TC TG HDL-C LDL-C GLU HbA1c 慶應義塾大学病院早川富夫

Similar documents
各研究班精度管理調査結果報告 ( 臨床化学検査 2 ) 平成 25 年度社団法人岐阜県臨床検査技師会精度管理報告会 各研究班精度管理調査結果報告 臨床化学検査 (1) 渡辺景介 ( 東海中央病院 ) 評価方法日臨技の評価方法に準拠した Mg は参考調査 項目評価方法 A B C GLU 項目一括評価

Microsoft PowerPoint - 04kagaku(渡辺).pptx

Microsoft PowerPoint - kagaku (渡邊)報告会用.ppt [互換モード]

項目別統計結果一覧 報告令和 01 年 06 月報告施設名独立行政法人国立病院機構 医王病院 項 目 総蛋白 1.01 項 目 アルブミン 1.01 試 料 試料 1 試料 2 試 料 試料 1 試料 2 報告値 報告値 参考値 目標値 4

生化学的検査 はじめに 平成 27 年度の生化学検査精度管理調査は 登録衛生検査所 17 施設と一般病院等 85 施設の計 102 施設を対象に実施した 参加施設の内訳は下表の通りである 昨年度に比較して 生化学部門では 一般病院の参加施設が 5 施設増加し HbA1c においては登録衛生検査所で

CRP 施設番号 測定装置 試薬名 1 TBA-200FR, 200FR NEO, TBA-2000FR 東芝 ラテックス比濁法 汎用機 N-アッセイ LA CRP-T ニットーボー ニットーボーメディカル mg/dl 2 AU400, AU480, AU

CRP 男性基準値女性基準値試料 -1 試料 -2 施設番号測定装置試薬名単位下限上限下限上限測定値 SDI 測定値 SDI 1 TBA-200FR, 200FR NEO, TBA-2000FR 東芝ラテックス比濁法 汎用機 N-アッセイ LA CRP-T ニットーボーニットーボーメディカル 0 0

平成 23 年度千葉県臨床検査技師会臨床化学検査研究班 外部精度管理調査実施要項 ( 社 ) 千葉県臨床検査技師会臨床化学検査研究班本年度サーベイ内容の昨年度からの変更点 変更点 1. ドライ機器で測定する場合は 測定対象試料と項目が異なります ドライ以外の機器で測定する場合の試料と測定項目一覧 ド

PowerPoint プレゼンテーション

H25臨床検査精度管理総括集_臨床化学部門

< D F8089BB95F18D902D392E786C73>

<95BD90AC E FA97D58B5A97D58FB08C9F8DB890B893788AC7979D92B28DB82090BB956988EA C2E786477>

H23_精度管理調査_臨床化学検査

<95BD90AC E937893FA97D58B5A97D58FB08C9F8DB890B893788AC7979D92B28DB890BB956995CA95AA97DE2E786477>

また 測定方法別統計の中で ±3SD の除去された施設コードを列記しましたので 列記された施設は早急に 原因の究明や何らかの対応をお願いします 一覧表の中の偏り ( バイアス ) は 以下の式から求めました 偏り %={( 各施設の報告値 )-( 目標値 )} ( 目標値 ) 100 偏りの-は 目

< D F8089BB95F18D902D392E786C73>

< D F8089BB95F18D902D392E786C73>

<939D88EA89BB8E8E96F2838A E786C73>

XMLhc18tab

Sample2 g/dl Target1 : 6.01 g/dl TP Target2 : 8.39 g/dl

[] 1

AST, ALT, LD, ALP γ ー GT, CK, AMY, ChE 日大練馬光が丘病院臨床検査部 竹島秀美

血清学的検査 Ⅰ. はじめに 平成 27 年度の免疫血清学的検査部門精度管理調査として下記の要領でサーベイを実施し たので報告する 登録衛生検査所 10 施設と一般病院等 60 施設の計 70 施設を対象に実施し た 試料を配布した全 70 施設中 69 施設より回答があり 全体の回収率は 98.6

津村漢方雑誌表紙_ol.ai

厚生労働省のメタボ政策について

2

2

第 1 回 (2012)HbA1c(NGSP) 技能試験報告書 2013 年 1 月 20 日実施 ( 社 ) 検査医学標準物質機構 (ReCCS) 1. 実施概要 目的 国内での HbA1c の測定値は 平成 24 年 4 月 1 日から NGSP 認証を受けた試薬 装置を用いて HbA1c(NG

