事後評価書 ( 完了後の評価 ) 整理番号 15 都道府県名鹿児島県関係市町村長島町事業名地区名水産物供給基盤整備事業ヘ幣クシ串 ( 広域漁港整備事業 ) 事業主体鹿児島県 Ⅰ 基本事項 1. 地区概要漁港名 ( 種別 ) 幣串漁港 ( 第 2 種 ) 漁場名御所浦陸揚金額

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きみえたにしき
5 years ago
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1 事後評価書 ( 完了後の評価 ) 都道府県名鹿児島県関係市町村長島町事業名地区名水産物供給基盤整備事業ヘ幣クシ串 ( 広域漁港整備事業 ) 事業主体鹿児島県 Ⅰ 基本事項. 地区概要漁港名 ( 種別 ) 幣串漁港 ( 第種 ) 漁場名御所浦陸揚金額 43 百万円陸揚量 587 トン登録漁船隻数 3 隻利用漁船隻数 9 隻主な漁業種類ぶり類養殖, ひき寄せ網, 小型底びき網主な魚種ぶり類, まだい, たこ類漁業経営体数 57 経営体組合員数 57 人当地区は鹿児島県の最北端長島町から約 9km 北部の八代海に面して浮かぶ獅子島の南東に位置しており熊本県の水俣港を結ぶ定期船が就航しているなど本島の玄関口となっているまたリアス式海岸特有の複雑な地形条件を有しており急深な静穏水域地区の特徴を利用したブリ養殖漁業が基幹産業となっている東町漁協においては平成 0 年養殖ブリの加工において全国初のHACCPの認証を受け現在では北欧 EUなどにも輸出している. 事業概要事業目的当漁港は外郭施設の整備による港内静穏度の向上により陸揚げ作業の短縮と安全性の向上浮桟橋の整備による養殖ブリの餌積み出しでの順番待ちを解消し準備作業時間を短縮することなどを目的とする中網代 ( 南 ) 防波堤 ( 新設 )L=0m, 南防波堤灯台 ( 移設 )N= 式, 浮桟橋 ( 新設 ) N= 基, 係留突堤 ( 新設 )L=0m, 浮桟橋 ( 改良 )N= 基,-.0m 物揚場 A( 改良 )L= 主要工事計画 0m,-4.0m 岸壁 ( 改良 )L=0m,-3.0m 岸壁 B( 改良 )L=3m,-3.0m 岸壁 C( 改良 ) L=90m,-.0m 物揚場 B( 改良 )L=0m, 用地 ( 改良 )A=3,400m, 漁礁 ( 新設 ) V=,80m3 事業費,7 百万円事業期間平成 3 年度 ~ 平成 9 年度

2 Ⅱ 点検項目 4. 事業実施による環境の変化. 費用対効果分析の算定基礎となった要因の変化本事業では平成 7 年に期中の事業評価を実施し経済効果の妥当性について評価を行ったその際の分析の算定基礎となった登録漁船数については高齢化に伴う要因から減少しており費用便益比率も平成 7 年の 3.59 から平成年の.55 へと減少している. 事業効果の発現状況事業実施以前は港内静穏度が十分確保されておらずまた係留施設用地が不十分であったため養殖ブリの餌の積み出し時における安全確保順番待ちといった問題があったが本事業による外郭施設や係留施設等の整備により安全性の向上や作業時間の短縮等が図られたまた現時点での費用対効果分析の結果は.0を上回っており一定の効果発現が見られる 3. 事業により整備された施設の管理状況本事業により整備された施設は漁港管理者である鹿児島県が漁港漁場整備法第条の規定に基づき漁港管理規定を定めこれに従い適正に漁港の維持保全及び運営その他漁港の維持管理を行っている本事業での防波堤等の整備による自然環境の変化は見られない 5. 社会経済情勢の変化当該漁港における登録漁船隻数は平成 3 年には 53 隻であったが高齢化担い手不足等といった問題等があり平成 4 年には 3 隻に減少しているまた平成 8 年には旧東町旧長島町との合併に伴う長島町が新たに誕生した. 今後の課題漁港施設の整備によって生産就労環境は向上しているが高齢化担い手育成への対応を図るため漁村地域の活性化を図っていく必要があるまた適切な維持管理を通じて施設の長寿命化を図ることが今後の課題となる 7. 事業の投資効果が十分見込まれたか平成 7 年評価時の費用便益比 B/C 3.59 現時点の B/C.55 別紙費用対効果分析集計表のとおり Ⅲ 総合評価本事業では長島町獅子島の生産拠点として重要な役割を担っている当該地区において安全安心な漁業活動の確保と効率的な漁業活動の推進を図るために外郭施設及び係留施設等の整備を行ったまた貨幣化が可能な効果について費用対効果分析を行ったところ.0を超えており経済効果についても確認されているさらに事業効果のうち貨幣化が困難な効果について地域の生活圏の確保や生活環境の向上に寄与しているものと考えられた以上の結果から本事業は当該地区において漁業経営の安定及び地域振興へ寄与したものとなっており想定した事業効果の発現が認められた

