[ 目次 ] 今週の注目チャート 1 Ⅰ. 経済 金融市場動向 3 金融市場見通し 3 金融市場レビュー 4 内外経済指標の解説と予測 5 Ⅱ. トピックス 8 マネーフローとドル円相場 8 輸出は高品質化で稼ぐ時代に 9 Ⅲ. 参考資料 11 今週 来週の主要経済指標 11 月次 四半期のスケジュ

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1 金融市場ウィークリー 216 年 1 月 15 日号 [ 経済 金融市場動向 ] 金融市場見通し 内外経済指標 中国景気や原油価格の下振れ懸念から金融市場は不安定な動きが続くと予想 中国経済指標 イランへの経済制裁解除をにらんだ原油価格動向に注目 [ トピックス ] マネーフローとドル円相場 215 年を通じ円安圧力となった対外証券投資は年初も方向感変わらず 足元の円高は投機要因で一時的とみるが 投資スタンス変更に繋がれば円高定着も 輸出は高品質化で稼ぐ時代に 輸出の伸び悩みは 欧米向け資本財輸出の不振も影響 欧米の資本財市場では日中の競争が激化 中国のシェアが大幅拡大 高付加価値化の進展が重要に

2 [ 目次 ] 今週の注目チャート 1 Ⅰ. 経済 金融市場動向 3 金融市場見通し 3 金融市場レビュー 4 内外経済指標の解説と予測 5 Ⅱ. トピックス 8 マネーフローとドル円相場 8 輸出は高品質化で稼ぐ時代に 9 Ⅲ. 参考資料 11 今週 来週の主要経済指標 11 月次 四半期のスケジュール 13 今週の金融市場の動き 16 最新リポート一覧 17 マーケット時流潮流 ジャパン プレミアム の怪調査本部本部長代理長谷川克之ジャパン プレミアム 不良債権問題を抱えた邦銀がドル資金の調達に際してプレミアム ( 上乗せ金利 ) の支払いを余儀なくされたのは 2 年近く前のことだ 日本はグローバルに見て最も健全な金融システムを誇れる国の一つになったにも係らず 今 新たなジャパン プレミアムが発生している 通貨スワップ市場で 円を担保としてドルを調達する際のコストが昨年後半以降急騰している 年末要因が剥落する筈の年明け以降も1% 弱の水準で高止まりが続いている ドル調達コストは理論的には日米の金利差にも左右されるものだ 確かに 日本では超低金利が長期化する一方で 米国では利上げが始まったこともドルのコスト上昇に影響している しかし コスト上昇は金利差だけでは説明できず 金利差以外の影響は過去最大規模にまで高まっている こうしたコスト上昇の背景には先ず 本邦勢の旺盛なドル需要がある 機関投資家や個人投資家は海外への投資を積極化させている 日本企業の海外へのM&A( 合併 買収 ) 案件金額は昨年過去最高を更新した 金融機関も海外への貸出を増やしている 加えて 国際金融規制の強化の影響も見逃せない 米国でのレバレッジ規制の強化から米銀が通貨スワップ市場でのドル放出に慎重になっているようだ ドルの調達が困難になれば 日本の海外投融資への抑制要因ともなりかねない 新たなジャパン プレミアムが円 すなわち 日本経済への不信に繋がることがないか 見極めていくことも重要だろう 為替市場では引き続き円が逃避通貨として選好される傾向があるが ドルの調達コスト上昇はドル人気と円不人気の写し絵でもあり 看過できない問題だ

3 ^ ~ 今週の注目チャート ~ 日本 : 債券先物の RSI 指数 高値警戒水準での推移 (%) ( 円 ) 9 債券先物のRSI(14 日 ) 高値警戒水準 債券先物価格 ( 右目盛 ) ( 月 ) 214 年 215 年 216 年 ( 注 )RSI= 上昇幅の絶対値 /( 上昇幅の絶対値 + 下落幅の絶対値 ) ( 資料 )Bloombergより みずほ総合研究所作成 解説 過去最高値の更新が続いていた債券先物価格が今週下落した RSI 指数は高値警戒感水準に上昇しており 相場の高値警戒感が先物価格下落の要因と考えられる もっとも 先物価格が急落した昨年 1 月と異なり 先物価格の上昇ペースは緩やかなものとなっている 中国景気への懸念が高まり 原油価格が軟調に推移する中 債券市場は引き続き底堅い推移が続くものと予想される S&P5 指数採用の EPS(1 株当たり利益 ) 前年同期比の予想と実績 決算発表直前の予想は保守的になる傾向 215 年 1~12 月期は 5% 近い減益予想 (%) 実績 予想 13/1Q 13/2Q 13/3Q 13/4Q 14/1Q 14/2Q 14/3Q 14/4Q 15/1Q 15/2Q 15/3Q 15/4Q ( 注 ) 予想は決算発表シーズン直前の予想 215 年 1~12 月期の予想は直近 (1/13 時点 ) の予想 ( 年 / 期 ) ( 資料 )Thomson Reutersより みずほ総合研究所作成 解説 来週以降 米国主要企業の 215 年 1~12 月期の決算発表が本格化する 7~9 月期に続き ドル高や原油安 新興国経済減速の影響を懸念し S&P5 指数採用企業全体のEPSは 5% 程度の減益が予想されている アナリストによる予想は決算発表前に保守的になる傾向があり 予想を上回る決算が相次げば株式市場に一定の安心感が広がるものの 米国企業の業績低迷は確認され 警戒感は拭えないだろう 1

4 対外証券投資 年初も対外証券投資の取得超が続く 資金流出超 ( 円安要因 ) ( 兆円 ) 短期債中長期債株式 投資ファンド持分 4 資金流入超 15/1 15/2 15/3 15/4 15/5 15/6 15/7 15/8 15/9 15/1 15/11 15/12 16/1 ( 円高要因 ) ( 注 ) 図表上の対外証券投資額は取得額から処分額を控除したネットベースの数値 ( 資料 ) 財務省 対外及び対内証券売買契約等の状況 より みずほ総合研究所作成 解説 1 月 3 日 ~9 日の対外証券投資 (1/15) は約 5,4 億円の取得超となり 年初からの中国金融市場の混乱に伴う世界的株安や円高進展は 現時点では投資家の対外投資引き揚げには繋がっていない模様だ 足元の混乱が早期に収束し 対外投資の増加基調が続けば 昨夏の世界同時株安後の動きと同様に対外投資が円安圧力として期待される 一方で混乱が長引けば 対外投資の流れが変わる可能性もあり注視が必要だ ( ドル / バレル ) 原油相場と石油ガス関連 SWF 原油安が金融市場の弱含み要因に 原油相場 石油ガス関連 SWF (WTI) ( 資産残高 ) 71.6% 2 14/1 14/4 14/7 14/1 15/1 15/4 15/7 15/1 16/1 ( 年 / 月 ) ( 億ドル ) 4 ( 注 ) 左図中の数値は 214/6/2( 終値 ) と 216/1/12( 最安値 ) との比較した変化率 右図は 214/6 との比較した変化額 ( 資料 )Bloomberg Sovereign Wealth Fund Institute より みずほ総合研究所作成 解説 原油相場はWTIが一時 3 ドルを割り ドバイ原油は 2 ドル台半ばまで値を下げている 足元の原油安には新興国経済の先行き懸念が反映されており 中国経済への懸念とともに新興国売りの要因となっている さらに原油相場が下落し始めた昨年半ばを境に石油ガス関連 SWFの資産残高が減少傾向にある点にも留意が必要だ 原油安はオイルマネーの縮小を通じて金融市場に直接影響を及ぼしている可能性もある その他石油ガス関連 SWF の資産残高 ( 年 / 月 ) 14/9 14/12 15/3 15/6 15/9 15/12 ( 年 / 月 ) 2

