2.6.4 薬物動態試験の概要文

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1 ポプスカイン 0.75% 注 75mg/10mL ポプスカイン 0.75% 注 150mg/20mL ポプスカイン 0.25% 注 25mg/10mL ポプスカイン 0.25% 注バッグ 250mg/100mL ポプスカイン 0.75% 注シリンジ 75mg/10mL ポプスカイン 0.25% 注シリンジ 25mg/10mL に関する資料 第 2 部 丸石製薬株式会社

2 薬物動態試験の化学構造式一覧表 略号 ( 略称 ) 化学名 ( 一般名 ) 構造式 由来 レボブピバカイン (S(-)-bupivacaine) (-)-(2S)-1-butyl--(2,6- dimethylphenyl)piperidine- 2-carboxamide monohydrochloride JA( 日本名 ): 塩酸レボブピバカイン JA( 英名 ):Levobupivacaine ydrochloride I( 英名 ):levobupivacaine I( 日本名 ): レボブピバカイン O l 原薬 3- ヒドロキシ体 1-butyl--(2,6-dimethyl- 3-hydoroxyphenyl)piperidine- 2-carboxamide O O 代謝物 4- ヒドロキシ体 1-butyl--(2,6-dimethyl- 4-hydoroxyphenyl)piperidine- 2-carboxamide O O 代謝物 デスブチル体 -(2,6-dimethylphenyl)- piperidine-2-carboxamide O 代謝物 ジヒドロキシ体 O (O) 2 代謝物 R-ブピバカイン (R(+)-bupivacaine) (+)-(2R)-1-butyl--(2,6- dimethylphenyl)piperidine- 2-carboxamide monohydrochloride O l レボブピバカインの R 体

3 ブピバカイン 1-butyl--(2,6-dimethyl- phenyl)piperidine- 2-carboxamide monohydrochloride O 対照薬 l ロピバカイン (-)-(2S)-1-propyl--(2,6- dimethylphenyl)piperidine- 2-carboxamide monohydrochloride O 対照薬 l メピバカイン 1-methyl--(2,6-dimethylphenyl)piperidine- 2-carboxamide monohydrochloride O 対照薬 l リドカイン 2-diethylamino--(2,6- dimethylphenyl)acetamide monohydrochloride O 対照薬 l

4 薬物動態試験の略語一覧表 略号内容 ( 略称 ) AU 0- AU 0-th max YP PL PL-UV I 50 Ki Km L/MS/MS MRT 0- ADP 0~ 無限大時間における血漿中 ( 放射能 ) 濃度 - 時間曲線下面積 0~t 時間における血漿中 ( 放射能 ) 濃度 - 時間曲線下面積最高血漿中 ( 放射能 ) 濃度チトクロム P450 高速液体クロマトグラフィー紫外吸光検出器付高速液体クロマトグラフィー 50% 阻害濃度阻害定数ミカエリス定数タンデム型質量分析計付液体クロマトグラフィー 0~ 無限大時間における平均滞留時間還元型ニコチンアミドアデニンヌクレオチドリン酸 ZW ew Zealand White( ウサギの種類 ) PVG Piebald Virol Glaxo( ラットの種類 ) RI-PL ラジオクロマト検出器付高速液体クロマトグラフィー SD Sprague Dauley( ラットの種類 ) T 1/2 T 1/2 α T 1/2 β T 1/2 γ Tmax Vdss Vmax 消失半減期第 Ⅰ 相における消失半減期第 Ⅱ 相における消失半減期第 Ⅲ 相における消失半減期最高血漿中濃度到達時間定常状態における分布容積最大反応速度

5 目次頁 まとめ 分析法 吸収 分布 代謝 排泄 薬物動態学的薬物相互作用 その他の薬物動態試験 考察及び結論 図表 40

6 まとめレボブピバカインの体内動態をラット (SD 及び pigmented PVG) 及びイヌ ( ビーグル ) で検討した ラット及びイヌは 主として毒性試験において選択された動物種であるが ラットは薬理試験でも使用されている レボブピバカインの臨床投与経路は硬膜外であるが ラットの硬膜外投与は技術的に困難なため 代替経路として 類薬であるブピバカイン及びロピバカインにおいても採用されている皮下投与を主として選択した また イヌにおいては 臨床投与経路である硬膜外投与の検討を行ったが 皮下投与による種差の検討も実施した さらに 静脈内投与及び投与経路である脊髄くも膜下投与についても 投与経路の違いによる体内動態の差を比較するために記載した 吸収に関する試験として 投与経路の違いによる全身暴露の程度及び血漿中動態の差異ついて また血漿中動態の線形性及び蓄積性について検討した 分布に関する試験として 投与経路及びラットの系統差による組織 臓器中分布の違い 全身オートラジオグラフィー 蛋白結合率 血球移行性 胎児移行性及び神経組織移行性を検討した 代謝に関する試験として 血漿及び尿中代謝物組成分析 光学異性体変換 チトクロム P450 代謝分子種の同定及び肝薬物代謝酵素系への影響を検討した 排泄に関する試験として 投与経路の違いによる糞尿中排泄の差異を また胆汁及び乳汁への排泄を検討した 薬物相互作用に関する試験として チトクロム P450 分子種に対する阻害作用を検討した 1) 吸収ラットに 14 -レボブピバカイン 1 3 及び 10mg/kg を単回皮下投与したとき いずれの用量でも投与後 1.00 時間で最高血漿中放射能濃度 (max) に達し 半減期約 2~4 時間 ( 投与後 1~4 または 8 時間 ) 及び約 45~48 時間 ( 投与後 24~168 時間 ) で 2 相性に消失した 血漿中放射能濃度 - 時間曲線下面積 (AU 0- ) は ほぼ用量に依存して増加した ラットに 14 -レボブピバカイン 1mg/kg を単回静脈内投与したとき 血漿中放射能濃度は約 20 分の半減期 ( 投与後 5~30 分 ) で速やかに減少し その後約 20 時間の半減期 ( 投与後 8~48 時間 ) で緩やかに減少した イヌに 14 -レボブピバカイン 1mg/kg を単回硬膜外投与したとき 投与後 0.58 時間で max に達し 約 6.3 時間 ( 投与後 Tmax~8 時間 ) 及び約 100 時間 ( 投与後 24~168 時間 ) の半減期で 2 相性に消失した イヌに 14 -レボブピバカインを 1 及び 3mg/kg 単回皮下投与したとき それぞれ投与後 0.42 及び 0.83 時間で max に達し それぞれ 136 及び 134 時間 ( 投与後 48~168 時間 ) の半減期で消失した また AU 0- はほぼ用量に依存して増加した イヌに 14 -レボブピバカイン 1mg/kg 単回脊髄くも膜下投与したとき 投与後 0.33 時間で max に達し 約 2.4 時間 ( 投与後 Tmax~4 時間 ) 約 11.1 時間 ( 投与後 4~24 時間 ) 及び約 100 時間 ( 投与後 24~168 時間 ) の半減期で 3 相性に消失した また イヌに 14 -レボブピバカイン濃度 0.125% 0.25% 及び 0.5% を 6mL/h で 2 時間持続硬膜外投与したとき いずれも持続投与開始後から 2.06~2.19 時間で max に達し 約 11~13 時間 ( 持続投与開始後 Tmax~10 または 26 時間 ) 約 153~174 時間 ( 持続投与開始後 50 または 74~170 時間 ) の半減期で 2 相性に消失した また 0.125% 0.25% 及び 0.5% の投与群の AU 0- は それぞれ 及び 113µg eq. h/ml となり 非線形性が示唆された 毒性試験において ラット ( 投与量 5 10 及び 20mg/kg) 及びイヌ ( 投与量 1 3 及び 10mg/kg) 1

7 にレボブピバカインを 4 週間反復皮下投与したとき 血漿中レボブピバカインの max 及び AU 0-24h はいずれも用量の増加に伴い増加した 初回投与時と最終投与時の AU 0-24h を比較すると イヌでは両者の値はほとんど同程度であったが ラットでは最終投与時は初回投与時の約 1.3~1.7 倍の値となった 2) 分布ラットに 14 -レボブピバカイン 3mg/kg 単回皮下投与したときの臓器 組織内放射能濃度は 投与後 30 分では特に皮膚 ( 投与部位 ) 及び褐色脂肪で高く その他多くの部位で血漿中放射能濃度よりも高かった 皮膚 ( 投与部位 ) 及び褐色脂肪以外では 副腎が投与後 1 時間で最も高かった 投与後 4 時間においては 小腸 肝臓 大腸 腹腔内脂肪及び甲状腺の放射能濃度が最高値を示した その後 各組織の放射能濃度は徐々に低下し 投与後 168 時間では最高放射能濃度よりも著しく減少した また 全身オートラジオグラムも 臓器 組織内放射能濃度分布と同様の傾向を示した 有色ラットに 14 -レボブピバカインを 1mg/kg 単回静脈内投与したときの臓器 組織内放射能濃度は 投与後 2 及び 8 時間に小腸及び大腸で高い放射能が認められ 胆汁排泄が示唆された これらの臓器以外では 投与後 30 分までに各臓器 組織に広く分布し 副腎 眼球 肝臓 腎臓及び脾臓で高い値を示した 投与後 2 時間には 眼球 副腎及び肝臓で高い分布を示したものの 全体の放射能は減少した その後 各臓器 組織の放射能濃度は経時的に減少したが 眼球では投与後 168 時間においても放射能の消失遅延が認められた In vitro における 0.1µg/mL 及び 10µg/mL の 14 -レボブピバカインとラット イヌ及びヒトの血漿との血漿蛋白結合率は 0.1µg/mL の濃度ではそれぞれ 71.1% 94.3% 及び 94.8% であり 10µg/mL の濃度ではそれぞれ 61.1% 53.5% 及び 74.5% であり 高濃度で血漿蛋白結合の飽和が認められた 同様に精製蛋白 ( ヒト血清アルブミン ヒト α 1 - 酸性糖蛋白及びヒトグロブリン ) に対する結合率は 0.1µg/mL でそれぞれ 49.7% 82.0% 及び 11.1% であり 10µg/mL でそれぞれ 53.7% 55.0% 及び 8.3% であり 高濃度のヒト α 1 - 酸性糖蛋白との結合に飽和が認められ 主要結合蛋白はヒト α 1 - 酸性糖蛋白であった ラットに 14 -レボブピバカイン 3mg/kg を単回皮下投与したときの放射能の血球移行率は 投与後 0.5~168 時間で 31.2~80.6% であった また イヌに 14 -レボブピバカインを 0.125% 0.25% 及び 0.5% の投与濃度で 6mL/h 2 時間持続硬膜外投与したときの放射能の血球移行率は 持続投与開始後 0.25 時間から 170 時間において それぞれ 5.68~18.3% 3.89~27.1% 及び 2.64~32.8% であった 妊娠 13 及び 19 日目の雌性ラットに 14 -レボブピバカイン 3mg/kg を単回皮下投与したときの胎盤通過性について検討した 妊娠 13 及び 19 日目のいずれの時期においても 母獣組織及び胎児における放射能濃度は投与後 1 時間でほぼ最高値を示し 投与後 4 時間から 24 時間にかけて徐々に低下した 妊娠 13 日目の投与後 1 時間における胎児中の放射能濃度は 母獣の血漿中放射能濃度より低く その濃度は母獣の血漿中放射能濃度の低下に伴って減少した また 妊娠 19 日目の投与後 1 時間における胎児中の放射能濃度は 母獣の血漿中放射能濃度より低かったが 胎児の組織内分布に顕著な差はなく 母獣の血漿中濃度と同程度か若しくはやや低かった 2

