4 調査対象者数 実施人数及び実施率 公立小学校 205 校 公立中学校 97 校 公立全日制 34 校 定時制 9 校の児童生徒全員を対 象とした 実施人数及び実施率については 次の表及び図に示すとおりである 表. 各校種別調査対象者数 実施人数及び実施率 校種 年齢項目 性別等 小学校中学校 6

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平成 27 年度全国体力 運動能力 運動習慣等調査愛媛県の結果概要 ( 公立学校 ) 調査期間 : 調査対象 : 平成 27 年 4 月 ~7 月小学校第 5 学年 ( 悉皆 ) 中学校第 2 学年 ( 悉皆 ) 男子 5,909 人男子 5,922 人 女子 5,808 人女子 5,763 人 本

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平成 27 年度 全国体力 運動能力 運動習慣等調査の概要 平成 28 年 3 月 四條畷市教育委員会

はじめに 体力は 人間のあらゆる活動の源であり 健康維持のほか 意欲や気力の充実にも大きくかかわる まさに 生きる力 の基盤になるものであることから 本県の将来を担う子どもたちの体力を向上させることは大変重要だといえます 毎年 文部科学省が行ってきた 体力 運動能力調査 によると 子どもの体力は昭和

スライド 1

平成 28 年度全国体力 運動能力 運動習慣等調査愛媛県の結果概要 ( 公立学校 ) 調査期間 : 調査対象 : ( 悉皆 ) 平成 28 年 4 月 ~7 月 小学校第 5 学年 中学校第 2 学年 男子 5,688 人 女子 5,493 人 男子 5,852 人 女子 5,531 人 本調査は

スライド 1

平成25~27年度間

Microsoft Word - 05出力帳票詳細

調査結果の概要

はじめに 本県では 児童生徒の体力向上に役立てることを目的に 平成 18 年度から体力 運動能力調査の全校調査を行い これまでの調査結果とその分析から 市町村教育委員会や各学校を含めた県全体の課題が明らかになってきました 県教育委員会では この課題解決に向けて 国の事業を活用した取組を推進させ 本年

平成 26 年度 全国体力 運動能力 運動習慣等調査の概要 平成 27 年 1 月 四條畷市教育委員会

2 調査人員 体力調査 性別 15 歳 16 歳 17 歳 18 歳 合計 男子 12,746 12,471 11, ,297 女子 12,519 12,125 11, ,586 合計 25,265 24,596 23, ,883 質問紙調査 性

(3) 生活習慣を改善するために

平成20年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(概要)

国民の体力・運動能力の長期的推移

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

p 札幌市小学校).xls

全国体力調査によって明らかになったこと

平成29年度体力・運動能力調査結果の概要及び報告書について

[ 中学校男子 ] 1 運動やスポーツをすることが好き 中学校を卒業した後 自主的に運動やスポーツをする時間を持ちたい 自分の体力 運動能力に自信がある 部活動やスポーツクラブに所属している 3 運動やスポーツは大切 [ 中学校女子

平成19年度学校保健統計調査結果

平成19年度学校保健統計調査結果

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

< 調査の概要 > 1 調査の目的 (1) 子供の体力等の状況に鑑み 国が全国的な子供の体力 運動能力の状況を把握 分析することにより 子供の体力 運動能力の向上に係る施策の成果と課題を検証し その改善を図る (2) 各教育委員会 各国公私立学校が全国的な状況との関係において自らの子供の体力 運動能

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

第 2 表地積 決定価格 課税標準 筆数 ( 括表 ) 評価地積 地積決定価格課税標準 評価筆数 筆 数 地 目 田 畑 一 般 田 1 104,333,87 4 6,850, ,483, ,335, , ,651, ,334,48 6

第 2 表地積 決定価格 課税標準 筆数 ( 括表 ) 評価地積 地積決定価格課税標準 評価筆数 筆 数 地 目 田 畑 一 般 田 1 103,449,57 6 6,762, ,687, ,241, , ,565, ,231,08 7

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

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p 旭川市.xls

「新体力テスト」のよりよい活用のために(1/2)

Ⅰ 平 成 24 年 度 全 国 体 力 運 動 能 力 運 動 習 慣 等 調 査 について 1 調 査 の 概 要 (1) 目 的 子 どもの 体 力 が 低 下 している 状 況 にかんがみ 国 が 全 国 的 な 子 どもの 体 力 の 状 況 を 把 握 分 析 することにより 子 どもの

山梨県立白根高等学校 タバタ式補強運動 補強運動を行い体力を総合的に高める インターバルトレーニングを行い全身持久力を高める 5 月に実施した新体力テスト ( 上体起こし ) を 月に再測定して 回目では 5 月の回数よりも 月の回数が向上 維持した生徒の割合を 60% 以上にする 5 月に実施した

の間で動いています 今年度は特に中学校の数学 A 区分 ( 知識 に関する問題 ) の平均正答率が全 国の平均正答率より 2.4 ポイント上回り 高い正答率となっています <H9 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平

本年度の調査結果を更に詳しく分析するため 本道の課題となっている質問紙の項目について 継続して成果を上げている福井県 秋田県 広島県と比較した結果を示しています ( 全国を 100 とした場合の全道及び他県の状況をレーダーチャートで示したもの ) 1 福井県との比較 (~P51) 継続的に成果を上げ

