はじめにContents調査概要注意を要する副作用の発現状況2 1. はじめに 謹啓 先生方におかれましては ますますご清祥のこととお慶び申し上げます 平素は 格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます PDE4 阻害剤 オテズラ錠 10mg 20mg 30mg ( 以下 オテズラ ) は2016 年

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副作用収集状況 市販直後調査期間中 (2011 年 4 月 11 日 ~2011 年 10 月 31 日 ) に収集された副作用は 200 例 258 件でした そのうち 重篤な副作用は 8 例 14 件でした 副作用の内訳を表 1 に示します 重篤な副作用は 高カルシウム血症 3 件 意識変容状態

ヒアルロン酸ナトリウム架橋体製剤 特定使用成績調査

市販直後調査の実施状況 デベルザ 錠 アプルウェイ 錠 一般的名称 イプラグリフロジン L- プロリン ダパグリフロジンプロピレン グリコール水和物 ルセオグリフロジン水和物 トホグリフロジン水和物 調査実施期間 製造承認 2014/04/30 製造承認 2014/08/22 製造承認 2014/0

タルグレチンカプセル75mg‗副作用報告状況

日本医薬品安全性学会 COI 開示 筆頭発表者 : 加藤祐太 演題発表に関連し 開示すべき COI 関連の企業などはありません

スピンラザ®髄注12mg安全性情報のお知らせ

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目次 市販直後調査結果の概要 3 1. 調査対象 3 2. 副作用の収集状況 3 医薬品リスク管理計画書 (RMP) におけるリスクについて 6 その他の副作用について 7 まとめ 8 2

糖尿病経口薬 QOL 研究会研究 1 症例報告書 新規 2 型糖尿病患者に対する経口糖尿病薬クラス別の治療効果と QOL の相関についての臨床試験 施設名医師氏名割付群記入年月日 症例登録番号 / 被験者識別コード / 1/12

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ハイゼントラ20%皮下注1g/5mL・2g/10mL・4g/20mL

スライド 1

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

改訂前 用法 用量 多発性骨髄腫デキサメタゾンとの併用において 通常 成人にはレナリドミドとして 1 日 1 回 25 mg を 21 日間連日経口投与した後 7 日間休薬する これを 1 サイクルとして投与を繰り返す なお 患者の状態により適宜減量する 5 番染色体長腕部欠失を伴う骨髄異形成症候群

た 18 歳以上の AD/HD 患者を対象に 日本人を含むアジア人によるプラセボ対照二重盲検比較試験及びその長期継続投与試験が現在実施されており 本剤の製造販売者によれば これらの試験成績に基づき 本剤の成人期 AD/HD 患者への追加適応に関する承認事項一部変更承認申請が行われる予定とされている

症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習

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減量・コース投与期間短縮の基準

1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

オプジーボ 胃癌 副作用発現状況(集計期間:2017/09/22~2018/11/30)

BD( 寛解導入 ) 皮下注療法について お薬の名前と治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 薬の名前作用めやすの時間 1 日目

膿疱性乾癬の効能追加 ( 承認事項の 部変更承認 ) に伴う改訂 改訂内容 ( 該当部のみ抜粋 ) 警告 1.~3. 4. 関節リウマチ患者では, 本剤の治療を行う前に, 少なくとも 1 剤の抗リウマチ薬等の使用を十分勘案すること. また, 本剤についての十分な知識とリウマチ治療の経験をもつ医師が使

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2. 改訂内容と改訂理由 (1) 効能 効果 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 効能 効果 気管支喘息 ( 既存治療によっても喘息症状をコントロールできない難治の患者に限る ) 既存治療で効果不十分な好酸球性多発血管炎性肉 改訂前 効能 効果 気管支喘息 ( 既存治療によっても喘息症状をコントロ

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5. 死亡 (1) 死因順位の推移 ( 人口 10 万対 ) 順位年次 佐世保市長崎県全国 死因率死因率死因率 24 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 位 26 悪性新生物 350

