Microsoft Word - elastostatic_analysis_ docx

Size: px
Start display at page:

Download "Microsoft Word - elastostatic_analysis_ docx"

Transcription

1 静弾性解析 1. 定式化と離散化の概要 1.1 線形弾性体の定式化 Fig.1 に示される線形弾性体の境界値問題を考える. ただし, 微小変形を仮定する.Fig.1 N において,N を次元数とすると, は有界領域であり, はその境界である. ここで, d は変位境界条件が与えられる境界, t は応力境界条件が与えられる境界である. d と t の間には, d および t d の関係が成り立つとする. t Linar lastic matrial Prscribd displacmnt u 0 t t Surfac forc (traction) d b Body forc d t Fig.1 Boundary valu problm of linar lastic matrial 1 関数空間 V { v vh ( ) N, vu on d} を考えると, 線形弾性体の境界値問題は [B] のように記述される. [B] 以下を満たすような変位 u V を求めよ. ( 平衡方程式 ) b 0 in (1.a) ( 応力 -ひずみの関係式) 1

2 W = C: (tr ) (1.b) ( ひずみ- 変位の関係式 ) 1 u( u) (1.c) 2 ( 境界条件式 ) uu on (1.d) d t n (1.) t on t ただし, 右上添え字 はテンソルの転置であることを意味する. また, は座標 x でのナブラ, は応力テンソル, は密度, bは単位質量当たりの体積力, は微小ひずみテン ソル, I は恒等テンソル,W は弾性ポテンシャル関数,C は 4 階の弾性テンソル,Young 率 E と Poisson 比 を用いると, Lamé 定数, は E (1 )(12 ) E 2(1 ) である. 次のエネルギー最小問題 [M] を考える. [M] 以下を満たすような変位 u V を求めよ. (2.a) (2.b) ( u) ( v) v V (3.a) ( v) W( v) d t v d bv d (3.b) t 1 N 関数空間 M { u uh ( ), u0 on } を定義すると, v uuとなる変分量 um が存在する. ここで, 変分量 d ( uu) ( u ) (4) と停留条件 を考えると, 0 (5) W : d d d t u b u t : d t u d bu d (6) 0 t が得られる. よって, エネルギー最小問題 [M] は, 以下の仮想仕事の原理 [V] と等価で 2

3 ある. [V] 以下を満たすような変位 u V を求めよ. : d t u d bu d um (7) t ただし, 1 ( ) 2 u u (8) である. さらに, 式 (8) を式 (7) の左辺に代入すると 1 : d : ( ) 2 u u :( u) d ( u) d ( ) ud ( n) ud ( ) ud ( n) ud ( ) ud t と式変形できるため, b in (10.a) n t on (10.b) t が得られる. よって, 仮想仕事の原理 [V] と境界値問題 [B] は等価である. 以上より, 境界値問題 [B], エネルギー最小問題 [M], 仮想仕事の原理 [V] は等価である. 仮想仕事の原理 [V] は境界値問題 [B] より解の微分可能性に対する要求が弱くなるため, 弱形式と呼ばれる. それに対して, 境界値問題 [B] は強形式と呼ばれる. d (9) 1.2 線形弾性体の離散化 有限要素法による離散化式は, 式 (7) の仮想仕事の原理 [V] を d d (11) のような有限要素 によって分割することによって求まる. 以下では,Fig.2 に示されるような 3 次元六面体 8 節点要素を考える. 各要素での節点数を 8 であるため, 各要素での補間関数と写像関数は 8 ( ) ( ) u N u (12.a) 1 8 ( ) ( ) x N x (12.b) 1 3

4 のように書くことができる. (5) (8) (6) (7) z y x (4) g 3 g 2 g 1 (1) (2) (3) g 1 x, g = 2 x, g x 3 : Covariant basis vctors : Shap function ( ) ( ) ( ) ( ) N ( ) 1, 2,..., 8 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1 ( ) 1, 2,..., 81, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1 ( ) 1, 2,..., 81, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1 Fig.2 8-nod hxahdral lmnt 式 (7) の左辺は, 式 (11) より : d : d xx yy zz xy yz zx σ σ σ σ σ σ xx yy zz xy yz zx d (13) 4

5 のように式変形できる. 式 (1.b) より σ xx xx σ yy yy σ zz zz D σ xy 2 xy σ yz 2 yz σ zx 2 zx の関係が成り立つ. ただし, D マトリックスは D = (14) (15) である. また, 式 (1.c) より xx yy zz Bu 2 xy 2 yz 2 zx の関係が成り立つ. ただし, B マトリックスは ( ) N 0 0 x ( ) N 0 0 y N 0 0 ( ) z ( ) (1) (2) ( ) (8) B, B B B B B ( ) ( ) N y 0 N z N x N z 0 ( ) ( ) ( ) ( ) 0 N y N x (16) (17) であり, 列ベクトル u は 5

6 (1) (1) (1) (2) (2) (2) ( ) ( ) ( ) (8) (8) (8) u u x uy uz ux uy uz u x u y u z ux uy u (18) z である. さらに, 式 (12.a) より ux uy u z Nu (19) の関係が成り立つ. ただし, N マトリックスは ( ) N N ( ) ( ) (1) (2) ( ) (8) N 0 N 0, N N N N N ( ) である. 式 (13) は, 式 (14) と式 (16) より (20) : d δ ( B δ u ) D ( B u ) u B D B d u δu K u xx yy zz xy yz zx d xx yy zz D 2 xy 2 yz 2 zx d (21) のように式変形できる. ただし, K は要素剛性マトリックスであり, K B D B d (22) である. 全体剛性マトリックスを K とすると, 式 (21) は δ δ u K u u K u (23) のように書くことができる. ただし, 総節点数を N とする列ベクトル u は I I I N N N x y z x y z x y z x y z u u u u u u u u u u u u u (24) である. 式 (18) は各要素で付けられた通し番号であるが, 式 (24) は全体で付けられた通し番号である. 式 (7) の右辺は, 式 (19) より 6

7 t b d d t d b d x x t u b u ( ) ( ) y y N u N u t z b z t b u N t d u N b d u x x y y t z b z のように式変形できる. ただし, f は要素外力ベクトルであり, tx bx f N t y d b y d N t z b z f である. 全体外力ベクトルをf とすると, 式 (25) は δu f δu f (27) のように書くことができる. 式 (23) と式 (27) より, 有限要素法による離散化式 Kuf (28) を得ることができる. (25) (26) 1.3 非適合要素による線形弾性体の離散化 Wilson ら (1973) が提案した要素 [1] は, 各要素で曲げ変形を表現可能な関数を式 (12.a) の補間関数に付加した要素である. このような要素は, 要素境界で関数が不連続となり, 非適合要素と呼ばれる. 以下では,Wilson ら (1973) が提案した非適合要素を用いて, 離散化式を求める. 式 (19) を次式のように置き換える. ただし, u x uy Nu Pa (29) u z 7

8 P P P 1 1, 1 (1) 2 (2) 2 (3) 2 P 0 0 ( ) ( ) P 0 ( ) P 0, (1) (2) (3) ( ) 0 0 P P P P P (30) であり, 列ベクトル a は曲げ変形を表現するために追加される自由度 (1) (1) (1) (2) (2) (2) (3) (3) (3) a a x ay az ax ay az ax ay a (18) z である. すると, 式 (16) は xx yy zz Bu Ga (31) 2 xy 2 yz 2 zx のように変更される. ただし, ( ) P 0 0 x ( ) P 0 0 y P 0 0 ( ) z ( ) (1) (2) (3) G, ( ) ( ) P y 0 P z P x P z 0 ( ) ( ) ( ) ( ) 0 P y P x G G G G (32) である. 式 (13) は, 式 (14) と式 (31) より 8

9 : d ( B δu G δ a ) D ( B u G a ) δu B D B d u B D G d a δa G D B d u G D G d a xx yy zz xy yz zx d δu Kuu Kua u δa Kau K aa a xx yy zz D d 2 xy 2 yz 2 zx のように式変形できる. ただし, K uu, K ua, K au, K aa は要素剛性マトリックスであり, (33) Kuu B D B d Kua B D G d Kau G D B Kaa G D G d d (34) である. 式 (33) と式 (35) より, 有限要素ごとの離散化式 Kuu Kua u f u Kau Kaa a 0 (35) を得ることができる. 式 (35) より a K K u (36) 1 aa au であるから, 列ベクトルa を消去することができる. この式変形は, 静的縮約と呼ばれる. すると, δ u K u δu f (37) となり, 式 (28) が得られる. ただし, である. K K K K K (38.a) 1 uu ua aa au f f u (38.b) 9

10 要素形状が平行六面体でない場合 ( 要素内で共変基底ベクトルが一定でない場合 ), 一定応力状態でa 0となるため,Wilson ら (1973) が提案した非適合要素はパッチテストを通らない. そこで, aylorら (1976) は G = O (39) d のような条件を課すことによって, パッチテストを通すことを可能にしている [2]. FrontISR では, 微小変形弾性解析の場合, 式 (39) の条件を課した Wilson らの非適合要素を採用している. 2. 各サブルーチンの解説 微小変形静弾性解析において,3 次元六面体 8 節点要素を使用する場合を考える. D マトリックスを計算するサブルーチンは lib/physics/elasticlinar.f90 の m_elasticlinar :: calelasticmatrix() と lib/physics/calmatmatrix.f90 の m_matmatrix :: MatlMatrix(), B マトリックスを計算するサブルーチンは lib/static_lib_3dic.f90 の m_static_lib_3dic :: SF_C3D8IC(), 要素剛性マトリックス K の計算を行うサブルーチンは,analysis/static/static_ mat_ass_main.f90 の m_static_mat_ass_main :: FSR_MA_ASS_MAIN() と m_static_mat_ ass_main :: FSR_LOCAL_SF_CREAE() である. 以下では, これらのサブルーチンについて解説する. 2.1 lib/physics/elasticlinar.f90 の m_elasticlinar :: calelasticmatrix() lib/physics/elasticlinar.f90 のモジュール m_elasticlinar の概要を Fig.3 に示す. また, モジュール m_elasticlinar のメンバであるサブルーチン calelasticmatrix() の概要を Fig.4 に示す. 2.2 lib/physics/calmatmatrix.f90 の m_matmatrix :: MatlMatrix() lib/physics/ calmatmatrix.f90 のモジュール m_matmatrix の概要を Fig.5 に示す. また, モジュール m_matmatrix のメンバであるサブルーチン MatlMatrix() の概要を Fig.6 に示す. 2.3 lib/static_lib_3dic.f90 の m_static_lib_3dic :: SF_C3D8IC() 10

