1-1 交通死亡事故全体の推移 10 年前と比較し の死者は 40.7% 65 歳以上の死者は 24.0% それぞれ減少 死者に占める 65 歳以上の割合は 24 年以降増加 27 年中死者の半数以上 (54.6%) を 65 歳以上が占める 10 年前と比較し 人口当たり死者数は 65 歳以上のい

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目 次 1 交通事故の発生状況 1 2 死傷者の状況 (1) 齢層別の状況 3 (2) 状態別の状況 5 (3) 齢層別 状態別の状況 7 (4) 損傷部位別の状況 12 (5) 昼夜別の状況 14 3 交通事故の状況 (1) 齢層別の状況 17 (2) 法令違反別の状況 19 (3) 飲酒別の状況

【資料1】高齢運転者に係る交通事故分析

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【セット版】本資料(H29事故分析)

目次 はじめに 1 1 全国 北海道 帯広市の交通事故発生件数 死者数 負傷者数の推移 1 2 月別交通事故発生状況 (H22-H26 合計 ) 2 3 時間別交通事故発生状況 (H22-H26 合計 ) 3 4 曜日別交通事故発生状況 (H22-H26 合計 ) 3 5 事故類型別交通事故発生状況

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概要資料(平成29年死亡事故等分析)

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北海道警察本部交通企画課 平成 31 年 2 月

() 方面別発生状況 月中の死者は札幌方面が 人 (.%) で最も多く 次いで釧路方面が 人 (.%) 旭川方面が 人 (.%) となっている 月末の死者は札幌方面が 人 (.%) で最も多く 次いで旭川方面が 人 (.%) 釧路方面が 人 (.%) となっている 月中 方面別 \ 区分発生件数傷者

H 児童・生徒の交通事故

() 方面別発生状況 7 月中の死者は札幌方面が 人 (.%) で最も多く 次いで旭川方面と釧路方面が各々 人 (.%) となっている 7 月末の死者は札幌方面が 人 (.7%) で最も多く 次いで旭川方面が 人 (.%) 釧路方面が 人 (7.%) となっている 7 月中 方面別 \ 区分発生件数

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第 1 三重県の交通事故発生状況 1 平成 29 年 12 月中に発生した交通事故 注 1 数字は単位未満で四捨五入してある ( 平成 29 年 12 月中 ) ため 合計の数字と内訳の計が一致しない場合や 四捨五入前の数字を用いて計算区分 29 年 2 年増減数増減率した結果と表中の数字が一致しな

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平成 30 年 交通事故統計 急がずにマナーとゆとりで交通安全 秋田の道路は 歩行者ファースト 秋田県警察本部

C 2015 IT 第 18 回研究発表会テーマ論文 携帯電話等の使用が要因となる事故の分析 研究部研究第一課研究員本田正英 概要運転中の携帯電話等の使用は道路交通法で禁止されているが 携帯電話等で通話しながら あるいは画面を見ながら運転する人は多く 平成 26 年中の同違反での検挙件数は約 110

交通安全ニュース

生活道路対策

~ 目次 ~ 全国の交通事故 2 都道府県別の交通事故 2 3 首都圏における交通事故発生状況 3 4 埼玉県内の交通事故 高齢者 自転車 交差点の死亡事故 4 交通事故の年別推移 人口 免許人口 自動車保有台数の年別推移 交通事故の年齢層別 状態別発生状況 6 市町村別の交通事故発生状況 7 交通

Microsoft PowerPoint - 2_「ゾーン30」の推進状況について

~ 目次 ~ 1 全国の交通事故 1 2 都道府県別の交通事故 2 3 首都圏における交通事故発生状況 3 4 埼玉県内の交通事故 高齢者 自転車 交差点の死亡事故 4 交通事故の年別推移 人口 免許人口 自動車保有台数の年別推移 交通事故の年齢層別 状態別発生状況 6 市町村別の交通事故発生状況

事故の全体俯瞰のグラフ等 ( 平成 17 年 )

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交通安全講座 高齢運転者編 あなたは危険に気づけるか!? 交通安全の専門家がわかりやすく解説! 監修 : 鈴木春男千葉大学名誉教授 公益社団法人北海道交通安全推進委員会

