完 資料3 育児休業給付について

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平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

子ども・子育て会議(第7回) 次世代育成支援対策推進法の延長等の検討について

3 育児 介護 112

今後の雇用均等行政について

2016年 弾丸メールセミナー № 36回 雇用保険法 育児休業給付金

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参考資料1

中小企業のための「育休復帰支援プラン」策定マニュアル


資料1 短時間労働者への私学共済の適用拡大について

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

保育所に入所できないことを事由とする育児休業手当金の延長要件の見直し(地方公務員の「パパ・ママ育休プラス」の場合)(あっせん)

図表 1 人口と高齢化率の推移と見通し ( 億人 ) 歳以上人口 推計 高齢化率 ( 右目盛 ) ~64 歳人口 ~14 歳人口 212 年推計 217 年推計

育児休業や 介護休業をする方を 経済的に支援します 育児休業給付の支給 介護休業給付の支給 育児休業等期間中の社会保険料 ( 健康保険 厚生年金保険 ) の免除 育児休業等終了後の社会保険料 ( 健康保険 厚生年金保険 ) の特例 3 歳未満の子を養育する期間についての年金額計算の特例 ( 厚生年金

例 3 男性医師 1 歳 配偶者産前休暇産後休暇復帰 復帰 今までは 配偶者がを取得している場合 を取得できませんでしたが 取得できるようになりました 職員は 当該子が 3 歳に達する日まで 病院助手等は 当該子が 1 歳 6か月に達する日までを取得することができます 職場復帰後の特に大変な時期に協

社会保障 税一体改革大綱(平成24 年2月17 日閣議決定)社会保障 税一体改革における年金制度改革と残された課題 < 一体改革で成立した法律 > 年金機能強化法 ( 平成 24 年 8 月 10 日成立 ) 基礎年金国庫負担 2 分の1の恒久化 : 平成 26 年 4 月 ~ 受給資格期間の短縮

2. 改正の趣旨 背景税制面では 配偶者のパート収入が103 万円を超えても世帯の手取りが逆転しないよう控除額を段階的に減少させる 配偶者特別控除 の導入により 103 万円の壁 は解消されている 他方 企業の配偶者手当の支給基準の援用や心理的な壁として 103 万円の壁 が作用し パート収入を10

仕事と家庭の両立支援宣言 子育て応援宣言 仕事と家庭の両立支援宣言 職場風土改革促進事業実施事業主 として 21 世紀職業財団より 指定を受けました * 職場風土改革促進事業 の 2 年目取り組みについて * 財団法人小倉地区医療協会三萩野病院 理事長安部 隆二 当院は 平成 22 年 6 月から財

Microsoft Word - H29 結果概要

深夜勤務の制限 5 妊産婦の時間外 休日 妊娠中の女性が 母体または胎児の健康保持のため 深夜勤務や時間外勤務等の制限を所属長に請求できます 病院助手専攻医臨床研修医 6 妊娠中の休息 妊娠中の女性は 勤務時間規程に規定する 職務に専念する義務の免除 を利用して 母体または胎児の健康保持のため 勤務

第 1 子出産前後の女性の継続就業率 及び出産 育児と女性の就業状況について 平成 30 年 11 月 内閣府男女共同参画局

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Microsoft PowerPoint - 7.【資料3】国民健康保険料(税)の賦課(課税)限度額について

02世帯

無年金・低年金の状況等について

ただし 日雇従業員 期間契約従業員 ( 法に定める一定の範囲の期間契約従業員を除く ) 労使協定で除外された次のいずれかに該当する従業員についてはこの限りではない (2) 週の所定労働日数が2 日以下の従業員 (3) 申出の日から93 日以内に雇用関係が終了することが明らかな従業員 2 要介護状態に

東北大学における出産・育児支援制度

平成25年4月から9月までの年金額は

PowerPoint プレゼンテーション

国立大学法人京都大学教員就業特例規則及び教職員休職規程

規定例 ( 育児 介護休業制度 ) 株式会社 と 労働組合は 育児 介護休業制度に関し 次 のとおり協定する ( 対象者 ) 育児休業の対象者は 生後満 歳に達しない子を養育するすべての従業員とする 2 介護休業の対象者は 介護を必要とする家族を持つすべての従業員とする 介護の対象となる家族の範囲は

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

政策課題分析シリーズ16(付注)

( イ ) 従業員の配偶者であって育児休業の対象となる子の親であり 1 歳 6か月以降育児に当たる予定であった者が死亡 負傷 疾病等の事情により子を養育することが困難になった場合 6 育児休業をすることを希望する従業員は 原則として 育児休業を開始しようとする日の1か月前 (4 及び5に基づく1 歳

