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自動的に反映させないのは133 社 ( 支払原資を社内で準備している189 社の70.4%) で そのうち算定基礎は賃金改定とは連動しないのが123 社 (133 社の92.5%) となっている 製造業では 改定結果を算定基礎に自動的に反映させるのは26 社 ( 支払原資を社内で準備している103

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内閣府令本文

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~~ 改正労働契約法の認知状況や施行状況 ~~ 今年 4 月施行の改正労働契約法有期契約労働者の認知状況は不十分 無期労働契約への転換 は 6 割以上 不合理な労働条件の禁止 は 7 割が 知らなかった 契約期間の定めのある労働契約 ( 有期労働契約 ) で働く人が安心して働き続けることができるよう

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本調査へのコメント ( 独立行政法人労働政策研究 研修機構労働政策研究所副所長荻野登氏 ) 無期転換ルールに基づく申し込み権が本格的に発生するまで一年を切るなか 連合調査によるとまだ半数の有期雇用労働者がこのルールを知らないままでいる まず この周知が残された期間での最大の課題になるのではないか 当

基本情報 () 非常勤職員の総数 調査対象に該当する非常勤職員の総数は 期間業務職員が 30,429 人 (54%) 期間業務職員以外の非常勤職員が 25,590 人 (46%) 合計で 56,09 人 ( うち女性 42,456 人 76%) だった (2) 非常勤職員が所属する機関 非常勤職員が

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4 共済組合 共済組合は 組合員及びその家族の相互救済を目的とした社会保障制度です 病気 負傷 出産などに対する 短期給付事業 退職 障害または死亡に対する 長期給付事業 及び組合員の健康管理 福利厚生 診療所の運営 または貯金 貸付等を行う 福祉事業 の三つの主な事業を行っています 特許庁の職員と

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均衡待遇・正社員化推進奨励金 支給申請の手引き


題名

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調査結果 1. 働き方改革 と聞いてイメージすること 男女とも 有休取得 残業減 が 2 トップに 次いで 育児と仕事の両立 女性活躍 生産性向上 が上位に 働き方改革 と聞いてイメージすることを聞いたところ 全体では 有給休暇が取りやすくなる (37.6%) が最も多く 次いで 残業が減る (36

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平成 年 2 月 日総務省統計局 労働力調査 ( 詳細集計 ) 平成 24 年 10~12 月期平均 ( 速報 ) 結果の概要 1 Ⅰ 雇用者 ( 役員を除く ) 1 1 雇用形態 2 非正規の職員 従業員の内訳 Ⅱ 完全失業者 3 1 仕事につけない理由 2 失業期間 3 主な求職方法 4 前職の

52 (2) 再就職後 年金受給権が発生した場合正規職員無職一般企業 無職 共済組合員 A 厚生年金 B ( 一般厚生年金 ) 退職再就職老齢厚生年金支給開始年齢 1 年金待機者登録 2 公的年金加入 3 年金決定請求 ( 一部又は全額支給停止 ) 1 退職した際は 年金の受給権発生まで期間がありま

8. 採用条件 1) 雇用形態正職員 2) 給与待遇月給 179,200 円 ( 平成 30 年 4 月実績 ) 昇給年 1 回賞与年 2 回 (H29 年度実績合計 ヵ月分 ) 手当通勤手当 住宅手当 扶養手当 寒冷地手当 時間外勤務手当など日本赤十字社給与要綱に基づき支給 人事院勧告

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(2) 再就職後 年金受給権が発生した場合正規職員無職一般企業無職 共済組合員 A 厚生年金 B ( 一般厚生年金 ) 退職 再就職 老齢厚生年金支給開始年齢 1 年金待機者登録 2 公的年金加入 ( 一部又は全額支給停止 ) 3 年金決定請求 1 退職した際は 年金の受給権発生まで期間がありますの

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目次. 独立行政法人労働政策研究 研修機構による調査 速報値 ページ : 企業調査 ページ : 労働者調査 ページ. 総務省行政評価局による調査 ページ

JMITU 通信産業本部殿 平成 29 年 12 月 1 日 NTT マーケティングアクト 平成 29 年度年末定期特別手当の支給方法 1. 支給対象平成 29 年 12 月 1 日現在在職する社員とする 2. 支給額 (1) 定率部分平成 29 年 12 月 1 日現在における個々の社員の基準内給