8 ラットの脊髄くも膜下 ( 第 4~6 腰椎間 ) に 14 -レボブピバカイン 3mg/kg を単回投与したときの脊髄内濃度推移を検討した いずれの測定時点においても 投与部位付近の放射能濃度が最も高く 投与部位から離れるに従って低下したことから 放射能は投与局所に留まることが示された In vitro におけるレボブピバカインの神経組織への移行性を他の局所麻酔薬と比較検討した いずれの薬物も時間経過とともに神経組織内濃度が増大したが 神経組織への移行性は レボブピバカインが最も高く 次いでロピバカイン>リドカイン>メピバカインの順であった 3) 代謝ラットに 14 -レボブピバカインを単回皮下投与したときの血漿中及び尿中の主代謝物は 3-ヒドロキシ体とその抱合体であり 胆汁中では 3-ヒドロキシ体の抱合体であった イヌに 14 -レボブピバカインを単回皮下投与したときの血漿中の主代謝物は 3-ヒドロキシ体及び 4-ヒドロキシ体とそれぞれの抱合体であり 尿中では 3-ヒドロキシ体及び 4-ヒドロキシ体の抱合体であった イヌに 14 -レボブピバカインを持続硬膜外投与後の血漿中の主代謝物は 3-ヒドロキシ体 4-ヒドロキシ体 それぞれの抱合体及びデスブチル体であり 尿中では 3-ヒドロキシ体 4-ヒドロキシ体 ジヒドロキシ体 それぞれの抱合体及びデスブチル体であった これらの結果より レボブピバカインは酸化的代謝を受け その主代謝経路はジメチルフェニル基の 3 位のヒドロキシ化であり その他にジメチルフェニル基の 4 位のヒドロキシ化 ジヒドロキシ化 さらに複素環の脱ブチル化が認められた なお ヒドロキシ体は主として抱合化を受けると考えられた ラット及びヒトの肝スライスとレボブピバカインを作用させても レボブピバカイン (S(-)- 光学異性体 ) から R(+)- 光学異性体への異性化は認められなかった 14 -レボブピバカインの代謝に関与するチトクロム P450 分子種をヒト肝ミクロソームで検討した レボブピバカインの代謝には主に YP1A2 及び YP3A4 が関与しており YP1A2 は 3-ヒドロキシ体生成 ( このときの Km は 22.9μM 及び Vmax は 55.2pmol/min mg protein であった ) に関与し YP3A4 はデスブチル体生成に関与していた ラットにレボブピバカイン 1 及び 10mg/kg を 1 日 1 回 7 日間反復皮下投与したときの肝薬物代謝酵素系に対する影響を検討したところ いずれの用量においてもミクロソーム蛋白量の減少が認められ 高用量群では各種薬物代謝酵素活性のうち アミノピリン - 脱メチル化酵素及びアニリン 4- 水酸化酵素の活性低下が認められた 4) 排泄ラットに 14 -レボブピバカイン 3mg/kg を単回皮下投与したときの放射能の排泄は 投与後 72 時間でほぼ終了し 約 39% が尿中に及び約 58% が糞中に排泄され 胆汁中には 投与後 48 時間までに約 80% が排泄された ラットに 14 -レボブピバカイン 1mg/kg を静脈内投与したときの放射能の排泄は 投与後 168 時間までに約 22% が尿中に 約 70% が糞中に排泄された イヌに 14 -レボブピバカインを硬膜外 (1mg/kg 投与 ) 及び皮下 (1 3mg/kg 投与 ) に単回投与したときの放射能の排泄は 投与後 72 時間でほぼ終了し 約 54~60% が尿中に 約 34~40% が糞中に排泄された また イヌに 1mg/kg 脊髄くも膜下に投与したときの放射能の排泄は 投与後 168 時間でほぼ終了し 約 62% が尿中に 約 34% が糞中に排泄された 従って 放射能の体内残存性は認められなかった 3

9 授乳ラットに 14 -レボブピバカインを 3mg/kg の用量で皮下投与したときの乳汁中排泄を検討した 乳汁中放射能濃度は投与後 1 時間で最高値となり 血漿中放射能濃度の 3.7 倍の値を示した その後 乳汁中放射能濃度は 投与後 4 時間まで血漿中放射能濃度よりも高値で推移し 投与後 6 時間以降は血漿中放射能濃度に比べて速やかに低下した 5) 薬物動態学的相互作用ヒト肝ミクロソームプールを用いて YP の各分子種 (YP1A2 2A D6 2E1 及び 3A4) に対するレボブピバカインの阻害作用を in vitro で検討した レボブピバカインは YP1A D6 及び 3A4 に対し阻害作用を示し 特に YP2D6 に対して強い阻害作用を示した 以上の皮下投与したラット 皮下及び硬膜外投与したイヌにおけるレボブピバカインの体内動態を図 に示した 皮下及び硬膜外投与量 (100%) 胆汁ラット皮下 ( 約 80%/48h) 吸収 消化管肝臓循環血組織 再吸収 尿ラット皮下 ( 約 39%/168h) 糞ラット皮下 ( 約 58%/168h) イヌ皮下 ( 約 58%/168h) イヌ皮下 ( 約 38%/168h) イヌ硬膜外 ( 約 59%/168h) イヌ硬膜外 ( 約 42%/168h) 図 レボブピバカインの体内動態 投与量 : 皮下投与のラット及びイヌ 3mg/kg 硬膜外投与のイヌ 1mg/kg 4

10 分析法 1) 標識化合物 (1) 被験物質試験に用いた 14 -レボブピバカインは 株式会社において合成された 図 に標識位置を示し 比放射能及び放射化学的純度を表 に示した O * l 図 レボブピバカインの標識位置 (*) 表 レボブピバカインの比放射能及び放射化学的純度 バッチ番号 比放射能 放射化学的純度 1.48GBq/mmoL 99% 2.59GBq/mmoL 99.7% 2.59GBq/mmoL 99.88% 2.57GBq/mmoL 98.2% 合成場所及び入手先 : 株式会社 (2) 放射能測定法放射能の測定は試料調製後 液体シンチレーションカウンターを用いて行った 放射能量は 外部標準線源法により計数効率の補正を行い 測定値からバックグラウンド値を差し引いて算出した なお バックグラウンド値の 2 倍の放射能を検出限界とした 放射能量はいずれもレボブピバカイン当量に換算して表示した また ラット及びイヌの一部の試験においては生体試料中の未変化体及び代謝物の放射能濃度を RI-PL で分離し測定した 2) 非標識化合物 (1) 被験物質試験に用いたレボブピバカインの原薬は 社から提供された純度 99% 以上のものを使用した (2) 非臨床薬物動態試験における濃度測定法ラット坐骨神経組織中におけるレボブピバカインの濃度測定は 適切なキャリブレーションの範囲内で生体試料ホモジネートにレボブピバカインを添加して作成した検量線を用いて行った 5

11 1ラット坐骨神経組織中レボブピバカイン濃度測定法 添付資料 ラット坐骨神経組織中におけるレボブピバカインの濃度測定は PL-UV 法を用いて行った 本測定法の相関係数 日内再現性の真度 ( 偏差 ) 及び精度 ( 変動係数 ) は 0.005~2.5mg/g の濃度範囲でそれぞれ 0.99 以上 -3.6~6.0% 及び 0.3~1.9% であった (3) トキシコキネティクスにおける濃度測定法毒性試験における血漿中レボブピバカイン濃度測定は 血漿にレボブピバカインを添加して作成した検量線を用いて行った 1ラット及びイヌ血漿中レボブピバカインの L/MS/MS による濃度測定法 添付資料 ラット及びイヌ血漿中レボブピバカイン濃度の測定は L/MS/MS 法を用いて行った ラット血漿においては 5~2000ng/mL の濃度範囲で相関係数は 0.99 以上であり 日内再現性の真度及び精度はそれぞれ-6.8~-4.2% 及び 2.2~4.6% であり 日間再現性の真度及び精度はそれぞれ-7.6~-1.1% 及び 0.9~5.0% であった また イヌ血漿においては 5~2000ng/mL の濃度範囲で相関係数は 0.99 以上であり 日内再現性の真度及び精度はそれぞれ-1.9~9.6% 及び 0.9~4.6% であり 日間再現性の真度及び精度はそれぞれ 0.4~1.6% 及び 1.1~2.2% であった 吸収 1) 単回投与後の血漿中濃度レボブピバカインを臨床投与経路である硬膜外 代替経路である皮下 全身暴露の程度を比較するために静脈内及び脊髄くも膜下に単回投与したときの血漿中放射能濃度をラット (SD) 及びイヌ ( ビーグル ) で検討した (1) ラットレボブピバカインをラットの皮下及び静脈内に単回投与したときの血漿中放射能濃度を検討した 1ラット単回皮下投与後における血漿中濃度 添付資料 雄性ラットに 14 -レボブピバカインを 1 3 及び 10mg/kg の用量で単回皮下投与したときの血漿中放射能濃度推移及び投与量と AU 0- との関係を図 に 血漿中動態パラメータを表 に示した いずれの用量においても血漿中放射能濃度は投与後 1.00 時間に max に達した後 2 相性に消失した それぞれの相における半減期は Tmax から投与後 4 または 8 時間までが 2.55~3.59 時間 投与後 24 時間から 168 時間までが 45.9~47.2 時間であった また 血漿中放射能濃度 max 及び AU 0- は用量に依存して増加したことから 1~10mg/kg の用量範囲において線形性を示すことが示唆された また 1mg/kg の用量における吸収率を皮下及び静脈内投与時の AU 0- ( 添付資料 参照 ) より算出すると 99.4% となり 大部分が血漿中に吸収されることが示唆された 6

12 (A) 10 放射能濃度 (μg eq./ml) mg/kg 3mg/kg 10mg/kg 放射能濃度 (μg eq /ml) 時間 (h) 1E 時間 (h) (B) AU 0- (μg eq. h/ml) 投与量 (mg/kg) 図 ラットに 14 - レボブピバカイン (1 3 及び 10mg/kg) を単回皮下投与したときの血漿中放射能濃度推移 (A) 及び投与量と AU 0- との関係 (B) シンボルは平均値 ± 標準偏差 (n=3) で示す血漿中放射能濃度推移の右上の図は 投与後 24 時間までを拡大したものを示す 7