菌種 報告年 株数 MIC(μg/mL) Range MIC50 MIC > ( 幾何平均 ) C.tropicalis >

AC 療法について ( アドリアシン + エンドキサン ) おと治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 作用めやすの時間 イメンドカプセル アロキシ注 1 日目は 抗がん剤の投与開始 60~90 分

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使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

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デベルザ錠20mg 発売4ヶ月間の副作用発現状況

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

感染性関節炎 1 件 1 件 感染性脊椎炎 1 件 1 件 耳帯状疱疹 1 件 1 件 口腔ヘルペス 3 件 3 件 ニューモシスチス イロベチイ肺炎 13 件 13 件 眼部単純ヘルペス 1 件 1 件 2 件 アスペルギルス感染 1 件 1 件 感染性胆管炎 1 件 1 件 良性 悪性および詳細

腹部膿瘍 1 件 1 件 細菌感染 1 件 1 件 細菌性肺炎 4 件 4 件 感染性脊椎炎 1 件 1 件 耳帯状疱疹 1 件 1 件 口腔ヘルペス 3 件 3 件 ニューモシスチス イロベチイ肺炎 13 件 13 件 眼部単純ヘルペス 1 件 1 件 2 件 アスペルギルス感染 1 件 1 件

目次 C O N T E N T S 1 下痢等の胃腸障害 下痢について 3 下痢の副作用発現状況 3 最高用量別の下痢の副作用発現状況 3 下痢の程度 4 下痢の発現時期 4 下痢の回復時期 5 下痢による投与中止時期 下痢以外の胃腸障害について 6 下痢以外の胃腸障害の副

モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

レクタブル 2 mg 注腸フォーム 14 回に係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 レクタブル 2 mg 注腸フ 有効成分 ブデソニド ォーム14 回 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 29 年 10 月 1.1. 安全性検討事項 重要な特

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健康な生活を送るために(高校生用)第2章 喫煙、飲酒と健康 その2

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

食欲不振 全身倦怠感 皮膚や白目が黄色くなる [ 肝機能障害 黄疸 ] 尿量減少 全身のむくみ 倦怠感 [ 急性腎不全 ] 激しい上腹部の痛み 腰背部の痛み 吐き気 [ 急性膵炎 ] 発熱 から咳 呼吸困難 [ 間質性肺炎 ] 排便の停止 腹痛 腹部膨満感 [ 腸閉塞 ] 手足の筋肉の痛み こわばり

ダラツムマブってどんな薬? 初発の患者さん ( 初めて治療を受ける患者さん ) の治験募集についてー 米国で承認された ダラツムマブ という新薬について Q&A 形式でご紹介します Q&A の監修は 名古屋市立大学病院血液 腫瘍内科診療部長飯田真介先生です Q1 ダラツムマブという薬が米国で承認され

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第2次JMARI報告書

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改訂後改訂前 << 効能 効果に関連する使用上の注意 >> 関節リウマチ 1. 過去の治療において 少なくとも1 剤の抗リウマチ薬 ( 生物製剤を除く ) 等による適切な治療を行っても 疾患に起因する明らかな症状が残る場合に投与すること 2. 本剤とアバタセプト ( 遺伝子組換え ) の併用は行わな

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2017 年 9 月 画像診断部 中央放射線科 造影剤投与マニュアル ver 2.0 本マニュアルは ESUR 造影剤ガイドライン version 9.0(ESUR: 欧州泌尿生殖器放射線学会 ) などを参照し 前マニュアルを改訂して作成した ( 前マニュアル作成 2014 年 3 月 今回の改訂

重篤な副作用は 自然流産の 1 例 1 件であった 本症例は 本剤服用後も性交があり どの時点での妊娠か判断できず 本剤と自然流産との関連は評価できないと考えた 非重篤な副作用のうち 使用上の注意から予測できない副作用は 腹部膨満及び月経困難症各 2 件 腹部不快感 口内炎 ざ瘡 尿臭異常 月経障害

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佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医

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「ガスメット錠10mg・20mg」「ガスメットD錠10mg・20mg」使用上の注意改訂のお知らせ

