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図表 29 非正規労働者の転職状況 前職が非正規労働者であった者のうち 現在約 4 分の 1 が正規の雇用者となっている 非正規労働者の転職希望理由としては 収入が少ない 一時的についた仕事だから が多くなっている 前職が非正規で過去 5 年以内に転職した者の現職の雇用形態別割合 (07 年 現職役

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平成 年 2 月 日総務省統計局 労働力調査 ( 詳細集計 ) 平成 24 年 10~12 月期平均 ( 速報 ) 結果の概要 1 Ⅰ 雇用者 ( 役員を除く ) 1 1 雇用形態 2 非正規の職員 従業員の内訳 Ⅱ 完全失業者 3 1 仕事につけない理由 2 失業期間 3 主な求職方法 4 前職の

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1 非正規雇用者用 働き方 に関するアンケート あなた自身についてお答えください F1. 性別 ( ひとつだけ ) 1. 男性 2. 女性 F2. 生年月日 ( 西暦 )19 年月 ( 生まれ ) F3. 最終学歴 ( ひとつだけ ) 在学中の場合は在学中の学校を 中途退学の場合はその前の学歴を選ん

2 継続雇用 の状況 (1) 定年制 の採用状況 定年制を採用している と回答している企業は 95.9% である 主要事業内容別では 飲食店 宿泊業 (75.8%) で 正社員数別では 29 人以下 (86.0%) 高年齢者比率別では 71% 以上 ( 85.6%) で定年制の採用率がやや低い また

厚生労働省発表


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18歳人口の分布図(推計)

自動的に反映させないのは133 社 ( 支払原資を社内で準備している189 社の70.4%) で そのうち算定基礎は賃金改定とは連動しないのが123 社 (133 社の92.5%) となっている 製造業では 改定結果を算定基礎に自動的に反映させるのは26 社 ( 支払原資を社内で準備している103

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平成25年版 大阪における労働時間等の現状 ー仕事と生活の調和の実現に向けてー

親と同居の壮年未婚者 2014 年

2. 女性の労働力率の上昇要因 М 字カーブがほぼ解消しつつあるものの 3 歳代の女性の労働力率が上昇した主な要因は非正規雇用の増加である 217 年の女性の年齢階級別の労働力率の内訳をみると の労働力率 ( 年齢階級別の人口に占めるの割合 ) は25~29 歳をピークに低下しており 4 歳代以降は

参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家

<本調査研究の要旨>

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Ⅰ 調査目的 総合研究所では 新規開業企業の実態を把握するために 1991 年から毎年 新規開業実態調査 を実施し 開業時の年齢や開業費用など時系列で比較可能なデータを蓄積すると同時に 様々なテーマで分析を行ってきた 今年度は 高齢化が進展するなか開業の担い手として注目を集めているシニア起業家 (

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第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

短時間労働者への厚生年金 国民年金の適用について 1 日又は 1 週間の所定労働時間 1 カ月の所定労働日数がそれぞれ当該事業所 において同種の業務に従事する通常の就労者のおおむね 4 分の 3 以上であるか 4 分の 3 以上である 4 分の 3 未満である 被用者年金制度の被保険者の 配偶者であ

まえがき 経済のグローバル化や少子高齢化が進む中 就業形態も多様化し パートタイマー 派遣労働者 契約社員等のいわゆる非正規従業員は 全労働者の3 分の1を超え いまや職場に欠くことのできない人材となっています しかし一方で 雇止めや解雇等をめぐる労使間トラブルは依然として多く また賃金や雇用の安定

1 なぜ 同一労働同一賃金 が導入されるのか? 総務省統計局労働力調査 ( 詳細集計 ) 平成 30 年 (2018 年 )7~9 月期平均 ( 速報 ) によると 非正規労働者数は 2,118 万人 ( 前年同期比 68 万人増加 ) 正規労働者数は 3,500 万人となっています 役員を除く雇用

Ⅰ 調査目的 中小企業で外国人労働者を雇用する例が広くみられるようになっている 背景には生産年齢人口の減少だけではなく 海外展開や訪日観光客の受け入れといった中小企業経営の国際化もある 人手不足への対応として導入が進んだ外国人労働者であるが しだいに企業の成長や事業展開に欠かせなくなってきていると考

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厚生労働省発表

(2) 次に これを従業員規模別にみると 100 人以上の企業と 100 人以下の企業とでは傾向が大きく違っている 総じて言えば 規模の大きい企業では減らしているとする企業の割合が多く 規模の小さな企業では増やすか 減らすとしても 減らすと回答する企業は非常に少なくなる傾向にある (4) 総じて言え

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2019 年 3 月 経営 Q&A 回答者 Be Ambitious 社会保険労務士法人代表社員飯野正明 働き方改革のポイントと助成金の活用 ~ 働き方改革における助成金の活用 ~ Question 相談者: 製造業 A 社代表取締役 I 氏 当社における人事上の課題は 人手不足 です 最近は 予定

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目次. 独立行政法人労働政策研究 研修機構による調査 速報値 ページ : 企業調査 ページ : 労働者調査 ページ. 総務省行政評価局による調査 ページ

2 東京都産業労働局雇用就業部調 平成 26 年労働組合基礎調査結果 ( 東京都分 ) 発表 労働組合数 組合員数とも減少 労働組合推定組織率は 23.9% ( 組合 ) 1, 8, 6, 4, 2, ( 万人 ) 組合員数

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2018年度の雇用動向に関する道内企業の意識調査

調査結果のポイント 従業員採用状況について 平成 28 年度 (H28.4 ~ H29.3) は 計画どおり もしくは計画より多く採用した と回答した企業が69% 採用計画について 29 年度 (H29.4 ~ H30.3) は 28 年度実績と比較し 増やす と回答した企業と 減らす と回答した企

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- 調査結果の概要 - 1. 改正高年齢者雇用安定法への対応について a. 定年を迎えた人材の雇用確保措置として 再雇用制度 導入企業は9 割超 定年を迎えた人材の雇用確保措置としては 再雇用制度 と回答した企業が90.3% となっています それに対し 勤務延長制度 と回答した企業は2.0% となっ

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毎月勤労統計調査 地方調査結果速報 平成30年11月分

(2) 予定される行動計画導入方法 ( 問 21 で 2 策定に向けて検討中である と答えた方へ ) 付問 1 一般事業主行動計画は どのような方法で導入する予定ですか ( はいくつでも ) 次世代育成支援対策推進法に基づく 一般事業主行動計画 を策定に向け検討中の事業所で どのような方法で導入する

第 1 子出産前後の女性の継続就業率 及び出産 育児と女性の就業状況について 平成 30 年 11 月 内閣府男女共同参画局

26公表用 栃木局版(グラフあり)(最終版)

平成 22 年国勢調査産業等基本集計結果 ( 神奈川県の概要 ) 平成 22 年 10 月 1 日現在で実施された 平成 22 年国勢調査 ( 以下 22 年調査 という ) の産業等基本集計結果が平成 24 年 4 月 24 日に総務省統計局から公表されました 産業等基本集計は 人口の労働力状態

採用者数の記載にあたっては 機械的に採用日の属する年度とするのではなく 一括 採用を行っている場合等において 次年度新規採用者を一定期間前倒しして雇い入れた 場合は 次年度の採用者数に含めることとしてください 5 新卒者等以外 (35 歳未満 ) の採用実績及び定着状況採用者数は認定申請日の直近の3