13 表 ラットに 14 - レボブピバカイン (1 3 及び 10mg/kg) を単回皮下投与したときの放射能の血漿中動態パラメータ 血漿中動態パラメータ 14 - レボブピバカイン投与量 1mg/kg 3mg/kg 10mg/kg Tmax (h) 1.00 ± ± ± 0.00 max (µg eq./ml) ± ± ± 0.77 T 1/2 α a) T 1/2 β b) (h) 3.48 ± ± ± 1.21 (h) 45.9 ± ± ± 0.2 AU h (µg eq. h/ml) 2.93 ± ± ± 2.2 AU 0- (µg eq. h/ml) 3.12 ± ± ± 2.6 半減期算出時間範囲 :a)tmax~ 投与後 4 または 8 時間 b) 投与後 24~168 時間数値は平均値 ± 標準偏差 (n=3) で示す 2ラット単回静脈内投与後における血漿中濃度 添付資料 及び 雄性ラットに 14 -レボブピバカインを 1mg/kg の用量で単回静脈内投与したときの血漿中放射能濃度推移を図 に 血漿中動態パラメータを表 に示した 投与後 5 分の血漿中放射能濃度は 0.55µg eq./ml で その後約 20 分の半減期で急速に減少し 投与後 4~6 時間に放射能濃度のわずかな上昇 (0.10µg eq./ml) がみられた その後約 20 時間の半減期で緩やかに減少し 投与後 48 時間には投与後 5 分の約 1/30 の濃度まで低下した AU 0- は 3.14µg eq. h/ml であった また 投与後 4~6 時間にみられた放射能濃度の上昇は 糞中排泄率よりも胆汁中排泄率が高いことから ( 添付資料 参照 ) 腸肝循環に起因するものであることが示唆された 1 放射能濃度 (μg eq./ml) 時間 (h) 図 ラットに 14 - レボブピバカイン (1mg/kg) を単回静脈内投与したときの血漿中放射能濃度推移シンボルは平均値 ± 標準偏差 (n=4) で示す 8

14 表 ラットに 14 - レボブピバカイン (1mg/kg) を単回静脈内投与したときの放射能の血漿中動態パラメータ 血漿中動態パラメータ 14 - レボブピバカイン投与量 1mg/kg AU 0- (µg eq. h/ml) 3.14 ± 0.24 T 1/2 α a) T 1/2 β b) (h) ± (h) 20.6 ± 2.8 Vdss (L/kg) 8.61 ± 1.77 半減期算出時間範囲 :a) 投与後 5~30 分 b) 投与後 8~48 時間数値は平均値 ± 標準偏差 (n=4) で示す (2) イヌレボブピバカインをイヌの硬膜外 皮下及び脊髄くも膜下に単回投与したときの血漿中放射能濃度を検討した 1イヌ単回硬膜外投与後における血漿中濃度 添付資料 雄性イヌに 14 -レボブピバカインを 1mg/kg の用量で単回硬膜外投与したときの血漿中放射能濃度推移を図 に 血漿中動態パラメータを表 に示した 血漿中放射能濃度は投与後 0.58 時間に max に達した後 2 相性に消失した それぞれの相における半減期は Tmax から投与後 8 時間までが 6.28 時間で 投与後 24 時間から 168 時間までが約 100 時間であり AU 0- は 23.9 µg eq. h/ml であった 1 放射能濃度 (μg eq./ml) 放射能濃度 (μg eq./ml) 時間 (h) 時間 (h) 図 イヌに 14 - レボブピバカイン (1mg/kg) を単回硬膜外投与したときの血漿中放射能濃度推移シンボルは平均値 ± 標準偏差 (n=3) で示す血漿中放射能濃度推移の右上の図は 投与後 24 時間までを拡大したものを示す 9

15 表 イヌに 14 - レボブピバカイン (1mg/kg) を単回硬膜外投与したときの放射能の血漿中動態パラメータ 血漿中動態パラメータ 14 - レボブピバカイン投与量 1mg/kg Tmax (h) 0.58 ± 0.38 max (µg eq./ml) ± T 1/2 α a) T 1/2 β b) (h) 6.28 ± 0.77 (h) 97.1 ± 14.6 AU h (µg eq. h/ml) 17.3 ± 3.8 AU 0- (µg eq. h/ml) 23.9 ± 7.1 半減期算出時間範囲 :a)tmax~ 投与後 8 時間 b) 投与後 24~168 時間数値は平均値 ± 標準偏差 (n=3) で示す 2イヌ単回皮下投与後における血漿中濃度 添付資料 雄性イヌに 14 -レボブピバカインを 1 及び 3mg/kg の用量で単回皮下投与したときの血漿中放射能濃度推移を図 に 血漿中動態パラメータを表 に示した 1mg/kg の用量で投与したとき 血漿中放射能濃度は投与後 0.42 時間に max に達した後 3 相性に消失した それぞれの相における半減期は Tmax から投与後 4 時間までが 2.28 時間で 投与後 4 時間から 48 時間までが 26.1 時間で 投与後 48 時間から 168 時間までが 136 時間であった また 3mg/kg の用量で投与したとき 血漿中放射能濃度は 投与後 0.83 時間に max に達した後 Tmax から投与後 8 時間までは 4.00 時間の半減期で消失した その後 投与後 24 時間に小ピークを示し 投与後 48 時間から 168 時間までは 134 時間の半減期で消失した AU 0- 及び max ともに用量に依存して増加したことから 1~3mg/kg の用量範囲において線形性を示すことが示唆された また 3mg/kg の用量で投与したときにみられた投与後 24 時間の小ピークは ラットと同様に腸肝循環に起因するものであることが示唆された 10

16 10 放射能濃度 (μg eq./ml) mg/kg 3mg/kg 放射能濃度 (μg eq /ml) 時間 (h) 時間 (h) 図 イヌに 14 - レボブピバカイン (1 及び 3mg/kg) を単回皮下投与したときの血漿中放射能濃度推移シンボルは平均値 ± 標準偏差 (n=3) で示す血漿中放射能濃度推移の右上の図は 投与後 24 時間までを拡大したものを示す 表 イヌに 14 - レボブピバカイン (1 及び 3mg/kg) を単回皮下投与したときの放射能の血漿中動態パラメータ 血漿中動態パラメータ 14 - レボブピバカイン投与量 1mg/kg 3mg/kg Tmax (h) 0.42 ± ± 0.29 max (µg eq./ml) ± ± 0.46 T 1/2 α (h) 2.28 ± 0.26 a) 4.00 ± 0.50 d) T 1/2 β (h) 26.1 ± 3.5 b) - T 1/2 γ (h) 136 ± 27 c) 134 ± 41 c) AU h (µg eq. h/ml) 12.3 ± ± 0.9 AU 0- (µg eq. h/ml) 19.6 ± ± 12.0 半減期算出時間範囲 :a)tmax~ 投与後 4 時間 b) 投与後 4~48 時間 c) 投与後 48~168 時間 d)tmax~ 投与後 8 時間数値は平均値 ± 標準偏差 (n=3) で示す -: 算出できず 11

17 3イヌ単回脊髄くも膜下投与後における血漿中濃度 添付資料 雄性イヌに 14 -レボブピバカインを 1mg/kg の用量で単回脊髄くも膜下投与したときの血漿中動態パラメータを表 に示した 血漿中放射能濃度は投与後 0.33 時間に max に達した後 3 相性に消失した それぞれの相における半減期は Tmax から投与後 4 時間までが 2.39 時間 投与後 4 時間から 24 時間までが 11.1 時間 投与後 24 時間から 168 時間までが約 100 時間であった また AU 0- は 15.9µg eq. h/ml であった 表 イヌに 14 - レボブピバカイン (1mg/kg) を単回脊髄くも膜下投与したときの放射能の血漿中動態パラメータ 血漿中動態パラメータ 14 - レボブピバカイン投与量 1mg/kg Tmax (h) 0.33 ± 0.14 max (µg eq./ml) ± T 1/2 α a) T 1/2 β b) T 1/2 γ c) (h) 2.39 ± 0.18 (h) 11.1 ± 0.8 (h) 99.9 ± 21.0 AU h (µg eq. h/ml) 11.5 ± 1.5 AU 0- (µg eq. h/ml) 15.9 ± 3.6 半減期算出時間範囲 :a)tmax~ 投与後 4 時間 b) 投与後 4~24 時間 c) 投与後 24~168 時間数値は平均値 ± 標準偏差 (n=3) で示す 2) 持続投与後の血漿中濃度レボブピバカインを臨床投与経路である硬膜外で持続投与したときの血漿中放射能濃度をイヌ ( ビーグル ) で検討した (1) イヌ持続硬膜外投与後における血漿中濃度 添付資料 雄性イヌに 14 -レボブピバカインを 0.125% 0.25% 及び 0.5% の投与液濃度で 6mL/h 2 時間持続硬膜外投与したときの血漿中放射能濃度推移及び投与濃度と AU 0- との関係を図 に 血漿中動態パラメータを表 に示した 0.125% 0.25% 及び 0.5% で 6mL/h 2 時間持続硬膜外投与したときの血漿中放射能濃度は いずれも持続投与開始後から 2.06~2.19 時間に max に達した後 2 相性に消失した それぞれの相における半減期は Tmax から持続投与開始後 10 または 26 時間までが 10.9~12.6 時間で 持続投与開始後 50 または 74 時間から 170 時間までが 153~174 時間であった AU 0- は 0.125% 0.25% 及び 0.5% の投与群でそれぞれ 及び 113µg eq. h/ml であり 投与濃度と AU 0- との関係を解析した結果 非線形性を示すことが示唆された また T 1/2 β の用量依存性を Tukey 検定 ( 有意水準 5%) した結果 有意差は認められなかったことから 放射能の消失に対し用量増加による影響はないものと考えられた 12

18 (A) 10 放射能濃度 (μg eq./ml) % 0.25% 0.5% 放射能濃度 (μg eq /ml) 持続投与時間 (h) 時間 (h) (B) 140 AU 0- (μg eq. h/ml) 投与濃度 (%) 図 イヌに 14 - レボブピバカイン (0.125% 0.25% 及び 0.5%) を持続硬膜外投与 (6mL/h 2 時間 ) したときの血漿中放射能濃度推移 (A) 及び投与濃度と AU 0- との関係 (B) シンボルは平均値 ± 標準偏差 (n=3) で示す血漿中放射能濃度推移の右上の図は 投与後 10 時間までを拡大したものを示す 13

19 表 イヌに 14 - レボブピバカイン (0.125% 0.25% 及び 0.5%) を持続硬膜外投与 (6mL/h 2 時間 ) したときの放射能の血漿中動態パラメータ 血漿中動態パラメータ 14 - レボブピバカイン投与量 ( 投与液濃度 6mL/h 2h) 0.125% 0.25% 0.5% Tmax (h) 2.19 ± ± ± 0.10 max (µg eq./ml) ± ± ± 0.34 T 1/2 α a) T 1/2 β b) (h) 10.9 ± ± ± 1.3 (h) 153 ± ± ± 18 AU h (µg eq. h/ml) 30.8 ± ± ± 8.5 AU 0- (µg eq. h/ml) 51.5 ± ± ± 20 MRT 0- (h) 190 ± ± ± 33 Vdss (L) 56.2 ± ± ± 12 半減期算出時間範囲 :a)tmax~ 持続投与開始後 10 または 26 時間 b) 持続投与開始後 50 または 74~170 時間数値は平均値 ± 標準偏差 (n=3) で示す 3) 反復投与後の血漿中濃度 ( トキシコキネティクス ) ラット (SD) 及びイヌ ( ビーグル ) の 4 週間反復皮下 ( 代替経路 ) 投与毒性試験において血漿中レボブピバカイン濃度を測定し 反復投与したときのレボブピバカインの曝露量を検討した (1) ラットにおける 4 週間反復皮下投与毒性試験のトキシコキネティクスデータ 添付資料 雄性及び雌性ラットにレボブピバカインを 5 10 及び 20mg/kg の用量で 1 日 1 回 4 週間反復皮下投与したときの初回投与時及び最終投与時の血漿中レボブピバカイン濃度を図 に示し 血漿中動態パラメータを表 に示した レボブピバカインの投与後における max 及び AU 0-24h は用量の増加に伴い増加した また レボブピバカインの AU 0-24h は 初回投与時に比較して最終投与時には約 1.3~1.7 倍となったが 投与後 24 時間ではレボブピバカインが検出限界以下であったことから 蓄積性はないと考えられた 更に レボブピバカインの血漿中濃度推移及び血漿中動態パラメータは 雌雄間で同程度であった 14

