病院機能評価の現状と展望

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1 Minds 診療ガイドライン作成マニュアル ver.1.1 pp.69~144 アウトライン エビデンスの評価と統合 ( 収集 メタアナリシス含む ) Mindsガイドランセンター エビデンス収集 文献選定 エビデンス評価 ステップ 1: 個別研究の評価 メタアナリシス ステップ 2: エビデンス総体の評価 1 2 文献検索データベース < 必須 > PubMed/MEDLINE エビデンス収集 The Cochrane Library 医中誌 Web 要契約

2 クリニカルクエスチョンの設定 スコープで取り上げた重要臨床課題 (Key Clinical Issue) 性別年齢疾患 病態地理的要件その他 CQ の構成要素 P (Patients, Problem, Population) I (Interventions)/C (Comparisons, Controls) のリスト O1 O2 O3 O4 O5 O6 O7 O8 O9 O10 O (Outcomes) のリスト Outcomeの内容 益か害か 重要度 採用可否 作成したCQ 文献検索戦略の策定 実施 改良 検索者 2 名が独立に検索する 例 ) 図書館司書など医学文献検索専門家 1 名と GL 作成委員 1 名 キーワード シソーラス (MeSH など ) を組み合わせた最適な検索式を作成する PICO の P,I を用いて 臨床研究 システマティックレビュー (SR) を検索する 共同作業 あらかじめ決めた選択基準を参照しながら検索式を改良し網羅的な文献収集を行う

3 検索式の記録 各データベース毎に検索式 検索期間 検索日は記録しておく 文献検索以外にどのような情報収集を行ったのかも記録しておく 例 ) 検索文献の引用文献 教科書の参照など データベース検索結果 タイトル急性虫垂炎診療ガイドライン CQ ( 実習で CQ を設定するため 削除しています ) データベース PubMed 日付 検索者 TM/FK 検索式文献数 1 appendicitis[tw] "Anti-Bacterial Agents"[Mesh] OR "Anti-Bacterial Agents" [Pharmacological Action] OR antibiotics[tw] 3 surgery[tw] OR appendectomy[tw] #1 AND #2 AND # #4 AND ("Clinical Trial"[PT] OR randomized[tiab] OR 304 placebo[tiab] OR "Clinical Trials as Topic"[Mesh: noexp] OR randomly[tiab] OR trial[ti] OR "Comparative Study"[PT]) NOT (Animals[MH] NOT Humans[MH]) 6 #5 AND (English[LA] OR Japanese[LA]) 文献採択基準 < 選択基準の例 > - 主要アウトカムの定義が明確で リスク比が数値化されているもの - 研究デザインは RCT に限る など < 除外基準の例 > - 特定の年齢集団を対象にしたもの - 追跡期間が短いもの -Letter, 解説 など 文献選定 スクリーニング 一次スクリーニング 原則として作成委員 2 名が独立して一次スクリーニングを行う 一次スクリーニングでは タイトル アブストラクトから PICO とは明らかに合っていないものを除外する 判断できないものは残す ここではフルテキストは参照しない 2 名の結果を照合し 二次スクリーニング用データセットを作成し 文献を収集する 4-2 文献検索フローチャート PRISMA 声明を改変 NGC NICE PubMed Cochrane 医中誌 EMBASE WHO PsycINFO CINAHL Others( 256 b c ) 二次スクリーニング 原則として作成委員 2 名が独立して二次スクリーニングを行う フルテキストを入手して選択基準に合った論文を選び 2 名の結果を照合する 意見が異なる場合は 第 3 者の意見を取り入れ採用論文を決定する 採用論文 不採用論文はハーバード方式など文献コードにより一元管理する 例 )Smith J 2013 Total records identified through Additional records identified through database searching (n = 256+b+ ) other sources (n = d ) c Records screened (1st Screening) Records excluded (n = 256 ) (n = 251 )