11 lib/static_lib_3dic.f90 のモジュール m_static_lib_3dic の概要を Fig.7 に示す. また, モジュール m_static_lib_3dicのメンバであるサブルーチン SF_C3D8IC() の概要を Fig.8に示す. 2.4 analysis/static/static_mat_ass_main.f90 の m_static_mat_ass_main :: FSR_MA_ASS_MAIN() と m_static_mat_ass_main :: FSR_LOCAL_SF_CREAE() analysis/static/static_mat_ass_main.f90 のモジュール m_static_mat_ass_main の概要を Fig.9 に示す. また, モジュール m_static_mat_ass_main のメンバであるサブルーチン FSR_MA_ASS_MAIN() の概要を Fig.10 に示し, サブルーチン FSR_LOCAL_ SF_CREAE() の概要を Fig.11 に示す. 参考文献 [1] Wilson, E.L., aylor, R.L., Dohrty, W.P. and Ghaboussi, J., Incompatibl displacmnt modls, Numrical and Computr Mthods in Structural Mchanics (d. Fnvs, S.. t al.), pp.43-57, (1973). [2] aylor, R.L., Brsford, P.J. and Wilson, E.L., A non-conforming lmnt for strss analysis, Intrnational Journal for Numrical Mthods in Enginring, Vol.10, pp , (1976). モジュール名 :m_elasticlinar 線形弾性体の D マトリックスを計算するモジュール 使用する他のモジュール mmatrial 材料物性の情報を管理するモジュール メンバ変数 整数型 kral 実数型の種別値 11

12 メンバ関数 サブルーチン calelasticmatrix() 3 次元問題, 平面ひずみ問題, 平面応力問題, 軸対称問題の D マトリックスを計算するサブルーチン サブルーチン calelasticmatrix_ortho() 直交異方性がある場合,3 次元問題の D マトリックスを計算するサブルーチン サブルーチン LinarElastic_Shll() シェル要素を使用する場合, 埋め込み座標系成分の D マトリックスを計算するサブルーチン Fig.3 Collaborator and Rsponsibility of m_elasticlinar サブルーチン名 :calelasticmatrix() 3 次元問題, 平面ひずみ問題, 平面応力問題, 軸対称問題の D マトリックスを 計算するサブルーチン 引数 構造体(tMatrial) matl 材料に関連するデータ 整数型 sctyp 問題の種類 (3 次元問題 / 平面ひずみ / 平面応力問題 / 軸対称問題 ) 実数型 D(:, :) Dマトリックスの成分 12

13 実数型 tmp ( 省略可能 ) 温度 上位 サブルーチン m_matmatrix :: MatlMatrix() サブルーチン mcrp :: iso_crp() サブルーチン m_elastoplastic :: calelastoplasticmatrix() サブルーチン mviscoelastic :: calviscolasticmatrix() 下位 サブルーチン:m_tabl :: ftch_abldata() Fig.4 Argumnts and associatd subroutins of m_elasticlinar :: calelasticmatrix() モジュール名 :m_matmatrix 各材料の D マトリックスを計算するサブルーチンを呼ぶモジュール 使用する他のモジュール mmatrial 材料物性の情報を管理するモジュール mmchgauss Gauss 積分点の情報を管理するモジュール m_elasticlinar 線形弾性体の D マトリックスを計算するモジュール mhyprelastic 13

14 超弾性体の 4 階の弾性テンソルC を計算するモジュール m_elastoplastic 弾塑性体の D マトリックスを計算するモジュール mviscoelastic 粘弾性体の D マトリックスを計算するモジュール mcrp クリープを考慮した剛性マトリックス K を計算するためのモジュール muelastic ユーザ定義の弾性体の D マトリックスを計算するモジュール mumat ユーザ定義の材料の D マトリックスを計算するモジュール メンバ変数 整数型 kral 実数型の種別値 メンバ関数 サブルーチン gtnlgomflag() 未使用のサブルーチン サブルーチン MatlMatrix() 各材料の D マトリックスを計算するサブルーチンを呼ぶサブルーチン サブルーチン StrssUpdat() 各材料の応力とひずみを計算するサブルーチンを呼ぶサブルーチン サブルーチン mat_c2d() 材料が超弾性体の場合,4 階の弾性テンソルを問題の種類 (3 次元問題 / 平面ひずみ / 平面応力問題 / 軸対称問題 ) に応じた D マトリックスに変換するサブルーチン サブルーチン MatlMatrix_Shll() シェル要素を使用する場合, 各材料 ( 現バージョンでは, 線形弾性体のみ ) の応力とひずみを計算するサブルーチンを呼ぶサブルーチン サブルーチン mat_c2d_shll() シェル要素を使用する場合,4 階の弾性テンソルを D マトリックスに変換するサブルーチン Fig.5 Collaborator and Rsponsibility of m_matmatrix 14

15 サブルーチン名 :MatlMatrix() 各材料の D マトリックスを計算するサブルーチンを呼ぶサブルーチン 引数 構造体(tGaussStatus) gauss Gauss 積分点に関連するデータ 整数型 sctyp 問題の種類 (3 次元問題 / 平面ひずみ / 平面応力問題 / 軸対称問題 ) 実数型 matrix(:, :) Dマトリックスの成分 実数型 dt 時間増分 15

16 実数型 cdsys(3, 3) 直交異方性がある場合に使用する座標系 実数型 tmpratur ( 省略可能 ) 温度 上位 サブルーチン m_static_lib_2d :: SF_C2() サブルーチン m_static_lib_2d :: UPDAE_C2() サブルーチン m_static_lib_2d :: UpdatS_C2() サブルーチン m_static_lib_3d :: SF_C3() サブルーチン m_static_lib_3d :: LOAD_C3 () サブルーチン m_static_lib_3d :: UPDAE_C3() サブルーチン m_static_lib_3d :: UpdatS_C3() サブルーチン m_static_lib_3dic :: SF_C3D8IC() サブルーチン m_static_lib_3dic :: UpdatS_C3D8IC() サブルーチン m_static_lib_c3d8 :: SF_C3D8Bbar() サブルーチン m_static_lib_c3d8 :: Updat_C3D8Bbar() サブルーチン m_static_lib_c3d8 :: LOAD_C3D8Bbar() 下位 サブルーチン m_matmatrix :: mat_c2d() サブルーチン muelastic :: uelasticmatrix() サブルーチン mviscoelastic :: calviscolasticmatrix() サブルーチン m_elasticlinar :: calelasticmatrix() サブルーチン m_elasticlinar :: calelasticmatrix_ortho() サブルーチン mhyprelastic :: calelasticmoonyrivlin() サブルーチン mhyprelastic :: calelasticarrudaboyc() サブルーチン m_elastoplastic :: calelastoplasticmatrix() サブルーチン mumat :: umatlmatrix() サブルーチン mcrp :: iso_crp() Fig.6 Argumnts and associatd subroutins of m_matmatrix :: MatlMatrix() 16

17 モジュール名 :m_static_lib_3dic 3 次元六面体 8 節点要素 ( 非適合要素 ) の場合,B マトリックスおよび要素剛性マトリックス K を計算したり,Gauss 積分点における応力とひずみを計算したりするモジュール 使用する他のモジュール hcmw HECMWのモジュール m_utilitis 補助的なサブルーチンや関数を集めたモジュール lmntinfo 要素の情報を管理するモジュール mmchgauss 17

18 Gauss 積分点の情報を管理するモジュール m_matmatrix 各材料の D マトリックスを計算するサブルーチンを呼ぶモジュール メンバ変数 整数型 kral 実数型の種別値 メンバ関数 サブルーチン SF_C3D8IC() 3 次元六面体 8 節点要素 ( 非適合要素 ) の場合,B マトリックスおよび要素剛性マトリックス K を計算するサブルーチン サブルーチン UpdatS_C3D8IC() 3 次元六面体 8 節点要素 ( 非適合要素 ) の場合,Gauss 積分点における応力とひずみを計算するサブルーチン Fig.7 Collaborator and Rsponsibility of m_static_lib_3dic サブルーチン名 :SF_C3D8IC() 3 次元六面体 8 節点要素 ( 非適合要素 ) の場合,B マトリックスおよび要素剛性マトリックス K を計算するサブルーチン 引数 整数型 typ 要素タイプ 整数型 nn 各要素の節点数 (nn=8) 実数型 coord(3, nn) 各要素の節点座標 構造体(tGaussStatus) gausss(:) Gaussの積分点に関連するデータ 実数型 stiff(:, :) 18

19 要素剛性マトリックス K 実数型 nddisp(3, nn) 各要素の節点変位 実数型 hdisp(3, 3) u 各要素の節点自由度 a 上位 サブルーチン m_fstr_updat :: fstr_updat3d() サブルーチン m_static_mat_ass_main :: FSR_LOCAL_SF_CREAE() 下位 サブルーチン:lmntInfo :: gtjacobian サブルーチン:m_MatMatrix :: MatlMatrix () サブルーチン:lmntInfo :: gtquadpoint () サブルーチン:lmntInfo :: gtglobaldriv () サブルーチン:lmntInfo :: gtwight () サブルーチン:m_utilitis :: calinvrs () Fig.8 Argumnts and associatd subroutins of m_static_lib_3dic :: SF_C3D8IC() モジュール名 :m_static_mat_ass_main 全体剛性マトリックス K を計算するモジュール 使用する他のモジュール m_fstr FrontISRの基本情報を管理するモジュール m_static_lib 静解析で必要となるモジュール群 ( 補助的なサブルーチンや関数を集めたモジュール,B マトリックスおよび要素剛性マトリックス K を計算したり,Gauss 積分点における応力とひずみを計算したりするモジュール, 線形ソルバーの情報を管理するモジュール ) を使用するモジュール mmchgauss Gauss 積分点の情報を管理するモジュール 19

20 メンバ変数なし メンバ関数 サブルーチン FSR_MA_ASS_MAIN() 全体剛性マトリックス K を計算するサブルーチン サブルーチン FSR_LOCAL_SF_CREAE() 各要素タイプの要素剛性マトリックス K を計算するサブルーチンを呼ぶサブルーチン Fig.9 Collaborator and Rsponsibility of m_static_mat_ass_main サブルーチン名 :FSR_MA_ASS_MAIN() 全体剛性マトリックス K を計算するサブルーチン 引数 構造体(hcmwS_matrix) hcmesh HECMWが管理するメッシュのデータ 構造体(hcmwS_local_msh) hcma HECMWが管理するマトリックスのデータ 構造体(fstr_solid) fstrsolid FrontISRの静解析用データ 上位 サブルーチン fstr_solv_dynamic_xplicit() 20

21 サブルーチン サブルーチン fstr_solv_dynamic_implicit() m_static_mat_ass :: fstr_mat_ass() 下位 サブルーチン:hcmw_mat_clar() サブルーチン:m_static_mat_ass_main :: fstr_local_stf_crat() サブルーチン:hcmw_mat_ass_lm() Fig.10 Argumnts and associatd subroutins of m_static_mat_ass_main :: FSR_MA_ ASS_MAIN() サブルーチン名 :FSR_LOCAL_SF_CREAE() 各要素タイプの要素剛性マトリックス K を計算するサブルーチンを呼ぶサブルーチン 引数 構造体(hcmwS_matrix) hcmesh HECMWが管理するメッシュのデータ 整数型 ndof 各節点の自由度数 整数型 ic_typ 要素タイプ 整数型 icl 要素番号 21

