II. 調査結果 1 調査世帯の状況 世帯の状況 1 家族形態 H28 平成 5 年の調査 ( 小学 2 年 小学 5 年 中学 2 年 ) との比較では 祖父母同居のは 13.3 ポイント減少しており 核家族化の傾向が見られる また は 3.5 ポイント増加している 小学 2 年生

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調査結果概要 ( 旭川市の傾向 ) 健康状態等 子どもを病院に受診させなかった ( できなかった ) 経験のある人が 18.8% いる 参考 : 北海道 ( 注 ) 17.8% 経済状況 家計について, 生活のため貯金を取り崩している世帯は 13.3%, 借金をしている世帯は 7.8% となっており

PDF化【公表】290606報告書(横計入)

北海道子どもの生活実態調査 結果報告書 平成 29 年 6 月 北海道保健福祉部 北海道大学大学院教育学研究院 子どもの生活実態調査 研究班

函館市子どもの生活実態調査 結果報告書 平成 30 年 3 月 函館市子ども未来部

札幌市子どもの貧困対策計画 本書

家族時間アンケート結果報告書 家族時間 に関する アンケート調査の結果 平成 23 年 6 月 福井県 - 1 -

初めて親となった年齢別に見た 就労状況 ( 問 33 問 8) 図 97. 初めて親となった年齢別に見た 就労状況 10 代で出産する人では 正規群 の割合が低く 非正規群 無業 の割合が高く それぞれ 22.7% 5.7% であった 初めて親となった年齢別に見た 体や気持ちで気になること ( 問

母子1

図表 私立中学校に進学した理由 ( 中学 2 年生 ): 生活困難度別 % 66.8% 68.5% 66.9% 47.2% 48.9% 41.1% 41.7% 30.4% 27.5% 21.1% % 17.9% 13.1% 10.4% 10.8

Microsoft Word - 【第2章】主な調査結果260624

初めて親となった年齢別に見た 母親の最終学歴 ( 問 33 問 8- 母 ) 図 95. 初めて親となった年齢別に見た 母親の最終学歴 ( 母親 ) 初めて親となった年齢 を基準に 10 代で初めて親となった 10 代群 平均出産年齢以下の年齢で初めて親となった平均以下群 (20~30 歳 ) 平均

1 調査目的 今年度策定する 津山市総合戦略 で 子どもを産み 育てやすい環境づくりに 向けた取組みを進めるにあたり 出産 子育ての現状を把握するために実施した 2 調査内容の背景と設問設定理由国では 出生率を 2.07 まで高めることで 2060 年に現状の社会構造を維持できる人口 1 億人程度を

困窮度別に見た はじめて親となった年齢 ( 問 33) 図 94. 困窮度別に見た はじめて親となった年齢 中央値以上群と比べて 困窮度 Ⅰ 群 困窮度 Ⅱ 群 困窮度 Ⅲ 群では 10 代 20~23 歳で親となった割 合が増える傾向にあった 困窮度 Ⅰ 群で 10 代で親となった割合は 0% 2

第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

十和田市 事業別に利用数をみると 一時預かりは 年間 0 (.%) 以 上 (.) - (.%) の順となっています 問. 一時預かり ( 年間 ) n= 人 以上. 幼稚園の預かり保育は 年間 0 (.%) 以上 (.%) (.%) の順となっています ファミリー サポー

参考 1 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに

Ⅰ 調査目的 総合研究所では 新規開業企業の実態を把握するために 1991 年から毎年 新規開業実態調査 を実施し 開業時の年齢や開業費用など時系列で比較可能なデータを蓄積すると同時に 様々なテーマで分析を行ってきた 今年度は 高齢化が進展するなか開業の担い手として注目を集めているシニア起業家 (

Microsoft Word 年度入学時調査報告.docx

1 施設で生活する高校生の本音アンケート 3 2 調査項目 4 3 施設で生活する高校生の自己肯定感について...5 (1) 一般高校生との比較 5 4 施設で生活する高校生の進路について.7 (1) 希望職種の有無と希望進路 7 (2) 性別 学年による進路の違い 8 5 施設で生活する高校生のア

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平成24年度 団塊の世代の意識に関する調査 日常生活に関する事項

結果のポイント ひとり親家庭になった理由 離婚 が母子家庭 88.8% 父子家庭 85.2% と最も多い 居住形態 父子家庭は自分所有の 持ち家 が 39.4% 家族所有の 持ち家 が 33.9% と 持ち家 が 70% 以上を占めているが 母子家庭は家族所有の 持ち家 が 37.1% 次いで 公営

資料1 団体ヒアリング資料(ベネッセ教育総合研究所)

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一人暮らし高齢者に関する意識調査結果 <概要版>2

平成25年度 高齢期に向けた「備え」に関する意識調査結果(概要版)2

睡眠調査(概要)

5 教5-1 教員の勤務時間と意識表 5 1 ( 平均時間 経年比較 教員年齢別 ) 中学校教員 調査年 25 歳以下 26 ~ 30 歳 31 ~ 40 歳 41 ~ 50 歳 51 ~ 60 歳 7:22 7:25 7:31 7:30 7:33 7:16 7:15 7:23 7:27 7:25

参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家

平成 30 年度 名古屋市子ども 若者 子育て家庭 意識 生活実態調査報告書 ( 概要 ) 平成 31 年 3 月 名古屋市 1 調査目的平成 31 年度に策定予定のなごや子ども条例第 20 条の規定による 子どもに関する総合計画 及び子ども 子育て支援法第 61 条の規定による 市町村子ども 子育

◎公表用資料

 