4 4-4 引用文献リスト Vons C 2011 Vons C, Barry C, Maitre S, Pautrat K, Leconte M, Costaglioli B, Karoui M, Alves A, Dousset B, Valleur P, Falissard B, Franco D: Amoxicillin plus clavulanic acid versus appendicectomy for treatment of acute uncomplicated appendicitis: an open-label, non-inferiority, randomised controlled trial. Lancet 2011;377: PMID: Full-text articles assessed for eligibility Full-text articles excluded, (2nd Screening) (n = 5 ) 取り下げられた論文のため (n = 1 ) Studies included in qualitative synthesis (n = 4 ) 採用論文 Hannsson J 2009 Styrud J 2006 Eriksson S 1995 Hansson J, Körner U, Khorram-Manesh A, Solberg A, Lundholm K: Randomized clinical trial of antibiotic therapy versus appendicectomy as primary treatment of acute appendicitis in unselected patients. Br J Surg 2009;96: PMID: Styrud J, Eriksson S, Nilsson I, Ahlberg G, Haapaniemi S, Neovius G, Rex L, Badume I, Granström L: Appendectomy versus antibiotic treatment in acute appendicitis. a prospective multicenter randomized controlled trial. World J Surg 2006;30: PMID: Eriksson S, Granström L: Randomized controlled trial of appendicectomy versus antibiotic therapy for acute appendicitis. Br J Surg 1995;82: PMID: Studies included in quantitative synthesis (meta-analysis) (n = 4 ) 不採用論文 Malik AA 2009 Malik AA, Bari SU: Conservative management of acute appendicitis. J Gastrointest Surg 2009;13: PMID: その他の引用論文 二次スクリーニング後の一覧表 研究デザイ文献 P I C O 除外コメントン Vons C 2011 RCT 腹部 CTスキャンで診断アモキシシリン+クラブロン McBurney 主要アウトカムは治療後 30 日以非劣性試験としてデザインされた合併症 ( 腹膜炎 酸 3g/ 日 ( 体重 90Kg 以上は切開また内の腹膜炎で手術またはCTスされている 膿瘍 穿孔 ) のない18 4g) を2 日静脈あるいは経は腹腔鏡キャンで診断 副次アウトカムは歳以上の急性虫垂炎口投与し48 時間以内に改か切除術 疼痛 VASスコア4 以上の日数 入患者 フランスの6つの善が無い場合は手術 例 院日数 1 年以内の腹膜炎以外大学病院を受診した患例 の合併症 抗菌薬治療後の虫垂者 炎の再発 Hansson J RCT 臨床症状 臨床検査でセフォタキシム1g/ 日 +メト開腹また主要アウトカムは治療効果と重抗菌薬群に割り付けられた 2009 診断 一部は腹部 CTスロニダゾール1.5g/ 日のIV は腹腔鏡要な合併症 抗菌薬群の治療効例の多くが患者の希望またキャン 超音波検査が投与を少なくとも1 日 臨床下切除術 果は1 年間の経過観察中手術をは外科医の判断で手術を行われた18 歳以上の症状が改善したら経口でシ 167 例 必要としない改善で判定 手術受けている (202 例中 96 例 ) 急性虫垂炎患者 スプロフロキサイン1g/ 日 +メ例は手術時の虫垂炎の診断確また 手術に割り付けられウェーデン イエテボリトロニダゾール1.2g/ 日を全定または別の適切な手術適応 た例の一部が抗菌薬投与大学病院と関連病院を体で10 日間 202 例 重要な合併症は再手術 膿瘍形を受けている (167 例中 13 受診した患者 壊疽 成 腸閉塞 創の破裂 ヘルニ例 ) したがって RCTとして膿瘍形成 腹膜炎などア 麻酔関連重大なあるいは心デザインされているが 準の例も含まれている 臓の問題 副次アウトカムとして RCTとして取り扱うべき メ入院期間 腹痛など タアナリシスの感度分析で除外対象とする Styrud J 2006 RCT 18 歳から50 歳までの男セフォタキシム2g/ 日 +チ開腹また 1,6 週と1 年後に評価 疾患によ虫垂穿孔は5% で発生 性の成人急性虫垂炎ニダゾール0.8g/ 日 IVで2 日は腹腔鏡り休んだ日数 疼痛の程度 合患者 6 施設が参加 虫間 24 時間で改善が無い場下切除術併症 抗菌薬群で再発例は手術垂穿孔 CRPが10mg 合は手術 3 日目からは経 (8 例のみ ) を受けた /dl 以下 抗菌薬アレル口でオフロキサシン400m 124 例 ギー おより参加を望 g/ 日 +チニダゾール1g/ 日まなかった患者は除外 を10 日間投与 128 例 エビデンス評価 Eriksson S RCT 歳の成人急性セフォタキシム2g/ 日 +チ開腹によ CRP 体温 白血球数 疼痛の虫垂炎患者 ( 男性 27 ニダゾール0.8g/ 日 IVで2 日る虫垂切時間 モルヒネ投与回数 抗菌女性 13) 壊疽性 穿孔間 24 時間で腹痛が増悪 除 20 例 薬投与の回数 入院期間 創部性の虫垂炎が含まれる 腹膜炎を合併した場合は感染 虫垂炎の再発 診断には腹部超音波手術 3 日目からは経口で検査も用いられている オフロキサシン400mg/ 日 +チニダゾール1g/ 日を8 日間投与 20 例 手術群の虫垂炎の診断精度は85% エビデンスの強さの評価法と判定方法 1. 臨床の疑問に対し アウトカムを列挙し 重大 重要なアウトカムを採用 2. 採用された一つ一つのアウトカムに対し以下の作業を行う 3. 研究デザインによる分類で (RCT 群 観察研究群としてまとめる ) 4. RCTに対するエビデンスの強さの評価エビデンスの強さの評価を下げる項目 (1) バイアスのリスク (risk of bias 9 要素 ) 各論文に対して (2) 非直接性 (indirectness) 評価 :step1 (3) 非一貫性 (inconsistency) (4) 不精確 (imprecision) (5) 出版バイアス (publication bias) 5. 観察研究に対するエビデンスの強さの評価エビデンスの強さの評価を上げる項目 (1) 効果が大きい (large effect) (2) 用量 - 反応勾配あり (dose-dependent gradient) 全論文に対して 5 項目評価 :step2 (3) 可能性のある交絡因子が提示された効果を減弱させている (plausible confounder) 6. 判定 : (1) 一つ一つのアウトカムに対して 関係論文内容を評価集約し エビデンスの総体として A 強 B 中 C 弱 D 非常に弱 に分類する (2) 次に CQ に対する全体のエビデンスレベルをエビデンス総体の総括として一つ決定する 益と害の大きさとバランスに対する確実性を評価する 23 ステップ 1: 個別研究の評価 24 4

