平成 26 年度学生生活実態調査報告書 この報告書は 平成 26 年 6 月に行われた学生生活実態調査の分析結果を報告するものである 1. 調査の目的と方法本調査は 学生の生活実態について正しく把握し 今後の教育 指導の向上に役立てるために学生委員会が実施したものである 調査は各学科の教員の協力の下

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❷ 学校の宿題をする時間 宿題に取り組む時間は すべての学年で増加した 第 1 回調査と比較すると すべての学年で宿題をする時間は増えている 宿題に取り組むはおよ そ 40~50 分で学年による変化は小さいが 宿題を しない 割合はになると増加し 学年が上がるに つれて宿題を長時間する生徒としない生

表紙(A4)

H31 入学時アンケート 全学科 専攻 平成 31 年度入学時アンケート報告用.xlsx 平成 31 年度入学時アンケート 全学科 専攻 実施日 : 平成 31 年 4 月 3 日 ( 水 )~5 日 ( 金 ) 調査方法 : 集合法 ( 学科 / クラス ) による 自記入式質問紙調査 調査対象

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小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

睡眠調査(概要)

小学校国語について

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[ 中学校男子 ] 1 運動やスポーツをすることが好き 中学校を卒業した後 自主的に運動やスポーツをする時間を持ちたい 自分の体力 運動能力に自信がある 部活動やスポーツクラブに所属している 3 運動やスポーツは大切 [ 中学校女子

(3) 将来の夢や目標を持っていますか 平成 29 年度 平成 28 年度 平成

調査結果概要

Ⅲ 調査対象および回答数 調査対象 学校数 有効回答数児童生徒保護者 (4~6 年 ) 12 校 1, 校 1, 校 1,621 1,238 合計 41 校 3,917 ( 有効回答率 96.3%) 3,098 ( 有効回答率 77.7%) Ⅳ 調査の実施時期

資料1 団体ヒアリング資料(ベネッセ教育総合研究所)

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

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1

(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

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平成20年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(概要)

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6. 調査結果及び考察 (1) 児童生徒のスマホ等の所持実態 1 スマホ等の所持実態 54.3% 49.8% 41.9% 32.9% % 78.7% 73.4% 71.1% 76.9% 68.3% 61.4% 26.7% 29.9% 22.1% % 中 3 中 2 中 1

3 睡眠時間について 平日の就寝時刻は学年が進むほど午後 1 時以降が多くなっていた ( 図 5) 中学生で は寝る時刻が遅くなり 睡眠時間が 7 時間未満の生徒が.7 であった ( 図 7) 図 5 平日の就寝時刻 ( 平成 1 年度 ) 図 中学生の就寝時刻の推移 図 7 1 日の睡眠時間 親子

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2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

平成 27 年度全国体力 運動能力 運動習慣等調査愛媛県の結果概要 ( 公立学校 ) 調査期間 : 調査対象 : 平成 27 年 4 月 ~7 月小学校第 5 学年 ( 悉皆 ) 中学校第 2 学年 ( 悉皆 ) 男子 5,909 人男子 5,922 人 女子 5,808 人女子 5,763 人 本

(4) 学校の規則を守っていますか (5) いじめは, どんな理由があってもいけないことだと思いますか

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< 先生方へ > 長崎県学力向上推進協議会では 子どもに確かな学力をつけていくためには 何 が大切か また 学力の向上を阻害している要因は何かなどについて 検討を重ね ています その中から次のようなことが指摘されました 1 家庭で毎日決まった時間に学習をする習慣をつけることが大切である 2 食事や睡

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調査の概要 本調査は 788 組合を対象に平成 24 年度の特定健診の 問診回答 (22 項目 ) の状況について前年度の比較から調査したものです 対象データの概要 ( 全体 ) 年度 被保険区分 加入者 ( 人 ) 健診対象者数 ( 人 ) 健診受診者数 ( 人 ) 健診受診率 (%) 評価対象者

資料3 平成28年度京都府学力診断テスト 質問紙調査結果 28④ 28中① 27④ 27中① 平成28年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成28年度京都府学力診断テスト中学1年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト中学1

表紙

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(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

(2) 学習指導要領の領域別の平均正答率 1 小学校国語 A (%) 学習指導要領の領域 領 域 話すこと 聞くこと 66.6(69.2) 77.0(79.2) 書くこと 61.8(60.6) 69.3(72.8) 読むこと 69.9(70.2) 77.4(78.5) 伝統的な言語文化等 78.3(

