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p tn tn したがって, 点 の 座標は p p tn tn tn また, 直線 l と直線 p の交点 の 座標は p p tn p tn よって, 点 の座標 (, ) は p p, tn tn と表され p 4p p 4p 4p tn tn tn より, 点 は放物線 4 p 上を動くこと

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Math-quarium 練習問題 + 図形の性質 線分 は の二等分線であるから :=:=:=: よって = = = 線分 は の外角の二等分線であるから :=:=:=: よって :=: したがって == 以上から =+=+= 右の図において, 点 は の外心である α,βを求めよ α β 70

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< 図形と方程式 > 点間の距離 A x, y, B x, y のとき x y x y : に分ける点 æ ç è A x, y, B x, y のとき 線分 AB を : に分ける点は x x y y, ö ø 注 < のとき外分点 三角形の重心 点 A x, y, B x, y, C x, を頂

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1 対 1 対応の演習例題を解いてみた 微分法とその応用 例題 1 極限 微分係数の定義 (2) 関数 f ( x) は任意の実数 x について微分可能なのは明らか f ( 1, f ( 1) ) と ( 1 + h, f ( 1 + h)

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二等辺三角形の性質 (2) 次の図の の大きさを求めなさい () = P=Q P=R Q 68 R P (2) (3) 五角形 は正五角形 = F 50 F (4) = = (5) === = 80 2 二等辺三角形の頂角の外角を 底角を y で表すとき y を の式で表しなさい y 2-5-2

" 01 JJM 予選 4 番 # 四角形 の辺 上に点 があり, 直線 と は平行である.=,=, =5,=,= のとき, を求めよ. ただし,XY で線分 XY の長さを表すものとする. 辺 と辺 の延長線の交点を, 辺 と辺 の延長線の交点を G とする. 5 四角形 は直線 に関して線対称な

平成 30 年度入学試験問題 数学 注意事項試験開始後, 問題冊子及び解答用紙のページを確かめ, 落丁, 乱丁あるいは印刷が不鮮明なものがあれば新しいものと交換するので挙手すること 1. 試験開始の合図があるまで問題冊子を聞かないこと 試験開始後は, すべての解答用紙に受験番号 氏名を記入すること

座標軸以外の直線のまわりの回転体の体積 ( バウムクーヘン分割公式 ) の問題の解答 立体の体積の求め方 図 1 の立体の体積 V を求める方法を考えてみる 図 1 図 1 のように 軸の から までの長さを 等分する そして とおく とすると となる 図 1 のように のときの 軸に垂直な平面 に

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補足 中学で学習したフレミング左手の法則 ( 電 磁 力 ) と関連付けると覚えやすい 電磁力は電流と磁界の外積で表される 力 F 磁 電磁力 F li 右ねじの回転の向き電 li ( l は導線の長さ ) 補足 有向線分とベクトル有向線分 : 矢印の位

相加平均 相乗平均 調和平均が表す比 台形 の上底 下底 の長さをそれぞれ, とするとき 各平均により 台形の高さ はどのように比に分けられるだろうか 相乗平均は 相似な つの台形になるから台形の高さ を : の 比に分ける また 相加平均は は : の比に分けます 調和平均は 対角線 と の交点を

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平成 25 年度京都数学オリンピック道場 ( 第 1 回 ) H 正三角形 ABC の外接円の,A を含まない弧 BC 上に点 P をとる. このとき, AP = BP + CP となることを示せ. 解説円周角の定理より, 4APC = 4ABC = 60, であるから, 図のよ

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4STEP 数学 B( 新課程 ) を解いてみた 平面上のベクトル 6 ベクトルと図形 59 A 2 B 2 = AB 2 - AA æ 1 2 ö = AB1 + AC1 - ç AA1 + AB1 3 3 è 3 3 ø 1

() () () F において, チェバの定理より, = F 5 F F 7 これと条件より, = よって, = すなわち F:F=7:0 F 7 F 0 FO F と直線 について, メネラウスの定理より, = F O 5 7 FO これと条件および () より, = 0 O FO よって, =

平成 年 月 7 日 ( 土 第 75 回数学教育実践研究会アスティ 45 ビル F セミナールーム A 札幌医科大学 年 P ab, を正の定数とする 平面上において ( a, を中心とする円 Q 4 C と (, b を中心とする円 C が 原点 O で外接している また P を円 C 上の点と