Microsoft Word 結果の概要(1世帯)

実技試験 ( 個人資産相談業務 ) 次の設例に基づいて 下記の各問 ( 問 1 ~ 問 3 ) に答えなさい 設例 Aさん (33 歳 ) および妻 Bさん (29 歳 ) は 民間企業に勤める会社員である 平成 29 年 3 月に第 1 子を出産予定の妻 Bさんは 産前産後休業および育児休業を取得

必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲内で 3 回を上限として介護休業をすることができる ただし 有期契約従業員にあっては 申出時点において 次のいずれにも該当する者に限り 介護休業をすることができる 一入社 1 年以上であること二介護休業開始予定日から 93 日を経過する日から

改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

短時間労働者への厚生年金 国民年金の適用について 1 日又は 1 週間の所定労働時間 1 カ月の所定労働日数がそれぞれ当該事業所 において同種の業務に従事する通常の就労者のおおむね 4 分の 3 以上であるか 4 分の 3 以上である 4 分の 3 未満である 被用者年金制度の被保険者の 配偶者であ

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第 16 表被調査者数 性 年齢階級 学歴 就業状況別 124 第 17 表独身者数 性 年齢階級 就業状況 家庭観別 142 第 18 表有配偶者数 性 年齢階級 就業状況 家庭観別 148 第 19 表仕事あり者数 性 年齢階級 配偶者の有無 親との同居の有無 職業別 154 第 20 表仕事あ

資料2

参考 平成 27 年 11 月 政府税制調査会 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理 において示された個人所得課税についての考え方 4 平成 28 年 11 月 14 日 政府税制調査会から 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 が公表され 前記 1 の 配偶

Microsoft PowerPoint - (参考資料1)介護保険サービスに関する消費税の取扱い等について

目 次 第 1 条 目的及び内容 1 第 2 条 育児休業 2 第 3 条 パパ ママ育休プラス 2 第 4 条 1 歳 6 か月までの育児休業 2 第 5 条 育児休業の申出の手続等 3 第 6 条 パパ休暇の特例 3 第 7 条 介護休業 3 第 8 条 介護休業の申出の手続等 4 第 9 条

01 公的年金の受給状況

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年金改革の骨格に関する方向性と論点について

資料9

申出が遅れた場合は 会社は育児 介護休業法に基づき 休業開始日の指定ができる 第 2 条 ( 介護休業 ) 1 要介護状態にある対象家族を介護する従業員 ( 日雇従業員を除く ) 及び法定要件を全て満たした有期契約従業員は 申出により 介護を必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲で

第14章 国民年金 

女性が働きやすい制度等への見直しについて

4-1 育児関連 育児休業の対象者 ( 第 5 条 第 6 条第 1 項 ) 育児休業は 男女労働者とも事業主に申し出ることにより取得することができます 対象となる労働者から育児休業の申し出があったときには 事業主は これを拒むことはできません ただし 日々雇用される労働者 は対象から除外されます

就業規則への記載はもうお済みですか

別紙 1 妊娠 出産 育児休業 介護休業等に関するハラスメントとなり得る具体的言動例 1. 制度等の利用への嫌がらせ型 教職員が産休や育児業 介護休業等の制度の利用を請求したり 制度を利用したことに関して 上 司が解雇等の不利益な取扱いを示唆したり 上司 同僚が 繰り返し又は継続的に嫌がらせ等を行い

労働力調査(詳細集計)平成24年平均(速報)結果の要約

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2019 年 3 月 経営 Q&A 回答者 Be Ambitious 社会保険労務士法人代表社員飯野正明 働き方改革のポイントと助成金の活用 ~ 働き方改革における助成金の活用 ~ Question 相談者: 製造業 A 社代表取締役 I 氏 当社における人事上の課題は 人手不足 です 最近は 予定

ったと判断します なお 一時的に認定基準月額以上の収入がある月があっても 認定基準年額を超えるまでの間は認定できます また 勤務した月の給与が翌月以降に支払われる場合でも 原則 勤務月の収入として取扱います 継続して認定できる事例 認定基準月額未満であるので 継続して認定できます 認定基準月額以上の

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第3回税制調査会 総3-2

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H29.10・育児休業や介護休業をすることができる有期契約労働者について

目 次 Ⅰ 子育てのサポート 1 妊娠前 妊娠中のサポート 1 生理休暇 2 不妊治療の受診 3 妊娠障害 ( つわり ) 休暇 4 健康診査及び保健指導に係る休暇 5 危険有害業務の就業制限 6 深夜勤務及び時間外勤務の制限 7 通勤緩和措置 8 職員の休息等 2 出産前後のサポート 1 産前 産

