平成 28 年度我が国周辺水域の資源評価一覧 (50 魚種 84 系群 ) マイワシ マアジ マサバ 魚種 ゴマサバ スケトウダラ ズワイガニ スルメイカ 系群 水準 動向水準 動向水準 動向魚種系群魚種系群 H27 年度 H28 年度 H27 年度 H28 年度 H27 年度 H28 年度 太平洋

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1 平成 28 年度我が国周辺水域の資源評価 について 資料 我が国周辺水域の資源評価について水産庁では 水産資源の適切な保存及び管理に資するため 国立研究開発法人水産研究 教育機構を代表とする共同実施機関 1 への事業委託により 毎年 我が国周辺水域における主要な水産資源の資源評価を行い 結果を公表している 資源評価対象魚種は 海洋生物資源の保存及び管理に関する法律 ( 平成 8 年法律第 77 号 ) に基づく 漁獲可能量 (TAC) 制度の対象魚種であるマイワシ マアジ マサバ ゴマサバ等を含む50 魚種 84 系群であり そのうち79 系群 2 について 資源評価が取りまとめられた 本資源評価は 7~9 月に開催されたブロック資源評価会議における外部有識者や都道府県水産試験研究機関等の関係者との議論を経て取りまとめられ 10 月 28 日に 水産庁 HP 等にて公表された なお 資源評価の透明性を確保するため ブロック資源評価会議は公開で開催し また広く国民からの意見を聴取するため 評価結果についてパブリックコメントを実施した 1 共同実施機関 : 国立研究開発法人水産研究 教育機構 都道府県水産試験研究機関 大学 一般社団法人漁業情報サービスセンター 2 マサバ太平洋系群 ゴマサバ太平洋系群 スルメイカ冬季 秋季発生系群 ブリの5 系群については 現在資源評価中であり 平成 29 年 1 月に公表予定 2. 平成 28 年度資源評価の概要 9 月末時点までに資源評価が取りまとめられた79 系群のうち 資源水準 3 が 高位 のものが12 系群 ( 昨年度 16 系群 ) 中位 のものが27 系群 ( 同 26 系群 ) 低位 のものが40 系群 ( 同 42 系群 ) であった このうち TAC 魚種 (6 魚種 15 系群 ) については 高位 のものが1 系群 ( 同 3 系群 ) 中位 のものが9 系群 ( 同 9 系群 ) 低位 のものが5 系群 ( 同 7 系群 ) であった 我が国周辺水域の水産資源は 高位又は中位水準にあるものが約半数を占めているものの 残りの約半数は依然として低位水準にとどまっており 今後も資源管理のための取組を的確に行っていくことが重要である 3 水準 : 原則として 過去 20 年以上にわたる資源量や漁獲量等の推移から 現在の資源状態を 高位 中位 低位 の3 段階で区分 1

2 平成 28 年度我が国周辺水域の資源評価一覧 (50 魚種 84 系群 ) マイワシ マアジ マサバ 魚種 ゴマサバ スケトウダラ ズワイガニ スルメイカ 系群 水準 動向水準 動向水準 動向魚種系群魚種系群 H27 年度 H28 年度 H27 年度 H28 年度 H27 年度 H28 年度 太平洋系群中位 中位 北海道高位 高位 太平洋北部系群高位 高位 対馬暖流系群中位 中位 マダラ太平洋北部系群高位 高位 瀬戸内海系群高位 中位 ヒラメ太平洋系群中位 中位 日本海系群高位 高位 日本海北 中部系群低位 低位 対馬暖流系群中位 中位 キアンコウ太平洋北部中位 中位 日本海西部 東シナ海系群中位 中位 ( 注 2) 太平洋系群低位 ( 評価中 ) キンメダイ太平洋系群 低位 サメガレイ太平洋北部低位 低位 対馬暖流系群低位 低位 オホーツク海系群低位 低位 ムシガレイ日本海系群低位 低位 太平洋系群高位 ( 評価中 ) キチジ道東 道南低位 低位 日本海系群中位 中位 ソウハチ東シナ海系群中位 中位 太平洋北部高位 高位 北海道北部系群中位 中位 日本海北部系群低位 低位 根室海峡 道東 日高 胆振低位 低位 アカガレイ日本海系群高位 