イ乗法に関して成り立つ簡単な性質を調べ, それを乗法九九を構成したり計算の確かめをしたりすることに生かすこと ウ乗法九九について知り,1 位数と1 位数との乗法の計算が確実にできること また, 内容 D 数量関係 (2) 乗法が用いられる場面を式に表したり, 式を読み取ったりすることができるようにす

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単元名 算数第 2 学年安芸太田町立加計小学校指導者田尾佐智恵 かけ算 (2) ( 九九をつくろう ) 本単元で育成する資質 能力 伝え合う力 1 日時平成 29 年 1 月 19 日 ( 水 )5 校時 2 学年第 2 学年男子 7 名女子 15 名計 22 名 3 単元名 かけ算(2) 九九をつ

第 3 学年算数科学習指導案 日時対象学校名授業者会場 平成 27 年 7 月 8 日 ( 水 )5 校時 13:40~14:25 第 3 学年均等割クラス 19 名町田市立町田第六小学校 2 階 3 年 1 組教室 1 単元名 かけ算の筆算 ( 学校図書 みんなと学ぶ小学校算数 3 年上 ) 2

2 児童観復習プリントから 乗法の交換法則 4 7=7 乗法の結合法則 = 加減混合の式や乗除混合の式の計算はできていると考えられる しかし 分配法則 6 10=6 9+ や 7 8=7 9 はできない児童が数名いて 定着していないことが分かる また 計算の仕方は理解してい

< 教材の関連と発展 > (3) 指導について児童は かけ算 という言葉は知っている しかしながら 意味については ほとんど理解できていない 単元導入の遊園地のイラストから 同じ数のまとまり に着目させ かけ算を使う場面の理解を図る また 具体物や半具体物の操作や図などを使って乗法の意味理解を深める

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1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

国語科学習指導案様式(案)

第4学年算数科学習指導案

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第 3 学年 2 組算数科学習指導案 1 単元名たし算とひき算の筆算 指導者永田佳江 2 単元について (1) 単元観 該当する学習指導要領の内容 A 数と計算 A(2) 加法, 減法 (2) 加法及び減法の計算が確実にできるようにし, それらを適切に用いる能力を伸ばす 本単元で扱う たし算とひき算

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

【大竹市】玖波小学校 算数「垂直・平行と四角形」(4年)HP

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Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

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の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

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○数学科 2年 連立方程式

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

第5学年2組 国語科学習指導案

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

解答類型

単元名 算数科たけのこ学級竹原市立竹原小学校指導者亀井貴司 本単元で育成する資質 能力 かずとすうじ (1 年生 ) けい算のじゅんじょ (2 年生 ) かくれたかず (3 年生 ) 課題発見 解決力, 協働する力 1 日時 平成 30 年 10 月 5 日 ( 金 ) 第 5 校時 2 学年 たけ

Taro-安代小3学年算数指導案

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

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座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

算数科学習指導案 指導者伊達詩恵 1 日時平成 24 年 5 月 21 日 ( 月 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 1 組 22 名 3 場所 6 年 1 組教室 4 単元名文字と式 5 単元について 単元観 本単元は, 数量の関係を表す式についての理解を深め, 式に表したり, 式を読み取ったり

第 2 学年算数科学習指導案 平成 25 年 10 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時 授業者 2 年 2 組玉城美香子 ( 男子 14 名女子 17 名計 31 名 ) 2 年 3 組上田さと子 ( 男子 14 名女子 15 名計 29 名 ) 共同研究者 嵩原さちえ 1 単元名新しい計算を考え

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

4 全体計画 (22 時間 ) 主な学習活動時数教師のかかわり評価の観点 ( 求める子どもの姿 ) 乗法の意味や式について理解 5 乗法のよさに気付くことができるよう 技能 する に, 同じ数ずつ乗っている乗り物の人 乗法が用いられる場面を式 同じ人数ずつ乗っている乗り数を調べるための拡大図を活用し

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

2 単元の構想 本単元の目標 関心 意欲 態度 平均を用いることのよさに気付き, 進んで身近な事柄の考察や表現に用いようとする 見方や考え方 平均の考えを用いて, 身近な事柄について考えたり, 表現の仕方を考えたりすることができる 技能 平均を求めたり, 平均から全体を求めたりできる また, それを

2 図形の定義や性質を見いだすための算数的活動を取り入れる 2 枚の長方形, 長方形と三角形,2 枚の三角形を重ねて四角形を作る活動を取り入れ, 向かい合う辺の平行関係に着目させたり, 長さに着目させたりしながら, 四角形を定義できるようにする コンパスや分度器, ものさし等を使って, 四角形の構成