5 Ⅰ. 経済 金融市場動向 ~ 金融市場見通し ~ 金融市場は不安定な動き が続くと予想 米小売売上高は底堅い結果を見込む ECBは政策効果を見極めるスタンス 日米株は神経質な展開 長期金利は低位での推移を見込む 今晩以降の金融市場は 中国景気や原油価格の下振れ懸念から引き続き不安定な動きが続くと予想される 人民元相場は香港オフショア市場がオンショア市場よりも元安に大きく振れるなど 先行きも元安との見方が優勢となっている また 中国株は当局による大株主の売却規制などの対策から急落は避けられるとみられるが 下落リスクは残存し続けるだろう 来週発表される中国の経済指標では 19 日に発表される鉱工業生産 1~ 12 月期 GDPが注目される GDPの市場予想は前年比 +6.9% と前期から横ばいとなっているものの 経済指標の下振れリスクに留意が必要だ 原油価格はWTI 原油先物が今週一時 3ドルを下回った後反発したが 来週も軟調な推移が続く状況は変わらないと予想される イランへの経済制裁が16 日にも解除されるとの報道が出ており イランの原油輸出再開による需給悪化懸念が高まり易いと考えられる 米経済指標は12 月の小売売上高 (1/15) や鉱工業生産指数 (1/15) などが発表される 消費関連指標は底堅い結果を予想しているが 鉱工業生産など企業関連指標はドル高の影響などから不冴えな結果となるだろう ECB 政策理事会 (1/21) では 12 月に実施した追加緩和の効果を見極めるスタンスから金融政策の現状維持を予想する 原油安に対するドラギ総裁のコメントに注目したい 日米株は中国経済指標や原油価格動向をにらみ引き続き神経質な展開が続くと予想される 本格化する米企業の1~12 月期決算発表では 主要企業におけるドル高の影響に注目している 日米長期金利は 原油価格が軟調に推移する中 低位での推移が続くと見込まれる 日本の1 年国債利回りは今週過去最低水準を更新後に反転上昇したが 日銀の国債買入れが続く中 利回りの上昇余地は限られよう ドル円相場はもみ合い推移が続く見通しだ ( 野口雄裕 ) 来週の予想 内外金利 内外株式 為替 項目 予想レンジ USD LIBOR 3カ月 (%).62 ~.64 米 1 年国債 (%) 1.95 ~ 2.2 円 TIBOR 3カ月 (%).16 ~.18 1 年国債 (%).2 ~.28 ダウ平均 ( ト ル ) 15,8 ~ 16,8 NASDAQ 総合指数 ( ホ イント ) 4,4 ~ 4,8 日経平均 ( 円 ) 16,6 ~ 18, TOPIX( ホ イント ) 1,36 ~ 1,47 円 / ドル 116. ~ 12.5 ドル / ユーロ 1.65 ~ 1.15 円 / ユーロ ~

6 ~ 金融市場レビュー ~ < 内外金利動向 > 日本の 1 年国債利回りは一時過去最低を更新 < 内外株式動向 > 不安定な中国金融市場 軟調な原油価格が引き続き日米株を下押し < 為替動向 > ドル円相場は中国金融市場と原油相場の動向に反応しやすい状況続く < 新興 資源国動向 > 新興国株は続落 先週末以降の米 1 年国債利回りは 原油価格や株式相場の下落等を受け 2.1% 割れまで低下した 12 月の米雇用統計 (1/8) は非農業部門雇用者数が前月比 29.2 万人増と市場予想を大幅に上回ったが 時間当たり賃金の伸びが前月比変わらずと市場予想を下回った 日本の 1 年国債利回りは 1 月から日銀が国債買入れ額を増やした影響などから.2% 台前半でじりじりと低下した 14 日には一時.19% まで下落し 215 年 1 月につけた.195% の過去最低を更新した その後反発し.2% 台に戻している 円高地合いの中 月末の日銀金融政策決定会合 (1/28 29) での追加緩和期待が高まっていることも利回りを押し下げる要因になっているようだ ( 岡秀之 ) 先週末以降の米株式相場は下落した 12 月の雇用統計 (1/8) は 総じて良好な労働環境を示唆する内容であり 発表直後こそ株価は上昇したが 軟調な原油価格を嫌気し下落に転じる等 原油価格の推移で投資家がリスク回避姿勢を強める場面が多かった 日本株は下落した 不安定な動きが継続している中国の株価や人民元を材料にボラタイルな展開が見られている 中国金融市場の動きに加え 予想を下回った機械受注 (1/14) を受け 中国の景気減速が日本企業に与える悪影響も意識され 日経平均株価は一時 17, 円を下回った 週末にかけて 原油の下げ止まりを受けて米株は反発したものの 日本株は下落幅を拡大させた ( 大塚理恵子 ) 216 年に入って以降 ドル円相場は米景気指標よりも中国金融市場や原油相場動向に対する感応度が高まっている 先週末の 12 月米雇用統計 (1/8) は市場予想を上回る結果となったが ドル高の進展は限定的であった むしろ中国株や原油価格の低迷などを受け ドル円相場は先週末から今週初にかけて安全資産としての円買いの動きがみられた 週半ばには 12 月中国貿易収支 (1/13) が市場予想を上回る改善をみせたことから 円安に戻した その後はもみ合う展開となった 今週のユーロドル相場は週半ばにかけユーロ安地合いとなるも ECB 理事会メンバーの多くが更なる追加緩和に当面懐疑的との報道 (1/14) を受け ユーロ高に戻した ( 有田賢太郎 ) 新興国市場では株安の流れが続いている 今週半ば以降は株価が下げ止まりの兆しを見せる国も出てきているが 全体としては 依然 株安 通貨安の局面にある 震源地と目される中国では 人民元レートの基準値引き上げやサーキットブレーカーの停止 株式の大量売却を禁止する時限措置といった対策が講じられた しかし 中国経済の減速が世界経済の成長を妨げるという懸念は変わっていない 今週発表された中国の輸入額でも 減少幅が市場予想より小幅であったとはいえ 引き続き前年水準を大きく割り込む状況が続いている WTI 原油が再び 3 ドル割れを見せ新興国懸念を強めたことも 新興国売りの一因となっている ( 井上淳 ) 4

