5年分数のたし算とひき算

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1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

第5学年  算数科学習指導案

○数学科 2年 連立方程式

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

第 3 学年 2 組算数科学習指導案 1 単元名たし算とひき算の筆算 指導者永田佳江 2 単元について (1) 単元観 該当する学習指導要領の内容 A 数と計算 A(2) 加法, 減法 (2) 加法及び減法の計算が確実にできるようにし, それらを適切に用いる能力を伸ばす 本単元で扱う たし算とひき算

国語科学習指導案様式(案)

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第4学年算数科学習指導案

2 単元名分数 3 単元の目標及び評価規準 (1) 目標 分数の意味とその表し方について理解するとともに 端数部分の大きさや等分してできる部分の大きさなどを表すときに分数を用いることができる (2) 評価規準 分数を用いると 整数で表せない端数部分の大きさや等分してできる大きさなどを表すことが でき

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

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2 児童観復習プリントから 乗法の交換法則 4 7=7 乗法の結合法則 = 加減混合の式や乗除混合の式の計算はできていると考えられる しかし 分配法則 6 10=6 9+ や 7 8=7 9 はできない児童が数名いて 定着していないことが分かる また 計算の仕方は理解してい

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Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

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Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

5. 単元指導目標単元の目標 ( 子どもに事前に知らせる ) 小数 整数の意味を考えよう 小数 整数の計算の仕方を見つけ 計算できるようになろう 子どもに事前に知らせる どうまとめるのか 何を ( どこを ) どうするのか ( 作業 教える 考えさせる ) 何についてまとめるのか 1. 小数 整数の

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第3学年1組 算数科学習指導案

算数科学習指導案 広島市立 小学校教諭 1 日時平成 21 年 2 月 日 ( ) 2 学年 5 年 組 3 単元数量関係 割合とグラフ 4 単元について 本単元では, 百分率について理解し, それを用いることができるようにするとともに, 目的に応じて資料を分類整理し, それを円グラフや帯グラフを用

第 3 学年算数科学習指導案 平成 23 年 11 月 30 日 ( 水 ) 1. 単元名分けた大きさの表し方を考えよう 2. 単元の目標 分数の意味や表わし方, 分数の加法及び減法の意味について理解する 関心 意欲 分数を用いると, 整数で表せない端数部分の大きさや等分してできる大きさなどを態度表

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

4 研究との関わり (1) 確かな学びを生み出すノート作り研究内容 2-2 正しい手順で正確に計算させるために, 問題間に余白をとらせ, 筆算には補助数字を書かせる 本単元では, 既習の 2 位数の加減筆算の仕組みを用いて, 繰り上がりと繰り下がりが 2 回ある場合の加減の筆算の仕方を身に付けること

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

が可能である 友達の意見に左右されず 自分の考え 方法を堂々と発表したり 友達の意見を認め その良さを受け入れて多面的な考え方をしようとする気持ちを称賛していきたい 3 指導の手立て単元の導入段階では 教科書の挿絵を使った長さ比べをする 1 円玉やクリップ 紐を使って長さを数値化して比較することは

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育てたい子供の姿第 5 学年 算数科学習指導案 他とのかかわりの様子足感を味わう子供が増えている 1 単 元 名 分数をくわしく調べよう 2 単元について 1 学期の 小数のかけ算とわり算を考えよう では 小数 整数の答えを求めるために 具体物 ( 手作り目盛り付きペットボトルと水 ) を用いたり

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第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

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第 3 学年算数科学習指導案 日時対象学校名授業者会場 平成 27 年 7 月 8 日 ( 水 )5 校時 13:40~14:25 第 3 学年均等割クラス 19 名町田市立町田第六小学校 2 階 3 年 1 組教室 1 単元名 かけ算の筆算 ( 学校図書 みんなと学ぶ小学校算数 3 年上 ) 2

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第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

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第 6 学年算数科学習指導案 日時平成 25 年 月 日 ( ) 校時対象第 6 学年 組 名学校名 立 小学校授業者 1 単元名 速さ ( 学校図書 6 年上 ) 2 単元の目標速さについて理解し 求めることができるようにする 3 単元の評価規準 単元の評価規準 ア算数への関心 意欲 態度 速さを

算数科学習指導案 1 単元名三角形と四角形 授業者小澤勇司 2 単元について児童は第 1 学年で, 箱や積み木の面を写し取ったり, 数え棒を使って形を作ったりするなどの活動を通して, 図形の構成要素である辺や頂点 角についての素地的な経験をしている ここでは, 児童が日常使っている さんかく や し

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

Taro-安代小3学年算数指導案

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4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

Taro-第1学年 算数科学習指導案

第6学年2組 算数科 学習指導案

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

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単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

