Microsoft PowerPoint - 【資料3-2】高年齢者の雇用・就業の現状と課題Ⅱ .pptx

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①公表資料本文【ワード軽量化版】11月8日手直し版【1025部長レク⑤後】平成30年61本文(元データあり・数値1004版)

2 継続雇用 の状況 (1) 定年制 の採用状況 定年制を採用している と回答している企業は 95.9% である 主要事業内容別では 飲食店 宿泊業 (75.8%) で 正社員数別では 29 人以下 (86.0%) 高年齢者比率別では 71% 以上 ( 85.6%) で定年制の採用率がやや低い また

JILPT 高齢者の雇用 採用に関する調査結果 (2008) の概要 高齢者の雇用 採用に関する調査 (2008 年 8-9 月実施 ) 高年齢者雇用関連の法制度が整備される中で 企業の高齢者の雇用や採用に関する最近の取組等を把握 全国の常用雇用 50 人以上の民営企業 社を対象 有効回

26公表用 栃木局版(グラフあり)(最終版)

- 調査結果の概要 - 1. 改正高年齢者雇用安定法への対応について a. 定年を迎えた人材の雇用確保措置として 再雇用制度 導入企業は9 割超 定年を迎えた人材の雇用確保措置としては 再雇用制度 と回答した企業が90.3% となっています それに対し 勤務延長制度 と回答した企業は2.0% となっ

今回の改正によってこの規定が廃止され 労使協定の基準を設けることで対象者を選別することができなくなり 希望者全員を再雇用しなければならなくなりました ただし 今回の改正には 一定の期間の経過措置が設けられております つまり 平成 25 年 4 月 1 日以降であっても直ちに希望者全員を 歳まで再雇用

第 Ⅰ 部本調査研究の背景と目的 第 1 節雇用確保措置の義務化と定着 1. 雇用確保措置の義務化 1990 年代後半になると 少子高齢化などを背景として 希望者全員が その意欲 能力に応じて65 歳まで働くことができる制度を普及することが 政策目標として掲げられた 高年齢者雇用安定法もこの動きを受

資料4 270924【セット】高齢者現状

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市報2016年3月号-10

少子高齢化班後期総括

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目次. 独立行政法人労働政策研究 研修機構による調査 速報値 ページ : 企業調査 ページ : 労働者調査 ページ. 総務省行政評価局による調査 ページ

①-1公表資料(本文 P1~9)


H30年度 シンポジウム宮城・基調講演(藤波先生)

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自動的に反映させないのは133 社 ( 支払原資を社内で準備している189 社の70.4%) で そのうち算定基礎は賃金改定とは連動しないのが123 社 (133 社の92.5%) となっている 製造業では 改定結果を算定基礎に自動的に反映させるのは26 社 ( 支払原資を社内で準備している103

日韓比較(10):非正規雇用-その4 なぜ雇用形態により人件費は異なるのか?―賃金水準や社会保険の適用率に差があるのが主な原因―

ⅰ. キーワードや法令を知る 01 処遇検討の背景 少子高齢化が急速に進展する中 労働力人口の減少に対応し 経済と社会を発展させるため 高年齢者をはじめ働くことができる全ての人が社会を支える全員参加型社会の実現が求められております また 現在の年金制度に基づき平成 25 年度から特別支給の老齢厚生年

問題の背景 高齢者を取り巻く状況の変化 少子高齢化の急速な進展 2015 年までの労働力人口の減少 厚生年金の支給開始年齢の段階的引き上げ 少なくとも 年金開始年齢までは働くことのできる 社会 制度づくり ( 企業への負担 ) 会社にとっての問題点 そしてベストな対策対策が必要に!! 2

5. 退職一時金に係る就業規則のとりまとめ 退職一時金に係る就業規則の提供があった企業について 退職一時金制度の状況をとりまとめた なお 提供された就業規則を分析し 単純に集計したものであり 母集団に復元するなどの統計的な処理は行っていない 退職一時金の支給要件における勤続年数 退職一時金を支給する

1 調査の概要 1-1 調査の目的我が国は 人口減少社会を迎えており 働く意欲と能力のある高年齢者が その能力を発揮して 希望すればいくつになっても働くことができるような環境整備が課題となっている これまで 年金の支給開始年齢の引上げ等もあり 65 歳までの雇用確保 ( 継続 ) に力点が置かれがち

