[ 目次 ] 今週の注目チャート 1 Ⅰ. 経済 金融市場動向 3 金融市場見通し 3 金融市場レビュー 4 内外経済指標の解説と予測 5 Ⅱ. トピックス 8 不安定な動きが続く米国株式市場の見通し 8 パウエルFRB 新議長デビュー 10 Ⅲ. 参考資料 11 今週 来週の主要経済指標 11 月

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1 金融市場ウィークリー 2018 年 3 月 2 日号 [ 経済 金融市場動向 ] 金融市場見通し 内外経済指標 市場は通商政策の不透明感や物価指標を注視し神経質な展開に 伊総選挙は混戦も 市場への影響は限定的と予想 [ トピックス ] 不安定な動きが続く米国株式相場の見通し PER の高め水準が許容される環境が当面続くと予想するが 緩やかながらも金利が上昇し PER 低下圧力が掛かる場面を今年は短期的に挟む可能性 パウエル FRB 新議長デビュー 米経済 物価情勢の好転に 2 月の財政合意を踏まえると 利上げ加速観測の強まりは避けがたかったが 議長の個人的見解が 火に油 となったようだ

2 [ 目次 ] 今週の注目チャート 1 Ⅰ. 経済 金融市場動向 3 金融市場見通し 3 金融市場レビュー 4 内外経済指標の解説と予測 5 Ⅱ. トピックス 8 不安定な動きが続く米国株式市場の見通し 8 パウエルFRB 新議長デビュー 10 Ⅲ. 参考資料 11 今週 来週の主要経済指標 11 月次 四半期のスケジュール 13 今週の金融市場の動き 16 最新リポート一覧 17 マーケット時流潮流 デフレ脱却宣言はいつか調査本部本部長代理長谷川克之値上げの動きが相次いでいる 人件費や原材料コスト等の上昇から値上げを志向する動きが徐々に広がりつつある 確かに基調的な物価の伸びは緩慢だ 所得の伸びが追い付いていない中での物価上昇は消費者心理を冷やしかねず 持続性には疑問もある しかし 日本経済が デフレではない状況 にあり デフレ脱却に向けた局面変化 が見られるとの政府の判断は概ね妥当だろう それでは政府はいつデフレ脱却宣言を出すのだろうか デフレ脱却の目安とされる経済指標 すなわち GDPデフレーター GDP( 需給 ) ギャップ 単位労働コスト 消費者物価上昇率は概ねプラス圏で推移しており 経済的には脱却宣言は近いかもしれない 他方 脱却宣言には多分に政治的な側面があり タイミングを占うことは難しい 一部には 自民党総裁選 (9 月 ) の際に アベノミクスの成果を強調する形で宣言が出されるとの観測もある 2019 年 10 月の消費税率引き上げに向けた最終判断を行う際に ( 年末頃 ) 脱却宣言を出した上で増税を追認する可能性もある しかし 脱却宣言のタイミングは後ずれするのではないか 脱却を宣言するには デフレへの逆戻りの懸念が払拭されることが必要だが 国際金融市場の潜在的な不安定性と円高リスクに鑑みれば 払拭は容易ではないだろう また 脱却宣言は現状の経済 金融政策の枠組みを変える可能性があり 単純に宣言すれば良いという話ではない デフレ脱却を確実なもの とするためのものとして位置づけられている経済政策は少なくない 政府と日本銀行の政策連携 ( 共同声明 ) (2013 年 ) もデフレ脱却を目指したものでもある もちろん脱却宣言が出されても 日本銀行は2% という物価安定目標を達成するまで金融緩和姿勢を維持することになっているが 脱却宣言が金融緩和の出口への思惑を惹起すれば金融市場への影響も出てこよう デフレ脱却宣言には時間がかかりそうだ

3 ~ 今週の注目チャート ~ 米国債 : イールドカーブ 利上げ観測や国債発行増により短期ゾーンの利回りが上昇 (%) (bp) 差 ( 右目盛 ) 2018/2/1 2018/3/ M 6M 1 年 2 年 3 年 5 年 7 年 10 年 30 年 ( 資料 )Bloomberg より みずほ総合研究所作成 解説 米国債のイールドカーブを見ると短期ゾーンの利回りが上昇している 物価指標の改善による利上げ観測の高まりに加え 短中期ゾーンを中心とした発行増や減税策成立に伴う保有債券売却など需給要因も影響している可能性がある 今後 減税に伴う国債発行は短中期ゾーンを中心に行われるとみられるが 10 年国債の発行も増加する見通しだ 物価動向に加え需給要因による金利上昇圧力の高まりにも留意したい ダウ平均株価とFF 先物金利 (24 カ月後 ) の推移 利上げペース加速への警戒感が根強い米株式市場 ( ドル ) (%) 27,000 ダウ平均株価 FF 先物金利 (24カ月後 右目盛) 26, , ,000 1 月雇用統計 1 月 FOMC 議事録 , ,000 パウエル FRB 議長議会証言 ,000 17/10 17/11 17/12 18/1 18/2 ( 資料 )Bloomberg より みずほ総合研究所作成 1.5 ( 年 / 月 ) 解説 先週の 1 月 FOMC 議事録に続き 今週はパウエルFRB 議長の議会証言における質疑応答のコメントを受けて 利上げペース加速の思惑が高まり株価の下押し材料となった 2 月初め以降 パウエル新体制における先行きの金融政策の動向に株価は神経質に反応する展開が続いている 来週以降 3 月後半にかけては ECB 日銀 FOMC の順で中銀イベントが目白押しであり 当面こうした地合いは続く可能性があろう 1

4 (2018/1/1=100) 105 ドルの名目実効為替レート 2 月頃からドル安地合いが一服 100 ドル名目実効レートドル名目実効レート (Major 主として先進国通貨) ドル名目実効レート (OITP 主として新興国通貨) 95 17/7 17/8 17/9 17/10 17/11 17/12 18/1 18/2 18/3 ( 年 / 月 ) ( 注 )2018 年初を基準日とする 2 月 26 日以降のドルの名目実効レートはみずほ総合研究所試算値 ( 資料 )Bloomberg より みずほ総合研究所作成 解説 ドルの名目実効為替レートの動きをみると 2 月に入りドル安が一服し 足元ややドル高に戻してい る 背景の一つには米国の利上げへの期待の高まりがあるようだ 今週もパウエル FRB 新議長の議会証言 (2/27) のタカ派的発言が米金利上昇とともにドル高圧力となった ただし米金利上昇後の米株下落がドル 高急進の歯止めになっており 2 月以降のドル高のテンポは緩やかに留まっている 中国の PMI 製造業 PMI の低下は春節の影響 ( ポイント ) 60 製造業 PMI 非製造業 PMI ( 年 ) ( 注 ) 点線は 3 カ月移動平均 ( 資料 )Thomson Reuters より みずほ総合研究所作成 解説 中国国家統計局が 2/28 に発表した 2 月の製造業購買担当者景気指数 (PMI) は 50.3 となった 引き続き景気判断の節目となる 50 を上回っているものの 1 年半ぶりの低水準である 2017 年は 1 月であった春節 ( 旧正月 ) が今年は 2 月であったことが影響している ただし 環境対策の強化も生産活動を縮小させる一因になっており こうした環境対策の影響は今後も続くとの見方がある 2