20 血漿中濃度 (μg/ml) 10 雄 mg/kg 初回投与時 5mg/kg 最終投与時 10mg/kg 初回投与時 10mg/kg 最終投与時 20mg/kg 初回投与時 20mg/kg 最終投与時 血漿中濃度 (μg/ml) 10 雌 mg/kg 初回投与時 5mg/kg 最終投与時 10mg/kg 初回投与時 10mg/kg 最終投与時 20mg/kg 初回投与時 20mg/kg 最終投与時 1E 時間 (h) 1E 時間 (h) 図 ラットにレボブピバカイン (5 10 及び 20mg/kg/ 日 ) を 4 週間反復皮下投与したときの血漿中濃度推移シンボルは平均値 ± 標準偏差 ( 各時点 n=4) で示す 表 ラットにレボブピバカイン (5 10 及び 20mg/kg/ 日 ) を 4 週間反復皮下投与したときの血漿中動態パラメータ 血漿中動態パラメータ 性別 レボブピバカイン投与量 5mg/kg 10mg/kg 20mg/kg 初回投与時最終投与時初回投与時最終投与時初回投与時最終投与時 Tmax (h) 雄 雌 max AU 0-24 h (µg/ml) 雄 雌 (µg h/ml) 雄 雌 数値は雄及び雌それぞれの平均値 ( 各時点 n=4) から求めた値を示す (2) イヌにおける 4 週間反復皮下投与毒性試験のトキシコキネティクスデータ 添付資料 雄性及び雌性イヌにレボブピバカインを 1 3 及び 10mg/kg の用量で 1 日 1 回 4 週間反復皮下投与したときの初回投与時及び最終投与時の血漿中レボブピバカイン濃度を図 に 血漿中動態パラメータを表 に示した レボブピバカインの投与後における max 及び AU 0-24h は投与量の増加に伴い増加した レボブピバカインの血漿中動態は 初回投与時と最終投与時で同程度であり さらに 投与後 24 時間ではレボブピバカインが検出限界以下であったことから 蓄積性はないと考えられた 更に レボブピバカインの血漿中濃度推移及び血漿中動態パラメータは雌雄間で同程度であった 15

21 血漿中濃度 (μg/ml) 10 雄 mg/kg 初回投与時 1mg/kg 最終投与時 3mg/kg 初回投与時 3mg/kg 最終投与時 10mg/kg 初回投与時 10mg/kg 最終投与時 血漿中濃度 (μg/ml) 10 雌 mg/kg 初回投与時 1mg/kg 最終投与時 3mg/kg 初回投与時 3mg/kg 最終投与時 10mg/kg 初回投与時 10mg/kg 最終投与時 1E 時間 (h) 1E 時間 (h) 図 イヌにレボブピバカイン (1 3 及び 10mg/kg/ 日 ) を 4 週間反復皮下投与したときの血漿中濃度推移シンボルは平均値 ± 標準偏差 ( 各 n=3) で示すただし 10mg/kg 投与群のみ平均値 ± 標準偏差 ( 各 n=5) で示す 表 イヌにレボブピバカイン (1 3 及び 10mg/kg/ 日 ) を 4 週間反復皮下投与したときの血漿中動態パラメータ レボブピバカイン投与量 血漿中動態パラメータ 性別 1mg/kg 3mg/kg 10mg/kg 初回投与時最終投与時初回投与時最終投与時初回投与時最終投与時 Tmax max (h) (µg/ml) 雄 1.7 ± ± ± ± ± ± 0.1 雌 0.3 ± ± ± ± ± ± 0.1 雄 ± ± ± ± ± ± 1.07 雌 ± ± ± ± ± ± 0.80 AU 0-24 h (µg h/ml) 雄 1.04 ± ± ± ± ± ± 3.03 雌 1.03 ± ± ± ± ± ± 2.46 数値は平均値 ± 標準偏差 ( 各 n=3) で示す ただし 10mg/kg 投与群のみ平均値 ± 標準偏差 ( 各 n=5) で示す 分布 1) 組織分布試験レボブピバカインを皮下 ( 代替経路 ) に単回投与したときの臓器及び組織分布をラット (SD) で検討した また 有色ラット (pigmented PVG) を用いてレボブピバカインを静脈内に単回投与後 同様に臓器及び組織内濃度を測定し 色素に対する結合性を検討した (1) 単回皮下投与後の臓器 組織内濃度 添付資料 雄性ラット (SD) に 14 -レボブピバカインを 3mg/kg の用量で単回皮下投与したときの臓器 組織内放射能濃度を表 に示した 皮膚 ( 投与部位 ) 及び褐色脂肪では 投与後 4 時間まで高い放射能が認められたが その後速やかに低下した その他の臓器 組織では 投与後 30 分で 副腎が最も高く 次いで肺 腎臓 16

22 肝臓 小腸 脾臓 下垂体 腸管膜リンパ 甲状腺 膵臓 心臓 脳 胃 前立腺 皮膚 ( 側腹部 ) 腹腔内脂肪 精巣及び大腸の順に比較的高い分布を示し 投与後 1 時間においては 副腎が最も高く 次いで小腸 肺 肝臓 腎臓 脾臓 腸管膜リンパ 下垂体 腹腔内脂肪 心臓 膵臓 精巣 脳 甲状腺 前立腺 皮膚 ( 側腹部 ) 精巣上体 胃及び大腸の順であった 投与後 4 時間においては 小腸 肝臓 大腸 腹腔内脂肪及び甲状腺の放射能濃度が最高値を示した 各組織における放射能濃度はその後徐々に低下し 投与後 168 時間では最高放射能濃度よりも著しく低下し 検出限界未満の組織もあった 特に 投与後 30 分の褐色脂肪組織に高い放射能濃度が認められたが 血漿中放射能濃度の低下と共に減少したため 問題はないと考えられる 表 ラット (SD) に 14 - レボブピバカイン (3mg/kg) を単回皮下投与したときの臓器 組織内放射能濃度 臓器 組織 組織内放射能濃度 (µg eq./ml or g) 30 分 1 時間 4 時間 24 時間 168 時間 血漿 ± ± ± ± ± 血液 ± ± ± ± ± 脳 ± ± ± ± D. 下垂体 ± ± ± ± D. 眼球 ± ± ± ± D. 甲状腺 ± ± ± ± D. 心臓 ± ± ± ± ± 肺 1.69 ± ± ± ± ± 肝臓 1.31 ± ± ± ± ± 脾臓 1.05 ± ± ± ± ± 膵臓 ± ± ± ± ± 腎臓 1.69 ± ± ± ± ± 副腎 2.19 ± ± ± ± ± 胃 ± ± ± ± ± 小腸 1.30 ± ± ± ± ± 大腸 ± ± ± ± ± 腹腔内脂肪 ± ± ± ± D. 褐色脂肪 122 ± ± ± ± ± 腸管膜リンパ節 ± ± ± ± ± 前立腺 ± ± ± ± ± 精巣 ± ± ± ± ± 精巣上体 ± ± ± ± ± 筋肉 ± ± ± ± D. 皮膚 ( 投与部位 ) 120 ± ± ± ± ± 皮膚 ( 側腹部 ) ± ± ± ± ± D.: 検出されず数値は平均値 ± 標準偏差 (n=3) で示す 17

23 (2) 単回静脈内投与後の臓器 組織内濃度 添付資料 有色雄性ラット (pigmented PVG) に 14 -レボブピバカインを 1mg/kg の用量で単回静脈内投与後 30 分 及び 168 時間の臓器 組織内放射能濃度を表 に示した 放射能は投与後 30 分までに各臓器 組織に広く分布し 特に小腸 副腎 眼球 肝臓 腎臓及び脾臓で高い値を示したが 投与後 2 時間には 小腸 眼球 大腸 副腎及び肝臓で比較的高い分布を示したものの 全体の放射能が減少した その後 各臓器 組織の放射能は経時的に減少したが 眼球では投与後 168 時間においても放射能の消失が遅延し 放射能とメラニンとの結合が示唆された 表 ラット (pigmented PVG) に 14 -レボブピバカイン (1mg/kg) を単回静脈内投与 したときの臓器 組織内放射能濃度 臓器 組織 放射能濃度 (µg eq./g) 30 分 2 時間 8 時間 24 時間 72 時間 168 時間 副腎 脳 * 0.00 * 0.00 * 眼球 心臓 * 腎臓 肝臓 肺 脾臓 精巣 * 甲状腺 * 0.00 * 胃 * 小腸 大腸 屍体 * 0.00 * 血液 血漿 * 数値は各時点 (n=1) のデータで示す *: バックグランド以上 30d.p m. 未満のデータより算出 (3) 全身オートラジオグラム 添付資料 雄性ラット (SD) に 14 -レボブピバカインを 3mg/kg の用量で単回皮下投与したときの全身オートラジオグラムを図 に示した 投与後 1 時間及び 4 時間で 投与部位及び腸管内容物に高い放射能が検出されたほか 肝臓 副腎 ハーダー腺 顎下腺 胃内容物及び膀胱尿にも比較的高い放射能が認められた 投与後 24 時間では 腸管内容物に高い放射能が存在し 肝臓にも放射能が検出された 更に 投与後 168 時間においても 投与部位と肝臓に放射能がわずかに検出された 本結果は摘出臓器での分布試験結果に一致し 投与後 1 時間で膀胱尿に高い放射能が認められたことから 放射能の尿中排泄が速やかであることが示された 18

24 骨髄 副腎 投与部位 1 時間 精巣皮膚 ( 側腹部 ) 胃内容物肝臓 ハーダー腺 腸管内容物脊髄投与部位 脳 膀胱尿 椎骨肝臓心臓 肺 顎下腺下垂体 精巣上体盲腸副腎 心臓 肺 ハーダー腺 4 時間 精巣 盲腸内容物 胃内容物腸管内容物 顎下腺 椎骨 脊髄 投与部位 褐色脂肪 下垂体 脳 精巣 腸管内容物 血液肝臓 肺 顎下腺 盲腸内容物 副腎 血液 24 時間 腸管内容物 肝臓 168 時間 腸管内容物 肝臓 投与部位 ハーダー腺 図 ラットに 14 - レボブピバカイン (3mg/kg) を単回皮下投与したときの全身オートラジオグラム 19