 第1節 国における子育て環境の現状と今後の課題         

社内様式 2 育児 介護 休業取扱通知書 平成年月日 会社名 あなたから平成年月日に 育児 介護 休業の 申出 期間変更の申出 申出の撤回 がありました 育児 介護休業等に関する規則 ( 第 3 条 第 4 条 第 5 条 第 7 条 第 8 条及び第 9 条 ) に基づき その取扱いを下のとおり通

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平成 年 2 月 日総務省統計局 労働力調査 ( 詳細集計 ) 平成 24 年 10~12 月期平均 ( 速報 ) 結果の概要 1 Ⅰ 雇用者 ( 役員を除く ) 1 1 雇用形態 2 非正規の職員 従業員の内訳 Ⅱ 完全失業者 3 1 仕事につけない理由 2 失業期間 3 主な求職方法 4 前職の

Microsoft Word - 22育児・介護休業等規程

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4 父親も育児参画しよう! 父親となる職員に, 配偶者出産休暇や男性の育児参加休暇を取得するよう働き掛けましたか 対象の職員全てに働き掛けは行われている 回答数 76 0 全人数割合 (%) 対象者なし 293 配偶者出産休暇 (3 日 ) 数値目標 31 年度までに配偶者出

平成30年版高齢社会白書(概要版)(PDF版)

題名

育児休業申出書式例

- 調査結果の概要 - 1. 改正高年齢者雇用安定法への対応について a. 定年を迎えた人材の雇用確保措置として 再雇用制度 導入企業は9 割超 定年を迎えた人材の雇用確保措置としては 再雇用制度 と回答した企業が90.3% となっています それに対し 勤務延長制度 と回答した企業は2.0% となっ

長野県の少子化の現状と課題

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Microsoft PowerPoint - ★グラフで見るH30年度版(完成版).

平成19年度税制改正.xls

第 1 章育児休業 第 1 条 ( 対象者 ) 生後 1 年未満 ( 第 5 条による育児休業の場合は 1 歳 6 ヶ月 ) の子と同居し養育する従業員であって 休業後も引き続き勤務する意思のある者は 育児のための休業をすることができる ただし 日々雇用者 期間雇用者 ( 申出時点において雇用期間が

税・社会保障等を通じた受益と負担について

Ⅰ 改正について 児童扶養手当法の改正 Q&A ( 公的年金等と合わせて受給する場合 ) Q1 今回の改正の内容を教えてください A: 今回の改正により 公的年金等 * を受給していても その額が児童扶養手当の額 より低い場合には 差額分の手当が受給できるようになります 児童扶養手当 は 離婚などに

消費税 5% 引上げによる社会保障制度の安定財源確保 消費税率 ( 国 地方 ) を 2014 年 4 月より 8% へ 2017 年 4 月より 10% へ段階的に引上げ 消費税収の使い途は 国分については これまで高齢者 3 経費 ( 基礎年金 老人医療 介護 ) となっていたが 今回 社会保障

4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

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ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)  レベル診断チェックシート

次に 母親の年齢別 出生順位別の出生数をみていきましょう 図 2-1は母親の年齢別に第 1 子出生数をみるグラフです 第 1 子の出生数は20 年間で1,951 人 (34.6%) 減少しています 特に平成 18 年から平成 28 年にかけて減少率が大きく 年齢別に見ると 20~24 歳で44.8%

小-労働法ハンドブック-18.indd

<ライフプランニング>

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就業規則への記載はもうお済みですか

人口 世帯に関する項目 (1) 人口増加率 0.07% 指標の説明 人口増加率 とは ある期間の始めの時点の人口総数に対する 期間中の人口増加数 ( 自然増減 + 社会増減 ) の割合で 人口の変化量を総合的に表す指標として用いられる 指標の算出根拠 基礎データの資料 人口増加率 = 期間中の人口増

社内様式 2 育児 介護 休業取扱通知書 あなたが平成年月日にされた 育児 介護 休業の申出について 育児 介護休業等に関する規則 第 3 条 第 7 条 に基づき その取扱いを下のとおり通知します ( ただし 期間の変更の申出があった場合には下の事項の若干の変更があり得ます ) 1 休業の期間等

平成22年 育児休業給付リーフレット.indd

2. 繰上げ受給と繰下げ受給 65 歳から支給される老齢厚生年金と老齢基礎年金は 本人の選択により6~64 歳に受給を開始する 繰上げ受給 と 66 歳以降に受給を開始する 繰下げ受給 が可能である 繰上げ受給 を選択した場合には 繰上げ1カ月につき年金額が.5% 減額される 例えば 支給 開始年齢