○学部 ○○科 学習指導案

【大竹市】玖波小学校 算数「垂直・平行と四角形」(4年)HP

(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

算数科学習指導案 1 日時平成 24 年 10 月 25 日 ( 木 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 8 名 3 単元名比例と反比例 ( 啓林館 ) 4 単元について 本単元は 三原市立和木小学校 指導者荒木美花 本単元のねらいは, 伴って変わる 2 つの数量の中から比例関係や反比例関係にあるも

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

s_052小4算数「面積のはかり方と表し方」北総

平成18年5月11日

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

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第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

イ乗法に関して成り立つ簡単な性質を調べ, それを乗法九九を構成したり計算の確かめをしたりすることに生かすこと ウ乗法九九について知り,1 位数と1 位数との乗法の計算が確実にできること また, 内容 D 数量関係 (2) 乗法が用いられる場面を式に表したり, 式を読み取ったりすることができるようにす

4 単元構想図 ( 全 14 時間 ) 生徒の意識の流れ 表を使って解く 縦 (m) 0 8 横 (m) x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう1 ax = b (x + m) = nは平方根の考えで解くことができる x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう2 x +

指導案 5年 算数

15-miyazakiken

国語 A では, 領域別, 観点別, 問題形式別に見て, どの区分においても全国平均を上回り, 高い正答率でした しかし, 設問別でみると全国および新潟県平均正答率を下回った設問が, 15 問中 1 問, 新潟県の平均正答率を下回った設問は,15 問中 1 問ありました 設問の概要関屋小新潟県全国

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

(2) -2,4,1 3 y=-x-2 をかいた ( 人 ) 4 (1) y=2x-9,y=2x,y=3x+3 (2) y=x+11 (3) 指導観校内の研究テーマが 考える力を引き出す授業のあり方 ということで, 数学科では考える力とは何かを分析し,11 項目に整理した 1 帰納的に考える力 2

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中学校第 3 学年数学科学習指導案 日 時 平成 25 年 月 日 ( ) 第 校時 対 象 第 3 学年 学校名 立 中学校 1 単元名 式の計算第 1 章式の計算 2 単元の目標文字を用いた簡単な多項式について 式の展開や因数分解ができるようにするとともに 目的に応じて式を変形したりその意味を読

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2、協同的探究学習について

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

○学部 ○○科 学習指導案

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

第6学年 算数科学習指導案

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単元名 算数第 2 学年安芸太田町立加計小学校指導者田尾佐智恵 かけ算 (2) ( 九九をつくろう ) 本単元で育成する資質 能力 伝え合う力 1 日時平成 29 年 1 月 19 日 ( 水 )5 校時 2 学年第 2 学年男子 7 名女子 15 名計 22 名 3 単元名 かけ算(2) 九九をつ

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Microsoft Word - 社会科

教科書では 同じ割合になっている比は等しい という導入になっているが 2 量の割合は いろいろな表し方ができる という導入に変えている すなわち 2:3 も 4:6 も 6:9 も同じ割合だから等しいという考え方を 2:3 を同じ割合で表すと 4:6 や 6:9 になるという考え方に変えて導入した

26 小算数 2 三角形と四角形弁別する場面で定義や性質っを使ってその理由を説明させる活動を行う H 小算数 2 かけ算 (1) ブロックの操作と言葉を関連づけながら説明する H 小算数 2 かけ算 (2) 自分や友達の考え方を説明したり 考え方の良さを見つけたりする

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知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

問 題

単位量あたりの大きさ

解答類型

能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

5 単元について 第 1 学年では これまで数の意味と表し方について いくつといくつ において 1 つの数を合成や分解により構成的にみることを学習してきた また 10 よりおおきいかず において 十いくつ を 10 といくつ ととらえる学習をしてきた このような見方は 繰り下がりのある減法の計算の仕

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数学科学習指導案 指導者ステップコース隠地純子 平野未紗 ジャンプコース中村徳寿 1 日時平成 27 年 1 月 20 日 ( 火 )5 校時 2 学年第 1 学年ステップコース 12 人 ジャンプコース 19 人 3 単元名空間図形 立体の表面積と体積 4 単元について (1) 単元観中学校学習指

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1 数直線(線分図)とは

(3) 指導観本単元は学習指導要領 A(3) 乗法についての理解を深め その計算が確実にできるようにし それを適切に用いる能力を伸ばす ア 2 位数や3 位数に1 位数や2 位数をかける乗法の計算のしかたを考え それらの計算が乗法九九などの基本的な計算を基にしてできることを理解すること またその筆算

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

Transcription:

算数科学習指導案 日時 平成 7 年 6 月 22 日 ( 水 ) 指導者 : 桑木第 限 (3:20~4:0) 義典 野尻紀与子 2 学年 3 単元 第 学年 ( 男子 名 女子 7 名計 28 名 ) 分数のたし算とひき算を考えよう 4 指導にあたって () 単元について児童は前学年までに 分数の概念と表し方 分割分数 量分数 数としての分数 真分数 仮分数 帯分数について学習してきている 分数は 全体をとしてみるとそのどれだけになるかが 等分により決定されるものであり 児童にとってはさし迫ったものとは言えない しかし 分割方法や全体をとみる見方等は数学的な見方や考え方を育てる上で重要であり 割合の考えにも結びつくものである 児童が分数の学習で混乱する理由として 英語圏と日本の分数表現の文化の違いが考えられる 英語では/2ドル /4 時間などの量分数表現が日常的に存在するに対して 日本では/2 千円 /2リットルといった量分数を使う日常的な習慣がなく どちらかと言えば全体の/3などの割合分数のほうが日常生活では多く使われる このような環境にある児童たちに指導する場合に大切になるのが 全体量をとして考えた単位分数のいくつ分 の考え方である これは 分数の単元全体に共通した基礎の考え方だと言える この考え方を繰り返し学習して定着させ 図などを使って問題を解いたり説明したりすることが 第 学年第 2 単元の 分数と小数 での学習 ( 分数と小数や整数の関係 商としての分数 ) を理解させるうえで大切になってくる 本単元では まず 単位分数を用いて量を表す学習をもとに 同分母分数のたし算やひき算の一般的な方法を理解させ 計算技能を身につけさせる 同分母分数のたし算やひき算では 3 4 -は-を3こ -は -を4こ集めたもの と数を見て 単位分数の何こ分と何こ分をたしたり ひいたりするというように考えることを重視する 単位分数を用いれば 既習の整数や小数の計算と全く同じ原理であることをおさえることが大切である つまり この計算原理の同一性をふまえて 同分母分数のたし算やひき算の計算技能の習熟をはかっていく 次に 面積図や数直線を用いて 分数の相等関係について考え 同値分数や単位分数の大小関係について理解させる 面積図と数直線を関連付けて取り扱うことで 量分数としての分数と分割分数としての分数の見方を統合しながら分数の抽象性を高め 整数と小数と同じように数として見られるようにする 指導の視点 本単元で学習理解させたいことを明確にするため 授業計画作成時に単元末の確認テストを作成する 事前に実態を把握し 事前指導が必要な児童への手立てを講じるため レディネステストを実施し分析する 同分母分数のたし算やひき算の計算方法をより確かなものとするため 分数を単位分数の何こ分か考えられるように工夫する ワークシートを活用して 自分の考えを表現できるように工夫する 量分数 数としての分数がイメージできるよう いろいろな算数的活動を工夫する 考える力を育てる学習過程を工夫する ( 問題解決的な学習 ) 学習形態について本学級の児童は 全体的に低位の児童が多く 自力解決や自分の考え方の説明の仕方などを 全体の場の中で指導している段階である そこで 単元前半の概念形成の学習を TT の全体指導を中心にしてきめ細かな指導ができるように行い 後半の習熟をはかるための学習を少人数学習で行うように計画した - -

教材の関連 4 年 年 6 年 8 分数 4 分数のたし算とひき算 3 分数のたし算とひき算 分数の意味 同分母分数の加減計算 約分 通分 真分数 仮分数 帯分 分数の大小 相当関係 異分母分数の加減計算 数の概念 同分母分数の大小比較 ( 発展的な内容 ) 仮分数と整数 帯分数 帯分数( 同分母分数 ) の加 の相互関係 減計算 2 分数と小数 整数の除法の商を分数で表すこと 分数と小数 整数の相互関係 分数と小数の大小関係 (2) 本単元までに身につけておきたい基礎基本本単元で身につけたい基礎基本 分数の表し方や読み方 真分数 仮分数 帯分数 分数の数構成 同分母分数の大小 分数を単位分数の何こ分ととらえる 同分母分数の加減計算 大きさの等しい分数 分数の大小比較 (3) 本単元で育てたい数学的な考え方の具体内容と教材との関連 単位分数のいくつ分と考える 単位の考え 同分母分数のたし算やひき算は 分母を同じにして分子だけたしたり引いたりすればよいと考える 一般化の考え方 同分母分数のひき算を考えるとき 既習の分数のたし算を想起し同様に考えていけばよいだろうと考える 類推的な考え方 単位分数の考えを用いれば 既習の整数や小数の計算と同じであると考える 統合的な考え方 整数や小数の加減計算の考え方を分数まで拡張して考える 帰納的な考え方 (4) 児童の実態本学級の児童は 計算力は身に付いているが 文章を読み取ったり 問題の意味をじっくりと考えてとらえたりすることが苦手である そのために自力解決の学習になると 図に表したり 計算の方法を考えたりなど筋道を立てて考えることが難しく すぐに教師や友だちに頼ってしまう傾向にある 後日には 学習したことを忘れ 問題を注意深く考えないでさっと解いて間違うミスも多い 前時で学んだことを生かして自力解決することも少ない 定着させるためには 繰り返し算数的な活動を取り入れた学習をする必要がある また 口頭や文章で考えを表現することも苦手である これは昨年実施した 学力診断テスト にも顕著に表れていた 算数の授業では 型にはまった説明や受け答えは何とかできるが 自分の考えを自分なりの言葉で説明できる児童は数名である そのためか 自分の考えを書いても自信をもって挙手することが少ない リラックスした雰囲気では積極的に発言できる児童たちだが 改まった場では緊張して発言しなくなる傾向もある 最近では 発表のルールや話型などを使って 徐々にではあるが 自分の考えを説明したり友 - 2 -