中位 根室海峡低位 低位 ホッケ道北系群低位 低位 ヤナギムシガレイ太平洋北部中位 高位 オホーツク海南部低位 低位 道南系群低位 低位 北海道北部系群中位 低位 マガレイ太平洋系群中位 中位 アマダイ類東シナ海低位 低位 日本海系群低位 低位 オホーツク海系群低位 低位 ブリ高位 ( 評価中 ) ウマヅラハギ日本海 東シナ海系群低位 低位 太平洋北部系群低位 中位 ムロアジ類東シナ海低位 低位 日本海 東シナ海 瀬戸内海系群低位 低位 トラフグ日本海系群 A 海域中位 中位 奄美 沖縄 先島アオダイ低位 低位 伊勢 三河湾系群低位 低位 日本海系群 B 海域高位 高位 奄美 沖縄 先島ヒメダイ低位 低位 東シナ海ハモ低位 低位 マチ類北海道西部系群高位 中位 奄美 沖縄 先島オオヒメ低位 低位 東シナ海マナガツオ類低位 低位 東シナ海底魚類冬季発生系群中位 ( 評価中 ) 奄美 沖縄 先島ハマダイ低位 低位 東シナ海エソ類低位 低位 秋季発生系群高位 ( 評価中 ) 瀬戸内海東部系群高位 高位 東シナ海カレイ類低位 低位 マアナゴ伊勢 三河湾中位 低位 マダイ瀬戸内海中 西部系群高位 高位 ホッコクアカエビ日本海系群高位 高位 ウルメイワシ 太平洋系群高位 高位 日本海西部 東シナ海系群低位 低位 シャコ伊勢 三河湾系群中位 低位 対馬暖流系群中位 中位 キダイ日本海 東シナ海系群中位 中位 ベニズワイガニ日本海系群中位 中位 ニシン北海道低位 低位 ハタハタ日本海西部系群中位 中位 ケンサキイカ日本海 東シナ海系群低位 低位 カタクチイワシ ニギス 太平洋系群中位 低位 日本海北部系群低位 中位 太平洋系群中位 中位 ヤリイカ瀬戸内海系群中位 中位 イカナゴ類宗谷海峡低位 中位 対馬暖流系群低位 低位 対馬暖流系群低位 低位 伊勢 三河湾系群低位 低位 イカナゴ ( 注 2) 日本海系群中位 中位 瀬戸内海東部系群中位 太平洋系群低位 中位 タチウオ日本海 東シナ海系群低位 低位 イトヒキダラ太平洋系群中位 中位 東シナ海系群高位 高位 サワラ瀬戸内海系群低位 低位 注 1: 緑色は TAC 対象の 7 魚種 19 系群注 2: イカナゴ瀬戸内海東部系群 と キンメダイ太平洋系群 は平成 28 年度から評価を実施 水準 : 原則として 過去 20 年以上にわたる資源量や漁獲量等の推移から 現在の資源状態を 高位 中位 低位 の 3 段階で区分 動向 : 過去 5 年間の資源量や漁獲量等の推移から 資源の動向を 増加 ( ) 横ばい ( ) 減少 ( ) の 3 段階で区分 2

3 平成 28 年度評価結果早見表 ( 漁期 :1 月 ~12 月 ) マアジ ( 太平洋系群 ) マアジ ( 対馬暖流系群 ) マイワシ ( 太平洋系群 ) マイワシ ( 対馬暖流系群 ) 生寿命特物性学成熟的 5 歳前後 5 歳前後 1 歳 (50%) 2 歳 (100%) 1 歳 (50%) 2 歳 (100%) 7 歳程度 1998~2015 年は 1 歳 (50%) 2 歳 (100%) 2016 年以降は 1 歳 (20%) 2 歳 (100%) 7 歳程度 低水準期 :1 歳 (50%) 2 歳 (100%) 高水準期 :2 歳 (50%) 3 歳 (100%) 資源状態 資源量 ( 漁獲割合 ) 4.4 万トン (42%) 53 万トン (33%) 186 万トン (15%) 親魚量 2.7 万トン 25 万トン 61 万トン 19 万トン 30 万トン (23%) 2 加入動向 0 2 億尾 (82 年以来最低 )39 億尾 (14 年に比べて大きく減少 ) 561 億尾 ( 極めて高い加入 ) 1 51 億尾 (96 年以降最も高い尾数 ) 資源管理 Blimit 1 ( 親魚量 ) 2.4 万トン 15 万トン 22.1 万トン 10 万トン 管理方策 2015 年の親魚量は Blimit を上回ったが 加入量及び再生産成功率に低下傾向により 2016 年には Blimit を下回る 年の親魚量は Blimit を上回っている 2 