47回学調コメント

平成 20 年度全国学力 学習状況調査回答結果集計 [ 児童質問紙 ] 松江市教育委員会 - 児童 小学校調査 質問番号 (1) 朝食を毎日食べていますか 質問事項 選択肢 その他 無回答 貴教育委員会 島根県 ( 公

表 S3. 学校がある日は 朝 何時ごろ起きますか と ふだん 何時ごろ朝ごはんを食べていますか 学校がある日は 朝 何時ごろ起きますか 午前 6 時以降 午前 6 時 30 分より前 午前 6 時 30 分以降 午前 7 時より前 午前 7 時以降 午前 7 時 30 分より前 午前 7 時 30

1. 調査結果の概況 (1) の児童 ( 小学校 ) の状況 < 国語 A> 今年度より, ( 公立 ) と市町村立の平均正答率は整数値で表示となりました < 国語 B> 4 国語 A 平均正答率 5 国語 B 平均正答率 ( 公立 ) 74.8 ( 公立 ) 57.5 ( 公立 ) 74 ( 公立

2

第4章妊娠期から育児期の父親の子育て 45

調査結果概要 ( 旭川市の傾向 ) 健康状態等 子どもを病院に受診させなかった ( できなかった ) 経験のある人が 18.8% いる 参考 : 北海道 ( 注 ) 17.8% 経済状況 家計について, 生活のため貯金を取り崩している世帯は 13.3%, 借金をしている世帯は 7.8% となっており

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平成 3 年度花乃井中のあゆみ 調査結果から 成果と課題 学力調査では すべての項目において平均値を上回っているが 平均値では若干下回っている教科もある 平均正答率を平均と比べると 国語 A は - ポイント 国語 B は -2.2 ポイント 数学 A は +6.9 ポイント 数学 B は +6.

調査概要 授業評価アンケート結果 ( 大学 ) 調査票

初めて親となった年齢別に見た 就労状況 ( 問 33 問 8) 図 97. 初めて親となった年齢別に見た 就労状況 10 代で出産する人では 正規群 の割合が低く 非正規群 無業 の割合が高く それぞれ 22.7% 5.7% であった 初めて親となった年齢別に見た 体や気持ちで気になること ( 問

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5 教5-1 教員の勤務時間と意識表 5 1 ( 平均時間 経年比較 教員年齢別 ) 中学校教員 調査年 25 歳以下 26 ~ 30 歳 31 ~ 40 歳 41 ~ 50 歳 51 ~ 60 歳 7:22 7:25 7:31 7:30 7:33 7:16 7:15 7:23 7:27 7:25

報道関係各位

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小学生対象アンケート調査 低学年調査 () 基本属性 学年 ( 問 ) 学年は 年生 (33.0 %) 2 年生 ( 34.2 %) 3 年生 ( 32.5 %) ともに 30% 台前半と なっている ( 図表 --) 図表 -- 学年 ( 全体 ) 年生 2 年生 3 年生 全体 (N=,54)

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(3) 生活習慣を改善するために

平成25~27年度間

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高齢者におけるサルコペニアの実態について みやぐち医院 宮口信吾 我が国では 高齢化社会が進行し 脳血管疾患 悪性腫瘍の増加ばかりでなく 骨 筋肉を中心とした運動器疾患と加齢との関係が注目されている 要介護になる疾患の原因として 第 1 位は脳卒中 第 2 位は認知症 第 3 位が老衰 第 4 位に

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

調査概要 P.1 調査手法 : WEBリサーチ 調査期間 : 2014 年 12 月 1 日 ( 月 )~12 月 3 日 ( 水 ) 調査対象 : 首都圏在住の20 歳 ~59 歳 有効回答 : 414 名 内訳 男性 20 代 50 名 女性 20 代 5 30 代 50 名 30 代 54 名

 

1 家庭生活について 朝食及び就寝時刻 早寝早起き朝ごはん の生活リズムが向上している ( 対象 : 青少年 ) 朝食を食べている 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1.2 今回 (H27) 経年 1.7 前回 (H22)

2 調査結果 (1) 教科に関する調査結果 全体の平均正答率では, 小 5, 中 2の全ての教科で 全国的期待値 ( 参考値 ) ( 以下 全国値 という ) との5ポイント以上の有意差は見られなかった 基礎 基本 については,5ポイント以上の有意差は見られなかったものの, 小 5 中 2ともに,