5 4-5 評価シート介入研究 診療ガイドライン ( 記載を例を削除しています ) 対象成人の急性虫垂炎介入抗菌薬投与対照虫垂切除術 * 各項目の評価は " 高 (-2)" " 中 / 疑い (-1)" " 低 (0)" の3 段階まとめは " 高 (-2)" " 中 (-1)" " 低 (0)" の3 段階でエビデンス総体に反映させる各アウトカムごとに別紙にまとめる ドメイン バイアスリスクのドメインと項目 評価項目 アウトカム 1 年以内の再発を伴わない治癒 選択バイアス 1 ランダム配列の生成 個別研究バイアスリスク * 実行検出選択バイア症例減少ババイバイその他非直接性 * リスク人数 ( アウトカム率 ) スイアスアスアスアウト選択コンその効果ランカム的ア早期対照対照介入介入効果研究デザイシー盲検盲検他のまとアウトまと指標研究コードダム ITT 不完ウトカ試験対象介入対照群分群分 (%) 群分群分 (%) 指標信頼区間ンルメ化化バイめカムめ ( 種化全報ム報中止母子母子 ( 値 ) ントアス類 ) 告告 Vons C 2011 実行バイアス 2 割り付けの隠蔽 ( コンシールメント ) 3 参加者と医療提供者の盲検化 Hansson J RCT RR ~ Styrud J 2006 Eriksson S RCT RR ~ 検出バイアス 4 アウトカム測定者の盲検化 コメント ( 該当するセルに記入 ) Vons C 2011 Hansson J RCTとしてデ誕生抗菌 2009 ザインされて日の薬にいるが 割日付割り Styrud J 2006 Eriksson S 詳細 1 施設 1995 の記での載な研究 ITT 解 1 年目析とで介 Per 入群 割付穿孔 シプロ標準主要合併介入 I: 後抗膿瘍フロキ的外アウト症を群割 97/20 菌薬形成 サイン科手カム伴う例付の 2(48.0 COIの診断合併術後 6 記載精度症を日でなし が低伴う例創部 ITT 解析では治 1 例が虫垂穿孔 症例減少バイアス 5ITT 解析 6 不完全アウトカムデータ その他のバイアス 7 選択的アウトカム報告 8 早期試験中止 9 その他のバイアスの可能性 : 交差試験のキャリーオーバー COI によるバイアス その他 選択バイアス 選択バイアス ランダム化 研究対象の選択の偏りにより生じるバイアス 特に 比較される群の研究対象が介入や危険因子への曝露以外ので異なることによってアウトカムが影響を受けるバイアス ランダム系列生成 : 患者の割付がランダム化されているか さらにランダム化の方法が乱数表やコンピューターランダム化など適正なものかについて詳細に記載されているかを検討する 選択バイアス コンシールメント 実行バイアス 割り付けの隠蔽 ( コンシールメント ): 患者を組み入れる担当者に組み入れる患者の隠蔽化がなされているかを検討する 介入現場での割付ではなく登録センターや中央化などの方法が有用である 29 比較される群で介入 ケアの実行に系統的な差がある場合に生じるバイアス RCT で割り付けが分かってしまい 医療提供者がケアを変えてしまう あるいは患者が他の治療を受けてしまうなどによってアウトカムに差が出る 30 5

