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やすもりなみこし
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1 東京都民の健康栄養状況 ( 平成 24 年国民健康栄養調査東京都特別区八王子市町田市実施分集計結果 ) 平成 26 年 3 月

2 はじめに我が国は医学の進歩や生活環境の改善等により平均寿命が延び世界有数の長寿国となる一方疾病構造は変化しがんや循環器疾患糖尿病などの生活習慣病が医療費の約 3 割を占めその対策が急務となっています今後東京都の高齢者人口は急速に増加し平成 27 年にはおよそ4 人に1 人平成 47 年にはおよそ3 人に1 人が65 歳以上となるなど超高齢社会が到来することが見込まれるなか高齢期になっても生き生きと自分らしく暮らすためには生涯にわたり心身の健康づくりに取り組むことが重要です東京都は平成 13 年 1 月に東京都健康推進プラン21 を策定し予防をより一層重視した生活習慣病対策に積極的に取り組んでまいりました平成 25 年 3 月には平成 2 5 年から34 年までを計画期間とする東京都健康推進プラン21( 第二次 ) ( 以下プラン21( 第二次 ) という ) を策定し都民一人ひとりの健康づくりの支援をさらに進めていますプラン21( 第二次 ) においても栄養食生活の施策は糖尿病メタボリックシンドロームや循環器疾患などの生活習慣病予防にとどまらずこころの健康も含めた心身の健康づくりの基礎となる重要な分野と位置づけています本書は健康増進法に基づく平成 24 年の国民健康栄養調査について都民の健康栄養調査として実施した結果をまとめたものでプラン21( 第二次 ) の基礎資料としても使用していきます今回は重点項目として体格や生活習慣に関する都道府県別の地域格差を把握した他道府県との比較順位も掲載しましたプラン21( 第二次 ) の分野別目標の指標である 1 日当たり35g 以上の野菜を摂取している者の割合は男性 38.7% 女性 34.4% でしたまた 1 日当たり食塩の摂取目標量 8.g 以下の者の割合は男性 23.7% 女性 35.8% であり平均摂取量の全国順位をみると男性 2 位女性 21 位です東京都ではこれらの結果を踏まえ多くの都民が望ましい生活習慣に向けて行動を起こしていただくため正しい知識とより具体的で効果的な生活習慣の改善方法について普及啓発するなど都民への働きかけや関係団体等との連携による望ましい食環境づくりを一層推進して参りますこの調査結果を区市町村保健所学校職域等の関係の皆様方に御活用いただき都民の健康づくりの推進に役立てていただくことを願っています終わりに本調査の実施に当たり御協力いただいた調査対象者の皆様及び関係各位に心から感謝申し上げます平成 26 年 3 月東京都福祉保健局 2

3 目次 Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的 3 2 調査の客体 3 3 調査時期及び日数 4 4 調査の内容 4 5 調査の方法 4 6 本書利用上の注意点 5 7 調査に関する秘密の保持 6 Ⅱ 結果の概要第 1 章栄養素等の摂取状況 1 栄養素等の摂取状況 9 2 食品の摂取状況 14 第 2 章食事状況 1 朝食欠食の状況 18 2 昼食の外食率 19 第 3 章身体状況 1 肥満及びやせの状況 2 2 BMIと腹囲計測による肥満の状況 21 3 メタボリックシンドロームの状況 22 4 高血圧の状況 23 5 糖尿病の状況 24 6 脂質異常症の状況 25 第 4 章運動習慣の状況 1 運動の状況 26 2 歩数 27 第 5 章生活習慣の状況 1 睡眠の状況 28 2 飲酒の状況 29 i

4 3 喫煙の状況 3 4 健康づくりに関係したボランティア活動の状況 31 第 6 章全国における東京都の状況 32 < 参考資料 > 参考東京都健康推進プラン 21( 第二次 ) における目標値と都民の結果 ( 国民健康栄養調査に関する抜粋 ) 36 Ⅲ 調査の結果 1 栄養素等摂取状況調査の結果第 1 表の 1 栄養素等摂取量( 都年齢階級別 ) 41 第 1 表の 2 栄養素等摂取量( 男年齢階級別 ) 42 第 1 表の 3 栄養素等摂取量( 女年齢階級別 ) 43 第 2 表の 1 食品群別摂取量( 都年齢階級別 ) 44 第 2 表の 2 食品群別摂取量( 男年齢階級別 ) 45 第 2 表の 3 食品群別摂取量( 女年齢階級別 ) 46 第 3 表の 1~6 食品群別栄養素等摂取量( 都 ) 47 第 4 表の 1~6 栄養素等摂取量食品群別寄与率( 都 ) 53 2 欠食外食等の食事状況調査の結果第 5 表の 1 外食調理済み食等の内容構成 [1 日 ]( 性年齢階級別 ) 59 第 5 表の 2 外食調理済み食等の内容構成 [ 朝食 ]( 性年齢階級別 ) 59 第 5 表の 3 外食調理済み食等の内容構成 [ 昼食 ]( 性年齢階級別 ) 6 第 5 表の 4 外食調理済み食等の内容構成 [ 夕食 ]( 性年齢階級別 ) 6 3 身体状況調査の結果第 6 表身長体重の平均値及び標準偏差 ( 性年齢階級別 )( 体重は妊婦除外 ) 61 第 7 表 BMIの平均値及び標準偏差 ( 性年齢階級別 )( 妊婦除外 ) 62 第 8 表 BMIの分布 ( 性別 15 歳以上 )( 妊婦除外 ) 62 第 9 表 BMIの状況 ( 性年齢階級別 )( 妊婦除外 ) 63 第 1 表腹囲の区分 ( 性年齢階級別 )( 妊婦除外 ) 64 第 11 表 BMI 腹囲の区分 ( 性年齢階級別 )( 妊婦除外 ) 64 第 12 表の 1 血圧の状況 ( 性年齢階級別 )( 妊婦除外 ) 65 第 12 表の 2 血圧の状況 ( 性年齢階級別 )( 血圧を下げる薬服用者妊婦除外 ) 65 第 13 表の 1 ヘモグロビン A1c の分布 ( 性年齢階級別 ) 66 第 13 表の 2 ヘモグロビンA1c の分布 ( 性年齢階級別 )( インスリン注射又は血糖を下げる薬服 ii

