基本方針

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目次 1 建築物の耐震診断及び耐震改修の実施に関する目標の設定 1 (1) 想定される東海地震の規模 想定される被害の状況 2 (2) 耐震化の現状と目標設定 2 (3) 市が所有する公共建築物の耐震化の目標設定 5 2 建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るための施策 6 (1) 耐震診断及び耐

基本方針

PowerPoint プレゼンテーション

基本方針

基本方針

第 1 章はじめに (1) 計画の目的西東京市耐震改修促進計画 ( 以下 本計画 という ) は 西東京市内の住宅 建築物の耐震診断及び耐震改修を計画的かつ総合的に促進することにより 西東京市民の生命と財産を保護し 災害に強いまちづくりを実現することを目的とする (2) 計画の位置づけ本計画は 建築

建築物等震災対策事業について

目次 1 建築物の耐震診断及び耐震改修の実施に関する目標の設定 1 (1) 想定される地震の規模 想定される被害の状況 1 (2) 耐震化の現状と目標設定 1 (3) 市が所有するの耐震化の目標設定 5 2 建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るための施策 6 (1) 耐震診断及び耐震改修に係る基

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三島市耐震改修促進計画


目次はじめに 1 建築物の耐震診断及び耐震改修の実施に関する目標 (1) 想定される地震の規模 想定される被害の状況 (2) 耐震化の現状と目標の設定 (3) 市が所有する公共建築物の耐震化の目標設定 2 耐震診断及び耐震改修の促進を図るための施策に関する事項 (1) 耐震診断及び耐震改修に係る基本

2-1 防災関連施設の現状 概ねすべての施設で耐震性能を有することを確認しているが 救急告示病院につい ては 耐震性能を確認している施設は 21 施設の内 13 施設である 区分 内容該当施設施設件数 耐震性能を有することが確認できている施設件数 防災拠点施設 医療機関 避難者滞留施設 災害拠点病院

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新 市 用

目次 1 建築物の耐震診断及び耐震改修の実施に関する目標の設定 1 (1) 想定される地震の規模 想定される被害の状況 1 (2) 耐震化の現状と目標設定 1 (3) 市が所有するの耐震化の目標設定 5 2 建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るための施策 7 (1) 耐震診断及び耐震改修に係る基

中央区耐震改修促進計画(資料編)

はじめに

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目 次 1. 計画の概要 (1) 計画策定の趣旨... 2 (2) 計画の位置づけ... 3 (3) 計画期間 神戸市で今後発生が想定される地震規模 被害の状況 建築物の耐震化の現況と目標 3-1 住宅の耐震化 (1) 住宅全般の現況と目標... 7 (2) 市営住宅

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5

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病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

富士市が所有する市営住宅の耐震性能に係るリスト 目 次 頁 1. 公表の趣旨 1 2. 要旨 1 3. 各別の耐震性能と富士市の耐震性能判定基準 2 4. 用語の説明 3 5. 市営住宅の耐震性能に係るリスト 4 ~ 8 6. 一般公共建築物の耐震性能に係るリスト 別掲載

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静岡市耐震改修促進計画

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鹿角市耐震改修促進計画 平成 21 年 11 月 鹿角市

北上市住宅・建築物耐震化促進計画

空き家の現状データ 参考資料 ⑴ 住宅数及び空き家数 表 1 住宅数の内訳 ( 資料 : 平成 25 年住宅 土地統計調査 ) 住宅数 居住世帯居住世帯なしあり総数一時現在者のみ建築中空き家 全国 60,628,600 52,102,200 8,526, ,800 88,100 8,19

2 被害量と対策効果 < 死者 負傷者 > 過去の地震を考慮した最大クラス あらゆる可能性を考慮した最大クラス 対策前 対策後 対策前 対策後 死者数約 1,400 人約 100 人約 6,700 人約 1,500 人 重傷者数約 600 人約 400 人約 3,000 人約 1,400 人 軽傷者

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目次H 訂正版【確定版】会議用資料【案】H30公表資料

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北栄町耐震改修促進計画の目的等 目的 本計画は 町民生活に重大な影響を及ぼす恐れのある地震被害から 町民の生命 財産を保護するとともに 地震による被害を軽減し 社会秩序の維持と公共の福祉に資するため 建築物の計画的な耐震化を促進することを目的とします 計画の実施期間 本計画の実施期間は 国及び県の実

