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1 平成 27 年度 養殖魚安定生産 供給技術開発委託事業のうち ホタテガイ垂下式養殖技術開発調査 概 要 平成 29 年 3 月 さけます対策ほたて養殖試験調査事業共同実施機関

2 1 業務概要 1.1 業務名 平成 27 年度養殖魚安定生産 供給技術開発委託事業のうち ホタテガイ垂下式養殖技術開発調査 1.2 業務目的 地域が大きく依存してきたロシア水域のさけ ます流し網漁業が禁止されたことに伴い 根室 釧路に代表される道東沿岸地域での養殖業など その代替となる地場産業を育成する事が喫緊の課題となっている しかし この地域は流氷の接岸など厳しい海洋環境のため 養殖業は厚岸湾でのカキ養殖などに限られている状況にある このため 流氷の影響域でのホタテ垂下式養殖の実現に必要な技術開発の一環として養殖適地調査を実施する 1.3 業務工程 履行期間は平成 28 年 2 月 15 日から平成 29 年 3 月 31 日である 調査および検討会実施日を実施工程を表 に示す 表 実施工程 項目 平成 28 年 平成 29 年 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 流況観測調査 生息環境調査 既往資料収集 技術開発検討会 計画準備 取りまとめ

3 表 調査および検討会実施日 項目 況観測調査北海道根室太平洋沖においてホタテガイ垂下式養殖の実施の可否を判断するための基礎となる流向 流速について 超音波式多層流速計 (ADCP) を用いて多層の流向 流速を 6 月 9 月 12 月 2 月に 30 昼夜連続で観測した観測層ごとに流向 流速頻度分布等の解析を行った 息環境調査水温 塩分やホタテガイ餌料の指標となるクロロフィル a 量の鉛直分布特性を把握するため クロロフィルセンサー付き STD により 水温 塩分 クロロフィル量を測定した 実施日または期間及び実施内容 設置 : 平成 28 年 06 月 07 日点検 : 平成 28 年 06 月 27 日揚収 : 平成 28 年 07 月 12 日 設置 : 平成 28 年 09 月 12 日点検 : 平成 28 年 10 月 06 日揚収 : 平成 28 年 10 月 19 日 設置 : 平成 28 年 11 月 29 日点検 : 平成 28 年 12 月 14 日揚収 : 平成 29 年 01 月 10 日 設置 : 平成 29 年 01 月 26 日点検 : 平成 29 年 02 月 10 日揚収 : 平成 29 年 02 月 27 日 往資料収集ホタテガイ垂下式増養殖事例について 噴火湾の事例 流速が大きい桧山沿岸の事例 流氷の影響下で行う羅臼沿岸の事例など既往資料を収集 整理した 北海道立総合研究機構中央水産試験場噴火湾 ( 鹿部 静狩沖 ) 流況データ収集 北海道立総合研究機構函館水産試験場瀬棚沖流況データ収集 北海道立総合研究機構地質研究所小樽沖流況データ収集 東海大学ホタテの研究事例のヒヤリング等 術開発調査検討会有識者が委員として参加する技術調査検討会を開催し 調査方法の決定や調査結果の検証および養殖の可否等の検討を行った 第 1 回技術検討会平成 28 年 2 月 23 日 第 2 回技術検討会平成 28 年 12 月 20 日 第 3 回技術検討会平成 29 年 3 月 29 日

4 2 調査内容 2.1 調査方法 調査地点調査位置の座標を表 に 地点図を図 に示す 試験検討対象範囲については 検討会での議題とし 各関係機関での協議の結果 下記に挙げた地点及び区画に決定した 表 調査位置座標 緯度 経度 X(m) Y(m) st st st st (WGS84) 平面直角座標系 :13 st.4 st.1 st.3 st.2 根室市落石 図 調査地点

