Microsoft PowerPoint 第2回創生会議用資料(送付用)[1]

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奥尻町人口ビジョン

2013年7月3日

【資料1-1】人口ビジョン編・表紙(案) 省略版

PowerPoint プレゼンテーション

第 7 回大阪市人口移動要因調査報告書 平成 27 年 3 月 大阪市都市計画局

人口 世帯に関する項目 (1) 人口増加率 0.07% 指標の説明 人口増加率 とは ある期間の始めの時点の人口総数に対する 期間中の人口増加数 ( 自然増減 + 社会増減 ) の割合で 人口の変化量を総合的に表す指標として用いられる 指標の算出根拠 基礎データの資料 人口増加率 = 期間中の人口増

資料 4 明石市の人口動向のポイント 平成 27 年中の人口の動きと近年の推移 参考資料 1: 人口の動き ( 平成 27 年中の人口動態 ) 参照 ⑴ 総人口 ( 参考資料 1:P.1 P.12~13) 明石市の総人口は平成 27 年 10 月 1 日現在で 293,509 人 POINT 総人口

平成29年版高齢社会白書(全体版)

人 ) 195 年 1955 年 196 年 1965 年 197 年 1975 年 198 年 1985 年 199 年 1995 年 2 年 25 年 21 年 215 年 22 年 225 年 23 年 235 年 24 年 第 1 人口の現状分析 過去から現在に至る人口の推移を把握し その背

人口推計 における人口の算出方法 Ⅰ 概要 1 人口推計の範囲人口推計の範囲は, 我が国に常住している * 全人口 ( 外国人を含む ) である ただし, 外国人のうち, 外国政府の外交使節団 領事機関の構成員 ( 随員及び家族を含む ) 及び外国軍隊の軍人 軍属 ( 家族を含む ) は除いている

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( このページは白紙です )

( 人口のピークは 225 年に ) 平成 27(215) 年国勢調査による東京の人口は 1,352 万人となり 前回の平成 22(21) 年国勢調査 (1,316 万人 ) と比べ 約 36 万人増加した 一方 全国の人口は1 億 2,79 万人となり 前回の1 億 2,86 万人から約 96 万

平成28年版高齢社会白書(概要版)

平成 25 年 3 月 27 日 国立社会保障 人口問題研究所 ( 厚生労働省所管 ) から 日本の地域別将来推計 人口 ( 平成 25 年 3 月推計 ) が公表されました これに基づく石川県関係分の概要は次のとおりです 目次 1 石川県の将来推計人口 1 2 県内市町 地域の将来推計人口 5 3

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平成27年版高齢社会白書(全体版)

西東京市人口推計調査 報告書 平成 29 年 11 月 西東京市

表紙

はじめに 当財団では これまで 212 年と 15 年に 沖縄県の 5 年先までの将来推計人口を推計してきたが その後 5 年毎に公表される国勢調査および都道府県別生命表の 215 年の統計が公表されたことから同統計のほか 人口動態調査や住民基本台帳人口移動報告などの年次統計なども直近のデータに更新

(2) 高齢者の福祉 ア 要支援 要介護認定者数の推移 介護保険制度が始まった平成 12 年度と平成 24 年度と比較すると 65 歳以上の第 1 号被保険者のうち 要介護者又は要支援者と認定された人は 平成 12 年度末では約 247 万 1 千人であったのが 平成 24 年度末には約 545 万

安曇野市の人口の現状分析 (地方人口ビジョン参考資料)

報告書

パターン 2 出生率 : と同様 移動率 :2015 年以降ゼロ ( 転入転出が均衡 ) ( 人 ) 2,800 2,600 との比較 ( 総人口 ) 2,400 2,200 1,800 1,600 1,400 1,200 1,000 1,792 1,925 とパターン 2 の差 H72(2060)


平成27年国勢調査世帯構造等基本集計結果の概要

岡山市人口ビジョン

図 1 予測のフローチャート 全体の年齢 (5 歳階級 ) 別人口の予測 ( ロジャーズ ウィルキンス モデル ) 基準年の及び の 5 歳階級別人口 基準年における 5 歳階級別のからへの転出数 からへの転出数 基準年の及びの出生数 5 歳階級別死亡数 出生率 死亡率 移動率の算定 一般化レスリー