5 Ⅰ. 経済 金融市場動向 ~ 金融市場見通し ~ 市場は通商政策の不透明感や物価指標を注視し神経質な展開に 今週 注目を集めていた下院での議会証言 (2/27) でパウエルFRB 議長は 12 月以降 私の個人的な景気見通しは上向いた と発言し 市場ではややタカ派寄りと捉えられた 先行きについて強気な見解であることか ら 市場では利上げのペースが速まることが意識されている 物価推移への関心も高まっており 今週末以降の市場は平均時給などが発表される米 2 月雇用統計 (3/9) を意識した 神経質な展開が続いていくだろう また トランプ米大統領が安全保障を名目とした鉄鋼やアルミニウムの輸入制限措置を発動する方針を表明 (3/1) しており 通商政策の不透明感も市場の重石となるだろう 伊総選挙は混戦も 市場への影響は限定的と予想 今週末から来週にかけての注目イベントは 大連立の是非を問う独社会民主党 (SPD) の党員投票 (3/4) と伊総選挙 (3/4) である SPD 内 では連立へ慎重な意見もあり 党員投票の結果は予断を許さないが 再選挙を回避するため連立合意を支持するものとみている 伊総選挙では過半数を獲得する陣営は出てこない見込みであり混戦だ 但し選挙法改正の影響からEU 懐疑派の五つ星運動には不利な展開となりそうだ この2つのイベントの結果による市場への影響は限定的なものに留まるだろう 日本では日銀金融政策決定会合 (3/8~9) が開催されるが政策変更はないだろう 黒田総裁の記者会見 副総裁候補の雨宮理事と若田部早大教授の衆議院での所信聴取 (3/5) での発言が注目される 日米長期金利は横ばい圏 日米株は不安定な動きを予想 米 10 年国債利回りは米雇用統計の発表を週末に控え 横ばい圏での推移を見込む 日本の10 年国債利回りは0.05% 近傍で推移していくと見ている 米国株は金利上昇や通商政策への警戒から不安定な動きを予想する 現在 VIX 指数は目安の20を上回っており注意が必要だ 日本株は米国株の動きに左右される展開を予想するが 円高基調が続き 上値は重いだろう 為替相場はもみ合う展開となろう 欧州の政治イベントを波乱なく通過すればユーロは買い戻されるだろう ( 加藤俊亘 ) 来週の予想 内外金利 内外株式 為替 項目 予想レンジ USD LIBOR 3カ月 (%) ~ 米 10 年国債 (%) 2.70 ~ 3.05 円 TIBOR 3カ月 (%) 0.05 ~ 年国債 (%) 0.01 ~ 0.06 ダウ平均 ( ト ル ) 23,800 ~ 25,800 NASDAQ 総合指数 ( ホ イント ) 6,950 ~ 7,400 日経平均 ( 円 ) 20,500 ~ 22,000 TOPIX( ホ イント ) 1,640 ~ 1,790 円 / ドル ~ ドル / ユーロ ~ 円 / ユーロ ~

6 ~ 金融市場レビュー ~ < 内外金利動向 > 貿易摩擦への警戒から米国株が下落し 米 10 年国債利回りは 2.8% 近傍まで低下 < 内外株式動向 > 日米株とも大幅上昇後 パウエルFRB 議長の議会証言後に下落基調に転じる展開 < 為替動向 > ドル円はパウエルFRB 議長のタカ派発言がドル高圧力も 日銀緩和縮小期待が円高圧力に < 新興 資源国動向 > 株価は再び軟調 先行き懸念が続く 先週末以降の米 10 年国債利回りは 2.8% 近傍まで低下した パウエル FRB 議長の証言 ( 米下院 2/27) を受けて金融市場では利上げペースの加速が意識されたものの 2 月の米国債入札を波乱なく消化したことや 月末の需要などもあり 米 10 年国債利回りは 2.8% 台後半を中心とした推移が続いた その後 トランプ米大統領が鉄鋼とアルミニウムに輸入制限を発動する方針を表明 (3/1) したことを受け米国株が下落し リスク回避から米国債需要が高まり 利回りは低下した 欧州では 2 月のユーロ圏インフレ率 (2/28) の低下などから 独 10 年国債利回りがやや低下した 日本の 10 年国債利回りは 0.0% 台半ばでの推移が続いている ( 坂中弥生 ) 先週末以降の米株式相場は 下落した 先週末から今週初は 長期金利が低下したことが安心材料となり株価は大幅に上昇し 2 月初めの急落の大部分を一旦取り戻した しかし パウエルFRB 議長による議会証言が予想以上にタカ派的であると捉えられたことから株価は下落基調に転じ 週後半には トランプ米大統領の保護主義的な通商政策への警戒感も高まり下落幅を拡大させた 日本株は下落した 米国株とドル円相場をにらんだ推移となり週前半にかけては上昇したものの 週半ば以降 米株安 円高進行とともに下落基調を強めた 週末は世界的な貿易摩擦激化への懸念も加わり 輸出業種主導で大幅安の展開となった ( 大塚理恵子 ) 先週末以降のドル円相場はもみ合う展開 パウエルFRB 議長の議会証言でのタカ派的発言を受け 米利上げ期待の高まりからドル高圧力が高まった しかし 日銀の超長期国債の買いオペ減額 (2/28) を受け 日銀金融緩和縮小期待が高まり円高に戻した また週後半にかけ米株下落とともにVIX 指数が再び目安の 20 を上回ったことも リスクオフの円買い圧力になった ユーロドル相場はドル高ユーロ安地合い 米短期金利の上昇がドル高圧力になったほか ドラギECB 総裁のハト派的発言 (2/26) がユーロ安圧力になった イタリア総選挙 (3/4) を控え 欧州の政治リスクがやや意識されたこともユーロ売り材料になった ( 有田賢太郎 ) 新興国市場では 米国株の下落を受け 株式相場が再び軟調な展開となっている 段階的な利上げを表明したパウエルFRB 議長の議会証言や 鉄鋼とアルミニウムの輸入制限に言及したトランプ米大統領の発言が影響している 10~12 月期の実質 GDP 成長率が前期を上回ったインド (2/28) やブラジル (3/1) ですら株価は先週末より下落している インドでは銀行の不良債権や不正取引が問題となっており ブラジルについては年金改革の先送り懸念を理由にフィッチが格下げしたことも影響している また内閣改造を発表した南アフリカでは 次期財務相が格下げのリスクに言及するなど 財政再建の実行性が懸念材料となっている ( 井上淳 ) 4

