PowerPoint プレゼンテーション

Size: px
Start display at page:

Download "PowerPoint プレゼンテーション"

Transcription

1 電磁波工学 第 8 回電磁波の伝搬特性 Ⅱ ( ダクト伝搬 電離大気中の伝搬 フェージング ) 柴田幸司

2 本章の目的 産業や通信に用いられる電磁波は宇宙的な規模での振る舞いを考えると その周波数によって空間を伝搬する性質などが異なる よって 特に電離層での振る舞いを例に その違いについて理解する 電離層伝搬に関連する周波数 MF( 中波 ) 3kHz~ 3MHz HF( 短波 SW) 3MHz~3MHz

3 上に行くほど電子密度が高い 電離層が等価的な誘電体となる 短波 (3MHz~3MHz) LF 昼間は D 層でほとんど吸収 中波 (3kHz~3MHz) 長波 3kHz~3kHz( 波長 ~km) 船舶 航空機用ビーコン 標準電波 (JJY) 超長波 3kHz~3kHz( 波長 :~km) 電離層の影響をあまり受けず 直接波として伝搬 ( 水中も伝搬 )

4 電子密度の非常に濃い場所 ( プラズマ状態 ) 電荷が沢山あるので誘電体と考えることが出来る ~ 電磁波の電離層への垂直入射 ~ 電離層 ( = N) 電磁波が電離層に垂直入射した場合 入射させる周波数 が電子サイクロトロンの周波数 H と衝突周波数 ν に比べて充分大きい時 平面波に対する電離層の屈折率は で与えられる ここで 諸定数は以下の通りである e : 電子の電荷量.6-9 [C] N : 電離層の電子密度 [ 個 /m 3 ] m : 電子の質量 [kg] 短波帯の電波伝搬 n e N m あとで導出 : 送信する電磁波の周波数 [Hz] : その電子密度での電離層の臨界 ( プラズマ ) 周波数 [Hz] ε o : 真空の誘電率 (SI 単位系による ) より小さい

5 nの変形によるおよび の分離 であるから 先のフ ラス マの屈折率 nにω=πを代入してみると 定数 n e N m e N m( ) e N m4 e m4 n N 8N となる さらに e=.6-9 m=9.9-3 ε = N であるから与式に を代入してとなる そこで, e 8.43 om4 9 N をあらたに 電離層の臨界周波数として 9 N とおけば n を得る つまり 以上の周波数の電磁波は電離層で反射されず突きぬけることになる より小さい

6 垂直入射では屈折率が n= を満たす点で電磁波は全反射するから 与式に n= を 代入すれば 9 N フ ラス マの中では n< だが n= だと全反射 となる よって この両辺を 乗すれば 9 N となり N 9 を得る これが電離層で反射する限界 ( 臨界 ) 周波数 [Hz] と電子密度 [ 個 /m 3 ] との関係である 一例として 8MHzの電波を上空に送信して垂直入射させた電磁波が電離層にて反射する為の電子密度は N 送信電磁波の周波数 と電子密度との関係 ( 電子密度の N を用いた臨界周波数の導出 ) 9 N これを満足するためには となる必要なので をさらに変形して N 9 N の時全反射なので N 9 であるから 6 の中が + になるためには なる関係 すなわち臨界周波数よりも送信する周波数の方が小さいと全反射 7. 9 [ 個 / m 3 ] 以上となる必要がある

7 最大電子密度 N max と臨界周波数 上にいくほど電子密度が高いから N max 今 上空に行くほど高くなる電子密度を持つ電離層について 一番上部での電子密度を N max とする ここで 宇宙に飛び出さず反射する限界の周波数をあらためて臨界周波数と呼び c 9 N max で表される つまり 周波数を高くするにつれて徐々に高い電離層で反射し c 以上では反射せずに電離層を通過することになる 3 = C 4 < < 3 < 4

8 電離層発生のメカニズム 中性の原子 分子イオン ( 電子が抜けた分子 ) 上空の分子 N O 電子 N: 粒子密度 e: 粒子の電荷量 m: 粒子の質量 + x t 電離層 T T Ne m () x : プラズマ状態 プラズマ角周波数

9 コンデンサ モデル d C フ ラス マ状態での誘電率 よって r s e C S d 誘電体 e: 誘電率 静電容量 () 真空の誘電率よりも小さい 高度 電離層を誘電体と仮定 電子密度 大 N 小 比誘電率は より小さい なので n 誘電率 小 大 e e となる

10 - m : 質量 e : 電荷量 v : 速度 であるが J= としてあらたに電磁波が電離層を伝搬中の変位電流 J を D t J ここに J d 自由空間での電界の変位電流 J c 電子の運動による対流電流( フ ラス マ中に発生 ) と定義する そして電磁波の変位電流 J d は伝搬中の電磁波の電界の振幅を E とし 時間因子も合わせて表示すれば 一方 J C =N evを求めることを考えると 電界 Eによって電子は加速されるが その際に粒子として次の運動方程式を満足する必要がある 初速度を零とすれば 上記微分方程式を変形してみると v e m 運動方程式からの電離層の屈折率の導出 電離層内の屈折率は内部に発生する変位電流を整理すれば求まる まず アンペア マクスウェルの法則は D H J, D E t E e dt e m dv dt e m e j Ee J d jt J c dv m dt J d e Ee 電界の時間変化が変位電流を生み出す jt j Ee jt と表現される 電界の印加による加速分 であるから v を求めるためこの両辺を t で積分すれば jt jt となるから これを整理すれば E 積分した結果 電界の時間変化により発生する磁界の中心には変位電流が流れていると仮定

11 J J d j J v c e jm j Ee Ee jt となるので 電離層中を電磁波が伝搬時の変位電流 J は結局 jt Ne Ee m jt を得る よって電子が速度 v で移動した時の電子の運動による対流電流 J c は電離層内の電子密度 N を用いて J c となる Nev Ne jm Ee jt Ne jm Ee jt 等価的な比誘電率 ( より小さい ) ( これの をとれば屈折率になる )

12 電離層における高度分布と測定法 5 高度 (Km) 夜 3 E 9 D 7 C 電子密度 日中 (N/cm 3 ) F F H H t t 3 8 m t t 地表

13 電離層 ( フ ラス マ媒質中 ) におけるスネルの法則 ~ 光の屈折 ~ r sn sn r sn r sn (3) r r r 電離層 大気 一般的な媒質 電離層ででは ε r < なので

14 射入射時の電離層における屈折および反射条件 r 9 sn r sn sn sn r 9 sn r 電離層 ( 地表 ) に平行に進む条件 r 9 sn r sn sn r 9 sn 電離層の反射 r sn (5) 電離層の反射の条件 下部は誘電率が低いので海面での反射は起こらない r

15 電離層内における多重屈折 r の条件では 3 3 r r 3 sn 3 sn r 3 r sn 3 sn r 3 sn sn r sn 3 sn r 3 となるから これを整理すれば r sn r 3 sn となり 多重層におけるスネルの法則は 3 sn r sn (4) となる

16 電離層を利用した長距離通信では 送受信間の距離と反射により可能となる周波数の把握が重要である 図に示す様に電磁波が電離層により反射する場合 垂直入射 (=) 時には反射する臨界周波数 ( その周波数以下なら反射する ) は= であるが 射入射する場合にはスネルの法則からと には以下の関係が成り立つ sec( ) () 実際には P 電離層への斜入射時の反射条件 Q 電離層 ( ) R cos( ) : 送信する電磁波の周波数 (Hz) : 電離層の臨界 ( プラズマ ) 周波数 (Hz) N : 電離層の電子密度 ( 個 /S) : 入射角 以上のことから () 式を満足するように入射角 が大きい場合には反射による通信が可能な周波数 は高くなることが分かる 入射角が大きいほど同じ周波数でも反射しやすい ( スネルより ) この関係を正割の法則と呼び なる周波数の電波が電離層へ斜入射した時に反射するための最小角度 を定める つまり その角度以上では電磁波は反射する cos( ) (rad) (deg) cos( ) = より 無限大の周波数も反射する の性質 = ( 垂直入射 )

17 () 式の導出 n Q n 電離層 ( ) まず 点 P から発射した電磁波が Q に対して角度 で入射した場合 入射角 と透過角 とはスネルの法則より次式が成り立つ n sn( ) n sn( ) () ここで n o および n は自由空間および電離層の屈折率として P R n o=, sn( n で与えられる ここで =9 の時 =9 すなわち ) の時に電磁波は全反射するので () 式は sn( ) n sn( ) n sn

18 と変形できる そこで 両辺の 乗をとれば sn ( ) となり これを整理すれば sn ( ) cos ( ) となる さらに, > であるから両辺のルートは cos( ) となり これを について整理すれば sec( ) cos( ) を得る 池澤俊冶郎, 電波工学概説, 森北出版, PP.7-.

19 反射周波数と入射角との関係のまとめ sn ( (5) 反射の条件 ) () sn sn cos cos (6) 7MHz コセカント法則 MHz 4MHz.5MHz 7MHz

20 H D: 距離 R H cos R ) ( D H R H R cos ) ( D H H ) ( H D ) ( H D m MUF (Maxmum Usable Freq. ) (6) (7) 距離 d にて通信が可能な最大周波数を m とすればとなる つまり D はこの条件にて通信できる最小の距離である

21 (6) cos =.8 = =4 参考資料 : 電波受験

22 D 層減衰 F,F r 5 高度 (Km) 5 夜 日中 F F E D C 電子密度 (N/cm 3 )

23 例題 無線中継所において 周波数 5MHz を用い 時に また周波数 8MHz を用いて 4 時に通信をしたい 時および 4 時における電離層の臨界プラズマ周波数をそれぞれ 3MHz および 6MHz とすれば その時刻に受信可能かを調べよ 但し 送受信間の距離を6km 電離層の高さを4kmとする また 大地および電離層を平面とし 電離層の電子密度および送受信電界強度の変化は考慮しないものとする 正割の法則より sec 3 cos cos であるから まず 時にて与えられた反射する最小入射角度を とすれば 5MHz では を得る ここで図における臨界 入射角 での飛躍距離 d を求めると 電離層の高さ H は 4km であるから tan d / H d 4 d 8 となる なお ここでの d は通信できる最小距離であり d=8 tan() として求められる なお 計算時には tan() を cos() で表現する必要がある

24 突き抜け現象 電離層 ( ) (b) H (a) (a) 通信可 (b) 通信不可 これにより d は * d d * (.87) 8 tan 電波を反射できる最小角度 における通信可能な最短距離を意味する sn cos の両辺に /cos θ をかけると sn となり これを整理すれば cos cos tan より tan cos cos km となり この値は となるので 両辺のルートをとった