1 数直線(線分図)とは

第 3 学年算数科学習指導案 江戸川区立清新第一小学校しっかり ( 標準 ) コース 3 年授業者齋藤睦美 1. 単元名考える力をのばそう 間の数に目をつけて 2. 単元の目標問題を解決することを通して, 本数と間の数のきまりを見つけることの大切さや関数的な見方のよさに気付く 3. 単元の評価規準ア

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県和歌山市 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

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算数科学習指導案 1 日時平成 24 年 10 月 25 日 ( 木 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 8 名 3 単元名比例と反比例 ( 啓林館 ) 4 単元について 本単元は 三原市立和木小学校 指導者荒木美花 本単元のねらいは, 伴って変わる 2 つの数量の中から比例関係や反比例関係にあるも

数学科学習指導案 指導者ステップコース隠地純子 平野未紗 ジャンプコース中村徳寿 1 日時平成 27 年 1 月 20 日 ( 火 )5 校時 2 学年第 1 学年ステップコース 12 人 ジャンプコース 19 人 3 単元名空間図形 立体の表面積と体積 4 単元について (1) 単元観中学校学習指

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○学部 ○○科 学習指導案

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

第6学年算数科学習指導案

(3) 指導観本単元は学習指導要領 A(3) 乗法についての理解を深め その計算が確実にできるようにし それを適切に用いる能力を伸ばす ア 2 位数や3 位数に1 位数や2 位数をかける乗法の計算のしかたを考え それらの計算が乗法九九などの基本的な計算を基にしてできることを理解すること またその筆算

5. 単元指導目標単元の目標 ( 子どもに事前に知らせる ) 小数 整数の意味を考えよう 小数 整数の計算の仕方を見つけ 計算できるようになろう 子どもに事前に知らせる どうまとめるのか 何を ( どこを ) どうするのか ( 作業 教える 考えさせる ) 何についてまとめるのか 1. 小数 整数の

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

第 6 学年算数科学習指導案 日時平成 25 年 月 日 ( ) 校時対象第 6 学年 組 名学校名 立 小学校授業者 1 単元名 速さ ( 学校図書 6 年上 ) 2 単元の目標速さについて理解し 求めることができるようにする 3 単元の評価規準 単元の評価規準 ア算数への関心 意欲 態度 速さを

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

H30全国HP

2 単元名分数 3 単元の目標及び評価規準 (1) 目標 分数の意味とその表し方について理解するとともに 端数部分の大きさや等分してできる部分の大きさなどを表すときに分数を用いることができる (2) 評価規準 分数を用いると 整数で表せない端数部分の大きさや等分してできる大きさなどを表すことが でき


第 1 学年算数科単元計画 ( 土佐清水市立清水小学校 ) 1 単元構想図 単元名 かたちあそび ( 全 5 時間 ) 教材名 かたちあそび ( 東京書籍 1 年下 ) 第 1 次 1 時 学習の流れ 意識の流れ 立体図形と平面図形の違いは認識できてい かたちをつくろう 立体図形に親しむ 箱などの身

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代表を表す平均を用いることがあること, 平均だけでなく最大値や最小値, 最頻値などの観点か ら調べることで, 集団の特徴や傾向がかることなど, 資料の調べ方を総括的にまとめていく 第 3 小単元 既習のグラフや表を活用して, 体力テストの結果を統計的な観点で読み取り, 自 たちの体力について特徴や傾

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理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭柚中朗 1 日時平成 30 年 1 月 24 日 ( 水 ) 2 学年第 2 学年 1 組 ( 男子 14 名女子 18 名計 32 名 ) 3 単元名天気とその変化 ~ 大気の動きと日本の天気 ~ 4 単元について (1) 単元観本単元は, 学習指導要領

理科学習指導案指導者海田町立海田西中学校教諭石川幸宏 1 日時平成 30 年 2 月 21 日 ( 水 ) 第 4 校時 2 学年第 1 学年 2 組 ( 男子 19 名女子 18 名 37 名 ) 3 場所海田西中学校第 2 理科室 4 単元名身のまわりの現象 ~ 力の世界 ~ 5 単元について

算数科学習指導案 1 単元名三角形と四角形 授業者小澤勇司 2 単元について児童は第 1 学年で, 箱や積み木の面を写し取ったり, 数え棒を使って形を作ったりするなどの活動を通して, 図形の構成要素である辺や頂点 角についての素地的な経験をしている ここでは, 児童が日常使っている さんかく や し