数学 Ⅲ 無限等比級数の問題解答 問 1 次の無限級数の和を求めよ (1) (5) (2) (6) (7) (3) ( 解 )(1) 初項 < 公比 < の無限等比級数より収束し (4) (2) (3) その和は ( 答 ) であるから 初項 < 公比 となっている よって 収束し その和は よって

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【】三平方の定理

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Transcription:

第 問 解答解説のページへ [] O を原点とする座標平面において, 点 P(, q) を中心とする円 C が, 方程式 y 4 x で表される直線 l に接しているとする () 円 C の半径 r を求めよう 点 P を通り直線 l に垂直な直線の方程式は, y - ア ( x- ) + qなので, P イ から l に引いた垂線と l の交点 Q の座標は ( ( ウ + エ q ), 4 ( ウ + エ q )) となる 求める C の半径 r は, P と l の距離 PQ に等しいので r オ - カ q である () 円 C が, x 軸に接し, 点 R(, ) を通る場合を考える このとき, >0, q>0 であ る C の方程式を求めよう C は x 軸に接するので, C の半径 r は q に等しい したがって, により, キ q である C は点 R を通るので, 求める C の方程式は または ( x - ク ) ( ( x - サ ) ( であることがわかる ただし, + y - ケ ) コ + y - シ ) ス コ < スとする () 方程式 の表す円の中心を S, 方程式 の表す円の中心を T とおくと, 直線 ST は原点 O を通り, 点 O は線分 ST をセする セに当てはまるものを, 次の 0 ~ のうちから つ選べ 0 : に内分 : に内分 : に内分 :に外分 4 :に外分 :に外分 [] 自然数 m, に対して, 不等式 log m + log 4を考える m, のとき, log 4を満たす m 4, のとき, log 4 を満たさない m log + ソであり, この m, の値の組は m log + タであり, この m, の値の組は --

不等式 4 を満たす自然数 m, の組の個数を調べよう 4 は log m+ チ log テ ツ と変形できる が自然数のとき, log のとり得る最小の値はトであるから, により, log m テでなければならない log m テにより, m ナまたは m ニでなければならない ただし, ヌ m ナの場合, は, log となり, ネ ナ < ニとする ノハと変形できる よって, m ナのとき, を満たす自然数 のとり得る値の範囲は, ヒである したがって, m ナの場合, 4 を満たす自然数 m, の組 の個数はヒである 同様にして, m ニの場合, 4 を満たす自然数 m, の組の個数はフで ある 以上のことから, 4を満たす自然数 m, の組の個数はヘである --

第 問 解答解説のページへ を実数とし, f ( x) x -xとする () 関数 f ( x ) が極値をもつための の条件を求めよう f ( x ) の導関数は, f ( x ) ア x - である したがって, f ( x ) が x a で極値をとるならば, ア a イ イ - ウが成り立つ さらに, x aの前後での f ( x ) の符号の変化 を考えることにより, が条件エを満たす場合は, f ( x ) は必ず極値をもつこと がわかる エに当てはまるものを, 次の 0 ~ 4 のうちから つ選べ 0 0 > 0 0 < 0 4 0 () 関数 f ( x ) が x で極値をとるとする また, 曲線 y f ( x ) を C とし, C 上の 点 (, f ( )) を A とする f ( x ) が x で極値をとることから, オであり, f ( x ) は x カキで 極大値をとり, x クで極小値をとる 曲線 C の接線で, 点 A を通り傾きが 0 でないものを l とする l の方程式を求めよう l と C の接点の x 座標を とすると, l は点 (, f ( )) における C の接線であ るから, l の方程式は を用いて, y ( ケ - コ )( x- ) + f ( ) と表す ことができる また, l は点 A を通るから, 方程式 サ - シ + 0を 得る この方程式を解くと, ス, セソ タ であるが, l の傾きが 0 でないこ とから, l の方程式は, y チツ x+ ト である テ ナ 点 A を頂点とし, 原点を通る放物線を D とする l と D で囲まれた図形のうち, 不等式 x 0 の表す領域に含まれる部分の面積 S を求めよう D の方程式は, y ニ x - ヌ x であるから, 定積分を計算することにより, S ネノ 4 となる --