と思えばよい ) と短時間労働者 2) の区別に加えて, 職場での呼称別の設問を追加した いわゆる 正社員 ( 正式には事業所において正社員 正職員とする者 ) と 正社員 正職員以外 ( 正式には常用労働者のうち 正社員 正職員 以外の者 ) である 興味深いのは, それだけでなく雇用期間の定めの

第 表性別 年齢階層別にみた就業形態別推計実数 H6 H11 H15 H19 男性 女性 合計 男性 女性 合計 男性 女性 合計 男性 女性 合計 正社員契約社員嘱託社員出向社員 常用雇用型派遣労働者 登録型派遣労働者 臨時的雇用者 パートタイム労働者 歳 83,790 0

事業所規模 5 人以上 (1 表 ) 月間現金給与額 産 業 ( 単位 : 円 %) 現金給与総額 きまって支給する給与 所定内給与 特別に支払われた給与 対前月増減差 対前年同月増減差 全国 ( 調査産業計 確報値 ) 278, , ,036

労働力調査(基本集計)平成25年(2013年)平均(速報)結果の要約,概要,統計表等

関東地方の者が約半数を占める (45.3%) 続いて近畿地方 (17.4%) 中部地方 (15.0%) となっている 図表 2-5 地域構成 北海道 東北関東中部近畿中国四国九州 沖縄総数 (%) 100.0% 8.9% 45.3%

3 調査項目一覧 分類問調査項目 属性 1 男女平等意識 F 基本属性 ( 性別 年齢 雇用形態 未既婚 配偶者の雇用形態 家族構成 居住地 ) 12 年調査 比較分析 17 年調査 22 年調査 (1) 男女の平等感 (2) 男女平等になるために重要なこと (3) 男女の役割分担意

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図表 1 人口と高齢化率の推移と見通し ( 億人 ) 歳以上人口 推計 高齢化率 ( 右目盛 ) ~64 歳人口 ~14 歳人口 212 年推計 217 年推計

02世帯

このジニ係数は 所得等の格差を示すときに用いられる指標であり 所得等が完全に平等に分配されている場合に比べて どれだけ分配が偏っているかを数値で示す ジニ係数は 0~1の値をとり 0 に近づくほど格差が小さく 1に近づくほど格差が大きいことを表す したがって 年間収入のジニ係数が上昇しているというこ

調査レポート

若年者の就業状況 キャリア 職業能力開発の現状 - 平成 19 年版 就業構造基本調査 特別集計より - 独立行政法人労働政策研究 研修機構 The Japan Institute for Labour Policy and Training

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1 調査の概要 1-1 調査の目的我が国は 人口減少社会を迎えており 働く意欲と能力のある高年齢者が その能力を発揮して 希望すればいくつになっても働くことができるような環境整備が課題となっている これまで 年金の支給開始年齢の引上げ等もあり 65 歳までの雇用確保 ( 継続 ) に力点が置かれがち

資料2

1 15 歳以上人口の就業状態 富山県の 15 歳以上人口 人のうち 有業者は 人 ( 全国 6621 万 3 千人 ) と 平成 24 年と比べると 人減少しています 有業率 (15 歳以上人口に占める有業者の割合 ) についてみると 59.5%( 全国 5

08飯山(__26.2月).xls

1. 職場愛着度 現在働いている勤務先にどの程度愛着を感じているかについて とても愛着がある を 10 点 どちらでもない を 5 点 まったく愛着がない を 0 点とすると 何点くらいになるか尋ねた 回答の分布は 5 点 ( どちらでもない ) と回答した人が 26.9% で最も多かった 次いで

H30情報表紙 (H30年度)

1 はじめに

C 労働 (1) 総数 ( 単位人 ) 年齢 (5 歳階級 ) 総 総数主に仕事 C-1 労働力状態 (8 区分 ), 年齢 家事のほか仕事 通勤のかたわら仕事 休業者 98,762 59,160 56,303 45,585 8,703 1, ~19 歳 6,689 1,108 9

第1回「離婚したくなる亭主の仕事」調査

第5回 「離婚したくなる亭主の仕事」調査

3. 無期労働契約への転換後の労働条件無期労働契約に転換した後の職務 勤務地 賃金 労働時間等の労働条件は 労働協約 就業規則または個々の労働契約等に別段の定めがない限り 直前の有期労働契約と同一になるとされており 無期転換に当たって職務の内容などが変更されないにもかかわらず 無期転換後の労働条件を

(参考)女性の活躍推進企業データベース記入要領

共通事項 1 キャリアアップ 管理者情報 ( 氏名 ): 役職 ( 配置日 ): 年月日 2 キャリアアップ管理者 の業務内容 ( 事業所情報欄 ) 3 事業主名 印 4 事業所住所 ( - ) 5 電話番号 ( ) - 6 担当者 7 奨励金対象労働者数 ( 全労働者数 ) 9 企業規模 ( 該当

Transcription:

資料 4 非正規雇用の現状 派遣 有期労働対策部企画課 平成 24 年 9 月

1 労働者数 正規雇用と非正規雇用の労働者の推移 4 正規雇用と非正規雇用の労働者の推移 ( 性別 ) 5 正規雇用と非正規雇用の労働者の推移 ( 年齢別 ) 6 正規雇用と非正規雇用の労働者の推移 ( 性別 年齢別 ) 7 フリーター ニートの推移 8 非正規雇用の労働者の推移 ( 雇用形態別 ) 9 雇用形態別の非正規雇用の労働者の内訳 ( 男女別 ) 10 正規雇用 非正規雇用の労働者の割合 ( 従業員規模別 雇用形態別 ) 11 正規雇用 非正規雇用の労働者の割合 ( 産業別 雇用形態別 ) 12 2 勤続年数 契約期間 現在の会社における継続就業期間別労働者割合 ( 正規 非正規 ) 14 現在の会社における継続就業期間別労働者割合 ( 正規 非正規 男女別 ) 15 現在の会社における継続就業期間別非正規雇用割合 16 ~ 目次 ~ 3 労働条件 処遇 一般労働者の賃金カーブ ( 月給ベース ) 18 一般労働者の賃金カーブ ( 月給ベース 男女別 ) 19 雇用形態別年間所得の分布 20 非正規雇用の労働者に適用される制度 21 教育訓練の実施状況 22 教育訓練の実施状況 ( 雇用形態別 ) 23 4 就業意識 非正規雇用の労働者を選んだ理由 25 非正規雇用の労働者を選んだ理由 ( 男女別 ) 26 非正規雇用の労働者を選んだ理由 ( 雇用形態別 ) 27 不本意就業の現状 28 不本意就業の現状 ( 正社員として働ける会社がなかった者の割合 男女別 ) 29 非正規雇用の労働者のうち正社員になりたい者の割合 30 非正規雇用の労働者のうち正社員になりたい者の割合 ( 男女別 ) 31 正社員になりたい理由 32 正社員になりたい理由 ( 男女別 ) 33 非正規雇用の労働者の活用に関する企業の意識 34 非正規雇用の労働者の活用上の問題点 35 正社員転換の導入と転換実績の状況 36