5 用者除外 ) 67 第 14 表の 1 総コレステロール値の分布 ( 性年齢階級別 ) 68 第 14 表の 2 総コレステロール値の分布 ( 性年齢階級別 )( コレステロール中性脂肪を下げる薬服用者除外 ) 68 第 15 表の 1 HDL- コレステロール値の分布 ( 性年齢階級別 ) 69 第 15 表の 2 HDL- コレステロール値の分布 ( 性年齢階級別 )( コレステロール中性脂肪を下げる薬服用者除外 ) 69 第 16 表の 1 LDL-コレステロール値の分布 ( 性年齢階級別 ) 7 第 16 表の 2 LDL- コレステロール値の分布 ( 性年齢階級別 )( コレステロール中性脂肪を下げる薬服用者除外 ) 71 第 17 表メタボリックシンドローム ( 内臓脂肪症候群 ) の状況 ( 性年齢階級別 )( 妊婦除外 ) 72 第 18 表腹囲区分別血中脂質血圧血糖のいずれかのリスクを有する割合 ( 性年齢階級別 ) ( 妊婦除外 ) 73 第 19 表歩数の平均値及び標準偏差 ( 性年齢階級別 ) 74 第 2 表歩数の分布 ( 性年齢階級別 ) 74 4 生活習慣調査の結果生活習慣調査第 21 表の 1 睡眠による休養の状況( 性年齢階級別 ) 75 第 21 表の 1 喫煙経験の状況( 性年齢階級別 ) 75 第 21 表の 1 習慣的喫煙の有無( 性年齢階級別 ) 75 第 21 表の 1 飲酒の頻度 ( 性年齢階級別 ) 75 第 21 表の 1 飲酒日の 1 日当たりの飲酒量 ( 性年齢階級別 ) 75 第 21 表の 2 歯科健康診査の受診状況( 性年齢階級別 ) 76 第 21 表の 2 糖尿病の診断 ( 性年齢階級別 ) 76 第 21 表の 2 糖尿病の治療状況( 性年齢階級別 ) 76 第 21 表の 2 健康づくりに関係したボランティア活動の状況 ( 性年齢階級別 ) 76 第 21 表の 2 ボランティア活動地域社会活動等の状況 ( 性年齢階級別 6 歳以上 ) 76 5 栄養素等摂取量の分布第 22 表エネルギー摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 77 第 23 表たんぱく質摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 77 第 24 表動物性たんぱく質摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 77 第 25 表脂質摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 78 第 26 表動物性脂質摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 78 第 27 表脂肪エネルギー比率の分布 ( 性年齢階級別 ) 78 第 28 表炭水化物摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 79 第 29 表食塩摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 79 第 3 表カリウム摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 79 第 31 表カルシウム摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 8 第 32 表マグネシウム摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 8 iii

6 第 33 表リン摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 8 第 34 表鉄摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 81 第 35 表亜鉛摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 81 第 36 表銅摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 81 第 37 表ビタミン A 摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 82 第 38 表ビタミン D 摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 82 第 39 表ビタミン E 摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 82 第 4 表ビタミン K 摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 83 第 41 表ビタミンB₁ 摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 83 第 42 表ビタミンB₂ 摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 83 第 43 表ナイアシン摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 84 第 44 表ビタミンB₆ 摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 84 第 45 表ビタミンB 12 摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 84 第 46 表葉酸摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 85 第 47 表パントテン酸摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 85 第 48 表ビタミン C 摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 85 第 49 表コレステロール摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 86 第 5 表食物繊維総量摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 86 第 51 表水溶性食物繊維摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 86 第 52 表不溶性食物繊維摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 87 第 53 表 n 3 系脂肪酸摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 87 第 54 表 n 6 系脂肪酸摂取量の分布 ( 性年齢階級別 ) 87 第 55 表たんぱく質エネルギー比率の分布 ( 性年齢階級別 ) 88 第 56 表炭水化物エネルギー比率の分布 ( 性年齢階級別 ) 88 Ⅳ 調査票様式等 1 身体状況調査票 91 2 栄養摂取状況調査票 92 3 生活習慣調査票 94 4 栄養摂取状況調査票の書き方 95 iv

7 Ⅰ 調査の概要

8 1 調査の目的本調査は都民の健康状態栄養素等摂取量及び食品摂取状況等の実態を明らかにし広く健康増進対策等に関する基礎資料を得ることを目的として健康増進法第 1 条の規定に基づく国民健康栄養調査により実施したなお平成 24 年は全国値に加えて健康日本 21( 第 2 次 ) で設定された主要な目標について都道府県別の健康状態や生活習慣の状況を把握するための資料として国が大規模調査として実施している 2 調査の客体平成 24 年国民健康栄養調査地区 ( 全国 95 万地区 ) のうち東京都 ( 八王子市町田市を除く市町村部 ) 特別区及び八王子市町田市が調査を実施した 15 地区の世帯及びこれを構成する満 1 歳以上の世帯員を調査の客体とした調査実施状況及び年齢階級別実施状況は表 1 及び表 2 のとおりであるなお従来は国民生活基礎調査の後続調査として行っていたが平成 24 年は大規模調査に必要な調査地区数を確保するため調査地区の抽出母体を国勢調査にしている表 1 調査実施状況全都区政令市部市町村部地区数 ( 地区 ) 世帯数 ( 世帯 ) 世帯員数 ( 人 ) 栄養摂取状況調査 ( 人 )1 歳以上身体状況調査 ( 人 )1 歳以上血液検査 ( 人 )2 歳以上生活習慣調査 ( 人 )2 歳以上表 2 年齢階級別実施状況 ( 性年齢階級別 ) ( 人 ) 総数総数 1-6 歳 7-14 歳歳 2-29 歳 3-39 歳 4-49 歳 5-59 歳 6-69 歳 7 歳以上栄養摂取状況調査身体状況調査血液検査生活習慣調査 ( 人 ) 男性総数 1-6 歳 7-14 歳歳 2-29 歳 3-39 歳 4-49 歳 5-59 歳 6-69 歳 7 歳以上栄養摂取状況調査身体状況調査血液検査生活習慣調査 ( 人 ) 女性総数 1-6 歳 7-14 歳歳 2-29 歳 3-39 歳 4-49 歳 5-59 歳 6-69 歳 7 歳以上栄養摂取状況調査身体状況調査血液検査生活習慣調査

9 3 調査時期及び日数 ⑴ 栄養摂取状況調査 11 月中及びその前後 1 週間中の1 日 ( 日曜日及び祝日を除く ) ⑵ 身体状況調査 11 月中及びその前後 1 週間中の1 日 ⑶ 生活習慣調査 11 月中及びその前後 1 週間の間 4 調査の内容 ⑴ 栄養摂取状況調査 ( 調査票様式 92 頁参照 ) ア世帯状況氏名生年月日性別妊婦 ( 週数 ) 授乳婦別仕事の種類イ食事状況調査日の朝昼夕食別家庭食外食欠食の区別ウ食物摂取状況 (1 日 ) 調査日の食事の料理名食品名使用量廃棄量世帯員ごとの案分比率 ( 朝昼夕間食別 ) ⑵ 生活習慣調査 ( 調査票様式 94 頁参照 ) 休養 ( 睡眠 ) 飲酒喫煙歯の健康等に関する生活習慣全般を把握する ⑶ 身体状況調査 ( 調査票様式 91 頁参照 ) 調査項目は表 3 のとおりである問診は服薬状況運動 ( 習慣 ) の状況について行った表 3 身体状況調査実施内容身長体重腹囲血圧血液検査 1 日の身体活動量問診 1 5 歳 6 19 歳 2 歳以上 5 調査の方法 ⑴ 栄養摂取状況調査管理栄養士等の調査員が被調査世帯を訪問し調査の主旨を説明するとともに栄養摂取状況調査票の記入方法の指導を行い世帯の代表者又は食事作りの担当者が記入した ⑵ 生活習慣調査世帯ごとに栄養摂取状況調査と併せて生活習慣調査票を配布した調査票には被調査者本人が記入した ⑶ 身体状況調査調査対象地区ごとに調査会場を設け医師等が調査項目の計測及び問診等を実施したア血圧被検査者は座位とし水銀血圧計を用いて最高血圧及び最低血圧を 2 回計測したイ血液検査調査項目は次頁の 4 項目である採血は原則としてなるべく食事直後 (3 分以内 ) は控えることとした - 4 -

