WHO Tanner Marshall and Tanner, 1960, 1970 Matsuo, 1993

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さやこうい
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1 Features of growth and development of build, physical strength and moving ability of junior high and high school twins Analysis of 959 students over 9 years Masako FUKUSHIMA Junior high and high school days are the time when development of mind and body is the most remarkable, and it can be said to be the transition period from child to adult. It is said that children grow taller at the highest rate ; for girls when they are in the upper grades of elementary schools and for boys when in the junior high schools. They reach almost adults height level during the high school days. When secretion of the somatotrophin becomes active, growth of height is active too and it has a big influence on growth of mind and body. At this time physical strength and moving ability develop most remarkably and the effect of exercise is tremendous. Features of growth and development at the adolescence spurt have been reported by a lot of researchers. Similarities in build and moving ability between the twins have been also reported. However, reports about growth and development of build, physical strength and moving ability concerning twins at the adolescence spurt have been hardly given. Therefore, to make a research on that, based on the data of sports test accumulated over 9 years, I made a comparative analysis on build, physical strength and moving ability with the data of 959 twins, 149,567 junior high and high school students in the same age group and 6100 T secondary education school students. As a result, for male twins both height and weight tend to be below the national average, while for female twins height is almost the same, and weight tends to be below it. However, physical strength and moving ability tend to be almost the same, or rather above the national average although some difference can be found according to the events for both male and female twins. This paper gives a report of and discusses the result of the analysis including influence of environmental factors on development of body and mind in the adolescence. Methods T

It is said that children grow taller at the highest rate ; for girls when they are in the upper grades of elementary schools and for boys when in the junior high schools.

2 WHO Tanner Marshall and Tanner, 1960, 1970 Matsuo, 1993

3 DNA DNA m m m

4 ３２８東京大学大学院教育学研究科紀要幅とび柔軟性長座体前屈敏捷性反復横跳び筋力握力筋持久力上体起こし投力ハンドボール投げｂ測定方法５ m 走５ m 直線セパレートコースを全力疾走するタイムは四捨五入して秒まで計測は回のみ転倒棄権コースアウトは記録なし握力左右各２回ずつ握力計で計測する良い記録を計上反復横跳び m 幅に引いた３本の線を２秒間でまたぎ越す回数を数えるまたげない場合は点扱いだが失格とはせずに続行する２回跳んで良い記録を計上ソフトボール投げ２m の円内から前方３度の範囲内に３号球を投げる３度の範囲外に着地した場合着地までに試技者が円から出た場合は無効試技となる端数は切り上げ m 単位で計測２回投げて良い記録を計上立ち幅跳び走り幅跳びの前段階として小学校低学年に実施していたものを全対象者に拡張両足をそろえて前方に跳躍する最後尾の着地点を cm 単位で記録する仮に着地後に後方へ転倒した場合尻餅なら尻手をついたら手が着地点となる２回跳んで良い記録を計上持久走中学生以上が対象だが新種目の２ m シャトルランとの二者択一男子５ m 女子 m で計測する計測は回のみ上体起こし３秒間の腹筋運動によって上半身を起こした数を計測する両手を握って胸の前に置き膝を９度に折るのが旧来の腹筋運動との違いである両肘が両腿に当たって背中が床に引いたマットに戻るまでがセットで３秒間にできた回数を計測する計測は回長座体前屈壁面に背中をつけて長座の姿勢をとり高さ２４cm の計測物を両親指の腹で押し出し計測物の移動距離を計測する計測器具の自作は可能だが初年度から教具メーカー各社が作成を済ませておりほとんどの学校が購入あるいは同一自治体内での共同購入や貸し借りしている本校ではそれらの測定器具で計測 cm 単位で計測し mm は切り捨て２回押して良い記録を計上Ｄ解析方法双生児と全国平均値東大附属生との比較では文第５巻２部科学省の２年度から２８年度体格調査結果平均値と体力運動能力調査結果平均値を基準値とした解析方法としては既知の母平均と標本平均の差を標準誤差で標準化し統計量を求め標準正規分布を利用して検定を行ったまた双生児の平均の全国の分布における相対的位置を明らかにするために全国の平均を標準偏差を用いて正規化した T スコアを求めたこの T スコアは変換後の得点分布が平均５標準偏差の正規分布になるよう素点記録値を変換正規化した得点であり測定単位や平均値などが異なるテスト間の比較を可能にするものであるまた得点そのもので集団内の位置を判断することができるただし５ m 走持久走については記録値が小さいほど評価が高くなるため正規得点に換算し直しスコア化した Ⅲ 結果と考察Ａ体格結果表Ⅰ に双生児男女と全国一般児男女および東大附属生男女の身長体重の平均値と標準偏差を示した男子双生児の身長は全国平均と東大附属男子とを比較すると常に下回るという傾向にあった図その差は中学年生で９cm 下回り２年生で３７cm ３年生で４cm ４年生で２６cm ５年生で２４cm ６年生で２４cm とその差が縮小されることはなかった東大附属男子は全国平均とほぼ同等でありほとんど差は見られなかった女子双生児の身長は全国平均と比較すると男子とは異なり下回るという傾向は見られず ± ４cm の範囲でほぼ同じ水準にあったまた東大附属女子は全国平均より常に６９cm 上回っていた図２男子双生児の体重は全国平均と東大附属男子に比べ身長と同様に常に下回る傾向にあった図２その差は中学年生で３６kg ２年生で４８kg ３年生で５９kg ４年生で５９kg ５年生で５３kg ６年生で５４kg 下回りその差が縮小されることはなかった東大附属男子は全国平均とほぼ同等であり ± ６kg の範囲以内でほとんど差は見られなかった女子双生児の体重においては全国平均と比べ男子双生児と同様に全国平均より下回るという結果が見られた図２２その差は中学年生で２９kg ２年生で２７kg ３年生で３ kg ４年生で３ kg ５年