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

授業では, 課題を解決するための情報を集める前に, どのような方法だと必要な情報を集めることができるのかを考えています 58.8% 41.2% 授業では, 調べたことなどを, 図, グラフ, 表などにまとめています 73.5% 26.5% 授業では, 情報を比べたり ( 比較 ), 仲間分けしたり

4 研究との関わり (1) 確かな学びを生み出すノート作り研究内容 2-2 正しい手順で正確に計算させるために, 問題間に余白をとらせ, 筆算には補助数字を書かせる 本単元では, 既習の 2 位数の加減筆算の仕組みを用いて, 繰り上がりと繰り下がりが 2 回ある場合の加減の筆算の仕方を身に付けること

基礎と活用 ( 正答率 ) 基礎 活用 基礎 活用 本市小 ( 前年度比 ) (-0.6) (-1.9) 全国比 観点別 ( 正答率 ) 観点 意欲 態度 考え方 技能 知識 理解 本市小 ( 前年度比 ) 67.5 (-0.9) 70.2 (-1.) 7.5

25math3

指導方法等の改善計画について

第6学年 算数科学習指導案

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社会科学習指導案

指導案 5年 算数

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とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

算数科学習指導案 広島市立 小学校教諭 1 日時平成 21 年 2 月 日 ( ) 2 学年 5 年 組 3 単元数量関係 割合とグラフ 4 単元について 本単元では, 百分率について理解し, それを用いることができるようにするとともに, 目的に応じて資料を分類整理し, それを円グラフや帯グラフを用

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(3) 指導観本時は 連立方程式の文章題を扱う最初の時間である 方程式の文章題は 個数と代金に関する問題 速さ 時間 道のりに関する問題 割合に関する問題 を扱う これらを解くときには図や表 線分図などを書くことが有効であることを生徒達は昨年度一次方程式の時にも経験している 一元一次方程式を利用する

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

○学部 ○○科 学習指導案

第6学年2組 算数科 学習指導案

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(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

Microsoft Word - 社会科

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第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

中学校第 3 学年数学科学習指導案 日 時 平成 25 年 月 日 ( ) 第 校時 対 象 第 3 学年 学校名 立 中学校 1 単元名 式の計算第 1 章式の計算 2 単元の目標文字を用いた簡単な多項式について 式の展開や因数分解ができるようにするとともに 目的に応じて式を変形したりその意味を読

国語科学習指導計画

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算数科第 2 学年坂町立小屋浦小学校指導者谷川富美子 単元名 見つけよう! 新しい計算 かけ算 (1) 本単元で育成する資質 能力課題発見 解決力主体性 積極性 1 単元について (1) 児童観本学級の意識調査の結果算数アンケート 肯定的否定的評価評価 (%) (%) 算数科の授業は楽しい 100 0 授業では, 解決しようとする課題について, たぶんこうではないか こうすればできるのではないか と予想しています 88 12 授業では, 友達と話し合うなどして, 自分の考えを深めたり, 広げたりしています 77 23 学習のふりかえりをするときには, もっと考えてみたいこと もっと調べてみた いこと もっと工夫してみたいこと などを考えています 88 12 意識調査から, どの児童も 算数の授業は楽しい と答えており, 問題が解けるようになりたい と思っている しかし協働学習による学び合いが, つながり 広がり といった深い学びには至っていないと思われる 日頃の学習において, 考え方を説明する場面では, 自分の考えに自信がもてないため, 発表することが難しい児童もいる 本学級の児童の実態を把握するため以下のレディネステストを行った レかきが, かごに2こずつ入っています ぜんぶでかごは,5つあります かきは, ぜんぶでなんこありますか 昨年から取り組んでいる家庭学習では 復習 予習 活用 の中から選んで行っている 昨年度までは, 復習 が中心だったが,2 年生になり, 予習 活用 にも積極的に取り組んでいる 予習をしていたので, よく分かりました お父さんに教えてもらったので, できました など振り返りでの記述が見られ, 予習 の良さに少しずつ気付き始め, 必要性を感じている児童が増えてきた (2) 単元観 本単元は, 小学校学習指導要領算数第 2 学年の内容 A 数と計算 (3) 乗法の意味につい て理解し, それを用いることができるようにする ア乗法が用いられる場合について知ること

