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研究課題名 臨床研究実施計画書 研究責任者 : 独立行政法人地域医療推進機構群馬中央病院 群馬県前橋市紅雲町 1 丁目 7 番 13 号 Tel: ( 内線 )Fax: 臨床研究期間 : 年月 ~ 年月 作成日 : 年月日 ( 第 版

スライド 1

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1. はじめに ステージティーエスワンこの文書は Stage Ⅲ 治癒切除胃癌症例における TS-1 術後補助化学療法の予後 予測因子および副作用発現の危険因子についての探索的研究 (JACCRO GC-07AR) という臨床研究について説明したものです この文書と私の説明のな かで わかりにくいと

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平成 28 年度診療報酬改定情報リハビリテーション ここでは全病理に直接関連する項目を記載します Ⅰ. 疾患別リハビリ料の点数改定及び 維持期リハビリテーション (13 単位 ) の見直し 脳血管疾患等リハビリテーション料 1. 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅰ)(1 単位 ) 245 点 2

別紙様式第1

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(目的)

料 情報の提供に関する記録 を作成する方法 ( 作成する時期 記録の媒体 作成する研究者等の氏名 別に作成する書類による代用の有無等 ) 及び保管する方法 ( 場所 第 12 の1⑴の解説 5に規定する提供元の機関における義務 8 個人情報等の取扱い ( 匿名化する場合にはその方法等を含む ) 9

( 様式 1-1) 日本専門医機構認定形成外科専門医資格更新申請書 20 年月日フリガナ 氏 名 生年月日年月日 所属施設 ( 病院 医院 ) 名 勤務先住所 連絡先 ( 電話 : - - ) ( FAX : - - ) アドレス 1: アドレス 2: 専門医登録番号 - 医籍登録番号

12_モニタリングの実施に関する手順書 

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サマリー記載について

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症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習

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9 中止基準 ( 研究対象者の中止 研究全体の中止について ) 10 研究対象者への研究実施後の医療提供に関する対応 通常の診療を超える医療行為 を伴う研究を実施した場合 研究実施後において 研究対象者が研究の結果より得られた利用可能な最善の予防 診断及び治療が受けられるように努めること 11 研究

第 3 節心筋梗塞等の心血管疾患 , % % % %

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Clinical Indicator 2016 FUNABASHI MUNICIPAL REHABILITATION HOSPITAL

ける発展が必要です 子宮癌肉腫の診断は主に手術進行期を決定するための子宮摘出によって得られた組織切片の病理評価に基づいて行い 組織学的にはいわゆる癌腫と肉腫の2 成分で構成されています (2 近年 子宮癌肉腫は癌腫成分が肉腫成分へ分化した結果 組織学的に2 面性をみる とみなす報告があります (1,

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リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

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資料1_事業実施計画書

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ただし 対象となることを希望されないご連絡が 2016 年 5 月 31 日以降にな った場合には 研究に使用される可能性があることをご了承ください 研究期間 研究を行う期間は医学部長承認日より 2019 年 3 月 31 日までです 研究に用いる試料 情報の項目群馬大学医学部附属病院産科婦人科で行

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

医療法人高幡会大西病院 日本慢性期医療協会統計 2016 年度

2. 研究の目的及び意義について目的 : 手根管症候群の臨床的な重症度と腱鞘滑膜に発現する炎症性のサイトカインやAGEsの関連を検討する事です 意義 : 手根管症候群の重症度と周囲組織の炎症の相関が明らかになれば 抗炎症作用を持つ薬剤が手根管症候群の治療に有用となる理由がより明らかとなると考えられま

摂食嚥下訓練 排泄訓練等を開始します SCU で行うリハビリテーションの様子 ROM 訓練 ( 左 ) と端坐位訓練 ( 右 ) 急性期リハビリテーションプログラムの実際病棟訓練では 病棟において坐位 起立訓練を行い 坐位耐久性が30 分以上となればリハ訓練室へ移行します 訓練室訓練では訓練室におい

