Microsoft Word - 調査結果速報_

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厚生労働省発表

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労働力調査(詳細集計)平成29年(2017年)平均(速報)結果の概要

1 非正規雇用者用 働き方 に関するアンケート あなた自身についてお答えください F1. 性別 ( ひとつだけ ) 1. 男性 2. 女性 F2. 生年月日 ( 西暦 )19 年月 ( 生まれ ) F3. 最終学歴 ( ひとつだけ ) 在学中の場合は在学中の学校を 中途退学の場合はその前の学歴を選ん

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労働力調査(詳細集計)平成24年平均(速報)結果の要約

参考 1 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに


転職者の動向・意識調査 2011年1月~3月期

派遣社員の業務 < 業務の区分 > 現在従事している主な業務 について 下記の通り オフィス系 営業 販売 サービス系 IT 技術 通信系 クリエイティブ系 製造 軽作業系 その他 の 6 つのカテゴリーに分類して集計しています オフィス系 ОA 事務 英文事務 PC オペレーター データ入力 通訳

調査実施要領 調査名 : 派遣社員 WEB アンケート調査 実施時期 :2014 年 9 月 1 日 ~2014 年 11 月 21 日調査対象 : 現在派遣で働いている方及び過去半年間に派遣で働いていたことがある方実施方法 :WEBアンケートページ( パソコン スマホ等 ) に直接入力し WEB

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2 継続雇用 の状況 (1) 定年制 の採用状況 定年制を採用している と回答している企業は 95.9% である 主要事業内容別では 飲食店 宿泊業 (75.8%) で 正社員数別では 29 人以下 (86.0%) 高年齢者比率別では 71% 以上 ( 85.6%) で定年制の採用率がやや低い また

調査レポート

Ⅰ 調査目的 総合研究所では 新規開業企業の実態を把握するために 1991 年から毎年 新規開業実態調査 を実施し 開業時の年齢や開業費用など時系列で比較可能なデータを蓄積すると同時に 様々なテーマで分析を行ってきた 今年度は 高齢化が進展するなか開業の担い手として注目を集めているシニア起業家 (

Microsoft Word - Notes1104(的場).doc

1. 職場愛着度 現在働いている勤務先にどの程度愛着を感じているかについて とても愛着がある を 10 点 どちらでもない を 5 点 まったく愛着がない を 0 点とすると 何点くらいになるか尋ねた 回答の分布は 5 点 ( どちらでもない ) と回答した人が 26.9% で最も多かった 次いで

平成 年 2 月 日総務省統計局 労働力調査 ( 詳細集計 ) 平成 24 年 10~12 月期平均 ( 速報 ) 結果の概要 1 Ⅰ 雇用者 ( 役員を除く ) 1 1 雇用形態 2 非正規の職員 従業員の内訳 Ⅱ 完全失業者 3 1 仕事につけない理由 2 失業期間 3 主な求職方法 4 前職の

Ⅰ 調査目的 中小企業で外国人労働者を雇用する例が広くみられるようになっている 背景には生産年齢人口の減少だけではなく 海外展開や訪日観光客の受け入れといった中小企業経営の国際化もある 人手不足への対応として導入が進んだ外国人労働者であるが しだいに企業の成長や事業展開に欠かせなくなってきていると考

- 調査結果の概要 - 1. 改正高年齢者雇用安定法への対応について a. 定年を迎えた人材の雇用確保措置として 再雇用制度 導入企業は9 割超 定年を迎えた人材の雇用確保措置としては 再雇用制度 と回答した企業が90.3% となっています それに対し 勤務延長制度 と回答した企業は2.0% となっ


自動的に反映させないのは133 社 ( 支払原資を社内で準備している189 社の70.4%) で そのうち算定基礎は賃金改定とは連動しないのが123 社 (133 社の92.5%) となっている 製造業では 改定結果を算定基礎に自動的に反映させるのは26 社 ( 支払原資を社内で準備している103

第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

職場環境 回答者数 654 人員構成タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % % 質問 1_ 採用 回答 /654 中途採用 % 新卒採用 % タ

目次 1. 派遣事業の役割とキャリア形成の必要性について 2. 派遣労働者の意向をふまえたキャリア形成のありかた - 派遣スタッフ web アンケート調査結果 ( 速報値 ) より 3. ジョブカード制度の活用による派遣労働者のキャリア形成支援について 1

調査結果 転職決定者に聞く入社の決め手 ( 男 別 ) 入社の決め手 を男 別でみた際 性は男性に比べると 勤務時間 休日休暇 育児環境 服装 オフィス環境 職場の上司 同僚 の項目で 10 ポイント以上 かった ( 図 1) 特に 勤務時間 休日休暇 の項目は 20 ポイント以上 かった ( 図