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平成18年度

l. 職業以外の幅広い知識 教養を身につけたいから m. 転職したいから n. 国際的な研究をしたかったから o. その他 ( 具体的に : ) 6.( 修士課程の学生への設問 ) 修士課程進学を決めた時期はいつですか a. 大学入学前 b. 学部 1 年 c. 学部 2 年 d. 学部 3 年 e

領域別レーダーチャート 教科の領域別に全国を 100 とした場合の全道及び根室市の状況をレーダーチャートで示したもの 小学校 : 国語 小学校 : 算数 国語 A( 話すこと 国語 B( 読むこと ) 聞くこと ) 国語 A( 書くこと

困窮度別に見た はじめて親となった年齢 ( 問 33) 図 94. 困窮度別に見た はじめて親となった年齢 中央値以上群と比べて 困窮度 Ⅰ 群 困窮度 Ⅱ 群 困窮度 Ⅲ 群では 10 代 20~23 歳で親となった割 合が増える傾向にあった 困窮度 Ⅰ 群で 10 代で親となった割合は 0% 2

1 施設で生活する高校生の本音アンケート 3 2 調査項目 4 3 施設で生活する高校生の自己肯定感について...5 (1) 一般高校生との比較 5 4 施設で生活する高校生の進路について.7 (1) 希望職種の有無と希望進路 7 (2) 性別 学年による進路の違い 8 5 施設で生活する高校生のア

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表 6.1 横浜市民の横浜ベイスターズに対する関心 (2011 年 ) % 特に何もしていない スポーツニュースで見る テレビで観戦する 新聞で結果を確認する 野球場に観戦に行く インターネットで結果を確認する 4.

平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

単身者の生活実態を明らかにするために、都心に勤務する就労単身者へのアンケート調査を行った

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国の中学 3 年生までの子どもをもつ父親 母親およびその子どものうち小学 4 年生 ~ 中学 3 年生までの子 該当子が複数いる場合は最年長子のみ 2. サンプル数父親 母親 1,078 組子ども 567 名 3. 有効回収数 ( 率 ) 父親 927

国語 B 柏原 埼玉県 全国 話すこと 聞くこと 書くこと 読むこと 算数 A 柏原 埼玉県 全国 数と計算 量と測定 図形 数量関係 算数 B 柏原 埼玉県 全国

3-1. 新学習指導要領実施後の変化 新学習指導要領の実施により で言語活動が増加 新学習指導要領の実施によるでの教育活動の変化についてたずねた 新学習指導要領で提唱されている活動の中でも 増えた ( かなり増えた + 少し増えた ) との回答が最も多かったのは 言語活動 の 64.8% であった

< このアンケートの中の言葉の意味 > 情報通信機器 携帯電話やスマートフォン パソコンなど他の人とメッセージのやりとりができるような機 器 インターネット世界中の情報通信機器をつなげてメッセージのやりとりができるようにした仕組み 例えば インターネットを利用して 次のようなことができます 友だちと

~「よい夫婦の日」、夫婦間コミュニケーションとセックスに関する実態・意識調査~

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表 回答科目数と回答数 前期 後期 通年 ( 合計 ) 科目数 回答数 科目数 回答数 科目数 回答数 外国語 ( 英語 ) 120 / 133 3,263 / 4, / 152 3,051 / 4, / 285 6,314 / 8,426 外国語 ( 英語以

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別紙様式 平成 30 年度全国学力 学習状況調査の結果と考察及び対策について 東松島市立宮野森小学校 1 国語科 (1) 国語 A 平均正答率 ( 宮城県 全国との比較 ) 話す 聞く能力 書く能力 読む能力 言語についての知識 理解 技能 全体 県比較

< アンケート結果 > 健康経営等に関する設問 Q. 貴社において 改善 解決したい課題はありますか Q. 貴社において 従業員が健康的に働けるよう独自に取り組んでいること ( または今後 取り組んでみたいことは何ですか Q. ご自身の健康のために独自に取り組んでいること ( または今後取り組んでみ

(4) 市からのお知らせについて 西宮市では 市民のみなさまに市政への理解と関心を深めていただき また市民サービスを円滑に利用していただくために 広報紙や放送 ホームページなどさまざまな媒体により 市政情報をお届けしています 市民のみなさまのご意見をいただき 利用しやすく わかりやすい情報提供となり

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ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

