プロトコル 蛍光色素を標識したい 利用製品 < 少量抗体 (10μg) 標識用 > ICG Labeling Kit- NH 2 [LK31] - アミノ基標識用 - R-Phycoerythrin Labeling Kit - NH 2 [LK23] Ab-10 Rapid Fluorescein

Similar documents
プロトコル 細胞 増殖 / 毒性酸化ストレス分子生物学細胞内蛍光プローブ細胞染色ミトコンドリア関連試薬細菌研究用試薬膜タンパク質可溶化剤ラベル化剤二価性試薬イオン電極 その他 機能性有機材料 酵素 (POD,ALP) を標識したい 利用製品 < 少量抗体 (10μg) 標識用 > Ab-10 Rap

Cytotoxicity LDH Assay Kit-WST

プロトコール集 ( 研究用試薬 ) < 目次 > 免疫組織染色手順 ( 前処理なし ) p2 免疫組織染色手順 ( マイクロウェーブ前処理 ) p3 免疫組織染色手順 ( オートクレーブ前処理 ) p4 免疫組織染色手順 ( トリプシン前処理 ) p5 免疫組織染色手順 ( ギ酸処理 ) p6 免疫

1-4. 免疫抗体染色 抗体とは何かリンパ球 (B 細胞 ) が作る物質 特定の ( タンパク質 ) 分子に結合する 体の中に侵入してきた病原菌や毒素に結合して 破壊したり 無毒化したりする作用を持っている 例 : 抗血清馬などに蛇毒を注射し 蛇毒に対する抗体を作らせたもの マムシなどの毒蛇にかまれ

培養細胞からの Total RNA 抽出の手順 接着細胞のプロトコル 1. プレート ( またはウエル ) より培地を除き PBSでの洗浄を行う 2. トリプシン処理を行い 全量を1.5ml 遠心チューブに移す スクレイパーを使って 細胞を掻き集める方法も有用です 3. 低速遠心 ( 例 300 g

11550_RKL_タグ付抗体カタログp

ISOSPIN Blood & Plasma DNA

パナテスト ラットβ2マイクログロブリン

Mouse IgG EIA Kit

Western BLoT Rapid Detect

Microsoft Word - Zenon Mouse IgG Labeling Kit_J1_28Apr2008.doc

ISOSPIN Plasmid

目次 1. キットの選択 概要 タンパク質標識キット 蛍光 Labeling Kits...3 Fluorescein Labeling Kit - NH 2 HiLyte Fluor TM 555 Labeling Ki

組織からのゲノム DNA 抽出キット Tissue Genomic DNA Extraction Mini Kit 目次基本データ 3 キットの内容 3 重要事項 4 操作 4 サンプル別プロトコール 7 トラブルシューティング 9 * 本製品は研究用です *

DNA/RNA調製法 実験ガイド

プロトコル 細胞 増殖 / 毒性酸化ストレス分子生物学細胞内蛍光プローブ細胞染色ミトコンドリア関連試薬細菌研究用試薬膜タンパク質可溶化剤ラベル化剤二価性試薬イオン電極 その他 機能性有機材料 タンパク質を定量したい 使用製品 -Proteostain- Protein Quantification

Microsoft Word - Fluo4 NW Calcium Assay KitsJ1_20Jun2006.doc

HVJ Envelope VECTOR KIT GenomONE –Neo (FD)

Microsoft Word - タンパク質溶液内酵素消化 Thermo

TaKaRa BCA Protein Assay Kit

TaKaRa Bradford Protein Assay Kit

PanaceaGel ゲル内細胞の観察 解析方法 1. ゲル内細胞の免疫染色 蛍光観察の方法 以下の 1-1, 1-2 に関して ゲルをスパーテルなどで取り出す際は 4% パラホルムアルデヒドで固定してから行うとゲルを比較的簡単に ( 壊さずに ) 取り出すことが可能です セルカルチャーインサートを

Microsoft PowerPoint - LEGEND MAX Protocol

Western BLoT Immuno Booster

生物学に関する実験例 - 生化学 / 医療に関する実験例 ラジオアッセイ法によるホルモン測定 [ 目的 ] 本実習では, 放射免疫測定 (Radioimmunoassay,RIA) 法による血中インスリンとイムノラジオメトリックアッセイ ( 免疫放射定測定 Immunoradiometric ass

ChIP Reagents マニュアル

Taro-kv12250.jtd

Gen とるくん™(酵母用)High Recovery

Microsoft Word - Fluo4 Direct Calcium Assay Kits_J1_3Apr2009.doc

GMP-140 (P-selectin) EIA Kit

基質溶液 ( 脂質成分を含む製品では 本手順はデータの精度に大きく影響します 本手順の記載は特に厳守ください ) 添付の基質溶液は希釈不要です 融解し室温に戻した後 使用直前に十分に懸濁してください (5 分間の超音波処理を推奨いたします ) 解凍後の基質溶液の残りは 繰り返しの凍結融解を避けるため

