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第第第ライフスタイルに対する国民の意識と求められるすがた50 また 働いていないが 今後働きたい と回答した人の割合は 男性では 7.4% であるのに対し て 女性は19.1% である さらに 女性の中では 30 代の割合が高く ( 図表 2-1-2) その中でも 特に三大都市圏で高い割合となってい

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必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲内で 3 回を上限として介護休業をすることができる ただし 有期契約従業員にあっては 申出時点において 次のいずれにも該当する者に限り 介護休業をすることができる 一入社 1 年以上であること二介護休業開始予定日から 93 日を経過する日から

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目 次

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5 教5-1 教員の勤務時間と意識表 5 1 ( 平均時間 経年比較 教員年齢別 ) 中学校教員 調査年 25 歳以下 26 ~ 30 歳 31 ~ 40 歳 41 ~ 50 歳 51 ~ 60 歳 7:22 7:25 7:31 7:30 7:33 7:16 7:15 7:23 7:27 7:25

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地域包括支援センターにおける運営形態による労働職場ストレス度等の調査 調査報告書 2015 年 6 月

目次 2 章基本調査と運営形態について... 1 2-1 基本情報と運営形態... 1 2-2 職場 勤務状況と運営形態について... 4 3 章地域包括ケアシステムへの意識と運営形態について... 9 4 章労働職場ストレス度と運営形態... 11

2-1 基本情報と運営形態 2 章基本調査と運営形態について 運営形態ごとの回答者の基本情報は以下の通り の地域包括支援センターからは 756 件の回答を得られ 回収率は 44.8% であり 直営型からの地域包括支援センターからは 596 件の回答を得 られ 回収率は 52.6% であり 不明は 12 件であった 性別は では女性が 79.8% は女性が 86.3% であり 行政 直営型の方が女性の割合が高かった 年齢は の方が高い傾向があった 職種は ではほぼ均等に 3 職種から回答が得られ では保健 師からやや多く回答が得られた 1

のほうが女性の割合が高かった 運営形態と性別 (n=1572) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 20.2% 79.8% 13.7% 86.3% 男性 女性 の方が年齢が高い傾向が見られた 運営形態と年齢 (n=1581) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 1.1% 6.9% 10.4% 13.9% 16.3% 15.3% 16.6% 13.3% 6.4% 1.4% 4.1% 8.3% 10.7% 15.5% 20.0% 13.6% 17.6% 8.6% 25 歳未満 25~29 歳 30~34 歳 35~39 歳 40~44 歳 45~49 歳 50~54 歳 55~59 歳 60 歳以上 2

ではほぼ均等に回答が得られ では保健師等からやや多く回答が得られており のほうが保健師等がやや多い傾向はあるが有意な差ではなかった 職種と運営形態 (n=1588) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 34.2% 33.2% 32.5% 39.8% 30.2% 30.0% 保健師等社会福祉士主任介護支援専門員 3

2-2 職場 勤務状況と運営形態について 雇用形態は 正規職員の割合がでは 93.3% では 86.9% であり の方が正規職員の割合が高かった 地域包括支援センターの設立年度はの 65.4% の 84.1% が平成 18 年度であった 一つの地域包括支援センターあたりの人員配置は では社会福祉士が 多く では保健師が多かった 回答者が現在勤務する地域包括支援センターでの勤務年数はいずれの運営 形態でも 40% 以上の回答者において 3 年以内であった 残業時間は 15 時間未満の割合がでは 63.8% では 60.5% であった 月収は直営型のほうが 15 万円未満の所得の少ない層が多い一方 25 万円以 上の所得の多い層も多く 所得層の幅が広い傾向が見られた 4

の方が正規職員の割合が高かった 運営形態と雇用形態 (n=1589) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 93.3% 1.9% 4.8% 86.9% 2.0% 11.1% 正規職員非正規職員その他 の 65.4% の 84.1% が平成 18 年度に設立されていた 100.0% 84.1% 80.0% 65.4% 60.0% 運営形態と設立年度 (n=1578) 40.0% 20.0% 0.0% 7.0% 6.5% 6.3% 3.6% 2.1% 3.3% 4.3% 4.3% 1.7% 1.9%.9% 1.5%.9%.2% 1.2% 1.7%.2% 2.9% 本調査で回答を得られた各個人の勤める事業所ののべ事業所数における結果であり 1 事業所あたり 1 件の回答からなる結果でないため解釈には十分に注意が必要である 5

