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1 千葉大学工学部機械工学科担当者武居昌宏 熱流体工学 5 章気液二相流 参考図書熱流体工学の基礎井口学, 武居昌宏, 松井剛一朝倉書店, 8 ISBN 4543

2 5. 混相流の種類と特性 化学 エネルギー 化学プラント N 発電 コージェネ ボイラー沸騰水型原子炉復水器 凝縮器 バイオ 農業 バイオリアクター人工臓器 電力負荷平準化 氷蓄熱 エコアイス 家電 空調 冷凍機 エアコン 加湿機 掃除機 気 気液 固気 固気液 液 固液 固 製鉄 化学 スラリー 高炉 流動床 航空宇宙 加工 宇宙 星間物質プラズマ加工 エネルギー 環境 粉塵 煤塵除去微粉炭 石炭ガス化メタンハイドレート CO ハイドレート 医薬 化粧品 電子部品 医薬品 化粧品 液晶スペーサ 金属加工 ウォータジェット

3 ヒートポンプ エアコン 冷蔵庫 エコキュート 圧縮機 : 圧力 温度 v=rt htts:// hoe/iahot/ecocte/roct/_seri es/ - 冷気体 熱気体 6 5 htt://anasonic.co./is/heat_/heat3.htl#scroll 蒸発熱を放熱 熱交換器凝縮熱を放熱 htts://a.wiieia.org/wii/ - 冷気液滴二相流熱液体冷媒 5 htt:// 膨張弁 : 圧力 温度 v=rt 高温高圧の冷媒液体をオリフィスから霧状噴射弁出口温度を検知しオリフィスの大きさを調節

4 ボイラ 水管ボイラ : 水管の伝熱部貫流ボイラ : 水を循環させない循環ボイラ : 循環ポンプや水温度の比重差により 水を循環させるボイラ htts://a.wiieia.org/wii/ htts://

5 図 5.4 局所サブクール沸騰が発生さらに下流では飽和状態の核沸騰が発生小気泡を含む気液二相流 過熱管路内における気液二相流の発達 液滴も存在しない 全体が沸騰状態であるバルク沸騰となり気泡の合体が進み大気泡化この間に管壁を蒸気 ( 泡 ) が覆う状態 ( 膜沸騰 ) 内壁に液体が存在しない 管壁に液膜がなくなり 蒸気 ( 液滴 ) 流れ ( 噴霧流 ) に発展

6 ICC( 石炭ガス化複合発電 ) 発電効率 48~5% の高効率発電 蒸気タービン高温高圧蒸気が噴射圧力と温度が低下速度が増加 SC 熱交換器 ( シンガスクーラー ) 高温石炭ガス (CO, H ) htts://a.wiieia.org/wii/ 約 6 蒸気温度 htt://

7 原子炉 Bbbly flowchannel bo Fel ro Control ro clster htt:// ower nozzle Uer nozzle Fel ro Control ro gie ie Fig. Fel ro の周りの気泡 Fel ro

8 流れ方向 5. 管内気液二相流の流動様式 htts:// 344ost-664.htl アクア アート htt:// /ine.htl 流れ方向 気泡流 プラグ流 環状流 層状流 水平管路の流動様式 気泡流スラグ流環状流フロス流 垂直管路の流動様式

9 5..4 流動様式 水平管内流における流動様式線図

10 固液 気液二相流の流動様式 ( 水平管路 ) htts:// 摺動流 堆積流 均質流 砂丘流 (Dne) プラグ流 閉塞

11 5.. 沸騰 凝縮現象と気液二相流の発生 核沸騰 膜沸騰 熱 (a) プール沸騰 熱 熱熱熱熱 (b) サブクール沸騰図 5.3 沸騰による気泡の発生 (c) 飽和沸騰

12 相変化を伴う伝熱伝熱面境界層のかく乱 熱伝達率の増加 プール沸騰液体をためた容器内の沸騰自然対流によって流れが生じる 強制対流沸騰対流などの強制的な流れが存在する沸騰 サブクール沸騰飽和温度より低い液体 ( サブクール状態 ) 局所的に飽和状態となり管壁から小気泡が発生離脱しても周りの液体が飽和温度より低いため消滅 飽和沸騰沸騰する液体温度が飽和温度に達している周囲液体が飽和状態になると全体が沸騰状態 気泡流の運動力学気泡 : 浮力 抗力 後流による静圧 重力などにより運動気泡はジグザグ運動 らせん運動をする周囲液体 : 気泡からのせん断力 温度差 ( マランゴニ力 ) などにより対流 (Convection) が生じる