男女共同参画に関する意識調査

関東地方の者が約半数を占める (45.3%) 続いて近畿地方 (17.4%) 中部地方 (15.0%) となっている 図表 2-5 地域構成 北海道 東北関東中部近畿中国四国九州 沖縄総数 (%) 100.0% 8.9% 45.3%

中小企業のための「育休復帰支援プラン」策定マニュアル

佐藤委員提出資料

第1回「離婚したくなる亭主の仕事」調査

調査結果詳細 1: 社会保険に関わる法改正の詳細を知っていた方は23% ( 図 1) 2016 年 10 に社会保険に関わる法律が改正されました 今回の法改正を知っているかについては 詳細を知っていた と回答した方は23% でした なんとなく知っていた (45%) 知らなかった (33%) が大半を

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中国帰国者以外 フィリピン アジア諸国 中米南米諸国 欧米系諸国 全体 就業の状態 (1) 現在の職業表 -2.5 は 国籍グループ別に有業者の現在の職業をみたものである

図表 29 非正規労働者の転職状況 前職が非正規労働者であった者のうち 現在約 4 分の 1 が正規の雇用者となっている 非正規労働者の転職希望理由としては 収入が少ない 一時的についた仕事だから が多くなっている 前職が非正規で過去 5 年以内に転職した者の現職の雇用形態別割合 (07 年 現職役

日韓比較(10):非正規雇用-その4 なぜ雇用形態により人件費は異なるのか?―賃金水準や社会保険の適用率に差があるのが主な原因―

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

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調査の概要 少子高齢化が進む中 わが国経済の持続的発展のために今 国をあげて女性の活躍推進の取組が行なわれています このまま女性正社員の継続就業が進むと 今後 男性同様 女性も長年勤めた会社で定年を迎える人が増えることが見込まれます 現状では 60 代前半の離職者のうち 定年 を理由として離職する男

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2 業務請負 1980 年代 ~

調査結果のポイント 従業員採用状況について 平成 28 年度 (H28.4 ~ H29.3) は 計画どおり もしくは計画より多く採用した と回答した企業が69% 採用計画について 29 年度 (H29.4 ~ H30.3) は 28 年度実績と比較し 増やす と回答した企業と 減らす と回答した企

3 調査項目一覧 分類問調査項目 属性 1 男女平等意識 F 基本属性 ( 性別 年齢 雇用形態 未既婚 配偶者の雇用形態 家族構成 居住地 ) 12 年調査 比較分析 17 年調査 22 年調査 (1) 男女の平等感 (2) 男女平等になるために重要なこと (3) 男女の役割分担意

第三章:保育士の就業・就職行動と意識

農業法人等における雇用に関する調査結果

第 表性別 年齢階層別にみた就業形態別推計実数 H6 H11 H15 H19 男性 女性 合計 男性 女性 合計 男性 女性 合計 男性 女性 合計 正社員契約社員嘱託社員出向社員 常用雇用型派遣労働者 登録型派遣労働者 臨時的雇用者 パートタイム労働者 歳 83,790 0

Ⅰ 調査の目的と実施要領 1 調査目的 日本政策金融公庫総合研究所では 新規開業企業の実態を把握するため 1991 年度から毎年 新規開業実態調査 を実施しており 開業者の属性や開業費用など時系列で比較可能なデータを中心に蓄積してきた そこで 今年度実施した 217 年度新規開業実態調査 の結果とと

2019 年 1 月 17 日日本政策金融公庫総合研究所 起業と起業意識に関する調査 ~ アンケート結果の概要 ~ Ⅰ 調査目的と実施要領 Ⅱ 調査結果 1 起業意識の分布 2 起業家 起業関心層 起業無関心層の違い 3 起業家の実態 4 起業関心層の実態 Ⅲ まとめ <

H30年度 シンポジウム宮城・基調講演(藤波先生)

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< 調査の概要 > 1. 調査対象 : 全国の 50~69 歳の男女のうち 下記 5. に該当する方 2. 調査方法 : インターネット調査 ( 株式会社マクロミルの登録モニター対象 ) 3. 調査時期 : 2018 年 2 月 9 日 ~2 月 14 日 4. 回収数 : 6,250 人 5. 回

第5回 「離婚したくなる亭主の仕事」調査

Microsoft Word - H29 結果概要

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Microsoft PowerPoint - 【資料3-2】高年齢者の雇用・就業の現状と課題Ⅱ .pptx