臨床研究許可申請書の提出に際しての留意事項

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A5 定刻に評価するためには その時刻に責任をもって特定の担当者が評価を行うことが必要 となる Q6 正看護師 准看護師 保健師 助産師以外に医師 セラピストなどが評価してもよいか A6 よい ただし 医療職に限られ 評価者は所定の研修を修了した者 あるいはその者が実施した院内研修を受けた者であるこ

7 時間以上 8 時間未満 922 単位 / 回 介護予防通所リハビリテーション 変更前 変更後 要支援 Ⅰ 1812 単位 / 月 1712 単位 / 月 要支援 Ⅱ 3715 単位 / 月 3615 単位 / 月 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) の見直し リハビリテーションマネジメン

さらに, そのプロセスの第 2 段階において分類方法が標準化されたことにより, 文書記録, 情報交換, そして栄養ケアの影響を調べる専門能力が大いに強化されたことが認められている 以上の結果から,ADA の標準言語委員会が, 専門職が用いる特別な栄養診断の用語の分類方法を作成するために結成された そ

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時間がかかる.DOSS は妥当性が検証されておらず, 更に評価に嚥下造影検査が必要である. FOSS や NOMS は信頼性と妥当性が評価されていない.FOIS は 7 段階からなる観察による評価尺度で, 患者に負担が無く信頼性や妥当性も検証されている. 日本では Food Intake LEVEL

1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( はい / ) 上記外来の名称 対象となるストーマの種類 7 ストーマ外来の説明が掲載されているページのと は 手入力せずにホームページからコピーしてください 他施設でがんの診療を受けている または 診療を受けていた患者さんを

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の主要な治療薬として日本ならびに世界で広く使用されている MTX の使用により 関節リウマチの臨床症状の改善 関節破壊進行抑制 QOL 改善のみならず 生命予後の改善や心血管合併症リスクが軽減されることが示されており 現在の関節リウマチ治療においては必要不可欠な薬剤である 1990 年前後から MT

クリニカルパスの 普及・体制の現状と課題

7 対 1 10 対 1 入院基本料の対応について 2(ⅲ) 7 対 1 10 対 1 入院基本料の課題 将来の入院医療ニーズは 人口構造の変化に伴う疾病構成の変化等により より高い医療資源の投入が必要となる医療ニーズは横ばいから減少 中程度の医療資源の投入が必要となる医療ニーズは増加から横ばいにな

3 病型別 初発再発別登録状況病型別の登録状況では 脳梗塞の診断が最も多く 2,524 件 (65.3%) 次いで脳内出血 868 件 (22.5%) くも膜下出血 275 件 (7.1%) であった 初発再発別の登録状況では 初発の診断が 2,476 件 (64.0%) 再発が 854 件 (22

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平成 28 年 10 月 17 日 平成 28 年度の認定看護師教育基準カリキュラムから排尿自立指導料の所定の研修として認めら れることとなりました 平成 28 年度研修生から 排泄自立指導料 算定要件 施設基準を満たすことができます 下部尿路機能障害を有する患者に対して 病棟でのケアや多職種チーム

1. 研究の名称 : 芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍の分子病理学的研究 2. 研究組織 : 研究責任者 : 埼玉医科大学総合医療センター病理部 准教授 百瀬修二 研究実施者 : 埼玉医科大学総合医療センター病理部 教授 田丸淳一 埼玉医科大学総合医療センター血液内科 助教 田中佑加 基盤施設研究責任者

豊川市民病院 バースセンターのご案内 バースセンターとは 豊川市民病院にあるバースセンターとは 医療設備のある病院内でのお産と 助産所のような自然なお産という 両方の良さを兼ね備えたお産のシステムです 部屋は バストイレ付きの畳敷きの部屋で 産後はご家族で過ごすことができます 正常経過の妊婦さんを対

目次 1. はじめに 2. 実際の応募手続き 2-a. 手続きを始める前に 2-b. 研究開発提案書様式の取得 2-c. 応募の新規登録 2-d. 応募情報の入力 2

