週刊原油171116OPECWorld Oil Outlook2017

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1 週刊原油 世界の原油情報がここに凝縮されています 毎週木曜日午後発行 NY 原油少し下落 発行日 : 2017/11/16 11 月 15 日の NY 原油 12 月限は 0.37 ドル安の ドル 米石油協会 (API) が発表した米週間石油在庫統計で原油在庫が前週比 651 万 3000 バレル増となり 市場予想の同 250 万バレル減に反して増加したことが嫌気された 米エネルギー情報局 (EIA) 発表の週報では 原油在庫が前週比 185 万 4000 バレル増と API の発表よりも増加幅が小幅だったことから売りが緩んだ ただ 米原油生産量は日量 964 万 5000 バレルと過去最高水準を更新し 相場の戻りを抑えている シェールオイルは増産傾向にあり 米原油生産量を押し上げている EIA の掘削生産性報告 (DPR) によると今後も増加する見通し 石油輸出国機構 (OPEC) との協調減産をいつまで継続すべきか ロシア政府や同国の石油企業が依然として決めかねているとブルームバーグが伝えたことも重しとなった 先月 プーチン露大統領が 2018 年末までの協調減産延長は選択肢の一つであるとの認識を示し OPEC 総会に対する期待感が強まったものの 協調減産の行方を握るロシアで合意が得られていないもよう 時間外取引で 12 月限は 55 ドルちょうど付近で軟調に推移 通常取引開始後に ドルまで一段安となる場面があった ただ 55 ドル割れの水準では底堅く ドルまで下げ幅を縮めた 改質ガソリンは続落 ヒーティングオイルの期近は反発した 時期的にガソリン需要が限定される一方で ヒーティングオイルを含む留出油の需要は底堅い 留出油の在庫は 2015 年 2 月以来の低水準となっている 今日の材料 米週間石油在庫統計 原油在庫の市場予想は前週比 250 万バレル減 API 統計 原油在庫は前週比 651 万 3000 バレル増 ガソリン在庫は前週比 239 万 9000 バレル増 留出油は前週比 252 万 7000 バレル減 オクラホマ州クッシングの原油在庫は前週比 180 万 3000 バレル減 EIA 統計 原油生産量は日量 964 万 5000 バレル 前週比 2 万 5000 バレル増 原油輸出は日量 112 万 9000 バレル 前週比 26 万バレル増 製品需要は日量 1975 万 5000 バレル 前週比 154 万 6000 バレル減 製油所稼働率は 91.0% 前週比 1.4% 増 ( みんかぶ )

2 TOPICs 米国の石油週報 クラックスプレッド ドル クラックスプレッド 原油価格 / ガロン (42ガロ 改質ガソリン価格 改質ガソリン価格 - 原油価格 10 月 13 日 月 16 日 月 17 日 月 18 日 月 19 日 月 20 日 月 23 日 月 24 日 月 25 日 月 26 日 月 27 日 月 30 日 月 31 日 月 1 日 月 2 日 月 3 日 月 6 日 月 7 日 月 8 日 月 9 日 月 10 日 月 13 日 月 14 日 月 15 日 全米レギュラーガソリン小売価格 全米レギュラーガソリン小売価格 過去 5 年前年同期前年同期過去 5 年過去 5 年ドル / ガロン 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年 2017 年前週比前週比 % 平均比比 % 平均比平均比 % 8 月第 4 週 % % % 8 月第 5 週 % % % 9 月第 1 週 % % % 9 月第 2 週 % % % 9 月第 3 週 % % % 9 月第 4 週 % % % 10 月第 1 週 % % % 10 月第 2 週 % % % 10 月第 3 週 % % % 10 月第 4 週 % % % 10 月第 5 週 % % % 石油精製設備稼働率 石油精製設備稼働率 11 月 15 日時点のクラックスプレッド ( 改質ガソリン価格から原油価格を差し引いた差 ) は 42 セントとなっており 10 月中旬の高値から下がっている 全米レギュラーガソリンは ドルと毎週から 銭と下落し 10 週振りの下落となった 11 月 10 日時点の石油精製設備稼働率は 96% と前週より 1.5% 低くなり 2 週連続の稼働率低下だった 昨年より +2.3% 高く 過去 5 年平均よりは +0.7% 高い 過去 5 過去 5 % 11 年 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年前週比前年比年平均年平均比 9 月第 1 週 % 13.8% % 9 月第 2 週 % 14.8% % 9 月第 3 週 % 9.6% % 9 月第 4 週 % 5.1% % 9 月第 5 週 % 4.8% % 10 月第 1 週 % 2.8% % 10 月第 2 週 % 5.6% % 10 月第 3 週 % 0.5% % 10 月第 4 週 % +2.6% % 11 月第 1 週 % +4.6% % 11 月第 2 週 % +5.4% %

