Microsoft PowerPoint - ３．２IHE概要　What's new in IHE-J

Transcription

1 IHE ワークショップ in 東京 IHE 概要 What s s new in IHE -EHR を中心とした動向 - IHE NA Vender WS 2006 のPPT 資料を一部利用させていただきました (IHE.NET( にて公開されています ) 京都医療技術短期大学細羽実 1

2 IHE つの領域 100 を超えるベンダ 9つのテクニカルフレームワーク 68 の統合プロファイル コネクタソンによる接続テスト世界各地でのデモンストレーション EHR Electronic Health Record 放射線部門 循環器 18 Integration Profiles 臨床検査 5 Integration Profiles Future Domains 病理 IHE IT インフラ 135 Integration Profiles Patient Care Coordination 5 Integration Profile 眼科 放射線治療 17 Integration Profiles Patient Care Devices 3 Integration Profiles 3 Integration Profile 2 IHE NA Vender WS 2006 のPPT 資料より一部改作

3 IHE つの領域 放射線部門 18 Integration Profiles 臨床検査 5 Integration Profiles 100 を超えるベンダ 9つのテクニカルフレームワーク 68 の統合プロファイル コネクタソンによる接続テスト世界各地でのデモンストレーション IHE は Future Domains EHR Electronic Health Record 部門内 医療機関内 医療機関間 IHE IT インフラ の相互接続運用の基盤として 位置づけられる 病理 135 Integration Profiles Patient Care Coordination 5 Integration Profile 眼科 放射線治療 循環器 17 Integration Profiles Patient Care Devices 3 Integration Profiles 3 Integration Profile 3

4 IHE における EHR の捉え方 医療機関の中で利用される電子カルテ (EHR-CR) 医療機関の間で共有できる電子カルテ (EHR-LR) EHR-CR EHR-CR EHR-LR EHR-CR EHR-CR 4

5 EHR に対する IHE の対応 臨床領域 ( 循環器, 臨床検査, 放射線, etc.) 施設内で情報を収集 管理するワークフローを定義する IT インフラと協調して 部門間 施設間で情報を共有する方法を定義する - かつ / または - EHR ドキュメントのコンテンツとして PCC にインプット Patient Care Coordination 領域 EHR ドキュメントのコンテンツとフォーマットを定義する IT インフラ領域 EHR ドキュメントの共有とネットワークインフラの方法を定義する 5 IHE NA Vender WS 2006 のPPT 資料より

6 IHE による情報共有 XDS アフィニティ ドメイン (XAD) ドキュメントインデックスの提出 ドキュメントレジストリ ドキュメントの検索 ドキュメントリポジトリ 医療機関 C 長期診療 ドキュメントリポジトリ 医療機関 B 急性期診療 ( 入院 ) 医療機関 A 初期治療 診療 ( 救急 ) ドキュメントリポジトリ 医療機関 D 診療所など ドキュメント利用者 6 IHE NA Vender WS 2006 のPPT 資料より改作

7 XDS で使用する標準規格 電子商取引標準 ebxml Registry, SOAP 医療情報コンテンツ標準 HL7 CDA, CEN EHRcom HL7, ASTM CCR DICOM インターネット標準 HTML, HTTP, ISO, PDF, JPEG 7 IHE NA Vender WS 2006 のPPT 資料より

8 なぜ IHE-XDS がブレークスルーか? 世界標準に基づいている :ebxml registry: OASIS and ISO standard-15000, Web Service/Soap/XML. 提供元によって保障されたディジタルドキュメントを共有することで 最も緊急のニーズに対応できる 証明された保健医療コミュニティのデータ共有パラダイム 全てのタイプの医療 IT システム (IDNs 病院 救急 薬局 診断センタなど ) を効果的にサポート : 全てのタイプの情報 ( サマリ 診療 画像 臨床検査レポート ECG など ) Point-to-point のプッシュ型とプル型に対応 EHRs, PHRs や他の IT システムのため 規格ベースの 一貫した 機能的な 記録の共有を実現 8 IHE NA Vender WS 2006 のPPT 資料より