1 労働者数

正規雇用と非正規雇用の労働者の推移 正規の職員 従業員は近年減尐傾向 非正規の職員 従業員は前年に比べ 48 万人の増加 ( 被災 3 県を除く ) 2011 年において 非正規の職員 従業員割合は 35.2%( 被災 3 県を除く ) ( 万人 ) 6,000 被災 3 県を除く全国結果 5,000 (20.2%) (20.9%) (26.0%) (32.6%) (33.0%) (33.5%) (34.1%) (33.7%) (34.4%) 非正規 (34.4%) (35.2%) パート 835 万人 (48.2%) 4,000 (16.4%) 655 881 1,001 1,273 1,633 1,677 1,732 1,760 1,721 1,756 (+44) (+55) (+28) (-39) (+35) 1,685 1,733 (+48) 3,000 正規 アルバイト 346 万人 (20.0%) 2,000 1,000 3,343 3,488 3,779 3,630 3,374 3,411 3,441 3,399 3,380 3,355 (+37) (+30) (-42) (-19) (-25) 3,210 3,185 (-25) 派遣社員 92 万人 (5.3%) 契約職員 嘱託 340 万人 (19.6%) 0 85 年 90 年 95 年 00 年 05 年 06 年 07 年 08 年 09 年 10 年 10 年 11 年 ( 資料出所 )2000 年までは総務省 労働力調査 ( 特別調査 ) (2 月調査 ) 2005 年以降は総務省 労働力調査 ( 詳細集計 ) ( 年平均 ) による 注 ) 雇用形態の区分は 勤め先での 呼称 によるもの その他 120 万人 (6.9%) 4

正規雇用と非正規雇用の労働者の推移 ( 性別 ) 雇用者に占める正規雇用の労働者 非正規雇用の労働者の割合を男女別にみると 男性は 9 割を超えていた正規労働者の割合が低下し 非正規雇用の労働者の割合は2 割弱 女性は 非正規雇用の労働者の割合が上昇し 2000 年代には正規労働者の割合を上回り 非正規雇用の労働者の割合は5 割超 (%) 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 92.6 91.2 91.1 正規 ( 男性 ) 88.3 82.3 82.1 81.7 80.8 81.6 81.1 正規 ( 女性 ) 67.9 61.9 60.9 53.6 52.5 52.8 53.5 53.6 53.3 53.8 38.1 39.1 46.4 47.5 47.2 46.5 46.4 46.7 46.2 32.1 非正規 ( 女性 ) 17.7 17.9 18.3 19.2 18.4 18.9 7.4 8.8 8.9 11.7 非正規 ( 男性 ) 85 年 90 年 95 年 00 年 05 年 06 年 07 年 08 年 09 年 10 年 被災 3 県を除く全国結果 81.2 80.1 54.0 54.7 46.0 45.3 18.8 19.9 10 年 11 年 ( 資料出所 )2000 年までは総務省 労働力調査 ( 特別調査 ) (2 月調査 ) 2005 年以降は総務省 労働力調査 ( 詳細集計 ) ( 年平均 ) による 注 ) 雇用形態の区分は 勤め先での 呼称 によるもの 正規雇用の労働者 : 勤め先での呼称が 正規の職員 従業員 である者 5 非正規雇用の労働者 : 勤め先での呼称が パート アルバイト 労働者派遣事業所の派遣社員 契約社員 嘱託 その他 である者が含まれる

正規雇用と非正規雇用の労働者の推移 ( 年齢別 ) 非正規雇用の労働者の割合は すべての年齢層において上昇傾向 特に 15~24 歳層において 1990 年代半ばから 2000 年代初めにかけて大きく上昇 ( なお 2000 年代半ば以降においては 若干の低下 ) (%) 50.0 45.0 44.2 40.0 35.0 30.0 25.0 34.2 30.4 25.9 24.3 27.4 30.7 20.0 15.0 10.0 5.0 9.4 12.9 11.711.8 0.0 15~24 歳 25~34 歳 35~44 歳 45~54 歳 55~64 歳 1990 年 2 月 1995 年 2 月 2000 年 2 月 2005 年 2010 年 ( 資料出所 ) 総務省 労働力調査 ( 特別調査 ) (2 月調査 ) 及び総務省 労働力調査 ( 詳細結果 ) ( 年平均 ) 注 ) 非農林雇用者 ( 役員を除く ) に占める非正規雇用の労働者の割合 なお 15~24 歳層では在学中の者を除いた 非正規雇用の労働者 : 勤め先での呼称が パート アルバイト 労働者派遣事業所の派遣社員 契約社員 嘱託 その他 である者 6

正規雇用と非正規雇用の労働者の推移 ( 性別 年齢別 ) 男女別にみると 女性の労働者に占める非正規雇用の労働者の割合が高く 全般的な上昇傾向が見られるが 特に 1990 年代の半ば以降 2000 年代半ばにかけ 若年層で非正規雇用の労働者の割合の上昇が大きい (%) 70.0 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 (%) 70.0 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 ( 男 ) 28.7 27.128.9 25.1 19.7 22.7 17.417.9 12.714.0 7.1 9.2 3.2 2.9 5.6 3.3 2.3 3.8 7.0 8.1 8.4 8.1 4.2 2.9 4.0 15~24 歳 25~34 歳 35~44 歳 45~54 歳 55~64 歳 ( 女 ) 64.0 60.8 53.154.4 57.457.7 53.7 55.3 49.548.9 51.6 44.746.8 44.843.6 40.0 40.641.4 35.4 31.8 26.4 28.026.6 16.3 11.5 15~24 歳 25~34 歳 35~44 歳 45~54 歳 55~64 歳 1990 年 2 月 1995 年 2 月 2000 年 2 月 2005 年 2010 年 ( 資料出所 ) 総務省 労働力調査 ( 特別調査 ) (2 月調査 ) 及び総務省 労働力調査 ( 詳細結果 ) ( 年平均 ) 注 ) 非農林雇用者 ( 役員を除く ) に占める非正規雇用の労働者の割合 なお 15~24 歳層では在学中の者を除いた 非正規雇用の労働者 : 勤め先での呼称が パート アルバイト 労働者派遣事業所の派遣社員 契約社員 嘱託 その他 である者 7

フリーター ニートの推移 いわゆる フリーター の数は 217 万人 ( 平成 15 年 ) をピークに 5 年連続で減少したものの 平成 21 年から増加に転じた 平成 23 年は 176 万人と 前年差 2 万人増 ( 被災地を除く ) いわゆる ニート の数は 平成 14 年以降 60 万人台で推移 平成 23 年は 60 万人 フリーターの数の推移 ニートの数の推移 ( 万人 ) 250 ( 万人 ) 80 200 150 100 50 0 208 217 214 201 187 181 91 98 99 97 92 92 170 178 183 174 176 87 91 97 93 93 117 119 115 104 95 89 83 87 86 81 83 25~ 34 歳 15~ 24 歳 14 15 16 17 18 19 20 21 22 22 23 10 平成 ( 年 ) 0 資料出所 : 総務省統計局 労働力調査 ( 詳細集計 ) ( 注 ) フリーター の定義は 15~34 歳で 男性は卒業者 女性は卒業者で平成未婚の者とし 1 雇用者のうち勤め先における呼称が パート 又は アルバイト である者 2 完全失業者のうち探している仕事の形態が パート アルバイト の者 3 非労働力人口のうち希望する仕事の形態が パート アルバイト で 家事 通学等していない者の合計 注 2 を付した平成 22 年及び23 年のデータは 岩手県 宮城県及び福島県を除く全国の結果 70 60 50 40 30 20 64 64 64 64 62 62 64 63 60 57 60 17 18 18 19 18 18 19 18 17 17 18 18 18 19 20 18 18 18 18 17 16 18 17 16 18 16 17 16 16 16 15 15 15 12 11 10 9 10 9 9 10 9 9 9 14 15 16 17 18 19 20 21 22 22 23 資料出所 : 総務省統計局 労働力調査 ( 基本集計 ) ( 注 1) ニート の定義は 15~34 歳で 非労働力人口のうち 家事も通学もしていない者 ( 注 2) を付した平成 22 年及び 23 年のデータは 岩手県 宮城県及び福島県を除く全国の結果 30~ 34 歳 25~ 29 歳 20~ 24 歳 15~ 19 歳 ( 年 ) 8