4 対象となる休業 産休等代替 いずれの休業も 当該訪問看護ステーションに引き続き雇用された期間が 1 年以上の常勤の 看護職員が取得した場合に 本事業の対象となります 種類内容 産前産後休業 出産予定日を含む 6 週間 ( 多胎妊娠の場合は 14 週間 ) 前の日から 産後 8 週間を経過する日ま

労働力調査(詳細集計)平成29年(2017年)平均(速報)結果の概要

Transcription:

職業安定分科会雇用保険部会 ( 第 93 回 ) 平成 25 年 10 月 29 日 資料 3 育児休業給付について

これまでの意見のまとめ 育児休業給付について 育児休業給付の受給者は増えており 法改正の効果が認められる面はあるのではないか 女性の半数以上は非正規であり 支給要件期間を満たさない者が多いことについても考えていくべき 育児休業給付の給付率の引上げが少子化対策や仕事と子育ての両立支援に資するという考え方には異存はないが 少子化対策や就業人口の維持という政策目的は 国の政策そのものであり 引き上げは全額国庫負担によるべき 雇用保険制度に係る論点について ( 案 ) 育児休業給付について 平成 25 年 8 月 6 日に取りまとめられた社会保障制度改革国民会議の報告書において 育児休業の取得促進の必要性が指摘されるとともに 育児休業を取得しやすくするために 育児休業期間中の経済的支援を強化することも含めた検討を進めるべき とされた これまでも育児休業給付は給付率の引上げ等により育児休業給付受給者が増加しており 育児休業の取得促進に寄与していると考えられる 少子化対策や仕事と子育ての両立支援を強化する観点から 育児休業給付の給付率の引上げについてどのように考えるか 引き上げる場合には 給付率の設定をどのように考えるか 給付期間についてどのように考えるか 1

育児休業給付の概要 1 趣旨労働者が育児休業を取得しやすくし 職業生活の円滑な継続を援助 促進するために 育児休業給付を支給する 2 支給対象事由労働者が ( )( 子が を超えても休業が必要と認められる一定の場合については 6 か月 ) 未満の子を養育するための育児休業を行う場合に支給する 当該労働者の配偶者が 子の に達する日以前のいずれかの日において当該子を養育するための休業をしている場合は 2 ヶ月 3 支給要件雇用保険の被保険者が 育児休業をした場合に 当該休業を開始した日前 2 年間に 賃金の支払の基礎となった日数が 11 日以上ある月が通算して 12 か月以上あること 4 給付額休業開始前賃金の 50% に相当する額 原則 40% のところ 当分の間の暫定措置として給付率を引上げ 賃金と給付の合計額が休業開始時賃金日額の 80% を超える場合は 超える額を減額 支給単位期間 (1 月 ) 中 就業している日が 10 日以下であることが条件 5 国庫負担率給付額の 1/8 ただし 当分の間 国庫負担の額は本来の額の 55% とされている 2

育児休業給付に係る主な制度変遷 平成 12 年改正以前 ( 平成 7 年 4 月創設 ) 平成 12 年改正 ( 平成 13 年 1 月施行 ) 平成 19 年改正 ( 同年 10 月施行 ) 平成 21 年改正 (22 年 4 月施行 ) 25% 40% 50% 50% 給付率 育児休業基本給付金 : 20% 職場復帰給付金 : 5% 育児休業基本給付金 : 30% 職場復帰給付金 : 10% 育児休業基本給付金 : 30% 職場復帰給付金 : 20% 平成 21 年度末まで ( 暫定措置 ) 全額休業期間中に支給 暫定措置の期限を 当分の間 に延長 平成 7 年 4 月 1 日 ( 育児休業給付創設 ) 給付率 25%( 育児休業基本給付金 20% 育児休業職場復帰給付金 5%) 平成 13 年 1 月 1 日給付率を 25% 40% に引上げ ( 育児休業基本給付金 20% 30% 育児休業者職場復帰給付金 5% 10%) 平成 17 年 4 月 1 日給付期間の延長 ( 養育する子が まで 一定の場合には 6 か月まで ) 平成 19 年 10 月 1 日少子化対策及び雇用の安定に資するとして 給付率を 40% 50% に引上げ ( 育児休業基本給付金 30%( 変更無し ) 育児休業者職場復帰給付金 10% 20%)< 平成 21 年度末までの暫定措置 > 平成 22 年 4 月 1 日 少子化対策としての要請等を勘案し 暫定措置の期限を 当分の間 に延長 育児休業を取得しやすくし 就業継続を援助 促進するため 休業中と復帰後 6 ヶ月に分けて支給していた給付を統合し 全額 (50%) を休業中に支給平成 22 年 6 月 30 日同一の子について配偶者が休業をする場合については 子が 2 ヶ月 に達する日まで最長 1 年間支給 ( パパ ママ育休プラス ) 3