いずれの運営形態でも 40% 以上の回答者の勤務年数が 3 年以内であった 運営形態と勤務年数 (n=1605) 200 168 160 120 80 40 104 142 140 84 68 97 55 81 41 72 68 76 46 33 44 127 84 41 34 0 0~1 年 1~2 年 2~3 年 3~4 年 4~5 年 5~6 年 6~7 年 7~8 年 8~9 年 9~10 年 本調査で回答を得られた各個人の勤める事業所ののべ事業所数における結果であり 1 事 業所あたり 1 件の回答からなる結果でないため解釈には十分に注意が必要である 6

1 つの地域包括支援センターあたりの人員配置人数は 保健師ではが 1.33 人 が 1.98 人であり 有意にの方が多かった また 社会福祉士ではが 1.52 人 が 1.28 人であり 有意にの方が多かった 主任介護支援専門員ではが 1.24 人 では 1.18 人であった 100.0% における人員配置 (n=1015) 80.0% 60.0% 73.1% 60.5% 72.8% 40.0% 20.0% 0.0% 25.2% 20.2% 19.5% 4.0% 9.5% 1.6% 3.3% 2.4% 0.9% 2.0% 2.6% 0.9% 1.1% 0.5% 0.0% 0~1 人 1~2 人 2~3 人 3~4 人 4~5 人 5 人以上 保健師社会福祉士主任介護支援専門員 100.0% における人員配置 (n=596) 80.0% 60.0% 40.0% 20.0% 0.0% 70.3% 60.6% 44.8% 29.0% 17.8% 14.9% 12.2% 10.1% 11.4% 7.0% 5.7% 6.4% 2.7% 2.7% 1.7% 1.5% 0.7% 0.5% 0~1 人 1~2 人 2~3 人 3~4 人 4~5 人 5 人以上 保健師社会福祉士主任介護支援専門員 本調査で回答を得られた各個人の勤める事業所ののべ事業所数における結果であり 1 事 業所あたり 1 件の回答からなる結果でないため解釈には十分に注意が必要である 7

の方が残業時間の長い傾向があるが有意な差は見られなかった 運営形態と残業時間 (n=1572) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 4.4% 6.2% 28.2% 29.5% 17.9% 8.2% 1.4% 4.3% 6.7% 6.0% 23.2% 31.3% 17.4% 9.4% 2.1% 3.9% 0 時間 5 時間未満 5 時間以上 15 時間未満 15 時間以上 25 時間未満 25 時間以上 35 時間未満 35 時間以上 45 時間未満 45 時間以上 55 時間未満 55 時間以上 月収は 15 万円未満の割合がでは 4.1% であり では 11.1% である一方 25 万円以上の割合がでは 21.4% であり では 29.7% であった 運営形態と月収 (n=1492) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 0.4% 3.7% 33.7% 40.7% 16.3% 4.3% 0.4% 0.4% 0.9% 10.1% 25.4% 33.9% 17.2% 8.9% 3.3% 0.4% 10 万円未満 10 万円以上 15 万円未満 15 万円以上 20 万円未満 20 万円以上 25 万円未満 25 万円以上 30 万円未満 30 万円以上 35 万円未満 35 万円以上 40 万円未満 40 万円以上 8

3 章地域包括ケアシステムへの意識と運営形態について 地域包括ケアシステムの機能の是非 自治体の姿勢 個人の業務等における個人の考えについての質問を行い 運営形態による 2 群においてカイ 2 乗検定による比較を行った 主な結果は以下の通り の地域包括ケアセンターの職員の方が 地域包括ケアシステムに求め られる機能を満たしていると考えており の方が地域包括ケアシステ ムに求められる機能を満たしていると示唆される の地域包括ケアセンターの職員の方が 自治体が地域包括ケアシステ ムについて積極的な姿勢であると感じていた 医療 介護 予防 住まい 生活支援が一体的に提供できる 地域の自主性 主体性に基づき 地域の特性に応じたサービスができる 地域包括支援センターの専門職同士の連携がよりうまくできる といった地域包括ケアシステムの目的に沿ったサービスを実際に地域包括ケアステムの下で提供できているかを問う項目において の方がと比べて 非常によくあてはまる や あてはまる の回答割合が有意に高く よりうまく機能していることが示唆される結果であった また 自治体が地域包括ケアシステムについて明確なビジョンをもっている 自治体が地域包括ケアシステムについて取り組む姿勢をもっている といった自治体の地域包括ケアシステムへの意識を問う項目において の方がと比べて 非常によくあてはまる や あてはまる の回答割合が有意に高く の方が自治体の意欲が高い もしくは自治体との連携がうまく取れている傾向があると分かった 9