非正規雇用の労働者の推移 ( 雇用形態別 ) 近年 特に契約社員 嘱託の増加により 非正規雇用の労働者の数は増加傾向にある 2,000 1,800 1,600 1,400 1,200 1,000 800 600 655 万人 24% 881 万人 19% 23% 1,001 万人 18% 26% 1,273 万人 13% 3% 28% 1,633 万人 8% 17% 6% 21% 1,756 万人 8% 19% 5% 20% その他 137 万人 契約社員 嘱託 330 万人 派遣社員 96 万人 アルバイト 345 万人 パート 848 万人 400 200 21% 55% 57% 56% 56% 48% 48% 0 1985 1990 1995 2000 2005 2010 ( 資料出所 )2000 年までは総務省 労働力調査 ( 特別調査 ) (2 月調査 ) 2005 年からは総務省 労働力調査 ( 詳細集計 ) ( 年平均 ) による 注 )2005 年以降の 契約社員 嘱託 と その他 については,2000 年以前の分類は, 嘱託 その他 9

雇用形態別の非正規雇用の労働者の内訳 ( 男女別 ) 非正規雇用の労働者数を男女で比較すると 女性は男性の約 2.2 倍となっている また 女性はパート労 働者が全体の 63% と特に多い ( 被災 3 県を除く ) その他 120 万人 1,733 万人 7% 1,200 1,188 万人 63 万人 (5%) 契約社員 嘱託 340 万人 20% 1,000 154 万人 (13%) 56 万人 (5%) 派遣社員 92 万人 5% 800 170 万人 (14%) アルバイト 346 万人 20% 600 545 万人 57 万人 (10%) 400 186 万人 (34%) 745 万人 (63%) パート 835 万人 48% 200 36 万人 (7%) 176 万人 (32%) ( 資料出所 ) 総務省 H23 年労働力調査 ( 詳細集計 ) ( 年平均 ) 0 90 万人 (17%) 男 女 10

正規雇用 非正規雇用の労働者の割合 ( 従業員規模別 雇用形態別 ) 従業員規模が大きいほど 正規の職員 従業員の割合が高い 従業員規模が小さい方がパートの割合が大きい一方 従業員規模が大きい方が派遣社員や契約社員 嘱 託の割合が大きい 1000 人以上 67.4 14.5 6.8 2.6 8.2 0.6 500~999 人 65.8 15.2 6.1 2.6 9.4 0.9 100~499 人 65.2 16.5 5.9 2.8 8.4 1.1 30~99 人 62.6 20.2 6.8 2.1 6.6 1.6 1~29 人 59.9 21.5 10.1 0.8 3.6 4.1 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 正規の職員 従業員パートアルバイト労働者派遣事業所の派遣社員契約社員 嘱託その他 ( 資料出所 ) 総務省 H23 労働力調査 ( 詳細集計 ) ( 年平均 ) 注 ) 雇用形態の区分は 勤め先での 呼称 によるもの 被災 3 県を除く全国の数値 11

正規雇用 非正規雇用の労働者の割合 ( 産業別 雇用形態別 ) 飲食店 宿泊業 や 卸売 小売業 において 非正規雇用の労働者の割合が 5 割 ~7 割となっている パート アルバイトは 卸売 小売業 飲食店 宿泊業 派遣社員は 製造業 金融 保険業 契約社員は 情報通信業 不動産業 における割合が高い 建設業 79.9 4.3 5.7 3.1 6.1 製造業 72.8 13.4 2.4 5.7 3.5 2.2 電気 ガス 熱供給水道業 91.0 1.1 1.9 4.3 情報通信業 75.6 5.5 4.2 4.6 7.9 2.1 運輸業 71.5 10.2 5.7 2.8 6.2 3.5 卸売 小売業 52.8 27.1 12.6 1.6 3.9 2.0 金融 保険業 75.1 9.9 0.9 6.6 4.2 3.3 不動産業 63.4 14.3 5.2 2.2 7.4 7.3 飲食店, 宿泊業 30.8 32.3 31.6 2.6 医療, 福祉 64.1 23.3 2.8 3.6 4.7 教育, 学習支援業 67.1 8.7 8.5 0.9 4.7 10.0 複合サービス事業 76.9 12.1 3.1 3.8 3.5 その他 62.5 15.2 8.2 4.0 5.1 4.9 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 正規の職員 従業員パートアルバイト労働者派遣事業所の派遣社員契約社員嘱託 その他 ( 資料出所 ) 総務省 H19 就業構造基本調査 をもとに 雇用者 の 総数 から 会社などの役員 を除いたものを 100% とし それぞれの雇用形態別に割合を算出 12

2 勤続年数 契約期間

現在の会社における継続就業期間別労働者割合 ( 正規 非正規 ) 正規労働者では 10 年以上 の者が 5 割を超える 非正規雇用の労働者では 3 年未満の者と 3 年以上の者で約半分ずつを占めており 10 年以上 の者も約 2 割を占める状況である 正規 8.1% 12.3% 9.2% 16.7% 53.7% 非正規 23.6% 26.0% 14.5% 17.0% 19.0% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 1 年未満 1~2 年 3~4 年 5~9 年 10 年以上 ( 資料出所 ) 総務省 就業構造基本調査 (2007) 注 ) 雇用形態の区分は 勤め先での 呼称 によるもの 正規 : 勤め先での呼称が 正規の職員 従業員 である者 非正規 : 勤め先での呼称が パート アルバイト 労働者派遣事業所の派遣社員 契約社員 嘱託 その他 である者が含まれる 14

非正規正規 現在の会社における継続就業期間別労働者割合 ( 正規 非正規 男女別 ) 男性と女性の継続就業期間を比較すると 非正規雇用の労働者では 5 年以上の者が男性は 31.9% 女性は 37.7% となっており 女性の方が長い傾向にある 一方 正規雇用の労働者では 10 年以上の者が男性は 57.3% 女性は 45.7% となっている 男 7.1% 11.1% 8.6% 15.9% 57.3% 正規 女 10.3% 15.0% 10.6% 18.4% 45.7% 男 25.8% 27.6% 14.7% 13.9% 18.0% 非正規 女 22.6% 25.3% 14.5% 18.3% 19.4% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 1 年未満 1~2 年 3~4 年 5~9 年 10 年以上 ( 資料出所 ) 総務省 就業構造基本調査 (2007) 注 ) 雇用形態の区分は 勤め先での 呼称 によるもの 正規 : 勤め先での呼称が 正規の職員 従業員 である者 非正規 : 勤め先での呼称が パート アルバイト 労働者派遣事業所の派遣社員 契約社員 嘱託 その他 である者が含まれる 15