Microsoft Word - 4AFBAE70.doc

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調査実施の背景 わが国では今 女性活躍を推進し 誰もが仕事に対する意欲と能力を高めつつワークライフバランスのとれた働き方を実現するため 長時間労働を是正し 労働時間の上限規制や年次有給休暇の取得促進策など労働時間制度の改革が行なわれています 年次有給休暇の取得率 ( 付与日数に占める取得日数の割合

本調査へのコメント ( 独立行政法人労働政策研究 研修機構労働政策研究所副所長荻野登氏 ) 労働契約法第 18 条の無期転換ルールが本格的に実施された今年 4 月以降 直近の状況を知るうえで 貴重なデータを提供している それによると 転換申込権の対象者 (175 人 ) のうち 4 人に 1 人が

労働法制の動向

若年者雇用実態調査

リスモン調べ 第4回 離婚したくなる亭主の仕事

男女共同参画に関する意識調査

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2013年度新規開業実態調査

Staffing Industry Outlook 2009 Edited by SATO Hiroki, HOTTA Satoko Department of Research on the Staffing Industry RSI Occasional Paper Series No.6 De

本調査へのコメント ( 独立行政法人労働政策研究 研修機構労働政策研究所副所長荻野登氏 ) 無期転換ルールに基づく申し込み権が本格的に発生するまで一年を切るなか 連合調査によるとまだ半数の有期雇用労働者がこのルールを知らないままでいる まず この周知が残された期間での最大の課題になるのではないか 当

平成24年度 団塊の世代の意識に関する調査 経済状況に関する事項

結果概要 Ⅰ 人手不足への対応について 1. 人員の過不足状況について 社 % 不足している 1, 過不足はない 1, 過剰である 合計 2, 全体では 半数以上の企業が 不足している と回答 n =2,

図表 1 人口と高齢化率の推移と見通し ( 億人 ) 歳以上人口 推計 高齢化率 ( 右目盛 ) ~64 歳人口 ~14 歳人口 212 年推計 217 年推計

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「多様な正社員」と非正規雇用

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Microsoft Word - ★調査結果概要3.17版new.doc

(2)3 年以内の有期プロジェクト型業務 ( 同項第 2 号イ ) 事業の開始 転換 拡大 縮小または廃止のために必要な業務で 一定期間内で完了することが予定されている業務への派遣については その業務が完了するまでの期間であれば 受入期間の制限はありません (3) 日数限定業務 ( 同項第 2 号ロ

「新入社員意識調査」に関するアンケート調査結果

テレワーク制度等 とは〇 度テレワーク人口実態調査 において 勤務先にテレワーク制度等があると雇用者が回答した選択枝 1 社員全員を対象に 社内規定などにテレワーク等が規定されている 2 一部の社員を対象に 社内規定などにテレワーク等が規定されている 3 制度はないが会社や上司などがテレワーク等をす

2

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第第第ライフスタイルに対する国民の意識と求められるすがた50 また 働いていないが 今後働きたい と回答した人の割合は 男性では 7.4% であるのに対し て 女性は19.1% である さらに 女性の中では 30 代の割合が高く ( 図表 2-1-2) その中でも 特に三大都市圏で高い割合となってい

第2回「離婚したくなる亭主の仕事」調査

企業と外国人留学生を結び付ける 出会いと理解 推進事業 外国人採用に関するアンケート調査報告書 平成 25 年 6 月 特定非営利活動法人人材育成センター

(2) 月額の手取り収入と扶養控除について 図 2: 月額の手取り収入について ( 既婚女性 n=968 未婚女性 n=156) 図 3:( 上 ) 扶養控除や健康保険免除について ( 月収 10 万円未満 n=802 月収 10 万円以上 n=166) ( 下 ) 働く際に扶養控除などを気にしてい

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日本図書館協会非正規雇用職員に関する委員会 公共図書館における非正規雇用職員に関する実態調査調査結果 ( 速報 ) わが国の公共図書館における非正規雇用職員の割合は 70%( 日本の図書館 2018 による ) を超えています このような現状に鑑み 今後の公共図書館の維持発展を図る

2018年度(平成30年度)派遣社員WEBアンケート調査【詳細結果】

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

求人情報提供端末の 使い方 2017 年 2 月版 厚生労働省 Copyright 2017 厚生労働省職業安定局 ( )

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人材マネジメント調査2013

~~ 改正労働契約法の認知状況や施行状況 ~~ 今年 4 月施行の改正労働契約法有期契約労働者の認知状況は不十分 無期労働契約への転換 は 6 割以上 不合理な労働条件の禁止 は 7 割が 知らなかった 契約期間の定めのある労働契約 ( 有期労働契約 ) で働く人が安心して働き続けることができるよう