■リアルタイムPCR実践編

IMMUNOCYTO Cytotoxicity Detection Kit

【Webinar】蛍光免疫染色の基礎

Microsoft Word - A5_FlowCount.DOC

はじめての抗体標識プロトコル 第二版

siRNA / miRNA transfection KIT

<4D F736F F D B82C982C282A282C482512E646F63>


PureExo Exosome Isolation Kit for cell culture media & serum 高純度エクソソームを高収率 迅速に単離 エクソソームは 細胞由来の直径 nm の細胞外小胞で 広範囲の生体液 ( 血液 尿 羊水 細胞培養培地など ) に存在していま

目 次 Ⅰ. キットの構成 3 Ⅱ. その他必要な器具 装置 3 Ⅲ. 試薬の調製法 4 Ⅳ. 操作手順 ( ローレンジ法 ) 5 小麦タンパク質濃度の算出法 6 標準曲線の例 6 グルテン含量の算出法 7 Ⅴ. 操作手順 ( ハイレンジ法 ) 7 グルテン含量の算出法 8 Ⅵ. キットの保存条件と

Microsoft Word - iBind Western System 日本語簡易取扱説明書

本日の内容 HbA1c 測定方法別原理と特徴 HPLC 法 免疫法 酵素法 原理差による測定値の乖離要因

鶏大腸菌症 ( 組換え型 F11 線毛抗原 ベロ細胞毒性抗原 )( 油性アジュバント加 ) 不活化ワクチン平成 20 年 6 月 6 日 ( 告示第 913 号 ) 新規追加 平成 25 年 9 月 26 日 ( 告示第 2480 号 ) 一部改正 1 定義組換え型 F11 線毛抗原産生大腸菌及びベ

化学物質の分析 > 臨床で用いる分析技術 > 分析技術 > 免疫学的測定法 1 免疫学的測定法 免疫反応を利用して物質を分析する方法として 免疫学的測定法 ( イムノアッセイ ) がある イムノアッセイは 抗体に抗原を認識させる ( 抗原抗体反応を利用する ) ことにより 物質を定量する分析法であり

(Microsoft Word - \230a\225\266IChO46-Preparatory_Q36_\211\374\202Q_.doc)

Microsoft PowerPoint - ELISA MAX Standard Protocol

BKL Kit (Blunting Kination Ligation Kit)

(Microsoft Word - FlowPRA\220\335\222\350ADC.docx)

A24656JP_EVOS_Onstage_Incubator_cover.indd

目次 IPS 細胞の継代... 3 細胞継代後の培地交換... 5 IPS 細胞の凍結... 6 凍結ストックの解凍... 8 細胞融解後の培地交換 融解後 1 日目 ON-FEEDER IPS 細胞を FEEDER-FREE 条件にて継代する方法 参考資料 AC

八村敏志 TCR が発現しない. 抗原の経口投与 DO11.1 TCR トランスジェニックマウスに経口免疫寛容を誘導するために 粗精製 OVA を mg/ml の濃度で溶解した水溶液を作製し 7 日間自由摂取させた また Foxp3 の発現を検討する実験では RAG / OVA3 3 マウスおよび

Multiplex PCR Assay Kit

実験操作方法

Vitronectin EIA Kit

コメDNA 抽出キット(精米、玄米1 粒スケール)

コメDNA 抽出キット(精米20 粒スケール)

遺伝子検査の基礎知識

Microsoft Word - Reactive Oxygen Species _ROS_ Detection Reagents_J1_10Jan2006.doc

Influenza Virus Typing Set

Bacterial 16S rDNA PCR Kit


Procollagen type I C-peptide (PIP) EIA Kit (Precoated)

Microsoft Word - Dr. Abe.doc

Microsoft Word ab205921_自動染色プロトコール_YU_IS.docx

MEGALABEL™

改訂履歴 登録 発行 年月日 文書番号 ( 改訂番号 ) 改訂内容 改訂理由 年月日 エンドトキシン簡便法 2 / 9 日本核医学会

無細胞タンパク質合成試薬キット Transdirect insect cell

正常ラット軟骨細胞 Normal Rat Cartilage Cell

酵素の性質を見るための最も簡単な実験です 1 酵素の基質特異性と反応特異性を調べるための実験 実験目的 様々な基質を用いて 未知の酵素の種類を調べる 酵素の基質特異性と反応特異性について理解を深める 実験準備 未知の酵素溶液 3 種類 酵素を緩衝液で約 10 倍に希釈してから使用すること 酵素溶液は