7 ~ 内外経済指標の解説と予測 ~ < 国内 > 街角景気は 2 カ月ぶりに 改善 機械受注は 3 カ月ぶりに減少 国内企業物価指数は前年比マイナス幅が 3 カ月連続で縮小 第 3 次産業活動指数は前月比マイナス 全産業活動指数は前月比マイナス 12 月の景気ウォッチャー調査 (1/12) は 景気の現状判断 DI が 48.7 ( 前月差 +2.6 ポイント ) と 2 カ月ぶりに上昇した 家計動向関連 企業 動向関連 雇用関連のすべてが押し上げに寄与した 家計動向関連では クリスマスや年末年始 ボーナス支給などのイベントが消費者心理に良好な影響を及ぼしたというコメントがみられた 他方 暖冬のため冬物の売上が低迷したという声もあった 11 月の機械受注 ( 船舶 電力を除く民需 )(1/14) は 前月比 14.4% (1 月同 +1.7%) と3カ月ぶりに減少した 1 月の大型受注による反動からその他輸送用機械が落ち込んだほか 一般機械や電気機械 鉄鋼業などの主力業種も減少した もっとも 9 月 1 月が大幅増加となった影響があり 均してみると持ち直しているといえる 1~12 月期の内閣府見通し ( 前期比 +2.9%) は 12 月の実績が前月比横ばいとなれば達成できる計算だ 12 月の国内企業物価指数 (1/14) は 前年比 3.4%(11 月同 3.6%) とマイナス幅が 3 カ月連続で縮小した 内訳をみると 石油 石炭製品 ( 同 22.7%) や化学製品 ( 同 7.5%) のマイナス幅縮小が主因である 他方 中国景気に対する懸念から銅価格が下落する中 非鉄金属 ( 同 12.6%) のマイナス幅が拡大したことなどが上記影響を一部相殺した 来週は第 3 次産業活動指数や全産業活動指数などが発表される 11 月の第 3 次産業活動指数 (1/18) は 前月比 1.1%(1 月同 +.9%) と予測する 繊維 衣服などを中心に取引が低迷した卸売業や株式売買が低調だった金融業 保険業などが押し下げに寄与し 第 3 次産業活動指数は前月比マイナスになるとみられる 11 月の全産業活動指数 (1/21) は 前月比.8%(1 月同 +1.%) と予測する 鉱工業生産指数と第 3 次産業活動指数が低下したことなどから 全産業活動指数は前月比マイナスとなる見込みである ( 多田出健太 ) 機械受注の推移 第 3 次産業活動指数の推移 (21 年 =1) カ月後方移動平均 月次 (21 年 =1) 予測値 /1 13/1 14/1 15/1 ( 年 / 月 ) ( 資料 ) 内閣府 機械受注統計調査報告 より みずほ総合研究所作成 98 12/1 12/7 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 ( 注 )215 年 11 月の値はみずほ総合研究所による予測値 ( 年 / 月 ) ( 資料 ) 経済産業省 第 3 次産業活動指数 より みずほ総合研究所作成 5

8 < 海外 ( 米国 )> 12 月の非農業部門雇用者数は市場予想を上回って増加 労働市場は着実に改善ベージュブックは 12 地区中 9 つの地区で緩やかな景気拡大が続いていたことを報告 製造業などへの逆風が続くなかでも 米国経済に対する楽観的な見方は継続している様子本日以降発表予定の経済指標は 消費 住宅関連が底堅い一方 企業関連は不調な結果となる見通し コアCPIは 2% 超えを予想 12 月の雇用統計 (1/8) では 非農業部門雇用者増加数が前月差 万人となり 市場予想 ( 同 +2. 万人 ) を大きく上回った 幅広い業種で雇用が増加し 過去の値も上方修正された 失業率 (5.%) 代替的失業率 (U6 9.9%) は前月から変わらなかったものの 低い水準を維持している 時間当たり賃金は前月比横ばいにとどまったが 前年比では+2.5% と 215 年中で最も高い上昇率となった 1 月 4 日までの情報に基づきまとめられた地区連銀経済報告 ( ベージュブック 1/13) では 12 地区中 9 つの地区において 緩やかな景気拡大が続いていたことが報告された 個人消費は大半の地区で増加した 暖冬の影響により衣料品販売が振るわなかった地区がある一方 自動車販売はほとんどの地区で好調であった 製造業活動はドル高による悪影響や海外需要の弱さを受けて ほとんどの地区で縮小した 原油やガスの価格低下が続くなか エネルギーセクターの大半は一段の苦戦を強いられた 労働市場については全体として改善が続いたものの 賃金は抑制されたままであった 1 月のベージュブックで positive というキーワードの登場回数をみると 34 回で前回 12 月時点 (19 回 ) から増えている 総じてみれば 米国経済に対する楽観的な見方は続いていたと言えよう 本日以降発表される経済指標に関して 消費関連 (12 月の小売売上高 : 1/15 1 月のミシガン大消費者マインド : 速報 1/15) は 消費者の購買意欲が底堅いことを示すとみられる しかし 企業関連 (12 月の鉱工業生産指数 :1/15 1 月の地区連銀製造業指数 : ニューヨーク 1/15 フィラデルフィア :1/21) は冴えない結果になるだろう 12 月の住宅関連指標 ( 着工件数 着工許可件数 :1/2 中古住宅販売:1/22) は高水準で推移するとみられる 物価面では 12 月のコアCPI 上昇率 (1/2) が家賃などサービス物価の上昇により 前年比 2% を上回ると予想する ( 風間春香 ) ( 前月差 千人 ) 非農業部門雇用者数の変化 住宅着工件数 許可件数 建設業製造業政府部門 鉱業民間サービス業非農業部門合計 12 月は前月差 万人と力強く増加 1 11 月は累計 5. 万人の上方修正 ( 年率 千件 ) 1,4 1,3 1,2 1,1 着工件数は高水準も このところ頭打ち傾向 住宅着工許可件数住宅着工件数 /12 15/3 15/6 15/9 15/12 ( 年 / 月 ) ( 資料 ) 米国労働省より みずほ総合研究所作成 1, /12 14/6 14/12 15/6 15/12 ( 年 / 月 ) ( 注 )215 年 12 月の値はみずほ総合研究所予測値 ( 資料 ) 米国労働省より みずほ総合研究所作成 6