だちの考えに感想を言ったりできるようになってきている 実態を把握するために実施したレディネステストの結果は下のようであった < レディネステストの結果 > 単位量 (,2, ) より小さいはしたを分問題内容正答率 (%) 数で表したり 数直線上のめもりが表す数を分数直線で表された長さを求める数で表す問題は ほとんど全員が正解すること 96.4 ( 単位量より小さいはしたを分数で表す) ができた これは 単位量より小さい量を 単数直線上のめもりが表す数を分数で書く位量を等分した何こ分ととらえることがほぼ確 89.3 ( 分数を抽象数として理解する ) 実に理解できていると思われる ただし 数直単位分数の何こ分か求める線上のめもりがをこえたところにある数を表 94.6 ( 単位分数を用いて量を表す ) す問題については 正答率が他よりも低かった 帯分数や仮分数を含む分数を 小さい順単位分数の何こ分かを答える問題の正答率も 8.7 に並べる ( 分数の大小比較 ) 高く 本単元で学習する同分母分数のたし算と同分母分数のたし算とひき算ひき算を理解する上での素地はできていると思 8.6 ( 未習内容 ) われる しかし 帯分数や仮分数を含む分数の大小比較の問題については 正答率が低くなっている 分数を数として抽象化し 整数や小数と同じ仲間の数であることの理解が弱いと言うことである これは 前学年で学習した分数は 長さやかさなどの量をもとに そのはしたの大きさを表す測定値としての意味が強かったことによるものであろう 整数や小数の学習の際 具体物を半具体物に置き換え それを数直線に対応させる活動を通して 数としての理解を図ってきた 分数においても同じ道筋をたどることが有効であると考える 本単元では 面積図や数直線を媒体として 徐々に分数の抽象性を高めていくことが必要であると考える () 研究主題にせまる手立て 筋道を立てて考える力を育てるために自分の考えを持ち 筋道を立てて考える力を育てるために 自発的な算数的活動をうながす授業の工夫として 正方形や数直線を等分割したワークシートを十分に用意しておく 同分母分数のたし算やひき算の計算の仕方を考えるときに それらのワークシートを活用することにより 塗ったマス目を数えたり 切って合わせたりするなど 多様な具体操作活動がうながされると期待される いろいろな方法を考えることができるように また 失敗しても何度でもやり直せるように ワークシートをたくさん印刷して用意しておく 学ぶ楽しさを味わわせるために学ぶ楽しさを味わい 計算の意味 の理解をうながすために 次のような授業設計が大切である 既習事項の活用を図る 帰納的な考え方や類推的な考え方の活用を図る 問題場面を自分なりの方法で表し 考えを深める手立てとする みんなの前で 自分の考えを正々堂々と発表する 友だちの考えをしっかり聞き 自分の考えの参考にし 考えを深める 自分の考えをもち 深めるために高学年になると児童の学習への興味 関心は多様である また問題解決能力にもかなりの差が出てくる このような個の多様性に対応することができれば 学習意欲を高め 学習の成就感を大きくすることにもつながる 多様な考えを出させるために T と T2 が役割演技をしながら児童の考えに揺さぶりをかけることで 児童の思考を広げたりうながしたりする つまり 大まかな指導と支援は 次のようになる T 児童の多様な考え方を取り上げ 発表をうながし考えを深めさせる T2 発表が苦手な児童を支援しながら発表させたり 児童の疑問やつぶやきを生かして考えを深めさせる 個に応じた指導のために単元の終末に 一人ひとりの学びに応じた指導を充実させるためコース別学習を取り入れる - 3 -