血球数算定 ( 血算 ) NTT 東日本関東病院臨床検査部 栗原正博

<95BD90AC E FA97D58B5A B BB956988EA97972E786477>

<939D88EA89BB8E8E96F2838A E786C73>

別影響の体外診断用医薬品製販業者名体外診断用医薬品販売名測定機器名測定機器 製販業者名表有無 1 アークレイファクトリー スホ ットケムⅡ スポットケム EZ SP-4430 アークレイファクトリー なし 2 アボットジャパン G3 血糖測定電極 プレシジョンPCx アボットジャパン なし 3 G3

Microsoft PowerPoint - 当日H3001標準化報告会用hiramitu.pptx

<8E9197BF322D322E786477>

Microsoft Word - eQAPコード_GHb doc

地区別参加推移 平成 25 年度社団法人岐阜県臨床検査技師会精度管理報告会 精度管理総括 多和田嘉明 ( 東海中央病院 ) 1 医療施設数 ( 病院 ) 保健所 市町村別 ( 平成 22 年 ) 試料別参加推移 2 3 参加費推移 点数分布推移 コース名 H19 H20 H21 H22 H23 H2

Microsoft PowerPoint - ポスター最終

20-121

平成 29 年度 ( 第 26 回 ) 臨床検査精度管理調査結果報告書 平成 30 年 7 月 ( 公社 ) 全国労働衛生団体連合会総合精度管理委員会臨床検査専門委員会

n

TC316_A5_2面_web用PDF台紙.indd

untitled

H23臨床検査精度管理総括集_内部精度管理

BMI BMI

本日の内容 HbA1c 測定方法別原理と特徴 HPLC 法 免疫法 酵素法 原理差による測定値の乖離要因

オレオサイエンス第 10 巻第 12 号 (2010) 471 解説ここが知りたい! LDL コ レステロールとは? その測定法の問題点と解決策は? 東京医科歯科大学名誉教授 スカイライト バイオテック技術顧問岡崎三代 1 はじめに 2008 年 4 月から全国一斉に特定健診 ( メタボ健診 ) が



スライド 1

委員長 : 梅本博仁 (ReCCS Director) 副委員長 : 桑克彦 (JRMI 理事 会長 ) 委員 : 星野忠夫 (JRMI 代表理事 ) 宮下徹夫 (JRMI 理事 ) 谷渉 (JRMI 理事 ) 岡橋美貴子 (JRMI 理事 ) 亀井淳三 (JRMI 理事 ) ラネヴァ ヴィオレッタ

untitled

< C91E D CA8E E786C73>

Microsoft Word - 02松野一彦.doc

ASRL#1:ReCCS) 3) 実施委員会名称 : 性能試験委員会委員長 : 梅本博仁 (ReCCS Director) 副委員長 : 桑克彦 (JRMI 理事 会長 ) 委員 : 星野忠夫 (JRMI 代表理事 ) 宮下徹夫 (JRMI 理事 ) 谷渉 (JRMI 理事 ) 岡橋美貴子 (JRM

九州支部卒後研修会症例

方法コード コード表 単位コード No. 測定方法 No. 単位 1 イムノクロマト法 (ICA) 1 S/N 2 酵素免疫測定法 (EIA) 2 S/CO 3 蛍光 酵素免疫測定法 (ELFA) 3 C.O.I. 4 化学発光酵素免疫測定法 (CLEIA) 4 miu/ml 5 化学発光免疫測定法

変更内容 変更日 変更箇所 修正内容 備考 特定健診決済情報ファイル特定保健指導決済情報ファイル スキーマチェックに伴うエラー見直しを実施( 生年月日 男女区分 委託料単価 窓口負担金額徴収の各チェックをL4エラーとしていたが スキーマチェックによりL2エラーとなるため L2エラーに変更 ) 10

NO 変更【収集】特定健診項目及び特定保健指導チェック仕様

函館市_絵で見てわかる

,995,972 6,992,875 1,158 4,383,372 4,380,511 2,612,600 2,612, ,433,188 3,330, ,880,573 2,779, , ,

untitled

2017 年 1 月改訂 自動分析用コレステスト N キャリブレーター 本品は下表の試薬のキャリブレーターとして使用するものです 使用法 本品 1バイアルに精製水 2.0mL を正確に加えて溶解してください 溶解を確認後緩やかに 20 回程度 転倒混和し 所定の時間常温で静置しま