現在の会社における継続就業期間別非正規雇用割合 パートタイム労働者及び有期契約労働者では 同一の会社における就業継続期間が 3 年を超える者が約 5 ~6 割 10 年を超える者も 1 割を超える状況であり 長期にわたっている 反対に 派遣労働者では 3 年以下の者が 8 割近くを占めている パート 9.1% 8.1% 23.0% 19.2% 23.1% 16.8% 0.9% 6 ヶ月以内 6 ヶ月超 ~1 年以内 1 年超 ~3 年以内 3 年超 ~5 年以内 有期 18.6% 10.4% 25.7% 15.8% 17.8% 11.7% 5 年超 ~10 年以内 10 年超 不明 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 派遣 21.3% 18.1% 38.2% 20.0% 2.5% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 6ヶ月以内 6ヶ月超 ~1 年以内 1 年超 ~3 年以内 3 年超不明 ( 資料出所 ) 厚生労働省 H23 有期労働契約に関する実態調査 厚生労働省 H18 パートタイム労働者総合実態調査 厚生労働省 H20 派遣労働者実態調査 注 ) パートについては 1~6 ヶ月 7 ヶ月 ~1 年未満 1~3 年未満 3 年 ~5 年未満 5 年 ~10 年未満 10 年以上 不明 で区分したもの また 契約期間の定めの有無は問わない 16

3 労働条件 処遇

一般労働者の賃金カーブ ( 月給ベース ) 雇用形態別の賃金をみると 正社員 正職員 が 312.8 千円 正社員 正職員以外 が 195.9 千円となっている ( 千円 ) 450 400 350 300 正社員 正職員の賃金カーブ 271.3 309.5 350.5 383.7 389.8 372.5 289.2 250 200 150 100 168.1 151.3 200.5 164.5 235.0 187.8 198.8 201.2 193.4 191.5 190.3 193.9 正社員 正職員以外の賃金カーブ 214.1 50 0 ~19 20~24 25~29 30~34 35~39 40~44 45~49 50~54 55~59 60~ 資料出所厚生労働省 賃金構造基本統計調査 ( 平成 23 年 ) ( 注 ) 1 賃金は所定内給与 2 正社員 正職員 とは 一般労働者のうち事業所において正社員 正職員とする者 3 正社員 正職員以外 とは 一般労働者のうち 正社員 正職員 に該当しない者 18

一般労働者の賃金カーブ ( 月給ベース 男女別 ) 男女別の賃金をみると 男性の 正社員 正職員 が 339.6 千円 正社員 正職員以外 が 222.2 千円 女性の 正社員 正職員 が 248.8 千円 正社員 正職員以外 が 172.2 千円となっている ( 千円 ) 450 400 350 300 250 200 150 100 50 172.6 160.1 156.6 145.9 正社員 正職員の賃金カーブ ( 男 ) 429.0 420.1 406.6 375.5 正社員 正職員の賃金カーブ ( 女 ) 325.9 306.9 282.8 276.4 280.5 280.3 262.9 267.8 242.6 244.7 236.6 204.3 222.5 237.2 236.5 196.2 199.2 217.2 223.3 226.7 231.7 233.9 170.6 177.9 183.9 185.3 175.0 171.3 159.9 166.6 163.1 163.9 正社員 正職員以外の賃金カーブ ( 女 ) 正社員 正職員以外の賃金カーブ ( 男 ) 0 ~19 歳 20~24 25~29 30~34 35~39 40~44 45~49 50~54 55~59 60 歳 ~ 資料出所厚生労働省 賃金構造基本統計調査 ( 平成 23 年 ) ( 注 ) 1 賃金は所定内給与 2 正社員 正職員 とは 一般労働者のうち事業所において正社員 正職員とする者 3 正社員 正職員以外 とは 一般労働者のうち 正社員 正職員 に該当しない者 19

雇用形態別年間所得の分布 非正規就業者 は 正規就業者 よりも年間所得の分布のピークが低い位置にあり 特にパート アルバイトの約 9 割は年間所得 200 万円未満となっている 45.0% 40.0% パート アルバイト 200 万円のライン 35.0% 30.0% 非正規就業者 派遣労働者 25.0% 20.0% 正規就業者 15.0% 10.0% 契約社員 嘱託 5.0% 0.0% ( 資料出所 ) 総務省 就業構造基本調査 (2007) 注 1) 全労働者を対象としている 所得については 本業から通常得ている年間所得 ( 税込み額 ) をいう 過去 1 年間に仕事を変えた者や新たに仕事に就いた者については 新たに仕事に就いたときから現在までの収入を基に 1 年間働いた場合の収入額の見積りによる 注 2) 非正規就業者 の割合は パート アルバイト 派遣労働者 契約社員 嘱託の合計値 20

非正規雇用の労働者に適用される制度 ( 資料出所 ) 厚生労働省 就業形態の多様化に関する総合実態調査 (2010) 注 ) 1 調査回答には制度の あり なし 不詳 の3つがあり 上記割合は あり と回答した者の割合 2 派遣労働者は 派遣元での状況についての回答とした 3 契約社員 : 特定業種に従事し 専門的能力の発揮を目的として雇用期間を定めて契約する者嘱託社員 : 定年退職等を行ってき環再雇用する目的で契約し 雇用する者出向社員 : 他企業より出向契約に基づき出向してきている者 ( 出向元に籍を置いているかどうかは問わない ) 派遣労働者 : 労働者派遣法に基づく派遣元事業所から調査対象事業所に派遣された者 21 臨時的雇用者 : 臨時的に又は日々雇用している者で 雇用期間が1ヶ月以内の者パートタイム労働者 : 正社員より1 日の所定労働時間が短いか 1 週の所定労働日数が尐ない者で 雇用期間が1ヶ月を超えるか 又は定めがない者 適用されている各種制度割合は 正社員に比べて非正社員は大きく下回っている (%) 就業形態 年齢階級 在籍期間 職種 雇用保険健康保険厚生年金企業年金 退職金制度 財形制度 賞与支給制度 福利厚生施設等の利用 自己啓発援助制度 総 数 86.3 81.5 80.8 21.2 52.2 29.4 63.6 40.8 22.9 正 社 員 99.5 99.5 99.5 30.7 78.2 43.4 83.2 51.2 31.5 正 社 員 以 外 の 労 働 者 65.2 52.8 51.0 6.0 10.6 6.9 32.4 24.1 9.3 契 約 社 員 85.1 88.5 85.4 7.0 13.2 10.9 48.2 39.0 14.8 嘱 託 社 員 84.0 87.8 85.2 18.2 17.0 14.2 53.2 42.5 12.0 出 向 社 員 90.3 94.9 92.6 52.0 82.7 61.2 88.2 74.8 56.6 派 遣 労 働 者 84.7 77.9 75.6 3.9 9.3 4.4 16.1 29.1 13.2 登 録 型 80.9 76.7 73.0 1.1 1.1 0.5 5.4 29.0 9.4 常 用 雇 用 型 89.0 79.3 78.6 7.1 18.6 8.8 28.2 29.3 17.6 臨 時 的 雇 用 者 16.6 13.5 11.0 0.2 1.5 1.3 3.3 7.7 0.0 パ ー ト タ イ ム 労 働 者 55.3 35.3 33.8 2.7 5.4 2.8 25.8 17.4 5.6 そ の 他 74.6 70.0 67.9 3.5 10.9 5.9 39.0 19.7 6.1