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

研究組織 研究代表者西山哲成 日本体育大学身体動作学研究室 共同研究者野村一路 日本体育大学レクリエーション学研究室 菅伸江 日本体育大学レクリエーション学研究室 佐藤孝之 日本体育大学身体動作学研究室 大石健二 日本体育大学大学院後期博士課程院生

①H28公表資料p.1~2

H22-syokuiku.xls

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領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

2 調査結果 (1) 教科に関する調査結果 全体の平均正答率では, 小 5, 中 2の全ての教科で 全国的期待値 ( 参考値 ) ( 以下 全国値 という ) との5ポイント以上の有意差は見られなかった 基礎 基本 については,5ポイント以上の有意差は見られなかったものの, 小 5 中 2ともに,

1. 調査結果の概況 (1) の児童 ( 小学校 ) の状況 < 国語 A> 今年度より, ( 公立 ) と市町村立の平均正答率は整数値で表示となりました < 国語 B> 4 国語 A 平均正答率 5 国語 B 平均正答率 ( 公立 ) 74.8 ( 公立 ) 57.5 ( 公立 ) 74 ( 公立

2 31名 男子17名女子14名 の合計92名であった 図1は握力の発達をみたものであるが男女と 以下第1期生とする 第1期生の身長および体 もにほとんどのプロットは埼玉県標準値範囲内に 重の平均値を学年別男女別に表1に示した 存在していた 握力に関しては身長に相応した 表1 レベルであり特別な特徴

目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

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2.調査結果の概要

5 児童生徒質問紙調査 (~P23) (1) 運動に対する意識等 [ 小学校男子 ] 1 運動やスポーツを [ 小学校女子 ] することが好き 1 運動やスポーツをすることが好き H30 全国 H30 北海道 6 放課後や学校が休みの日に 運動部や地域のスポーツクラブ以外で運動やスポーツをすることが

Microsoft Word - 報告書H25用.doc

   

3 睡眠時間について 平日の就寝時刻は学年が進むほど午後 1 時以降が多くなっていた ( 図 5) 中学生で は寝る時刻が遅くなり 睡眠時間が 7 時間未満の生徒が.7 であった ( 図 7) 図 5 平日の就寝時刻 ( 平成 1 年度 ) 図 中学生の就寝時刻の推移 図 7 1 日の睡眠時間 親子

発育状態調査 身長 身長 ( 平均値 ) を前年度と比較すると 男子は 5~8,10,11,16 歳で 女子は 7~12,15,17 歳で前年度を上回っている (13 年齢区分中 男子は増加 7 減少 4 女子は増加 8 減少 3) 全国平均と比較すると 男子は全ての年齢で 女子は 9~11 歳を除

(2) 体重 平成 25 年度の幼稚園 小学校 中学校及び高等学校における幼児 児童及び生徒の体重 ( 県平均値 以下同じ ) については次のとおりである 1 前年度との比較 ( 表 2) 男子の体重は 6 歳 11 歳 13~17 歳で 前年度の同年齢より.2~2. kg増加しており 最 も増加し

沼津市スポーツ振興基本計画

p.1~2◇◇Ⅰ調査の概要、Ⅱ公表について、Ⅲ_1教科に対する調査の結果_0821_2改訂

2 経年変化 ( 岡山平均との差の推移 ) (1) 中学校 1 年生で比較 ( 昨年度まで中学校 1 年生のみの実施のため ) 平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度 国 数 語 学 基 礎 活 用 基 礎

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

(2) 学習指導要領の領域別の平均正答率 1 小学校国語 A (%) 学習指導要領の領域 領 域 話すこと 聞くこと 66.6(69.2) 77.0(79.2) 書くこと 61.8(60.6) 69.3(72.8) 読むこと 69.9(70.2) 77.4(78.5) 伝統的な言語文化等 78.3(

2.調査結果の概要

解禁日時新聞平成 30 年 8 月 1 日朝刊テレビ ラジオ インターネット平成 30 年 7 月 31 日午後 5 時以降 報道資料 年月日 平成 30 年 7 月 31 日 ( 火 ) 担当課 学校教育課 担当者 義務教育係 垣内 宏志 富倉 勇 TEL 直通 内線 5

年生 章資料の活用 ( 基本問題練習 ) 入試問題を解くための準備問題です 1 に適当なことばを入れなさい 資料のとる値のうち, 最大のものから最小のものをひいた差を ア という 度数分布表において, 資料を整理するための区間を階級といい, その幅を 3 右の表は, 生徒 人のある日の睡眠時間を,

山梨県生活習慣病実態調査の状況 1 調査目的平成 20 年 4 月に施行される医療制度改革において生活習慣病対策が一つの大きな柱となっている このため 糖尿病等生活習慣病の有病者 予備群の減少を図るために健康増進計画を見直し メタボリックシンドロームの概念を導入した 糖尿病等生活習慣病の有病者や予備

Microsoft Word - 報告書H26用.doc

食育に関するアンケート

CSR の 5 つの重要課題 食とスポーツで心と体の元気を応援 基本的な 考え 方 貢献するSDGs CSR の5 つの重要課題 の中心的対象となる SDGs の目標 食とスポーツを手掛ける企業として 食育活動 食文化の普及 スポーツの振興などを通して心と 体の健康づくりに貢献しています スポーツと