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2 経年変化 ( 岡山平均との差の推移 ) (1) 中学校 1 年生で比較 ( 昨年度まで中学校 1 年生のみの実施のため ) 平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度 国 数 語 学 基 礎 活 用 基 礎

 

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平成 26 年度学生生活実態調査報告書 この報告書は 平成 26 年 6 月に行われた学生生活実態調査の分析結果を報告するものである 1. 調査の目的と方法本調査は 学生の生活実態について正しく把握し 今後の教育 指導の向上に役立てるために学生委員会が実施したものである 調査は各学科の教員の協力の下 授業時に行った 調査対象は本学の全学科 学年であり 合計 1037 名 (89.3%) の学生からアンケートを回収した 調査票は 平成 22 年の第一回実態調査で用いた質問項目を再度検討し 改定と追加を行い作成したものを使用した 質問は全 59 項目からなり 内容は以下の 8 つの側面から構成されている 1 属性 : 性別 年齢 入学形態など 2 生活の場と通学 : 通学時間 住居など 3 生活 : 食事 飲酒 喫煙習慣 睡眠時間など 4 勉学 : 学習時間 読書の習慣など 5 アルバイト : アルバイト状況について 6 課外活動 : 課外活動状況について 7 ボランティア活動 : ボランティア活動状況について 8 体調管理 : 自覚している症状 不安など 2. 結果と考察学部全体の回収率は 89.3% であり 平成 22 年第一回調査より 0.9% 低かった 学科毎の回収率では 理学療法学科が 94.1% と最も高く 看護学科は 80.7% と少し低かった ( 表 1) また 学年毎の回収率においては最も高かったのが 1 年生の 96.8% で ( 表 2) 4 年生が 71.6% と最も低かった 4 年生の回答率が低かった理由として 実習期間中により授業数が少なかったことが影響していると考えられる 以下 質問の内容ごとに分析結果を述べていく なお 分析は有効回答数のみで行っており パーセンテージは小数点第一位まで記載した 表 1 学科別回答率 表 2 学年別回答率 回答数 回答率 (%) 回答数 回答率 (%) 看護学科 338 80.7% 1 年生 276 96.8% 理学療法学科 364 94.1% 2 年生 282 92.8% 作業療法学科 176 93.6% 3 年生 257 94.1% 臨床工学科 154 92.2% 4 年生 214 71.6% 学部 1,037 89.3% 学部 1,037 89.3%

図 1-1 所属学科図 1-2 学年図 1-3 入学形態 (1) 属性学部全体の男女比は女子が 54.8% 男子が 45.2% と女性の方が若干多かった 所属学科の割合は理学療法学科が 35.3% と最も多く 次いで看護学科が 32.8% 作業療法学科が 17.1% であった ( 図 1-1) 臨床工学科が 14.9% と最も少なかったが 平成 22 年の開講時と比べると大幅に増加している 学年比をみると 2 年生が 27.4% と最も多く 4 年生が 20.8% と最も少なかった ( 図 1-2) 入学形態については 推薦 ( 公募 指定校 AO) が 62.5% と圧倒的に多く 次いで一般選抜が 29.5% であった ( 図 1-3) 前回の実態調査では推薦は 54% 程度 一般選抜が 42% 程度であったため 入学形態において一般選抜が減少し 推薦入学が増加傾向にあるといえる (2) 生活の場と通学通学時間については 60~90 分未満の学生が 36.3% と最も多かった ( 図 2-1) 90 分以上かけて通学している学生も 23.3% と多く 約 6 割の学生が通学に 1 時間以上かかっていた 通学方法については 電車とスクールバスを利用している学生が 49.1% と最も多く 徒歩または自転車で通学している学生は 22.9% であった ( 図 2-2) 通学費では 2 千円から 1 万円程かかっている学生が 30.5% と最も多かった ( 図 2-3) また 1 万円以上の通学費がかかっている学生は 42.4% であり 約半数近くいた このことから 遠方の自宅から長時間かけて通学し 毎月の通学費用も高額な学生が多いといえる 図 2-1 通学時間図 2-2 通学方法図 2-3 通学費用

