骨粗しょう症連携手帳は骨粗鬆症財団が編纂し 骨粗しょう症患者さんに配布しています この手帳は骨粗しょう症の治療を受ける患者さんが携帯し 患者さんの検査結果や投薬状況などを記録して患者さん自身の治療意欲を高めるとともに 医療関係者が患者さんの情報を共有できるよう 公益財団法人骨粗鬆症財団が立案 制作し

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平成25年6月14日

原著論文

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小児整形外科


日本は世界有数の長寿国 男性の平均寿命 女性の平均寿命 1 位 スイス 位 日本 位 アイスランド 位 スペイン 位 スウェーデン 位 フランス 位 イスラエル 位 スイス 位 シンガポー

Q1 骨粗しょう症とはどんな病気ですか? 1 Q2 Q3 Q4 治療が必要なのは どのような症状が現れたときですか? 骨量測定はどこで受けられますか? また どのくらいの頻度で受ければよいのですか? 2 どんな人が骨粗しょう症になるのですか? 3 Q5 骨代謝 とか 最大骨量 という言葉を耳にします

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はじめに この 成人 T 細胞白血病リンパ腫 (ATLL) の治療日記 は を服用される患者さんが 服用状況 体調の変化 検査結果の経過などを記録するための冊子です は 催奇形性があり サリドマイドの同類薬です は 胎児 ( お腹の赤ちゃん ) に障害を起こす可能性があります 生まれてくる赤ちゃんに

度と骨質を改善する効果により骨折を抑制する効果が示されています. エルデカルシトールの特徴として前腕骨 ( ひじから手首の部分の骨 ) の骨折抑制効果が大変高いことが報告されているので, ラロキシフェンと同様に尺骨短縮手術時のボルト固定の改善効果や手術後の骨折の発生リスクを低下することが期待されます

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<4D F736F F F696E74202D2095B68CA38FD089EE E48FE392F18F6F2E B93C782DD8EE682E890EA97705D205B8CDD8AB B836

調査の概要 本調査は 788 組合を対象に平成 24 年度の特定健診の 問診回答 (22 項目 ) の状況について前年度の比較から調査したものです 対象データの概要 ( 全体 ) 年度 被保険区分 加入者 ( 人 ) 健診対象者数 ( 人 ) 健診受診者数 ( 人 ) 健診受診率 (%) 評価対象者

1 薬事委員会報告

299 P1NP 骨芽細胞 プロコラーゲン分解 Ⅰ 型コラーゲン TRACP-5b BAP OC ucoc OC 類骨 細胞活性化による分泌 1 増殖期 P1NP 2マトリックス形成 成熟期 3 石灰化期 OC 破骨細胞 肝臓 腎臓代謝 尿中 NTX CTX 血中 NTX コラーゲン断片 CTX α

骨粗鬆症とは!( どんな病気?) 骨粗しょう症は 鬆 ( す ) が入ったように骨の中がスカスカの状態になり 骨がもろくなる病気です 骨がスカスカになると わずかな衝撃でも骨折をしやすくなります 骨粗しょう症は がんや脳卒中 心筋梗塞のようにそれ自体が生命をおびやかす病気ではありませんが 骨粗しょう

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Ⅰ 目的わが国は世界一の超高齢社会を構成しており 筋骨格系の健康を保つことが要介護 要支援を予防するうえで重要となってきている 約 1200 万人といわれる骨粗鬆症は高齢者の疾患であり 1) 骨折は寝たきりにつながる原因疾患であり 骨折患者の介護費 医療費などは年々増加の一途であるばかりでなく 生命

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第11号骨そしょう症

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次の人は 慎重に使う必要があります 使い始める前に医師または薬剤師にその旨を告げてください 低カルシウム血症の人または低カルシウム血症をおこす可能性のある人 腎臓に重い障害がある人 肺に転移がある骨巨細胞腫の人 この薬には骨粗鬆症の薬であるプラリア皮下注 60mg シリンジと同じ成分のデノスマブが含