18 歳人口予測 ( 全体 : :217~228 年 ) 年 45,961 人 228 年 4,98 人 (5,863 人減少 ) は 12 年間で 5,863 人 12.8% 減少し 全国の減少率 9.6% を 3.2 ポイント上回る 223 年に 41,13 人まで減少した後 224

Microsoft Word - 04仕様書

発育状態調査 身長 身長 ( 平均値 ) は 前年度と比較すると 男子は 12~15 歳で前年度を上回り 女子は 5,6,8,9,14,16 歳で前年度を上回っている (13 年齢区分中 男子は増加 4 減少 6 女子は増加 6 減少 5) との比較では 男子は全ての年齢で 女子は 5,9 歳を除い

上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年女子 上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年男子 力ンド力ンド幅跳び幅跳び保健体育科学習指導案 指導者三和中学校小浦麻美日時平成 23 年 9 月 30 日 ( 金 ) 第 5 校時 ( 三良坂中学校体育館 ) 学年三和中学校第 3 学年 23 名 ( 男子 9

高齢者におけるサルコペニアの実態について みやぐち医院 宮口信吾 我が国では 高齢化社会が進行し 脳血管疾患 悪性腫瘍の増加ばかりでなく 骨 筋肉を中心とした運動器疾患と加齢との関係が注目されている 要介護になる疾患の原因として 第 1 位は脳卒中 第 2 位は認知症 第 3 位が老衰 第 4 位に

Taro-① 平成30年度全国学力・学習状況調査の結果の概要について

表紙(A4)

2 全国 埼玉県 狭山市の平均正答率 ( 教科に関する調査の結果 ) ( 単位 %) (1) 小学校第 6 学年 教科ごとの区分 教科 狭山市 埼玉県 全国 国語 A 国語 B 算数 A 算数 B 学習指導要領の

領域別レーダーチャート 教科の領域別に全国を 100 とした場合の全道及び根室市の状況をレーダーチャートで示したもの 小学校 : 国語 小学校 : 算数 国語 A( 話すこと 国語 B( 読むこと ) 聞くこと ) 国語 A( 書くこと

第 2 章計画の背景 1 ぎふスポーツ振興計画の総括 1 ぎふスポーツ振興計画について本県では 平成 17 年 3 月に ぎふスポーツ振興計画 を策定し スポーツ王国 ぎふ の実現を目指して (1) 生涯スポーツの振興 (2) 競技スポーツの振興 (3) 学校における体育 スポーツ の3つの分野を主

調査の概要 本調査は 788 組合を対象に平成 24 年度の特定健診の 問診回答 (22 項目 ) の状況について前年度の比較から調査したものです 対象データの概要 ( 全体 ) 年度 被保険区分 加入者 ( 人 ) 健診対象者数 ( 人 ) 健診受診者数 ( 人 ) 健診受診率 (%) 評価対象者

学校体育と幼児期運動指針の概要について

策定にあたって 中央教育審議会答申 ( 平成 20 年 (2008 年 )1 月 17 日 ) では 体力は人間の活動の源であり 健康の維持のほか意欲や気力といった精神面の充実に大きくかかわっており 生きる力 の重要な要素である 子どもたちの体力の低下は 将来的に国民全体の体力低下につながり 社会全

中学校 (3 年 ) 国語では A( 知識問題 ) は ほぼ全国平均なみです B( 活用問題 ) は 課題が見られます 数学では A( 知識問題 ) B( 活用問題 ) ともに 課題が見られます 国語 A( 知識に関する問題 ) 国語 B( 知識を活用する問題 ) 言語事項は ほぼ全国平均なみです

(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

小学校国語について

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日本の今を知る: 身体活動・運動に関わる現状と課 ―授業・現場で活かせる身体活動・運動の最新情報―

平成 24 年度職場体験 インターンシップ実施状況等調査 ( 平成 25 年 3 月現在 ) 国立教育政策研究所生徒指導 進路指導研究センター Ⅰ 公立中学校における職場体験の実施状況等調査 ( 集計結果 ) ( ) は 23 年度の数値 1 職場体験の実施状況について ( 平成 24 年度調査時点

全国調査からみる子どもの運動・スポーツの現状と課題

する・みる・ささえるの スポーツ文化

睡眠調査(概要)

初めて親となった年齢別に見た 就労状況 ( 問 33 問 8) 図 97. 初めて親となった年齢別に見た 就労状況 10 代で出産する人では 正規群 の割合が低く 非正規群 無業 の割合が高く それぞれ 22.7% 5.7% であった 初めて親となった年齢別に見た 体や気持ちで気になること ( 問

目 次 1 高齢者人口と高齢化率の状況 1 2 高齢者夫婦世帯等の状況 4 3 在宅ひとり暮らし高齢者の状況 6 4 在宅寝たきり高齢者の状況 8 5 認知症高齢者の状況 10 若年性認知症者数 12 参考資料 1 参考資料 2 参考資料 3 参考資料 4 参考資料 5 参考資料 6 参考資料 7

都立小岩高等学校 全日制

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瑞浪市調査結果概略(平成19年度全国学力・学習状況調査)