3 費用対効果分析集計表基本情報都道府県名鹿児島県地区名幣串事業名広域漁港整備事業施設の耐用年数 50 年評価項目評価項目便益額 ( 現在価値化 ) 水産物生産コストの削減効果 353,043 水産物の生産性向上漁獲機会の増大効果 3 漁獲可能資源の維持培養効果 4 漁獲物付加価値化の効果便益の評価項目及び便益額漁業就労環境の向上 5 漁業就労環境の労働環境改善効果生活環境の向上生活環境の改善効果地域産業の活性化 7 漁業外産業への効果 8 生命財産保全防御効果非常時緊急時の対処 9 避難救助災害対策効果 0 自然環境保全修復効果 4,,075 54,05 自然保全文化の継承景観改善効果地域文化保全継承効果その他 3 漁港利用者の利便性向上効果 4 その他計 ( 総便益額 ) B 4,8,3 総費用額 ( 現在価値化 ) C,985,345 費用便益比 B/C.55 3 事業効果のうち貨幣化が困難な効果

0m 物揚場 B( 改良 )L=0m, 用地 ( 新設 )A=3,400m, 魚礁 ( 新設 )V=,80m3 事業費 :,7 百万円事業期間 : 平成 3 年度 ~ 平成 9 年度 -3.

4 広域漁港整備事業幣串漁港事業概要図事業主体 : 鹿児島県主要工事計画 : 中網代 ( 南 ) 防波堤 ( 新設 )L=0m, 南防波堤灯台 ( 新設 )N= 式, 浮桟橋 ( 新設 )N= 基, 係留突堤 ( 新設 )L=0.0m 浮桟橋 ( 改良 )N= 基, -.0m 物揚場 A( 改良 )L=0m, -4.0m 岸壁 ( 改良 )L=0m, -3.0m 岸壁 B( 改良 )L=3m, -3.0m 岸壁 C( 改良 )L=90m, -.0m 物揚場 B( 改良 )L=0m, 用地 ( 新設 )A=3,400m, 魚礁 ( 新設 )V=,80m3 事業費 :,7 百万円事業期間 : 平成 3 年度 ~ 平成 9 年度 -3.0m 岸壁 B( 改良 ) 用地 ( 改良 ) 係留突堤 ( 新設 ) 用地 ( 改良 ) -.0m 物揚場 A( 改良 ) 浮桟橋 ( 改良 ) -4.0m 岸壁 ( 改良 ) -3.0m 岸壁 C( 改良 ) 用地 ( 改良 ) 浮桟橋 ( 新設 ) 南防波堤灯台移設 -.0m 物揚場 B( 改良 ) 中網代 ( 南 ) 防波堤 ( 新設 )

5 幣串地区広域漁港整備事業の効用に関する説明資料. 事業概要 () 事業目的 : 防波堤の整備による港内静穏度の向上により, 陸揚げ作業の短縮と安全性の向上, 浮桟橋の整備により養殖ブリの餌積み出しでの順番待ちを解消し, 準備作業時間を短縮することなどにより, 基幹産業である養殖業の強化を促進する () 主要工事計画 : 中網代 ( 南 ) 防波堤 ( 新設 )L=0m, 南防波堤灯台 ( 移設 )N= 式, 浮桟橋 ( 新設 )N= 基, 係留突堤 ( 新設 )L=0m, 浮桟橋 ( 改良 )N= 基,-.0m 物揚場 A( 改良 )L=0m,-4.0m 岸壁 ( 改良 )L=0m,-3.0m 岸壁 B( 改良 )L=3m,-3.0m 岸壁 C( 改良 )L=90m,-.0m 物揚場 B( 改良 )L=0m, 用地 ( 改良 )A=3,400m, 漁礁 ( 新設 )V=,80m3 (3) 事業費 : (4) 工期 :,7 百万円平成 3 年度 ~ 平成 9 年度. 総費用便益比の算定 () 総費用総便益比の総括総費用 ( 現在価値化 ) 総便益額 ( 現在価値化 ) 算定式数値,985,345 4,8,3 総費用総便益比.55 ( ) ( ) () 総費用の総括施設名整備規模事業費 ( ) 中網代 ( 南 ) 防波堤 ( 新設 ) 0m,30,000 南防波堤灯台 ( 移設 ) 式 70,000 浮桟橋 ( 新設 ) 基,000 係留突堤 ( 新設 ) 0m 0,000 浮桟橋 ( 改良 ) 基 30, m 物揚場 A( 改良 ) 0m, m 岸壁 ( 改良 ) 0m 9, m 岸壁 B( 改良 ) 3m, m 岸壁 C( 改良 ) 90m, m 物揚場 B( 改良 ) 0m 3,000 用地 ( 改良 ) 3,400m 8,000 魚礁 ( 新設 ),80m3 30,000 計維持管理費等,7,000 5,000 総費用,77,000 現在価値化後の総費用,985,345