婦人科63巻6号/FUJ07‐01(報告)       M

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My DIARY ベンリスタをご使用の患者さんへ

はじめに この冊子は レトロゾール錠 2.5mg アメル による乳がんのホルモン療法を受ける患者さんが 安心して治療に取り組めるように 乳がんのホルモン療法や薬の効果 副作用について解説しています 冊子を読んでもわからないことや 不安に感じることがありましたら 担当医師や看護師 薬剤師に遠慮なくご相


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骨密度測定装置 (DXA 法 ) を導入しています 群馬県立心臓血管センターでは 骨密度検査において DXA 法を用いています 骨粗鬆症は骨の強度が低下し 骨折の危険性が高くなる病気で す 一般に骨の強度は骨量あるいは骨密度が 70% 骨質が 30% 影響すると言われています したがって 骨の強度の

利用者基本情報 基本情報 作成担当者 : 相談日年月日 ( ) 来 所 電話 その他 ( ) 初回 再来 ( 前 / ) 本人の現況在宅 入院又は入所中 ( ) フリガナ 本人氏名 男 女 M T S 年月日生 ( ) 歳 Tel ( ) 住 所 Fax ( ) 日常生活 障害高齢者の日常生活自立度


山梨県生活習慣病実態調査の状況 1 調査目的平成 20 年 4 月に施行される医療制度改革において生活習慣病対策が一つの大きな柱となっている このため 糖尿病等生活習慣病の有病者 予備群の減少を図るために健康増進計画を見直し メタボリックシンドロームの概念を導入した 糖尿病等生活習慣病の有病者や予備

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免疫学的検査 >> 5C. 血漿蛋白 >> 5C146. 検体採取 患者の検査前準備検体採取のタイミング記号添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料採取量測定材料ネ丸底プレイン ( 白 ) 尿 9 ml 検体ラベル ( 単項目オーダー時 ) ホンハ ンテスト 注 外 N60

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AC 療法について ( アドリアシン + エンドキサン ) おと治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 作用めやすの時間 イメンドカプセル アロキシ注 1 日目は 抗がん剤の投与開始 60~90 分

骨粗しょう症調査

平成 27 年 10 月 6 日第 2 回健康増進 予防サービス プラットフォーム資料 協会けんぽ広島支部の取り組み ~ ヘルスケア通信簿について ~ 平成 27 年 10 月全国健康保険協会広島支部 協会けんぽ 支部長向井一誠

第 14 回日本骨粗鬆症学会骨ドック 検診分科会 2012 年 9 月新潟市朱鷺メッセ 骨粗鬆症リエゾンサービス Report

第 66 回骨粗鬆財団教育ゼミナール講演 Ⅰ 糖尿病に合併する骨粗鬆症の特徴と対策について 島根大学医学部内科学講座内科学第一講師 金沢一平 はじめに糖尿病は加齢とともに増加する疾患であり 世界的に患者数は増加し続けている 超高齢化社会を迎えた我が国において 高齢者糖尿病患者へのアプローチの重要性は

針刺し切創発生時の対応

佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医

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糖尿病がどんな病気なのか 病気を予防するためにどんな生活が望ましいかについて解説します また 検診が受けられるお近くの医療機関を検索できます 健康診断の結果などをご用意ください 検査結果をご入力いただくことで 指摘された異常をチェックしたり 理解を深めたりすることができます 病気と診断され これから


17★ 訪問看護計画書及び訪問看護報告書等の取扱いについて(平成十二年三月三十日 老企 厚生労働省老人保健福祉局企画課長通知)

で経過観察を行うのみであった頃と比べれば 大きな進歩だと思います リエゾンサービスの同意を得たら患者情報を収集しメンバーで共有山際リエゾンサービスの対象となる骨粗鬆症性骨折患者さんには 平日の日勤帯に外来を経由するケースと時間 外 休日に救急外来を経由して入院となるケースの 2 通りがあります 青木

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ロコモ予防のために 2007 年 ( 平成 19 年 ) に日本整形外科学会で ロコモーティブシンドローム ( ロコモ ) という概念が提唱されました ロコモとはまさに 骨 関節 筋肉という運動に必要な器官 ( 運動器 ) の障害で要介護になるリスクが高まること と定義され メタボと並んで潜在患者数

副甲状腺ホルモン製剤 A-VD: 活性型ビタミン D 2 骨粗鬆症治療薬のイタリアの学会による中立的な見解 Safety profile of drugs used in the treatment of osteoporosis: a systematical review of the lite