7 ~ 内外経済指標の解説と予測 ~ < 国内 > 鉱工業生産指数は 4 カ月 ぶりに低下 今週発表の指標は 生産の一時的な落ち込みや消費の弱含みがみられた 一方 雇用関連は引き続き良好な結果となった 1 月の鉱工業生産指数 (2/28) は 前月比 6.6% と 4 カ月ぶりに低下した 前月に大幅な増産と なっていた輸送機械工業やはん用 生産用 業務用機械を中心に全ての業種が低下した 1 月を10~12 月期比でみても 4.6% と大幅なマイナスとなった 2 月の生産計画 ( 補正値 ) は+4.7% と増産が見込まれており 均してみれば増産基調にあるが 在庫循環が積み上がり局面に入りつつあることから 増産ペースは今後緩やかになるだろう 小売業販売額は 2 カ月連 1 月の小売業販売額 ( みずほ総合研究所による実質季調値 2/28) は 前続で前月比マイナス月比 1.4% と2カ月連続で減少した 前月の反動もあって自動車小売業がマイナスに転じたほか 大雪や寒波等の天候要因が衣料品販売等を押し下げた模様である 10~12 月期比でみても 1.2% と力強さを欠いている 雇用関連指標は良好 1 月の雇用関連指標 (3/2) は 完全失業率が2.4% と大幅に低下し 1993 年 4 月以来の低水準となった 就業者の増加と失業者の減少を伴った良好な結果と言える 有効求人倍率は 2カ月連続で1.59 倍と高水準を維持した 来週は実質 GDP(10~12 月期 2 次速報 ) や家計調査が発表される 実質 GDPは 1 次速報か 10~12 月期の実質 GDP 成長率 (2 次速報 3/8) は 前期比 +0.1%( 年らわずかに上振れ率 +0.6%) と 1 次速報 ( 年率 +0.5%) から小幅の上方修正を見込む 法人企業統計の結果を受けて 設備投資の伸びが高まるとみている 実質消費支出は 2 カ月連 1 月の実質消費支出 (3/9) は 前年比 2.0% と2カ月連続の減少を予測続で前年比マイナスする 食品価格の高騰や大雪などの天候要因が押し下げに寄与するだろう ( 平良友祐 ) 実質 GDP 成長率の推移 実質消費支出の推移 ( 前期比 %) 家計 ( 民間消費 + 住宅 ) 民間在庫投資 外需 民間設備投資公的需要実質 GDP ( 前年比 %) 3 2 予測値 ( 予想 ) Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q ( 期 ) ( 年 ) 6 16/01 16/07 17/01 17/07 18/01 ( 年 / 月 ) ( 資料 ) 内閣府 四半期別 GDP 速報 よりみずほ総合研究所作成 ( 注 )2018 年 1 月の値はみずほ総合研究所による予測値 ( 資料 ) 総務省 家計調査 より みずほ総合研究所作成 5

8 < 海外 ( 米国 )> 企業の設備投資は足元で拡大一服 1 月の個人消費は伸び鈍化 コアPCEデフレータは前月比加速 株価急落にもかかわらず消費者マインドは堅調 製造業の業況は堅調 2 月雇用統計では時間当たり賃金の動向に注目 パウエルFRB 議長が下院 上院で議会証言を実施 (10 億ドル ) 今週発表された 2018 年 1 月の耐久財受注 (2/27) では 機械関連設備投資の先行指標となるコア資本財 ( 航空機除く非国防資本財 ) の受注が 2 カ月連続で減少した 昨年後半の急回復により 機械投資には足元で一時的なスピード調整が生じているとみられる 1 月の名目個人消費 (3/1) は前月比 +0.2%(12 月 : 同 +0.4%) と伸びが鈍化した 昨年末の消費は好調だったが 今年に入り拡大傾向が一服した 同時に発表された物価指標の個人消費支出 (PCE) デフレータでは 食品とエネルギーを除くコア指数が前月比 +0.3%(12 月 : 同 +0.2%) と加速した シェアの大きい医療費や住居費が上昇しており 今後 一段の物価押し上げ圧力となる可能性がある 消費関連では 2 月のカンファレンスボード消費者信頼感指数 (2/28) が 2 カ月連続で上昇した 2 月前半の株価急落にもかかわらず 消費者マインドは堅調に推移している 企業関連では 2 月のISM 製造業景況指数 (3/1) が 2004 年以来の高水準を記録し 製造業の業況が堅調であることを示した 来週発表される ISM 非製造業景況指数 (3/5) は小幅低下と予想されるも 高い水準を維持するとみられ 非製造業の業況改善が続いていることを示そう また 来週末には 2 月の雇用統計 (3/9) が発表される 最大の注目点は時間当たり賃金だ 賃金が高い伸びを維持すれば インフレ率上昇期待を通じ 利上げ加速観測の強まりにつながりうる パウエルFRB 議長の下院証言 (2/27) では 経済 物価の先行きについて総じて強気な味方が示された とりわけ 今後の利上げペースに関する議員からの質問に対して 私の個人的な経済見通しは ( 前回 FOMC 参加者が政策金利見通しを提示した )12 月から強まった と回答し 金融市場では議長自身が利上げペース加速に傾いていると受け止められた 一方 上院証言 (3/1) では 米国経済が足元で過熱しているわけではない ことを強調し 過度な利上げ加速観測の台頭を牽制した格好だ ( 服部直樹 ) コア資本財受注 ISM 製造業景況指数 3 ヵ月移動平均 ( 年 ) (50+ = Expand) ( 資料 ) 米国商務省より みずほ総合研究所作成 ( 資料 )ISM より みずほ総合研究所作成 ( 年 ) 6

9 < 海外 ( 欧州 )> ユーロ圏コア インフレ率は小幅上昇 ただし 今後の上昇ペースは緩慢とみられるユーロ圏企業の雇用見通しは改善今晩以降は ECB 理事会 独 伊の政治イベントなどが注目点 2 月のユーロ圏インフレ率 ( 速報値 2/28) は前年比 +1.2% と 1 月 ( 同 +1.3%) から低下した エネルギー及び食品物価上昇率の低下 (1 月同 + 2.0% 2 月同 +1.4%) が背景にある コア インフレ率 ( エネルギー及び食品を除く総合 ) は同 +1.05% と 1 月 ( 同 +1.00%) から小幅に上昇した コア インフレ率の内訳では 財 ( エネルギー及び食品を除く ) が同 +0.7% (1 月同 +0.6%) サービスが同 +1.3%(1 月同 +1.2%) と上昇した 先行きも コア インフレ率は上昇傾向となる見通しだ ただし ユーロ高や値上げへの企業の慎重姿勢が重石となり コア インフレ率の上昇ペースは緩慢だろう 2 月の欧州委員会景気調査 (2/27) では コア インフレ率に先行性のある企業の値上げ見通しDIが 2 カ月連続で低下した また 欧州委景気調査では ユーロ圏企業の雇用見通しDIが上昇傾向を維持した 雇用増加の勢いは当面衰えず それを起点とした消費拡大が続くことが示唆されている 今晩以降は 10~12 月期のユーロ圏 GDP(3 次推計値 3/7) などの経済指標に加え 欧州中央銀行 (ECB) の政策理事会 (3/8) ドイツの大連立にかかるSPD( 社会民主党 ) の党員投票の結果発表 (3/4) イタリア総選挙 (3/4) が予定されている ユーロ圏 GDPでは 10~12 月期の内訳が初めて公表され 輸出や投資が成長を牽引したことが示されるだろう ECBは 金融政策の現状維持を決定すると考えられる 年初以降のユーロ高が ECBスタッフの経済 物価見通しに及ぼす影響が注目される ドイツについては SPDの党員投票で大連立が選択され およそ 5 カ月に及ぶ政治空白が終了すると期待される イタリア総選挙に関しては 世論調査の結果を踏まえると いずれの政党 政党連合も過半議席には届かない公算が大きい なお かつては反 EUを主張していた 五つ星運動 が票を伸ばせば 金融市場で嫌気される可能性がある ( 松本惇 ) ユーロ圏インフレ率 ユーロ圏企業の雇用見通し ( 前年比 %) ( 前年比 %) (DI %pt) /2 17/5 17/8 17/11 18/2 6 ユーロ圏インフレ率 ( 年 / 月 ) 2016/2 16/5 16/8 17/11 17/2 17/5 17/8 17/11 18/2 コア インフレ率 ( 年 / 月 ) エネルギー 食品 アルコール 煙草 ( 右目盛 ) ( 資料 )Eurostat より みずほ総合研究所作成 ( 資料 ) 欧州委員会より みずほ総合研究所作成 製造業サービス業全産業 7