教育訓練の実施状況 正社員に対しては 57.8% の事業所が計画的な OJT を実施しているが 正社員以外に対しては 27.7% と低い水準にとどまっている また 企業規模が小さくなるほど 総じて 実施率が低くなっている 正社員に対しては 67.1% の事業所が OFF-JT を実施しているが 正社員以外に対しては 31.4% と低い水準にとどまっている また 企業規模が小さくなるほど 総じて 実施率が低くなっている 計画的な OJT の実施事業所割合 (%) 0 20 40 60 80 100 OFF-JT の実施事業所割合 (%) 0 20 40 60 80 100 総数 27.7 57.8 総数 31.4 67.1 正社員 正社員 企業規模 正社員以外 企業規模 正社員以外 30 ~ 49 人 16.0 37.7 30 ~ 49 人 20.4 46.8 50 ~ 99 人 20.0 49.5 50 ~ 99 人 27.5 62.3 100 ~ 299 人 28.3 62.9 100 ~ 299 人 31.6 72.1 300 ~ 999 人 31.0 65.7 300 ~ 999 人 32.1 76.4 1,000 人以上 45.1 79.9 1,000 人以上 46.3 85.0 ( 資料出所 ) 厚生労働省 能力開発基本調査 (2010 年 ) 注 ) 正社員 : 常用労働者のうち 雇用期間の定めのない者であって パートタイム労働者などを除いた社員をいう 正社員以外 : 常用労働者のうち 嘱託 契約社員 パートタイム労働者 又はそれに近い名称で呼ばれている人 なお 派遣労働者及び請負労働者は含まない 22

教育訓練の実施状況 ( 雇用形態別 ) 正社員と非正社員との間では 職業能力開発機会に格差がある (%) 正社員 80.0 70.0 69.5 契約社員 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 0.0 53.6 47.7 計画的な O J T 48.6 12.0 6.6 入社年次別の研修 パートタイマー 61.9 35.0 職種 職務別の研修 21.2 49.9 51.5 25.4 19.2 12.5 4.7 3.4 7.2 6.4 役職別研修 Off-JT ( 資料出所 ) 労働政策研究 研修機構 多様化する就業形態の下での人事戦略と労働者の意識に関する調査 ( 平成 18 年 7 月 ) のデータを基に労働政策担当参事官室にて仮集計 O A コンピューター研修 資格取得のための研修 40.7 28.9 法令遵守 企業倫理研修 18.0 4.6 25.1 特に何も実施していない 36.9 23

4 就業意識

非正規雇用の労働者を選んだ理由 非正規雇用の労働者としての働き方を選んだ理由としては 自分の都合の良い時間に働けるから や 家計の補助 学費等を得たいから が多い 正社員として働ける会社がなかったから は 22.5% で 99 年より増加 専門的な資格 技能を活かせるから より収入の多い仕事に従事したかったから 自分の都合のよい時間に働けるから 勤務時間や労働日数が短いから 簡単な仕事で責任も尐ないから 就業調整 ( 年収の調整や労働時間の調整 ) をしたいから 家計の補助 学費等を得たいから 自分で自由に使えるお金を得たいから 通勤時間が短いから 組織に縛られたくなかったから 正社員として働ける会社がなかったから 家庭の事情 ( 家事 育児 介護等 ) や他の活動 ( 趣味 学習等 ) と両立しやすいから 体力的に正社員として働けなかったから その他 3.7% 3.2% 4.8% 7.4% 8.3% 5.9% 11.7% 9.9% 8.7% 10.3% 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45% ( 資料出所 ) 厚生労働省 就業形態の多様化に関する総合実態調査 (1999,2010) 注 )10 年のみ項目があるものは 99 年調査時には選択肢がなかったものである ( 複数回答 (10 年は3つまでの複数回答 )) 非正規雇用の労働者 : 契約社員 嘱託社員 出向社員 派遣労働者 臨時的雇用者 パートタイム労働者 その他 を含む 10.9% 12.4% 15.4% 14.0% 18.6% 21.4% 22.5% 25.2% 24.5% 26.3% 30.5% 29.4% 32.8% 34.2% 33.2% 38.8% 25 99 10

非正規雇用の労働者を選んだ理由 ( 男女別 ) 非正規雇用の労働者としての働き方を選んだ理由を男女別に比較すると 男性では 専門的な資格 技能を活かせるから という理由が多く 2010 年には 正社員として働ける会社がなかったから という理由が増えている 一方女性では 家庭の事情 ( 家事 育児 介護等 ) や他の活動 ( 趣味 学習等 ) と両立しやすいから 通勤時間が短いから 家計の補助 学費等を得たいから 自分の都合のよい時間に働けるから という理由が多い 1999 年 2010 年 その他 10.6 17.7 4.1 9.5 体力的に正社員として働けなかったから 家庭の事情 ( 家事 育児 介護等 ) や他の活動 ( 趣味 学習等 ) と両立しやすいから 正社員として働ける会社がなかったから 8.6 15.5 13.9 13.1 16.6 34.8 2.9 3.8 7.6 18.6 33.3 29.9 組織に縛られたくなかったから 7.9 11.2 2.2 6.5 通勤時間が短いから 19.6 34.2 16.0 30.0 自分で自由に使えるお金を得たいから 家計の補助 学費等を得たいから 14.9 40.9 15.1 21.0 22.1 42.6 女 男 就業調整 ( 年収の調整や労働時間の調整 ) をしたいから 5.4 3.7 簡単な仕事で責任も尐ないから 8.2 13.0 8.2 13.2 勤務時間や労働日数が短いから 16.4 29.7 16.6 13.0 自分の都合のよい時間に働けるから 34.0 29.2 30.0 43.4 より収入の多い仕事に従事したかったから 6.3 10.6 6.6 11.6 専門的な資格 技能を活かせるから 8.3 18.5 13.1 29.1 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 ( 資料出所 ) 厚生労働省 就業形態の多様化に関する総合実態調査 (1999,2010) 注 )10 年のみ項目があるものは 99 年調査時には選択肢がなかったものである ( 複数回答 (10 年は 3 つまでの複数回答 ) ) 非正規雇用の労働者 : 契約社員 嘱託社員 出向社員 派遣労働者 臨時的雇用者 パートタイム労働者 その他 を含む 26

