計算機ハードウエア

Similar documents
計算機ハードウエア

Microsoft PowerPoint - 4回 [互換モード]

Microsoft PowerPoint - 6.memory.ppt

スライド タイトルなし

スライド 1

スライド 1

PowerPoint プレゼンテーション

<4D F736F F F696E74202D FEE95F18F88979D8B5A8F702E B93C782DD8EE682E890EA97705D205B8CDD8AB B83685D>

スライド 1

cmpsys14w04_mem_hp.ppt

-2 外からみたプロセッサ GND VCC CLK A0 A1 A2 A3 A4 A A6 A7 A8 A9 A10 A11 A12 A13 A14 A1 A16 A17 A18 A19 D0 D1 D2 D3 D4 D D6 D7 D8 D9 D10 D11 D12 D13 D14 D1 MEMR

PowerPoint プレゼンテーション

DRAM SRAM SDRAM (Synchronous DRAM) DDR SDRAM (Double Data Rate SDRAM) DRAM 4 C Wikipedia 1.8 SRAM DRAM DRAM SRAM DRAM SRAM (256M 1G bit) (32 64M bit)

増設メモリ (2006/11/20)

スライド 1

プログラマブル論理デバイス

計算機アーキテクチャ

テクニカルガイド「増設メモリ」(2006/09/15)

システムLSIとアーキテクチャ技術  (part II:オンチップ並列            アーキテクチャ)

増設メモリ 1. 機能 型名 N N N N N GB 16GB 3 (x2 枚 ) (x2 枚 ) (x2 枚 ) (8GBx2 枚 ) (16GBx2 枚 ) DDR3-1066(PC3-8500) 動作クロック

増設メモリ 1. 機能 型名 N N N (x1 枚 ) (x1 枚 ) (x1 枚 ) DDR2-800(PC2-6400) 動作クロック 400MHz( 差動 ) 110Ge, 110Ge-S 型名 N N N810

増設メモリ 1. 機能 型名 N N N (x1 枚 ) (x1 枚 ) (x1 枚 ) DDR3-1333(PC ) SDRAM-DIMM, Unbuffered,ECC 動作クロック 667MHz( 差動 ) 1.5V 型名 N8102

Microsoft PowerPoint - 集積デバイス工学 基礎編 2010_5 [互換モード]

増設メモリ (2010/06/17)

増設メモリ 1. 機能 型名 N8102-G342 N8102-G343 N8102-G344 1GB (1GBx1 枚 ) (x1 枚 ) (x1 枚 ) SDRAM-DIMM, Unbuffered,ECC 1.5V 型名 N N N (1GBx1

増設メモリ 1. 機能 型名 N N N N GB (x1 枚 ) (x1 枚 ) (x1 枚 ) (8GBx1 枚 ) DDR3-1333(PC ) 動作クロック 667MHz( 差動 ) 1.5V 型名 N8102-3

スライド 1

Microsoft PowerPoint - 11Web.pptx

ソフトウェア基礎技術研修

スライド 1

Nios II - PIO を使用した I2C-Bus (2ワイヤ)マスタの実装

増設メモリ 1. 機能仕様 型番 製品名 備考 N GB 増設メモリボード DDR3-1333(PC ) SDRAM, Unbuffered N GB 増設メモリボード DDR3-1333(PC ) SDRAM, Unbuffered N8

TULを用いたVisual ScalerとTDCの開発

基本条件 (1Slot 版用 ) 機能 MR-SHPC 端子名 設定内容 備考 CS 空間 -CS CS6 空間 ( キャッシュ無し ) キャッシュ無し空間を使用 (B h) RA25 0 固定 レジスタ空間 RA24 0 固定 RA23 0 固定 B83FFFE 4h~B83FFFF

SOPC Builder ペリフェラル 簡易ユーザ・ガイド - PIO (Parallel I/O)

問 2. タイミングチャート以下に示す VHDL コードで記述されている回路に関するタイミングチャートを完成させよ ) レジスタの動作 use IEEE.std_logic_64.all; entity RegN is generic (N : integer := 8 port ( CLK, EN

計算機アーキテクチャ

arduino プログラミング課題集 ( Ver /06/01 ) arduino と各種ボードを組み合わせ 制御するためのプログラミングを学 ぼう! 1 入出力ポートの設定と利用方法 (1) 制御( コントロール ) する とは 外部装置( ペリフェラル ) が必要とする信号をマイ

