までは 29 でしたが 会社の状況に応じて決めていただければ良いかと思います 最初は事業主が掛金率を決めて申出をしていだきますので 特に決まりはありません 新制度スタート後に掛金率を下げることになると給付減額になりますので 事業所単位で加入員や労働組合の同意が必要になります 資料 27 頁にありますように 本来の加入員の分配額は 195 億円になりますが 資産は 175 億円しかありませんので 9 割の分配額になり満額ではありません これを満額になるように補填するのが過去分給付現価保証です 新制度スタート時の仮想個人勘定残高を分配額でスタートするか 過去分給付現価でスタートするのかということになります 1

2 Q 9 新制度は事業所毎に特別掛金が違うということですが 最終的にはいつ頃分かるのでしょうか Q 10 事業所毎に過去分保証をするか しないかを選択できるのでしょうか 過去分保証の特別掛金が高ければ保証しない選択はできるのでしょうか Q 11 年金を選ぶとか一時金を選ぶというのは個人毎に選べるのでしょうか Q 12 今までの確定給付で貰っていたイメージと大幅に変わるので加入員 受給者に詳しい説明をして欲しい Q 13 予定利率は 1.5% ですが 1.5% の利息が付くということでしょうか Q 14 新制度は利息が変動しますので 従業員から見たら受け取り額が減ることになります 長期見込みとして 1.5% で計算していただいていますが 30 年国債の利息が 0.5% だった場合の数値はシミュレーションをしていただけるのでしょうか Q 年国債の 1 年平均が 1.5% を割り込んでしまった場合は受け取り額が減りますので 従業員からそれを補填してくれとかそういう話になってくるかもしれないと思います Q 16 新制度は予定利率が 1.5% とのことですが キャッシュバランスプランのリスクはどのようなものがあるのかを教えてください また 予定利率の 1.5% よりも運用 平成 29 年 9 月末を基準日として 30 年 3 月頃にご連絡をする予定です ( 通常の標準掛金については 平成 30 年 3 月から 5 月の間に事業所毎に決めていただく予定です ) 平成 30 年 3 月頃に過去分給付現価保証する際の特別掛金額をお知らせします それを参考にして 平成 30 年 3 月から 5 月の間に事業所毎に過去分給付現価保証の有無を決めていただくことになりますので 過去分保証をしない選択も可能です 個人毎に請求時に選択していただくことになります 平成 30 年 3 月までに新制度の規約を作成しますので その段階で新制度の内容や解散 DB 設立の同意手続き等の詳細な事業主説明会を開催する予定です 必要があれば 事業所にお伺いして加入員向けの説明もさせていただきます なお 受給者に対しては 基金だよりや個別通知により十分に説明させていただきます 利息は 1.5% ではなく 30 年国債の 1 年平均になります 長期見込みとして 1.5% を想定しています 資料 30 頁に掛金が 29 の場合のモデル給付額が載っています 22 歳から 60 歳又は 65 歳まで平均して 1.5% で運用できれば 赤枠の金額になります 昨年の 30 年国債の 1 年平均の利回りが 0.564% ですが 22 歳から 60 歳又は 65 歳まで 0.5% の利回りだった場合 表の左から 2 番目に 0.5% というところの金額になり 20 年確定年金の場合 60 歳退職で年金月額は 2.8 万円 65 歳退職で 3.2 万円になります 参考までに 30 年国債は発行されてから 18 年間の利息の平均は 2.069% です 資料 25 頁の給付設計骨子にあるように 0~3% の範囲で 30 年国債の 1 年平均の利息が付いていきますが 1.5% を保証するものではありません 長期見込みとして 1.5% を想定していますので 単年度ごとに一喜一憂することなく長い目で見ていただければと思います キャッシュバランスプランのリスクは 運用収益が 1.5% を下回った場合や 30 年国債利回りがマイナス又は 1.5% を超えた場合が考えられます ただし 予定利率が 1.5% というのは 全国的に見ても低い水準であり 低リスクのポートフォリオとする 2