Taro-SV02500b.jtd

DNA Fragmentation Kit

<4D F736F F D20834E E815B82CC8DEC90BB B835A838B838D815B835882F08E E646F6378>

nsg01-04/ky191063169900010781

Microsoft Word - FMB_Text(PCR) _ver3.doc

Bacterial 16S rDNA PCR Kit

Virus Test Kit (HIV, HTLV, HCV, HBV, ParvoB19) Ver.2

豚繁殖 呼吸障害症候群生ワクチン ( シード ) 平成 24 年 3 月 13 日 ( 告示第 675 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した弱毒豚繁殖 呼吸障害症候群ウイルスを同規格に適合した株化細胞で増殖させて得たウイルス液を凍結乾燥したワクチンである 2 製法 2.1 製造用株

Microsoft Word - mp20181_pdf_J_rev01-December doc

豚丹毒 ( アジュバント加 ) 不活化ワクチン ( シード ) 平成 23 年 2 月 8 日 ( 告示第 358 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した豚丹毒菌の培養菌液を不活化し アルミニウムゲルアジュバントを添加したワクチンである 2 製法 2.1 製造用株 名称豚丹

CONTENTS January 2007 No Cosmo Bio News No.0 1

14551 フェノール ( チアゾール誘導体法 ) 測定範囲 : 0.10~2.50 mg/l C 6H 5OH 結果は mmol/l 単位でも表示できます 1. 試料の ph が ph 2~11 であるかチェックします 必要な場合 水酸化ナトリウム水溶液または硫酸を 1 滴ずつ加えて ph を調整


スライド 1

12_マイクロプレートシステム_P indd

( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 森脇真一 井上善博 副査副査 教授教授 東 治 人 上 田 晃 一 副査 教授 朝日通雄 主論文題名 Transgene number-dependent, gene expression rate-independe

Multiplex PCR Assay Kit Ver. 2

The Science of Western Blotting

機能性有機材料 カルシウムプローブの AM 体 ( 粉末 ) は 水溶性が低いために負荷する際には DMS に溶かし 適当な緩衝液に分散させ に添加する しかしながら AM エステル体の DMS 溶液は 緩衝液中で顆粒状となりへの取り込み効率は 極端に悪くなってしまう この問題の解決策として カルシ

EpiScope® ChIP Kit (anti-mouse IgG)

日本食品成分表分析マニュアル第4章

医薬品タンパク質は 安全性の面からヒト型が常識です ではなぜ 肌につける化粧品用コラーゲンは ヒト型でなくても良いのでしょうか? アレルギーは皮膚から 最近の学説では 皮膚から侵入したアレルゲンが 食物アレルギー アトピー性皮膚炎 喘息 アレルギー性鼻炎などのアレルギー症状を引き起こすきっかけになる

連載 DDS 研究 開発に有用な試薬 蛍光標識試薬 Fluorescent labeling reagent 1. 背景 蛍光イメージングは 生きている 状態のままの生体で リアルタイム かつ高い時空間分解能で生命現象を 視ることが可能であるため 生命科 学研究および臨床医療においてなく てはならな

TaKaRa PCR Human Papillomavirus Detection Set

テイカ製薬株式会社 社内資料

SSH資料(徳島大学総合科学部 佐藤)

Microsoft Word - TN_Inf200_Quant_PicoGreen_395180_V1_0_j.doc

[PDF] GST融合タンパク質バッチ精製プロトコール

すとき, モサプリドのピーク面積の相対標準偏差は 2.0% 以下である. * 表示量 溶出規格 規定時間 溶出率 10mg/g 45 分 70% 以上 * モサプリドクエン酸塩無水物として モサプリドクエン酸塩標準品 C 21 H 25 ClFN 3 O 3 C 6 H 8 O 7 :

Oligotex ™-dT30 <Super> mRNA Purification Kit (From total RNA)

Transcription:

蛍光色素を標識したい 利用製品 < 少量抗体 (0μg) 標識用 > ICG Labeling Kit- H [LK] - アミノ基標識用 - R-Phycoerythrin Labeling Kit - H [LK] Ab-0 Rapid Labeling Kit [LK] Allophycocyanin Labeling Kit- H [LK] Ab-0 Rapid HiLyte Fluor TM Labeling Kit [LK] - SH 基標識用 - Ab-0 Rapid HiLyte Fluor TM Labeling Kit [LK] R-Phycoerythrin Labeling Kit - SH [LK] Ab-0 Rapid R-Phycoerythrin Labeling Kit [LK] Allophycocyanin Labeling Kit - SH [LK] < 抗体 タンパク質 (0-00μg) 標識用 > - アミノ基標識用 - 解析装置 Labeling Kit- H [LK0] HiLyte Fluor TM //0 Labeling Kit - H [LK//] 本製品の標識操作により 抗体中のアミノ基に標識体が結合します そのため抗体によっては抗原認識能が失われる場合があります ご不明な点は小社カスタマーサポート (Tel:00-898) へお問合せ下さい I はじめに 蛍光法は比色法に比べると ) 検出感度が高い ) 広いダ イナミックレンジでの定量が可能 であることから 生化学の領域で普及している 中でも蛍光標識抗体を用い特異的に染色した部位の顕微鏡観察や フローサイトメトリーによる細胞の情報解析等に汎用されるようになっている 標識に用いられる蛍光色素は FITC Sulforhodamine 0 acid chloride Cy dye および Alexa Fluor のような化学合成物質と phycoerythrin (PE) や allophycocyanin (APC) のような蛍光タンパクに大別される 前者は化学合成品でありかつ低分子化合物であることから 比較的安価に入手できかつ標識後の精製が簡単である 一方後者は 蛍光強度が化学合成物質より数十倍高いため 抗原量の少ない場合の定量が可能である いずれの場合も 蛍光標識基が過剰に標的化合物に導入されると蛍光消光 ( クエンチング ) が起こるため 標識条件の最適化が必要である 小社では 試薬を混ぜるだけで 0 分以内に標識体を得ることのできる Ab-0 Rapid, HiLyte Fluor TM /, R-Phycoerythrin Labeling Kit 及び 前処理 - 反応までを一つのフィルトレーションチューブ上で行い 時間以内に目的の標識体を得ることができる Labeling Kit - H HiLyte Fluor TM Labeling Kit - H HiLyte Fluor TM Labeling Kit - H HiLyte Fluor TM 0 Labeling Kit - H ICG Labeling Kit Phycoerythrin Labeling Kits および Allophycocyanin Labeling Kits を製品化している これらのキットを使用した蛍光色素標識体の作製法について紹介する 蛍光色素 Ab-0 Rapid 0 μg Labeling Kit HiLyte Fluor 0 μg ICG Labeling Kit Ab-0 Rapid HiLyte Fluor TM / Labeling Kit HiLyte Fluor TM / / 0 Labeling Kit ICG Labeling Kit 蛍光タンパク質 R-Phycoerythrin 0 μg Allophycocyanin II Ab-0 Rapid, HiLyte Fluor TM /, R-Phycoerythrin Labeling Kit によるアミノ基への蛍光色素および蛍光タンパク質標識 (Code: LK///). キット内容 Reactive reagent Reaction Buffer Stop Solution -SH Ab-0 Rapid R-Phycoerythrin Labeling Kit R-Phycoerythrin Labeling Kit R-Phycoerythrin Labeling Kit -SH Allophycocyanin Labeling Kit -SH Allophycocyanin Labeling Kit -SH. キット以外に必要なもの 0 μl,00 μl マイクロピペッタ- マイクロチューブ( サンプル及び Working buffer 調製用 ) インキュベーター ( ). 操作 ) 抗体量が 0 μg に相当する量の 0. ~ mg/ml に調製した抗体溶液をマイクロチューブに入れる ) 操作 の抗体溶液に Reaction Buffer を加え ピペッティングにより混合する ) 操作 の溶液を Reactive reagent に加え ピペッティングにより混合する ) で 0 分間反応する ) 操作 の溶液に Stop Solution を加え ピペッティングにより混合する ) 室温で 0 分間反応する ) 操作 の標識抗体を実験に用いる または 冷蔵で保存する 抗体溶液に含まれる添加剤は その濃度が高い場合に標識反応を妨害することがあります 詳細は取扱い説明書参照 本製品の標識操作により 抗体中のアミノ基に標識体が結合します そのため抗体によっては抗原認識能が失われる場合があります ご不明な点は小社カスタマーサポート (Tel:00-898) へお問合せ下さい

