図表 2 新規事業創造推進の主導 自社の新規事業創造の推進について 最も当てはまるものを 1 つお選びください % 図表 3 (1) 全体 現場主導 25.3 推進していない 19.1 新規事業創造推進の主体 経営主導 55.6 あなたは 自社における新規事業創造は 本来 誰が中心となって担うべきだ

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Transcription:

Part 3 新規事業創造に関する人事の実態調査 イノベーション推進における人事の役割藤村直子 リクルートマネジメントソリューションズ組織行動研究所主任研究員 人事担当者自身は イノベーションの推進にあたり 何ができると思っているのか 実際に人事が取り組んでいること 人事の役割について 定量調査の結果を紹介しながら 人事担当者自身の認識について探っていきたい 図表 1 調査対象 はじめに 調査概要 従業員数 300 名以上の企業で人事業務に従事し 自社の人事施策について一通り理解している正社員 ( 取締役クラスを除く ) 調査内容 自社の新規事業創造に関する施策とそれに対する人事の関与 新規事業創造推進の主体 新規事業創造の課題 人材強化のポイント 人事にできることなど 調査方法インターネット調査実施時期 2015 年 9~10 月 調査対象者の属性 調査概要 有効回答数 392 名 人事における担当業務 採用 34.9% 人材開発 33.7% 組織開発 25.8% 制度設計 21.7% 人員計画 28.8% 労務 25.8% 海外人事 4.8% ライン( 事業部門 ) 人事 12.5% キャリア支援 7.7% 13.0% ( 複数回答 ) 役職 事業部長 部長クラス % 課長クラス 32.1% 係長クラス 20.4% 一般社員 25.0% 所属企業の従業員規模 300~999 名 30.1% 1000~2999 名 23.7% 3000~4999 名 10.7% 5000~9999 名 13.3% 10000 名 ~ 22.2% 所属企業の業種 製造業 37.5% 非製造業 62.5% 年齢 20~29 歳 12.0% 30~39 歳 26.3% 40~49 歳 31.1% 50~59 歳 24.5% 60 歳 ~ 6.1% 性別 男性 79.8% 女性 20.2% 新規事業創造関連施策の企画 実行が自分の役割であるのは全体の 5 割弱 19 vol.40 2015.11

図表 2 新規事業創造推進の主導 自社の新規事業創造の推進について 最も当てはまるものを 1 つお選びください % 図表 3 (1) 全体 現場主導 25.3 推進していない 19.1 新規事業創造推進の主体 経営主導 55.6 あなたは 自社における新規事業創造は 本来 誰が中心となって担うべきだと思いますか 特に当てはまると思うものを 2 つまでお選びください % (2) 従業員規模別 300 名以上 1000 名未満 1000 名以上 5000 名未満 5000 名以上 17.8 20.1 13.7 25.4 27.1 30.4 47.5 51.9 66.2 経営主導現場主導推進していない 1 新しい価値を生み出す人 組織づくり新態調査特集 規事業創造に関する人事の実経営者 29.3 34.3 経営企画 47.6 49.8 新規事業開発の専任部門 人事 23.823.7 14.3 10.6 研究 開発部門 6.9 営業部門 マーケティング部門 15 19.2 ( 上記以外の ) 全社員 5.44.5 0 0.4 担うべき部門 社員はいない 1.4 2.4 製造業 非製造業 人事の関与度合いが最も高い施策は蛸壺化を避けるための人材交流 計画的異動 vol.40 2015.11 20

Part 3 図表 4 新規事業創造に関するミッションの有無 現在の仕事で 新規事業創造につながる施策の企画 実行は ご自身のミッション ( 役割 ) に入っていますか % 全体 47.7 48.5 事業部長 部長クラス 62.5 34.1 課長 係長クラス 50.0 46.6 一般社員 29.6 65.3 入っている 入っていない 本グラフからは わからない の回答結果を除いている 図表 5 新規事業創造のための取り組みと人事の関与 新規事業創造のために 自社が取り組んでいることをお選びください また そのうち人事部門が企画 運営に関与している取り組みをお選びください 複数回答 % 人事関与度 ( 人事関与あり / 取り組み施策 ) 46.3 56.0 48.4 62.8 45.2 45.9 61.3 51.2 新規事業創造のための専任部門の設置 48.5 評価制度への新規事業創造を推奨する観点の導入 34.2 部門を超えた定期的な情報交換の場の設定 32.1 部門の蛸壺化を避けるための人材交流 計画的異動 30.9 社員が新規事業 新技術 サービスを経営に提案できる制度 29.3 チャレンジ精神 失敗を恐れない風土の醸成 25.0 新規事業創造を担える人材の積極的な採用 23.7 新規事業企画 開発に関する研修 21.9 46.4 26.6 38.7 外部のネットワーク形成 知見収集のための副業 兼業推奨 21.4 積極的な M&Aの推進 16.3 オープンイノベーションの推進 15.8 取り組み施策のうち 人事が関与している 人事関与がない 課題は発想力と挑戦的な風土 21 vol.40 2015.11