北秋田市人口ビジョン ( 素案 ) 平成 27 年 6 月 北秋田市

長野県の少子化の現状と課題

統計からみた 岐阜市 の現状

( 資料 4) 目黒区人口ビジョン素案 平成 27 年 12 月

筑紫野市人口ビジョン

目次 はじめに 燕市人口ビジョンの全体構成 概要... 2 (1) 人口の現状分析...2 (2) 目指すべき将来の方向性... 2 (3) 人口の将来展望 人口の現状分析... 4 (1) 人口動向分析... 4 (2) 将来人口の推計と分析...14

第 2 章近江八幡市を取り巻く状況と今後の課題 1 データからみえる地域福祉の状況 1 人口の状況近江八幡市は 平成 22 年 3 月に旧近江八幡市と旧安土町が合併し 人口 8 万人を超える市となりました 旧市町の人口を合計した数値を見ると 平成 12 年から平成 22 年は横ばいで推移していますが

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調査結果の概要 1 人口 (1) 本県の人口 平成 30(2018) 年 10 月 1 日現在の本県の総人口は 1,952,926 人 ( 男 973,794 人 女 979,132 人 ) で 平成 29(2017) 年 10 月 1 日現在に比べ9,037 人の減少 ( 男 3,309 人減少

第 1 章人口ビジョンの策定にあたって 1 人口ビジョン策定の背景と趣旨 (1) 人口ビジョン策定の背景わが国では平成 2 年より人口減少時代に突入し 地域の維持や人口減少への克服という課題に直面しています このような中 国では平成 26 年 9 月 12 日に 国と地方が総力をあげて人口減少問題に

本章のまとめ 第 4 章当市の人口推移 本章のまとめ 現在までの人口推移は以下のとおりである 1. 人口の減少当市の人口は平成 23 年 7 月 (153,558 人 ) を頂点に減少へ転じた 平成 27 年 1 月 1 日時点の人口は 151,412 人である 2. 人口増減の傾向年齢 3 区分で

平成30年版高齢社会白書(概要版)

原稿

目次 1 高齢化率 ( 山形県 ) 1 2 高齢化率 ( 全国 ) 2 3 将来の高齢化率 ( 山形県 ) 3 4 将来の高齢化率 ( 全国 ) 4 5 人口ピラミッド ( 山形県 ) 5 6 平均寿命の推移 6 7 出生数 出生率の推移 7 8 高齢者のいる世帯 ( 山形県 ) 8 9 高齢者のい

岐阜県の将来人口推計について

平成 22 年国勢調査産業等基本集計結果 ( 神奈川県の概要 ) 平成 22 年 10 月 1 日現在で実施された 平成 22 年国勢調査 ( 以下 22 年調査 という ) の産業等基本集計結果が平成 24 年 4 月 24 日に総務省統計局から公表されました 産業等基本集計は 人口の労働力状態

地方への多様な支援と 切れ目 のない施策の展開 国の長期ビジョン :2060 年に 1 億人程度の人口を確保する中長期展望を提示 国の総合戦略 :2015~2019 年度 (5 か年 ) の政策目標 施策を策定 地方人口ビジョン : 各地域の人口動向や将来人口推計の分析や中長期の将来展望を提示 地方

1. 我が国の人口減少 少子高齢化の 現状 1

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目次 巻頭 1 巻頭 2 Ⅰ. 人口ビジョンについて... 1 (1) 策定の趣旨... 1 (2) 毛呂山町人口ビジョンの位置づけ... 1 (3) 対象期間... 1 (4) 国の 長期ビジョン... 2 (5) 国の人口推移と時代のトレンド... 3 Ⅱ. 毛呂山町の人口動向の現状と見通し..

