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 第1節 国における子育て環境の現状と今後の課題         

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次に 母親の年齢別 出生順位別の出生数をみていきましょう 図 2-1は母親の年齢別に第 1 子出生数をみるグラフです 第 1 子の出生数は20 年間で1,951 人 (34.6%) 減少しています 特に平成 18 年から平成 28 年にかけて減少率が大きく 年齢別に見ると 20~24 歳で44.8%

ただし 日雇従業員 期間契約従業員 ( 法に定める一定の範囲の期間契約従業員を除く ) 労使協定で除外された次のいずれかに該当する従業員についてはこの限りではない (2) 週の所定労働日数が2 日以下の従業員 (3) 申出の日から93 日以内に雇用関係が終了することが明らかな従業員 2 要介護状態に

資料 7 1 人口動態と子どもの世帯 流山市人口統計資料 (1) 総人口と年少人口の推移流山市の人口は 平成 24 年 4 月 1 日現在 166,924 人で平成 19 年から増加傾向で推移しています 人口増加に伴い 年尐人口 (15 歳未満 ) 及び年尐人口割合も上昇傾向となっています ( 人

Microsoft Word - H29 結果概要

表紙

参考 1 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに

25~34歳の結婚についての意識と実態

ポイント

中小企業のための「育休復帰支援プラン」策定マニュアル

申出が遅れた場合は 会社は育児 介護休業法に基づき 休業開始日の指定ができる 第 2 条 ( 介護休業 ) 1 要介護状態にある対象家族を介護する従業員 ( 日雇従業員を除く ) 及び法定要件を全て満たした有期契約従業員は 申出により 介護を必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲で

2015年 「働き方や仕事と育児の両立」に関する意識(働き方と企業福祉に関する

4-1 育児関連 育児休業の対象者 ( 第 5 条 第 6 条第 1 項 ) 育児休業は 男女労働者とも事業主に申し出ることにより取得することができます 対象となる労働者から育児休業の申し出があったときには 事業主は これを拒むことはできません ただし 日々雇用される労働者 は対象から除外されます

( イ ) 従業員の配偶者であって育児休業の対象となる子の親であり 1 歳 6か月以降育児に当たる予定であった者が死亡 負傷 疾病等の事情により子を養育することが困難になった場合 6 育児休業をすることを希望する従業員は 原則として 育児休業を開始しようとする日の1か月前 (4 及び5に基づく1 歳

規定例 ( 育児 介護休業制度 ) 株式会社 と 労働組合は 育児 介護休業制度に関し 次 のとおり協定する ( 対象者 ) 育児休業の対象者は 生後満 歳に達しない子を養育するすべての従業員とする 2 介護休業の対象者は 介護を必要とする家族を持つすべての従業員とする 介護の対象となる家族の範囲は

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あえて年収を抑える559万人

必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲内で 3 回を上限として介護休業をすることができる ただし 有期契約従業員にあっては 申出時点において 次のいずれにも該当する者に限り 介護休業をすることができる 一入社 1 年以上であること二介護休業開始予定日から 93 日を経過する日から

労働力調査(詳細集計)平成29年(2017年)平均(速報)結果の概要

20~40代の恋愛と結婚 -第9回結婚・出産による調査より-

ふくい経済トピックス ( 就業編 ) 共働き率日本一の福井県 平成 2 2 年 1 0 月の国勢調査結果によると 福井県の共働き率は % と全国の % を 1 1 ポイント上回り 今回も福井県が 共働き率日本一 となりました しかし 2 0 年前の平成 2 年の共働き率は

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日韓比較(10):非正規雇用-その4 なぜ雇用形態により人件費は異なるのか?―賃金水準や社会保険の適用率に差があるのが主な原因―

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人口 世帯に関する項目 (1) 人口増加率 0.07% 指標の説明 人口増加率 とは ある期間の始めの時点の人口総数に対する 期間中の人口増加数 ( 自然増減 + 社会増減 ) の割合で 人口の変化量を総合的に表す指標として用いられる 指標の算出根拠 基礎データの資料 人口増加率 = 期間中の人口増

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人生100年時代の結婚に関する意識と実態

結婚白書 目次

育児のための両立支援制度 制度の概要 ( イメージ ) 出生 1 歳 1 歳 6か月 3 歳就学 パパ ママ育休プラス 1 歳 6 か月延長 ( 子の年齢 ) ⑴ 育児休業 Ⅰ Ⅱ 努力義務 ⑵ 短時間勤務制度 ⑶ 所定外労働の免除 努力義務 努力義務 ⑷ 子の看護休暇 ⑸ 法定時間外労働の制限 ⑹

2. 女性の労働力率の上昇要因 М 字カーブがほぼ解消しつつあるものの 3 歳代の女性の労働力率が上昇した主な要因は非正規雇用の増加である 217 年の女性の年齢階級別の労働力率の内訳をみると の労働力率 ( 年齢階級別の人口に占めるの割合 ) は25~29 歳をピークに低下しており 4 歳代以降は

2014人口学会発表資料2

コメコメ人生設計 アンケート結果

第 1 章育児休業 第 1 条 ( 対象者 ) 生後 1 年未満 ( 第 5 条による育児休業の場合は 1 歳 6 ヶ月 ) の子と同居し養育する従業員であって 休業後も引き続き勤務する意思のある者は 育児のための休業をすることができる ただし 日々雇用者 期間雇用者 ( 申出時点において雇用期間が

