TC TG HDL-C LDL-C GLU HbA1c 慶應義塾大学病院早川富夫
総コレステロール 測定法の変遷 28 年 29 年 21 年 211 年 コレステロール酸化酵素法 141 (91.6%) 126 (92.6%) 121 (91.7%) 142 (91.%) コレステロール脱水素酵素法 1 (6.5%) 9 (6.6%) 1 (7.6%) 14 (9.%) その他の分類 3 (1.9%) 1 (.7%) 1 (.8%) (.%) 未記入他 合計 154 136 132 156 採用比率は変化なし
総コレステロール ヒストグラム 5 5 4 目標値 :154.9 (±4.5%:147~162) 4 目標値 :21.8 (±4.5%:192~211) 3 3 頻度 2 頻度 2 1 1 145 147 149 151 153 155 157 159 161 163 165 192 194 196 198 2 22 24 26 28 21 212 S-1 (mg/dl) S-2 (mg/dl)
総コレステロール 評価 S-1 評価 TC 値施設数 D (143) C (147) B A (147) 156 (162) B C D (163) (167) S-2 評価 TC 値施設数 D C B (186) (191) (192) (211) 156 A B C D (212) (217) S1, S2 A 評価幅 4.5% B 評価幅 5.% C 評価幅 7.5%
総コレステロール 方法別ツインプロット S-2 目標値 :21.8 (192~211) 23 22 21 2 19 18 コレステロール酸化酵素法 (n=142) コレステロール脱水素酵素法 (n=14) 測定原理における差は認められない 17 13 14 15 16 17 18 S-1 目標値 :154.9 (147~162)
総コレステロールの解析結果 1. 測定法の採用比率は コレステロール酸化酵素法が 91% コレステロール脱水素酵素法が 9% であった 2. 極端値の削除はなく 全体の CV は S-1 で 1.6% S-2 で 1.4% であった 3. 測定原理における差はなかった 4. 目標値 ±4.5% を外れた施設は無く 全施設 A 評価であった
中性脂肪 測定法の変遷 28 年 29 年 21 年 211 年 JSCC/ReCCS 基準 135 (89.4%) 127 (94.1%) 122 (93.1%) 155 (98.7%) JSCC/ReCCS 基準以外 16 (1.6%) 7 (5.2%) 9 (6.9%) 1 (.6%) 未記入他 1 1 合計 151 135 131 157 JSCC/ReCCS 基準採用の施設が増加
中性脂肪 ヒストグラム 5 5 4 目標値 :88. (±5%:83~93) 4 目標値 :113.4 (±5%:17~119) 3 3 頻度 2 頻度 2 1 1 78 8 82 84 86 88 9 92 94 96 98 13 15 17 19 111 113 115 117 119 121 123 S-1 (mg/dl) S-2 (mg/dl) 1 施設 :8mg/dl
中性脂肪 評価 S-1 評価 TG 値施設数 D C B A B (79) (82) (83) 156 (93) (94) C 1 (97) D S-2 評価 TG 値施設数 D C B A (13) (16) (17) (119) 1 1 151 B C (12) 2 2 (124) D S1 S2 A 評価幅 5.% 5.% B 評価幅 6.27% 5.7% C 評価幅 9.4% 8.55%
中性脂肪 方法別ツインプロット S-2 目標値 :113.4 (17~119) 13 125 12 115 11 15 JSCC/ReCCS 基準 (n=155) JSCC/ReCCS 基準以外 (n=1) ( 84,8) A,D 1 75 8 85 9 95 1 S-1 目標値 :88. (83~93)
中性脂肪 JSCC/ReCCS 基準での標準液名称 S-2 目標値 :113.4 (17~119) 13 125 12 115 11 15 溶媒ベース (n=4) 血清ベース (n=145) 管理血清 (n=6) 標準液における差は認められない 1 75 8 85 9 95 1 S-1 目標値 :88. (83~93) ( 84,8) A,D