イ乗法に関して成り立つ簡単な性質を調べ, それを乗法九九を構成したり計算の確かめをしたりすることに生かすこと ウ乗法九九について知り,1 位数と1 位数との乗法の計算が確実にできること また, 内容 D 数量関係 (2) 乗法が用いられる場面を式に表したり, 式を読み取ったりすることができるようにする に位置づけられている そのため, 本単元では, 乗法九九の表を構成したり, 観察したりして, 計算の性質やきまりを見いだしたり, 乗法が用いられる場面から式に表したりするなど, 課題を発見 解決する力を育てることができる また, 既習したことを基に, 生活や学習で進んで活用する力もつけることが期待できる (3) 指導観指導に当たっては, 一つ分の数の幾つ分かで, 乗法によって総数をとらえるという意識を付けるようにしたい そのため, 第 1 学年で学習した 10 がいくつで何十 という数の理解を基に,10 のまとまりをつくりその数を数えて総数を求めたり,2 とびや5とびで総数を求めたりするなど, ものの総数を求めるといった乗法の素地的な考えを, さまざまな場面で活用しながら学習を進めていきたい 乗法が用いられる場面とその意味を理解させるため, ものの全体の個数を把握するには, 一つ分の数に着目し, それをひとまとまりとみて, その幾つ分ととらえることを大切にしたい 乗法の場面を絵やアレイ図, また, ブロックなどの半具体物で表すことで, 一つ分の数に着目したり, その幾つ分ととらえたりすることを繰り返し行い, 確実に定着させるようにしたい 乗法九九を構成し, 被乗数 乗数と積の関係を考えさせる場面では, 乗数が1 増えれば, 積は被乗数分だけ増える という性質や, 乗法についても交換法則が成り立つことについて気付かせたい その際, 同じ数ずつ増える事が, 視覚的に理解できるようにブロック図をかかせたり, そのブロック図から, 式や言葉を用いて説明したりする活動を大切にしていく 本単元の最後では, 問題作りや式に表現する活動を行い, 乗法の用いられる場面をとらえ, 言葉や式で説明することで乗法九九への理解を深めるようにしたい 家庭学習については, 学校で学習した乗法九九を構成する過程で, 積の増え方や乗数と積の関係などを絵図や式に表す活動を基に, 生活場面で計算の性質やきまりを見つける活動を行わせるようにする そして, その活動を通して自ら見出した乗法のきまりを使って, さらに新たな課題を解決させていけるようにしたい

2 本単元の学習の関連と発展 第 1 学年 第 2 学年 第 3 学年 6 10 よりおおきいかず 15 おおきいかず 2 ずつ,5 ずつまとめて数えること 数の構成に基づく数の数え方 11 かけ算 (1) 乗法の意味と記号 倍の意味 5,2,3,4 の段の九九の構成, 暗唱と適用 乗数と積の大きさ かけ算 (2) 6,7,8,9,1 の段の九九の構成, 暗唱と適用 乗法について成り立つ性質 ( 交換法則, 分配法則 ) 倍の意味理解 簡単な 2 位数 1 位数 九九表のきまり 1 かけ算 分配法則, 交換法則の活用 a, a 0 のかけ算 4 わり算 除法の意味と記号 九九 1 回適用の除法 9 かけ算の筆算 (1) 何十, 何百 1 位数の計算 2,3 位数 1 位数の計算 結合法則 倍の計算 ( 第一, 第二用法 ) 16 かけ算の筆算 (2) 1,2 位数 何十の計算 2,3 位数 1 位数の計算 乗法計算の工夫 倍の計算 ( 第三用法 ) 2,3 位数 1 位数の暗算 3 単元の目標 乗法の意味について理解し, それを用いることができるようにする A(3) 4 単元の評価規準 算数への関心 意欲 態度 数学的な考え方 数量や図形についての技能 数量や図形についての知識 理解 乗法のよさに気付き, ものの全体の個数をとらえるときに乗法を用いようとする 累加の考えや乗数と積の関係などを基に, 乗法九九の構成の仕方を考え表現することができる 乗法が用いられる場面を絵や図, 言葉, 式に表すことができる 1 位数と1 位数との乗法の計算が確実にできる 乗法は, 一つ分の大きさが決まっているときに, そのいくつ分かに当たる大きさを求める場合に用いられることを理解できる 5 本単元において育成しようとする資質能力とのかかわり 自分のよさを知り, 自分の考えをもち, 進んで学び合う児童 ( ゴールの児童の姿 ) スキル 課題発見 解決力 1 既習の知識や経験を結びつけ, もの全体の個数を1つ分の数の幾つ分ととらえるよさに気付き, 解決の見通しをもつ 2 算数的活動を通して, 一つ分の数の幾つ分という乗法の意味を考えたり, 身の回りから九九を発見したりし, 九九の構成や乗法のきまりを解決することができる 意欲 態度 主体性 積極性 1 乗法のよさに気付き, 身の回りにある全体の個数をとらえる時に乗法の意味や九九の構成を進んで活用しようとする

