一般企業 M.K. さん ( 学校教育学校臨床専攻 ) 全日本空輸 ANA 内定 就職活動期間 2015 年 11 月 ~2016 年 6 月 就職活動中のスケジュール 2015 年 11 月実習が終了 英語や一般教養の勉強を始める 2016 年 1 月自己分析を開始 2016 年 3 月情報解禁 合同説明会スタート SPI 受験 一部企業の面接もスタート 2016 年 6 月本格的に選考スタート 結果 プレエントリー : 50 社以上エントリー : 30 社程度 ( 航空関係 百貨店 化粧品関係など ) 内定 : 2 社 ( 客室乗務職 1, グランドハンドリング職 1) 合同説明会について 行きたい業界が定まっている人は行かなくていいと感じました 就活生は必ず行かなければいけないもののような感じもしますが そんなことはありません 合説で聞ける話は 必ず単独の会社説明会で聞けます 行きたい業界や企業の情報をこまめに見て 単独の会社説明会に多く足を運んでほしいです 行きたい業界が定まっていない人は合説に行くことをおすすめします 各業界の代表格の企業が集まっているので 業界間の比較がしやすいです 様々な業界の話を聞いて いろんな角度から検討してください 航空業界について 私自身は 教職が向いていない と実習で感じ そこから小さい頃憧れた職業まで遡って 1 からいろんな業種を調べた結果この業界を志望することにしました 面接では 教育学部なのになぜ? と何回も聞かれました 私は 教育学部として実習に行った中で 自分の中でやりたいことが教職ではできないと感じた でもそれが御社ではできると感じて~ というような形で返していました 教育学部で学んだことをどう生かすか という視点で考えると 他の受験生と差がつけられると思います 実際の選考に関しては 勤務地にこだわらず 航空関係 にこだわった場合 とにかく日本全国を飛び回る就活になります 北海道の翌日に東京 翌日に福岡に行く日もありました 金銭的にも体力的にも余裕を持つことが必要です ES のための写真撮影やスーツなど 初期費用だけでも 5 万円ほどはかかってしまいます また 内定を頂いた 2 社のうち 1 社は最終選考の交通費が出ましたが もう 1 社は出ていません ほとんどの説明会 最終選考以外の選考では交通費が出ないのでそこも全て自己負担になります 1
自己分析について 自分の今までの経験 それから学んだこと それをどう会社で活かしていくか を時系列に沿って整理しました そしてそれを会社が求めるカラーに沿って使い分けました 自分をアピールできるポイントは多くて越したことはありません 小さなことでも 論理的に話せれば十分面接や ES で使えます 業界研究について 行きたい業界が定まったらその業界に関するニュースには目を通しておくといいと思います 私自身もこの業界に対する勉強を昔からしていた訳ではなかったので知識不足で大変でした まずは現状を把握し 何かトピックがあればそれに対する自分の意見を伝えられるようにするといいと思います その業界の歴史のようなところは 私はあまり見ませんでした 現状と未来展望がわかっていると 将来自分がその会社で働くことをイメージしやすいと思います 情報収集には主にネットと航空系の雑誌を使っていました 面接 第一印象に気を配って下さい 第一印象をひっくり返すことはとても難しいです 面接官の方もプロです 何人もの就活生を見てきている方たちなので 学生が緊張していることももちろんわかってらっしゃいます だからこそ 緊張していることを隠さず それでもこれだけはお伝えしたいです! という事はしっかり伝えられるよう練習しましょう また 基本的な敬語や言葉遣い その業界ならではの専門用語はしっかり調べておくことをお勧めします 最後に 就職活動を楽しんでください 企業の中にいる人が時間を作って 自分の話を聞いてくださる機会はめったにありません また こんなにたくさんの企業に触れられる機会もめったに無いです 説明会に行くたび 選考に行くたびになにか発見をしよう と心がけると 自然と積極的になれると思います その発見を次回選考に活かしていくと 説得力も増します また 企業を比較していく中で 自分があまり気に入らないなあと思うこともあると思います その感覚を大事にしてください 説明会の中で疑問に思うことや引っかかることがあったらそれをメモしてください 後々選択をしなければならない時にそれが生きます 今の就活は情報戦です ネットをうまく使って情報に乗り遅れないようにしてください それと同時に ネットの情報に流されて惑わされないようにしてください 公式の情報以外はすべて疑ってかかってください 無駄なストレスほど厄介なものは無いです 自分の納得のいく就活ができるよう 無理しない程度に頑張ってください 応援しています 2