(3) お住まいはどちらですか?( 単身赴任の場合は家族の居住地 ) 住まいは 名古屋市内 が 40.8% 名古屋市外 が 59.2% である 図 36 住まい 名古屋市外 59.2 n=191 名古屋市内 40.8 (4) ご家族 家族は 核家族 ( 二世代 子どもと親のみ ) が 49.7% と

働き方の現状と今後の課題

男女間の賃金格差問題に関する研究会報告

2. 有期契約労働者を雇用しているか 設問 1 パート アルバイト 契約社員 嘱託 派遣社員などの有期契約労働者を雇用していますか 選択肢 1 雇用している 2 雇用していないが 今後雇用する予定 3 雇用していないが 以前雇用していた 4 雇用しておらず 今後も雇用しない予定 全体

社団法人日本生産技能労務協会

<本調査研究の要旨>

調査結果 1. 働き方改革 と聞いてイメージすること 男女とも 有休取得 残業減 が 2 トップに 次いで 育児と仕事の両立 女性活躍 生産性向上 が上位に 働き方改革 と聞いてイメージすることを聞いたところ 全体では 有給休暇が取りやすくなる (37.6%) が最も多く 次いで 残業が減る (36

Transcription:

(2010 年 9 月 27 日 : 第 2 版 ) 請負社員 派遣社員の働き方とキャリアに関するアンケート調査結果概要 労働者派遣法改正の評価と今後のキャリア希望を中心にー 調査の目的調査の目的は 生産現場で派遣社員や請負社員として働く人々の就業実態とキャリアの現状と課題 さらに労働者派遣法改正による製造派遣禁止に関する評価などを明らかにすることにある 調査の実施方法 1 日本生産技能労務協会の会員企業を通じて調査票の配付を依頼し 調査対象者が調査に回答したのち 調査対象者が調査票を東京大学社会科学研究所宛に投函する方式で実施した 2 4000 人を調査対象として 従業員規模に応じて各企業の調査対象者数を割り当てた 3 工場で生産業務に従事している請負社員 派遣社員を対象として 管理のみを担当している社員は調査の対象外とした 調査の実施方法では 取引先の職場の最小の管理単位 ( 例えば班 グループなど ) を選んで その管理単位の下で働いている請負社員 派遣社員の全員に調査票を配付することを原則とし 特定の人だけに調査票が配付されないように留意した 4 調査の実施時期は 2010 年 8 月 19 日から調査票の配付を開始し 9 月 1 日を投函の締め切りとした 5 締め切り後に到着した調査票や無効票を除いた有効回収数は 2277 票で 有効回収率は 56.9% である 6 調査は 科学研究費補助金( 基盤研究 (B)) 企業の外部人材の活用と戦略的人的資源管理 ( 課題番号 : 22330110) を利用して実施した 調査の実施主体東京大学社会科学研究所の研究組織である人材フォーラムの 請負会社 派遣会社の生産現場で働く人々の働き方とキャリア意識に関する調査プロジェクト 佐藤博樹 ( 代表 東京大学社会科学研究所教授 ) 佐野嘉秀 ( 法政大学経営学部准教授 ) 島貫智行 ( 一橋大学大学院商学研究科専任講師 ) 調査の問い合わせ先東京大学社会科学研究所人材フォーラム ( 和田宛 ) 電子メール hrm@iss.u-tokyo.ac.jp 電話番号 :03-5841-4875( 平日の水曜を除く 10 時から 17 時まで ) 1

