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目次 1. 事業概要 (1) 新潟港の概要 1 (2) 事業の目的 2 (3) 整備内容 3 2. 事業の効果の発現状況 (1) 便益の抽出 4 (2) 便益計測の考え方 5 (3) その他の効果 8 (4) 費用便益分析結果 9 3. 社会経済情勢の変化 事後評価結果 対応

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数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 港湾取扱貨物量 556 万トン 4 万トン 0 万トン 20 万トン 観光入込客数 2,899.4 万人回 -9.5 万人回 1.9 万人回 1.9 万人回 7

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沖縄を中心とした我が国のクルーズ市場は今後も成長していくと考えて差し支えないだろ う 日本におけるクルーズ船 未利用者 の選好クルーズ市場のさらなる活性化のためには 新規乗客の開拓が必要である そこで クルーズ船の潜在需要である未利用者がクルーズ船に何を求めているのか分析した結果を紹介したい クルー


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別紙 Ⅰ 対象事業の概要環境影響評価法 ( 平成 9 年法律第 81 号 以下 法 という ) 第 15 条に基づき 事業者である国土交通省関東地方整備局及び横浜市から 平成 30 年 6 月 22 日に送付のあった環境影響評価準備書 ( 以下 準備書 という ) の概要は次のとおりである 1 事業

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目次 課題 1 課題 2 課題 3 課題 4 課題 5 課題 6 課題 7 課題 8 : 効果的な誘致活動港湾貨物とクルーズ船との調整 : クルーズ船の効果的な受入体制 : : クルーズ船旅行客に対する観光情報サービスの適切な提供クルーズ船受入に対する航行安全性の確認 : CIQ 手続き時の旅客負荷

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目 次 1. 和歌山下津港の概要 1 2. 対象事業の概要 2 3. 事業の必要性 3 4. 今後の事業進捗の見込み コスト縮減や代替案立案等の可能性 対応方針 ( 原案 ) 13

(3) 事業を巡る社会経済情勢等の変化 伯方港木浦地区に係留する小型船の隻数について 漁船の数は若干減少しているものの 小型船係留施設の充足率は低水準で変わらず 係留施設が不足している状況に変わりはない 4. 事業の進捗状況及び進捗の見込み ( うち用地費 ) 23 末投資事業費 (1) 事業の進捗

事後評価書 ( 完了後の評価 ) 整理番号 15 都道府県名 鹿児島県 関係市町村 長島町 事業名地区名 水産物供給基盤整備事業 ヘ 幣 クシ串 ( 広域漁港整備事業 ) 事業主体 鹿児島県 Ⅰ 基本事項 1. 地区概要 漁港名 ( 種別 ) 幣串漁港 ( 第 2 種 ) 漁場名 御所浦 陸揚金額

目次 1. 宿毛湾港池島地区の概要 事業の概要 事業の目的 再評価の趣旨 事業の内容 前回評価時 ( 平成 25 年度 ) からの変更点 事業費の増額 事業期間の延伸.

2-2 需要予測モデルの全体構造交通需要予測の方法としては,1950 年代より四段階推定法が開発され, 広く実務的に適用されてきた 四段階推定法とは, 以下の4つの手順によって交通需要を予測する方法である 四段階推定法将来人口を出発点に, 1 発生集中交通量 ( 交通が, どこで発生し, どこへ集中

日本海側拠点港の対象 < 対象港湾 > 日本海側に存在する国際拠点港湾及び重要港湾 26 港 < 対象機能 > 1. 輸送モード 国際海上コンテナ 国際フェリー 国際 RORO 船 外航クルーズ( 定点クルーズ 背後観光地クルーズ ) 国際定期旅客 2. 貨物 原木 その他の貨物 資料 : 国土交通

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工期 : 約 8 ヶ月 約 11 ヶ月 1-3 工事名 : 大阪港北港南地区岸壁 (-16m)(C12 延伸 ) 埋立工事 ( 第 2 工区 ) 2) 工事場所 : 大阪市此花区夢洲東 1 丁目地先 3) 工期 : 約 9ヶ月 4) 工事概要 : 埋立工 1 式 ( 工事発注規模 )2 億 5,00

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様式第 4-( 日本工業規格 A 列 4 番 ) 第 号 平成年月日 殿 国土交通大臣 印 平成年度地域公共交通確保維持改善事業費補助金 ( 地域公共交通バリア解消促進等事業 ) 交付決定通知書 平成年月日付け第号で申請のあった 平成年度地域公共交通確保維持改善事業費補助金 ( 地域公共交通バリア解