スライド 0

4-1 育児関連 休業期間を有給にするか 無給にするかは 就業規則等の定めに従います また 雇用保険に加入している労働者には 国から給付金が支給されます (P106 参照 ) 産前産後休業期間中及び育児休業期間中は 労働者 使用者とも申請により社会保険料が免除になります 育児休業の対象者 ( 第 5


第 1 章調査の概要 1 調査の目的 県民の結婚や子どもを持つこと 子育てに関する意識や現状を把握し 奈良県において子どもを 生み育てやすい環境づくりを進める取組を検討するための基礎資料を得ることを目的に実施した 2 調査の実施概要 (1) 調査対象 夫婦調査 : 平成 30 年 9 月 1 日現在

01 公的年金の受給状況

親と同居の壮年未婚者 2014 年

改正育児・介護休業法等について

2014年 20~40代の恋愛と結婚(第8回 結婚・出産に関する調査より)リリース

25~44歳の出産・子育ての意識と実態

改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

資料1 短時間労働者への私学共済の適用拡大について

目 次 第 1 条 目的及び内容 1 第 2 条 育児休業 2 第 3 条 パパ ママ育休プラス 2 第 4 条 1 歳 6 か月までの育児休業 2 第 5 条 育児休業の申出の手続等 3 第 6 条 パパ休暇の特例 3 第 7 条 介護休業 3 第 8 条 介護休業の申出の手続等 4 第 9 条


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年金・社会保険セミナー

育児 介護休業法の 改正について 平成 28 年 10 月 12 日 厚生労働省雇用均等 児童家庭局 職業家庭両立課

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図表 1 人口と高齢化率の推移と見通し ( 億人 ) 歳以上人口 推計 高齢化率 ( 右目盛 ) ~64 歳人口 ~14 歳人口 212 年推計 217 年推計

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2. 調査結果 1. 回答者属性について ( 全体 )(n=690) (1) 回答者の性別 (n=690) 回答数 713 のうち 調査に協力すると回答した回答者数は 690 名 これを性別にみると となった 回答者の性別比率 (2) 回答者の年齢層 (n=6

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労働力調査(詳細集計)平成24年平均(速報)結果の要約

支給開始日以前に カ月の標準報酬月額がある場合 06 年 月 日まで 06 年 4 月 日以降 休んだ日の標準報酬月額 0 日 / 支給開始日以前の継続した カ月間の各月の標準報酬月額の平均額 0 日 / ( 例 ) 支給開始日以前の継続した カ月間に 標準報酬月額が 6 万円の月が カ月 0 万円

4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

3 調査項目一覧 分類問調査項目 属性 1 男女平等意識 F 基本属性 ( 性別 年齢 雇用形態 未既婚 配偶者の雇用形態 家族構成 居住地 ) 12 年調査 比較分析 17 年調査 22 年調査 (1) 男女の平等感 (2) 男女平等になるために重要なこと (3) 男女の役割分担意


Microsoft Word 結果の概要(1世帯)

3 育児 介護 112

被用者保険の被保険者の配偶者の位置付け 被用者保険の被保険者の配偶者が社会保険制度上どのような位置付けになるかは 1 まず 通常の労働者のおおむね 4 分の 3 以上就労している場合は 自ら被用者保険の被保険者となり 2 1 に該当しない年収 130 万円未満の者で 1 に扶養される配偶者が被用者保

Microsoft Word - 22育児・介護休業等規程

妊娠 出産 不妊に関する知識の普及啓発について 埼玉県参考資料 現状と課題 初婚の年齢は男女とも年々上昇している 第一子の出生時年齢も同時に上昇している 理想の子ども数を持たない理由として 欲しいけれどもできないから と回答する夫婦は年々上昇している 不妊を心配している夫婦の半数は病院へ行っていない

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人生100年時代の生活に関する意識と実態


あおもり働き方改革推進企業認証制度 Q&A 平成 29 年 12 月 14 日 Vol.1 目次 1 あおもり働き方改革推進企業認証制度全般関係 Q1 県外に本社がある場合はどのように申請できるのか P1 2 あおもり働き方改革宣言企業関係 Q2 次世代法に基づく一般事業主行動計画とはどういうものか

調査結果 1. 働き方改革 と聞いてイメージすること 男女とも 有休取得 残業減 が 2 トップに 次いで 育児と仕事の両立 女性活躍 生産性向上 が上位に 働き方改革 と聞いてイメージすることを聞いたところ 全体では 有給休暇が取りやすくなる (37.6%) が最も多く 次いで 残業が減る (36

育児 介護休業規程 第 1 章 目的 第 1 条 ( 目的 ) 本規程は社員の育児 介護休業 育児 介護のための時間外労働および深夜業の制限並びに育児 介護短 時間勤務等に関する取り扱いについて定めるものである 第 2 章 育児休業制度 第 2 条 ( 育児休業の対象者 ) 1. 育児のために休業す

1 調査目的 今年度策定する 津山市総合戦略 で 子どもを産み 育てやすい環境づくりに 向けた取組みを進めるにあたり 出産 子育ての現状を把握するために実施した 2 調査内容の背景と設問設定理由国では 出生率を 2.07 まで高めることで 2060 年に現状の社会構造を維持できる人口 1 億人程度を

平成 28 年 9 月度実施実技試験 損保顧客資産相談業務 139

Microsoft PowerPoint - 02 別添 パンフレット (3)