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参考 調査員調査の対象者へのアンケート ( 平成 21 年 4 月実施 ) の概要 1 目的総務省統計局が調査対象者から直接 調査員調査の実施状況を把握し 平成 20 年度の委託業務の中で調査員調査の検証を行うとともに 今後の民間調査機関への指導についての参考資料を得る また 本アンケートでは 回答

短時間 有期雇用労働者及び派遣労働者に対する不合理な待遇の禁止等に関する指針 について ( 同一労働同一賃金ガイドライン ) 厚生労働省雇用環境 均等局有期 短時間労働課職業安定局需給調整事業課

平成 27 年改正の概要 ( サマリー ) 一般労働者派遣事業 ( 許可制 ) 特定労働者派遣事業 ( 届出制 ) 26 業務 期間制限なし 26 業務以外 原則 1 年 意見聴取により最長 3 年まで 規定なし 規定なし 1. 許可制への統一 2. 派遣契約の期間制限について すべての労働者派遣事

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4 対象となる休業 産休等代替 いずれの休業も 当該訪問看護ステーションに引き続き雇用された期間が 1 年以上の常勤の 看護職員が取得した場合に 本事業の対象となります 種類内容 産前産後休業 出産予定日を含む 6 週間 ( 多胎妊娠の場合は 14 週間 ) 前の日から 産後 8 週間を経過する日ま

3 年次休暇の計算例 (1) 昨年 4/1~12/31 までとして勤務 ( 年休取得なし ) = 前年からの繰越し 15 1 今年もとして下記の期間に任用された場合 ( 年次休暇 3 使用 ) < 年次休暇の付与数 > = ( 当初の ) + ( 更新後の

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調査実施要領 調査名 : 派遣社員 WEB アンケート調査 実施時期 :2014 年 9 月 1 日 ~2014 年 11 月 21 日調査対象 : 現在派遣で働いている方及び過去半年間に派遣で働いていたことがある方実施方法 :WEBアンケートページ( パソコン スマホ等 ) に直接入力し WEB

質問 1 企業 団体にお勤めの方への質問 あなたの職場では定年は何歳ですか?( 回答者数 :3,741 名 ) 定年は 60 歳 と回答した方が 63.9% と最も多かった 従業員数の少ない職場ほど 定年は 65 歳 70 歳 と回答した方の割合が多く シニア活用 が進んでいる 定年の年齢 < 従業

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共通事項 1 キャリアアップ 管理者情報 ( 氏名 ): 役職 ( 配置日 ): 年月日 2 キャリアアップ管理者 の業務内容 ( 事業所情報欄 ) 3 事業主名 印 4 事業所住所 ( - ) 5 電話番号 ( ) - 6 担当者 7 奨励金対象労働者数 ( 全労働者数 ) 9 企業規模 ( 該当

職場環境 回答者数 654 人員構成タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % % 質問 1_ 採用 回答 /654 中途採用 % 新卒採用 % タ

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3 育児 介護 112

第第第ライフスタイルに対する国民の意識と求められるすがた50 また 働いていないが 今後働きたい と回答した人の割合は 男性では 7.4% であるのに対し て 女性は19.1% である さらに 女性の中では 30 代の割合が高く ( 図表 2-1-2) その中でも 特に三大都市圏で高い割合となってい

第41回雇用WG 資料

第41回雇用WG 資料


調査協力者の年齢 年齢 人数 % 20 代 183 (15.2) 30 代 238 (19.8) 40 代 276 (23.0) 50 代 364 (30.3) 60 代以上 140 (11.7) A-2 保育士登録について 調査協力者のうち 全体の 70.0%(820 名 ) が 保育士登録を行っ

Transcription:

1 2019.5 日本図書館協会非正規雇用職員に関する委員会 公共図書館における非正規雇用職員に関する実態調査調査結果 ( 速報 ) わが国の公共図書館における非正規雇用職員の割合は 70%( 日本の図書館 2018 による ) を超えています このような現状に鑑み 今後の公共図書館の維持発展を図るうえで解決すべき課題を探り その方策を検討する必要があります しかし その実情については 総務省や全日本自治団体労働組合による全臨時 非常勤職員を対象とした総括的な調査はあるものの 近年 図書館職員を対象にした詳細調査は行われていません そのため 当委員会では その実態を明らかにするために 発足当初から準備を進め 2018 年 12 月から 2019 年 1 月にかけて神奈川県で全非正規雇用職員を対象に質問紙調査を行いました この種の調査は 1993 年に日本図書館協会 図書館員の問題調査研究委員会非正規職員実態調査ワーキンググループ が大阪府で行って以来 実に 25 年ぶりとなります 今後 分析を加えた上で冊子として発行し 関係各位に図書館の非正規雇用職員の実態を広く知っていただくと共に この問題に対する日本図書館協会の今後の取り組みの基礎資料としたいと思います 1. 調査概要 (1) 目的公共図書館に勤務する非正規雇用職員 ( 常勤職員 正社員以外の職員 社員 ) を対象に 労働条件 担当業務 能力開発 キャリア形成について それぞれの実態を明らかにすること (2) 地域 対象 2018 年 12 月 1 日現在 神奈川県の全公共図書館 ( 県立 市町村立 ) に勤める非正規雇用職員 (3) 非正規雇用職員の範囲 自治体雇用 ( 自治体に直接雇用される者 ) 臨時職員 ( 地公法 22 条規定 ) 非常勤職員 ( 地公法 17 条及び 3 条 3 項規定 ) 任期付き職員 民間雇用 ( 企業 団体等に雇用される者 ) 契約社員 ( 有期契約社員および労働契約法 18 条の規定により本年度より無期転換した社員 パート アルバイトを含む ) 派遣社員 (4) 実施方法 1) 配布 2018 年 12 月初旬に各自治体の中央館に調査票を送り 非正規雇用職員に配布を依頼した 神奈川県 横浜市 川崎市については中央図書館以外の各図書館にも送付した 受託業者については 委員が連絡をとり 直接訪問して配布を依頼した 一部協力を得られず 配布できなかったところもあったが NPO を含め 複数の業者が応じてくれた 配布数は追加分を含め 1,465 となった 2) 回収回答者により あらかじめ渡した返信用封筒を用いて郵送 回答期限は 2019 年 1 月 11 日 最終回収数は 547 実際の非正規雇用職員数は正確な統計がない ( 時間数按分で人数を出しているものしかない ) ため把握できないが 配布数に対する回収率は約 37.3%

2 2. 調査結果以下では 回収できた調査票 547 のうち 選択肢で回答可能な項目を単純集計した結果を示す その他欄と自由記入の項目に記された回答内容は 今後実施する分析の中で検討していく 1. 属性 (1) 性別 (2) 年齢 (3) 司書資格 (4) 最終学歴 1 男 32 5.9% 2 女 510 93.2% 未記入 5 0.9% 1 ~19 歳 0 0.0% 2 20~29 歳 16 2.9% 3 30~39 歳 33 6.0% 4 40~49 歳 138 25.2% 5 50~59 歳 250 45.7% 6 60~69 歳 107 19.6% 7 70 歳 ~ 2 0.4% 未記入 1 0.2% 1 あり ( 司書 ) 299 54.7% 2 あり ( 司書補 ) 16 2.9% 3 なし 225 41.1% 未記入 7 1.3% 1 大学院 12 2.2% 2 大学 290 53.0% 3 短期大学 高等専門学校 160 29.3% 4 専門学校 27 4.9% 5 高等学校 56 10.2% 6 その他 1 0.2% 未記入 1 0.2% 2. 労働条件 ( 複数の職場をもつ場合は主たる職場について記載している ) (1) 雇用形態 1) 自治体直接雇用 2) 企業等の雇用 ( 指定管理 委託 派遣等 ) (2) 雇用契約 ( 任用 ) 期間 (3) 更新の有無 1 非常勤 嘱託職員 242 44.2% 2 臨時職員 106 19.4% 3 再任用 再雇用職員 3 0.5% 4 その他 26 4.8% 計 377 68.9% 1 無期契約社員 14 2.6% 2 有期契約社員 40 7.3% 3 パート アルバイト 90 16.5% 4 その他 10 1.8% 計 154 28.2% 未記入 16 2.9% 総 1 6 か月未満 75 13.7% 2 1 年未満 41 7.5% 3 1 年 350 64.0% 4 2 年 1 0.2% 5 3 年 11 2.0% 6 5 年 25 4.6% 7 期限なし 26 4.8% 8 その他 16 2.9% 未記入 2 0.4% 1 あり 459 83.9% 2 なし 57 10.4% 3 不明 27 4.9%