- 1 - 参照条文建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令の一部を改正する政令案建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令(平成七年政令第四百二十九号)(抄) (通行障害建築物の要件)第四条法第五条第三項第二号の政令で定める建築物は そのいずれかの部分の高さが 当該部分から前面道路の境界線までの水平

目次 I はじめに 1 耐震化の必要性と鳥羽市耐震改修促進計画の策定 耐震改修促進計画の位置づけ 耐震改修促進計画の目的等... 2 II 建築物の耐震診断及び耐震改修の実施に関する目標 1 想定される地震の規模と被害の状況 耐震化の現状 耐震

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平成13年度分譲マンションアンケート調査(簡易集計結果)

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はじめに

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三鷹市耐震改修促進計画(改定素案)

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市有建築物耐震化計画

病院, 診療所 大西病院 対象外部分 ( 新耐震 ) 昭和 63 年以降増築 2,878 m2 5 階以下 (RC 造部分 ) 旭川市 4 条通 丁目 2230 番 ほか 病院 Is/Iso = 0.2 (.0 ) Z= 0.8, G=.0, U=.0 建替え C TU S D = 0.0 ( 0.

基本的事項

11 高須小学校 1 浜田小学校 13 野里小学校 14 大姶良小学校 15 南小学校 16 西俣小学校 17 高隈小学校 18 大黒小学校 19 西原台小学校 1 市成小学校 高尾小学校 3 百引小学校 4 平南小学校 5 串良小学校 6 細山田小学校 特別 11 S 旧 H1 0.5

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茂原市耐震改修促進計画 目次第 1 章はじめに 1. 茂原市耐震改修促進計画の位置付け 2. 茂原市耐震改修促進計画の目的 3. 対象区域及び対象建築物 4. 計画期間 第 2 章想定される地震の規模 被害の状況 1. 茂原市における想定地震と建物の被害想定 4 第 3 章建築物の耐

マンション棟数密度 ( 東京 23 区比較 ) 千代田区中央区港区新宿区文京区台東区墨田区江東区品川区目黒区大田区世田谷区渋谷区中野区杉並区豊島区北区荒川区板橋区練馬区足立区葛飾区江戸川区

目次 第 1 章はじめに 1 耐震改修促進計画の目的と位置づけ 1 2 対象区域及び対象建築物 2 3 計画期間及び検証年次 2 第 2 章基本方針 1 想定する地震の規模 被害の状況 2 2 耐震化の現状及び目標 4 住宅については 4 防災上重要な公共建築物については 4 その他の公共建築物につ

静岡市の耐震対策事業

2/9 学校 ( 幼稚園 ) 名久保小学校長江小学校土堂小学校 棟用途 棟面積第一次診断第二次診断改修改修後建築年月構造階数区分番号枝番 ( m2 ) 年度 Is 値年度 Is 値年度 普通 特別 管理教室棟 1 1 S8.1 R 3 2,950 旧基準 H H 屋内運動

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基本方針

既存の高越ガス設備の耐震性向上対策について

条例解説6~11条

福井県耐震改修促進計画

目 次 第 1 章 はじめに 1 耐震化の必要性と耐震改修促進計画策定の背景 1 2 東日本大震災と耐震改修促進法の改正 4 3 南海トラフ巨大地震の規模と想定される被害の状況 5 第 2 章 耐震改修促進計画の目的等 1 目的 8 2 耐震改修促進計画の位置づけ 8 3 計画期間 9 4 耐震改修

名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない


はじめに 1 計画策定の経緯 3 第 1 想定される地震の規模 想定される被害状況 1 想定される地震の規模 3 2 人的被害の想定 4 3 建物被害の想定 4 第 2 建築物の耐震化に係る目標 1 建築物の耐震化の現状 5 (1) 住宅の耐震化の現状 (2) 特定建築物の耐震化の現状 2 建築物の

( 参考 ) 業務報酬基準の概要について ( 告示 15 号の構成 ) 建築士事務所の開設者が業務に関して請求することのできる報酬の基準を示しており 第一 ~ 第三の実費加算方法に関する項と第四の略算方法に関する項で構成されている 実費加算方法 ( 第一 第二 第三 ) 実費加算方法 : 各経費等に

