ROAD TEST No 5075 Mercedes-Benz SL メルセデスベンツSL メルセデスは6代目のSLを原点回帰ともいえるスポーティ志向に仕立てたそれは現代SLのもうひとつの特徴ラグジュアリーさにどう影響しているのか pphoto: Stuart Price スチュアートプ

Size: px

Start display at page:

Download "ROAD TEST No 5075 Mercedes-Benz SL メルセデスベンツSL メルセデスは6代目のSLを原点回帰ともいえるスポーティ志向に仕立てたそれは現代SLのもうひとつの特徴ラグジュアリーさにどう影響しているのか pphoto: Stuart Price スチュアートプ"

るるみはやしもと
5 years ago
Views:

現代SLのもうひとつの特徴ラグジュアリーさにどう影響しているのか pphoto: Stuart

098 AUTOCAR 03/2013 フロントエンド両端に配置されたヘッドライトが

横幅を強調している 2本の簡潔な造形のエッジがボンネット中央部をグリルからAピラーまで走り

1 ROAD TEST No 5075 Mercedes-Benz SL メルセデスベンツSL メルセデスは6代目のSLを原点回帰ともいえるスポーティ志向に仕立てたそれは現代SLのもうひとつの特徴ラグジュアリーさにどう影響しているのか pphoto: Stuart Price スチュアートプライス WE LIKE 強烈な動力性能高品質を実感できる快適なフィール 2名乗車なら十分な実用性 SLRマクラーレンでは特別な要素だったこのタイプのベンチレーターをスポーティなメルセデスがボンネットに装備するのはもはやお馴染みとなった 098 AUTOCAR 03/2013 フロントエンド両端に配置されたヘッドライトがアグレッシブな雰囲気を演出している LED のデイタイムランプはバンパーの端に水平に配置され横幅を強調している 2本の簡潔な造形のエッジがボンネット中央部をグリルからAピラーまで走りフロントノーズの長さをいっそう引き立てている直立したグリルと大きなスリーポインテッドスターはスポーティなメルセデスのトレードマークであり初代S Lまで遡る意匠だ 6代目S Lでもそれは忠実に踏襲されている

Mercedes-Benz SL ROAD TEST HISTORY 6代目S Lはその60周年の節目に登場した 1952年

スポーツで栄光の記録を残す 1954年にはガルウィング 1957年にはコンバーティブルの市 MODEL TESTED 販車である W198型が誕生する

0万円日本発売時期 2012年3月18日最高出力 435ps/5250rpm 最大トルク 71.

5km/ℓ 二酸化炭素排出量 214g/km WE DON T LIKE 影響を与えたのは 3代目のR107型であった

伝説的レースカーのW194にまで遡る高速コーナリングでの不快なブレーキステアインテリア細部に散見される悪趣味さときに破綻する乗り心地

オーディオ用のアンテナは外から見えないよう隠されたロールバーも同様でホイールが地面を離れる危険事態が発生すると内側から飛び出すようになっている

2 Mercedes-Benz SL ROAD TEST HISTORY 6代目S Lはその60周年の節目に登場した 1952年戦後の廃墟の工場から登場した SLの60年製造され続けたがこれはSL史上最長の生産期間だ W194型300SLレースカーはすぐにモータースポーツで栄光の記録を残す 1954年にはガルウィング 1957年にはコンバーティブルの市 MODEL TESTED 販車である W198型が誕生するテスト車輌概要しかし SLの現在まで不変の個性に最大のモデル名 SL550 車両本体価格万円日本発売時期 2012年3月18日最高出力 435ps/5250rpm 最大トルク 71.4kgm/ rpm 0-97km/h加速 4.3秒 113-0km/h制動距離 44.4m 最大求心加速度 1.02G テスト平均燃費 8.5km/ℓ 二酸化炭素排出量 214g/km WE DON T LIKE 影響を与えたのは 3代目のR107型であった幾何学的なスタイリングや広範なエンジンラインナップ磨き上げられた雰囲気などはこの世代のときに確立された R107型は18年間 SLの伝統は伝説的レースカーのW194にまで遡る高速コーナリングでの不快なブレーキステアインテリア細部に散見される悪趣味さときに破綻する乗り心地この幅の広い形状としたエグゾーストとバンパーを横切る水平のラインがリヤの幅を強調し SLに筋肉質な印象を加えているオーディオ用のアンテナは外から見えないよう隠されたロールバーも同様でホイールが地面を離れる危険事態が発生すると内側から飛び出すようになっているヘッドライトからテールに向けてショルダーラインは少しずつ上昇しているこれは筋肉のように張りつめたルックスに仕立てるためで緊張感と視覚的な前方への推進力を主張する AMGパック装着車にはドリルドブレーキディスクやキャリパーへのメルセデスのレタリングなどが追加される V6モデルで選択すれば V8モデルより大径のブレーキを装備できる 099