22 実数型 xx(:), yy(:), zz(:) 各要素の節点座標 構造体(tGaussStatus) gausss(:) Gaussの積分点に関連するデータ 整数型 ist 問題の種類 (3 次元問題 / 平面ひずみ / 平面応力問題 / 軸対称問題 ) 実数型 stiffnss(:, :) 要素剛性マトリックス K 上位 サブルーチン m_static_mat_ass_main :: FSR_MA_ASS_MAIN() 下位 サブルーチン m_static_lib_2d :: SF_C2() サブルーチン m_static_lib_1d :: SF_C1() サブルーチン m_static_lib_3dic :: SF_C3D8IC() サブルーチン m_static_lib_3d :: SF_C3() サブルーチン m_static_lib_shll :: SF_Shll_MIC() サブルーチン m_static_lib_bam :: SF_Bam() サブルーチン hcmw_abort() Fig.11 Argumnts and associatd subroutins of m_static_mat_ass_main :: FSR_LOCAL_ SF_CREAE 22

FrontISTR による熱応力解析 東京大学新領域創成科学研究科人間環境学専攻橋本学 2014 年 10 月 31 日第 15 回 FrontISTR 研究会 < 機能 例題 定式化 プログラム解説編 熱応力解析 / 弾塑性解析 >

FrontISTR による熱応力解析 東京大学新領域創成科学研究科人間環境学専攻橋本学 2014 年 10 月 31 日第 15 回 FrontISTR 研究会 < 機能 例題 定式化 プログラム解説編 熱応力解析 / 弾塑性解析 > FronISR による熱応力解析 東京大学新領域創成科学研究科人間環境学専攻橋本学 214 年 1 月 31 日第 15 回 FronISR 研究会 < 機能 例題 定式化 プログラム解説編 熱応力解析 / 弾塑性解析 > FronISR に実装されている定式化を十分に理解し, 解きたい問題に対してソースコードを自由にカスタマイズ ( 要素タイプを追加, 材料の種類を追加, ユーザサブルーチンを追加

More information

FrontISTR に実装されている定式化を十分に理解し, 解きたい問題に対してソースコードを自由にカスタマイズ ( 要素タイプを追加, 材料の種類を追加, ユーザサブルーチンを追加 ) できるようになること を最終目標とします 第 3 回, 第 7 回, 第 10 回の研究会では,FrontIST

FrontISTR に実装されている定式化を十分に理解し, 解きたい問題に対してソースコードを自由にカスタマイズ ( 要素タイプを追加, 材料の種類を追加, ユーザサブルーチンを追加 ) できるようになること を最終目標とします 第 3 回, 第 7 回, 第 10 回の研究会では,FrontIST FrontISTR による弾性弾性解析 ( 直交異方弾性体 ) 東京大学新領域創成科学研究科人間環境学専攻橋本学 014 年 7 月 30 日第 11 回 FrontISTR 研究会 < 機能 例題 定式化 プログラム解説編 弾性解析 ( 直交異方弾性体を中心に ) > FrontISTR に実装されている定式化を十分に理解し, 解きたい問題に対してソースコードを自由にカスタマイズ ( 要素タイプを追加,

More information

FEM原理講座 (サンプルテキスト)

FEM原理講座 (サンプルテキスト) サンプルテキスト FEM 原理講座 サイバネットシステム株式会社 8 年 月 9 日作成 サンプルテキストについて 各講師が 講義の内容が伝わりやすいページ を選びました テキストのページは必ずしも連続していません 一部を抜粋しています 幾何光学講座については 実物のテキストではなくガイダンスを掲載いたします 対象とする構造系 物理モデル 連続体 固体 弾性体 / 弾塑性体 / 粘弾性体 / 固体

More information

Microsoft PowerPoint - 2_FrontISTRと利用可能なソフトウェア.pptx

Microsoft PowerPoint - 2_FrontISTRと利用可能なソフトウェア.pptx 東京大学本郷キャンパス 工学部8号館2階222中会議室 13:30-14:00 FrontISTRと利用可能なソフトウェア 2017年4月28日 第35回FrontISTR研究会 FrontISTRの並列計算ハンズオン 精度検証から並列性能評価まで 観測された物理現象 物理モデル ( 支配方程式 ) 連続体の運動を支配する偏微分方程式 離散化手法 ( 有限要素法, 差分法など ) 代数的な数理モデル

More information

静的弾性問題の有限要素法解析アルゴリズム

静的弾性問題の有限要素法解析アルゴリズム 概要 基礎理論. 応力とひずみおよび平衡方程式. 降伏条件式. 構成式 ( 応力 - ひずみ関係式 ) 有限要素法. 有限要素法の概要. 仮想仕事の原理式と変分原理. 平面ひずみ弾性有限要素法定式化 FEM の基礎方程式平衡方程式. G G G ひずみ - 変位関係式 w w w. kl jkl j D 構成式応力 - ひずみ関係式 ) (. 変位の境界条件力の境界条件境界条件式 t S on V

More information

パソコンシミュレータの現状

パソコンシミュレータの現状 第 2 章微分 偏微分, 写像 豊橋技術科学大学森謙一郎 2. 連続関数と微分 工学において物理現象を支配する方程式は微分方程式で表されていることが多く, 有限要素法も微分方程式を解く数値解析法であり, 定式化においては微分 積分が一般的に用いられており. 数学の基礎知識が必要になる. 図 2. に示すように, 微分は連続な関数 f() の傾きを求めることであり, 微小な に対して傾きを表し, を無限に

More information

Microsoft PowerPoint - シミュレーション工学-2010-第1回.ppt

Microsoft PowerPoint - シミュレーション工学-2010-第1回.ppt シミュレーション工学 ( 後半 ) 東京大学人工物工学研究センター 鈴木克幸 CA( Compter Aded geerg ) r. Jaso Lemo (SC, 98) 設計者が解析ツールを使いこなすことにより 設計の評価 設計の質の向上を図る geerg の本質の 計算機による支援 (CA CAM などより広い名前 ) 様々な汎用ソフトの登場 工業製品の設計に不可欠のツール 構造解析 流体解析

More information

<4D F736F F F696E74202D20906C8D488AC28BAB90DD8C7689F090CD8D488A D91E F1>

<4D F736F F F696E74202D20906C8D488AC28BAB90DD8C7689F090CD8D488A D91E F1> 人工環境設計解析工学構造力学と有限要素法 ( 第 回 ) 東京大学新領域創成科学研究科 鈴木克幸 固体力学の基礎方程式 変位 - ひずみの関係 適合条件式 ひずみ - 応力の関係 構成方程式 応力 - 外力の関係 平衡方程式 境界条件 変位規定境界 反力規定境界 境界条件 荷重応力ひずみ変形 場の方程式 Γ t Γ t 平衡方程式構成方程式適合条件式 構造力学の基礎式 ひずみ 一軸 荷重応力ひずみ変形

More information

(Microsoft PowerPoint - \221\34613\211\361)

(Microsoft PowerPoint - \221\34613\211\361) 計算力学 ~ 第 回弾性問題の有限要素解析 (Ⅱ)~ 修士 年後期 ( 選択科目 ) 担当 : 岩佐貴史 講義の概要 全 5 講義. 計算力学概論, ガイダンス. 自然現象の数理モデル化. 行列 場とその演算. 数値計算法 (Ⅰ) 5. 数値計算法 (Ⅱ) 6. 初期値 境界値問題 (Ⅰ) 7. 初期値 境界値問題 (Ⅱ) 8. マトリックス変位法による構造解析 9. トラス構造の有限要素解析. 重み付き残差法と古典的近似解法.

More information

PowerPoint Presentation

PowerPoint Presentation 付録 2 2 次元アフィン変換 直交変換 たたみ込み 1.2 次元のアフィン変換 座標 (x,y ) を (x,y) に移すことを 2 次元での変換. 特に, 変換が と書けるとき, アフィン変換, アフィン変換は, その 1 次の項による変換 と 0 次の項による変換 アフィン変換 0 次の項は平行移動 1 次の項は座標 (x, y ) をベクトルと考えて とすれば このようなもの 2 次元ベクトルの線形写像

More information

線形弾性体 線形弾性体 応力テンソル とひずみテンソルソル の各成分が線形関係を有する固体. kl 応力テンソル O kl ひずみテンソル

線形弾性体 線形弾性体 応力テンソル とひずみテンソルソル の各成分が線形関係を有する固体. kl 応力テンソル O kl ひずみテンソル Constitutive equation of elasti solid Hooke s law λδ μ kk Lame s onstant λ μ ( )( ) ( ) linear elasti solid kl kl Copyright is reserved. No part of this doument may be reprodued for profit. 線形弾性体 線形弾性体

More information

技術者のための構造力学 2014/06/11 1. はじめに 資料 2 節点座標系による傾斜支持節点節点の処理 三好崇夫加藤久人 従来, マトリックス変位法に基づく骨組解析を紹介する教科書においては, 全体座標系に対して傾斜 した斜面上の支持条件を考慮する処理方法として, 一旦, 傾斜支持を無視した

技術者のための構造力学 2014/06/11 1. はじめに 資料 2 節点座標系による傾斜支持節点節点の処理 三好崇夫加藤久人 従来, マトリックス変位法に基づく骨組解析を紹介する教科書においては, 全体座標系に対して傾斜 した斜面上の支持条件を考慮する処理方法として, 一旦, 傾斜支持を無視した . はじめに 資料 節点座標系による傾斜支持節点節点の処理 三好崇夫加藤久人 従来, マトリックス変位法に基づく骨組解析を紹介する教科書においては, 全体座標系に対して傾斜 した斜面上の支持条件を考慮する処理方法として, 一旦, 傾斜支持を無視した全体座標系に関する構造 全体の剛性マトリックスを組み立てた後に, 傾斜支持する節点に関して対応する剛性成分を座標変換に よって傾斜方向に回転処理し, その後は通常の全体座標系に対して傾斜していない支持点に対するのと

More information

Microsoft PowerPoint - FrontISTRの梁要素/シェル要素( ).pptx

Microsoft PowerPoint - FrontISTRの梁要素/シェル要素( ).pptx FrontISTRの梁要素 シェル要素の解説 東京大学 新領域創成科学研究科 人間環境学専攻 橋本 学 06年月日 第5回 FrontISTR研究会 事例 サービスの紹介 FrontISTRの構造要素 (シェル要素 梁要素)の解説 FrontISTR に実装されている定式化を十分に理解し, 解きたい問題に対してソースコードを自由にカスタマイズ ( 要素タイプを追加, 材料の種類を追加, ユーザサブルーチンを追加