13 流束 (Fl) の例 流れ 流束 [s - ] (Fl) 流束密度 [ - s - ] (Fl ensity) 運動量 [g s - ] 運動量流束 [N] = 力 運動量流束密度 [Pa] = 圧力 質量 [g] 質量流量 [g s - ] 質量流束密度 [g - s - ] 体積 [ 3 ] 体積流量 速度分布 [ s - ] [ 3 s - ] エネルギー [J] エネルギー流束 [J/s]=[W] エネルギー流束密度 [J/(s )]=[W - ] 熱 [J] 熱流束 [W] 熱流束密度 [W - ] 電荷 [C] 電流 [A] 電流密度 [A - ]

14 熱伝導 (heat conction) と熱伝達 (heat transfer) 熱の仕事当量 単位時間当たりの仕事 [J/s]=[W] 熱伝導 温度を均一化する方向 [] に熱エネルギーが移動する現象 Tは同じ物質 ( 連続フーリエの式 q T 体 ) なので勾配 = = q: 熱流束密度 [W/ ]= [J/(s )] 単位面積, 単位時間当たりの熱移動量連続体 : 熱伝導率 [W/( K)] 熱伝達 固体表面 [ ] と接触流体の間の熱移動 ニュートンの式 q h h: 熱伝達率 [W/( K)] T T f : 粒子の表面温度 [K] : 流体の表面温度 [K] ( T Tf ) T は違う物質なので差 流体 固体粒子

15 ラントル Pr 数 熱伝導方程式 T t t c T f f a T T 流体運動方程式 Pr v a v / c a ρ f : 流体密度 [g/ 3 ], c f : 流体の定圧比熱 [J/g K] : 熱伝導率 [W/( K)] = 熱量の拡散 c : 温度拡散率 ( 熱拡散率 ) [ /s] = 温度の拡散 c f f f f : 体積あたりK 温度上げるのに必要なエネルギ [J/ 3 K] μ: 粘度 [Pa s] = 力 ( 運動量 ) の拡散 v t : 動粘度 [ /s] = 速度の拡散 プラントル数 : 温度拡散率に対する速度拡散率の比 vc c 4つの物理量の拡散熱量 [J] 拡散 温度勾配があると熱量が拡散 ( フーリエ法則 ) 熱伝導率 力 [N] 拡散 速度勾配があると力が拡散 ( 粘性法則 ) 粘度 μ 温度 [T] 拡散 温度変化を示す 温度拡散率 a 速度 [/s] 拡散 速度変化を示す 動粘度 ν

16 T 速度 f 熱伝導率 粘度と温度拡散率 動粘度 密度 ρ f q 水槽間穴数 n 熱流束密度力の移動量 ( 運動量流束密度 ) τ ρ 大 F τ D ρ 小 同体積の密度 ρ 大とρ 小の球を同じ初速度で転がす 球にかかる抗力 F D は同じ しかし密度 ρ 大球は減速しずらい なぜか? 粘度 μ 水位 ( 温度 T) は次の関数 n 水槽間穴数 ( 熱伝導率 ) 奥行き ( 密度 ρ f 比熱 c f ) 水位 ( 温度 T) 変化を n/ ( 温度拡散率 α=/(ρ f c f )) で表すと都合がよい htt://caellia.thye./files/htl/others/theraldiffsivity37.htl なぜボーリング球は重いのか? F D FD a 球の減速加速度 a は ρ 大の球はa が小さい 減速しづらい F D を粘性応力 τ と考えれば τ = μ y ρ 大の流体 ( ボーリング球 ) は τ による a は小さい 減速しづらい 速度が拡散

17 5..3 重要なパラメ - タの定義と関係 ボイド率 α [-]: 気液混合体積 V に占 a 混合の割合 気体 める気相の体積 V V V V V V (a) 分離流 (b) 分散流 V V V (5-) 図 5.6 ボイド率と流動形態 管路内流れのボイド率 α : 管路断面積 Aに占める A A A A 気相の断面積 A A A A A ホ-ルドアップα [-]: α = - α [-] : 液相の占める体積割合 α + α = < α, α < (5-3) 体積 V[ 3 ] 管断面積 A[ ] 流体密度 ρ[g/ 3 ] 体積流量 Q[ 3 /s] 質量流量 [g/s] 流速( 相速度 ) 比エンタルピh [J/g] 添字 : 気体 ( 相 ) 添字 : 液体 ( 相 )

18 クオリティ : 気液混相流の質量流量に対する気相質量流量割合 ( ) A A A )) ( ( [-] (5-5) 気液二相流全体の比エンタルピー ( 単位質量あたりのエンタルピ ) :h [J/g] 気相の比エンタルピー :h 液体の比エンタルピー :h h=eu+v [J/g], eu : 内部比エネルギ [J/g], v: 比体積 [ 3 /g] h h h ) ( h h h h h h h h h [-] [J/g][g/s]=[J/s] 単位を確認すると z y A A