非正規雇用の労働者を選んだ理由 ( 雇用形態別 ) 非正規雇用の労働者としての働き方を選んだ理由としては 派遣労働者で 正社員として働ける会社がなかったから (44.9%) 契約社員で 専門的な資格 技能を活かせるから (41.0%) パートタイム労働者で 自分の都合の良い時間に働けるから (50.2%) がそれぞれ最も多かった 専門的な資格 技能を活かせるから より収入の多い仕事に従事したかったから 自分の都合のよい時間に働けるから 勤務時間や労働日数が短いから 簡単な仕事で責任も尐ないから 就業調整 ( 年収の調整や労働時間の調整 ) をしたいから 家計の補助 学費等を得たいから 自分で自由に使えるお金を得たいから 通勤時間が短いから 組織に縛られたくなかったから 正社員として働ける会社がなかったから 家庭の事情 ( 家事 育児 介護等 ) や他の活動 ( 趣味 学習等 ) と両立しやすいから 体力的に正社員として働けなかったから その他 1.5 1.8 2.4 4.7 7.8 5.3 5.9 3.8 1.6 2.0 3.1 6.1 9.3 6.3 12.5 11.8 10.1 10.1 13.4 17.7 16.9 14.7 11.9 15.6 12.4 11.7 17.2 15.9 20.6 14.4 16.9 16.0 18.9 21.1 24.7 29.7 34.4 30.9 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 41.0 39.6 44.9 50.2 パートタイム労働者派遣労働者契約社員 ( 資料出所 ) 厚生労働省 就業形態の多様化に関する総合実態調査 (2010)( 複数回答 ) 注 ) 派遣労働者 : 労働者派遣法に基づく派遣元事業所から調査対象事業所に派遣された者 27 パートタイム労働者 : 正社員より1 日の所定労働時間が短いか 1 週の所定労働日数が尐ない者で 雇用期間が1ヶ月を超えるか 又は定めがない者契約社員 : 特定業種に従事し 専門的能力の発揮を目的として雇用期間を定めて契約する者

不本意就業の現状 正社員として働ける機会がなかったために 非正規雇用で働いていると答えた者は 1999 年から 2010 年までの間に非正規雇用者全体で 8.5% ポイント増加している 特に契約社員や派遣労働者では 元々その割合が高かったものが さらに増加しており 2010 年には契約社員は 3 割を 派遣労働者は 4 割を越えている また 現在の就業形態ではなく違う就業形態で働きたいと答えている者は 1999 年から 2010 年までの間に 非正規雇用者全体で 15.6% ポイント増加している 特に契約社員や派遣労働者では 過半数が就業形態を変えたいと考えている このように他の就業形態に変わりたいと答えている者のうち 88.4% は正社員になりたいと答えている (%) 正社員として働ける会社がなかった者の割合 (%) 50.0 45.0 40.0 35.0 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 1999 年 14.0 22.5 29.3 34.4 10.2 2010 年 短時間パート 14.2 19.0 8.5 その他パート 16.0 29.1 44.9 15.8 34.0 70.0 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0 13.5 他の就業形態に変わりたいとする者の割合 1999 年 29.1 52.7 20.4 21.9 2010 年 30.3 短時間パート 8.8 その他パート 18.6 20.5 22.9 57.8 15.9 45.3 0.0 計 契約社員 臨時的 雇用者 パートタイム労働者 派遣労働者 その他 0.0 計 契約社員 臨時的 雇用者 パートタイム労働者 ( 資料出所 ) 厚生労働省 就業形態の多様化に関する総合実態調査 (1999,2010) 注 )11999 年のパートタイム労働者は 短時間のパート その他のパート に分類して集計 2 右図については 1999 年は労働者計 2010 年は 現在の会社 又は 別の会社 で働きたい労働者計を母数としており 単純な比較ができないことに留意する必要 3 契約社員 : 特定業種に従事し 専門的能力の発揮を目的として雇用期間を定めて契約する者臨時的雇用者 : 臨時的に又は日々雇用している者で 雇用期間が 1 ヶ月以内の者パートタイム労働者 : 正社員より 1 日の所定労働時間が短いか 1 週の所定労働日数が尐ない者で 雇用期間が 1 ヶ月を超えるか 又は定めがない者派遣労働者 : 労働者派遣法に基づく派遣元事業所から調査対象事業所に派遣された者 派遣労働者 その他 28

不本意就業の現状 ( 正社員として働ける会社がなかった者の割合 男女別 ) ( 資料出所 ) 厚生労働省 就業形態の多様化に関する総合実態調査 (1999,2010) 注 )11999 年のパートタイム労働者は 短時間のパート その他のパート に分類して集計 2 右図については 1999 年は労働者計 2010 年は 現在の会社 又は 別の会社 で働きたい労働者計を母数としており 単純な比較ができないことに留意する必要 3 契約社員 : 特定業種に従事し 専門的能力の発揮を目的として雇用期間を定めて契約する者臨時的雇用者 : 臨時的に又は日々雇用している者で 雇用期間が 1 ヶ月以内の者パートタイム労働者 : 正社員より 1 日の所定労働時間が短いか 1 週の所定労働日数が尐ない者で 雇用期間が 1 ヶ月を超えるか 又は定めがない者派遣労働者 : 労働者派遣法に基づく派遣元事業所から調査対象事業所に派遣された者 29 正社員として働ける機会がなかったために非正規雇用で働いている と答えた者は 全体では男女ともに 199 9 年から 2010 年までの間に増加しているが 男性ではとくに派遣労働者での不本意就業者の増加が著しく 49.6% と約半数に上る 女性では 派遣労働者での不本意就業者が増加している一方で パートタイム労働者では減尐している 60 (%) (%) 60 50 40 30 男 2010 年 1999 年 29.9 28.5 33.1 短時間パート その他パート 25.4 24.2 27.5 49.6 38.7 50 40 30 女 1999 年 2010 年 30.3 35.8 短時間パート その他パート 29.6 41.4 30.9 20 16.6 16.7 17.2 20 18.6 17.2 13.9 13.1 13.4 12.9 10 8.6 9.0 6.2 10 14.3 0 非正規全体 契約社員 臨時的 雇用者 パートタイム労働者 派遣労働者 その他 0 非正規全体 契約社員 臨時的 雇用者 パートタイム労働者 派遣労働者 その他

非正規雇用の労働者のうち正社員になりたい者の割合 非正規雇用の労働者のうち 正社員になりたい者の割合は H11 年 11.2% H15 年 19.4% H19 年 22.5% H22 年 22.3% と増加傾向にある 50.0 45.0 43.1 44.0 40.0 39.0 H11 H15 H19 39.5 35.0 30.0 29.5 H22 30.9 29.7 27.5 27.3 25.0 20.0 15.0 19.4 11.2 22.5 22.3 19.0 20.2 18.0 15.0 14.2 17.4 16.8 16.5 20.2 14.1 10.0 6.8 5.0 0.0 (%) 計契約社員臨時的 雇用者 パートタイム労働者 派遣労働者 ( 資料出所 ) 厚生労働省 就業形態の多様化に関する総合実態調査 注 )1 非正規労働者のうち正社員になりたい者の割合 は 非正規雇用の労働者のうち 現在又は別の会社で他の就業形態で働きたい と答えた者の割合 うち 正社員になりたい と答えた者の割合 により算出したもの 2 契約社員 : 特定業種に従事し 専門的能力の発揮を目的として雇用期間を定めて契約する者臨時的雇用者 : 臨時的に又は日々雇用している者で 雇用期間が1ヶ月以内の者パートタイム労働者 : 正社員より1 日の所定労働時間が短いか 1 週の所定労働日数が尐ない者で 雇用期間が1ヶ月を超えるか 又は定めがない者派遣労働者 : 労働者派遣法に基づく派遣元事業所から調査対象事業所に派遣された者 30 3 平成 11 年のパートタイム労働者は 短時間のパート と その他のパート ( 短時間でないパート ) の選択肢があり そのうち 短時間のパート について集計したもの その他