10 Ⅱ. トピックス ~ 不安定な動きが続く米国株式相場の見通し ~ 長期金利上昇を契機とした株価急落から 1 カ月で株価は大半を取戻す動きが見られたが 依然不安定 米国株は昨年来のペースの速い上昇で割高感が高まっていた (Index) 図表 1 S&P500 指数と VIX 指数の推移 0 1,200 15/1 15/7 16/1 16/7 17/1 17/7 18/1 ( 年 / 月 ) ( 注 )VIX 指数は S&P500 のオプション インプライド ボラティリティ指標 で 20 が不安心理の高まりを示すメルクマール ( 資料 )Bloomberg より みずほ総合研究所作成 1 月の雇用統計における賃金の伸びの加速を受けて 米 10 年国債利回りが約 4 年ぶりの水準に上昇したことをきっかけとした株価急落からちょうど 1 カ月が経とうとしている ダウ平均株価や S&P500 指数 NASDAQ 総合指数等の主要株価指数は 揃って最高値を更新した 1 月 26 日の終値対比で一時約 10% 下落したが 比較的早期に反発し今週初には大部分を取り戻す動きが見られた また S&P500 指数のボラティリティ指数で投資家の不安心理の高まりを示すとも言われるVIX 指数は 2015 年 8 月以来となる水準まで急上昇後 一旦低下した ( 図表 1) しかし 未だに長期金利が上昇基調を強める場面では株価が乱高下しVIX 指数が不安心理のメルクマールとなる 20 を超えて不安定な動きを見せる場面もある他 今週後半には貿易摩擦への懸念も意識される等 昨年のようにほぼ一本調子で上昇していく相場に戻ったとは言い難い 昨年来の米国株の上昇をけん引してきたのは米国を含む世界経済の回復を背景に改善基調を強めた企業業績であるが S&P500 指数の 12 カ月先予想 EPS(1 株当たり利益 ) が 2016 年末の 132 ドルから 2017 年末に 145 ドルまで約 +10% 上昇したのに対し S&P500 指数は+20% 近く上昇しており 企業業績の改善ペース以上に株価は上昇していた これにより 12 カ月先予想 PER( 株価収益率 ) は 17.2 倍から 18.5 倍まで上昇し その水準は 2002 年 5 月以来となっていた 2018 年に入ると 企業決算の発表とともに 2017 年末に成立した法人減税の押し上げ効果を予想 EPSに急速に織り込み始め EPSの上方修正に沿って株価は上昇した S&P500 指数の 12 カ月先予想 EPSは 減税法案成立前後の短期間で 9% も上方修正されており 株価の年初来騰落率が急落前の高値までに+7% 超であったことに鑑みると 2018 年初の株価上昇は企業業績の予想の上方修正に沿ったものであったことが分かる 一方で S&P500 指数の 12 カ月先予想 PERは上昇すらしなかったものの 18.5 倍で高止まりをした状況であった VIX 指数 S&P500 指数 ( 右目盛り ) (Pt.) 3,000 2,800 2,600 2,400 2,200 2,000 1,800 1,600 1,400 図表 2 米 10 年国債利回りと S&P500 指数の12カ月先予想 PERの関係 (PER: 倍 ) (10 年国債利回り :%) ( 資料 )Bloomberg Datastream より みずほ総合研究所作成 8

11 金利上昇のペースが加速し PERに低下圧力を掛けた今回の調整 PERを 15 倍程度まで低下させる程の金利上昇は見込みづらい QEのストック効果も高めのPER を許容目先は重要イベントにより長期金利の上昇モンタムが強まる可能性 今年は短い周期で上下に振れる展開が続き易い S&P500 指数の予想 PERは 1985 年からの長期平均で 14~15 倍であり 18 倍台半ばという水準は割高感がある また 日本やドイツの主要株価指数の予想 PERが 15 倍前後であるのと比較しても高い 歴史的 またグローバルに比較しても割高感を示唆していた予想 PERが許容されていた背景には 緩和的な金融政策の下での長期金利の低位推移が挙げられる 本来 株価と金利は正の相関が見られ 景気拡大局面では 投資家のリスク選好が高まり株高 債券安 ( 金利上昇 ) の動き 反対に景気後退局面では 投資家がリスク回避的な姿勢となり株安 債券高 ( 金利低下 ) の動きが見られる 景気拡大局面における株価上昇は 企業業績 つまり株価の構成要素のうち EPSの改善に起因した株価上昇である 一方でPERと金利の関係は 1985 年以降の米国の 10 年国債利回りと S&P500 指数のPER の関係を見ても 概ね逆相関の関係がある ( 前頁図表 2) この関係は 株式益利回りがPERの逆数であることから 債券と株式の投資価値判断の理論とも整合的である こうした関係を踏まえて考えると 景気拡大とともに緩やかな金利上昇 株高という経路ではなく ショック的に長期金利が急上昇した場合 PERの低下を通した株価の調整が起こり得る 今回 税制改革法案が成立した 2017 年 12 月下旬以降に米 10 年国債利回りは約 1 カ月半で+0.4%pt. という速いスピードで上昇し 更なる金利上昇への警戒感が高まる中でPERの調整を誘発したと考えられる 直近の S&P500 指数の 12 カ月先予想 PERは 17 倍程度まで低下している 長期的な平均である約 15 倍と比較すると依然高い水準であり 仮にこの水準までPERが調整すると 株価は現在の水準 (3 月 1 日終値 ) から 10% 超下押しされることとなるが この水準までPERが低下する可能性は低いと見ている PERの金利感応度は FRBが非伝統的な金融政策であるQE( 量的緩和 ) を開始してから低下しているが 仮に金利感応度が高かった時期の関係から試算してもPERを 2 倍低下させるには 短期的に更に+2%pt. 程度の 10 年国債利回りの上昇が起こる必要がある しかし 米国の物価や物価を踏まえたFRBによる利上げペースが長期金利を +2%pt. も押し上げる程上振れるシナリオは見込みづらい また FRB がバランスシートを拡大し切った 2014 年 11 月以降の直近約 3 年の予想 PERの平均は 17 倍であり 長期平均よりも高い 縮小を始めたといっても QEのストック効果もある中 現実的にはPER16~17 倍程度が許容される環境は当面続くと考えられる 一方で目先に控える 2 月の雇用統計 (3/10) をはじめとする経済指標を受けて パウエル新体制後初めての FOMC(3/20 21) で FOMC メンバーの先行きの利上げペースが加速すれば 長期金利の上昇モメンタムが強まり 上昇幅が 2%pt. には至らずも米 10 年国債利回りが 3% 台に乗せる場面は十分想定される こうした場合 株価は再び不安定な推移となる可能性がある 今年は良好な企業業績を背景としたEPSの上方修正圧力と緩やかながら上昇する長期金利によるPERの低下圧力とが綱引きをし 短い周期で上下に振れる相場展開が継続する可能性があろう ( 大塚理恵子 ) 9