ことにより 児童の関心や意欲を伸ばしたい コース別学習では 次のようなコース設定をする 発展コース 児童の 帯分数や仮分数のたし算やひき算はどうすればいいのかな などの学習を自ら発展させるような問いを生かした学習展開をする 互いの考えを練り合いながら学習を進め 数学的な考えを高められるようにする 補充コース 教師と一緒に繰り返し学習を進めながら 既習事項の理解を確実にし 自力解決への意欲を高め 解決への見通しがもてるようにする 考える力を伸ばす評価の工夫評価の重点を次のように置く 既習事項を生かして 計算の仕方を考えたか 2 考え方にふさわしい立式 ( 計算の意味理解 ) ができたか 毎時間ワークシート ( 学習シート ) を使用し 課題に対する考え方を書かせ いろいろな方法で問題に取り組ませるようにする また そこに残された作業のあと 式や答え 感想などをていねいに見たり 授業中の児童の様子を観察したりして 2 についての評価をする その際 机間指導をしながら学習の様子を見取り学習状況を把握するための座席形式の評価カードや ふりかえりカードによる自己評価を活用し 評価結果を次の指導に生かすようにする 単元目標 同分母分数の加減計算 ( 真分数と真分数の加法と その逆の減法 ) の仕方を理解し それを用いる能力を高める 関心 意欲 態度数学的な考え方表現 処理知識 理解 表し方が違っても 大き 単位分数の大きさに着目 同分母分数の加減計算を 大きさの等しい分数があさの等しい分数があることして 分数のたし算 ひきすることができる ることや大小比較の仕方をに気づき いろいろな表し算の仕方を考える 理解する 方をしようとする 6 評価計画 ( 全 7 時間 ) 評価の観点小単元時数学習形態学習活動関考表知レディネステストレディネステストを行い 学級全体の傾向や児童の実態を把握する 一斉 TT プロローグ分数の表し方やその意味についての理解を深める 分数のたし算と 2 一斉 TT 同分母分数 ( 真分数 ) どうしの加法計算の仕方を考える ひき算同分母分数の減法計算 ( 減数及び差が真分数の場合 ) の仕方を 一斉 TT 考える 本時 2 大きさの等しい 2 一斉 TT 真分数の相等関係 分数 一斉 TT 分子が同じ分数の大小比較 まとめ 2 コース別学習内容の理解を確認し深める 一斉学習評価テスト 7 評価規準 関心 意欲 態度数学的な考え方表現 処理知識 理解 内ご整数 小数 分数の性質や整数の性質 記数法 小数整数を偶数 奇数に分ける整数 小数や分数について容と関係などに着目して考察処の乗法及び除法 同分母のこと 整数や小数の 0 倍 の感覚を豊かにするととものの理したり 論理的に考えた分数の加法及び減法 概数 00 倍 /0 /00 などの大に 整数の性質と記数法 ま評りすることの楽しさやよさにかかわる算数的な活動をきさをつくることができ 小数及び分数の計算の意味 と価に気づき 進んで活用しよ通して 数学的な考え方の小数の乗法及び除法 同分和や差の概数での見積もりま規うとする 基礎を身に付け 論理的に母の分数の加法及び減法のについて理解している り準考えたり 発展的に考えた計算ができるとともに 目 - 4 -

りする 的に応じて和 差を概数で見積もることができる 単 表し方は異なっても大き 分数の大きさについて 数直線や線分図を用いて 分数の大きさを数直線や 元 さの等しい分数があること数直線や線分図に表すなど分数の大きさを表すことが線分図に表すなど 分数の の におもしろさを感じたり して考える できる 大きさや構成について豊か 評 関心をもったりする 同分母の分数の加法及び 同分母の真分数と真分数な感覚をもっている 価 単位分数の幾つ分とみる減法の計算の仕方を単位分との加法及びその逆の減法 表し方が違っても大きさ 規 と 同分母の分数の加法及数の個数という見方から考の計算ができる の等しい分数があることを 準 び減法は整数の計算と同じえる 理解している ようにできるという考え方 同分母の分数の加法及び のよさに気づく 減法の計算がどのような場面でどのように用いられるのかを理解している 同分母の真分数と真分数との加法及び減法の計算の仕方を理解している 具 同分母分数の加法計算の 数直線などを利用して 分数の大きさを図に表す 分数を数直線や線分図に 体 仕方を 既習の整数の加法同分母分数の加法計算の仕ことができる 表す表し方を理解している の 計算と関連づけて考えよう方を 単位分数の何こ分と 2分子が同じ分数の大小を 2大きさの等しい分数の分 評 としている とらえ 既習の整数の加法比べることができる 母と分子の関係を理解して 価 2同分母分数の減法計算の計算に帰着して考えている 3同分母分数の加減計算や いる 規 仕方を 既習の同分母分数 2数直線などを利用して 大きさが等しい分数や同分 3分子が同じ分数の大小を 準 の加法計算と関連づけて考同分母分数の減法計算の仕子分数の大小比較ができる 比べるには 分母の大きさ えようとしている 方を 単位分数の何こ分と に着目すればよいことを理 とらえ 既習の整数の減法 解している 計算に帰着して考えている 4同分母分数の加減計算や 大きさが等しい分数や同分子分数の大小比較を理解している 8 評価計画 < 印の評価は本単元を指導するための児童把握であるので 本単元自体の評価には加えない > ねらい 学習活動 ア関心 意欲イ数学的なウ表現 処理 態度考え方 エ知識 理解 努力を要すると判断された児童への対応 手だて 既習内容を把握する 数直線や線分図 分数の意味や表ウ エ レディネステストをす で分数の大きさをし方が分かる つまずきを確認さ る 読み取ったり 表 レディネステスト せ 既習内容のプ したりすることが リントを用いて復 できる 習させる レディネステスト 4 年で学んだ分数につ 分数を数直線やエ いてふりかえり 分数の 線分図に表す表し線分図や面積図を 表し方や意味についての 方を理解してい等分させ 色を塗 理解を深める る るなどして 既習 4 年で学習した分数の [ 分数を数直線や事項を想起させる ことを思い出したり こ 線分図に表す表し れから学習したいことを 方を理解し 説明 考えて発表する活動を通 できるか ] して 分数の表し方や意 ワークシート 発言 味について理解を深め る 2 同分母の真分数どうし 同分母分数の加 数直線などを利 アイ の加法計算の仕方を理解法計算の仕方を 用して 同分母分 立式にとまどっ - -