2. 栄養管理計画のすすめ方 給食施設における栄養管理計画は, 提供する食事を中心とした計画と, 対象者を中心とした計画があります 計画を進める際は, それぞれの施設の種類や目的に応じて,PDCA サイクルに基づき行うことが重要です 1. 食事を提供する対象者の特性の把握 ( 個人のアセスメントと栄

301226更新 (薬局)平成29 年度に実施した個別指導指摘事項(溶け込み)

検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 F 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 青 細 ) 血液 3 ml 血清 H 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( ピンク ) 血液 6 ml 血清 I 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 茶色 )


肝臓の細胞が壊れるる感染があります 肝B 型慢性肝疾患とは? B 型慢性肝疾患は B 型肝炎ウイルスの感染が原因で起こる肝臓の病気です B 型肝炎ウイルスに感染すると ウイルスは肝臓の細胞で増殖します 増殖したウイルスを排除しようと体の免疫機能が働きますが ウイルスだけを狙うことができず 感染した肝


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秋植え花壇の楽しみ方


標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会

この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にアレディア点滴静注用に含まれる成分や他のビスホスホン酸塩で過敏な反応を経験したことがある人 次の人は 慎重に使う必要があります 使い始める前に医師または薬剤師に告げてください 腎臓に重篤な障害がある人 全身状態が

インスリンが十分に働かない ってどういうこと 糖尿病になると インスリンが十分に働かなくなり 血糖をうまく細胞に取り込めなくなります それには 2つの仕組みがあります ( 図2 インスリンが十分に働かない ) ①インスリン分泌不足 ②インスリン抵抗性 インスリン 鍵 が不足していて 糖が細胞の イン

~ 神奈川県にお住まいの方へ ~ マイ ME-BYO カルテ で毎日の健康記録と いざというときの安心を 神奈川県が運営するアプリ マイME-BYOカルテ を 解説しています 利用料は無料ですので ぜひ 健康管理や災害時の備えとして御利用ください 1 マイME-BYOカルテとは マイME-BYOカル

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骨粗鬆症 (Seminar) The Lancet, Jan.26,2019 Osteoporosis 西伊豆健育会病院西伊豆早朝カンファランス平成 31 年 4 月 30 日仲田和正 著者 Juliet E Compston Department of Medicine, Cambridge Bi

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特定保健用食品等の在り方に関する専門調査会 報告書46~63ページ

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生活保護医療券 財務経理部医事室 受給者の確認 登録 1 住所 2 氏名 3 生年月日 4 公費番号 国立長寿医療研究センターで生活保護医療を受けた患者様 行政機関からの通知 ( 所在地 ) 愛知県大府市森岡町源吾 35 訂正及び利用停止について 他の法律又はこれに基づく命令の規定に

2. 転倒危険者を察知する ナースの直感 の分析研究の説明書 研究実施説明書もの忘れ外来に通院されている 患者様を対象に 転倒を察知する看護師の洞察力に関する研究のご説明を開始いたします 転倒は太ももの付け根 ( 大腿骨頸部 ) 骨折 手首の骨折の 80% 以上の原因です 大腿骨頸部骨折も手首の骨折

2010年8月3日

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「内視鏡検査」

様式 1 食物アレルギーを持つ児童の保護者との面談調査票 ( 保護者 保育園記入用 ) 面談実施日 : 平成年月日 面談出席者 : 保護者側 保育園側 児童の情報 ( 保護者記入欄 ) クラス : 組 児童氏名 : 性別 : 男子 女子 生年月日 : 平成 年 月 日 年齢 : 歳 住 所 : 保護

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(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

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高齢者におけるサルコペニアの実態について みやぐち医院 宮口信吾 我が国では 高齢化社会が進行し 脳血管疾患 悪性腫瘍の増加ばかりでなく 骨 筋肉を中心とした運動器疾患と加齢との関係が注目されている 要介護になる疾患の原因として 第 1 位は脳卒中 第 2 位は認知症 第 3 位が老衰 第 4 位に