Antibody + Reaction Buffer Stop Solution 標識抗体を実験に使用 0 分 0 分 図 蛍光色素 タンパク質標識の操作. 蛍光色素標識抗体での検出例 < アクチン及びミトコンドリアの免疫染色 > Ab-0 Rapid Labeling Kit Ab-0 Rapid HiLyte Fluor TM Labeling Kit ) μ- スライド 8 ウェル (ibidi 社製 ) に HeLa 細胞を播種し %C インキュベーター内で一晩培養した ) 培地を取り除き PBS で 回洗浄後 冷メタノール ( 脱水, 00%) を添加し 直ちに冷凍した ) -0 で 分間静置した ) 上清を取り除き PBS で 回洗浄後 PBS で調製したブロッキング溶液を添加した ) で 時間静置した ) 標識 - 抗ミトコンドリア抗体をブロッキング溶液で 00 倍希釈及び HiLyte Fluor TM 標識 - 抗アクチン抗体をブロッキング溶液で 00 倍希釈し : で混合した ) 上清を取り除き の溶液を添加した 8) で一晩静置した 9) 上清を取り除き PBS-T で 回洗浄後 μg/ml となるように DAPI 溶液を添加し 室温で遮光下 時間静置した 0) 上清を取り除き PBS-T で 回洗浄後 PBS-T を添加した ) 染色細胞を顕微鏡で観察した umber of Cells < フローサイトメトリー測定例 > ) HL0 細胞の細胞懸濁液を.0 0 cells/tube となるようにマイクロチューブに分注した ),000 g で 分間 遠心分離を行い 上清を取り除いた ) Suspension buffer [% FBS ( ウシ胎児血清 ), Hanks HEPES balanced buffer] を 0 μl 添加した ) 本キットで標識した e 標識抗 CD 抗体若しくはR-Phycoerythrin 標識抗 CD 抗体を μg ( 抗体量として ) 添加し ボルテックスにより再懸濁した ) 氷上で 0 分間静置した ),000 g で 分間 遠心分離を行い 上清を取り除いた ) Suspension Buffer を 0. ml 添加した 8) ボルテックスにより再懸濁し フローサイトメーターにより蛍光強度を測定した 00 0 00 0 0 0 0 0 0 0 Fluorescent Intensity < フィルター > Ex : 88 nm Em: - nm 細胞 :HeLa 細胞 ミトコンドリア ( 緑 ): 標識抗体アクチン ( 黄 ): HiLyte Fluor TM 標識抗体核 ( 青 ):DAPI umber of Cells 00 0 00 0 R-Phycoerythrin < フィルター > Ex : 88 nm Em: -0 nm 図 HeLa 細胞のアクチン及びミトコンドリアの免疫染色画像 < アクチン及びミトコンドリアの免疫染色 > Ab-0 Rapid HiLyte Fluor TM Labeling Kit Ab-0 Rapid HiLyte Fluor TM Labeling Kit アクチン及びミトコンドリアの免疫染色 に従って操作する 細胞 : HeLa 細胞 ミトコンドリア ( 赤 ): HiLyte Fluor TM 標識抗体アクチン ( 黄 ): HiLyte Fluor TM 標識抗体核 ( 青 ):DAPI 0 0 0 0 0 Fluorescent Intensity 図 e 標識抗体および R-Phycoerythrin 標識抗体を用いた HL0 細胞の蛍光染色 FAQ Q : 抗体溶液中に含まれる添加剤は標識反応に影響しますか? A : 抗体溶液中の添加剤によっては影響を受ける場合がございますので ご使用前に必ず取り扱い説明書中の注意事項をご確認ください Q : 使用可能な抗体のクラスには どのようなものがありますか? A : 本製品は IgG 抗体へ標識するよう最適化しています IgG 以外のクラス (IgM や IgA 等 ) では標識実績はございません 最新の測定データやアプリケーション 論文情報を小社 HP にて掲載 ご興味のある方は 小社 HP にて最新情報をご確認下さい 図 HeLa 細胞のアクチン及びミトコンドリアの免疫染色画像 Ab-0 同仁 検索 8

III Labeling Kit - H HiLyte Fluor TM Labeling Kit - H (,, 0) によるアミノ基への標識 (Code: LK0, LK, LK, LK ). キット内容 H -Reactive Fluorescent Dye WS Buffer Reaction Buffer Filtration Tube. キット以外に必要なもの 0 μl, 00 μl マイクロピペッタ- DMS 0 ~ で保存する H -Reactive Fluorescent Dye はあらかじめ窒素封入をしているので 外装袋を一旦開封後は 再度窒素封入をして -0 で保存する 8,000 x g で 0 分間遠心する b) H -Reactive Fluorescent Dye に 0 μl の DMS を加え ピペッティングにより溶解する c) Reaction Buffer 00 μl を加えた後 H -Reactive Fluorescent Dye を含む DMS 溶液 8 μl d) を Filtration Tube のメンブレン上に加える ピペッティングによりメンレブレン上のタンパク質と混合した後 で 0 分間反応させる or HiLyte Fluor H -Reactive Fluorescent Dye C H IgG or H te Fluor 図 IgG への蛍光色素標識反応 H C Conjugate WS Buffer 00 μl を Filtration Tube に入れ 8,000 x g で 0 分間遠心する b) 遠心後 ろ液を捨てる WS Buffer 00 μl を Filtration Tube に入れ 8,000 x g で 0 分間遠心する b) この操作をもう一度繰り返す. 使用上の注意 分子量が 0,000 以上で 反応性のアミノ基を有するサンプ ルへ標識することができます 試料溶液中に標識対象以外の分子量 0,000 以上の物質が含 まれる場合は 標識反応を阻害する恐れがあります あらかじめ試料溶液を精製してから 使用する 特に安定化剤としてゼラチンや血清アルブミンなどの高分子が添加されている抗体では 標識反応が阻害されます このような抗体を使用する場合は あらかじめアフィニティーカラムなどにより精製を行なって下さい ( 抗体を精製したいを参照 ) タンパク質溶液に不溶性の低分子物質が含まれる場合は 遠心して上清のみを標識反応に用いて下さい 冷蔵保存中もしくは室温に戻した際に フィルトレーションチューブに水滴様の液粒が見られることがあります これはメンブレンの乾燥防止剤が液粒化したもので 製品の性能に問題はありません. 操作 Immunoglobulin G (IgG) への標識例 タンパク質 0 00 μg を含むサンプル溶液と WS Buffer 00 μl を Filtration Tube に入れ ピペッティングにより軽く混合する a) 8 WS Buffer 00 μl を Filtration Tube に入れ 0 回程度ピペッティングし 標識体を回収する e) マイクロチューブに移し 0 ~ で保存する a) サンプル溶液量は 00 μl 以下で使用する タンパク質濃度が 0. mg/ml 未満である場合は 操作 と を繰り返し タンパク質量が 0 00 μg となるようにする b) 溶液がメンブレン上に残っている場合は さらに 分間遠心する c) H -Reactive Fluorescent Dye はチューブの底に入っているため DMS を加える際はチューブの底に入れ 軽くピペッティングして溶解させる また H -Reactive Fluorescent Dye は DMS 中の水分により加水分解しやすいので DMS に溶解後は直ちに操作 へ進む d) タンパク質 00 μg に標識する場合 H -Reactive Fluore scent Dye 溶液は 0 μl 全量を加える e) 標識体を回収する際は WS Buffer を使うことを推奨するが 必要に応じて各種の溶液の使用も可能である 9