3 12 年 13 年 14 年 石油精製設備原油投入量 原油投入量 15 年 16 年 17 年過去 5 年平均前週比前年比 過去 5 年平均比 過去 5 年平均比 9 月第 1 週 15,438 15,845 16,418 16,775 16,865 14,472 16,268 3,253 2,393 1, % 9 月第 2 週 15,380 15,774 16,542 16,658 16,679 14,078 16, ,601 2, % 9 月第 3 週 14,608 15,936 16,428 16,389 16,615 15,172 15,995 +1,094 1, % 9 月第 4 週 14,321 15,896 16,332 16,110 16,930 16,174 15,918 +1, % 9 月第 5 週 14,916 16,110 16,304 16,513 16,730 16,029 16, % 10 月第 1 週 14,624 15,591 16,214 16,203 16,587 16,258 15, % 10 月第 2 週 14,846 15,445 15,689 15,962 16,334 15,439 15, % 10 月第 3 週 14,749 14,890 15,554 15,559 16,032 16,025 15, % 10 月第 4 週 14,819 14,853 15,321 15,267 15,552 16,015 15, % 11 月第 1 週 14,802 14,855 15,208 15,345 15,370 16,305 15, , % 11 月第 2 週 14,850 15,052 15,129 15,616 15,552 16,639 15, ,087 +1, % 11 月 10 日までの週の石油精製設備への原油投入量は前週から +33 万バレル増加した 前年比では +108 万バレル多く 過去 5 年平均でも +139 万バレル多い 石油天然ガス掘削稼働リグ数 地域 米国 地域 カナダ 計測日 計測日 稼働リグ数 稼働リグ数 前週からの変化 前週からの変化 前週から の変化 % 前年同時期 前週からの変化 % 前年同時期 稼働リグ数 稼働リグ数 前年比 前年比 前年からの変化 % 17 年 9 月 1 日 943 本 +3 本 +0.3% 16 年 9 月 2 日 508 本 +446 本 +89.7% 17 年 9 月 8 日 944 本 +1 本 +0.1% 16 年 9 月 9 日 506 本 +436 本 +85.8% 17 年 9 月 15 日 936 本 8 本 0.8% 16 年 9 月 16 日 511 本 +430 本 +85.0% 17 年 9 月 22 日 935 本 1 本 0.1% 16 年 9 月 23 日 522 本 +424 本 +83.0% 17 年 9 月 29 日 940 本 +5 本 +0.5% 16 年 9 月 30 日 524 本 +418 本 +80.1% 17 年 10 月 6 日 936 本 4 本 0.4% 16 年 10 月 7 日 539 本 +412 本 +78.6% 17 年 10 月 13 日 928 本 8 本 0.9% 16 年 10 月 14 日 553 本 +389 本 +72.2% 17 年 10 月 20 日 913 本 15 本 1.6% 16 年 10 月 21 日 569 本 +360 本 +65.1% 17 年 10 月 27 日 909 本 4 本 0.4% 16 年 10 月 28 日 568 本 +352 本 +61.9% 17 年 11 月 3 日 898 本 11 本 1.2% 16 年 11 月 4 日 588 本 +329 本 +57.9% 17 年 11 月 10 日 907 本 +9 本 +1.0% 16 年 11 月 11 日 593 本 +339 本 +57.7% 前年からの変化 % 17 年 9 月 1 日 201 本 16 本 7.4% 16 年 9 月 2 日 134 本 +64 本 +46.7% 17 年 9 月 8 日 202 本 +1 本 +0.5% 16 年 9 月 9 日 132 本 +68 本 +50.7% 17 年 9 月 15 日 212 本 +10 本 +5.0% 16 年 9 月 16 日 138 本 +80 本 +60.6% 17 年 9 月 22 日 220 本 +8 本 +3.8% 16 年 9 月 23 日 162 本 +82 本 +59.4% 17 年 9 月 29 日 213 本 7 本 3.2% 16 年 9 月 30 日 165 本 +51 本 +31.5% 17 年 10 月 6 日 209 本 4 本 1.9% 16 年 10 月 7 日 143 本 +44 本 +26.7% 17 年 10 月 13 日 212 本 +3 本 +1.4% 16 年 10 月 14 日 154 本 +47 本 +32.9% 17 年 10 月 20 日 202 本 10 本 4.7% 16 年 10 月 21 日 171 本 +59 本 +38.3% 17 年 10 月 27 日 191 本 11 本 5.4% 16 年 10 月 28 日 184 本 +39 本 +22.8% 17 年 11 月 3 日 192 本 +1 本 +0.5% 16 年 11 月 4 日 174 本 +38 本 +20.7% 17 年 11 月 10 日 203 本 +11 本 +5.7% 16 年 11 月 11 日 200 本 +27 本 +15.5%

