自分を見つめ行動するための ESD の実践 ~ 命の授業を通して ~ 横浜市立永田台小学校阿部優作 命の授業のねらい 命のすばらしさを感じることができる 多くの命が支え合い繋がり合っていることに気づくことができる 自分の命や全ての命を大切にすることができる 命の大切さに気づき 自分で考え行動にうつす

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1 自分を見つめ行動するための ESD の実践 ~ 命の授業を通して ~ 横浜市立永田台小学校阿部優作 命の授業のねらい 命のすばらしさを感じることができる 多くの命が支え合い繋がり合っていることに気づくことができる 自分の命や全ての命を大切にすることができる 命の大切さに気づき 自分で考え行動にうつすことができる 命 = 生き方

2 命の授業の年間指導計画 (1 年 ) ねらい : 自分や友達 家族 身のまわりの人の気持ちになって考えることができる 横浜市教育委員会 1 特活 その他 生活 道徳 いただきます (9 10 月頃 ) いただきますってどういう意味? あさがお あさがおを お父さんやお母さんの気持ちになって育てよう 子どもの反応 花が成長して種ができて また花が咲く 繰り返しだね 人間みたい ( 感じる ) 野菜の成長 (6/7 6/ 8) 30 分 : 野菜の成長 30 分 : たねは守られている 30 分 : 自分たちのあさがお 絆 (12 月頃 ) お父さんやお母さん まわりの人たちとのつながり 感謝 いのちのあさがお ( かがやき祭 幼保小活動など ) 自分や友達 家族の気持ちになって考えることができる 友だちや家族 身のまわりの人に感謝することができる 命の授業の年間指導計画 (2 年 ) ねらい : 自分の命をみつめるとともに 自分をとりまくすべての命について考える 特活 その他生活 道徳 特活 モルモットの世話のしかたを考えよう 国語 たんぽぽのちえ サンゴの海の生き物たち スーホの白い馬 図工 動物さんと私 動物オーケストラ 自然を集めて ちきゅうからのおくりもの 給食 命に感謝して好き嫌いをせずに食べよう モルモットをそだてようモルモットを世話することで命のリレーをおこなう 子どもの反応 動物だけでなく 植物や小さな虫にも命があることが分かりました 命を大切にしたい ( 気づき 大切にする ) ひまわりをそだてようひまわりの成長を通じて 植物の命について考えよう 家族といっしょ自分の出生を知り 命が育まれてきたことを理解する 自らの命のまわりに たくさんの命があることも理解する 身近なことにおきかえて考えてみよう 自然大好き 大切ないのち 生き物にやさしくする心 わけあったいのち 命が自分だけのものでなく 生き物すべてに宿るものであることを理解する 自分の命に感謝する

3 命の授業の年間指導計画 (3 年 ) 3 学年 大好き永田台家族友だち地域の方そして自分の命に感謝 3 年生の スタート 学校目標 学年目標 学級目標 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 理科新しいクラス 小さいものにも命がある しぜんの観察をしよう友だち春植物の姿夏動物たち活動先生 植物の命 種体のつくり育つ様子実ができた 命の授業 命のあさがお ( 気づき 行動 ) 自分の命 こうすけくんの命 まちの魅力を見つけよう 子どもの反応 ドクドク音がしたよ 植物を育てよう 命の音だね みんな形は違うけど 同こんちゅうを育てようじ命だね 卵幼虫さなぎ成虫 おうちの人にありがとうを伝えたい 自分の命を見つめて 発見! 町の名人さん ~ 花壇のお世話の方 ~ ~ 登り窯の名人さん ~ 命 国語 体育 できた種から命をつなごう 種から種へ ちいちゃんの かげおくり こうすけくんの命をつなごう 命を表現しよう表現しよう 横浜市立小学校体育実技発表会 伝えよう! 永田台のまちの名人さん エコプロ ダクツ 2011 みんなへ 伝える 気持ちをつなぐ 自分の命って か が や き 祭 モチモチの木 そして 自分の命に感謝 家族 友だち 地域の方 社会 伝えよう永田台のまち 六ッ川小学校のみんなへ 大好き永田台自まんを しよう 発見! わたしたちのまち永田台 南区発見! すてきなお仕事 まちのためにはたらく人まちの昔を調べよう 体験しよう 命の授業の年間指導計画 (4 年 ) 命の大切さを考え 実行に移す力 永田台小 4 年命の単元構成 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 国語 白いぼうし 物語 かげ 物語 詩をたのしもう ごんぎつね 物語 のはら歌う 詩 社会 理科 安全 安心 みんなのくらし 生き物を調べよう ( 春 ) 新しい学年 総合新しいクラス 4 年生のスタート 一年後の自分を想像して 目標を立てる さわやか す子どもの反応こやか みんなのくらし 4 秒に一人亡くなっていることは知らなかった 生き物を調べよう ( 夏 ) 自分たちにできることはな んだろう? 募金をしよう ( 気づく 行動 ) 生き物を調べよう ( 秋 ) 命の大切さを理解し 自分達が多くの命と共存し行動に移そうとする態度を養う 地球が奇跡の連続で誕生したことを理解する 自分も多くの命と共存していることを理解する 世界には 食べ物や飲み物を食べることが困難な人がいることを理解する 若尾さんの命の授業との関連 生き物を調べよう ( 冬 ) かがやき祭 生き物を調べよう( 春のおとずれ ) 自分たちが学習した内容をもとに 地域などに発信したり 自分の生き方 ( 行動 ) に生かすことができる 学校目標学年目標学級目標自分のめあて エコアップ自然との共存できる街づくり 自分たちの考えを地域に発信する