. 標識率の決定タンパク 分子あたりに標識された蛍光色素の数 ( 標識率 ) を算出したい場合は蛍光標識タンパク質溶液を中性の緩衝液で 倍に希釈し 80 nm と各蛍光試薬の極大吸収波長の吸光度を測定する 標識率は次式で計算できる IgG の場合はε として,000 を使用すること 蛍光試薬の WS Buffer 中でのモル吸光係数は表 を参照いただきたい また 蛍光試薬の励起および蛍光スペクトルを図 に示す A 00 /0,000 / タンパク質の標識率 = (A 80 -A 00 0.)/ ε A 00 : 00 nm の吸光度 A 80 : 80 nm の吸光度 ε : タンパクの 80 nm のモル吸光係数 HiLyte Fluor TM A /0,000 / タンパク質の標識率 = (A 80 -A 0.)/ ε A : nm の吸光度 A 80 : 80 nm の吸光度 ε : タンパクの 80 nm のモル吸光係数 HiLyte Fluor TM A /0,000 / タンパク質の標識率 = (A 80 -A 0.0)/ ε A : nm の吸光度 A 80 : 80 nm の吸光度 ε : タンパクの 80 nm のモル吸光係数 HiLyte Fluor TM A 0 /0,000 0/ タンパク質の標識率 = (A 80 -A 0 0.0)/ ε A 0 : 0 nm の吸光度 A 80 : 80 nm の吸光度 ε : タンパクの 80 nm のモル吸光係数 表 蛍光色素の蛍光特性 極大吸収 (nm) モル吸光係数 ( ε ) 00 0,000 HiLyte Fluor TM 0,000 HiLyte Fluor TM 0,000 HiLyte Fluor TM 0 0 0,000. キット以外に必要なもの 0 μl, 00 μl マイクロピペッタ- DMS PBS H -Reactive ICG はアルミラミジップに入っており 一旦開封した後の未使用の H -Reactive ICG は アルミラミジップに入れたままチャックをしっかりと閉め 0 で保存する H -Reactive ICG 以外は 0 ~ で保存する C H-Reactive ICG S a H ICG Labeled IgG 図 IgG のアミノ基への蛍光タンパク標識反応. 使用上の注意 分子量が 0,000 以上で 反応性のアミノ基を有するサンプルへ標識することができます 試料溶液中に標識対象以外の分子量 0,000 以上の物質が含まれる場合は 標識反応を阻害する恐れがあります あらかじめ試料溶液を精製して下さい タンパク質溶液に不溶性の低分子物質が含まれる場合は 遠心して上清のみを標識反応に用いて下さい 冷蔵保存中もしくは室温に戻した際に フィルトレーションチューブに水滴様の液粒が見られることがあります これは メンブレンの乾燥防止剤が液粒化したもので 製品の性能に問題はありません. 操作 Immunoglobulin G (IgG) への標識 タンパク質 0 ~ 00 μg を含むサンプル溶液と WS Buffer 00 μl を Filtration Tube に入れ ピペッティングにより軽く混合する a) C H 8,000 x g で 0 分間遠心する b) 図 各蛍光標識体の励起 蛍光スペクトル IV ICG Labeling Kit によるアミノ基への標識 (Code: LK). キット内容 H -Reactive ICG WS Buffer Reaction Buffer Filtration Tube H -Reactive ICG に 0 μl の DMS を加え ピペッティングにより溶解する c) Filtration Tube のメンブレン上に Reaction Buffer 00 μl を加えた後 H -Reactive ICG を含む DMS 溶液 8 μl d) を加える 0