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

大阪府子どもの生活に関する実態調査 ( 小学生 中学生向け調査票 ) 回答結果集計 ( 単純集計 H ) 参考資料 1-2 留意事項 単純集計表について (1) 大阪府欄 : 回答があった件数 (2) 大阪府 ( マッチング ) 欄 : 回答があったもののうち 子ども票と保護者票が一対

6. 調査結果及び考察 (1) 児童生徒のスマホ等の所持実態 1 スマホ等の所持実態 54.3% 49.8% 41.9% 32.9% % 78.7% 73.4% 71.1% 76.9% 68.3% 61.4% 26.7% 29.9% 22.1% % 中 3 中 2 中 1

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子どもの生活に関する実態調査 ( 保護者票 ) 単純集計 問 1 この調査に回答いただいている方におたずねします お子さんとあなたの続柄について教えてください ( あてはまる番号 1 つに をつけてください ) お母さん

第2章 調査結果の概要 3 食生活

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1 家庭生活について 朝食及び就寝時刻 早寝早起き朝ごはん の生活リズムが向上している ( 対象 : 青少年 ) 朝食を食べている 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1.2 今回 (H27) 経年 1.7 前回 (H22)

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

表 110 性 別子からの仕送りの有無別個人数 子からの仕送り ありなし 昨年収入ありと答えた人の 男性 歳 歳 歳 歳 歳 0 77

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平成24年度 団塊の世代の意識に関する調査 経済状況に関する事項

外国人との共生・交流社会づくり推進指針(仮称)素案

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アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国の中学 3 年生までの子どもをもつ父親 母親およびその子どものうち小学 4 年生 ~ 中学 3 年生までの子 該当子が複数いる場合は最年長子のみ 2. サンプル数父親 母親 1,078 組子ども 567 名 3. 有効回収数 ( 率 ) 父親 927

問 3 (1) 5 世帯員の子どものうち 小学校 1 年生から 18 歳未満の子どもの人数は何人ですか ( あてはまる人数の番号 1 つに をつけてください ) 1 人 人 人 188

柏原市 子どもの生活に関する実態調査 ( 小学生 中学生向け調査 ) 単純集計 留意事項 単純集計表について (1) 柏原市欄 : 回答があった件数 (2) 柏原市 ( マッチング ) 欄 : 回答があったもののうち 子ども票と保護者票が一対となる件数 (1) (2) の件数の差について 柏原市 (

問 6 (2) 1. 毎日またはほとんど毎日 に をつけた方以外におたずねします あなたが夕食を食べない理由はなんですか ( あてはまる番号 1 つに をつけてください ) 計 時間がない おなかがすいていない

資料1 世帯特性データのさらなる充実可能性の検討について

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スライド 1

平成 26 年度生徒アンケート 浦和北高校へ入学してよかったと感じている 1: 当てはまる 2: だいたい当てはまる 3: あまり当てはまらない 4: 当てはまらない 5: 分からない 私の進路や興味に応じた科目を選択でき

相対的貧困率の動向: 2006, 2009, 2012年

結婚しない理由は 結婚したいが相手がいない 経済的に十分な生活ができるか不安なため 未婚のに結婚しない理由について聞いたところ 結婚したいが相手がいない (39.7%) で最も高く 経済的に十分な生活ができるか不安なため (2.4%) 自分ひとりの時間が取れなくなるため (22.%) うまく付き合え

【提供】大阪府子どもの生活に関する実態調査(保護者票)単純集計 xlsx

3 調査項目一覧 分類問調査項目 属性 1 男女平等意識 F 基本属性 ( 性別 年齢 雇用形態 未既婚 配偶者の雇用形態 家族構成 居住地 ) 12 年調査 比較分析 17 年調査 22 年調査 (1) 男女の平等感 (2) 男女平等になるために重要なこと (3) 男女の役割分担意

(2) 世帯全体の収入額 50 50~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 800

表紙(A4)

第 2 章 子どもと子育てを取り巻く現状

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調査レポート

報道関係各位 2012 年 1 月 25 日 株式会社ベネッセコーポレーション 代表取締役社長福島保 高校受験調査 ~ 高校 1 年生は自らの高校受験をどのように振り返っているのか ~ 高校受験を通じて やればできると自信がついた 71% 一方で もっと勉強しておけばよかった 65% 株式会社ベネッ

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三世代で暮らしている人の地域 親子関係 第一生命経済研究所ライフデザイン研究本部研究開発室的場康子 < 減り続ける > 戦後 高度経済成長を迎えた我が国においては 産業構造の変化により都市化 工業化が進む中で 多くの人が地方から都市に移動し核家族化が進んだ 低成長経済に移行した後

Microsoft Word 結果の概要(1世帯)

調査の結果 問 1 あなたの性別は 調査に回答していただいた生徒の性別は 男 が問 % 女 が 49.5% です 男 女 問 2 あなたは, 生まれてからずっと鈴鹿市に住んでいますか 生まれたときから鈴鹿市に ずっと住ん

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

< 図 Ⅳ-16-2> 性別 年齢別 / 家族構成別 / 居住地域別 現在, 参加している今は参加していないが, 今後ぜひ参加したい今は参加していないが, 今後機会があれば参加したい参加したいとは思わない参加できないわからない無回答 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80

家庭における教育

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft PowerPoint - 【2013年度】保護者

高校生の心と体~報告書.indd

出産・育児調査2018~妊娠・出産・育児の各期において、女性の満足度に影響する意識や行動は異なる。多くは子どもの人数によっても違い、各期で周囲がとるべき行動は変わっていく~