現状の漁獲圧は高くなく 資源を現状維持できる水準 年親魚量は Blimit を上回っているが 引き続き Blimit 以上に維持する必要 2 現状の漁獲圧で資源の現状維持 ~ 増加と将来的な漁獲量の増加が見込まれる 年親魚量は Blimit を上回っているが 引き続き Blimit 以上に維持する必要 2 現状の漁獲圧で資源の現状維持 ~ 増加と将来的な漁獲量の増加が見込まれる A B C と漁獲状況 2 主要漁業 まき網 定置網 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量当初 ABC 1.8 万トン 24.0 万トン 31.0 万トン 11.9 万トン Frec Fmed Fmed Fmed 日 0.9 万トン再評価 ( 次年度 ) 2.6 万トン 2.3 万トン 19.3 万トン 14.5 万トン 26.0 万トン 18.6 万トン 10.7 万トン Fmed ( 韓 0.03 万トン ) 再評価 ( 翌々年度 ) 2.7 万トン 15.2 万トン 30.2 万トン 7.4 万トン ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量当初 ABC 2.7 万トン 20.3 万トン 28.3 万トン 14.1 万トン Fmed Fmed 日 13.2 万トン Fmed Fmed 日 6.9 万トン再評価 ( 次年度 ) 2.6 万トン 1.9 万トン 23.5 万トン 29.8 万トン 27.4 万トン 13.1 万トン 韓 4.3 万トン ( 韓 0.3 万トン ) 再評価 ( 翌々年度 ) 2.0 万トン 19.9 万トン 38.2 万トン 8.5 万トン ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量当初 ABC 2.5 万トン 22.1 万トン 34.0 万トン 10.9 万トン 2016 Fcurrent Fmed Fmed F30%SPR 再評価 ( 次年度 ) 1.6 万トン 万トン 万トン 万トン - 再評価 ( 翌々年度 ) ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量当初 ABC 0.83~1.25 万トン 13.0~20.8 万トン 46.7~73.5 万トン 6.0~12.1 万トン 2017 再評価 ( 次年度 ) - 0.8Fsus 等 - - Fmed 等 - - Fmed 等 - - 再評価 ( 翌々年度 ) それ未満では資源回復措置を講じる資源量又は親魚量の閾値 2 漁期年 (1 月 ~12 月 ) まき網 大中型 中型まき網 定置網 船曳網 まき網 定置網 棒受網 Fmed 等 - 3

4 平成 28 年度評価結果早見表 ( 漁期 :4 月 ~3 月 ) 資源状態 スケトウダラ ( 日本海北部系群 ) スケトウダラ ( 太平洋系群 ) スケトウダラ ( 根室海峡 ) スケトウダラ ( オホーツク海南部 ) 生寿命 10 歳以上 10 歳以上不明 10 歳以上特物性学 3 歳 (20%) 4 歳 (80%) 成熟雌 :3 歳 (30%) 5 歳 (100%) 3 歳 ( 成熟開始年齢 ) 4 歳 (50% 以上 ) 的 5 歳 (90%) 6 歳 (100%) 資源量 ( 漁獲割合 ) 8.7 万トン (6%) 93.1 万トン (13%) ( 資源評価法 ) ロシア漁船の操業や漁獲物について情報は限られており 日本漁船によるデータを基に資源状態を判断した ( 資源評価法 ) ロシア漁船の操業や漁獲物について情報は限られており 日本漁船によるデータを基に資源状態を判断した ( 資源状態 ) 水準はオッターによる漁区別 CPUE の総計を資源量指数として用い 2015 年漁期は低位 動向は直近 5 年間のかけまわし CPUE の推移から減少と判断 (2 親魚量 4.1 万トン 34.9 万トン ( 資源状態 ) 2015 年漁期の刺網 ( 専業船 )CPUEから水準は 2010 