ピペッティングによりメンブレン上のタンパク質と混合した後 で 0 分間反応させる. ICG ラベル抗体を用いたマウス皮下腫瘍の蛍光観察 WS Buffer 00 μ l を Filtration Tube に入れ 8,000 x g で 分間遠心する b) 遠心後 ろ液を捨てる WS Buffer 00 μ l を Filtration Tube に入れ 8,000 x g で 分間遠心する b) この操作をもう一度繰り返す 図 尾静注により ICG ラベル抗体 0 μ g 投与 ( 投与 8 時間後に測定 ) in vivo 光イメージング装置 (Clairvivo PT; 島津製作所 ) を用いて蛍光観察 8 PBS 00 μ l を Filtration Tube に入れ 0 回程度ピペッティングし 標識体を回収する e) マイクロチューブに移し 0 ~ で保存する マウス : BALB/c nu/nu ( 雌 週齢 ) 腫瘍細胞 :HeLa( 右腋皮下移植, 移植後 週 ) 抗体 : 抗インテグリン α 抗体測定条件 : 励起波長 8 nm 蛍光波長 8/ nm( 中心波長 / 帯域波長 ) 露光時間 0 秒 a) 00 μ l 以下の液量を使用すること タンパク質濃度が 0. mg/ml 未満である場合は 操作 と を繰り返し タンパ ク質量が 0 ~ 00 μ g となるようにする b) 溶液がメンブレン上に残っている場合は さらに 分間遠 心する c) H -Reactive ICG はチューブの底に入っているので DMS を加える際はチューブの底に入れ 軽くピペッティングして溶解する また H -Reactive ICG は DMS 中の水分により加水分解しやすいので DMS に溶解後は直ちに操作 へ進むこと d) タンパク質 00 μ g に標識する場合 H -Reactive ICG 溶液は 0 μ l 全量を加える e) 標識体を回収する際は PBS の他 必要に応じて各種の溶液を使用すること. 標識率の決定 ICG/ タンパク質の標識率 = A 800 /,000 (A 80 A 800 0.0)/ ε V R-Phycoerythrin Labeling Kit - H Allophycocyanin Labeling Kit - H によるアミノ基への標識 (Code: LK, LK). キット内容 H -Reactive WS Buffer Reaction Buffer Filtration Tube. キット以外に必要なもの 0 μl, 00 μl マイクロピペッタ- 0 ~ で保存する H -Reactive は外装袋を一旦開封後は -0 で保存する A 800 : 800 nm の吸光度 A 80 : 80 nm の吸光度 ε: タンパクの 80 nm のモル吸光係数 * IgG の場合は ε として,000 を使用すること C S a H Fluorescence Intensity ex= nm, em=80 nm 図 励起 蛍光スペクトル H -Reactive IgG H C Conjugate 図 IgG のアミノ基への蛍光タンパク標識反応. 使用上の注意 分子量が 0,000 以上で 反応性のアミノ基を有するサンプ ルへ標識することができます 試料溶液中に標識対象以外の分子量 0,000 以上の物質が含 まれる場合は 標識反応を阻害する恐れがあります あらか じめ試料溶液を精製して使用して下さい 特に安定化剤とし てゼラチンや血清アルブミンなどの高分子が添加されている 抗体では 標識反応が阻害されます このような抗体を使用 する場合は あらかじめアフィニティーカラムなどによる精 製が必要です ( 抗体を精製したいを参照 )