12 ~ パウエル FRB 新議長デビュー : 私見 表明が利上げ加速観測を刺激 ~ パウエル新議長が金融政策報告のために議会証言インフレ持ち直しに自信 金融市場の変動率の高まりにも楽観的景気過熱の回避と物価安定のバランスを考量 拡張的財政と良好な海外景気が追い風 見通しは強まった との私見を表明利上げ加速観測の強まりは避けがたかったが パウエル議長の私見は 火に油 パウエル米連邦準備制度理事会 (FRB) 新議長が就任後初めて 金融政策報告のため 議会証言を行った 本証言で注目されていたのは 昨年 12 月時点で年 3 回とされていた今年の利上げペースについて それを速めるような姿勢をパウエル議長が示すかどうかであった パウエル議長は終始注意深く振る舞ったが 利上げペース加速 という市場の思惑を刺激するのに十分な材料を与えたようだ 証言原稿では パウエル議長は雇用 成長率 海外経済の良好さに触れるともに 物価動向においても 昨年インフレ率を下げた要因の一部は一時的で今年は繰り返されない という見方をサポートする材料が出てきたと述べた 月次でみたインフレ率が 昨年終盤にかけてそれ以前よりも高まってきたことが挙げられている 金融市場の変動率の高まりがもたらし得る影響についても楽観的であった パウエル議長は 金融コンディションの緩和度合いが若干小さくなったが 経済 雇用 物価見通しの大きな重石にはならず 見通しは強いままだとの判断を示した パウエル議長は 今後数年間における金融政策 ( 金利政策 ) 運営に関して 景気過熱の回避と 2% インフレ目標の達成のバランスを取り続ける方針を示した 米連邦公開市場委員会 (FOMC) にとって心強いのは 過去数年にわたって逆風となってきた要因が追い風に変わった点であったようだ 特に より拡張的 景気刺激的になった財政政策と 輸出先である海外経済の強まりの 2 点が強調されている 今回の議会証言で気になったのはパウエル議長の個人的見解である パウエル議長は あなたは 何が起きれば 今年 3 回を超える利上げが必要になると思うか との質問に 私の意見だが 最近の指標はインフレ率が目標に向かって高まるという私の見方に自信を付与している と答え 続く FRBがどれほど急いで引き締めを行うべきか 税制改革と財政合意の成立によってあなたの見通しは変わったのか との質問に 私の個人的な見通しは 12 月時点から強まっている と答えた パウエル議長がタカ派的な発言をするのかどうかに高い関心が集まるのに対して 3 月会合までの新たな情報を踏まえて米連邦公開市場委員会 (FOMC) としての集団的意思決定を待つほかなく 先入観を与えたくない ( パウエル議長 ) と考えていたなら パウエル議長は個人的見解との断りを入れるべきではなかったと思われる そもそも誰が今回の証言席に座ったとしても 12 月の会合時点から生じたあらゆることを委員会は考慮に入れ ( パウエル議長 ) それには 2 月に決まった巨額の歳出拡大が含まれたはずである そうした意味で利上げ加速観測の強まりは避けがたかったが パウエル議長の私見は 火に油 となった感が否めない ( 小野亮 ) 10

13 Ⅲ. 参考資料今週の主要経済指標 日付 経済指標等 今回実績 予想 前回実績 2/26( 月 ) 米新築住宅販売件数 (1 月 ) 年率 59.3 万件 64.7 万件 R 64.3 万件 2/27( 火 ) 日 2 年利付国債入札 : 最高利回り 0.159% 平均利回り 0.160% 入札倍率 5.84 倍 米パウエルFRB 議長議会証言 ( 下院金融サービス委員会 ) 耐久財受注 (1 月 ) 前月比 3.7% 2.0% R +2.6% 韓金融政策決定会合 2/28( 水 ) 日鉱工業生産 (1 月速報 ) 前月比 6.6% 4.0% +2.9% 百貨店 スーハ ー販売額 [ 既存店 ](1 月速報 ) 小売業販売額 (1 月速報 ) 前年比前年比 +0.5% +1.6% +0.4% +2.4% +1.1% +3.6% 新設住宅着工戸数 (1 月 ) 季調済年率 85.6 万戸 94.0 万戸 93.6 万戸 中製造業 PMI(2 月 ) 非製造業 PMI(2 月 ) 米 GDP(10~12 月期暫定 ) 前期比年率 % +2.5% +2.6% 3/1( 木 ) 日 中古住宅販売仮契約指数 (1 月 ) カンファレンスボード消費者信頼感指数 (2 月 ) 前月比 4.7% +0.5% R 0.0% R 欧ユーロ圏消費者物価 (2 月速報 ) +1.2% +1.2% +1.3% 法人企業統計 (10~12 月期 ) 経常利益 [ 全産業 ] 設備投資 [ 全産業 ]( ソフトウェア除く ) 前年比前年比 +0.9% +4.7% N.A. +2.7% +5.5% +4.3% 消費動向調査 (2 月 ) 消費者態度指数 年利付国債入札 : 最高利回り 0.062% 平均利回り 0.061% 入札倍率 4.53 倍 中財新製造業 PMI(2 月 ) 米パウエルFRB 議長議会証言 ( 上院銀行委員会 ) 製造業 ISM 指数 (2 月 ) 個人所得 (1 月 ) 消費支出 (1 月 ) コア PCE デフレータ (1 月 ) 前月比前月比前年比 +0.4% +0.2% +1.5% +0.3% +0.2% +1.5% +0.4% +0.4% +1.5% 3/2( 金 ) 日有効求人倍率 (1 月 ) 1.59 倍 1.60 倍 1.59 倍 完全失業率 (1 月 ) 2.4% 2.8% R 2.7% 消費者物価 (2 月東京都区部 ) [ 除 生鮮食品 ] 前年比前年比 +1.4% +0.9% +1.4% +0.8% +1.3% +0.7% 予想 : 情報ベンダー (Bloomberg Reuters 等 ) の取りまとめた予想コンセンサス 米国の経済指標は特に断りのない限り季調値 R は改定値 日 : 日本 米 : 米国 欧 : 欧州 英 : 英国 独 : ドイツ 仏 : フランス 中 : 中国 韓 : 韓国 印 : インド 尼 : インドネシア 泰 : タイ 比 : フィリピン 伯 : ブラジル 馬 : マレーシア 11