表 3 運営形態による地域包括ケアシステムへの意識 医療 介護 予防 住まい 生活支援が一体的に提供できる 地域の自主性 主体性に基づき 地域の特性に応じたサービスができる 地域包括支援センターの専門職同士の連携がよりうまくできる これまでよりもやりがいをもって仕事をすることができる 自治体が地域包括ケアシステムについて明確なビジョンをもっている 自治体が地域包括ケアシステムについて取り組む姿勢をもっている 新たな業務負担が増える 地域ケア会議をうまく行えるのか不安である 自分にとってはこれまでの業務と大きな変わりはない 厚生労働省が求めるような形で取り組める自信がない 具体的にどうすればいいのかわからない 非常によくあてはまる あてはまるどちらともいえない あまりあてはまらない 全くあてはまらない p 値 130 (13.1%) 339 (34.1%) 341 (34.3%) 144 (14.5%) 39 (3.9%).002 81 (13.9%) 221 (37.8%) 198 (33.9%) 79 (13.5%) 5 (0.9%) 107 (10.8%) 332 (33.4%) 341 (34.3%) 178 (17.9%) 37 (3.7%).031 76 (12.9%) 218 (36.9%) 203 (34.4%) 82 (13.9%) 11 (1.9%) 97 (9.7%) 401 (39.9%) 376 (37.5%) 106 (10.6%) 24 (2.4%).044 73 (12.4%) 249 (42.3%) 217 (36.8%) 42 (7.1%) 8 (1.4%) 56 (5.6%) 251 (25.1%) 513 (51.2%) 136 (13.6%) 45 (4.5%).380 40 (6.8%) 153 (26.0%) 296 (50.3%) 83 (14.1%) 16 (2.7%) 76 (7.6%) 130 (12.9%) 341 (33.9%) 280 (27.9%) 178 (17.7%).000 60 (10.2%) 105 (17.8%) 217 (36.8%) 144 (24.4%) 64 (10.8%) 80 (8.0%) 250 (24.9%) 313 (31.2%) 228 (22.7%) 133 (13.2%).000 68 (11.5%) 181 (30.6%) 183 (31.0%) 115 (19.5%) 44 (7.4%) 444 (44.3%) 400 (39.9%) 128 (12.8%) 24 (2.4%) 6 (0.6%).649 246 (41.8%) 255 (43.3%) 75 (12.7%) 10 (1.7%) 3 (0.5%) 300 (29.9%) 411 (40.9%) 209 (20.8%) 71 (7.1%) 14 (1.4%).248 158 (26.9%) 239 (40.7%) 123 (21.0%) 52 (8.9%) 15 (2.6%) 15 (1.5%) 118 (11.8%) 313 (31.2%) 319 (31.8%) 238 (23.7%).515 10 (1.7%) 59 (10.1%) 176 (30.0%) 210 (35.8%) 132 (22.5%) 253 (25.2%) 358 (35.6%) 343 (34.1%) 44 (4.4%) 7 (0.7%).127 167 (28.3%) 228 (38.6%) 166 (28.1%) 23 (3.9%) 6 (1.0%) 223 (22.3%) 365 (36.5%) 294 (29.4%) 105 (10.5%) 14 (1.4%).448 132 (22.6%) 198 (33.8%) 174 (29.7%) 66 (11.3%) 15 (2.6%) 10

4 章労働職場ストレス度と運営形態 労働職場ストレス度の各項目において 運営形態ごとに強度及び経験率を算出し t 検定及び カイ 2 乗検定による比較を行った ポイントは以下の通りである の方が労働職場ストレス度が高い 仕事量の多さが大きなストレスとなっている傾向は に共通す る傾向であった 給与や昇進 昇給といった待遇に関することにおいて 特にの方がストレ ス強度が高かった ストレス強度は 7 項目 経験率は 14 項目において有意な差が見られ うち 6 項目 13 項目においての方がストレス強度 経験率が高かった うち 特に大きな特徴が見られたのは 仕事に見合った給与をもらっていない 昇進や昇給などの機会に乏しい 残業代を請求しにくい といった待遇に関する項目で の方がストレス強度 経験率ともに高かった また 保険者たる自治体から業務遂行の指導が頻繁にある 地域包括ケアシステムにかかわる業務遂行が求められる も同様にの方が高かった 11