9 XDS は統合プロファイルのファミリの一部 地域レベル 国家レベル 疾患別レベルのネットワークは一貫性のある統合プロファイルのセットを必要とする 9 つの統合プロファイルは完了し テストされている さらに 7 つが開発中である これらは 以下の目的のための標準によるビルディングブロックである 豊富なドキュメントコンテンツ (MS,Image Report) 患者 ID の管理 セキュリティとプライバシー 基本ワークフロー (NAV) IHE-XDS XDS+ + 関連する統合プロファイルが完全な相互運用ソリューションを提供する 9 IHE NA Vender WS 2006 のPPT 資料より

10 情報共有 (EHR)( のモデル ebxml レジストリ リポジトリ モデル ドキュメントソース ドキュメントセットの提供と登録 ドキュメントレジストリ ドキュメントセットの登録 ドキュメントリポジトリ ドキュメントの問い合わせ ドキュメント利用者 ドキュメントの読み出し 10

11 画像データの共有の場合 Cross-enterprise Document Sharing for Imaging (XDS-I) 11

12 画像データ共有のシナリオ 過去の画像検査 が保管されている 画像検査医療機関 B ( あるいは健診センター ) リポジトリ および画像ドキュメント ソース リポジトリおよび画像ドキュメントソース 3 過去の画像検査の呼び出し 画像ドキュメントレジストリ 7 過去の画像検査結果 2 過去の画像検査の問い合わせ 4 画像検査結果の登録 6 画像検査情報問い合わせ 開業医 4 画像検査の実施 医療機関 A 5 検査結果の利用可能通知 (NAV) 8 今回の画像検査結果 1 検査のための患者紹介 12

13 XDS-I で共有するコンテンツ DICOM インスタンスの拡張セット 画像データ (DICOM 形式 ) エビデンス文書 (DICOM 形式 ) 画像表示状態 (DICOM 形式 ) "for display" フォーマットとなった診断レポート PDF テキストなどコード化されていないもの レポートに関連したキー画像 13

14 XDS-I アクタとトランザクション ドキュメントソース (XDS) 画像ドキュメントソース ドキュメントセットの提供と登録 レジストリを管理するセンタ ドキュメントセットの提供と登録 WADO 読み出し 患者 ID ソース 患者 ID の供給 ドキュメントレジストリ ドキュメントセットの登録 ドキュメントリポジトリ ドキュメントの読み出し ドキュメントの問い合わせ 各医療機関 ( 参照側 ) ドキュメント利用者 画像ドキュメント利用者 各医療機関 ( 提供側 ) ソースと利用者がコンテンツで変わる 画像 表示状態 キーイメージノート エビデンスドキュメントなどの読み出し 14

15 画像の共有トランザクション詳細 拡張 DICOM インスタンスの共有 DICOM Manifest キーとなるインスタンスの選択 画像 1 の参照 画像 2の参照画像 3の参照 Manifest 画像ドキュメントソース Manifest Manifest の登録 ドキュメントレジストリ ドキュメントリポジトリ 画像の読み出し DICOM Manifest Manifest DICOM Manifest 画像 1 の参照 画像 2の参照 Manifest 画像 3の参照 Clinical IT System レジストリの問い合わせ ドキュメント利用者 Manifest の読み出し 画像ドキュメント利用者 画像ドキュメントソース 15 IHE NA Vender WS 画像ドキュメント利用者 2006 のPPT 資料より改作

16 インデックス ( メタデータ ) の属性例 患者 ID( ドメイン内のID) サービスの開始および終了時ドキュメント製作時刻ドキュメントクラスコードと表示名 ( 処方箋 退院サマリ 報告書 ) 診療背景コードと表示名医療施設タイプコードと表示名利用可能性状況 ( 利用可能 無効 ) ドキュメント固有 ID 16

17 画像共有のメタデータ (XDS( XDS-I) 放射線画像データに特有なもの 収集モダリティ (e.g. CT, MR) 解剖学的部位 (e.g. Arm, Elbow, Hand) 撮影手技など (e.g. コントラストMRI 膝 ) 問い合わせ例 患者 さんの過去 2 年間の全ての 頭部 CT 17

18 XDS-I のアクタ配置例 ドキュメントリポジトリ画像ドキュメントソース ドキュメントリポジトリ画像ドキュメントソース 患者 ID ソース ドキュメント利用者画像ドキュメント利用者 ドキュメント利用者画像ドキュメント利用者 ドキュメントレジストリ 医療機関 B 急性期診療 ( 入院 ) 医療機関 A 初期治療 診療 ( 救急 ) ドキュメント利用者画像ドキュメント利用者 医療機関 C 診療所など ( 診断サービス ) 18