1 お子さんとご家族の状況について 子どもをみてもらえる親族 知人 0 歳 1 2 歳 3~5 歳ともに 緊急時もしくは用事の際には祖父母等の親族にみてもらえる が最も多く 60 を超えています 0 歳児は他の年齢に比べて 日常的に祖父母等の親族にみてもらえる が 37.1 となっています 少数では

調査の目的と概要 Ⅰ 調査の目的 札幌市の児童生徒の実態に関する基礎調査 は 札幌市の小学生 中学生 高校生の意識や心情 生活 行動などについて 継続的に調査し その実態の変容を明らかにすることにより 子どもを取り巻く社会変化や教育情勢と子どもの生活との関連性を客観的に把握し 教育施策の推進に資する

第 5 部 就労と生活困難 131

PowerPoint プレゼンテーション

1. あなた ( 回答者 ) のこと 質問 1 あなたの性別をお答えください (1 つに ) 1 男性 2 女性 質問 2 あなたの年齢をお答えください (1 つに ) 1 20 歳未満 3 30 歳 ~39 歳 5 50 歳 ~59 歳 2 20 歳 ~29 歳 4 40 歳 ~49 歳 6 60

小学生の英語学習に関する調査

Ⅰ 事業所に関する集計 1 概況平成 26 年 7 月 1 日現在の本道の事業所数 ( 国及び地方公共団体の事業所を含む 事業内容不詳の事業所を含む ) は 25 万 3,139 事業所 従業者数は 245 万 7,843 人となっており 全国順位は 事業所数 従業者数ともに 東京都 大阪府 愛知県

Microsoft PowerPoint - ひとり親家庭の支援について

第二次箕面市ひとり親家庭等自立促進計画

第4章妊娠期から育児期の父親の子育て 45

 

2. 調査結果 1. 回答者属性について ( 全体 )(n=690) (1) 回答者の性別 (n=690) 回答数 713 のうち 調査に協力すると回答した回答者数は 690 名 これを性別にみると となった 回答者の性別比率 (2) 回答者の年齢層 (n=6

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分


H22-syokuiku.xls

02世帯

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平成18年度

第 3 章 保護者との関わり 子育て支援 に来園する親子の平均組数は 国公立で 14.1 組 私立で 19.2 組だった ( 図 表 3-3-1) では どのようなことを親子は体験しているのだろうか 実施内容について複数回答で聞いたところ 私立幼稚園と国公立幼稚園で違いがみられた (

 

PowerPoint プレゼンテーション

出産・育児に関する実態調査(2014)

学生確保の見通し等を記載した書類2

 

( ウ ) 年齢別 年齢が高くなるほど 十分に反映されている まあまあ反映されている の割合が高くなる傾向があり 2 0 歳代 では 十分に反映されている まあまあ反映されている の合計が17.3% ですが 70 歳以上 では40.6% となっています

Transcription:

北海道子どもの生活実態調査結果報告書 概要版 I. 調査の概要 1 目的子どもの貧困対策を効果的に推進するため 世帯の経済状況と子どもの生活環境や学校 家庭での過ごし方などとの関係を具体的に把握することを目的とする 2 調査対象及び調査方法 小学校 2 年生 小学校 5 年生 中学校 2 年生 高校 2 年生の保護者 小学校 5 年生 中学校 2 年生 高校 2 年生の子ども 平成 28 年 10 月 ~11 月に無記名のアンケート方式で実施 3 実施地域 道央 空知 石狩 後志 胆振 日高 三笠市 岩内町 登別市 滝川市 蘭越町 浦河町 道南道北オホーツク十勝釧路 根室稚内市幕別町北斗市網走市釧路市旭川市清水町 4 調査票の回収状況調査対象 配付件数 有効回答数 有効回答票率 マッチング数 マッチング率 ( 件 ) ( 件 ) (%) ( 件 ) (%) 小学 2 年生 保護者 2,755 2,261 82.1 - - 保護者 2,759 2,180 79.0 子ども 2,759 2,186 79.2 2,155 98.6 保護者 2,988 2,148 71.9 子ども 2,988 2,151 72.0 2,122 98.7 高校 2 年生 保護者 2,440 1,852 75.9 子ども 2,440 1,882 77.1 1,754 93.1 合計 保護者 10,942 8,441 77.1 子ども 8,187 6,219 76.0 6,031 97.0 ( 注 ) 本報告書において マッチング数 とは 保護者の調査票 と 子どもの調査票 について 同一世帯 の情報として集計が可能となった数をいい マッチング率 とは 子どもの有効回答数を母数として マ ッチング数を除した割合をいう 5 集計方法等 結果数値 (%) は小数第 2 位を四捨五入して表示しているため 内数の計が合計に一致しない場合がある 集計上 未記入等不明分を除いた回収数を記載している 一部の項目については マッチング数に基づき集計しているため 学年別にを集計した表の合計値と 家族形態別 年収階層別の表の合計値が一致しないものがある 複数回答の項目における割合 (%) については 対象回答者数を分母として集計している 平成 5 年の調査結果との比較において 同年の調査は札幌市分を含んでいるため 今回の調査結果との比較が可能となるよう 同年の調査結果の表から札幌市の値を除いている 1