し その計算ができる 既習の整数の加法数の加法計算の仕 ている児童には 算数的活動を取り入れ計算と関連づけて方を 単位分数の 分数を整数に置き ながら 同分母分数の加考えようとしてい何こ分ととらえ 換えたとしたらど 法計算の仕方を考える る 既習の整数の加法 んな計算になるか [ 同分母分数の加計算に帰着して考 考えてみるよう助 法計算の仕方を えている 言する 既習の整数の加法 [ 数直線などを利 単位分数の何こ 計算と関連づけて用して 同分母分 分という見方がで 進んで考えようと数の加法計算の仕 きない児童には しているか ] 方を 単位分数の 正方形を等分割し 調べたり発表した何こ分ととらえ た図を用いて 単 りする様子の観察 既習の整数の加法 位分数を具体的に 計算に帰着して考 とらえさせる え 説明できる 分母はそのまま か ] で分子だけたす ワークシート 発言 ことを形式的に処 理する児童がいる ことも予想される ので 面積図や数 直線を用いて 分 子だけたすことの 意味を考えさせる 3 同分母分数の減法計算 2同分母分数の減 2数直線などを利 ア2イ2 ( 減数及び差が真分数の法計算の仕方を 用して 同分母分 立式にとまどっ 場合 ) の仕方を考える 既習の同分母分数数の減法計算の仕 ている児童には 本 算数的活動を取り入れの加法計算と関連方を 単位分数の 分数を整数に置き 時ながら 同分母分数の減づけて考えようと何こ分ととらえ 換えたとしたらど 法計算の仕方を考える している 既習の整数の減法 んな計算になるか [ 同分母分数の減計算に帰着して考 考えてみるよう助 法計算の仕方を えている 言する 既習の同分母分数 [ 数直線などを利 解決の見通しが の加法計算と関連用して 同分母分 つかない児童には づけて進んで考え数の減法計算の仕 分数のたし算のと ようとしている方を 単位分数の きの面積図や数直 か ] 何こ分ととらえ 線を活用した考え 調べたり発表した既習の整数の減法 方を想起させる りする様子の観察 計算に帰着して考 分母はそのまま え 説明できる で分子だけひく か ] ことを形式的に処 ワークシート 発言 理する児童がいる ことも予想される ので 面積図や数 直線を用いて 分 子だけひくことの 意味を考えさせる 4 真分数の相等関係を理 分数の大きさを 2大きさの等しいウエ2 解する 図に表すことがで分数の分母と分子数直線上で各分数 面積図や数直線を活用 きる の関係を理解してを直線で結んだり し 分母の違うそれぞれ [ 分数の大きさをいる 面積図に色を塗っ の大きさをとらえさせ 面積図と数直線図 [ 大きさの等しいたりして調べさせ 等しい分数を見つける で表すことができ分数の分母と分子る るか ] の関係を理解し ワークシート 説明できるか ] ワークシート 発言 分子が同じ分数の大小 2分子が同じ分数 3分子が同じ分数ウ2エ3 比較の仕方を理解する の大小を比べるこの大小を比べるに分数の大きさをと 数直線や面積図を活用 とができる は 分母の大きさらえられていない - 6 -

