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女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政


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平成 27 年 8 月 人手不足への対応に関する調査 集計結果 日本商工会議所 産業政策第二部 調査概要 調査地域 : 全国 47 都道府県 調査対象 : 中小企業 4,072 社 調査期間 : 平成 27 年 6 月 1 日 ~23 日 調査方法 : 各地商工会議所職員による訪問調査 回収商工会議所数 :405 商工会議所 ( 回収率 :78.8%) 回答企業数 :2,625 社 ( 回答率 :64.5%) < 回答企業の属性 > ( 業種 ) 建設業 387 社 (14.7%) 製造業 970 社 (37.0%) 情報通信 情報サービス業 67 社 (2.6%) 運輸業 115 社 (4.4%) 卸 小売 飲食店 612 社 (23.3%) 介護 看護 36 社 (1.4%) 金融 保険業 18 社 (0.7%) 不動産業 28 社 (1.1%) サービス業 327 社 (12.5%) 136 社 (5.2%) 55 社 (2.1%) 重複含むため 回答数の合計は 100% にはならない ( 従業員規模 ) 5 人以下 84 社 (3.2%) 6~10 人 199 社 (7.6%) 11~20 人 614 社 (23.4%) 21~50 人 841 社 (32.0%) 51~100 人 431 社 (16.4%) 101~300 人 357 社 (13.6%) 301 人以上 59 社 (2.2%) 40 社 (1.5%) < 業種 > < 従業員規模 > 1

結果概要 Ⅰ 人手不足への対応について 1. 人員の過不足状況について 社 % 不足している 1,319 50.2 過不足はない 1,195 45.5 過剰である 93 3.5 18 0.7 合計 2,625 100.0 全体では 半数以上の企業が 不足している と回答 n =2,625 3.5 0.7 45.5 50.2 不足している過不足はない過剰である < 業種別集計 > (1. で 不足している と回答した企業の割合 除く ) n =1,299 0 10 20 30 40 50 60 70 80 介護 看護 n=36 運輸業 n=115 建設業 n=387 サービス n=327 情報通信 情報サービス業 n=67 不動産業 n=28 卸売 小売 飲食店 n=612 金融 保険業 n=18 製造業 n=970 n=136 60.9 60.7 58.1 56.7 53.6 47.2 44.4 44.1 50.7 72.2 業種別では 介護 看護 運輸業 建設業で 不足している と回答した企業が 6 割 を超えており の業種においても人手不足の状況がみられる < 従業員規模別集計 > (1. で 不足している と回答した企業の割合 除く ) 80 70 60 50 40 30 20 10 0 42.9 40.7 5 人以下 n=84 6~10 人 n=199 49.2 49.6 48.7 11~20 人 n=614 21~50 人 n=841 51~100 人 n=431 58.5 101~300 人 n=357 n =1,295 67.8 301 人以上 n=59 従業員規模 101 人を超える企業群から 不足している と回答した割合が 50% を 超える 2

2. 求める人材について 複数回答 (1. で 不足している と回答した企業のみ集計 ) n =1,319 0 10 20 30 40 50 60 70 80 一定のキャリアを積んだミドル人材 67.9 高校卒業新卒社員 40.4 大学卒業新卒社員 32.1 管理職経験者等のシニア人材 12.4 18.6 0.8 求める人材としては 一定のキャリアを積んだミドル人材 が最も高く 管理職経 験者等のシニア人材 は低い割合であった < 業種別集計 > (1. で 不足している と回答した企業のみ集計 ) 全ての業種において 一定のキャリアを積んだミドル人材 が最高値となっている n =1,368 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 建設業 n=235 製造業 n=428 情報通信 情報サービス業 n=38 運輸業 n=70 卸売 小売業 飲食店 n=289 介護 看護 n=26 金融 保険業 n=8 不動産業 n=15 サービス業 n=190 n=69 大学卒業新卒社員 一定のキャリアを積んだミドル人材 高校卒業新卒社員 管理職経験者等のシニア人材 3