More information

変 位 変位とは 物体中のある点が変形後に 別の点に異動したときの位置の変化で あり ベクトル量である 変位には 物体の変形の他に剛体運動 剛体変位 が含まれている 剛体変位 P(x, y, z) 平行移動と回転 P! (x + u, y + v, z + w) Q(x + d x, y + dy,

変 位 変位とは 物体中のある点が変形後に 別の点に異動したときの位置の変化で あり ベクトル量である 変位には 物体の変形の他に剛体運動 剛体変位 が含まれている 剛体変位 P(x, y, z) 平行移動と回転 P! (x + u, y + v, z + w) Q(x + d x, y + dy, 変 位 変位とは 物体中のある点が変形後に 別の点に異動したときの位置の変化で あり ベクトル量である 変位には 物体の変形の他に剛体運動 剛体変位 が含まれている 剛体変位 P(x, y, z) 平行移動と回転 P! (x + u, y + v, z + w) Q(x + d x, y + dy, z + dz) Q! (x + d x + u + du, y + dy + v + dv, z +

More information

Microsoft PowerPoint - H21生物計算化学2.ppt

Microsoft PowerPoint - H21生物計算化学2.ppt 演算子の行列表現 > L いま 次元ベクトル空間の基底をケットと書くことにする この基底は完全系を成すとすると 空間内の任意のケットベクトルは > > > これより 一度基底を与えてしまえば 任意のベクトルはその基底についての成分で完全に記述することができる これらの成分を列行列の形に書くと M これをベクトル の基底 { >} による行列表現という ところで 行列 A の共役 dont 行列は A

More information

PowerPoint Presentation

PowerPoint Presentation Non-linea factue mechanics き裂先端付近の塑性変形 塑性域 R 破壊進行領域応カ特異場 Ω R R Hutchinson, Rice and Rosengen 全ひずみ塑性理論に基づいた解析 現段階のひずみは 除荷がないとすると現段階の応力で一義的に決まる 単純引張り時の応カーひずみ関係 ( 構成方程式 ): ( ) ( ) n () y y y ここで α,n 定数, /

More information

OCW-iダランベールの原理

OCW-iダランベールの原理 講義名連続体力学配布資料 OCW- 第 2 回ダランベールの原理 無機材料工学科准教授安田公一 1 はじめに今回の講義では, まず, 前半でダランベールの原理について説明する これを用いると, 動力学の問題を静力学の問題として解くことができ, さらに, 前回の仮想仕事の原理を適用すると動力学問題も簡単に解くことができるようになる また, 後半では, ダランベールの原理の応用として ラグランジュ方程式の導出を示す

More information

Microsoft Word - 1B2011.doc

Microsoft Word - 1B2011.doc 第 14 回モールの定理 ( 単純梁の場合 ) ( モールの定理とは何か?p.11) 例題 下記に示す単純梁の C 点のたわみ角 θ C と, たわみ δ C を求めよ ただし, 部材の曲げ 剛性は材軸に沿って一様で とする C D kn B 1.5m 0.5m 1.0m 解答 1 曲げモーメント図を描く,B 点の反力を求める kn kn 4 kn 曲げモーメント図を描く knm 先に得られた曲げモーメントの値を

More information

航空機の運動方程式

航空機の運動方程式 可制御性 可観測性. 可制御性システムの状態を, 適切な操作によって, 有限時間内に, 任意の状態から別の任意の状態に移動させることができるか否かという特性を可制御性という. 可制御性を有するシステムに対し, システムは可制御である, 可制御なシステム という言い方をする. 状態方程式, 出力方程式が以下で表されるn 次元 m 入力 r 出力線形時不変システム x Ax u y x Du () に対し,

More information

スライド 1

スライド 1 CAE 演習 有限要素法のノウハウ ( 基礎編 ) 1. はじめに 有限要素法はポピュラーなツールである一方 解析で苦労している人が多い 高度な利用技術が必要 ( 解析の流れに沿って説明 ) 2. モデル化 要素の選択 3. メッシュ分割の工夫 4. 境界条件の設定 5. 材料物性の入力 6.7. 解析の結果の検証と分析 2. モデル化 要素の選択 モデルを単純化していかに解析を効率的 高精度に行うか?

More information

...Y..FEM.pm5

...Y..FEM.pm5 . 剛塑性有限要素法 名古屋大学大学院工学研究科. はじめに. 剛塑性体の構成式.. 降伏条件.. 構成方程式 ([D] マトリックス ). 節点速度 ひずみ速度関係..[B] マトリックス.. 四角形一次要素の [B] マトリックス.4 4 仮想仕事の原理 ( 剛性マトリックス ([K] マトリックス )).5 非線形方程式の解法.5. 直接代入法.5.wto-Raphso 法.6 非圧縮性の拘束と数値積分.7

More information

5-仮想仕事式と種々の応力.ppt

5-仮想仕事式と種々の応力.ppt 1 以上, 運動の変数についての話を終える. 次は再び力の変数に戻る. その前に, まず次の話が唐突と思われないように 以下は前置き. 先に, 力の変数と運動の変数には対応関係があって, 適当な内積演算によって仕事量を表す ことを述べた. 実は,Cauchy 応力と速度勾配テンソル ( あるいは変位勾配テンソル ) を用いると, それらの内積は内部仮想仕事を表していて, そして, それは外力がなす仮想仕事に等しいという

More information

Microsoft PowerPoint - elast.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - elast.ppt [互換モード] 弾性力学入門 年夏学期 中島研吾 科学技術計算 Ⅰ(48-7) コンピュータ科学特別講義 Ⅰ(48-4) elast 弾性力学 弾性力学の対象 応力 弾性力学の支配方程式 elast 3 弾性力学 連続体力学 (Continuum Mechanics) 固体力学 (Solid Mechanics) の一部 弾性体 (lastic Material) を対象 弾性論 (Theor of lasticit)

More information

構造力学Ⅰ第12回

構造力学Ⅰ第12回 第 回材の座屈 (0 章 ) p.5~ ( 復習 ) モールの定理 ( 手順 ) 座屈とは 荷重により梁に生じた曲げモーメントをで除して仮想荷重と考える 座屈荷重 偏心荷重 ( 曲げと軸力 ) 断面の核 この仮想荷重に対するある点でのせん断力 たわみ角に相当する曲げモーメント たわみに相当する ( 例 ) 単純梁の支点のたわみ角 : は 図 を仮想荷重と考えたときの 点の支点反力 B は 図 を仮想荷重と考えたときのB

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 電磁波工学 第 5 回平面波の媒質への垂直および射入射と透過 柴田幸司 Bounda Plan Rgon ε μ Rgon Mdum ( ガラスなど ε μ z 平面波の反射と透過 垂直入射の場合 左図に示す様に 平面波が境界面に対して垂直に入射する場合を考える この時の入射波を とすると 入射波は境界において 透過波 と とに分解される この時の透過量を 反射量を Γ とおくと 領域 における媒質の誘電率に対して透過量

More information

<4D F736F F D E4F8E9F82C982A882AF82E98D7397F1>

<4D F736F F D E4F8E9F82C982A882AF82E98D7397F1> 3 三次における行列 要旨高校では ほとんど 2 2 の正方行列しか扱ってなく 三次の正方行列について考えてみたかったため 数 C で学んだ定理を三次の正方行列に応用して 自分たちで仮説を立てて求めていったら 空間における回転移動を表す行列 三次のケーリー ハミルトンの定理 三次における逆行列を求めたり 仮説をたてることができた. 目的 数 C で学んだ定理を三次の正方行列に応用する 2. 概要目的の到達点として

More information

Microsoft PowerPoint - 10.pptx

Microsoft PowerPoint - 10.pptx m u. 固有値とその応用 8/7/( 水 ). 固有値とその応用 固有値と固有ベクトル 行列による写像から固有ベクトルへ m m 行列 によって線形写像 f : R R が表せることを見てきた ここでは 次元平面の行列による写像を調べる とし 写像 f : を考える R R まず 単位ベクトルの像 u y y f : R R u u, u この事から 線形写像の性質を用いると 次の格子上の点全ての写像先が求まる

More information

Microsoft PowerPoint - 10.pptx

Microsoft PowerPoint - 10.pptx 0. 固有値とその応用 固有値と固有ベクトル 2 行列による写像から固有ベクトルへ m n A : m n n m 行列によって線形写像 f R R A が表せることを見てきた ここでは 2 次元平面の行列による写像を調べる 2 = 2 A 2 2 とし 写像 まず 単位ベクトルの像を求める u 2 x = v 2 y f : R A R を考える u 2 2 u, 2 2 0 = = v 2 0

More information

Laplace2.rtf

Laplace2.rtf =0 ラプラスの方程式は 階の微分方程式で, 一般的に3つの座標変数をもつ. ここでは, 直角座標系, 円筒座標系, 球座標系におけるラプラスの方程式の解き方を説明しよう. 座標変数ごとに方程式を分離し, それを解いていく方法は変数分離法と呼ばれる. 変数分離解と固有関数展開法. 直角座標系における 3 次元の偏微分方程式 = x + y + z =0 (.) を解くために,x, y, z について互いに独立な関数の積で成り立っていると考え,

More information

<4D F736F F F696E74202D AB97CD8A E631318FCD5F AB8D5C90AC8EAE816A2E B8CDD8AB B83685D>

<4D F736F F F696E74202D AB97CD8A E631318FCD5F AB8D5C90AC8EAE816A2E B8CDD8AB B83685D> 弾塑性構成式 弾塑性応力 ひずみ解析における基礎式 応力の平衡方程式 ひずみの適合条件式 構成式 (), 全ひずみ理論 () 硬化則 () 塑性ポテンシャル理論の概要 ひずみ 応力の増分, 速度 弾性丸棒の引張変形を考える ( 簡単のため 公称 で考える ). 時間増分 dt 時刻 t 0 du u 時刻 t t 時刻 t t のひずみ, 応力 u, 微小な時間増分 dt におけるひずみ増分, 応力増分

More information

応用数学Ⅱ 偏微分方程式(2) 波動方程式(12/13)

応用数学Ⅱ 偏微分方程式(2) 波動方程式(12/13) 偏微分方程式. 偏微分方程式の形 偏微分 偏導関数 つの独立変数 をもつ関数 があるとき 変数 が一定値をとって だけが変化したとす ると は だけの関数となる このとき を について微分して得られる関数を 関数 の に関する 偏微分係数 略して偏微分 あるいは偏導関数 pil deiie といい 次のように表される についても同様な偏微分を定義できる あるいは あるいは - あるいは あるいは -

More information

スライド 1

スライド 1 H25 創造設計演習 ~ 振動設計演習 1~ 1 ゆれない片持ち梁の設計 振動設計演習全体 HP(2011 年度まで使用 今は閲覧のみ ): http://hockey.t.u-tokyo.ac.jp/shindousekkei/index.html M4 取付ネジ 2 Xin 加振器 50mm 幅 30mm 材料 :A2017または ABS 樹脂 計測点 :Xout 2mm? Hz CAD 所望の特性になるまで繰り返す?