臨床試験結果

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

10038 W36-1 ワークショップ 36 関節リウマチの病因 病態 2 4 月 27 日 ( 金 ) 15:10-16:10 1 第 5 会場ホール棟 5 階 ホール B5(2) P2-203 ポスタービューイング 2 多発性筋炎 皮膚筋炎 2 4 月 27 日 ( 金 ) 12:4

高齢者に対する特定使用成績調査 調査概要 中間集計結果 1. 症例構成 図 1 症例構成図 表 1 中止 脱落中止 脱落および内訳 ( 例 ) 症例数 割合 ( )

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目 次 1. 市販直後調査実施状況 1 2. 副作用収集状況 収集状況の概要 重篤な副作用の収集状況 5

RA に対する長期投与試験 [RLN3] 13/26 投与群 WHO ART 器官別大分類基本語 有害事象の発現率 ( 安全性解析対象例 )(2) 全症例 YM mg BID 投与時 YM mg BID 以上増量時 自律神経系障害 8(5.1%)[8] 2(

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改訂後 ( 下線 : 追加記載 ) 改訂前 ( 下線 : 削除 ) 使用上の注意 1) 腎障害のある患者 [ 高い血中濃度が持続するおそれがある ]( 用法 用量に関連する使用上の注意 の項参照 ) 2)~ 4) 現行のとおり テオフィリン リトナビル 中枢神経抑制剤アルコール ( 飲酒 ) ピルシ

クラリチンドライシロップ 1% クラリチン錠 10mg クラリチンレディタブ錠 10mg 第 1 部申請書等行政情報及び添付文書に関する情報 (7) 同種同効品一覧 シェリング プラウ株式会社

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ポプスカイン0.75% 注シリンジ 75mg /10 院 Popscaine 75mg /10 院 / 筒 丸石 薬価 円 / 筒 効 硬膜外麻酔 用 ( 注 )1 回 150mg ( 本剤として20 院 ) までを硬膜外腔に投与 禁 大量出血やショック状態, 注射部位またはその周辺に

この薬を使う前に 確認すべきことは? 患者さんや家族の方はこの薬の効果や注意すべき点などについて十分理解できるまで説明を受けてください 説明に同意した場合に使用が開始されます 次の人は この薬を使用することはできません 過去にイストダックス点滴静注用に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人

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1. 副作用収集状況 本報告の集計対象期間中 (2011 年 7 月 1 日から 2011 年 12 月 7 日 ) に本剤を使用した膵癌症例における副作用は 以下のとおり 69 例 186 件でした ( 表 1) なお 本報告の集計対象期間中に本剤の使用を予定されていた症例は 267 例でした (

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プラザキサ服用上の注意 1. プラザキサは 1 日 2 回内服を守る 自分の判断で服用を中止し ないこと 2. 飲み忘れた場合は 同日中に出来るだけ早く1 回量を服用する 次の服用までに 6 時間以上あけること 3. 服用し忘れた場合でも 2 回量を一度に服用しないこと 4. 鼻血 歯肉出血 皮下出

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「             」  説明および同意書


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医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください 効能 効果 用法 用量及び使用上の注意改訂のお知らせ 2018 年 12 月 アステラス製薬株式会社 ( 製造販売 ) 寿製薬株式会社 ( 販売提携 ) このたび 上記の弊社製品につきまして 添付文書の 効能 効果 用法 用量 及び 使用上の

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2. ワクチン接種事業に基づく医療機関からの副反応報告について (1) 副反応報告数及び推定接種者数 ( 平成 23 年 5 月 31 日接種分まで ) 平成 22 年 11 月から平成 23 年 5 月末までの接種者の数について 子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業を実施している市町村から 平成

はじめに オテズラ 錠 10mg 20mg 30mg( 本剤 : 一般名 : アプレミラスト ) は 米国 Celgene 社が創製した新規の経口投与可能なホスホジエステラーゼ4(PDE4) 阻害薬です 本剤は 局所療法で効果不十分な尋常性乾癬 及び 関節症性乾癬 の経口治療薬であり 本剤は PDE