速度規制の目的と現状 警察庁交通局 1

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Institute for Traffic Accident Research and Data Analysis ITARDA INFORMATION 財団法人交通事故総合分析センターイタルダ インフォメーション 2010 MAY No. 83 特集 自動車と歩行者の事故 交通事故による被害は年々

こんな事故が起きています! 交通事故データから 自転車事故の実態や原因を見てみましょう データから見る自転車事故の実態 各地で多発している自転車事故 被害事故だけでなく 加害事故も発生しています 最近の自転車事故の発生状況や事例を見ながら その実態を探ってみましょう 自転車事故の発生状況 主な要因は

資料 -2 国道 24 号烏丸通 歩行者 自転車通行安全協議会 国道 24 号烏丸通の概要 平成 30 年 3 月 国土交通省近畿地方整備局京都国道事務所

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側帯 93 乗用車乗車中二輪車乗車中自転車乗用中歩行中その他 日本 1, , 韓国 (2013) 1, , 米国 11,926 4, , 英国 スウェー

子供の交通事故防止 子供が関連する交通事故の件数は年々減少傾向にあるものの 子供の行動範囲が広がる夏休みが始まる 7 月に運動の重点として掲げ 横断歩道を渡る 道路へは飛び出さない 道路を渡るときは左右をしっかり確認するなどの基本的な交通ルールとマナーを 一人ひとりに根付かせる 日常生活の中で 安全

資料 1 逆走事案のデータ分析結果 1. 逆走事案の発生状況 2. 逆走事案の詳細分析

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1 自転車関連事故の現状と指導取締りの状況 (1) 自転車関連事故の推移 自転車関連事故の全交通事故に占める割合は増加傾向にあり 平成 23 年は約 2 割を占めている状況 自転車対歩行者の交通事故件数は10 年前の約 1.5 倍 全交通事故件数 ( 件 ) ( 件 ) 1,000, ,

あなたの自転車大丈夫 自転車はマナーを守って安全に 点検しよう 自転車に乗る際 定期的に点検していますか 何もせず使用し続けると ブレーキ不良 などの不具合が生じ 事故につながりかねません 安全に使用するためにも 点検 整 備を行いましょう 10 鍵は付いているか 1 ハンドルに ガタつきはないか


1 踏切事故 とは国土交通省鉄道局の資料( 鉄軌道輸送の安全にかかわる情報 の 用語の説明 ) によれば 踏切障害に伴う列車衝突事故 列車脱線事故及び列車火災事故並びに踏切障害事故 をいいます 2 3 出典 : 国土交通省鉄道局 鉄軌道輸送の安全にかかわる情報

【資料8】車両安全対策の事後効果評価rev4

目次 1 1. 奈良市中心部の道路交通環境 1) 広域的な自転車利用ネットワーク P2 2) 幹線道路の交通状況 ( 交通量 ) P3 3) 幹線道路の交通状況 ( 混雑状況 ) P4 2. 自転車事故の分析結果 1) 道路種別別 ( 国道 県道 市道 ) 自転車事故発生状況 P5 2) 自動車交通

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(2) 高齢者の福祉 ア 要支援 要介護認定者数の推移 介護保険制度が始まった平成 12 年度と平成 24 年度と比較すると 65 歳以上の第 1 号被保険者のうち 要介護者又は要支援者と認定された人は 平成 12 年度末では約 247 万 1 千人であったのが 平成 24 年度末には約 545 万

Microsoft PowerPoint - ■⑤鷲野先生

交通安全ニュース

1 自転車の罰則について

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1 みんなに優しくスマートに!! 自転車は便利で環境にも優しい車両です ところが ルールやマナーを無視した乗り方は交通事故につながります 川崎市内では 自転車が関係する交通事故が多発しています みんなへの優しさを持って自転車を利用して 交通事故を防止しましょう 信号を守ろう! 違反すると 3 月以下

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はじめに 交通事故統計年報によると 交通事故発生件数及び死傷者数は年々減少傾向にあるが 自動車保険統計による保険金支払額は同様には減少していない 現在の交通事故対策は 警察統計による交通事故発生件数や死傷者数等の量的な値で評価し その値を減少させることを目的に行われているが 現状ではこの比較手法が必

交通事故から 自分自身と家族を守るために

はじめに バス事業を取りまく環境は 少子高齢化や自家用自動車の増大等により 需要が停滞し運送収入が伸び悩み さらに昨今の原油価格の高止まりもあり厳しい経営状況が続いています このような状況の中において 事業者の皆様には地域住民の生活の足を確保し 自動車に起因する大気汚染問題など環境対策やバリアフリー