名古屋市建築物耐震改修促進計画(案)本編

問 1-2. 回答者の住宅特性 住宅タイプ別では 非木造 共同住宅 ( マンション等 ) が約 6 割 (61%) 所有関係別では 持家 が約 7 割 (69%) と最も多くなっています 住宅タイプ 所有関係別にみると 非木造 共同住宅 の 持家 が最も多く (211 件 ) 次いで 非木造 共同住

地域住宅計画 計画の名称地域住宅計画都道府県名三重県作成主体名計画期間平成 17 年度 ~ 22 年度 1. 地域の住宅政策の経緯及び現況 当該地域は 三重県の南部に位置し 人口約 25,000 人 世帯数約 8,400 世帯の地域である は伊勢志摩国立公園の玄関口として 観光及び水産業を中心に発展

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栗橋西小学校管理昭和 61 年 8 月 RC 3 3,335 新耐震性あり 栗橋南小学校 ( 北校舎 ) 管理 ( 南校舎 ) ( 南校舎 ) 平成 25 年 7 月 RC 2 2,132 新 改築済 ( 耐震性あり ) 平成 9 年 3 月 RC 2 1,437 新 耐震性あり 平成 9 年 3

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平成25年住宅・土地統計調査 集計項目別統計表一覧

第 7 章鹿児島県と連携した耐震改修促進法による指導及び助言等 国の基本方針では 所管行政庁はすべての特定建築物の所有者に対して法に基づく指導 助言を実施するよう努めるとともに 指導に従わない者に対しては必要な指示を行い その指示に従わなかったときは 公表すべきであるとしている なお 指示 公表や建

1 市川市耐震改修助成制度 の概要 この制度は 市民の皆さんが所有し かつ居住する木造戸建住宅について 市の助成を受けて行っ た耐震診断の結果 耐震性が低いことから市に登録した木造住宅耐震診断士による耐震改修を実施した場合に 耐震改修設計費 耐震改修工事 工事監理費及び耐震改修に伴うリフォーム工事費

(9) 耐震シェルター等設置工事耐震診断の結果又は既存住宅性能評価により 倒壊の危険性があると判断された既存木造住宅における耐震シェルター等の設置工事 ( 第 10 号に規定する低所得者等が所有する木造住宅について 別表第 3に定める耐震基準を確保するために行うものに限る ) をいう (10) 低所

はじめに 1 計画策定の経緯 1 第 1 想定される地震の規模 想定される被害状況 1 想定される地震の規模 2 2 人的被害の想定 3 3 建物被害の想定 3 (1) 建物被害 (2) 地震被害 第 2 建築物の耐震化に係る目標 1 建築物の耐震化の現状 4 (1) 住宅の耐震化の現状 (2) 特

はじめに 研究の背景 既成市街地では木造既存住宅の耐震化のテンポが遅く空き家も増加し巨大地震への備えに懸念が生じている これらには資金問題が深く関わる 地域金融機関は地域密着型金融の機能強化が求められている 研究の目的 意義 地域金融機関の諸課題を踏まえた防災性向上策の検討で実社会に貢献 2013/

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能代市耐震改修計画 目次能代市耐震改修計画 1 第 1 能代市で想定される地震の規模及び被害の状況 3 1 能代市で想定される地震 2 被害想定対象地区 3 被害想定結果 第 2 住宅 公共建築物の耐震診断及び耐震改修の実施に関する目標 4 1 住宅の耐震化の現状と目標設定 2 市所有特定建築物の耐

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1(確定)箱根町耐震改修促進計画(表紙-インデックス)

目 次 1 計画策定の目的等 1 (1) 静岡市における計画策定の背景 (2) 目的 2 用語の定義 1 3 公共建築物の耐震化 構造耐震対策 2 (1) 対象 (2) 目標 (3) 実施方法 (4) 公表及び周知 3-2 非構造部材耐震対策 特定天井対策 3 (1) 対

