( 別紙様式 2) 平成 年度環境のための地球学習観測プログラム ( グローブ ) 推進事業中間報告書 3 長野県立科高原の本学山荘にて観測実習の予備調査をおこなう 4 フィンランドに常駐し研修している教員を中心に交流会をつくり インターネットを通じて情報交換する 季節ごとに年 4 回を

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H30全国HP

教員の専門性向上第 3 章 教員の専門性向上 第1 研修の充実 2 人材の有効活用 3 採用前からの人材養成 3章43


本年度の調査結果を更に詳しく分析するため 本道の課題となっている質問紙の項目について 継続して成果を上げている福井県 秋田県 広島県と比較した結果を示しています ( 全国を 100 とした場合の全道及び他県の状況をレーダーチャートで示したもの ) 1 福井県との比較 (~P51) 継続的に成果を上げ

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Taro-① 平成30年度全国学力・学習状況調査の結果の概要について

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123

解禁日時新聞平成 30 年 8 月 1 日朝刊テレビ ラジオ インターネット平成 30 年 7 月 31 日午後 5 時以降 報道資料 年月日 平成 30 年 7 月 31 日 ( 火 ) 担当課 学校教育課 担当者 義務教育係 垣内 宏志 富倉 勇 TEL 直通 内線 5

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

第 2 学年理科学習指導案 日時平成 28 年 月 日 ( ) 第 校時対象第 2 学年 組 コース 名学校名 立 中学校 1 単元名 天気とその変化 ( 使用教科書 : 新しい科学 2 年東京書籍 ) 2 単元の目標 身近な気象の観察 観測を通して 気象要素と天気の変化の関係を見いだすとともに 気

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①H28公表資料p.1~2

画像, 映像などの気象情報や天気と1 日の気温の変化の仕方に興味 関心をもち, 自ら気象情報を収集して天気を予想したり天気の観測をしたりしようとしている 気象情報を活用して, 天気の変化を予想することができる 1 日の気温の変化の仕方を適切に測り, 記録することができる 天気の変化は気象情報を用いて

瑞浪市調査結果概略(平成19年度全国学力・学習状況調査)

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別紙1 H28体制整備

1

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目次 Ⅰ 福島県教育委員会経験者研修 Ⅰ 実施要項 1 Ⅱ 高等学校経験者研修 Ⅰ 研修概要 1 研修体系 2 研修の目的 研修の内容等 4 研修の計画及び実施 運営等 4 5 研修の留意点 4 表 1 高等学校経験者研修 Ⅰ の流れ 5 表 2 高等学校経験者研修 Ⅰ 提出書類一覧 5 Ⅲ 高等学

平成 30 年度全国学力 学習状況調査 北見市の結果等の概要 Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析するとともに教育施策の成果と課題を検証し その改善を図り 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等

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小免プログラムでは本学学生としての本業が疎かになることのないよう,1 年間の履修は20 単位程度とし,2 年次から4 年次までの3 年間で単位を修得することを原則としている この要項にある出願条件を満たし, 本学の選考 ( 面接 ) に合格した学生は本学との提携により聖徳大学の通信教育部の科目等履修

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4 調査結果について (1) 教科に関する調査の結果 ( 公立 ) の平均正答率を % として換算した市内の領域 観点 問題形式別正答率 グラフの途切れは, 問題が出題されなかった項目 < 小学校 > : 概要 : 課題 : 今後の学習ポイント国語 A( 基礎 ) 国語 B( 活用 ) 話すこと聞く

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1 平均正答率1 平均正答率1 平均正答率1 平均正答率 小学校 6 年生 1252 人 ( 小学校第 5 学年内容 ) 8 6 全国 弘前市 コメント 話すこと 聞くこと の中の 意図 立場を明確にし

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

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3-2 学びの機会 グループワークやプレゼンテーション ディスカッションを取り入れた授業が 8 年間で大きく増加 この8 年間で グループワークなどの協同作業をする授業 ( よく+ある程度あった ) と回答した比率は18.1ポイント プレゼンテーションの機会を取り入れた授業 ( 同 ) は 16.0