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(3) 共通事項 原則, 調査対象期間における全ての患者を対象とする ただし, 以下の患者等についてはこの限りではない 1 記載を拒んだ患者及び患者家族 2 記載困難な患者及び患者家族 3 患者が記載困難であり, 患者家族がいない場合 評価は6 段階とし, :5 ほぼ :4 ふつう :3 少し :2

2017年度患者さん満足度調査結果(入院)

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正誤表 正誤箇所 誤 正 医科 - 基本診療料 -35/47 注 3 診療に係る費用 ( 注 2 及び注 4に規定する加算 注 3 診療に係る費用 ( 注 2 及び注 4に規定する加算 注の見直し 当該患者に対して行った第 2 章第 1 部医学管理等の 当該患者に対して行った第 2 章第 1 部医学

Transcription:

急性期重度嚥下障害患者に対する完全側臥位法の有効性 研究責任者氏名長尾恭史 岡崎市民病院リハビリテーション室 副主任 共同研究者脳神経内科小林靖歯科口腔外科長尾徹看護局西嶋久美子 西暦 2017 年 6 月 15 日版数 1

目次 1. 実施計画の経緯 ( 背景 )... 1 2. 目的... 1 3. 研究対象者について... 1 3-1 選択基準... 1 3-2 除外基準... 1 3-3 中止基準... 2 4. 研究方法... 2 4-1 情報 データについて... 2 4-2 情報 データの収集 評価方法について... 3 4-3 研究期間について... 4 5. 研究対象者に生じる負担並びに予測されるリスク及び利益について... 5 6. 同意の取得について... 5 6-1 同意取得の方法... 5 6-2 説明文書及び同意書の作成... 5 7. 研究対象者の個人情報保護について... 5 8. 健康被害補償... 5 9. 研究の変更... 5 10. 研究の終了又は中止 中断... 6 ⒒. 必須文書の保管... 6 12. 公表に関する取り決め... 6 13. 研究資金および利益相反管理について... 6

1. 実施計画の経緯 ( 背景 ) 従来はリクライニング 30 度での経口摂取が一番安全な姿勢とされていた そのため 重度嚥下障害患者では リクライニング 30 度にて誤嚥が認められた場合は欠食となり また なんとか訓練で食べることができても 入院中に肺炎を合併してしまう患者がしばしば認められた そして 最終的に経口摂取困難のまま退院することが多かった そこで 我々は 2012 年に回復期の患者を対象として論文にて報告された完全側臥位法を 当院で急性期重度嚥下障害患者に対して導入した 完全側臥位法は咽喉頭の形態から リクライニング 30 度より安全な姿勢となり 誤嚥を予防しつつ 積極的に経口摂取を進めることができた 2. 目的本研究では 重度嚥下障害にてビデオ嚥下内視鏡検査 ( 以下 VE) を実施した患者を対象に後方視的な調査を行い 当院で取り組んでいる完全側臥位法が機能的予後に与える影響を調査する また 結果をまとめ学会での発表 論文への投稿を行っていく 3. 研究対象者について 3-1 選択基準 2015 年 4 月から 2015 年 9 月 および 2016 年 4 月から 2016 年 9 月に嚥下訓練指示のでた患者の中で 言語聴覚士 ( 以下 ST) によるベッドサイド評価にて重度嚥下障害と診断され VE を行った患者を対象とした 3-2 除外基準 3-3 中止基準 4. 研究方法 4-1 情報 データについて当院電子診療録から以下のデータを後方視的に抽出する 1 入院時年齢 2 性別 3 初期評価時の嚥下機能 4 初期評価時の栄養摂取方法 5 VE 後の栄養摂取方法 6 退院時の栄養摂取方法 7 VE 後の食事摂取姿勢 8 退院時の食事摂取姿勢 9 在院日数 10 入院から VE までに要した日数 11 VE から退院までの観察期間 12 入院病名 13 VE 前食事形態 14 VE 後推奨食事形態 1