1 疾患別医療費札幌市国保の総医療費に占める入院医療費では 悪性新生物が 21.2% 循環器疾患が 18.6% となっており 循環器疾患では 虚血性心疾患が 4.5% 脳梗塞が 2.8% を占めています 外来医療費では 糖尿病が 7.8% 高血圧症が 6.6% 脂質異常症が 4.3% となっています

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患者向医薬品ガイド

抗がん剤を受けられる皆様へ

ベージニオ(アベマシクリブ)患者向医薬品ガイド

Transcription:

日本標準商品分類番号 873999 オテズラ錠 10mg 20mg 30mg 市販直後調査における副作用集計結果 [ 最終報告 ] 集計対象期間 :2017 年 3 月 1 日 ~2017 年 8 月 31 日 禁忌 ( 次の患者には投与しないこと ) 1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2. 妊婦又は妊娠している可能性のある女性 [( 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 の項参照 )]

はじめにContents調査概要注意を要する副作用の発現状況2 1. はじめに 謹啓 先生方におかれましては ますますご清祥のこととお慶び申し上げます 平素は 格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます PDE4 阻害剤 オテズラ錠 10mg 20mg 30mg ( 以下 オテズラ ) は2016 年 12 月 19 日に 局所療法で効果不十分な尋常性乾癬 及び 関節症性乾癬 を効能 効果として承認を取得いたしました 2017 年 3 月 1 日の販売開始以降 発売から 6ヵ月にわたりご協力を賜りました 市販直後調査 は 2017 年 8 月 31 日をもちまして調査期間を終了いたしました 先生方におかれましては 本調査に多大なるご協力を賜り 厚く御礼申し上げます この度 本調査期間中にご提供いただきました副作用情報の結果報告書を作成いたしましたので ご報告申し上げます 今後の適正使用のためのご参考にしていただけましたら幸甚に存じます 今後とも 本剤の適正使用にご留意いただきますとともに 有害事象をご経験の際には 弊社医薬情報担当者まで速やかにご連絡くださいますようお願い申し上げます 謹白セルジーン株式会社

現状1. はじめに 2 2. Contents 3 3. 調査概要 4 1) 市販直後調査の概要 4 2) 推定使用患者数 4 3) 収集された副作用の概要 4 1 器官別大分類 (SOC) 別副作用報告例数 4 2 副作用発現状況 5 3 重篤な副作用一覧 8 4. 注意を要する副作用の発現状況 11 1) 消化管障害 11 2) 重篤な感染症 11 3) 重篤な過敏症 11 4) うつ / 自殺関連事象 11 5) 頭痛 11 6) 体重減少 11 7) 血管炎 11 8) 悪性腫瘍 12 9) 胚胎児毒性 12 オテズラ錠の適正使用情報については Otezla ホームページでも提供します http://otezla-japan.jp/ 3 は況2. Contents じめにContents調査概要注意を要する副作用の発

はじめにContents調査概要注意を要する副作用の発現状4 3. 調査概要 1) 市販直後調査の概要 副作用集計期間 2017 年 3 月 1 日 ~2017 年 8 月 31 日 調査実施医療機関数 2,737 施設 ( 病院 :779 施設 診療所 :1,958 施設 ) 2) 推定使用患者数 推定使用患者数 約 10,150 人 算定方法 : 同期間中のスターターパック製品の卸出荷数量に基づき 医療機関への納入状況を踏まえて推定した患者数 3) 収集された副作用の概要 販売開始から 6ヵ月間 (2017 年 3 月 1 日 ~2017 年 8 月 31 日 ) に535 例 814 件の副作用が報告されました このうち重篤な副作用は28 例 30 件でした (p8~10 参照 ) 1 器官別大分類 (SOC) 別副作用報告例数 感染症および寄生虫症良性 悪性および詳細不明の新生物 ( 嚢胞およびポリープを含む ) 代謝および栄養障害 精神障害 神経系障害 眼障害 耳および迷路障害 心臓障害血管障害呼吸器 胸郭および縦隔障害胃腸障害肝胆道系障害皮膚および皮下組織障害筋骨格系および結合組織障害腎および尿路障害一般 全身障害および投与部位の状態臨床検査 重篤非重篤 0 50 100 150 200 250 300 350( 例 ) 況 副作用発現状況はp5 7をご参照ください