25 2) 血漿蛋白結合 (in vitro) 添付資料 ラット イヌ及びヒト血漿に 14 -レボブピバカインを添加し 限外濾過法を用いて検討した蛋白結合率を表 に示した レボブピバカインのラット イヌ及びヒトにおける蛋白結合率は 0.1µg/mL ではそれぞれ 71.1% 94.3% 及び 94.8% であり 10µg/mL では 61.1% 53.5% 及び 74.5% であり 高濃度で血漿蛋白結合の飽和が認められた また 同様にヒト血清アルブミン ヒト α 1 - 酸性糖蛋白及びヒトグロブリンに対する結合率を検討し 表 に示した ヒト血清アルブミン ヒト α 1 - 酸性糖蛋白及びヒトグロブリンに対する結合率は レボブピバカイン濃度 0.1µg/mL でそれぞれ 49.7% 82.0% 及び 11.1% であり 10µg/mL でそれぞれ 53.7% 55.0% 及び 8.3% であり 高濃度においてヒト α 1 - 酸性糖蛋白における蛋白結合の飽和が認められた これらの結果から 主要結合蛋白種はヒト α 1 - 酸性糖蛋白であると考えられた 表 レボブピバカインの血漿及び精製蛋白に対する結合率 (in vitro) 動物種 ラット血漿 イヌ血漿 ヒト血漿 b) b) a) レボブピバカイン濃度 (µg/ml) 蛋白結合率 (%) ± ± ± ± ± ± ヒト血清アルブミン c) ヒト α 1 - 酸性糖蛋白 c) ヒトグロブリン c) a)6 例分の血漿を 2 例ずつ混合した血漿を 3 例として測定し 平均値 ± 標準偏差で示す b)3 例の血漿を測定し 平均値 ± 標準偏差で示す c)3 回測定した平均値を示す 3) 血球移行レボブピバカインをラット (SD) に単回皮下 ( 代替経路 ) 投与及びイヌ ( ビーグル ) に硬膜外 ( 臨床投与経路 ) 持続投与したときの血球移行性を検討した (1) ラット単回皮下投与後における血球移行 添付資料 雄性ラットに 14 -レボブピバカインを 3mg/kg の用量で単回皮下投与したときの放射能の血球移行率を算出した 雄性ラットにおける標準的なヘマトクリット値 (0.46) 1) を用いて算出した放射能の血球移行率は投与後 0.5~168 時間で 31.2~80.6% であった 20

26 (2) イヌ持続硬膜外投与後における血球移行 添付資料 雄性イヌに 14 -レボブピバカインを 0.125% 0.25% 及び 0.5% の投与濃度で 6mL/h 2 時間持続硬膜外投与したときの放射能の血球移行率を検討した 放射能の血球移行率は 0.125% 0.25% 及び 0.5% の濃度で持続投与開始後 0.25 時間から 170 時間において それぞれ 5.68~18.3% 3.89 ~27.1% 及び 2.64~32.8% であり 放射能の血球移行性は低く 投与濃度による用量依存性及び経時的な変化は認められなかった 4) ラット単回皮下投与後における胎盤通過性 添付資料 妊娠 13 及び 19 日目の雌性ラット (SD) に 14 -レボブピバカインを 3mg/kg の用量で単回皮下投与したときの母獣組織及び胎児中の放射能濃度を表 に示した 妊娠 13 及び 19 日目のいずれの時期においても 母獣組織及び胎児における放射能濃度は投与後 1 時間でほぼ最高値を示し 投与後 4 時間から 24 時間にかけて徐々に低下した また 投与後 1 時間における母獣組織の放射能濃度は副腎で最も高かった 更に 妊娠 13 日目の投与後 1 時間における胎児中の放射能濃度は母獣の血漿中放射能濃度より低く その放射能濃度は母獣の血漿中放射能濃度の低下に伴って減少した 一方 妊娠 19 日目の投与後 1 時間における胎児中の放射能濃度も母獣の血漿中放射能濃度より低く 胎児の脳 心臓 肺 肝臓及び腎臓の放射能濃度に顕著な差は認められず 母獣の血漿中放射能濃度と同程度若しくはやや低かった これらの結果より 放射能はラット胎児に移行するが その程度は少ないものと考えられた 21

27 組織 表 妊娠ラット ( 妊娠 13 日目及び 19 日目 ) に 14 - レボブピバカイン (3mg/kg) を単回皮下投与したときの母獣組織及び胎児中放射能濃度 投与時間 妊娠 13 日目 放射能濃度 (µg eq./ml or g) 妊娠 19 日目 1 時間 4 時間 24 時間 1 時間 4 時間 24 時間 血漿 ± ± ± ± ± ± 血液 ± ± ± ± ± ± 脳 ± ± ± ± ± ± 胸腺 ± ± ± ± ± ± 心臓 ± ± ± ± ± ± 肺 1.36 ± ± ± ± ± ± 肝臓 1.46 ± ± ± ± ± ± 腎臓 1.66 ± ± ± ± ± ± 副腎 2 59 ± ± ± ± ± ± 脾臓 ± ± ± ± ± ± 筋肉 ± ± ± ± ± ± 卵巣 ± ± ± ± ± ± 子宮 ± ± ± ± ± ± 胎盤 ± ± ± ± ± ± 羊水 ± ± D ± ± ± 胎児 ± ± ± ± ± ± 胎児脳 ± ± ± 胎児肺 ± ± ± 胎児心臓 ± ± ± 胎児肝臓 ± ± ± 胎児腎臓 ± ± ± : 測定せず.D.: 検出されず数値は平均値 ± 標準偏差 (n=3) で示す 5) ラット単回脊髄くも膜下投与後の脊髄内濃度推移 添付資料 雄性ラット (SD) の脊髄くも膜下 ( 第 4~6 腰椎間 ) に 14 -レボブピバカインを 3mg/kg の用量で単回投与後 及び 60 分に脊髄を摘出し 摘出した脊髄を 10mm 間隔で切断した その後 各断片中の放射能濃度を測定し 組織中放射能濃度を図 に示した いずれの測定時点においても 投与部位付近の放射能濃度が最も高く 投与部位から離れるに従って低下した これらの結果から 放射能は投与局所に留まることが示され 脊髄から脳への移行性も低いことが示唆された 22

28 放射能濃度 (μg eq./g 脊髄 ) 分 15 分 30 分 60 分 0 脊髄断片 o 頭部方向 投与部位 脊髄断片 o. 図 ラットに 14 - レボブピバカイン (3mg/kg) を単回脊髄くも膜下投与したときの脊髄内放射能濃度推移シンボルは平均値 ± 標準偏差 (n=3) で示すただし 5 分及び 15 分の脊髄断片 o.10 は 2 例の平均値 30 分及び 60 分の脊髄断片 o.10 並びに 5 分の脊髄断片 o.11 は 1 例のデータである 6)In vitro におけるラット坐骨神経組織への移行性 添付資料 レボブピバカインの神経組織への移行性を他の局所麻酔薬 ( ロピバカイン リドカイン及びメピバカイン ) と比較するため ラット坐骨神経を用いて in vitro で検討した 各薬物溶液 ( 濃度 :1mM) とラット坐骨神経組織 (20mg) を 37 でインキュベートしたときの in vitro における神経組織への移行性を図 に示した いずれの薬物も時間経過とともに神経組織内濃度が増大した 各時点におけるレボブピバカインと他の薬物を比較すると いずれの時点でもレボブピバカインは神経組織への移行性が高く レボブピバカイン>ロピバカイン>リドカイン>メピバカインの順であった 23

29 神経組織中濃度 (mg/g) レボブピバカインロピバカインリドカインメピバカイン 1 * ** ** *** 0 ** *** *** 時間 (min) 図 レボブピバカイン及び他の局所麻酔薬 ( ロピバカイン リドカイン及びメピバカイン ) の in vitro におけるラット坐骨神経組織への移行性シンボルは平均値 ± 標準偏差 (n=6) で示す *: レボブピバカイン群と比較して有意差あり P<0.05( ノンパラメトリック Dunnett 検定 ) **: レボブピバカイン群と比較して有意差あり P<0.01( ノンパラメトリック Dunnett 検定 ) ***: レボブピバカイン群と比較して有意差あり P<0.001( ノンパラメトリック Dunnett 検定 ) 代謝 1) 代謝物分析及び代謝経路 14 -レボブピバカインをラット (SD) 及びイヌ ( ビーグル ) に単回皮下 ( 代替経路 ) 投与したときの血漿 尿及び胆汁中 ( ラットのみ ) の代謝物組成を検討した また 14 -レボブピバカインをイヌ ( ビーグル ) に持続硬膜外 ( 臨床投与経路 ) 投与したときの血漿及び尿中の代謝物組成を検討した 更に ラット及びイヌの肝ミクロソームを用いてレボブピバカインの代謝物について検討した (1) ラット及びイヌにおける血漿中代謝物 添付資料 及び レボブピバカインを雄性ラット及びイヌに 3mg/kg の用量で単回皮下投与し 血漿中の総放射能を測定するとともに未変化体及び代謝物を RI-PL で測定した結果を表 に示した また 同様に雄性イヌに 14 -レボブピバカインを 0.5% の投与液濃度で 6mL/h 2 時間持続硬膜外投与したときの血漿中の未変化体及び代謝物組成を表 に示した 単回投与後のラットにおける血漿中の主要代謝物は 3-ヒドロキシ体及びその抱合体であった 血漿中放射能濃度に対するこれらの代謝物の割合は 投与後 1~24 時間で 3-ヒドロキシ体が 2.3 ~5.4% 3-ヒドロキシ体の抱合体が 6.9~78.2% であった また その他 ( クロマトグラム上のピ 24

30 ーク検出限界付近における多数のピークの総和 ) は 10.3~32.0% であった 単回投与後のイヌにおける血漿中の主要代謝物は 4-ヒドロキシ体及び 3-ヒドロキシ体とそれぞれの抱合体であった 血漿中放射能濃度に対するこれらの代謝物の割合は 投与後 1~24 時間で 4-ヒドロキシ体が 1.6~2.3% 4-ヒドロキシ体の抱合体が 4.1~7.3% 3-ヒドロキシ体が 5.8~ 7.7% 3-ヒドロキシ体の抱合体が 5.2~13.7% であった また その他は 42.5~54.1% であった 持続投与後のイヌにおける血漿中の主要代謝物は 4-ヒドロキシ体及び 3-ヒドロキシ体とそれぞれの抱合体であり 更にデスブチル体が認められた 血漿中放射能濃度に対するこれら代謝物の割合は 持続投与後 1~48 時間で 4-ヒドロキシ体が 1.7% 4-ヒドロキシ体の抱合体が 4.9~17.6% 3-ヒドロキシ体が 3.4~8.1% 3-ヒドロキシ体の抱合体が 5.6~5.8% デスブチル体が 1.5~2.4% であった また その他は 42.6~100.0% であった レボブピバカインの血漿中代謝物のうち デスブチル体が イヌの持続投与後のみに認められたが その量は少なかった また 尿中に検出されたジヒドロキシ体及びその抱合体は 血漿中には認められなかった ( 添付資料 参照 ) 表 ラット及びイヌに 14 - レボブピバカイン (3mg/kg) を単回皮下投与したときの血漿中代謝物組成 動物ラットイヌ 投与量 (mg/kg) 3 3 時間 ( 時間 ) 血漿中放射能濃度 (µg eq./ml) ± (100) ± (100) ± (100) ± (100) 1.41 ± 0.01 (100) ± (100) ± (100) ± (100) レボブピバカイン ± (77.5) ± (31.0).D..D ± (37.4) ± (24.0) ± (31.2) ± (24.2) デスブチル体.D..D.D..D..D..D. D..D. 4- ヒドロキシ体.D..D..D..D ± (2.3) ± (1.6).D..D. 各化合物濃度 (µg eq./ml) 4- ヒドロキシ体抱合体 3- ヒドロキシ体.D..D..D..D ± (5.4) ± (2.3).D..D ± (4.2) ± (7.7) ± (7.3) ± (6.2) ± (4.1) ± (5.8).D ± (6.0) 3- ヒドロキシ体抱合体 ± (6.9) ± (47.0) ± (78.2) ± (68.0) ± (5.2) ± (7.6) ± (13.5) ± (13.7) その他 ± (10.3) ± (19.6) ± (21.3) ± (32.0) ± (42.5).D.: 検出されずその他 : クロマトグラム上のピーク検出限界付近における多数のピークの総和数値は平均値 ± 標準偏差 (n=3) で示す括弧内の数値は 血漿中放射能濃度に対する % を示す ± (52.7) ± (44.7) ± (54.1) 25