4 石油掘削稼働リグ数 11 月 10 日時点の石油 天然ガス掘削リグ数は米国は 907 本と前週から +9 本増 5 週間続いた減少がこの週は止まった 右図は石油だけの掘削リグ数で +9 本増の 738 本だった 原油生産量 11 月 10 日までの週の原油生産量前週比 +2 万バレル減の小幅増加だが 4 宗連測となっている 前年比では +112 万バレル 過去 5 年平均比では +194 万バレル多い水準 米国産原油の生産量 過去 5 過去 5 過去 5 年平 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年 2017 年前週比前年比前年比 % 年平均年平均均比 % 比 9 月第 1 週 6,258 7,609 8,631 9,337 8,548 8, % 7,487 +1, % 9 月第 2 週 5,486 7,621 8,630 9,218 8,488 9, % 7,319 +2, % 9 月第 3 週 5,526 7,745 8,590 9,135 8,458 9, , % 7,216 +2, % 9 月第 4 週 6,277 7,827 8,838 9,117 8,493 9, , % 7,561 +1, % 9 月第 5 週 6,509 7,777 8,867 9,136 8,512 9, , % 7,609 +1, % 10 月第 1 週 6,520 7,784 8,837 9,096 8,497 9, % 7,607 +1, % 10 月第 2 週 6,598 7,809 8,875 9,172 8,467 8,406 1, % 7, % 10 月第 3 週 6,606 7,428 8,951 9,096 8,450 9,507 +1,101 +1, % 7,594 +1, % 10 月第 4 週 6,610 7,896 8,934 9,096 8,464 9, , % 7,682 +1, % 11 月第 1 週 6,669 7,853 8,970 9,112 8,504 9, , % 7,684 +1, % 11 月第 2 週 6,677 7,858 8,972 9,160 8,522 9, , % 7,703 +1, % 年以降の米国の原油生産量 過去 5 年平均 米国の原油生産 米国の原油生産量と価格 過去 5 年平均米国の原油生産原油価格 $160 $140 $120 $ $ $60 $40 $20 $0 出所 :EIA 原油と石油製品輸入量 米国の原油輸入量 前週比前年同期比過去 5 年比過去 年 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年 2017 年年平均日量千日量千日量千 % % % バレルバレルバレル 9 月第 2 週 , ,855 8,917 2,961 8, % 5, % % 9 月第 3 週 , ,459 7,069 4,489 8,003 +1, % 2, % % 9 月第 4 週 , ,189 8,062 4,594 8, % 3, % 1, % 9 月第 5 週 , ,176 8,309 5,039 7, % 3, % % 10 月第 1 週 , ,554 7,835 4,675 8, % 3, % % 10 月第 2 週 , ,068 7,710 5,048 7, % 2, % % 10 月第 3 週 , ,315 7,861 5,739 8, % 2, % % 10 月第 4 週 , ,471 6,907 5,545 8, % 1, % % 11 月第 1 週 , ,032 7,016 4,985 7, % 2, % % 11 月第 2 週 , ,943 8,995 5,013 7, % 3, % %

5 11 月 10 日の週までの原油輸入量は日量 501 万バレルで 前週から 8 万バレル減 前年同期に比べて 39 万バレル少なく 過去 5 年平均では 54 万バレル少ない 石油製品輸入量は 前週から 9 万バレル少ない日量 208 万バレルだった 前年同期比は +29 万バレル多く 過去 5 年平均では +23 万バレル多い 石油製品輸入量 石油製品輸入量 前週比 前年同期比 過去 5 年比 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年 2017 年過去 5 年平均 % % % 9 月第 1 週 2,316 1,951 1,976 2,118 2,119 1,830 2, % % % 9 月第 2 週 2,229 1,506 1,638 1,912 2,034 1,953 1, % % % 9 月第 3 週 2,169 1,887 1,500 1,658 2,200 2,054 