6 実行バイアス 盲検化 検出バイアス 介入群か非介入群か あるいはどの介入が行われているのかを 患者からわからなくする ( 単盲検 ) ことに加えて 医療提供者にもわからなくしているか ( 二重盲検 ) を評価する 患者のプラセボ効果や医療提供者のバイアスを排除することを目的とする 31 比較される群でアウトカム測定に系統的な差がある場合に生じるバイアス ( 例 : ランダム化比較試験で測定者が割り付けを知ってしまい 新しい治療法に有利な測定結果を出してしまう ) 32 検出バイアス 盲検化 症例減少バイアス アウトカム測定者が盲検化されているかどうかを評価する 比較される群で解析対象となる症例の減少に系統的な差がある場合に生じるバイアス 減少した分の症例はアウトカムが不明であると考えられるので 不完全アウトカムデータとしてとらえられる 症例減少バイアス ITT 症例減少バイアス 不完全アウトカムデータ 治療企図解析 (Intention-to-treat analysis, ITT analysis) を行っているかどうかを評価する ( 脱落例を無効例として扱うことによりランダム割付が保たれる ) それぞれのアウトカムに対するデータが完全に報告されているか ( 解析における採用および除外データを含めて ) アウトカムのデータが不完全なため 症例を除外していないかを評価する