10 血液検査項目 ( ア ) ヘモグロビン A1c ( イ ) 総コレステロール ( ウ ) HDL- コレステロール ( エ ) LDL- コレステロールウ 1 日の身体活動量 [ 歩数 ] 調査期間中 ( 日曜及び祝日を除く ) の 1 日の歩数を歩数計により測定した 6 本書利用上の注意点 ⑴ 本書東京都民の健康栄養状況は健康増進法 ( 平成 14 年法律第 13 号 ) に基づき実施した平成 24 年国民健康栄養調査の結果をとりまとめたものであるなお性年齢別に見た場合一部にデータの少ないものがある ⑵ 栄養素等摂取量の算出に際しては日本食品標準成分表 21( 科学技術庁資源調査会現文部科学省資源室 )( 以下日本食品標準成分表 21 という ) を使用した ⑶ 平成 15 年からは栄養素調整調味料複合調味料特定保健用食品錠剤カプセル顆粒状のビタミンミネラルからの栄養素等摂取状況についてもより適切に把握できるように調査を行っていたが平成 24 年は調査規模拡大のため調査項目を健康日本 21( 第 2 次 ) で設定された主要な目標に絞っており錠剤カプセル課粒状のビタミンミネラルの把握は行っていないまた特定保健用食品特定の栄養素が強化されている食品は通常の食品として取り扱っている ⑷ 平成 24 年からは食事状況は主たるおかずの内容によって家庭食調理済み食外食に分類するおかずを食べなかった場合は主食 ( ごはんパンめんなど ) の内容で分類する ⑸ 本書の中の全国の数値は国民健康栄養調査報告の数値を使用した ⑹ 血圧の判定は下記を用いて判定した血圧の判定基準 (29 年日本高血圧学会 ) 区分収縮期血圧 (mmhg) 拡張期血圧 (mmhg) 至適血圧正常血圧正常高値血圧 Ⅰ 度高血圧 Ⅱ 度高血圧 Ⅲ 度高血圧 ( 孤立性 ) 収縮期高血圧 <12 かつ <8 <13 かつ <85 13~139 または 85~89 14~159 または 9~99 16~179 または 1~19 18 またはかつ <9 ⑺ 肥満の判定は BMI(Body Mass Index) を用いた BMI= 体重 kg/( 身長 m)² の計算式により算出し判定基準は下記のとおりとした肥満の判定基準 (2 年日本肥満学会 ) 判定やせ ( 低体重 ) 普通肥満 BMI 18.5 未満 18.5 以上 25. 未満 25. 以上 ⑻ メタボリックシンドローム ( 内臓脂肪症候群 ) の判定については本調査の血液検査では空腹時採血が困難であるためメタボリックシンドローム ( 内臓脂肪症候群 ) の診断基準項目である空腹時血糖値及び中性脂肪値により判定はしないしたがって本調査における判定は以下のとおりとした - 5 -

11 アメタボリックシンドローム ( 内臓脂肪症候群 ) が強く疑われる者腹囲が男性 85cm 女性 9cm 以上で 3 つの項目 ( 血中脂質血圧血糖 ) のうち 2 つ以上の項目に該当する者 ( 基準を満たすか又は服薬あり ) イメタボリックシンドローム ( 内臓脂肪症候群 ) の予備群と考えられる者腹囲が男性 85cm 女性 9cm 以上で 3 つの項目 ( 血中脂質血圧血糖 ) のうち 1 つの項目に該当する者 ( 基準を満たすか又は服薬あり ) メタボリックシンドロームの判定に係る 3 つの項目項目血中脂質血圧血糖基準 HDL- コレステロール値 4mg/dl 未満収縮期 13mmHg 以上拡張期 85mmHg 以上ヘモクロヒン A1c 値 6.% 以上服薬コレステロールを下げる薬服用中性脂肪を下げる薬服用血圧を下げる薬服用血糖を下げる薬服用インスリン注射使用ヘモグロビン A1cの判定は NGSP 値による日本糖尿病学会糖尿病治療ガイド参照 ⑼ 数字は四捨五入により算出したそのため図表中の合計と内訳の計が一致しない場合がある対象者数については ( ) 内で併記したまた項目によりデータ不明者数が異なるため図表中の合計と調査の客体が一致しない場合があるなおグラフ化した部分についてはデータを加工して作成し集計表は素集計の結果を掲載しているため図表と集計表の数値が一致しない場合がある ⑽ 指標として日本人の食事摂取基準 (21 年版 ) を用いた 7 調査に関する秘密の保持この調査は世帯や個人の私的なことに及ぶ場合もあるためその個人情報の保護と管理に万全を期し被調査者に危惧の念をいだかせないように留意した - 6 -

12 Ⅱ 結果の概要

13 第 1 章栄養素等の摂取状況 1 栄養素等の摂取状況 (1) 栄養素等の摂取状況の推移エネルギー摂取量は昭和 5 年から減少傾向にあり平成 17 年に 19kcal を下回っている食塩相当量は減少傾向にあり平成 17 年から 11gを下回っている炭水化物は昭和 5 年から約 5g 減少している鉄の摂取量は昭和 5 年に 13.5mg であったものが 7.5mg まで減少している表 1 栄養素等の平均摂取量 (1 歳以上年次推移 ) 栄養素 ( 単位 ) 平成 24 年 (212) 23 年 (211) 22 年 (21) 17 年 (25) 12 年 (2) 7 年 (1995) 2 年 (199) 昭和 6 年 (1985) 55 年 (198) 5 年 (1975) エネルギー (kcal) ,846 1,898 1,86 1,98 2,74 1,919 2,39 2,133 2,18 総たんぱく質 (g) 動物性たんぱく質 (g) 総脂質 (g) 動物性脂質 (g) 炭水化物 (g) カルシウム (mg) 鉄 (mg) ビタミン A(μgRE) ビタミン B1(mg) ビタミン B2(mg) ビタミン C(mg) 総食物繊維 (g) 水溶性食物繊維 (g) 不溶性食物繊維 (g) 食塩相当量 (g) たんぱく質エネルキー比脂肪エネルキー比炭水化物エネルキー比動物性たんぱく質比注 )1ビタミンAの単位は五訂日本食品標準成分表より IU μg となっている 2 平成 16 年以降のビタミンA の単位は μgre 3 算出に用いた成分表は昭和 5 年と 55 年は三訂日本食品標準成分表昭和 6 年から四訂日本食品標準成分表平成 17 年は五訂日本食品標準成分表平成 22 年は五訂増補日本食品標準成分表平成年は日本食品標準成分表 21 である - 9 -