2 副作用発現状況現状況オテズラ錠にかかわる副作用の発現状況 副作用の分類重篤非重篤総計 感染症および寄生虫症 2 14 16 蜂巣炎 1 3 4 帯状疱疹 4 4 ウイルス性上気道感染 3 3 肺炎 1 1 虫垂炎 1 1 感染 1 1 上気道感染 1 1 口腔ヘルペス 1 1 良性 悪性および詳細不明の新生物 ( 嚢胞およびポリープを含む ) 1 1 2 陰茎癌 1 1 皮膚乳頭腫 1 1 代謝および栄養障害 1 22 23 食欲減退 21 21 高カルシウム血症 1 1 高血糖 1 1 精神障害 2 12 14 抑うつ気分 4 4 不眠症 4 4 うつ病 1 1 自殺念慮 1 1 アルコールによる宿酔 1 1 初期不眠症 1 1 パニック障害 1 1 落ち着きのなさ 1 1 神経系障害 1 118 119 頭痛 1 91 92 浮動性めまい 16 16 傾眠 3 3 体位性めまい 2 2 感覚鈍麻 2 2 健忘 1 1 味覚異常 1 1 頭部不快感 1 1 振戦 1 1 血管性頭痛 1 1 肋間神経痛 1 1 睡眠の質低下 1 1 副作用の分類 重篤 非重篤 総計 眼障害 2 2 眼瞼浮腫 2 2 耳および迷路障害 4 4 回転性めまい 3 3 耳鳴 1 1 心臓障害 4 3 7 動悸 3 3 心筋梗塞 2 2 不整脈 1 1 心不全 1 1 血管障害 1 7 8 高血圧 1 2 3 ほてり 3 3 低血圧 2 2 呼吸器 胸郭および縦隔障害 5 10 15 咳嗽 3 3 鼻漏 3 3 喘息 2 2 呼吸困難 2 2 間質性肺疾患 1 1 咽頭浮腫 1 1 睡眠時無呼吸症候群 1 1 労作性呼吸困難 1 1 くしゃみ 1 1 口腔咽頭不快感 1 1 口腔咽頭痛 1 1 胃腸障害 322 322 下痢 174 174 悪心 118 118 軟便 37 37 嘔吐 18 18 腹部不快感 15 15 腹痛 9 9 消化不良 5 5 腹部膨満 4 4 上腹部痛 3 3 便意切迫 3 3 便秘 2 2 5 はじめにContents調査概要注意を要する副作用の発

はじめにContents調査概要注意を要する副作用の発現状6 3. 調査概要 オテズラ錠にかかわる副作用の発現状況 ( 続き ) 副作用の分類 重篤 非重篤 総計 おくび 2 2 歯痛 2 2 下腹部痛 1 1 口内乾燥 1 1 嚥下障害 1 1 変色便 1 1 歯肉腫脹 1 1 口腔内痛 1 1 歯周病 1 1 歯の障害 1 1 痔出血 1 1 口腔腫脹 1 1 肝胆道系障害 3 1 4 薬物性肝障害 2 2 肝機能異常 1 1 2 皮膚および皮下組織障害 4 57 61 乾癬 14 14 そう痒症 1 12 13 紅斑 4 4 多汗症 4 4 脱毛症 3 3 発疹 3 3 多形紅斑 2 2 薬疹 2 2 湿疹 2 2 光線過敏性反応 2 2 紫斑 2 2 全身性そう痒症 2 2 水疱 1 1 頭部粃糠疹 1 1 皮脂欠乏性湿疹 1 1 皮下出血 1 1 爪変色 1 1 皮膚疼痛 1 1 掌蹠角皮症 1 1 丘疹 1 1 紅斑性皮疹 1 1 全身性皮疹 1 1 小水疱性皮疹 1 1 皮膚剥脱 1 1 コリン性蕁麻疹 1 1 皮膚腫脹 1 1 副作用の分類重篤非重篤総計 筋骨格系および結合組織障害 1 20 21 関節痛 6 6 背部痛 5 5 筋肉痛 3 3 四肢痛 3 3 骨壊死 1 1 関節炎 1 1 筋骨格痛 1 1 頚部痛 1 1 リウマチ性多発筋痛 1 1 乾癬性関節症 1 1 筋骨格硬直 1 1 腎および尿路障害 2 9 11 腎機能障害 1 2 3 尿閉 1 1 2 排尿困難 2 2 着色尿 1 1 夜間頻尿 1 1 頻尿 1 1 尿失禁 1 1 一般 全身障害および投与部位の状態 1 59 60 倦怠感 27 27 末梢性浮腫 5 5 胸部不快感 4 4 異常感 4 4 発熱 4 4 悪寒 3 3 末梢腫脹 3 3 浮腫 2 2 口渇 2 2 死亡 1 1 無力症 1 1 胸痛 1 1 薬効欠如 1 1 顔面浮腫 1 1 冷感 1 1 疼痛 1 1 治療効果減弱 1 1 全身健康状態低下 1 1