ON THE INSIDE ルーフ開閉スイッチはこの小さな肘掛けの下に隠されている右ハンドル車では運転席側つまり正しい側が開口する

さらにコマンドシステムでのポジション調整も可能だテスターたちがちょっと派手すぎると指摘する計器板のデザイン指針式の二眼メーターのあいだに速度をデジタル表示

ムにはBluetooth互換の通信機能が搭載されているスマートフォントのペアリングも簡単で電話帳や通話予定表は自動的にクルマ側に反映される電

GPSナビゲーション包括的という言葉に尽きる接続したいと思っているすべての外部入力に対応しており標準のAM/FM 100 AUTOCAR 03/2013

ラジオチャンネル表示を左右にスクロールするレトロな演出のチューニング法は昔ながらの無線チューニングノブを思わせるコマンドコントロールのダ

3 ON THE INSIDE ルーフ開閉スイッチはこの小さな肘掛けの下に隠されている右ハンドル車では運転席側つまり正しい側が開口するドアに配置されたシートアジャスターは現在ではメルセデスのスタンダードだ見かけは小うるさいが機能性について否定する余地はまったくないこのクルマではさらにコマンドシステムでのポジション調整も可能だテスターたちがちょっと派手すぎると指摘する計器板のデザイン指針式の二眼メーターのあいだに速度をデジタル表示できるのはありがたい COMMUNICATION コミュニケーション SLに標準装備されるコマンドマルチメディアシステムにはBluetooth互換の通信機能が搭載されているスマートフォントのペアリングも簡単で電話帳や通話予定表は自動的にクルマ側に反映される電話中のオーディオの音質はじつに素晴らしくまたシステムはとくに指示しなくても乗り込むたびに自動的に再接続してくれる NAVIGATION GPSナビゲーション包括的という言葉に尽きる接続したいと思っているすべての外部入力に対応しており標準のAM/FM 100 AUTOCAR 03/2013 ラジオは欧州仕様ではオプションでDAB デジタルラジオ対応システムにアップグレードできるもっともたいていのクルマでは DABの受信はうまくいかないがラジオチャンネル表示を左右にスクロールするレトロな演出のチューニング法は昔ながらの無線チューニングノブを思わせるコマンドコントロールのダイヤルの快適な抵抗感と相まって奇妙な満足感を得られる ENTERTAINMENT エンターテインメントサテライトナビはリアルタイムの交通情報とも組み合わせられきわめて先進的だロータリースイッチと補助ボタンですべてに操作が行えそれに慣れればじつに快適に操作できる

Mercedes-Benz SL ROAD TEST HOW BIG IS IT? サイズはどれくらい? ふたり分のありあまる空間が用意されシートの調整範囲も広い SL に乗って快適に感じられないのならおそらくどこにも快適な場所はないだろう 0.

2º obscured 1029mm シート間と後方の収納スペースにはかなりの容積を備えた小物入れや施錠可能な小箱もあるそしてそれらの上には相当な大きさの棚板も備わる HEADLIGHTS 自動でコーナリングやロービームへ切り替えられセルフレベリングにも対応するバイキセノンヘッドライトをあるテスターは夜を昼に変えると賞賛した Turning circle: 11.