1, % % % 9 月第 4 週 2,047 2,151 1,634 1,947 2,034 2,915 1, % % % 9 月第 5 週 1,991 1,787 1,266 2,091 2,143 2,560 1, % % % 10 月第 1 週 1,532 1,994 1,485 1,734 2,258 2,184 1, % % % 10 月第 2 週 2,197 2,118 1,373 2,095 2,005 2,233 1, % % % 10 月第 3 週 2,343 1,733 1,270 1,694 2,220 1,696 1, % % % 10 月第 4 週 2,010 2,136 1,667 1,819 2,052 2,058 1, % % % 11 月第 1 週 1,761 2,077 1,932 1,212 1,962 2,173 1, % % % 11 月第 2 週 2,157 1,959 1,772 1,716 1,790 2,083 1, % % % 石油製品出荷量 までの週 出荷量 ( ) 石油製品出荷量 前週比 ( 千バレル ) 前年同月比 (%) 過去 5 年比 (%) 石油製品ガソリン留出油石油製品ガソリン留出油石油製品ガソリン留出油石油製品ガソリン留出油 9 月 1 日 19,957 9,163 4,063 1, % +1.9% +3.2% +8.7% +7.9% +4.1% 9 月 8 日 19,715 9,619 4, % 3.7% +5.9% +3.2% 0.7% +4.6% 9 月 15 日 20,443 9,619 4, % +0.3% +10.0% +1.2% +9.9% +11.2% 9 月 22 日 21,100 9,441 4, % +0.4% +30.2% +9.4% +6.8% +12.8% 9 月 29 日 19,714 9,522 3,746 1, % 1.3% +9.2% +10.5% +6.8% 0.5% 10 月 6 日 19,716 9,241 4, % +4.1% +6.2% +2.7% +5.5% +2.8% 10 月 13 日 19,142 9,480 3, % +1.0% 5.9% +3.2% +7.6% 4.2% 10 月 20 日 20,010 9,136 3, % 1.4% 18.5% +1.4% +2.5% 9.2% 10 月 27 日 19,184 9,314 4, % +5.9% +2.9% +4.3% +6.4% +13.6% 11 月 3 日 21,301 9,461 3,534 +2, % +3.8% 15.2% +1.6% +6.0% 11.8% 11 月 10 日 19,755 9,496 4,486 1, % +3.4% +16.1% +9.3% +6.4% +10.2% 11 月 10 日までの週の石油製品出荷量は 石油製品が前週比 +211 万バレル増 ガソリンが+14 万バレル増 留出油は 56 万バレル減 前年同月比は 0.8% +3.8% 15.2% 減 過去 5 年平均比では++1.6% +6.0% 11.8% の水準

6 原油と石油製品輸出量 米国の原油輸出量 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年 2017 年過去 5 年平均 前週比前年同月比過去 5 年比 % % % 9 月第 1 週 % % % 9 月第 2 週 % % % 9 月第 3 週 % % % 9 月第 4 週 , % % % 9 月第 5 週 , % +1, % +1, % 10 月第 1 週 , % % % 10 月第 2 週 , % +1, % +1, % 10 月第 3 週 , % +1, % +1, % 10 月第 4 週 , % +1, % +1, % 11 月第 1 週 , % % % 米国の石油製品輸出量 9 月第 1 週 9 月第 2 週 9 月第 3 週 9 月第 4 週 9 月第 5 週 10 月第 1 週 10 月第 2 週 10 月第 3 週 10 月第 4 週 11 月第 1 週 11 月第 2 週 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年 2017 年過去 5 年平均 前週比前年同月比過去 5 年比 % % 2,826 3,190 3,336 3,695 4,278 2,027 3,305 2, % 2, % 1, % 2,826 3,190 3,336 3,695 3,565 2,961 3, % % % 2,826 3,190 3,336 3,695 3,785 4,489 3,699 +1, % % % 2,872 3,190 3,336 3,695 5,148 4,594 3, % % % 2,872 3,372 3,336 4,035 4,957 5,039 4, % % % 2,872 3,372 3,554 4,035 4,850 4,675 4, % % % 2,872 3,372 3,554 4,035 4,130 5,048 4, % % +1, % 2,737 3,372 3,554 4,035 3,507 5,739 4, % +2, % +1, % 2,737 3,372 3,607 3,693 4,185 5,545 4, % +1, % +1, % 2,737 3,323 3,607 3,693 4,194 4,985 3, % % +1, % 2,737 3,323 3,607 3,693 4,480 5,013 4, % % % % 11 月 10 日までの週の原油輸出量は 126 万バレル減少 前年同月比は +46 万バレル 過去 5 年平均比は +42 万バレル多い水準 石油製品輸出量は前週比 +2 万バレル増 前年比は +53 万バレル多く 過去 5 年平均比 +99 万バレル多い水準