年及び2011 年級群は豊度が低かった 2015 年漁期に加入する2013 年級群は4 千尾と低位 動向は直近 5 年のCPUEの推移から横ば 0 加入動向 (2012 年 ~2015 年の0 歳魚加入尾数は精度が少ないいと判断 1 低いため将来予測には用いない ) 5 )資源水準 動向低位 横ばい中位 減少低位 横ばい低位 減少 資源管理 Blimit 1 ( 親魚量 ) 15.4 万トン 15.1 万トン - - 管理方策 1 親魚量はBlimitを大きく下回る 年親魚量はBlimitを上回っている 2 再生産に好適な環境が整った時 より良好な 2 豊度の高い年級群が発生する親魚量を維持加入が得られるように親魚量を増大させる必要すれば持続的に利用可能 1ABC の算定は行わず算定漁獲量を提示 2 資源の状態に合わせた漁獲を行うことにより 資源を減少させないようにする管理が妥当 1ABC の算定は行わず算定漁獲量を提示 2 資源の状態に合わせた漁獲を継続することにより 過度の漁獲圧をかけない管理が妥当 刺網 はえ縄主要漁業沖合底びき網 はえ縄 刺網沖合底びき網 刺網 定置網沖合底びき網 ( 隣接する海域ではロシアの大型トロール船 ) ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量当初 ABC 0.65 万トン 15.7 万トン 1.4Fcur 1.23 万トン 4.85 万トン Fsus 算定漁獲量算定漁獲量 A 再評価 ( 次年度 ) 0.90 万トン 0.7 万トン 21.0 万トン 1.6Fcur 15 万トン 1.09 万トン 0.6 万トン 4.85 万トン 2.3 万トン B 再評価 ( 翌々年度 ) 0.74 万トン 23.1 万トン 1.8Fcur 1.09 万トン 4.85 万トン C ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量と当初 ABC 0.74 万トン 17.7 万トン 0,75 万トン 4.17 万トン漁 2015 Frec30yr 算定漁獲量算定漁獲量再評価 ( 次年度 ) 0.67 万トン 0.5 万トン 18.3 万トン Fsus 12 万トン 0.75 万トン 0.8 万トン 4.17 万トン 3.3 万トン獲 状再評価 ( 翌々年度 ) 0.53 万トン 17.5 万トン 0.76 万トン 4.17 万トン況 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量当初 ABC 0.83 万トン 18.0 万トン 0.59 万トン 2.62 万トン 2016 Frec30yr 算定漁獲量算定漁獲量再評価 ( 次年度 ) 0.61 万トン 万トン Fsus 万トン 万トン - 2 再評価 ( 翌々年度 ) ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量当初 ABC 0.15~0.63 万トン 9.0~18.4 万トン 0.46~0.57 万トン 2.06~2.57 万トン 2017 算定漁獲量算定漁獲量再評価 ( 次年度 ) - Frec30yr 等 - - Fsus 等 再評価 ( 翌々年度 ) それ未満では資源回復措置を講じる資源量又は親魚量の閾値 2 漁期年 (4 月 ~3 月 ) 4

5 平成 28 年度評価結果早見表 ( 漁期 :4 月 ~3 月 ) スルメイカ ( 冬季発生系群 ) スルメイカ ( 秋季発生系群 ) 生寿命 約 1 年 約 1 年 特物 性学成熟的 雄 6~7ヶ月 雌 7~8ヶ月 雄 9ヶ月 雌 10ヶ月以降 資源量 ( 漁獲割合 ) 資源状態 親魚量加入動向資源水準 動向 資源評価結果は 1 月に公表 ( 調査結果から資源量は前年に比べて減少すると見込まれる ) 資源評価結果は 1 月に公表 ( 調査結果から資源量は前年に比べて減少すると見込まれる ) 資源管理 Blimit 1 ( 親魚量 ) 管理方策 主要漁業 いか釣り 底びき網 定置網 