保健機能食品制度 特定保健用食品 には その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をすることができる 栄養機能食品 には 栄養成分の機能の表示をすることができる 食品 医薬品 健康食品 栄養機能食品 栄養成分の機能の表示ができる ( 例 ) カルシウムは骨や歯の形成に 特別用途食品 特定保健用

本人が確実に服用することが一番大事ですが 患者さんの周りにいる方々がうまく服薬を管理してくれれば無駄なお薬は無くなると思います この 残薬問題 を解決する方法として保険調剤薬局薬剤師の介入があると思っています 特に在宅療養の患者さんたちは訪問看護師 介護ヘルパー 介護福祉士の方々のサポートが不可欠で

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医療法人高幡会大西病院 日本慢性期医療協会統計 2016 年度

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報告Ⅰ 骨粗鬆症に対する北葛北部医師会での取り組み 北葛北部医師会地域医療部会担当理事 堀中 北葛北部医師会会長 能美 晋 整形外科 大山 重隆 整形外科 昌司 内科 現在 我が国は世界で平均寿命はトップクラスを維持しているが2013年の統計では健康寿命と平均 寿命の格差が男で9.02年 女で12.

消化器病市民向け

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練馬区国保における糖尿病重症化 予防事業について 平成 29 年 3 月 6 日練馬区区民部国保年金課 1 東京都糖尿病医療連携協議会配布資料

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てんかんinfo ブックレットシリーズ No.3

リハビリテーションを受けること 以下 リハビリ 理想 病院でも自宅でも 自分が納得できる 期間や時間のリハビリを受けたい 現実: 現実: リ ビリが受けられる期間や時間は制度で リハビリが受けられる期間や時間は制度で 決 決められています いつ どこで どのように いつ どこで どのように リハビリ

-3- Ⅰ 市町村国保の状況 1 特定健康診査受診者の状況 平成 23 年度は 市町村国保 (41 保険者 )98,439 人の特定健康診査データの集計を行った 市町村国保の診者数は男性 女性ともに 歳の割合が多く 次いで 歳 歳の順となっている 男性 女性 総数

SoftBank 301SI 取扱説明書

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骨粗しょう症連携手帳は骨粗鬆症財団が編纂し 骨粗しょう症患者さんに配布しています この手帳は骨粗しょう症の治療を受ける患者さんが携帯し 患者さんの検査結果や投薬状況などを記録して患者さん自身の治療意欲を高めるとともに 医療関係者が患者さんの情報を共有できるよう 公益財団法人骨粗鬆症財団が立案 制作したものです 骨粗しょう症とその治療目的 大切なことなので必ずお読みください 骨粗しょう症の患者さんは 骨折が大きな健康問題となります 特に背骨や足の付け根を骨折すると 日常の活動性や生活 の質が低下して 自立した生活が困難となり 寝たきりになる 危険性も高まり 健康寿命が短くなるおそれがあります 骨粗しょう症と診断されたら こうした骨折を防ぐための治療を始め しっかり続けていくことが大切です また 転倒しないために運動機能も維持しましょう 今は 骨折を防ぐための適切な治療薬もあります 自立した健康な日常生活を過ごすためにも かかりつけ医や骨粗鬆症マネージャーなどの力を借りながら ぜひ 骨粗しょう症の治療を続けてください 2 公益財団法人骨粗鬆症財団医療機関の皆様へお願い骨粗しょう症治療薬の進歩は目覚しく 治療により骨密度の増加と骨折予防が期待できるようになりました また 運動や栄養も大切です しかし これらが継続的に行われなかったために 転倒 骨折から要介護 寝たきりに至る患者さんは少なくありません 患者さんが骨粗しょう症に関して継続的な診療を受けられるよう ぜひ この 骨粗しょう症連携手帳 を活用し 確実な治療継続と適切な医療連携を実施していただければ幸いです 公益財団法人骨粗鬆症財団編 骨粗しょう症連携手帳 の使い方 医療機関を受診するときに持参し 医療関係者に渡してください ( 歯科を受診するときも持参してください ) 患者さんご自身や医師 看護師の方など どなたが記入されてもかまいません 患者さんご自身で記入できる部分は オレンジ色の枠で囲ってあります わかるところは記入してください 3