1 県下交通事故発生状況 凡例 = 件数 = 人身事故件数 (1) 交通事故件数ア前年対比 表 1 件数 死者数 負傷者重傷軽傷計 物損事故 H7 5, ,96 6,96 38,813 H6 5, ,85 7,7 38,33 増減

自転車利用者が定期的に点検整備や正しい乗車方法等の指導を受ける気運を醸成するとともに 自転車安全整備制度の拡充を図る 放置自転車に対しては 利用者のマナーの向上を図るとともに 撤去等の対策を講じる 広報啓発活動の推進 自転車は加害者となる場合もあることから 被害者の救済等を目的とした損害賠償責任保険

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1 基本的な整備内容 道路標識 専用通行帯 (327 の 4) の設置 ( 架空標識の場合の例 ) 自 転 車 ピクトグラム ( 自転車マーク等 ) の設置 始点部および中間部 道路標示 専用通行帯 (109 の 6) の設置 ( 過度な表示は行わない ) 専 用 道路標示 車両通行帯 (109)

衝突時の走行速度と歩行者が致命傷となる確率 資料 Speed management Aroadsafetymanual fordecisi on-makersandpractitioners より 30km/h の場合致死率 : 約 10% 50km/h の場合 致死率 :80% 以上

自転車の 正しい 乗り方

( 件 / 人 ) 12, 交通事故の推移 (S4~) ( 人 ) 18 1, 8, 6, 4, 2, 死者数 人身事故件数 負傷者数 S4 S45 S5 S55 S6 H2 H7 H12 H17 H 約 2 倍 6 人身事故件数及び負傷者数は 平成 14 年以降減少傾

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セーフティツーリング

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7 主な推進事項 (1) 子供と高齢者の交通事故防止 県民総ぐるみで交通安全意識の高揚を図り 子供及び高齢者等に対する保護意識の醸成を図る 保護者から子供への交通安全教育の推進 通学路等における子供の安全確保 高齢歩行者の死亡事故の特徴を踏まえた交通安全教育の推進 身体機能や認知機能の変化が運転に及

自動車事故に関する現行の法律の整理 交通事故時の法的責任およびその根拠法責任を負う個人 / 法人製品等責任責任根拠 自動車運転死傷行為処罰法刑事責任刑法運転者 - 道路交通法行政処分道路交通法 民法 事業者 運行供用者 - 運行供用者責任自動車損害賠償保障法 使用者 - 使用者責任民法 損害保険会社

スライド 1

市川市の現状について

03 【資料1】自動走行をめぐる最近の動向と今後の調査検討事項

通行禁止道路 について 道路標識又は道路標示によるもの 対象にするもの 車両通行止め道路 根拠規定道路標識 道路標示 ( 例 ) 道路交通法第 8 条第 1 項 自転車及び歩行者用道路 標識 302 同法第 8 条第 1 項 標識 325 の 3 歩行者用道路 同法第 8 条第 1 項 標識 325

問 2 自転車を乗っているときに事故を起こした場合 どのような責任を負います か? 自転車だから大丈夫 事故を起こしたとしても大事にはならない そんな軽はずみな気持ちが 死傷者を出す重大な事故につながります 道路交通法上 自転車も車両の一種( 軽車両 ) です 法律違反をして事故を起こすと 自転車利

平成 25 年度第 7 回キッズ モニターアンケート 自転車の交通ルールとマナーについて 実施報告 アンケートの実施結果は以下のとおりでした キッズ モニターのみなさん ご協力ありがとうございました アンケート概要 1 実施期間平成 25 年 12 月 13 日 ~12 月 26 日 2 回答者数

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自転車に係る主な交通ルール 以下の自転車に関するルールは主に道路交通法上 普通自転車 と呼ばれる自転車について記載しています 大きさが通常の自転車より大きなもの等については必ずしも当てはまらないものがあります 以下の根拠規定として掲げているものは 特に断りのない限り 道路交通法の条文です 罰則は当該

図 1 運転者 ( 原付以上 ) の法令違反別事故件数 (2015 年 ) 出典 : 警察庁 平成 27 年度における交通事故発生状況 表 1 自動運転のレベル出典 : 自動走行ビジネス検討会資料を基に JAEF 作成 加速 ( アクセル ) の自動化 =クルーズコントロール ( アクセルペダルを踏