19 XDS-I のアクタ配置例 ドキュメントリポジトリ ドキュメントソース ドキュメントソース ドキュメントリポジトリ 患者 ID ソース 画像ドキュメントソースドキュメント利用者 画像ドキュメントソース 画像ドキュメント利用者 ドキュメント利用者画像ドキュメント利用者 ドキュメントレジストリ 医療機関 B 急性期診療 ( 入院 ) 医療機関 A 初期治療 診療 ( 救急 ) ドキュメント利用者画像ドキュメント利用者 医療機関 C 診療所など ( 診断サービス ) 19

20 XDS に関係する IT インフラ統合プロファイル 20

21 ドキュメントへのアクセス! 表示のための情報検索 (RID) IHE IT インフラストラクチャ統合プロファイル 患者情報の問い合わせ (PDQ) EHR 基本情報は? 患者来院時の情報は? この ID は誰? 患者 ID 相互参照 (PIX) 施設間ドキュメント共有 (XDS) 患者の入退院管理 施設間患者管理 (PAM) ドキュメント利用可能通知 (NAV) 利用可能になりました! 21

22 IHE IT インフラストラクチャ統合プロファイル セキュリティ 施設内ユーザ認証 (EUA) 患者同期アプリケーション (PSA) 正しい時刻! 時刻の整合性 (CT) 施設間ドキュメント共有 (XDS) 医療機関職員の登録簿 (PWP) 登録されている人か? 監査証跡とノード認証 (ATNA) 正しいアクタか? ディジタル署名 (DGS) 施設間ユーザ認証 (XUA) 正しく送られたか? 正しい相手か? 22

23 関連する IT インフラ統合プロファイル 監査記録保管 (ATNA) 他のアクタからの監査記録を保存 ノードの認証と通信の秘匿 時間サーバ (CT) 時刻同期 患者 ID 相互参照管理 (PIX) 複数の医療機関などで ID を整合させる 患者情報の提供 Patient Demographics Supplier (PDQ) 特定の情報のクライテリアをもとに患者情報と ID を返す ドキュメントの利用可能通知 (NAV) 23

24 XDS-I のセキュリティ環境の構築 医療機関の内部 医療機関の外 XAD 院内 PACS 画像保管管理 XAD ドメイン (DMZ の一部 ) ドキュメントリポジトリ II 3 4 ドキュメントレジストリ インターネット 1 I 2 TLS 認証アフィニティ認証 画像ドキュメントソース III 5 ドキュメント利用者 画像ドキュメント利用者 内部ファイアーウオール 外部ファイアーウオール 24

25 セキュリティの確保 ATNA によりセキュアなアクタとして動作 以下の項目を追加 (1)PHI( 個人情報 ) の転送には TLS で相互機器認証 (2)TLS もしくは同等の手段 (VPN など ) で全通信の暗号化 (3) アクセス制御を実施 (XAD で決める ) (4)PHI に関する動作と通信に対しての監査証跡 ユーザ認証 : 院内システムにおいてはEUA 外部に対しては XUAを使うことが出来る XDS-Iにおいては ユーザ認証を実装せず ATNAで決められたTLSを用いてノード認証で組織と使用機器を特定する方法が現実的時刻が整合している必要がある :CTは必須 25

26 患者 ID 相互参照機能 (PIX) Id=123 Id=235 患者 ID ドメイン A 患者 ID 相互参照マネジャ B:X456 = C:2RT A:123 = B:Y921 = C:3TY B:D456 A:235 = B:DF45 A:678 患者 ID 相互参照 - ドメイン Id=X456 Id=Y921 Id=D456 Id=DF45 Id=3TY Id=2RT B:X456 C:? 患者 ID 相互参照 B:X456 C: 2RT 患者 ID ドメイン B 患者 ID ドメイン C 患者 ID 利用者 26