14 来週の主要経済指標 日付 経済指標等 予 想 前 回 前々回 3/2( 金 ) 米 1 月確報ミシガン大消費者信頼感指数 (2 月確報 ) /5( 月 ) 中財新サービスPMI(2 月 ) 米非製造業 ISM 指数 (2 月 ) /6( 火 ) 日 30 年利付国債入札 3/7( 水 ) 日 先行 DI [55.6%] 50.0% 75.0% 景気動向指数 (1 月速報 ) 一致 DI [57.1%] 87.5% 56.3% 先行 CI [104.8] 一致 CI [114.0] 米貿易収支 (1 月 ) 財 サ収支 526 億ト ル 531 億ト ル 504 億ト ル ベージュブック ( 地区連銀経済報告 ) 馬マレーシア金融政策決定会合 3/8( 木 ) 日 1 次速報 7~9 月期 GDP(10~12 月期 2 次速報 ) 前期比 [+0.1%] +0.1% +0.6% 国際収支 (1 月速報 ) 経常収支 ( 前年比 ) 貿易収支 ( 前年比 ) [+2,860 億円 ] [+200.5%] [ 6,438 億円 ] [-] +7,972 億円 28.5% +5,389 億円 33.4% +1 兆 3,473 億円 5.6% +1,810 億円 46.8% 景気ウォッチャー調査 (2 月 ) 現状判断 DI 中貿易収支 (2 月 ) 米ドル N.A 億ト ル +547 億ト ル 輸出総額 (2 月 ) 前年比 N.A % +10.9% 輸入総額 (2 月 ) 前年比 N.A % +4.5% 欧 ECB 政策理事会 3/9( 金 ) 日日銀金融政策決定会合 (8 9 日 ) 日銀総裁定例記者会見 実質消費支出 [ 二人以上の全世帯 ](1 月 ) 前年比 [ 2.0%] 0.1% +1.7% マネーストック (2 月速報 ) M2 M3 広義流動性 前年比前年比前年比 +3.3% +2.8% N.A. +3.4% +2.9% +3.2% +3.6% +3.1% +3.4% 毎月勤労統計 (1 月速報 ) 名目賃金前年比 +0.6% +0.7% +0.9% 中消費者物価指数 (2 月 ) 前年比 +2.4% +1.5% +1.8% 米 雇用統計 (2 月 ) 失業率非農業部門雇用者数時間当たり賃金 ( 全従業員ベース ) 前月差前月比 +4.0% +200 千人 +0.3% +4.1% +200 千人 +0.3% 予想 :[ ] はみずほ総合研究所予想 それ以外はコンセンサス (Bloomberg 等 ) 予定は変更になる可能性があります 日 : 日本 米 : 米国 欧 : 欧州 英 : 英国 独 : ドイツ 仏 : フランス 中 : 中国 韓 : 韓国 印 : インド 尼 : インドネシア 泰 : タイ 比 : フィリピン 伯 : ブラジル 馬 : マレーシア 4.1% +160 千人 +0.4% 12

15 3 月のスケジュール 国内米国他 1 法人企業統計調査 (10~12 月期 ), 消費動向調査 (2 月 ) 新車販売台数 (2 月 ),10 年利付国債入札 1 米パウエルFRB 議長議会証言 ( 上院銀行委員会 ) 製造業 ISM 指数 (2 月 ), 個人所得 消費支出 (1 月 ) 2 消費者物価 (2 月都区部 ), 労働力調査 (1 月 ) 2 米ミシガン大学消費者信頼感指数 (2 月確報 ) 米非製造業 ISM 指数 (2 月 ) 6 30 年利付国債入札 6 米製造業新規受注 (1 月 ) 7 景気動向指数 (1 月速報 ) 7 米ベージュブック ( 地区連銀経済報告 ) 労働生産性 (10~12 月期改訂 ), 貿易収支 (1 月 ) 8 GDP(10~12 月期 2 次速報 ), 国際収支 (1 月速報 ) 8 欧 ECB 政策理事会 景気ウォッチャー調査 (2 月 ) 9 日銀金融政策決定会合 (8 9 日 ) 9 米雇用統計 (2 月 ) 日銀総裁定例記者会見, マネーストック (2 月速報 ) 家計調査 (1 月 ), 毎月勤労統計 (1 月速報 ) 法人企業景気予測調査 (1~3 月期 ) 12 米連邦財政収支 (2 月 ),3 年国債入札,10 年国債入札 13 第 3 次産業活動指数 (1 月 ), 企業物価指数 (2 月 ) 5 年利付国債入札 13 米 CPI(2 月 ) 30 年国債入札 14 機械受注統計 (1 月 ) 日銀金融政策決定会合議事要旨 (1/22 23 分 ) 14 米小売売上高 (2 月 ) PPI(2 月 ) 年利付国債入札 15 米ネット対米証券投資 (1 月 ) フィラデルフィア連銀製造業業況指数 (3 月 ) ニューヨーク連銀製造業業況指数 (3 月 ) 16 設備稼働率 (1 月 ) 16 米鉱工業生産 設備稼働率 (2 月 ) ミシガン大学消費者信頼感指数 (3 月速報 ) 住宅着工 許可件数 (2 月 ) 貿易統計 (2 月 ), 資金循環統計 (10~12 月期速報 ) 19 日銀金融政策決定会合における主な意見 (3/8 9 分 ) G20(20 か国財務大臣 中央銀行総裁会議 ブエノスアイレス ( アルゼンチン ))(19 20 日 ) 21 春分の日 ( 日本休場 ) 21 米 FOMC(20 21 日 ), 中古住宅販売件数 (2 月 ) 経常収支 (10~12 月期 ) 22 全産業活動指数 (1 月 ) 22 英英中銀金融政策委員会 (21 22 日 ) 独 ifo 景況感指数 (3 月 ) 米景気先行指数 (2 月 ) 23 消費者物価 (2 月全国 ) 23 米耐久財受注 (2 月 ), 新築住宅販売件数 (2 月 ) 米 2 年国債入札 年利付国債入札 27 米カンファレンスボード消費者信頼感指数 (3 月 ) 5 年国債入札 米 GDP(10~12 月期確定 ), 企業収益 (10~12 月期 ) 7 年国債入札 29 商業動態統計 (2 月速報 ),2 年利付国債入札 29 米ミシガン大学消費者信頼感指数 (3 月確報 ) 個人所得 消費支出 (2 月 ) 30 鉱工業生産 (2 月速報 ), 消費者物価 (3 月都区部 ) 30 米シカゴPMI 指数 (3 月 ) 労働力調査 (2 月 ), 住宅着工統計 (2 月 ) 家計調査 (2 月 ) * 印は期日未定 網掛け部分は休場を示す 予定は変更の可能性があります 日 : 日本 米 : 米国 欧 : 欧州 英 : 英国 独 : ドイツ 仏 : フランス 13