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2019 年春の全国交通安全運動埼玉県実施要綱 1 目的本運動は 広く県民に交通安全思想の普及 浸透を図り 交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに 県民自身による道路交通環境の改善に向けた取組を推進することにより 交通事故防止の徹底を図ることを目的とする 2 実施期間 2019

子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止 次代を担う子供のかけがえのない命を社会全体で交通事故から守ることが重要であるにもかかわらず 依然として道路において子供が危険にさらされていること また 高齢者の交通事故死者数が 交通事故死者数全体の約半数を占め その減少が強く求められているこ

表紙

12 5 月 10 日鶴岡市普乗歩行者 ( 木 ) 市道鶴岡市会社員秋田県鉄工業 12 1:32 夜湿潤 42 歳男 44 歳男死亡 雨交差点付近前方不注意 13 5 月 12 日鶴岡市普乗歩行者 ( 土 ) 市道鶴岡市会社員鶴岡市無職 13 1:38 夜乾燥 22 歳男 66 歳男死亡 死亡事故

走行実験の概要

目 次 1 交通情勢の推移 2 全国の交通事故 3 県内の交通事故地域別発生実態 (1) 警察署別交通事故発生状況 4 (2) 市区町村別交通事故発生状況 全体的な特徴 (1) 何月に事故が多いか 6 (2) 何曜日に事故が多いか 7 (3) 何時ころに事故が多いか 8 (4) どの路線に事故が多い

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スライド 1

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( おさらい ) 自動運転とは レベルレベル1 レベル2 レベル3 レベル4 定義 加速 操舵 制動のいずれかの操作をシステムが行う 加速 操舵 制動のうち複数の操作を一度にシステムが行う ( 自動運転中であっても 運転責任はドライバーにある ) 加速 操舵 制動をすべてシステムが行い システムが要

Institute for Traffic Accident Research and Data Analysis ITARDA INFORMATION 財団法人交通事故総合分析センターイタルダ インフォメーション 2009 FEBRUARY No. 78 特集 その自転車の乗り方では事故になります

Microsoft Word - 55回 30年実施要領

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1 趣旨このガイドラインは 日本国内の公道 ( 道路交通法 ( 昭和 35 年法律第 105 号 ) 第 2 条第 1 項第 1 号に規定する 道路 をいう 以下同じ ) において 自動走行システム ( 加速 操舵 制動のうち複数の操作を一度に行い 又はその全てを行うシステムをいう 以下同じ ) を

平成 27 年度 輸送の安全教育計画 安全ミーティング外部講習会適性診断安全委員会社長面談 4 月 月 6 月 月 8 月 月 10 月 月 12 月 月 2 月 月 教育内容 1

Taro-交通安全KYT資料.docx

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年齢調整死亡率 (-19 歳 ) の年次推移 ( :1999-1) 1 男性 女性 年齢調整死亡率 -19 年齢調整死亡率 年齢調整死亡率 -19 年齢調整死亡率

Transcription:

平成 27 年における交通死亡事故の特徴 について 平成 28 年 3 月 3 日警察庁交通局

1-1 交通死亡事故全体の推移 10 年前と比較し の死者は 40.7% 65 歳以上の死者は 24.0% それぞれ減少 死者に占める 65 歳以上の割合は 24 年以降増加 27 年中死者の半数以上 (54.6%) を 65 歳以上が占める 10 年前と比較し 人口当たり死者数は 65 歳以上のいずれについても 40% 以上減少 人口当たり死者数は 65 歳以上においての 2 倍以上の水準 図 1 交通事故死者数の推移 ( 平成 17~27 年 ) 図 2 人口 10 万人当たり交通事故死者数の推移 ( 平成 17~27 年 ) ( 人 ) 7,000 6,000 5,000 6,937 6,415 5,796 5,209 4,979 4,948 4,691 65 歳以上 4,438 4,388 ( 指数 59.3) 4,113 4,117 ( 人 / 人口 10 万人 ) 12.0 11.9 11.1 10.0 8.0 10.3 9.2 8.8 8.6 65 歳以上 4,000 3,000 2,000 1,000 2,955 2,840 2,749 2,523 2,483 2,489 ( 指数 76.0) 2,309 2,279 2,309 2,193 2,247 6.0 4.0 2.0 5.4 5.0 4.5 4.1 3.9 3.9 7.8 7.7 7.5 3.7 3.5 3.4 6.9 6.8 ( 指数 57.3) 3.2 3.2 ( 指数 59.6) 0 死者全体に占める 65 歳以上の割合 (%) 指数は 平成 17 年を 100 とした場合の平成 27 年の値である 42.6 44.3 47.4 48.4 49.9 50.3 49.2 51.4 52.6 53.3 54.6 0.0 指数は 平成 17 年を 100 とした場合の平成 27 年の値である 算出に用いた人口は 各前年の総務省統計資料 10 月 1 日現在推計人口 又は 国勢調査 による 警察庁交通局 1