5 2.1.2 調査方法流況調査については 各調査地点において ADCP を用いて 30 昼夜連続観測を実施した 観測インターバルは 10 分毎で 1 秒間隔 120 スキャンとし 観測層は 5m 間隔で 1 地点についておよそ 6 層前後観測することとした 測器の係留方法については 調査地点を決定した後 対象海域における漁業等利用実態を考慮した上で関係機関と協議し 図 の様に設置した 生息環境調査については 各調査地点において自記式多項目水質計を用いて鉛直観測を実施した ADCP 10m 底這いロープ 100m 図 係留施設設置イメージ ( 底上上方観測 ) 2.2 調査結果 流況観測調査 1) 6 月調査全ての地点において 1 日程度の周期で流速が変化する様子が捉えられた また 全ての地点において 6/11 7/5 付近で流速が発達する様子が見られ 沖側に位置する st.2 st.3 で陸側に位置する他の地点よりも流速が発達する傾向が見られた 最も流速が早かったのは st.3 の 8.6m 層で 6/11 に 81.4cm/s を観測した 観測期間中の平均流速は 全ての地点において 表層付近で 20cm/s 前後であり 下層にかけて流速が弱まる傾向が見られた 2) 9 月調査全ての地点において 1 日程度の周期で流速が変化する様子が捉えられた また 全ての地点において 9/18 9/20 9/26 9/29 10/5 付近で流速が発達する様子が見られ 沖側に位置する st.2 st.3 で陸側に位置する他の地点よりも流速が発達する傾向が見られた 最も流速が早かったのは st.3 の 8.3m 層で 9/21 に 85.1cm/s を観測した

6 観測期間中の平均流速は 全ての地点において 表層付近で 20cm/s 前後であり 下層に かけて流速が弱まる傾向が見られた 3) 12 月調査全ての地点において 1 日程度の周期で流速が変化する様子が捉えられた また 全ての地点において 12/3 12/6 12/12 12/14 12/23 12/27 付近で流速が発達する様子が見られ 沖側に位置する st.2 st.3 で陸側に位置する他の地点よりも流速が発達する傾向が見られた 最も流速が早かったのは st.2 の 8.6m 層で 12/14 に 82.7cm/s を観測した 観測期間中の平均流速は 全ての地点において表層付近で 20cm/s 程度であり 下層にかけて流速が弱まる傾向が見られた 4) 2 月調査全ての地点において 1 日程度の周期で流速が変化する様子が捉えられた また 本調査において流速 40cm/s が最も多く観測された 全ての地点において 1/29 2/21 付近で最も流速が発達する様子が見られ 沖側に位置する st.2 st.3 で陸側に位置する他の地点よりも流速が発達する傾向が見られた 最も流速が早かったのは st.2 の 6.5m 層で 1/29 に 97.0cm/s を観測した 観測期間中の平均流速は 全ての地点において表層付近で 30cm/s 前後であり 下層にかけて 20cm/s 程度まで流速が弱まる傾向が見られた 生息環境調査 1) 水温 塩分水温は 6 月 9 月調査時では 各調査地点において表層が高く 底層にかけて 5 程度低下する傾向がみられたが 12 月 2 月調査時では 表層から底層まで大きな変化は見られなかった 地点による明確な差は見られなかった 塩分は地点 水深 観測時期による明確な差は見られず 概ね表層から底層まで 32psu 程度の値であった

7 2) クロロフィル 濁度クロロフィルおよび濁度は 全体的に地点や観測時期に明確な傾向は見られなかったが 海底上 15m 程度から海底にかけて濁度が著しく上昇する様子が捉えられ 同時にクロロフィルも上昇する傾向が見られた 海底上 15m 以浅では 濁度の鉛直的な変化とは異なるクロロフィルの鉛直的な変化が捉えられており 6/27 st.2 の水深 30m でピークが見られた他は 水深 10m 以浅でピークを示す場合が多く見られた これらのことから 表層から中層にいかけてのクロロフィル鉛直分布は 概ね観測結果が示す様相と考えられるが 海底上 15m 以深では 頻繁に高い状態であった懸濁物質の影響がクロロフィルとして捉えられた可能性が考えられる 3 ホタテガイ垂下式養殖実施海域の流れ環境 3.1 資料が収集可能であった海域の流れ環境 観測海域を表 に示す 表 観測海域 小樽 観測場所 提供元 小樽 北緯 付近 北海道立総合研究機構 瀬棚 静狩沖 噴火湾 祝津沖瀬棚沖 東経 付近北緯 東経 地質研究所北海道立総合研究機構函館水産試験場 鹿部沖 鹿部沖 北緯 東経 北海道立総合研究機構中央水産試験場 静狩沖 北緯 東経 北海道立総合研究機構中央水産試験場 小樽 観測期間中で最も流速が早かったのは 9/20 の 77.3cm/s であり 観測期間中の平均流速 は 12.9cm/s であった 流速別出現頻度分布は 10~20cm/s の流速が最も多く観測されて おり 次いで 5~10cm/s 0~5cm/s であった