25 H 伝搬長 d/ d/ tan H D / H

26 tan cos cos cos cos なる関係を用いれば tan cos cos cos cos cos を得る これより 時では d=448km< 送受信間距離 6km であり d よりも大きい為に入射角 を より大きくすることができ電波が受信可能となる 6 次に 4 時では同様に cos となるので 飛躍距離 d は cos( ) (.75) d 8 tan 8 74 cos( ).75 km を得る 以上のことから 4 時では d=74km> 送受信間距離 6km より d より距離が狭い場合には入射角度入射角 は より小さくなり 電波は電離層で反射されず通信不可能となる

27 [MHz] 送信周波数 [MHz] 垂直入射時の臨界周波数 通信

28 例題 電離層 (E 層 ) の臨界周波数 が 4MHz の時 4km の距離を E 層の反射で伝搬する最高使用周波数 (MUF) を求めよ 但し E 層の高さを km とする E 層 r r h=km T Q R 注 : 最低使用周波数 (LUF) は D 層の電波吸収を考慮して決められる MUF sn d=4km d 図において r h 3 3 cos km となるので Hz r h cos h r より MHz となる

29 対流圏伝搬 地球の球面を考慮した多層分割モデルを右図に示す 第 層と 層との間にスネルの法則を適用すれば 入射角 n と波数 k n との関係において 次式が得られる k sn( ) k sn( ) () k,n k,n k,n ここで 各層の屈折率と波数には以下の関係がある k n k () R R R R 3 対地球面 次に 各層は充分薄いものとし 地球を球形とみなせば 地球の中心 O から地表までの距離 R と第 層までの距離 R で作られる三角形において 正弦の法則から次式が求まる この 3 角形において R R (3) sn( ) sn( ) O 地球の中心

30 () および (3) 式を用いて 第 層から第 層への入射角 を消去することを考えると sn( R k sn( ) Rk R sn( ) sn( ) ) よりから k k k さらに sn( ) Rk sn( ) Rk sn( ) k n k なる関係から 各層の屈折率に対して となる n n R n sn( n ) nn Rn sn( n ) という 曲面を考慮したスネルの法則が導出される すなわち 各電離層に対して電磁波が斜めに入射した時 上記式を満たすように屈折しながら宇宙に抜けていくことを示している

31

32 ダクト伝搬とは 海上などで 大気中の超屈折による異常伝搬 ( 屈折率の逆転層の発生により 大気中に出来たダクト層に閉じ込められながら伝搬する現象 ) フェージングとは 伝搬経路の影響により受信電界が数秒間減少する現象 例えば 短波帯では F 層の反射を利用するが E 層では減衰しながら透過する この時に偏波性のフェージングと呼ばれる電波がプラズマ電子と結合して異常波を励起し 偏波が長楕円となり この偏波面の回転によりアンテナからの受信電圧が変動する

33 干渉フェージング 伝搬路の違う つ以上の電波が受信されたとき 合成電界が変化する時に発生するタイプを干渉フェージングと呼ぶ 代表例としては 地上波と上空波によるものであり 日没時などに電離層の状態が急変することによるものである 複数の伝搬経路 上空波 電離層 ( ) 見通し通信距離外でも 電離層でいくつもの伝搬経路が出来 これが急変すると干渉フェージングが発生する T 地上波 R 飛躍フェージング 一波型のフェージングで 電離層の状態がわずかに変化することにより飛躍距離も変化するが これによる受信電界強度の変化によるもの 吸収フェージング 伝搬路上の吸収率の変化によるもの たとえば 雲 霧など 偏波フェージング 電離層への入射時の偏波変化によるもの

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 電磁波工学 第 5 回平面波の媒質への垂直および射入射と透過 柴田幸司 Bounda Plan Rgon ε μ Rgon Mdum ( ガラスなど ε μ z 平面波の反射と透過 垂直入射の場合 左図に示す様に 平面波が境界面に対して垂直に入射する場合を考える この時の入射波を とすると 入射波は境界において 透過波 と とに分解される この時の透過量を 反射量を Γ とおくと 領域 における媒質の誘電率に対して透過量

More information

反射係数

反射係数 平面波の反射と透過 電磁波の性質として, 反射と透過は最も基礎的な現象である. 我々の生活している空間は, 各種の形状を持った媒質で構成されている. 人間から見れば, 空気, 水, 木, 土, 火, 金属, プラスチックなど, 全く異なるものに見えるが, 電磁波からすると誘電率, 透磁率, 導電率が異なるだけである. 磁性体を除く媒質は比透磁率がで, ほとんど媒質に当てはまるので, 実質的に我々の身の回りの媒質で,

More information

スライド 1

スライド 1 暫定版修正 加筆の可能性あり ( 付録 ) 屈折率と誘電率 : 金属. 復習. 電気伝導度 3. アンペールの法則の修正 4. 表皮効果 表皮深さ 5. 鏡の反射 6. 整理 : 電子振動子模型 注意 : 整理しましょう! 前回 : 付録 (4) のアプローチ. 屈折率と損失について記述するために分極振動 ( 電気双極子の集団運動 ) による電気双極子放射を考慮. 誘電率は 真空中の値 を採用 オリジナル光

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 電磁波工学 第 6 回境界条件と伝送線路 柴田幸司 伝送線路とは 伝送線路とは光速で進む電磁波を構造体の中に閉じ込めて低損失にて伝送させるための線路であり 伝搬方向 断面方向に電磁波を閉じ込めるためには金属条件や誘電体の境界条件を利用する必要がある 開放型 TM 型 平行 線 誘電体型 誘電体線路 光ファイバ 閉鎖型 TM 型 同軸線路 導波路型 導波管 おのおのの伝送線路の形状に対する管内断面の電磁波の姿体の導出

More information

ÿþŸb8bn0irt

ÿþŸb8bn0irt 折戸の物理 スペシャル補習 http://oritobuturi.co/ NO.5(009..16) 今日の目的 : 1 物理と微分 積分について 微分方程式について学ぶ 3 近似を学ぶ 10. 以下の文を読み,[ ア ]~[ ク ] の空欄に適当な式をいれよ 物体物体に一定の大きさの力を加えたときの, 物体の運動について考え よう 右図のように, なめらかな水平面上で質量 の物体に水平に一定の大きさ

More information

s ss s ss = ε = = s ss s (3) と表される s の要素における s s = κ = κ, =,, (4) jωε jω s は複素比誘電率に相当する物理量であり ここで PML 媒質定数を次のように定義する すなわち κξ をPML 媒質の等価比誘電率 ξ をPML 媒質の

s ss s ss = ε = = s ss s (3) と表される s の要素における s s = κ = κ, =,, (4) jωε jω s は複素比誘電率に相当する物理量であり ここで PML 媒質定数を次のように定義する すなわち κξ をPML 媒質の等価比誘電率 ξ をPML 媒質の FDTD 解析法 (Matlab 版 2 次元 PML) プログラム解説 v2.11 1. 概要 FDTD 解析における吸収境界である完全整合層 (Perfectl Matched Laer, PML) の定式化とプログラミングを2 次元 TE 波について解説する PMLは異方性の損失をもつ仮想的な物質であり 侵入して来る電磁波を逃さず吸収する 通常の物質と接する界面でインピーダンスが整合しており

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 電磁波工学 第 9 回アンテナ ( 基本性質 利得 インピーダンス整合 指向性 実効長 ) 柴田幸司 講義ノート アンテナとは 無線機器の信号 ( 電磁波 ) を空間に効率よく放射したり 空間にある電磁波を無線機器に導くための部品 より長距離での通信の為 非共振型アンテナ ホーン ( ラッパ ) パラボラレンズ 非共振型アンテナの動作原理 ホーンアンテナ 導波路がテーパ状に広がることにより反射させることなく開口面まで伝搬させ

More information

平面波

平面波 平面波 図.に示すように, 波源 ( 送信アンテナあるいは散乱点 ) から遠い位置で, 観測点 Pにおける波の状態を考えてみる. 遠いとは, 波長 λ に比べて距離 が十分大きいことを意味しており, 観測点 Pの近くでは, 等位相面が平面とみなせる状態にある. 平面波とは波の等位相面が平面になっている波のことである. 通信や計測を行うとき, 遠方における波の振舞いは平面波で近似できる. したがって平面波の性質を理解することが最も重要である.

More information

スライド 1

スライド 1 センサー工学 2012 年 11 月 28 日 ( 水 ) 第 8 回 知能情報工学科横田孝義 1 センサー工学 10/03 10/10 10/17 10/24 11/7 11/14 11/21 11/28 12/05 12/12 12/19 1/09 1/16 1/23 1/30 2 前々回から振動センサーを学習しています 今回が最終回の予定 3 振動の測定教科書 計測工学 の 194 ページ 二つのケースがある

More information

例 e 指数関数的に減衰する信号を h( a < + a a すると, それらのラプラス変換は, H ( ) { e } e インパルス応答が h( a < ( ただし a >, U( ) { } となるシステムにステップ信号 ( y( のラプラス変換 Y () は, Y ( ) H ( ) X (

例 e 指数関数的に減衰する信号を h( a < + a a すると, それらのラプラス変換は, H ( ) { e } e インパルス応答が h( a < ( ただし a >, U( ) { } となるシステムにステップ信号 ( y( のラプラス変換 Y () は, Y ( ) H ( ) X ( 第 週ラプラス変換 教科書 p.34~ 目標ラプラス変換の定義と意味を理解する フーリエ変換や Z 変換と並ぶ 信号解析やシステム設計における重要なツール ラプラス変換は波動現象や電気回路など様々な分野で 微分方程式を解くために利用されてきた ラプラス変換を用いることで微分方程式は代数方程式に変換される また 工学上使われる主要な関数のラプラス変換は簡単な形の関数で表されるので これを ラプラス変換表

More information

パソコンシミュレータの現状

パソコンシミュレータの現状 第 2 章微分 偏微分, 写像 豊橋技術科学大学森謙一郎 2. 連続関数と微分 工学において物理現象を支配する方程式は微分方程式で表されていることが多く, 有限要素法も微分方程式を解く数値解析法であり, 定式化においては微分 積分が一般的に用いられており. 数学の基礎知識が必要になる. 図 2. に示すように, 微分は連続な関数 f() の傾きを求めることであり, 微小な に対して傾きを表し, を無限に

More information

Microsoft Word - 1.2全反射.doc

Microsoft Word - 1.2全反射.doc . 全反射 φ 吸収があると透過光は減少する ( 吸収は考えない ) 全反射普通に三角関数を理解しているものには不思議な現象 Opia Fibr はこのメカニズムで伝える ブリュ - スター角 全反射 となる すなわち は実数として存在しない角度となる虚数 (or 複素数 ) となる 全反射という そこで r si を考えよう は存在しない角度なので この式から を消去して 実数である だけの表示にしよう