31 表 イヌに 14 - レボブピバカイン (0.5%) を持続硬膜外投与 (6mL/h 2 時間 ) したときの血漿中代謝物組成 動物 イヌ 投与量 ( 濃度 6mL/h 2h) 0.5% 持続投与終了後時間 (h) 各化合物濃度 (µg eq./ml) 血漿中放射能濃度 (µg eq./ml) レボブピバカイン デスブチル体 4- ヒドロキシ体 4- ヒドロキシ体抱合体 3- ヒドロキシ体 3- ヒドロキシ体抱合体 2.00 ± 0.34 (100) ± (32.5) ± (2.4) ± (1.7) ± (4.9) ± (4.0) ± (5.8) 1.58 ± 0.24 (100) ± (27.9) ± (1.5) 1.18 ± 0.14 (100) ± (28.0) 0.556* (100) * (5.7*) ± (100).D..D..D..D..D..D..D..D ± (7.3) ± (3.4) ± (5.6) ± (17.6) ± (6.6).D * (8.1*).D..D..D..D..D. ジヒドロキシ体.D..D..D..D..D. ジヒドロキシ体抱合体 その他.D..D..D..D..D ± (48.3) ± (52.9) ± (42.6).D.: 検出されずその他 : クロマトグラム上のピーク検出限界付近における多数のピークの総和数値は平均値 ± 標準偏差 (n=3) で示す *:2 例の平均値で示す括弧内の数値は 血漿中放射能濃度に対する % を示す 0.479* (86.1*) ± (100.0) (2) ラット及びイヌにおける尿中代謝物 添付資料 及び レボブピバカインを雄性ラット及び雄性イヌに 3mg/kg の用量で単回皮下投与し 尿中の総放射能を測定するとともに未変化体及び代謝物を RI-PL で測定した結果を表 に示した また 同様に雄性イヌに 14 -レボブピバカインを 0.5% の投与液濃度で 6mL/h 2 時間持続硬膜外投与したときの尿中の未変化体及び代謝物組成を表 に示した 単回投与後のラットにおける尿中の主要代謝物は 3-ヒドロキシ体及びその抱合体であった 投与後 24 時間までに尿中排泄されたこれら代謝物の投与量に対する割合は 3-ヒドロキシ体が 0.6% 3-ヒドロキシ体の抱合体が 10.1% であった また その他 ( クロマトグラム上のピーク検出限界付近における多数のピークの総和 ) は 14.0% であった 単回投与後のイヌにおける尿中の主要代謝物は 4-ヒドロキシ体の抱合体及び 3-ヒドロキシ体の抱合体であった 投与後 24 時間までに尿中排泄されたこれら代謝物の投与量に対する割合は 4-ヒドロキシ体の抱合体が 2.1% 3-ヒドロキシ体の抱合体が 2.5% であった また その他は 25.8% であった 26

32 持続投与後のイヌにおける尿中の主要代謝物は 4-ヒドロキシ体 3-ヒドロキシ体 ジヒドロキシ体及びそれらの抱合体とデスブチル体であった 投与後 24 時間までに尿中排泄されたこれら代謝物の投与量に対する割合は 4-ヒドロキシ体が 0.3% 4-ヒドロキシ体の抱合体が 3.5% 3- ヒドロキシ体が 0.5% 3-ヒドロキシ体の抱合体が 3.1% ジヒドロキシ体が 1.7% ジヒドロキシ体の抱合体が 5.4% デスブチル体が 0.7% であった また その他は 32.8% であった レボブピバカインの尿中代謝物のうち デスブチル体が イヌの持続投与後のみに認められたが その量は少なかった また イヌの持続投与後のみに検出されたジヒドロキシ体及びその抱合体は血漿中には認められず ( 添付資料 参照 ) 3-ヒドロキシ体の抱合体及び 4-ヒドロキシ体の抱合体が多く排泄されることが示唆された 表 ラット及びイヌに 14 - レボブピバカイン (3mg/kg) を単回皮下投与したときの尿中代謝物組成 ( 投与量に対する割合 ) 動物ラットイヌ 投与量 (mg/kg) 3 3 時間 (h) 尿中放射能排泄率 (%) 25.7 ± 0.6 (100) 30.6 ± 4.9 (100) レボブピバカイン 0.9 ± 0.3 (3.5).D. デスブチル体.D..D. 各化合物排泄率 (%) 4-ヒドロキシ体.D..D. 4-ヒドロキシ体抱合体.D. 2.1 ± 0.3 (6 9) 3- ヒドロキシ体 0.6 ± 0.5 (2.3).D. 3- ヒドロキシ体抱合体 10.1 ± 0.8 (39.3) 2 5 ± 0.2 (8 2) その他 14.0 ± 1.3 (54.5) 25.8 ± 4.1 (84.3).D.: 検出されず その他 : クロマトグラム上のピーク検出限界付近における多数のピークの総和 数値は平均値 ± 標準偏差 (n=3) で示す 括弧内の数値は 尿中総放射能量に対する % を示す 27

33 表 イヌに 14 - レボブピバカイン (0.5%) を持続硬膜外投与 (6mL/h 2 時間 ) したときの尿中代謝物組成 ( 投与量に対する割合 ) 動物 イヌ 投与量 ( 濃度 6mL/h 2h) 0.5% 持続投与終了後時間 (h) 0-24 尿中放射能排泄率 (%) 48.0 ± 3.4 (100) レボブピバカイン.D. デスブチル体 0.7 ± 0.4 (1.5) 4- ヒドロキシ体 0.3 ± 0.0 (0.6) 各化合物排泄率 (%) 4- ヒドロキシ体抱合体 3.5 ± 0.5 (7.3) 3- ヒドロキシ体 0.5 ± 0.1 (1.0) 3- ヒドロキシ体抱合体 3.1 ± 0.3 (6.5) ジヒドロキシ体 1.7 ± 0.3 (3.5) ジヒドロキシ体抱合体 5.4 ± 0.6 (11.3) その他 32.8 ± 3.2 (68.3).D.: 検出されずその他 : クロマトグラム上のピーク検出限界付近における多数のピークの総和数値は平均値 ± 標準偏差 (n=3) で示す括弧内の数値は 尿中総放射能量に対する % を示す (3) ラットにおける胆汁中代謝物 添付資料 レボブピバカインを雄性ラットに 3mg/kg の用量で単回皮下投与し 胆汁中の総放射能を測定するとともに未変化体及び代謝物を RI-PL で測定した結果を表 に示した 胆汁中の主要代謝物は 3-ヒドロキシ体の抱合体であり 投与後 24 時間までの胆汁排泄は 投与量に対して 34.2% であった また その他 ( クロマトグラム上のピーク検出限界付近における多数のピークの総和 ) は 50.0% であった 以上の結果から 胆汁には 3-ヒドロキシ体の抱合体及びその他が多く排泄されることが示唆された 28

34 表 ラットに 14 - レボブピバカイン (3mg/kg) を単回皮下投与したときの胆汁中代謝物組成 ( 投与量に対する割合 ) 投与量 (mg/kg) 3 時間 (h) 0-24 胆汁中放射能排泄率 (%) 84.3 ± 2.3 (100) レボブピバカイン デスブチル体.D..D. 4- ヒドロキシ体.D. 各化合物排泄率 (%) 4- ヒドロキシ体抱合体.D. 3- ヒドロキシ体.D. 3- ヒドロキシ体抱合体 34.2 ± 4.9 (40.6) その他 50.0 ± 3.9 (59.3).D.: 検出されずその他 : クロマトグラム上のピーク検出限界付近における多数のピークの総和数値は平均値 ± 標準偏差 (n=3) で示す括弧内の数値は 胆汁中総放射能量に対する % を示す 29

35 (4) 推定代謝経路レボブピバカインの推定代謝経路を以下の図 に示す 3- ヒドロキシ体抱合体 4- ヒドロキシ体抱合体 ラット イヌ イヌ O O O O 3- ヒドロキシ体 4- ヒドロキシ体 ラット イヌ イヌ O イヌ レボブピバカイン イヌ O O (O) 2 デスブチル体 ジヒドロキシ体 イヌ ジヒドロキシ体抱合体 図 レボブピバカインの推定代謝経路太線矢印は主代謝経路を示す 30

36 2) 光学異性体変換 (in vitro) 添付資料 レボブピバカイン (S(-)-ブピバカイン) をラット及びヒトの肝スライスとインキュベーションし 光学異性体である R(+)-ブピバカインへの変換の有無を検討した結果を表 に示した ラット及びヒト肝スライスにおける 2 時間インキュベーション後のレボブピバカインの残存率は 5µg/mL 添加でそれぞれ 63.1% 及び 79.1% で 10µg/mL 添加でそれぞれ 83.0% 及び 77.3% であり いずれにおいても R(+)-ブピバカインの生成は認められなかった 従って 生体内においてレボブピバカインは光学異性体変換しないものと考えられた 表 ラット及びヒトの肝スライスを用いたレボブピバカイン (S(-)- ブピバカイン ) の光学異性体変換 肝臓 ラット ヒト 添加濃度 (µg/ml) インキュベーション時間 (h) レボブピバカイン (S(-)- ブピバカイン ) 残存量 (µg/ml) 添加量に対する % ( 残存率 ) 生成量 (µg/ml) R(+)- ブピバカイン S(-)- ブピバカイン添加量に対する % ( 生成率 ) <0.17 < <0.33 < <0.13 < <0.25 <2.5 数値は 2 回測定の平均値で示す 3) ヒト肝ミクロソームを用いたチトクロム P450 による代謝 添付資料 及び レボブピバカイン及び 14 -ブピバカインの代謝に関与するチトクロム P450 分子種をヒト肝ミクロソームで検討した 各薬物溶液 ( レボブピバカイン 125µM ブピバカイン 62.5µM) と各 YP 阻害剤を 37 でインキュベートしたときの in vitro におけるレボブピバカイン及びブピバカインの代謝物生成阻害率を表 に示した レボブピバカイン及びブピバカインともに ADP 依存性の代謝を受け クロマトグラム上の保持時間約 20 分のピークで示された代謝物の生成は ケトコナゾール (YP3A4 阻害剤 ) で約 76~ 79% フラフィリン(YP1A2 阻害剤 ) 及びスルファフェナゾール (YP29 阻害剤 ) で約 12~35% 程度阻害を受けた 従って レボブピバカインとブピバカインの代謝に関与する YP 分子種は同様と考えられた 31

