頻度 頻度 7 播種性血管内凝固 (DIC) での使用 PLT 数 大半が Plt. 万 /ml 以下で使用 9 8 7 血小板数が急速に 万 /μl 未満へと低下 出血傾向を認める場合に適応 7 8 9 7 [ 症例数 ] 血小板数 [ 万 /μl] 例数 外科的手術時の術前での使用 血小板数が 万 /μl 未満では 手術の内容により PC の準備または術直前 PC 輸血の可否を判断する PLT 数 [ 万 /μl] PLT 数 8 8 7 8 9 症例番号
例数 7 末期患者への血小板輸血 単なる時間的延命のための投与は控えるべきである.... 次の級.... 次の級 [ 万 /μl] 7 8 9 7 症例番号 FFP 使用理由 投与理由をコメント % 肝障害 % 大量出血関連 % 肝障害で凝固活性低下大量出血関連投与理由をコメント DIC 関連 Lアスパラギナーゼ関連その他クマリン系薬剤関連 コメント例数内科系外科系小児科系 7 8
FFP を使用した主な理由 凝固因子低下の可能性があり かつ TP 低下があったから 多量の胸水貯留のため 長期人工心肺後の止血のため 急性循環不全 ( 敗血症性ショック ) のため 多量胸水漏出 新生児重症黄疸に対する交換輸血目的 ( 合成血の作成 ) ワーファリン内服中の患者に手術中の投与を行った ガーゼ重量 g 程度のドレーン抜去部からの出血があったため allo-pbsct 後の TMA のため 低栄養状態 + 循環血漿量の低下があったため 肝不全 劇症肝炎 フェニトイン薬物中毒のための血漿交換 人工心肺使用手術で低体温療法を行い凝固因子の活性低下が懸念されたため 十二指腸潰瘍による大量出血で止血困難を認めたため PT aptt 値は基準に達しないが 臨床的に明らかな出血傾向を認めたため 敗血症性ショックによる止血困難を認めたため 三尖弁閉鎖症で人工心肺を用いてフォンタン手術を施行し術中凝固因子の減少を認めたため 肝障害により複数の凝固因子活性が低下したため 抗血小板薬内服による止血困難があり かつヘパリン投与後だったため 人工心肺使用による希釈性凝固障害 術中出血による凝固因子損失 術後の急性循環不全 凝固異常に対して使用 骨盤骨折による大量出血に伴う DIC を認めたため 術中出血による凝固異常を認めたため 体重.kg の人工心肺手術 低体温循環停止のため 外傷による心破裂 出血性ショックで大量輸血を要したため 転落外傷の症例で出血が続いており 凝固能が延長してくる事が予測できたため 大腸癌術後翌日の腸穿孔 腹膜炎 敗血症で緊急手術 術後の低蛋白凝固因子欠乏に対し使用 (TP. PTINR.) 心臓手術後で循環動態不安定のため使用 記録数 9 8 7 FFP 使用状況調査 回あたりの投不量 PT aptt' 大量出血ではフィブリノゲン ( を測定する 投与量の理論値は 8~mL/kg (ml/kg の ~%) 8 7 9 8 9 88 次の級 8 7 9 8 9 88 次の級 投与量 [ml]
量 [ml] 7 FFP 使用状況調査 止血効果が期待できる凝固因子活性からみた投不量 例 8mL/kg ml/kg 投与量体重.% 8~ ml/kgの使用ライン 体重 [kg] 9 8 7 7 9 8 7 9 8 7 7 7 7 79 8 8 88 9 9 97 9 8 7 9 8 7 9 7 9 7 9 7 9 7 9 7 9 7 9 7 7 7 77 79 8 8 8 87 89 9 9 9 97 99 7 例 8~ ml/kg の使用ライン 7.% 症例番号 9 8 7 投与量 肝障害による複数凝固活性因子低下例での FFP 投不 7 9 7 9 7 9 7 症例番号 8ml/kg ml/kg ほとんどがml/kg 以下 FFP 投与量 のFFP 投与を行っている 8~ ml/kg の使用ライン 7 9 7 9 7 9 8~ ml/kg の使用ライン 8 8 体重 凝固因子の補充 PT,APTT が延長 肝障害により複数の凝固因子活性が低下 出血傾向の場合適応
投 与 量 大量出血による希釈性凝固障害での FFP 投不 8~ ml/kg の使用ライン 7 9 7 9 7 9 8 ほとんどがml/kg 以上体のFFP 投与を行っている 重 [kg] 8ml/kg ml/kg FFP 投与量体重 8~ ml/kg の使用ライン 7 9 7 9 7 9 8 症例番号 循環血液量の % 以上の大量出血による希釈性凝固障害は新鮮凍結血漿 'FFP) の適応である DIC での FFP 投不フィブリノゲン値 播種性血管内凝固 'DIC(:PT および / または APTT が延長している場合適応 DIC ではフィブリノゲン値が mg/dl 未満の場合に FFP の適応となる フィブリノゲン値 []mg/dl 7 大半は適応外? P<. 件数 FFP 投与時のフィブリノゲン値 大半は適応外? 7 9 7 9 7 9 症例番号 フィブリノゲン値