目次 第 1 章人口ビジョンについて 1 1. 人口ビジョン策定の目的 1 2. 人口ビジョンの位置付け 3 3. 人口ビジョンの計画期間 3 第 2 章の人口動向 4 1. 総人口等の推移 4 (1) 総人口 年齢 3 区分人口の推移 4 (2) 人口ピラミッドによる人口構造の比較 5 2. 人口

自殺者数の年次推移 平成 26 年の自殺者数は 25,427 人となり 対前年比 1,856 人 ( 約 6.8%) 減 平成 10 年以来 14 年連続して 3 万人を超える状況が続いていたが 3 年連続で 3 万人を下回った 男女別にみると 男性は 5 年連続 女性は 3 年連続で減少した また

以上転入 人口のあゆみ 人口の推移と年齢別転入 転出数 平成 9 年 月に市の人口は 万人を突破しました 市は大正 年に人口約 万人でスタートし 昭和 年には 万人 昭和 年には 0 万人になりました 終戦直後の昭和 0 年 月には 0 万人まで減少しましたが その後 高度経済成長期 ( 昭和 0

資料 7 1 人口動態と子どもの世帯 流山市人口統計資料 (1) 総人口と年少人口の推移流山市の人口は 平成 24 年 4 月 1 日現在 166,924 人で平成 19 年から増加傾向で推移しています 人口増加に伴い 年尐人口 (15 歳未満 ) 及び年尐人口割合も上昇傾向となっています ( 人

Microsoft Word - 概要.doc

目次 Ⅰ 岡山県の人口の現状と分析 1 1. 人口動向分析 1 (1) 人口の推移と将来の見通し (2) 出生 死亡 ( 自然増減 ) と転入 転出 ( 社会増減 ) 2. 自然減 ( 出生者数低下 ) の要因 3 (1) 非婚化 晩婚化の進行 (2) 合計特殊出生率の推移 3. 社会減 ( 転出超

( 万人 ) 図 1 12 大都市の人口の推移 H 注 1) 各 10 月 1 日現在の推計人口

図表 1 人口と高齢化率の推移と見通し ( 億人 ) 歳以上人口 推計 高齢化率 ( 右目盛 ) ~64 歳人口 ~14 歳人口 212 年推計 217 年推計

目次 Ⅰ 岡山県の人口の現状と分析 1 1. 人口動向分析 1 (1) 人口の推移と将来の見通し (2) 出生 死亡 ( 自然増減 ) と転入 転出 ( 社会増減 ) 2. 自然減 ( 出生者数低下 ) の要因 3 (1) 非婚化 晩婚化の進行 (2) 合計特殊出生率の推移 3. 社会減 ( 転出超

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katayama

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第 2 章高齢者を取り巻く現状 1 人口の推移 ( 文章は更新予定 ) 本市の総人口は 今後 ほぼ横ばいで推移する見込みです 高齢者数は 増加基調で推移し 2025 年には 41,621 人 高齢化率は 22.0% となる見込みです 特に 平成 27 年以降は 後期高齢者数が大幅に増加する見通しです

目 次 はじめに 1 Ⅰ せたな町の人口動向分析 1 1 総人口の推移と将来推計 2 年齢 3 区別人口の推移 3 出生 死亡数 転入 転出数の推移 4 5 歳年齢階級別人口の推移 5 年齢階級別の人口移動の長期的動向 6 年齢階級別の産業大分類別就業者数 7 地域別の人口移動の状況 8 合計特殊出

目次 1. 奥出雲町人口ビジョンの位置づけ 奥出雲町人口ビジョンの対象期間 人口動向分析 ) 人口動向分析... 2 (1) 人口の現状... 2 (2) 総人口推移と将来推計... 3 (3) 年齢 3 区分別人口の推移... 4 (4) 地区別年齢 3

目次 1 人口の動向分析....1 (1) 人口 総人口の推移 年齢 4 区分別人口の推移 出生数 死亡数 転入数 転出数の推移 総人口の推移に与えてきた自然増減及び社会増減の影響 性別 年齢階層別の人口移動の状況... 1

各務原市人口ビジョン 平成 27 年 6 月 各務原市

上越市まち ひと しごと創生長期ビジョン目次 序章 第 1 章人口の現状分析 第 2 章人口問題に対する基本認識 2-1 人口減少が地域の将来に与える影響 2-2 人口減少問題への対応方向 第 3 章まちの将来展望 3-1 まち ひと しごと創生 により目指すまちの姿 3-2 まち ひと しごと創生