More information

Microsoft Word - thesis.doc

Microsoft Word - thesis.doc 剛体の基礎理論 -. 剛体の基礎理論初めに本論文で大域的に使用する記号を定義する. 使用する記号トルク撃力力角運動量角速度姿勢対角化された慣性テンソル慣性テンソル運動量速度位置質量時間 J W f F P p .. 質点の並進運動 質点は位置 と速度 P を用いる. ニュートンの運動方程式 という状態を持つ. 但し ここでは速度ではなく運動量 F P F.... より質点の運動は既に明らかであり 質点の状態ベクトル

More information

解析力学B - 第11回: 正準変換

解析力学B - 第11回: 正準変換 解析力学 B 第 11 回 : 正準変換 神戸大 : 陰山聡 ホームページ ( 第 6 回から今回までの講義ノート ) http://tinyurl.com/kage2010 2011.01.27 正準変換 バネ問題 ( あえて下手に座標をとった ) ハミルトニアンを考える q 正準方程式は H = p2 2m + k 2 (q l 0) 2 q = H p = p m ṗ = H q = k(q

More information

Microsoft PowerPoint - mp11-02.pptx

Microsoft PowerPoint - mp11-02.pptx 数理計画法第 2 回 塩浦昭義情報科学研究科准教授 shioura@dais.is.tohoku.ac.jp http://www.dais.is.tohoku.ac.jp/~shioura/teaching 前回の復習 数理計画とは? 数理計画 ( 復習 ) 数理計画問題とは? 狭義には : 数理 ( 数学 ) を使って計画を立てるための問題 広義には : 与えられた評価尺度に関して最も良い解を求める問題

More information

以下 変数の上のドットは時間に関する微分を表わしている (ex. 2 dx d x x, x 2 dt dt ) 付録 E 非線形微分方程式の平衡点の安定性解析 E-1) 非線形方程式の線形近似特に言及してこなかったが これまでは線形微分方程式 ( x や x, x などがすべて 1 次で なおかつ

以下 変数の上のドットは時間に関する微分を表わしている (ex. 2 dx d x x, x 2 dt dt ) 付録 E 非線形微分方程式の平衡点の安定性解析 E-1) 非線形方程式の線形近似特に言及してこなかったが これまでは線形微分方程式 ( x や x, x などがすべて 1 次で なおかつ 以下 変数の上のドットは時間に関する微分を表わしている (e. d d, dt dt ) 付録 E 非線形微分方程式の平衡点の安定性解析 E-) 非線形方程式の線形近似特に言及してこなかったが これまでは線形微分方程式 ( や, などがすべて 次で なおかつそれらの係数が定数であるような微分方程式 ) に対して安定性の解析を行ってきた しかしながら 実際には非線形の微分方程式で記述される現象も多く存在する

More information

Microsoft Word ã‡»ã…«ã‡ªã…¼ã…‹ã…žã…‹ã…³ã†¨åłºæœ›å•¤(佒芤喋çfl�)

Microsoft Word ã‡»ã…«ã‡ªã…¼ã…‹ã…žã…‹ã…³ã†¨åłºæœ›å•¤(佒芤喋çfl�) Cellulr uo nd heir eigenlues 東洋大学総合情報学部 佐藤忠一 Tdzu So Depren o Inorion Siene nd rs Toyo Uniersiy. まえがき 一次元セルオ-トマトンは数学的には記号列上の行列の固有値問題である 固有値問題の行列はふつう複素数体上の行列である 量子力学における固有値問題も無限次元ではあるが関数環上の行列でその成分は可換環である

More information

<4D F736F F D2097CD8A7793FC96E582BD82ED82DD8A E6318FCD2E646F63>

<4D F736F F D2097CD8A7793FC96E582BD82ED82DD8A E6318FCD2E646F63> - 第 章たわみ角法の基本式 ポイント : たわみ角法の基本式を理解する たわみ角法の基本式を梁の微分方程式より求める 本章では たわみ角法の基本式を導くことにする 基本式の誘導法は各種あるが ここでは 梁の微分方程式を解いて基本式を求める方法を採用する この本で使用する座標系は 右手 右ネジの法則に従った座標を用いる また ひとつの部材では 図 - に示すように部材の左端の 点を原点とし 軸線を

More information

2014年度 名古屋大・理系数学

2014年度 名古屋大・理系数学 04 名古屋大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ空間内にある半径 の球 ( 内部を含む ) を B とする 直線 と B が交わっており, その交わりは長さ の線分である () B の中心と との距離を求めよ () のまわりに B を 回転してできる立体の体積を求めよ 04 名古屋大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ 実数 t に対して 点 P( t, t ), Q(

More information

微分方程式による現象記述と解きかた

微分方程式による現象記述と解きかた 微分方程式による現象記述と解きかた 土木工学 : 公共諸施設 構造物の有用目的にむけた合理的な実現をはかる方法 ( 技術 ) に関する学 橋梁 トンネル ダム 道路 港湾 治水利水施設 安全化 利便化 快適化 合法則的 経済的 自然および人口素材によって作られた 質量保存則 構造物の自然的な性質 作用 ( 外力による応答 ) エネルギー則 の解明 社会的諸現象のうち マスとしての移動 流通 運動量則

More information

Microsoft Word - 9章(分子物性).doc

Microsoft Word - 9章(分子物性).doc 1/1/6 9 章分子物性 1 節電気双極子モーメント (Electric Dipole Moment) 電子双極子モーメント とは 微小な距離 a だけ離れて点電荷 q が存在する状態 絶対値は aq で 負電荷 q から正電荷 q へ向かうベクトルである 例えば 水分子は下右図のような向きの電気双極子モーメントをもち その大きさは約 1.85D である このように元々から持っている双極子モーメントを

More information

位相最適化?

位相最適化? 均質化設計法 藤井大地 ( 東京大学 ) 位相最適化? 従来の考え方 境界形状を変化させて最適な形状 位相を求める Γ t Ω b Γ D 境界形状を変化させる問題点 解析が進むにつれて, 有限要素メッシュが異形になり, 再メッシュが必要になる 位相が変化する問題への適応が難しい Γ Γ t t Ω b Ω b Γ D Γ D 領域の拡張と特性関数の導入 χ Ω ( x) = f 0 f x Ω x

More information

損傷力学による冷間鍛造における欠陥の発生 成長の予測 静岡大学工学部機械工学科助教授早川邦夫 ( 平成 16 年度研究開発助成 AF ) キーワード : 損傷力学, 鍛造, 有限要素法 1. 研究の目的と背景現在, 鍛造品は, より高強度な材料に対する加工や, より高精度な加工が求めら

損傷力学による冷間鍛造における欠陥の発生 成長の予測 静岡大学工学部機械工学科助教授早川邦夫 ( 平成 16 年度研究開発助成 AF ) キーワード : 損傷力学, 鍛造, 有限要素法 1. 研究の目的と背景現在, 鍛造品は, より高強度な材料に対する加工や, より高精度な加工が求めら 損傷力学による冷間鍛造における欠陥の発生 成長の予測 静岡大学工学部機械工学科助教授早川邦夫 ( 平成 16 年度研究開発助成 AF-004014 キーワード : 損傷力学, 鍛造, 有限要素法 1. 研究の目的と背景現在, 鍛造品は, より高強度な材料に対する加工や, より高精度な加工が求められている. このような工程では, 素材や工具に作用する応力はより高くなるため, 工具破壊や素材の損傷や破壊が無視できない.

More information

H AB φ A,1s (r r A )Hφ B,1s (r r B )dr (9) S AB φ A,1s (r r A )φ B,1s (r r B )dr (10) とした (S AA = S BB = 1). なお,H ij は共鳴積分 (resonance integra),s ij は重

H AB φ A,1s (r r A )Hφ B,1s (r r B )dr (9) S AB φ A,1s (r r A )φ B,1s (r r B )dr (10) とした (S AA = S BB = 1). なお,H ij は共鳴積分 (resonance integra),s ij は重 半経験量子計算法 : Tight-binding( 強結合近似 ) 計算の基礎 1. 基礎 Tight-binding 近似 ( 強結合近似, TB 近似あるいは TB 法などとも呼ばれる ) とは, 電子が強く拘束されており隣り合う軌道へ自由に移動できない, とする近似であり, 自由電子近似とは対極にある. 但し, 軌道間はわずかに重なり合っているので, 全く飛び移れないわけではない. Tight-binding

More information

テンソル ( その ) テンソル ( その ) スカラー ( 階のテンソル ) スカラー ( 階のテンソル ) 階数 ベクトル ( 階のテンソル ) ベクトル ( 階のテンソル ) 行列表現 シンボリック表現 [ ]

テンソル ( その ) テンソル ( その ) スカラー ( 階のテンソル ) スカラー ( 階のテンソル ) 階数 ベクトル ( 階のテンソル ) ベクトル ( 階のテンソル ) 行列表現 シンボリック表現 [ ] Tsor th-ordr tsor by dcl xprsso m m Lm m k m k L mk kk quott rul by symbolc xprsso Lk X thrd-ordr tsor cotrcto j j Copyrght s rsrvd. No prt of ths documt my b rproducd for proft. テンソル ( その ) テンソル ( その

More information

入門講座 

入門講座  第 8 章弾性歪エネルギー評価法 () () 8- Khhtun の弾性歪エネルギ- 評価ここでも簡単のため A-B 元系における不規則相の整合相分離を考え この相分解組織の弾性歪エネルギーを評価する 手順は ステップ ) まず位置 の関数として与えられる濃度場 () を用いて egen 歪場 ε () を定義する ステップ ) 次に全歪場 ε () を均一全歪 ε とそこからの変動量 δε ()

More information

JSMECM教育認定

JSMECM教育認定 一般社団法人日本機械学会 018/09/6 計算力学技術者 級問題集 ( 固体力学分野 )018 年度版 ( 第 9 版 3 刷 ) P 項目誤正 175 問 -6/ 上 8 行 1 1 sin cos sin cos rs y y xy rs y x xy i 計算力学技術者 級 ( 固体力学分野の有限要素法解析技術者 ) の認定の範囲 認定技術者の技術レベル本認定を取得した技術者は, 基本的な固体力学の問題に対して,

More information

1 対 1 対応の演習例題を解いてみた 微分法とその応用 例題 1 極限 微分係数の定義 (2) 関数 f ( x) は任意の実数 x について微分可能なのは明らか f ( 1, f ( 1) ) と ( 1 + h, f ( 1 + h)

1 対 1 対応の演習例題を解いてみた   微分法とその応用 例題 1 極限 微分係数の定義 (2) 関数 f ( x) は任意の実数 x について微分可能なのは明らか f ( 1, f ( 1) ) と ( 1 + h, f ( 1 + h) 微分法とその応用 例題 1 極限 微分係数の定義 () 関数 ( x) は任意の実数 x について微分可能なのは明らか ( 1, ( 1) ) と ( 1 + h, ( 1 + h) ) の傾き= ( 1 + h ) - ( 1 ) ( 1 + ) - ( 1) = ( 1 + h) - 1 h ( 1) = lim h ( 1 + h) - ( 1) h ( 1, ( 1) ) と ( 1 - h,