中性脂肪の解析結果 1. 測定法分類は JSCC/ReCCS(HECTEF) 基準か 否かで区別した ( 評価は JSCC/ReCCS 基準のみとした ) JSCC/ReCCS 基準の施設が 99% で JSCC/ReCCS 基準以外の施設が 1% であった 2. 全体の CV は極端値削除後では S-1 で 2.2% S-2 で 2.1% であった 3. 目標値 ±5% を外れた施設は S-1 で 1 施設 S-2 で 6 施設あった
HDL- コレステロール 測定法 ( 試薬メーカー ) の変遷 28 年 29 年 21 年 211 年 積水メディカル 77 (52.%) 73 (55.7%) 73 (56.6%) 75 (49.%) 協和メデックス 38 (25.7%) 3 (22.9%) 31 (24.%) 52 (34.%) 和光純薬 15 (1.1%) 11 (8.4%) 12 (9.3%) 12 (7.8%) デンカ生研 8 (5.4%) 9 (6.9%) 5 (3.9%) 3 (2.%) その他の分類 1 (6.8%) 8 (6.1%) 8 (6.2%) 11 (7.2%) 未記入他 合計 148 131 129 153 協和メデックス社の増加
HDL- コレステロール ヒストグラム 6 6 5 4 目標値 :47.6 (±5%:45~5) 5 4 目標値 :62.4 (±5%:59~66) 頻度 3 頻度 3 2 2 1 1 35 37 39 41 43 45 47 49 51 53 55 52 54 56 58 6 62 64 66 68 7 72 S-1 (mg/dl) S-2 (mg/dl)
HDL- コレステロール 評価 S-1 評価 HDLC 値施設数 D C B A (44) --- (45) 3 2 --- 146 B C (5) --- (52) --- 2 D S-2 評価 HDLC 値施設数 D C B A B C D (57) --- (59) (66) --- (67) --- 2 7 --- 142 2 S1, S2 A 評価幅 5.% B 評価幅 5.% C 評価幅 7.5%
HDL- コレステロール メーカー別ツインプロット S-2 目標値 :62.4 (59~66) 75 積水メディカル 7 65 6 55 積水メディカル (n=75) 協和メデックス (n=52) 和光純薬 (n=12) デンカ生研 (n=3) その他 (n=11) メーカーにおける差が認められた 協和メディックス 5 和光純薬 35 4 45 5 55 6 S-1 目標値:47.6 (45~5)
HDL- コレステロールの解析結果 1. メーカー別の採用比率は 積水が 49% 協和が 34% 和光が 8% であった 2. 全体の CV は極端値削除後では S-1 で 2.8% S-2 で 3.1% であった 3. 系統的なメーカー差は見られたが S-1 S-2 とも大きな乖離は認められなかった 4. 目標値は基幹施設 精度管理調査委員の 14 施設の測定値を基に設定した 5. 目標値 ±5% を外れた施設は S-1 で 7 施設 S-2 で 11 施設あった
LDL- コレステロール 測定法 ( 試薬メーカー ) の変遷 28 年 29 年 21 年 211 年 積水メディカル 77 (54.2%) 72 (56.3%) 74 (57.8%) 76 (49.7%) 協和メデックス 35 (24.6%) 28 (21.9%) 29 (22.7%) 47 (3.7%) 和光純薬 12 (8.5%) 11 (8.6%) 1 (7.8%) 11 (7.2%) デンカ生研 7 (4.9%) 8 (6.3%) 4 (3.1%) 3 (2.%) その他の分類 11 (7.7%) 9 (7.%) 11 (8.6%) 16 (1.5%) 未記入他 合計 142 128 128 153 協和メデックス社の増加
LDL- コレステロール ヒストグラム 6 5 4 目標値 :9.1 (±5%:85~95) 6 5 4 目標値 :117.9 (±5%:112~124) 頻度 3 頻度 3 2 2 1 1 8 82 84 86 88 9 92 94 96 98 1 1 14 18 112 116 12 124 128 132 136 14 S-1 (mg/dl) S-2 (mg/dl)