16 4 月のスケジュール 国内米国他 日銀短観 (3 月調査 ), 新車販売台数 (3 月 ) 2 米製造業 ISM 指数 (3 月 ) 3 10 年利付国債入札 米製造業新規受注 (2 月 ) 5 5 米貿易収支 (2 月 ) 6 家計調査 (2 月 ), 景気動向指数 (2 月速報 ) 6 米雇用統計 (3 月 ) 消費動向調査 (3 月 ), 毎月勤労統計 (2 月速報 ) 国際収支 (2 月速報 ), 景気ウォッチャー調査 (3 月 ) 米 PPI(3 月 ) 3 年国債入札 11 機械受注統計 (2 月 ) 企業物価指数 (3 月 ) 11 米 CPI(3 月 ) FOMC 議事録 (3/20 21 分 ) ベージュブック ( 地区連銀経済報告 ) 連邦財政収支 (3 月 ) 10 年国債入札 12 マネーストック (3 月速報 ),30 年利付国債入札 12 米 30 年国債入札 米ミシガン大学消費者信頼感指数 (4 月速報 ) 米小売売上高 (3 月 ), ネット対米証券投資 (2 月 ) ニューヨーク連銀製造業業況指数 (4 月 ) 17 設備稼働率 (2 月 ) 5 年利付国債入札 17 米鉱工業生産 設備稼働率 (3 月 ) 住宅着工 許可件数 (3 月 ) 18 貿易統計 (3 月 ) 年利付国債入札 19 米フィラデルフィア連銀製造業業況指数 (4 月 ) 景気先行指数 (3 月 ) 20 消費者物価 (3 月全国 ) 第 3 次産業活動指数 (2 月 ) 20 G20(20 か国財務大臣 中央銀行総裁会議 ワシントン D.C.( アメリカ )) 米中古住宅販売件数 (3 月 ) 24 2 年利付国債入札 24 独 ifo 景況感指数 (4 月 ) 米カンファレンスボード消費者信頼感指数 (4 月 ) 新築住宅販売件数 (3 月 ),2 年国債入札 25 全産業活動指数 (2 月 ) 25 米 5 年国債入札 欧 ECB 政策理事会 米耐久財受注 (3 月 ),7 年国債入札 27 日銀金融政策決定会合 (26 27 日 ) 日銀総裁定例記者会見日銀 経済 物価情勢の展望 ( 基本的見解 ) 鉱工業生産 (3 月速報 ) 27 米 GDP(1~3 月期速報 ) ミシガン大学消費者信頼感指数 (4 月確報 ) 雇用コスト指数 (1~3 月期 ) シカゴPMI 指数 (4 月 ) 消費者物価 (4 月都区部 ) 住宅着工統計 (3 月 ) 商業動態統計 (3 月速報 ) 労働力調査 (3 月 ) 昭和の日 振替休日 ( 日本休場 ) 30 米個人所得 消費支出 (3 月 ) * 印は期日未定 網掛け部分は休場を示す 予定は変更の可能性があります 日 : 日本 米 : 米国 欧 : 欧州 英 : 英国 独 : ドイツ 仏 : フランス 14

17 四半期スケジュール 5 月 6 月 7 月 日本 1 新車販売台数 (4 月 ) 2 消費動向調査 (4 月 ) 8 家計調査 (3 月 ) 10 年利付国債入札 9 景気動向指数 (3 月速報 ) 毎月勤労統計 (3 月速報 ) 10 景気ウォッチャー調査 (4 月 ) 国際収支 (3 月速報 ) 10 年物価連動国債入札 11 マネーストック (4 月速報 ) 14 企業物価指数 (4 月 ) 15 第 3 次産業活動指数 (3 月 ) 30 年利付国債入札 16 設備稼働率 (3 月 ) 17 機械受注統計 (3 月 ) 5 年利付国債入札 18 消費者物価 (4 月全国 ) 21 貿易統計 (4 月 ) 年利付国債入札 23 全産業活動指数 (3 月 ) 25 消費者物価 (5 月都区部 ) 29 労働力調査 (4 月 ) 40 年利付国債入札 30 商業動態統計 (4 月速報 ) 消費動向調査 (5 月 ) 31 鉱工業生産 (4 月速報 ) 2 年利付国債入札 米国 1 製造業 ISM 指数 (4 月 ) 2 FOMC(1 2 日 ) 3 非製造業 ISM 指数 (4 月 ) 労働生産性 (1~3 月期暫定 ) 貿易収支 (3 月 ) 4 雇用統計 (4 月 ) 8 3 年国債入札 9 PPI(4 月 ) 10 年国債入札 10 CPI(4 月 ) 連邦財政収支 (4 月 ) 米 30 年国債入札 11 ミシカ ン大学消費者信頼感指数 (5 月速報 ) 15 小売売上高 (4 月 ) ニューヨーク連銀製造業業況指数 (5 月 ) 16 鉱工業生産 設備稼働率 (4 月 ) 住宅着工 許可件数 (4 月 ) 17 フィラテ ルフィア連銀製造業業況指数 (5 月 ) 景気先行指数 (4 月 ) 22 2 年国債入札 23 FOMC 議事録 (5/1 2 分 ) 新築住宅販売件数 (4 月 ) 5 年国債入札 24 中古住宅販売件数 (4 月 ) 7 年国債入札 25 耐久財受注 (4 月 ) 29 カンファレンスホ ート 消費者信頼感指数 (5 月 ) 30 ベージュブック ( 地区連銀経済報告 ) 企業収益 (1~3 月期暫定 ) GDP(1~3 月期暫定 ) 31 シカゴ PMI 指数 (5 月 ) 個人所得 消費支出 (4 月 ) 1 法人企業統計調査 (1~3 月期 ) 新車販売台数 (5 月 ) 5 家計調査 (4 月 ) 6 毎月勤労統計 (4 月速報 ) 7 景気動向指数 (4 月速報 ) 8 GDP(1~3 月期 2 次速報 ) 景気ウォッチャー調査 (5 月 ) 国際収支 (4 月速報 ) 11 マネーストック (5 月速報 ) 機械受注統計 (4 月 ) 12 企業物価指数 (5 月 ) 法人企業景気予測調査 (4~6 月期 ) 第 3 次産業活動指数 (4 月 ) 14 設備稼働率 (4 月 ) 15 日銀金融政策決定会合 (14 15 日 ) 日銀総裁定例記者会見 18 貿易統計 (5 月 ) 22 消費者物価 (5 月全国 ) 全産業活動指数 (4 月 ) 27 資金循環統計 (1~3 月期速報 ) 28 商業動態統計 (5 月速報 ) 29 鉱工業生産 (5 月速報 ) 労働力調査 (5 月 ) 消費者物価 (6 月都区部 ) 1 製造業 ISM 指数 (5 月 ) 雇用統計 (5 月 ) 5 非製造業 ISM 指数 (5 月 ) 6 労働生産性 (1~3 月期改訂 ) 貿易収支 (4 月 ) 11 3 年国債入札 10 年国債入札 12 CPI(5 月 ) 連邦財政収支 (5 月 ) 30 年国債入札 13 FOMC(12 13 日 ) PPI(5 月 ) 14 小売売上高 (5 月 ) 15 ミシカ ン大学消費者信頼感指数 (6 月速報 ) 鉱工業生産 設備稼働率 (5 月 ) ニューヨーク連銀製造業業況指数 (6 月 ) 19 住宅着工 許可件数 (5 月 ) 20 中古住宅販売件数 (5 月 ) 経常収支 (1~3 月期 ) 21 フィラテ ルフィア連銀製造業業況指数 (6 月 ) 景気先行指数 (5 月 ) 25 新築住宅販売件数 (5 月 ) 26 カンファレンスホ ート 消費者信頼感指数 (6 月 ) 2 年国債入札 27 耐久財受注 (5 月 ) 5 年国債入札 28 企業収益 (1~3 月期改訂 ) GDP(1~3 月期確定 ) 7 年国債入札 29 シカゴ PMI 指数 (6 月 ) 個人所得 消費支出 (5 月 ) 欧州 10 英中銀金融政策委員会 (9 10 日 ) 14 ECB 政策理事会 21 英中銀金融政策委員会 (20 21 日 ) * 印は期日未定を示す 予定は変更の可能性があります 2 日銀短観 (6 月調査 ) 新車販売台数 (6 月 ) 6 家計調査 (5 月 ) 毎月勤労統計 (5 月速報 ) 9 景気ウォッチャー調査 (6 月 ) 国際収支 (5 月速報 ) 10 マネーストック (6 月速報 ) 11 企業物価指数 (6 月 ) 第 3 次産業活動指数 (5 月 ) 13 設備稼働率 (5 月 ) 19 貿易統計 (6 月 ) 20 消費者物価 (6 月全国 ) 全産業活動指数 (5 月 ) 27 消費者物価 (7 月都区部 ) 30 商業動態統計 (6 月速報 ) 31 日銀金融政策決定会合 (30 31 日 ) 日銀総裁定例記者会見日銀 経済 物価情勢の展望 ( 基本的見解 ) 鉱工業生産 (6 月速報 ) 労働力調査 (6 月 ) 2 製造業 ISM 指数 (6 月 ) 5 FOMC 議事録 (6/12 13 分 ) 非製造業 ISM 指数 (6 月 ) 6 雇用統計 (6 月 ) 貿易収支 (5 月 ) 10 3 年国債入札 11 PPI(6 月 ) 10 年国債入札 12 CPI(6 月 ) 連邦財政収支 (6 月 ) 30 年国債入札 13 ミシカ ン大学消費者信頼感指数 (7 月速報 ) 16 小売売上高 (6 月 ) ニューヨーク連銀製造業業況指数 (7 月 ) 17 鉱工業生産 設備稼働率 (6 月 ) 18 ベージュブック ( 地区連銀経済報告 ) 住宅着工 許可件数 (6 月 ) 19 フィラテ ルフィア連銀製造業業況指数 (7 月 ) 景気先行指数 (6 月 ) 23 中古住宅販売件数 (6 月 ) 24 2 年国債入札 25 新築住宅販売件数 (6 月 ) 5 年国債入札 26 耐久財受注 (6 月 ) 7 年国債入札 27 GDP(4~6 月期速報 ) 31 雇用コスト指数 (4~6 月期 ) シカゴ PMI 指数 (7 月 ) カンファレンスホ ート 消費者信頼感指数 (7 月 ) 個人所得 消費支出 (6 月 ) 26 ECB 政策理事会 15