図表 6 新規事業創造の障害 自社の新規事業創造を妨げているものは何だと思いますか 複数回答 % 新たなアイディアを生み出す 製造業 非製造業 社員の関心 力量の不足 51.0 53.1 組織の風土 体質 ( 変化を嫌う風土 内向きな体質など ) 49.0 44.9 経営の力量不足 ( 視界の狭さなど ) 38.8 45.7 組織間の連携不足 38.0 45.6 社員間のコミュニケーション不足 38.1 33.9 育成制度 32.7 36.7 人員体制 資金の不足 34.7 33.1 外部とのネットワーク不足 33.3 31.0 評価制度 30.6 32.2 現在の経営理念 25.2 31.8 従業員からアイディアを引き出す仕組みの不足 不備 23.7 0 2.0 1 新しい価値を生み出す人 組織づくり新態調査特集 規事業創造に関する人事の実アイディアを形にする 新規事業開発を推進する 経営の力量不足 ( 目利き 投資判断力 事業創造ノウハウ 経験など ) 25.2 社員の力量不足 ( 事業創造ノウハウ 経験など ) 27.9 31.8 26.5 組織の風土 体質 ( 変化を嫌う 失敗を恐れる風土など ) 23.3 アイディアを精査 選抜する仕組みの不足 不備 22.9 人員体制 資金の不足 23.1 21.6 組織間の連携不足 20.8 社員間のコミュニケーション不足 21.8 17.6 アイディアをビジネスへと具体化する仕組み ノウハウの不足 19.7 18.0 外部とのネットワーク不足 17.7 17.1 現在の経営理念 12.2 16.3 0.7 2.0 34.3 人事にできることは多いまずは配置から vol.40 2015.11 22

Part 3 図表 7 人材強化のポイント 自社内の人材が 新規事業を創造する上で強化していく必要があることは何だと思いますか 最も当てはまると思うものを 1 つお選びください % 新たな発想を生み出す思考力 26.1 専門外の知識の豊富さ 業務外の情報への関心 10.9 12.2 あいまいな発想をビジネスへと具体化する思考力 12.913.9 論理的に思考 説明する能力 8.8 6.1 リスクを恐れず 新たな挑戦に前向きなエネルギー 実行に向けて多様な人材を巻き込む力 15.5 13.6 23.1 18.4 苦難を乗り越え 最後までやり遂げるエネルギー 製造業非製造業 7.5 5.7 0.72.0 さいごに 23 vol.40 2015.11

図表 8 新規事業創造に対して人事にできること 自社の新規事業創造に対し 人事は何ができると思いますか ご自身のお考えを自由にご記入ください 自由記述コメントをもとに分類 適正配置 各セクションへ適正人材の配置 新規事業創造の責任者なども含め社員を適材適所に配置すること スキルの把握を通じての最適人員の配置 改革的取り組み部門へのトップクラス人材の優先配置 新規事業に挑戦意欲のある人材の配置 投入 将来性のある人事異動 人員確保 安定した人材供給 新規事業を担う人材の確保 プロジェクトの人員確保 有能な人材の確保 人的リソースの供給と優先配置 部門の意向に沿った人材確保 配置 コメント数 :150 / 38.3% 目利き 適任者の選出 その事業に見合った能力適合者の選別 創造性豊かな人材の発掘 人事考課などのデータベースにより新規事業に適合した社員を発掘する アグレッシブな人材の発掘 可能性のある人材の積極的登用 人材流動 人事異動など柔軟で流動的な人事制度を構築すること 部門間の交流人事 1 新しい価値を生み出す人 組織づくり新態調査特集 規事業創造に関する人事の実育成 採用 コメント数 :6 1 / 15.6% コメント数 :55 / 14.0% 新規事業につながるアイディアを創出する人材の育成 新規事業創造に伴う能力の開発や研修の実施 開拓者精神溢れる人材の育成 教育研修制度やセミナー参加推奨 外部研修のアドバイス 若い人材を幅広い分野で学ばせる 新規事業創造の経験者の採用 当該新規事業分野に精通した社員の採用 即戦力となる人材の獲得 新しい意見が出せる人材の積極的採用 自社にいないような才能をもった人材の採用 先を見据えた採用 人材ニーズにマッチした人材確保のためのルートの開拓 評価 報酬 コメント数 :3 1 / 7.9% チャレンジ推奨 チャレンジを推奨する人事制度 失敗しても評価を下げない制度の徹底で新規提案が出てくる風土づくりが肝要 頑張ったものが認められる人事制度 新規事業に対する従来とは違う考課方法 意欲配慮 取り組みや意識に対するモチベーション向上のために十分で正当な評価の仕組みを構築すべき 成果配分によるモチベーションの確保 新規事業創造提案へのインセンティブ 採用力向上 中途採用者の処遇を含めた柔軟な人事制度の構築 人事制度の設計 変更を検討 実施することで必要な人材の確保に貢献できると思う ない 分からない コメント数 :- / - コメント数 :63 / 1 6.1% 組織の再構築 人件費との効率性 生産性からのアプローチをして新規事業創業の後押しをする 働きがいがある環境の創出 ネットワークづくり 他社との人材交流と全社員の意識向上 異業種交流 外部ソースの活用 意識改革 何もできない 人事は基本的に関与できないはず 成果を短期的に人事考課する制度環境下では 新規事業の芽はボトムからはない トップダウン 新規事業の開拓 創造について積極的ではないので 特に人事に関しても何ができるとは思わない 考えたことがない vol.40 2015.11 24