テクニカルガイド 増設メモリ

スライド 1

この方法では, 複数のアドレスが同じインデックスに対応づけられる可能性があるため, キャッシュラインのコピーと書き戻しが交互に起きる性のミスが発生する可能性がある. これを回避するために考案されたのが, 連想メモリアクセスができる形キャッシュである. この方式は, キャッシュに余裕がある限り主記憶の

増設メモリ 1. 機能仕様 型番製品名備考 N GB 増設メモリボード (2x 4 GB/U) DDR3L-1333(PC3L-10600) SDRAM ECC 付 Registered, 2GBx2 枚の N GB 増設メモリボード DDR3L-1600(PC3

QuartusII SOPC_Builderで利用できるGPIF-AVALONブリッジとは?

Microsoft PowerPoint pptx

増設メモリ 1. 機能 型名 N N N N GB (x1 枚 ) (x1 枚 ) (x1 枚 ) (8GBx1 枚 ) DDR3-1066(PC3-8500) SDRAM-DIMM, Registered,ECC 動作クロック 53

0630-j.ppt

ターゲット項目の設定について

R1LV0416Dシリーズ データシート

XAPP858 - High-Performance DDR2 SDRAM Interface In Virtex-5 Devices

HW-Slides-04.ppt

スライド 1

R1LV1616H-I シリーズ

<91E63589F161>

テクニカルガイド 増設メモリ

R1RP0416DIシリーズデータシート

Microsoft PowerPoint - 3.3タイミング制御.pptx

富士通セミコンダクター株式会社発表資料

Microsoft Word - TC4017BP_BF_J_P10_060601_.doc

VelilogHDL 回路を「言語」で記述する

回路 7 レジスタ ( 同期イネーブル及び非同期リセット付 ) 入力データを保持するのに用いる記憶素子 使用用途として, マイクロプロセッサ内部で演算や実行状態の保持に用いられる Fig4-2 のレジスタは, クロック信号の立ち上がり時かつ 信号が 1 のときに外部からの 1 ビットデータ R をレ

C に必要なコンピュータ知識 C はコンピュータの力を引き出せるように設計 コンピュータの知識が必要

スライド 1

R1RW0408D シリーズ

HW-Slides-05.ppt

Microsoft Word - TC4013BP_BF_J_P9_060601_.doc

1. ボードの複数台制御 コンフィグ ROM から FPGA が起動できる場合を想定しています FPGA 回路には 特定のレジスタアドレスにプリセットしたデータが必要です 製品出荷時のサンプル FPGA 回路では レジスタ No.3 を 8bit 幅に設定し FPGA 外部の 4bit ディップスイ

R1RW0416DI シリーズ

2ALU 以下はデータ幅 4ビットの ALU の例 加算, 減算,AND,OR の4つの演算を実行する 実際のプロセッサの ALU は, もっと多種類の演算が可能 リスト 7-2 ALU の VHDL 記述 M use IEEE.STD_LOGIC_1164.ALL; 00 : 加算 use IEE

R1RP0416D シリーズ

QuartusII SOPC_Builderで利用できるGPIF-AVALONブリッジとは?

コンピュータ工学Ⅰ

コンピュータの仕組み(1)ハードウェア

AN1526 RX開発環境の使用方法(CS+、Renesas Flash Programmer)

講義計画 1. コンピュータの歴史 1 2. コンピュータの歴史 2 3. コンピュータの歴史 3 4. 論理回路と記憶, 計算 : レジスタとALU 5. 主記憶装置とALU, レジスタの制御 6. 命令セットアーキテクチャ 7. 演習問題 8. パイプライン処理 9. メモリ階層 : キャッシュ

ディジタルシステム設計

コンピュータ工学Ⅰ

CMOS リニアイメージセンサ用駆動回路 C CMOS リニアイメージセンサ S 等用 C は当社製 CMOSリニアイメージセンサ S 等用に開発された駆動回路です USB 2.0インターフェースを用いて C と PCを接続

PowerPoint Presentation

PowerPoint プレゼンテーション

AN424 Modbus/TCP クイックスタートガイド CIE-H14

目次 1 I2Cとは 13 結線写真 2 センサの多くがI2Cに対応 14 WHO_AM_I 3 マイコンでのI2C通信例 15 I2C読込みプログラム 4 とは 16 I2C読込みスクリプト概要① 5 タイミングパラメータ 17 I2C読込みスクリプト概要② 6 書込み 18 センサ読込みプログラ