6 本単元のICEモデル 考え 基礎知識 五の段までのかけ算九九ができる かけ算九九のきまりを理解している つながり 同じ数ずつのいくつ分を求める場合など, 解決に必要な情報を集め, 課題を解決することができる 応用 ひろがり 日常生活の中でかけ算を活用して課題を解決することができる 7 指導と評価の計画 ( 全 25 時間, 本時 8/25 時間 ) 時間 かけ算 ( 9 ) 課題の設定 情報の収集 学習内容 家庭学習の内容 一つ分の数, 幾つ分をとらえよ うとする 一つ分の数の幾つ分で 全体の 数 になることをとらえられる ようになる 予習 一つ分の数, 幾つ分の関係の場 合に乗法が用いられることを 関考技知 知り, 乗法の意味を理解する 乗法の式に表す活動を充実さ せ, 乗法の意味理解を深める 予習 評価 資質 能力 評価規準 ( 評価方法 ) スキル1 ものの全体の個数を一つ分の数の 幾つ分ととらえるとよいことに 気付き, 数えようとしている ( 発言 態度 ) 数量を一つ分の数の幾つ分ととら え, 説明している スキル 2 ( 発言 ノート ) 一つ分の数の幾つ分と乗法の意味 と九九の構成や乗法のきまりを 理解している ( 観察 ノート ) 具体物のまとまりに着目して, 乗 法の式に表すことができる ( 発言 ノート ) 整理 分析 乗法の場面をおはじきや式で表す活動を通して, 乗法の意味の理解を確実にすることができる 乗法の答えは被乗数を乗数の数だけ累加して求められることを理解する 倍の意味を知り, ある量の何倍かにあたる量を求めるときも乗法を用いることを理解する スキル1 乗法が用いられている場面をおはじきや式で表すことができる 乗法の答えは, 被乗数を乗数の数だけ累加して求められることを理解している 倍の意味を知り, ある量の何倍かにあたる量を求めるときもかけ算を用いることを理解している ( ノート 発言 )

身の回りから, 乗法が用いられ スキル 2 る場面を見付け出し, 言葉や 身の回りから, 乗法が用いられる 創造 表現 式, ブロック図などで考え方を説明することができる ( 本時 ) 予習 学習内容を適用して問題を解決することができる 復習 場面を見付け出し, 言葉や式, ブロック図で考え方を説明している ( 行動観察 ワークシート 発言 ) 価値観 倫理観 学習内容を適用して, 問題を解決することができる 5 の段の九九の構成の仕方を 5 の段の九九を構成することがで 理解する 予習 きる 5 のだん, 2 のだんの九九 ( 6 ) 整理 分析 5の段の九九を確実に唱え, 適用することができる 5の段の九九を用いて問題解決をする 復習 2の段の九九の成り立つ性質を調べ, 構成の仕方を考える 予習 2の段の九九を確実に唱え, 適用することができる 5 の段の九九を確実に唱えることができる ( ノート 発言 ) 5の段の九九を用いて, 問題を解決することができる 2 の段の九九を構成の仕方を乗法の成り立つ性質を見付け説明する 2 の段の九九を確実に唱えることができる ( ノート 発言 ) 2 の段の九九を用いて問題を 2 の段の九九を用いて, 問題を解 解決することができる 復習 決することができる 3 の段の九九の成り立つ性質 3 の段の九九を構成の仕方を乗法 3 のだん, 4 のだんの九九 ( 7 ) 整理 分析 を調べ, 構成の仕方を考える 予習 3の段の九九を確実に唱え, 適 用することができる 3の段の九九を用いて問題を 解決することができる 復習 4の段の九九の成り立つ性質 を調べ, 構成の仕方を考える 予習 の成り立つ性質を見付け説明する 3 の段の九九を確実に唱えることができる ( ノート 発言 ) 3の段の九九を用いて, 問題を解決することができる 4 の段の九九を構成の仕方を乗法の成り立つ性質を見付け説明する 4の段の九九を確実に唱え, 適用することができる 4 の段の九九を確実に唱えることができる ( ノート 発言 )