患者さんの基本情報その他 ( ) 基本情報 記入日 : 日 フリガナ 氏名 生日 明 大 男 昭 平 ( 西暦 ) 日 女 住所 ( - ) TEL: ( ) 緊急連絡先 / 続柄 ( ) TEL: ( ) 手帳を配布した主治医 医療機関 担当骨粗鬆症マネージャー 骨粗しょう症の経過 身長 cm 体重 kg 20 歳頃の身長 cm 閉経齢歳頃 飲酒 喫煙 初めて骨粗しょう症と診断された時期 初めて骨粗しょう症の治療を開始した時期 これまでに服用した骨粗しょう症治療薬 併存症 既往歴 両親の骨折経験 飲まない 飲む 吸わない 吸っていた 吸っている なし なし 頃 ( 歳頃 ) 今回が初めて 頃 ( 歳頃 ) 今回が初めて あり わからない 活性型ビタミン D 薬 ビタミン K 薬 ビスホスホネート薬 SERM( サーム ) 副甲状腺ホルモン薬 抗 RANKL 抗体薬 ( デノスマブ ) その他 ( ) あり 糖尿病 関節リウマチ その他 足の付け根の骨折 慢性腎臓病 ステロイドの服用 4 5

者さんの基本情報患骨折の記録 ( 骨折歴 ) これまでの骨折 部位 状態 骨折した 背骨の骨折 1 個 2 個 3 個 1 個 2 個 3 個 1 個 2 個 3 個 背骨の骨折 1 個 2 個 3 個 新しく起こった骨折 足の付け根の骨折 足の付け根の骨折 手首の骨折 手首の骨折 肩の骨折 肩の骨折 その他の骨折 ( ) ( ) ( ) その他の骨折 ( ) 骨折した 治療を受けている医療機関 骨粗しょう症の治療を受けている医療機関 医療機関名 主治医 : 科名 : 科 骨粗しょう症の治療を受けている医療機関 医療機関名 主治医 : 科名 : 科 骨折の治療 リハビリをした医療機関医療機関名主治医 : 科名 : 科 かかりつけ歯科医医療機関名主治医 : それ以外の医療機関医療機関名主治医 : 科名 : 科 6 7

段と比べて経過表 (3 ヵに 1 回くらいを目安に記入してください ) 記入日 / / / / / / / / / / 身長 / 体重 cm / kg cm / kg cm / kg cm / kg cm / kg 普注意したい事項選んでください食事タイミング 朝 昼 晩 朝 昼 晩 朝 昼 晩 朝 昼 晩 朝 昼 晩 1 日の食事量 増えた 同じ 減った 増えた 同じ 減った 増えた 同じ 減った 増えた 同じ 減った 増えた 同じ 減った 運動量 多い 適度 少ない 多い 適度 少ない 多い 適度 少ない 多い 適度 少ない 多い 適度 少ない 外出 多い 適度 少ない 多い 適度 少ない 多い 適度 少ない 多い 適度 少ない 多い 適度 少ない 転倒 ( 最近 3 ヵ ) なし 1 回 2 回以上 なし 1 回 2 回以上 なし 1 回 2 回以上 なし 1 回 2 回以上 なし 1 回 2 回以上 療薬ビスホスホネート薬 注射 1 回 /4 週 注射 1 回 /4 週 注射 1 回 /4 週 注射 1 回 /4 週 注射 1 回 /4 週 1 回 / 1 回 / 活性型ビタミン D 薬 あり あり あり あり あり ビタミン K 薬 あり あり あり あり あり 未満治 服薬率 80% 以上 80% 80% 以上 80% 80% 以上 80% 80% 以上 80% 80% 以上 80% SERM あり あり あり あり あり 副甲状腺ホルモン薬 毎日 週 1 回 毎日 週 1 回 毎日 週 1 回 毎日 週 1 回 毎日 週 1 回 抗 RANKL 抗体薬 あり あり あり あり あり その他 ( ) あり ( ) あり ( ) あり ( ) あり ( ) あり ( ) 備考 : 本人 医師 骨粗鬆症マネージャーなどの自由記載 医療機関 8 9