8 3.1.2 瀬棚沖観測期間中の全ての地点において 1 日程度の周期で流速が変化する様子が捉えられた 最も流速が早かったのは 2014 年の 30m で観測された 79.1cm/s であった 観測期間中の平均流速は 9.3~20.4cm/s であり 14cm/s 前後が最も多かった 流速別出現頻度分布は 2014 年 30m では 20cm/s 以下の流れが 50% 程度 30cm/s 以下の流れでは 80% 程度であった その他の観測期間では 20cm/s 以下の流れが概ね 80~90% 程度を占めていた 流速別出現頻度分布は 20cm/s 以下の流れが最も多く観測されたのは 2013 年 20m の 97.1% であり 最も少なかったのは 2014 年 30m の 54.8% であった 鹿部町沖 ( 噴火湾 ) 観測期間中の最大流速は 2007 年 2008 年では全ての層で 50cm/s 前後 2009 年では 40cm/s 前後であり 層による明確な違いは見られなかった 観測期間中の平均流速は 8~15cm/s 程度であり 僅かではあるが表層から下層にかけて流速が低下する傾向が見られた 最も流速が早かったのは 2007 年の 55m 60m 層の 58.4cm/s であった 流速別出現頻度分布は 全ての観測期間の全層で流速 30cm/s 以下の流れが 90% を占めていた また 表層から下層にかけて 0~5cm/s の流れが増加し 20~30cm/s の流れが減少する傾向が見られた 静狩沖 ( 噴火湾 ) 観測期間中の最大流速は 表層で 60cm/s 前後 下層で 20cm/s 前後であった 観測期間中の平均流速は 表層で 20cm/s 前後 下層で 4cm/s 前後であった 最大流速 平均流速ともに 表層から下層にかけて流速が低下する傾向が見られた 最も流速が早かったのは 2008 年の 10m 層で 67.3cm/s であった 流速別出現頻度分布は 30cm/s 以下の流れが表層で 80% 程度であり 20m 以深では 20cm/s 以下の流れが 90% を占めていた また 表層から下層にかけて 0~5cm/s の流れが増加し 20~30cm/s の流れが減少する傾向が見られた 40m 以深では 20cm/s の流れはほとんど観測されなかった

9 4 考察 4.1 ホタテの生息環境としての流れ 流れがホタテガイに与える影響自然界では 二枚貝の多くが餌を効率よく摂取するために 摂食器官を上流側へ向ける行動が確認されている ホタテガイも実験において流速 5~10cm/s の条件下では 摂食器官 ( 前縁 ~ 腹縁 ) を上流側へ向ける事により摂食効率が上がり 成長が良くなるという報告がされている しかし 流速 20cm/s になると ホタテガイの摂食能力を上回るため 摂食障害をおこし それを補うため内部に蓄えられている栄養分を消費することから 成長が悪くなるとされている また 強い流れは排泄にも影響を与え 排泄器官が位置する後縁側に 5~ 15cm/s の流れを受けると 排泄障害を引き起こし 成長停滞や斃死に繋がるとされている 流速 30cm/s では 個体差はあるものの 向きに関わらずでほとんどの個体が貝を閉じ 摂食活動が停止するという実験結果も得られている これらの事から ホタテガイの好適な流動環境として 流速 20cm/s 以下の環境が一つの目安となることが示唆されている ホタテガイ垂下式養殖と流動環境 1) ホタテガイ垂下式養殖を実施している海域の流動環境海域の流動環境を比較するための指標の一つとして 既にホタテガイ垂下式養殖を実施している海域の流速別出現頻度分布の比較を行った 各地の垂下式養殖施設の幹綱の水深は 小樽沖 瀬棚沖では 10m 程度 噴火湾に位置する静狩沖 鹿部沖では 5m 程度で設定する事例があり その幹綱から育成籠を垂下する 各地の育成籠が位置する水深帯で流速別出現頻度分布をみると 瀬棚沖 小樽祝津沖では 2014 年の瀬棚沖で 20cm/s 以下の流れが 50% を上回る程度であったが その他の期間では 20cm/s 以下の流れが概ね 80% 程度を占めていた 30cm/s 以下の流れになると 瀬棚沖 2014 年で 80% その他の観測期間では 90% 程度を占めていた ホタテガイ養殖が盛んな噴火湾では 静狩沖 2008 年の水深 20m 以浅において 他の観測結果と異なり 流速 30cm/s の流れが多く観測されていたが その他では 水深 5m で 20cm/s 以下の流れが 60% 程度 30cm/s 以下の流れが 90% 程度を占めていた 水深 10m 以深では 20cm/s 程度の流れが 80% 程度を占めており 水深が深くなるにつれて 20cm/s 以下の流れが 90~100% 程度を占める様子が捉えられた これらの事から ホタテガイ垂下式養殖を実施している海域の平常時の流動環境は 流速 20cm/s 以下の流れが 80% 程度から それを占めると考えられる