3. 若年者を採用するための取り組みについて 複数回答 n =2,625 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 高卒 専門卒の新規学卒者の求人を積極的に行った 29.1 合同会社説明会などに参加した 初任給の引上げを行った インターンシップを積極的に受け入れた 大卒 大学院卒の新規学卒者の求人を積極的に行った ( 既卒 3 年以内を含む ) 学校 ( 教員 職員等 ) とのつながりを強化した 21.3 19.7 19.7 18.2 17.1 14.6 19.3 若年者を採用するための取り組みは 全ての項目が近い割合となった 反面 が約 2 割となっており 特段 取り組みを講じていない企業も一定割 合存在する結果となった 4. 女性の活躍推進について ( 社 ) 実施している 1,124 ( 42.8) 実施していない 921 ( 35.1) 実施を検討している 552 ( 21.0) 28 ( 1.1) 合計 2,625 (100.0) 実施している (42.8%) 実施を検討している (21.0%) を合計すると 6 割を超える割合で女性の活躍推進について対応を講じている 4-2. 実施している取り組みについて 複数回答 (4. で 実施している と回答した企業のみ集計 ) 出産 育児等に対応した制度の変更 ( 育休制度 時短勤務制度 両立支援制度等 ) n =1,124 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 50.0 45.5 女性社員の採用数向上 44.0 管理職への積極的な登用 出産 育児等を理由に退職した女性の再雇用 ( 復職制度 ) フレックスタイム等 柔軟な勤務制度の導入 27.6 25.6 39.8 テレワーク等 在宅勤務を可能にした制度の導入 2.5 1.4 4

5.65 歳以降まで働ける仕組みの構築について ( 社 ) 勤務できる 1,872 ( 71.3) 勤務できない 236 ( 9.0) 検討中 482 ( 18.4) 35 ( 1.3) 合計 2,625 (100.0) 7 割を超える企業で 65 歳以降まで働けると回答している 勤務できる (71.3%) と 検討中 (18.4%) の合計は約 9 割 (89.7%) となり 勤務できない と回答した割合は 1 割以下 (9%) となった 5-2.65 歳以降まで雇用できない理由 複数回答 について (5. で 勤務できない と回答した企業のみ集計 ) 本人の体力的な面で難しい n =236 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 50.8 若い年齢層の採用の阻害になる 48.7 勤務してもらう職域がない 31.8 生産性が低下する 雇用し続ける余裕 ( 人件費等 ) がない 26.3 25.8 人員が過多になる 高年齢者の活用に向けた設備や作業環境の整備が進まない 定年者雇用の措置について労働組合 従業員代表の理解が得られない 0.4 4.2 14.0 17.8 65 歳以降まで勤務できない理由としては 本人の体力的な面で難しい (50.8%) が半数を超え最多となった また 若い年齢層の採用の阻害になる も約 5 割となった 反面 生産性が低下する (26.3%) といった 本人の能力等による理由も一定数あがった 6. 外国人の採用について (1) 非技術的 非技能的分野の外国人労働者の受け入れについて ( 社 ) 自社に受け入れたい 385 ( 14.7) 自社には必要ないが 産業界として受け入れるべき 967 ( 36.8) 推進すべきではない 181 ( 6.9) 分からない 921 ( 35.1) 113 ( 4.3) 58 ( 2.2) 合計 2,625 (100.0) 自社に受け入れたい(14.7%) 自社には必要ないが 産業界として受け入れ るべき (36.8%) と回答した割合の合計は 5 割を超える (51.5%) 5

(2) 受け入れを検討する際に重視すべき課題について 複数回答 n =2,625 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 日本語 コミュニケーション 76.6 外国人労働者の受入れ 教育 訓練体制 57.7 国民的な理解の醸成 28.2 定着化による社会的コスト ( 子女教育 社会保障など ) 人権の保護 16.5 13.9 特になし 5.0 4.0 6.0 受け入れを検討する際に重視すべき課題については 日本語 コミュニケーション (7 6 6% が最も高く 次いで 外国人労働者の受入れ 教育 訓練体制 (57.7%) となった 6