地域別の一般世帯数における平成 22 年から平成 までの今後 25 年間の増減率をみると 区部では北区を除くすべての地域で増加となり 多摩 島しょにおいては 八王子市をはじめとする 18 地域で増加し 青梅市や福生市などその他の地域では減少することが見込まれる ( 図 1-2) 図 1-2 地域別一

シニア層の健康志向に支えられるフィットネスクラブ

( 目次 ) 新潟県人口ビジョン 策定の考え方 1 Ⅰ 新潟県の人口の現状と将来人口の推計 1. 人口の現状 2 (1) 総人口 年齢 3 区分別人口の推移 (2) 自然増減の状況 (3) 社会増減の状況 (4) 本県人口への自然増減と社会増減の影響 2. 将来推計人口の分析 10 (1) 将来人口

参考資料1 高等教育の将来構想に関する参考資料2/3

高千穂町人口ビジョン 目次 Ⅰ 高千穂町人口ビジョンの位置付け Ⅱ 対象期間 Ⅲ 人口の現状分析と将来展望 本町の人口問題に対す

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年 4 月期関西圏 中京圏賃貸住宅指標 大阪府京都府兵庫県愛知県静岡県 空室率 TVI( ポイント ) 募集期間 ( ヶ月 ) 更新確率 (%)

 第1節 国における子育て環境の現状と今後の課題         

出生数と合計特殊出生率の推移

資料 4 小学校区別人口推計 ( 簡易推計 ) 本推計は 2005 年及び 2010 年の国勢調査のデータを基に 簡略な方法で推計されています 調査対象となる母集団が小さいため 実際には様々な偶発的要因に左右されやすい面がありますが 将来の人口を見る一つの目安として参考にしてください 豊岡市 -1-

労働力調査(詳細集計)平成29年(2017年)平均(速報)結果の概要

1 RESAS地域経済分析システム人口構成() 人口構成の表示内容 人口構成表示年で選択した年の総人口のヒートマップです 全国を表示する を選択すると 日本全国の地図が表示されます 都道府県単位で表示する を選択すると 指定地域 で選択している都道府県を中心とした縮尺で地図が拡大表示されます 市区町

将来人口の試算ケース 独自の純社会移動率 = の場合 この資料は 島田市の将来における人口について 以下の 8 ケースで試算を行ったものです 基本的に から まで 5 年ごとの国勢調査による人口をベースとし ています ( 外国人を含む ) 以下の試算は いずれも独自の 純社会移動なし で行っています

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PowerPoint プレゼンテーション

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貝塚市まち ひと しごと創生 人口ビジョン 平成 27 年 10 月貝塚市

目 次 はじめに 人口ビジョン策定にあたって... 2 (1) 人口ビジョンの位置付け... 2 (2) 対象期間 人口動向分析... 3 (1) 総人口の推移... 3 (2) 年齢 3 区分別人口の推移... 4 (3) 人口ビラミッド... 5 (4) 出生 死亡

西宮市の将来人口推計 政策局政策総括室政策推進課 平成 24 年 7 月

資料-6

ー 17 ー

相対的貧困率の動向: 2006, 2009, 2012年

人口動態から見た2025年問題

Ⅰ 障害福祉計画の策定にあたって


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国勢調査結果の農業集落別集計論理書 国勢調査結果を用いて 以下の手法により農業集落別各種世帯数 人口 就業者数の集計 データを市区町村ごとに作成する 1 データ収集 整理 1.1 収集データ (1) 農業集落地図データ (GISデータ): 集落ごとのポリゴンデータ (2) 小地域 ( 町丁 字等 )

人口増減の推移 H27 H28 H29 H3 自然増減の推移 6 出生数死亡数自然増減

日本の世帯数の将来推計 ( 全国推計 ) 2018( 平成 30) 年推計 2015( 平成 27) 年 ~2040( 平成 52) 年 国立社会保障 人口問題研究所 03(3595)2984( 内線 )

35

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ふくい経済トピックス ( 就業編 ) 共働き率日本一の福井県 平成 2 2 年 1 0 月の国勢調査結果によると 福井県の共働き率は % と全国の % を 1 1 ポイント上回り 今回も福井県が 共働き率日本一 となりました しかし 2 0 年前の平成 2 年の共働き率は