19 熱平衡クオリティ e : 熱力学的平衡の系でのクオリティ h=eu+vを代入してeu = 一定とすると ( h h ) ( ) e, h e (5-6) e が比体積 vで書ける v: 比体積 [ 3 /g], ρ: 密度 [g/ 3 ] h: 二相流のエンタルピ [J/g] h : 飽和液相のエンタルピ [J/g] h = h h 気化の潜熱 [J/g] 気体と液体が熱平衡状態クォリティ と熱平衡クオリティ e は一致 熱平衡状態にないとき両者は一致しない熱的に非平衡のとき気泡が発生 クォリティは ( 液体単相流 ) と ( 気体単相流 ) の間の値熱平衡クオリティーは負の値 ( サブクール液 ) や 以上のクォリティ ( 過熱蒸気 ) も定義できる

20 均質流のクオリティ 均質流 : 気液が一様に混合して気相速度と液相速度が等しい流れ : = 均質流のクオリティ 式 ( ( )) [-] (5-5) z A [-] (5-7) ( ( )) 定常の均質流では const [-] (5-9) A すべり比 (S) : 液相速度に対する気相速度の比 S [-] (5-) 均質流では S (5-) 相対速度 r : 液相速度に対する気相速度との差 [/s] (5-) r y

21 各物理量と関係 () ボイド率 - クオリティ式 (5-) S [-] (5.3) )) ( ( )) ( ( S S S S S クオリティの式 (5-5) に代入して変形 S S S ) ( ) ( S ) ( z y A A すべり比 S の定義より

22 () 相速度 気相速度 液相速度 [/s] (5.4) (3) 体積流束密度 ( 見かけ速度 ) A A A A A A A Q Q ) ( [/s] (5.5) 全体積流束密度 : = + [/s] (5.6) 均質流の と α (5.7) A Q A Q A Q A Q A Q A Q A Q Q Q Q V V V / / / 体積流量 :Q[ 3 /s] z y A A A = = とおくと

23 (4) 断面平均量ボイド率や相速度には管路横断面上に分布があるボイド率で重みをかけて 断面平均量として扱う η: 管断面積 A 上の局所変数 ( 例えば温度 濃度 速度など ) <>: 断面平均を表す記号ー : 時間平均を表す記号 ηの断面平均量は (5.8) A A A 局所ボイド率 α で重みをかけた断面平均量 A A A A A A (5.9) (5.8) と (5.9) は同じであるとは限らない!! ηが速度 のとき A A α A z A α y

24 平均化したボイド率 -クオリティ式断面平均記号を用いると S (5.) 質量流束密度とクオリティの関係クオリティの定義より 質量流束密度 A A (5-5) A A A 質量流束密度をボイド率で表すと [g/(s )] z A A A y (5.)

25 (5) 平均ドリフト速度 V 局所ドリフト速度 : ボイド率と相速度の横断面分布を考慮した速度 [/s] (5.) 平均ドリフト速度 V : 局所ドリフト速度にボイド率で重みをかけた断面平均量管内流れを 次元的に扱う場合に用いる V : 体積流束密度 ( 見かけ速度 ) (5.3) [/s] A 表 5.3 に気液二相流の主要パラメータをまとめて示す z A y 浮力 F : 密度 ρ の液体中に体積 V 密度 ρ の気体が占めたときの浮力と重力の差は F gv (5.3)

26 5.3 気液二相流の静力学 圧力 と高さzとの関係を表す基礎式 g (5.4) 積分すると z g z (5.5) g z= のとき (5.6) z g z gz gz Z <α > z :z までの空間平均ボイド率 Z 二相流に特有の項 z が + - z z (5.8) z O A g 図 5.9 重力場に静止している気液二相流体 (5.7) A : z= の圧力 [Pa] A: 二相流体柱の底面積 [ ] ρ: 二相流平均密度 [g/ 3 ] : 上下面の圧力差 [Pa] α : ボイド率 [-] <α >:z の断面平均ボイド率 z ρ A y

27 z の代わりに距離 H で表すと 座標原点 O: 液面下 z 液面 (z = z ) に働く圧力 z z =z - H を代入して赤面の圧力 は? z H gz H g Z gh gz Z gh の場合には gz Z H (5.7) ( Z gh 液面 z ) H z A H z A ρ O g ここを液面圧力 z とおく (5.3.) z A gh H gz gz gh H gz gz Z Z z 距離 H 間の圧力差からボイド率が求まる!! y