H30:HP小中学校施設の耐震化の状況・学校別一覧表

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耐震化整備計画の策定について


計画の概要

湯沢市耐震改修促進計画 目 次 湯沢市耐震改修促進計画 1 第 1 湯沢市で想定される地震の規模及び被害の状況 2 1 湯沢市で想定される地震 2 2 被害想定結果 4 第 2 住宅 公共建築物の耐震診断及び耐震改修の実施に関する目標 6 1 住宅の耐震化の現状と目標設定 6 2 公共建築物の耐震化

富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

目 次 第 1 章計画の目的等 計画策定の背景 近年の大震災と地震被害の想定 2 (1) 阪神 淡路大震災 熊本地震 東日本大震災の被害 2 (2) 南海トラフ巨大地震の被害想定 計画の目的等 4 (1) 計画の目的 4 (2) 計画の位置づけ 国 愛

Transcription:

沼津市耐震改修促進計画 沼津市耐震改修促進計画は 建築物の耐震改修の促進に関する法律 ( 以下 法 という ) 第 6 条第 項に基づき 市内の建築物の耐震診断及び耐震改修の促進を図るために策定するものである 本計画策定にあたり 国の基本方針及び県の耐震改修促進計画の内容を勘案し 住宅と法第 条による特定既存耐震不適格建築物 ( 以下 特定建築物 という ) の耐震化の目標を定める 建築物の耐震診断及び耐震改修の実施に関する目標の設定 () 想定される巨大地震の規模 想定される被害の状況想定される巨大地震の規模 ( 表 --) 及び想定される被害 ( 表 --2) は平成 25 年策定の静岡県第 次地震被害想定とする 本市内のは 表 --2 のとおりであり 死者数はレベル2の地震 津波 ( 南海トラフ巨大地震 ) で 東側ケース 冬 深夜 早期避難率低 地震予知なし が一番大きく 約 3,000 人であり のうち 地震動と液状化による被害は 約,700 棟である 区分 レベル の地震 津波 レベル 2 の地震 津波 表 -- 想定される巨大地震の規模 内容静岡県がこれまで地震被害想定の対象としてきた東海地震のように 発生頻度が比較的高く 発生すれば大きな被害をもたらす地震 津波駿河トラフ 南海トラフ沿い相模トラフ沿い東海地震 東海 東南海地震 大正型関東地震東海 東南海 南海地震 ( マグニチュード 8.2 程度 ) ( マグニチュード 8.0~8.7 程度 ) 内閣府 (202) により示された南海トラフ巨大地震のように 発生頻度は極めて低いが 発生すれば甚大な被害をもたらす あらゆる可能性を考慮した最大クラスの地震 津波駿河トラフ 南海トラフ沿い相模トラフ沿い 南海トラフ巨大地震 ( マグニチュード 9.0 程度 ) 表 --2 想定される被害 元禄型関東地震 ( マグニチュード 8.5 程度 ) レベル の地震 津波 ( 東海地震 東海 東南海地震 東海 東南海 南海地震 ) 全壊 焼失棟数約 2,200 棟 ( うち地震動 液状化約 800 棟 ) * 冬 夕方 地震予知なしの場合死者数約 3,500 人 ( うち津波約 3,500 人 ) * 冬 深夜 早期避難率低 地震予知なしの場合 2 レベル 2 の地震 津波 ( 南海トラフ巨大地震 ) 全壊 焼失棟数約 6,000 棟 ( うち地震動 液状化約,700 棟 ) * 東側ケース 冬 夕方 地震予知なしの場合死者数約 3,000 人 ( うち津波約 3,000 人 ) * 東側ケース 冬 深夜 早期避難率低 地震予知なしの場合 3 相模トラフ沿いで発生する地震レベル 2 の地震 津波 ( 元禄型関東地震 ) 全壊 焼失棟数約,200 棟 ( うち地震動 液状化約 990 棟 ) * 冬 夕方の場合死者数約 0 人 ( うち津波約 30 人 ) * 冬 深夜 早期避難率低の場合 - -