参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家


23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

事業活動の縮小に伴い雇用調整を行った事業主の方への給付金

職場環境 回答者数 654 人員構成タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % % 質問 1_ 採用 回答 /654 中途採用 % 新卒採用 % タ

みずほインサイト 政策 2013 年 2 月 20 日 希望者全員を 65 歳まで雇用義務化高齢者が活躍できる職場の創設と人材育成が課題 政策調査部上席主任研究員堀江奈保子 年 4 月 1 日に高年齢者雇用安

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第3節 重点的な取り組み

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調査結果のポイント 従業員採用状況について 平成 28 年度 (H28.4 ~ H29.3) は 計画どおり もしくは計画より多く採用した と回答した企業が69% 採用計画について 29 年度 (H29.4 ~ H30.3) は 28 年度実績と比較し 増やす と回答した企業と 減らす と回答した企

定していました 平成 25 年 4 月 1 日施行の 高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部を改正する法律 では, 継続雇用制度の対象者を限定できる仕組みの廃止について規定されていますが, 平成 25 年 4 月 1 日の改正法施行の際, 既にこの基準に基づく制度を設けている会社の選定基準につい

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働き方の現状と今後の課題

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3. 無期労働契約への転換後の労働条件無期労働契約に転換した後の職務 勤務地 賃金 労働時間等の労働条件は 労働協約 就業規則または個々の労働契約等に別段の定めがない限り 直前の有期労働契約と同一になるとされており 無期転換に当たって職務の内容などが変更されないにもかかわらず 無期転換後の労働条件を

規定例 ( 育児 介護休業制度 ) 株式会社 と 労働組合は 育児 介護休業制度に関し 次 のとおり協定する ( 対象者 ) 育児休業の対象者は 生後満 歳に達しない子を養育するすべての従業員とする 2 介護休業の対象者は 介護を必要とする家族を持つすべての従業員とする 介護の対象となる家族の範囲は

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望ましいであろう 本稿では 労働政策研究 研修機構 高年齢者の継続雇用の実態に関する調査 (2006) に回答した企業を 1 継続雇用の範囲 ( 原則希望者全員 基準を設ける ) 2 継続雇用者の処遇 ( 高 低 ) という2つの軸を用いて6つの類型にわけ それぞれの類型に属する企業の間で 継続雇用

平成22年1月26日

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ニュースリリース 中小企業の雇用 賃金に関する調査結果 ( 全国中小企業動向調査 2013 年 月期特別調査 ) 年 4 月 8 日株式会社日本政策金融公庫総合研究所 3 割の企業で正社員は増加 3 社に 1 社で給与水準は上昇 従業員数 2013 年 12 月において

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2. 繰上げ受給と繰下げ受給 65 歳から支給される老齢厚生年金と老齢基礎年金は 本人の選択により6~64 歳に受給を開始する 繰上げ受給 と 66 歳以降に受給を開始する 繰下げ受給 が可能である 繰上げ受給 を選択した場合には 繰上げ1カ月につき年金額が.5% 減額される 例えば 支給 開始年齢

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2. 改正の趣旨 背景税制面では 配偶者のパート収入が103 万円を超えても世帯の手取りが逆転しないよう控除額を段階的に減少させる 配偶者特別控除 の導入により 103 万円の壁 は解消されている 他方 企業の配偶者手当の支給基準の援用や心理的な壁として 103 万円の壁 が作用し パート収入を10

このジニ係数は 所得等の格差を示すときに用いられる指標であり 所得等が完全に平等に分配されている場合に比べて どれだけ分配が偏っているかを数値で示す ジニ係数は 0~1の値をとり 0 に近づくほど格差が小さく 1に近づくほど格差が大きいことを表す したがって 年間収入のジニ係数が上昇しているというこ

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目次 問 1 労使合意による適用拡大とはどのようなものか 問 2 労使合意に必要となる働いている方々の 2 分の 1 以上の同意とは具体的にどのようなものか 問 3 事業主の合意は必要か 問 4 短時間労働者が 1 名でも社会保険の加入を希望した場合 合意に向けての労使の協議は必ず行う必要があるのか

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

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高年齢者雇用促進への政府の取組 ~改正高年齢者雇用安定法の施行~