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資料 2 山県市人口ビジョン骨子 ( 案 ) 平成 27 年 7 月 24 日 ( 金 ) 第 2 回山県市まち ひと しごと創生会議

山県市人口ビジョンについて Ⅰ. 人口の現状分析 Ⅱ. 人口の将来展望 1. 人口動向分析 2. 将来人口の推計と分析 3. 人口の変化が地域の将来に与える影響の分析 考察 1. 将来展望に必要な調査 分析 2. めざすべき将来の方向 ( 課題抽出 ) 3. 人口の将来展望 1

Ⅰ. 人口の現状分析について 1. 人口動向分析 総人口や年齢 4 区分別人口 ⅰ の推移と将来推計 出生数 死亡数 転入数及び転出数の推移 総人口の推移に与えてきた自然増減 ⅱ 及び社会増減 ⅲ の影響 性別 年齢階級別の人口移動の状況 地域間の人口移動の状況等 ⅰ 年齢 4 区分別人口 とは 0~14 歳の年少人口 15~64 歳の生産年齢人口 65 歳以上の老年人口及び 75 歳以上の後期高齢者人口をいう ⅱ 自然増減 とは 出生数から死亡数を差し引いたものをいう ⅲ 社会増減 とは 転入数から転出数を差し引いたものをいう 2. 将来人口の推計 合計特殊出生率や純移動率 ⅳ などについて仮定値を変えた人口推計の比較 将来人口に及ぼす自然増減 社会増減の影響度分析等 ⅳ 純移動率 とは 人口に対する純移動数 ( 転入数 転出数 ) を割合として算出したものをいう 山県市人口ビジョンでは一般的な将来推計で用いられる 5 歳階級別の純移動率を使用する 3. 人口の変化が地域の将来に与える影響の分析 考察 歳入 歳出に与える影響の分析 考察等 2

Ⅱ. 人口の将来展望について 1. 将来展望に必要な調査 分析 住民の結婚 出産 子育てや移住に関する意識 希望等 2. めざすべき将来の方向 めざすべき将来の方向性や市民の希望を実現するための基本的な施策の方向性等 3. 人口の将来展望 山県市総合戦略に定める施策との関連を含めた年齢 4 区分別人口等の将来推計 将来的な社会保障等の財政需要 税収等の増減による財政状況への影響分析等 3

1. 人口動向分析について総人口及び年齢 4 区分別人口の推移と将来推計 総人口 年少人口 生産年齢人口は一環して減少傾向にある 老年人口は 2025 年 後期高齢者人口は 2030 年までは増加するが 以降は減少に転ずる 実績推計 ( 年 ) 出典 )1980 年 -2010 年 : 総務省統計局 国勢調査 (1980 年 -2000 年は旧高富町 旧伊自良村 旧美山町の合計値 ) 年齢不詳は都道府県別に設定された配分率により各年齢階級別に按分している 2015 年 -2040 年 : 国立社会保障 人口問題研究所 ( 以下 社人研 ) 日本の地域別将来推計人口( 平成 25 年 3 月推計 ) 2045 年 -2060 年 : 社人研推計準拠のパターンで推計注意 ) 推計作業で小数点以下の計算をしており 年少人口と生産年齢人口と老年人口の合計値は総人口と一致しない年もある 4

1. 人口動向分析について総人口及び年齢 4 区分別人口の推移と将来推計 2060 年の年少人口は 2010 年時点の約 1/3 1980 年の約 1/5.7 にまで減少する 後期高齢者人口は ピークの 2030 年には 2010 年時点の約 1.5 倍となる 人口減少段階は 2025 年までは 1( 老年人口増加 年少 生産年齢人口減少 ) 2030 年までは 2( 老年人口維持 微減 年少 生産年齢人口減少 ) 以降は 3( 老年人口減少 年少 生産年齢人口減少 ) となる 5

1. 人口動向分析について 補足 1980 年 2010 年 2040 年 2060 年の人口構造 6

1 人口動向分析について 補足 高齢化率及び後期高齢化率 高齢化率 後期高齢化率 後期高齢者人口 総人口 ともに一貫して増加傾向にある 総じて全国や岐阜県より高位に推移する 出典 全 国 1980年-2010年 総務省統計局 国勢調査 2015年-2040年 社人研 日本の将来推計人口 平成24年1月推計 出生中位 死亡中位 岐阜県 1980年-2010年 総務省統計局 国勢調査 2015年-2040年 2050年 高齢化率のみ 岐阜県 岐阜県版人口ビジョン 暫定版 平成27年2月24日公表 7