(2) 国語科 国語 A 国語 A においては 平均正答率が平均を上回っている 国語 A の正答数の分布では 平均に比べ 中位層が薄く 上位層 下位層が厚い傾向が見られる 漢字を読む 漢字を書く 設問において 平均正答率が平均を下回っている 国語 B 国語 B においては 平均正答率が平均を上回って

(3) 生活習慣 1 朝食の摂食状況 毎日の寝起きの状況 普段 ( 月 ~ 金曜

Ⅳ 第 2 次計画の目標 : 第 2 次計画で新たに設定した項目 府民主体 府民と行政と団体 行政と団体 1 内 容 新 規 栄養バランス等に配慮した食生活を送っている府民の割合 2 朝食欠食率 第 1 次計画策定時 35 現状値 第 2 次計画目標 第 2 次基本計画目標 24% 15% 60%

しおり改訂版_5.indd

6. 調査結果及び考察 (1) 児童生徒のスマホ等の所持実態 1 スマホ等の所持実態 54.3% 49.8% 41.9% 32.9% % 78.7% 73.4% 71.1% 76.9% 68.3% 61.4% 26.7% 29.9% 22.1% % 中 3 中 2 中 1

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Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的 本県教育委員会は 児童生徒の体力 運動能力及び健康 3 原則の実態を的確に把握し 今後の 体育 保健体育の授業や健康 体力つくりの活動等の指導に生かすとともに 各学校はもとより 各地域の健康 体力つくりに対する関心を高め もって児童生徒の体力 健康の向上に資するこ とを目的とする 2 調査の内容 新 体 ア ) 握 力 イ ) 上体起こし ウ ) 長座体前屈 エ ) 反復横とび オ )20m シャトルラン 力カ )50m 走 テ ス ト キ ) 立ち幅とび 調査項目 ク ) ソフトボール (1 号 ) 投げ ケ ) ハンドボール (2 号 ) 投げ 小学校 : 新体力テスト 文部科学省 ( 6 歳 ~11 歳対象 ) 中 : 新体力テスト 文部科学省 ( 12 歳 ~19 歳対象 ) による 公立小学校 公立中学校 ( 全日 定時制 ) 健康 3 原則等にかかわる 以下 10 項目のアンケート (6 歳 ~19 歳対象 ) 1. 運動部やスポーツクラブへの所属状況 健 2. 運動 スポーツの実施状況 康 3.1 日の運動 スポーツの実施状況 実 4. 朝食の摂取状況 態 5. スナック菓子や炭酸飲料の摂取状況 調 6. 家族との夕食の状況 査 7. 家庭料理の摂取状況 8.1 日の睡眠時間の状況 9.1 日の家庭学習時間の状況 ( 平日 ) 10.1 日のテレビ等視聴時間の状況 ( 平日 ) 1 日の睡眠時間及び 1 日の家庭学習時間の選択肢については小 学校と中 で異なる 3 実施時期 平成 17 年 4 月 ~7 月 - 1-

4 調査対象者数 実施人数及び実施率 公立小学校 205 校 公立中学校 97 校 公立全日制 34 校 定時制 9 校の児童生徒全員を対 象とした 実施人数及び実施率については 次の表及び図に示すとおりである 表. 各校種別調査対象者数 実施人数及び実施率 校種 年齢項目 性別等 小学校中学校 6 歳 7 歳 8 歳 9 歳 10 歳 11 歳小計 12 歳 13 歳 14 歳小計 15 歳 16 歳 17 歳小計 15 歳 16 歳 17 歳 18 歳小計 総計 男子 4376 4489 447 7 4524 4690 462 62718 2 4472 459 0 447 513537 367 9 372 3 39711137 3 15 141 139 105 540 52632 標本数 1 女子 3906 4135 430 3 4263 4608 433 52555 0 4111 421 3 419 712521 339 4 352 9 36221054 5 143 108 61 35 347 48963 合計 8282 8624 878 0 8787 9298 896 15273 2 8583 880 3 867 226058 707 3 725 2 75932191 8 298 249 20 140 887 101595 男子 4295 4362 435 9 4455 4585 455 32660 9 4309 436 9 421 612894 362 8 359 2 39291114 9 82 79 90 58 309 50961 実施数 女子 3830 4028 423 2 4188 4510 425 52504 3 4008 405 1 391 711976 332 9 341 9 35991034 7 55 39 39 23 156 4752 合計 8125 8390 859 1 8643 9095 880 85165 2 8317 842 0 813 324870 695 7 701 1 75282149 6 137 118 129 81 465 98483 実施率 (%) 実施数 / 標本数 98.1 97.3 97.8 98.4 97.8 98.3 98.0 96.9 95.6 93.8 95.4 98.4 96.7 99.1 98.1 46.0 47.4 64.5 57.9 52.4 96.9 1 標本数は平成 17 年 5 月 1 日現在 学校基本調査より 10 98.1 97.3 97.8 98.4 97.8 98.3 98.0 96.9 95.6 93.8 95.4 98.8 96.3 99.1 98.1 96.9 64.5 57.9 46.0 47.4 52.4 6 歳 7 歳 8 歳 9 歳 10 歳 11 歳小計 12 歳 13 歳 14 歳小計 15 歳 16 歳 17 歳小計 15 歳 16 歳 17 歳 18 歳小計 小学校中学校 総計 調査実施率 ( 実施数 / 標本数標本数は平成 17 年 5 月 1 日現在 学校基本調査より ) 図. 各校種別調査実施率 - 2-