LDL- コレステロール 評価 S-1 評価 LDLC 値施設数 D C B A (83) --- (85) --- 145 1 (95) B C --- (97) --- 4 D 3 S-2 評価 LDLC 値施設数 D C B A B C D (19) --- (112) (124) --- (127) 142 --- 1 --- 7 3 S1, S2 A 評価幅 5.% B 評価幅 5.% C 評価幅 7.5%
LDL- コレステロール メーカー別ツインプロット 135 積水メディカル (n=76) 協和メデックス (n=47) S-2 目標値 :117.9 (112~124) 13 125 12 115 11 協和メディックス 積水メディカル 和光純薬 (n=11) デンカ生研 (n=3) その他 (n=16) 和光純薬 メーカーにおける差が認められた 15 75 8 85 9 95 1 15 S-1 目標値 :9.1 (85~95)
LDL- コレステロール メーカー別ツインプロット S-2 目標値 :117.9 (112~124) 135 13 125 12 115 11 積水メディカル (n=76) 協和メデックス (n=47) 和光純薬 (n=11) デンカ生研 (n=3) その他 (n=16) 溶媒ベース水溶性標準液管理血清 15 75 8 85 9 95 1 15 S-1 目標値 :9.1 (85~95)
LDL- コレステロールの解析結果 1. メーカー別の採用比率は 積水が 5% 協和が 31% 和光が 7% であった 2. 全体の CV は極端値削除後では S-1 で 2.4% S-2 で 2.5% であった 3. 系統的なメーカー差は見られたが S-1 S-2 とも大きな乖離は認められなかった 4. 目標値は基幹施設 精度管理調査委員の 14 施設の測定値を基に設定した 5. 目標値 ±5% を外れた施設は S-1 で 8 施設 S-2 で 11 施設あった
グルコース 測定法の変遷 28 年 29 年 21 年 211 年 ヘキソキナーゼ法 95 (6.1%) 88 (61.5%) 88 (63.8%) 112 (67.5%) グルコキナーゼ法 13 (8.2%) 1 (7.%) 13 (9.4%) 13 (7.8%) ブドウ糖脱水素酵素法 7 (4.4%) 9 (6.3%) 5 (3.6%) 3 (1.8%) ブドウ糖酸化酵素法 4 (2.5%) 1 (.7%) 1 (.7%) (.%) ブドウ糖酸化酵素電極法 39 (24.7%) 34 (23.8%) 31 (22.5%) 38 (22.9%) その他の分類 未記入他 1 合計 158 143 138 166 ヘキソキナーゼ法の増加
グルコース ヒストグラム 6 6 5 4 目標値 :248.9 (±2.3%:243~255) 5 4 目標値 :15.5 (±2.3%:13~18) 頻度 3 頻度 3 2 2 1 1 23 234 238 242 246 25 254 258 262 266 27 95 97 99 11 13 15 17 19 111 113 115 S-1 (mg/dl) S-2 (mg/dl)
グルコース 評価 S-1 評価 GLU 値施設数 D C B A B C D (23) (236) (243) (255) (262) (268) 2 7 153 3 1 S-2 評価 D C B A B C D GLU 値 (97) (1) (13) (18) (111) (114) 施設数 1 3 155 6 1 S1, S2 A 評価幅 2.3% B 評価幅 5.% C 評価幅 7.5%
グルコース 方法別ツインプロット 115 ヘキソキナーゼ法 グルコキナーゼ法 (n=112) (n=13) S-2 目標値 :15.5 (13~18) 11 15 1 ブドウ糖脱水素酵素法 (n=3) ブドウ糖酸化酵素電極法 (n=38) 測定原理における差は認められない 95 23 24 25 26 27 S-1 目標値 :248.9 (243~255)