図 2-4 自宅外生の家賃図 2-5 自宅外生の家賃 ( 男女別 ) 主たる家計支持者は父親が 78.4% 母親が 17.4% と そのほとんどが両親であった 住居については 自宅学生は 79.9% 自宅外学生( 一人暮らし等 ) は 20.1% で 大半の学生が自宅から通っていた 自宅外学生については 月々支払っている家賃は 3~5 万円が 50.7% と最も多く 次いで 5~7 万円が 36.6% であった ( 図 2-4) 男女別に最も割合の多かった家賃の金額をみると 男子学生では 3~5 万円 女子学生においては 5~7 万円という差がみられた ( 図 2-5) 女子学生の方が一人暮らしをする上でセキュリティ面を考慮すると考えられ その結果家賃も高くなったと考えられる (3) 生活食生活については 57.7% の学生が毎日朝食をとる習慣があり とらない学生は 11.5% と少なかった 昼食についても 87.7% の学生が毎日とっており 食べたり食べなかったりという学生は 11.2% であった 夕食においては食べたり食べなかったりという学生が 17.0% おり 不規則な学生が比較的多いといえる ( 表 3-1) 夕食を食べたり食べなかったりする学生について男女別にみると 女子学生の方が男子学生よりも約 13% 多く 女子学生の方が不規則な食事形態であった ( 図 3-1) 3 食のいずれかの食事をコンビニなどのお弁当で済ませることがあるか という質問に対して 76.0% の学生が よくある もしくは 時々ある と答えている ( 図 3-2) これは 本学の近くにコンビニがあることが影響していると考えられる 一方 昼食時にアゴラを利用する頻度は週に 0 ~1 日が 77.9% と最も多く あまり学生に利用されていなかった ( 図 3-3) これは アゴラが現在工事中で利用できない状況であることが影響していると考えられる 表 3-1 食生活 毎日食べる 食べたり食べなかったり 食べない 回答数 回答率 (%) 回答数 回答率 (%) 回答数 回答率 (%) 朝食 595 57.7% 318 30.8% 119 11.5% 昼食 907 87.7% 116 11.2% 11 1.1% 夕食 849 82.2% 176 17.0% 8 0.8%

図 3-1 夕食 ( 男女別 ) 図 3-2 コンビニなどのお弁当での食事 図 3-3 アゴラの利用頻度 全体の 28.6% の学生に飲酒習慣があった 飲酒習慣のある学生の頻度については 週に 0~1 日程度飲酒する という学生が 67.9% と最も多く 次いで 2~3 日飲酒する という学生が 22.5% であった ( 図 3-4) 習慣的な飲酒というよりも 飲み会等に参加しての飲酒という機会的なのものが多いと考える 喫煙については わずか 3.0% の学生のみ喫煙習慣があると答えていた 我が国における 20 歳代の喫煙率は男性が 29.9% 女性が 11.1%( 全国喫煙者率調査 1) であり その数字と比べると本学の喫煙率は明らかに低い これは 本学が掲げる禁煙についての指導が行き届いている結果だと考えられる ( 図 3-5) 学生規程では学内外問わず禁煙となっており より一層の指導と医療人としての自覚を促す必要がある 身近に不法薬物( 大麻や覚醒剤など ) を使用している人がいるという話を聞くことがあるか という問いについては あると答えた学生は 6.7% にとどまり ほとんどの学生が耳にしたことがないと答えた 図 3-4 飲酒の頻度 ( 週 ) 図 3-5 喫煙習慣 1 日本たばこ産業株式会社 : 平成 25 年全国たばこ喫煙者率調査,2013,http://www.health-net.or.jp/tobacco/product/pd090000.html

図 3-6 睡眠時間図 3-7 睡眠時間 ( 男女別 ) 図 3-8 就寝時刻図 3-9 起床時刻図 3-10 テレビ PC ゲームの時間 (1 日 ) 睡眠時間について 6~8 時間の睡眠時間を確保している学生は 38.1% であり 約 6 割の学生が 6 時間未満であった ( 図 3-6) 男女別でみると 女子学生の方が男子学生よりも睡眠時間が短い学生が多かった ( 図 3-7) 就寝時刻は 24~2 時の間に就寝する学生が 66.7% と最も多かった ( 図 3-8) 2 時以降に就寝している学生は 10.8% もおり 夜型で睡眠不足の学生が多いといえる 一方 起床時刻は 6 時半 ~8 時の間が最も多く 59.0% であった ( 図 3-9) テレビ パソコン ゲームなどに使う時間は 1 日平均で 60 分 ~120 分未満が 38.1% と最も多く 2 時間以上も使用している学生は 24.0% いた ( 図 3-10) 近年のスマートフォンの普及に伴い いつでも手軽にゲーム等ができるようになったことが時間数増加に影響していると考えられる 友人や家族との交流時間は 両項目ともに 1 日平均で 2 時間以上が最も多かった ( 表 3-2) 家族との交流時間においても 2 時間以上が最も多く その割合は 31.2% と前回の調査より約 10% 増加している 表 3-2 交流時間 (1 日 ) 友人 家族 回答数 回答率 (%) 回答数 回答率 (%) 30 分以内 80 7.7% 285 27.7% 30~60 分未満 107 10.3% 162 15.8% 60~120 分未満 248 23.9% 260 25.3% 120 分以上 601 58.0% 321 31.2%