II. 調査結果 1 調査世帯の状況 世帯の状況 1 家族形態 H28 平成 5 年の調査 ( 小学 2 年 小学 5 年 中学 2 年 ) との比較では 祖父母同居のは 13.3 ポイント減少しており 核家族化の傾向が見られる また は 3.5 ポイント増加している 小学 2 年生 71.0 9.4 8.5 5.2 68.6 10.0 9.9 5.0 64.2 10.1 12.7 5.4 小計 68.0 9.8 10.3 5.2 高校 2 年生 60.9 66.5 13.6 10.7 15.1 11.4 3.6 4.8 祖父母同居の祖父母同居の父子世帯祖父母同居の父子世帯無回答 H5 小学 2 年生 66.7 22.2 6.0 61.5 25.8 6.7 63.0 21.9 7.3 63.7 23.1 6.8 祖父母同居の祖父母同居の父子世帯祖父母同居の父子世帯無回答 2 生計が同じ家族のうち子どもの人数 2 人 が最も多く 50.9% 次いで 3 人 が 24.8% 1 人 が 16.6% となっている 小学 2 年生高校 2 年生 15.9 15.3 15.7 19.9 16.6 51.3 51.0 52.2 48.7 50.9 24.7 25.8 24.8 23.7 24.8 5.7 2.1 6.2 1.5 4.9 1.5 5.1 1.7 5.5 1.7 1 人 2 人 3 人 4 人 5 人以上無回答 2

3 親の健康状態 では 健康 は 79.3% 通院中 又は 通院はないが体調が悪い は 19.9% [ 複数回答 ] 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0(%) 小学 2 年生 1.8 17.0 82.8 1.5 17.6 81.9 2.7 22.2 76.6 高校 2 年生 2.6 23.8 75.1 2.1 19.9 79.3 健康 通院中又は通院はないが体調が悪い 2 子どもの教育 学校での教育について 1 学校の授業でわからないことがあるか あまりわからない わからないことが多い ほとんどわからない とする回答は 31.1% となっているが 学年が上がるにつれてその割合は高くなっている 年収階層別でみると 年収が下がるのに伴い わからない とする割合は増加傾向 < 図表 A 学年別 > わからない と回答 23.1 58.4 8.6 5.8 1.3 10.3 52.9 16.8 12.7 6.0 高校 2 年生 50.9 22.8 15.1 6.1 12.8 54.2 15.7 11.0 4.4 いつもわかるだいたいわかるあまりわからないわからないことが多いほとんどわからない無回答 3

< 図表 B 年収階層別 > わからない と回答 13.0 56.8 11.2 13.6 4.1 7.0 52.8 14.0 18.2 6.1 7.3 53.4 19.8 12.3 4.2 10.0 52.6 19.7 11.4 4.9 13.0 51.1 17.5 12.7 4.5 14.6 56.9 13.8 9.6 3.9 16.7 56.9 12.9 9.2 3.1 14.6 55.1 14.3 10.0 4.6 収入無回答 12.2 53.5 16.6 10.8 4.4 12.9 54.5 15.7 11.0 4.2 いつもわかるだいたいわかるあまりわからないわからないことが多いほとんどわからない無回答 家庭での教育について 1 塾や習い事に行っているか 年収階層別では 500 万円未満の階層で 行っていない と回答した割合がを上回る 行っていない は の 37.7% に対し は 58.4% 父子世帯は 74.6% となっており ひとり親家庭が高い比率 < 図表 A 学年別 > 小学 2 年生 59.6 65.2 39.6 34.3 48.5 50.4 57.8 41.4 行っている行っていない無回答 4

< 図表 B 年収階層別 > 収入無回答 54.6 45.8 38.4 48.7 54.9 64.9 72.0 74.0 52.3 57.8 43.7 53.7 61.4 51.0 44.9 34.4 27.4 25.4 46.3 41.4 < 図表 C 家族形態別 > 行っている行っていない無回答 祖父母同居の祖父母同居の父子世帯祖父母同居の父子世帯 25.4 61.5 58.3 41.0 55.6 55.1 47.4 52.1 57.8 74.6 37.7 40.9 58.4 44.0 44.9 52.6 45.3 41.4 行っている行っていない無回答 大学進学等について 1 あなたは将来 どの段階まで進学したいか ( 高校 2 年生の回答 ) 高校 2 年生では 大学まで が最多の 34.6% 高校まで とする割合は 22.8% と比較し 年収が低い階層は 高校まで とする割合が高く さらに 大学まで よりも 短大 高等専門学校 専門学校まで を望んでいる傾向がみられる 2 高校卒業後の進路についてどう考えるか ( 高校 2 年生の保護者の回答 ) で 28.7% が 四年制大学 24.1% が 就職 と回答 年収 500 万円未満の階層で 就職 の割合が高く 四年制大学 の割合が低い傾向 < 図表 A 高 2 子どもの回答 > 高校 2 年生 22.8 27.7 34.6 14.8 高校まで短大 高等専門学校 専門学校まで大学まで 5

< 図表 B 高 2 保護者の回答 > 高 2 保護者 24.1 23.9 28.7 23.3 就職短大 専門学校四年制大学 < 図表 C 年収階層別 ( 高 2 子どもの回答 )> 23.7 30.5 30.5 15.3 30.7 32.0 25.3 12.0 29.9 27.1 24.3 18.7 22.3 23.0 36.0 18.7 25.0 29.6 27.0 18.4 17.8 29.9 38.4 13.9 18.1 31.6 41.8 8.4 13.8 20.7 56.9 8.6 収入無回答 20.8 28.3 34.4 16.5 21.0 28.4 36.0 14.7 高校まで短大 高等専門学校 専門学校まで大学まで < 図表 D 年収階層別 ( 高 2 保護者の回答 )> 32.3 27.7 18.5 21.5 31.7 25.6 19.5 23.2 35.7 17.4 18.3 28.7 29.9 20.8 27.1 22.2 31.7 26.2 15.9 26.2 23.0 24.7 32.4 19.9 17.1 28.9 33.3 20.7 13.4 18.5 58.8 9.2 収入無回答 22.1 23.2 26.7 28.0 24.1 23.9 28.7 23.3 就職短大 専門学校四年制大学 3 高校までと答えた方はその理由 ( 子ども回答 ) 進学に必要なお金のことが心配だから という設問に まああてはまる 非常にあてはまる と回答した割合は で半数近い この割合は 400 万円未満の階層で 5 割を超え 年収が低い階層ほど 進学に必要なお金や家族の生活なども進路の選択の要素になっていると考えられる 6