力的にきつい面がある (3) 常駐警備 は 建物等で出入者の監視 身分確認を行う 出入管理 異常を発見する 巡回 防災センターや管理センターにおける 監視 また イベント警備等を行う業務である 業務形態は 顧客との契約によって異なり 日勤のみで夜勤がない現場もある 現在 ALSOK 単体では この

平均賃金を支払わなければならない この予告日数は平均賃金を支払った日数分短縮される ( 労基法 20 条 ) 3 試用期間中の労働者であっても 14 日を超えて雇用された場合は 上記 2の予告の手続きが必要である ( 労基法 21 条 ) 4 例外として 天災事変その他やむを得ない事由のために事業の

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2 業務請負 1980 年代 ~

2. 継続雇用制度の対象者を雇用する企業の範囲の拡大上記の選別基準が廃止されることにより 企業が雇用する従業員が増加すると推察され 雇用事業主だけでの雇用確保は限界があると考えられるため 継続雇用の雇用確保先がグループ企業にまで拡大された 3. 厚生労働大臣による高年齢者雇用確保措置に関する勧告に従

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調査の概要 少子高齢化が進む中 わが国経済の持続的発展のために今 国をあげて女性の活躍推進の取組が行なわれています このまま女性正社員の継続就業が進むと 今後 男性同様 女性も長年勤めた会社で定年を迎える人が増えることが見込まれます 現状では 60 代前半の離職者のうち 定年 を理由として離職する男

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PowerPoint プレゼンテーション

結果概要 Ⅰ 人手不足への対応について 1. 人員の過不足状況について ( 前年調査比較 ) 社 % 不足している 1,336(1,319) 55.6(50.3) 内円 : 平成 27 年調査 外円 : 平成 28 年調査 n =2,405 過不足はない過剰である無回答合計 955(1,195) 3

Transcription:

資料 3-2 高年齢者の雇用 就業の現状と課題 Ⅱ 4. 高年齢者の継続雇用の現状と課題

高年齢者雇用制度の概要 60 歳未満の定年禁止 ( 高年齢者雇用安定法 8 条 ) 事業主が定年を定める場合は その定年年齢は 60 歳以上としなければならない 65 歳までの雇用確保措置 ( 高年齢者雇用安定法 9 条 ) 定年を 65 歳未満に定めている事業主は 以下のいずれかの措置 ( 高年齢者雇用確保措置 ) を講じなければならない 1 65 歳まで定年年齢を引き上げ 2 65 歳までの継続雇用制度 ( 再雇用制度 勤務延長制度等 ) を導入平成 24 年度の法改正により 平成 25 年度以降 制度の適用者は原則として 希望者全員 となった ただし 24 年度までに労使協定により制度適用対象者の基準を定めていた場合は その基準を適用できる年齢を平成 37 年度までに段階的に引き上げること ( 経過措置 ) が可能 3 定年制を廃止 高年齢者雇用確保措置の実施に係る公共職業安定所の指導を繰り返し受けたにもかかわらず何ら具体的な取組を行わない企業には勧告書の発出 勧告に従わない場合は企業名の公表を行う場合がある 2

高年齢者雇用確保措置の実施状況 65 歳までの高年齢者雇用確保措置を実施している企業の割合は 98.1% となっている 希望者全員が 65 歳以上まで働ける企業は 103,586 社 割合は 71.0% となっている 70 歳以上まで働ける企業は 27,740 社 割合は 19.0% である (%) 100 90 80 70 84.0 92.7 96.2 97.2 97.6 96.6 高年齢者雇用確保措置実施企業 95.6 96.6 95.7 太線 ( 数字赤字 ) は 31 人以上規模企業点線 ( 数字黒字 ) は 51 人以上規模企業 98.0 97.3 92.8 92.3 66.5 98.5 98.1 71.0 60 50 希望者全員が 65 歳以上まで働ける企業 44.6 46.2 47.9 48.8 62.4 66.6 40 30 20 10 37.0 39.0 34.0 70 歳以上まで働ける企業 11.6 11.9 12.4 40.4 41.8 42.8 43.4 16.3 17.1 17.6 18.3 18.2 19.0 15.2 16.0 16.2 16.7 16.7 17.3 0 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 資料出所 : 厚生労働省 高年齢者の雇用状況 集計結果 ( 平成 26 年 ) ( 注 ) 平成 26 年 6 月 1 日現在 平成 25 年 4 月に制度改正 ( 継続雇用制度の対象者を限定できる仕組みの廃止 ) があったため 平成 24 年と 25 年の数値は単純比較できない 3