して表現することで 分 [ 分子が同じが分に着目すればよい児童には 数直線 子が で分母が違う分数 数の大小を正確にことを理解してい上から分子がの の大きさを比べる 比べることができる 分数の全てを取り るか ] [ 分子が同じ分数出して 大小関係 ワークシート の大小を比べるにをとらえさせる プリント は 分母の大きさ に着目すればよい ことを理解し そ の理由を説明でき るか ] ワークシート 発言 6 学習内容の理解を確認 3同分母分数の加 ウ3 し深める 減計算や 大きさ 面積図や数直線図 同分母分数の加減計算 が等しい分数や同 を用いて 学習内 の仕方を理解し計算技能 分子分数の大小比 容を想起させる を高める 大きさが等し 較ができる い分数や 同分子分数の [ 同分母分数の加 大小比較の理解を深め 減計算が正確にで る き 大きさが等し 同分母の真分数の加減 い分数や同分子分 計算を帯分数にまでひろ 数の大小比較が正 げ 計算の仕方を考える 確にできるか ] ノート 7 学習内容の理解を確認 3同分母分数の加 4同分母分数の加ウ3エ4 する 減計算や 大きさ減計算や 大きさ類似問題による繰 学習評価テストをす が等しい分数や同が等しい分数や同り返し指導や個別 る 分子分数の大小比分子分数の大小比指導をする 較ができる 較を理解してい [9 割以上正答する るか ] [9 割以上正答す テスト るか ] テスト - 7 -

9 本時の指導 () 本時の授業の主張同分母分数のひき算の仕方を考える活動を大切にしたい 計算の意味理解である 意味理解をするには 既習事項の活用を図る 2 類推的な考え方の活用を図る ( 既習の分数のたし算を想起し 同様に考えていけばよいだろうと考える ) 3 問題場面を自分なりの方法で表し 考えを深める手立てとする ことが必要である そのために 面積図や数直線図を活用したり 単位の考えを生かせる課題を用意した また 授業では子どもたちの多様な考え方を生かすような展開をし 一般化 ( 収束 ) するよう工夫した (2) 本時のねらい同分母分数の減法計算 ( 減数及び差が真分数の場合 ) の仕方を考える (3) 研究の視点との関連 手立て つかむ段階では 操作活動を行ったり身近な場面を想起させたりすることにより これまでの学習との違いが分かり 課題を把握できると考える 2 見通す段階では 具体物による操作活動を行う段階で二人の教師で机間指導を行うことにより 一人ひとりの前時までの学習との違いと共通する思考をつかむことができ 個に応じた指導ができると考える 3 解決する段階では ワークシートに自分の考えを書きまとめることを通して 筋道立てて考えることができると考える 4 深める段階では 一斉での話し合い活動を取り入れることにより 自分の考えを明確にさせることができると考える まとめる段階では 話し合いで深め合ったことをもとにして 一般化 ( 収束 ) することができると考える (4) 本時の展開 学習 TTによる指導と留意点学習活動過程 T T2 評価 支援と手立て 課つ. 本時の学習課題を知る 題か把む 7 4 ジュースが - l あります - l 飲むと 残りは何 lになりますか 握 [ 準備物 : デジタルコンテンツ ] 課題提示の工夫 演示から問題の意 ワークシートを配 [ 配布 : ワークシート ] 味を把握させる 布する 学習課題のイメージ化を図る 残りのジュースの量を求めるにはどんな式になりますか 児童に考えを発表 課題をつかんでい 式 7 4 させ ワークシートない児童に支援をす A 男 課題把握ができるよう - - - に式を書かせる る 図に書きながら説明する 自見 2. 課題解決の見通しを持つ 力通解す分数のひき算の仕方を考えよう 決 7 4 --- の計算は どのように考えて計算すればよいでしょうか これまでに学んだ計算の仕方を活 全体的な指導で授 見通しが持ててい [ 準備物 : ヒントカード ] 用できないか話し合う 業を進める ない児童への支援を - 8 -