More information

交流 のための三角関数 1. 次の変数 t についての関数を微分しなさい ただし A および ω は定数とする 1 f(t) = sin t 2 f(t) = A sin t 3 f(t) = A sinωt 4 f(t) = A cosωt 2. 次の変数 t についての関数を積分しなさい ただし

交流 のための三角関数 1. 次の変数 t についての関数を微分しなさい ただし A および ω は定数とする 1 f(t) = sin t 2 f(t) = A sin t 3 f(t) = A sinωt 4 f(t) = A cosωt 2. 次の変数 t についての関数を積分しなさい ただし 交流 のための三角関数 1. 次の変数 t についての関数を微分しなさい ただし A および ω は定数とする 1 f(t) = sin t 2 f(t) = A sin t 3 f(t) = A sinωt 4 f(t) = A cosωt 2. 次の変数 t についての関数を積分しなさい ただし 積分定数を 0 とすること 1 f(t) = sin t 2 f(t) = A sin t 3 f(t)

More information

第 4 週コンボリューションその 2, 正弦波による分解 教科書 p. 16~ 目標コンボリューションの演習. 正弦波による信号の分解の考え方の理解. 正弦波の複素表現を学ぶ. 演習問題 問 1. 以下の図にならって,1 と 2 の δ 関数を図示せよ δ (t) 2

第 4 週コンボリューションその 2, 正弦波による分解 教科書 p. 16~ 目標コンボリューションの演習. 正弦波による信号の分解の考え方の理解. 正弦波の複素表現を学ぶ. 演習問題 問 1. 以下の図にならって,1 と 2 の δ 関数を図示せよ δ (t) 2 第 4 週コンボリューションその, 正弦波による分解 教科書 p. 6~ 目標コンボリューションの演習. 正弦波による信号の分解の考え方の理解. 正弦波の複素表現を学ぶ. 演習問題 問. 以下の図にならって, と の δ 関数を図示せよ. - - - δ () δ ( ) - - - 図 δ 関数の図示の例 δ ( ) δ ( ) δ ( ) δ ( ) δ ( ) - - - - - - - -

More information

物性物理学 I( 平山 ) 補足資料 No.6 ( 量子ポイントコンタクト ) 右図のように 2つ物質が非常に小さな接点を介して接触している状況を考えましょう 物質中の電子の平均自由行程に比べて 接点のサイズが非常に小さな場合 この接点を量子ポイントコンタクトと呼ぶことがあります この系で左右の2つ

物性物理学 I( 平山 ) 補足資料 No.6 ( 量子ポイントコンタクト ) 右図のように 2つ物質が非常に小さな接点を介して接触している状況を考えましょう 物質中の電子の平均自由行程に比べて 接点のサイズが非常に小さな場合 この接点を量子ポイントコンタクトと呼ぶことがあります この系で左右の2つ 物性物理学 I( 平山 ) 補足資料 No.6 ( 量子ポイントコンタクト ) 右図のように つ物質が非常に小さな接点を介して接触している状況を考えましょう 物質中の電子の平均自由行程に比べて 接点のサイズが非常に小さな場合 この接点を量子ポイントコンタクトと呼ぶことがあります この系で左右のつの物質の間に電位差を設けて左から右に向かって電流を流すことを行った場合に接点を通って流れる電流を求めるためには

More information

RLC 共振回路 概要 RLC 回路は, ラジオや通信工学, 発信器などに広く使われる. この回路の目的は, 特定の周波数のときに大きな電流を得ることである. 使い方には, 周波数を設定し外へ発する, 外部からの周波数に合わせて同調する, がある. このように, 周波数を扱うことから, 交流を考える

RLC 共振回路 概要 RLC 回路は, ラジオや通信工学, 発信器などに広く使われる. この回路の目的は, 特定の周波数のときに大きな電流を得ることである. 使い方には, 周波数を設定し外へ発する, 外部からの周波数に合わせて同調する, がある. このように, 周波数を扱うことから, 交流を考える 共振回路 概要 回路は ラジオや通信工学 などに広く使われる この回路の目的は 特定の周波数のときに大きな電流を得ることである 使い方には 周波数を設定し外へ発する 外部からの周波数に合わせて同調する がある このように 周波数を扱うことから 交流を考える 特に ( キャパシタ ) と ( インダクタ ) のそれぞれが 周波数によってインピーダンス *) が変わることが回路解釈の鍵になることに注目する

More information

電磁気学 IV 第 7 回導体内の電磁界 表皮効果 ( 電磁気ノート19 章を参照 ) 工学部電気電子工学科松嶋徹 授業のスケジュール ( 順番変更 ) 6 月 12 日 ( 第 1 回 ) 電磁気学的な量 一般直交座標におけるベクトル演算 6 月 14 日 ( 第 2 回 )

電磁気学 IV 第 7 回導体内の電磁界 表皮効果 ( 電磁気ノート19 章を参照 ) 工学部電気電子工学科松嶋徹 授業のスケジュール ( 順番変更 ) 6 月 12 日 ( 第 1 回 ) 電磁気学的な量 一般直交座標におけるベクトル演算 6 月 14 日 ( 第 2 回 ) 電磁気学 IV 08.07.03 第 7 回導体内の電磁界 表皮効果 ( 電磁気ノート9 章を参照 ) 工学部電気電子工学科松嶋徹 授業のスケジュール ( 順番変更 ) 6 月 日 ( 第 回 ) 電磁気学的な量 一般直交座標におけるベクトル演算 6 月 4 日 ( 第 回 ) 時間的に変化がない場 静電界 静磁界 定常電流界 6 月 9 日 ( 第 3 回 ) 定常的な場のシミュレーション 6 月

More information

2009 年 11 月 16 日版 ( 久家 ) 遠地 P 波の変位波形の作成 遠地 P 波の変位波形 ( 変位の時間関数 ) は 波線理論をもとに P U () t = S()* t E()* t P() t で近似的に計算できる * は畳み込み積分 (convolution) を表す ( 付録

2009 年 11 月 16 日版 ( 久家 ) 遠地 P 波の変位波形の作成 遠地 P 波の変位波形 ( 変位の時間関数 ) は 波線理論をもとに P U () t = S()* t E()* t P() t で近似的に計算できる * は畳み込み積分 (convolution) を表す ( 付録 遠地 波の変位波形の作成 遠地 波の変位波形 ( 変位の時間関数 ) は 波線理論をもとに U () t S() t E() t () t で近似的に計算できる は畳み込み積分 (convolution) を表す ( 付録 参照 ) ここで St () は地震の断層運動によって決まる時間関数 1 E() t は地下構造によって生じる種々の波の到着を与える時間関数 ( ここでは 直達 波とともに 震源そばの地表での反射波や変換波を与える時間関数

More information

Microsoft PowerPoint EM2_15.ppt

Microsoft PowerPoint EM2_15.ppt ( 第 5 回 ) 鹿間信介摂南大学理工学部電気電子工学科 後半部 (4~5 章 ) のまとめ 4. 導体 4.3 誘電体 5. 磁性体 5. 電気抵抗 演習 導体表面の電界強度 () 外部電界があっても導体内部の電界は ( ゼロ ) になる () 導体の電位は一定 () 導体表面は等電位面 (3) 導体表面の電界は導体に垂直 導体表面と平行な成分があると, 導体表面の電子が移動 導体表面の電界は不連続

More information

<4D F736F F F696E74202D B D91E58B438C C2D D B F97702E707074>

<4D F736F F F696E74202D B D91E58B438C C2D D B F97702E707074> ディジタル受信機を用いた電離圏ビーコン観測からの全電子数推定法の開発 京都大学生存圏研究所 奥村健太 山本衛 1 研究の背景と目的 (1) ビーコン観測 : 電離圏の観測手法のひとつ 衛星 ロケット搭載のビーコン送信機から -3 周波数の電波を送信し 地上の受信機で周波数間の位相差や電波強度を測定する 送受信点間に存在する全電子数 (Total Electron Content; TEC) や電子密度の空間変動が得られる

More information

diode_revise

diode_revise 2.3 pn 接合の整流作用 c 大豆生田利章 2015 1 2.3 pn 接合の整流作用 2.2 節では外部から電圧を加えないときの pn 接合について述べた. ここでは, 外部か らバイアス電圧を加えるとどのようにして電流が流れるかを電子の移動を中心に説明す る. 2.2 節では熱エネルギーの存在を考慮していなかったが, 実際には半導体のキャリアは 周囲から熱エネルギーを受け取る その結果 半導体のキャリヤのエネルギーは一定でな

More information

Microsoft Word - thesis.doc

Microsoft Word - thesis.doc 剛体の基礎理論 -. 剛体の基礎理論初めに本論文で大域的に使用する記号を定義する. 使用する記号トルク撃力力角運動量角速度姿勢対角化された慣性テンソル慣性テンソル運動量速度位置質量時間 J W f F P p .. 質点の並進運動 質点は位置 と速度 P を用いる. ニュートンの運動方程式 という状態を持つ. 但し ここでは速度ではなく運動量 F P F.... より質点の運動は既に明らかであり 質点の状態ベクトル

More information

Laplace2.rtf

Laplace2.rtf =0 ラプラスの方程式は 階の微分方程式で, 一般的に3つの座標変数をもつ. ここでは, 直角座標系, 円筒座標系, 球座標系におけるラプラスの方程式の解き方を説明しよう. 座標変数ごとに方程式を分離し, それを解いていく方法は変数分離法と呼ばれる. 変数分離解と固有関数展開法. 直角座標系における 3 次元の偏微分方程式 = x + y + z =0 (.) を解くために,x, y, z について互いに独立な関数の積で成り立っていると考え,

More information

s とは何か 2011 年 2 月 5 日目次へ戻る 1 正弦波の微分 y=v m sin ωt を時間 t で微分します V m は正弦波の最大値です 合成関数の微分法を用い y=v m sin u u=ωt と置きますと dy dt dy du du dt d du V m sin u d dt

s とは何か 2011 年 2 月 5 日目次へ戻る 1 正弦波の微分 y=v m sin ωt を時間 t で微分します V m は正弦波の最大値です 合成関数の微分法を用い y=v m sin u u=ωt と置きますと dy dt dy du du dt d du V m sin u d dt とは何か 0 年 月 5 日目次へ戻る 正弦波の微分 y= in を時間 で微分します は正弦波の最大値です 合成関数の微分法を用い y= in u u= と置きますと y y in u in u (co u co になります in u の は定数なので 微分後も残ります 合成関数の微分法ですので 最後に u を に戻しています 0[ra] の co 値は [ra] の in 値と同じです その先の角

More information

基礎から学ぶ光物性 第2回 光が物質中を伝わるとき:

基礎から学ぶ光物性  第2回 光が物質中を伝わるとき: 基礎から学ぶ光物性 第 2 回光が物質中を伝わるとき : 東京農工大学特任教授 佐藤勝昭 第 2 回講義で学ぶこと 光が物質中を伝わるとき何がおきるか : 屈折率とは何か? 消光係数とは? 吸収係数 透過率との関係はここでは 屈折率 n 消光係数 κ がどのように定義された量であるかを電磁波の伝わり方をあらわす式を用いて説明します マクスウェルの方程式の固有解を求めることによって 光学定数と光学誘電率の関係を導きます

More information

人間科学部研究年報平成 24 年 (1) (2) (3) (4) 式 (1) は, クーロン (Coulomb) の法則とも呼ばれる.ρは電荷密度を表し,ε 0 は真空の誘電率と呼ばれる定数である. 式 (2) は, 磁荷が存在しないことを表す式である. 式 (3) はファラデー (Faraday)

人間科学部研究年報平成 24 年 (1) (2) (3) (4) 式 (1) は, クーロン (Coulomb) の法則とも呼ばれる.ρは電荷密度を表し,ε 0 は真空の誘電率と呼ばれる定数である. 式 (2) は, 磁荷が存在しないことを表す式である. 式 (3) はファラデー (Faraday) 複素振幅をもつ球面波の人間科学部研究年報 Maxwell 平成 24 方程式年 複素振幅をもつ球面波の Maxwell 方程式 Maxwell Equation of Spherical Wave with Complex Amplitude 戸上良弘 Yoshihiro TOGAMI Abstract 複素振幅をもつ球面波に関して, マクスウェル (Maxwell) 方程式との関係を考察した. 電気的な球面波としてのスカラーポテンシャルが与えられたとき,

More information

ダイポールアンテナ標準:校正の実際と不確かさ

ダイポールアンテナ標準:校正の実際と不確かさ ダイポールアンテナ標準 校正の実際と不確かさ ( 独 ) 産業技術総合研究所 森岡健浩 概要 アンテナ係数 3アンテナ法 ( 半自由空間と自由空間 ) 置換法 不確かさ積算 異なるアンテナ校正によるアンテナ係数の一意性 まとめ アンテナ係数の定義 z 波源 V 付属回路 受信アンテナ図 アンテナ係数の定義 V 測定量 : アンテナ係数 ( 水平偏波.0 m 高 または自由空間 ) 校正方法 : 3アンテナ法

More information

1 演習 :3. 気体の絶縁破壊 (16.11.17) ( レポート課題 3 の解答例 ) ( 問題 3-4) タウンゼントは平行平板電極間に直流電圧を印加し, 陰極に紫外線を照射して電流 I とギ ャップ長 d の関係を調べ, 直線領域 I と直線から外れる領域 II( 図 ) を見出し, 破壊前前駆電流を理論的 に導出した 以下の問いに答えよ (1) 領域 I における電流 I が I I expd

More information

( 全体 ) 年 1 月 8 日,2017/1/8 戸田昭彦 ( 参考 1G) 温度計の種類 1 次温度計 : 熱力学温度そのものの測定が可能な温度計 どれも熱エネルギー k B T を

( 全体 ) 年 1 月 8 日,2017/1/8 戸田昭彦 ( 参考 1G) 温度計の種類 1 次温度計 : 熱力学温度そのものの測定が可能な温度計 どれも熱エネルギー k B T を ( 全体 htt://home.hiroshima-u.ac.j/atoda/thermodnamics/ 9 年 月 8 日,7//8 戸田昭彦 ( 参考 G 温度計の種類 次温度計 : 熱力学温度そのものの測定が可能な温度計 どれも熱エネルギー k T を単位として決められている 9 年 月 日 ( 世界計量記念日 から, 熱力学温度 T/K の定義も熱エネルギー k T/J に基づく. 定積気体温度計

More information

Microsoft Word

Microsoft Word 第 9 回工学基礎ミニマム物理試験問題.. 日立 水戸 正解は各問の選択肢 (,, ) の中からつだけ選び, その番号をマークシートにマークせよ この際,HBまたはBの鉛筆またはシャープペンシルを使うこと ボールペンは不可 正解が数値の場合には, 選択肢の中から最も近い値を選ぶこと 正解が選択肢の中に無い場合には, 番号ゼロを選択せよ 学生番号, 氏名を指定された方法でマークシートの所定の欄に記入せよ

More information

ÿþŸb8bn0irt

ÿþŸb8bn0irt 折戸の物理 スペシャル補習 http://orito-buturi.com/ NO.3 今日の目的 : 1 微分方程式をもう一度 三角関数の近似について学ぶ 3 微分の意味を考える 5. 起電力 の電池, 抵抗値 の抵抗, 自己インダクタンス のコイルとスイッチを用いて右図のような回路をつくった 始めスイッチは 開かれている 時刻 t = でスイッチを閉じた 以下の問に答えよ ただし, 電流はコイルに

More information

Microsoft PowerPoint _量子力学短大.pptx

Microsoft PowerPoint _量子力学短大.pptx . エネルギーギャップとrllouゾーン ブリルアン領域,t_8.. 周期ポテンシャル中の電子とエネルギーギャップ 簡単のため 次元に間隔 で原子が並んでいる結晶を考える 右方向に進行している電子の波は 間隔 で規則正しく並んでいる原子が作る格子によって散乱され 左向きに進行する波となる 波長 λ が の時 r の反射条件 式を満たし 両者の波が互いに強め合い 定在波を作る つまり 式 式を満たす波は

More information

F コンデンサーの静電容量高校物理において コンデンサーは合同な 2 枚の金属板を平行に並べたものである 電池を接続すると 電圧の高い方 (+ 極 ) に接続された金属板には正の電気量 Q(C) が 低い方には負の電気量 -Q(C) が蓄積される 正負の電気量の絶対値は等しい 蓄積された電気量 Q

F コンデンサーの静電容量高校物理において コンデンサーは合同な 2 枚の金属板を平行に並べたものである 電池を接続すると 電圧の高い方 (+ 極 ) に接続された金属板には正の電気量 Q(C) が 低い方には負の電気量 -Q(C) が蓄積される 正負の電気量の絶対値は等しい 蓄積された電気量 Q 電磁気の公式の解説 更新日 :2017 年 5 月 11 日 A 電気量電荷と電気量は何が違うのだろうか? 簡単に言うと 電気を帯びたものを電荷といい その電荷の大きさを数字で表すものが電気量である 電荷と電気量の本来の意味は少し違うが 実際には同じ意味で使われることが多い 電気量は次のように決められる ファラデー定数 9.65 10 4 (C /mol ) より電子 6.02 10 23 個が電気量

More information

Chap2

Chap2 逆三角関数の微分 Arcsin の導関数を計算する Arcsin I. 初等関数の微積分 sin [, ], [π/, π/] cos sin / (Arcsin ) 計算力の体力をつけよう π/ π/ E. II- 次の関数の導関数を計算せよ () Arccos () Arctan E. I- の解答 不定積分あれこれ () Arccos n log C C (n ) n e e C log (log

More information

Q

Q 埼玉工業大学機械工学学習支援セミナー ( 小西克享 ) 自由振動と強制振動 -1/6 テーマ H3: 自由振動と強制振動 振動の形態には, 自由振動と強制振動の 種類があります. 一般に, 外力が作用しなくても固有振動数で振動を継続する場合は自由振動であり, 外力が作用することによって強制的に振動が引き起こされる場合は強制振動になります. 摩擦抵抗の有無によって減衰系と非減衰系に区分されるため, 振動の分類は次のようになる.

More information

Microsoft Word - note02.doc

Microsoft Word - note02.doc 年度 物理化学 Ⅱ 講義ノート. 二原子分子の振動. 調和振動子近似 モデル 分子 = 理想的なバネでつながった原子 r : 核間距離, r e : 平衡核間距離, : 変位 ( = r r e ), k f : 力の定数ポテンシャルエネルギー ( ) k V = f (.) 古典運動方程式 [ 振動数 ] 3.3 d kf (.) dt μ : 換算質量 (m, m : 原子, の質量 ) mm

More information

Kumamoto University Center for Multimedia and Information Technologies Lab. 熊本大学アプリケーション実験 ~ 実環境における無線 LAN 受信電波強度を用いた位置推定手法の検討 ~ InKIAI 宮崎県美郷

Kumamoto University Center for Multimedia and Information Technologies Lab. 熊本大学アプリケーション実験 ~ 実環境における無線 LAN 受信電波強度を用いた位置推定手法の検討 ~ InKIAI 宮崎県美郷 熊本大学アプリケーション実験 ~ 実環境における無線 LAN 受信電波強度を用いた位置推定手法の検討 ~ InKIAI プロジェクト @ 宮崎県美郷町 熊本大学副島慶人川村諒 1 実験の目的 従来 信号の受信電波強度 (RSSI:RecevedSgnal StrengthIndcator) により 対象の位置を推定する手法として 無線 LAN の AP(AccessPont) から受信する信号の減衰量をもとに位置を推定する手法が多く検討されている

More information

Microsoft PowerPoint - 第5回電磁気学I 

Microsoft PowerPoint - 第5回電磁気学I  1 年 11 月 8 日 ( 月 ) 1:-1: Y 平成 年度工 系 ( 社会環境工学科 ) 第 5 回電磁気学 Ⅰ 天野浩 項目 電界と電束密度 ガウスの発散定理とガウスの法則の積分形と微分形 * ファラデーの電気力線の使い方をマスターします * 電界と電束密度を定義します * ガウスの発散定理を用いて ガウスの法則の積分形から微分形をガウスの法則の積分形から微分形を導出します * ガウスの法則を用いて

More information

木村の物理小ネタ 単振動と単振動の力学的エネルギー 1. 弾性力と単振動 弾性力も単振動も力は F = -Kx の形で表されるが, x = 0 の位置は, 弾性力の場合, 弾性体の自然状態の位置 単振動の場合, 振動する物体に働く力のつり合

木村の物理小ネタ   単振動と単振動の力学的エネルギー 1. 弾性力と単振動 弾性力も単振動も力は F = -Kx の形で表されるが, x = 0 の位置は, 弾性力の場合, 弾性体の自然状態の位置 単振動の場合, 振動する物体に働く力のつり合 単振動と単振動の力学的エネルギー. 弾性力と単振動 弾性力も単振動も力は F = -x の形で表されるが, x = の位置は, 弾性力の場合, 弾性体の自然状態の位置 単振動の場合, 振動する物体に働く力のつり合いの位置 である たとえば, おもりをつるしたばねについて, ばねの弾性力を考えるときは, ばねの自然長を x = とし, おもりの単振動で考える場合は, おもりに働く力がつり合った位置を