まき網 いか釣り 1) 1) ABC 漁獲シナリオ漁獲量注 ABC 漁獲シナリオ漁獲量注当初 ABC 18.7 万トン 28.1 万トン 2014 Fmed 日 13.4 万トン Fmed 日 4.0 万トン A 再評価 ( 次年度 ) 22.9 万トン 48.6 万トン 韓 8.3 万トン 韓 7.2 万トン B 再評価 ( 翌々年度 ) 21.7 万トン 48.7 万トン C 1) 1) ABC 漁獲シナリオ漁獲量注 ABC 漁獲シナリオ漁獲量注と当初 ABC 19.4 万トン 40.2 万トン漁 2015 Fmed 日 9.7 万トン Fmed 日 3.3 万トン再評価 ( 次年度 ) 17.4 万トン 15.0 万トン獲 (target) 韓 8.6 万トン (target) 韓 6.9 万トン状再評価 ( 翌々年度 ) - - 1) 1) 況 ABC 漁獲シナリオ漁獲量注 ABC 漁獲シナリオ漁獲量注当初 ABC 21.5 万トン 20.5 万トン 2016 Fmed Fmed 再評価 ( 次年度 ) 再評価 ( 翌々年度 ) - - 1) 1) ABC 漁獲シナリオ漁獲量注 ABC 漁獲シナリオ漁獲量注当初 ABC 2017 再評価 ( 次年度 ) 再評価 ( 翌々年度 ) 1 それ未満では資源回復措置を講じる資源量又は親魚量の閾値 2 漁期年 (4 月 ~3 月 ) 5

6 平成 28 年度評価結果早見表 ( 漁期 :7 月 ~6 月 ) マサバ ( 太平洋系群 ) マサバ ( 対馬暖流系群 ) ゴマサバ ( 太平洋系群 ) ゴマサバ ( 東シナ海系群 ) 生寿命 7~8 歳 6 歳程度 6 歳程度 6 歳程度 特物 性学成熟的 2 歳 (50%) 3 歳 (100%) 1 歳 (60%) 2 歳 (85%) 3 歳 (100%) 2 歳 (100%) 1 歳 (60%) 2 歳 (85%) 3 歳 (100%) 資源状態 資源量 ( 漁獲割合 ) 77 万トン (32%) 10 万トン (39%) 親魚量 22 万トン 4.5 万トン 6

7 平成 28 年度評価結果早見表 ( 漁期 :7 月 ~6 月 ) ズワイガニ ( 日本海系群 A 海域 ) ズワイガニ ( 日本海系群 B 海域 ) ズワイガニ ( 太平洋北部系群 ) ズワイガニ ( 北海道西部系群 ) ズワイガニ ( オホーツク海系群 ) 生寿命特物性学成熟的 10 歳以上雄 11 齢 (5%) 12 齢 (20%) 13 齢 (100%) 雌 11 齢 (100%) 10 歳以上 50% 成熟甲幅は 雄 78.6mm 雌 65.8mm 不明 ( 他系群は 10 歳以上 ) 不明 不明 ( 他系群は 10 歳以上 ) 50% 成熟甲幅は 雄 106mm 雌 63mm 資源状態 1 資源量 ( 漁獲割合 ) 親魚量 加入動向 (2015 年 )17617 トン (17%) 雄 トン雌 3941 トン 3653 トン (2016 年漁期後 ) (2016 年 )17059 トン雄 トン雌 5,243 トン 2016 年漁期に漁獲対象となる雄 11 齢の現存尾数は 19 百万尾 (2015 年とほぼ同様 ) 雌 10 齢の現存尾数は 25 百万尾 (2015 年より増加 ) 3575 トン雄 3,403 トン雌 172 トン ( 資源状態 ) 沖底と小底の漁績に基づく資源密度指数に基づき 水準は高位 直近 5 年間の資源量の推移から動向は横ばい 905 トン雄 264 トン雌 641 トン 493 トン (2015 年漁期後 ) 2016 年漁期 : 4948 千尾 ( 雄 1730 千尾 雌 3218 千尾 )( 雌雄とも 2014 年 ~2015 年は減少したが 2016 年は比較的高い水準 ) ( 資源評価の方法 ) 漁場となる武蔵堆 忍路海山 積丹海山の CPUE から総合的に水準 動向を判断 ( 資源評価の方法 ) 日本水域での沖底の漁法別 CPUE に基づき水準を 春期調査船調査による分布密度から資源動向を判断 ( 資源状態 ) ( 資源状態 ) オッタ-トロールCPUE 