重篤非重篤総計現状況副作用の分類 臨床検査 2 25 27 体重減少 12 12 血圧低下 4 4 白血球数減少 1 1 B 型肝炎 DNA 増加 1 1 血中クレアチニン増加 1 1 血中ブドウ糖増加 1 1 血圧上昇 1 1 血中尿酸増加 1 1 C- 反応性蛋白増加 1 1 副作用の分類重篤非重篤総計 フィブリン Dダイマー増加 γ- グルタミルトランスフェラーゼ増加 1 1 1 1 肝機能検査異常 1 1 前立腺特異性抗原増加 1 1 尿中蛋白陽性 1 1 総計 ( 件数 ) 30 784 814 総計 ( 症例数 ) 28 516 535 集計期間 :2017 年 3 月 1 日 ( 販売開始日 )~2017 年 8 月 31 日 表中の副作用名は 報告された副作用名を MedDRA/J 20.0の基本語に読み替えています 副作用の分類 ( 箇所 ) は症例数 各副作用名は件数で表示しています 1 症例に同一副作用が複数回発現した場合でも 1 件としています 本集計には 調査が完了していない情報も含まれており 今後の調査により 副作用名 重篤性 因果関係等が変更となる場合があります 7 はじめにContents調査概要注意を要する副作用の発

はじめにContents調査概要注意を要する副作用の発現状況8 3. 調査概要 3 重篤な副作用一覧 症例番号 副作用名 年齢 性別 原疾患 合併症 既往歴 1 日投与量 * 発現日数 ( 日 ) ** 1 蜂巣炎 70 代男不明蜂巣炎 60mg 不明継続不明 2 肺炎 80 代男尋常性乾癬なし 60mg 20 中止回復 3 陰茎癌 50 代男尋常性乾癬 4 高カルシウム血症 高脂血症 高血圧 高尿酸血症 本剤の処置 転帰 60mg 66 中止不明 70 代男尋常性乾癬不明漸増中 6 不明不明 5 うつ病 40 代男尋常性乾癬うつ病 60mg 6 自殺念慮 70 代男尋常性乾癬 うつ病 高血圧 29 36 休薬 回復 漸増中 20 休薬不明 7 頭痛 70 代男尋常性乾癬なし 10mg 1 中止軽快 8 不整脈 60 代男尋常性乾癬不明 60mg 77 中止軽快 9 心不全 70 代男尋常性乾癬間質性肺炎不明 15 中止回復 10 心筋梗塞 70 代女尋常性乾癬 糖尿病 肥満 高血圧 脱水 喘息 慢性膵炎 ぶどう膜炎 胆石症 漸増中 8 中止死亡 11 心筋梗塞 60 代男尋常性乾癬なし 60mg 136 休薬軽快 *: スターターパック使用時で具体的な投与量が不明の場合は 漸増中 と記載した **: 投与日を 1 日目として換算した 備考 咳 発熱を認め投与中止 23 日目肺炎と診断され入院 排尿痛のため検査入院し 陰茎癌と診断 カルシポトリオール軟膏を同日より併用 4 2 日目に休薬 うつ症状は 軽度改善したため再投与したがうつ症状のため中止 投与 3 日目に下痢 ( 非重篤 ) を認めたが 8 日目に回復 2 0 日目は体重減少 ( 非重篤 ) を認める 激しい頭痛のため救急搬送され CT 検査と血液検査を実施したが異常なし 点滴処置を行い軽快 同日 呼吸困難 ( 非重篤 ) を訴える 15 日目 むくみ だるさを訴える 3 5 日目 B N P( 脳性ナトリウム利尿ぺプチド ) は 46.4pg/mL に上昇 41 日目に投与中止 1 日目に下痢 ( 非重篤 ) 7 日目に嘔吐 ( 非重篤 ) が発現 8 日目に心筋梗塞で緊急搬送 17 日目に死亡 冠動脈バイパス手術を施行