学年に実施していたものを全対象者に拡張両足をそろえて前方に跳躍する最後尾の着地点を cm 単位で記録する仮に着地後に後方へ転倒した場合尻餅なら尻手をついたら手が着地点となる２回跳んで良い記録を計上持久走中学生以上が対象だが新種目の２ m シャトルランとの二者択一男子５ m 女子 m で計測する計測は回のみ上体起こし３

5 kgkg P P P P P

7 中学高校双生児の体格と体力運動能力における発育発達の特徴表Ⅰ ２全国平均値と双生児および東大附属生の身長と体重の差の検定結果双生児男子東大附男子学年身長体重学年２３４５６表Ⅰ ３３３身長双生児女子体重学年身長２２２３３３４４４５５５６６６双生児男子双生児女子学年身長体重学年身長体重２２３３４４５５６６ P すぐれている劣っているといえるもの P ５すぐれている劣っているといえるもの発育パターンには乳児期と幼児期における急激な増量児童期の比較的安定的な増量思春期スパートにおける急激な増量最終身長に至るまでの増量と４相があり体重は成人まで増加を続けるという発育パ２ターンがある学童期はその２相にあたり身長の発達が思春期スパート前でもっとも遅くなる時期にあたる浅香大木らの調査は発育率の急激な増量にあたる乳幼児期から学童期末というもっとも発育率が遅くなる時期に調査分析を終えその中で双生児の身長体重が一般児集団とほぼ同じ水準に追いついたために回復をしたという結論に至ったのではないかと推測されるしかしその後の第２発育促進期にあたる思春期スパート時の双生児の身長体重を経年的に追跡し双生児の発育率をまとめた論文は管見の及ぶ限り見当たらないそのため現在はこれまでに双生児の思春期の発育率を一般児と比較したことで集団として肯定も否定もし得ない状況にあるのだといえるそのような中で今回の研究で得られた結果である双生児の思春期における発達加速度が一般児と異なり特に男子双生児の身長と男女双生児の体重が下回るということは新たな知見といえるしたがって男子双生児の思春期発育率は一般男子の急激な発育加速度の増量に比べ比較的穏やかな増身長東大附女子体重東大附属一般児と双生児の身長と体重の差の検定結果学年体重量で発育する傾向にあり女子双生児の体重においても同様のことが示唆されたことになるしかしここで女子の場合のみ男子とは別に考えておく必要があると思われるなぜならば仮に双生児は男女ともに総体的に体格は一般児よりも下回るということであればこれまでの報告を含め女子の身長も低くなければならないしかし女子双生児の身長は一般児と同等またそれ以上の水準にある高い７傾向にあるとされているこれは渡辺９９６が述べている大都市で生活する子どもの体格が大型化するという特徴が東大附属男女双生児を含むに見られるという社会経済状態経済教育栄養健康に関連した資源の住居地域の影響が女子双生児にも当てはまり身体が大型化したのではないかと推測されるそうであるならば双生児の発育パターンには一般児の男女の性差による発育の仕方とは別に異なった双生児特有の性差いわゆる思春期双生児の二次性徴発現による男女の成長ホルモンの分泌差による発育パターンがあるのではないかと考えられるだがこれらの要因については医学的根拠のもとで述べているわけではなくあくまでも推測に過ぎずこの体格の特徴は東大附属の双生児においてのみいえることでもあるそのため慎重に検討をしていく必要があると思われる今回の研究は双生児を個人として扱った上で解析をした結果から得られた知見であるため今後双生児という固有の条件とは関係なく思春期の子どもの発育発達については縦断的な出生体重からの検討発育曲線のパーセンタイル値での解析 BMI 値など個人としての多方面からの分析が必要といえるＢ体力運動能力結果ａ体力運動能力測定の平均値の差の検定表Ⅱ に性別による双生児の体力運動能力の