9º obscured 1628mm 1877mm WHEEL AND PEDAL ALIGNMENT ステアリングホイールとペダルの配置 200mm 幅 :800-1380mm 高さ :350-500mm 奥行き :300-600mm 欠点はほとんど見当たらない右ハンドル車のスロットルペダルのオフセットは極端に足が短くない限りほとんどのドライバーにとっては気にならないだろう

4 Mercedes-Benz SL ROAD TEST HOW BIG IS IT? サイズはどれくらい? ふたり分のありあまる空間が用意されシートの調整範囲も広い SL に乗って快適に感じられないのならおそらくどこにも快適な場所はないだろう mm min 1050mm max 830mm min 960mm max litres 998mm VISIBILITY TEST 視認性テスト FRONT A ピラーのために助手席側の視界は少々悪化しているが総合成績はコンバーティブルとしては優秀 2585mm 52% 4617mm 48% 9.2º obscured 1029mm シート間と後方の収納スペースにはかなりの容積を備えた小物入れや施錠可能な小箱もあるそしてそれらの上には相当な大きさの棚板も備わる HEADLIGHTS 自動でコーナリングやロービームへ切り替えられセルフレベリングにも対応するバイキセノンヘッドライトをあるテスターは夜を昼に変えると賞賛した Turning circle: 11.0m 1600mm 9.9º obscured 1628mm 1877mm WHEEL AND PEDAL ALIGNMENT ステアリングホイールとペダルの配置 200mm 幅 : mm 高さ : mm 奥行き : mm 欠点はほとんど見当たらない右ハンドル車のスロットルペダルのオフセットは極端に足が短くない限りほとんどのドライバーにとっては気にならないだろうホイールの位置決めも正確に行えてしかも多くが電動調整可能になっている 60mm Centre 荷室容量はルーフ収納時には当然ながら制限されるハードトップの収納は使用していないときはリヤウィンドウ真下に収められている仕切りを引き出し所定の位置にセットしたときのみ可能になるメルセデスベンツ SLはスポーツカーのなかでも魅力的な長寿モデルであると同時に見事なまでに自己矛盾した存在だこの2シーターコンバーティブルはほかの多くのスポーツカーメーカーがうらやむほどのモータースポーツでの大成功の歴史を持ちしかもこの 10 年ほどのあいだに AMGの努力の甲斐もあって世界中でも屈指の速くてパワフルなロードスターに数えられるまでになったそれでいて高い賞賛を集めてきたのは動力性能よりもむしろラグジュアリーさや完璧な洗練性ライバルたちとは比較にならないほどの実用性ゆえであったスポーティなコンバーティブルだがとりわけリタイヤ世代のドライバーへのアピールに向けて完璧にデザインされたモデルであるしかしメルセデスは今回のモデルチェンジで大きな野望を抱いた AMGモデルの登場によって SLオーナーの平均年齢は大幅に下がったが SLのキャラクターにさらなるレスポンスとダイナミズムの向上を注入することでいっそうの若返りを図ったのだその実現には重量の軽減やボディの強化パワートレインの改修などが必要だった時間をかけて取り組まれたそれらすべてについて今回はしっかりと検証していきたいしかしそんな新生 SLに偉大なる古のメルセデスコンバーティブルが持つ完全無比のマナーは果たして残っているのだろうかそちらのほうも気がかりだ DESIGN&ENGINEERING 意匠と技術ほぼ手造りで製造される SLS でアルミ構造体の扱いには慣れ親しんでいるはずのメルセデスだが量産車でこの軽量素材の大規模な導入に踏み切ったのは新型 SLがはじめてだ最新技術を駆使した上部構造にはチル鋳造やダイキャスト打ち出し材や押し出し材などの各種アルミ材のほかマグネシウムや熱間成型の亜鉛メッキ鋼板なども使われている各コンポーネントを 6 種類の方法で統合したホワイトボディの重量はスティール製より 25% 軽く加えて静的ねじれ剛性は 20% も向上している新型をスーパーライトの呼称にふさわしい一台にしようという決意からメルセデスはシュトゥットガルトのエンジニアたちにクルマ全体にわたる重量低減の探求を課したそしてルーフで 15kg シートとフロントサスペンションで各 11kg 電装系とオーディオフロントブレーキで各 4kg ホイールナットでまで 250gの軽量化が達成された結果 SL550の公称重量は1860kgとなっている今回のテスト車両は 270 万円以上に相当するオプションが装備され重量は 30kg 増していたがほとんどの大型コンバーティブルが優に 2tを超えるのを考えればこれは素晴らしい数字であるマルチリンクのサスペンションはほとんどすべての部材が鍛造アルミ製でバルブ制御式のアダプティブダンパーが標準装備となったもっとスポーティな設定を臨むのであれば今回のテスト車両に装備されていた AMGスポーツパッケージを選べばさらに硬いスプリングとダンパースタビライザーが得られ地上高もダウンできる 101

