まず y t を定数項だけに回帰する > levelmod = lm(topixrate~1) 次にこの出力を使って先ほどのレジームスイッチングモデルを推定する 以下のように入力する > levelswmod = msmfit(levelmod,k=,p=0,sw=c(t,t)) ここで k はレジ

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マルコフレジームスイッチングモデルの推定 1. マルコフレジームスイッチング (MS) モデルを推定する 1.1 パッケージ MSwM インスツールする MS モデルを推定するために R のパッケージ MSwM をインスツールする パッケージとは通常の R には含まれていない 追加的な R のコマンドの集まりのようなものである R には追加的に 600 以上のパッケージが用意されており それぞれ分析の目的に応じて標準の R にパッケージを追加していくことになる インターネットに接続してあるパソコンで R を起動させ パッケージ パッケージのインストール... ( 適当なミラーサイトを選ぶ ) MSwM OK とクリックする すると( いろいろとインストールの途中経過が表示されて ) パッケージのインストールが自動的に終わる ( 上記の作業は次回以降はやる必要はないが 以下の作業は R を起動するたびに毎回やる必要がある ) 次にインストールしたパッケージを使うためにコマンドウィンドウ (R Console) に > library(mswm) と入力すると (library() 関数はインスツールしたパッケージを読み込むための関数 ) 再びコマンドウィンドウ上にいろいろと表示されパッケージ MSwM を使用できる様になる 1.. マルコフレジームスイッチングモデルを推定する まず使用するデータを読み込む 今回は tsdata.txt の topix の対数階差変化率に対してレジー ムスイッチングモデルを推定する まずデータを読み込む ディレクトリをデータ tsdata.txt の置いてあるフォルダに変更し > tsdata=read.table("tsdata.txt",headear=t) と入力する 次に対数階差による変化率を計算する > topixrate=diff(log(tsdata$topix)) 以下このデータの t 時点での値を y t と表すとする まず以下のレジームスイッチングモデルを推定してみる ( レジーム 1) y t c1 1, t, 1, t ~ (0, 1 ) ( レジーム ) y t c, t,, t ~ (0, ) ( よくわからないが誤差項に正規分布を仮定しているかもしれない ) この資料は私のゼミおよび講義で R の使用法を説明するために作成した資料です ホームページ上で公開しており 自由に参照して頂いて構いません ただし 内容について 一応検証してありますが 間違いがあるかもしれません 間違いは発見次第 継続的に修正していますが 間違いがあった場合でもそれによって生じるいかなる損害 不利益について責任は負いかねますのでご了承ください 1

まず y t を定数項だけに回帰する > levelmod = lm(topixrate~1) 次にこの出力を使って先ほどのレジームスイッチングモデルを推定する 以下のように入力する > levelswmod = msmfit(levelmod,k=,p=0,sw=c(t,t)) ここで k はレジーム数 p は各レジームでの自己回帰モデルの次数 sw は各レジームで定数項を含んだ説明変数の数が 1 つの時は c(t,t) ( ここでは定数項のみなので上記のようになる ), つの場合は c(t,t,t) 3 つの場合は c(t,t,t,t) と説明変数の数プラス 1 の数だけ T を増やしていく 推定結果を見るには > summary(levelswmod) とする 以下のように出力される Markov Switching Model Call: msmfit(object = levelmod, k =, sw = c(t, T), p = 0) AIC BIC loglik -1338.359-1318.781 671.1794 Coefficients: Regime 1 (Intercept)(S) -0.000 0.007-0.0741 0.9409 Residual standard error: 0.0494509 Multiple R-squared: 0-0.144586394-0.013741569 0.0005477057 0.01589385 0.1338098819 Regime (Intercept)(S) 0.0100 0.00 4.5455 5.48e-06 *** Residual standard error: 0.037655 Multiple R-squared: 0-0.0613199477-0.0036651194-0.00046739 0.005388751 0.0534673376 Transition probabilities: Regime 1 Regime Regime 1 0.9871796 0.03034 Regime 0.017804 0.96967578

また各レジームにおける ( 推定値を使って計算した ) 事後確率を見るには > plotprob(levelswmod,which=1) と入力する > plotprob(levelswmod,which=) > plotprob(levelswmod,which=3) Regime 0 100 00 300 topixrate vs. Smooth Probabilities 0.0 0.6 topixrate -0.15-0.10-0.05 0.00 0.05 0.10 3