那覇港浦添ふ頭地区 臨港道路整備事業 再評価資料 平成 25 年 12 月 4 日 沖縄総合事務局開発建設部

2 企画提案書ツアー事業について 受託者が実施しようとする企画内容について 具体的に記載のこと 3 経費見積書 ( 様式任意 ) ツアー事業を実施するうえで必要となる経費を計上すること 4その他提案内容を説明する書類等 5 会社概要等 応募者の概要が分かる書類 (2) 受付期間平成 29 年 9 月

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平成 26 年度公共事業事後評価調書 1. 事業説明シート (1) ( 区分 ) 国補 県単 事業名道路事業 [ 国道橋りょう改築事業 ( 国補 )] 事業箇所南巨摩郡身延町波高島 ~ 下山地区名国道 300 号 ( 波高島バイパス ) 事業主体山梨県 (1) 事業着手年度 H12 年度 (2) 事

利用者照会種別分類業務名称条件 船舶代理 店 乗組員情報 旅客情報 船用品情報 申請情報 内航 入港前統一申請 届出者と同一の利用者であること 入港届等 移動届等 出港届等 外航 入港前統一申請 届出者と同一の利用者であること 入港届等 移動届等 出港届等 外航 ( 運航情 入港前統一申請 届出者と

図 維持管理の流れと診断の位置付け 1) 22 22

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Ⅰ. 国営公園とは 国営公園の位置づけ我が国において 一般に 公園 と呼ばれているものは都市公園に代表される営造物公園と 国立公園等自然公園に代表される地域性公園とに大別される 国営公園は国が維持管理を行う都市公園として 国土交通大臣が設置するもの 公園 営造物公園 国民公園 (= 皇居外苑 新宿御

整理番号 10 事後評価書 ( 完了後の評価 ) 都道府県名 愛知県 関係市町村 田原市他 事業名地区名 Ⅱ 点検項目 1. 費用対効果分析の算定基礎となった要因の変化 ( 広域水産物供給基盤整備事業 ) 事業主体 愛知県 Ⅰ 基本事項 1. 地区概要 漁港名 ( 種別 ) - 漁場名 アツミガイカ


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3 流動比率 (%) 流動資産流動負債 短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 平成 26 年度からは 会計制度の見直しに伴い 流動負債に 1 年以内に償還される企業債や賞与引当金等が計上されることとなったため それ以前と比べ 比率は下がっている 分析にあたっての一般的な考え方 当該指標は 1

1.UR 都市機構における再開発共同事業者エントリー制度の概要 1 参考資料 1

(1) システム共通機能 1 メインメニュー画面のレイアウト変更 ログイン後に表示されるメニュー画面のレイアウトは以下のようになります EDI 申請をする場合は申請名称をクリック 情報公開システムを利用する場合はこちらをクリック ユーザ機能設定を行う場合にクリック 機能の内容については (1)-2

目 次 1 再開発計画の目的 1 2 第 3 号ふ頭及び周辺の現状 2 3 第 3 号ふ頭及び周辺に関する既定計画 3 4 再開発計画作成に向けたポイント 4 5 再開発が目指す姿とゾーンコンセプト 5 6 再開発区域に導入する機能 ( 施設 ) の配置 6 7 第 3 号ふ頭及び周辺再開発計画施設

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長崎市観光統計について 観光客数長崎市への観光客数は 長崎市が地理的に西の端に位置することに鑑み 長崎市を通過して他都市へ移動する者が少ないと推測し 交通機関別の入込客数に基づき作成している 長崎市への入込交通機関として 鉄道 自動車 船舶及び長崎空港に到着する航空機を加え 各交通機関別の入込客数を

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公益財団法人和歌山市文化スポーツ振興財団 ( 財団法人和歌山市都市整備公社から名称変更 ) 経営健全化 ( 自立化推進 ) 計画 ( 平成 22 年度 ~ 平成 25 年度 ) 取組結果報告 取組結果報告における各取組の最終進捗結果の説明区分基準 A ほぼ予定どおり 若しくは予定以上に進んだ B 取

平成 31 事業年度 自平成 31 年 4 月 1 日 (2019 年 4 月 1 日 ) 至平成 32 年 3 月 31 日 (2020 年 3 月 31 日 ) 第 15 期 事業計画 ( 案 ) 本州四国連絡高速道路株式会社 - 0 -

平成20年度国家予算


道路建設事業の再評価項目調書 とのみ 事業名 一般国道 2 号 富海拡幅 事業 一般国道 事業 国土交通省 区分 主体 中国地方整備局 やまぐちしゆうなんへた 起終点自 : 山口県周南市戸田延長 3.6km 事業概要 やまぐちほうふとのみ 至 : 山口県防府市富海 おおさか きたきゅうしゅう 一般国