表 4 運営形態による労働職場ストレス度 太字は有意に他の運営形態より高い項目 全体 委託 直営 強度 率 強度 率 強度 率 年々 仕事量が増えている 3.44 92.2% 3.44 92.4% 3.45 92.0% 仕事量と比較して専門職の配置人数が少ない 3.34 83.4% 3.30 81.8% 3.40 86.5% 介護保険制度が変わるたびに対応が求められる 3.21 95.5% 3.17 96.0% 3.28 94.9% 地域包括ケアシステムにかかわる業務遂行が求められる 3.20 93.4% 3.21 94.5% 3.18 91.7% 業務を一人で何から何までこなさなければならない 3.19 73.2% 3.19 74.6% 3.19 71.4% 介護保険制度に関する多くの知識 専門性を求められる 2.99 96.6% 2.92 96.3% 3.09 97.3% いくら頑張っても達成感がない 2.93 70.1% 2.93 72.2% 2.95 66.3% 自信が相談できるようなバックアップ機関がない 2.91 71.8% 2.92 73.5% 2.88 68.7% 所属する組織内で業務について充分に理解されていない 2.91 74.3% 2.94 73.8% 2.85 75.0% 仕事に見合った給与をもらっていない 2.89 69.2% 3.04 76.2% 2.55 57.2% 残業代を請求しにくい 2.83 62.4% 2.93 64.9% 2.64 57.8% 友好的ではない利用者と仕事をしなければならない 2.81 83.6% 2.83 85.4% 2.77 80.7% 自分の将来のキャリアが不安である 2.80 63.0% 2.84 66.1% 2.71 57.7% 創造性や工夫が常に求められる 2.80 90.4% 2.80 90.5% 2.79 90.7% 利用者に理不尽に怒られたり 責められたりする 2.78 77.0% 2.81 78.7% 2.72 74.5% 基幹業務以外に 所属組織の業務遂行も求められる 2.77 71.8% 2.72 71.2% 2.85 72.9% 自信をもって仕事をすること 2.75 72.4% 2.75 72.5% 2.76 72.0% 介護予防ケアプラン業務が仕事の中心となっている 2.74 63.2% 2.80 70.4% 2.63 51.4% 自分より経験年数の長い専門職の退職による業務負担増 2.74 40.4% 2.70 42.4% 2.81 37.1% 昇進や昇給などの機会に乏しい 2.72 58.8% 2.84 65.4% 2.45 47.7% 自身の専門性を生かした業務をすることができない 2.70 66.1% 2.67 67.7% 2.74 63.8% 同僚の仕事のやり方に不満を感じる 2.60 63.8% 2.63 65.8% 2.53 60.3% 職場の作業環境 ( 騒音 照明 換気等 ) がよくない 2.59 58.7% 2.60 60.2% 2.55 56.3% 有給休暇がとれない 2.58 51.2% 2.64 51.4% 2.48 50.8% 自分の裁量で仕事を進めることができない 2.54 69.0% 2.55 68.1% 2.52 70.6% 小さいミスでも許されない正確さを要求される 2.46 65.0% 2.51 65.4% 2.36 64.7% 仕事のスキルを習得するための機会が足りない 2.42 60.2% 2.41 61.1% 2.42 58.8% 保険者たる自治体から業務遂行の指導が頻繁にある 2.35 51.2% 2.42 59.6% 2.16 37.3% これまでの仕事の経験が生かせない 2.33 48.4% 2.31 49.9% 2.37 45.9% 区別と協働での取り組みができない 2.33 68.9% 2.36 69.5% 2.26 68.1% 区別の方との関係性の構築ができない 2.32 68.8% 2.35 71.0% 2.26 65.4% 自分より後から入所した専門職の指導 2.29 53.3% 2.30 54.8% 2.27 51.0% 同僚が自分の専門領域の業務に関わってくる 1.98 48.2% 2.03 49.6% 1.90 45.8% 労働職場ストレス度 63.18 65.23 59.86 12