図 3-11 休日の過ごし方図 3-12 携帯電話の使用時間 (1 日 ) 図 3-13 SNS の利用 休日の過ごし方については ( 複数回答可 ) 遊びや学習をして過ごしている学生が 34.6% と最も多かった ( 図 3-11) 他 アルバイトをしている学生が 32.6% で これは前回の調査より7% 増加していた 携帯電話の使用時間については 1 日平均で 2 時間以上使用している学生が 49.8% と最も多く 約 8 割の学生が 1 時間以上使用していた ( 図 3-12) ゲーム等の質問項目でも触れたが 最近のスマートフォンの普及によって携帯電話を使用するといってもその内容は通話やメールのみならず ゲームやインターネット SNS などが多いといえる 54.6% もの学生が Twitter facebook LINE などの SNS を利用していることから ( 図 3-13) 通学時間や僅かな休憩時間にも SNS を見るなど その利用率の高さも携帯電話の使用時間増加に繋がっていると考えられる 生活費 ( こづかいなどを含む ) については 月に 2 万円未満が 93.6% 2~4 万円未満が 6.4% であった 主にこづかいの金額のみを回答していると考えられるが 平成 22 年に行った前回の調査と比較すると全体的に少なくなっている 前回においては 4~6 万円未満の学生が約 18% いたが 今回は全くいなかった (4) 勉学週平均の登校日数は 月曜から金曜まで毎日通学している学生が 91.2% おり 3~4 日登校している学生は約 7% であった ( 図 4-1) また 週の出席率においては 73.6% の学生が受講科目を全て出席しており 8 割の出席率である学生は 23.8% であった ( 図 4-2) 登校及び講義出席率は極めて良好だといえる しかし 約 65% の学生が授業時間数に対して 多い または 非常に多い と感じており 医療系ならではの授業の多さが一部の学生には負担になっているようである ( 図 4-3) 図 4-1 登校日数 ( 週平均 ) 図 4-1 平均出席率 ( 週 ) 図 4-3 授業時間数に対する感じ方

表 4-1 学期中の授業に関する予習 復習時間 ( 男女別 ) 男 女 回答数 回答率 (%) 回答数 回答率 (%) 30 分以内 106 38.8% 151 53.2% 30~60 分未満 86 31.5% 73 25.7% 60~120 分未満 70 25.6% 47 16.5% 120 分以上 11 4.0% 13 4.6% 図 4-4 授業の予習 復習時間 ( 学期中 ) 図 4-5 学習時間 ( 学期中 ) 図 4-6 学習時間 ( 長期休業期間中 ) 授業に関する予習 復習時間は 1 日 30 分未満が 44.4% 30~60 分未満が 29.1% と決して多いとはいえない ( 図 4-4) 男女別では 男子学生のほうが女子学生よりも予習 復習をしている( 表 4-1) 女子学生は 30 分未満が大半であるのに対して 男子学生は 30~60 分未満 60~120 分未満と答えた学生が半分を占めていた また 学期中の学習時間全体についても約 65% の学生が 1 時間未満と少ない結果であったが しかし 1 日 2 時間以上学習している学生が約 12% いるのも注目すべき結果だといえる ( 図 4-5) 夏期休業等の長期休業期間になると 1 日の学習時間は減り 30 分未満の学生が 41.8% となっている ( 図 4-6) 大学の図書館の利用頻度については 月に数回利用している学生が 46.4% と最も多かった 全く利用していない学生は 27.4% であり 全体としてあまり利用されていないことがわかった ( 図 4-7) また 調べものをする上で図書館を利用している学生は 11.7% にとどまり 79.8% の学生がインターネットを利用していた ( 図 4-8) インターネットで手軽に検索し 簡単に調べものができる今日において 学生の図書館利用を促すには工夫が必要だといえる 図 4-7 大学図書館の利用頻度 図 4-8 調べもので利用するもの 人