Ⅱ 調査結果の概要 1 体力 運動能力の全国的動向 文部科学省は 平成 17 年 10 月に平成 16 年度体力 運動能力調査の結果を報告している 6 歳 から19 歳の青少年に関する年次推移の傾向は 走 (50m 走 持久走 ) 跳 ( 立ち幅跳び ) 投 ( ソフトボール投げ またはハンドボール投げ ) の基礎運動能力並びに握力の年次推移を長期 的にみると ほとんどの年齢段階で引き続き低い水準にある とされている このような青少年の体力 運動能力の低下傾向は 20 年前の昭和 60 年から続いている 2 山梨県の児童生徒の体力 運動能力の傾向 (1) 合計点から見た総合的な体力の傾向図 1は 山梨県と全国における年齢段階別にみた体力 運動能力調査の合計点の平均値を示したものである 測定種目の相違から小学校と中 とを比較することは不可能であるが 女子を除き 男女ともにと同様に加齢に伴い体力水準は向上の傾向を示した また 全ての年齢段階で 山梨県の合計点の平均値は全国の合計点を下回った このことは 山梨県の児童生徒の体力 運動能力が 全国に対し低いレベルにとどまっていることを示している 点 7 6 小学校中学校 点合計点男子 7 6 小学校 中学校 合計点 女子 図 1. 山梨県と全国における年齢段階別にみた体力 運動能力調査の合計点の平均値 - 3-

(2) 新体力テスト各調査項目の傾向 握力 今回実施した山梨県の新体力テストの結果と 昨年度の全国体力 運動能力調査の結果を比 較すると 年次の推移はほぼ同様な傾向を示しているが 全ての種目においてほとんどの年齢 段階で 本県の結果はを下回っていた 特に敏捷性を捉えるための 反復横跳び の 本県の平均値は 大きく下回っている傾向が見られた 男女とも加齢とともに 平均値は高くなっており 全国とほぼ同様な傾向を示している 男子 の15 17 歳 17 歳 女子の15 16 歳 18 歳 が を上回っている 小学校 中学校 握力 (kg) 男子 小学校 中学校 握力 (kg) 女子 図 2-1. 山梨県と全国における年齢段階別にみた握力の平均値 上体起こし 男女とも14 歳までは加齢とともに 平均値は高くなるが 15 歳で一旦平均値を下げる その後男子は再び記録が高まるが 女子は14 歳をピークに横ばい傾向である 定時制の女子は加齢とともに記録が低下していく 男女とも6 7 歳がを上回っている 小学校 中学校 小学校 中学校 上体起こし ( 回 ) 男子 上体起こし ( 回 ) 女子 図 2-2. 山梨県と全国における年齢段階別にみた上体起こしの平均値 長座体前屈 男子は加齢とともに 平均値は高くなり 全国とほぼ同様な傾向を示している 女子は15 歳で一旦平均値を下げ その後は再び記録が高まるが 16 歳から横ばい傾向である 定時制は男女とも記録にばらつきがある 男女とも全ての年齢段階でを下回っている 6 6 小学校 中学校 小学校 中学校 長座体前屈 (cm) 男子 長座体前屈 (cm) 女子 図 2-3. 山梨県と全国における年齢段階別にみた長座体前屈の平均値 - 4-

反復横跳び 男子は加齢とともに 平均値は高くなるが 女子は 14 歳をピークに横ばい傾向である 全国と ほぼ同様な傾向を示している 定時制は男女とも記録にばらつきがある 女子の 17 歳 がを上回っているが 男女ともほとんどの年齢でを下回り 特に 男子の 10~ 14 17 歳 16 18 歳 女子の10~15 17 歳 16 18 歳 は大きく下回る傾向にある 6 6 小学校 中学校 小学校 中学校 反復横とび ( 点 ) 男子 反復横とび ( 点 ) 女子 図 2-4. 山梨県と全国における年齢段階別にみた反復横跳びの平均値 20m シャトルラン 男女とも 14 歳でピークとなり 男子はその後横ばい傾向を示すが 女子は加齢とともに低下傾 向にある 全国が 16 歳より再び記録が高まるという傾向とは異なる 定時制は男女とも記録にば らつきがある 女子の 15 歳 がを上回っているが 男女ともすべての年齢段階 でを下回っており 特に 男子の17 歳 16~18 歳 女子の16~18 歳 は大きく下回っている 10 10 9 9 8 8 7 7 6 6 小学校 中学校 小学校 中学校 20m シャトルラン ( 折り返し数 ) 男子 20m シャトルラン ( 折り返し数 ) 女子 図 2-5. 山梨県と全国における年齢段階別にみた 20m シャトルランの平均値 50m 走 男女とも 14 歳までは加齢とともに 平均値は高くなるが 15 歳で一旦平均値を下げる その後 男子は再び記録が高まるが 女子は14 歳をピークに低下していく 全国とほぼ同様な傾向を示す 定時制は男女ともにばらつきがある 男女とも全ての年齢段階でを下回っている 6.00 6.00 8.00 8.00 12.00 12.00 14.00 14.00 小学校 中学校 小学校 中学校 50m 走 ( 秒 ) 男子 50m 走 ( 秒 ) 女子 図 2-6. 山梨県と全国における年齢段階別にみた 50m 走の平均値 - 5-