Ⅱ 労働生産性向上に向けた取り組みについて (1) 労働生産性向上に向けた取り組み状況について ( 社 ) 実施している 1,416 ( 53.9) 実施していない 1,169 ( 44.5) 40 ( 1.5) 合計 2,625 (100.0) 労働生産性向上に向けた取り組みについて 回答した企業の半数以上の割合 (53. 9%) が取り組みを実施している結果となった (2) 実施している取り組みについて (1. で 実施している と回答した企業のみ集計 ) < 付加価値向上 > n =1,416 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 取引 ( 販売 ) 価格の維持 向上 ( 差別化 ブランド強化 提案力向上 親会社との交渉などによる ) 既存市場での顧客数の増加 新市場での新規顧客の獲得 ( 新商品 サービスの提供 事業の多角化 ) 研究開発 技術革新 ( イノベーション ) への投資 25.1 45.3 51.8 61.0 海外への輸出 直接投資 6.6 1.8 5.6 付加価値向上に向けて取り組んでいる内容として 取引 ( 販売 ) 価格の維持 向上 既存市場での顧客数の増加 が高い割合となり 現状の取引形態を生かした付加価 値向上への取り組みが多い結果となった < 効率化 > n =1,416 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 人員配置の見直し 長時間労働の抑制 業務改善 オヘ レーションの見直しによる合理化 コスト削減 ( 外部委託 共通業務の集約化など ) ICT 化 設備投資による合理化 コスト削減 ( タフ レット等携帯端末導入など 省エネ投資による効率化 ) 非正規労働者の増加 職域拡大 9.9 38.9 52.8 56.9 1.4 6.6 効率化の観点からは 人員配置の見直し 長時間労働の抑制 業務改善 オペレー ションの見直しによる合理化 コスト削減 が 5 割を超える結果となった 7

< 人材マネジメント > n =1,416 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 人材育成 ( 従業員に対する教育 訓練支援含む ) 71.2 多様な働き手の労働参加 ( 女性 高齢者 外国人の活躍推進 ) 26.3 採用活動の積極化による優秀な人材の囲い込み 25.8 柔軟な働き方の導入 ( 裁量労働制など ) 17.4 0.8 8.5 人材マネジメントにおいては 人材育成 (71.2%) が最も高く の項目 については 3 割以下であった 8

中小企業の声 ( 自由記載欄 ) 週休二日制が当り前の昨今では 環境整備をしないと若手が集まらない( 北海道建設業 ) 地方都市において若年労働者を地元に定着させ 一般的な教育を受けるためのシステム作りが必要 ( 秋田県卸売 小売業 飲食店 ) 女性社員が産休 育休を取得した場合 臨時人員の雇用を考える必要があるが 経費負担が大きい 助成金があれば臨時雇用の負担も減り 女性社員にも育休 産休をもっと活用してもらえる ( 新潟県製造業 ) 新卒者の採用が難しくなってきている 採用 選考時ルールがわかりにくい ( 長野県卸売 小売業 飲食店 ) 出産後の女性が働きやすく かつ企業側にも受け入れやすい制度の導入 支援を検討して頂きたい ( 埼玉県サービス ) 何歳まで働いていいという規則は設けることはできないと思う 需要のバランスの中で決まり 後は働く本人の意欲の問題 ( 東京都製造業 ) 慢性的に労働力が不足しており 今後も改善が見込まれない業界に対しては外国人技能研修も含め早急に規制緩和すべきである ( 静岡県製造業 ) 新卒者を採用したいが学生の多くが大企業に集中する 中小企業の人材獲得についてご支援願いたい ( 大阪府建設業 ) 人口減少は避けられない状況なので高齢者でも出来る産業を増やすべき( 鳥取県サービス ) 地方で優秀な人材が労働できる環境がなく 流出しているように感じます( 佐賀県製造業 ) 新卒採用に関して 会社見学やインターンシップをもっと実施するために企業と学校の連携がより必要だと思う ( 宮崎県情報通信 情報サービス業 ) 以上 9