調査結果の概要本概要では 調査の結果の中から労働者派遣法の改正による製造派遣の 禁止 に関する評価や将来のキャリア展望などに限定して紹介する 調査全体の概要に関しては 2010 年 11 月末頃に人材フォーラムのホームページ ( http://web.iss.u-tokyo.ac.jp/jinzai/) で公開する予定である 本概要は速報のため 最終報告と数値が多少異なることもあるので その点に留意されたい ( 回答者の属性 ) 回答者の属性をみると 性別は男性が 66.1% 女性が 33.5% で 年齢は 24 歳以下が 11.5% 25 歳から 29 歳が 19.2% 30 歳から 34 歳が 19.2% 35 歳から 39 歳が 18.1%, 40 歳以上が 30.7% で 平均年齢は 35.3 歳となる 学歴は高卒が 69.2% と主となり 高専 短大卒が 13.1% 大卒が 9.8% である 役職では 役職のない現場社員 が 59.2% と多く リーダー 管理者 ( 現場作業も行う ) が 24.8% である 就業形態では 請負社員が 46.3% で 派遣社員が 32.8% で 就業形態が わからない とした者が 20.1% になる 雇用契約期間が定められている者 ( 有期契約 ) が 56.0% 定められていない者が 34.3% わからない が 8.6% となる 請負社員では雇用契約期間が定められてない者が 39.1% と多くなる 現在の請負会社 派遣会社での雇用継続期間は 1 年未満が 24.5% 1 年以上 3 年未満が 19.9% 3 年以上が 53.2% になる リーマンショック後 製造業における派遣社員 請負社員の活用が急減したため 派遣会社 請負会社における採用の停止や削減など生じたため 若年層の派遣社員 請負社員が少なく 比較的継続的に雇用されたり就業している派遣社員 請負社員の回答者が多くなったと思われる また 自分の就業形態を わからない と回答した者が 2 割も占める点は 留意が必要となる 派遣会社 請負会社として自社の社員に対して就業形態を正確に説明することが求められよう 図表 1: 回答者の属性 1. 性別 2. 年齢 3. 学歴 男性 66.1 女性 33.5 0.4 ~19 歳 0.9 20~24 歳 10.6 25~29 歳 19.2 30~34 歳 19.2 35~39 歳 18.1 40~44 歳 13.8 45~49 歳 8.4 50~54 歳 5.0 55 歳以上 3.5 1.3 中学卒 7.0 高校卒 69.2 高専卒 6.8 短大卒 6.3 大学卒 9.8 大学院卒 0.1 0.7 4. 役職 5. 就業形態 6. 雇用される期間の定め うち派遣社員 うち請負社員 役職のない現場社員 59.2 リーダー 管理者 24.8 その他 15.2 0.9 派遣社員 32.8 請負社員 46.3 わからない 20.1 0.7 期間が定められている 56.0 期間が定められていない 34.3 わからない 8.6 1.2 期間が定められている 66.9 期間が定められていない 24.0 わからない 8.4 0.7 期間が定められている 52.9 期間が定められていない 39.1 わからない 7.0 0.9 7. 現在の請負会社 派遣会社での雇用継続期間 1ヶ月未満 1.4 1ヶ月 ~3ヶ月未満 6.3 3ヶ月 ~6ヶ月未満 7.1 6ヶ月 ~1 年未満 9.7 1 年 ~2 年未満 11.2 2 年 ~3 年未満 8.7 3 年 ~5 年未満 20.1 5 年以上 33.1 2.5 2

( これまでのキャリア : 正社員やパート アルバイト等としての就業経験 収入や ものづくり への関心から現在の働き方を選択 ) 今の会社の請負 派遣社員になるまでに経験した仕事としては 製造業務 ( 57.6% ) のほか 販売 接客 フードサービス ( 49.1% ) や 事務 / オフィス デスクワーク ( 21.7% ) 営業 ( 20.7% ) 建設 設備 土木作業 ( 17.6% ) を経験している割合が高い 経験した就業形態としては 正社員 ( 74.9% ) パート アルバイト 臨時 契約社員等 ( 66.0% ) 派遣社員 ( 43.6% ) の経験者の割合が高い 正社員やパート アルバイト等としての就業経験がある者が多いといえる 請負 派遣社員として働くことにした理由としては 正社員に限らず他に仕事がなかったから ( 37.7% ) 正社員として働ける会社が請負 派遣会社以外になかったから ( 28.7% ) より収入の多い仕事に従事したかったから ( 19.7% ) ものづくりの仕事に興味があったから ( 18.0% ) といった理由を挙げる割合が高い 就業機会が限られる状況の中で 相対的に収入の高い働き方として あるいは ものづくり への関心から 生産業務の請負 派遣社員としての就業を選択している者が少なくない 図表 2: 今の会社の請負 派遣社員になるまでに経験した仕事 ( 複数回答 ) 0 20 40 60 80 事務 / オフィス デスクワーク 21.7 営業 20.7 販売 接客 フードサービス 49.1 ドライバー デリバリー 10.5 清掃 警備 保守 9.7 製造業務 57.6 建設 設備 土木作業 17.6 研究 技術職等の専門職 6.5 その他 12.8 働いたことがない 5.6 0.6 図表 3: 今の会社の請負 派遣社員になるまでに経験した就業形態 ( 複数回答 ) 正社員 74.9 パート アルバイト 66.0 派遣社員 43.6 請負社員 14.7 自営業 9.1 その他 3.3 1.2 (N=2,135) 3