L- アスパラギナーゼ投不による複合型凝固障害での FFP 投不 フィブリノゲン値 大半がフィブリノゲン mg/dl 以下 アンチトロンビン活性 8% 以下 プロテイン C 活性 % 以下で使用 7 8 9 7 8 9 アンチトロンビン活性 プロテイン C 活性 8 8 7 8 9 7 8 アルブミン製剤使用の理由 低蛋白血症 % 低 Alb 血症 % 低 Alb 血症低蛋白血症肺水腫 浮腫予防出血性ショック肝硬変 腹水穿刺血液透析膠質浸透圧維持栄養補給ネフローゼ症候群その他
アルブミン使用状況調査輸血前のアルブミン値 有効データ 件 Ave. g/dl (.9-7.)...... 次の級 有効データ 件 Ave. g/dl (.7-.9)...... 次の級 8 8 患者体重別 Alb 期待上昇値 患者の ALB 濃度 (g/dl) 期待上昇濃度 (g/dl) 体重 9 8 7 7 8 9 9 8 7 7 8 9 99 8 7 7 8 89 98 7 8 8 9 8 7 7 8 9 9 8 7 7 8 9 99 8 7
アルブミン値で回答した症例での使用 87 件中浮腫 8 件 ネフローゼのみでは適応外 急性重篤な浮腫 肺水腫に対して 週間を限度に高張 Alb の適応がある 9 件中浮腫 件 8 浮腫 '-( 例への使用 件 '.9%( 8 浮腫 '-( 例への使用 件 '.%( % % % % 8% % % % % % 8% % 浮腫あり なし 浮腫あり なし 血清総蛋白質濃度で回答した症例での使用 8 件中浮腫 肺水腫 件 ネフローゼのみでは適応にならないが 浮腫 肺水腫に対して 週間を限度に高張 Alb を必要とする場合有 浮腫 '-( 例への使用 件 '8.%( 7 件中浮腫 肺水腫 7 件 浮腫 '-( 例への使用 件 '.%( % % % % 8% % % % % % 8% 浮腫 肺水腫あり なし 浮腫 肺水腫あり なし 7 7
. 低 Alb 血症 低蛋白血症はあるが 浮腫 肺水腫 (-) での使用 Alb 濃度.~.g/dL では臨床症状を呈さない場合も多い 単に血清アルブミン濃度の維持目的の投与は不適正 約半数は不適正使用の可能性. Alb. g/dl 以上での投与例... 7 9 7 9 7 9 7 9 7 9 7 9 7 9 7 7 ' :7 件 :8 件 ( 出血性ショックでの使用 循環血液 % 量出血量体重 8.% が循環血液量の% 以下の出血で投与 7 9 7 9 7 8 7.% が循環血液量の % 以下の出血で投与 7 9 7 9 7 8 出血性ショックは循環血液量 % 以上の喪失で出現するが この段階では Alb 製剤の投与は原則不必要 アルブミン投与は. 循環血液量の % 以上の出血が疑われる場合. 血清 Alb 濃度.g/dL 未満の場合 8 8
肝硬変に伴う難治性腹水での使用 肝硬変 88 利尿剤 8 腹水穿刺 L 以上 肝硬変自体では適応とならず むしろ Alb 合成を抑制する 肝硬変利尿剤腹水穿刺 L 以上 9 9 Alb の適応は. 大量 'L 以上 ( の腹水穿刺時に循環血漿量を維持する目的で使用. 治療抵抗性の腹水の治療に Alb の短期的併用 ( 週間を限度 ( 循環動態丌安定な体外循環施行時 ( 血液透析など ) での使用 循環動態不安定理由血圧低下糖尿病低 Alb 血症 'g 以下 ( 8 低アルブミン状態.... 次の級 循環動態不安定理由血圧低下糖尿病低 Alb 血症 'g 以下 ( 血圧不安定な透析など 特に糖尿病の合併 術後などで低 Alb 血症の場合循環血漿量増加目的で使用 9 9
栄養補給目的の使用 低蛋白血症のため Alb で栄養補給.... 7 次の級 不適切な使用. 蛋白質源としての栄養補給. 脳虚血. 単なる血清アルブミン濃度維持. 末期患者への投与 まとめ 赤血球輸血 血液疾患患者への輸血後目標 Hb 値が g/dl を超えるような輸血を行っている例が存在した 慢性出血性貧血での輸血例が全赤血球輸血症例の % を占め Hb 8g/dl 以上で輸血している例が約 % に認められた 手術前の輸血は いわゆる / ルールを適用している例が一部に認められた 術中出血量が循環血液量の % 以下にもかかわらず輸血を行っている例が全体の ~% 程度存在した 術後バイタルサインが安定しているにもかかわらず輸血を行う症例が存在した 末期患者への輸血例が存在した 血小板輸血 血小板数 ~. 万 /ml で輸血されているケースが多く 使用はおおむね適正と思われた FFP 輸血 血清総蛋白の低下例や 胸水貯留 低栄養状態 循環血漿量の低下や循環不全例 抗血小板薬内服による止血困難例など 明らかに不適切といわざるを得ない輸血例が存在した 輸血目的が適正でも 凝固因子補充という観点からみると輸血量が多い例が存在した アルブミン製剤の輸注 浮腫や肺水腫などの症状を呈していない低アルブミン血症 (. g/dl 以上 ( に投与している例が全体の半数近くに認められ 単に血清アルブミン濃度の維持目的に投与された例が尐なからず存在した 循環血液量の % 以下の出血で投与されている例が認められた 栄養補給目的で投与されている例が存在した