28 表面張力 : 表面をできるだけ小さくしようとする液体の力 ラプラス圧 δ[n/ ] 表面張力 σ[n/] 球気泡がr 大きくなるときの表面積変化時の仕事 w w A 8 Rr[N] 表面積変化 : A 4 R r 4R 8Rr [ ] 球表面張力 距離内向きと外向きの力が釣り合うので 4R 8R 4R [N] 曲面内側の圧力は外側圧力よりも高い気液界面におけるラプラス圧 δは 気泡内圧力 と液中圧力 から [N/ ] (5.33) R 楕円形 ( 曲率半径 R R ) であれば R R [N/ ] (5.3) 半径.のビール泡のδはおよそ.5Pa σ σ ρ V ρ R R r 図 5. 気泡内の圧力

29 5.4. 混合体モデル 図 5. 気液二相流のモデリング

30 均質二相流の基礎方程式 ( 次元 ) 質量 (ass) 保存 t A [g/(s 3 )] z A z (5.35) ρ: 二相流体の密度 t: 時間 : 速度 z: 管路軸方向距離 A: 管路の断面積 管横断面積が一定であれ A ば 左辺第 3 項は 鉛直方向 運動量 (oent) 保存 ( 運動方程式 ) z θ g cos t z z z [N/ 3 ] (5.36) : せん断応力 [N/ ], μ: 粘度 [Pa s] [N/ : 鉛直方向からの管路傾斜角 ] A z 図混合体の基礎方程式

31 エネルギ (energy) 保存 h t h z z c 教科書はかなり特殊なときの式 h q [W/ 3 ] (5.37) z a [ /s] h: 均質二相流の比エンタルピ [J/g] c: 均質二相流の定圧比熱 [J/(g K)] : 均質二相流の熱伝導率 [W/( K)] q : 管路への単位体積単位時間当たりの熱伝達量 [W/ 3 ] c a: 温度拡散率 ( 熱拡散率 ) 3つの方程式系には4 従属変数 ρ,,, hと未知関数 τ, qが含まれる 必要な式 ) ひとつの従属変数に関する状態方程式 ) τ, qに関する構成式 ( 摩擦損失および熱伝達の関係 ) 飽和状態の二相流状態方程式では ρ ρ h hは圧力 の関数 sat ( ) sat ( ) h h sat ( ) 添字 sat は飽和状態 h (5.4) h sat (5.43) ( )

32 均質二相流の状態方程式 (ρ と h との関係 ) (5.38) 気化潜熱 : (5.39) 均質流 S= の時のクオリティ とボイド率 α の関係 ) ( (5.4) h h h h h h S クオリティ を h で表すと h h h (5.3) h h h (5.4) ボイド率 α を密度 ρ で表すと h h h h h

33 二流体モデルの基本的な考え方 +Γh エネルギ移動 Γh +M M Γh : 質量移動にともなうエネルギー移動量 [W/ 3 ] M : 運動量移動量にともなうエネルギー移動量 [W/ 3 ] +Γ Γ : 質量移動にともなう運動量移動量 [N/ 3 ] 運動量移動 Γ 周りの流体と気泡との間の質量移動量 運動量移動量 エネルギー移動量を考えるエネルギ移動 +H H: 気液境界におけるエネルギー移動量 [W/ 3 ] +M + Δ M 運動量移動 H Δ M M M: 気液境界における運動量移動量 [N/ 3 ] +Γ 質量移動気泡 Γ 周囲の流体 液体気化により気泡質量が増加したら? Γ: 気液境界における質量移動量 [g/(s 3 )]

34 二流体モデルの基礎方程式 質量 (ass) 保存 ( 単位体積 時間あたりの質量保存 ) Γ z A A z t ) ( ) ( [g/(s 3 )] (5.44) ( 管路断面積 A =const の場合左辺第 3 項 =) 運動量 (oent) 保存 ( 運動方程式 ) g cos z M Γ z z t [N/ 3 ] (5.45) Γ: 気液境界の質量移動量 [g/(s 3 )] Γ の上側符号 + は = 下側 - は = 気泡が液体から質量をもらうときをプラス : せん断応力 [N/ ] M: 気液境界における運動量移動量 [N/ 3 ] Γ : 質量移動にともなう運動量移動量 [N/ 3 ] N s g s s g Γ

35 H: 気液境界におけるエネルギー移動量 [W/ 3 ] Γh : 質量移動にともなうエネルギー移動量 M : 運動量移動量にともなうエネルギー移動量 エネルギ (energy) 保存 教科書はかなり特殊なときの式 q H M Γh z h c z z h t h [W/ 3 ] (5.46) h : 比エンタルピ [J/g] c : 定圧比熱 [J/(gK)] : 熱伝導率 [W/(K)] q: 管路への単位体積単位時間当たりの熱伝達量 [W/ 3 ] 3 3 W g J s g 3 3 W s N h: 比エンタルピ [J/g] v: 比体積 [ 3 /g] v e h U