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1. 調査結果の概況 (1) の児童 ( 小学校 ) の状況 < 国語 A> 今年度より, ( 公立 ) と市町村立の平均正答率は整数値で表示となりました < 国語 B> 4 国語 A 平均正答率 5 国語 B 平均正答率 ( 公立 ) 74.8 ( 公立 ) 57.5 ( 公立 ) 74 ( 公立


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2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ


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○ 第1~8表、図1~4(平成25年度公立学校教員採用選考試験の実施状況について)


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学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

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6. 調査結果及び考察 (1) 児童生徒のスマホ等の所持実態 1 スマホ等の所持実態 54.3% 49.8% 41.9% 32.9% % 78.7% 73.4% 71.1% 76.9% 68.3% 61.4% 26.7% 29.9% 22.1% % 中 3 中 2 中 1

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学校法人慶應義塾慶應義塾普通部問い合わせ先 : 電話番号 045(562)1181 向けるためフィンランドとの交流やグローブを用いた 教育を理科の授業 理科系クラブの活動でおこなうこ とを計画した Ⅰ 学校の概要 1 児童生徒数, 学級数, 教職員数 ( 平成 24 年 1 月現在 ) (1) 生徒数 720 名 (2) 学級数 22 学級 (3) 教職員数専任教員 44 名本校は小学校から大学院まである学校法人慶應義塾の一貫教育校である男子中学校である 2 地域の概況本校は神奈川県横浜市港北区 ( 図 1) にあり 北緯 35 度 33 分 東経 139 度 38 分 海抜 38m の高台上にある 周りを鶴見川 矢上川に囲まれているため学校の近くは海抜 10m 未満の低地があり 崖には露頭もみられる 学校の周りは都市化が進み住宅地となっているが台地と低地の間の斜面には林が残り クヌギやコナラの落葉広葉樹やクスノキ アラカシなどの常緑広葉樹 モウソウチクがみられる 慶應義塾普通部東京湾神奈川県相模湾 30km 図 1 本校の位置 3 環境教育の全体計画等本校では理科の授業で実験観察を重視している 実験は毎週おこない 実験のはじめと終わりに必ず気象観察 ( 気温 湿球温度 相対湿度 気圧 天気 ) をおこなってきた また 2 年次には気象の実験としてラジオ気象通報から天気図の作成や気象観測方法の実験もおこなっている このような普段の授業をふまえて より身近な自然環境を知ることを目的として 授業や観察を進める また身近な環境から世界の環境に目を Ⅱ 研究主題観測機器を用いた都市環境の解析 高原における気象観測実習とフィンランドの学校における環境教育との交流 Ⅲ 研究の概要 1 研究のねらい年間を通じて生徒が 都市気候を気象観測器のデータを用いてグラフを作成し ヒートアイランド現象やゲリラ雷雨の原因や頻度をさぐる さらに地中温度計を設置し 井戸水の分析キットを用いて土壌環境や井戸水の分析をおこない その相関性を授業や実験に取り入れながら知る 夏期休業中に標高 1300mにある長野県立科にある教育実習施設で学校と同じ環境調査をおこない違いを比較する ここでは生徒はGPS 等も使い地形図の作製 測量などの実習もおこなう さらにフィンランド西スミオ州トゥルクの公立中学 高校とお互いの環境をしるために生徒間でインターネットを通じた交流 実験 観測をおこなう このことによって地域の環境から地球規模での環境を考える地球人としての生徒を育成したい 2 校内の研究推進体制 (1) 研究推進体制研究は本校理科教諭 7 名を中心に第 2 学年の生徒が授業で GLOBE 活動をおこなう 教員 1 名は平成 24 年 1 月現在 フィンランド トゥルク市にある中高等学校 Luostarivuoren Lukio で研修中であり 本校との交流の中心となっている また部会活動である花の会 7 名が GLOBE 委員となりデータエントリー等活動の中心となる (2) 観測体制 1 第 2 学年理科の実験 240 名で気象観測 土壌調査 地下水の観測をおこなう 観測結果はレポートにまとめ データの解析については情報機器や手書きのグラフを作成しておこなう 夏季休業中に天気図の描き方を学ぶ 2 理科系部員は気象データを週一回解析しデータを蓄積し 地下 9mから湧く井戸水の温度 水質との相関性を情報機器 分析機器から探る