More information

2016年度 筑波大・理系数学

2016年度 筑波大・理系数学 06 筑波大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ k を実数とする y 平面の曲線 C : y とC : y- + k+ -k が異なる共 有点 P, Q をもつとする ただし点 P, Q の 座標は正であるとする また, 原点を O とする () k のとりうる値の範囲を求めよ () k が () の範囲を動くとき, OPQ の重心 G の軌跡を求めよ () OPQ の面積を S とするとき,

More information

スライド 1

スライド 1 Femtet Ver10.2 新機能 / 変更点のご紹介 トピックス 機能 解析機能 概要 応力解析 : ステップ解析のリスタート / 中断 応力解析 : チェックリストを用いたバース / デス設定 応力解析 : 結果フィールドの強化 応力解析 : 結果値の CSV ファイル出力 応力解析 : ボディ属性初期歪み 応力解析 圧電解析 : 分布荷重のトータル荷重設定 圧電解析 : 浮電極に抵抗値をつける

More information

スライド 1

スライド 1 暫定版修正 加筆の可能性あり ( 付録 ) 電磁波 ( 光 ) の角運動量. 復習 : 電磁波 ( 光 ) のエネルギー. 運動量 角運動量 ( 実空間 ) 3. 軌道 スピン角運動量 4. 円偏光状態 5. 螺旋状態 付録 8 のアプローチ. 本付録では電磁波 ( 光 ) の軌道 スピン角運動量ついて古典的に扱う. スピン角運動量は直線偏光状態では零 円偏光状態では非零 右 左回りで大きさは同じ

More information

NS NS Scalar turbulence 5 6 FEM NS Mesh (A )

NS NS Scalar turbulence 5 6 FEM NS Mesh (A ) 22 3 2 1 2 2 2 3 3 4 NS 4 4.1 NS............ 5 5 Scalar turbulence 5 6 FEM 5 6.1 NS.................................... 6 6.2 Mes A )................................... 6 6.3.....................................

More information

Microsoft Word - NumericalComputation.docx

Microsoft Word - NumericalComputation.docx 数値計算入門 武尾英哉. 離散数学と数値計算 数学的解法の中には理論計算では求められないものもある. 例えば, 定積分は, まずは積分 ( 被積分関数の原始関数をみつけること できなければ値を得ることはできない. また, ある関数の所定の値における微分値を得るには, まずその関数の微分ができなければならない. さらに代数方程式の解を得るためには, 解析的に代数方程式を解く必要がある. ところが, これらは必ずしも解析的に導けるとは限らない.

More information

0 21 カラー反射率 slope aspect 図 2.9: 復元結果例 2.4 画像生成技術としての計算フォトグラフィ 3 次元情報を復元することにより, 画像生成 ( レンダリング ) に応用することが可能である. 近年, コンピュータにより, カメラで直接得られない画像を生成する技術分野が生

0 21 カラー反射率 slope aspect 図 2.9: 復元結果例 2.4 画像生成技術としての計算フォトグラフィ 3 次元情報を復元することにより, 画像生成 ( レンダリング ) に応用することが可能である. 近年, コンピュータにより, カメラで直接得られない画像を生成する技術分野が生 0 21 カラー反射率 slope aspect 図 2.9: 復元結果例 2.4 画像生成技術としての計算フォトグラフィ 3 次元情報を復元することにより, 画像生成 ( レンダリング ) に応用することが可能である. 近年, コンピュータにより, カメラで直接得られない画像を生成する技術分野が生まれ, コンピューテーショナルフォトグラフィ ( 計算フォトグラフィ ) と呼ばれている.3 次元画像認識技術の計算フォトグラフィへの応用として,

More information

2018年度 2次数学セレクション(微分と積分)

2018年度 2次数学セレクション(微分と積分) 08 次数学セレクション問題 [ 東京大 ] > 0 とし, f = x - x とおく () x で f ( x ) が単調に増加するための, についての条件を求めよ () 次の 条件を満たす点 (, b) の動きうる範囲を求め, 座標平面上に図示せよ 条件 : 方程式 f = bは相異なる 実数解をもつ 条件 : さらに, 方程式 f = bの解を < < とすると > である -- 08 次数学セレクション問題

More information

応用数学A

応用数学A 応用数学 A 米田 戸倉川月 7 限 1930~2100 西 5-109 V を :x 2 + y 2 + z 2 = 4 で囲まれる内部とする F = ye x xe y + ze z FdV = V e x e y e z F = = 2e z 2e z dv = 2e z 3 23 = 64π 3 e z y x z 4π V n Fd = 1 F nd 2 F nd 法線ベクトル n g x,

More information

1/30 平成 29 年 3 月 24 日 ( 金 ) 午前 11 時 25 分第三章フェルミ量子場 : スピノール場 ( 次元あり ) 第三章フェルミ量子場 : スピノール場 フェルミ型 ボーズ量子場のエネルギーは 第二章ボーズ量子場 : スカラー場 の (2.18) より ˆ dp 1 1 =

1/30 平成 29 年 3 月 24 日 ( 金 ) 午前 11 時 25 分第三章フェルミ量子場 : スピノール場 ( 次元あり ) 第三章フェルミ量子場 : スピノール場 フェルミ型 ボーズ量子場のエネルギーは 第二章ボーズ量子場 : スカラー場 の (2.18) より ˆ dp 1 1 = / 平成 9 年 月 日 ( 金 午前 時 5 分第三章フェルミ量子場 : スピノール場 ( 次元あり 第三章フェルミ量子場 : スピノール場 フェルミ型 ボーズ量子場のエネルギーは 第二章ボーズ量子場 : スカラー場 の (.8 より ˆ ( ( ( q -, ( ( c ( H c c ë é ù û - Ü + c ( ( - に限る (. である 一方 フェルミ型は 成分をもち その成分を,,,,

More information

第3章 ひずみ

第3章 ひずみ 第 4 章 応力とひずみの関係 4. 単軸応力を受ける弾性体の応力とひずみの関係 温度一定の下で, 負荷による変形が徐荷によって完全に回復する場合を広義の弾性というが, 狭義の弾 性では, 負荷過程と徐荷過程で応力 - ひずみ関係が一致しない場合は含めず ( 図 - 参照 ), 与えられたひ ずみ状態に対して応力が一意に定まる, つまり応力がひずみの関数と して表される. このような物体を狭義の弾性体

More information

座標変換におけるテンソル成分の変換行列

座標変換におけるテンソル成分の変換行列 座標変換におけるテンソル成分の変換行列 座標変換におけるテンソル成分の変換関係は 次元数によらず階数によって定義される変換行列で整理することができる 位置ベクトルの変換行列を D としてそれを示そう D の行列式を ( = D ) とするとき 鏡映や回映といった pseudo rotation に対しては = -1 である が問題になる基底は 対称操作に含まれる pseudo rotation に依存する

More information

Microsoft Word - JP FEA Post Text Neutral File Format.doc

Microsoft Word - JP FEA Post Text Neutral File Format.doc FEA Post Text File Format 1. 共通事項 (1) ファイル拡張子 *.fpt (FEA Post Text File Format) () 脚注 脚注記号 : セミコロン (;) 脚注記号の後に来るテキストは変換されない (3) データ区分 データ区分記号 :, (4) コマンド表示 コマンドの前は * 記号を付けてデータと区分する Example. 単位のコマンド *UNIT

More information

例 e 指数関数的に減衰する信号を h( a < + a a すると, それらのラプラス変換は, H ( ) { e } e インパルス応答が h( a < ( ただし a >, U( ) { } となるシステムにステップ信号 ( y( のラプラス変換 Y () は, Y ( ) H ( ) X (

例 e 指数関数的に減衰する信号を h( a < + a a すると, それらのラプラス変換は, H ( ) { e } e インパルス応答が h( a < ( ただし a >, U( ) { } となるシステムにステップ信号 ( y( のラプラス変換 Y () は, Y ( ) H ( ) X ( 第 週ラプラス変換 教科書 p.34~ 目標ラプラス変換の定義と意味を理解する フーリエ変換や Z 変換と並ぶ 信号解析やシステム設計における重要なツール ラプラス変換は波動現象や電気回路など様々な分野で 微分方程式を解くために利用されてきた ラプラス変換を用いることで微分方程式は代数方程式に変換される また 工学上使われる主要な関数のラプラス変換は簡単な形の関数で表されるので これを ラプラス変換表

More information

<4D F736F F D208D5C91A297CD8A7793FC96E591E631308FCD2E646F63>

<4D F736F F D208D5C91A297CD8A7793FC96E591E631308FCD2E646F63> 第 1 章モールの定理による静定梁のたわみ 1-1 第 1 章モールの定理による静定梁のたわみ ポイント : モールの定理を用いて 静定梁のたわみを求める 断面力の釣合と梁の微分方程式は良く似ている 前章では 梁の微分方程式を直接積分する方法で 静定梁の断面力と変形状態を求めた 本章では 梁の微分方程式と断面力による力の釣合式が類似していることを利用して 微分方程式を直接解析的に解くのではなく 力の釣合より梁のたわみを求める方法を学ぶ

More information

多次元レーザー分光で探る凝縮分子系の超高速動力学

多次元レーザー分光で探る凝縮分子系の超高速動力学 波動方程式と量子力学 谷村吉隆 京都大学理学研究科化学専攻 http:theochem.kuchem.kyoto-u.ac.jp TA: 岩元佑樹 iwamoto.y@kuchem.kyoto-u.ac.jp ベクトルと行列の作法 A 列ベクトル c = c c 行ベクトル A = [ c c c ] 転置ベクトル T A = [ c c c ] AA 内積 c AA = [ c c c ] c =

More information

2018年度 神戸大・理系数学

2018年度 神戸大・理系数学 8 神戸大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ t を < t < を満たす実数とする OABC を 辺の長さが の正四面体とする 辺 OA を -t : tに内分する点を P, 辺 OB を t :-tに内分する点を Q, 辺 BC の中点を R とする また a = OA, b = OB, c = OC とする 以下の問いに答えよ () QP と QR をt, a, b, c を用いて表せ

More information

Microsoft PowerPoint - 2.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - 2.ppt [互換モード] 0 章数学基礎 1 大学では 高校より厳密に議論を行う そのために 議論の議論の対象を明確にする必要がある 集合 ( 定義 ) 集合 物の集まりである集合 X に対して X を構成している物を X の要素または元という 集合については 3 セメスタ開講の 離散数学 で詳しく扱う 2 集合の表現 1. 要素を明示する表現 ( 外延的表現 ) 中括弧で 囲う X = {0,1, 2,3} 慣用的に 英大文字を用いる

More information

Microsoft PowerPoint - 夏の学校(CFD).pptx

Microsoft PowerPoint - 夏の学校(CFD).pptx /9/5 FD( 計算流体力学 ) の基礎理論 性能 運動分野 夏の学校 神戸大学大学院海事科学研究科勝井辰博 流体の質量保存 流体要素内の質量の増加率 [ 単位時間当たりの増加量 ] 単位時間に流体要素に流入する質量 流体要素 Fl lm (orol olm) v ( ) ガウスの定理 v( ) /9/5 = =( ) b=b =(b b b ) b= b = b + b + b アインシュタイン表記

More information

09.pptx

09.pptx 講義内容 数値解析 第 9 回 5 年 6 月 7 日 水 理学部物理学科情報理学コース. 非線形方程式の数値解法. はじめに. 分法. 補間法.4 ニュートン法.4. 多変数問題への応用.4. ニュートン法の収束性. 連立 次方程式の解法. 序論と行列計算の基礎. ガウスの消去法. 重対角行列の場合の解法項目を変更しました.4 LU 分解法.5 特異値分解法.6 共役勾配法.7 反復法.7. ヤコビ法.7.