N ews Release 主な市場の動向 ( 対前年同月比 :2016 年 12 月との比較 対前年比 :2016 年間との比較 ) 韓国 対前年同月比 +31.3% 対前年比 +58.4% LCC の新規就航や増便等により個人旅行を中心に引き続き増加 対前年同月比 対前年比ともに大幅な伸びとなっ

N ews Release 2016 年 12 月及び 2016 年年間の主な市場の動向 1 韓国 ( 対前年同月比 +28.8% 対前年比 +14.2%) 熊本地震発生後 熊本 大分を中心に九州全域で旅行のキャンセルが発生するなど 一時 大きく減少したものの 九州向け格安旅行商品の販売や 昨年 9

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要地域の核となる観光資源のブラッシュアップ等の取組と, その観光資源の魅力を伝える戦略的なプロモーション, 観光客のニーズに応える受入態勢の整備を連動させることにより, 観光客の誘致と周遊促進が一層図るとともに, 観光客の興味を刺激する 広島県の魅力

1. のれんを資産として認識し その後の期間にわたり償却するという要求事項を設けるべきであることに同意するか 同意する場合 次のどの理由で償却を支持するのか (a) 取得日時点で存在しているのれんは 時の経過に応じて消費され 自己創設のれんに置き換わる したがって のれんは 企業を取得するコストの一

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設 機能の見直しハード面の効率化財源確保1-3. 再配置パターン ( 手法 ) の考え方 再配置計画の検討に向けて 公共施設の再配置を う場合の基本的なパターン ( 手法 ) について整理し それらの効果についても確認していきます 施設の再配置にあたっては 厳しい財政状況の中 人口が減少傾向にあるこ

Ⅰ 観光振興計画制定の背景 1 観光による地域振興 観光立国推進基本法 に基づき策定された 観光立国推進基本計画 の中で 観光立国の実現は地域経済の活性化 雇用機会の増大 国民の健康の増進 潤いのある豊かな生活環境の創造 国際相互理解の増進等の意義を有するものである と位置づけられています また 東


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東京都市計画第一種市街地再開発事業前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業位置図 東京停車場線 W W 江戸橋 JCT 日本橋茅場町 都 道 一石橋 5.0 特別区道中日第 号線 江戸橋 15.

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( 仮称 ) 宇治川太閤堤跡歴史公園整備運営事業特定事業の選定 宇治市 ( 以下 市 という ) は 民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律 ( 平成 11 年法律第 117 号 以下 PFI 法 という ) 第 7 条の規定により ( 仮称 ) 宇治川太閤堤跡歴史公園整備運営事

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(3) 荷さばき地及び付属施設 荷さばき地 一般使用 特級 1 日 1 平方メートルまでごとに 9 円 79 銭 1 級 1 日 1 平方メートルまでごとに 8 円 86 銭 2 級 1 日 1 平方メートルまでごとに 7 円 43 銭 3 級 1 日 1 平方メートルまでごとに 5 円 87 銭

流動資産 3 流動比率 (%) 流動負債短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 当該指標は 1 年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す 100% 以上であることが必要である 一般的に 100% を下回るということは 1 年以内に現金化できる資産で 1 年以内に支

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資料 3-2 関東地方整備局事業評価監視委員会 ( 平成 19 年度第 4 回 ) 横浜港大桟橋地区旅客ターミナル整備事業 事後評価

大さん橋ふ頭の概要 トパーズ にっぽん丸 飛鳥 Ⅱ ロイヤルウイング ( 港内遊覧船 ) 横浜港で最も古いふ頭で 1894( 明治 27) 年の完成以来 我が国の海の玄関として活躍 にっぽん丸 ( 全長 166.6m) など 3 万トン級までの客船は同時に 4 隻 飛鳥 Ⅱ(241m) クイーンエリザベス Ⅱ(293.5m) 級の客船であれば同時に 2 隻着岸可能 平成 18 年の客船寄港数は 145 隻 ( 外航 41 隻 内航 104 隻 ) で 平成 15 年以降は 4 年連続で国内 1 位となっている 政府の推進するビジットジャパンキャンペーンにも大きく寄与 H19.9.22 京浜港湾事務所撮影

再整備の必要性 大さん橋は 明治 25 年から 27 年にかけて建設され その後改修及び拡張工事が行われてきたが 鋼材の腐食やコンクリートの劣化など 補修による対応が限界に達したため再整備が必要となった 再整備前 再整備以前の工事 1892~1894 最初の修築工事 1912~1917 拡幅工事 1924~1925 震災復旧工事 1932~1936 延伸及び拡幅工事 岸壁は1986 年に耐用年数 50 年経過 1964 基部拡張及び上屋改造工事 ターミナルは1993 年に耐用年数 30 年経過 大さん橋及びターミナル等 ( 再整備前 ) の物理的老朽化 機能不足の状況 鋼材の劣化 施設の老朽化 駐車場スペースの不足