進学に必要なお金のことが心配だから と回答 非常にあてはまる まああてはまる 14.3 42.9 7.1 7.1 28.6 39.1 26.1 8.7 4.3 21.7 25.0 31.3 18.8 25.0 16.1 38.7 12.9 9.7 22.6 23.7 23.7 13.2 7.9 31.6 10.2 18.6 27.1 16.3 7.0 15.3 14.0 10.2 39.5 35.6 1.7 4.7 12.5 12.5 25.0 6.3 37.5 6.3 収入無回答 20.5 28.6 12.5 9.8 25.9 2.7 19.6 27.2 13.0 8.7 29.6 1.9 非常にあてはまるまああてはまるどちらともいえないあまりあてはまらないまったくあてはまらない無回答 4 教育を受けさせるためのお金の準備状況 ( の保護者の回答 ) 貯金や学資保険など準備を進めている が 48.0% 目処はついていない が 28.8% 年収の高い階層ほど 貯金や学資保険など準備を進めている の割合が高く 年収が低い階層では この割合が低くなるとともに 目処はついていない とする割合が高くなる傾向 34.2 36.0 23.4 3.6 2.7 54.0 46.6 27.3 25.2 19.4 21.7 1.4 2.8 収入無回答 6.8 13.5 41.5 37.2 23.5 30.2 28.8 65.8 66.4 32.3 40.5 56.5 45.0 48.0 6.8 22.6 19.2 15.7 13.7 19.2 13.4 2.7 15.9 3.0 5.0 8.8 1.4 1.5 3.7 3.7 1.4 1.4 1.3 目処はついていない貯金や学資保険など準備を始めている奨学金を利用するすでに準備できている 無回答 3 生活状況 保護者 ( 世帯 ) への生活支援について 1 各種制度を利用した経験 生活福祉資金 及び 母子父子寡婦福祉資金 では 利用のしかたがわからなかった 制度やサービスについてまったく知らなかった とする回答は で特に高い 7

年収 100 万円以上 300 万円未満 の階層では 利用のしかたがわからなかった 制度やサービスについてまったく知らなかった は 3 割 ~4 割となっている 生活福祉資金 < 図表 A 家族形態別 > 7.6 82.7 7.3 祖父母同居の 7.9 80.5 9.9 32.3 4.9 41.8 15.3 祖父母同居の父子世帯 26.9 19.4 1.5 51.7 59.1 14.5 14.0 3.2 祖父母同居の父子世帯 21.4 16.4 55.7 68.5 18.6 13.7 8.1 61.1 27.6 11.5 75.0 10.0 1.2 利用のしかたがわからなかった 利用したことがある 利用している 利用する必要がなかった 制度の対象外だった 制度やサービスについてまったく知らなかった 利用したかったが条件を満たしていなかった 利用時間や制度 サービスが使いづらかった 利用するのに抵抗感があった 制度やサービスがなかった 無回答 < 図表 B 年収階層別 > 18.4 33.2 2.9 5.3 59.4 40.3 13.4 11.7 30.2 3.8 53.8 7.7 11.9 17.8 2.3 68.9 80.7 5.7 4.5 6.0 89.0 3.8 91.2 2.9 91.4 3.4 収入無回答 11.6 11.5 1.1 1.2 63.7 75.0 21.9 10.0 利用のしかたがわからなかった 利用したことがある 利用している 利用する必要がなかった 制度の対象外だった 制度やサービスについてまったく知らなかった 利用したかったが条件を満たしていなかった 利用時間や制度 サービスが使いづらかった 利用するのに抵抗感があった 制度やサービスがなかった 無回答 8

母子父子寡婦福祉資金 < 図表 C 家族形態別 > 祖父母同居の 6.3 6.7 0.5 0.8 36.9 6.8 84.7 82.1 36.1 7.3 9.6 15.2 祖父母同居の父子世帯 31.1 29.0 4.2 6.5 45.3 48.4 13.9 14.0 祖父母同居の父子世帯 22.9 51.4 20.0 15.1 5.5 64.4 13.7 7.9 62.1 27.6 11.3 1.5 75.4 9.9 利用のしかたがわからなかった 利用したことがある 利用している 利用する必要がなかった 制度の対象外だった 制度やサービスについてまったく知らなかった 利用したかったが条件を満たしていなかった 利用時間や制度 サービスが使いづらかった 利用するのに抵抗感があった 制度やサービスがなかった 無回答 < 図表 D 年収階層別 > 18.8 5.9 57.3 14.6 38.9 4.6 37.1 11.3 31.9 5.8 52.3 6.9 収入無回答 16.7 10.0 1.4 5.5 0.3 0.7 0.2 11.6 1.0 11.3 1.5 2.6 71.5 82.5 89.3 92.2 91.8 64.1 75.4 21.9 6.0 4.4 3.8 2.7 3.4 9.9 利用のしかたがわからなかった 利用したことがある 利用している 利用する必要がなかった 制度の対象外だった 制度やサービスについてまったく知らなかった 利用したかったが条件を満たしていなかった 利用時間や制度 サービスが使いづらかった 利用するのに抵抗感があった 制度やサービスがなかった 無回答 2 子どもに関する施策の情報を得るための手段 保護者が子どもに関する施策の情報を得るための手段としては 学校からのお便りや家族や友人からの情報と回答する割合が比較的高い一方で 行政機関の広報誌やホームページについては 半数以下にとどまっている 9