立ち幅跳び 男子は加齢とともに 平均値は高くなる 女子は14 歳をピークに横ばい傾向である 全国とほぼ同様な傾向を示している 定時制は男女とも記録にばらつきがある 男女とも17 歳 がを上回っている 2 2 20 20 1 1 10 10 小学校 中学校 小学校 中学校 立ち幅とび (cm) 女子 立ち幅とび (cm) 男子 図 2-7. 山梨県と全国における年齢段階別にみた立ち幅跳びの平均値 ソフトボール投げ( 小学校 ) ハンドボール投げ( 中 ) 男子は加齢とともに 平均値は高くなるが 女子は 14 歳をピークに横ばい傾向である 全国女 子が 16 歳より再び記録が高まるという傾向と異なる 定時制は男子は加齢とともに平均値が高ま るが 女子は横ばい傾向である 男女とも全ての年齢段階でを下回っている 35.00 35.00 25.00 25.00 15.00 15.00 5.00 5.00 小学校 中学校 小学校 中学校 ボール投げ (m) 男子 ( 小学校はソフトボール投げ 中学校はハンドボール投げ ) ボール投げ (m) 女子 ( 小学校はソフトボール投げ 中学校はハンドボール投げ ) 図 2-8. 山梨県と全国における年齢段階別にみたボール投げの平均値 3 T スコアによる山梨県と全国の比較 図 3 は 全国の合計点の平均値を 50 とし 山梨県の児童生徒の合計点の平均値を T スコアに 換算したものである 男女ともに 全ての年齢段階で T スコアは 50 を下回っており 小 中 ともに 本 県の児童生徒の体力 運動能力は 全国と比較し劣っていることが明らかになった 特に男子では8 歳 ( 小 3 ) 10 歳 ( 小 5) から12 歳 ( 中 1 ) 16 歳 ( 高 2) 17 歳 ( 高 3 ) 女子で は10 歳 ( 小 5) 11 歳 ( 小 6 ) 13 歳 ( 中 2) 14 歳 ( 中 3 ) 17 歳 ( 高 3 ) さらに定時制の全 年齢段階で T スコアが低い数値を示し 値との差がみられた - 6-

男子 女子 47.50 45.00 42.50 37.50 小学校 中学校 T スコアによる県平均値と値の比較 ( 合計点 ) 図 3. 男女別にみた山梨県の合計点の T スコア ( 値を 50 とした場合 ) 4 県内地区別にみた合計点 図 4は 10 歳 ( 小 5) 男子の合計点を山梨県内の地区別に示したものである すべての地区の合計点が 値である55.10 点を下回った また 山梨県全体の平均値である51.81 点を上回った地区は 南アルプス市 甲斐市 甲州市 笛吹市 芦川村 峡南地区 韮崎市 北杜市 富士吉田市 大月市 上野原市 丹波山村 小菅村であった 一方 甲府市 中央市 昭和町 南都留郡の合計点は 値及びや山梨県全体の平均値を下回っていた このような地区別の傾向は 男女とも小 中学校の他の年齢段階においても ほぼ同様の結果であった 全国本県甲府市南アルプス市甲斐市中央市 昭和町山梨市甲州市笛吹市 芦川村峡南地区 ( 南巨摩 西八代 ) 韮崎市北杜市都留市富士吉田市南都留郡大月市上野原市 丹波山村 小菅村 55.10 51.81 50.56 52.14 52.20 50.57 51.34 53.83 52.17 53.98 52.38 52.78 51.64 52.45 49.98 52.64 52.20 ( 点 ) 6 8 ( 地区は H18.3 月末日段階での枠組み ) 図 4.10 歳 ( 小 5) 男子における山梨県内の地区別にみた合計点 - 7-

5 過去からの共通種目における記録の推移 図 5 は 昭和 59 年 平成 5 年 平成 17 年における小学校男子のソフトボール投げの推移を示 したものである すべての年齢段階において 昭和 59 年 平成 5 年 平成 17 年の順に ソフトボール投げの記 録は減少する傾向が見られた 特に 昭和 59 年の値を100 としたときの平成 17 年の値は 6 歳 ( 小 1) が 73.43 7 歳 ( 小 2) が 78.62 8 歳 ( 小 3) が 80.69 9 歳 ( 小 4) が 79.62 10 歳 ( 小 5) が 8 11 歳 ( 小 6) が 83.76 にとどまり 低下の傾向が顕著であることが明らかになった ま た 女子についても同様な傾向がみられ 中学校及びにおいても低下の傾向にあった さらに 50m 走や立ち幅跳びについても 昭和 59 年 平成 5 年 平成 17 年の順に記録は減少 し 全国調査と同様に山梨県の児童生徒においても 20 年前から体力が低下していることが示 された ( m) 6 歳 7 歳 8 歳 9 歳 10 歳 11 歳 35.00 25.00 15.00 5.00 S59 H5 H17 ( 年 ) 図 5. 山梨県の小学生男子におけるソフトボール投げの推移 6 総合評価の分布における山梨県と全国との比較 図 6は 年齢段階別にみた小学校男子における山梨県と全国との総合評価の分布を示したものである 体力 運動能力を総合的に評価し 最も優れたレベルであるA 段階及びやや優れたレベルであるB 段階に属した男子は すべての年齢段階において 全国の割合に比べ山梨県の割合が下回った 一方 やや劣っているD 段階及び最も劣っているE 段階に属した男子は すべての年齢段階において 全国の割合に比べ山梨県の割合が上回った このような傾向は 女子においても また中学校及びの生徒においても ほぼ同様であった このことから 総合評価において 山梨県の児童生徒の体力は 全国レベルより低いレベルにとどまっていることが明らかになった 年齢段階別にみると 全体的に加齢に伴って全国との差が大きくなる傾向が見られた - 8-