7 石油在庫量 原油在庫は 2 週連続で増加した 11 月 10 日の週は前週比 +114 万バレル増 ガソリンは +89 万バレル増 一方留出油は 4 週連続で減少し 79 万バレル減であった 前年比はそれぞれ参画 4.2% +2.0% 0.6% 過去 5 年平均比では +1.7% 7.4% 15.2% 減となっている までの週 米国の石油在庫 在庫量 ( 千バレル ) 前週比 ( 千バレル ) 前年同月比 (%) 原油在庫ガソリン在庫留出油在庫原油ガソリン留出油 ガソリン 過去 5 年比 (%) 原油 ガソリン留出油 17 年 9 月 1 日 1,140, , ,767 +4,300 3,199 1, % +7.2% 0.9% +3.2% +0.6% 4.2% 17 年 9 月 8 日 1,145, , ,552 +4,295 8,428 3, % +4.6% 2.2% +3.5% 3.2% 6.1% 17 年 9 月 15 日 1,148, , ,859 +2,981 2,125 5, % +3.5% 3.9% +3.7% 4.3% 9.6% 17 年 9 月 22 日 1,145, , ,045 2,642 +1, % +3.1% 0.6% +3.5% 3.8% 10.7% 17 年 9 月 29 日 1,138, , ,439 6,975 +1,644 2, % +2.3% 1.9% +2.8% 3.0% 12.2% 17 年 10 月 6 日 1,134, , ,959 3,947 +2,490 1, % +3.1% 1.1% +2.5% 1.9% 12.4% 17 年 10 月 13 日 1,128, , ,487 6, % +4.0% +0.4% +1.9% 1.6% 11.8% 17 年 10 月 20 日 1,128, , , ,465 5, % +3.5% 3.9% +1.9% 4.2% 14.0% 17 年 10 月 27 日 1,125, , ,921 3,225 4, % +3.2% 0.2% +1.6% 6.2% 13.9% 17 年 11 月 3 日 1,127, , ,562 +1,556 3,312 3, % +2.3% 2.6% +1.7% 7.9% 15.2% 17 年 11 月 10 日 1,128, , ,763 +1, % +2.0% 0.6% +1.7% 7.4% 15.2% 原油 留出油

8 TOPICs World Oil Outlook 2040 by OPEC 1 ( 本文は 340 ページ ) 前書き OPEC 等による減産の効果 2016 年は OPEC と世界の石油業界にとって歴史的な年となった World Oil Outlook2016 が昨年 11 月後半に発行されてから石油市場は大きな変化と移行があった 世界石油市場がいくつかの重要な要因を元にリバランスに向けて動きを合わせた 2016 年 11 月 30 日ウィーンにおいて第 171 回 OPEC 総会が開催され 最初の減産決議が 2017 年 1 月 1 日から 6 ヵ月間行われることが決議された これは 16 年 12 月 10 日の 11 カ国の非 OPEC 諸国の会議でも同じ期間の自発的減産が承認された すべての参加国の目的は 覆いかぶさった石油在庫を引き出し リバランスを促進することであった この調整には 24 カ国が参加した これらの国は 協力を表明した国と呼ばれているが その後減産時期を 2018 年 3 月まで苑著している こうした歴史的な決断は OPEC メンバー諸国間と 一部の非 OPEC 諸国の産油国間 及び消費者と国際社会も同様に 持続可能な石油市場の安定を総合的に図るものであった この生産調整に対する大きなコミットメントにより今年になってリバランスが進んでいる OPEC 諸国と減産合意に参加した非 OPEC 諸国は一年を通じて生産調整をこれまでになく高いレベルで行った そのために世界の石油在庫は陸上においても海上においても減少させた たとえば 年初に OECD 諸国の民間在庫は過去 5 年平均比 +3 億 4 千万バレル多い水準にあったが 9 月までに 1 億 6 千万バレルまで減少している さらに 海上船舶の原油在庫は 6 月以来およそ 5 千万バレル減少している もしこうした OPEC 諸国と一部の非 OPEC 諸国による減産が行われていなかった場合 さらに非常にボラティリティーの高い市場となり 産油国にとっても 消費国にとっても 投資家にとっても 業界全体にまた世界経済に負の影響をもたらしていただろう 