36 ボイド率の関係式 (5.47) 基礎方程式 7 式 : 気液相の保存則 6 式とボイド率の関係式 従属変数はα, ρ,, h, (=, ) の 個この方程式系を閉じさせるためには 個の構成式が必要 ( 各相 ) の状態方程式 式 h h h (5.4) 参照 相間相互作用 式 : 気液境界における圧力の跳び条件 ( 例えば = ) [Pa] (5.34) 参照 未知関数は τ, τ, q, q, Γ, M, H の合計 7 個気液境界における ( 各保存則についての ) 移動則 (Γ M H) 3 個の式壁における摩擦 ( 損失 ) 熱伝達 ( 係数 ) に対する関係 (τ, τ, q, q )4 個の式

37 5.5. 均質気液二相流体の特徴気体と液体が均一混合 気液間にすべりなし どこでもボイド率 αが同じ 平均密度 ρをもつ仮想物質の単相流体空気の圧縮は容易 均質二相流体の密度 ρ 水の圧縮は大きな力必要 ( ) ( ) (5.48) [g/ 3 ] (5.5) 均質二相流の圧縮率 β v [/Pa] (5.5) v v ρ [ 3 /g] (5.5) のとき 混じったらどうなる? htt:// 混じったらどうなる? ρ のときはマイナスなし

38 E c a (5.56) (5.55) β =/E: 圧縮率 [/Pa], β: 気体の圧縮率 [/Pa] E: 体積弾性率 [Pa] α : ボイド率 (<α <) 均質二相流体中の音 ( 微小振幅圧力波 ) の伝播速度 c a [/s] a c ) ( ) ( (5.57) ) ( ) ( [g/ 3 ] (5.5) s a c (4.48)

39 c a ca ( ) c a : 気体中の音速均質気液二相流中の音速 c a はc a とボイド率 α に依存 c 気体がポリトロープ変化 ( 準断熱過程近似 ) 過程のとき 均質二相流中の音速は 教科書ミスプリ n -> -n n const n n n n a ( ) 式 (5.57) に代入 n ( (5.58) n: ポリトロープ指数 (n= のとき等温変化,n= のとき断熱変化 ) n n n ) n

40 密度 ρ, 圧縮率 β, 音速 a 密度とボイド率 ( ) (5.5) 圧縮率とボイド率 c a ρ β 音速とボイド率 (5.55) c a a ( ) 音速 c a ボイド率 α c a β ρ (5.57) 図 5.3 均質二相流体中の音速

41 ) ( z 5.5. 定常一次元均質流 ( 二相流のオイラーとベルヌーイ式 ) T, const const,, / (5.59) (5.6) (5.6) 液相の連続の式 二相流のオイラー式 ) ( ) ( ) ( g z z const ) ( (5.6) クオリティ ) ( 式 (5.59) よりここだけ z z ) ( ) ( ) ( g z z z をかけて整理すると (5.65) ) ( z g 二相流のオイラー式 g z z 式 (5.36) で定常 τ= θ= -α を加味

42 ( ) ( ) ( ) Φ Φ ln gz (ln 積分して gz ) gz Φ 圧力 のボイド率比 Φ const (5.64) (ln const ) (5.67) 二相流のベルヌーイ式第 3 項は二相流特有の項 二相流のオイラー式 (5.66) (5.65) Φ は が入っていても const

43 5.6. ボイド率 S S ) ( (5.68) S ボイド率 - クオリティ式 (5.3) の変形 ) ( (5.7) 均質流 S= S S 機器設計でボイド率は重要分母分子ひっくり返す - を右辺に移動分母分子ひっくり返す htt://fcc.//abotfelcell.htl

44 ボイド率を体積流束 と相対速度 r ( 非均質流 ) で表す, r r α の二次方程式なので ボイド率と体積流束との関係 r r r r 4 (5.69) になる点に注意 = + 相対速度の式 (5.) 体積流束の式 (5.5) r r r r α でまとめると

45 表 5.5 ボイド率の相関式 ( 式 (5.7) の係数と指数の値 )[] モデル A q r 均質流 Zivi.67 ochart-martinelli Tho.89.8 Baroczy 一般的な ( 非均質流の ) ボイド率の相関式とその係数 μ: 粘度 r q A (5.7)

46 αc 5.6. 相速度とスリップ比半径 R 円管内を流れる半径分布をもった定常な気泡流のスリップ比を考える y: 管壁からの距離 r: 管中心からの距離 : 液体流速の半径分布 C : 最大流速 : 気泡速度の半径分布 C : 気泡の最大流速 α : ボイド率の半径方向の分布 αc : 最大ボイド率 と C も定義しておく 図 5.4 アクア アート htt:// /ine.htl r C 気泡流の流速分布, ボイド率分布 α