A B C D E 本県 6 歳全国 6 歳 4.9 7.1 19.4 24.5 36.5 40.7 25.3 17.8 14.0 1 本県 7 歳全国 7 歳 4.6 6.7 17.4 21.1 39.5 40.1 28.1 24.8 10.5 7.3 本県 8 歳全国 8 歳 5.8 9.6 22.3 31.5 35.9 36.6 26.0 18.1 1 4.3 本県 9 歳全国 9 歳 6.7 12.4 20.7 27.2 34.1 33.1 25.8 19.3 12.8 7.9 本県 10 歳全国 10 歳 5.8 13.9 20.3 27.3 37.2 33.8 25.3 19.0 11.3 6.0 本県 11 歳全国 11 歳 5.9 13.0 22.7 34.1 36.1 31.4 24.8 16.3 10.5 5.3 0% 20% 40% 60% 80% 100% 総合評価の分布比較小学生男子 図 6. 年齢段階別にみた小学校男子における山梨県と全国との総合評価の分布の比較 7 児童生徒の運動を実施する頻度 図 7 は 年齢段階別にみた山梨県の児童生徒の運動を実施する頻度の割合を示したものであ る ここでの運動の頻度とは 学校の体育 ( 保健体育 ) の授業以外に 運動やスポーツをどの くらい実施しているのかを ほとんど毎日( 週 3 日以上 ) 時々( 週 1~2 日くらい ) と きたま ( 月に1~3 日くらい ) しない の4 段階で明らかにしたものである 男女ともに 児童期においては 加齢に伴って ほとんど毎日 時々 の割合が増加し しない の割合が減少する傾向があり 運動の頻度が高まっていくことが示された 一方 男女ともに14 歳 ( 中 3) より ほとんど毎日 の割合が減少し また 男子では13 歳 ( 中 2 ) 女子では 10 歳 ( 小 5) より しない の割合が増加し その後運動の頻度が少なくなっていく 傾向が見られた ほとんど毎日時々ときたましない ほとんど毎日時々ときたましない 10 1 小学校 中学校 小学校 中学校 運動の頻度男子 運動の頻度女子 図 7. 年齢段階別にみた運動を実施する頻度 - 9-

8 運動の実施頻度と体力 運動能力との関係 図 8 は 運動を実施する頻度と児童生徒の体力 運動能力調査の合計点との関係を示したも のである 男女ともにすべての年齢段階において ほとんど毎日( 週 3 日以上 ) 運動を実施している 児童生徒は 運動を実施していない児童生徒に比べ 合計点が高いことが示された また 加齢に伴って合計点の差が増大し 運動の実施状況が体力 運動能力を高める要因の 一つであることが明らかになった 7 ほとんど毎日ときどきときたましていない ほとんど毎日ときどきときたましていない 7 6 6 6 歳 7 歳 8 歳 9 歳 10 歳 1 歳 12 歳 13 歳 14 歳 15 歳 16 歳 17 歳 15 歳 16 歳 17 歳 18 歳 小学校 中学校 小学校 中学校 運動頻度別にみた合計点の平均値男子 運動頻度別にみた合計点の平均値女子 図 8. 運動を実施する頻度別にみた体力 運動能力調査の合計点 9 朝食の摂取状況と体力 運動能力との関係 図 9 は 朝食の摂取状況を示したものである 朝食の摂取状況は 男女ともに加齢に伴って 毎日食べる が減少し 毎日食べない が増加する傾向が見られた 図 10 は 朝食の摂取状況別に児童生徒の体力 運動能力調査の合計点を示したものである 朝食の摂取は 毎日食べる 時々食べない 毎日食べない の3 段階で明らかにしたも のである 朝食の摂取状況と体力 運動能力との関係をみると 男女ともに 毎日朝食を摂取している 児童生徒は 時々食べない 毎日食べない 児童生徒に比べ 合計点が高いことが示され た 毎日食べる時々食べない毎日食べない 毎日食べる時々食べない毎日食べない 10 10 小学校 中学校 小学校 中学校 朝食摂取男子 朝食摂取女子 図 9. 年齢段階別にみた朝食の摂取状況 -10-