よくある たまにある 1 行政機関の広報誌 案内 10.2 38.0 21.4 21.9 8.5 2 行政機関のホームページ 3SNS(LINE やツイッターなど ) 2.2 4.7 17.7 17.1 30.1 24.7 40.2 43.4 9.8 10.1 4 インターネット検索 15.0 35.6 17.0 22.7 9.7 5 学校などからのお便り 39.2 43.6 7.1 3.8 6.2 6 家族や友人からの情報 25.6 48.3 12.0 6.9 7.1 よくあるたまにあるあまりないまったくない無回答 子どもの生活状況について 1 平日は毎日朝ご飯を食べるか いつも食べない 食べない日がよくある たまに食べない日がある は合わせて 19.2% であり 学年が上がるにつれてその割合は高くなっている 平成 5 年の調査結果では たまに食べない日がある ほとんどとらない は合わせて 14.3% となっており 朝ご飯を食べない子どもは増加している H28 高校 2 年生 73.5 82.8 80.9 12.6 10.6 10.6 6.0 3.0 1.1 4.2 3.5 6.9 79.3 11.2 4.3 3.7 毎日食べるたまに食べない日がある食べない日がよくあるいつも食べない無回答 H5 小学 2 年生 88.9 85.2 81.7 9.3 1.4 12.5 1.3 12.1 5.0 84.7 11.4 2.9 毎日食べるたまに食べない日があるほとんどとらない無回答 2 平日に夕食を誰ととるか では 親 は 91% 一人で食べる は 6% 高学年になるほど 一人で食べる とする割合が高い 一人で食べる とする割合が祖父母と同居を含めたひとり親世帯で高い傾向にあり で 9.5% 祖父母と同居ので 9.9% 父子世帯で 11.9% 祖父母と同居の父子 10

世帯で 10.2% となっている < 図表 A 学年別 > [ 複数回答 ] 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0(%) 小学 2 年生 1.3 93.0 3.8 90.9 14.1 89.1 6.3 91.0 親きょうだい一人で食べる < 図表 B 家族形態別 > [ 複数回答 ] 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0 (%) 祖父母同居の 5.4 6.2 88.7 93.3 9.5 89.5 祖父母同居の 父子世帯 9.9 11.9 79.1 81.7 祖父母同居の父子世帯 10.2 71.4 7.1 76.8 6.0 6.2 86.3 91.2 親きょうだい一人で食べる 3 平日の放課後は誰と過ごすことが多いか 家族や友達などと過ごすことがあると回答した子どもがいる一方で 一人でいる ことが よくある と回答した子どもは で 14.2% で 19.4% 高校 2 年生で 21.5% 家族形態別に 一人でいる について よくある ときどきある とした回答をみると ひとり親家庭の子どもの割合が高く の 41.1% に対し で 52.6% 父子世帯で 55.2% 11

一人でいる の頻度 < 図表 A 学年別 > 14.2 22.5 27.6 32.4 19.4 24.0 24.5 28.8 高校 2 年生 21.5 27.6 23.7 24.3 18.2 24.6 25.4 28.7 よくあるときどきあるあまりないまったくない無回答 < 図表 B 家族形態別 > よくある ときどきある 17.7 23.4 26.8 29.4 祖父母同居の 15.6 22.5 25.6 33.3 22.8 29.8 21.8 21.5 祖父母同居の 14.6 25.5 25.5 30.5 父子世帯 19.7 35.5 18.4 23.7 祖父母同居の父子世帯 16.1 25.0 28.6 26.8 16.7 31.5 24.1 27.8 18.1 26.7 20.6 27.8 18.0 24.6 25.6 28.8 よくあるときどきあるあまりないまったくない無回答 4 一番ほっとできる場所はどこか 一番ほっとできる場所は 自分の家 が 80.5% と最も高く 次いで 学校 ( 部活など ) が 4.0% となっているが ない とする回答も 5.4% ある 82.3 79.6 2.1 5.7 4.1 6.1 11.5 8.6 高校 2 年生 79.4 4.2 6.0 10.4 80.5 4.0 5.4 10.1 自分の家学校 ( 部活など ) ない 4 保護者の就労状況 母親の就労状況について 1 母親の働き方 では 正規の職員 従業員 が 21.4% パート アルバイト が 43.8% 働いていない が 18.5% 12