3 結果が低かった場合は掛金の引上げはあるのでしょうか Q 17 新制度の説明を会社からOBや従業員に行うのは難しいので そこをきちんとご説明いただくようお願いします Q 18 確定年金の 5 年とか 10 年で受けるというのは個人で選択できるのでしょうか Q 19 キャッシュバランスプランに移行した場合に 従業員に仮想個人勘定残高はお知らせするのでしょうか Q 20 既に受給している方は新制度に移行した場合 どのようになるのでしょうか Q 21 ideco( 個人型確定拠出年金 ) をしている方がいますが それは新制度に影響はありますか ことにより 利差損の発生を抑制できると考えています また 30 年国債利回りが 1.5% を超えている場合 それに合わせたポートフォリオにすることにより対応可能と考えています ( 資料 27 頁参照 ) 来年の 3 月には規約も出来上がりますので 加入員向けの説明等 説明が必要な事業所には対応させていただきます 5 年 10 年 15 年 20 年の確定年金か選択一時金で受けるかは ライフスタイルに合わせて請求時に個人で選択していただくことになります 個人毎に仮想個人勘定残高はお知らせしませんが 希望する事業所については加入者の仮想個人勘定残高の一覧表をご案内する方向で三菱 UFJ 信託銀行と調整していく予定です 仮想個人勘定残高の金額を各従業員にお知らせするかどうかは事業所の判断となります 受給者の出身の事業所が 新制度に加入される場合は分配金の通知の際に分配金をそのまま受け取るか 分配金を原資とした確定年金で受け取るか選択できる旨のご案内をすることになります 影響ありません 分配金関連 Q 22 資料 27 頁に受給者 待期者の分配金が 230 億円ありますが これが想定より多くなって 加入者分に食い込んでくることはないのでしょうか Q 23 新制度で支給を受ける際に 5 年 10 年等の確定年金がありますが 選択一時金にした場合は一時所得となるのでしょうか Q 24 各加入員の分配金がどのくらいになるか教えていただけるのでしょうか Q 歳以上の役員等で給与が高い方は年金が停止になっています また 60 歳代後半ですと新制度 分配額自体は運用状況で変わることはありますが 分配率が加入者と受給者で どちらかだけ高くなるということはありません 新制度の選択一時金は退職所得になります なお 解散時の分配金は一時所得になります 個人毎の分配金については解散まで運用も続きますし 掛金収入もありますので 最終段階にならなければ分かりません 事業所毎の目安になるようなモデルはご依頼があれば提供させていただきますが 個人毎の金額は今の段階では計算できません 各個人毎に過去分給付現価というのがあり それに応じて分配金が出ますが 全額停止でほとんど貰っていないということであれば 解散日以降は満額の年金額 3

4 に 1 年とか 2 年しか入れませんが そういう方の分配金はどのように算定して分配されるのでしょうか を想定することにより過去分給付現価も高くなりますので その 9 割の金額が分配金で支給されると思われます 年金受給者で何十年も年金を受けている方の場合は過去分給付現価も下がりますので その 9 割が分配金で支給されても金額的には小さくなる傾向になります 解散関連 Q 26 今は解散する基金が多いのでしょうか Q 27 解散の同意は 事業主の 3 分の 2 以上 加入者の 3 分の 2 以上 労働組合の 4 分の 3 以上ということですが これは全て必要になるのでしょうか Q 28 解散の同意についてですが 在職中の受給者は加入者に含まれるのでしょうか Q 29 解散の同意が得られなければ 解散できないということでしょうか Q 30 解散できない場合 どのようになりますか 当基金のように代行部分の 1.5 倍以上の資産があるところでも マイナス金利政策の導入以降 代行返上の方針から解散 新制度に方針変更しているところがいくつかあります 厚年基金が 450 ぐらいありましたが このうち半分が解散 後継制度なしです 残りの 2 割が代行返上 DB 3 割が解散 DB となっています 当基金全体で事業主の 3 分の 2 以上 加入者の 3 分の 2 以上 労働組合の 4 分の 3 以上の同意全て満たす必要があります 在職中の受給者は加入者に含まれます 解散できません 当基金は平成 29 年 2 月の代議員会で解散の方針を議決後 厚生労働省に解散計画を提出しています 解散計画を提出している場合 通常の財政検証 ( 継続基準 非継続基準 ) からは離脱することになりますが 解散しない場合は通常の財政検証を行うこととなり その結果 非継続基準に抵触し大幅な特例掛金の拠出が必要になると思われます さらに厚生年金基金で存続した場合 平成 31 年 3 月末日基準の財政決算より存続基準が導入され代行部分の 1.5 倍以上の資産を保有しているか 非継続基準を満たす必要があります これを満たさない場合は解散命令により強制的に解散となります 当基金は 現時点では代行部分の資産の 1.5 倍以上ありますが 非継続基準は満たしていない状況です そのため 運用環境が悪化した場合は存続基準を満たせなくなる可能性があります 4