7 その他 その他のバイアスの可能性 その他 選択的アウトカム報告 測定された複数のアウトカムの内一部しか報告されていない場合 効果の大きい都合のいい結果だけが報告されるという報告バイアスを生じる可能性がある 登録された研究プロトコール ( 研究計画書 ) に記載されたアウトカムがすべて報告されているかどうかを評価する その他 早期試験中止 中間解析が計画されたデザインでないにもかかわらず あるいは適切に計画された Adaptive study design でないにも関わらず 当初計画されたサンプルサイズを満たす前に効果が証明されたとして中止された臨床試験の場合 効果が過大評価されるバイアスが生じる可能性がある あらかじめ多段階の試験が計画されたかどうかを評価する Obrien-Flemming 法 ベイジアン解析などの方法が採用されているかどうか評価する 39 バイアスリスク判定方法 評価者の判断によって 高リスク (-2) 中 / 疑い (-1) 低リスク (0) の 3 段階で評価する その判断は評価者の知識 経験 専門領域などの影響を受けるため 評価者によって異なる判定がなされることがありうる できるだけ 2 名の評価者により実施し 判定が異なる場合には 意見を調整し統一する 40 バイアスリスク まとめ の判定 ほとんどが 0 まとめ 低 = リスクなし (0) 3 種が混じる まとめ 中 = 深刻なリスク (-1) ほとんどが -2 まとめ 高 = とても深刻なリスク (-2) 研究ごとに 介入ごとに アウトカムごとに各項目の重み付けは異なる可能性がある 単なる加算や一様な重みづけによる加算は採用すべきでない 41 非直接性 従来の外的妥当性 (external validity) 一般化可能性 generalizability 適用可能性 applicability と同じ概念であり 研究から得られた結果が 現在考えている CQ や臨床状況 集団 条件へ適応しうる程度を示すが CQ の側から研究を見る視で評価する 42 7

8 非直接性 対象 P 非直接性 介入 I 研究対象集団の違い 年齢 性別構成 病期 重症度 併存症 人種 セッティング 他 CQ の P とこれらの属性がどれくらい異なるか 介入の違い 用量 投与方法 投与期間 薬剤 機器 手技 他 CQ の I とこれらの属性がどれくらい異なるか 非直接性 対照 C 非直接性 アウトカム O 比較対照の違い 介入と比較される対照 プラセボか他の介入か CQ の C とどれくらい異なるか アウトカム測定の違い アウトカムの種類 測定方法 代理アウトカムかどうか CQ の O とどれくらい異なるか 非直接性 まとめ の判定 ほとんどが 0 まとめ 低 = 非直接性なし (0) 3 種が混じる まとめ 中 = 深刻な非直接性 (-1) ほとんどが -2 まとめ 高 = とても深刻な非直接性 (-2) メタアナリシス : 定量的システマティックレビュー

9 小さな群のデータから全体の平均値を求めるには? 住民の平均体重と分布は? 推定 個人個人の体重は不明で人数と平均値が分かっている場合 平均体重 68Kg (5 名 ) 研究 1の効果指標分散の逆数 ( 分散と人数は反比例!) 平均体重が 70Kg (10 名 ) 研究 2の効果指標分散の逆数 全員の平均体重は ( )/(5 + 10)=69.3 研究 1の効果指標 分散の逆数 + 研究 2の効果指標 分散の逆数効果指標の統合値 = 研究 1の分散の逆数 + 研究 2の分散の逆数 49 メタアナリシスのソフトウェア Viechtbauer :Conducting Meta-Analyses in R with the metafor Package. J Stat Software 2010;36:1-48. ( Cochrane Collaboration RevMan ( WinBUGS for Bayesian analyses. ( ) MIX 2.0 ( ) OpenMeta[Analyst] ( ) Meta-Stat ( ) 50 各研究の効果指標値と信頼区間 メタアナリシスの結果を示す Forest plot 統合値とその信頼区間 = 平均値 ばラらンつダくムこ効と果がモ前デ各研究間のばらつき提ル では各研究の値は Funnel Plot で報告バイアス ( 出版バイアス ) の可能性を見る SND (Standard Normal Deviate) = Odds ratio/se; Precision = 1/SE SND = a + b*precision linear regression P<0.1, a with 90% CI Higgins JPT, et al: J R Statist Soc A 2009;172: Egger M, et al: Bias in meta-analysis detected by a simple, graphical method. BMJ 1997;315: 研究間の臨床的異質性のアセスメント法 統計学的な異質性の評価 (Q 統計値 I 2 値 ) では測定困難 * したがって バイアスリスク 報告バイアス ( 出版バイアス ) 非一貫性などの定性的評価と合わせてメタアナリシスの結果を評価する 理論的には バイアスの合計がプラスかマイナスかによって効果指標の値が上下するとともに 信頼区間も大きくなる *Gagnier JJ, et al: Investigating clinical heterogeneity in systematic reviews: a methodologic review of guidance in the literature. BMC Medical Research Methodology 2012;12:111 doi: / リスク比 オッズ比 率差などの場合 : ハザード比などの場合 : データの抽出 連続変数の場合の平均値差などの場合 : 論文中に記載されている効果指標の値を抽出する 必要な値が記載されていない場合は 自分で計算が必要な場合もある その効果指標の算出された対象者数 ( リスク人数 ) を抽出する 2 名で実行する