9 < 海外 ( 欧州 )> 1~12 月期のドイツ成長率は減速した模様 11 月のユーロ圏鉱工業生産は減少スペイン カタルーニャ州は再選挙を回避今晩以降 ユーロ圏輸出などの指標のほかECB 政策理事会が注目点 今週発表された経済指標では 1~12 月期ドイツの成長率が減速したことや ユーロ圏の生産活動が低調であることが示された 215 年のドイツGDP 成長率 (1/14) は 前年比 +1.7%(214 年同 + 1.6%) と底堅い水準を維持した もっとも 通年成長率から逆算すると 1 ~12 月期の成長率は前期比 +.3% となり 7~9 月期 ( 同 +.4%) から小幅鈍化した模様である 難民問題を背景に消費マインドが弱含んだことや暖冬により 個人消費が減速して成長率の鈍化につながったと推察される 11 月のユーロ圏鉱工業生産 (1/13) は前月比.7% と減少した 前月 ( 同 +.8%) の反動の可能性もあるが 均せば生産水準は過去半年間で殆ど変っておらず 生産活動の低調さを改めて示す結果である 主要国の中では ドイツ ( 同.5%) やフランス ( 同.7%) が減産となった 両国とも 輸出の基調的な弱さが影響したとみられる スペイン カタルーニャ州では 1 月 1 日に新たに州首相が選出され 議会解散 再選挙は土壇場で回避された 新首相はスペインからの独立を目指す方針を示しており 中央政府と州政府との対立は今後も続く公算が大きい 他方 国政では 1 月 13 日にスペイン議会が招集されたものの 政権樹立に至っていない 今晩以降は 11 月のユーロ圏輸出金額 (1/15) や 12 月のユーロ圏新車登録台数 (1/15) などの経済指標のほか ECB 政策理事会 (1/21) が予定されている 輸出は 新興国向けを中心に弱さが残るだろう 一方 新車登録台数は増加傾向となり 新車販売の好調さを示すとみられる ECB は 追加緩和策の効果を見極める段階にあり 金融政策の据え置きを決定する公算が大きい 12 月時点の見通しからインフレ率が下振れる中 記者会見では 今後の物価動向に関する総裁発言が注目される ( 松本惇 ) ドイツ GDP 成長率 ユーロ圏鉱工業生産 ( 前年比 %) (214/5=1) ドイツ以外も回復力は弱い ドイツは趨勢的に減産 /5 14/8 14/11 15/2 15/5 15/8 15/11 在庫投資 外需 固定投資 ( 年 ) ユーロ圏 ドイツ スペイン 政府支出 個人消費 実質 GDP フランス イタリア ( 年 / 月 ) ( 資料 ) ドイツ連邦統計庁より みずほ総合研究所作成 ( 資料 )Eurostat より みずほ総合研究所作成 7

10 Ⅱ. トピックス ~ マネーフローとドル円相場 ~ 215 年は対外証券投資が 円売り圧力に 昨夏の世界同時株安は国 内投資家の投資スタンス を変えるには至らず 足元の円高は投機要因であり一時的 ただし世界経済の不透明感が投資家のスタンス変更まで繋がれば円高定着の可能性も 215 年 11 月の日本の国際収支が 1 月 12 日に公表された 国際収支の項 目のうち為替相場に影響を与える実需としてのマネーフローは 2 ヵ月ぶり に資金流出超となった ( 図表 1) 対外証券投資の取得超が続いたこと ま た対内証券投資の取得超が前月比縮小したことがその主因であった 特に 215 年の対外証券投資は 4 月 6 月除き毎月 3 兆円を超える取得超となり 年間を通じて円売り圧力になってきたと考えられる また ドル円相場の推移をみると特に昨夏に為替相場がマネーフローと 逆行するような事象が発生しているが これは投機的な動きによるもので ある 昨夏に発生した中国株下落を起点とする世界同時株安を受け シカ ゴ IMM の円通貨先物ポジションは急激に売り持ち高を縮小し このこと がドル円相場を円高に向かわせる一因となった ( 図表 2) 見方を変えれば 世界同時株安は国内投資家の投資スタンス自体を変えるには至らず 結果 としてドル円相場は昨年 11 月には一旦円安に戻すことになった 216 年初に入ってからの中国金融市場の混乱をきっかけとしたドル円相場における円高の進展も 昨夏と同様に投機的な動きが要因の一つになっている 円通貨先物ポジションは約 3 年振りに買い持ちに転じ ドル円相場は足元 1 ドル=12 円を割り込む状況となっている 一方で財務省 対外及び対内証券売買契約等の状況 ( 週次 ) によれば 対外証券投資は 216 年に入ってからも取得超の状況にあり 現時点で処分超に転じる動きはみられない 昨夏の事象を踏まえれば 市場が落ち着きを取り戻せば 再び円安に向かうことが期待される ただし足元の不安定な市場環境が長引き このことが先進国を含めた世界経済の先行き不透明感を更に高め 国内投資家の投資スタンス変更にまで繋がれば 円高が定着する可能性もある ドル円相場の方向感を捉える上で 対外証券投資の動向を今後も注視する必要があろう ( 有田賢太郎 ) 図表 1 ドル円相場とマネーフロー 図表 2 ドル円相場と円通貨先物ポジション 資金流出超 ( 円安要因 ) 資金流入超 ( 円高要因 ) 対内証券投資 ( 処分 - 取得 ) 対外証券投資 ( 取得 処分 ) 直接投資 ( 対外 - 対内 ) ( 兆円 ) ( 円 / ドル ) 所得収支 15 貿易 サービス収支 合計ドル円相場 ( 右目盛 月末値 ) /1 15/2 15/3 15/4 15/5 15/6 15/7 15/8 15/9 15/115/11 ( 年 / 月 ) ( 注 ) 国内からの資金流出要因を正 流入要因を負として算出 ( 資料 ) 財務省 日本銀行 国際収支 対外 対内証券投資 Bloomberg より みずほ総合研究所作成 ( 円 / ドル ) ( 兆円 ) IMM 通貨先物 円ネットポジション ( 右目盛 ) 円売りドル円相場持ち高 /1 15/3 15/5 15/7 15/9 15/11 16/1 ( 年 / 月 ) ( 資料 )Bloomberg より みずほ総合研究所作成 円買い持ち高 8