8051 개발보드 메뉴얼

R1EV5801MBシリーズ データシート

Jan/25/2019 errata_c17m11_10 S1C17 マニュアル正誤表 項目 リセット保持時間 対象マニュアル発行 No. 項目ページ S1C17M10 テクニカルマニュアル システムリセットコントローラ (SRC) 特性 19-3 S1C17M20/M

ComputerArchitecture.ppt

RMLV0416E Series Datasheet

特集新世代マイクロプロセッサアーキテクチャ ( 後編 ) 3. 実例 3 ユビキタス コンピューティング時代の組み込みマイクロコンピュータ, SuperH と M32R 清水徹 * 1 長谷川淳 * 2 服部俊洋 * 3 近藤弘郁 * 4 ( 株 ) ルネサステクノロジシステムソリューション統括本部

電気的特性 (Ta=25 C) 項目 記号 条件 Min. Typ. Max. 単位 読み出し周波数 * 3 fop khz ラインレート * Hz 変換ゲイン Gc ゲイン =2-5 - e-/adu トリガ出力電圧 Highレベル Vdd V -

PIC の書き込み解説 PICライターを使うときに間違った使い方を見受ける 書き込み失敗の原因は知識不足にある やってはいけないことをしている 単に失敗だけならまだしも部品を壊してしまう 正しい知識を身に着けよう 書き込みに必要なピンと意味 ICSPを意識した回路設計の必要性 ICSP:In Cir

Microsoft PowerPoint - FPGA

81 /******************************************************************************/ 82 /* スレーブアドレスの設定 */ 83 /*****************************************

HDLトレーナーサンプルプログラム説明書

内容 1. 仕様 動作確認条件 ハードウェア説明 使用端子一覧 ソフトウェア説明 動作概要 ファイル構成 オプション設定メモリ 定数一覧 変数一

c t WC 1 2: SRAM 1.2 DRAM DRAM DRAM DRAM 3 4M 1 DRAM 22 1 A0 A10 11 DRAM 22 DIN DOUT 1 DRAM

C プログラミング 1( 再 ) 第 5 回 講義では C プログラミングの基本を学び演習では やや実践的なプログラミングを通して学ぶ

Microsoft Word - TC74HC107AP_AF_J_P9_060201_.doc

PRECISION DIGITAL PROCESSOR DC-101

Microsoft Word - archip.doc

HN58V256Aシリーズ/HN58V257Aシリーズ データシート

TN-46-13

Transcription:

計算機ハードウエア 209 年度前期 第 5 回 前回の話 (SH745) (32 bit) コンピュータバスの構成 インタフェース (6 bit) I/O (Input/ Output) I/O (22 bit) (22 bit) 割り込み信号リセット信号 コンピュータバスは コンピュータ本体 () と そのコンピュータ本体とデータのやり取りをする複数の相手との間を結ぶ 共用の信号伝送路である クロック用クリスタル は バス を制御して 複数のデバイス ( や I/O) とデータのやり取りを行う 各デバイスには 識別用の アドレス が付けられている SH745 コンピュータアーキテクチャ ( アルファプロジェクト AP-SH2F-6A ボード ) トライステート状態の応用例 周辺機器 アドレスデコーダ (Address decoder) 周辺機器 (Tri-State) 組み合わせ回路 : マルチプレクサ (Multiplexer) n 本の選択線を用いて 2 n 本のデータ入力線の中から 本を選択して出力する回路 2 n (=m) 入力から 出力を選択するマルチプレクサを D 0 D D 2 D 3 m マルチプレクサ という Q S S 0 (Bus Buffer) は アドレスデコーダ (Address decoder) の選択信号によって データ信号を有効 (Enable) 無効 (Disenable=Tri-State) にしたり データ信号の方向 (Direction = Input / Output) を決定する S S0 0 0 0 0 Q D D2 D3