More information

Microsoft PowerPoint EM2_15.ppt

Microsoft PowerPoint EM2_15.ppt ( 第 5 回 ) 鹿間信介摂南大学理工学部電気電子工学科 後半部 (4~5 章 ) のまとめ 4. 導体 4.3 誘電体 5. 磁性体 5. 電気抵抗 演習 静電誘導電界とその重ね合わせ 導体内部の電荷 : 外部電界 誘導電界の重ね合わせ電界を感じる () 内部電荷自身が移動することで作り出した電界にも反応 () さらに移動場所を変える (3) 上記 ()~() の繰り返し 最終的に落ち着く状態

More information

第1章 単 位

第1章  単  位 H. Hamano,. 長柱の座屈 - 長柱の座屈 長い柱は圧縮荷重によって折れてしまう場合がある. この現象を座屈といい, 座屈するときの荷重を座屈荷重という.. 換算長 長さ の柱に荷重が作用する場合, その支持方法によって, 柱の理論上の長さ L が異なる. 長柱の計算は, この L を用いて行うと都合がよい. この L を換算長 ( あるいは有効長さという ) という. 座屈荷重は一般に,

More information

Taro-F25理論 印刷原稿

Taro-F25理論 印刷原稿 第 種理論 A 問題 ( 配点は 問題当たり小問各 点, 計 0 点 ) 問 次の文章は, 真空中の静電界に関する諸法則の微分形に関する記述である 文中の に当てはまるものを解答群の中から選びなさい 図のように, 直交座標系において電界の z 軸成分が零となるような電界について, y 平面の二次元で電位や電界を考える ここで,4 点 (h,0),(0,h), (- h,0),(0,-h) の電位がそれぞれ

More information

領域シンポ発表

領域シンポ発表 1 次元の減衰運動の中の強制振動 ) ( f d d d d d e f e ce ) ( si ) ( 1 ) ( cos ω =ω -γ とおくと 一般解は 外力 f()=f siω の場合 f d d d d si f ce f ce si ) cos( cos si ) cos( この一般解は 1 φ は外力と変位との間の位相差で a 時間が経つと 第 1 項は無視できる この場合の振幅を

More information

フィードバック ~ 様々な電子回路の性質 ~ 実験 (1) 目的実験 (1) では 非反転増幅器の増幅率や位相差が 回路を構成する抵抗値や入力信号の周波数によってどのように変わるのかを調べる 実験方法 図 1 のような自由振動回路を組み オペアンプの + 入力端子を接地したときの出力電圧 が 0 と

フィードバック ~ 様々な電子回路の性質 ~ 実験 (1) 目的実験 (1) では 非反転増幅器の増幅率や位相差が 回路を構成する抵抗値や入力信号の周波数によってどのように変わるのかを調べる 実験方法 図 1 のような自由振動回路を組み オペアンプの + 入力端子を接地したときの出力電圧 が 0 と フィードバック ~ 様々な電子回路の性質 ~ 実験 (1) 目的実験 (1) では 非反転増幅器の増幅率や位相差が 回路を構成する抵抗値や入力信号の周波数によってどのように変わるのかを調べる 実験方法 図 1 のような自由振動回路を組み オペアンプの + 入力端子を接地したときの出力電圧 が 0 となるように半固定抵抗器を調整する ( ゼロ点調整のため ) 図 1 非反転増幅器 2010 年度版物理工学実験法

More information

横浜市環境科学研究所

横浜市環境科学研究所 周期時系列の統計解析 単回帰分析 io 8 年 3 日 周期時系列に季節調整を行わないで単回帰分析を適用すると, 回帰係数には周期成分の影響が加わる. ここでは, 周期時系列をコサイン関数モデルで近似し単回帰分析によりモデルの回帰係数を求め, 周期成分の影響を検討した. また, その結果を気温時系列に当てはめ, 課題等について考察した. 気温時系列とコサイン関数モデル第 報の結果を利用するので, その一部を再掲する.

More information

A 5 図に示すように一次側及び二次側の巻線数がそれぞれ 及び で 巻数比 = 5 の無損失の変成器 ( 理想変成器 ) の二次 側に 8 Ω の抵抗を接続したとき 端子 から見たインピーダンスの値として 正しいものを下の番号から選べ 1 16 Ω 2 2 Ω 3 24 Ω 4 32 Ω 8 Ω :

A 5 図に示すように一次側及び二次側の巻線数がそれぞれ 及び で 巻数比 = 5 の無損失の変成器 ( 理想変成器 ) の二次 側に 8 Ω の抵抗を接続したとき 端子 から見たインピーダンスの値として 正しいものを下の番号から選べ 1 16 Ω 2 2 Ω 3 24 Ω 4 32 Ω 8 Ω : IZ12 答案用紙記入上の注意 : 答案用紙のマーク欄には 正答と判断したものを一つだけマークすること 第二級アマチュア無線技士 無線工学 試験問題 25 問 2 時間 A 1 図に示す静電容量の等しいコンデンサ C 1 C 2 C 3 及び C 4 からなる回路に 9 V の直流電圧を加えたところ コンデンサ C 1 には 6 μc の電荷が蓄えられた 各コンデンサの静電容量の値とコンデンサ C

More information

物理演習問題

物理演習問題 < 物理 > =0 問 ビルの高さを, ある速さ ( 初速 をとおく,において等加速度運動の公式より (- : -= t - t : -=- t - t (-, 式よりを消去すると t - t =- t - t ( + - ( + ( - =0 0 t t t t t t ( t + t - ( t - =0 t=t t=t t - 地面 ( t - t t +t 0 より, = 3 図 問 が最高点では速度が

More information

Microsoft PowerPoint - 9.pptx

Microsoft PowerPoint - 9.pptx 9/7/8( 水 9. 線形写像 ここでは 行列の積によって 写像を定義できることをみていく また 行列の積によって定義される写像の性質を調べていく 拡大とスカラー倍 行列演算と写像 ( 次変換 拡大後 k 倍 k 倍 k 倍拡大の関係は スカラー倍を用いて次のように表現できる p = (, ' = k ' 拡大前 p ' = ( ', ' = ( k, k 拡大 4 拡大と行列の積 拡大後 k 倍

More information

スライド 1

スライド 1 光通信工学 マクスウェルの方程式. 復習. マクスウェルの方程式 E 3. 誘電率 透磁率と光速 4. 波動インピーダンス D 5. 境界条件 ( 誘電体 ) H D t + i B t ρ B 磁場でお馴染みの H と B 注意 : 英語では H も B も magnetic field と呼ばれる 混同しやすい 本講義では 磁場 H 磁場 B と記す 磁場 H:magnetic H field

More information

ニュートン重力理論.pptx

ニュートン重力理論.pptx 3 ニュートン重力理論 1. ニュートン重力理論の基本 : 慣性系とガリレイ変換不変性 2. ニュートン重力理論の定式化 3. 等価原理 4. 流体力学方程式とその基礎 3.1 ニュートン重力理論の基本 u ニュートンの第一法則 = 力がかからなければ 等速直線運動を続ける u 等速直線運動に見える系を 慣性系 と呼ぶ ² 直線とはどんな空間の直線か? ニュートン理論では 3 次元ユークリッド空間

More information

数学 ⅡB < 公理 > 公理を論拠に定義を用いて定理を証明する 1 大小関係の公理 順序 (a > b, a = b, a > b 1 つ成立 a > b, b > c a > c 成立 ) 順序と演算 (a > b a + c > b + c (a > b, c > 0 ac > bc) 2 図

数学 ⅡB < 公理 > 公理を論拠に定義を用いて定理を証明する 1 大小関係の公理 順序 (a > b, a = b, a > b 1 つ成立 a > b, b > c a > c 成立 ) 順序と演算 (a > b a + c > b + c (a > b, c > 0 ac > bc) 2 図 数学 Ⅱ < 公理 > 公理を論拠に定義を用いて定理を証明する 大小関係の公理 順序 >, =, > つ成立 >, > > 成立 順序と演算 > + > + >, > > 図形の公理 平行線の性質 錯角 同位角 三角形の合同条件 三角形の合同相似 量の公理 角の大きさ 線分の長さ < 空間における座漂とベクトル > ベクトルの演算 和 差 実数倍については 文字の計算と同様 ベクトルの成分表示 平面ベクトル

More information

資料の概要 レイリー分布 (Rayleigh distribution) について 周波数が一定で 振幅及び位相が不規則に変動する多重波 ( 正弦波 ) の合成受信電界強度の確率分布はレイリー密度分布に従う 多数の反射波やダクト伝搬路による多重波が到来して合成される場合 この分布に従うことになる マ

資料の概要 レイリー分布 (Rayleigh distribution) について 周波数が一定で 振幅及び位相が不規則に変動する多重波 ( 正弦波 ) の合成受信電界強度の確率分布はレイリー密度分布に従う 多数の反射波やダクト伝搬路による多重波が到来して合成される場合 この分布に従うことになる マ 資料の概要 レイリー分布 (Raleigh distribution) について 周波数が一定で 振幅及び位相が不規則に変動する多重波 ( 正弦波 ) の合成受信電界強度の確率分布はレイリー密度分布に従う 多数の反射波やダクト伝搬路による多重波が到来して合成される場合 この分布に従うことになる マイクロ波無線通信や移動無線通信における伝搬路の解析には 主としてこの分布が使用されている マイクロ波回線設計で使用される

More information

Microsoft Word - H26mse-bese-exp_no1.docx

Microsoft Word - H26mse-bese-exp_no1.docx 実験 No 電気回路の応答 交流回路とインピーダンスの計測 平成 26 年 4 月 担当教員 : 三宅 T A : 許斐 (M2) 齋藤 (M) 目的 2 世紀の社会において 電気エネルギーの占める割合は増加の一途をたどっている このような電気エネルギーを制御して使いこなすには その基礎となる電気回路をまず理解する必要がある 本実験の目的は 電気回路の基礎特性について 実験 計測を通じて理解を深めることである

More information

<4D F736F F D FCD B90DB93AE96402E646F63>

<4D F736F F D FCD B90DB93AE96402E646F63> 7 章摂動法講義のメモ 式が複雑なので 黒板を何度も修正したし 間違ったことも書いたので メモを置きます 摂動論の式の導出無摂動系 先ず 厳密に解けている Schrödiger 方程式を考える,,,3,... 3,,,3,... は状態を区別する整数であり 状態 はエネルギー順に並んでいる 即ち は基底状態 は励起状態である { m } は相互に規格直交条件が成立する k m k mdx km k

More information

<4D F736F F D B4389F D985F F4B89DB91E88250>

<4D F736F F D B4389F D985F F4B89DB91E88250> 電気回路理論 II 演習課題 H30.0.5. 図 の回路で =0 で SW を on 接続 とする時 >0 での i, 並びに を求め 図示しなさい ただし 0 での i, 並びに を求めなさい ただし 0 とする 3. 図 3の回路で =0 で SW を下向きに瞬時に切り替える時 >0 での i,