推定結果を出力するときに 特定の結果だけを出力することができる 例えばそれぞれのレジー ムの係数の推定値だけを見たい場合は > levelswmod@coef (Intercept) 1-0.000094549 0.010043777 とすればよい 他にも @secoef : 標準誤差, @std: 誤差項の分散 @transmat : 推移確率など がある 次に各レジームで AR(1) 過程に従うレジームスイッチングモデルを推定する t 1 11y t 1 1t 1t 1 ( レジーム 1) y c, ~ (0, ) t 1 y t 1 t t ( レジーム ) y c, ~ (0, ) 以下のように入力する > ar1swmod = msmfit(levelmod,k=,p=1,sw=c(t,t,t)) 今回は定数項だけでなく AR(1) 係数も推定するため 各レジームの説明変数は つとなるので c(t,t,t) とする 推定結果は以下のようになる > summary(ar1swmod) Markov Switching Model Call: msmfit(object = levelmod, k =, sw = c(t, T, T), p = 1) AIC BIC loglik -1368.113-138.98 688.0566 Coefficients: Regime 1 (Intercept)(S) 0.0073 0.00 3.318 0.000906 *** topixrate_1(s) 0.500 0.0834.9976 0.0071 ** Residual standard error: 0.0358305 Multiple R-squared: 0.0674-0.066360417-0.0030178714-0.000336371 0.004133318 0.057983185 Regime 4

(Intercept)(S) -0.0005 0.0031-0.1613 0.8719 topixrate_1(s) 0.3056 0.0661 4.633 3.777e-06 *** Residual standard error: 0.046719 Multiple R-squared: 0.0993-0.1391334139-0.01399368 0.000456087 0.00988617 0.1389847533 Transition probabilities: Regime 1 Regime Regime 1 0.988363 0.0106591 Regime 0.01167368 0.98973409 さきほどと同様に plotprob() でレジームの確率をプロットしたものを見ることができる 1.3 各レジームに外生変数を含んだモデルを推定する 以下のモデルを推定する y y t c1 11yt 1 1xt 1, t, 1, t ~(0, 1) t c 1 yt 1 xt, t,, t ~ (0, ) ここで y t は先ほど同様 topix の変化率 x t は外生変数とする 以下では外生変数 x t として為替レートの変化率を用いる x t を計算する > x=diff(log(tsdata$exrate)) 次に y t を x t ( と定数項 ) に回帰する > temodel=lm(topixrate~x) 次にこの出力を用いて上記のレジームスイッチングモデルを推定する > tear1swmod=msmfit(temodel,k=,p=1,sw=c(t,t,t,t)) ここで 各レジームでは 定数項 AR(1) 項 外生変数 と 3 つの説明変数があるので sw=c(t,t,t,t) とすることに注意する 推定結果は > summary(set3) Markov Switching Model Call: msmfit(object = temodel, k =, sw = c(t, T, T, T), p = 1) AIC BIC loglik -1373.374-1314.674 69.6869 Coefficients: Regime 1 5

(Intercept)(S) -0.0013 0.0034-0.384 0.7016 x(s) 0.964 0.164.3449 0.01903 * topixrate_1(s) 0.998 0.0655 4.5771 4.715e-06 *** Residual standard error: 0.0461919 Multiple R-squared: 0.1161-0.136340686-0.014951607 0.00035005 0.0096719988 0.18847598 Regime (Intercept)(S) 0.0068 0.00 3.0909 0.001996 ** x(s) 0.1703 0.0900 1.89 0.058464. topixrate_1(s) 0.380 0.0819.9060 0.003661 ** Residual standard error: 0.033364 Multiple R-squared: 0.0909-0.0638335459-0.0034637-0.0003961618 0.0041588134 0.057964034 Transition probabilities: Regime 1 Regime Regime 1 0.98953039 0.01199095 Regime 0.01046961 0.98800905 となる 練習問題 (1) 上記 y t について各レジームで AR() モデルに従い レジーム数が のレジームスイッチングモデルを推定しなさい () (1) のモデルにおいて各レジームで z t: 鉱工業指数 (tsdata の indprod) の対数階差による変化率を外生変数として加えてモデルを推定しなさい 6