1 人口動向分析について 補足 家族類型別一般世帯数の推移 一般世帯数は 単独世帯及び核家族世帯の増加により増加傾向にある 一方 三世代世帯数については 急速な減少が見られる 出典 総務省統計局 国勢調査 1985年-2000年は旧高富町 旧伊自良村 旧美山町の合計値 注意 1995年以前は三世代世帯数が公開されていない 8

1 人口動向分析について 出生数 死亡数 転入数及び転出数の推移 自然動態は 2002年以降一貫して自然減少 出生数 死亡数 である 社会動態は 2003年を除き 社会減少 転入数 転出数 である 出生数 死亡数 転入数 転出数 自然増減 社会増減 2002 218 270 1,011 1,069 52 58 2003 193 280 1,028 993 87 35 2004 197 302 1,001 1,003 105 2 2005 199 313 998 1,012 114 14 2006 199 289 933 1,021 90 88 2007 183 285 966 1,099 102 133 2008 183 289 868 1,081 106 213 2009 197 287 883 1,140 90 257 2010 162 331 858 1,006 169 148 2011 157 328 799 1,060 171 261 2012 154 332 893 1,009 178 116 2013 165 345 1,194 1,386 180 192 2014 150 309 1,122 1,373 159 251 251 社会減少 159 出典 岐阜県 岐阜県人口動態統計調査 注意 住民基本台帳法及び外国人登録法 2012年7月廃止 による登録を受けている者が対象である 各年は前年の10月1日から当年の9月30日までの合計 9

1 人口動向分析について出生数 死亡数 転入数及び転出数の推移 日本人 日本人のみで見た場合でも 自然減少及び社会減少の傾向は変わらない 出生数 死亡数 転入数 転出数 自然増減 社会増減 2002 122 115 914 7-2003 158 196 907 38-2004 191 300 813 109-2005 193 291 794 98-2006 193 316 686 123-2007 184 273 732 89-2008 190 292 624 102-2009 185 302 695 117-2010 164 316 571 774 152 203 社会減少 自然減少 2011 148 347 574 821 199 247 2012 150 337 570 683 187 113 2013 159 331 509 754 172 245 2014 503 744 241 241 172 出典 出生数及び死亡数 厚生労働省 人口動態統計 2014年は未公表 転入数及び転出数 総務省統計局 住民基本台帳人口移動報告 転出者は2009年以前は公表データなし 注意 日本人のみが対象 各年は1月1日から12月31日までの合計 岐阜県動態統計調査 とは調査期間 集計方法が異なるため 単純比較はできない 10

1 人口動向分析について 補足 有配偶率 日本人のみ 有配偶率 各年齢階級の総数に対する有配偶者の割合 は低下傾向にある 非婚化 晩婚化の進行 本市の有配偶率は 総じて岐阜県に比べて低位にある 男性 女性 女性 出典 総務省統計局 国勢調査 2000年は旧高富町 旧伊自良村 旧美山町の合計値から算出 11

1 人口動向分析について 補足 合計特殊出生率 合計特殊出生率は 低下傾向にあり 直近時点では県下最下位に甘んじている 出典 厚生労働省 人口動態保健所 市区町村別統計 12

1 人口動向分析について 総人口の推移に与えてきた自然増減及び社会増減の影響 自然増減と社会増減の合計がマイナスとなる網掛け部分にある年は 人口減少となった ことを意味している 社会減少が本市の人口減少の大きな要因であることがわかる 自然減少及び社会減少ともに減少幅が拡大傾向にあり 対策は喫緊の課題 自然増減 人 出典 岐阜県 岐阜県人口動態統計調査 13

1 人口動向分析について 性別 年齢階級別人口移動の状況 2005年 2010年の性別 年齢階級別の純移動数 転入数-転出数 の状況は下表のとおり 男性は10代後半から20代前半にかけて 女性は20代後半から30代後半にかけての 転出超過の幅が大きいことが特徴である 男性 女性 女性 出典 総務省統計局 国勢調査 14