<4D F736F F D208C C9F8DB8926C82A982E782DD82BD89C193FC8ED282CC8C928D4E8FF391D482C98AD682B782E992B28DB895AA90CD2E646F6378>

Microsoft Word - eQAPコード_GHb doc

<4D F736F F D2095BD90AC E93785F8C C9F8DB8926C82A982E782DD82BD89C193FC8ED282CC8C928D4E8FF391D482C98AD682B782E992B28DB895AA90CD2E646F6378>

LDL HbA1c6. 5% AST51 ALT51 - GT LDL180 1, mmHg 85mmHg 150mg/dL HDL 40mg/dL 100mg/dL HbA1c 5.6% mmhg mg/dl mg/

改 版 履 歴 版数 日付 ページ 更新者 内容 /01/17 全頁 井上 初版につき全ページ作成 /07/30 一部 水津 Ver1.0.0 における変更内容の追記 P. 2

平成 30 年度日臨技臨床検査精度管理調査 試薬 測定法分類コート 説明書 Ⅰ. 臨床化学検査 (Glu,TB,DB,Na,K,Cl,Ca,IP,Fe,Mg,TP,Alb,UN,Cre,UA,TC,TG,HDL-C,LDL-C, AST,ALT,ALP,LD,CK,γGT,AMY,ChE,uGlu,

-3- Ⅰ 市町村国保の状況 1 特定健康診査受診者の状況 平成 23 年度は 市町村国保 (41 保険者 )98,439 人の特定健康診査データの集計を行った 市町村国保の診者数は男性 女性ともに 歳の割合が多く 次いで 歳 歳の順となっている 男性 女性 総数

第29回イムノアッセイ検査全国コントロールサーベイ成績報告書 資料

特定健診 特定保健指導システム構築に当たってのファイル仕様等のバージョン 健診等データの電子的管理 ( 特定健診 特定保健指導 ) 1. 特定健診 特定保健指導のファイル仕様種別 バージョン 通知日付 ファイル名 備考 送付用アーカイブファイル仕様 arc_doc_v3.p

JLAC 検査名称 JLAC 検査名称 標準化対応 測定法 コード アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ (A C JSCC 標準化対応法 MDH UV 法 001 IFCC 標準化対応法 MDH UV 法 002 POP-POD 法 003 その他 004 アラニンアミ

医学教育用基準範囲 JCCLS 共用基準範囲に基づく 医学部学生用基準範囲設定についてのパブリックコメント公募 JCCLS 基準範囲共用化委員会 JCCLS 共用基準範囲は一般的な臨床検査 40 項目の基準範囲であり 日本臨床検査医学会 日本臨床化学会 日本臨床衛生検査技師会 日本検査血液学会の共同

2 参考 検体投入部遠心機開栓機感染症検査装置 感染症検査装置 (CL4800)

注文書 1 確定発送日 確定着日 御社名 : 部署 : 住所 : 一般社団法人検査医学標準物質機構行 FAX: ( 注文問合せ )TEL : ( 技術問合せ )TEL : 神奈川県横浜市青葉区あざみ野南 1

kensin_setumeikai_081215_4.pdf

(検3)5.構成員資料1.寺本班基本資料 特定健診検討会(脂質)寺本班(案)ver2

_”÷’X

血糖値 (mg/dl) 血中インスリン濃度 (μu/ml) パラチノースガイドブック Ver.4. また 2 型糖尿病のボランティア 1 名を対象として 健康なボランティアの場合と同様の試験が行われています その結果 図 5 に示すように 摂取後 6 分までの血糖値および摂取後 9 分までのインスリ

解糖系でへ 解糖系でへ - リン酸 - リン酸 1,-2 リン酸 ジヒドロキシアセトンリン酸 - リン酸 - リン酸 1,-2 リン酸 ジヒドロキシアセトンリン酸 AT AT リン酸化で細胞外に AT 出られなくなる 異性化して炭素数 AT の分子に分解される AT 2 ホスホエノール AT 2 1

<4D F736F F D DC58F49817A91E F18C9F93A288CF88F589EF8E9197BF81698C A D096CA81698EC08E7B8FF38BB5816A B315D2E646F6378>

標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会

第30回イムノアッセイ検査全国コントロールサーベイ成績報告書

Ⅱ. 参加番号および参加費 参加コースは 1~13 に分かれています 1~13 までの参加番号より 申し込みを希望する番号を選択してください ただし 実施項目が重複する参加番号の組み合わせは選択できません ( 例 :1 番と 11 番 2 番と 3 番 4 番と 5 番 6 番と 7 番 等 ) 参