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

1. 交際や結婚について 4 人に3 人は 恋人がいる または 恋人はいないが 欲しいと思っている と回答している 図表 1 恋人が欲しいと思わない理由は 自分の趣味に力を入れたい 恋愛が面倒 勉強や就職活動に力を入れたい の順に多い 図表 2 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚

質問 1 何歳から 長生き だと思いますか? 男性 女性ともに 80 歳 がトップ ( 合計 :42.3% 男性 :43.2% 女性 41.3%) 平均すると 男性が 81.7 歳 女性が 83.0 歳 と女性の方がより高年齢を 長生き と思うという 傾向があり 女性の 5 人に 1 人 (20.8

1. 結婚についての意識 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚はしたほうがよい ) の割合は男性の方が高い一方 自身の結婚に対する考えについて いずれ結婚するつもり と回答した割合は女性の方が高い 図表 1 図表 2 未婚の方の理想の結婚年齢は平均で男性が 29.3 歳 女性は 2

平成 年 2 月 日総務省統計局 労働力調査 ( 詳細集計 ) 平成 24 年 10~12 月期平均 ( 速報 ) 結果の概要 1 Ⅰ 雇用者 ( 役員を除く ) 1 1 雇用形態 2 非正規の職員 従業員の内訳 Ⅱ 完全失業者 3 1 仕事につけない理由 2 失業期間 3 主な求職方法 4 前職の

【資料3】少子化モデル事業資料

ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)  レベル診断チェックシート

第 16 表被調査者数 性 年齢階級 学歴 就業状況別 124 第 17 表独身者数 性 年齢階級 就業状況 家庭観別 142 第 18 表有配偶者数 性 年齢階級 就業状況 家庭観別 148 第 19 表仕事あり者数 性 年齢階級 配偶者の有無 親との同居の有無 職業別 154 第 20 表仕事あ

深夜勤務の制限 5 妊産婦の時間外 休日 妊娠中の女性が 母体または胎児の健康保持のため 深夜勤務や時間外勤務等の制限を所属長に請求できます 病院助手専攻医臨床研修医 6 妊娠中の休息 妊娠中の女性は 勤務時間規程に規定する 職務に専念する義務の免除 を利用して 母体または胎児の健康保持のため 勤務

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電通総研、「女性×働く」調査を実施

結婚しない理由は 結婚したいが相手がいない 経済的に十分な生活ができるか不安なため 未婚のに結婚しない理由について聞いたところ 結婚したいが相手がいない (39.7%) で最も高く 経済的に十分な生活ができるか不安なため (2.4%) 自分ひとりの時間が取れなくなるため (22.%) うまく付き合え

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

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(3) 時差出勤 (1) 及び (2) の勤務時間のほか 次のとおり時差出勤を実施しています ( 警察本部については 平成 26 年度における実施内容を記載しています ) 知事部局等 教育庁 (H 現在 ) 区分勤務時間休憩時間 A 勤務午前 8 時 30 分から午後 5 時 15 分ま

仕事と家庭の両立支援宣言 子育て応援宣言 仕事と家庭の両立支援宣言 職場風土改革促進事業実施事業主 として 21 世紀職業財団より 指定を受けました * 職場風土改革促進事業 の 2 年目取り組みについて * 財団法人小倉地区医療協会三萩野病院 理事長安部 隆二 当院は 平成 22 年 6 月から財

20~40代の出産と子育て- 第9回結婚・出産に関する調査より -

別紙 1 妊娠 出産 育児休業 介護休業等に関するハラスメントとなり得る具体的言動例 1. 制度等の利用への嫌がらせ型 教職員が産休や育児業 介護休業等の制度の利用を請求したり 制度を利用したことに関して 上 司が解雇等の不利益な取扱いを示唆したり 上司 同僚が 繰り返し又は継続的に嫌がらせ等を行い

今後の雇用均等行政について

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このジニ係数は 所得等の格差を示すときに用いられる指標であり 所得等が完全に平等に分配されている場合に比べて どれだけ分配が偏っているかを数値で示す ジニ係数は 0~1の値をとり 0 に近づくほど格差が小さく 1に近づくほど格差が大きいことを表す したがって 年間収入のジニ係数が上昇しているというこ

Transcription:

データから考えるライフプラン MYライフスタイル 05 2016.8 2015 年度明治安田生命マイハピネスフォトコンテスト銀賞 じーちゃん花火キレイだね 宮川大志さま ( 鳥取県 ) ❶ 出産 人口の動向を見てみよう 合計特殊出生率は21 年前の水準に回復 晩婚化 晩産化傾向が続いています ❷ 20 の恋愛 結婚 婚活の実態は 結婚したい と考える 20 が大幅に減少! 交際相手がいるのは 男性の 5 人に1 人 女性は 3 人に1 人 男性の半数は 交際経験なし 20 の婚活経験が減少傾向 ❸ 親子の関係についての意識と実態 母と娘が最も仲良し 子どもを理解している自信がない父親 36.4 母親 22.4 異性の親とのお風呂はいつまで? ライフプラン 少子高齢 ❹ 子どもの進学 就活 婚活への親の関わり ❺ ダブルケアと若年介護者 8 割の親が子どもの進学に関与 母親の42.7 が子どもの就活に関与 子どもの婚活への関与希望は47.7 ダブルケアに直面している人は 全国で 25.3 万人 若年介護者は全国で 17.8 万人 資産形成 医療 介護 ❻ 仕事と介護の両立のために ❼ トレンド 介護のために離職する人が年間約 10 万人 介護休暇 介護休業 労働時間 日数の短縮 等を上手に活用して両立を 介護休業 介護休暇に関連する制度が改正されます! 2016 年 10 月から厚生年金被保険者の対象が拡大します 20 が考える理想の結婚相手有名人ランキング 明治安田生活福祉研究所