組み合わせ回路 : デマルチプレクサ (Demultiplexer) n 本の選択線を用いて 本のデータ入力を 2 n 本のデータ出力線のうちの 本に出力を接続する回路 組み合わせ回路 : エンコーダ (Encoder) 情報をある一定の規則によって数値化 (2 進数列 ) にする回路 ( 暗号器とも言う ) D S S 0 Q 0 Q Q 2 Q 3 S S0 0 0 0 0 Q0 Q Q2 Q3 D 0 0 0 0 D 0 0 0 0 D 0 0 0 0 D Multiplexer : 多くの入力の中から必要な入力を取り出す切り替えスイッチに相当する機能を持ったデバイス Data selector とも言う Demultiplexer : つの入力を多数の出力端子に切り替えてデータを分配する機能を持ったデバイス 例 ) 3 bit エンコーダ D D2 D3 D4 D5 D6 D7 Q2 Q Q0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 例 ) キーボードエンコーダ 組み合わせ回路 : エンコーダ (Encoder) 組み合わせ回路 : デコーダ (Decoder) 例 ) キーボードエンコーダ Row3 Row2 Row Row0 Col 3 Col 2 Col Col 0 2 進数列の暗号 ( コード ) を元の情報に戻す回路 ( 復号器とも言う ) 3 進 3bit デコーダの真理値表 D D Q0 Q Q2 Q3 Q4 Q5 Q6 Q7 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 n bit のデコーダを用いると,2 n 個のデバイスを選択する信号を生成できる は を制御し アドレス空間 上での所望のデバイスにアクセスしようとする このアドレス信号を復号 ( デコード ) して アクセスを可能にするのが アドレスデコーダ である アドレスマップ 例えば が 32 bit バスだった場合 アドレス空間 は 2 32 = 2 0 2 0 2 0 2 2 = 4 G のアドレスがあり のデータ幅が 32 bit で すべてのアドレスがに割り当てられている場合であれば アドレスマップ I/O (Input /Outp ut) 00000H~ 0000H このシステムは 32 bit 4 G = 6GB のを持つことになる 00000H~ 0000H 004000H~ 外部 004000H~ 外部 000000H~ 00000H 例えば 外部にアクセスしたい場合には の信号が 004000H~ の間では モジュールが選択されるように組み合わせ回路を実現する 内蔵 000000H~ 00000H 内蔵 2

記憶素子 (memory) の話 今回の話 ディジタル計算機での記憶素子 RAM (Random Access Memory) SRAM (Static RAM) DRAM (Dynamic RAM) ROM (Read Only Memory) マスクROM PROM (Programmable ROM) 切断型 PROM EPROM (Erasable PROM) EEPROM (Electrical EPROM) フラッシュROM レジスタ, キャッシュなど主記憶 (main memory) Unerasable Erasable 回のみ書き込み可能 (Writable at once) 紫外線で消去可能 (Erasable with Ultra Violet ray) 電気的に消去可能 (Electrically Erasable) 電気的に消去可能 (Electrically Erasable) RAM の話 SRAM (Static RAM) フリップフロップ回路 (Flip-Flop) で構成されるワード線 Tr 出力データ線 RAM の話 DRAM (Dynamic RAM) トランジスタとキャパシタで構成されるワード線データ線データ線ワード線データ線 ワード線 ライト時 : データ (or0) をデータ線に出力し ワード線に電圧 (Vcc) を印加トランジスタ (Tr) のソースとドレインが導通データが図の P 点に出力される出力されたデータはフリップフロップ回路により保持リード時 : データ線を開放し 再びワード線に電圧を印加 Tr のソースとドレインが導通し 保持されている出力点のデータがデータ線に出力される キャパシタ (Capacitor) に蓄えられた微小な電荷でデータを記憶 ( 保持 ) する読み出し動作が複雑記憶を維持するために リフレッシュ (refresh) という操作が必要ロウ (row: 行 ) とカラム (column: 列 ) に分けてアドレッシング (addressing) を行なう パソコンの中のモジュール パソコンの中では SDRAM が用いられており その規格は 凡そ以下のようなもの DDR SDRAM チップ規格モジュール規格動作周波数転送速度 DDR200 PC600 200MHz.6GB/s DDR266 PC200 266MHz 2.GB/s DDR333 PC2700 333MHz 2.7GB/s DDR400 PC3200 400MHz 3.2GB/s DDR2 SDRAM チップ規格 モジュール規格 動作周波数 転送速度 DDR2-400 PC2-3200 400MHz 3.2GB/s DDR2-533 PC2-4200 533MHz 4.2GB/s DDR2-667 PC2-5300 667MHz 5.3GB/s DDR2-800 PC2-6400 800MHz 6.4GB/s パソコンの中のモジュール DDR3 SDRAM チップ規格モジュール規格動作周波数転送速度 DDR3-800 PC3-6400 800MHz 6.4GB/s DDR3-066 PC3-8500 066MHz 8.5GB/s DDR3-333 PC3-0600 333MHz 0.67GB/s DDR3-600 PC3-2800 600MHz 2.8GB/s DDR3-800 PC3-4400 800MHz 4.4GB/s DDR3-2000 PC3-6000 2000MHz 6GB/s DDR3-233 PC3-7066 233MHz 7.06GB/s DDR4 SDRAM チップ規格 モジュール規格 動作周波数 転送速度 DDR4-233 PC4-7000 233MHz 7.06GB/s DDR4-2400 PC4-9200 2400MHz 9.2GB/s DDR4-2666 PC4-2333 2666MHz 2.3GB/s DDR4-3200 PC4-25600 3200MHz 25.6GB/s DDR4-4266 PC4-3400 4266MHz 34.GB/s 3