成人病(1).PDF

Microsoft Word - 血液検査.docx

2019 年度日臨技臨床検査精度管理調査 試薬 測定法分類コート 説明書 Ⅰ. 臨床化学検査 (Glu,TB,DB,Na,K,Cl,Ca,IP,Fe,Mg,TP,Alb,UN,Cre,UA,TC,TG,HDL-C,LDL-C, AST,ALT,ALP,LD,CK,γ GT,AMY,ChE,uGlu,

Readout No.44_13_新製品紹介

(別紙様式1)

Microsoft PowerPoint - 100826上西説明PPT.ppt

スライド 1

免疫血清

<95BD90AC E91E F193FA967B88E38E7489EF90B893788AC7979D92B28DB C493E AA97DE955B E786477>

PowerPoint プレゼンテーション

5

P15 P211 1 P1 P4 P2 P3 P4 P17

C1,C2 血液凝固 (PT APTT フィブリノーゲン ) はじめに 血液凝固検査は 昨年同様 日臨技の精度管理調査に倣い PT,APTT, フィブリノーゲンの 3 項目のみの調査を実施した 同一地域内で ほぼ例年参加施設 ( 母集団 ) が一定である点を生かし 出来るだけ経年的な変化を施設毎にモ


第 13 回近畿分析試薬研究会 クロスコンタミについて 協和メデックス ( 株 )

untitled

Transcription:

TC TG HDL-C LDL-C GLU HbA1c 慶應義塾大学病院早川富夫

総コレステロール 測定法の変遷 28 年 29 年 21 年 211 年 コレステロール酸化酵素法 141 (91.6%) 126 (92.6%) 121 (91.7%) 142 (91.%) コレステロール脱水素酵素法 1 (6.5%) 9 (6.6%) 1 (7.6%) 14 (9.%) その他の分類 3 (1.9%) 1 (.7%) 1 (.8%) (.%) 未記入他 合計 154 136 132 156 採用比率は変化なし

総コレステロール ヒストグラム 5 5 4 目標値 :154.9 (±4.5%:147~162) 4 目標値 :21.8 (±4.5%:192~211) 3 3 頻度 2 頻度 2 1 1 145 147 149 151 153 155 157 159 161 163 165 192 194 196 198 2 22 24 26 28 21 212 S-1 (mg/dl) S-2 (mg/dl)

総コレステロール 評価 S-1 評価 TC 値施設数 D (143) C (147) B A (147) 156 (162) B C D (163) (167) S-2 評価 TC 値施設数 D C B (186) (191) (192) (211) 156 A B C D (212) (217) S1, S2 A 評価幅 4.5% B 評価幅 5.% C 評価幅 7.5%

総コレステロール 方法別ツインプロット S-2 目標値 :21.8 (192~211) 23 22 21 2 19 18 コレステロール酸化酵素法 (n=142) コレステロール脱水素酵素法 (n=14) 測定原理における差は認められない 17 13 14 15 16 17 18 S-1 目標値 :154.9 (147~162)

総コレステロールの解析結果 1. 測定法の採用比率は コレステロール酸化酵素法が 91% コレステロール脱水素酵素法が 9% であった 2. 極端値の削除はなく 全体の CV は S-1 で 1.6% S-2 で 1.4% であった 3. 測定原理における差はなかった 4. 目標値 ±4.5% を外れた施設は無く 全施設 A 評価であった

中性脂肪 測定法の変遷 28 年 29 年 21 年 211 年 JSCC/ReCCS 基準 135 (89.4%) 127 (94.1%) 122 (93.1%) 155 (98.7%) JSCC/ReCCS 基準以外 16 (1.6%) 7 (5.2%) 9 (6.9%) 1 (.6%) 未記入他 1 1 合計 151 135 131 157 JSCC/ReCCS 基準採用の施設が増加

中性脂肪 ヒストグラム 5 5 4 目標値 :88. (±5%:83~93) 4 目標値 :113.4 (±5%:17~119) 3 3 頻度 2 頻度 2 1 1 78 8 82 84 86 88 9 92 94 96 98 13 15 17 19 111 113 115 117 119 121 123 S-1 (mg/dl) S-2 (mg/dl) 1 施設 :8mg/dl