6 (3) 年間標準便益効果項目年間標準便益額 ( ) 効果の要因水産物生産コストの削減効果 4,97 準備作業時間の短縮, 漁船耐用年数の延長漁業就業者の労働環境改善効果 47, 利便性向上に伴う労働環境改善避難救助災害対策効果,89 避難経費の削減計 4,475 (4) 総便益算出表評価期間年度割引率又はテフレータ便益 ( ) 水産物生産漁業就業者の避難救コストの削労働環境改善助災害対計減効果効果策効果.49 4,97 4,97 7, ,97 47,,89 4,475 88, ,97 47,,89 4,475 7, ,97 47,,89 4,475 70, ,97 47,,89 4,475 7, ,97 47,,89 4,475 70, ,97 47,,89 4,475 7, ,97 47,,89 4,475 4, ,97 47,,89 4,475 4, ,97 47,,89 4,475 58, ,97 47,,89 4,475 5, ,97 47,,89 4,475 4, ,97 47,,89 4,475 40, 0.8 4,97 47,,89 4,475 35, ,97 47,,89 4,475 9, ,97 47,, ,97 47,, ,97 47,, ,97 47,, ,97 47,, ,97 47,, ,97 47,, ,97 47,, ,97 47,, ,97 47,, ,97 47,, ,97 47,, ,97 47,, ,97 47,, ,97 47,, ,, ,, ,, ,,89 4,475 49,508 割引後効果額合計 ( ) 5,00 4,475 0,3 4,475 5, 4,475,85 4,475 0,909 4,475 0,797 4,475 98,849 4,475 94,90 4,475 9,84 4,475 87,830 4,475 84,37 4,475 8,5 4,475 78, 4,475 75,00 4,475 7,05 49,508 3,09 49,508 0,700 58,308 49,508 5,0

7 計 ,,89 49,508 53, ,,89 49,508 5, ,,89 49,508 49, ,,89 49,508 47, ,,89 49,508 4, ,,89 49,508 44, ,,89 49,508 4, ,,89 49,508 40, ,,89 49,508 39, ,,89 49,508 37, ,,89 49,508 3, ,,89 49,508 34, ,,89 49,508 33, ,,89 49,508 3, ,,89 49,508 3, ,,89 49,508 9, ,,89 49,508 8,855 4,8,3 3. 効果額の算定方法 () 水産物生産コストの削減効果準備時間削減防波堤及び浮桟橋整備による準備作業時間の短縮 ( ブリ漁業 : 荒天時 ) 整備前漁船準備作業時間 ( 時間 ) 漁船隻数 ( 隻 ) 漁船作業人数 ( 人 / 回 ) 漁船年間出漁日数 ( 日 / 年 ) 整備後漁船準備作業時間 ( 時間 ) 漁業者労働単価 ( 円 / 時間 ) ,55 漁協ヒアリング (H) 漁協ヒアリング (H) 漁協ヒアリング (H) 漁協ヒアリング (H) 漁協ヒアリング (H) 漁業経営調査報告 (H4, 農水省統計部 ) 年間便益額 ( / 年 ),55 (-5) 3 4 準備時間削減防波堤及び浮桟橋整備による準備作業時間の短縮 ( ブリ漁業 : 平穏時 ) 整備前漁船準備作業時間 ( 時間 ) 漁船隻数 ( 隻 ) 漁船作業人数 ( 人 / 回 ) 漁船年間出漁日数 ( 日 / 年 ) 整備後漁船準備作業時間 ( 時間 ) 漁業者労働単価 ( 円 / 時間 ) ,55 漁協ヒアリング (H) 漁協ヒアリング (H) 漁協ヒアリング (H) 漁協ヒアリング (H) 漁協ヒアリング (H) 漁業経営調査報告 (H4, 農水省統計部 ) 年間便益額 ( / 年 ) 4,0 (-5) 3 4