ON THE ROAD アクティブボディコントロールはオプション設定されるセルフレベリング機能も含まれているこの TRACK NOTES サーキットテストシステムは通常のスプリングストラットとスタビラドライサーキットメルセデスベンツSL550 ラップタイム 1分14秒9 BMW650i Mスポーツカブリオレ参考タイム 1分17秒6 イザーに代わりアクティブ式油圧ストラットを装着

Start/finish 型アルミ製V8の影が薄くなることは決してないこの4.7ℓエンジンはツインパラレルターボチャーヘアピン入口のカーブしたブレーキングゾーンでも容易に対応可能な高いアジャスタビリティを披露したタイトなヘアピンからの脱出時は 2速ギヤでテールスライドを存分に楽しめたジャーを使って435psの出力と 71.4kgmもの驚異的なトルクを発生するつまり旧型の5.

そのアウトプットを後輪へ伝達するのがメルセ T5 デス最新の7Gトロニックプラスであるこれはト T6 T7 T3 ウェットハンドリング路でのラップタイムは速くはなかったがそれでも十分に楽しめたスタビリティシステムをオンにすれば安全でオフに切り換えれば存分に振り回せる T4 T2 T1 T8 直線では安定しておりストレートエンドでも安心してブレーキをかけられたブレー

1km/h 手席がずいぶん遠くに感じられ 2座ロードスターの空間とはにわかに信じられないほどだ横方向に限るならむしろリムジンに近い先代よりさらにメルセデスベンツSL550 48km/h 64 80 97 113 129 146 160km/h 177km/h 193km/h 1.9s 2.6 3.4 4.3 5.5s 6.7s 0 8.2s 9.8s 5s 11.

5 ON THE ROAD アクティブボディコントロールはオプション設定されるセルフレベリング機能も含まれているこの TRACK NOTES サーキットテストシステムは通常のスプリングストラットとスタビラドライサーキットメルセデスベンツSL550 ラップタイム 1分14秒9 BMW650i Mスポーツカブリオレ参考タイム 1分17秒6 イザーに代わりアクティブ式油圧ストラットを装着 T3 しスプリングの長さとロール剛性に相当するものを無段階で調節するしばしば誤解されるがこれ T6 T2 T5 T7 T4 強力な動力性能だがアジリティを上げようとしてリヤアクスルをブレークさせると予期せぬピッチングが発生するメルセデスでこの挙動とは苛立ちを覚えるにエアダンパーの類は一切使われていないしかしそうしたシャシーの先進性の前でも新 T1 Start/finish 型アルミ製V8の影が薄くなることは決してないこの4.7ℓエンジンはツインパラレルターボチャーヘアピン入口のカーブしたブレーキングゾーンでも容易に対応可能な高いアジャスタビリティを披露したタイトなヘアピンからの脱出時は 2速ギヤでテールスライドを存分に楽しめたジャーを使って435psの出力と 71.4kgmもの驚異的なトルクを発生するつまり旧型の5.5ℓ自然吸気エンジンに比べて出力は12 トルクは32 も強化されたわけだが燃費が一気に22 も向上ウェットサーキットメルセデスベンツSL550 ラップタイム 1分23秒8 BMW650i Mスポーツカブリオレ参考タイム 1分17秒4 方向転換時わずかにルーズになるボディ制御は多少スライドしたほうがむしろ気持ちよく走れるということを意味しているした点も見逃せないそのアウトプットを後輪へ伝達するのがメルセ T5 デス最新の7Gトロニックプラスであるこれはト T6 T7 T3 