18 今週の金融市場の動き [ 海外金利 ] 2/22 2/23 2/26 2/27 2/28 3/1 3/2 前週末比 ドルLIBOR 3M(%) ユーロト ル金先 (Dec19) 米国債 (10 年 %) スワッフ 金利 (10 年 %) 独国債 (10 年 %) 英国債 (10 年 %) [ 内外株式 ] 2/22 2/23 2/26 2/27 2/28 3/1 3/2 前週末比 ダウ平均 ( ト ル ) 24, , , , , , S&P500 指数 2, , , , , , NASDAQ 総合指数 7, , , , , , 日経平均 ( 円 ) 21, , , , , , , TOPIX(Pt.) 1, , , , , , , 出来高 ( 百万株 ) 1, , , , , , 売買代金 ( 億円 ) 25, , , , , , 日経 JASDAQ 平均 ( 円 ) 4, , , , , , , [ 円金利 ] 2/22 2/23 2/26 2/27 2/28 3/1 3/2 前週末比 TIBOR 3カ月 (%) ユーロ円金先 (Mar18) 新発国債 (10 年 %) 長国先物 (Mar18) スワッフ 金利 (5 年 %) [ 為替 ] 2/22 2/23 2/26 2/27 2/28 3/1 3/2 前週末比 円 /$ $/EUR 円 /EUR ( 注 ) 前週末比は 海外などについては現時点での直近値と前週末値との比較 東京市場の発行日表示値は終値もしくは 11:30 時点値 米国 10 年債 米金利スワップ 10 年物は Bloomberg の終値 日本株出来高 売買代金はそれぞれ東京証券取引所第一部出来高 売買代金 TIBOR は全銀協発表のユーロ円 TIBOR 平均値 新発 10 年国債は日本相互証券発表の気配値 金利先物は東京金融取引所 (TFX) のユーロ円 3 ヵ月金利先物 独 英 10 年国債は Bloomberg の提示する終値 為替は NY 時間終値 ( 発行日のみ東京時間 11:30 時点 出所 :Bloomberg) 16

19 最新リポート一覧 < みずほインサイト > 2018 年 3 月 1 日データにみる日本農業の収益力 ~ 所得に占める共済 補助金等の比率抑制が重要に ~ 年 2 月 28 日パウエル FRB 新議長デビュー ~ 利上げ加速観測を刺激した 私見 表明 ~ 年 2 月 27 日中国アリババの海外展開に呼応するタイ マレーシア 年 2 月 23 日日本経済は緩やかな回復が継続 ~2019 年度まで 5 年連続のプラス成長に ~ < 内外経済見通し > 2018 年 2 月 15 日 年度内外経済見通し ~ 世界経済は拡大基調 金融市場の変調には警戒 ~ 年 7 月 5 日内外経済の中期見通し 2020 年代 日本最後の改革機会 ~ 人口減少下でも 1% 成長を維持する 4 課題 ~ 執筆担当者 市場調査部武内浩二 koji.takeuchi@mizuho-ri.co.jp 野口雄裕 takehiro.noguchi@mizuho-ri.co.jp 井上淳 jun.inoue@mizuho-ri.co.jp 大塚理恵子 rieko.otsuka@mizuho-ri.co.jp 殿岡直樹 naoki.tonooka@mizuho-ri.co.jp 坂中弥生 yayoi.sakanaka@mizuho-ri.co.jp 加藤俊亘 toshinobu.kato@mizuho-ri.co.jp 欧米調査部吉田健一郎 kenichiro.yoshida@mizuho-ri.co.jp 松本惇 atsushi.matsumoto@mizuho-ri.co.jp 服部直樹 naoki.hattori@mizuhocbus.com 経済調査部有田賢太郎 kentaro.arita@mizuho-ri.co.jp 平良友祐 yusuke.hirayoshi@mizuho-ri.co.jp 坂本明日香 asuka.sakamoto@mizuho-ri.co.jp 田村優衣 yui.tamura@mizuho-ri.co.jp 当レポートは情報提供のみを目的として作成されたものであり 取引の勧誘を目的としたものではありません 本資料は 当社が信頼できると判断した各種データに基づき作成されておりますが その正確性 確実性を保証するものではありません 本資料のご利用に際しては ご自身の判断にてなされますようお願い申し上げます また 本資料に記載された内容は予告なしに変更されることもあります なお 当社は本情報を無償でのみ提供しております 当社からの無償の情報提供をお望みにならない場合には 配信停止を希望する旨をお知らせ願います 発行 編集 / みずほ総合研究所調査本部 東京都千代田区内幸町 TEL

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