育児休業給付の支給状況 初回受給者数 平均受給月額 平均給付期間 給付総額 初回受給者数 ( 人 ) 平均平均受給月額給付総額給付期間 ( 円 ) ( 月 ) ( 千円 ) 男性女性男性女性男性女性男性女性 ( 基本給付金のみ ) 平成 15 年度平成 16 年度平成 17 年度平成 18 年度平成 19 年度平成 20 年度平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度 103,478 459 103,019 72,204 98,751 72,150 8.1 3.7 8.1 76,329,646 200,903 76,128,743 111,928 512 111,416 72,119 96,797 72,066 8.1 3.8 8.2 82,777,120 234,251 82,542,870 118,339 714 117,625 71,333 92,260 71,282 8.4 3.3 8.4 89,542,194 271,742 89,270,451 131,542 978 130,564 67,720 89,849 67,653 8.5 3.5 8.6 95,607,258 372,003 95,235,255 149,054 1,230 147,824 67,648 88,781 67,581 8.6 3.3 8.6 120,942,675 504,246 120,438,429 166,661 1,440 165,221 67,673 88,551 67,611 8.9 3.0 8.9 151,191,767 603,494 150,588,273 183,542 1,634 181,908 67,559 84,291 67,510 9.0 2.9 9.1 171,153,523 629,903 170,523,620 206,036 3,291 202,745 88,195 125,067 88,022 9.0 2.6 9.2 230,431,411 1,310,791 229,120,619 224,834 4,067 220,767 111,073 144,891 110,862 9.4 3.2 9.5 263,111,959 1,945,456 261,166,504 237,383 3,839 233,544 111,932 142,708 111,765 9.7 3.2 9.8 256,676,405 1,759,595 254,916,810 ( 注 1) 初回受給者数は 基本給付金 ( 平成 22 年 4 月 1 日以降の育児休業開始より 職場復帰給付金と統合し 育児休業給付金 として全額育児休業中に支給している ) に係る最初の支給を受けた者の数である ( 注 2) 支給金額は業務統計値である 4

育児休業取得率の推移 育児休業取得率は女性は 8 割を上回っている一方 男性は 1.89% と低い水準で推移している (%) 女性 100.0 90.0 89.7 90.6 85.6 83.7 87.8 83.6 80.0 70.6 72.3 70.0 60.0 50.0 49.1 56.4 64.0 (%) 3 2.5 男性 2.63 40.0 30.0 2 1.5 1.56 1.23 1.72 1.38 1.89 20.0 10.0 1 0.5 0.12 0.42 0.33 0.56 0.50 0.0 8 11 14 16 17 19 20 21 22 23 24 0 8 11 14 16 17 19 20 21 22 23 24 ( 年度 ) ( 年度 ) 育児休業取得率 = 出産者のうち 調査時点までに育児休業を開始した者 ( 開始予定の申出をしている者を含む ) の数 調査前年度 1 年間 ( ) の出産者 ( 男性の場合は配偶者が出産した者 ) の数 資料出所 : 厚生労働省 雇用均等基本調査 ( ) 平成 24 年度調査においては 平成 22 年 10 月 1 日から平成 23 年 9 月 30 日までの 1 年間 注 ) 平成 22 年度及び平成 23 年度の [ ] 内の比率は 岩手県 宮城県及び福島県を除く全国の結果 5

育児休業を取得しなかった理由 ( 末子妊娠時の就業形態別 ) 経済的な理由から育児休業を取得しなかった人 ( 正社員 ) は 男性 22.0% 女性 25.3%( 複数回答 ) ( 複数回答 ) 資料出所 : 平成 23 年度育児休業制度等に関する実態把握のための調査研究事業報告書 ( 平成 23 年度厚生労働省委託調査 ) 6

女性の年齢階級別就業率と潜在的労働力率 25~44 歳の女性の労働力率は平成 14 年から平成 24 年にかけて上昇しているが 依然としていわゆる M 字カーブが解消されていない また 就業率と潜在的労働力率の差は大きく 働く意欲はあるものの就業に結びついていない者が多く存在していることがうかがえる (%) 100 女性の年齢階級別就業率 (%) 女性の年齢階級別就業率と潜在的労働力率 90 80 70 60 50 64.5 63.5 73.3 72.8 64.2 66.2 65.6 64.7 64.2 63.8 58.6 56.0 68.7 68.1 67.6 73.0 72.9 69.8 71.0 70.3 65.4 62.6 62.1 56.2 44.5 44.2 77.7 63.5 85.9 73.3 79.5 78.6 65.6 64.7 80.3 68.7 82.2 73.0 78.6 71.0 68.8 62.6 48.9 40 37.5 44.5 30 23.2 20 10 14.7 13.9 13.6 平成 24 年平成 23 年 平成 14 年 13.1 13.2 13.0 13.6 就業率 潜在的労働力率 14.4 13.2 0 15~19 歳 20~24 歳 25~29 歳 30~34 歳 35~39 歳 40~44 歳 45~49 歳 50~54 歳 55~59 歳 60~64 歳 65 歳以上 15~19 歳 20~24 歳 25~29 歳 30~34 歳 35~39 歳 40~44 歳 45~49 歳 50~54 歳 55~59 歳 60~64 歳 65 歳以上 資料出所 : 総務省 労働力調査 労働力調査 ( 詳細集計 ) 潜在的労働力率 = 注 ) 平成 23 年 は東日本大震災により調査が困難となった 3 月から 8 月までを補完推計した参考値によって求めた値 就業者 + 失業者 + 就業希望者 人口 (15 歳以上 ) 7