中性脂肪 評価 S-1 評価 TG 値施設数 D C B A B (79) (82) (83) 156 (93) (94) C 1 (97) D S-2 評価 TG 値施設数 D C B A (13) (16) (17) (119) 1 1 151 B C (12) 2 2 (124) D S1 S2 A 評価幅 5.% 5.% B 評価幅 6.27% 5.7% C 評価幅 9.4% 8.55%

中性脂肪 方法別ツインプロット S-2 目標値 :113.4 (17~119) 13 125 12 115 11 15 JSCC/ReCCS 基準 (n=155) JSCC/ReCCS 基準以外 (n=1) ( 84,8) A,D 1 75 8 85 9 95 1 S-1 目標値 :88. (83~93)

中性脂肪 JSCC/ReCCS 基準での標準液名称 S-2 目標値 :113.4 (17~119) 13 125 12 115 11 15 溶媒ベース (n=4) 血清ベース (n=145) 管理血清 (n=6) 標準液における差は認められない 1 75 8 85 9 95 1 S-1 目標値 :88. (83~93) ( 84,8) A,D

中性脂肪の解析結果 1. 測定法分類は JSCC/ReCCS(HECTEF) 基準か 否かで区別した ( 評価は JSCC/ReCCS 基準のみとした ) JSCC/ReCCS 基準の施設が 99% で JSCC/ReCCS 基準以外の施設が 1% であった 2. 全体の CV は極端値削除後では S-1 で 2.2% S-2 で 2.1% であった 3. 目標値 ±5% を外れた施設は S-1 で 1 施設 S-2 で 6 施設あった

HDL- コレステロール 測定法 ( 試薬メーカー ) の変遷 28 年 29 年 21 年 211 年 積水メディカル 77 (52.%) 73 (55.7%) 73 (56.6%) 75 (49.%) 協和メデックス 38 (25.7%) 3 (22.9%) 31 (24.%) 52 (34.%) 和光純薬 15 (1.1%) 11 (8.4%) 12 (9.3%) 12 (7.8%) デンカ生研 8 (5.4%) 9 (6.9%) 5 (3.9%) 3 (2.%) その他の分類 1 (6.8%) 8 (6.1%) 8 (6.2%) 11 (7.2%) 未記入他 合計 148 131 129 153 協和メデックス社の増加

HDL- コレステロール ヒストグラム 6 6 5 4 目標値 :47.6 (±5%:45~5) 5 4 目標値 :62.4 (±5%:59~66) 頻度 3 頻度 3 2 2 1 1 35 37 39 41 43 45 47 49 51 53 55 52 54 56 58 6 62 64 66 68 7 72 S-1 (mg/dl) S-2 (mg/dl)

HDL- コレステロール 評価 S-1 評価 HDLC 値施設数 D C B A (44) --- (45) 3 2 --- 146 B C (5) --- (52) --- 2 D S-2 評価 HDLC 値施設数 D C B A B C D (57) --- (59) (66) --- (67) --- 2 7 --- 142 2 S1, S2 A 評価幅 5.% B 評価幅 5.% C 評価幅 7.5%

HDL- コレステロール メーカー別ツインプロット S-2 目標値 :62.4 (59~66) 75 積水メディカル 7 65 6 55 積水メディカル (n=75) 協和メデックス (n=52) 和光純薬 (n=12) デンカ生研 (n=3) その他 (n=11) メーカーにおける差が認められた 協和メディックス 5 和光純薬 35 4 45 5 55 6 S-1 目標値:47.6 (45~5)

HDL- コレステロールの解析結果 1. メーカー別の採用比率は 積水が 49% 協和が 34% 和光が 8% であった 2. 全体の CV は極端値削除後では S-1 で 2.8% S-2 で 3.1% であった 3. 系統的なメーカー差は見られたが S-1 S-2 とも大きな乖離は認められなかった 4. 目標値は基幹施設 精度管理調査委員の 14 施設の測定値を基に設定した 5. 目標値 ±5% を外れた施設は S-1 で 7 施設 S-2 で 11 施設あった