第 問 数列 { a } の初項は 6 であり, { a } 解答解説のページへ の階差数列は初項が 9, 公差が 4 の等差数列であ る () a アイ, a ウエである 数列 { a } の一般項を求めよう { a } の階差数列の第 項がオ + カであるから, 数列 { a } の一般項は, a キ である + ケ + コ () 数列 { } は, 初項が で, 漸化式 + ク a a + - (,,, ) を満 サたすとする である 数列 { } の一般項と初項から第 項までの和シス S を求めよう,により, すべての自然数 に対して, + + + が成り立つことがわかる ここで, c ( セ + ソ ) 4とするとき, を c と c + を用いて変形すると, すべての自然数 に対して ( セ + チ ) ( c + セ + ツ ) c が成り立つことがわかる これにより, d ( セ + テ ) c とおく と, すべての自然数 に対して, d+ dが成り立つことがわかる d ト であるから, すべての自然数 に対して, により, 数列 { } の一般項は である また ト ( セ + ソ )( セ + テ ) ナニ - セ + ソセ + d トである したがって, 4と が成り立つことを利用すると, 数列 { } の初項から第 項までの和 S は, テ セ セ ソ タ S ネ ヌ + ノ であることがわかる -4-

第 4 問 解答解説のページへ 座標空間において, 立方体 OABC-DEFG の頂点を O( 0, 0, 0 ), A (, 0, 0 ), B(,, 0 ), C( 0,, 0 ), D( 0, 0, ), E(, 0, ), F(,, ), G( 0,, ) とし, OD を :に内分する点を K, OA を:に内分する点を L とする BF 上の点 M, FG 上の点 N および K, L の 4 点は同一平面上にあり, 四角形 KLMN は平行四辺形であるとする () 四角形 KLMN の面積を求めよう ベクトル LK を成分で表すと LK ( アイ, ウ, エ ) となり, 四角形 KLMN が平行四辺形であることより, LK オである オ に当てはまるものを, 次の 0 ~ のうちから つ選べ 0 ML LM NM MN ここで, M(,, s ), N( t,, ) と表すと, LK オであるので, s カ, t キとなり, N は FG を : クに内分することがわかる また, LK と LM について, LK LM ケ, LK コ, LM サシ となるので, 四角形 KLMN の面積は スセ である () 四角形 KLMN を含む平面を とし, 点 O を通り平面 と垂直に交わる直線を l, と l の交点を P とする OP と三角錐 OLMN の体積を求めよう P(, q, r) とおくと, OP は LK および LM と垂直であるから, OP LK OP LM チツソとなるので, タ r, q r であることテ がわかる OP と PL が垂直であることより r トナニ となり, OP を求めると, OP ヌ ネノ である OP は三角形 LMN を底面とする三角錐 ハヒ OLMN の高さであるから, 三角錐 OLMN の体積はフである --

第 問 [] () 点 P(, q) を通り直線 l : y 4 x aに垂直な 直線は, 傾きが- より, y - ( x- ) + q 4 4 aの交点 Q( x, y) は, 4 x - ( x- ) + qより, 4 x 9+ q, x ( + 4 q ) y 4 (+ 4 q) 4 (+ 4 q) 04 センター試験数学 Ⅱ 数学 B 解答解説 問題のページへ ここで, l に接する円 C の半径 r は距離 PQ に等しく, l : 4x- y 0 から, 4-q r PQ 4-q 4 + (-) () 円 C が x 軸に接し点 R(, ) を通るとき, >0, q>0 で q rである さらに, q< 4 なので, より, q (4 - q ), q C ここで, PR q より, ( - ) + ( q- ) q d Cdより, (q- ) + ( q- ) q となり, ( q-)( q- ) 0, q, これより, q のとき, 4q - q+ 8 0から, C :( x- ) + ( y- ) また, q のとき, C :( x- 4) + ( y- ) 4 () 方程式 の表す円の中心 S(, ), 方程式 の表す円の中心 T(4, ) なので, 線分 OT の中点が S となり, O は線分 ST を:に外分する [] ( m, ) (, ) のとき, logm + log log8 + log + 0 ( m, ) (4, ) のとき, logm + log log64 + log9 6+ 8 さて, m, を自然数とするとき, 不等式 m log + log 4に対し, logm+ log, log m+ log ここで, log log 0 から, により, log m となり, m, m のとき, は log となり, から 7, すなわち か ら ( m, ) の組は 個である また, m のとき, は log 0 となり, から ( m, ) の組は 個である 以上より, 4を満たす自然数 ( m, ) の組の個数は, + 6である y q O Q P x [ 解説 ] 昨年同様, 図形と式と指数 対数いう構成です 非常に丁寧な誘導つきです -- 電送数学舎 04