夫の家事 育児関連時間 1 6 歳未満の子どもを持つ夫の家事 育児関連に費やす時間は 1 時間程度と国際的にみて低水準 夫の家事 育児時間が長いほど 第 1 子出産前後の妻の継続就業割合が高い 日本 米国 英国 フランス ドイツ スウェーデン ノルウェー 6 歳未満児のいる夫の家事 育児関連時間 (1 日当たり ) 0:00 1:12 2:24 3:36 0:39 0:40 1:07 1:05 1:00 0:59 1:07 1:13 2:30 2:51 2:46 3:00 3:12 3:21 ( 時間 ) 子どもがいる夫婦の夫の平日の家事 育児時間別にみた妻の就業継続の有無 総数 家事 育児時間なし 1 時間未満 1~2 時間未満 2~4 時間未満 同一就業継続 35.8 23.8 28.6 39.2 34.3 4 時間以上 54.5 転職 2.1 3.6 5.7 離職 58.4 71.4 66.1 54.9 57.1 40.9 不詳 3.7 4.8 1.8 5.9 2.9 4.5 家事関連時間全体 うち育児の時間 出典 : 平成 25 年男女共同参画白書 ( 備考 )1.Eurostat How Europeans Spend Their Time Everyday Life of Women and Men (2004), Bureau of Labor Statistics of the U.S. America Time-Use Survey Summary (20011) 及び総務省 社会生活基本調査 ( 平成 23 年 ) より作成 2. 日本の数値は, 夫婦と子どもの世帯 に限定した夫の時間である 2. 日本の数値は, 夫婦と子どもの世帯 に限定した夫の時間である 0% 20% 40% 60% 80% 100% 資料出所 : 厚生労働省 第 6 回 21 世紀成年者縦断調査 (2008 年 ) 注 1: 集計対象は 1 または 2 に該当し かつ 3 に該当するこの 5 年間に子どもが生まれた夫婦である 1 第 1 回から第 6 回まで双方から回答を得られている夫婦 2 第 1 回に独身で第 5 回までの間に結婚し 結婚後第 6 回まで双方から回答を得られている夫婦 3 出産前に妻が仕事ありであった夫婦注 2:5 年間で 2 人以上出生ありの場合は 末子について計上している 注 3: 総数には 家事 育児時間不詳を含む 8

夫の家事 育児関連時間 2 育児休業を利用したい男性は 3 割を超えるが 男性の育児休業取得 育児への関わりは低調 ニッセイ基礎研究所 今後の仕事と家庭の両立支援に関する調査 ( 平成 20 年 ) 厚生労働省 雇用均等基本調査 (P5) 夫の家事 育児時間が長いほど 第 2 子以降の出生割合が高い 子どもがいる夫婦の夫の休日の家事 育児時間別にみたこの 8 年間の第 2 子以降の出生の状況 総数 出生あり 47.4 出生なし 52.6 家事 育児時間なし 9.9 90.1 2 時間未満 25.8 74.2 2 時間以上 4 時間未満 48.1 51.9 4 時間以上 6 時間未満 55.3 44.7 6 時間以上 67.4 32.6 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 資料出所 : 厚生労働省 第 9 回 21 世紀成年者縦断調査 (2011) 注 :1) 集計対象は 1 または 2 に該当し かつ 3 に該当する同居夫婦である ただし 妻の 出生前データ が得られていない夫婦は除く 1 第 1 回調査から第 9 回調査まで双方から回答を得られている夫婦 2 第 1 回調査時に独身で第 8 回調査までの間に結婚し 結婚後第 9 回調査まで双方から回答を得られている夫婦 3 出生前調査時に子ども 1 人以上ありの夫婦 2) 家事 育児時間は 出生あり は出生前調査時の 出生なし は第 8 回調査時の状況である 3)8 年間で 2 人以上出生ありの場合は 末子について計上している 4) 総数には 家事 育児時間不詳を含む 9