More information

スライド 1

スライド 1 光通信工学. 復習. ポインティング ベクトル 3. 光強度 4. 強度反射 ( 透過 率 通常のレンズ フレネルレンズ 光通信工学 3- 光波とは : 式で書いた方が分かりやすいかも! 軸 偏光 : 電場 の振動方向偏波面 : 電場 ベクトルと波数ベクトルからなる平面 方向の直線偏光 軸 + 軸 : 磁場の強さ 平面波 & 進行波 : 簡単 便利 偏波面 :-z 平面右ねじ : 電場 (+ 磁場

More information

Microsoft PowerPoint - 第06章振幅変調.pptx

Microsoft PowerPoint - 第06章振幅変調.pptx 通信システムのモデル コミュニケーション工学 A 第 6 章アナログ変調方式 : 振幅変調 変調の種類振幅変調 () 検波出力の信号対雑音電力比 (S/N) 送信機 送信メッセージ ( 例えば音声 ) をアナログまたはディジタル電気信号に変換. 変調 : 通信路で伝送するのに適した周波数帯の信号波形へ変換. 受信機フィルタで邪魔な雑音を除去し, 処理しやすい電圧まで増幅. 復調 : もとの周波数帯の電気信号波形に変換し,

More information

DVIOUT-SS_Ma

DVIOUT-SS_Ma 第 章 微分方程式 ニュートンはリンゴが落ちるのを見て万有引力を発見した という有名な逸話があります 無重力の宇宙船の中ではリンゴは落ちないで静止していることを考えると 重力が働くと始め静止しているものが動き出して そのスピードはどんどん大きくなる つまり速度の変化が現れることがわかります 速度は一般に時間と共に変化します 速度の瞬間的変化の割合を加速度といい で定義しましょう 速度が変化する, つまり加速度がでなくなるためにはその原因があり

More information

PowerPoint Presentation

PowerPoint Presentation 半導体電子工学 II 神戸大学工学部電気電子工学科 小川真人 11//'11 1 1. 復習 : 基本方程式 キャリア密度の式フェルミレベルの位置の計算ポアソン方程式電流密度の式 連続の式 ( 再結合 ). 接合. 接合の形成 b. 接合中のキャリア密度分布 c. 拡散電位. 空乏層幅 e. 電流 - 電圧特性 本日の内容 11//'11 基本方程式 ポアソン方程式 x x x 電子 正孔 キャリア密度の式

More information

Microsoft PowerPoint - em01.pptx

Microsoft PowerPoint - em01.pptx No. 基礎 ~ マクスウェルの方程式 ~ t t D H B E d t d d d t d D l H B l E 微分形積分形 電磁気学の知識からマクスウェルの方程式を導く No. ファラデーの法則 V d dt E dl t B d ストークスの定理を使って E d E ファラデー : 近接作用 界の概念を提唱 B t t B d アンペアの法則 I H rh I H dl d r dl V

More information

ディジタル信号処理

ディジタル信号処理 ディジタルフィルタの設計法. 逆フィルター. 直線位相 FIR フィルタの設計. 窓関数法による FIR フィルタの設計.5 時間領域での FIR フィルタの設計 3. アナログフィルタを基にしたディジタル IIR フィルタの設計法 I 4. アナログフィルタを基にしたディジタル IIR フィルタの設計法 II 5. 双 次フィルタ LI 離散時間システムの基礎式の証明 [ ] 4. ] [ ]*

More information

s と Z(s) の関係 2019 年 3 月 22 日目次へ戻る s が虚軸を含む複素平面右半面の値の時 X(s) も虚軸を含む複素平面右半面の値でなけれ ばなりません その訳を探ります 本章では 受動回路をインピーダンス Z(s) にしていま す リアクタンス回路の駆動点リアクタンス X(s)

s と Z(s) の関係 2019 年 3 月 22 日目次へ戻る s が虚軸を含む複素平面右半面の値の時 X(s) も虚軸を含む複素平面右半面の値でなけれ ばなりません その訳を探ります 本章では 受動回路をインピーダンス Z(s) にしていま す リアクタンス回路の駆動点リアクタンス X(s) と Z の関係 9 年 3 月 日目次へ戻る が虚軸を含む複素平面右半面の値の時 X も虚軸を含む複素平面右半面の値でなけれ ばなりません その訳を探ります 本章では 受動回路をインピーダンス Z にしていま す リアクタンス回路の駆動点リアクタンス X も Z に含まれます Z に正弦波電流を入れた時最大値 抵抗 コイル コンデンサーで作られた受動回路の ラプラスの世界でのインピーダンスを Z とします

More information

SPring-8ワークショップ_リガク伊藤

SPring-8ワークショップ_リガク伊藤 GI SAXS. X X X X GI-SAXS : Grazing-incidence smallangle X-ray scattering. GI-SAXS GI-SAXS GI-SAXS X X X X X GI-SAXS Q Y : Q Z : Q Y - Q Z CCD Charge-coupled device X X APD Avalanche photo diode - cps 8

More information

2. コンデンサー 極板面積 S m 2, 極板間隔 d m で, 極板間の誘電率が ε F/m の平行板コンデンサー 容量 C F は C = ( )(23) 容量 C のコンデンサーの極板間に電圧をかけたとき 蓄えられる電荷 Q C Q = ( )(24) 蓄えられる静電エネルギー U J U

2. コンデンサー 極板面積 S m 2, 極板間隔 d m で, 極板間の誘電率が ε F/m の平行板コンデンサー 容量 C F は C = ( )(23) 容量 C のコンデンサーの極板間に電圧をかけたとき 蓄えられる電荷 Q C Q = ( )(24) 蓄えられる静電エネルギー U J U 折戸の物理 簡単復習プリント 電磁気 1 基本事項の簡単な復習電磁気 1. 電場 クーロンの法則 電気量 q1,q2 C の電荷が距離 r m で置かれているとき働く 静電気力 F N は, クーロンの法則の比例定数を k N m 2 /s 2 として 電場 F = ( )(1) 力の向きは,q1,q2 が, 同符号の時 ( )(2) 異符号の時 ( )(3) 大きさ E V/m の電場に, 電気量

More information

2 図微小要素の流体の流入出 方向の断面の流体の流入出の収支断面 Ⅰ から微小要素に流入出する流体の流量 Q 断面 Ⅰ は 以下のように定式化できる Q 断面 Ⅰ 流量 密度 流速 断面 Ⅰ の面積 微小要素の断面 Ⅰ から だけ移動した断面 Ⅱ を流入出する流体の流量 Q 断面 Ⅱ は以下のように

2 図微小要素の流体の流入出 方向の断面の流体の流入出の収支断面 Ⅰ から微小要素に流入出する流体の流量 Q 断面 Ⅰ は 以下のように定式化できる Q 断面 Ⅰ 流量 密度 流速 断面 Ⅰ の面積 微小要素の断面 Ⅰ から だけ移動した断面 Ⅱ を流入出する流体の流量 Q 断面 Ⅱ は以下のように 3 章 Web に Link 解説 連続式 微分表示 の誘導.64 *4. 連続式連続式は ある領域の内部にある流体の質量の収支が その表面からの流入出の合計と等しくなることを定式化したものであり 流体における質量保存則を示したものである 2. 連続式 微分表示 の誘導図のような微小要素 コントロールボリューム の領域内の流体の増減と外部からの流体の流入出を考えることで定式化できる 微小要素 流入

More information

Microsoft PowerPoint - 9.pptx

Microsoft PowerPoint - 9.pptx 9. 線形写像 ここでは 行列の積によって 写像を定義できることをみていく また 行列の積によって定義される写像の性質を調べていく 行列演算と写像 ( 次変換 3 拡大とスカラー倍 p ' = ( ', ' = ( k, kk p = (, k 倍 k 倍 拡大後 k 倍拡大の関係は スカラー倍を用いて次のように表現できる ' = k ' 拡大前 拡大 4 拡大と行列の積 p ' = ( ', '

More information

大阪大学物理 8 を解いてみた Ⅱ. 問 ( g cosq a sin q ) m - 台 B 上の観測者から見ると, 小物体は, 斜面からの垂直抗力 N, 小物体の重力 mg, 水平左向きの慣性力 ma を受け, 台 B の斜面と平行な向きに運動する したがって, 小物体は台 B の斜面に垂直な方

大阪大学物理 8 を解いてみた Ⅱ. 問 ( g cosq a sin q ) m - 台 B 上の観測者から見ると, 小物体は, 斜面からの垂直抗力 N, 小物体の重力 mg, 水平左向きの慣性力 ma を受け, 台 B の斜面と平行な向きに運動する したがって, 小物体は台 B の斜面に垂直な方 大阪大学物理 8 を解いてみた Ⅰ. 問 g 最高点の座標を y max とすると, 力学的エネルギー保存則より \ y m mgy 補足 max g max 小物体の運動方向に対する仕事は重力 ( 保存力 ) の斜面に沿った成分のみであり, 垂直抗力 ( 非保存力 ) の仕事は である よって, 力学的エネルギー保存則が成り立つ これを確かめてみよう 小物体は重力の斜面に沿った外力を受けながらその運動エネルギーを失っていく

More information

代数 幾何 < ベクトル > 1 ベクトルの演算 和 差 実数倍については 文字の計算と同様 2 ベクトルの成分表示 平面ベクトル : a x e y e x, ) ( 1 y1 空間ベクトル : a x e y e z e x, y, ) ( 1 1 z1

代数 幾何 < ベクトル > 1 ベクトルの演算 和 差 実数倍については 文字の計算と同様 2 ベクトルの成分表示 平面ベクトル : a x e y e x, ) ( 1 y1 空間ベクトル : a x e y e z e x, y, ) ( 1 1 z1 代数 幾何 < ベクトル > ベクトルの演算 和 差 実数倍については 文字の計算と同様 ベクトルの成分表示 平面ベクトル :, 空間ベクトル : z,, z 成分での計算ができるようにすること ベクトルの内積 : os 平面ベクトル :,, 空間ベクトル :,,,, z z zz 4 ベクトルの大きさ 平面上 : 空間上 : z は 良く用いられる 5 m: に分ける点 : m m 図形への応用

More information

Microsoft PowerPoint - siryo7

Microsoft PowerPoint - siryo7 . 化学反応と溶液 - 遷移状態理論と溶液論 -.. 遷移状態理論 と溶液論 7 年 5 月 5 日 衝突論と遷移状態理論の比較 + 生成物 原子どうしの反応 活性錯体 ( 遷移状態 ) は 3つの並進 つの回転の自由度をもつ (1つの振動モードは分解に相当 ) 3/ [ ( m m) T] 8 IT q q π + π tansqot 3 h h との並進分配関数 [ πmt] 3/ [ ] 3/