11 ~ 輸出は高品質化で稼ぐ時代へ ~ 伸び悩む欧米向け資本財輸出 欧米市場を席巻する中国製資本財 図表 1 輸出の品目構成の推移 日本の輸出はようやく下げ止まったが 依然として低調である 輸出伸び悩みの背景には 新興国経済の減速や それを受けた世界的な生産調整 稼働率低下に伴う設備投資の弱さがある しかし 2 年代の輸出動向をみると 需要の低迷だけが原因というわけではなさそうだ 図表 1 は 輸出の品目構成の変化を示したものである これをみると 部品や加工品といった中間財の割合が着実に高まっていることがわかる 実際 中間財の輸出金額は 2,686 億ドル ( 2 年 ) から 4,513 億ドル ( 213 年 ) へと 13 年間でおよそ 1.7 倍になった 一方 資本財輸出は 2 年に比べて増えているとはいえ その増加額は 27 億ドル程度にとどまっている しかも 地域別の内訳をみると 欧米向け輸出はむしろ弱含んでいる ( 図表 2) これらをみる限り 足元の輸出低調には 新興国の減速だけでなく 欧米向け資本財輸出の不振も少なからず影響しているといえそうだ そこで以下では 日本からの欧米向けの資本財輸出が減少している理由について 各国統計から確認することにしたい 欧米の資本財輸入をみると リーマン ショック後の一時期を除き 概ね増加傾向が続いている つまり 日本からのアメリカ EU 向け資本財輸出の減少は 現地の需要減少が原因ではない むしろ市場の拡大を取り込めず 日本のシェアが低下したことに課題があるといえよう そこで 欧米の資本財輸入について 輸入元別のシェアをみたものが図表 3( 次頁 ) である これをみると 日本のシェアが低下する一方で 中国が急上昇しているのがわかる このシェアの変化について業種別に内訳をみると 中国 日本ともに一般機械と電気機械でほぼ説明できる 中国製資本財のなかには 部品を他国から輸入し中国で組み立て 最終製品として中国から輸出している分も含まれる ただ それを考慮してもシェアの拡大ぶりは目を見張るものがある 日本の欧米向け資本財輸出不振の背景には 中国との競争激化があると判断してよさそうだ 図表 2 中間財 資本財の仕向地別輸出金額の推移 (%) 1 消費財資本財中間財素材 中間財 その他 東アジア ( 除く日本 ) EU アメリカ ( 億 USドル ) 5, 資本財 その他 東アジア ( 除く日本 ) EU アメリカ ( 億 USドル ) 2, , 1,5 5 3, , 東アジアが拡大 1, 欧米の不振が目立つ ( 資料 ) 独立行政法人経済産業研究所 RIETI-TID 213 より みずほ総合研究所作成 1, ( 年 ) ( 年 ) ( 資料 ) 独立行政法人経済産業研究所 RIETI-TID 213 より みずほ総合研究所作成 ( 年 ) 9

12 電気機械 一般機械に関わる資本財の 7 割以上で競合 厳しい環境下でシェアを伸ばす品目も 高付加価値品の輸出で稼ぐ時代に それでは 日本が中国にシェアを奪われた品目は欧米でどの程度あるのか 電気機械 (63 品目 ) と一般機械 (123 品目 ) について 品目別に中国と日本のシェアを計算し 2 年から 213 年の変化を確認した 日本のシェアが低下し 中国のシェアが拡大した品目の割合を集計すると 欧米のいずれにおいても 7 割以上となっていることがわかる ( 図表 4) よく指摘されることだが 中国の技術的なキャッチアップを反映して 中国製品が欧米でシェアを伸ばしていることが浮き彫りとなった格好だ 同時に注目すべきは このような環境下でも日本がシェアを拡大している品目があることである エキスカベーター 回転容積式ポンプ 放電管用安定器などが該当する とりわけ 欧米において高いシェアを維持しているのが エキスカベーター ( 油圧ショベルなど ) である 日本のエキスカベーターが高いシェアを維持できているのは 高い技術優位性があるからに他ならない 日本では 当初は技術の進んでいた欧米メーカーとの提携により油圧ショベルの生産をしていた その後 狭い作業現場で効率よく作業できるような油圧ショベルのニーズが国内で高まった結果 他国にはない創意工夫がなされた こうした創意工夫が油圧ショベルに搭載する基幹部品に関する技術力を高め それが競争力の源泉となって 海外市場での高いシェアに繋がっていると考えられる 新興国の技術的なキャッチアップに伴って 輸出を巡る競争が激化するなか 日本が新興国と価格だけで勝負をすることは難しい 先のエキスカベーターのように 他国の追随を許さない高い競争力を保つことが 今後ますます重要となる 地産地消 の流れもあり 現地生産化が進むなか 今後も輸出数量が伸びづらい状況は続くとみられる しかし 技術優位性を高め 輸出品の高付加価値化を進めることで 存在感を示すことは可能だ 高付加価値化の進展が今後の製造業の行方を占うこととなろう ( 坂中弥生 ) 詳細については 216 年 1 月 8 日付みずほインサイト 輸出は高品質化で稼ぐ 時代へ ~ 欧米の資本財市場で存在感を強める中国 ~ をご覧ください 図表 3 欧米における資本財輸入元別シェアの推移 図表 4 中国にシェアを奪われた品目の割合 アメリカ その他 韓国 EU 中国 日本 (%) 1 1 EU その他 EU 中国 アメリカ 日本 (%) アメリカ向け EU 向け 電気機械 85.7%(54/63) 84.1%(53/63) 一般機械 7.1%(82/117) 78.3%(94/12) ( 年 ) ( 年 ) ( 資料 ) 独立行政法人経済産業研究所 RIETI-TID 213 より みずほ総合研究所作成 ( 注 )1. 品目別 ( 電気機械 :63 品目 一般機械 :123 品目 ) に中国と日本のシェアを計算し 2 年時点のシェアと 213 年時点のシェアを比較 中国にシェアを奪われた品目とは 中国のシェアが拡大し 日本のシェアが縮小したものを指す 2.2 年 213 年ともに日本から輸入していない品目を除外 ( 資料 )United Nations UN comtrade より みずほ総合研究所作成 1

13 Ⅲ. 参考資料 今週の主要経済指標 日付 経済指標等 今回実績 予想 1/8( 金 ) 米 雇用統計 (12 月 ) 失業率非農業部門雇用者数時間当たり賃金 ( 全従業員ベース ) 前月差前月比 5.% +292 千人 ±.% 5.% +2 千人 +.2% R 前回実績 5.% +252 千人 +.2% 1/9( 土 ) 中消費者物価指数 (12 月 ) 前年比 +1.6% +1.6% +1.5% 1/11( 月 ) 日成人の日 ( 日本休場 ) 1/12( 火 ) 日 経常収支 +11,435 億円 +8,95 億円 +14,584 億円 国際収支 (11 月速報 ) ( 前年比 ) % +13.3% +72.3% 貿易収支 2,715 億円 1,587 億円 +2,2 億円 ( 前年比 ) 景気ウォッチャー調査 (12 月 ) 現状判断 DI 消費動向調査 (12 月 ) 消費者態度指数 米 3 年国債入札 : 最高利回り 1.174% 平均利回り 1.14% 入札倍率 2.94 倍 1/13( 水 ) 日 マネーストック (12 月速報 ) M2 前年比 M3 前年比広義流動性前年比 +3.% +2.5% +3.6% +3.3% +2.7% N.A. +3.3% +2.7% +4.% 1 年物価連動国債入札 : 最高利回り -.364% 入札倍率 2.47 倍 全国企業倒産件数 [ 帝国データ ](12 月 ) 694 N.A. 689 中輸出総額 (12 月 ) 前年比 1.4% 8.% 6.8% 輸入総額 (12 月 ) 前年比 7.6% 11.% 8.7% 貿易収支 (12 月 ) 米ドル +61 億ト ル +513 億ト ル +541 億ト ル 米 1 年国債入札 : 最高利回り 2.9% 平均利回り 2.48% 入札倍率 2.77 倍 ベージュブック ( 地区連銀経済報告 ) 1/14( 木 ) 日国内企業物価指数 (12 月 ) 機械受注 (11 月 ) [ 船舶 電力を除く民需 ] 前月比前年比 前月比前年比.3% 3.4% 14.4% +1.2%.4% 3.5% 7.3% +6.3%.1% 3.6% +1.7% +1.3% 米 3 年国債入札 : 最高利回り 2.95% 平均利回り 2.842% 入札倍率 2.29 倍 失業保険新規申請件数 (~1/9) 284 千人 275 千人 277 千人 英英中銀金融政策委員会 (13 14 日 ) 予想 : 情報ベンダー (Bloomberg Reuters 等 ) の取りまとめた予想コンセンサス 米国の経済指標は特に断りのない限り季調値 R は改定値 日 : 日本 米 : 米国 欧 : 欧州 英 : 英国 独 : ドイツ 中 : 中国 韓 : 韓国 印 : インド 尼 : インドネシア 泰 : タイ 比 : フィリピン 伯 : ブラジル 馬 : マレーシア 11