表 4-2 新聞を読む習慣 ( 学年別 ) 毎日読む 時々読む ほとんど読まない 回答数 回答率 (%) 回答数 回答率 (%) 回答数 回答率 (%) 1 年生 22 9.9% 65 24.9% 185 65.2% 2 年生 22 12.3% 59 26.5% 204 61.2% 3 年生 24 10.7% 53 20.6% 179 68.7% 4 年生 16 30.0% 52 20.0% 149 50.0% 図 4-9 読書時間図 4-10 購入書籍数 ( 月 ) 図 4-11 新聞を読む習慣 図 4-12 パソコンの所持 図 4-13 パソコンの用途 マンガや雑誌を除いた読書の時間は 1 日平均で 30 分以内が 84.1% であり 前回の調査よりも 8.0% 増加していた ( 図 4-9) また 一ヶ月に購読する書籍( マンガや雑誌を除く ) の数は 0 冊が 58.1% 1 冊が 20.8% となっており 学生の活字離れが明らかである ( 図 4-10) 授業の学習に追われている可能性も考えられるが 一般教養的な書籍や文学などについての関心の低さがうかがえる それは新聞を読む習慣を問う項目にも表れている 新聞を毎日読む学生は 8.2% しかおらず 69.6% の学生がほとんど読んでいないという結果であった ( 図 4-11) 学年が上がるにつれて新聞を毎日読む学生の割合は増加しているが その数字は決して多いとはいえない ( 表 4-2) 就職試験等において時事問題を聞かれることも多く 少なくとも 4 年生の段階では新聞を読む習慣を身につけている必要があるといえる 今回の調査結果を踏まえると 授業科目以外の一般教養を高めることは今後の課題だといえよう 83.2% の学生がパソコンを所持しており その用途の多くは勉学で 54.4% であった ( 図 4-12 図 4-13) 使用目的で次に多かったのは娯楽の 35.5% であった

図 5-1 アルバイトの時間 ( 週 ) 図 5-2 アルバイトの内容図 5-3 アルバイトの目的 (5) アルバイト学生全体の 70.4% がアルバイトをしており 平均で週に 10~20 時間アルバイトをしている学生が 33.7% であった ( 図 5-1) アルバイトの内容は飲食 販売業が最も多く 72.2% であった ( 図 5-2) 本学で行っているスチューデントジョブを行っている学生は全体の 4.0% にすぎなかった アルバイトの目的については ( 複数回答可 ) 45.8% の学生がこづかいのためにアルバイトをしていた ( 図 5-3) 次いで貯金のためが 21.1% 生活のためが 20.1% という結果であった (6) 課外活動とボランティア活動課外活動を継続的または定期的に行っている学生は 19.3% で 何もしていない学生は 59.8% であった ( 図 6-1) 課外活動の内容については( 複数回答可 ) 学内サークル 部活動を行っている学生が 55.6% であった ( 図 6-2) 学外のサークルに参加している学生は 20.2% おり その他の活動内容としてボーイスカウトなどがあった ボランティア活動については していない学生が 78.0% と ボランティア活動に積極的であるとはいえない ( 図 6-3) ボランティアを行っている約 22% の学生について その内容をみると地域系が 36.4% と最も多く 次いで福祉系が 28.0% であった ( 図 6-4) 学科別にみるとその特徴がよく表れており 看護学科は福祉系のボランティアをしている学生が多く 理学 作業療法学科は地域系が多かった ( 図 6-5) 図 6-1 課外活動 図 6-2 課外活動の内容 図 6-3 ボランティア活動