出産 人口の動向を見てみよう 2015 年の合計特殊出生率は1.46 前年対比で 0.04 回復 政府目標は 2025 年に希望出生率 1.8 の実現 初婚年齢 第一子出生時年齢が上昇傾向で推移し 晩婚化 晩産化が継続しています 合計特殊出生率は 21 年前の水準に回復 2015 年の出生数は 100 万 5,656 人で 前年比 2,117 人増加しました 合計特殊出生率は 前年よりも 0.04 上昇し1.46で 21 年前の水準に回復しましたが 人口維持に必要とされる 2.07を大幅に下回っています 政府は2025 年に希望出生率 1.8 を実現することを目標としています 死亡数は129 万 0,428 人で 前年比 1 万 7,424 人増加しました 自然増減数 ( 出生数 - 死亡数 ) は28 万 4,772 人の減少となり 減少数は戦後最高を更新しました ( 注 ) 合計特殊出生率は その年における 15~49 歳の女性の出生率を合計したもので 1 人の女性が一生の間に生む子どもの平均数に相当します ( 万人 ) 300 250 200 150 100 50 0 出生数と合計特殊出生率の推移 約 270 万人 (1949 年 ) 過去最高の出生数 1.58 (1966 年 ) ひのえうま 2.05 (1974 年 ) 人口維持に必要な 2.07を下回る 約 209 万人 (1973 年 ) 第 2 次ベビーブーム時の最高出生数 人口維持に必要な合計特殊出生率 2.07 1.26 (2005 年 ) 過去最低の合計特殊出生率 出生数 左軸 合計特殊出生率 右軸 約 101 万人 (2015 年 ) 政府目標希望出生率 1.80 (2025 年 ) 1.46 (2015 年 ) 0 1950 55 60 65 70 75 80 85 90 95 2000 05 10 15 20 25( 年 ) 出典 厚生労働省 平成 27 年人口動態統計 一億総活躍国民会議 ニッポン一億総活躍プラン をもとに作成 5 4 3 2 1 ( 歳 ) 32 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 平均初婚年齢の推移 30.5 29.8 28.2 28.4 28.5 28.8 28.8 27.8 28.0 29.4 26.6 27.2 27.2 26.9 27.0 27.0 26.3 25.9 25.9 25.5 妻 23.8 24.4 24.5 24.2 24.7 25.2 23.0 1950 55 60 65 70 75 80 85 90 95 2000 05 10 15 ( 年 ) 第 1 子出生時の母の年齢 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 夫 31.1 19 歳以下 20~24 歳 25~29 歳 30~34 歳 35~39 歳 40 歳以上平均年齢 ( 年 ) 2.7 0.3 1985 30.2 51.1 12.6 3.1 26.7 歳 2.6 0.5 1995 24.8 47.8 20.2 4.1 27.5 歳 2.9 1.3 2005 17.0 37.6 31.7 9.5 29.1 歳 2.2 2015 11.9 32.0 32.5 17.0 4.4 出典 厚生労働省 人口動態統計 をもとに作成 30.7 歳 晩婚化 晩産化傾向が続いています 2015 年の夫の平均初婚年齢は 31.1 歳 妻は 29.4 歳で ともに前年と同水準でした 1985 年には夫 28.2 歳 妻 25.5 歳でしたので 30 年間で夫は2.9 歳 妻は 3.9 歳上昇しています 晩婚化傾向が継続しています 第 1 子出生時の母の平均年齢は 30.7 歳で 前年比 0.1 歳上昇しました 1985 年には26.7 歳でしたので 30 年間で4.0 歳上昇しており 晩産化傾向も継続しています 第 1 子出生時の母の年齢が30 歳以上の割合は 1985 年は16.0 でしたが 1995 年は24.8 2005 年は 42.5 そして2015 年は53.9 に上昇しています 1 MY ライフスタイル Vol.05