( 別紙様式 2) 平成 23 24 年度環境のための地球学習観測プログラム ( グローブ ) 推進事業中間報告書 3 長野県立科高原の本学山荘にて観測実習の予備調査をおこなう 4 フィンランドに常駐し研修している教員を中心に交流会をつくり インターネットを通じて情報交換する 季節ごとに年 4 回を目指し 交流する生徒は本校内で1 回 40 名程度とする またフィンランド学生も同等の人数とする (3) 観測機器などの設置状況 ( 図 2) 1ワイヤレスウェザーステーション ( 図 3) WB-H KN3142110 本校 3 階屋上緑地に設置 2 防水ペン型温度計 AD-5625 40 本 3 鉱物顕微鏡 20 台 4マルチ環境観測機 1 台 5 鉄管地中温度計地下 50cm 100cm( 図 4) 構内のバレーコート脇の畑に設置 ウェザーステーション設置場所 図 4 鉄管地中温度計を使った測定 3 研究内容 (1) グローブの教育課程への位置付け 1 理科の授業を中心にグローブの形式を取り入れた気象観測をおこなう 2 理科系クラブの部員をグローブ委員に任命してデータエントリー 地中温度 地下水の分析をおこなう 3 本学立科山荘やフィンランドにいる本学教員と協力して環境調査 ; 交流をおこなう 鉄管地中温度計設置場所図 2 構内における観測機器設置場所図 3 ワイヤレスウェザーステーション WB-H KN3142110 本校 3 階屋上緑地に設置 (2) グローブを活用した教育実践 1 気象観測器のデータを利用した学校の気象のデータ化と考察 6 月に第 2 学年全員に気象観測装置で取得した 1 時間ごと 3 日分の気象観測データ ( 気温 露点温度 湿度 気圧 風向 風速 ) からグラフを作成気象の変化にについて考察した 2 グローブ様式にしたがった気象観察 11 月に第 2 学年全員にグローブ様式に沿って校内に設置した乾湿計 気圧計から気象観測 ( 天候 気温 湿度 気圧 雲量 雲量 ) を 1 日 1 回 1 週間測定し データをグラフ化した 3 ラジオ気象通報から天気図を作成気象データをより身近に感じるために夏期休業中の宿題として第 2 学年全員に 天気図の話 ( クライム ) を購読させラジオ気象通報から地上天気図を作成できるようにした 4 地中温度計の設置校内の畑の脇に地下 50cm と地下 1mの鉄管地中温度計を生徒が設置し 測定できるようにした 5 フィンランドの中高等学校との環境をテーマにした交流有志の生徒が放課後 フィンランド トゥルク市 ( 図 5) の中高生と無料テレビ電話 Skype を使用して互いの天候 気温 日出 日の入り