現状況症 例番号 副作用名 年齢 性別 原疾患 合併症 既往歴 1 日 * 投与量 発現日数 ( 日 ) ** 12 高血圧 40 代男尋常性乾癬高血圧漸増中 10 継続軽快 13 喘息 そう痒症 50 代男尋常性乾癬 14 喘息 50 代女尋常性乾癬 15 喘息 肺炎 うつ病 喘息 アレルギー性蕁麻疹 高血圧 本剤の処置 60mg 21 中止 転帰 軽快 未回復 漸増中 1 中止回復 間質性肺疾患 合併症 : 高血圧 高脂血症 慢性腎臓病 (egfr30 未満 : 重度の腎 9 回復 70 代 男 尋常性乾癬 機能障害 ) そう痒症既往症 : 脳梗塞 60mg 中止 薬物性肝障害 腎嚢胞 頚動脈プラーク 7 回復 16 咽頭浮腫 50 代男尋常性乾癬なし漸増中 15 中止回復 17 睡眠時無呼吸症候群 40 代男尋常性乾癬なし 60mg 不明不明不明 18 肝機能異常不明男不明不明不明不明不明不明 *: スターターパック使用時で具体的な投与量が不明の場合は 漸増中 と記載した **: 投与日を 1 日目として換算した 備考 収縮期血圧 140 180mmHg 拡張期血圧 90 110mmHgに上昇 高血圧治療薬を追加した 息苦しさ 違和感を伴う喘息様症状を自覚し 全身を虫が這う様な皮膚そう痒感が出現した 3 5 日目に入院した 服用 30 分後に喘息発作を 認め 点滴処置により回復 9 日目に38 度の発熱と全身倦怠感を認める 1 8 日目投与中止 両肺全体にスリガラス影 ( + ) 血中 β - D - グルカン陰性 動脈血酸素分圧 ( P O 2): 6 0. 1 m m H g 動脈血二酸化炭素分圧 (PCO2):35.4mmHg ph: 7.456 1 8 日目の検査値は ALP: 795IU/L ALT:82IU/L AST:85IU/L 白血球数 10100/μL 29 日目に薬剤リンパ球刺激試験 (DLST) 試験を実施し陰性 軟便 歯肉腫脹 末梢腫脹 ( いずれも非重篤 ) などを併発 中止後 いずれも回復 下腹部痛 着色尿 ( いずれも非重篤 ) などの症状を伴う γ GTP:1260IU/L AST: 102IU/L ALT:181IU/L 9 はじめにContents調査概要注意を要する副作用の発