非正規雇用の労働者のうち正社員になりたい者の割合 ( 男女別 ) 正社員になりたい者の割合について男女で比較すると 契約社員や派遣労働者は男女とも同様の傾向にあるが パートタイム労働者や臨時的雇用者は女性と比較して男性は 2 倍以上高い 60.0 60.0 50.0 40.0 男 37.9 42.3 H15 H19 37.3 H22 49.5 40.6 36.4 37.6 50.0 40.0 女 39.9 44.0 39.7 38.4 30.0 20.0 10.0 29.4 27.5 27.4 28.7 22.6 22.3 20.8 24.9 28.7 27.6 32.2 30.0 20.0 10.0 30.2 19.5 18.0 16.2 26.3 17.8 13.9 13.2 11.4 12.2 11.1 27.1 27.6 26.4 0.0 計 契約社員 臨時的雇用者 パートタイム労働者 0.0 派遣労働者その他計契約社員 臨時的雇用者 パートタイム労働者 派遣労働者 その他 ( 資料出所 ) 厚生労働省 就業形態の多様化に関する総合実態調査 注 )1 非正規雇用の労働者のうち正社員になりたい者の割合 は 非正規雇用の労働者のうち 現在又は別の会社で他の就業形態で働きたい と答えた者の割合 うち 正社員になりたい と答えた者の割合 により算出したもの 2 契約社員 : 特定業種に従事し 専門的能力の発揮を目的として雇用期間を定めて契約する者臨時的雇用者 : 臨時的に又は日々雇用している者で 雇用期間が1ヶ月以内の者 31 パートタイム労働者 : 正社員より1 日の所定労働時間が短いか 1 週の所定労働日数が尐ない者で 雇用期間が1ヶ月を超えるか 又は定めがない者派遣労働者 : 労働者派遣法に基づく派遣元事業所から調査対象事業所に派遣された者

正社員になりたい理由 正社員として就業することを希望する非正規雇用の労働者が正社員になりたい理由としては 正社員の方が雇用が安定しているから より多くの収入を得たいから という回答が多かった 正社員の方が雇用が安定しているから 77.0 より多くの収入を得たいから 72.2 自分の意欲と能力を十分に活かしたいから 27.9 より経験を深め 視野を広げたいから 23.8 キャリアを高めたいから 17.2 家事 育児 介護等の制約がなくなる ( なくなった ) から 8.6 専門的な資格 技能を活かしたいから 12.1 その他 3.6 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 ( 資料出所 ) 厚生労働省 就業形態の多様化に関する総合実態調査 (2010) 注 ) 他の就業形態で働くことを希望する非正規雇用の労働者のうち 正社員を希望する者が回答したもの 32 (%)

正社員になりたい理由 ( 男女別 ) 正社員として就業することを希望する非正規雇用の労働者が正社員になりたい理由を男女別で比較すると 女性は 家事 育児 介護等の制約がなくなる ( なくなった ) から という理由が男性に比べて多く 男性は キャリアを高めたいから や 専門的な資格 技能を活かしたいから という理由が女性に比べて多い 正社員の方が雇用が安定しているから より多くの収入を得たいから 69.2 76.1 75.1 77.8 自分の意欲と能力を十分に活かしたいから より経験を深め 視野を広げたいから 24.4 22.4 25.4 31.6 キャリアを高めたいから 12.7 21.9 家事 育児 介護等の制約がなくなる ( なくなった ) から 0.4 16.5 専門的な資格 技能を活かしたいから 9.1 15.1 その他 4.3 2.8 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 (%) ( 資料出所 ) 厚生労働省 就業形態の多様化に関する総合実態調査 (2010) 注 ) 他の就業形態で働くことを希望する非正規雇用の労働者のうち 正社員を希望する者が回答したもの 女 男 33

非正規雇用の労働者の活用に関する企業の意識 労務コストの削減のために非正規雇用の労働者を活用している企業が多い 賃金の節約のため 1 日 週の中の仕事の繁閑に対応するため即戦力 能力のある人材を確保するため専門的業務に対応するため正社員を確保できないため景気変動に応じて雇用量を調節するため 11.6% 23.7% 24.4% 23.8% 23.9% 17.8% 22.9% 29.6% 33.9% 30.7% 43.8% 61.0% 賃金以外の労務コストの節約のため長い営業 ( 操業 ) 時間に対応するため高年齢者の再雇用対策のため正社員を重要業務に特化させるため臨時 季節的業務量の変化に対応するため正社員の育児 介護休業対策の代替のためその他 10.3% 6.2% 6.7% 9.9% 8.1% 27.4% 20.6% 20.2% 22.9% 15.8% 17.3% 23.0% 19.1% 99 10 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% ( 資料出所 ) 厚生労働省 就業形態の多様化に関する総合実態調査 (1999,2010) 注 ) 10 年のみ項目があるものは 99 年調査時には選択肢がなかったものである ( 複数回答 ) 非正規雇用の労働者 : 契約社員 嘱託社員 出向社員 派遣労働者 臨時的雇用者 パートタイム労働者 その他 を含む 34

非正規雇用の労働者の活用上の問題点 非正規雇用の労働者を活用する上での問題点として 良質な人材の確保 や 仕事に対する責任感 を挙げる事業所の割合が大きい 良質な人材の確保 50.8% 仕事に対する責任感 50.5% 仕事に対する向上意欲 38.4% 定着性 33.6% 業務処理能力 27.8% 時間外労働への対応 20.8% 正社員との職務分担 25.7% チームワーク 15.7% 正社員との人間関係 17.1% その他 3.8% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% ( 資料出所 ) 厚生労働省 就業形態の多様化に関する総合実態調査 (2010)( 複数回答 ) 注 ) 非正規雇用の労働者 : 契約社員 嘱託社員 出向社員 派遣労働者 臨時的雇用者 パートタイム労働者 その他 を含む 35

正社員転換制度の導入と転換実績の状況 有期契約労働者やパートタイム労働者を正社員に転換する制度を導入している事業所は約半分程度であるが 派遣労働者を正社員に転換する制度を導入している事業所は約 1 割程度である 有期契約労働者や派遣労働者から正社員への転換制度を導入している事業所のうち 実際に正社員転換をした実績のある事業所は約 4 割程度である (%) 正社員転換制度を導入している事業所の割合 (%) 正社員転換制度を導入している事業所のうち 実際に正社員転換の実績がある事業所の割合 100 90 80 86.5 70 60 62.2 70 60 50 40 52 43 50.3 45.8 ある なし 不明 50 40 30 42.9 39.8 37.8 ある ない 不明 ( 合計 ) 30 20 17.4 20 10 0 12.7 5 3.9 0.8 有期契約労働者 パート 派遣労働者 10 0 有期契約労働者 派遣労働者 0.0 パートは 把握していない ( 資料出所 ) 厚生労働省 H23 有期労働契約に関する実態調査 ( 事業所調査 ) 厚生労働省 H23パートタイム労働者総合実態調査 ( 事業所調査 ) 厚生労働省 H20 派遣労働者実態調査 注 ) パート : 正社員以外の労働者でパートタイマー アルバイト 準社員 嘱託 臨時社員などの名称にかかわらず 1 週間の所定労働時間が 36 正社員よりも短い労働者 有期 : 直接雇用している労働者であって 例えば3ヶ月や1 年など 労働契約期間に定めのある者 ( パート アルバイト 契約社員 期間工 等の名称を問わない )