3 (4) 空白期間の有無 ( 空白期間とは契約終了後 次の契約まで期間を空けること ) (5) 雇い止めの有無 ( 雇い止めとは更新回数に一定の制限があること ) (6) 現在の図書館での勤務年数 (7) 図書館 ( 館種を問わず ) での通算勤務年数 (8) 現在の週平均勤務時間数 1 あり 76 13.9% 2 なし 406 74.2% 3 不明 63 11.5% 未記入 2 0.4% 1 あり 110 20.1% 2 なし 363 66.4% 3 不明 70 12.8% 1 1 年未満 62 11.3% 2 3 年未満 97 17.7% 3 5 年未満 107 19.6% 4 5 年以上 10 年未満 130 23.8% 5 10 年以上 20 年未満 134 24.5% 6 20 年以上 11 2.0% 未記入 6 1.1% 1 1 年未満 37 6.8% 2 3 年未満 65 11.9% 3 5 年未満 67 12.2% 4 5 年以上 10 年未満 122 22.3% 5 10 年以上 20 年未満 218 39.9% 6 20 年以上 36 6.6% 未記入 2 0.4% 時間数 回答者 回答者週平均勤務時間 21.2 252 (9) 給与 報酬の金額 ( 該当するものを 1 つ選択の上 金額を記入 ) 金額 (10) 昇進 昇格によらない昇給の有無 (11) ボーナス 一時金 ( 期末手当 ) の有無 (12) 交通費 ( 通勤手当 ) の有無 (13) 残業代 ( 超過勤務手当 ) の有無 (14)(11)(12)(13) 以外の手当の有無 回答者 1) 回答者平均時給 996 237 2) 回答者平均日給 8,341 58 3) 回答者平均月給 ( 基本給 ) 135,879 239 未記入 13 計 547 神奈川県最低賃金時間額 983 円 (2018 年 10 月 1 日現在 ) 1 あり 63 11.5% 2 なし 472 86.3% 未記入 12 2.2% 1 あり 56 10.2% 2 なし 490 89.6% 未記入 1 0.2% 1 ありの平均金額 503,673 円 1 あり 449 82.1% 2 なし 91 16.6% 未記入 7 1.3% 1 あり 94 17.2% 2 なし 442 80.8% 1 あり 44 8.0% 2 なし 465 85.0% 未記入 38 6.9%

4 (15) 退職金の有無 (16) 現在の賃金 ( 給与 手当等 ) の満足度 (17) 改善または追加してほしい賃金制度 ( 複数回答可 ) N=547 (18) 家計の中での現在の賃金の位置づけ 1 あり 6 1.1% 2 なし 536 98.0% 未記入 5 0.9% 1 満足 60 11.0% 2 やや満足 159 29.1% 3 やや不満 202 36.9% 4 不満 115 21.0% 1 給与の増加 251 45.9% 2 昇給の実施 227 41.5% 3 ボーナスの支給 209 38.2% 4 退職金の支給 135 24.7% 5 交通費の全額支給 51 9.3% 6 残業代の支給 53 9.7% 7 その他 43 7.9% 8 なし 52 9.5% 1 主な収入源 98 17.9% 2 主な収入源が他にあり ( ダブ ルワーク等 ) 3 自分以外の家族の収入が主な 収入源 32 5.9% 397 72.6% 4 その他 9 1.6% (19) 職場で加入している社会保険 ( 複数回答可 )N=547 1 健康保険 177 32.4% 2 厚生 共済年金 161 29.4% 3 雇用保険 200 36.6% 4 介護保険 79 14.4% 5 なし 260 47.5% 6 その他 8 1.5% (20) 取得可能な休暇 ( 複数回答可 )N=547 (21) 現在の休暇制度の満足度 1 年次有給休暇 469 85.7% 2 夏季休暇 152 27.8% 3 慶弔休暇 278 50.8% 4 病気休暇 142 26.0% 5 産前産後休暇 48 8.8% 6 育児時間 20 3.7% 7 育児休暇 42 7.7% 8 介護休暇 85 15.5% 9 子の看護休暇 38 6.9% 10 なし 65 11.9% 11 その他 18 3.3% 1 満足 119 21.8% 2 やや満足 215 39.3% 3 やや不満 141 25.8% 4 不満 57 10.4% 未記入 15 2.7% (22) 改善または追加してほしい休暇制度 ( 複数回答可 ) N=547 1 年次有給休暇 84 15.4% 2 夏季休暇 71 13.0% 3 慶弔休暇 70 12.8% 4 病気休暇 98 17.9% 5 産前産後休暇 16 2.9% 6 育児時間 12 2.2% 7 育児休暇 16 2.9% 8 介護休暇 87 15.9% 9 子の看護休暇 28 5.1% 10 なし 157 28.7% 11 その他 48 8.8%