14 (2) 栄養素等の摂取構成 1 食品群別構成比率主要栄養素等の食品群別構成比率が 1 番高いのはエネルギーは 39.3% を穀類たんぱく質は 22.4% 穀類脂質は 25.3% 肉類食塩相当量は 65.6% 調味料香辛料類カリウムは 25.2% 野菜類カルシウムは 33.5% 乳類鉄は 15.5% 野菜類食物繊維は 39.2% 野菜類であった図 1 主要栄養素等の食品群別構成比率 - 1 -

15 2エネルギーエネルギーの栄養素別摂取構成比率は平成 17 年以降あまり変化がみられない図 2 エネルギーの栄養素別摂取構成比の年次推移 (1 歳以上 ) たんぱく質脂質炭水化物平均摂取エネルギー昭和 6(1985) 年 ,39kcal 平成 2(199) 年 ,919kcal 7(1995) 年 ,74kcal 12(2) 年 ,98kcal 17(25) 年 ,86kcal 18(26) 年 ,98kcal 19(27) 年 ,843kcal 2(28) 年 ,871kcal 21(29) 年 ,854kcal 22(21) 年 ,898kcal 23(211) 年 ,846kcal 24(212) 年 ,88kcal 3 脂肪エネルギー比率脂肪エネルギー比率 * が適正な者の割合は 1-17 歳で 5.5% 歳で 55.6% 3-69 歳で 26.6% 7 歳以上で 22.4% である 7 歳以上では 12.9% が適正範囲以下 64.7% が適正範囲以上であり計 77.6% が適正範囲外である図 3 脂肪エネルギー比率の割合 (1 歳以上 ) 1-17 歳 (75) 適正範囲以下適正範囲適正範囲以上歳 (63) 適正範囲以下 : 全年代 2% 未満適正範囲 : 3-69 歳 (319) 1-29 歳 2% 以上 3% 未満 3 歳以上 2% 以上 25% 未満 7 歳以上適正範囲以上 :1-29 歳 3% 以上 (15) 3 歳以上 25% 以上 % 2% 4% 6% 8% 1% * 脂肪エネルギー比率 :1 日の総エネルギー摂取量に占める脂肪由来のエネルギー摂取量の割合東京都健康推進プラン 21( 第二次 ) 分野別目標の指標脂肪エネルギー比率が適正な範囲内 (2% 以上 25% 未満 ) にある人の割合 (3-69 歳 ): 増やす ( 参考 ) 日本人の食事摂取基準 (21 年版 ) 目標量脂肪エネルギー比率 1 29 歳 :2% 以上 3% 未満 3 歳以上 :2% 以上 25% 未満

16 4 食塩摂取量 1 人 1 日当たりの食塩摂取量の平均は男性 1.8g 女性 9.3gであった年齢階級別にみると男女ともに 5 歳代が最も多く男性 14.1g 女性 11.g であったまた食塩摂取量の年次推移を見ると近年横ばいになっている食塩摂取量の内訳は調味料香辛料類からが多くその中でもしょうゆから 23.7% 次いで塩味噌の順であった食塩摂取量の目標量 8.g 以下に達している割合は男性 23.7% 女性 35.8% であった食塩摂取量の分布をみると男性では 1g 以上 15g 未満が最も多く 44.8% 女性では 5g 以上 1g 未満が最も多く 52.8% であった図 5 1 日当たりの食塩摂取量 (1 歳以上 ) (g/ 日 ) 男性女性総数男性 (243) 女性 (268) 1-6 歳男性 (18) 女性 (11) 7-14 歳男性 (18) 女性 (27) 歳男性 (13) 女性 (12) 2-29 歳男性 (17) 女性 (2) 3-39 歳男性 (41) 女性 (32) 4-49 歳男性 (37) 女性 (45) 5-59 歳男性 (16) 女性 (33) 6-69 歳男性 (47) 女性 (39) 7 歳以上男性 (36) 女性 (49) 図 6 食塩摂取量の平均値の年次推移 (2 歳以上 )( 全国との比較 ) (g/ 日 ) 全国都平成 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 2 年 21 年 22 年 23 年 24 年食塩摂取量の算出方法食塩摂取量 (g)= ナトリウム ( mg ) 2.54/1 を用いて算出する

17 図 7 食塩の調味料香辛料類別摂取割合その他の調味料 31.3 ソース 1.8 しょうゆ 23.7 味噌マヨネーズ塩 22.7 表 2 食塩の摂取状況 (2 歳以上 ) 男性 8.g 以下 8.g より多い ( 再 ) 9.g 未満人 % 女性 8.g 以下 8.g より多い ( 再 ) 7.5g 未満人 % 図 8 食塩摂取量の分布 (2 歳以上 ) 男性女性 2g 以上 2g 以上 5g 未満 1.4 5g 未満 15g 以上 2g 未満 g 以上 2g 未満 g 以上 1g 未満 g 以上 15g 未満 g 以上 15g 未満 g 以上 1g 未満東京都健康推進プラン 21( 第二次 ) 分野別目標の指標食塩の摂取量 (1 日当たり )8g 以下の人の割合 (2 歳以上 ): 増やす ( 参考 ) 日本人の食事摂取基準 (21 年版 ) 目標量 1 日当たり食塩摂取量 (2 歳以上 ) 男性 9.g 未満女性 7.5g 未満