高年齢者雇用確保措置の内訳 雇用確保措置の内訳は 継続雇用制度の導入 が 8 割を占める 定年廃止 2.7% 定年引き上げ 15.6% 継続雇用制度の導入 81.7% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 資料出所 : 厚生労働省 高年齢者の雇用状況 集計結果 ( 平成 26 年 ) ( 注 ) 平成 26 年 6 月 1 日現在 4

希望者全員が 65 歳以上まで働ける企業の状況 希望者全員が 65 歳以上まで働ける企業の割合は企業規模が小さい方が高い 定年制の廃止 65 歳以上定年希望者全員を対象とした継続雇用制度 平成 25 年 2.6 14.7 49.1 66.5% 企業規模計 平成 26 年 2.6 15.3 53.1 71.0% 平成 25 年 0.4 6.5 42.0 48.9% 301 人以上 平成 26 年 0.4 7.1 44.4 51.9% 平成 25 年 2.9 15.7 49.9 68.5% 31~300 人 平成 26 年 2.9 16.2 54.1 73.2% 0 10 20 30 40 50 60 70 80 資料出所 : 高年齢者雇用状況報告 ( 平成 26 年 6 月 1 日現在 ) (%) 5

定年到達者の動向 過去 1 年間の 60 歳定年企業における定年到達者約 34 万人のうち 定年後に継続雇用された者は 8 割 継続雇用を希望したが継続雇用されなかった者 0.3% 継続雇用者 81.4% 継続雇用を希望しない定年退職者 18.3% 81.4% 18.3% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 資料出所 : 厚生労働省 高年齢者の雇用状況 集計結果 ( 平成 26 年 ) ( 注 ) 平成 26 年 6 月 1 日現在 6

継続雇用を希望しなかった理由 (%) 再雇用 勤務延長後の 仕事の内容 再雇用 勤務延長後の 賃金 再雇用 勤務延長後の 身分 役職 再雇用 勤務延長後の 就業時間 職場の雰囲気や人間関係 後進のポストや仕事を奪うことになるから 会社の業績が悪く 会社に迷惑をかけるから 健康上の理由 男 13.9 28.5 9.7 5.5 15.2 15.8 9.7 10.3 女 6.3 9.4 3.1 6.3 9.4 6.3 6.3 34.4 家族などの介護のため 家業を継ぐ予定 他の会社に転職したかった 独立開業したかった 趣味やボランティアをしたかった 年金などの収入で十分生活できるから 余剰扱いされたから その他 男 5.5 0.6 24.2 3.6 17.0 11.5 6.7 10.3 女 18.8 0.0 6.3 3.1 34.4 9.4 6.3 6.3 資料出所 : 独立行政法人労働政策研究 研修機構 高年齢者の継続雇用 就業実態に関する調査 ( 平成 24 年 ) ( 注 ) 基準不適合以外の理由で自ら継続雇用を希望しなかった者 (60~64 歳 ) を対象として尋ねた 7

用者数規継続雇用者の雇用形態 ( 複数回答 (%)) 自社の正社員 自社の正社員以外 ( 嘱託 契約社員 パート ) グループ 関連会社の正社員 グループ 関連会社の正社員以外その他雇総計 45.8 68.7 4.7 8.6 0.7 ~49 人 57.6 57.6 3.8 3.2 1.6 50~99 人 54.1 60.4 3.8 4.3 0.9 100~299 人 44.0 71.6 5.0 7.8 0.6 300~499 人 35.6 77.4 4.9 12.2 0.2 500~999 人 31.5 83.3 5.6 14.4 0.5 1000 人 ~ 28.5 83.3 6.7 27.8 0.5 資料出所 : 独立行政法人労働政策研究 研修機構 高年齢社員や有期契約社員の法改正後の活用状況に関する調査 ( 平成 26 年 ) ( 注 ) 常用労働者 50 人以上雇用する民間企業に対する調査 ( 回収数 n=7179) 回答時点で雇用者規模が 50 人未満であった企業が含まれる (n=463) 無回答非掲載 8