1-2 平成 27 年における交通死亡事故の特徴 ( 年齢層別 ) 人口当たり死者数を年齢層別にみると 65 歳以上においてはの平均を超えている 図 3 人口 10 万人当たり死者数 ( 平成 27 年中 ) 原付以上第 1 当事者の年齢層別死亡事故件数 ( 免許保有者当たり ) は 24 歳以下 75 歳以上で多い 図 4 原付以上運転者 ( 第 1 当事者 ) の年齢層別免許人口 10 万人当たり死亡事故件数 ( 平成 27 年中 ) 3.2 4.4 4 歳以下 5~9 歳 10~14 歳 15~19 歳 20~24 歳 25~29 歳 30~34 歳 35~39 歳 40~44 歳 45~49 歳 50~54 歳 55~59 歳 60~64 歳 65~69 歳 70~74 歳 75~79 歳 80~84 歳 85 歳以上 0.5 0.3 0.6 1.9 1.7 1.8 1.8 2.1 2.6 2.6 2.7 3.0 3.0 3.8 5.2 8.3 8.9 11.1 15~19 歳 20~24 歳 25~29 歳 30~34 歳 35~39 歳 40~44 歳 45~49 歳 50~54 歳 55~59 歳 60~64 歳 65~69 歳 70~74 歳 75~79 歳 80~84 歳 85 歳以上 4.6 3.3 4.1 3.2 3.4 3.3 3.7 3.6 4.0 4.8 6.2 7.0 11.5 14.7 18.2 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 ( 人 / 人口 10 万人 ) 算出に用いた人口は 平成 26 年の総務省統計資料 10 月 1 日現在推計人口 による 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 ( 件 / 免許保有者 10 万人 ) 算出に用いた人口は 平成 26 年の総務省統計資料 10 月 1 日現在推計人口 による 原付以上運転者 とは 自動車 自動二輪車及び原動機付自転車の運転者をいう ( 以下同じ ) 第 1 当事者 とは 事故当事者のうち最も過失の重い者をいう ( 以下同じ ) 警察庁交通局 2