タンパク質溶液に不溶性の低分子物質が含まれる場合は 遠心して上清のみを標識反応に用いて下さい 冷蔵保存中もしくは室温に戻した際に フィルトレーションチューブに水滴様の液粒が見られることがあります これはメンブレンの乾燥防止剤が液粒化したもので 製品の性能に問題はありません. 操作 Immunoglobulin G (IgG) への標識例 IgG 0 ~ 00 μg を含むサンプ a) ル溶液と WS Buffer 00 μl を Filtration Tube に加える a) サンプルの溶液は 00 μ l 以下で使用すること IgG 濃度が 0. mg/ml 以下の場合には 操作 と を繰り返して IgG 量が 0 ~ 00 μ g となるように濃縮する b) 溶液がメンブレン上に残っている場合は さらに 8,000 x g で 分間遠心する c) H -Reactive は水分により加水分解しやすいので Reaction Buffer に溶解後は直ちに操作 に進む d) 分子の が IgG 分子に標識される 未反応の が残るため フローサイトメトリーではバックグランドが上昇することがある 必要に応じてゲルろ過カラムやアフィニティカラムで精製する e) 冷凍で長期保存する場合には 等量のグリセロールを添加し -0 で保存する ピペッティングにより軽く混合した後 8,000 x g で 0 分間遠心する b) WS Buffer 00μl を Filtration Tube に加える Relative fluorescence R-Phycoerythrin Allophycocyanin 8,000 x g で 0 分間遠心する b) Reaction Buffer 0 μl を H - Reactive に加え ピペッティングにより溶解する c) H -Reactive を含む溶液を IgG が濃縮されている Filtration Tube のメンブレン上に加える ピペッティングによりメンブレン上の IgG とよく混合した後 で 時間反応する 00 00 00 00 800 Wavelength (nm) 図 R-Phycoerythrin および Allophycocyanin の励起 蛍光スペクトル ( 注 : 縦軸は相対蛍光強度で 蛍光タンパク間の蛍光強度の比較したものではありません 同一グラフ上に表すために蛍光強度を変えてプロットしてあります ) VI R-Phycoerythrin Labeling Kit-SH Allophycocyanin Labeling Kit-SH による SH 基への標識 (Code: LK, LK). キット内容 SH-Reactive Reducing Agent RA Solution WS Buffer Reaction Buffer Filtration Tube. キット以外に必要なもの 0 μl, 00 μl マイクロピペッタ- 8 WS Buffer 90 μl を加えて 0 回程度ピペッティングし 標識体を回収する d) マイクロチューブに移し 0 ~ で保存する e) IgG Reducing Agent SH HS Conjugate SH-Reactive * 図 8 IgG の SH 基へのへの蛍光タンパク標識反応 ( * ヒンジ部分以外の SS 結合が還元される場合もある ) S

0 ~ で保存する SH-Reactive は外装袋 を一旦開封後は 0 で保存する. 使用上の注意 分子量が 0,000 以上で ジスルフィドまたは SH 基を有す るサンプルへ標識することができます SH 基を有するサン プルでは 還元操作 ( 操作 - 操作 ) を省略できます 試料溶液中に標識対象以外の分子量 0,000 以上の物質が含 まれる場合は 標識反応を阻害する恐れがあります あらかじめ試料溶液を精製してから 使用して下さい 特に安定化剤としてゼラチンや血清アルブミンなどの高分子が添加されている抗体では 標識反応が阻害されるので あらかじめアフィニティーカラムなどによる精製を行って下さい ( 抗体を精製したいを参照 ) タンパク質溶液に不溶性の低分子物質が含まれる場合は 遠心して上清のみを標識反応に用いて下さい 冷蔵保存中もしくは室温に戻した際に フィルトレーションチューブに水滴様の液粒が見られることがあります これはメンブレンの乾燥防止剤が液粒化したもので 製品の性能に問題はありません. 操作 Immunogloblin G (IgG) への標識 ( 反応は図 参照 ) IgG 0 ~ 00 μg を含むサンプル溶液とWS Buffer 00 μg を Filtration Tube に加える a) ピペッティングにより軽く混合した後 8,000 x g で 0 分間遠心する b) WS Buffer 0 μl を Reducing Agent に加え ボルテックスして溶解する 操作 の溶液 00 μl を IgG が濃縮されている Filtration Tube のメンブレン上に加える RA Solution 00 μl を加え 8,000 x g で 0 分間遠心する b) ろ液を捨てた後 RA Solution 00 μl を加え さらに遠心する b) Reaction Buffer 0 μl を SH- Reactive に加え ピペッティングにより溶解する c) 8 操作 の溶液を還元 IgG が濃縮されている Filtration Tube のメンブレン上に加える 9 ピペッティングによりメンブレン上の還元 IgG と混合した後 で 時間反応する 0 WS Buffer 0 μl を加え 0 回程度ピペッティングし 標識体を回収する d) 溶液をマイクロチューブに移し 0 ~ で保存する e) a) サンプルの液量は 00 μl 以下で使用すること IgG 濃度が 0. mg/ml 以下の場合には 操作 と を繰り返して IgG 量が 0 00 μg となるように濃縮する b) 溶液がフィルター上に残っている場合は さらに 8,000 x g で 分間遠心する c) SH-Reactive は Reaction Buffer 中で不安定である 溶解後は直ちに操作 8 に進む d) 分子の が IgG 分子に標識される 未反応の が残るため フローサイトメトリーではバックグランドが上昇することがある 必要に応じ 精製を行うこと e) 長期保存する場合には 標識体溶液に等量のグリセロールを添加し 0% グリセロール溶液として 0 で保存する ピペッティングによりメンブレン上の IgG と混合した後 で 0 分間反応する