雇用者数規業調査1000 人 ~ 8.0 10.9 15.8 22.7 37.1 5.5 労働者調査継続雇用後の給与水準の変化 (%) 増加変化せず 10% 未満減少 10~20% 未満減少 20~30% 未満減少 30~40% 未 40~50% 未満満減少減少 50% 以上減少無回答企模300~499 人 13.9 13.9 20.1 23.2 23.2 5.5 総計 15.3 17.0 22.9 21.7 16.1 7.0 49 人以下 22.7 21.6 18.1 16.2 8.6 12.7 50~99 人 17.1 18.5 24.4 19.8 12.1 8.2 100~299 人 14.7 17.8 24.1 23.2 14.6 5.6 500~999 人 12.1 10.0 24.6 26.9 20.3 6.2 60~64 歳の継続雇用者 男 0.2 5.8 3.1 11.9 14.4 31.7 26.8 6.3 女 2.3 22.7 12.2 19.2 14.0 9.3 9.3 11.0 資料出所 : 独立行政法人労働政策研究 研修機構 ( 企業調査 ) 高年齢社員や有期契約社員の法改正後の活用状況に関する調査 ( 平成 26 年 ) 常用労働者 50 人以上雇用する民間企業に対する調査 ( 回収数 n=7179) 回答時点で雇用者規模が 50 人未満であった企業が含まれる (n=463) ( 労働者調査 ) 高年齢者の継続雇用等 就業実態に関する調査 ( 平成 24 年 ) ( 注 ) いずれも定年到達時と継続雇用中の給与を比較したもの 9

その他無回答雇用者数規継続雇用後の勤務日数 時間の変化 ( 複数回答 (%)) 日数も時間も定年前から変わらない 時間はフルタイムだが日数を減らす ( 短日数 ) 時間はフルタイムより減るが日数は減らず ( 短時間 ) 時間も日数もフルタイムより減る ( 短日数 短時間 ) 総計 86.0 26.6 18.2 18.1 3.7 2.7 ~49 人 77.0 23.0 13.5 17.3 4.1 4.6 50~99 人 84.6 22.6 13.2 13.9 4.1 2.9 100~299 人 87.1 25.1 17.4 16.2 3.5 2.8 300~499 人 89.4 28.3 21.5 21.5 3.5 1.8 500~999 人 87.7 34.1 23.3 25.6 2.6 1.8 1000 人 ~ 89.3 46.5 40.0 36.2 4.2 1.3 資料出所 : 独立行政法人労働政策研究 研修機構 高年齢社員や有期契約社員の法改正後の活用状況に関する調査 ( 平成 26 年 ) ( 注 ) 常用労働者 50 人以上雇用する民間企業に対する調査 ( 回収数 n=7179) 回答時点で雇用者規模が 50 人未満であった企業が含まれる (n=463) 10

継続雇用後の仕事の内容 責任 労働時間の変化 (%) 60 歳定年後継続雇用された際の 60 歳定年前と比べた変化 仕事内容変わらない変わった変わらない変わらない変わった 責任の重さ変わらない軽くなった変わらない軽くなった軽くなった 労働時間フルタイムフルタイムパートパートパート その他 男 56.8 21.2 4.1 6.8 5.4 2.0 女 63.4 2.3 18.6 5.2 0.6 4.7 資料出所 : 独立行政法人労働政策研究 研修機構 高年齢者の継続雇用等 就業実態に関する調査 ( 平成 24 年 ) ( 注 )60 歳定年後継続雇用された 60~64 歳に尋ねた 11

継続雇用後の仕事に取り組む気持ちの変化 (%) 60 歳以前の頃と比較定年到達前と比較 60~64 歳 65~69 歳 男女男女 変わっていない 緊張感をもって仕事に取り組んでいる 55.4 80.8 45.4 61.3 責任が軽くなり寂しいが 仕方がないと割り切っている 17.1 4.7 10.8 5.0 責任が軽くなり 仕事の面白みが減ったのは寂しい 4.5 0.6 2.3 1.3 責任が軽くなりストレスがなくなったのか楽しくなった 9.5 3.5 13.8 6.3 高齢者しかできない役割を開拓しながら楽しんでいる 4.3 2.3 7.7 7.5 仕事は老後の趣味の感覚 仕事をしている感覚はない 1.8 0.6 6.2 2.5 その他 2.7 2.9 2.3 5.0 資料出所 : 独立行政法人労働政策研究 研修機構 高年齢者の継続雇用等 就業実態に関する調査 ( 平成 24 年 ) ( 注 )60~64 歳 (n=2602) 65~69 歳 (n 864) に対する調査 無回答非掲載 12