5 (23) 改善を望む労働条件 (3 つまで選択可 )N=547 1 雇用期間の延長 雇用止めの 廃止 (24) 労働組合への加入状況 240 43.9% 2 勤務時間の増加 107 19.6% 3 賃金制度 ( 給与 手当 ) 345 63.1% 4 社会保険 87 15.9% 5 休暇制度 123 22.5% 6 なし 42 7.7% 7 その他 33 6.0% 1 加入している 19 3.5% 2 加入していない 436 79.7% 未記入 92 16.8% 3. 担当業務 (1) 実際に行っている職務 ( 複数回答可 )N=547 (2) 自分の職務について感じていること 1) 自分の能力を活かせ やりがいがある 1 館内庶務 170 31.1% 2 広報 ( 館内 館外 ) 85 15.5% 3 資料選択 発注 126 23.0% 4 受入 分類 目録作成 177 32.4% 5 装備 修理 382 69.8% 6 配架 463 84.6% 7 督促 弁償 247 45.2% 8 除籍 リサイクル 227 41.5% 9 カウンタ 業務 ( 貸出 返却 利用者登録 ) 480 87.8% 10 読書案内 レファレンス 295 53.9% 11 予約 リクエスト 相互貸借 354 64.7% 12 こども YA サービス ( 行事含む ) 156 28.5% 13 障碍者向け資料作成 提供対面朗読 14 2.6% 14 行事 ( 一般向け ) 131 23.9% 15 移動図書館 27 4.9% 16 システム 23 4.2% 17 その他 52 9.5% 1 そう思う 115 21.0% 2 まあそう思う 354 64.7% 3 あまりそう思わない 67 12.2% 4 まったくそう思わない 7 1.3% 2) 今の仕事内容に満足している 3) 職場の人間関係は良好である 1 満足 122 22.3% 2 やや満足 324 59.2% 3 やや不満 86 15.7% 4 不満 11 2.0% 未選択 4 0.7% 1 良好 275 50.3% 2 やや良好 215 39.3% 3 あまり良くない 44 8.0% 4 良くない 10 1.8% 未選択 3 0.5% 4. 能力開発 (1) 日常的に上司や先輩等から助言や指導を受けながら仕事を進めていますか 1 いる 452 82.6% 2 いない 91 16.6% (2) 過去 1 年間に勤務先から派遣される研修に参加する機会はありましたか 1 あった 178 32.5% 2 なかった 360 65.8% 未記入 9 1.6% (3) 過去 1 年間に勤務先とは関わりなく自主的に参加した研修はありましたか 1 あった 131 23.9% 2 なかった 410 75.0% 未記入 6 1.1% (4) 仕事をしていく上で必要と思う具体的な研修の種類や内容を書いてください ( 省略 )

6 (5) 研修等を受講する場合にどのような問題がありますか ( 複数回答可 )N=547 1 時間がない 246 45.0% 2 費用がかかる 217 39.7% 3 なし 113 20.7% 4 その他 68 12.4% (6) 研修の参加以外に勤務先とは関わりなく自主的に学習や活動していることはありますか 1 ある 222 40.6% 2 ない 306 55.9% 未記入 19 3.5% 1) 具体的にどのようなことですか ( 複数選択可 ) N=222 1 図書館関係誌や図書の購読 84 37.8% 2 図書館関係団体等での活動 50 22.5% 3 勉強会等への参加 105 47.3% 4 その他 73 32.9% (4) 今後も図書館職員として働き続けたいと思いますか 1) 将来 どのような立場で働きたいですか ( 複数回答可 )N=468 * 本調査結果の無断転載を禁じます 1 はい 468 85.6% 2 いいえ 35 6.4% 3 その他 37 6.8% 未記入 7 1.3% 1 自治体の常勤職員 136 29.1% 2 自治体の非常勤 嘱託職員等 276 59.0% 3 企業等の正社員 81 17.3% 4 企業等の契約社員 58 12.4% 5 企業等のパート アルバイト 85 18.2% 6 その他 51 10.9% 以上 5. キャリア形成 (1) 昇進の機会の有無 (2) 常勤職員 正社員に転換する機会の有無 1 あり 57 10.4% 2 なし 446 81.5% 3 不明 36 6.6% 未記入 8 1.5% 1 あり 61 11.2% 2 なし 409 74.8% 3 不明 66 12.1% (3) 現在の職場で働き続けることが図書館職員としてのキャリア形成につながると思いますか 1 はい 243 44.4% 2 いいえ 222 40.6% 3 その他 61 11.2% 未記入 21 3.8%