発達が思春期スパート前でもっとも遅くなる時期にあたる浅香大木らの調査は発育率の急激な増量にあたる乳幼児期から学童期末というもっとも発育率が遅くなる時期に調査分析を終えその中で双生児の身長体重が一般児集団とほぼ同じ水準に追いついたために回復をしたという結論に至ったのではないかと推測されるしかしその後の第２発育促進期にあたる思春期スパート時の双生児の身長体重を経

8 m m m

9 m m m

10 m m m m P P m

11 m T m m m

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14 pp. m

17 m m

18 T pp. Vol. NOpp. pp. Vol. NOpp. pp. pp. pp. pp. J. M. Tanner Foetus into Man : Physical Growth from Conception to Maturity David Sinclair and Peter Dangerfield Human Growth after Birth. Authorized translation of the original English edition pp. pp. pp. pp. pp. Maline, R, M, and C Bouchard Growth Maturation, and Physical Activity Human Kinetcs, 1995, pp. 4849, , 340 The Developmental Changes in the Fundamental Motor Ability of Boys4to8YearsofAge pp. O pp. Vol. pp. pp. pp. NO

1998 pp. pp. pp. pp. pp. Maline, R, M, and C Bouchard Growth Maturation, and Physical Activity Human Kinetcs, 1995, pp.

平成 27 年度全国体力運動能力運動習慣等調査愛媛県の結果概要 ( 公立学校 ) 調査期間 : 調査対象 : 平成 27 年 4 月 ~7 月小学校第 5 学年 ( 悉皆 ) 中学校第 2 学年 ( 悉皆 ) 男子 5,909 人男子 5,922 人女子 5,808 人女子 5,763 人本

平成 27 年度全国体力運動能力運動習慣等調査愛媛県の結果概要 ( 公立学校 ) 調査期間 : 調査対象 : 平成 27 年 4 月 ~7 月小学校第 5 学年 ( 悉皆 ) 中学校第 2 学年 ( 悉皆 ) 男子 5,909 人男子 5,922 人女子 5,808 人女子 5,763 人本平成 27 年度全体力運動能力運動習慣等調査愛媛の結果概要 ( 公立学校 ) 調査期間 : 調査対象 : 平成 27 年 4 月 ~7 月小学校第 5 学年 ( 悉皆 ) 中学校第 2 学年 ( 悉皆 ) 男子 5,909 人男子 5,922 人女子 5,808 人女子 5,763 人本調査は平成 20 21 25 26 27 年度は悉皆調査 22 24 年度は抽出調査 ( 抽出率 20%