More information

Microsoft PowerPoint - 9.pptx

Microsoft PowerPoint - 9.pptx 9/7/8( 水 9. 線形写像 ここでは 行列の積によって 写像を定義できることをみていく また 行列の積によって定義される写像の性質を調べていく 拡大とスカラー倍 行列演算と写像 ( 次変換 拡大後 k 倍 k 倍 k 倍拡大の関係は スカラー倍を用いて次のように表現できる p = (, ' = k ' 拡大前 p ' = ( ', ' = ( k, k 拡大 4 拡大と行列の積 拡大後 k 倍

More information

微分方程式 モデリングとシミュレーション

微分方程式 モデリングとシミュレーション 1 微分方程式モデリングとシミュレーション 2018 年度 2 質点の運動のモデル化 粒子と粒子に働く力 粒子の運動 粒子の位置の時間変化 粒子の位置の変化の割合 速度 速度の変化の割合 加速度 力と加速度の結び付け Newtonの運動方程式 : 微分方程式 解は 時間の関数としての位置 3 Newton の運動方程式 質点の運動は Newton の運動方程式で記述される 加速度は力に比例する 2

More information

Microsoft PowerPoint - cm121204mat.ppt

Microsoft PowerPoint - cm121204mat.ppt いまさらいまさら聞けない計算力学の常識常識 講習会 構造解析に入る前に知っておきたい 常識 5 話知ってそうで知らない境界条件処理のいろいろ 7 話固体の非線形解析って何? 9 話固体の非線形解析における 2 つの論点 10 話破壊現象の数値解析の罠 東北大学斉木功 いまさらいまさら聞けない計算力学の常識常識 講習会 5 話知ってそうで知らない境界条件処理のいろいろ 5.1 等分布荷重は均等にした集中荷重と同じでいいの?

More information

DVIOUT-17syoze

DVIOUT-17syoze 平面の合同変換と相似変換 岩瀬順一 要約 : 平面の合同変換と相似変換を論じる いま大学で行列を学び始めている大学一年生を念頭に置いている 高等学校で行列や一次変換を学んでいなくてもよい 1. 写像 定義 1.1 X, Y を集合とする X の各元 x に対し Y のただ一つの元 y を対応させる規則 f を写像とよび,f : X! Y のように書く f によって x に対応する Y の元を f(x)

More information

OpenCAE勉強会 公開用_pptx

OpenCAE勉強会 公開用_pptx OpenCAE 勉強会岐阜 2013/06/15 ABAQUS Student Edition を用い た XFEM き裂進展解析事例報告 OpenCAE 学会員 SH 発表内容 ABAQUS Student Edition とは? ABAQUS Student Edition 入手方法など - 入手方法 / インストール - 解析 Sample ファイルの入手方法 etc. XFEM について -XFEM

More information

Chap2.key

Chap2.key . f( ) V (V V ) V e + V e V V V V ( ) V V ( ) E. - () V (0 ) () V (0 ) () V (0 ) (4) V ( ) E. - () V (0 ) () V (0 ) O r θ ( ) ( ) : (r θ) : { r cos θ r sn θ { r + () V (0 ) (4) V ( ) θ θ arg( ) : π π

More information

線積分.indd

線積分.indd 線積分 線積分 ( n, n, n ) (ξ n, η n, ζ n ) ( n-, n-, n- ) (ξ k, η k, ζ k ) ( k, k, k ) ( k-, k-, k- ) 物体に力 を作用させて位置ベクトル A の点 A から位置ベクトル の点 まで曲線 に沿って物体を移動させたときの仕事 W は 次式で計算された A, A, W : d 6 d+ d+ d@,,, d+ d+

More information

を入れて,,, について解けば ( ) ( ) 得る. よって となるが ( / ( ) ( ) と無次元化している ), これを { N ( ) } { d} と表現して内部変位 と節点変位 { d} とを結びつける { } { ( ) ( ) } (.) (.) 節点での F と M は図. の

を入れて,,, について解けば ( ) ( ) 得る. よって となるが ( / ( ) ( ) と無次元化している ), これを { N ( ) } { d} と表現して内部変位 と節点変位 { d} とを結びつける { } { ( ) ( ) } (.) (.) 節点での F と M は図. の 第 章有限要素法 ( その ). 梁要素 有限要素法においては外力も境界条件も節点で考える. もちろん分布荷重は考慮でき るが, 要素上の分布荷重は適当に節点への等価は集中荷重として置き換える. こう考える と梁の曲げの方程式 (.8) において分布荷重無し (p()) の d d (.) である. この一般解は先に解いたように (.) となる. 梁の有限要素の長さを とすると, その両端, にて境界条件を導入して解い

More information

2011年度 筑波大・理系数学

2011年度 筑波大・理系数学 0 筑波大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ O を原点とするy 平面において, 直線 y= の を満たす部分をC とする () C 上に点 A( t, ) をとるとき, 線分 OA の垂直二等分線の方程式を求めよ () 点 A が C 全体を動くとき, 線分 OA の垂直二等分線が通過する範囲を求め, それ を図示せよ -- 0 筑波大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ

More information

ニュートン重力理論.pptx

ニュートン重力理論.pptx 3 ニュートン重力理論 1. ニュートン重力理論の基本 : 慣性系とガリレイ変換不変性 2. ニュートン重力理論の定式化 3. 等価原理 4. 流体力学方程式とその基礎 3.1 ニュートン重力理論の基本 u ニュートンの第一法則 = 力がかからなければ 等速直線運動を続ける u 等速直線運動に見える系を 慣性系 と呼ぶ ² 直線とはどんな空間の直線か? ニュートン理論では 3 次元ユークリッド空間

More information

スライド 1

スライド 1 いまさら聞けない計算力学の常識 講習会 in 東京 2012 年 12 月 4 日 有限要素法の 常識 固体 構造編 10:10 ~ 11:50 (100 分 ) 茨城大学車谷麻緒 東北大学寺田賢二郎 2 第 2 話メッシュや要素で答えが変わる 2.1 要素 や メッシュ に依存する有限要素解析 1.1.1 様々なメッシュパターンや要素種類を使って得られる解の比較 1.1.2 要素あるいはメッシュによる精度の変化

More information

耳桁の剛性の考慮分配係数の計算条件は 主桁本数 n 格子剛度 zです 通常の並列鋼桁橋では 主桁はすべて同じ断面を使います しかし 分配の効率を上げる場合 耳桁 ( 幅員端側の桁 ) の断面を大きくすることがあります 最近の桁橋では 上下線を別橋梁とすることがあり また 防音壁などの敷設が片側に有る

耳桁の剛性の考慮分配係数の計算条件は 主桁本数 n 格子剛度 zです 通常の並列鋼桁橋では 主桁はすべて同じ断面を使います しかし 分配の効率を上げる場合 耳桁 ( 幅員端側の桁 ) の断面を大きくすることがあります 最近の桁橋では 上下線を別橋梁とすることがあり また 防音壁などの敷設が片側に有る 格子桁の分配係数の計算 ( デモ版 ) 理論と解析の背景主桁を並列した鋼単純桁の設計では 幅員方向の横桁の剛性を考えて 複数の主桁が協力して活荷重を分担する効果を計算します これを 単純な (1,0) 分配に対して格子分配と言います レオンハルト (F.Leonhardt,1909-1999) が 1950 年初頭に発表した論文が元になっていて 理論仮定 記号などの使い方は その論文を踏襲して設計に応用しています

More information

材料強度試験 ( 曲げ試験 ) [1] 概要 実験 実習 Ⅰ の引張り試験に引続き, 曲げ試験による機械特性評価法を実施する. 材料力学で学ぶ梁 の曲げおよびたわみの基礎式の理解, 材料への理解を深めることが目的である. [2] 材料の変形抵抗変形抵抗は, 外力が付与された時の変形に対する各材料固有

材料強度試験 ( 曲げ試験 ) [1] 概要 実験 実習 Ⅰ の引張り試験に引続き, 曲げ試験による機械特性評価法を実施する. 材料力学で学ぶ梁 の曲げおよびたわみの基礎式の理解, 材料への理解を深めることが目的である. [2] 材料の変形抵抗変形抵抗は, 外力が付与された時の変形に対する各材料固有 材料強度試験 ( 曲げ試験 [] 概要 実験 実習 Ⅰ の引張り試験に引続き, 曲げ試験による機械特性評価法を実施する. 材料力学で学ぶ梁 の曲げおよびたわみの基礎式の理解, 材料への理解を深めることが目的である. [] 材料の変形抵抗変形抵抗は, 外力が付与された時の変形に対する各材料固有の抵抗値のことであり, 一般に素材の真応力 - 真塑性ひずみ曲線で表される. 多くの金属材料は加工硬化するため,

More information

2016年度 京都大・文系数学

2016年度 京都大・文系数学 06 京都大学 ( 文系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ xy 平面内の領域の面積を求めよ x + y, x で, 曲線 C : y= x + x -xの上側にある部分 -- 06 京都大学 ( 文系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ ボタンを押すと あたり か はずれ のいずれかが表示される装置がある あたり の表示される確率は毎回同じであるとする この装置のボタンを 0 回押したとき,

More information

<4D F736F F F696E74202D E94D58B9393AE82F AC82B782E982BD82DF82CC8AEE E707074>

<4D F736F F F696E74202D E94D58B9393AE82F AC82B782E982BD82DF82CC8AEE E707074> 地盤数値解析学特論 防災環境地盤工学研究室村上哲 Mrakam, Satoh. 地盤挙動を把握するための基礎. 変位とひずみ. 力と応力. 地盤の変形と応力. 変位とひずみ 変形勾配テンソルひずみテンソル ひずみテンソル : 材料線素の長さの 乗の変化量の尺度 Green-Lagrange のひずみテンソルと Alman のひずみテンソル 微小変形状態でのひずみテンソル ひずみテンソルの物理的な意味