5 Q 31 解散命令の場合は不足金を一括拠出して補填する必要はあるのでしょうか また 厚生年金基金見直し法では 平成 36 年 3 月までに厚生年金基金制度そのものを廃止する方向で必要な法制上の措置を講ずるとされています 厚生年金基金の間に解散することになりますので 現行のルールが踏襲されるのであれば補填する必要はありません 受給者関連 Q 32 解散の同意は受給者から取るのでしょうか Q 33 制度が立ち行かなくなり やむなく解散だというのであれば仕方ありませんが 新制度を継続するための解散ですので そこが納得が得られるのかなあと思います O B 達にどのように説明すれば良いのかと思いますがいかがですか Q 34 解散の周知は基金でやっていただけるのでしょうか 解散の場合は受給者の同意は不要ですが 十分に周知することになっています 現在は解散 新制度の方針ですが まだ新制度が設立できるか分からない状況ですので 今回意向調査をさせていただいて 新制度の設立が 9 月の代議員会で決まりましたら 10 月頃に受給者 待期者に対しご案内をする予定です また 基金だより 7 月号には解散 DB へ方針変更になった旨の記事を掲載する予定です 平成 30 年 6 月には新制度に加入する会社出身の受給者には分配金を原資として確定年金を受けることができる旨のご案内をします 新制度に加入しない会社出身の受給者には分配金のご案内をします 法令上のルールでは 厚生年金基金の解散という部分では受給者やOBの方の同意は一切不要となっています 従来の法改正の前までは 解散の理由要件で厚生年金基金を続けていけないということを証明して 初めて解散できるという運営になっていました 今回の厚生年金見直し法では 厚生年金基金自体を平成 36 年 3 月末までに原則的に廃止をするということが決まっていますので 厚生年金基金解散の理由要件が撤廃されました その時に受給権者の同意が必要になるという手当はされませんでした ただ 解散の認可を受けるためには 解散に至った経緯や新制度を立ち上げることについて十分に周知をするということが求められています 解散 DBの方針となったことを基金だより 7 月号でご案内します また 新制度が設立できるか否かは意向調査の結果により 今年 9 月の代議員会で決まりますので 10 月に受給者宛に通知をお送りする予定です 最終的には平成 30 年 5 月末には各事業所が新制度に加入するか否かが分かりますので 平成 30 年 6 月に受給者宛に通知をお送りする予定です 受給者に対しては 全て当基金から基金だよりや個別の案内により周知していく予定です なお 通知を受けた受給者から出身会社に照会がいくことはあるかもしれません 5

6 Q 35 出身の会社が新 DB に加入しない場合は その会社出身の受給者に不利益はあるのでしょうか Q 36 新制度に入るか入らないかは退職者に意見を聞いたり 許可を取る必要はないのでしょうか Q 37 会社出身の受給者に対しての説明は 法的には不要ということでしょうか Q 38 当社が新制度へ入らなくてもOB だけ新制度に入れるようにするという選択肢も取れると思いますがいかがでしょうか Q 39 代議員会で新制度に入る事業所出身の受給者だけ受け入れることに決めたということですが これを変更することは無理ということでしょうか 資料 25 頁にキャッシュバランスプランの給付設計骨子がありますが 移行時受給者は後継制度に加入する事業所と一括徴収金を拠出して脱退した事業所由来の受給者 待期者を受け入れるとなっていますので 新 DB 制度に加入しない事業所出身の受給者は 分配金を原資とした確定年金で受給することはできません 平成 30 年 5 月末までに DB 設立の同意等を出していただきますので 事業所が新 DB に加入するか否かが分かります 平成 30 年 6 月に受給者へ送る案内については 受給者の出身の事業所が新 DB に入る場合は 分配金をそのまま受け取るか 分配金を原資とした確定年金で受け取るかの選択できる旨のご案内をします 受給者の出身の事業所が新 DB に入らない場合は事業所が新制度に入らないため分配金を一時金で支給して終了する旨のご案内をします その必要はありません 会社が受給者に対する説明は基本的には必要ありません ただし 受給者の出身の事業所が新 DB に入らない場合は 基金から事業所が新制度に入らないため分配金を一時金で支給して終了する旨の通知を受給者へ送りますので 会社へ照会はあるかもしれません これは新制度設計時点で決めるものですのでどちらの選択肢も可能ですが 当基金としては代議員会で新制度に入る事業所出身の受給者だけ受け入れることに決めたということです 再度 代議員会に全ての受給者を受け入れる提案をして議決されれば別ですが 今のところ その予定はありません 6