再整備事業の概要 整備目的 ふ頭の再整備による国内 外航クルーズの誘致と国民のクルーズ機会 志向の向上 旅客船整備と一体化した環境整備による横浜港の魅力向上 整備内容さん橋及びターミナルの老朽化 さん橋等の撤去 新設 駐車場スペースの不足 中央部分を50m 拡幅 魅力の向上 24 時間開放の屋上広場 ホールの設置 整備期間 S61~H14 ( 大桟橋ホールを除いて H14.6 オープン 大桟橋ホールは H14.12) 整備費用 : 約 460 億円 再整備前 再整備後 483m 49.5m 450m 100m 幅 100m 長さ 450m 新港側岸壁延長 100m 幅 20m 水深 10m 延長 350m 幅 20m 水深 11m 山下側岸壁延長 225m 幅 20m 水深 12m 2

再整備後の状況 450m 225 2(-12m) 450m 100 1(-10m) 350 1(-11m) ターミナル地下 1 階 地上 2 階建て 鉄骨造 建物の長さ約 430m 最高高さ約 15m 幅約 70m 面積 : 約 44,000m2 屋上広場誰もが自由に散策できる 24 時間オープンの広場 2F 大さん橋ホールイベントや講演会 展示会 パーティなどの様々な催事に利用される レストランも営業している 2F CIQ プラザ税関 出入国管理 検疫を行う 100m 2F 出入国ロビー乗船手続を行う インフォメーション 待合スペース カフェ ショップもある 1F 1F 駐車場 RF 2F 図面と写真は 大さん橋プロジェクト のパンフレットより抜粋

施設別事業費 岸壁 (-10~11m) 緑地 岸壁 (-12m) ふ頭用地 道路 ( 通路部分 ) 上屋 施設 施工内容 施工期間 金額 ( 百万円 ) 岸壁 老朽化した桟橋の撤去と新桟橋の建設 S61~H11 19,460 ふ頭用地 中央部分の埋立 H11~14 1,191 道路 新ターミナルの建設 ( 本体の通路部分 ) H11~14 4,805 上屋 新ターミナルの建設 ( 本体 ) H11~14 19,391 緑地 新ターミナルの建設 ( 屋上の緑地 ) H11~13 901 総事業費 45,748

H5H6H7H8H9H10H11H12H13H14H15H16H17H14客船寄港数の変遷 160 140 120 HH16~H18d の平均内航船 : 約 90 隻外航船 : 約 50 隻 100 80 新ターミナルオープン 60 40 20 隻 0 8外航内航 クイーンエリザベス 2 全長 293.5m 乗客定員 1,791 名船籍イギリス サファイア プリンセス 全長 290m 乗客定員 2,670 名船籍バミューダ 飛鳥 Ⅱ 全長 241m 乗客定員 720 名船籍日本 ( 横浜 )

QE2 の入港の風景 2007.03.07 朝日新聞 35 面

S62S63H1H2H3H17H18入場者数の変遷 千人 2,500 S入場者数 2,000 1,500 1,000 500 0 61横浜万博 H4H5H6H7H8H9H10H11H16~H18d の平均約 175 万人 / 年 新ターミナルオープン H12H13H14H15H16ヨコハマハワイイ フェスティバル ようこそ! 横浜ジャポニズムカーニバル

Without ケース ( 再整備なし ) 便益の考え方 老朽化のため岸壁が使用できなくなり 来訪者も存在しない With ケース 現在の大さん橋 平成 16~18 年の客船の平均寄港数 137 隻 / 年平成 16~18 年度の平均来訪者数約 175 万人 / 年 計上する便益 移動便益乗船者の要する移動コストが削減される事による便益 交流 レクリエーション便益交流機会の増加による便益 国際観光支出の増加便益外航クルーズ利用者による観光支出の増加 供給者の営業収益の向上便益外航クルーズ船の寄港に伴う船社の旅客収益 入港に伴う収益