段と比べて経過表 (3 ヵに 1 回くらいを目安に記入してください ) 記入日 / / / / / / / / / / 身長 / 体重 cm / kg cm / kg cm / kg cm / kg cm / kg 普注意したい事項選んでください食事タイミング 朝 昼 晩 朝 昼 晩 朝 昼 晩 朝 昼 晩 朝 昼 晩 1 日の食事量 増えた 同じ 減った 増えた 同じ 減った 増えた 同じ 減った 増えた 同じ 減った 増えた 同じ 減った 運動量 多い 適度 少ない 多い 適度 少ない 多い 適度 少ない 多い 適度 少ない 多い 適度 少ない 外出 多い 適度 少ない 多い 適度 少ない 多い 適度 少ない 多い 適度 少ない 多い 適度 少ない 転倒 ( 最近 3 ヵ ) なし 1 回 2 回以上 なし 1 回 2 回以上 なし 1 回 2 回以上 なし 1 回 2 回以上 なし 1 回 2 回以上 療薬ビスホスホネート薬 注射 1 回 /4 週 注射 1 回 /4 週 注射 1 回 /4 週 注射 1 回 /4 週 注射 1 回 /4 週 1 回 / 1 回 / 活性型ビタミン D 薬 あり あり あり あり あり ビタミン K 薬 あり あり あり あり あり 未満治 服薬率 80% 以上 80% 80% 以上 80% 80% 以上 80% 80% 以上 80% 80% 以上 80% SERM あり あり あり あり あり 副甲状腺ホルモン薬 毎日 週 1 回 毎日 週 1 回 毎日 週 1 回 毎日 週 1 回 毎日 週 1 回 抗 RANKL 抗体薬 あり あり あり あり あり その他 ( ) あり ( ) あり ( ) あり ( ) あり ( ) あり ( ) 備考 : 本人 医師 骨粗鬆症マネージャーなどの自由記載 医療機関 10 11

段と比べて経過表 (3 ヵに 1 回くらいを目安に記入してください ) 記入日 / / / / / / / / / / 身長 / 体重 cm / kg cm / kg cm / kg cm / kg cm / kg 普注意したい事項選んでください食事タイミング 朝 昼 晩 朝 昼 晩 朝 昼 晩 朝 昼 晩 朝 昼 晩 1 日の食事量 増えた 同じ 減った 増えた 同じ 減った 増えた 同じ 減った 増えた 同じ 減った 増えた 同じ 減った 運動量 多い 適度 少ない 多い 適度 少ない 多い 適度 少ない 多い 適度 少ない 多い 適度 少ない 外出 多い 適度 少ない 多い 適度 少ない 多い 適度 少ない 多い 適度 少ない 多い 適度 少ない 転倒 ( 最近 3 ヵ ) なし 1 回 2 回以上 なし 1 回 2 回以上 なし 1 回 2 回以上 なし 1 回 2 回以上 なし 1 回 2 回以上 療薬ビスホスホネート薬 注射 1 回 /4 週 注射 1 回 /4 週 注射 1 回 /4 週 注射 1 回 /4 週 注射 1 回 /4 週 1 回 / 1 回 / 活性型ビタミン D 薬 あり あり あり あり あり ビタミン K 薬 あり あり あり あり あり 未満治 服薬率 80% 以上 80% 80% 以上 80% 80% 以上 80% 80% 以上 80% 80% 以上 80% SERM あり あり あり あり あり 副甲状腺ホルモン薬 毎日 週 1 回 毎日 週 1 回 毎日 週 1 回 毎日 週 1 回 毎日 週 1 回 抗 RANKL 抗体薬 あり あり あり あり あり その他 ( ) あり ( ) あり ( ) あり ( ) あり ( ) あり ( ) 備考 : 本人 医師 骨粗鬆症マネージャーなどの自由記載 医療機関 12 13

DXA(デキサ密度(YAM値%)マーカ骨代謝マーカー骨密度 骨代謝マーカーなど検査値の記録 検査日 / / / / / / / / / / / / 骨 1 大腿骨頚部 大腿骨近位部 腰椎) 橈骨 MD( 中手骨 ) 骨形 超音波 ( 踵骨 ) BAP ー成 P1NP 骨 TRACP-5b 吸収マ NTX 血清ー 尿カー DPD ( デオキシピリジノリン ) その他 ( ) FRAX 2 ( 主要骨折 / 大腿骨近位部骨折 ) / / / / / / 14 1 YAM 値 : 若成人平均値と比較したときの値 2 FRAX :( 原則として )10 以内に予想される骨折リスク 15