( 整数 小数の引き算や同分母分 単位分数の何こ分する ( 提示物やワー 数のたし算 ) という考えを使えクシートで振り返ら 類推的の考え方 ば 同分母の分数のせる ) 見通しを持たせる工夫 たし算ができたこと 既習事項との関係をつかませる を想起させる [ 準備物 : 作業シート ] 面積図 単位分数の何こ分と考えることをはっ A 男 B 子 ヒントカードを渡し きりさせて 見通しを持たせる て 面積図に色をぬって考えさ せる 線分図 考える際に利用す 面積図や線分図を 0 ればよい図などをス書いた作業シートを クリーンに例示す用意し 必要な児童 テープ図 る に取りに来るよう指示する 言葉で 解 3. 課題を解決する 全体的な指導で授 決 自分の求めたい方法で計算の仕方業を進める [ 関心 意欲 態度 ] す を考える 同分母分数の減法計算の仕方を る 既習の同分母分数の加法計算と関 計算の仕方を考えるのに もとにした分数は何分のだろうか 連づけて考えようとしている < 判断基準 > A: 単位分数をもとにする考え 自分の考えを持たせる工夫 机間指導をしながら 学習状況を見取 で 2 通り以上のやり方で 必要であれば ヒントカードを活 り 個に応じた支援をする 計算の仕方を考えようとし 用させる ている 自分の考えを書けていない児童に対し B: 単位分数をもとにする考え 筋道立てて考えさせる工夫 ては 考えていることを確かめ ヒント 方で 計算の仕方を考えよ ワークシートに 相手に分かりや を与えながら文章化させる うとしている すく説明できるように書かせる つの考え方で解決した児童には 他の方法でも考えさせるようにする 式をイメージさせながら考えさせる 予想される児童の考え < 面積図 > [ 数学的な考え方 ] 数直線などを利用して 同分母分数の減法計算の仕方を 単位分数の何こ分ととらえ 既習の整数の 減法計算に帰着して考えている - の7こ分 - の4こ分 - の3こ分 < 判断基準 > < 数直線 > A: 単位分数をもとにして計算 7 0 - の仕方を考え 筋道立てて 説明している B: 単位分数の何こ分かを考えて計算の仕方を考えている < テープ図 > 3 - - の 7 こ分 4 - [ 数学的な考え方 ] < 支援の手だて > B: 学習を振り返らせ これまで学習した考え方が使えな - の4こ分 < 言葉 > いか助言する C: 等分した正方形に色を塗り -をもとにして考えると 7-4=3 で - がこ分だから l 切り取らせ これを用いて 3 3 - 計算の仕方を考えるよう助言する < 絵図 > - = - 9 -

相練 4. 考えを交流し 比較検討する 全体的な指導で授 発表が不得意な児 互り 発表を通して それぞれの考えの業を進める 童への支援をする 解上 よさや違いを明確にし 考えを深 決げ める どのように考えたか 言葉や図で説明 る 統合的な考え方 できるように助言する 練り合いの工夫 深 考えをたずね合う 考えをつなげ 代表的な考えを発 つぶやきを拾った め合う ずれを練り合う よさを認め表させる り 補助発問をした る合う りして 児童の考え 友達の考えとの共に揺さぶりをかけ 確 通点や相違点を比べ思考を深化させる か させる め る それぞれの考え方のもとになっているのは どんな考え方だろう 単位の考えは 一般化するために必要であるので 全員で確認する 単位の考え まふ. 学習内容をまとめる まとめを表示す 学習内容をまとめ [ 配 布 : まとめプリント とり る る ふりかえりカード ] めか え 分母が同じ分数のひき算では 分母はそのままにして 分子だけひく る 一般化の考え方 ま 6. 適用問題をする と 丸付けをしながら机間指導し 学習状況 め を見取り 個に応じた支援をする る 7. ふりかえりカードを書く 自分の学習をふりかえって 評価に迷っている児童には 何を学習して 自分にとってどれくらい学習の深まりがあったか尋ね 自己評価できるようにする A 男 B 子 C 男 文章で表現することが不得意なので 分かったことは何かなど尋ねながら 文章表現できるようにする 8. 次時の学習 ( 大きさの等しい分数 大きさの等しい分 プリント等を回収 [ 回 収 : ワークシート について考える ) を知る 数について勉強するする まとめプリント ことを知らせる ふりかえりカード ] [ 参考 ] 適用問題 2 7 4 9 6 - - - 2 - - - 9 9 8 8 6 2 ---の計算の仕方を説明しましょう - 0 -

分数のたし算とひき算確認テスト 年組番 氏名 下の図を見て答えましょう アイウ 3 ( ) の中の分数を 大きい順に左から順に書きましょう 8 7 ( -,-, ) 8 8 8 ( ) 2 0 0 色の部分の大きさを分数で表しましょう アは 2 イは 8 ウは 8 大きさの等しい分数は ア, イ, ウ の うち どれとどれですか 2 ( と ) 下の数直線を見て答えましょう - 4-3 3 3 3 2( -,-,- ) 4 2 3 4 4 7 たし算をしましょう 2 -+- 4 2 -+- 7 7 7 4 -+- 9 9 2 -+- 3 3 ( ) 0 0 0-8 - 6 - ひき算をしましょう 3 2 --- 4 4 0 0-9 0 2 9 4 --- 8 8 2 ア - 3 と大きさの等しい分数を書きましょう ( と ) にあてはまる数を書きましょう 2 -= 3 9 イ 4 -= 0 3 4 6 2 --- 7 7 -- 6 計算の意味を説明しましょう 7 4 --- 書ききれなかったらうらに書きましょう ウ 6 -= 8 4 エ = 0 6-2-

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