8 3 準備時間削減防波堤及び浮桟橋整備による準備作業時間の短縮 ( 引き寄せ船びき網漁業 ) 整備前漁船準備作業時間 ( 時間 ) 漁船隻数 ( 隻 ) 漁船作業人数 ( 人 / 回 ) 漁船年間出漁日数 ( 日 / 年 ) 整備後漁船準備作業時間 ( 時間 ) 漁業者労働単価 ( 円 / 時間 ) ,55 漁協ヒアリング (H) 漁協ヒアリング (H) 漁協ヒアリング (H) 漁協ヒアリング (H) 漁協ヒアリング (H) 漁業経営調査報告 (H4, 農水省統計部 ) 年間便益額 ( / 年 ) 9,30 (-5) 3 4 () 漁業就業者の労働環境改善効果労働環境改善効果外郭施設及び係留施設の整備による利便性向上に伴う労働環境改善 ( ブリ漁業 ) 整備前の作業状況基準値整備後の作業状況基準値作業隻数 ( 隻 / 年 ) 作業人数 ( 人 / 回 ) 作業時間 ( 時間 / 日 ) 年間労働日数 ( 日 / 年 ) 労務単価 ( 円 / 時間 ) ,55 労働環境改善効果の評価基準 ( 鹿児島県 ) 労働環境改善効果の評価基準 ( 鹿児島県 ) 漁協ヒアリング (H) 漁協ヒアリング (H) 漁協ヒアリング (H) 漁協ヒアリング (H) 漁業経営調査報告 (H4, 農水省統計部 ) 年間便益額 ( / 年 ) 37,5 (-) 労働環境改善効果外郭施設及び係留施設の整備による利便性向上に伴う労働環境改善 ( ひき寄せ船びき網漁業 ) 整備前の作業状況基準値. 労働環境改善効果の評価基準 ( 鹿児島県 ) 整備後の作業状況基準値.000 労働環境改善効果の評価基準 ( 鹿児島県 ) 作業隻数 ( 隻 / 年 ) 3 0 漁協ヒアリング (H) 作業人数 ( 人 / 回 ) 4.5 漁協ヒアリング (H) 作業時間 ( 時間 / 日 ) 5 4 漁協ヒアリング (H) 年間労働日数 ( 日 / 年 ) 00 漁協ヒアリング (H) 労務単価 ( 円 / 時間 ) 7,55 漁業経営調査報告 (H4, 農水省統計部 ) 年間便益額 ( / 年 ) 0,050 (-)

9 (3) 避難救助災害対策効果外郭施設及び係留施設の整備による台風時の避難経費の削減整備前の避難回数 5 漁協ヒアリング (H) 整備後の避難回数 0 漁協ヒアリング (H) 作業隻数 ( 隻 / 年 ) 3 0 漁協ヒアリング (H) 避難時所要人員 ( 漁船 )( 人 / 隻 ) 4 漁協ヒアリング (H) 避難時所要人員 ( 車 )( 人 / 台 ) 5 漁協ヒアリング (H) 避難時間 ( 漁船 )( 時間 / 隻回 ). 漁協ヒアリング (H) 避難時間 ( 車 )( 時間 / 台回 ) 7 0 漁協ヒアリング (H) 労務単価 ( 円 / 時間 ) 8,55 漁業経営調査報告 (H4, 農水省統計部 ) 年間便益額 ( / 年 ),89 ((-) 3 ((4 )+(5 7)) 8

完了後評価書（窪津）【140303修正】.pdf

完了後評価書（窪津）【140303修正】.pdf 事後評価書 ( 完了後の評価 ) 整理番号都道府県名高知県関係市町村土佐清水市事業名水産物供給基盤整備事業 ( 地域水産物供給基盤整備事業 ) 地区名窪津地区事業主体高知県 Ⅰ 基本事項. 地区概要漁港名 ( 種別 ) 窪津漁港 ( 第種 ) 漁場名陸揚金額 6 百万円陸揚量 6 トン登録漁船隻数 0 隻利用漁船隻数隻主な漁業種類定置網その他の釣り主な魚種かつお類