ウェットハンドリング路でのラップタイムは速くはなかったがそれでも十分に楽しめたスタビリティシステムをオンにすれば安全でオフに切り換えれば存分に振り回せる T4 T2 T1 T8 直線では安定しておりストレートエンドでも安心してブレーキをかけられたブレーキ自体の効きも強力で安心できる Start/finish ルクコンバーター式7段のオートマティックトランスミッションだ INTERIOR 室内新型SLのドライバーズシートに腰を据えると助発進加速テストトラック条件乾燥路面/気温 m発進加速 12.8秒到達速度 186.0km/h m発進加速 22.8秒到達速度 241.1km/h 手席がずいぶん遠くに感じられ 2座ロードスターの空間とはにわかに信じられないほどだ横方向に限るならむしろリムジンに近い先代よりさらにメルセデスベンツSL550 48km/h km/h 177km/h 193km/h 1.9s s 6.7s 0 8.2s 9.8s 5s 11.6s 209km/h 13.7s 16.4s 10s 225km/h 241km/h 19.4s 15s 車幅が増しキャビン幅は57mmも拡大しているお 22.8s かげでこれによって広大なエルボールームとショ 20s BMW650i Mスポーツカブリオレ 97 48km/h s 3.4s 4.4s 5.6s 6.9s 0 5s s km/h 10.2s 177km/h 12.4s 193km/h 14.7s 10s 17.5s 15s 209km/h 21.1s 225km/h 241km/h 25.1s 30.3s 20s 25s 30s きな物入れをさらに広大なアームレストにも小 97-0km/h制動時間 2.74秒 km/h 8.9m 80-0km/h 23.0m 10m WET にもかかわらずシートは一対のみだそれゆえキャビンはふたりの乗員にたっぷりとした空間を提供するしかもセンターコンソール基部には大制動距離 DRY ルダールームが確保されているのだ 20m 10.0m 48-0km/h 物入れをまたその後方には第三の小物入れを用 113-0km/h 44.4m 30m 40m 26.2m 80-0km/h 意している加えて助手席の直後には施錠可能な 50m 56.1m 113-0km/h ボックスも備わりルーフを開いた状態でも貴重品の安全が保たれるまたオーディオシステムの ON THE LIMIT 限界時の挙動 SLを限界まで走らせるならダンパーの設定は常にスポーツにしておくのがベストであるボディを多少なりともフラットに保てるようになるからだコーナー進入時のブレーキペダルのフィールは良好で重量バランスは多少前方寄りではあるが大排気量V8エン 102 AUTOCAR 03/2013 ジンのクルマに期待するとおりのアペックスに向かうあいだブレーキを残してノーズを安定させる楽しみを味わいたいと思える範囲内ではあるしかしSLには内側の後輪にブレーキをかけてアジリティを増大させるシステムが装備されているのでターンインまで一直線に突進したとしても鋭いコーナリングが可能だほとんどの局面はこれで問題ない短いコーナーでも通用するただもっと深く運転に専念したい場合ときとしてこのシステムが邪魔をする旋回中に自然にアンダーステアへ移行する際に対角線方向の奇妙なピッチングを発生する場合があるのだそこからブレーキに軽く足を乗せるとラインに復帰しこのプロセスが繰り返される結局のところ低速コーナーの脱出時にはパワーがグリップを上回るのだ ESPを完全にオフにしていれば制御可能な楽しいテールスライドに持ち込むことも可能である