More information

Microsoft PowerPoint - aep_1.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - aep_1.ppt [互換モード] 物理計測法特論 No.1 第 1 章 : 信号と雑音 本講義の主題 雑音の性質を理解することで 信号と雑音の大きさが非常に近い状態での信号の測定技術 : 微小信号計測 について学ぶ 講義の Web http://www.g-munu.t.u-tokyo.ac.jp/mio/note/sig_mes/tokuron.html 物理学の基本は実験事実の積み重ねである そして それは何かを測定することから始まる

More information

Microsoft PowerPoint - 1章 [互換モード]

Microsoft PowerPoint - 1章 [互換モード] 1. 直線運動 キーワード 速さ ( 等速直線運動, 変位 ) 加速度 ( 等加速度直線運動 ) 重力加速度 ( 自由落下 ) 力学 I 内容 1. 直線運動 2. ベクトル 3. 平面運動 4. 運動の法則 5. 摩擦力と抵抗 6. 振動 7. 仕事とエネルギー 8. 運動量と力積, 衝突 9. 角運動量 3 章以降は, 運動の向きを考えなければならない 1. 直線運動 キーワード 速さ ( 等速直線運動,

More information

補足 中学で学習したフレミング左手の法則 ( 電 磁 力 ) と関連付けると覚えやすい 電磁力は電流と磁界の外積で表される 力 F 磁 電磁力 F li 右ねじの回転の向き電 li ( l は導線の長さ ) 補足 有向線分とベクトル有向線分 : 矢印の位

補足 中学で学習したフレミング左手の法則 ( 電 磁 力 ) と関連付けると覚えやすい 電磁力は電流と磁界の外積で表される 力 F 磁 電磁力 F li 右ねじの回転の向き電 li ( l は導線の長さ ) 補足 有向線分とベクトル有向線分 : 矢印の位 http://totemt.sur.ne.p 外積 ( ベクトル積 ) の活用 ( 面積, 法線ベクトル, 平面の方程式 ) 3 次元空間の つのベクトルの積が つのベクトルを与えるようなベクトルの掛け算 ベクトルの積がベクトルを与えることからベクトル積とも呼ばれる これに対し内積は符号と大きさをもつ量 ( スカラー量 ) を与えるので, スカラー積とも呼ばれる 外積を使うと, 平行四辺形や三角形の面積,

More information

木村の物理小ネタ ケプラーの第 2 法則と角運動量保存則 A. 面積速度面積速度とは平面内に定点 O と動点 P があるとき, 定点 O と動点 P を結ぶ線分 OP( 動径 OP という) が単位時間に描く面積を 動点 P の定点 O に

木村の物理小ネタ   ケプラーの第 2 法則と角運動量保存則 A. 面積速度面積速度とは平面内に定点 O と動点 P があるとき, 定点 O と動点 P を結ぶ線分 OP( 動径 OP という) が単位時間に描く面積を 動点 P の定点 O に ケプラーの第 法則と角運動量保存則 A. 面積速度面積速度とは平面内に定点 O と動点 P があるとき, 定点 O と動点 P を結ぶ線分 OP( 動径 OP という が単位時間に描く面積を 動点 P の定点 O に関する面積速度の大きさ という 定点 O まわりを回る面積速度の導き方導き方 A ( x( + D, y( + D v ( q r ( A ( x (, y( 動点 P が xy 座標平面上を時刻

More information

レーザー発振の原理

レーザー発振の原理 第 6 章光と原子との相互作用光の吸収と放出前章では 光と相互作用する原子の束縛電子状態は定常状態とは異なるが 定常状態の状態ベクトルで展開して表現できることが示された 原子 個の微視的双極子モーメントの期待値から 巨視的な物質分極が導かれ 我々の観測できるマクロ的な光学定数が関連付けられた 本章では 状態の変化と それに伴う光の吸収と放出について議論する 6. 量子論に基づく A 係数と B 係数分散理論では

More information

2011年度 大阪大・理系数学

2011年度 大阪大・理系数学 0 大阪大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ a a を自然数とする O を原点とする座標平面上で行列 A= a の表す 次変換 を f とする cosθ siθ () >0 および0θ

More information

Microsoft Word - EM_EHD_2010.doc

Microsoft Word - EM_EHD_2010.doc H のための電磁気学 機能材料工学科阿部洋 . 電磁気学電磁気学電磁気学電磁気学の基礎基礎基礎基礎 - マクスウェルマクスウェルマクスウェルマクスウェルの応力応力応力応力静電場の条件は e div ρ ( ) ot ( ) である 体積 V で電荷密度 ρ e に働く力はクーロン力から ρ dv F e ( 3) と表せる ( 3) 式に ( ) を代入すると ( ) dv div F ( 4) となる

More information

Microsoft PowerPoint - 10.pptx

Microsoft PowerPoint - 10.pptx m u. 固有値とその応用 8/7/( 水 ). 固有値とその応用 固有値と固有ベクトル 行列による写像から固有ベクトルへ m m 行列 によって線形写像 f : R R が表せることを見てきた ここでは 次元平面の行列による写像を調べる とし 写像 f : を考える R R まず 単位ベクトルの像 u y y f : R R u u, u この事から 線形写像の性質を用いると 次の格子上の点全ての写像先が求まる

More information

Microsoft Word - Chap17

Microsoft Word - Chap17 第 7 章化学反応に対する磁場効果における三重項機構 その 7.. 節の訂正 年 7 月 日. 節 章の9ページ の赤枠に記載した説明は間違いであった事に気付いた 以下に訂正する しかし.. 式は 結果的には正しいので安心して下さい 磁場 の存在下でのT 状態のハミルトニアン は ゼーマン項 と時間に依存するスピン-スピン相互作用の項 との和となる..=7.. g S = g S z = S z g

More information

スライド 1

スライド 1 暫定版修正 加筆の可能性あり ( 付録 ) マクスウェルの方程式 : 真空中 () 1. 電磁波 ( 光波 ) の姿 : 真空中. エネルギー密度 3. ポインティング ベクトル 4. 絵解き : ポインティング ベクトル 5. ポインティング ベクトル : 再確認 6. 両者の関係 7. 付録 : ベクトル解析 注意 1. 本付録 : マクスウェルの方程式: 微分型 を使用. マクスウェルの方程式を数学的に取扱います

More information

数値計算で学ぶ物理学 4 放物運動と惑星運動 地上のように下向きに重力がはたらいているような場においては 物体を投げると放物運動をする 一方 中心星のまわりの重力場中では 惑星は 円 だ円 放物線または双曲線を描きながら運動する ここでは 放物運動と惑星運動を 運動方程式を導出したうえで 数値シミュ

数値計算で学ぶ物理学 4 放物運動と惑星運動 地上のように下向きに重力がはたらいているような場においては 物体を投げると放物運動をする 一方 中心星のまわりの重力場中では 惑星は 円 だ円 放物線または双曲線を描きながら運動する ここでは 放物運動と惑星運動を 運動方程式を導出したうえで 数値シミュ 数値計算で学ぶ物理学 4 放物運動と惑星運動 地上のように下向きに重力がはたらいているような場においては 物体を投げると放物運動をする 一方 中心星のまわりの重力場中では 惑星は 円 だ円 放物線または双曲線を描きながら運動する ここでは 放物運動と惑星運動を 運動方程式を導出したうえで 数値シミュレーションによって計算してみる 4.1 放物運動一様な重力場における放物運動を考える 一般に質量の物体に作用する力をとすると運動方程式は

More information

スライド タイトルなし

スライド タイトルなし 第 9 回情報伝送工学 情報を持った信号の加工 ( フィルタ ) 高周波フィルタとはフィルタとは ある周波数の電磁波のみを通過させる回路 ( 部品 ) であり アンテナからの微小な信号を選択増幅するために 得に初段の増幅器前のフィルタには低損失な性能が要求される たとえば 下図におけるアンテナ直下に配置されているフィルタは アンテナから入力された信号のうち 必要な周波数帯域のみを受信回路に送り 一方送信回路から送られてきた信号を周波数の違いにより受信回路には入れず

More information

スライド タイトルなし

スライド タイトルなし 第 4 回情報伝送工学高周波用伝送線路 ( 周波数による分類 伝送線路の例 ( 用途 構造および周波数 曲げにより特性インピーダンスが変化 開放構造なので振動数が高くなると磁界が反射 高圧電線 ( 三線, 5~6 電話線 ( 平行二線, ~ A.Schoff t.a. 94. TV 放送 ( 同軸線路, 9M~77M レーダ機器 ( 導波管, G~G 壁の反射角が小さいと外部に放射しない 誘電率の高いところに光が閉じ込められる

More information

受信機時計誤差項の が残ったままであるが これをも消去するのが 重位相差である. 重位相差ある時刻に 衛星 から送られてくる搬送波位相データを 台の受信機 でそれぞれ測定する このとき各受信機で測定された衛星 からの搬送波位相データを Φ Φ とし 同様に衛星 からの搬送波位相データを Φ Φ とす

受信機時計誤差項の が残ったままであるが これをも消去するのが 重位相差である. 重位相差ある時刻に 衛星 から送られてくる搬送波位相データを 台の受信機 でそれぞれ測定する このとき各受信機で測定された衛星 からの搬送波位相データを Φ Φ とし 同様に衛星 からの搬送波位相データを Φ Φ とす RTK-GPS 測位計算アルゴリズム -FLOT 解 - 東京海洋大学冨永貴樹. はじめに GPS 測量を行う際 実時間で測位結果を得ることが出来るのは今のところ RTK-GPS 測位のみである GPS 測量では GPS 衛星からの搬送波位相データを使用するため 整数値バイアスを決定しなければならず これが測位計算を複雑にしている所以である この整数値バイアスを決定するためのつの方法として FLOT

More information

() 実験 Ⅱ. 太陽の寿命を計算する 秒あたりに太陽が放出している全エネルギー量を計測データをもとに求める 太陽の放出エネルギーの起源は, 水素の原子核 4 個が核融合しヘリウムになるときのエネルギーと仮定し, 質量とエネルギーの等価性から 回の核融合で放出される全放射エネルギーを求める 3.から

() 実験 Ⅱ. 太陽の寿命を計算する 秒あたりに太陽が放出している全エネルギー量を計測データをもとに求める 太陽の放出エネルギーの起源は, 水素の原子核 4 個が核融合しヘリウムになるときのエネルギーと仮定し, 質量とエネルギーの等価性から 回の核融合で放出される全放射エネルギーを求める 3.から 55 要旨 水温上昇から太陽の寿命を算出する 53 町野友哉 636 山口裕也 私たちは, 地球環境に大きな影響を与えている太陽がいつまで今のままであり続けるのかと疑問をもちました そこで私たちは太陽の寿命を求めました 太陽がどのように燃えているのかを調べたら水素原子がヘリウム原子に変化する核融合反応によってエネルギーが発生していることが分かった そこで, この反応が終わるのを寿命と考えて算出した