14 来週の主要経済指標 日付 経済指標等 予 想 前 回 前々回 1/15( 金 ) 米鉱工業生産指数 (12 月 ) 設備稼働率 (12 月 ) 前月比 [.1%] 76.8%.6% 77.%.4% 77.5% 小売売上高 (12 月 ) 前月比 [+.1%] +.2% +.1% ニューヨーク連銀製造業業況指数 (1 月 ) [ 4.] ミシガン大消費者信頼感指数 (1 月速報 ) [92.] 生産者物価指数 (12 月 ) [ 食品 エネルギーを除く ] 前月比前月比.2% +.1% +.3% +.3%.4%.3% 1/18( 月 ) 日設備稼働率 (11 月 ) N.A 第 3 次産業活動指数 (11 月 ) 前月比 [ 1.1%] +.9%.4% 米キング牧師誕生日 ( 米国休場 ) 1/19( 火 ) 日 5 年利付国債入札 中実質 GDP(1~12 月期 ) 前年比 +6.9% +6.9% +7.% 鉱工業生産 (12 月 ) 前年比 +6.1% +6.2% +5.6% 1/2( 水 ) 米前月比 [.%].% +.2% 消費者物価指数 (12 月 ) 前年比 [+.8%] +.5% +.2% 住宅着工件数 (12 月 ) 住宅着工許可件数 (12 月 ) 年率年率 [119.7 万件 ] [12. 万件 ] 万件 万件 16.2 万件 万件 1/21( 木 ) 日全産業活動指数 (11 月 ) 前月比 [.8%] +1.%.2% 2 年利付国債入札 米フィラデルフィア連銀製造業業況指数 (1 月 ) [ 3.8] 失業保険新規申請件数 (~1/16) [275 千人 ] 284 千人 277 千人 欧 ECB 政策理事会 1/22( 金 ) 米中古住宅販売件数 (12 月 ) 年率 [5 万件 ] 476 万件 532 万件 予想 :[ ] はみずほ総合研究所予想 それ以外はコンセンサス (Bloomberg 等 ) 予定は変更になる可能性があります 日 : 日本 米 : 米国 欧 : 欧州 英 : 英国 独 : ドイツ 中 : 中国 韓 : 韓国 印 : インド 尼 : インドネシア 泰 : タイ 比 : フィリピン 伯 : ブラジル 馬 : マレーシア 12

15 1 月のスケジュール 国内米国他 1 元日 ( 日本休場 ) 1 米ニューイヤーズデー ( 米国休場 ) 年大発会 4 米製造業 ISM 指数 (12 月 ) 5 新車販売台数 (12 月 ) 5 1 年利付国債入札 6 6 米 FOMC 議事録 (12/15 16), 貿易収支 (11 月 ) 非製造業 ISM 指数 (12 月 ) 製造業新規受注 (11 月 ) 7 3 年利付国債入札 7 8 毎月勤労統計 (11 月速報 ) 8 米雇用統計 (12 月 ) 景気動向指数 (11 月速報 ) 成人の日 ( 日本休場 ) 国際収支 (11 月速報 ), 景気ウォッチャー調査 (12 月 ) 12 米 3 年国債入札 消費動向調査 (12 月 ) 13 マネーストック (12 月速報 ) 1 年物価連動国債入札 13 米連邦財政収支 (12 月 ) ベージュブック ( 地区連銀経済報告 ),1 年国債入札 14 機械受注統計 (11 月 ) 企業物価指数 (12 月 ) 14 英英中銀金融政策委員会 (13 14 日 ) 米 3 年国債入札 米鉱工業生産 設備稼働率 (12 月 ) 小売売上高 (12 月 ),PPI(12 月 ) ミシガン大学消費者信頼感指数 (1 月速報 ) ニューヨーク連銀製造業業況指数 (1 月 ) 設備稼働率 (11 月 ), 第 3 次産業活動指数 (11 月 ) 18 米キング牧師誕生日 ( 米国休場 ) 19 5 年利付国債入札 19 米ネット対米証券投資 (11 月 ) 2 内閣府月例経済報告 (1 月 ) 2 米 CPI(12 月 ) 住宅着工 許可件数 (12 月 ) 21 全産業活動指数 (11 月 ) 2 年利付国債入札 21 欧 ECB 政策理事会米フィラデルフィア連銀製造業業況指数 (1 月 ) 米中古住宅販売件数 (12 月 ) 貿易統計 (12 月 ) 25 独 ifo 景況感指数 (1 月 ) 米カンファレンスボード消費者信頼感指数 (1 月 ) S&P/ ケース シラー住宅価格指数 (2 都市 11 月 ) 2 年国債入札 米 FOMC(26 27 日 ), 新築住宅販売件数 (12 月 ) 5 年国債入札 28 商業動態統計 (12 月速報 ) 2 年利付国債入札 28 米耐久財受注 (12 月 ) 7 年国債入札 29 鉱工業生産 (12 月速報 ), 労働力調査 (12 月 ) 消費者物価 (12 月全国 1 月都区部 ) 住宅着工統計 (12 月 ), 家計調査 (12 月 ) 日銀金融政策決定会合 (28 29 日 ) 29 米 GDP(1~12 月期速報 ) 雇用コスト指数 (1~12 月期 ) ミシガン大学消費者信頼感指数 (1 月確報 ) シカゴPMI 指数 (1 月 ) 日銀総裁定例記者会見日銀 経済 物価情勢の展望 ( 基本的見解 ) * 印は期日未定 網掛け部分は休場を示す 予定は変更の可能性があります 日 : 日本 米 : 米国 欧 : 欧州 英 : 英国 独 : ドイツ 13