及びかけまわしCPUEから武蔵堆 積丹海山 忍路海山の全てで中位 直低位 直近 5 年の春期調査による分布密度推近 5 年の動向から全ての海域で横ばい定値から減少 資源水準 動向中位 横ばい高位 横ばい中位 横ばい中位 横ばい低位 減少 資源管理 Blimit 2 ( 親魚量 ) 2,400 トン未設定 63 トン未設定未設定 管理方策 年漁期後親魚量は Blimit を上回っている 2 現状の漁獲圧を維持することで親魚量の維持 増加が可能 3 比較的良好な加入により増加する資源を減少させないよう管理する必要 漁獲圧は生物学的管理基準値と比較して 雄 年漁期後親魚量はBlimitを上回っているでは十分に低いものの 雌では高くなっている 2 親魚量を確保しつつ 比較的良好な加入により雌の漁獲圧を下げて親魚量を確保する必要増える資源を大きく減少させないよう管理する必要 197 年漁期以降漁獲量は安定 (19~43 トン ) 資源状態も比較的高い水準に維持 297 年漁期以降の最大漁獲量 (43 トン ) 以下であれば資源に対して強い漁獲圧がかっているとは考え難い 1 ロシアとの跨がり資源であり 漁獲圧削減効果は不明 2 サハリン東部のズワイガニ資源量に対して 日本漁船による漁獲量が資源に及ぼす影響は小さい 主要漁業沖合底びき網 小型底びき網 かご沖合底びき網 小型底びき網 刺網 かご沖合底びき網 ずわいがにかご 沖合底びき網 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量当初 ABC 3700トン 530トン 188トン 43トン 120トン 2014 Fsus 日 3,200トン * 算定漁獲量算定漁獲量再評価 ( 次年度 ) 3000トン 490トン F トン * 188トン 0.9Ccurrent 0.3トン 43トン 26トン 120トン 332トン A ( 現状親魚量 ) ( 韓 2,411トン ) B 再評価 ( 翌々年度 ) 3000トン 270トン 188トン 43トン 120トン C ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量と漁当初 ABC 3500トン 660トン 20.1トン 43トン 140トン獲 2015 Fsus 日 3,123トン * 算定漁獲量算定漁獲量再評価 ( 次年度 ) 3700トン 590トン F30%SPR 288トン * 14.2トン 0.17Fave3year 7.2トン 43トン 25トン 140トン 905トン状 ( 現状親魚量 ) ( 韓 1,917トン ) 況再評価 ( 翌々年度 ) 3700トン 660トン 27.7トン 43トン 140トン ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 3 当初 ABC 3800トン 590トン 59.5トン 0.3Fave3yr 43トン 180トン 2016 Fsus 算定漁獲量算定漁獲量再評価 ( 次年度 ) 3600トン - 510トン F30%SPR - 229トン - 43トン - 180トン - (2014 親魚量 ) 再評価 ( 翌々年度 ) Fave3yr - - ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量 ABC 漁獲シナリオ漁獲量当初 ABC 1600~3700トン 300~510トン 9.7~263トン 34~43トン 160~200トン 2017 Fsus 等算定漁獲量算定漁獲量再評価 ( 次年度 ) F30%SPR 等 F0.1 等 (2014 親魚量 ) 再評価 ( 翌々年度 ) 日本海系群 A 海域以外の数値は 2016 年に計算した2015 年の値 2 それ未満では資源回復措置を講じる資源量又は親魚量の閾値 3 * は暦年 それ以外は漁期年 (7 月 ~6 月 ) 7

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