では 正規の職員 従業員 が 19.3% パート アルバイト が 46.3% 働いていない が 21.4% では 正規の職員 従業員 が 33.2% パート アルバイト が 40.3% 働いていない が 8.7% 19.3 46.3 21.4 5.0 8.0 祖父母同居の 19.1 38.3 13.8 3.9 24.9 33.2 40.3 8.7 10.7 7.2 祖父母同居の 35.3 34.4 9.4 10.6 10.3 30.1 24.7 15.1 4.1 26.0 14.3 41.9 20.9 3.7 19.2 21.4 43.8 18.5 5.7 10.6 正規の職員 従業員パート アルバイト働いていない派遣社員 契約社員 嘱託 家族の年収について 1 家族の年収 は 500 万円以上 700 万円未満 が 25.6% と最も高く 次いで 400 万円以上 500 万円未満 が多い では 200 万円以上 300 万円未満 が 23.6% と最も高く 100 万円以上 200 万円未満 18.2% と続いており 年収無回答を除くと 100 万円未満 が 10.9% 100 万円以上 200 万円未満 が 26.6% 200 万円以上 300 万円未満 が 34.3% となり これらを合わせると の約 7 割が年収 300 万円未満 祖父母同居の 7.5 2.1 3.2 8.6 2.2 7.5 11.9 18.2 8.6 25.6 20.4 23.6 16.2 13.7 11.1 27.4 31.7 31.3 祖父母同居の 5.7 11.8 13.9 10.9 7.9 5.7 4.2 38.4 父子世帯祖父母同居の父子世帯 12.9 2.2 3.2 4.3 10.0 12.9 18.3 11.4 17.2 15.7 18.3 14.3 4.3 21.5 22.9 5.5 8.2 5.5 13.7 24.7 12.3 20.5 無回答 2.0 2.8 3.4 5.7 7.4 8.3 15.0 10.7 16.3 21.1 6.2 13.1 4.4 45.3 29.4 100 万円未満 100円未満 200円未満 300円未満 400円未満 500円未満 700円未満 1000~1500 万円未満 1500 万円以上無回答 13

5 経済状況 家計の状況について 1 普段の家計について 最も近いもの ( 保護者の回答 ) では 赤字 が 24.1% どちらでもなくぎりぎり が 43.3% は 赤字 が 22.9% どちらでもなくぎりぎり が 42.4% であるのに対し では 赤字 が 35.3% どちらでもなくぎりぎり が 48.2% 年収階層別では 500 万円未満で どちらでもなくぎりぎり と回答している割合が一定程度いるものの それ以外は 赤字 の割合が高く 貯金の取り崩し や 借金 をしているとする割合も高い < 図表 A 家族形態別 > 赤字黒字 13.8 9.1 42.4 24.5 6.5 祖父母同居の 10.9 9.2 41.8 26.1 7.7 20.5 14.8 48.2 9.2 4.4 祖父母同居の 18.4 8.2 46.5 15.1 7.9 父子世帯 16.1 8.6 46.2 16.1 7.5 祖父母同居の父子世帯 10.0 7.1 57.1 15.7 8.6 11.0 17.8 41.1 17.8 6.8 12.3 8.6 41.6 17.2 5.7 14.3 9.7 43.3 22.0 6.4 貯金を取り崩し借金生活どちらでもなくぎりぎり毎月貯金している貯金していない無回答 < 図表 B 年収階層別 > 赤字 黒字 16.3 13.4 48.1 13.4 8.4 26.9 25.1 37.5 7.4 2.1 18.1 17.7 52.3 5.8 5.2 20.7 17.1 48.8 9.4 3.1 17.8 11.2 53.4 12.0 5.1 14.2 7.7 46.4 23.4 7.7 9.0 5.1 35.5 41.9 8.0 収入無回答 4.7 3.0 13.1 19.1 8.3 42.3 61.7 17.4 5.8 11.4 14.3 9.7 43.3 22.0 6.4 貯金を取り崩し借金生活どちらでもなくぎりぎり毎月貯金している貯金していない無回答 14

2 子どもが考える家の暮らし向き ( 高校 2 年生の回答 ) では 大変苦しい やや苦しい が 15.7% ふつう が 49.3% と父子世帯で 苦しい と回答する子どもの割合が高い 12.4 51.2 17.7 18.7 祖父母同居の 13.0 47.0 20.9 19.1 32.0 43.7 7.9 16.4 祖父母同居の 22.2 45.2 11.7 20.9 父子世帯 27.6 42.1 7.9 22.4 祖父母同居の父子世帯 7.1 53.6 25.0 14.3 20.4 44.4 16.6 18.6 14.9 49.5 14.3 21.3 15.7 49.3 16.4 18.7 大変苦しい やや苦しいふつうややゆとりがある 大変ゆとりがあるわからない 無回答 3 経済的理由で食料を買えなかったり 暖房が使えなかったりした経験 よくあった ときどきあった まれにあった とする回答を合わせると 年収 300 万円未満の階層において 食料が買えなかった経験については約 2 分の 1 の世帯が 暖房が使えなかった経験については約 4 分の 1 の世帯が あった としている < 図表 A 家族が必要とする食料を買えなかった > よくあった ときどきあった まれにあった 2.9 14.6 15.9 65.7 10.6 14.5 24.0 50.5 4.6 16.5 24.4 53.5 4.7 9.1 18.1 67.8 収入無回答 6.1 15.4 75.9 2.0 3.7 10.7 84.1 5.5 91.1 2.2 97.2 5.2 11.6 73.7 5.9 12.3 77.1 2.3 よくあった ときどきあった まれにあった まったくなかった 無回答 15

< 図表 B 冬に暖房が使えなかった > よくあった ときどきあった まれにあった 収入無回答 5.4 1.3 3.9 8.1 1.3 5.1 7.3 1.6 2.8 6.5 3.5 2.1 5.2 1.9 5.3 0.8 9.2 2.6 8.8 82.4 13.4 71.0 13.8 75.0 85.2 88.8 94.5 96.1 99.4 84.2 88.3 よくあったときどきあったまれにあったまったくなかった無回答 医療機関への受診について 1 病院等を受診した方が良いと思ったが受診させなかった経験 ( 過去 1 年間 ) では あった が 17.8% 年収が下がるほど あった の割合が高い傾向 収入無回答 25.1 30.7 26.9 22.5 19.3 15.5 12.4 13.3 16.9 17.8 74.5 68.9 72.7 77.3 80.4 84.2 87.1 86.0 80.7 81.2 あったなかった無回答 2 子どもを受診させなかった理由 仕事で時間がなかった が 53.5% お金がなかった が 26.4% 子どもが嫌がった が 18.0% 仕事で時間がなかった とする割合は年収による差異はないが お金がなかった とする割合は年収が低い階層ほど高い 16