47 流速 ボイド率 α の分布としてべき乗則を仮定すると 流速とボイド率は r のほうが一般的!! c c R r R r, (5.74) n c R r n は正の実数 各値を無次元化すると R r r R y y c c c *,,,, (5.75) (5.73) 式,(5.74) 式の無次元化した式は r のほうが一般的!! (5.73) r r, (5.76) n r (5.77) 無次元化した流速とボイド率

48 断面平均ボイド率座標変換 * * y r, y r, y r R (5.78) * * r Rr, r : R, r : r r y R c c r R r rr R C Rr 水色部分の気泡の面積 * Rr (5.8) 座標の無次元化式 (5.75) と ボイド率分布の無次元化べき乗則式 (5.77) を この断面平均ボイド率式に代入して整理すると * n r nr n (n ) (5.84)

49 座標変換 r y r y R r y,, * * (5.78) 液相と気相の質量流量は r r R rr C C R (5.79) (5.8) 液相と気相の質量流量水色 r* 部分の気相の質量流量 r r y :, :, * * r R r Rr r * * * * r r R rr C C R 水色 r* 部分の液相の質量流量

50 断面平均クオリティ を定数 と n で表す (5.8) n n n R C C n n n n n n n R n n n n R C C C C 流速とボイド率分布の無次元べき乗則式 (5.76) と (5.77) を 液相と気相の質量流量式 (5.79) と式 (5.8) に代入すると (5.A) この式に 質量流量式 (5.A) を代入し C=C する

51 S S S まずはじめに 式 (5.) より 均質流のクオリティと断面ボイド率との関係は <S>= のとき 今考えている流速分布とボイド率分布があるときでも この式 (5.A) の形にする (5.A)

52 c c n n n n n n n n n n n n ) ( ) ( * n n r n nr c n n c ) ( 式 (5.84) より (5.8) 一方 式 (5.8) に,n,αC で表した質量流量式 (5.A) を代入して整理すると αc に代入する流速分布とボイド率分布があるときでも 式 (5.A) の形になった!!!

53 K f (5.83) 式 (5.83) は 式 (5.A) と比べて Kf がついている K f n n (n ) n (5.85) 下記の教科書の式 (5.85) は r の取り方が違う!! ( n n)( n n) K f 教科書の (5.85) ( )( )( n )(n ) K f :Banoffの流れパラメータ定数,nで表されたり または 実験によって定められる 8 K f.7.45 (: 圧力 [Pa]) (5.88)

54 すべり比 S を定数 と n で表す S (5.86) ボイド率クオリティの関係式 (5.3) より すべり比 S は f K S (5.87) S 式 (5.83) を変形すると f f f K K K この式を式 (5.86) に代入すると分布があるときの <S> は Banoff の流れパラメータとボイド率で表される!!!

55 5.6.3 ドリフトフラックスモデル気相の局所ドリフト速度を断面平均化して扱う方法 気相のドリフト速度は 式 (5.6) の体積流束 として 式 (5.) より = - (5.89) この式にボイド率 αで重みをかけて横断面平均化した平均ドリフト速度 Vは V (5.9) Cを分布パラメータとすると 式 (5.9) は V C C (5.9) ( 分布パラメータ ) (5.93) 体積流束 ( 見かけ速度 ) と は 式 (5.6) 式 (5.7) 参照

56 式 (5.9) より 気相の断面平均流速は 液相の断面平均流速は よって V ( ) C と式 (5.94) より C V (5.94) ( ) V C (5.95) 断面平均のすべり比は 式 (5.94) と式 (5.95) より S V C C 断面平均のすべり比は 平均ドリフト速度 V 分布パラメータ C 体積流束 ボイド率 α で表される V (5.96) 教科書よりもこちらが一般的

57 仮に均質流 = を仮定すると 分布パラメータ C (4.97) 平均ドリフト速度 V C 平均ボイド率 (4.98) C の場合の C と平均ボイド率との関係 C (4.99) なお / C は K f :Banoff の流れパラメ - タに対応する

58 5.6.4 圧力損失定常二相流の単位流路長さ当りの全圧力損失 Δ t は (5.) 位置損失 Δ 加速損失 Δ a 摩擦損失 Δ f から成る 摩擦損失 Δ f は f t a (5.) Δ とΔ a が与えられると 摩擦損失を求めることができる 位置損失 Δ は g sin (5.) t ボイド率が与えられれば求まる 水平管では位置損失は省略できる 加速損失 Δ a は 定常であり かつ質量移動がなければ a f Δ a ~