図表 4: 請負 派遣社員として働くことにした理由 ( 複数回答 ) 0 10 20 30 40 50 専門的な資格 技能を活かせるから 3.8 より収入の多い仕事に従事したかったから 19.7 正社員として働ける会社が請負 派遣会社以外になかったから 28.7 組織にしばられないから 8.3 勤務時間や労働日数が短いから 5.5 自分の都合のよい時間に働けるから 5.0 就業調整 ( 年収の調整や労働時間の調整 ) をしたいから 1.2 簡単な仕事で責任も少ないから 8.7 家計の補助 学費等を得たいから 10.3 家庭の事情 ( 家事 育児 介護等 ) や他の活動と両立しやすいから 8.5 勤務時間が短いから 13.7 体力的に正社員として働けないから 1.0 自分で自由に使えるお金を得たいから 9.7 ものづくりの仕事に興味があったから 18.0 正社員への登用機会を得るため 10.3 請負 派遣会社に転籍したため 5.8 正社員に限らず 他に仕事がなかったから 37.7 その他 8.7 特に理由はない 8.7 0.9 ( 仕事に関する満足度 : 仕事内容や労働時間 人間関係の満足度は高い 他方で 処遇や雇用の安定性 今後のキャリア見通しへの満足度は低い傾向 ) 仕事に関する事項についての満足度をみると 満足 ( 満足 + やや満足 ) とする割合は 仕事内容 やりがい ( 40.8% ) や 労働時間 休日等の労働条件 ( 42.9% ) 請負 派遣社員との人間関係 コミュニケーション ( 44.4% ) 働いている工場の正社員との人間関係 コミュニケーション ( 40.2% ) といった事項で高く 賃金 ( 20.2% ) や 人事評価 処遇のあり方 ( 17.2% ) 教育訓練 能力開発の機会 ( 14.8% ) 雇用の安定性 ( 18.1% ) 今後の仕事やキャリアの見通し ( 8.1% ) といった事項で特に低くなっている 仕事内容や労働時間 人間関係には満足度が高く 賃金や評価処遇 教育訓練の機会 雇用の安定性や今後のキャリアの見通しについては満足度が低い傾向にある 図表 5: 現在の仕事に関する満足度 仕事内容 やりがい 10.3 30.5 40.2 10.4 8.00.5 賃金 3.8 16.4 29.4 25.2 24.4 0.7 労働時間 休日等の労働条件 14.4 28.5 34.0 15.7 6.50.9 人事評価 処遇のあり方 4.7 12.5 45.8 19.6 15.9 1.5 職場の環境 ( 照明 空調 騒音等 ) 10.3 23.8 30.9 22.3 12.1 0.7 請負 派遣社員との人間関係 コミュニケーション 12.7 31.6 37.5 11.2 6.20.7 働いている工場の正社員との人間関係 コミュニケーション 11.0 29.2 41.1 11.6 6.70.4 4

雇用の安定性 4.7 13.3 40.3 22.4 18.6 0.7 福利厚生 7.5 19.3 46.7 14.8 10.6 1.1 教育訓練 能力開発の機会 3.4 11.4 49.8 20.1 14.5 0.9 請負 派遣会社の管理者 リーダーによる管理や指導 6.2 19.2 45.9 16.8 10.9 1.0 職業生活全体 3.9 18.4 52.2 16.4 8.11.0 今後の仕事やキャリアの見通し 1.96.2 46.8 23.2 20.7 1.1 満足やや満足どちらともいえないやや不満不満 ( 製造派遣禁止に関する意見 : 反対が半数強を占める ) 派遣社員では 製造派遣の禁止に 反対 が 55.3% と半数強を占め 賛成 は 13.5% に過ぎない ( どちらともいえない 22.4% わからない 6.0%) 請負社員では 賛成 が若干多くなるが それでも 賛成 は 20.4% に過ぎず 反対 が 41.0% となる 図表 6: 製造派遣の禁止に関する賛否 派遣社員 13.5 55.3 22.4 6.0 2.8 (N=747) 請負社員 20.4 41.0 28.5 9.0 1.0 (N=1,055) 禁止に賛成である禁止に反対であるどちらともいえない わからない 派遣社員をとりだして 製造派遣の禁止に 反対 する理由 ( 複数回答 ) を見ると 派遣を禁止しても 正社員などの雇用機会が増えないから (69.5%) と 自分が派遣で働けなくなるから ( 65.9%) が 2 大理由で これに 正社員の仕事が見つかるまでのつなぎの仕事がなくなるから ( 39.0%) が続く 請負社員でも 派遣を禁止しても 正社員などの雇用機会が増えないから (71.4%) が 製造派遣禁止に 反対 する理由の第 1 位となる 他方 製造派遣の 禁止 に賛成する者の理由 ( 複数回答 ) は 派遣社員では 派遣は雇用が不安定だから ( 83.2%) 派遣で働き続けても安定した仕事に就職できないから ( 64.4%) 派遣は賃金など労働条件が低いから ( 56.4%) が主なものとなる 請負社員で 5