10 CQ 評価シートのデータからメタアナリシス用のデータを準備する 実習の都合上 一部マスクしています nc cpos tc tpos 対 + 対照例照群数群総ア症ウ例ト数カム 介 + 介入例入群数群総ア症ウ例ト数カム プロット用ラベル 55 実習の都合上 一部マスクしています 56 実習の都合上 一部マスクしています 57 実習の都合上 一部マスクしています 58 エビデンスの強さの評価法と判定方法 ステップ 2: エビデンス総体の評価 1. 臨床の疑問に対し アウトカムを列挙し 重大 重要なアウトカムを採用 2. 採用された一つ一つのアウトカムに対し以下の作業を行う 3. 研究デザインによる分類で (RCT 群 観察研究群としてまとめる ) 4. RCT に対するエビデンスの強さの評価エビデンスの強さの評価を下げる項目 (1) バイアスのリスク (risk of bias 9 要素 ) 評価のまとめの総合評価 (2) 非直接性 (indirectness) 評価のまとめの総合評価 (3) 非一貫性 (inconsistency) (4) 不精確 (imprecision) (5) 出版バイアス (publication bias) 5. 観察研究に対するエビデンスの強さの評価エビデンスの強さの評価を上げる項目 (1) 効果が大きい (large effect) (2) 用量 - 反応勾配あり (dose-dependent gradient) 全論文に対して 5 項目評価 :step2 (3) 可能性のある交絡因子が提示された効果を減弱させている (plausible confounder) 6. 判定 : (1) 一つ一つのアウトカムに対して 関係論文内容を評価集約し エビデンスの総体として A 強 B 中 C 弱 D 非常に弱 に分類する (2) 次に CQ に対する全体のエビデンスレベルをエビデンス総体の総括として一つ決定する 益と害の大きさとバランスに対する確実性を評価する