18 2 食品の摂取状況 (1) 食品の摂取状況 1 食品群別摂取量の推移昭和 5 年からの推移をみると緑黄色野菜肉類が増加傾向にある一方いも類砂糖甘味料類豆類果実類魚介類卵類油脂類は減少傾向にある表 3 食品群別摂取量の年次推移 (1 歳以上年次推移 ) 食品群別平成 24 年 23 年 22 年 17 年 12 年 7 年 2 年昭和 6 年 55 年 5 年 (212) (211) (21) (25) (2) (1995) (199) (1985) (198) (1975) 調査人数総量動物性食品植物性食品穀類米加工品小麦加工品いも類砂糖甘味料類豆類種実類野菜類緑黄色野菜その他の野菜果実類きのこ類藻類魚介類肉類卵類乳類油脂類菓子類嗜好飲料類調味料香辛料類補助栄養素特定保健用食品注 )1 平成 16 年より食品分類が変更された特にジャムは砂糖類から果実類に味噌は豆類から調味料香辛料にマヨネーズは油脂類から調味料香辛料に変更された 2 平成 16 年より調理を加味した数量となり穀類の米はめしかゆなど海藻類の乾燥わかめは水戻しわかめなどで算出している 3 平成 7 年からそれまで世帯単位で調査が行われていた3 日間秤量記録法が改められ 1 日調査になるとともに個人単位での摂取量を推定するための比例案分法が導入されている 4 昭和 22(1947) 年から平成 14 年まで国民栄養調査として平成 15 年からは健康増進法 ( 平成 14 年法律第 13 号 ) に基づき国民健康栄養調査として実施しそのうち東京都実施分を東京都民の健康栄養状況としてとりまとめている 5 補助栄養素特定保健用食品は平成 24 年は栄養素調整調味料類およびその他の加工食品等のみである

19 (2) 食品群別摂取状況 1 野菜摂取量成人 1 日当たりの野菜類の平均摂取量は 316.7g( 男性 325.4g 女性 38.9g) であり目標である 35g を下回る年代別で最も低いのは男性は 4 歳代で 265.7g 女性は 2 歳代で 25.5g であった一方で目標量の 35g 以上を摂取していたのは男性で 38.7% 女性で 34.4% であった図 9 野菜類摂取量の平均値 (2 歳以上 ) (g/ 日 ) 緑黄色野菜その他の野菜 ( 野菜類のうち緑黄色野菜以外 ) 4 [388.9] [316.7] [252.6] [29.2] [276.3] [32.2] [36.9] 総数 (412) 2-29 歳 (37) 3-39 歳 (73) 4-49 歳 (82) 5-59 歳 (49) 6-69 歳 (86) 7 歳以上 (85) 図 1 野菜類摂取量の平均値 ( 性別 2 歳以上 ) (g/ 日 ) 緑黄色野菜その他の野菜 ( 野菜類のうち緑黄色野菜以外 ) 45 4 [416.3] [375.6] [42.] [325.4] [38.9] [38.] [25.5] [286.1] [295.6] [285.1] [265.7] [323.5] [316.3] [33.8] 総数 2-29 歳 3-39 歳 4-49 歳 5-59 歳 6-69 歳 7 歳以上男性女性男性女性男性女性男性女性男性女性男性女性男性女性 (194) (218) (17) (2) (41) (32) (37) (45) (16) (33) (47) (39) (36)(49)

20 表 4 野菜類の摂取状況 (2 歳以上 ) 野菜 7g を 1 皿とした場合 7g(1 皿 ) 7g(1 皿 ) 14g(2 皿 ) 21g(3 皿 ) 28g(4 皿 ) 35g(5 皿 ) 未満以上以上以上以上以上男性人 % 女性人 % 東京都健康推進プラン21( 第二次 ) 分野別目標の指標野菜の摂取量 (1 日当たり )35g 以上の人の割合 (2 歳以上 ): 増やす (5%) 図 11 野菜類摂取量の平均値の年次推移 ( 性別 2 歳以上 ) (g/ 日 ) 野菜類緑黄色野菜その他の野菜 ( 野菜類のうち緑黄色野菜以外 ) 平成 17 年 18 年 19 年 2 年 21 年 22 年 23 年 24 年野菜類の分類 [ ] 内に緑黄色野菜及びその他の野菜 ( 野菜類のうち緑黄色野菜以外 ) 摂取量の合計を示したその他の野菜には野菜ジュース漬物を含む

21 2 果物類摂取量成人 1 日当たりの果物類の平均摂取量は 116.g( 男性 97.5g 女性 132.2g) である男性は 3 歳代で摂取量が最も少なく 51.3g 女性は 2 歳代で 69.g であった男女とも 7 歳以上で摂取量が多かった 1 日当たり 1g 未満摂取量の割合は男性で 61.3% 女性で 5% であった図 12 果物類摂取量の平均値 (2 歳以上 ) (g/ 日 ) 生果ジャム果汁 2 [18.3] [172.6] [132.2] 8.6 [116.] [97.5] [92.8] 28.2 [69.] [119.3] [51.3] [17.3] 26.5 [7.4] [136.].6.9 [84.4] [15.4] [11.9] 総数 2-29 歳 3-39 歳 4-49 歳 5-59 歳 6-69 歳 7 歳以上総数男性女性男性女性男性女性男性女性男性女性男性女性男性女性 (412) (194) (218) (17) (2) (41) (32) (37) (45) (16) (33) (47) (39) (36) (49) 表 5 果物類の摂取状況 (2 歳以上 ) 男性女性 1g 1g 未満以上人 % 人 % 5 5 東京都健康推進プラン 21( 第二次 ) 分野別目標の指標果物の摂取量 (1 日当たり )1g 未満の人の割合 (2 歳以上 ): 減らす

22 第 2 章食事状況 1 朝食欠食の状況朝食を欠食している者の割合は男性 16.8% 女性 12.3% であった男性は 2 歳代が最も高く 41.1% そのうち食事をしなかった者が 23.5% であった女性は 3 歳代が最も高く 25.% であった朝食の欠食率は男女ともに全国に比べ高い状況である図 13 朝食の欠食率 (1 歳以上 ) 食事をしなかった場合錠剤などのサプリメント栄養ドリンク剤のみの場合菓子果物乳製品嗜好飲料などの食品のみを食べた場合 [41.1] [36.6] 17.6 [25.] [16.8] [2] 26.8 [18.8] [2.5] 1.7 [12.3] [16.7] [15.4] 15.6 [16.2] [12.1] 1 [8.5] 7.5 [9.1] [11.1] 3. [8.3] [3.7] [2.8] [2.] [] 総数 1-6 歳 7-14 歳歳 2-29 歳 3-39 歳 4-49 歳 5-59 歳 6-69 歳 7 歳以上男性女性男性女性男性女性男性女性男性女性男性女性男性女性男性女性男性女性男性女性 (243) (268) (18) (11) (18) (27) (13) (12) (17) (2) (41)(32) (37) (45) (16) (33) (47) (39) (36) (49) 朝食の欠食率 : 調査を実施した日 ( 特定の 1 日 ) における朝食を欠食した者の割合図 14 朝食の欠食率の年次推移 (1 歳以上 ) 25 都男性都女性全国男性全国女性平成 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 2 年 21 年 22 年 23 年 24 年欠食の考え方本調査では以下のいずれかに該当した場合を欠食としている 1 何も食べない ( 食事をしなかった場合 ) 2 菓子果物乳製品し好飲料などの食品のみ食べた場合 3 錠剤カプセル顆粒状のビタミンミネラル栄養ドリンク剤のみの場合年次推移は移動平均により平滑化した結果から作成移動平均 : グラフ上の結果のばらつきを少なくするため各年次結果の前後を足し合わせ計 3 年分を平均化したものただし平成 24 年については単年の結果である