移動便益 居住地から大さん橋までの移動コストと 大さん橋が存在しない場合に代わりに利用する港までの移動コストを比較して 差額を便益として計上 外航クルーズ船 背後圏を東日本とし人口比により利用者を配分 代替港は東京港と神戸港 乗降者数 22 千人 移動コスト削減額 1.9 億円 内航クルーズ船 背後圏を関東地方とし人口比により利用者を配分 代替港は東京港 乗降者数 53 千人 移動コスト削減額 0.4 億円 港内クルーズ船 背後圏を神奈川県とする 代替港は東京港 利用者数 235 千人 移動コスト削減額 8.3 億円 神戸港 居住地 東京港 移動コスト削減便益 10.6 億円 / 年 横浜港 差額が便益

交流 レクリエーション便益 対象プロジェクトの実施により 寄港する旅客船やターミナルの見学者 港湾緑地利用者の増加により発生する交流機会の増加による便益を TCM( 旅行費用法 ) を用いて計上 TCM とは訪問者が費やす旅行費用が人々の支払意思額を反映しているものと仮定し 旅行費用とアンケートデータを用いて 訪問頻度関数を推定し 消費者余剰を計測する手法 代替財を考慮しない場合 過大評価になる可能性が考えられるが 代替施設の特定化は困難である このため アンケートにより代替施設への訪問を行う人数を来訪者数から減ずる事とした 大さん橋への年間来訪者数 :175 万人 (H16~18d 平均 ) 代替施設へ訪問しない人の割合 :64% 代替施設へ訪問しない人の人数 :175 万人 64%=112 万人 TC* 行費用TC+ 訪問回数旅V 消費者余剰 来訪者数 消費者余剰 = 年間便益 112 万人 12,200 円 / 人 = 136 億円 / 年

国際観光支出の増加便益 対象プロジェクトの実施により外航クルーズ船の寄航数が増大し 乗船客及び乗組員が一時上陸し 観光ツアーへの参加や土産品の購入を行なうことにより 地域の観光産業の収益が増加 関東圏内 ( 東京港 横浜港 ) の大さん橋整備後の一時上陸者数 ( 純増分 ) を計算の対象 大さん橋の新ターミナル再整備期間中 (H11d~H13d 平均 ) と現在 (H16d~H18d 平均 ) の関東圏内の一時上陸者の差を純増分とする 一時上陸者数 平均消費額 = 年間便益 1,400 人 12,700 円 / 人 = 0.2 億円 / 年 一時上陸者数 ( 純増分 ) 出入国管理統計より 平均消費額 ( 独 ) 国際観光振興機構 (JNTO) 訪日外客消費動向調査 2005 より

供給者の営業収益の向上便益 対象プロジェクトの実施により 外航クルーズ船の寄港数が増加し 入港による港湾施設利用料金収益や港湾作業の増加に伴う収益の増加が見込まれ 営業収益が向上 入港による港湾施設利用料金 港湾作業の増加に伴う収益関東圏内 ( 東京港 横浜港 ) の大さん橋整備後の隻数 ( 純増分 ) を計算の対象 外航クルーズ船の入港隻数 一隻あたりの経済効果 = 年間便益 30 隻 8,600 万円 / 隻 = 26 億円 / 年 クルーズ船入港による経済効果 横浜市横浜港の経済効果調査より入出港関係 船舶動静通知 水先案内 曳船等 ( 約 90 万円 ) 入港料 租税関係 入港料 岸壁使用料 ( 約 35 万円 ) 港内関係諸経費 給油 食料品 清水 消耗品関係 その他諸経費 ( 約 8500 万円 ) ターミナル経費 渡船橋使用料 ポーター費 ( 約 15 万円 ) 旅客ターミナル施設における各種施設 ( 駐車場代 ホール利用料等 ) の使用料収入による営業収益 2 億円 / 年 年間便益 : 26 億円 / 年 + 2 億円 / 年 =28 億円 / 年

便益算定結果 割引後 項目費用便益 B-C B/C 内容総事業費管理運営費合計移動便益交流 レクリエーション便益国際観光支出の増加便益供給者の営業収益の向上便益合計 億円金額 690 121 811 282 3,562 5 741 4,590 3,779 5.7

事業評価のまとめ 1 事業の評価横浜港大桟橋地区旅客ターミナル整備事業は 事業完了後一定期間が経過したため 事後評価を行った 大さん橋地区旅客ターミナルは事業完了後 現在も十分な利用が図られており 有効に利用されていることが確認された B/C は 5.7 と算出され 投資効率性のある事業であることが確認された 以上のことから 事業実施の効果があったことが確認された 2 今後の事業評価の必要性及び改善措置の必要性 本事業は 十分な事業効果が発揮されたと判断される 今後 さらなるサービスレベルの向上 クルーズ及びターミナル利用の促進に努めることとする 3 同種事業の計画 調査のあり方や事業評価手法見直しの必要性 同種事業についても クルーズの需要動向やその分布等の把握に努める