11 エビデンスの強さの評価を下げる項目 (1) エビデンスの強さの評価を下げる項目 (2-3) (1) バイアスリスク (risk of bias): 複数研究のまとめの総合評価 (2) 非直接性 (indirectness): 複数研究のまとめの総合評価 アウトカム 1 年以内の再発を伴わない治癒 アウトカム 1 年以内の再発を伴わない治癒個別研究バイアスリスク * 実行検出選択バイア症例減少ババイバイその他スイアスアスアスアウト選択コンそのランカム的ア早期研究デザイシー盲検盲検他のまと研究コードダム ITT 不完ウトカ試験ンルメ化化バイめ化全報ム報中止ントアス告告 非直接性 * アウトまと対象介入対照カムめ 個別研究 研究コード Vons C 2011 Hansson J 2009 Styrud J 2006 Eriksson S 1995 研究デザイン 選択バイアス ランダム化 コンシールメント バイアスリスク * 実行バイアス 盲検化 検出バイアス 盲検化 症例減少バイアス ITT アウトカム不完全報告 選択的アウトカム報告 その他 早期試験中止 その他のバイアス まとめ 非直接性 * 対象介入対照 アウトカム RCT RCT まとめ P I C O Vons C 2011 Hansson J 2009 Styrud J 2006 Eriksson S 1995 RCT RCT (3) 非一貫性 (inconsistency): 複数の研究の総合評価アウトカムに関連して抽出された全て ( 複数 ) の研究をみると 報告によって治療効果の推定値が大きく異なる ( すなわち, 結果に異質性 (heterogeneity) または ばらつきが存在する ) ことを指し, 根本的な治療効果に真の差異が存在することを意味する エビデンスの強さの評価を下げる項目 (4-5) (4) 不精確 (imprecision): 複数の研究の総合評価サンプルサイズやイベント数が少なく そのために効果推定値を取りまく信頼区間が幅広い プロトコールに示された予定症例数が達成されてることが必要 (5) 出版バイアス (publication bias); 報告バイアス (reporting bias): 複数の研究の総合評価 研究が選択的に出版されることによって 根底にある有益または有害な効果が系統的に過小評価または過大評価されることをいう エビデンスの強さの評価を上げる項目観察研究の場合は エビデンスの強さは 弱 C から評価を開始する しかし 稀ながら, 研究結果によっては 観察研究 (2 件以上 ) のエビデンスの強さの評価を 中 B あるいは 強 A に上げることもある (1) 効果が大きい (large effect) 大きい (large) RR >2 または < 0.5 非常に大きい (very large) RR >5 または < 0.2 ( 例 ) 介入 ( 治療 ) を行うとほとんど救命され 行わないとほとんど死亡する (2) 用量 - 反応勾配あり (dose-dependent gradient) ( 例 ) もっと多くの量 ( 回数 投与法 ) を投与すれば 有意差が出ていただろう (3) 可能性のある交絡因子が提示された効果を減弱させている (plausible confounder) 作業方向 Evidence の評価 Study design Rate-Down と Rate-Up Strength エビデンス総体の評価 4-7 評価シートエビデンス総体 RCT, systematic review, meta-analysis = 強 複数の良質な観察研究 (cohort study case control study = 弱 Rate-Down 1 バイアスリスク (-1, -2) 2 結果の非一貫性 (-1, -2) 3PICO の非直接性 (-1, -2) 4 結果が不精確 (-1, -2) 5 出版バイアス (-1, -2) Rate-Up 1 関連性 ( 効果の大きさ ) (+1, +2) 2 交絡因子のために効果が減少 (+1) 3 用量反応勾配 (+1) 強 中 弱 (A) (B) (C) 診療ガイドライン対象エビデンスの強さはRCTは " 強 (A)" からスタート 観察研究は弱 (C) からスタート * 各ドメインは " 高 (-2)" " 中 / 疑い (-1)" " 低 (0)" の3 段階介入 ** エビデンスの強さは " 強 (A)" " 中 (B)" " 弱 (C)" " 非常に弱 (D)" の4 段階対照 *** 重要性はアウトカムの重要性 (1~9) リスク人数 ( アウトカム率 ) エビデンス総体その研究上昇バイ他 ( 出効果効果デザ非一非直要因対照対照介入介入エビデアス不精版バ指標指標重要性アウトカムイン / 貫性接性 ( 観察群分群分 (%) 群分群分 (%) 信頼区間ンスのコメントリスク確 * イア ( 種統合 *** 研究 * * 研母子母子強さ ** * スな類 ) 値数究 )* ど )* case series, case study = 非常に弱 原則として レベルは上げない非常に弱 (D)

12 4 つのエビデンスの強さの意味するところ 強さのレベル 強 中 定義 効果の推定値を強く確信できる 効果の推定値に中程度の確信がある : 真の効果は 効果の効果推定値におおよそ近いが それが実質的に異なる可能性もある エビデンス総体の総括 CQ に対する全体のエビデンスレベルをエビデンス総体の総括として一つ決定する 益と害の大きさとバランスに対する確実性を評価する 弱 効果の推定値に対する信頼は限定的である 真の効果は 効果の推定値と 実質的に異なるかもしれない 非常に弱 我々は 効果推定値がほとんど信頼できない : 真の効果は効果の推定値と実質的におおよそ異なりそうである 推奨の決定へと進む 実習エビデンスの評価と統合 対象論文を評価し 結果を踏まえて エビデンス総体を評価すること 1. 個人で論文評価 2. グループディスカッション 3. 個々の論文評価のまとめ 4. 個人でエビデンス総体評価 5. グループディスカッション 6. エビデンス総体のまとめ 7. 発表 講評 69 12

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