23 2 昼食の外食率都民の昼食の外食率は全国に比べて利用率が高く平成 24 年は男性 56.4% 女性 38.4% であった表 6 昼食の外食率 ( 外食調理済み食給食 )(1 歳以上 ) 都男性都女性全国男性全国女性平成 8 年年年年年年年年年年図 15 昼食の外食率 ( 外食調理済み食給食 )(1 歳以上 ) 都男性都女性全国男性全国女性外食 : 飲食店での食事及び家庭以外の場所で出前をとったり市販のお弁当を買って食べるなど家庭で調理をせず食べる場所も家庭ではない場合給食 : 保育所幼稚園給食学校給食 ( 教職員は職場給食 ) 職場給食 ( 社員食堂を含む ) 調理済み食 : すでに調理された惣菜などを買ってきたり出前をとって家庭で食べた場合平成 8 年 1 年 12 年 14 年 16 年 18 年 2 年 22 年 23 年 24 年

24 第 3 章身体状況 1 肥満及びやせの状況肥満者 (BMI 25) の割合は男性 27.2% 女性 16.1% であった男女とも 4 歳代で肥満の割合が最も高く男性 35.1% 女性で 23.1% であった一方やせの割合が最も高い年代は男性では 4 歳代で 1.8% 女性は 2 歳代で 25.% であった図 16 BMI の状況 (2 歳以上 ) 男性 1% 8% 未満 ( やせ ) 18.5 以上 25. 未満 ( 普通 ) 25. 以上 ( 肥満 ) % 4 4% % % 女性男性総数 (18) 2-29 歳 (16) 3-39 歳 (31) 歳 (37) 歳 (42) 5-59 歳 (18) 7 歳以上 (36) 1% 8% % 4% % % 13.5 女性総数 (192) 歳 (12) 歳 (29) 4-49 歳 (39) 5-59 歳 (27) 6-69 歳 (38) 歳以上 (47) 肥満度 :BMI(Body Mass Index) を用いて判定 BMI= 体重 [kg]/( 身長 [m]) 2 により算出 BMI<18.5 低体重 ( やせ ) 18.5 BMI<25 普通体重 ( 正常 ) BMI 25 肥満 ( 日本肥満学会肥満症診断基準検討委員会 2 年 )

25 2 BMI と腹囲計測による肥満の状況内臓脂肪型肥満の診断基準のひとつである上半身肥満が疑われる者の割合は男性で 24.% 女性で 8.5% であった図 17 BMI と腹囲計測による肥満の状況 (2 歳以上 ) 男性 1% 上半身肥満の疑い (BMI25 以上で腹囲 85 cm以上 ) 腹囲のみ超 (85 cm以上 ) BMI のみ 25 以上 BMI25 未満腹囲 85cm 未満 8% 6% 4 4% 2% % 総数 (167) 歳 (13) 歳 (28) 歳 (35) 歳 (17) 歳 (4) 7 歳以上 (34) 女性 1% 上半身肥満の疑い (BMI25 以上で腹囲 9 cm以上 ) 腹囲のみ超 (9 cm以上 ) BMI のみ 25 以上 BMI25 未満腹囲 9cm 未満 8% 6 6% 4 4% % % 総数 (176) 2-29 歳 (9) 3-39 歳 (26) 4-49 歳 (38) 5-59 歳 (25) 6-69 歳 (33) 歳以上 (45) 上半身肥満の疑いとは BMI25 以上で男性のウエスト周囲径 85 cm以上女性のウエスト周囲径 9 cm以上を上半身肥満の疑いとする上半身肥満の疑いと判定され腹部 CT 法による内臓脂肪面積 1 cm 2 以上 ( 男女とも ) を内臓脂肪型肥満と診断する ( 日本肥満学会肥満症診断基準検討委員会 2 年 )

26 3 メタボリックシンドロームの状況 2 歳以上においてメタボリックシンドロームが強く疑われる者の割合は男性で 42.3% 女性で 16.5% 予備群と考えられる者の割合は男性で 12.8% 女性で 2.8% であった 4-74 歳でみると強く疑われる者の割合は男性 5% 女性 18.2% 予備群と考えられる者の割合は男性 1.9% 女性 3.9% でいずれも男性の方が高かった図 18 メタボリックシンドローム ( 内臓脂肪症候群 ) の状況 (2 歳以上 ) 1 男性メタボリックシンドローム ( 内臓脂肪症候群 ) の予備群と考えられる者 ( 腹囲 85cm+ 項目 1 つ該当 ) メタボリックシンドローム ( 内臓脂肪症候群 ) が強く疑われる者 ( 腹囲 85cm+ 項目 2 つ以上該当 ) [55.1] 12.8 [44.4] [61.6] 23.1 [66.6] 33.3 [6.8] [6.8] [6.9] [14.3] 男性総数 (78) 歳 (7) 歳 (9) 4-49 歳 (13) 5-59 歳 (3) 6-69 歳 (23) 7 歳以上 (23) 再掲 4-74 歳 (46) 1 女性メタボリックシンドローム ( 内臓脂肪症候群 ) の予備群と考えられる者 ( 腹囲 9cm+ 項目 1 つ該当 ) メタボリックシンドローム ( 内臓脂肪症候群 ) が強く疑われる者 ( 腹囲 9cm+ 項目 2 つ以上該当 ) [19.3] [18.1] [17.7] [21.1] 女性総数 (19) [] [] 2-29 歳 (4) 3-39 歳 (14) 歳 (22) 5-59 歳 (17) 歳 (19) [3.3] 歳以上 (33) [22.1] 再掲 4-74 歳 (77)

27 4 高血圧の状況血圧の状況は男性 53.8% 女性 4.2% で高血圧 ( 正常高値血圧 ~Ⅲ 度高血圧 ) の状況がみられた図 19 血圧の状況 (2 歳以上 ) 男性 1% 8% 6 6% 4% 2% % 女性 1% 8% 6 6% 4% 2% % 総数 (8) 総数 (112) [28.6] [22.2] 11.1 [38.5] [53.8] 11.1 [52.1] [4.2] 歳 (7) 歳 (4) 歳 (9) [22.7] 5.9 [29.4] [55.] 歳 (14) 歳 (13) 4-49 歳 (22) 歳 (3) 5-59 歳 (17) [1] 歳 (23) 6-69 歳 (2) 歳以上 (25) 7 歳以上 (35) [76.] [68.7] 至適血圧正常正常高値 Ⅰ 度 Ⅱ 度 Ⅲ 度服薬者含む 2 回の測定値の平均値 1 回のみの測定の者についてはその値を採用高血圧治療ガイドライン 29( 日本高血圧学会 ) を参考に作成 I 度 : 軽症 II 度 : 中等症 III 度 : 重症 (mmhg) 18 収縮 16 期 14 血 13 圧 12 Ⅲ 度高血圧 Ⅱ 度高血圧 I 度高血圧正常高値血圧正常血圧至適血圧 (mmhg) 拡張期血圧