も 禁止 に賛成する理由は派遣社員とほぼ同様の回答となる つまり 製造派遣の雇用機会の安定性や労働条件の改善が実現できれば 禁止 賛成の意見が減少するとも考えられる 製造派遣の禁止に反対する者が多いが その理由は 禁止しても正社員などの雇用機会が増えないだけでなく 派遣社員として働けなくなり 雇用機会を失う危惧があることによる 図表 7: 禁止に反対する 理由 ( 複数回答 ) 自分が派遣で働けなくなるから 37.9 65.9 派遣が禁止されると 自分で仕事を探さなくてはならないから 19.9 29.5 派遣を禁止しても 正社員などの雇用機会が増えないから 69.5 71.4 派遣で働く方が働く場所や仕事を自分が選べるから 派遣で働く方が賃金など労働条件が良いから 8.5 16.5 16.6 18.4 正社員の仕事が見つかるまでのつなぎの仕事がなくなるから 30.9 39.0 その他 8.2 10.6 派遣社員 0.2 0.0 請負社員 図表 8: 禁止に賛成する 理由 ( 複数回答 ) 派遣は雇用が不安定だから 83.2 85.6 派遣は賃金など労働条件が低いから 56.4 64.7 派遣は働き続けても技能や技術が身につかないから 27.4 30.7 派遣で働き続けても安定した仕事に就職できないから 64.4 64.7 派遣は危険な仕事や職場環境が悪い仕事が多いから 16.8 17.7 派遣は年金や雇用保険などが未整備だから その他 7.9 10.9 11.9 24.7 派遣社員 請負社員 ( 失業の可能性 : 労働者派遣法の改正は失業をもたらすと認識 ) 派遣社員に限定して 労働者派遣法が改正されて製造業務で派遣社員として働くことができなくなった場合に失業する可能性の程度を尋ねた結果では かなりある が 53.1% ある程度ある が 26.0% となり 両者を合わせると 79.1% と約 8 割で 失業リスクを指摘する者が多数となる 他方 労働者派遣法の改正を別として 今後 1 年間の失業のリスクを尋ねた質問の回答では かなりある が 18.2% ある程度ある が 31.5% で 両者の合計は 49.7% で約 5 割となった 6

この結果は 労働者派遣法の改正による製造業務での派遣禁止が 失業のリスクを高め ると考えている派遣社員が多いことを意味する 図表 9: 労働者派遣法改正による失業の可能性 13.4 0.5 2.0 5.0 26.0 53.1 かなりあるある程度あるあまりないまったくないわからない (N=747) 図表 10: 今後 1 年間の失業の可能性 13.3 18.2 22.0 2.3 31.5 かなりあるある程度あるあまりないまったくないわからない (N=747) 12.9 ( 今後希望する働き方 : 当面では正社員希望は少ない ) 請負社員 派遣社員が当面希望する働き方では 今の請負 派遣会社の役職につかない請負 派遣社員 ( 38.4%) と 今の請負 派遣会社の製造現場の管理者やリーダー ( 16.5%) の 2 つが多く 両者を合計すると 54.9% と半数を越える 当面は 請負社員や派遣社員を継続することを希望している者が多くなる 他方 正社員を希望する者 ( 働いている工場の正社員 ( 正社員登用を含む ) ( 11.1%) 働いている工場以外の製造企業の正社員 ( 2.5%) 請負 派遣会社や製造企業でない企業の正社員 ( 4.8%)) は 18.4% と 2 割を下回り そのなかで請負社員 派遣社員として現在働いている工場の正社員を希望する者は約 1 割に過ぎない なお 派遣社員だけを取り出すと 今の請負 派遣会社の役職につかない請負 派遣社員 ( 42.1%) と 働いている工場の正社員 ( 正社員登用を含む ) ( 15.6%) が請負社員よ 7