LDL- コレステロール 測定法 ( 試薬メーカー ) の変遷 28 年 29 年 21 年 211 年 積水メディカル 77 (54.2%) 72 (56.3%) 74 (57.8%) 76 (49.7%) 協和メデックス 35 (24.6%) 28 (21.9%) 29 (22.7%) 47 (3.7%) 和光純薬 12 (8.5%) 11 (8.6%) 1 (7.8%) 11 (7.2%) デンカ生研 7 (4.9%) 8 (6.3%) 4 (3.1%) 3 (2.%) その他の分類 11 (7.7%) 9 (7.%) 11 (8.6%) 16 (1.5%) 未記入他 合計 142 128 128 153 協和メデックス社の増加

LDL- コレステロール ヒストグラム 6 5 4 目標値 :9.1 (±5%:85~95) 6 5 4 目標値 :117.9 (±5%:112~124) 頻度 3 頻度 3 2 2 1 1 8 82 84 86 88 9 92 94 96 98 1 1 14 18 112 116 12 124 128 132 136 14 S-1 (mg/dl) S-2 (mg/dl)

LDL- コレステロール 評価 S-1 評価 LDLC 値施設数 D C B A (83) --- (85) --- 145 1 (95) B C --- (97) --- 4 D 3 S-2 評価 LDLC 値施設数 D C B A B C D (19) --- (112) (124) --- (127) 142 --- 1 --- 7 3 S1, S2 A 評価幅 5.% B 評価幅 5.% C 評価幅 7.5%

LDL- コレステロール メーカー別ツインプロット 135 積水メディカル (n=76) 協和メデックス (n=47) S-2 目標値 :117.9 (112~124) 13 125 12 115 11 協和メディックス 積水メディカル 和光純薬 (n=11) デンカ生研 (n=3) その他 (n=16) 和光純薬 メーカーにおける差が認められた 15 75 8 85 9 95 1 15 S-1 目標値 :9.1 (85~95)

LDL- コレステロール メーカー別ツインプロット S-2 目標値 :117.9 (112~124) 135 13 125 12 115 11 積水メディカル (n=76) 協和メデックス (n=47) 和光純薬 (n=11) デンカ生研 (n=3) その他 (n=16) 溶媒ベース水溶性標準液管理血清 15 75 8 85 9 95 1 15 S-1 目標値 :9.1 (85~95)

LDL- コレステロールの解析結果 1. メーカー別の採用比率は 積水が 5% 協和が 31% 和光が 7% であった 2. 全体の CV は極端値削除後では S-1 で 2.4% S-2 で 2.5% であった 3. 系統的なメーカー差は見られたが S-1 S-2 とも大きな乖離は認められなかった 4. 目標値は基幹施設 精度管理調査委員の 14 施設の測定値を基に設定した 5. 目標値 ±5% を外れた施設は S-1 で 8 施設 S-2 で 11 施設あった

グルコース 測定法の変遷 28 年 29 年 21 年 211 年 ヘキソキナーゼ法 95 (6.1%) 88 (61.5%) 88 (63.8%) 112 (67.5%) グルコキナーゼ法 13 (8.2%) 1 (7.%) 13 (9.4%) 13 (7.8%) ブドウ糖脱水素酵素法 7 (4.4%) 9 (6.3%) 5 (3.6%) 3 (1.8%) ブドウ糖酸化酵素法 4 (2.5%) 1 (.7%) 1 (.7%) (.%) ブドウ糖酸化酵素電極法 39 (24.7%) 34 (23.8%) 31 (22.5%) 38 (22.9%) その他の分類 未記入他 1 合計 158 143 138 166 ヘキソキナーゼ法の増加

グルコース ヒストグラム 6 6 5 4 目標値 :248.9 (±2.3%:243~255) 5 4 目標値 :15.5 (±2.3%:13~18) 頻度 3 頻度 3 2 2 1 1 23 234 238 242 246 25 254 258 262 266 27 95 97 99 11 13 15 17 19 111 113 115 S-1 (mg/dl) S-2 (mg/dl)

グルコース 評価 S-1 評価 GLU 値施設数 D C B A B C D (23) (236) (243) (255) (262) (268) 2 7 153 3 1 S-2 評価 D C B A B C D GLU 値 (97) (1) (13) (18) (111) (114) 施設数 1 3 155 6 1 S1, S2 A 評価幅 2.3% B 評価幅 5.% C 評価幅 7.5%

グルコース 方法別ツインプロット 115 ヘキソキナーゼ法 グルコキナーゼ法 (n=112) (n=13) S-2 目標値 :15.5 (13~18) 11 15 1 ブドウ糖脱水素酵素法 (n=3) ブドウ糖酸化酵素電極法 (n=38) 測定原理における差は認められない 95 23 24 25 26 27 S-1 目標値 :248.9 (243~255)