27 患者 ID の相互参照 患者 ID 相互参照 患者情報の問い合わせ PDQ による Affinity Domain Patient IDの問い合わせ患者 ID 相互参照マネージャ A87631 M M M L-716 L-716 A87631 患者 ID 供給 患者 ID 供給 電子カルテ Physician Office 患者 ID 供給 M 患者 ID Affinity Domain 患者 ID ソース 供給 救急部門 L-716 XDS リポジトリ PIX Query ドキュメントレジストリ PIX Query XDS リポジトリ PACS A87631 PACS 臨床検査システム Community Clinic Query Document (using Pt Id) ATNA 監査記録リポジトリ Retrieve Document Register (using Pt ID) CT タイムサーバ 電子カルテ ドキュメントの提供と登録 Teaching Hospital XDS Affinity Domain (NHIN 27 IHE sub-network) NA Vender WS 2006 のPPT 資料より

28 XDS-I の実現例 ドキュメントリポジトリ ドキュメントソース ドキュメントソース PACS 院内電子カルテシステム ドキュメントリポジトリ 画像ドキュメントソース ドキュメント利用者 画像ドキュメント利用者 医療機関 A 初期治療 診療 ( 救急 ) ATNA 監査リポジトリ CT タイムサーバ 患者 ID ソース ドキュメントレジストリ EHR 中央レジストリセキュリティ管理センター ドキュメント利用者 画像ドキュメント利用者 画像ドキュメントソース ドキュメント利用者 画像ドキュメント利用者 診療所電子カルテシステム PACS 院内電子カルテシステム 医療機関 B 急性期診療 ( 入院 ) 医療機関 C 診療所など ( 診断サービス ) 28

29 EHR 構築に向けて IHE により相互接続の共有基盤を確立 様々な連携を成り立たせる基盤 ( レジストリ リポジトリ モデル ) セキュリティ基盤 ID 参照基盤 29

30 今後の課題 XDS 統合プロファイルの展開 コンテンツ別に具体化 (XDS-I,XDS-MS,XDS-LAB) ワークフローへの対応 リアルタイム性 様々な連携形態での評価 ( 遠隔画像連携 在宅ケア 周産期医療 疾患別医療連携など ) わが国の臨床現場との整合性を確保 ( 国内拡張 ) レジストリの連合体やレジストリ センターのビジネスモデル 30

31 IHE 統合プロファイルの展開 ドキュメントコンテンツ XDS-I 画像 メディカルサマリ XDS-MS ECG レポート (PDF+) 臨床検査, PHR 抜粋 (CDA) 看護, 他 共通基盤 ebxml モデル ( ドキュメントソース 利用者 レジストリ レポジトリ ) レジストリの連合 セキュリティ ID 参照などの基盤監査証跡 装置認証 ユーザ認証 IT インフラ分野 31

32 IHE 統合プロファイル ( 医療情報ネットワーク ) 2005 に利用可能なもの 追加されたもの 2006 にできるもの Emergency Referrals PHR Extracts Format of the Document Content ECG Format and Report associated of the Document Document coded vocabulary Content Lab and Results associated Document coded vocabulary Format of the Document Content Scanned and associated Content Documents coded vocabulary Format of the Document Content Format and associated of the 画像 Document coded vocabulary Content メディカル サマリ Format of the Document Content and (Meds, associated Allergies, coded Pbs) vocabulary Format of the Document Content and associated coded vocabulary XDS Registration, distribution and access across health enterprises of clinical documents forming a patient Stored XDS/RLS electronic health record Queries Federation Cross-enterprise Document Point-Point Interchange Media-CD/USB & push Basic Patients Privacy Consents Establish Consents & Enable Access Control DGS Attesting true-copy and origin ATNA Centralized privacy audit trail and node to node authentication to create a secured domain. CT Coordinate time across networked systems PDQ PIX V3 Map patient identifiers across Option independent identification domains Request Form for Data Capture External form with custom import/export scripting NAV Notification of a remote provider/ health enterprise 32 IHE NA Vender WS 2006 のPPT 資料より

33 XDS Publish 共有 伝送 交換 処理 医療情報の交換 or RHIO Structured objects Pull Pull Send to XDP (p2p interchange) Write Switch Interchange Media Send to Read ワークフロー管理 情報要求 Transactions ワークフロー管理 データ Query / Response リポジトリ 33 IHE NA Vender WS 2006 のPPT 資料より

34 レジストリ連合 レジストリ間のオブジェクト相互参照 オブジェクトの再配置 1つのレジストリから他のレジストリへ オブジェクトの複製 連携サービスセンタ 34

35 おわります ご清聴ありがとう ございました 35