16 2 月のスケジュール 国内米国他 1 新車販売台数 (1 月 ) 1 米製造業 ISM 指数 (1 月 ) 個人所得 消費支出 (12 月 ) 2 1 年利付国債入札 2 3 黒田日銀総裁講演 ( きさらぎ会 ) 日銀金融政策決定会合議事要旨 (12/17 18 分 ) 消費動向調査 (1 月 ) 3 米非製造業 ISM 指数 (1 月 ) 4 4 英 米 英中銀金融政策委員会 (3 4 日 ) 労働生産性 (1~11 月期暫定 ) 製造業新規受注 (12 月 ) 5 景気動向指数 (12 月速報 ) 5 米雇用統計 (1 月 ) 貿易収支 (12 月 ) 毎月勤労統計 (12 月速報 ) 8 国際収支 (12 月速報 ) 景気ウォッチャー調査 (1 月 ) 9 マネーストック (1 月速報 ) 3 年利付国債入札 9 米 3 年国債入札 1 企業物価指数 (1 月 ) 1 米連邦財政収支 (1 月 ) 1 年国債入札 11 建国記念の日 ( 日本休場 ) 11 米 3 年国債入札 米小売売上高 (1 月 ) ミシガン大学消費者信頼感指数 (2 月速報 ) GDP(1~12 月期 1 次速報 ) 15 米ワシントン誕生日 ( 米国休場 ) 設備稼働率 (12 月 ) 第 3 次産業活動指数 (12 月 ) 16 2 年利付国債入札 16 米ネット対米証券投資 (12 月 ) ニューヨーク連銀製造業業況指数 (2 月 ) 17 機械受注統計 (12 月 ) 17 米鉱工業生産 設備稼働率 (1 月 ) 住宅着工 許可件数 (1 月 ),PPI(1 月 ) 18 貿易統計 (1 月 ) 5 年利付国債入札 18 米フィラデルフィア連銀製造業業況指数 (2 月 ) 景気先行指数 (1 月 ) 19 全産業活動指数 (12 月 ) 19 米 CPI(1 月 ) 独 ifo 景況感指数 (2 月 ) 米 S&P/ ケース シラー住宅価格指数 (2 都市 12 月 ) 中古住宅販売件数 (1 月 ),2 年国債入札カンファレンスボード消費者信頼感指数 (2 月 ) 米新築住宅販売件数 (1 月 ) 5 年国債入札 25 2 年利付国債入札 25 米耐久財受注 (1 月 ) 7 年国債入札 26 消費者物価 (1 月全国 2 月都区部 ) 26 米個人所得 消費支出 (1 月 ) GDP(1~12 月期暫定 ) ミシガン大学消費者信頼感指数 (2 月確報 ) 鉱工業生産 (1 月速報 ) 商業動態統計 (1 月速報 ) 住宅着工統計 (1 月 ) 29 米シカゴPMI 指数 (2 月 ) * 印は期日未定 網掛け部分は休場を示す 予定は変更の可能性があります 日 : 日本 米 : 米国 欧 : 欧州 英 : 英国 独 : ドイツ 14

17 四半期スケジュール 3 月 4 月 5 月 日本 1 法人企業統計調査 (1~12 月期 ) 1 年利付国債入札新車販売台数 (2 月 ) 家計調査 (1 月 ) 労働力調査 (1 月 ) 4 毎月勤労統計 (1 月速報 ) 7 景気動向指数 (1 月速報 ) 8 GDP(1~12 月期 2 次速報 ) 景気ウォッチャー調査 (2 月 ) 国際収支 (1 月速報 ) 3 年利付国債入札消費動向調査 (2 月 ) 9 マネーストック (2 月速報 ) 1 企業物価指数 (2 月 ) 5 年利付国債入札 11 法人企業景気予測調査 (1~3 月期 ) 14 機械受注統計 (1 月 ) 15 設備稼働率 (1 月 ) 第 3 次産業活動指数 (1 月 ) 日銀金融政策決定会合 (14 15 日 ) 日銀総裁定例記者会見 17 貿易統計 (2 月 ) 2 年利付国債入札 22 全産業活動指数 (1 月 ) 25 消費者物価 (2 月全国 3 月都区部 ) 2 年利付国債入札 29 商業動態統計 (2 月速報 ) 家計調査 (2 月 ) 労働力調査 (2 月 ) 3 鉱工業生産 (2 月速報 ) 米国 1 製造業 ISM 指数 (2 月 ) 2 ベージュブック ( 地区連銀経済報告 ) 3 非製造業 ISM 指数 (2 月 ) 労働生産性 (1~11 月期改訂 ) 4 貿易収支 (1 月 ) 雇用統計 (2 月 ) 8 米 3 年国債入札 9 米 1 年国債入札 1 連邦財政収支 (2 月 ) 米 3 年国債入札 15 小売売上高 (2 月 ) PPI(2 月 ) ニューヨーク連銀製造業業況指数 (3 月 ) 16 FOMC(15 16 日 ) 鉱工業生産 設備稼働率 (2 月 ) 住宅着工 許可件数 (2 月 ) CPI(2 月 ) 17 経常収支 (1~12 月期 ) フィラテ ルフィア連銀製造業業況指数 (3 月 ) 景気先行指数 (2 月 ) 18 ミシカ ン大学消費者信頼感指数 (3 月速報 ) 21 中古住宅販売件数 (2 月 ) 23 新築住宅販売件数 (2 月 ) 24 耐久財受注 (2 月 ) 25 企業収益 (1~12 月期 ) GDP(1~12 月期確定 ) 28 個人所得 消費支出 (2 月 ) 29 S&P/ ケース シラー住宅価格指数 (2 都市 1 月 ) カンファレンスホ ート 消費者信頼感指数 (3 月 ) 米 2 年国債入札 3 米 5 年国債入札米 7 年国債入札 31 シカゴPMI 指数 (3 月 ) 欧州 1 ECB 政策理事会 17 英中銀金融政策委員会 (16 17 日 ) * 印は期日未定を示す 予定は変更の可能性があります 1 日銀短観 (3 月調査 ) 新車販売台数 (3 月 ) 5 毎月勤労統計 (2 月速報 ) 8 国際収支 (2 月速報 ) 景気ウォッチャー調査 (3 月 ) 13 マネーストック (3 月速報 ) 企業物価指数 (3 月 ) 2 貿易統計 (3 月 ) 28 日銀金融政策決定会合 (27 28 日 ) 日銀総裁定例記者会見日銀 経済 物価情勢の展望 ( 基本的見解 ) 1 雇用統計 (3 月 ) 製造業 ISM 指数 (3 月 ) 5 貿易収支 (2 月 ) 非製造業 ISM 指数 (3 月 ) 12 連邦財政収支 (3 月 ) 米 3 年国債入札 13 小売売上高 (3 月 ) PPI(3 月 ) ベージュブック ( 地区連銀経済報告 ) 米 1 年国債入札 14 CPI(3 月 ) 米 3 年国債入札 15 鉱工業生産 設備稼働率 (3 月 ) ミシカ ン大学消費者信頼感指数 (4 月速報 ) ニューヨーク連銀製造業業況指数 (4 月 ) 19 住宅着工 許可件数 (3 月 ) 2 中古住宅販売件数 (3 月 ) 21 フィラテ ルフィア連銀製造業業況指数 (4 月 ) 景気先行指数 (3 月 ) 25 新築住宅販売件数 (3 月 ) 26 S&P/ ケース シラー住宅価格指数 (2 都市 2 月 ) 耐久財受注 (3 月 ) カンファレンスホ ート 消費者信頼感指数 (4 月 ) 米 2 年国債入札 27 FOMC(26 27 日 ) 米 5 年国債入札 28 GDP(1~3 月期速報 ) 米 7 年国債入札 29 個人所得 消費支出 (3 月 ) 雇用コスト指数 (1~3 月期 ) シカゴ PMI 指数 (4 月 ) 14 英中銀金融政策委員会 (13 14 日 ) 21 ECB 政策理事会 2 新車販売台数 (4 月 ) 12 景気ウォッチャー調査 (4 月 ) 13 マネーストック (4 月速報 ) 16 企業物価指数 (4 月 ) 2 製造業 ISM 指数 (4 月 ) 4 貿易収支 (3 月 ) 非製造業 ISM 指数 (4 月 ) 労働生産性 (1~3 月期暫定 ) 6 雇用統計 (4 月 ) 11 連邦財政収支 (4 月 ) 13 小売売上高 (4 月 ) PPI(4 月 ) ミシカ ン大学消費者信頼感指数 (5 月速報 ) 16 ニューヨーク連銀製造業業況指数 (5 月 ) 17 鉱工業生産 設備稼働率 (4 月 ) 住宅着工 許可件数 (4 月 ) CPI(4 月 ) 19 フィラテ ルフィア連銀製造業業況指数 (5 月 ) 景気先行指数 (4 月 ) 2 中古住宅販売件数 (4 月 ) 24 新築住宅販売件数 (4 月 ) 26 耐久財受注 (4 月 ) 27 GDP(1~3 月期暫定 ) 31 個人所得 消費支出 (4 月 ) 企業収益 (1~3 月期暫定 ) S&P/ ケース シラー住宅価格指数 (2 都市 3 月 ) シカゴ PMI 指数 (5 月 ) カンファレンスホ ート 消費者信頼感指数 (5 月 ) 12 英中銀金融政策委員会 (11 12 日 ) 15