1-3 交通死亡事故の状態別 類型別特徴 ( 人 / 人口 10 万人 ) 5.5 5.0 4.5 4.0 3.5 3.0 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 死者の状態別では 歩行中 自動車乗車中が特に多い 歩行中及び自転車乗用中の死者数は 余り減っていない 図 5 人口 10 万人当たり状態別死者数の推移 ( 平成 17~27 年 ) 原付 自動二輪車乗車中 自動車乗車中 歩行中 自転車乗用中 0.0 歩行中 自動車乗車中 原付 自動二輪車乗車中 自転車乗用中 1.67 1.62 1.54 1.37 1.35 1.37 1.33 1.28 1.25 1.18 1.21 (30.8) (32.3) (33.9) (33.5) (34.7) (35.2) (36.4) (37.0) (36.3) (36.4) (37.3) 2.15 1.87 1.59 1.35 1.28 1.28 1.15 1.12 1.11 1.08 1.04 (39.6) (37.2) (35.1) (33.2) (32.7) (33.1) (31.5) (32.2) (32.4) (33.3) (32.1) 0.93 0.88 0.81 0.78 0.70 0.69 0.67 0.62 0.60 0.55 0.53 (17.1) (17.5) (17.9) (19.0) (17.9) (17.8) (18.2) (17.8) (17.3) (16.9) (16.4) 0.67 0.64 0.59 0.57 0.56 0.52 0.50 0.44 0.47 0.42 0.45 (12.3) (12.8) (13.0) (14.0) (14.3) (13.5) (13.6) (12.8) (13.7) (13.1) (13.9) 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 (0.2) (0.2) (0.2) (0.3) (0.3) (0.4) (0.2) (0.2) (0.3) (0.2) (0.3) 上段は人口 10 万人当たり死者数 下段 ( ) は構成率 とは 自転車以外の軽車両利用中等をいう ( 例 ) リアカー 荷車 増減率 (H17 年比 ) 全死者 5.43 5.02 4.54 4.08 3.90 3.88 3.66 3.47 3.44 3.23 3.24-40.4-27.8-51.6-42.7-32.6-19.6 5.0 4.5 4.0 3.5 3.0 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 死亡事故の類型別では 正面衝突等 ( 注 ) 横断中 出会い頭衝突が多い このうち 横断中死亡事故は 他に比べ余り減っていない 図 6 人口 10 万人当たり類型別死亡事故件数の推移 ( 平成 17~27 年 ) ( 件 / 人口 10 万人 ) 5.5 ( 人対車両 ) ( 車両相互 ) 右左折時 ( 車両相互 ) 出会い頭衝突 ( 人対車両 ) 横断中 ( 車両相互 車両単独 ) 正面衝突等 ( 注 ) ( 注 ) 事故原因が類似する 正面衝突 路外逸脱 工作物衝突を 正面衝突等 とまとめる ( 車両相互 車両単独等 ) 0.0 正面衝突等 横断中 出会い頭衝突人対車両右 左折時 追突 全死亡事故 ( 車両相互 ) 追突 1.66 1.45 1.27 1.08 1.07 1.05 0.97 0.89 1.00 0.95 0.92 (31.7) (29.8) (28.7) (27.2) (28.3) (28.0) (27.3) (26.5) (29.7) (30.2) (29.1) 1.15 1.16 1.10 0.97 0.94 0.97 0.92 0.90 0.85 0.81 0.82 (21.9) (23.9) (24.8) (24.5) (24.9) (25.8) (25.7) (26.6) (25.3) (25.6) (25.9) 0.86 0.80 0.75 0.70 0.60 0.59 0.53 0.49 0.43 0.43 0.45 (16.4) (16.5) (16.9) (17.6) (15.9) (15.7) (14.8) (14.7) (12.9) (13.5) (14.1) 0.45 0.41 0.39 0.36 0.36 0.35 0.37 0.34 0.32 0.33 0.34 (8.5) (8.5) (8.9) (9.2) (9.6) (9.3) (10.3) (10.0) (9.6) (10.4) (10.7) 0.34 0.31 0.28 0.28 0.27 0.25 0.23 0.25 0.22 0.20 0.20 (6.5) (6.4) (6.4) (7.0) (7.2) (6.6) (6.5) (7.3) (6.7) (6.3) (6.5) 0.30 0.27 0.23 0.21 0.19 0.21 0.24 0.20 0.18 0.18 0.16 (5.8) (5.6) (5.2) (5.2) (5.0) (5.5) (6.6) (6.0) (5.5) (5.7) (4.9) 0.48 0.45 0.40 0.37 0.34 0.34 0.31 0.30 0.35 0.26 0.28 (9.3) (9.3) (9.0) (9.4) (9.1) (9.0) (8.8) (9.0) (10.4) (8.4) (8.8) 上段は人口 10 万人当たり死亡事故件数 下段 ( ) は構成率 ( 人対車両 ) とは 対面通行 背面通行 路上横臥等をいう ( 車両相互 車両単独等 ) とは 追越追抜時 転倒 列車等をいう 増減率 (H17 年比 ) -44.4-28.5-47.8-24.3-39.8-48.5-42.5 5.24 4.86 4.41 3.98 3.79 3.77 3.56 3.37 3.37 3.15 3.17-39.5 警察庁交通局 3