10 2) 落石海域の流動環境海域の流動環境を比較するための指標の一つとして 本調査で観測された落石海域の流速別出現頻度分布の比較を行った 全ての地点で表層から水深が深くなるにつれて 20cm/s 以下の流れが多く観測される傾向は見られたが 地点により明確な差は見られなかった 全ての観測期間で流速の発達が最も顕著であったのは 2 月調査時であり 流速 20cm/s 以下の流れは 40~70% 程度 流速 30cm/s 以下の流れでは 60~90% 程度を占めていた 通年で見ると 流速 20cm/s 以下の流れは 6 月調査の st.2 と st.4 の 30m 以深で 75% 程度が観測されていたが 概ね 50~70% 程度の出現頻度であった 流速 30cm/s 以下の流れでは 60~90% 程度の範囲であった ホタテガイ垂下式養殖を実施している海域の特徴として考えられた 流速 20cm/s 以下の流れの出現頻度 (80% 程度 ) と比較すると 本調査海域は 既にホタテ垂下式養殖を実施している海域よりも 流速 20cm/s の流れが多く発生する環境であると言える ホタテガイは流速 20cm/s で摂食障害が生じ 栄養分の消費により成長阻害が生じるとされている これらのことから 既にホタテガイ垂下式養殖を実施している海域と 本調査で得られた流速 20cm/s 以下の出現頻度の差がホタテガイの成長に与える影響の程度については 明確な知見は得られなかったが 既にホタテガイ垂下式養殖を実施している海域と比較すると 本調査海域は成長阻害を助長しかねない環境であると考えられる 4.2 簡易設計による施設にかかる流れの力 設計に用いる流れ本海域は 太平洋側特有の周期の大きなうねりが頻繁に入り込む海域である また 近年では極端に勢力が強い台風や低気圧の影響を受ける事がしばしば確認されている このことから 本調査で観測された流速に加えて 防波堤などの設計時に用いられる設計沖波波高を用いて ホタテガイ垂下式養殖施設を設置する場合の施設にかかる負荷を想定する 沖波波高は 国総研資料第 88 号平成 15 年 6 月我が国沿岸の波浪外力の分布 に記載されている花咲港の沖波のうち 50 年確率波の最も高い波高 8.8m( 周期 :14.5s 波向き :ESE ) を設計波高として用いた 算出した波浪による流れと 本調査で観測された水平流速から 設計流速を算出した各層の設計流速を表 に示す 表 各層の設計流速 10m 15m 20m 25m 30m 35m 40m 合成水平流速 鉛直 (Wz) 単位 :m/s