について情報交換した また教員における環境 をテーマした相互交流をおこなった 図 5 フィンランド トゥルク市の位置 6 本学の実習施設である立科山荘にて予備調査 8 月に本学の実習施設である長野県立科村にある立科山荘にて気象や気温 立科山の標高における植生などの予備調査を本学の大学教員 高校教員 小学校教員 大学生 高校生とおこなった 7 1 月に第 2 学年全員に学校周辺の植生 地層 地下水の温度の計測をおこなった Ⅳ 研究の成果と第 2 年次に向けての課題 1 研究の成果本年度 1 気象観測器のデータを利用した学校の気象のデータ化と考察 2 グローブ様式にしたがった気象観察 1 2から第 2 学年全員が 気象観測装置によるデータの解析しグラフにすることを習得した またグローブ形式による気象観測方法も習得した ( 図 6) 図 6 2 年生による気象観測の様子と作成したグラフ 3 ラジオ気象通報から天気図を作成第 2 学年全員がラジオ気象通報から 地上天気図を作成し 日本の気象だけでなく日本周辺諸国の気象環境を知ることができた 4 地中温度計の設置 12 月に地下 1mと 50cm に鉄管地中温度計を構内の畑に設置した 毎週 理科系クラブの部員 選択授業の時間にデータの採取をおこなっている 5 フィンランドの中高等学校との環境をテーマにした交流日本と 9 時間の時差があり 無料テレビ電話 Skype における交流 ( 図 7) は日本が放課後 フィンランドは 1 時間目を使っておこなった お互いの日の出 日没時間時間の違いや当日の気温の違いを知ることができた ( 図 8) また教員がフィンランドの学校を訪問し環境教育の授業を見学した ( 図 9) Skype における交流については日本理科教育学会第 61 回全国大会で発表した フィンランドの環境教育の授業内容については 地学教育 に投稿中である

6 本学の実習施設である立科山荘にて予備調査今年度は本校の参加者がいなかったため 一貫教育校の教員 高校生 大学生とともに予備調査をおこなった 蓼科山 (2530m) に登り 標高と植生 気圧 気温の調査もおこなった ( 図 10) 小 中 高 大の教員と交流することにより お互いの環境教育活動について交流ができたが 2 年次は本校生徒も参加し 目的の観測をおこないたい 図 7 フィンランドと Skype における交流の様子 図 10 蓼科山における予備調査 図 8 交流で使用したお互いの最高最 低気温の変化と 日出 日没時間のグラフ 7 1 月に第 2 学年全員に学校周辺の植生 地層 地下水の温度の計測学校周辺の植生 地層 標高の高低を知り レポートにまとめることによって学校周辺の土地の成り立ちについて知ることができた 図 9 フィンランド トゥルク市の小学校の環境の授業 2 第 2 年次の課題本年度は理科の授業を中心に環境調査 グローブ活動に触れることができたが 継続 持続した活動において理科系クラブ以外はできなかった 次年度は年間を通じて なるべく多くの生徒が継続 持続した観測 調査をおこなっていきたい 立科での環境調査の比較は今年度は中学生を含めておこなえず予備調査となってしまった 次年度は中学生を含めて 中 高 大学生とそれぞれぞれの教員で連携した活動をおこないたい

( 別紙様式 2) 平成 23 24 年度環境のための地球学習観測プログラム ( グローブ ) 推進事業中間報告書フィンランドとの交流は次年度 相互の生徒がお互いの地域 学校を訪問するため そこで今年度以上に環境を通じた企画 交流をおこなう予定である Ⅴ 研究第 2 年次の活動計画 1 気象観測器のデータを利用した学校の気象のデータ化と考察とグローブ様式にしたがった気象観察 ( 通年 ) 前年度に引き続き活動するが 今年度は GLOBE 委員だけでなく生徒全員が継続した活動ができるように校内環境を整備したい 2 地中温度計の計測と井戸水の温度と水質検査 ( 通年 ) 校内の地下の環境を知るために GLOBE 委員は 地位中温度計により毎週地下 50cm と1mの温度を継続的に観測し 毎月地下 9m にある地下水の水質と水温を調査する 3 フィンランドとの環境を中心とした相互交流 (8 月下旬から 9 月上旬と 1 月中旬 ) 本校の生徒とフィンランド トゥルク市にある中高等学校 Luostarivuoren Lukio の生徒がお互いの学校と地域を訪問して交流をする このときお互いの環境に対する興味 関心を深める 4 本学の実習施設である立科山荘にて中 高 : 大学生と教員の連携による環境調査 (8 月中旬 ) 夏期休業中に一貫教育校と大学の有志の生徒 学生 教員が連携して長野県立科町にある本学山荘にて環境調査をおこなう 内容は今年度の予備調査を中心に活動する 生徒 学生 教員は横のつながりだけでなく 縦のつながりを意識して調査に臨むことになる 以上 ( 文責慶應義塾普通部教諭谷口真也 )