2 平成 27 年における正面衝突等死亡事故 ( 正面衝突 路外逸脱 工作物衝突 ) の特徴 単路での発生が 77.4% 全死亡事故と比較すると 非市街地での発生割合が高い 原付以上第 1 当事者については ハンドル操作不適 漫然運転等が多くを占める 図 7 道路形状別正面衝突等死亡事故発生状況 ( 平成 27 年中 ) 図 8 市街地 非市街地別正面衝突等死亡事故発生状況 ( 平成 27 年中 ) 図 9 正面衝突等死亡事故の第 1 当事者 ( 原付以上 ) の法令違反の状況 ( 平成 27 年中 ) 37 3.2% 交差点 103 8.8% 交差点付近 125 10.7% 100% 80% 60% 40% 計 1,173( 件 ) 計 4,028( 件 ) 1,792 44.5% 816 69.6% 安全速度 57 5.3% ブレーキ操作不適 54 5.0% 酒酔い 過労等 26 2.4% の違反 123 11.4% ハンドル操作不適 289 26.8% 単路 908 77.4% 計 1,173( 件 ) 20% 0% 357 30.4% 正面衝突等 2,236 55.5% 全死亡事故 最高速度違反 134 12.4% 通行区分 158 14.7% 漫然運転等 236 21.9% 計 1,077( 件 ) 非市街地 市街地 交差点付近 とは 交差点の側端から 30 メートル以内の道路の部分をいう 単路 とは 道路のうち 交差点 交差点付近及び踏切等以外の部分をいう とは 踏切及び道路交通法上の一般交通の用に供するの場所をいう ( 例 ) 駐車場 林道 市街地 とは 道路に沿っておおむね 500 メートル以上にわたって住宅 事業所等の建造物が連立している状態であって その地域における建造物及び敷地の占める割合が 80% 以上になる地域をいう ( 片側だけがこのような形態をなしている場合を含む ) 漫然運転等 とは 前方不注意 動静不注視 安全不確認をいう の違反 に該当するもの : 違反不明 追越し違反等 警察庁交通局 4

3-1 平成 27 年における横断中死亡事故の特徴 横断中死亡事故の 51.0% が交差点において発生 図 10 道路形状別横断中死亡事故発生状況 ( 平成 27 年中 ) 単路 331 31.7% 交差点 532 51.0% 交差点付近 181 17.3% 計 1,044( 件 ) 交差点付近 とは 交差点の側端から 30 メートル以内の道路の部分をいう 単路 とは 道路のうち 交差点 交差点付近及び踏切等以外の部分をいう 警察庁交通局 5

3-2 平成 27 年における横断中死亡事故の特徴 ( 歩行者 ) 4 歳以下 5~9 歳 10~14 歳 15~19 歳 20~24 歳 25~29 歳 30~34 歳 35~39 歳 40~44 歳 45~49 歳 50~54 歳 55~59 歳 60~64 歳 65~69 歳 70~74 歳 75~79 歳 80~84 歳 85 歳以上 横断中の法令違反あり死者数 ( 人口当たり ) を年齢層別にみると 65 歳以上においてはの平均を超えている 図 11 年齢層別人口 10 万人当たり法令違反のあった横断中死者数 ( 第 1 2 当事者 )( 平成 27 年中 ) 図 12 横断中死者の違反有無別割合 ( 第 1 2 当事者 )( 平成 27 年中 ) 違反なし 377 36.3% 違反あり 663 63.8% 計 1,040( 人 ) 違反あり 違反なし 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 65 歳以上においては 他の年齢層と比較して 横断中死者の法令違反のうち 走行車両の直前直後横断が特に多い 横断歩道以外横断 信号無視は 年齢層を問わず一定の割合を占めている 図 13 年齢層別横断中死者 ( 第 1 2 当事者 ) の法令違反の状況 ( 平成 27 年中 ) 65 歳未満 65 歳以上 28 18.2% 212 41.7% 30 19.5% 41 26.6% 120 23.6% 12 7.8% 83 16.3% 18 11.7% 19 3.7% 32 6.3% 25 16.2% 43 8.4% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 車両等の直前直後横断 信号無視 横断禁止場所横断 横断歩道以外横断 斜め横断 計 154( 人 ) 計 509( 人 ) ( 人 / 人口 10 万人 ) 算出に用いた人口は 平成 26 年の総務省統計資料 10 月 1 日現在推計人口 による の違反 に該当するもの : 酩酊 徘徊等 警察庁交通局 6