図 6-4 ボランティアの内容図 6-5 ボランティアの内容 ( 学科別 ) (7) 体調管理時々自覚される症状については ( 複数回答可 ) 頭痛 腹痛が 40.2% 疲れやすいと感じている学生は 36.4% 意欲低下を訴えている学生は 31.0% などであった ( 表 7-1) 29.0% の学生が昼間の過剰な眠気を覚えており 講義を受ける上で支障をきたしていると考えられる 現在感じている不安については 勉学 成績 単位のことや実習について不安を覚えている学生が大半を占め 68.7% であった ( 図 7-1 7-2) その他 自己の性格については 28.4% 進学 就職についての不安が 18.2% などであった 学年ごとの比較では 勉学 成績 単位 についての不安は 1 年次に最も高く 学年が上がるごとにその割合は減少してくる ( 図 7-3) 一方 学年が上がるにつれてその不安が大きくなるのは 進学 就職 であった 不安を抱えている際に相談する相手については 約半数の学生が友人に相談すると答えた ( 図 7-4) 親に相談するという学生は全体で 28.4% おり 男女別にみると女子学生の方が男子学生よりも親に相談する割合が高かった ( 図 7-5) この結果は 近年注目されている 友達親子 の傾向が表れていると考えられる 教員に相談するという学生は僅か 2.3% であった ( 図 7-4) 表 7-1 時々自覚される症状 回答数 回答率 (%) めまいやふらつき 296 27.6% 頭痛 腹痛 431 40.2% 胃痛 胃部不快感 171 16.0% 吐き気 下痢 173 16.2% 冷え性 244 18.2% 目の疲れ 398 29.6% 昼間の過剰な眠気 390 29.0% 不眠 睡眠過多 312 23.2% 意欲低下 386 31.0% 気分が落ち込む 355 28.5% 疲れやすい 453 36.4% その他 51 4.1%

図 7-1 現在の不安 1 図 7-2 現在の不安 2 図 7-3 現在の不安 ( 学年別比較 ) 図 7-4 相談相手 図 7-5 相談相手 ( 男女別 ) 3. 総括と今後の展望学生の生活実態を正しく把握し 今後の教育 指導の向上に役立てるために実施した本調査では 90% 近い学生から回答を得ることができた 生活面や勉学など 8 つの内容について調査を行ったところ 通学については 1 時間以上もの時間と 1 万円以上の高額な通学費をかけて通学する学生が多かった また 住居については 約 20% の学生が一人暮らしで家賃が 3 万 ~5 万円程かかっているという結果であった 本学では自宅外通学生に対する経済支援を行なっているが 以上のような結果を踏まえると その他の経済支援についても更なる充実を図

っていく必要があるのではないだろうか 食生活については概ね良好であったが 女子学生においては夕食が不規則になりがちな学生が少なくなかった 保護者と連携をとりながら 健康管理について指導が必要といえるだろう 喫煙の習慣者は僅か 3% 程と極めて低く 飲酒も機会的なものが殆どであった これは医療系大学として喜ばしい結果であり 今後も更なる健康教育を推し進めることが求められる 睡眠に関しては夜型生活の学生が非常に多かった 6 時間程度の睡眠時間の確保や 24 時までには就寝する生活リズムの構築 また 実習中において睡眠時間が極端に短くならないよう注意喚起を行うなど 適切な指導が必要といえる 多くの学生は友人や家族と十分な交流時間を持っていたが 携帯電話やスマートフォンに向かっている時間も非常に長かった 現在はスマートフォンなどの無い生活は考えられないため その使用時間が長くなっていると考えられる 授業の出席率をみると 本学の学生は極めて真面目で熱心だといえる しかし 授業時間外における予習復習の時間は決して多いとはいえない 医療系ならではの授業数の多さと 約 70% 以上もの学生がアルバイトをしている状況をみると 自宅で勉強する時間を確保できないのが実情だと考えられる 書籍や新聞を読む学生が減ってきているのはいずれの大学でも指摘されていることであるが 本学の学生も同様であった 学生に新聞や書籍を読む習慣をつけてもらうことが今後の課題だといえる 就職活動を行う 4 年生には 時事問題や医療に関する最新のニュースを読み解く力が特に必要となるため 具体的な対策を考えていかねばならないだろう 体調に関しては 頭痛や腹痛 疲れやすさなどを自覚している学生が多かった また 勉強や成績に対して不安を覚えている学生が多かったが それらの悩みは友人や家族に相談し解決を図っていることがうかがえる より健全なキャンパスライフを送ってもらうために 本学にある保健管理室 学生相談室 養護室などの活用も促していく必要があるのではないか 以上のように 本調査により学生の生活実態を把握することができた 今回の調査を終えて 現状把握のみに留まることなく 教育 指導の向上に活かしていかなければならないと考えている 具体的に対策を練っていく必要もあるだろう 本調査は学生生活実態調査としては 2 回目の調査であったため 比較は前回分のみ行った 今後も継続して調査を行い本学の学生の傾向を把握していくことで 学生委員会として更なる藍野大学の発展に努めていきたい 謝辞 貴重なお時間を頂き 本調査にご協力頂いた学生の皆様 及び教職員の方々に深く感謝申し上げます