28 5 糖尿病の状況 (1) 糖尿病が強く疑われる者の状況糖尿病が強く疑われる者の割合は男女とも全国に比べ高く男性 19.% 女性 8.9% であるまた医療機関や健診で糖尿病といわれたことがある者のうちこれまでに治療を受けたことがないと回答した者の割合は男性で 31.4% 女性で 39.1% である図 2 糖尿病が強く疑われる者の割合 (2 歳以上 )( 全国と都の比較 ) 全国男性図 21 糖尿病といわれたことがある者の割合 (2 歳以上性年齢階級別 ) 総数 2 29 歳 3 39 歳 4 49 歳 5 59 歳 6 69 歳 7 歳以上総数 2 29 歳 3 39 歳 4 49 歳 5 59 歳 6 69 歳 7 歳以上 (5752)(79) (299)(7) (626)(9) (687)(13) (824)(3) (1552)(24) (1764)(23) (8337)(112) (435)(4) (128)(17) (1147)(22) (1376)(17) (275)(19) (2276)(33) 糖尿病が強く疑われる者ヘモグロビン A1c が 6.5% 以上または質問票で現在糖尿病の治療を受けていると答えた者ヘモグロビン A1c の判定は NGSP 値による男性図 22 糖尿病といわれたことがある者における治療状況 (2 歳以上性年齢階級別 ) 男性女性女性東京都総数 2 29 歳 3 39 歳 4 49 歳 5 59 歳 6 69 歳 7 歳以上総数 2 29 歳 3 39 歳 4 49 歳 5 59 歳 6 69 歳 7 歳以上 (235) (22) (49) (44) (27) (51) (42) (258) (26) (4) (52) (4) (43) (57) 問 : あなたはこれまでに医療機関や健診で糖尿病といわれたことがありますか ( 境界型である糖尿病気がある糖尿病になりかけている血糖値が高いなどのようにいわれた方も含みます 1% 8% 6% 4% 2% % 1% 1 8% 8 6% 4% 2% % 総数 (35) 総数 (23) 2-29 歳 () 2-29 歳 (1) 歳 (1) 3-39 歳 (2) 歳 (2) 女性 4-49 歳 (1) 歳 (3) 歳 (3) 歳 (11) 歳 (8) 7 歳以上 (18) 歳以上 (8) 過去から現在にかけて継続的に受けている過去には受けたことがあるが現在は受けていない過去に中断したことがあるが現在は受けているこれまでに治療を受けたことがない

29 6 脂質異常症の状況 (1) 脂質異常症が強く疑われる者の状況 2 歳以上の血清総コレステロールの平均値は男性 198.mg/dl 女性 25.9mg/dl であった脂質異常症が疑われる者の割合は男性 19.% 女性 2.5% である図 23 血清総コレステロールの平均値 (2 歳以上 ) (mg/dl) 男性女性総数 (67) 2-29 歳 (7) 3-39 歳 (9) 4-49 歳 (13) 5-59 歳 (3) 6-69 歳 (19) 7 歳以上 (16) 総数 (9) 2-29 歳 (4) 3-39 歳 (17) 4-49 歳 (21) 5-59 歳 (15) 6-69 歳 (13) 7 歳以上 (2) コレステロールを下げる薬服用者除外 ( 参考 ) 健康日本 21( 第 2 次 ) 目標値総コレステロール 24mg/dl 以上の者の割合を減らす図 24 脂質異常症が疑われる者の割合男性女性総数 (79) 2-29 歳 (7) 歳 (9) 歳 (13) 5-59 歳 (3) 歳 (24) 歳以上 (23) 2.5 総数 (112) 2-29 歳 (4) 3-39 歳 (17) 歳 (22) 歳 (17) 6-69 歳 (19) 7 歳以上 (33) 脂質異常症が疑われる者の判定国民健康栄養調査の血液検査では空腹時採血が困難であるため脂質異常症の診断基準項目である中性脂肪の判定は行わず下記の通りとした HDL- コレステロール 4mg/dl 未満またはコレステロールを下げる薬を服用している者

30 第 4 章運動習慣の状況 1 運動の状況運動習慣のある者の割合は全国に比べ高く男性 44.1% 女性 33.6% である図 25 運動習慣のある者の割合の年次推移 (2 歳以上 )( 平成 15~24 年の年次推移 ) 都男性都女性全国男性全国女性平成 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 2 年 21 年 22 年 23 年 24 年運動習慣のある者 :1 回 3 分以上の運動を週 2 日以上実施し 1 年以上継続している者図 26 運動習慣のある者の割合 (2 歳以上 ) 男性女性総数 2-29 歳 3-39 歳 4-49 歳 5-59 歳 6-69 歳 7 歳以上 (6935)(93) (411)(7) (824)(15) (875)(13) (998)(6) (1785)(26) (242)(26) 総数 2-29 歳 3-39 歳 4-49 歳 5-59 歳 6-69 歳 7 歳以上 (966)(125) (554)(4) (1219)(2) (1341)(23) (155)(19) (2347)(22) (2649)(37) 全国東京都 57.7 全国東京都

31 2 歩数 1 日の歩数の平均値は全国に比べ高く男性 7715 歩女性 6577 歩であり平成 2 年よりほぼ横ばいである 8 歩以上歩く者の割合は 2-64 歳で男性 47.4% 女性 37.1% である年代別では男女とも 6 歳代が最も高く男性 52.3% 女性 47.4% である図 27 歩数の平均値 (2 歳以上 )( 平成 15 年から 24 年の年次推移 ) ( 歩 / 日 ) 都男性都女性全国男性全国女性平成 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 2 年 21 年 22 年 23 年 24 年表 7 歩数 8 歩以上の人の年代別男女別割合年代 ( 人数 ) 2 歳代 (14) 3 歳代 (41) 4 歳代 (33) 5 歳代 (19) 6 歳代 (44) 7 歳以上 (36) 男性 ( 人 ) 年代 ( 人数 ) 2 歳代 (18) 3 歳代 (36) 4 歳代 (44) 5 歳代 (34) 6 歳代 (38) 7 歳以上 (5) 女性 ( 人 ) 再計男性 (2-64 歳 )47.4% (65-74 歳 )32.4% 女性 (2-64 歳 )37.1% (65-74 歳 )31.9% 表 8 一日の歩数が下位 25% の人の平均歩数男性 (2-64 歳 )2,896 (65-74 歳 )2,39 女性 (2-64 歳 )2,474 (65-74 歳 )2,473 東京都健康推進プラン21( 第二次 ) 分野別目標の指標歩数 (1 日当たり ) が8 歩以上の人の割合 : 増やす歩数 (1 日当たり ) が下位 25% に属する人の平均歩数 : 増やす