りもやや高くなる 数年後に希望する働き方では 今の請負 派遣会社の役職につかない請負 派遣社員 ( 5.4%) と 今の請負 派遣会社の製造現場の管理者やリーダー ( 6.1%) の 2 つが減少し 他方で正社員を希望する者 ( 働いている工場の正社員 ( 正社員登用を含む ) ( 14.5%) 働いている工場以外の製造企業の正社員 ( 7.7%) 請負 派遣会社や製造企業でない企業の正社員 ( 15.8%)) が 38.0% と増加する また 特に考えていない 働き方には特にこだわらない ( 23.3%) も増える 以上によると 当面は請負社員 派遣社員として働くことを希望しているものの 数年後には正社員として働くことを希望する者が多いことがわかる ただし 現在 働いている工場の正社員を希望する者は 15% 程度でしかない なお 本設問はが多いため を除いて集計していることに留意されたい 図表 11: 当面希望する働き方 0 10 20 30 40 50 今の請負 派遣会社の役職につかない請負 派遣社員今の請負 派遣会社の製造現場の管理者やリーダー今の請負 派遣会社の営業所や本社スタッフ他の請負 派遣会社の請負 派遣社員 働いている工場の正社員 ( 正社員登用を含む ) 働いている工場以外の製造企業の正社員 請負 派遣会社や製造企業でない企業の正社員 正社員以外のパート社員や契約社員などの非正社員 自営業など自分で仕事を始める 働くことをやめる 特に考えていない 働き方には特にこだわらない 7.9 2.6 3.6 2.2 0.6 1.1 0.4 11.1 8.4 2.5 3.2 1.8 4.8 5.7 4.8 1.7 2.7 1.3 0.8 0.5 0.9 1.4 0.7 1.2 16.5 22.3 15.6 19.4 17.0 20.6 38.4 42.1 36.0 全体 (N=1,365) 派遣社員 (N=442) 請負社員 (N=669) 図表 12: 数年後に希望する働き方 0 10 20 30 40 50 今の請負 派遣会社の役職につかない請負 派遣社員 今の請負 派遣会社の製造現場の管理者やリーダー 今の請負 派遣会社の営業所や本社スタッフ 他の請負 派遣会社の請負 派遣社員 働いている工場の正社員 ( 正社員登用を含む ) 働いている工場以外の製造企業の正社員 請負 派遣会社や製造企業でない企業の正社員 正社員以外のパート社員や契約社員などの非正社員 自営業など自分で仕事を始める 働くことをやめる 特に考えていない 働き方には特にこだわらない 5.4 5.3 6.3 6.1 4.5 7.7 4.9 3.7 5.7 1.0 0.8 0.9 14.5 20.5 11.5 7.7 9.5 5.3 15.8 17.4 15.1 2.6 2.6 3.1 11.9 8.7 13.7 6.7 5.0 6.3 23.3 22.1 24.5 全体 (N=1,165) 派遣社員 (N=380) 請負社員 (N=584) 8

( 働いている工場からの採用提案への対応 : 正社員採用へは応じる者が多いが そうした提案の可能性はほとんどないと感じている ) 働いている工場から正社員として採用提案された場合と有期契約社員として採用提案された場合のそれぞれへの対応を尋ねた結果では 労働条件の低下の有無にかかわらずその提案を受け入れるとして者は 正社員としての採用で 28.8% 有期契約社員としての採用で 10.7% となる また 正社員と有期契約社員のいずれでも多くなった回答は 賃金などの労働条件が良くなれば応じる ( 正社員 32.5% 有期契約社員 36.7%) で それに 賃金など労働条件が低下しなければおうじる ( 正社員 14.9% 有期契約社員 16.1%) が続く 採用提案をことわる は正社員としての採用で 8.7% 有期契約社員としての採用で 17.7% と 採用提案を断る者の比率はそれほど高くないが 有期契約では断るが 2 割弱となる 当面希望する働き方や今後数年後に希望する働き方の両者とも 働いている工場の正社員を希望する回答は少ない ただし 労働条件が低下しないという条件で 働いている工場から正社員としての採用を提案された場合には その採用提案を受け入れるとした者がかなりの割合となった 他方 今後 1 年間のうちに現在働いている工場から正社員として採用される可能性を尋ねた設問では 採用される可能性はない とした者が 68.1% と多数を占め 間違いなく採用される ( すでに採用の提案を受けている ) ( 1.8%) や 採用される可能性がかなり高い ( 1.4%) はきわめて少ない つまり 働いている工場から正社員としての採用提案があった場合 それに応じるとする者が多い一方で 希望する働き方としては 今後数年後を含めて 働いている工場の正社員を希望する者が少ない背景には 働いている工場の正社員として採用される可能性がほとんどないと考えていることがあろう 図表 13: 働いている工場から正社員として採用提案された場合 12.6 2.6 28.8 8.7 採用提案に応じる 労働条件が低下しなければ応じる労働条件が良くなれば応じる採用提案をことわる わからない 14.9 32.5 9

図表 14: 働いている工場から有期契約社員として採用提案された場合 17.7 3.3 10.7 16.1 採用提案に応じる 15.5 労働条件が低下しなければ応じる労働条件が良くなれば応じる採用提案をことわる わからない 36.7 図表 15: 働いている工場から正社員として採用される可能性 20.3 1.2 1.8 1.4 7.2 間違いなく採用される採用される可能性がかなり高い採用される可能性が少しはある採用される可能性はないわからない 68.1 以 上 10