11 4.2.2 想定したホタテガイ垂下養殖施設本海域でホタテガイ垂下式養殖を実施するとした場合に 適切な形状や規模が不明であるため 他の地域で実施されている施設形状を参考として 次のような形状として計算を行った ( 施設の妥当性や養殖の可否を保証するものではない ) また ホタテガイの重量や付着物による抵抗の増加は考慮しない事とした 図 に想定した施設の概略を示す 200.0m 45.0m 35.0m 35.0m 項目 規格 数量 浮子 ( 水面 ) 直径 360mm 7 個 浮子 ( 水中 ) 直径 360mm 65 個 1.0m 育成籠 直径 500mm 長さ 3000mm (10 段 2 連 ) 131 連 幹綱径 40mm 200m 3.0m 係留綱径 40mm 45m 図 想定したホタテガイ垂下式養殖施設概略 ホタテガイ垂下式養殖の実施について必要な検討事項流況観測調査の結果から 本調査海域はホタテガイ垂下式養殖を実施している他の海域よりも 全体的に強い流れが多い海域であるが 水深が深いほど強い流れが減少する傾向が見られていた このことから 極力強い流れ環境を回避する事を考慮して 本海域の 20m 以深に垂下式養殖施設を設置した場合の必要規格の計算結果を表 にまとめた 表 計算で求めた施設の必要規格 施設水深 20m 25m 30m 35m 40m 育成籠 1 連が受ける負荷 31.7 kg 29.1 kg 27.1 kg 24.3 kg 17.6 kg 必要ロープ径 37mm 36mm 35mm 33mm 33mm 係留綱が 1 本のブロック 8.4 ton 7.7 ton 7.2 ton 6.4 ton 4.7 ton 係留綱が 2 本のブロック 16.8 ton 15.5 ton 14.4 ton 12.9 ton 9.3 ton 計算結果は ホタテガイ自体の重量増加およびそれに伴う浮子の追加 または付着物の増加は考慮されていないうえ 養殖規模 ( ホタテガイの 1 籠の収容量や 1 施設の垂下量 ) や運用方法が未定である事を前提として計算されている

12 近年 ホタテガイ養殖では ホタテガイの行動が制限される ( 流れに対する姿勢の確保やホタテガイ同士の衝突等 ) ことから 育成籠の吹上げ 動揺がホタテガイの成長阻害や斃死に関係すると考えられている このことから 育成籠一連が受ける負荷に対して可能な限り育成籠の動きを抑制する必要が考えられる 育成籠の吹き上がりや動揺の程度がホタテガイの生育について与える影響は 一般的な知見では明らかにされていないが 当該海域での許容範囲について 検証方法を含めて検討の必要があると考えられる 5 まとめ 5.1 調査結果の概要 本業務で得られた結果の概要は表 に示すとおりである 表 調査結果の概要 流動環境 項目 調査結果 ホタテガイは 流速 20cm/s の流れ環境下で生息に障害を与える可能性がある 流速 20cm/s 以下の流れの出現頻度を比較すると 本調査海域は 既にホタテガイ垂下式養殖を実施している海域よりも 成長阻害を助長しかねない過酷な流れ環境に多く曝されると考えられる 垂下式養殖施設 想定した施設形状 ( ホタテガイ重量 付着物の影響等を考慮しない ) から 施設に必要な規格として以下が算出された ( ホタテガイ垂下式養殖の可否を断定するものではない ) 施設水深育成籠 1 連が受ける負荷 20m 25m 30m 35m 40m 31.7 kg 29.1 kg 27.1 kg 24.3 kg 17.6 kg 必要ロープ径 37mm 36mm 35mm 33mm 33mm 係留綱が 1 本 8.4 ton 7.7 ton 7.2 ton 6.4 ton 4.7 ton のブロック 係留綱が 2 本 16.8 ton 15.5 ton 14.4 ton 12.9 ton 9.3 ton のブロック 育成籠の吹上げ 動揺 ホタテガイは 自ら態勢 ( 流れに対する向き ) を変えて流速の発達に対応している事が知られている このことから 育成籠内においても態勢を保持できる環境を保つことが望ましいと考えられる 育成籠の吹上げ 動揺の程度が与えるホタテガイへの影響については 明確な指標となる知見が無かったことから 検証方法を含めて検討が必要である

13 5.2 技術開発調査検討委員会における検討結果さけます対策ほたて養殖試験調査事業共同実施機関技術開発調査検討委員会において 本業務結果を元に検討を行った 調査結果より 当海域の流れ環境では 既に垂下式養殖を実施している海域よりもホタテガイの成長阻害を助長する可能性が考えられ 施設形状の簡易設計における懸念事項を考慮すると 現実的な操業が困難である可能性が考えられた これらの事から 当海域におけるホタテガイ垂下式養殖は 難しいと評価された

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