まとめ ( 3 ) 創造 まとめ 表現 振り返り 4の段の九九を用いて問題を解決することができる 復習 問題づくりによる, 式の読みや 式に表現することを通して, 5,2,3,4 の段の理解を深 める 学習内容を適用して問題を解 決する 学習内容を適応して問題を解 決する パフォーマンス課題 学習内容の定着を確認し, 理解 を確実にする 4の段の九九を用いて, 問題を解決することができる 意欲 態度 2 乗法の用いられる場面をとらえ, 言葉や式で説明している 価値観 倫理観 学習内容を適用して, 問題を解決することができる 意欲 態度 2 乗法の用いられる場面をとらえ, 言葉や式で説明している 基本的な学習内容を身に付けている 8 パフォーマンス課題とルーブリック パフォー マンス課題 お友だち 5 人でお楽しみかいをするので, おかしをよういすることになりました 評価 ( ルーブリック ) いろいろなおかしをよういしようとおもいます あなたなら, どんなおかしをいくつずつよういしますか かけ算のしきをつかって, 考えてね スキル 意欲 態度 A 図, 式, 説明を適切に表している 自分の考えを友達に進んで説明するとともに, 友達の考えとの類似点, 相違点について考えよ うとし, そのよさを実感している B 図, 式は適切に表しているが, 説明が不十分 自分の考えを友達に進んで説明している また, 友達の考えを聞こうとしている C 図か式だけで表している 自分の考えは説明できないが, 友達の考えを聞 D 無回答, かけ算の式で考えられていない 無回答 9 本時の学習 (1) 本時の目標 こうとしている また, その逆である 身の回りから, 乗法が用いられる場面を見付け出し, 言葉や式, 図などで考え方を説明する ことができる ( 数学的な考え方 ) (2) 本時の評価基準 A 身の回りから, 乗法が用いられる場面を見付け出し, 算数用語を使いながら, 言葉や式,

ブロック図などで考え方を分かりやすく説明することができる B 身の回りから, 乗法が用いられる場面を見付け出し, 言葉や式, ブロック図で説明して いる (3) 本時の展開 シ 1 ス授テ業ム 1 2 3 サ学イびクのル 学習内容 1 課題を発見する (1) 見付けてきたかけ算の式 なる場面を発表する (2) 気づきを発表する 同じ数がならんでいる 同じ数をまとめるといい ばいであらわせる 指導上の留意点 ( ) 教科の評価規準 ( ) 配慮を要する児童への支援 ( ) ( 評価方法 ) 資質 能力 ( ) 自主学習 3 予習 で, 気付 いたことを発表させる どのような場面がかけ算の式 になるか, 交流する 4 5 つかむ 見通す (3) 学習課題を知る学校の中で, かけ算のしきになるばめんをさがしましょう (4) めあてを確認する かけ算のしきになるばめんを見つけ, 算数ことばをつかってせつめいしよう 6 7 8 考える 学び合い まとめる 2 自力解決をする かけ算ことばを使って表現 かけ算の式になる場面を見しやすいように, キーワード付け, 絵や図, 言葉で表す を示す 1つ分の数いくつ分の数ぜんぶの数 3 集団解決をする かけ算になる条件を説明が出 できたワークシートを見合来るようグループトークでにい言葉や式を交流しあう する 見付けたかけ算の場面を式やかけ算ことばを使い考え方を説明させる 4 学習のまとめをする かけ算のしきであらわすには, 同じ数のまとまりで, 1つ分の数 と いくつ分の数 を見つけることができればよい 意欲 態度 1 身の回りから, 乗法が用いられる場面を見付け出し, 言葉や式, ブロック図で考え方を説明している ( 行動観察 ワークシート 発言 )

9 ふりかえる 5 ふりかえりをかく 友達の説明のよさについて 家庭学習について予想できる児童のふりかえり さんの見つけたかけ算のしきはおもしろかったので, わたしも, もっとさがしてみようと思います くんのせつめいは, とてもわかりやすかったです 10 準備物 ワークシート 11 板書計画 めあて 考え方 まとめ 学校の中で, かけ算のしきになるばめんをさがしましょう 問題 かけ算のしきになるばめんを見つけ, 算数ことばをつかってせつめいしょう A 児 C 児 B 児 かけ算のしきであらわすには, 同じ数のまとまりで, 一つ分の数 と いくつ分の数 を見つけることができればよい 見通し ふりかえり 同じ数がならんでいる 同じ数でまとめるといい ばいであらわせる