はじめにContents調査概要注意を要する副作用の発現状況10 3. 調査概要 重篤な副作用一覧 ( 続き ) 症例番号 副作用名 年齢 性別 原疾患 19 薬物性肝障害 70 代男尋常性乾癬 20 水疱 70 代男尋常性乾癬 合併症 既往歴 慢性 B 型肝炎 慢性 C 型肝炎 胆嚢ポリープ 脳梗塞 2 型糖尿病 腎嚢胞等 糖尿病 高血圧 1 日投与量 * 発現日数 ( 日 ) ** 本剤の処置 転帰 60mg 48 減量回復 備考 漸増中 3 中止回復ステロイド剤により処置 21 多形紅斑 70 代男尋常性乾癬不明 60mg 69 中止回復 22 多形紅斑 60 代男尋常性乾癬糖尿病 60mg 22 休薬回復 23 骨壊死 40 代女不明不明不明不明不明不明 24 尿閉 70 代男尋常性乾癬 前立腺肥大 肺癌 食道ヘルニア 10mg 2 中止回復導尿処置を実施 25 腎機能障害不明男尋常性乾癬不明 60mg 不明不明不明 26 死亡 60 代男尋常性乾癬糖尿病不明不明不明死亡死因不明 27 白血球数減少 50 代男不明不明不明不明休薬改善 28 B 型肝炎 DNA 増加 70 代男尋常性乾癬 慢性 B 型肝炎 高血糖 心房細動 慢性硬膜下 血腫 ( 手術 施行済み ) 漸増中 6 中止軽快 息切れを発現し入院 感染症 ( 非重篤 ) を併発 肝機能障害を認め ( 6 日目に A ST:184IU / L ALT: 166IU/L γ-gtp:228iu/ L A L P : 4 4 0 I U / L ) 8 日目に投与中止 1 0 日目 H B s 抗原 (+) HBe 抗原 : 陽性 HBc 抗体 : 陽性 HBV 増幅反応 : 検出 H B V - D N A 定量リアル :7. 4 LIU/mL *: スターターパック使用時で具体的な投与量が不明の場合は 漸増中 と記載した **: 投与日を 1 日目として換算した 本集計には 調査が完了していない情報も含まれており 今後の調査により 副作用名 重篤性 因果関係等が変更となる場合があります

現状1 ) 消化管障害 本剤は 消化管障害 ( 下痢 悪心 嘔吐等 ) の副作用を軽減するために 治療開始時から 2 週間は オテズラ錠 はスターターパック による漸増投与を行います じ本調査期間の主な消化管障害は 下痢 174 例 悪心 118 例 軟便 3 7 例 嘔吐 18 例 腹部不快感 15 例等で 重篤例は認められませんでした 2) 重篤な感染症重篤例として 蜂巣炎 肺炎 B 型肝炎 D N A 増加が各 1 例に認められました ( 詳細は p 8 1 0 参照 ) 3 ) 重篤な過敏症重篤な過敏症として 多形紅斑が2 例に認められました ( 詳細はp10 参照 ) 4) うつ / 自殺関連事象抑うつ気分が 4 例 うつ病が 1 例 自殺念慮が 1 例に認められました なお うつ病と自殺念慮の各 1 例は重篤でした ( 詳細はp8 参照 ) 5 ) 頭痛頭痛は92 例に認められ 1 例は重篤でした ( 詳細はp8 参照 ) 6 ) 体重減少体重減少が 1 2 例 ( 全て非重篤 ) に認められました 7 ) 血管炎当該期間中に発現は認められませんでした なお げっ歯類での試験において 本剤を含む P D E 4 阻害剤 ( 国内未承認 ) を投与した場合に 病理組織学的に 血管周囲に炎症性の病変が認められています 11 況4. 注意を要する副作用の発現状況 めにContents調査概要注意を要する副作用の発

はじめにContents調査概要注意を要する副作用の発現状況12 4. 注意を要する副作用の発現状況 8 ) 悪性腫瘍 陰茎癌が 1 例に認められました ( 詳細は p8 参照 ) 9 ) 胚胎児毒性 当該期間中に妊婦へ投与した報告はありませんでした なお マウス及びサルでの生殖発生毒性試験において以下の所見が認められています マウスを用いた動物実験で 臨床用量の2.3 倍に相当する用量で早期吸収胚数及び着床後損失率の増加 胎児体重の減少 骨化遅延が認められた サルを用いた動物実験で 臨床用量の2.1 倍に相当する用量で流産が認められた

PMS00740PF 2017 年 11 月作成