(2) 耐震化の現状と目標設定ア住宅平成 25 年の住宅 土地統計調査から平成 26 年度末の住宅の耐震化の状況を推計すると表 -2 のとおり 居住世帯のある住宅 78,80 戸のうち 耐震性がある住宅は 67,0 戸で耐震化率は 85.5% となり 計画策定時の耐震化率 76.9%( 平成 7 年度末 ) から 8.6% 向上した 想定される巨大地震によるを半減させるためには 減災効果の大きな住宅の耐震化に継続的に取り組んでいく必要があり 静岡県耐震改修促進計画を踏まえ 住宅の耐震化率を平成 32 年度末までに 95% とすることを目標とする 表 -2 住宅の耐震化の平成 26 度末の現状と目標 ( 平成 25 年住宅 土地統計調査による ) 区分 昭和 56 年以降の住宅 木造 27,932 非木造 29,3 合計 57,05 昭和 55 年以前の住宅 2 うち耐震性有 3,98 5,56 6,87 5,209 2,795 0,365 住宅数 (+2) 耐震性有住宅数 5 (+3) 現状の耐震化率 ( 平成 26 年度末 ) 5/ ( 単位 : 戸 ) 耐震化率の目標 ( 平成 32 年度末 ) 2,880 33,088 77.2 35,960 3,322 95. 78,80 67,0 85.5 95 平成 25 年の住宅 土地統計調査によると 平成 2 年から平成 25 年の5 年間に耐震改修を実施した住宅 ( 持ち家 ) の戸数は 表 -3 のとおりであり 昭和 55 年以前に建築された住宅の耐震改修は 5 年間で 77 戸実施され 年間の平均は約 50 戸である また 沼津市建築物等耐震化促進事業の実績は 表 - のとおりである 表 -3 住宅 ( 持ち家 ) の耐震改修状況 [ 平成 25 年住宅 土地統計調査 ]( 単位 : 戸 ) 区分 総数 うち耐震工事済 (H2~H25) 木造一戸建て ( 昭和 55 年以前に建築されたもの ) 5,038 72 長屋 共同建て等 ( 昭和 55 年以前に建築されたもの ) 72 35 合計 5,780 77 表 - 沼津市建築物等耐震化促進事業の実績 ( 単位 : 件 ) 事業名 ~H22 H23 H2 H25 H26 合計 わが家の専門家診断事業 ( 住宅の耐震診断 ) 3,63 76 63 28 20,230 既存住宅耐震診断事業 ( 補強計画 ) 836 05 73 57,82 木造住宅耐震補強助成事業 ( 耐震改修 ) 68 58 5 66 5 968 イ多数の者が利用する特定建築物特定建築物 ( 表 3-3 参照 ) の実態調査結果によると 表 -5 のとおり 法第 条第 号に規定する多数の者が利用する特定建築物 ( 以下 多数の者が利用する特定建築物 という ) の平成 26 年度末時点の耐震化率は 8.% となり 計画策定時の耐震化率 66.8%( 平成 8 年 3 月 ) から - 2 -

7.6% 向上した 多数の者が利用する特定建築物の耐震化の状況は表 -5 のとおりであり 昭和 56 年 5 月以前に建築された多数の者が利用する特定建築物 383 棟のうち 耐震診断実施済みのものは 269 棟で耐震診断実施率は 70.2% である 耐震診断の結果 耐震性無は 6 棟 うち耐震改修実施済みのものは 32 棟 未改修のものは 32 棟である 想定される巨大地震による経済被害額を半減させるためには 減災効果の大きな特定建築物の耐震化を継続的に取り組んでいく必要があり 静岡県耐震改修促進計画を踏まえ 多数の者が利用する特定建築物の耐震化率を平成 32 年度末までに 95% とすることを目標とする また 表 -6 のとおり 多数の者が利用する特定建築物のうち 公共建築物と災害時の拠点となる建築物については耐震化率を 00% 民間建築物については 93% を目標とし 多数の者が利用する特定建築物を 災害時の拠点となる建築物 不特定多数の者が利用する建築物 特定多数の者が利用する建築物 に区分し それぞれの用途ごと耐震化の目標も設定する 表 -5 多数の者が利用する特定建築物の耐震化の現状と目標 ( 単位 : 棟 ) 法 昭和 56 年 6 月以降の建築物 昭和 56 年 5 月以前の建築物 2 耐震診断実施済み 耐震性無 耐震改修実施済み うち耐震性有 3 建築物数 (+2) 耐震性有建築物数 5 (+ 3) ( 平成 27 年 3 月末現在 ) 現状の耐震化率の目耐震化標 率 ( 平成 32 年度末 ) ( 平成 26 年度末 ) 5/ 法第 条第 号 553 383 269 6 32 237 936 790 8. 95-3 -