毎日食べる時々食べない毎日食べない 毎日食べる時々食べない毎日食べない 7 7 6 6 小学校中学校 小学校中学校 朝食摂取状況別にみた合計点の平均値男子 朝食摂取状況別にみた合計点の平均値女子 図 10. 朝食の摂取状況別にみた体力 運動能力調査の合計点 10 睡眠時間と体力 運動能力との関係 図 11 は 年齢段階別に見た 1 日の児童生徒の睡眠時間の状況を示したものである 児童生徒 の睡眠時間は 男女ともに加齢に伴って減少する傾向が見られた 1 日の睡眠時間は 小学生では 8 時間以上 6~8 時間 6 時間未満 の3 段階で また 中学生 生では 7 時間以上 5~7 時間 5 時間未満 の3 段階で 明らかにしたも のである 図 12 は 1 日の睡眠時間別に児童生徒の体力 運動能力調査の合計点を示したものである 睡眠時間と体力 運動能力との関係をみると 男女ともに 6(5) 時間未満 と睡眠時間が 短い児童生徒は 8(7) 時間以上 6(5)~8(7) 時間 の睡眠をとっている児童生徒に 比べ 合計点が低いことが示された このことから 睡眠時間が体力 運動能力に影響を与え ていることが明らかになった 8(7) 時間以上 6(5)~8(7) 時間 6(5) 時間未満 *() 内の数字は中 生 8(7) 時間以上 6(5)~8(7) 時間 6(5) 時間未満 *() 内の数字は中 生 10 10 小学校 中学校 小学校 中学校 睡眠時間男子 図 11. 年齢段階別にみた睡眠時間の状況 睡眠時間男子 8(7) 時間以上 6(5)~8(7) 時間 6(5) 時間未満 *() 内の数字は中 生 8(7) 時間以上 6(5)~8(7) 時間 6(5) 時間未満 *() 内の数字は中 生 7 6 7 6 小学校 中学校 小学校 中学校 一日の睡眠時間別にみた合計点の平均値男子 一日の睡眠時間別にみた合計点の平均値女子 図 12.1 日の睡眠時間別にみた体力 運動能力調査の合計点 -11-

11 まとめ 今年度実施した 新体力テスト 健康実態調査 結果から 山梨県全体の児童生徒の体力 運 動能力及び生活実態について特徴的なものを以下のようにまとめてみた (1) 今回実施された山梨県の新体力テストの結果と 昨年度の全国体力 運動能力調査の結果を比 較すると 全ての種目においてほとんどの年齢段階で 本県の結果がを下回っていた また 全ての年齢段階で 合計点の平均値は全国を下回り 山梨県の児童生徒の体力 運動能 力が 全国に対し低いことが示された (2) 県内地区別に新体力テストの合計点を比較すると 地区によってばらつきはあるが ほとんど の年齢段階で 男女ともに値を下回った (3) 握力 ボール投げ 50m 走 立ち幅跳びについての 昭和 59 年 平成 5 年 平成 17 年の記録を 見ると いずれの種目も低下傾向が見られ 全国調査と同様に山梨県の児童生徒においても 20 年前から体力が低下していることが示された (4) 体力 運動能力の総合評価においても 山梨県の児童生徒の体力は 全国より低いレベルにと どまっていることが明らかになった また 年齢段階別にみると 加齢に伴って全国との差が広 がる傾向が見られた (5) 児童生徒の運動を実施する頻度は 男女ともに 12 歳 ( 中 1) までは 加齢に伴って ほとんど 毎日 時々 の割合が増加し 運動の頻度が高まっていく傾向が見られるが 13 歳 ( 中 2) を ピークに ほとんど毎日 の割合が減少し その後運動の頻度が少なくなっていくことが示され た (6) 運動の実施頻度と体力 運動能力との関係をみると ほとんど毎日( 週 3 日以上 ) 運動を実 施している児童生徒は 運動を実施していない児童生徒に比べ 合計点が高いことが示された また 加齢につれて合計点の差が増大する傾向が見られた (7) 朝食の摂取状況と体力 運動能力との関係をみると 男女ともに 毎日朝食を摂取している児 童生徒は 時々食べない 毎日食べない 児童生徒に比べ 合計点が高いことが示された (8) 睡眠時間と体力 運動能力との関係をみると 男女ともに 6(5) 時間未満 と睡眠時間が短 い児童生徒は 8( 7 ) 時間以上 6( 5) ~8( 7 ) 時間 の睡眠をとっている児童生徒に比べ 合計点が低いことが示された 12 結果から考えられる今後の課題等 (1) 今日の児童生徒の体力 運動能力の低下は 単に測定種目の数値の低下にとどまらず 運動量の減少 ケガの増加 生活習慣病の増加といったさまざまなからだの問題を包含しているものと考えることができる (2) 児童生徒の体力 運動能力の低下の原因としては 身体活動の減少 食の問題 睡眠の問題をあげることができ その解決にあたっては 運動 食 睡眠といった基本的な生活習慣をトータルにとらえた改善が必要であると考えられる (3) 児童生徒の体力 運動能力を向上させるためには 学校における体育 保健体育の授業 業前 業間 昼休み 放課後等を活用した身体能力を高めるためのプログラムやさまざまな動きづくりを 計画的及び継続的に導入していくことが必要であると思われる (4) また 体力 運動能力の向上のためには 上記の運動実践と併行して 規則正しい食事 適度な睡眠の確保といった基本的な生活習慣の改善が重要であると思われる (5) 学校での実践とともに 保護者や地域住民が児童生徒の体力 運動能力の実態を認識することが重要である そのためにも 学校 家庭 地域の連携を通した体力 運動能力の向上のための取り組みが必要であると考える -12-