1 人口動向分析について 性別 年齢階級別人口移動の状況 ピーク時に比べて 若年層の転出超過幅は縮小傾向にある 一方で かつて見られた家族形成層の転入超過が縮小し 男性にいたっては転出超過に 転落した年齢階級もある 男性 女性 女性 出典 総務省統計局 国勢調査 15

1 人口動向分析について 補足 移転理由別転入転出差の推移 転出理由は 結婚等 職業上 学業上 がほとんどを占める 一方で かつて見られた 住宅事情 による転入超過が縮小している 2014年の実績 合計 251人 職業上 97人 学業上 30人 結婚等 139人 住宅事情 10人 環境 利便等 23人 その他 2人 不詳 20人 出典 岐阜県 岐阜県人口動態統計調査 16

1 人口動向分析について 補足 移転理由別世代別社会動態 日本人のみ 20代は 職業上 や 結婚等 により 30代は 結婚等 により市外へ転出している 出典 岐阜県 岐阜県人口動態統計調査 平成25年 17

1 人口動向分析について 地域間の人口移動の状況 1992年から1994年にかけては県内からの転入超過があったが 直近8年間は県内へと 転出超過の状況にある 2013年は県外等からの転入超過があったがほとんどが外国からの転入である 2014年の実績 合計 251人 県内 441人 県外等 190人 出典 岐阜県 岐阜県人口動態統計調査 平成24年 平成26年 18

1 人口動向分析について 地域間の人口移動の状況 外国からの転入がある一方で 県内他市町村や愛知県へ転出しており 全体でみると 転出超過の状況にある なお 不詳は外国人がほとんどであると考えられている 純移動数 合計 192 純移動数 合計 251 純移動数 合計 116 出典 岐阜県 岐阜県人口動態統計調査 平成24年 平成26年 19

1 人口動向分析について 地域間の人口移動の状況 外国からの転入がある一方で 県内他市町村や愛知県へ転出しており 全体でみると 転出超過の状況にある 県内他市町村との純移動数 転入数 転出数 2012年 2014年の3期平均 5人以上 4人以上4人以下 9人以上 5人以下 移動者数の上位5市町村 数値は3期平均 10人以下 市町村名 岐阜市 転入超過 転出超過 純移動数 転入数 転出数 130人 247人 377人 関市 44人 48人 92人 各務原市 15人 18人 33人 瑞穂市 18人 13人 31人 大垣市 25人 7人 33人 出典 岐阜県 岐阜県人口動態統計調査結果 平成24 26年 より集計 20

1 人口動向分析について 参考 岐阜県版人口ビジョンにおける位置づけ 岐阜県版人口ビジョン 暫定版 において 本市は岐阜市への通勤率が高い ダム機能都市通勤圏型 として位置づけられている 平成22年国勢調査より 15歳以上の常住する就業者数 うち 市内通勤者数 県内他市町村通勤者数 うち 岐阜市通勤者数 県外通勤者数 通勤地不詳 14,893人 7,342人 49.3 6,494人 43.6 3,998人 26.8 496人 3.3 561人 3.8 出典 岐阜県 岐阜県版人口ビジョン 暫定版 平成27年2月24日公表 21

1 人口動向分析について 参考 本市の稼ぐ力 稼ぐ力 修正特化係数の対数変換値 雇用力 従業者比率 出典 総務省統計局 平成21年経済センサス 基礎調査 平成24年経済センサス 活動調査 等 22

2 将来人口の推計について 仮定値を変えた人口推計の比較 以下の条件で将来推計を実施 パターン① 社人研推計準拠 パターン② 地方創生会議推計準拠 2040年まで パターン③ 岐阜県版人口ビジョン推計準拠 パターン① 合計特殊出生率上昇 1 純移動率収束 2 1 2030年までに1.8 2040年までに2.07に上昇すると仮定 2 2040年までに純移動率がゼロに収束すると仮定 補足1 合計特殊出生率上昇 2010 合計特殊出生率 前期との差 1.28-2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050 2055 2060 1.41 1.54 1.67 1.80 1.94 2.07 2.07 2.07 2.07 2.07 (0.13) (0.13) (0.13) (0.13) (0.14) (0.14) (0.00) (0.00) (0.00) (0.00) 補足2 純移動率収束 2010 15 19歳 20 24歳 男性 純移動率 前期との差 2015 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050 2055 2060-0.17-0.14-0.11-0.08-0.06-0.03 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 - (0.03) (0.03) (0.03) (0.03) (0.03) (0.03) (0.00) (0.00) (0.00) (0.00) 23