[ 複数回答 ] 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 (%) 25.0 16.7 13.8 27.9 17.8 21.5 32.3 42.5 50.6 55.2 59.7 61.7 仕事で時間がなかった お金がなかった 子どもが嫌がった 16.1 35.1 48.3 15.9 23.5 57.0 14.6 18.2 69.3 4.8 17.7 56.5 収入無回答 19.8 26.0 45.5 18.0 26.4 53.5 6 相談の状況 1 子どもについての悩み では 子どもの学習や進路 と回答した方が 39.3% と最も多く 次いで 子どもの発達やしつけ が 17.8% 祖父母同居を含めたひとり親世帯では 子どもとの話し合い等の時間がもてない とする割合がに比べ5ポイント以上高い [ 複数回答 ] 祖父母同居の 祖父母同居の 父子世帯 祖父母同居の父子世帯 0 10 20 30 40 50 60 (%) 4.2 6.0 7.1 7.9 12.9 13.6 11.4 12.9 15.0 14.0 13.7 18.2 17.5 17.0 17.8 19.6 20.5 25.8 24.7 27.1 33.0 39.5 38.6 39.3 41.5 43.4 49.3 子どもの学習や進路子どもの発達やしつけ子どもとの話し合い等の時間がもてない 17

2 保護者の悩みごとの相談相手 では 同居の親族 が 60.9% 次いで 友人 知人 が 55.3% では 同居の家族 69.5% 友人 知人 が 55.2% では 友人 知人 が 59.6% 同居していない家族 親せき が 53.6% の順となっている 相談する人はいない と回答している人はの 5.8% であるが 父子世帯では 24.7% と特に高い比率 祖父母同居の 14.8 69.5 67.5 59.6 55.2 56.2 53.6 53.7 37.6 8.7 36.5 4.8 40.4 5.6 45.1 祖父母同居の 父子世帯 9.7 56.9 39.8 32.3 60.2 24.7 21.1 6.0 39.8 40.4 祖父母同居の父子世帯 51.4 31.4 27.1 14.3 34.3 53.4 47.9 38.4 11.0 43.8 54.7 60.9 49.8 55.3 45.8 49.7 5.4 5.8 34.7 38.0 同居の家族友人 知人同居していない家族 親せき相談する人はいない 3 子どもについての悩みを相談する相手 同居の親族 70.7% 次いで 友人 知人 54.1% の 80.0% が 同居の家族 次いで 57.9% が 同居していない家族 親せき と回答 の 62.2% が 同居していない家族 親せき と回答 相談する人はいない と回答している人は では 1.7% であるが では 6.9% 父子世帯では 16.1% おり ひとり親世帯の割合が高い 祖父母同居の 80.0 81.5 54.1 56.5 57.9 39.2 1.7 62.6 60.6 15.4 57.6 62.2 6.9 65.1 祖父母同居の父子世帯 10.8 71.7 37.6 54.8 46.2 24.1 16.1 2.7 58.7 50.5 祖父母同居の父子世帯 67.1 72.6 32.9 43.8 20.0 46.6 5.7 6.8 52.9 57.5 61.6 50.0 47.0 61.6 70.7 54.1 54.0 62.2 2.6 同居の家族友人 知人同居していない家族 親せき相談する人はいない 4 相談機関や相談員に子育てや生活のことを相談した経験 相談先や方法を知らなかった と回答した割合は 福祉事務所が 7.1% 児童相談所が 5.6% 18

特にや父子世帯について 相談先や方法を知らなかった と回答する割合が高い < 図表 A 福祉事務所の相談窓口 > 祖父母同居の祖父母同居の 3.9 4.0 12.8 8.8 81.2 78.1 52.9 62.8 1.9 8.0 4.2 5.9 6.1 2.2 6.3 8.6 2.3 12.2 12.2 11.2 12.1 父子世帯 9.7 53.8 3.2 4.3 17.2 11.8 祖父母同居の父子世帯 4.3 4.7 5.3 15.1 66.0 72.9 54.8 75.6 10.0 1.4 2.9 2.7 16.4 1.4 4.7 21.2 2.7 7.1 相談したことがある 相談している 相談する必要がなかった 相談時間や場所などが使いづらかった 相談するのに抵抗感があった 相談先や方法を知らなかった 無回答 3.0 8.6 9.6 8.1 < 図表 B 児童相談所 > 祖父母同居の 祖父母同居の 父子世帯 祖父母同居の父子世帯 4.9 4.6 7.8 5.4 4.3 6.4 5.4 12.9 13.7 60.3 68.3 65.8 81.8 79.8 59.1 77.1 57.5 77.3 4.5 5.8 0.6 2.3 4.9 8.3 0.9 1.6 7.8 10.9 11.7 1.5 3.9 10.6 10.9 0.9 5.4 10.8 9.7 2.2 7.1 8.6 1.4 1.4 12.3 13.7 1.4 1.4 3.7 20.7 0.5 3.0 3.0 5.6 7.8 0.8 相談したことがある 相談している 相談する必要がなかった 相談時間や場所などが使いづらかった 相談するのに抵抗感があった 相談先や方法を知らなかった 無回答 19