短期 中期 長期予測は互いに関連している 市場の発展 ことに持続可能な市場の安定性を保つために重要なことは どのような状況においても明らかに市場が活性化していることである 多くの予想が短期的なものに集中しているが 短期的 中期的 長期的観点はすべて相互に関連している どれも単独で語ることはできない 今日の安定は明日の安定にうながり 石油業界は成長産業でるためには石油が近未来に向かって選ばれるエネルギーであり続けることである 今年の World Oil Outlook2017 は 石油業界のダイナミックな供給と需要の動向を述べると共に こうした関連について強調し世界経済の動きを見て 石油業界の広範な挑戦とチャンスについて述べる これには 技術開発 政策 エネルギー効率 持続可能な進展とエネルギーの代代替が含まれる World Oil Outlook2017 は中期 長期の予石油市場の分野別 地域別の詳細な予想を分析する 世界経済の伸びは 2022 年年率 +3.7% 世界経済の観点からは 2,016 年の世界の GDP は +3.1% に対し 世界的に拡大が早まり 2022 年には +3.7% になると想定している これには OECD 先進国のみならず インドの成長の回復や 開発途上国のプラスの進化 ユーラシアにおける政治の安定が含まれる より長期的には 2016 年 ~2040 年までの平均 GDP 成長理宇を +3.5% と置いている この大半は発展途上国の成長によるものである エネルギーの伸びは原油換算日量 1 億バレル 世界の人口の伸びと貧弱なエネルギー供給を無くすことは重要な観点である 2015 年から 2040 年のエネルギーの伸びは 原油換算日量 1 億バレルに近い伸びと想定される 再生可能燃料は年率 +6.8% で増加するが 2040 年時点でさえ 全体のエネルギーの 54% を占めるに過ぎない OPEC 諸国も水力や風力等の再生可能エネルギーの増加に取り組んでおり かなりの投資が行われている

9 石油は 2040 年でもエネルギーの 27% を占め 天然ガスと合わせると 52% 年の間に エネルギー全体の中で石油のシェアは落ちる それでも 2040 年の石油のシェアは全体の 27% を占めると見込まれている 天然ガスは 大きく伸び 2040 年のシェアは 25% となるだろう 両方を合わせればまだ 52% と半分以上を占めていることは興味深い 2022 年までに石油需要は +690 万バレル増 その後伸びは落ちる 石油の需要は 2016 年 ~22 年の中期では日量 +690 万バレル増加するだろう 世界の原油需要は日量 9,540 万バレルから 1 億 23 バレルとなる 年平均日量 120 万バレルの伸びである 長期的には 昨年の予想より少し楽観的になっており 2040 年には日量 1 億 1100 万バレルと見込んでいる 2035 年 ~40 年まではエネルギー効率が一層改善され エネルー政策がより厳しくなり GDP や人口の伸びが緩やかになるため 年間の平均石油需要の伸びは日量 30 万バレルに落ちると予測している 2022 年までに非 OPEC の供給量は日量 6,200 万バレル 2027 年にピークとなりその後減少 供給サイドでは 非 OPEC からの生産量は中期的には日量 500 万バレル増加して 2016 年の日量 5,700 万バレルから 2022 年には日量 6,200 万バレルになる 昨年より上方修正した このうち 380 万バレルが米国によるものである 2022 年以降は非 OPEC 諸国の供給の伸びは鈍化するだろう 2027 年に日量 6,380 万バレルとなってピークを迎え 2040 年には日量 6,040 万バレルまで減少する 2040 年までに OPEC の供給量は日量 1,100 万バレル増加してシェアは 34% から 37% に増え 結局長期的観点からは OPEC の増産が望まれている 原油については OPEC は 2020 年から 40 年の間に 日量 770 万バレルの増産を必要とされる すべての石油としては日量 万バレルの増加が必要となる また OPEC の供給シェアは 2016 年の 34% が 2040 年には 37% に増加する 2022 年までに石油精製能力はアジア太平洋で日量 +760 万バレル 石油精製設備の観点からは 2022 年までに日量 760 万バレルの設備の追加増強が予想される 2040 年までには日量 2,000 万バレル増加する 大半が発展途上国の需要に伴うものである その 50% が中国やインドなどアジア太平洋地区で行われる 中近東の増加は 20% 以下である 一方 2022 年までに先進国で日量 250 万バレルの石油精製設備が閉鎖される 同時に 石油精製マージンが低下すれば 多くの石油精製設備業者が閉鎖する必要があるだろう 2022 年までに日量 250 万バレルの石油精製能力が削減される その後日量 400 万バレルが減少する 大半は需要の減少に見舞われる先進国の石油精製設備の閉鎖である 2040 年までに 10.5 兆ドルの投資 上流部門でも下流部門でも投資は必要とされる 2040 年までに 10.5 兆ドルの投資資金が必要となるだろう ただ 最近の原油価格低迷により約 1 兆ドルの新規投資が凍結されている そのため数百 ~ 数千の職が無くなっている