E.T. さん ( 学校教育国際理解教育専攻 ) 第一三共 内定 スケジュール 10 月 : 就活サイトの登録 インターンシップエントリー 2 月 : インターンシップ選考 参加 SPI 勉強 合同説明会 業界研究 3 月 : 合同説明会 企業説明会 エントリー エントリーシート( 以下 ES ) 提出適性検査 その他就活イベントの参加 4-5 月 : エントリー 企業説明会 セミナー 交流会 面接 ( 一部 ) 6 月 ~: 面接解禁 面接 6 月 3 日に現内定先に内々定を頂き 第一志望だったこと また他社の内定と選考の辞退が条件だったことから 就職活動を終了しました 今年も前年と同様 経団連加盟企業は 3 月エントリー開始 6 月から内定を出し始めます 企業により内々定や口約束のような形でフライングをするところもありますが 私の場合は取り決め通りの日程でした ( 内定先選考フロー ) 日程は毎年変わります きちんと確認しておきましょう 3/1~4/1 本エントリー ES 提出 適性検査 ( 構造把握力検査 ) 3/17~4/9 会社説明会 4/23~5/15 少人数セミナー 6/1~ 面接 ( 回数は人によって異なる ) 就活体験記 まず 私が教育学部にいながら就職活動を行った理由は まだ自身の将来に迷いがあったことにありました 教師を務める両親の影響で あまり明確な将来図もなく教師を目指していた私は 学校教育以外の社会も見てみたいという好奇心から 教育実習が終わった 3 年生の 10 月から就職活動を始めました 最初は学んできたことを活かしたいと教育業界や人材業界を主に見ており インターンシップは興味のあった教育関係とアルバイト等で経験のあった接客のアパレル関係を1 社ずつ受け アパレル系の会社は一次の書類審査を経てグループディスカッションで落ち 教育系の会社は同様に書類の一次 グループディスカッションの二次を経て大阪で 21 人のインターンシップに参加することが出来ました インターンシップの主な内容は自己分析と就業体験でしたが そこで自分の無知さや視野の狭さを思い知ったことで もっと違う社会を知りたいという想いが強まり 企業就職の道を選ぶ決意をしました 就活をすると決めてまず私がしたことは 情報取集でした マイナビ リクナビ みん就などの大手だけでなく 就活ラボやあさがくナビ リアライブ ジョブラス キャリタスなど 13 社の就活サイトに登録し 合同説明会や就活イベントにはできるだけ参加 業界を絞らず様々な企業を見てまわりました 10 月ごろから大学で就活セミナーなども開催されるので そちらも内容を見て参加しました 3
サイトでエントリーした企業の数は 100 社を超えますが 実際に説明会にいったのは 18 社 エントリーシートの提出や選考に参加したのは 11 社でした 幸運にも一次選考はすべて通りましたが そのうち 4 社は日程や考え方の都合により途中で選考を辞退しました 私はこの数で精一杯だったのですが 就職支援の手厚い大学や私立大学などでは 50~60 社受ける学生もよくいるそうです また 私が企業を選ぶ上で大事にしたのは 実際に人と会って話すことでした というのも 限られた時間で全ての企業を知ることは不可能であり それなら私は自分がどうなっても後悔しないくらい納得のいく就職活動をしたいと考え その軸を 人 に置いたからです 今回 製薬業界を志望したのも 今までと全く違った世界で働きたいという考えや職種自体の魅力だけでなく 何より実際にお話をお聞きした内定先の人事の方に感銘を受けたことが大きかったように思います 私が製薬業界の説明を聞いたのは 3 月頭の合同説明会が初めてで 人事の方の人を惹き付ける立ち振る舞いや 論理的でわかりやすい話し方に非常に興味を持ち その日のスケジュールが終わった後にまたお話を伺いに行きました それから何度か説明会やセミナーに参加し ほかの社員の方々にもお会いして 数多く学生がいる中で一人一人を認識し貴重な時間を本当に多く割いていただいたこと そして社員の方々のスキルや人柄が全て会社の教育として体系化されていることを知り 絶対に私もその教育を受けたいと考えたことが 志望の大きな理由でした そして就職活動において一番意識したのは 面接の経験を積むことです これまで面接をしたことがなかったため とにかく場に慣れなければ と考え 比較的選考の早い業界の面接をできるだけ多く受けようとしました 一般的に選考が早いとされるのは外資系やベンチャー企業 人材業界 コンサルティング業界やマスコミ業界 そしてセミナーや面接の回数が多くスタンプラリーとも呼ばれる金融業界 ( 銀行 生保 損保など ) があり 私は主に金融と人材 ベンチャー企業を受けました 毎回の面接が終わるとすぐ スマホのメモに反省点や聞かれたこと 面接中に思い付いたことなどを書き込みました 反省点 自己 PR や学生時代頑張ったことなど テンプレートを準備できるものも一回一回書き直していたため ES の作成に時間がかかったこと 用意できるものは早い段階で 400 字ほどのテンプレートを作っておくと便利です また提出する履歴書や ES は必ず写メかコピーをとっておきましょう 面接の最低限のテクニック( 予測できる質問の答えは用意しておく 第一志望と言う など ) を学んでおかなかったため 実際の面接で無駄に焦ったこと 他大学では集団面接やグループワークに慣れるためのセミナーなどが多数行われます その代わり 人前で話すことを前提とする教育学部の皆さんは実は少し有利ではありますが 本番で確実に自分の力が発揮できるように 調べて出てくるレベルのマナーや特徴は知っておきましょう 4
ひとこと 何より大切なことは行動することだと思います そして全てにおいてきちんと反省してください 目的があって行うことに 無駄は1つもありません また自己分析や反省で行き詰まったら 家族や友だちに長所や短所 話し方のくせなど 自分について沢山聞いてみてください 自分だけでは気付けなかったことが見つかります 最後に どんな企業も人を選ぶのは結局人です これが正解 を探すのではなく 自分自身を 相手に伝わりやすい言葉で伝えてください 苦しい時期もあるかもしれませんが 自分を見つめなおすいい機会でもあります 前向きに 自分に合った進路をしっかり考えてください 5