20 の恋愛 結婚 婚活の実態は 明治安田生活福祉研究所は 全国の 20~40 代の男女 3,595 人を対象に 恋愛 結婚 に関する調査を実施しました 3 年前の調査と比較し 結婚願望や交際 婚活経験が低下していることが分かりました ( 調査結果の詳細は当研究所ホームページをご覧ください ) 結婚したい と考える 20 が大幅に減少! できるだけ早く結婚したい いずれ結婚したい 男12.6ポイント低下 女性は45.7 で14.6ポ性40.3 イント低下しています 3 年前の調査と比較すると いずれ結婚 59.0 したい と考えている人が大幅に減少する一 24.0 女 方 結婚したいと思わない 人が増加して性 います 結婚することが当然 と考えなく 45.7 なっている若者の意識がうかがえます 交際相手がいる割合交際経験がない割合 (20 未婚の男女 ) (20 未婚の男女 ) 男性 22.3 77.7 50 18.0 82.0 40 男性 30.3 30 30.2 女性 27.9 33.7 66.3 20 女性 26.7 73.3 14.8 10 2013 2016 出典 明治安田生活福祉研究所 第 9 回結婚 出産に関する調査 (2016 年 ) 20 の婚活経験が減少傾向未婚の婚活経験者は は男性 20.0 に対し女性 34.0 50 は男性 31.0 に対し女性 43.0 と 女性のほうが婚活に積極的なようです いるいない男性女性結婚願望がある人 ( できるだけ早く結婚し たい + いずれ結婚したい ) は 2 0 代男 性が 38.7 で3 年前の調査の 67.1 から 28.4ポイント低下 女性は59.0 で3 年前の82.2 から23.2ポイント低下しています も 男性が 40.3 で3 年前から 結婚に対する意向 (20 未婚の男女 ) 38.7 10.7 28.0 13.3 20.3 27.7 (n=258) 15.5 51.6 8.5 11.2 13.2 12.7 27.7 15.7 24.7 19.3 (n=310) 13.9 39.0 12.6 16.8 17.7 52.9 53.3 38.0 34.0 25.7 40 30 20 結婚したいと思う ( 思っていた ) が 結婚しないと思う ( 年度 ) 35.0 9.0 17.0 15.0 23.0 22.7 15.7 24.3 14.3 (n=258) (n=310) 女性 女性 男性 男性 52.6 22.1 結婚したいとは思わない 2016 年度 2013 年度 67.1 82.2 29.5 52.7 わからない 5.4 36.4 34.0 32.6 31.0 20.0 6.6 31.0 29.4 13.2 14.8 11.6 10 増加 出生数の減少などが想定され 少子化の進展や人口のいっそう 2013 2016 ( 年度 ) の減少が懸念されます 出典 明治安田生活福祉研究所 第 9 回結婚 出産に関する調査 (2016 年 ) 60.3 交際相手がいるのは 男性の 5 人に 1 人 女性は 3 人に 1 人 男性の半数は 交際経験なし 3 年前の調査でも女性のほうが積極的でしたが 男女とも婚活経験のある人の割合が低下しています 結婚願望や婚活 交際経験の低下により 婚姻数の減少 独身者の 出典 明治安田生活福祉研究所 第 9 回結婚 出産に関する調査 (2016 年 ) 交際相手がいる割合は 未婚男性は22.3 女性は33.7 でした 交際経験がない未婚男性は 53.3 38.0 でした 女性の交際未経験者は 34.0 25.7 であり 交際経験がない割合は女性より男性のほうが高い傾向です 3 年前の調査と比較すると 20 30 代の男女とも交際経験がない人の割合が増加しており 特に男性は 30.2 から 53.3 へ上昇しています 婚活経験がある人の割合 (20 未婚の男女 ) 43.0 5.8 MY ライフスタイル Vol.05 2

親子の関係についての意識と実態 明治安田生活福祉研究所は 全国の 35~59 歳の親 1 万人と 15~29 歳の子ども 6 千人を対象に親子の 関係の現状と変化について調査を実施しました ( 調査結果の詳細は当研究所ホームページをご覧ください ) 母と娘が最も仲良し 父親との関係が良好 ( とても良好 + どちらかと言えば良好 ) と思っている子どもは 77.9 母親との関係が良好と思っている子どもは90.9 子どもとの関係が良好と思っている父親は87.1 母親は 92.2 で 大多数は親子の関係を良好と思っており 大差ではありませんが 母親の方が父親よりも子どもと仲良しのようです 父親と子どもの関係は 親子の認識にやや相違 (9.2ポイント差 ) があるようです とても良好 という割合は 母親と娘の関係で最も高くなっており 母親との関係が とても良好 と思っている娘は 43.1 娘との関係が とても良好 と思っている母親は 35.4 となっています 子どもからみた親との関係親からみた子どもとの関係 子どもからみた父親との関係 (n=5,043) 息子からみた (n=2,409) 娘からみた (n=2,634) 子どもからみた母親との関係 (n=5,676) 息子からみた (n=2,649) 娘からみた (n=3,027) 父親からみた子どもとの関係 (n=4,920) 息子との関係 (n=2,547) 娘との関係 (n=2,373) 母親からみた子どもとの関係 (n=4,795) 息子との関係 (n=2,446) 娘との関係 (n=2,349) 24.6 21.3 27.6 とても良好 どちらかと言えば良好 どちらかと言えば良好でない 全く良好でない 38.2 52.7 6.8 2.3 32.5 58.1 6.9 2.5 43.1 22.8 21.2 24.6 32.5 29.7 77.9 90.9 87.1 92.2 53.3 15.4 6.7 56.4 16.1 6.1 50.4 14.8 7.2 48.0 6.7 2.1 64.2 10.3 2.6 65.4 10.7 2.7 63.0 9.9 2.5 59.7 6.5 1.3 62.6 6.4 1.4 35.4 56.7 6.6 1.3 父親 (n=4,736) 母親 (n=4,563) 父親 (n=4,534) 母親 (n=3,885) 子どもを理解している自信があるか 8.1 12.8 あるどちらかと言えばあるどちらかと言えばないない 配偶者が子どもを理解していると思うか 妻は子どもを理解している と思う父親の割合 21.4 夫は子どもを理解している と思う母親の割合 63.6 36.4 55.5 29.1 7.2 77.6 22.4 64.8 17.5 4.9 77.4 56.0 18.9 3.7 59.2 8.8 50.3 26.5 14.4 思うどちらかと言えば思うどちらかと言えば思わない思わない 子どもを理解している自信がない父親 36.4 母親 22.4 子どものことを理解している自信がある ( ある + どちらか と言えばある ) のは父親 63.6 母親 77.6 自信がないの は父親 36.4 母親 22.4 となっています 親子関係を良好と思っている割合よりも自信がある割合は低く 親子関係は良好であるが子どもを理解している自信がない親も いるようです 配偶者が子どものことを理解していると思っている ( 思う + ど ちらかと言えば思う ) のは父親 ( 妻は子どもを理解している ) 77.4 母親 ( 夫は子どもを理解している )59.2 で 自分自 身の評価と配偶者からの評価との比較では 母親は相違がない ものの 父親は配偶者からの評価が 4.4 ポイント低くなっています 異性の親とのお風呂はいつまで? 異性の親との入浴卒業時期 小学校 3 年生以前 小学校 4~6 年生 中学生以降 異性の親との入浴の卒業時期が小学校 4 年生以降 ( 小学校 4~6 年生 + 中学生以降 ) であったのは 男性は10 代後半 21.0 17.1 女性は10 代後半 28.6 20.1 で 男女とも 10 代後半の方が高くなっており 卒業時期が遅くなってきている 男性 女性 15~19 歳 (n=638) 20~29 歳 (n=1,463) 15~19 歳 (n=802) 20~29 歳 (n=1,642) 79.0 82.9 71.4 21.0 18.5 2.5 14.4 2.7 17.1 28.6 24.7 3.9 79.9 17.3 2.8 20.1 ことがうかがえます 3 MY ライフスタイル Vol.05