04 センター試験数学 Ⅱ 数学 B 解答解説 第 問 () f ( x) x -xに対し f ( x) x -となり, x aで極値をとるならば, 問題のページへ a - 0 さらに, x aの前後での f ( x ) の符号が変化することより, > 0 である () f ( x ) が x で極値をとることより, から, すると, > 0 から, である これより, f ( x) x -x となり, - + - f ( x) x ( x )( x ) 右表から, f ( x ) は x -で極大値をとり, x で極小値をとる - 0, 9 ここで, 曲線 C の接線で点 A (, -) を通り傾きが 0 でないものを l とする その接点の座標を (, f ( )) と おくと, f ( ) -より, l の方程式は, y ( -)( x- ) + f ( ) ( -)( x- ) + - ( -) x- A (, -) を通ることより, - + 0, - ( -)- から, ( - ) (+ ) 0 すると,, - となるが, f ( ) ¹ 0 から ¹ なので, - よって, より, y 9 ( - ) x+ - x+ 4 8 4 4-0 さて, 点 A を頂点とし, 原点を通る放物線 D : y k( x-) -とおくと, よって, 0 k( -) -, k y ( x-) - x - 4x x - f ( x ) + 0-0 + f ( x ) - すると, l と D で囲まれた図形のうち, 不等式 x 0 の表す領域の面積 S は, { } S 9 7 ò - x + -(x - 4 x ) dx ( x x ) dx 0 4 4 ò - + + 0 4 4 - + 7 + 8 4 4 l y - O x - A C [ 解説 ] 微積分の基本的な問題です 計算量は少なめです -- 電送数学舎 04

04 センター試験数学 Ⅱ 数学 B 解答解説 第 問 () { a } の階差数列を { } とおくと, 9 + 4( - ) 4+ となり, a a + 6+ 9, a a + + 6 + (9+ ) 8 において, - +å k k a a - å 6 + (4k + ) k 6 + 4 ( ) ( ) - + - + + 問題のページへ なお, この式は のときも成立している () 数列 { } は, a, + (,,, ) より, a+ - a 6 6 a - - より, + + (+ )( + ) + ( + ) + ( + ) ( + )( + ) + + c ここで, c ( + ) 4とおくと, となり, から, + c+ c + + + +, (+ ) c+ (+ ) c さらに, d (+ ) c とおくと, d+ dとなる すると, d c 6から, d 6 となり, 4より, c d 6 - + (+ )(+ ) (+ )(+ ) + + これより, 数列 { } の初項から第 項までの和 S は, S å( ) k+ - k+ k - + + + [ 解説 ] 漸化式の関係する 題です () は, 次試験によく出題されるタイプですが, 細かい誘導のため, 方針に迷う段階はないでしょう -- 電送数学舎 04

第 4 問 () 右図の 辺の長さが の立方体 OABC-DEFG に対して, OD を :に内分する点 K( 0, 0, ), OA を:に 内分する点 L(, 0, 0) とすると, LK (-, 0, ) 四角形 KLMN は平行四辺形なので, LK MN そこで, M(,, s ), N( t,, ) とおくと, より, (-, 0, ) ( t-, 0, -s) となり, t - -, - s 04 センター試験数学 Ⅱ 数学 B 解答解説 問題のページへ よって, t, s から, M(,, ), N(,, ) となり, N は FG を:に 内分する ここで, LM (,, ) から, LK LM (-) + 0 + 0 LK (- ) + 0 +, LM + + 4 すると, 四角形 KLMN は長方形となり, その面積 S は, S 4 70 () O から四角形 KLMN を含む平面 に引いた垂線と平面 の交点を P(, q, r) と おくと, OP LK OP LM 0 より, - + r 0, + q+ r 0 より rとなり, から q ( - r- r ) - r よって, OP ( r, - r, r), PL ( - r, r, -r) r(- r) - r - r 0 9 r ¹ 0 から, 8(- r) -r- 9r 0, 8-70r 0 より, すると, OP 9 (, -, ) となり, 9 ( ) OP + - + 9 70 70 9 これから, 三角錐 OLMN の体積 V は, V S OP 70 70 z K D O L A, OP PL 0 から, r 9 E x G C N F y M B [ 解説 ] 空間図形へのベクトルの応用です 過去には, 計算が難であるケースがありましたが, 本問は穏やかな設定です -4- 電送数学舎 04