59 (a) 単相流モデル滑らかな円管内の単相流の単位長さの摩擦損失式 ( ダルシーワイズバッハ式 ) (5.3) f 管直径 液体密度 ρ 液体速度 管摩擦係数 λ は 64 λ ( 層流 :<Re=/ν <3) (5.4) Re -.5 λ.364re ( 乱流 : ブラジウスの式 3<Re< 5 ) (5.5) Re ( 乱流 : ニクラーゼの式 5 <Re< 8 ) (5.6)

60 二相流でも式 (5.3) と同様に 二相流の流速 密度 管摩擦係数 で表す (5.7.) (5.7.) λ t λ ( 実験から.~.3) (5.7.3) を代入すると 二相流の摩擦損失は ) ( ) ( t t f (5.8), 均質流を仮定すると 乗がない点に注意 ρ を で表す点に注意

61 (b) 層状分離流モデル (ochart-martinelli 法 ) 流れ方向 気相 次元層状分離水平流について (5.9) f Δ 気相層状流部の摩擦損失 Δ 液相層状流部の摩擦損失 Δf 二相流の摩擦損失 4A 一般的な水力学的直径 ( 相当直径 ) は U, 水力学的直径 ( 相当直径 ) は 4 A U U 液相 層状分離流 教科書ミスプリ 4( ) A ( ) U U 管路内径 管断面積 A, ぬれ縁長さU (5.),U

62 式 (5.9A) の意味 気相のぬれ縁長さ U Δ Δ f 気相の面積 (-α)a 管断面積 A A 液相の面積 αa 4 液相のぬれ縁長さ U U 過大評価 過小評価 Δ 過大評価その Δ に Δ が含まれる U 過大評価 過小評価 Δ 過大評価その Δ に Δ が含まれる

63 気相部と液相部の摩擦損失 Δ と Δ は (5.) (5.) 気相部 液相部の流れが乱流のとき 管摩擦係数はブラジウスの式より λ.364re.364re ν.5.5 式 (5.3) を式 (5.) に代入して Δ を求めると (5.3) (5.4)

64 (5.5) ではなくて を使うのがポイント!! Δ は 気体のみが管路内全体にわたって流れたときの単相流の摩擦損失 α = のとき速度 は と同じ : 体積流束 ( 見かけ速度 )[/s] 式 (5.6) 式 (5.7) 参照

65 (5.5) U U U ここで式 (5.) を 式 (5.5) に代入すると U,U ぬれ縁長さ, 水力学的直径 (5.6) 同様に 式 (5.4) を式 (5.) に代入すると U U A 4 より 補正係数

66 式 (5.5) と式 (5.6) より 単相流の摩擦損失に対する二相流の摩擦損失の比 ( 二相摩擦乗数 ) を Φ の 乗で表すと Φ (5.7) Φ (5.8) Δ は 液体のみが管路内全体にわたって流れたときの単相流の摩擦損失 この式の導出過程で 次の関係を用いている U U U ) ( 式 (5.64) の二相流の圧力 のボイド率比 Φ とは違う物理量 -M パラメータによる気液二相流の摩擦損失とボイド率

67 一方 単相流の場合の Δ と Δ の比をダルシーワイズバッハ式を用い ochart-martinelli のパラメータ X の 乗で表すと X (5.9) X (5.9) は は と同じ

68 Φ Φ 気相の Δ Δ 液相の圧力損失大 Δ Δ 圧力損失大図 5.5 気液二相流の摩擦損失とボイド率 X

69 各相の流れが乱流 (t) か層流 (v) かによって関係が異なり 詳細な -M パラメータ X は表 5.6 に分類両相ブラジウスの式 (5.9) と (5.) の場合と比較 表 5.6 -M のパラメータ X と Chishol のパラメータ c

70 (5.) 次に Φ と X の関係を解析的に考える 式 (5.) より U,U ぬれ縁長さ, 水力学的直径 U U U U U ) ( α+(-α)= なので U ここで Φ これらを式 (5.) に代入して / と / を消去すると 式 (5.7) より Φ

71 と の値を とおいて 式 (5.) を /n の累乗で表すと 式 (5.9) より 式 (5.3) に代入 Φ Φ n n Φ Φ Φ Φ X n Φ X n Φ Φ X Φ X (5.) (5.3) n (5.4) 式 (5.4) でn=.375 実際には実験結果に合うようにする Wallisは n=4とおいて Φ X X Chisholは次式とした Φ c の値は 表 5.6 Φ X X (5.5) c cx X Φ (5.6) X X