More information

2011年度 大阪大・理系数学

2011年度 大阪大・理系数学 0 大阪大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ a a を自然数とする O を原点とする座標平面上で行列 A= a の表す 次変換 を f とする cosθ siθ () >0 および0θ

More information

s ss s ss = ε = = s ss s (3) と表される s の要素における s s = κ = κ, =,, (4) jωε jω s は複素比誘電率に相当する物理量であり ここで PML 媒質定数を次のように定義する すなわち κξ をPML 媒質の等価比誘電率 ξ をPML 媒質の

s ss s ss = ε = = s ss s (3) と表される s の要素における s s = κ = κ, =,, (4) jωε jω s は複素比誘電率に相当する物理量であり ここで PML 媒質定数を次のように定義する すなわち κξ をPML 媒質の等価比誘電率 ξ をPML 媒質の FDTD 解析法 (Matlab 版 2 次元 PML) プログラム解説 v2.11 1. 概要 FDTD 解析における吸収境界である完全整合層 (Perfectl Matched Laer, PML) の定式化とプログラミングを2 次元 TE 波について解説する PMLは異方性の損失をもつ仮想的な物質であり 侵入して来る電磁波を逃さず吸収する 通常の物質と接する界面でインピーダンスが整合しており

More information

<4D F736F F D20824F E B82CC90FC90CF95AA2E646F63>

<4D F736F F D20824F E B82CC90FC90CF95AA2E646F63> 1/1 平成 3 年 6 月 11 日午前 1 時 3 分 4 ベクトルの線積分 4 ベクトルの線積分 Ⅰ. 積分の種類 通常の物理で使う積分には 3 種類あります 積分変数の数に応じて 線積分 ( 記号 横(1 重 d, dy, dz d ( ine: 面積分 ( 記号 縦 横 ( 重 線 4 ベクトルの線積分 重積分記号 ddy, dydz, dzdz ds ( Surface: 1 重積分記号

More information

<4D F736F F D208D5C91A297CD8A7793FC96E591E631318FCD2E646F63>

<4D F736F F D208D5C91A297CD8A7793FC96E591E631318FCD2E646F63> 11-1 第 11 章不静定梁のたわみ ポイント : 基本的な不静定梁のたわみ 梁部材の断面力とたわみ 本章では 不静定構造物として 最も単純でしかも最も大切な両端固定梁の応力解析を行う ここでは 梁の微分方程式を用いて解くわけであるが 前章とは異なり 不静定構造物であるため力の釣合から先に断面力を決定することができない そのため 梁のたわみ曲線と同時に断面力を求めることになる この両端固定梁のたわみ曲線や断面力分布は

More information

슬라이드 1

슬라이드 1 SoilWorks for FLIP 主な機能特徴 1 / 13 SoilWorks for FLIP Pre-Processing 1. CADのような形状作成 修正機能 AutoCAD感覚の使いやすいモデリングや修正機能 1 CADで形状をレイヤー整理したりDXFに変換しなくても Ctrl+C でコピーしてSoilWorks上で Ctrl+V で読込む 2. AutoCAD同様のコマンドキー入力による形状作成

More information

Microsoft PowerPoint - 9.pptx

Microsoft PowerPoint - 9.pptx 9. 線形写像 ここでは 行列の積によって 写像を定義できることをみていく また 行列の積によって定義される写像の性質を調べていく 行列演算と写像 ( 次変換 3 拡大とスカラー倍 p ' = ( ', ' = ( k, kk p = (, k 倍 k 倍 拡大後 k 倍拡大の関係は スカラー倍を用いて次のように表現できる ' = k ' 拡大前 拡大 4 拡大と行列の積 p ' = ( ', '

More information

スライド 1

スライド 1 暫定版修正 加筆の可能性あり ( 付録 ) マクスウェルの応力テンソル (). ある領域に作用する力 2. 応力テンソル 3. 力の総和と応力テンソル 4. ローレンツ力 5. マクスウェルの方程式 6. 孤立系 注意. 本付録 : マクスウェルの応力テンソル(stress tesor) 2. 簡単のため 個々の電荷が真空中をバラバラに運動する孤立系を考えます 3. 背景は真空とします 真空中の誘電率と透磁率を使用します

More information

Microsoft Word - Chap11

Microsoft Word - Chap11 第 章 次元回転群とそのリー代数. SO のリー代数. 節でリー代数を定義したが 以下にその定義を再録する なお 多くの教科書に従って本章以降は ep t A の代わりに ep t と書くこととする 定義.. G を 次の線型リー群とすると 任意の実数 t に対して ep t G となる gl C の全体をGのリー代数 またはリー環 という 例えば ep t が 次の特殊直交群 SO の元であれば

More information

Microsoft PowerPoint - fuseitei_6

Microsoft PowerPoint - fuseitei_6 不静定力学 Ⅱ 骨組の崩壊荷重の計算 不静定力学 Ⅱ では, 最後の問題となりますが, 骨組の崩壊荷重の計算法について学びます 1 参考書 松本慎也著 よくわかる構造力学の基本, 秀和システム このスライドの説明には, 主にこの参考書の説明を引用しています 2 崩壊荷重 構造物に作用する荷重が徐々に増大すると, 構造物内に発生する応力は増加し, やがて, 構造物は荷重に耐えられなくなる そのときの荷重を崩壊荷重あるいは終局荷重という

More information

Autodesk Inventor Skill Builders Autodesk Inventor 2010 構造解析の精度改良 メッシュリファインメントによる収束計算 予想作業時間:15 分 対象のバージョン:Inventor 2010 もしくはそれ以降のバージョン シミュレーションを設定する際

Autodesk Inventor Skill Builders Autodesk Inventor 2010 構造解析の精度改良 メッシュリファインメントによる収束計算 予想作業時間:15 分 対象のバージョン:Inventor 2010 もしくはそれ以降のバージョン シミュレーションを設定する際 Autodesk Inventor Skill Builders Autodesk Inventor 2010 構造解析の精度改良 メッシュリファインメントによる収束計算 予想作業時間:15 分 対象のバージョン:Inventor 2010 もしくはそれ以降のバージョン シミュレーションを設定する際に 収束判定に関するデフォルトの設定をそのまま使うか 修正をします 応力解析ソルバーでは計算の終了を判断するときにこの設定を使います

More information

本資料では Flat imlator Vr.5.. の下記改良成果についてご報告します iss iscolastic modl を利用した Film castig simlatio 機能の実装 iss iscolastic modl を利用した Matrial charactrizatio 機能の実

本資料では Flat imlator Vr.5.. の下記改良成果についてご報告します iss iscolastic modl を利用した Film castig simlatio 機能の実装 iss iscolastic modl を利用した Matrial charactrizatio 機能の実 Flat imlatorvr.5.. 改良成果資料 発表用ダイジェスト版 5//5 株式会社 HAL Copright Hpr Adacd imlatio Laborator Co. Ltd. All Rights Rsrd 本資料では Flat imlator Vr.5.. の下記改良成果についてご報告します iss iscolastic modl を利用した Film castig simlatio

More information

Microsoft Word - kogi10ex_main.docx

Microsoft Word - kogi10ex_main.docx 機能創造理工学 Ⅱ 期末試験 追試験問題 ( 病欠等による ) 途中の計算を必ず書こう 答えのみでは採点できない 問. 二次元面内を運動する調和振動子のラグランジアン L ( ) ( ) を 極座標, に変換し 極座標でのオイラーラグランジュ方程式を書こう ( 解く必要はない ) 但し, は定数であり また 極座標の定義は cos, sin である 問. 前問において極座標, に共役な一般化運動量,

More information

DVIOUT

DVIOUT 最適レギュレータ 松尾研究室資料 第 最適レギュレータ 節時不変型無限時間最適レギュレータ 状態フィードバックの可能な場合の無限時間問題における最適レギュレータについて確定系について説明する. ここで, レギュレータとは状態量をゼロにするようなコントローラのことである. なぜ, 無限時間問題のみを述べるかという理由は以下のとおりである. 有限時間の最適レギュレータ問題の場合の最適フィードバックゲインは微分方程式の解から構成される時間関数として表現される.

More information

2 図微小要素の流体の流入出 方向の断面の流体の流入出の収支断面 Ⅰ から微小要素に流入出する流体の流量 Q 断面 Ⅰ は 以下のように定式化できる Q 断面 Ⅰ 流量 密度 流速 断面 Ⅰ の面積 微小要素の断面 Ⅰ から だけ移動した断面 Ⅱ を流入出する流体の流量 Q 断面 Ⅱ は以下のように

2 図微小要素の流体の流入出 方向の断面の流体の流入出の収支断面 Ⅰ から微小要素に流入出する流体の流量 Q 断面 Ⅰ は 以下のように定式化できる Q 断面 Ⅰ 流量 密度 流速 断面 Ⅰ の面積 微小要素の断面 Ⅰ から だけ移動した断面 Ⅱ を流入出する流体の流量 Q 断面 Ⅱ は以下のように 3 章 Web に Link 解説 連続式 微分表示 の誘導.64 *4. 連続式連続式は ある領域の内部にある流体の質量の収支が その表面からの流入出の合計と等しくなることを定式化したものであり 流体における質量保存則を示したものである 2. 連続式 微分表示 の誘導図のような微小要素 コントロールボリューム の領域内の流体の増減と外部からの流体の流入出を考えることで定式化できる 微小要素 流入

More information

DVIOUT-SS_Ma

DVIOUT-SS_Ma 第 章 微分方程式 ニュートンはリンゴが落ちるのを見て万有引力を発見した という有名な逸話があります 無重力の宇宙船の中ではリンゴは落ちないで静止していることを考えると 重力が働くと始め静止しているものが動き出して そのスピードはどんどん大きくなる つまり速度の変化が現れることがわかります 速度は一般に時間と共に変化します 速度の瞬間的変化の割合を加速度といい で定義しましょう 速度が変化する, つまり加速度がでなくなるためにはその原因があり

More information

Microsoft PowerPoint - CSA_B3_EX2.pptx

Microsoft PowerPoint - CSA_B3_EX2.pptx Computer Science A Hardware Design Excise 2 Handout V2.01 May 27 th.,2019 CSAHW Computer Science A, Meiji University CSA_B3_EX2.pptx 32 Slides Renji Mikami 1 CSAHW2 ハード演習内容 2.1 二次元空間でのベクトルの直交 2.2 Reserved

More information

Microsoft PowerPoint - ip02_01.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - ip02_01.ppt [互換モード] 空間周波数 周波数領域での処理 空間周波数 (spatial frquncy) とは 単位長さ当たりの正弦波状の濃淡変化の繰り返し回数を表したもの 正弦波 : y sin( t) 周期 : 周波数 : T f / T 角周波数 : f 画像処理 空間周波数 周波数領域での処理 波形が違うと 周波数も違う 画像処理 空間周波数 周波数領域での処理 画像処理 3 周波数領域での処理 周波数は一つしかない?-

More information