表 -6 多数の者が利用する特定建築物の耐震化の現状及び耐震化の目標 ( 単位 : 棟 %) 多数の者が利用する特定建築物 法 法第 条第 号 災害時の拠点となる建築物 不特定多数の者が利用する建築物 特定多数の者が利用する建築物 計 用途 市役所 警察署 消防署 幼稚園 小 中学校 高校 病院 診療所 老人ホーム 老人福祉センター 体育館等 昭和 56 年 6 月以降の建築物 昭和 56 年 5 月以前の建築物 2 建築物数 3 (+2) 耐震性有建築物数 ( 平成 27 年 3 月末現在 ) 耐震化率 ( 平成 26 年度末 ) (/3) 耐震化率の目標 ( 平成 32 年度末 ) 57 27 28 266 93.7 00 公共建築物 69 00 69 67 98.8 00 民間建築物 88 27 5 99 86. 00 百貨店 飲食 店 ホテル 旅 館 映画館 遊 86 7 60 0 63. 82 技場 美術館 博物館 銀行等 公共建築物 6 20 6 80.0 00 民間建築物 70 70 0 85 60.7 80 賃貸住宅 ( 共同 住宅に限る ) 寄宿舎 下宿 30 82 92 23 86.0 96 事務所 工場等 国の耐震化率の算定方法に準じて推計 公共建築物 35 65 00 00 00.0 00 民間建築物 275 7 392 323 82. 95 553 383 936 790 8. 95 公共建築物 20 69 289 283 97.9 00 民間建築物 33 2 67 507 78. 93 表 -7 沼津市建築物等耐震化促進事業の実績 ( 単位 : 件 ) 事業名 ~H22 H23 H2 H25 H26 合計 既存建築物耐震診断事業 6 5 3 6 82 - -

(3) 市が所有する公共建築物の耐震化の目標設定本市では 学校 庁舎等の公共建築物について 耐震診断を行い その結果等を公表するとともに 具体的な耐震化の目標と整備プログラムを策定することに取り組んでいる 平成 8 年 2 月 市が所有する公共建築物 ( 以下 市有建築物 という ) の耐震性能に係るリストを公表し このうち保育所 小 中学校等については計画的に耐震化を進めるため耐震化計画を策定した 平成 27 年 3 月 3 日現在 市有建築物 の耐震化率は 9.9%( 県が想定している東海地震に対する耐震化率 ) であり ( 表 -8) 東海地震に対して耐震性能がやや劣るランクⅡ 耐震性能が劣るランクⅢの建築物及び非診断建築物の計 25 棟について 施設の状況に応じて耐震化 ( 実施方法は 耐震補強 建替え 解体 用途廃止等 ) を実施していく 表 -8 市有建築物の耐震性能 ( 平成 27 年 3 月末現在 ) 2 建築物の用途 東海地震に対する耐震性能を表わすランク 3 非診断 ( 解体 用 Ⅰ Ⅱ Ⅲ 途廃止等 ) Ia Ib 計 () 災害時の拠点となる建築物 29 棟 6 棟 3 棟 3 棟 3 棟 39 棟 (2) 多数の者が利用する建築物 2 棟 2 棟 0 棟 6 棟 0 棟 39 棟 (3) 市営住宅 2 棟 93 棟 2 棟 5 棟 0 棟 02 棟 () その他の主要な建築物 5 棟 0 棟 2 棟 0 棟 棟 8 棟 計 268 棟 85 棟 7 棟 棟 棟 78 棟 構成割合 56.% 38.8%.% 2.9% 0.8% 00% 東海地震に対する耐震化率 9.9% 5 ( 参考 ) 建築基準法上の耐震化率 96.3% 単独の機械室 倉庫 トイレ等を除く 2,3 東海地震に対する耐震性能を表すランクは静岡県が独自に定めたもの 東海地震に対して耐震性を有するとされる建築物はランクⅠ 5 建築基準法上で耐震性を有するとされる建築物はランク I とランク II - 5 -