DXA(デキサ密度(YAM値%)マーカ骨代謝マーカー骨密度 骨代謝マーカーなど検査値の記録 検査日 / / / / / / / / / / / / 骨 1 大腿骨頚部 大腿骨近位部 腰椎) 橈骨 MD( 中手骨 ) 骨形 超音波 ( 踵骨 ) BAP ー成 P1NP 骨 TRACP-5b 吸収マ NTX 血清ー 尿カー DPD ( デオキシピリジノリン ) その他 ( ) FRAX 2 ( 主要骨折 / 大腿骨近位部骨折 ) / / / / / / 16 1 YAM 値 : 若成人平均値と比較したときの値 2 FRAX :( 原則として )10 以内に予想される骨折リスク 17

主な骨粗しょう症の治療薬について 活性型ビタミン D 薬 腸からのカルシウム吸収を助ける薬です さらに骨形成を促進したり 骨吸収をおさえたりします アルファロール ワンアルファ ロカルトロール エディロール などがあります ビタミン K 薬ビタミン Kの摂取不足を補う薬です 骨形成を促進し 骨吸収をおさえます グラケー という名前です ビスホスホネート薬骨吸収をおさえる薬で 内服と注射があります 内服は朝起きてすぐ飲む薬で 毎日 毎週 4 週ごとなどの飲み方です フォサマック ボナロン アクトネル ベネット ボノテオ リカルボン ボンビバ アレンドロン酸などがあります 他に 4 週に 1 回の点滴 ( ボナロン ) に 1 回の注射 ( ボンビバ ) やに 1 回の注射 ( リクラスト ) などがあります S E R M( サーム ) 女性ホルモンのように働き 骨吸収をおさえて骨を強くします エビスタ ビビアント ラロキシフェンなどがあります 副甲状腺ホルモン薬 ( テリパラチド ) 骨形成を促進します フォルテオ ( 毎日自己注射 ) テリボン ( 週 1 回 ) があります 抗 R A N K L 抗体薬 ( デノスマブ ) 半に1 回の注射で 骨吸収をおさえます プラリア という名前です 健康な人の骨は 新しい骨を作る 骨芽細胞 による 骨形成 と 古い骨を溶かす 破骨細胞 による 骨吸収 がバランスを保ち 新陳代謝を行っています しかし 骨粗しょう症では 破骨細胞の勢いが骨芽細胞の勢いを上回っているため 骨が減っていきます 主な骨粗しょう症の検査について DXA( デキサ ) 弱い放射線で 腰椎 大腿骨 橈骨などの骨密度を測ります MD 手の甲の骨 ( 第 2 中手骨 ) のレントゲン像から骨密度を測ります 骨吸収マーカー古い骨が溶かされる勢いを示します TRACP-5b( トラップ -ファイブビー ) は骨を溶かす破骨細胞の酵素です NTX( エヌティーエックス ) と DPD( デオキシピリジノリン ) は 溶けた骨のコラーゲンの断片です 骨形成マーカー新しく骨が作られる勢いを示します BAP( バップ ) は骨を作る骨芽細胞の酵素です P1NP( ピーワンエヌピー ) は 骨が作られるときに産生される骨のコラーゲンの断片です 18 19

公益財団法人骨粗鬆症財団編 骨粗しょう症連携手帳 非売品 2017 10 第 1 版発行 監修 : 骨粗しょう症連携手帳編集委員 ( 五十音順 ) 池田聡 石橋英明 鈴木敦詞 塚原典子 三浦雅一 103-0011 東京都中央区日本橋大伝馬町 2-14 パールビル 5F 公益財団法人骨粗鬆症財団 本手帳の無断複写は 著作権法上で例外を除き禁じられています 本手帳の複写 転載 翻訳 データベースへの取り込み及び送信に関する許諾権は ( 公財 ) 骨粗鬆症財団が保有します LM 2017/1001-01AJ