72 表 5.6 -M のパラメータ と Chishol のパラメータ

73 R tf : 二相流部の摩擦損失水頭 Rts: 二相流部の液単相時の圧力損失水頭 Rt: 二相流部 ( 上昇管 ) の圧力損失水頭 H: 駆動水頭 Rs: 単相流部 ( 下降管 ) の圧力損失水頭 (C), 次元釣合いモデル 沸騰ループ管路系気泡の浮力で循環が生じる 浮力による駆動力と管路の全抵抗力が釣合っている定常 次元流を考え 圧力損失比 Ψと摩擦損失比 Ψ f を求める Rt Rtf Ψ Ψ f R R ( 駆動力と抵抗力の釣合いは [N] ) gah gar ts (5.7) A: 管路横断面積 H: 駆動水頭 R: 管路の全圧力損失水頭 ts R: 管路の全圧力損失水頭 =Rs+Rt 図 5.6 沸騰ループ管路系

74 圧力損失と摩擦損失は異なる!! 式 (5.) 参照 定常二相流の単位流路長さ当りの全圧力損失 Δ t は (5.) 位置損失 Δ 加速損失 Δ a 摩擦損失 Δ f から成る 位置損失 Δ は t g sin (5.) ボイド率が与えられれば求まる 水平管では位置損失は省略できる 加速損失 Δ a は 定常であり かつ質量移動がなければ Δ a ~ a f

75 管路の全圧力損失水頭 Rは 単相流部 ( 下降管 ) の圧力損失水頭 Rsと二相流部 ( 上昇管 ) の圧力損失水頭 Rtの和なので R R s R s t ζ t Rs Rt g g 全圧力損失水頭 Rは 位置損失水頭 加速損失水頭 および 摩擦損失水頭が含まれているが ζsとζtを用いてこの式で表される ここで ζsとζtは単相流部と二相流部の圧力損失係数 速度 は単相流部と二相流部とでは同じと仮定いま 仮に 二相流部で液体のみが流れている時 ( 液単相時 ) の圧力損失水頭 Rtsは ts R g ts ζts : 二相流部の液単相時の圧力損失係数液単相時の管路の全圧力損失係数 ζは ζ ζ s ζ ts (5.3)

76 式 (5.7) を変形して 式 (5.3) ζ ζ s ζ ts ( ) g AH s t R Rs Rt ( ts t ) g A g g g (5.3) 二相流フルード数 ( 慣性力と重力浮力との比 )F rt を F rt A ( ) gah (5.3) と定義すると F rt と ζ との関係は 式 (5.3) と式 (5.3) より t ts F rt (5.33) ζt : 二相流部の圧力損失係数 ζts : 二相流部の液単相時の圧力損失係数 ζ : 管路中の液単相時の全圧力損失係数

77 力による駆動をポンプ駆動とすると 駆動力は (ρ-ρ)gah あるが 二相流部の抵抗 Rt-Rtsに相当する分だけポンプ効は減少した その減少分をηとすると ポンプの有効駆動効は-ηである よって 式 (5.7) より ( )( ) gah A (5.34) ( ) FrT (5.35) ζ ζ s ζ ts よって 式 (5.35) を式 (5.33) に代入すると t ts ts F ts rt (5.36) よって 圧力損失水頭比 Ψは 式 (5.36) の両辺をζtsで割ると Rt t Ψ ts F (5.37) rt R Rts 二相流部の液単相時の圧力損失水頭 Rt 二相流部 ( 上昇管 ) の圧力損失水頭 Rs 単相流部 ( 下降管 ) の圧力損失水頭

78 次に 摩擦損失比 Ψ f を求める 二相流部における摩擦損失水頭 R tf は R R R (5.38) tf t Rtは二相流部 ( 上昇管 ) の圧力損失水頭 R ta は二相流部における加速損失水頭 上昇部出口のボイド率 αe 液相速度 e 気相速度 e 気体の発生速度 Bすると (5.39) 摩擦損失比 Ψ f は R Ψ f R ( ) e e B tf ts e e f ts e B FrT ts e e 実験によれば ta η.7 すなわち η. 3 (5.4) ζts: 二相流部の液単相時の圧力損失係数 ζtf: 二相流部の摩擦損失係数 ζt: 圧力損失係数 ζta: 加速損失係数 ta t FrT t ta ts ts (5.4)

79 式 (5.35) ( ) F rt ζ: 管路中を液体のみが流れている時の管路の全圧力損失係数 図 5.7 一次元つり合いモデルによる摩擦損失相関式その

80 自然循環水 n-ペンタン 強制循環 圧力損失比 Ψ Ψ R R t ts t (b) ts 式 (5.37) ts F rt 図 5.7 一次元つり合いモデルによる摩擦損失相関式その 図 4.7 一次元釣合いモデルによる摩擦損失相関 ( 式 )

81 (c) 式 (5.4) 図 5.7 一次元つり合いモデルによる摩擦損失相関式その 3 水 n- ペンタン強制循環自然循環 F Ψ e B e e rt ts f 摩擦損失比 Ψ f

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