子どもの進学 就活 婚活への親の関わり 子どもの進学 就活や婚活に親が関与する傾向が強くなっているようです 進学には 81.6 就活には 38.0 の親が関わっており 婚活には 47.7 の親が関わる意向を持っています 子どもの進学への親の関わり 8 割の親が子どもの進学に関与 全体 (n=7,655) 父親 (n=3,890) 母親 (n=3,765) 全体 (n=9,610) 積極的に 31.4 関与した 18.8 44.4 少しは 50.2 親自身が子どもの頃 進学に関与された割合 積極的に 15.3 関与された 少しは 41.2 81.6 あまり 16.5 関与しなかった 53.3 72.1 24.6 3.3 56.5 47.0 91.4 8.0 0.6 あまりまったく 32.3 11.2 関与されなかった まったく 1.9 親が子どもの頃 進学にその親が関与した ( 積極的に関与 + 少しは関与 ) のは56.5 だったのに対し 子どもの進学に関与した親は 81.6 で 子どもの進学に関与する親が増加しています 父母別では 母親は 91.4 父親は 72.1 で 積極的に関与した も母親の方が大幅に高く 母親が子どもの進学に積極的に関わっていることがわかります 高校生の男子 68.5 女子 61.6 が大学進学を希望しています 親が子どもに 大卒以上 を希望しているのは 息子に 71.7 娘に 67.6 となっています 母親の 42.7 が子どもの就活に関与 親が就活をしていた頃に その親が就活に関与した ( 積極的に関与 + 少しは関与 ) のは27.0 だったのに対し 親が子どもの就活に関与したのは 38.0 で 子どもの就活に関与する親が増えています 父母別では 母親が 42.7 で父親の33.3 よりも高くなっています 親の58.5 が子どもに 自分たちの住まいの近くで働いてほしい と考えており 特に母親の 65.5 が娘に 近くで働いてほしい と考えています 全体 (n=2,012) 父親 (n=1,006) 母親 (n=1,006) 全体 (n=8,871) 子どもの就活への親の関わり 積極的に 8.9 関与した 6.5 少しは 29.1 38.0 あまり 34.5 まったく 27.5 関与しなかった 26.8 33.3 36.4 30.3 11.3 31.4 42.7 32.6 24.7 親が就活をしていた頃 親から関与された割合 積極的に 少しは あまり まったく 7.1 19.9 30.6 42.4 27.0 関与された 関与されなかった 子どもの婚活に関与したいか 全体 (n=9,211) 息子への関与 (n=4,771) 父親 (n=2,436) 母親 (n=2,335) 娘への関与 (n=4,440) 父親 (n=2,218) 母親 (n=2,222) 1.7 1.4 1.5 2.5 積極的に 22.7 20.2 1.5 20.6 1.2 19.9 2.0 25.2 22.1 28.4 少しは 22.1 23.4 21.7 22.5 24.7 24.2 子どもが一定の年齢に達したら 関与したい 43.7 47.7 25.2 51.9 56.1 関与はしない 52.3 56.3 56.3 56.3 48.1 52.2 43.9 子どもの婚活への関与希望は 47.7 子どもの婚活に将来 積極的に関与したい 親は 1.7 と少数ですが 少しは関与したい 22.7 子どもが一定の年齢に達したら関与したい 23.4 で 関与する意向がある親は合計 47.7 です 息子よりも娘の婚活に関与したいと考える親の方が多く 母親の 56.1 が娘の婚活に何かしら関与する意向を持っています MY ライフスタイル Vol.05 4