37 表 ヒト肝ミクロソームを用いたチトクロム P450 によるレボブピバカイン及びブピバカインの代謝に対する阻害作用 YP 阻害剤 濃度 (µm) YP 分子種 代謝物生成阻害率 (%) レボブピバカイン ブピバカイン フラフィリン 50 YP1A スルファフェナゾール 100 YP トラニルシプロミン 50 YP キニジン 20 YP2D6 0 0 ジエチルジチオカルバメート 50 YP2E1 0 0 ケトコナゾール 5 YP3A レボブピバカイン 125µM またはブピバカイン 62.5µM を各阻害剤と 30 分間インキュベーションした 4 個体の肝臓から調製したミクロソームをプールし 1 回測定した代謝物生成阻害率は クロマトグラム上の保持時間約 20 分のピークより算出した さらに ヒト肝ミクロソームを用いて 14 -レボブピバカイン及び 14 -ブピバカインの主代謝物及び各代謝物生成に関与するチトクロム P450 分子種を詳細に検討し 表 に示した 14 - レボブピバカインの検討では クロマトグラム上に 3 種の主ピークが認められ L/MS/MS により未変化体 3-ヒドロキシ体及びデスブチル体が同定された また 14 -ブピバカインの検討では 4 種の主ピークが認められ 未変化体 3-ヒドロキシ体 デスブチル体に加えて 4-ヒドロキシ体が同定された YP 選択的阻害剤を用いて 14 -レボブピバカインの主代謝物に関与する分子種を検討したところ 3-ヒドロキシ体の生成には YP1A2 が デスブチル体の生成には YP3A4 が関与することが示された 同様に 14 -ブピバカインにおいては 3-ヒドロキシ体及び 4-ヒドロキシ体の生成は YP1A2 が デスブチル体の生成は YP3A4 が関与することが示された また 1~20μM の 14 -レボブピバカインで 3-ヒドロキシ体の生成反応速度を測定した結果 Km は 22.9μM 及び Vmax は 55.2pmol/min mg protein であった 14 -ブピバカインでは 3-ヒドロキシ体の生成が少なかったため 反応速度解析は行わなかった 表 ヒト肝ミクロソームを用いたチトクロム P450 阻害剤による 14 - レボブピバカイン及び 14 - ブピバカインの各代謝物生成に対する阻害作用 YP 阻害剤 濃度 (μm) YP 分子種 14 -レボブピバカイン 10μM の代謝物生成率 (pmol/min mg protein) 14 -ブピバカイン 1μM の代謝物生成率 (pmol/min mg protein) 3-ヒドロキシ体 デスブチル体 3-ヒドロキシ体 4-ヒドロキシ体デスブチル体 コントロール a) スルファフェナゾール a) 10 YP トラニルシプロミン a) 10 YP キニジン a) 20 YP2D ケトコナゾール a) 1 YP3A コントロール b) フラフィリン b) 10 YP1A ジエチルジチオカルバメート b) 10 YP2E トロレアンドマイシン b) 50 YP3A a) 約 37 で約 2 分間プレインキュベート後 ADP を添加して反応を開始し 約 60 分間インキュベートした b)adp 存在下で 約 37 で約 15 分間プレインキュベート後 基質を添加して反応を開始した 32

38 4) ラット ウサギ及びヒトの肝ミクロソームにおける代謝 添付資料 雌雄ラット (SD) 雌性ウサギ(ZW) 及びヒト肝ミクロソームを用いて 10~100µM の濃度範囲における 14 -レボブピバカイン及び 14 -ブピバカインの代謝について検討した その結果 レボブピバカインとブピバカインは同じ代謝物組成を示した 代謝物はラットで最も多く 5 種の主ピークが認められたが ヒトでは主たるピークは 1 種であり ヒトに特有な代謝物は認められなかった また それぞれの薬物の代謝はウサギが最も速く ヒトが最も遅かった 5) 肝薬物代謝酵素系に対する影響 添付資料 雌性ラット (SD) にレボブピバカインを 1 及び 10mg/kg の用量で 1 日 1 回 7 日間反復皮下投与したときの肝薬物代謝酵素系に対する影響を表 に示した レボブピバカインを反復投与するといずれの用量においても陰性対照群に対してミクロソーム蛋白量の減少が認められた しかし 肝重量 チトクロム P450 含量及びチトクロム b5 含量には有意な差は認められなかった 肝薬物代謝酵素活性は 1mg/kg/ 日投与群では いずれも有意な差は認められなかったが 10mg/kg/ 日投与群ではアミノピリン - 脱メチル化酵素及びアニリン 4 位水酸化酵素の活性低下が認められた 以上の結果から レボブピバカインは肝薬物代謝酵素系に対し抑制作用を示すことが示唆されたが 毒性試験において 4 週間の反復皮下投与したときに 肝臓に対し異常な所見が認められなかったことから 特に問題はないと考えられた ( 添付資料 参照 ) 表 雌性ラットにレボブピバカイン (1 及び 10mg/kg/ 日 ) を 7 日間反復皮下投与したときの肝薬物代謝酵素系に対する影響 測定項目 生理食塩液 レボブピバカイン投与量 (mg/kg) 2mL/kg( 皮下 ) ( 陰性対照 ) 1 10 フェノバルビタール 80mg/kg( 腹腔内 ) ( 陽性対照 ) 肝重量 (g) ミクロソーム蛋白量 (mg/g 肝 ) チトクロム P450 含量 (nmol/mg 蛋白 ) チトクロム b5 含量 (nmol/mg 蛋白 ) ADP- チトクロム c 還元活性 (µmol/min/mg 蛋白 ) アミノピリン - 脱メチル化活性 (nmol/min/mg 蛋白 ) アニリン 4- 水酸化活性 (nmol/min/mg 蛋白 ) 7- エトキシクマリン O- 脱エチル化活性 (nmol/min/mg 蛋白 ) 6.00 ± ± ± ± 0.96* 18.8 ± ± 2.5* 13.7 ± 2.3* 17.7 ± ± ± ± ± 0.050** ± ± ± ± 0.035** ± ± ± ± ± ± ± 0.50* 6.96 ± 0.93** ± ± ± 0.061** ± ± ± ± ± 0.364* テストステロン 6β 水酸化活性 (nmol/min/mg 蛋白 ) ± ± ± ± 0.120** 数値は平均値 ± 標準偏差 (n=5) で示す *: 対照群と比較して有意差あり P<0.05(VS. 陰性対照 )(Dunnett 検定 ) **: 対照群と比較して有意差あり P<0.01(VS. 陰性対照 )(Dunnett 検定 ) 33

39 排泄 1) 尿 糞 呼気及び胆汁中排泄レボブピバカインを硬膜外 ( 臨床投与経路 ) 皮下( 代替経路 ) 静脈内( 比較経路 ) 及び脊髄くも膜下 ( 比較経路 ) に単回投与したときの排泄経路について ラット (SD) 及びイヌ ( ビーグル ) で検討した (1) ラットレボブピバカインを単回皮下及び静脈内投与したときの尿 糞 呼気及び胆汁 ( 皮下のみ ) 中排泄をラットで検討した 1ラット単回皮下投与後の尿 糞及び呼気中排泄 添付資料 雄性ラットに 14 -レボブピバカインを 3mg/kg の用量で単回皮下投与したときの放射能の尿 糞及び呼気中排泄率を表 に示した 投与後 72 時間までに 尿及び糞中にそれぞれ 38.9% 及び 56.0% が排泄され 総回収率は 95.4% であった 投与後 168 時間には 尿及び糞中にそれぞれ 39.2% 及び 57.7% が排泄され 総回収率は 97.4% であった 以上の結果から 放射能の排泄は投与後 72 時間までにほぼ終了し 尿よりも糞中に多く排泄された また 呼気への排泄率は投与量の約 0.1% と低かった 放射能の排泄が尿中よりも糞中に多いのは 胆汁中排泄が高いことが起因しているものと考えられる ( 添付資料 参照 ) 表 ラットに 14 -レボブピバカイン (3mg/kg) を単回皮下投与したときの放射能の尿 糞及び呼気中排泄率時間累積排泄率 ( 投与量に対する %) (h) 尿糞呼気ケージ洗浄液総排泄率 ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± 0.7 数値は平均値 ± 標準偏差 (n=3) で示す -: 測定せず..: 算出せず 2ラット単回静脈内投与後の尿 糞及び呼気中排泄 添付資料 雄性ラットに 14 -レボブピバカインを 1mg/kg の用量で単回静脈内投与したときの放射能の尿 糞及び呼気中排泄率を表 に示した 投与後 168 時間までに投与量の 21.7% が尿中に 70.4% が糞中に排泄され 放射能の総回収率は 95.8% で 体内残存性は認められなかった また 呼気への排泄は認められなかった 以上の結果から 皮下投与したときの結果と同様 尿中よりも糞中への排泄が高いことが確認された 34

40 表 ラットに 14 - レボブピバカイン (1mg/kg) を単回静脈内投与したときの放射能の尿 糞及び呼気中排泄率 累積排泄率 ( 投与量に対する %) 時間 (h) 尿 糞 ケージ洗浄液 呼気 組織残存上 : 消化管下 : 屍体 総排泄率 ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± 0.1* 93.7 ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± 数値は平均値 ± 標準偏差 (n=4) で示す -: 測定せず..: 算出せず *: バックグランド以上 30d.p m. 未満のデータより算出 95.8 ± ラット単回皮下投与後の胆汁中排泄 添付資料 胆汁採取用カニューレを挿管した雄性ラットに 14 - レボブピバカインを 3mg/kg の用量で単 回皮下投与したときの胆汁中排泄率を表 に示した 投与後 2 時間までの放射能の累積排泄率は投与量の 37.8% であり 以降増加し続け投与後 48 時間までの累積排泄率は投与量の 79.8% となった 以上の結果から 14 - レボブピバカインの 主排泄経路が肝 - 胆道系であることが示された また 胆汁中への排泄率が糞中排泄率よりも高いことから 放射能の一部が腸管循環すると考えられた ( 添付資料 参照 ) 表 ラットに 14 - レボブピバカイン (3mg/kg) を単回皮下投与したときの胆汁中排泄率 時間 (h) 累積排泄率 ( 投与量に対する %) ± ± ± ± ± ± ± 2.8 数値は平均値 ± 標準偏差 (n=3) で示す 35