改正高齢法に対応するための社内組織や人事 処遇制度等の全社的な変更 新設 ( 複数回答 (%)) 実施したもの 実施を検討しているもの 人事格付け制度の見直し 5.7 9.6 役職定年制 任期制の見直し 3.5 7.6 人事評価制度の見直し 8.0 16.0 賃金制度の見直し 11.3 20.7 出向 配転を含むグループ全体での人員配置の見直し 2.4 5.0 新規学卒者の採用計画の見直し 9.3 9.4 中途採用者の採用計画の見直し 7.9 8.4 非正規社員の採用計画の見直し 7.7 9.6 転職や早期退職を促す制度の導入 見直し 0.6 2.3 人材育成 能力開発にかかる制度の見直し 4.3 8.7 積み立て制度など休暇制度にかかる見直し 1.0 1.6 退職金制度の見直し 4.2 7.3 福利厚生制度の見直し 2.4 4.9 職場での安全衛生対策の強化 8.7 8.4 社内組織の改編 ( 部署改編や事務所等の新設 開設 ) 5.2 6.0 無回答 特になし 65.1 55.0 資料出所 : 独立行政法人労働政策研究 研修機構 高年齢社員や有期契約社員の法改正後の活用状況に関する調査 ( 平成 26 年 ) ( 注 ) 常用労働者 50 人以上雇用する民間企業に対する調査 ( 回収数 n=7179) 回答時点で雇用者規模が 50 人未満であった企業が含まれる (n=463) 無回答非掲載 改正高齢法 は 高年齢者雇用安定法の平成 24 年の改正 ( 企業が講ずべき 65 歳までの雇用確保措置が原則として希望者全員となったことなど ) を指す 13

改正高齢法やそれに伴う社内組織及び人事 処遇制度等の変更による影響 ( 複数回答 (%)) ベテラン社員の残留による現場力の強化 23.8 高年齢社員から若 中年層への技能継承の円滑化 19.3 管理職の負担軽減 4.6 人事異動 人材配置の柔軟化 5.6 高年齢層のモラール ( やる気 ) の向上 15.3 若 中年層のモラール ( やる気 ) の向上 4.9 社員の一体感の醸成 4.2 生産性の向上 4.5 社員に対する健康面での配慮の責任増大 23.9 社員の滞留感の増大 16.9 ベテラン社員への依存度の上昇 18.2 総額人件費の増大 26.9 人事異動 人材配置の硬直化 10.3 高年齢層のモラール ( やる気 ) の低下 12.0 若 中年層のモラール ( やる気 ) の低下 10.0 労働組合との調整負担の増大 2.1 生産性の低下 7.3 労働災害の増加 7.6 その他 2.0 無回答 23.1 資料出所 : 独立行政法人労働政策研究 研修機構 高年齢社員や有期契約社員の法改正後の活用状況に関する調査 ( 平成 26 年 ) ( 注 ) 常用労働者 50 人以上雇用する民間企業に対する調査 ( 回収数 n=7179) 回答時点で雇用者規模が 50 人未満であった企業が含まれる (n=463) 改正高齢法 は 高年齢者雇用安定法の平成 24 年の改正 ( 企業が講ずべき 65 歳までの雇用確保措置が原則として希望者全員となったことなど ) を指す 14

その他雇用者数規継続雇用者の 65 歳以降勤務可能性 (%) 継続雇用者が 65 歳以降も勤務できる 会社が個別に要請したとき 本人が希望すれば 一律に65 歳以降も勤務できるが 年齢に上限がある 一律に65 歳以降も勤務でき 年齢に上限がない 模300~499 人 62.4 (100.0) (71.3) (11.3) (4.3) (3.2) (8.6) 総計 68.7 (100.0) (71.2) (14.9) (4.2) (3.5) (6.0) ~49 人 72.4 (100.0) (61.5) (24.3) (3.7) (4.5) (5.2) 50~99 人 72.7 (100.0) (70.3) (17.1) (3.9) (3.3) (5.6) 100~299 人 69.8 (100.0) (72.3) (13.3) (4.6) (4.0) (9.2) 500~999 人 62.3 (100.0) (74.5) (11.5) (2.1) (3.3) (7.3) 1000 人 ~ 54.9 (100.0) (79.8) (7.0) (4.6) (1.3) (8.3) 資料出所 : 独立行政法人労働政策研究 研修機構 高年齢社員や有期契約社員の法改正後の活用状況に関する調査 ( 平成 26 年 ) ( 注 ) 常用労働者 50 人以上雇用する民間企業に対する調査 ( 回収数 n=7179) 回答時点で雇用者規模が 50 人未満であった企業が含まれる (n=463) 無回答非掲載 15