趣旨 育児休業の更なる取得を促進し 職業生活の円滑な継続を援助 促進するために 育児休業期間中の経済的支援 ( 育児休業給付 ) を強化する 見直しの具体的内容 育児休業給付の見直し ( たたき台 ) これまでも育児休業給付は給付率の引上げ等により育児休業給付受給者が増加しており 育児休業の取得促進に寄与していると考えられるが 依然として収入が減るという経済的な理由から育児休業を取得しなかった者が 男女とも一定程度存在する 特に 男性の育児休業取得率は平成 24 年度において 2% 弱と伸び悩んでいる状況にあるが 男性の育児休業取得を促進することは 男性のワーク ライフ バランスの実現だけでなく 女性の育児負担を軽減し 女性が職場で継続して力を発揮すること ( 女性の就業率の向上 ) にも資するものである また 夫の家事 育児時間が長いほど 第 2 子以降の出生割合が高くなる傾向があることから 育児休業の促進による男性の育児参加の拡大は 少子化対策にも資するものである 男女ともに育児休業を取得していくことを促進するため 育児休業給付の給付率を引き上げることとし 出産手当金の水準を踏まえ 育児休業開始時から最初の 6 か月の間について 67% の給付率 ( ) としてはどうか ( ) 育児休業給付は非課税となっていること また 育児休業期間中には社会保険料免除措置があることから 休業前の税 社会保険料支払後の賃金と比較した実質的な給付率はさらに高いものとなる 10

育児休業給付の見直し案の給付イメージ 1 出産 8 週間 育児休業開始 6 か月 2 月 2 母 出産手当金 1 給付率 67% ( 給付率 2/3) 給付率 50% 父給付率 67% 給付率 50% 育児休業開始 6 か月 2 月 2 1 健康保険等の被用者保険より 産前 6 週間 産後 8 週間において 1 日につき標準報酬日額の 2/3 相当額が出産手当金として支給される 2 同一の子について配偶者が休業をする場合については 子が 2 ヶ月 に達する日まで支給 ( パパ ママ育休プラス ) 3 子が ( 又は 2 か月 ) を超えても休業が必要と認められる一定の場合 ( 保育所に入所できない場合等 ) については 6 か月 まで支給 11

育児休業給付の見直し案の給付イメージ 2 ( 男性が育児休業を分割して取得する場合 ) 出産 8 週間 育児休業開始 6 か月 2 月 2 母 出産手当金 1 給付率 67% ( 給付率 2/3) 給付率 50% 給付率 67% 父給付率 67% 給付率 50% 育児休業開始 8 週間 4 か月 2 月 2 1 健康保険等の被用者保険より 産前 6 週間 産後 8 週間において 1 日につき標準報酬日額の 2/3 相当額が出産手当金として支給される 2 同一の子について配偶者が休業をする場合については 子が 2 ヶ月 に達する日まで支給 ( パパ ママ育休プラス ) 3 子が ( 又は 2 か月 ) を超えても休業が必要と認められる一定の場合 ( 保育所に入所できない場合等 ) については 6 か月 まで支給 12

社会保障制度改革国民会議報告書 及び 成長戦略の当面の実行方針 ( 抄 ) 第 2 部社会保障 4 分野の改革 Ⅰ 社会保障制度改革国民会議報告書 ( 平成 25 年 8 月 6 日 ) 少子化対策分野の改革 2 子ども 子育て支援新制度等に基づいた施策の着実な実施と更なる課題 (4) ワーク ライフ バランス ワーク ライフ バランスの促進は すべての世代の生き方と社会保障制度全体に大きく影響するものである これまで 次世代育成支援対策推進法や 仕事と生活の調和 ( ワーク ライフ バランス ) 憲章 などを踏まえた取組を推進してきたが 企業の子育て支援に向けた行動変容を促すためにも 企業における仕事と子育ての両立支援について より一層の取組の推進が必要である 特に中小企業 非正規については 育児休業の取得が難しい状況にある これら中小企業 非正規を含め 育児休業の取得促進など様々な取組を通じて 男女ともに仕事と子育ての両立支援を進めていくことが必要である このため 2014( 平成 26) 年度までの時限立法であり 企業における仕事と子育ての両立支援を推進するための強力なツールの 1 つである次世代育成支援対策推進法について 今後の 10 年間を更なる取組期間として位置づけ その延長 見直しを積極的に検討すべきである なお 育児休業取得に関しては 中小企業 非正規に加え 取得率の低い男性の取得促進に注力すべきであり 企業の社会的責任も大きい 育児休業を取得しやすくするために 育児休業期間中の経済的支援を強化することも含めた検討を進めるべきである こうした企業における両立支援の取組と子育て支援の充実は車の両輪であり 両者のバランスと連動を担保する視点から 引き続き検討を進めるべきである 成長戦略の当面の実行方針 ( 平成 25 年 10 月 1 日日本経済再生本部決定 ) 3. 雇用制度改革 人材力強化 少子化対策 男女が共に仕事と子育て等を両立できる環境の整備 必要な財源を確保しつつ 待機児童解消加速化プラン による取組の加速的実行を図るとともに 育児休業中の経済的支援の強化や次世代育成支援対策推進法の延長について労働政策審議会等で検討を行い 次期通常国会への雇用保険法改正案及び次世代育成支援対策推進法改正案の提出を目指す 13