41 (2) イヌレボブピバカインを単回硬膜外 皮下及び脊髄くも膜下投与したときの尿及び糞中排泄をイヌで検討した 1イヌ単回硬膜外投与後の尿及び糞中排泄 添付資料 雄性イヌに 14 -レボブピバカインを 1mg/kg の用量で単回硬膜外投与したときの放射能の尿及び糞中排泄率を表 に示した 投与後 72 時間までの尿及び糞中排泄率はそれぞれ 57.7% 及び 40.3% であり 総排泄率は 98.0% であった また 投与後 168 時間までの尿及び糞中排泄率はそれぞれ 59.3% 及び 41.7% であり 総排泄率は 101.0% であった 投与した放射能の排泄は投与後 72 時間までにほぼ終了し 排泄率は糞よりも尿中で高かった 表 イヌに 14 - レボブピバカイン (1mg/kg) を単回硬膜外投与したときの放射能の尿及び糞中排泄率 時間 (h) 累積排泄率 ( 投与量に対する %) a) 尿糞総排泄率 ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± 1.7 数値は平均値 ± 標準偏差 (n=3) で示す -: 測定せず..: 算出せず a) 尿及びケージ洗浄の合計値 2イヌ単回皮下投与後の尿及び糞中排泄 添付資料 雄性イヌに 14 -レボブピバカインを 1 及び 3mg/kg の用量で単回皮下投与したときの放射能の尿及び糞中排泄率を表 に示した 1mg/kg の場合では 投与後 72 時間までの尿及び糞中排泄率はそれぞれ 59.4% 及び 34.8% であり 総排泄率は 94.2% であった また 投与後 168 時間までの尿及び糞中排泄率はそれぞれ 60.5% 及び 36.2% であり 総排泄率は 96.7% であった 3mg/kg の場合では 投与後 72 時間までの尿及び糞中排泄率はそれぞれ 54.7% 及び 36.6% であり 総排泄率は 91.3% であった また 投与後 168 時間までの尿及び糞中排泄率はそれぞれ 57.5% 及び 38.3% であり 総排泄率は 95.8% であった 投与した放射能の排泄は投与後 72 時間までにほぼ終了し 排泄率は糞よりも尿中の方が高かった また 1 及び 3mg/kg のいずれの用量においても 排泄パターンに差は認められなかった 36

42 時間 (h) 表 イヌに 14 -レボブピバカイン (1 及び 3mg/kg) を単回皮下投与したときの放射能の尿及び糞中排泄率累積排泄率 ( 投与量に対する %) 1mg/kg 3mg/kg a) a) 尿糞総排泄率尿糞総排泄率 ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± 0.5 数値は平均値 ± 標準偏差 (n=3) で示す -: 測定せず..: 算出せず a) 尿及びケージ洗浄の合計値 3イヌ単回脊髄くも膜下投与後の尿及び糞中排泄 添付資料 雄性イヌに 14 -レボブピバカインを 1mg/kg の用量で単回脊髄くも膜下投与したときの放射能の尿及び糞中排泄率を検討した 投与後 48 時間までの尿及び糞中排泄率はそれぞれ 57.5% 及び 31.7% であり 総排泄率は 89.2% であった また 投与後 168 時間までの尿及び糞中排泄率はそれぞれ 61.5% 及び 33.5% であり 総排泄率は 95.0% であった 以上の結果から 放射能の排泄は投与後 168 時間までにほぼ終了し 糞よりも尿中に多く排泄された 従って イヌの硬膜外 皮下及び脊髄くも膜下に単回投与したときの放射能の尿及び糞中排泄率が同程度であったことから 投与経路による排泄パターンに違いはないものと考えられた また イヌにおける放射能の排泄は ラットとは異なり ( 添付資料 及び 参照 ) 尿中が主たる経路であることが示された 2) ラット単回皮下投与後の乳汁中排泄 添付資料 分娩後 11 日目の授乳雌性ラット (SD) に 14 -レボブピバカインを 3mg/kg の用量で単回皮下投与したときの乳汁中放射能濃度を表 に示した 乳汁中放射能濃度は投与後 1 時間で最高値となり 血漿中放射能濃度の 3.7 倍の値を示した その後 投与後 4 時間までは血漿中放射能濃度よりも高値で推移し 投与後 6 時間以降は血漿中放射能濃度に比べて速やかに低下した 以上の結果から 放射能は乳汁に移行するものの 血漿に比べて速やかに消失することが示された 37

43 表 授乳ラットに 14 - レボブピバカイン (3mg/kg) を単回皮下投与したときの乳汁及び血漿中放射能濃度 時間 ( 時間 ) 血漿 放射能濃度 (µg eq./ml) 乳汁 乳汁 / 血漿 ( 濃度比 ) ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± 0.20 数値は平均値 ± 標準偏差 (n=3) で示す 薬物動態学的薬物相互作用 1) チトクロム P450 分子種に対する阻害作用 添付資料 ヒト肝ミクロソームを用いて チトクロム P450(YP) の各分子種 (YP1A2 2A D6 2E1 及び 3A4) に対するレボブピバカインの阻害作用を in vitro で検討し その結果を表 に示した レボブピバカインは YP1A D6 及び 3A4 に対し阻害作用を示し これらの YP 分子種に対する I 50 値は それぞれ 及び 374 μm であった また これらの YP 分子種に対する見かけの K i 値は それぞれ 及び 216 μm であった 以上の結果から レボブピバカインは 特に YP2D6 に対して強い阻害作用を示した 表 ヒト肝ミクロソームにおけるレボブピバカインのチトクロム P450 分子種に対する阻害作用 YP 分子種 基質 I 50 Ki µm µm YP1A2 エトキシレゾルフィン YP2A6 クマリン > YP28 パクリタキセル > YP29 ジクロフェナック > YP219 S(+)- メフェニトイン YP2D6 ブフラロール YP2E1 クロルゾキサゾン > YP3A4 ミダゾラム : 測定せず数値はプールしたミクロソームを 3 回測定した平均値より解析して得られたものを示す その他の薬物動態試験該当せず 38

44 考察及び結論レボブピバカインの体内動態をラット (SD 及び pigmented PVG) 及びイヌ ( ビーグル ) で検討した ラット及びイヌは主として毒性試験において選択された動物種であるが ラットは薬理試験でも使用されている レボブピバカインの臨床投与経路は硬膜外であるが ラットの硬膜外投与は技術的に困難なため 代替経路として類薬であるブピバカイン及びロピバカインにおいても採用されている皮下投与を主として選択した また イヌにおいては 臨床投与経路である硬膜外投与の検討を行ったが 皮下投与による種差の検討も実施した 単回投与において ラット皮下投与後の血漿中放射能濃度推移から算出した薬物動態パラメータより 1~10mg/kg の用量範囲において線形性を示すことが示唆された 皮下投与時における放射能の吸収率は 99.4% であった 一方 イヌに 0.125% 0.25% 及び 0.5% の投与濃度で 6mL/h 2 時間持続硬膜外投与後の血漿中放射能濃度推移より非線形性が示唆され 最終相の半減期に用量依存性が認められなかったことより 硬膜外から循環血中への吸収過程に飽和があることが推察された 反復投与において ラット及びイヌの 4 週間反復皮下投与した結果 最終投与後 24 時間に未変化体が血漿中に認められなかったことから蓄積性はないものと考えられた 有色ラットにレボブピバカインを単回静脈内投与したとき 投与後 168 時間においても眼球に放射能が検出されたことから メラニンとの結合性が示唆された しかし 眼球への放射能の分布は ラセミ体であるブピバカインでも認められ また眼毒性は報告されていない 2) ( 添付資料 参照 ) ことから 特に問題はないと考えられた ラット単回脊髄くも膜下投与後の投与部位濃度推移より 投与部位付近の放射能濃度が最も高く 投与部位から離れるに従って低下したことから 脊髄から脳へのレボブピバカインの移行はほとんどないと考えられた In vitro でのラット坐骨神経組織への移行性の高さは レボブピバカイン>ロピバカイン>リドカイン>メピバカインの順であった 一方 分配係数の高さは レボブピバカイン>ロピバカイン>リドカイン>メピバカインであることが報告されており 3) 神経移行性の順と分配係数の順が一致した 以上の結果から 神経移行性はレボブピバカインの脂溶性に起因することが示唆された レボブピバカインは 主に肝臓で代謝され 糞尿中に排泄されることが代謝試験より確認された その代謝物は ラット及びイヌで主に 3-ヒドロキシ体及びその抱合体であった 3-ヒドロキシ体は 未変化体の約 1/3 の局所麻酔活性がある ( 添付資料 参照 ) が 速やかに抱合体となるため 特に問題とはならないと考えられた また イヌの持続硬膜外投与後に認められたジヒドロキシ体は マススペクトルの結果から ジメチルフェニル基の 2 ヶ所が水酸化 ( 位置及び異性体数は不明 ) された代謝物であると推定された ( 添付資料 参照 ) この代謝は主に YP1A2 が関与しているため この分子種を阻害する薬物と併用する場合には注意が必要と考えられた また ラットにレボブピバカイン 10mg/kg/ 日で 7 日間反復皮下投与した場合に ミクロソーム蛋白量 アミノピリン - 脱メチル化酵素活性及びアニリン 4- 水酸化酵素の活性にのみ低下が認められたが 高用量におけるわずかな低下であり また 反復毒性試験においても肝臓に対し異常な所見が認められなかったことから 特に問題とはならないと考えられた 放射能の排泄については ラット及びイヌにおいて種差が認められた ラットにおいては 尿中排泄率よりも糞中排泄率の方が高く イヌにおいては糞中排泄率よりも尿中排泄率の方が高かった また ラットにおいては 胆汁中排泄率が高く 糞中排泄率との比較から腸管循環が示唆された イヌ 39

45 の硬膜外 皮下及び脊髄くも膜下に単回投与した場合 投与された放射能は投与後 168 時間までにほぼ完全に体外に排泄されたため 投与経路に係わらず 蓄積性はないことが考えられた 薬物相互作用については チトクロム P450 分子種に対する阻害作用を検討したが 蛋白結合における相互作用については検討しなかった チトクロム P450 分子種に対する阻害作用は 特に YP2D6 に対し強い阻害作用が認められ そのときの Ki 値は 9.73 μμ(3.16µg/ml) であった しかしながら レボブピバカインをヒトに硬膜外投与したときの最高臨床血漿中濃度 1.06µg/mL( 添付資料 参照 ) と血漿蛋白結合率 74.5~94.8% より 推定される最高非結合型の血漿中濃度は ~ 0.270µg/mL と算出され Ki 値の約 1/12~1/58 となる このことから 主に YP2D6 で代謝される薬物と臨床上問題となるような相互作用が生じる可能性は低いと考えられた 蛋白結合における相互作用については レボブピバカインの血漿中蛋白結合率は高く 高濃度において結合に飽和がみられた また 主要結合蛋白種は α 1 - 酸性糖蛋白であったことから 併用した他の薬物によりレボブピバカインの非結合型濃度が変化すると考えられ 蛋白結合における薬物相互作用の可能性が懸念された しかしながら レボブピバカインのヒトにおける分布容積 ( 添付資料 参照 ) より 分布容積が 0.25L/kg 以下の薬物に該当しないことから 4) 相互作用が起こる可能性は低いと考えられ 特に検討は行わなかった これらのことから レボブピバカインは肝臓のチトクロム P450 による水酸化に続いて 抱合化により速やかに代謝され 未変化体及び代謝物は特定の組織に蓄積せず体外に排泄されることが確認された また レボブピバカインは高い分布容積のため 血漿中蛋白結合率は高いものの 非結合型薬物の濃度変化による相互作用はほとんど起こらない動態学的特徴を持つ薬物である 図表図表は 本文中の適切な箇所に記載した < 参考文献一覧 > 1) 関正利 平嶋邦猛 小林好作編集実験動物の血液学 p 年ソフトサイエンス社 2) Lyttkens L, Larsson B, Goller, Englesson S, Stahle J. Melanin capacity to accumulate drugs in the internal ear. A study on lidocaine, bupivacaine and chlorpromazine. Acta Otolaryngol 1979; 88: ) Whiteside JB, Wildsmith JA. Developments in local anaesthetic drugs. Br J Anaesth 2001; 87: ) 厚生労働省医薬局審査管理課長薬物相互作用の検討方法について平成 13 年 6 月 4 日医薬審発第 813 号通知 40

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