グルコースの解析結果 1. 測定方法の採用比率は ヘキソキナーゼ法が 68% 専用分析装置を用いるブドウ糖酸化酵素電極法が 23% であった 2. 全体の CV は削除後では S-1 で 1.3% S-2 で 1.4% であった 3. 方法別による乖離は認められなかった 4. 目標値 ±2.3% を外れた施設は S-1 で 13 施設 S-2 で 11 施設あった
HbA1c 測定法の変遷 28 年 29 年 21 年 211 年 HPLC: アークレイ 41 (3.1%) 4 (32.8%) 34 (29.6%) 43 (28.7%) HPLC: 東ソー 53 (39.%) 48 (39.3%) 53 (46.1%) 64 (42.7%) HPLC: その他 1 (.7%) 1 (.8%) (.%) (.%) 免疫法 : 協和メデックス 22 (16.2%) 15 (12.3%) 11 (9.6%) 19 (12.7%) 免疫法 : 富士レビオ 7 (5.1%) 5 (4.1%) 5 (4.3%) 7 (4.7%) 免疫法 : その他 8 (5.9%) 7 (5.7%) 7 (6.1%) 12 (8.%) 酵素法 2 (1.5%) 4 (3.3%) 4 (3.5%) 5 (3.3%) その他の分類 2 2 1 合計 136 122 115 15
HbA1c 測定法の変遷 28 年 29 年 21 年 211 年 HPLC: アークレイ 41 (3.1%) 4 (32.8%) 34 (29.6%) 43 (28.7%) HPLC: 東ソー 53 (39.%) 48 (39.3%) 53 (46.1%) 64 (42.7%) HPLC: その他 1 (.7%) 1 (.8%) (.%) (.%) 免疫法 : 協和メデックス 22 (16.2%) 15 (12.3%) 11 (9.6%) 19 (12.7%) 免疫法 : 富士レビオ 7 (5.1%) 5 (4.1%) 5 (4.3%) 7 (4.7%) 免疫法 : その他 8 (5.9%) 7 (5.7%) 7 (6.1%) 12 (8.%) 酵素法 2 (1.5%) 4 (3.3%) 4 (3.5%) 5 (3.3%) その他の分類 2 2 1 合計 136 122 115 15 HPLC 法合計 95 施設 (69.9%) HPLC 法合計 87 施設 (75.7%) HPLC 法合計 89 施設 (73.%) HPLC 法合計 17 施設 (71.3%)
HbA1c ヒストグラム 6 6 5 4 目標値 :4.62 (±5%:4.3~4.9) 5 4 目標値 :8.24 (±5%:7.8~8.7) 頻度 3 頻度 3 2 2 1 1 3.5 3.7 3.9 4.1 4.3 4.5 4.7 4.9 5.1 5.3 5.5 7.2 7.4 7.6 7.8 8. 8.2 8.4 8.6 8.8 9. 9.2 H-1 (%) H-2 (%)
HbA1c 評価 H-1 評価 HbA1c 値施設数 D C B (4.2) 1 A --- (4.3) (4.9) --- (5.) --- 147 --- 2 B C D H-2 評価 D C B A B C D HbA1c 値 (7.6) --- (7.8) (8.7) --- (8.9) 施設数 --- 149 --- 1 H1, H2 A 評価幅 5.% B 評価幅 5.% C 評価幅 7.5%
9.5 HbA1c 方法別ツインプロット HPLC 免疫法 (n=17) (n=38) H-2 目標値 :8.24 (7.8~8.7) 9. 8.5 8. 7.5 酵素法 測定原理における差が認められた 免疫法 酵素法 HPLC 法 (n=5) 7. 3.5 4. 4.5 5. 5.5 H-1 目標値 :4.62 (4.3~4.9)
HbA1c の解析結果 1. 測定方法の採用比率は HPLC 法が 71% 免疫法が 25% であった 2. 全体の CV は削除後では H-1 で 2.6% H-2 で 1.7% であった 3. 免疫法の測定値は HPLC 法と比較し 若干 低値を示していた 4. 目標値はリファレンス法のデータを基にした 5. 目標値 ±5% を外れた施設は H-1 で 3 施設 H-2 で 1 施設あった