10 投資は復活するが短期投資主体 2017 年と 2018 年の投資は少し復活すると見ているが以前の水準に戻るところは少ないだろう また最近の投資は 長期的な観点というよりは 短期的なものが多くなっており それが業界の風潮となっている この投資不足は必ずしも将来の供給不足にはつながらないと思われている OPEC メンバー諸国は 上流部門 メインテナン既存油田やインフラ 必要とされるパイプラインや建物あるいは石油ターミナル 石油精製設備の建設 メインテナンスに対する投資を支援する姿勢を示している 協力を表明した国の主要な目標として こうした投資は 環境を整え 持続可能な安定した市場をつくるための必要措置である その他の記載 World Oil Outlook2017 はまた エネルギー政策 気候変動問題 既存の油田の保守とインフラ整備 必要とされるパイプラインの建設 および 新技術についても述べている 経済発展に伴う不透明さに関して様々な 気候変動について 気候変動に対しては OPEC14 カ国は パリ議定書に署名していることを強調したい そのうち 8 カ国は 承認している OPEC 諸国は エネルギーを効率的に利用するコトン重要性を認識しており 炭素分子を吸着したり 貯蔵したりするものや 多くの関連技術等 一層クリアなエネルギー利用技術を将来に向かって開発している OPEC 諸国は環境に優しい先進的な石油の生産及び利用方法を引き続き模索する しかし パリ議定書は国連の気候変動会議が決定する方針や枠の中で行われるのであることを忘れてはならない ことに 産油国を含む発展途上国の特異な立場は正当に扱われる必要がある 終わりに これまでのすべての予測同様に World Oil Outlook2017 は貴重な情報の多い参考資料であり OPEC がその透明性を認めたデータであり 対話と協力によるものである またこれは 市場の需給がバランスするために行われている OPEC や一部の非 OPEC 諸国による減産の努力に関連している これに関して 今後も継続的に 長期的な協力が このレポートに書かれる様々ア門ぢを解決するために 産油国の間 またその他の関連する株主も含めた形で議論や協力が行われ 新たな枠組みができることを期待する 最後に OPEC 事務局の多くのスタッフのたいへんな作業と協力を感謝する OPEC 諸国ばかりでなく関連業界の株主はこの大部な Outlook を OPEC カ 発行するために重要な歯車であった

11 その他の石油ニュース by Thomson Reuters Jiji 11 月 12 日までの週の欧州北西部への海上輸送による原油輸入量は前週比日量 680 万バレル減少し日量 3,415 万バレルに ロシアは最大の供給国で そのシェアは 27% ただ前週比 439 万バレル減少して 922 万バレルとなっている これは Novorossiysk 地方の嵐の影響で 10 月 29 日以降黒海から地中海に抜ける航路が混み合っているためである 二週続いた嵐により港湾設備の積み出し能力が低下している 地中海の原油輸入量は日量 +241 万バレル増加し イラクからの輸入量が 398 万バレルとなり イラク南部のバスラライト原油がその内 301 万バレルだった 200 万バレルはトルコの Tupras 石油精製設備のある Tutuncifilik 港で降ろされた 中近東からの原油輸入量は減少し イラン産は前週比 131 万バレル減の 273 万バレルだった イラニアンライト原油価格が +0.2 ドル上昇したためと思われる リビア産も 277 万バレル減少し 423 万バレルだった ただ前週は今年最高の水準だった エジプトの在庫置き場からの原油は +124 万バレル増加し 559 万バレルだった 11 月 12 日までの週のロシアの輸出量は +659 万バレルと大幅に増加して 2,157 万バレルとなっている Urals と Espo ブレンドの輸出が好調だった ウラル産は +393 万バレル増加し 1,655 万バレルだった そのうち 262 万バレルが Novorossiysk 港積み出しだった 同港は前週嵐で封鎖されていた Azeri と Kazakh グレードもロシアの Novorossiysk 港から積み出された Ust-Luga 港からは +218 万バレル増加して 580 万バレルとなった 11 月 12 日までの週のアラブ湾岸からの輸出は 1 億 1,638 万バレル 前週は 1 億 2,931 万バレルだったので 1,293 万バレル減少した サウジアラビア クウェート イラクからの積み出しが減った サウジアラビアは今月の OPEC 総会で減産期間を延期する決議を行うために 供給を足踏み状態に制限している サウジアラビアからバーレーンを繋ぐパイプラインの開通は延期された このパイプラインは Strah 石油精製設備に日量 23 万バレルを運ぶ サウジアラビアの輸出量は前週から 530 万バレル減少して 4,143 