諸外国の育児休業給付 日本フランスドイツスウェーデンイギリスアメリカ 給付率 ( 非課税 ) 休業前賃金の 50% 給付期間子が ( ) に達する日まで ( 子が を超えても休業が必要と認められる一定の場合には 6 か月 ) 但し 夫婦ともに育児休業を取得する場合は 2 ヶ月までの 1 年間取得可能 財源雇用保険 その他本人負担分及び事業主負担分の社会保険料免除 < 就業自由選択補足手当 > 給付率 ( 非課税 ) 完全休業 乳幼児迎え入れ手当 の 基礎手当 173.63 ユーロ ( 約 23,000 円 ) と合わせ 月額 536.03 ユーロ ( 約 71,000 円 )(2008 年 ) の受給が可能 部分休業 ( ) 所得の喪失の補償として 短縮時間に応じて就業自由選択自由補足手当の一部を受給可 ( 基礎手当は所得制限あり ) 勤務時間を 50% 以下に短縮 50~80% に短縮 給付期間 子供が 1 人の場合 6 ヶ月 子供が 2 人以上の場合は 3 年間 財源全国家族手当金庫 (CNAF) より支給 企業の負担金及び一般社会拠出金 < 親手当 > 給付率 ( 非課税 ) 従前手取り賃金の 67% 上限 1800 ユーロ 下限 300 ユーロ ( 最低額保障 ) を支給 ( 約 237,000 円 40,000 円 ) 給付期間生後 12 か月間 これに加え就業所得の減少を条件として さらに 2 ヶ月請求可能 ( 但し片方の親 12 ヶ月まで 両親合計で 14 ヶ月まで ) 休業期間中 週 30 時間以内のパートタイム就業は可能 財源連邦政府の一般財源 その他連邦の親手当制度とは別に 州独自の育児手当制度がある場合有 < 両親休暇 > 給付率 ( 課税 ) 及び給付期間 完全両親休暇 390 日までは育児休業により得られなかった給料の 80%( 下限 180 クローナ ) を給付 残り 90 日は 定額給付で一日 180 クローナ ( 約 3,000 円 ) 部分両親休暇完全両親休暇と合わせて 480 日分の範囲で 原則 従前所得の 80%( 両親給付 ) をベースに 勤務時間と所得の減少分に応じて比例的に給付額を算定 390 日を超えた分は定額給付 (180 クローナ : 約 3,000 円 ) 財源一般保険 ( 国民保険 ) 事業主が支払う社会保険拠出 ( 支払給与の 2.2%) その他 2 年半以内に次の子どもを生むと 復職して労働時間を短縮していても 前の子の出産直前の給与の 8 割を保障 ( スピード プレミアム ) 休業給付 賃金支払義務はなし ( 独自に給付を行っている企業 ) 未定稿 法定出産手当金 (Statutory Maternity Pay) 事業主に雇用されている場合は 最長 39 週間まで 最初の 6 週間 ( 注 : 産後休業相当 ) は平均所得の 90% を 残りの 33 週は週 123.6 ポンド ( 約 20,000 円 ) か平均所得の 90% の少ない方の額が事業主から支給 出産手当金 (Maternity Allowance) SMP を受給できない者 ( 自営業者など ) を対象とした手当 出産予定日前 15 週より最長 39 週まで給付 週 123.6 ポンド ( 約 20,000 円 ) か平均所得の 90% の少ない方の額を雇用年金省より支給 ( 税と社会保険料を支払っている場合 受給可能 ) 休業給付 賃金支払義務はなし 子ども 子育て新システム検討会議作業グループ基本制度ワーキングチーム第 4 回資料 2( 平成 22 年 11 月 15 日 ) を基に雇用保険課にて作成 諸外国給付額の円ベースは 平成 25 年 9 月末時点の為替レートに基づく記載 (1ユーロ:131.87 円 1クローナ :15.19 円 1ポンド :158.09 円 ) 14