ROM について EPROM フローティングゲート MOSFET アレイ (Floating gate MOSFET array) で構成 通常のデジタル回路よりも高い電圧を使って 個々のMOSFETに書き込む フローティングゲートMOSFET コントロールゲート (Control gate) フローティングゲート (Floating gate) UV-EPROM( 紫外線消去型 ) ソース ドレイン http://electronics.stackexchange.com/que stions/34607/erasing-eproms-withsunlight フラッシュ (Flash memory) は ここのゲート絶縁膜が非常に薄く作ってあるところが異なる 計算機の中の記憶素子 例えば インテル製の Core i7 だと, 非常に高速な記憶素子群が のチップの上に構築されている キャッシュ (Cache memory) 演算器 (processor) ( 含レジスタ ) キャッシュ (Cache memory) ~ 数 00 ピコ秒程度 キャッシュからのデータの読み出しは高速 ~0 ナノ秒程度 アドレスデコーダと を設計する 主記憶 ( メイン :Main memory) キャッシュにデータが無い場合には主記憶からの読み出しとなる ~ 数 0 ナノ秒かかる アドレスデコーダとを設計するその ( マイコンなど ) の入出力命令 データ などの Peripheral Device アドレスデコーダとを設計するその 2 データ書き込みタイミング データ読み込みタイミング アドレス RD WR アドレスデコーダ :MeMory ReQuest 信号へのアクセスを要求する信号 Negative Logic RD: ReaD 信号データ読み込み要求信号 Negative Logic WR: WRite 信号データ書き込み要求信号 Negative Logic WR デコーダ出力 Address Bus : Fixed : Valid (Low active) WR : Valid (Low active) Data Bus : Enable RD デコーダ出力 Address Bus : Fixed : Valid (Low active) WR : Valid (Low active) Data Bus : Enable 4

アドレスデコーダとを設計するその 3 アドレス線が 6 本 (A0~A5) あるとする アドレス空間は (0000)H~(FFFF)H の範囲にある このうち (7000)H~(7FFF)Hの範囲にあるにアクセスすることができるようなアドレスデコーダを設計してみよう アドレス空間 最も簡単には アドレス線 6 本のうち A5~A2 の 4 本の部分が 7 となったときのみ をアクセスするように設計すればよい 7000H ~ 7XXXH ~ 7FFFH A5~A2 A~A8 A7~A4 A3~A0 ここが 7 2bit 2 2 bit = 4K word 00A0FFH~ 00A000H 008FFFH~ 007FFFH~ 007000H 外部 (External memory) 内蔵 (Internal memory) 0 アドレスデコーダとを設計するその4 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D A5 A4 A3 A2 A A0 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A A0? EN 2 8 D7 A5~A2 の 4 本の部分が 7 = (0)2 のとき CS=EN=Low となる回路 4K word モジュール CS A5 A0 CS : Chip Select 信号 Negative Logic EN : Enable 信号 Negative Logic 00A0FFH~ 00A000H 008FFFH~ 007FFFH~ 007000H アドレス空間 外部 (External memory) 内蔵 (Internal memory) アドレスデコーダとを設計するその5 デコーダICとICを利用する デコーダ IC の例 Enable A B C G G2A G2B Inputs Select Y0 Y Y2 Y3 Y4 Y5 Y6 Y7 Outputs 74HC38 G2=G2 G3 G G2 C B A Y0 Y Y2 Y3 Y4 Y5 Y6 Y7 X H X X X H H H H H H H H IC の例 A A2 A3 A4 A5 A6 A7 A8 G DIR B B2 B3 B4 B5 B6 B7 B8 74HC245 L X X X X H H H H H H H H H L L L L L H H H H H H H H L L L H H L H H H H H H H L L H L H H L H H H H H H L L H H H H H L H H H H H L H L L H H H H L H H H H L H L H H H H H H L H H DIR(DIRection 信号 ) H: A B L: A B G: Enable 信号 Negative Logic H L H H L H H H H H H L H H L H H H H H H H H H H L 5