万バレルとなっている 最初の 10 ヵ月の輸出量はスリムで国内需要が草加市始めた 6 月以来の少ない量だった 11 月のの海上輸送による輸出量の割り当ては 715 万バレルと 10 月の 698 万バレルよりは多い エネルギー大臣によれば 12 月の輸出量は 11 月に比べて 12 万バレル削減されるという 米国向けは 10% 以上減少するという 米国向けは 10 月以降日量 63 万バレルの輸出量であったが 昨年の最初の 9 カ月は日量 90 万バレルだった イラクのバスラ港からの輸出量は 7 月以来最も多かった前週から 430 万バレル減少し 2,108 万バレルとなった 米国向けが減少している バスラライトの米国市場向けは減少し より魅力的なグレードの供給により市場シェアの回復を狙っている 10 月以来バスラ港から米国向けの輸出シェアは平均 8.2% で 今年 9 カ月の平均米国向けシェアは 16.6% であった 10 月以降のアジア向けは 67% を占めており 1~9 月までの平均 61% より増加している イランの原油輸出や 6 月以来の低い週から +320 万バレル回復し 1,438 万バレルとなった イランの海上在庫は 今週最後の VLCC が出港して 海上在庫は無くなった 11 月には米国産原油がアジア市場に 10 月より +50% 多い日量 65 万 7 千バレル到着 10 月の米国からアジア市場に輸出された原油は日量 42 万 7 千バレルだったが 11 月はそれより +50% 多い 65 万 7 千ばれるだった

12 今後の予想 11 月 8 日 ドルまで上昇した NY 原油価格はその後大幅に反落している やはり 60 ドルの壁は厚いようである 直接の下落要因は米国の原油在庫の増加とロシアが減産延長に乗り気でないことであるが 基本的に原油価格が上昇する強い要因は少ない 米国からの輸出は伸びが鈍っているが それは米国内で販売できるということを示しており 逆に中東産原油の米国向け輸出量は大幅に少なくなっており その分だけ OPEC 諸国の販売先が少なくなっており 需要の伸びるアジア諸国をめぐって熾烈なシェア争いが起きているということであろう そうした中で悠々と減産できる余裕のある産油国は少ないと思われる 石油収入が国家収入の 6 割を超えるロシアも国営石油企業の収入の半分を税金で取るほど財政はひっ迫しており おいそれと減産を継続するわけにもいかない家庭の事情があるだろう そうした中で米国だけが 生産してもよいし しなくてもよいと余裕を持った態度でいられると思われ それほど増産は行っていない こうした環境を見れば 原油価格は上がったり下がったりを繰り返すのではなかろうか 掲載される情報は株式会社コモディティーインテリジェンス ( 以下 COMMi という ) が信頼できると判断した情報源をもとに COMMi が作成 表示したものですが その内容及び情報の正確性 完全性 適時性について COMMi は保証を行なっておらず また いかなる責任を持つものでもありません 本資料に記載された内容は 資料作成時点において作成されたものであり 予告なく変更する場合があります 本文およびデータ等の著作権を含む知的所有権は COMMi に帰属し 事前に COMMi への書面による承諾を得ることなく本資料およびその複製物に修正 加工することは堅く禁じられています また 本資料およびその複製物を送信 複製および配布 譲渡することは堅く禁じられています COMMi が提供する投資情報は あくまで情報提供を目的としたものであり 投資その他の行動を勧誘するものではありません 本資料に掲載される株式 債券 為替および商品等金融商品は 企業の活動内容 経済政策や世界情などの影響により その価値を増大または減少することもあり 価値を失う場合があります 本資料は 投資された資金がその価値を維持または増大を補償するものではなく 本資料に基づいて投資を行った結果 お客様に何らかの障害が発生した場合でも COMMi は 理由のいかんを問わず 責任を負いません COMMi および関連会社とその取締役 役員 従業員は 本資料に掲載されている金融商品について保有している場合があります 投資対象および銘柄の選択 売買価格などの投資にかかる最終決定は お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします 以上の点をご了承の上 ご利用ください 発行元 : 株式会社コモディティーインテリジェンス 4 東京都中央区日本橋蛎殼町 1 丁目 会社電話 : 会社ファックス メールアドレス : kondo@commi.cc

13 までの週取組高買い残売り残ネット買い残増減価格 6 月 13 日までの週のファンドの NY 原油に対するネット買い残は前週から 1 万 3110 枚減少市 40 万 3,363 枚となっている 前週比 #REF! #REF! #REF! #REF! #REF! #REF! 2か月前比 #REF! #REF! #REF! #REF! #REF! #REF!

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