15 VE 後食事形態 16 退院時食事形態 17 検査後 3 食開始 18 転帰 19 VE による嚥下機能評価 20 院内肺炎合併 4-2 情報 データの収集 評価方法について 収集方法 データは当院電子診療録から後方視的に収集する ( 後方視的症例比較研究 ) 1 入院時年齢の単位は歳 ヶ月 は含めない 2 性別は男性もしくは女性に分類する 3 初期評価嚥下障害重症度は DSS を採用し唾液誤嚥 ~ 正常の 7 段階で評価する 4 初期評価時の栄養摂取方法は ESS を採用し 5 段階で評価する 5 VE 後の栄養摂取方法は ESS を採用し 5 段階で評価する 6 退院時の栄養摂取方法は ESS を採用し 5 段階で評価する 7 VE 後の食事姿勢を完全側臥位 それ以外で評価する 8 退院時の食事姿勢を完全側臥位 それ以外で評価する 9 在院日数を調査する 10 入院から初回 VE までに要した日数を調査する 11 初回 VE から退院までの日数を調査する 12 入院契機となった疾患を調査する 13 初回 VE 前の食事形態を調査する 14 初回 VE の結果より医師が推奨した食事形態を調査する 15 初回 VE 後に開始した食事形態を調査する 16 退院時の食事形態を調査する 17 検査後に食事が 3 食開始されたかを調査する なお 3 食摂取すると 1000kcal/1 日摂取できる食事を対象とした 18 退院時の転帰を退院 転院 死亡で評価する 19 初回 VE 実施時の嚥下機能評価は兵頭スコア駒ヶ根版を用いて 0 から 12 点までの 13 段階で評価する 20 観察期間中の院内肺炎合併有無を調査する 評価方法 完全側臥位導入前の 2015 年 4 月から 2015 年 9 月までを対照群 完全側臥位導入後の 2016 年 4 月から 2016 年 9 月までを側臥位群とし 2 群に分類する 1~20について 2 群間において各尺度に合わせた単変量解析を実施する その後 全対象患者において 必要項目を選択し相関係数を求める さらに 各因子の中から目的変数 説明変数を設定し ロジスティック回帰分析を行う 4-3 研究期間 岡崎市民病院臨床研究審査委員会承認日 ~2019 年 3 月 31 日 5. 研究対象者に生じる負担並びに予測されるリスク及び利益について 2

本研究において 研究対象者に生じる負担並びに予測されるリスクはないと考えられる 利益につい ては本研究対象者個人には生じないが 結果によっては入院時に嚥下障害を有する患者に対して 完全 側臥位法の導入により機能的予後が改善する患者が増加する可能性がある 6. 同意の取得について 6-1 同意取得の方法 6-2 説明文書及び同意書の作成 7. 研究対象者の個人情報保護について 研究対象者を研究対象者識別コードで特定する等, 被験者のプライバシーを保護する 本研究の結果 を公表する場合も同様に研究対象者のプライバシーを保護する 8. 健康被害補償 9. 研究の変更 実施体制を含め 実施計画書等の内容を変更する場合に 変更箇所を病院長へ文書で報告し許可を得 た後に継続する 10. 研究の終了又は中止 中断 研究責任者が本研究を終了または中止 中断した場合には 3 ヵ月以内にその旨とその理由を文書で 病院長へ報告する 11. 必須文書の保管 記録の保管責任者は長尾恭史とし本研究に関わる必須文書を保存する 12. 公表に関する取り決め 本研究の未発表データ等の情報及び本研究の結果の一部又は全部を学会, 雑誌等外部に発表する場合 には 研究責任者の責任のもと取り扱うこととする 13. 研究資金および利益相反管理について この研究は 患者の既存情報のみを用いて実施する研究であるため 研究対象者から文書または口頭 による同意は得ておりません この研究内容に関して 同意が得られない場合は御連絡をお願いいたし ます その場合は その方の情報は研究に使用いたしません お問い合わせ先 : 444-8553 岡崎市高隆寺町五所合 3-1 岡崎市民病院リハビリテーション室長尾恭史 :0564-21-8111 FAX 0564-25-2913 3

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