70 歳以上まで働ける企業 定年の廃止 70 歳以上定年 希望者全員 70 歳以上の継続雇用制度 基準該当者 70 歳以上 その他の制度 全企業 2.6% 1.0% 3.8% 7.0% 4.5% 19.0% 定年制の廃止 0.4% 70 歳以上定年 301 人以上 1.2% 5.1% 5.0% 11.8% 希望者全員 70 歳以上の継続雇用制度 基準該当者 70 歳以上の継続雇用制度 0.1% その他の制度で 70 歳以上まで雇用 31~300 人 2.9% 1.1% 4.1% 7.2% 4.5% 19.8% 0.0% 2.0% 4.0% 6.0% 8.0% 10.0% 12.0% 14.0% 16.0% 18.0% 20.0% 資料出所 : 厚生労働省 高年齢者の雇用状況 集計結果 ( 平成 26 年度 ) 16

65歳より先の雇用確保措置の検討内容 65歳より先の雇用確保措置を実施はしていないが 検討している企業における その検討内容としては 企業の実情に応じて働くことが出来る何らかの仕組み が約半数となっている 複数回答 0 10 20 50 60 12.1 継続雇用制度の上限年齢の廃止 12.6 定年年齢の引き上げ 5.3 上記以外で企業の実情に応じて働く ことが出来る何らかの仕組み 無回答 40 21.0 継続雇用制度の上限年齢の引き上げ 定年廃止 30 49.6 6.4 資料出所 独立行政法人 労働政策研究 研修機構 高齢者の雇用 採用に関する調査 平成20年 17

65歳より先の雇用確保措置を実施 検討しない理由 65歳より先の雇用確保措置を実施も検討もしていない企業について その理由を尋ねると 65歳までの対応 で精一杯であり 65歳から先の雇用は差し迫った課題でないと考えるから が48.5 で最も多い 0 10 20 30 40 12.0 人件費の増大が予想されるから 26.5 社内の新陳代謝が進まないから 4.5 30.5 65歳以降の労働者は健康 体力面での不安が増すから 11.5 65歳以降の労働者は生産性が大きく低下するから 21.7 望んでいる従業員があまり多くないと思われるから 38.9 個々の従業員の体力や能力に差があり 一律に雇用 処遇するのは難しいから その他 無回答 60 48.5 65歳までの対応で精一杯であり 65歳から先の雇用は差し迫った課題でないと考えるから 現行の評価処遇制度や賃金制度の大幅な改定を伴うから 複数回答 50 7.0 11.3 資料出所 独立行政法人 労働政策研究 研修機構 高齢者の雇用 採用に関する調査 平成20年 注 65歳より先の雇用確保措置を実施も検討もしていない企業を対象 18

65歳より先の雇用確保措置を実施する際の措置 65歳より先の雇用確保措置を 実施 あるいは 実施していないが検討 している企業について 65歳より先の 雇用確保措置を実施する場合に必要になると思われること あるいはすでに実施していることについて尋ねる と 継続雇用者の処遇改訂 が30.7 と最も多い 複数回答 0 10 20 継続雇用者の処遇改訂 26.0 9.5 8.1 設備や作業環境の整備 適職開拓の充実 6.2 無回答 50 30.7 39.5 12.1 8.6 65歳より先の雇用確保措置を実施 検討合計 (n=1379) 13.0 65歳より先の雇用確保措置をすでに実施している (n=893) 20.7 19.4 23.3 新たな勤務シフトの導入 特に必要な取組みはない 40 5.9 5.0 7.6 教育訓練の強化 充実 その他 30 65歳より先の雇用確保措置を実施はしていないが 検討している(n=486) 1.5 1.7 1.2 26.0 15.2 31.8 26.1 24.6 28.8 資料出所 独立行政法人 労働政策研究 研修機構 高齢者の雇用 採用に関する調査 平成20年 19