3-3 平成 27 年における横断中死亡事故の特徴 ( 原付以上第 1 当事者 ) 横断中死亡事故における原付以上第 1 当事者については 81.5% が直進中 漫然運転等 歩行者妨害が多くを占める 図 14 横断中死亡事故における原付以上第 1 当事者の走行状態 ( 平成 27 年中 ) 図 15 横断中死亡事故における原付以上第 1 当事者の法令違反の状況 ( 平成 27 年中 ) 右折 124 13.6% 左折 20 2.2% 24 2.6% 信号無視 33 3.6% 交差点安全進行義務違反 58 6.4% 最高速度違反 25 2.7% の違反 28 3.1% 直進 742 81.5% 歩行者妨害 255 28.0% 漫然運転等 511 56.2% 計 910( 件 ) 計 910( 件 ) とは 発進 進路変更等をいう 漫然運転等 とは 前方不注意 動静不注視 安全不確認をいう の違反 に該当するもの : 横断等禁止違反 安全速度等 警察庁交通局 7

4 平成 27 年における出会い頭衝突死亡事故の特徴 原付以上第 1 当事者については 指定場所一時不停止等 漫然運転等 信号無視 交差点安全進行義務違反が多くを占める 図 16 出会い頭衝突死亡事故における原付以上第 1 当事者の法令違反の状況 ( 平成 27 年中 ) 最高速度違反 8 1.8% の違反 40 8.9% 優先通行妨害 42 9.4% 指定場所一時不停止等 117 26.1% 交差点安全進行義務違反 55 12.2% 信号無視 89 19.8% 漫然運転等 98 21.8% 計 449( 件 ) 漫然運転等 とは 前方不注意 動静不注視 安全不確認をいう の違反 に該当するもの : 徐行場所違反 横断等禁止違反等 警察庁交通局 8

5 平成 27 年における自転車乗用中死亡事故の特徴 年齢層別にみた自転車乗用中の法令違反あり死者数 ( 人口当たり ) は 65 歳以上においての平均を超えている 65 歳以上 65 歳未満いずれについても 自転車乗用中死者の法令違反は 安全不確認 ハンドル操作不適が特に多い 4 歳以下 5~9 歳 10~14 歳 15~19 歳 20~24 歳 25~29 歳 30~34 歳 35~39 歳 40~44 歳 45~49 歳 50~54 歳 55~59 歳 60~64 歳 65~69 歳 70~74 歳 75~79 歳 80~84 歳 85 歳以上 図 17 年齢層別人口 10 万人当たり法令違反のあった自転車乗用中死者数 ( 第 1 2 当事者 )( 平成 27 年中 ) 図 18 自転車乗用中死者の違反有無別割合 ( 第 1 2 当事者 )( 平成 27 年中 ) 違反なし 128 22.5% 違反あり 440 77.5% 計 568( 人 ) 違反あり 違反なし 0.00 0.20 0.40 0.60 0.80 1.00 1.20 1.40 1.60 1.80 図 19 年齢層別自転車乗用中死者 ( 第 1 2 当事者 ) の法令違反の状況 ( 平成 27 年中 ) 65 歳未満 65 歳以上 25 18.7% 77 25.2% 25 18.7% 52 17.0% 11 10 8.2% 7.5% 31 10.1% 4 3.0% 19 14.2% 27 8.8% 17 5.6% 27 8.8% 6 4.5% 34 25.4% 計 134( 人 ) 15 4.9% 60 19.6% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 安全不確認ハンドル操作不適一時不停止 交差点安全進行信号無視横断 転回等 優先通行妨害 の違反 計 306( 人 ) ( 人 / 人口 10 万人 ) 算出に用いた人口は 平成 26 年の総務省統計資料 10 月 1 日現在推計人口 による の違反 に該当するもの : 違反不明 追越し違反等 警察庁交通局 9

6 シートベルト着用状況別死者数及び致死率 自動車乗車中死者に占めるシートベルト着用者の割合は 52.0%( 平成 23~27 年累計 ) 自動車乗車中死者のシートベルト着用状況別致死率 ( 死傷者に占める死者の割合 ) は 非着用が着用の約 14 倍の水準 ( 平成 23~27 年累計 ) 図 20 自動車乗車中死者のシートベルト着用状況 ( 平成 23~27 年 ) 図 21 自動車乗車中死者のシートベルト着用状況別致死率 ( 平成 23~27 年 ) 不明 239 3.4% ( 致死率 ) 2.5 2.23 2.0 1.5 非着用 3,134 44.6% 着用 3,647 52.0% 1.0 0.5 0.16 計 7,020( 人 ) 0.0 着用 非着用 致死率 = 死者数 死傷者数 100 警察庁交通局 10