ダブルケアと若年介護者 要介護者の増加や晩婚化 晩産化などにより ダブルケアと若年介護者が問題となっています ダブルケアに直面している人は 全国で 25.3 万人 ダブルケアとは 育児と介護を同時に行なわなければならない状態のことです 近年の晩婚化 晩産化による育児終了年齢の上昇や要介護者の増加により ダブルケアを余儀なくされる人が増加しています 現在ダブルケアをしている人は 全国で 25.3 万人 ( 男性 8.5 万人 女性 16.8 万人 ) と推計されています 年齢別では 約 8 割が 30~40 代であり 平均年齢は 39.7 歳 ( 男性 41.2 歳 女性 38.9 歳 ) です ダブルケアは 育児と介護の両立の困難さから 体力的 精神的 経済的な負担が懸念されています 歳歳歳歳歳歳全体男性女性35 歳以上 40 歳未満 平均年齢 39.7 歳 平均年齢 41.2 歳 平均年齢 38.9 歳 ダブルケアを行なう者の割合 ( 年齢構成別 ) ~29 30~34 35~39 8.9 6.6 16.4 16.5 25.8 23.5 81.8 27.1 10.2 16.4 27.0 29.3 40~44 45~49 12.5 22.9 15.3 15.3 11.1 50~ 出典 ( 株 )NTT データ経営研究所内閣府委託調査 育児と介護のダブルケアの実態に関する調査報告書 をもとに作成 9.1 6.1 25 20 母親の年齢別出生数の割合 22.7 20.5 35 歳以上で出産する人の割合が約 3 割晩産化がダブルケアの一因に 15 10 5 0 14.4 11.9 10.6 8.0 7.6 8.4 6.5 4.9 40 歳以上 5.4 3.7 4.0 4.2 3.3 3.7 2.0 0.9 0.6 0.5 0.5 0.5 0.6 1.0 1.1 1.3 1.9 3.3 1950 55 60 65 70 75 80 85 90 95 2000 05 10 15 ( 年 ) ( 注 ) 年齢不詳を除く出生数に対する百分率 出典 厚生労働省 人口動態統計 をもとに作成 母親の年齢別出生数の割合を見ると 35 歳以上 40 歳未満で出産する割合は 1975 年は3.3 でしたが 2015 年は22.7 と大幅に上昇しています 40 歳以上で出産する割合も 1975 年は0.5 でしたが 2015 年には 5.4 と上昇しています 育児が40 代まで続くことが珍しいことではなくなっています 若年介護者は全国で 17.8 万人 若年介護者とは 病気や障がいを持つ両親や祖父母等家族の介護を行なっている若者のことを言います 総務省の調査によると 15~29 歳の若年介護者は全国で約 17.8 万人と推計されています 過半数は仕事をしながら介護をしており 男性約 1.8 万人 女性約 2.9 万人が非正規の職員 従業員です 家事 通学等をしながらもしくは専ら介護をしている人は男性約 3.3 万人 女性約 4.9 万人で うち男性約 1.7 万人 女性約 2.9 万人が就業を希望しています 介護のために進学や就職をあきらめたり 非正規雇用を選ばざるを得なかったりすることがあり 若者の将来に影響する深刻な問題です 無業者 33,300 就業希望者 17,400 若年介護者の就業状況 ( 男女別 ) 総数 177,600 人 男性 74,500 ( 人 ) 正規の職員 従業員 役員 自営業等 有業者 41,100 非正規の職員 従業員 18,000 無業者 49,000 就業希望者 28,800 女性 103,200 ( 人 ) 正規の職員 従業員 役員 自営業等 有業者 54,200 非正規の職員 従業員 28,600 ( 注 ) 総数には不詳等の値を含み また値は端数を四捨五入しているため 総数と内訳の合計は必ずしも一致しない 出典 総務省統計局 平成 24 年就業構造基本調査 をもとに作成 5 MY ライフスタイル Vol.05