グルコースの解析結果 1. 測定方法の採用比率は ヘキソキナーゼ法が 68% 専用分析装置を用いるブドウ糖酸化酵素電極法が 23% であった 2. 全体の CV は削除後では S-1 で 1.3% S-2 で 1.4% であった 3. 方法別による乖離は認められなかった 4. 目標値 ±2.3% を外れた施設は S-1 で 13 施設 S-2 で 11 施設あった

HbA1c 測定法の変遷 28 年 29 年 21 年 211 年 HPLC: アークレイ 41 (3.1%) 4 (32.8%) 34 (29.6%) 43 (28.7%) HPLC: 東ソー 53 (39.%) 48 (39.3%) 53 (46.1%) 64 (42.7%) HPLC: その他 1 (.7%) 1 (.8%) (.%) (.%) 免疫法 : 協和メデックス 22 (16.2%) 15 (12.3%) 11 (9.6%) 19 (12.7%) 免疫法 : 富士レビオ 7 (5.1%) 5 (4.1%) 5 (4.3%) 7 (4.7%) 免疫法 : その他 8 (5.9%) 7 (5.7%) 7 (6.1%) 12 (8.%) 酵素法 2 (1.5%) 4 (3.3%) 4 (3.5%) 5 (3.3%) その他の分類 2 2 1 合計 136 122 115 15

HbA1c 測定法の変遷 28 年 29 年 21 年 211 年 HPLC: アークレイ 41 (3.1%) 4 (32.8%) 34 (29.6%) 43 (28.7%) HPLC: 東ソー 53 (39.%) 48 (39.3%) 53 (46.1%) 64 (42.7%) HPLC: その他 1 (.7%) 1 (.8%) (.%) (.%) 免疫法 : 協和メデックス 22 (16.2%) 15 (12.3%) 11 (9.6%) 19 (12.7%) 免疫法 : 富士レビオ 7 (5.1%) 5 (4.1%) 5 (4.3%) 7 (4.7%) 免疫法 : その他 8 (5.9%) 7 (5.7%) 7 (6.1%) 12 (8.%) 酵素法 2 (1.5%) 4 (3.3%) 4 (3.5%) 5 (3.3%) その他の分類 2 2 1 合計 136 122 115 15 HPLC 法合計 95 施設 (69.9%) HPLC 法合計 87 施設 (75.7%) HPLC 法合計 89 施設 (73.%) HPLC 法合計 17 施設 (71.3%)

HbA1c ヒストグラム 6 6 5 4 目標値 :4.62 (±5%:4.3~4.9) 5 4 目標値 :8.24 (±5%:7.8~8.7) 頻度 3 頻度 3 2 2 1 1 3.5 3.7 3.9 4.1 4.3 4.5 4.7 4.9 5.1 5.3 5.5 7.2 7.4 7.6 7.8 8. 8.2 8.4 8.6 8.8 9. 9.2 H-1 (%) H-2 (%)

HbA1c 評価 H-1 評価 HbA1c 値施設数 D C B (4.2) 1 A --- (4.3) (4.9) --- (5.) --- 147 --- 2 B C D H-2 評価 D C B A B C D HbA1c 値 (7.6) --- (7.8) (8.7) --- (8.9) 施設数 --- 149 --- 1 H1, H2 A 評価幅 5.% B 評価幅 5.% C 評価幅 7.5%

9.5 HbA1c 方法別ツインプロット HPLC 免疫法 (n=17) (n=38) H-2 目標値 :8.24 (7.8~8.7) 9. 8.5 8. 7.5 酵素法 測定原理における差が認められた 免疫法 酵素法 HPLC 法 (n=5) 7. 3.5 4. 4.5 5. 5.5 H-1 目標値 :4.62 (4.3~4.9)

HbA1c の解析結果 1. 測定方法の採用比率は HPLC 法が 71% 免疫法が 25% であった 2. 全体の CV は削除後では H-1 で 2.6% H-2 で 1.7% であった 3. 免疫法の測定値は HPLC 法と比較し 若干 低値を示していた 4. 目標値はリファレンス法のデータを基にした 5. 目標値 ±5% を外れた施設は H-1 で 3 施設 H-2 で 1 施設あった