More information

Microsoft PowerPoint - zairiki_3

Microsoft PowerPoint - zairiki_3 材料力学講義 (3) 応力と変形 Ⅲ ( 曲げモーメント, 垂直応力度, 曲率 ) 今回は, 曲げモーメントに関する, 断面力 - 応力度 - 変形 - 変位の関係について学びます 1 曲げモーメント 曲げモーメント M 静定力学で求めた曲げモーメントも, 仮想的に断面を切ることによって現れる内力です 軸方向力は断面に働く力 曲げモーメント M は断面力 曲げモーメントも, 一つのモーメントとして表しますが,

More information

<4D F736F F D20824F B CC92E8979D814696CA90CF95AA82C691CC90CF95AA2E646F63>

<4D F736F F D20824F B CC92E8979D814696CA90CF95AA82C691CC90CF95AA2E646F63> 1/1 平成 23 年 3 月 24 日午後 6 時 52 分 6 ガウスの定理 : 面積分と体積分 6 ガウスの定理 : 面積分と体積分 Ⅰ. 直交座標系 ガウスの定理は 微分して すぐに積分すると元に戻るというルールを 3 次元積分に適用した定理になります よく知っているのは 簡単化のため 変数が1つの場合は dj ( d ( ににします全微分 = 偏微分 d = d = J ( + C d です

More information

A-4 次の記述は 微小ダイポールの放射抵抗について述べたものである ら選べ 内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号か (1) アンテナから電波が放射される現象は 給電点に電流 I A が流れ アンテナからの放射によって電力 P r W が消費さ れることである これは アンテナの代わりに負荷と

A-4 次の記述は 微小ダイポールの放射抵抗について述べたものである ら選べ 内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号か (1) アンテナから電波が放射される現象は 給電点に電流 I A が流れ アンテナからの放射によって電力 P r W が消費さ れることである これは アンテナの代わりに負荷と 答案用紙記入上の注意 : 答案用紙のマーク欄には 正答と判断したものを一つだけマークすること FB007 第一級陸上無線技術士 無線工学 B 試験問題 25 問 2 時間 30 分 A-1 次の記述は 電界 V/m と磁界 A/m に関するマクスウェルの方程式について述べたものである 内に入れる べき字句の正しい組合せを下の番号から選べ ただし 媒質は均質 等方性 線形 非分散性とし 誘電率を F/m

More information

Microsoft Word - 第5章09電波障害 doc

Microsoft Word - 第5章09電波障害 doc 5. 9 電波障害 5. 9. 1 現況調査 (1) 調査内容事業計画地周辺における電波障害の状況及びテレビジョン電波の受信状況を把握するため 既存資料調査及び現地調査を実施した 既存資料調査は 地上デジタル放送について 事業計画地周辺において受信可能なテレビジョン放送局及びその送信所についてまとめた 現地調査は 事前の机上検討により把握した電波障害の発生が予想される範囲周辺において 高層建造物の屋上に測定機材を設置

More information

Microsoft Word - 1B2011.doc

Microsoft Word - 1B2011.doc 第 14 回モールの定理 ( 単純梁の場合 ) ( モールの定理とは何か?p.11) 例題 下記に示す単純梁の C 点のたわみ角 θ C と, たわみ δ C を求めよ ただし, 部材の曲げ 剛性は材軸に沿って一様で とする C D kn B 1.5m 0.5m 1.0m 解答 1 曲げモーメント図を描く,B 点の反力を求める kn kn 4 kn 曲げモーメント図を描く knm 先に得られた曲げモーメントの値を

More information

Microsoft Word - NumericalComputation.docx

Microsoft Word - NumericalComputation.docx 数値計算入門 武尾英哉. 離散数学と数値計算 数学的解法の中には理論計算では求められないものもある. 例えば, 定積分は, まずは積分 ( 被積分関数の原始関数をみつけること できなければ値を得ることはできない. また, ある関数の所定の値における微分値を得るには, まずその関数の微分ができなければならない. さらに代数方程式の解を得るためには, 解析的に代数方程式を解く必要がある. ところが, これらは必ずしも解析的に導けるとは限らない.

More information

DVIOUT

DVIOUT 第 章 離散フーリエ変換 離散フーリエ変換 これまで 私たちは連続関数に対するフーリエ変換およびフーリエ積分 ( 逆フーリエ変換 ) について学んできました この節では フーリエ変換を離散化した離散フーリエ変換について学びましょう 自然現象 ( 音声 ) などを観測して得られる波 ( 信号値 ; 観測値 ) は 通常 電気信号による連続的な波として観測機器から出力されます しかしながら コンピュータはこの様な連続的な波を直接扱うことができないため

More information

15群(○○○)-8編

15群(○○○)-8編 4 群 ( モバイル 無線 )- 1 編 ( 無線通信基礎 ) 2 章無線伝搬路 概要 無線通信では送受信間の伝送には電波を用いるが, 電波の伝送路は特に用意されているわけではない. これに対して, 有線の場合では同軸ケーブルや光ファイバケーブルといった最適に設計された伝送路が用いられる. 無線通信では伝送路を自前で用意するわけではないので, 自然界に形成される伝搬路の特性をよく理解してそれを最大限に活用する技術が要求される.

More information

<4D F736F F D2097CD8A7793FC96E582BD82ED82DD8A E6318FCD2E646F63>

<4D F736F F D2097CD8A7793FC96E582BD82ED82DD8A E6318FCD2E646F63> - 第 章たわみ角法の基本式 ポイント : たわみ角法の基本式を理解する たわみ角法の基本式を梁の微分方程式より求める 本章では たわみ角法の基本式を導くことにする 基本式の誘導法は各種あるが ここでは 梁の微分方程式を解いて基本式を求める方法を採用する この本で使用する座標系は 右手 右ネジの法則に従った座標を用いる また ひとつの部材では 図 - に示すように部材の左端の 点を原点とし 軸線を

More information

Microsoft PowerPoint - ip02_01.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - ip02_01.ppt [互換モード] 空間周波数 周波数領域での処理 空間周波数 (spatial frquncy) とは 単位長さ当たりの正弦波状の濃淡変化の繰り返し回数を表したもの 正弦波 : y sin( t) 周期 : 周波数 : T f / T 角周波数 : f 画像処理 空間周波数 周波数領域での処理 波形が違うと 周波数も違う 画像処理 空間周波数 周波数領域での処理 画像処理 3 周波数領域での処理 周波数は一つしかない?-

More information

Microsoft PowerPoint - 04.誘導起電力 [互換モード]

Microsoft PowerPoint - 04.誘導起電力 [互換モード] 第 4 章誘導起電力 Φ 磁界中のコイルと磁束 ( 復習 ) : コイルの断面積 Φ : コイルを貫く磁 力線 ( 磁束 ) B B θ : コイル面と磁界 Φ θ のなす角 B: 磁束密度 a) 磁界に対して垂直 b) 傾きθ の位置図 a) のように, 面積 の1 回巻きコイルをΦ の磁力線が貫くときを考える このような磁力線の数を磁束 (magnetic flux) と呼び,[Wb( ウェーバー

More information

Microsoft PowerPoint - 第3回2.ppt

Microsoft PowerPoint - 第3回2.ppt 講義内容 講義内容 次元ベクトル 関数の直交性フーリエ級数 次元代表的な対の諸性質コンボリューション たたみこみ積分 サンプリング定理 次元離散 次元空間周波数の概念 次元代表的な 次元対 次元離散 次元ベクトル 関数の直交性フーリエ級数 次元代表的な対の諸性質コンボリューション たたみこみ積分 サンプリング定理 次元離散 次元空間周波数の概念 次元代表的な 次元対 次元離散 ベクトルの直交性 3

More information

(Microsoft Word - PLL\203f\203\202\216\221\227\277-2-\203T\203\223\203v\203\213.doc)

(Microsoft Word - PLL\203f\203\202\216\221\227\277-2-\203T\203\223\203v\203\213.doc) ディジタル PLL 理論と実践 有限会社 SP システム 目次 - 目次 1. はじめに...3 2. アナログ PLL...4 2.1 PLL の系...4 2.1.1 位相比較器...4 2.1.2 ループフィルタ...4 2.1.3 電圧制御発振器 (VCO)...4 2.1.4 分周器...5 2.2 ループフィルタ抜きの PLL 伝達関数...5 2.3 ループフィルタ...6 2.3.1

More information

最速降下問題

最速降下問題 最速降下問題 西山豊 533-8533 大阪市東淀川区大隅 --8 大阪経済大学経営情報学部 Tel: 06-638-43 E-Mail: nishiyama@osaka-ue.ac.jp. どの経路が速く到達するか図 のように傾斜面がある. 玉がAからBまで転がるとき最短時間であるのはどの曲線であろうか. 今仮に経路を直線, 次関数, サイクロイドとしよう. AとBを結ぶ最短経路は直線であるので直線がもっとも速く到達するかと思えるが意外と遅い.

More information

Fermat の原理によると A から B に進む光は その経路を最小にするように進むのではなく その時間を最小にするように進むのである Fermat の原理をわかりやすくするために 次のようなシミュレーションを考える まず 縦と横の長さが の正方形の対角線上の点を A および B とする A 点を

Fermat の原理によると A から B に進む光は その経路を最小にするように進むのではなく その時間を最小にするように進むのである Fermat の原理をわかりやすくするために 次のようなシミュレーションを考える まず 縦と横の長さが の正方形の対角線上の点を A および B とする A 点を . Fermat の最小時間最小時間の原理原理に従ってって 光の屈折屈折の法則法則を証明証明せよせよ (-): 始めに一般的に光とは可視光のことを指す場合が多い 可視光とは 波長 λ が 400 m から 700 m 程度の電磁波である λ が 400 m よりも小さい電磁波は紫外線 X 線 およびγ 線などであり λ が 700 m よりも大きい電磁波は赤外線やマイクロ波である マクロな物体の大きさに比べて光の波長は十分に小さいため

More information

スライド 1

スライド 1 暫定版修正 加筆の可能性あり ( 付録 ) 準備 : 非線形光学効果 (). 絵解き : 第二高調波発生. 基本波の波動方程式 3. 第二高調波の波動方程式 4. 二倍分極振動 : ブランコ 5. 結合波動方程式へ 6. 補足 : 非線形電気感受率 ( 複素数 ) 付録 43 のアプローチ. 分極振動とは振動電場に誘われて伸縮する電気双極子の集団運動. 電気感受率と波動方程式の関係を明らかにする 3.

More information