18 今週の金融市場の動き [ 海外金利 ] 1/7 1/8 1/11 1/12 1/13 1/14 1/15 前週末比 ドルLIBOR 3M(%) ユーロト ル金先 (Mar16) 米国債 (1 年 %) スワッフ 金利 (1 年 %) 独国債 (1 年 %) 英国債 (1 年 %) [ 内外株式 ] 1/7 1/8 1/11 1/12 1/13 1/14 1/15 前週末比 ダウ平均 ( ト ル ) 16, , , , , , S&P5 指数 1, , , , , , NASDAQ 総合指数 4, , , , , , 日経平均 ( 円 ) 17, , , , , , TOPIX(Pt.) 1, , , , , , 出来高 ( 百万株 ) 2, , 休場 2, , ,6.2 2, 売買代金 ( 億円 ) 28, , , , , , , 日経 JASDAQ 平均 ( 円 ) 2, , , ,56.5 2, , [ 円金利 ] 1/7 1/8 1/11 1/12 1/13 1/14 1/15 前週末比 TIBOR 3カ月 (%) ユーロ円金先 (Mar16) 新発国債 (1 年 %) 休場 長国先物 (Mar16) スワッフ 金利 (5 年 %) [ 為替 ] 1/7 1/8 1/11 1/12 1/13 1/14 1/15 前週末比 円 /$ $/EUR 円 /EUR ( 注 ) 前週末比は 海外などについては現時点での直近値と前週末値との比較 東京市場の発行日表示値は終値もしくは 15: 時点値 米国 1 年債 米金利スワップ 1 年物は Bloomberg の終値 日本株出来高 売買代金はそれぞれ東京証券取引所第一部出来高 売買代金 TIBOR は全銀協発表のユーロ円 TIBOR 平均値 新発 1 年国債は日本相互証券発表の気配値 金利先物は東京金融取引所 (TFX) のユーロ円 3 ヵ月金利先物 独 英 1 年国債は Bloomberg の提示する終値 為替は NY 時間終値 ( 発行日のみ東京時間 15: 時点 出所 :Bloomberg) 16

19 最新リポート一覧 < みずほインサイト > 216 年 1 月 15 日危機感を強める日銀 ~ 早ければ 1 月会合で追加緩和の可能性 ~ 年 1 月 14 日 ASEAN シフトを進める台湾 ~ 地場や日系との連携も視野に対中依存是正を目指す ~ 年 1 月 13 日資源価格下落にもかかわらず増加するオーストラリアの雇用 年 1 月 12 日補正予算は成長率を.3% 押し上げ ~ 配分方法に課題が残る低年金生活者への給付 ~ < 内外経済見通し > 執筆担当者 215 年 12 月 8 日 年度内外経済見通し (215 年 7~9 月期 GDP2 次速報後改訂 ) ~ 日本の 7~9 月期 GDP プラス転化で 見通しを小幅上方修正 ~ 年 11 月 17 日 年度内外経済見通し ~ 世界経済は緩慢な回復 新興国の下振れリスクに警戒 ~ 年 7 月 24 日内外経済の中期見通し ~ 長期展望も視野に 22 年までの世界経済の行方 ~ 市場調査部武内浩二 koji.takeuchi@mizuho-ri.co.jp 野口雄裕 takehiro.noguchi@mizuho-ri.co.jp 井上淳 jun.inoue@mizuho-ri.co.jp 有田賢太郎 kentaro.arita@mizuho-ri.co.jp 大塚理恵子 rieko.otsuka@mizuho-ri.co.jp 欧米調査部小野亮 makoto.ono@mizuho-ri.co.jp 吉田健一郎 kenichiro.yoshida@mizuho-ri.co.jp 松本惇 atsushi.matsumoto@mizuho-ri.co.jp 風間春香 haruka.kazama@mizuho-ri.co.jp 経済調査部多田出健太 kenta.tadaide@mizuho-ri.co.jp 松浦大将 hiromasa.matsuura@mizuho-ri.co.jp 川口亮 ryo.kawaguchi@mizuho-ri.co.jp 当レポートは情報提供のみを目的として作成されたものであり 商品の勧誘を目的としたものではありません 本資料は 当社が信頼できると判断した各種データに基づき作成されておりますが その正確性 確実性を保証するものではありません また 本資料に記載された内容は予告なしに変更されることもあります 発行 編集 / みずほ総合研究所調査本部 1-11 東京都千代田区内幸町 TEL

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