仕事と介護の両立のために 介護のために離職する人は年間約 10 万人 政府は 介護離職ゼロ の目標を掲げています 仕事と介護の両立のために利用できる会社の制度と公的な介護休業 介護休暇制度の改正ポイントを見てみましょう ( 万人 ) 女性介護離職者数の推移男性 16 14.5 14 12 9.9 10 9.3 9.9 10.1 8.9 8 11.9 8.2 8.4 6 8.3 8.3 8.5 7.8 8.1 7.8 7.2 6.6 6.6 4 2 0 1.5 1.6 2.0 1.9 2.6 1.7 1.6 2.1 1.8 2.0 2003 04 05 06 07 08 09 10 11 12( 年 ) ( 注 ) 各年の実績値は前年の10 月から当年 9 月まで 出典 総務省 就業構造基本調査(2007 年 2012 年 ) をもとに作成 介護のために離職する人が年間約 10 万人 介護がおもな理由で離職した人は 2003 年から 2012 年までの 10 年間で延べ100.0 万人 年間 10 万人前後で推移しています 2012 年では 男性 2.0 万人に対して女性は 8.1 万人で女性が多く 就業形態別では 正規職員は男性 1.2 万人 女性 1.8 万人 パート等非正規職員は男性 0.7 万人 女性 5.9 万人 自営業等は男性 0.1 万人 女性 0.5 万人となっています 女性の場合 親 義親や配偶者の主たる介護者となることが多いこと また 一般的に収入が男性と比して低いことから 介護離職が多くなっていることがうかがえます 介護休暇 介護休業 労働時間 日数の短縮 等を上手に活用して両立を 仕事と介護の両立のために 同じ勤務先で 働き方を変更し仕事を続けた人 は 会社のさまざまな制度を利用 ( 複数回答 ) しています 1 日単位の有給休暇 半日や時間単位の有給休暇 などに加え 介護休暇制度 や 労働時間や日数の短縮制度 フレックスタイム制度 介護休業制度 などを利用した人が 10~20 います 仕事を辞めて介護に専念した人 は 特にない が 3 分の 2ほどで ほとんど制度を利用されていないようです 介護離職を防ぐためには 会社の制度をうまく利用することが大切です 会社も制度を充実させることに加え 制度を利用しやすい環境づくりや従業員への周知が求められています 60 50 仕事と介護を両立するために利用した制度等 働き方を変更し仕事を続けた人 32.5 30.3 27.7 31.0 26.2 33.5 19.4 14.2 17.0 20.6 16.0 18.7 13.1 12.9 40 23.3 25.8 30 10.2 18.1 20 10 1 日単位の有給休暇 上司や同僚などの職場の介護に対する理解 支援半日や時間単位の有給休暇 介護休暇制度 労働時間や日数の短縮制度時差出勤などのフレックスタイム制度 介護休業制度 時間外 ( 残業 ) や深夜勤務の免除制度 特にない 5.1 3.2 1.0 4.5 8.3 7.1 3.4 5.2 3.4 2.6 1.2 1.9 19.9 22.6 12.9 17.4 男性女性 仕事を辞めて介護に専念した人 0 0 10 20 30 40 50 60 出典 明治安田生活福祉研究所 仕事と介護の両立と介護離職 に関する調査 (2014 年 ) 65.5 63.2 介護休業 介護休暇に関連する制度が改正されます! 介護離職ゼロ に向けて 介護休業 介護休暇をより取得しやすくする改正等が行なわれます 現在 育児 介護休業法上の介護休業は93 日を上限に 原則 1 回のみ取得可能 ですが 2017 年 1 月からは 3 回まで分割取得 できるようになります 介護休業の分割取得により 介護初期の介護態勢の整備 介護度の進行に応じた介護施設探しなど 介護の実態に応じた休業ができるようになります 介護休暇は 要介護対象者数によって年 5 日もしくは 10 日を 1 日単位で取得 可能ですが 2017 年 1 月からは 半日単位で取得 できるようになります 介護休業を取得した場合に一定の要件を満たすと雇用保険から最長 3ヵ月間 介護休業給付金 が支給されますが 給付金の1 日あたりの支給額が 2016 年 8 月 1 日から 賃金日額 40 から 賃金日額 67 に引き上げられました この他にも制度改正が行なわれていますので 介護にあたっては各種制度等を良く調べて 上手に利用してください 対象家族 介護休業等公的制度の主な改正ポイント 制度 2016 年 12 月まで 2017 年 1 月以降 介護休業 介護休暇 配偶者 父母 子 配偶者の父母 同居し扶養している祖父母 兄弟姉妹 孫 対象家族 1 人につき原則 1 回に限り 93 日まで取得可能 要介護状態の家族が 1 名の場合 年 5 日 2 名以上の場合 年 10 日 * 1 日単位で取得 対象家族 1 人につき通算 93 日まで 3 回を上限に分割取得可能 要介護状態の家族が 1 名の場合 年 5 日 2 名以上の場合 年 10 日 * 半日単位で取得可 出典 厚生労働省ホームページ 雇用保険法等の一部を改正する法律 の改正内容 をもとに作成 MY ライフスタイル Vol.05 6

トレンド 社会保障 & L I F E 知っておきたい社会保障やライフプランに関する最新情報をご紹介します 2016 年 10 月から厚生年金被保険者の対象が拡大します ( 短時間労働者への適用拡大 ) 2016 年 10 月からの改正内容 学生は適用除外 現行 労働時間週 30 時間以上 改正 ❶ 労働時間週 20 時間以上 ❷ 月額賃金 8.8 万円以上 ( 年収 106 万円以上 ) ❸ 勤務期間 1 年以上 ❹ 従業員 501 人以上の企業 出典 厚生労働省 短時間労働者に対する被用者保険の適用拡大 をもとに作成 2016 年 10 月からパートタイマーなど短時間労働者に対する厚生年金の適用範囲が拡大されます 厚生労働省資料では 改正の趣旨は 1 被用者でありながら被用者保険の恩恵を受けられない非正規労働者に被用者保険を適用してセーフティネットを強化し 社会保険における正規 非正規の格差を是正する 2 特に女性の就業意欲を促進して 今後の人口減少社会に備えること としています 厚生労働省の推計では 現在 週 20~30 時間の短時間労働者約 400 万人のうち 今回の改正で約 25 万人に対し適用が拡大される見込みです 20 が考える理想の結婚相手有名人ランキング 理想の結婚相手を有名人に例えると 2016 年 3 月に実施した調査では 理想の妻 1 上戸彩 2 綾瀬はるか 1 つるの剛士 2 佐々木健介 は上戸彩さん 理想の夫はつるの剛士さんが 3 新垣結衣 3 藤本敏史 (FUJIWARA) それぞれトップとなりました 上戸さんは前回調査 (2014 年 3 月 ) 時の2 位からランクアップ つるのさんは前回もトップで継続して高い支持を得ています 理想の妻 4 北川景子 5 有村架純 6 石原さとみ里田まい 7 山口智子 理想の夫 4 唐沢寿明 5 杉浦太陽 6 谷原章介 7 所ジョージ 8 向井理 松嶋菜々子 9 玉木宏 10 堀北真希 10 堺雅人 出典 明治安田生活福祉研究所 第 9 回結婚 出産に関する調査 ( 敬称略 ) 明治安田生命は Jリーグのタイトルパートナーです 明治安田生活福祉研究所 データから考えるライフプラン 第 5 号 2016.8 MY ライフスタイル 2016 年 8 月 19 日発行発行所 : 株式会社明治安田生活福祉研究所 100-0005 東京都千代田区丸の内 2-1-1 TEL. 03-3283-9297 http://www.myilw.co.jp 7 MY ライフスタイル Vol.05 ニ 1610042 業務