4 命の授業の年間指導計画 (5 年 ) 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 学新しい学年国社庄内の米作り 百年後のふるか活新しいクラス語 大造じい会農家の方の思いさとを守る 支えあう人 ~ 生きる を考える~ が学習のまとめ永田台小学校 5 年単元構想図さんと ( 山形からGT?) ( 伝記 ) やがん 5 年生の ( 物語 ) き 発信するスタート! 若尾先生をお迎えして祭子どもの反応 いのちの授業 7/13 今まで と 命がつながっている 自 これか分ら 学びたい人物 参考にしたい人物に 命はとても大事なもの らインタビューをしよう学校目標し地域と自分との 1 誰もが知っている人について調べ 発表する ( 気づき ) 学年目標さ関わりを大切に考 2 身近な人を対象に インタビューをするなど学級目標のえた発信をする してその人について知る 自分のめあて発 3 共感をもてる部分を 自分の生き方の参考にする 揮 道徳 心のノート 今の私 自分を見つめ 自分が進む方向を探す 理科 生命のつながり 植物の発芽 課題 命は大切だ どのように行動すればよいのか分からない 自分を育てる 夢に届くステップ 目標に向かう道わたしが学びたい人物わたしの夢 稲の収穫米づくりへの思い 経過報告 地域の高齢者の方々に ( 悩み ) ついて考える 子どもと大人が一緒に考えていく ( 南区とタイアップ ) 悩みを共有 関わって下さった方々をお招きして行動テーマ (?) を宣言する 表現力コミュニケーション力を変容ととらえる 成長を確かめあう会 6 年生を送るバトンを受け継ぐ 総合 道得 命の授業の年間指導計画 (6 年 ) 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 まちのよさを 平和のとりでを学国伝えるパンフ社武士の暮らし国築く か新しい学年活語レットを作ろ会鎌倉の様子語世界遺産を考える学習のまとめが新しい組う 伝えら幕府の仕組みや新学年スターれてきたも 発信するき国トの 鎌倉の良さ 価値 祭いざ 鎌倉プロジェクト~ 日本の一員として~ 語子どもの反応永田台小学校 6 年単元構想図若尾先生をお迎えして伝えられてきた後世に伝えたいも いのちの授業 武士の命の重さもの ( 平家物 ( 生き方 ) に驚いた のを発表する 社語 ) 会 幕府を守るために 自分を犠牲にしている地域と自分との 歴史を学習することについて 学校目標学年目標学級目標自分のめあて 修学旅行に向けて世界遺産 日光東照宮 社会に役立つ喜び 関わりを大切に考なんて えた発信をする 昔の人が大切にしてきた( 命 生き方 ) 結果として 今の自分がいる ( 自分との繋がり ) 武士が大切にしていた鎌倉を自分たちも大切に引き継ぎたい 鎌倉散策 1~4( 予定 月 ) ( 行動する ) 1 自分たちのまち 鎌倉の歴史的価値を感じ取り 愛着をもつ 2 自分たちが感じ取った鎌倉のよさを伝え広める 3 歴史的遺産に対して守り受け継いでいくために自分にできることを見つける 国を愛する心 社会の一員として 社会のためにつくす外国の文化を大切に 文化遺産を守り受け継いでいくために 自分にできることを探し続ける 自分のまちを守り受け継いでいくために 玉川大学ユネスコクラブとの交流

5 思考の流れ 低学年 気づき 発見 自分たちで違いや共通点を見つける 中学年 行動 自分たちができることを考える 高学年 生き方 自分たちで行動し周りの人に伝え 価値を実感する 自己肯定感を味わう 課題各学年での思考に段階にどっぷりとつかり 多くの体験をさせることが大切 各活動の質を高めてあげる 教師も関心をもち 子どもと一緒に活動を繰り返す 4 年 3 組思考の流れ ( 子どもの生き方につなげるために ) 自分に直接関係のないような物事に対しても意欲的に取り組み 協力して過ごしていく 生き方 考えたことを実践することは難しい 小さなことでも継続させたい 命の授業 (6 月 28 日 ) 世界の国々の様子 食糧不足 生き物は互いに協力し合っている 言葉の力についてクラスはみんなの空間全員で協力する大切さ永田台で一番のクラス 感動 なぜ? を追求し 自分で何ができるかを考える 行動 考える 発見 気づき 活動的 無関心 言葉遣いが乱暴 (4 月当初 ) 団地には植物が多いよ ( 自分の街 ) トイレを使っていないの電気がついているよ ( 学校全体 ) 子どもの変化 こんな水を飲んでいるの? 南区を花でいっぱいのきれいな街にしたい

6 自分を見つめ行動するために 命のすばらしさを感じる 多くの命が支え合い繋がり合っていることに気づく 自分の命や全ての命を大切にする 命の大切さに気づき 自分で考え行動にうつす 持続可能な社会の形成のはじめの一歩 ご清聴ありがとうございました