2 将来人口の推計について 仮定値を変えた人口推計の比較 パターン③では 2060年の人口が20,128人となり パターン①と比べて4,801人 増加する推計となる しかし 本推計も第2次総合計画の目標人口 2023年27,800人 には届かない 目標人口 2023年 27,800 差 4,801 人 24

2 将来人口の推計について 将来人口に及ぼす影響度分析 将来人口に及ぼす 自然増減や社会増減の影響度を分析するために 以下の2つのシミュレーションを行う シミュレーション① パターン① 合計特殊出生率が2030年までに2.1まで上昇 シミュレーション② シミュレーション① 純移動率が2030年までにゼロに収束 内閣官房まち ひと しごと創生本部事務局作成の資料に基づき 自然増減及び 社会増減の影響度をそれぞれ分析する 段階が高いほど人口減少抑制への影響が大きくなるため 対策効果が大きいといえる 自然増減の影響度 シミュレーション①の2040年の総人口 パターン①の2040年の総人口の数値に応じて 以下の5段階に整理する 1 100 未満 2 100 105 未満 3 105 110 未満 4 110 115 未満 5 115 以上の増加 社会増減の影響度 シミュレーション②の2040年の総人口 シミュレーション①の2040年の総人口の数値に応じて 以下の5段階に整理する 1 100 未満 2 100 110 未満 3 110 120 未満 4 120 130 未満 5 130 以上の増加 出典 内閣官房まち ひと しごと創生本部事務局 地方人口ビジョン 及び 地方版総合戦略 の策定に向けた人口動向分析 将来人口推計について 25

2 将来人口の推計について 将来人口に及ぼす影響度分析 上記分析によれば 本市の人口減少抑制対策としては 自然増減対策 合計特殊出生率の向上 が重要といえる ただし 自然増減対策だけでなく 同時に社会増減対策も必要である 分類 自然増減の 影響度 社会増減の 影響度 計算方法 シミュレーション①の2040年の推計人口23,636人 パターン①の2040年の推計人口 21,289人 影響度 4 23,636人 21,289人 110.0 シミュレーション②の2040年の推計人口24,836人 シミュレーション①の2040年の推計人口23,636人 2 24,836人 23,636人 105.1 26

2 将来人口の推計について 参考 各推計結果ごとの人口増減率 単位 人 年少人口 総人口 2010年 2040年 うち 0 4 歳人口 老年人口 うち 後期 高齢者人口 20 39歳 女性人口 現状値 29,629 3,766 1,006 18,230 7,633 3,803 3,255 パターン① 21,289 1,984 576 11,044 8,261 5,156 1,840 シミュレーション① 23,636 3,683 1,121 11,692 8,261 5,156 1,972 シミュレーション② 24,836 3,869 1,224 12,766 8,201 5,091 2,103 パターン② 20,491 1,898 520 10,384 8,209 5,126 1,655 パターン③ 23,535 3,302 1,134 11,833 8,401 5,226 2,150 年少人口 総人口 パターン① 2010年 2040年 増減率 生産年齢 人口 うち 0 4 歳人口 生産年齢 人口 老年人口 うち 後期 高齢者人口 20 39歳 女性人口 -28.1% -47.3% -42.8% -39.4% 8.2% 35.6% -43.5% シミュレーション① -20.2% -2.2% 11.5% -35.9% 8.2% 35.6% -39.4% シミュレーション② -16.2% 2.7% 21.7% -30.0% 7.4% 33.9% -35.4% パターン② -30.8% -49.6% -48.3% -43.0% 7.5% 34.8% -49.2% パターン③ -20.6% -12.3% 12.8% -35.1% 10.1% 37.4% -33.9% 27