32 第 5 章生活習慣の状況 1 睡眠の状況睡眠で休養があまりとれていないとまったくとれていない者の割合は男性 17.% 女性 2.1% である図 28 睡眠による休養の状況 ( 性年齢階級別 ) 男性 1% 8% 6% 4% 2% % 総数 (235) 充分とれているまあまあとれているあまりとれていないまったくとれていない 2-29 歳 (22) 歳 (49) 4-49 歳 (44) 5-59 歳 (27) 歳 (51) 歳以上 (42) 女性 1% 1 8% % 6 4% % % 27.9 総数 (258) 歳 (26) 3-39 歳 (4) 4-49 歳 (52) 5-59 歳 (4) 6-69 歳 (43) 7 歳以上 (57)

33 2 飲酒の状況飲酒習慣のある者の割合は総数と女性は全国に比べ高く平成 24 年は男性 33.6% 女性 12.4% であり平成 17 年から横ばいであるまた飲酒する日 1 日あたりの飲酒量が生活習慣病のリスクを高める飲酒量 (1 日平均男性 2 合以上女性 1 合以上 ) の割合は男性は 15.3% 女性は 9.3% である図 29 飲酒習慣のある者の割合 (2 歳以上 )( 平成 17 年から 24 年の年次推移 ) 5 5 都総数都男性都女性全国総数全国男性全国女性平成 17 年 18 年 19 年 2 年 21 年 22 年 23 年 24 年飲酒習慣のある者 : 週に 3 日以上飲酒し飲酒日 1 日あたり 1 合以上を飲酒すると回答した者表 9 生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者の状況 (2 歳以上 ) 男性女性平成 24 年 23 年 ( 参考 ) 平成 22 年東京都国人 % 人 % 本調査では以下の3つのうちいずれかに該当する者を生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者としている男性 1 日平均 2 合以上飲酒している者 :1 飲酒の頻度が毎日または週 5~6 日で飲酒日 1 日あたりの飲酒量が 2 合以上 2 飲酒の頻度が週 3~4 日で飲酒日 1 日あたりの飲酒量が3 合以上 3 飲酒の頻度が週 1~2 日または月 1~3 日で飲酒日 1 日あたりの飲酒量が5 合以上女性 1 日平均 1 合以上飲酒している者 :1 飲酒の頻度が毎日または週 5~6 日で飲酒日 1 日あたりの飲酒量が 1 合以上 2 飲酒の頻度が週 3~4 日で飲酒日 1 日あたりの飲酒量が3 合以上 3 飲酒の頻度が週 1~2 日または月 1~3 日で飲酒日 1 日あたりの飲酒量が5 合以上

34 3 喫煙の状況現在習慣的に喫煙している者の割合は男性で 34.9% 女性で 7.8% である図 3 現在習慣的に喫煙している者の割合 (2 歳以上 )( 平成 17 年から 24 年の年次推移 ) 都総数都男性都女性全国総数全国男性全国女性平成 17 年 18 年 19 年 2 年 21 年 22 年 23 年 24 年現在習慣的に喫煙している者 : たばこを習慣的に吸っていたことがある者のうちこの 1 か月間に毎日又はときどきたばこを吸っていると回答した者 - 3 -

35 4 健康づくりに関係したボランティア活動の状況健康づくりに関係したボランティア活動を行っている者の割合は 24.8% で年齢階級別でみると 5 歳代が多かった 6 歳以上でボランティア活動地域社会活動等の実施をしている者の割合は 67.4% であった図 31 この 1 年間に健康づくりに関係した何らかのボランティア活動を行った者の割合 (2 歳以上男女計年齢階級別 ) 総数 (491) 2-29 歳 (48) 3-39 歳 (89) 4-49 歳 (95) 5-59 歳 (67) 6-69 歳 (94) 7 歳以上 (98) 健康づくりに関係した何らかのボランティア活動を行った者 : 1 食生活などの生活習慣の改善のための活動 2スポーツ文化芸術に関係した活動 3まちづくりのための活動 4 子どもを対象とした活動 5 高齢者を対象とした活動 6 防犯防災に関係した活動 7 自然や環境を守るための活動 8 上記以外の活動のうち 1つでも健康づくりに関係した活動があると回答した者図 32 ボランティア活動地域社会活動等の実施 (6 歳以上男女計年齢階級別 ) 1 総数男性女性総数 6-69 歳 7 歳以上 (193)(93)(1) (94)(51)(43) (99)(42)(57)

36 第 6 章全国における東京都の状況全国における東京都の状況は食塩摂取量の平均値は男性 2 位女性 21 位野菜摂取量の平均値は男性 4 位女性 3 位 BMI の平均値は男性 35 位女性 42 位歩数の平均値は男性 7 位女性 12 位現在習慣的に喫煙している者の割合 ( 男性 ) は 23 位であった平成 24 年国民健康栄養調査結果の概要から抜粋年齢調整やデータ精査のため東京都の集計結果と必ずしも一致しないところがある表 1 食塩摂取量の平均値男性 (2 歳以上 ) 順位都道府県人数平均値 (g/ 日 ) 全国平均岩手県長野県女性 (2 歳以上 ) 順位都道府県人数平均値 (g/ 日 ) 全国平均岩手県長野県神奈川県東京都東京都神奈川県大阪府高知県沖縄県大阪府沖縄県表 11 野菜摂取量の平均値男性 (2 歳以上 ) 順位都道府県人数平均値 (g/ 日 ) 全国平均長野県島根県東京都神奈川県大阪府北海道愛知県女性 (2 歳以上 ) 順位都道府県人数平均値 (g/ 日 ) 全国平均長野県島根県東京都神奈川県大阪府奈良県愛知県

37 表 12 BMIの平均値男性 (2 69 歳 ) 順位都道府県人数平均値 (kg/m ) 全国平均長崎県青森県女性 (4 69 歳 ) 順位都道府県人数平均値 (kg/m ) 全国平均沖縄県長崎県神奈川県大阪府東京都東京都大阪府岐阜県三重県表 13 歩数の平均値男性 (2 64 歳 ) 順位都道府県人数平均値 ( 歩 / 日 ) 全国平均兵庫県福島県神奈川県三重県女性 (2 64 歳 ) 順位都道府県人数平均値 ( 歩 / 日 ) 全国平均千葉県静岡県東京都神奈川県大阪府神奈川県東京都和歌山県宮城県表 14 現在習慣的に喫煙している者の割合男性 (2 歳以上 ) 順位都道府県人数割合全国平均福島県青森県大阪府北海道秋田県大阪府東京都奈良県神奈川県

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スライド 1 (2,922) (2,731) (243) (215) (45) (385) (469) (395) (52) (451) (635) (648) (65) (637) (3,622) (3,363) (292) (252) (495) (465) (545) (487) (66) (564) (775) (762) (99) (833) (2,922) (2,731) (243) (215) (45)