Mercedes-Benz SL ROAD TEST ベーススピーカーをフットウェルに移した副産物としてドアポケットは並外れた前後長があるレッグルームを多少犠牲にすればシート後方にソフトバッグを収納することさえ可能だただしトランクスペースだけは以前より前後長が少し短くなっているもっともそれでも最大で 504l という容量が確保されておりオープンルーフ状態でもふたり

る者も少数ながらいたしかし総合的には素晴らしく快適にして用意されている装備はあきれるほど豊富でありこのクルマのキャビンにいるのが非常に幸運だと思えるのは間違いない PERFORMANCE 動力性能 SL に乗っているのが幸運と感じられたドライバーが感動的な動力性能を好む嗜好性を持っていたとしたら SL550のスロットルペダルを完全に底まで踏み込んだ瞬間

3 秒でこなす動力性能を引き出せたこれは先代の SL63 AMGよりも速いタイムださらに 0-161km/h 加速は10 秒を切り 1km 地点では240km/h をオーバーするこれは間違いなくロードスターのプレミアリーグに属する動力性能だそれでいて SLの伝統を支持する保守派も心配御無用であるエンジン音は聞きたいと思ったときにしか聞こえない必要なのは動力性能を引きオプションの

6 Mercedes-Benz SL ROAD TEST ベーススピーカーをフットウェルに移した副産物としてドアポケットは並外れた前後長があるレッグルームを多少犠牲にすればシート後方にソフトバッグを収納することさえ可能だただしトランクスペースだけは以前より前後長が少し短くなっているもっともそれでも最大で 504l という容量が確保されておりオープンルーフ状態でもふたり分の旅行用スーツケースが余裕で納められるのだから不足を感じることはまずありえないだろうラグジュアリーなキャビンの素材と完璧そのものの組み付けや仕上げはメルセデスのスタンダードに照らしても感動的なレベルだテスターのなかにはたとえば SL エンブレムが打たれたセレクターレバーなどの装飾がやや派手すぎて過去の SL の美点であった高級感ある慎みが失われたと指摘する者も少数ながらいたしかし総合的には素晴らしく快適にして用意されている装備はあきれるほど豊富でありこのクルマのキャビンにいるのが非常に幸運だと思えるのは間違いない PERFORMANCE 動力性能 SL に乗っているのが幸運と感じられたドライバーが感動的な動力性能を好む嗜好性を持っていたとしたら SL550のスロットルペダルを完全に底まで踏み込んだ瞬間さらなる幸運を感じ取れるはずだテストコースでは右側のペダルをカーペットに触れるまで踏み込むだけでいとも簡単に 0-97km/h 加速を4.3 秒でこなす動力性能を引き出せたこれは先代の SL63 AMGよりも速いタイムださらに 0-161km/h 加速は10 秒を切り 1km 地点では240km/h をオーバーするこれは間違いなくロードスターのプレミアリーグに属する動力性能だそれでいて SLの伝統を支持する保守派も心配御無用であるエンジン音は聞きたいと思ったときにしか聞こえない必要なのは動力性能を引きオプションの AMG サスペンションパックはハード快適性が少々犠牲になる出すときにその限界を感じる感覚だけだそれ以外では期待どおりゆったり座ってクルーズしていれば幸せに浸れる 7 速に固定したままでも km/h 加速を6.5 秒でこなせてしまうのだ 3 速ギヤでの2.1 秒に比べれば見劣りするがそのときのエンジン回転数が 1250rpmだということを考えればこれまた十分に感動的なであるさらに非常に従順で洗練されているところでも予想を裏切らないアイドリング時のわずか 41dB という室内ノイズはほとんどのエグゼクティブ / ラグジュアリーサルーンと互角だ外部からの遮音もお見事であるただ実走してみるとロードノイズが多少気にならないでもないリッターあたり 92ps しかも排気量は 4.7lもあるターボ車のオーナーならば地元のガソリンスタンドにとってはいいカモだごく最近のクルマでもそうだろうしかし SL550はリラックスして巡航している限り 10km/lを切ることはないさらにほとんどのオーナーは今回のテストを通じた平均燃費である8.5km/l を割ることはないはずだもしもそうでなかったとしても満タンで 640kmの航続距離は確実に期待できる自信を持てるのはブレーキもまたしかりだ何より113km/h から45m 未満で完全停止できる制動能力は間違いなく第一級であるそのうえハンドリングサーキットでもじつに素晴らしいフェード耐性を示してみせた RIDE&HANDLING 乗り心地と操縦安定性この項目ではわれわれはやや混乱させられてしまった今までに運転してきたほかのSLから推測するに ( といっても国外のコースでだが ) それにはひとつ理由がある今回テストした個体に装備されていたAMG 謹製のサスペンションはオプションのスポーツパッケージの一部として供され普通のSLよりも地上高が 10mm 下がるこれと 19インチのアルミホイールと 30 扁平のリヤタイヤの組み合わせはわれわれ全員が予想していた ( そ UNDER THE SKIN 足元を直撃するサウンドスピーカーを追い出して得られた空間は収納ポケットの拡大に充てられるサブウーファーをフットウェルに置いたことで低音がきわめてクリアになった SL には 3 種類のオーディオが用意されているがすべてが革新的なスピーカーシステムを備えるこれはこのクルマ独自のフロントバルクヘッドの構造を活用したものだメルセデスベンツのフロントバスシステムはバススピーカーをファイヤーウォール内にマウントするもので左右フットウェルのカーペット下に各 1 基のウーファーが配置されそのすぐ後方 ( 車体的には前方 ) にある空洞部で共鳴させるこれは一般的なドアマウントよりもはるかに剛性が高くほぼ完全に歪みが抑えられたはるかにクリアな低音を発生するさらにクルマ周囲の環境からの望ましくない音の汚染も防止するがこれはフットウェルの形状そのものが音の焦点を合わせて集中させるためのファンネルとして機能するからだもっとも高価なバング & オルフセンベオサウンドシステムを選択した場合 12 基の独立したアンプを持つスピーカーと 900W 電源それにドルビーロジック 7 互換のサラウンドサウンドが得られるこのセットアップのさらにパワフルなバージョンが次世代の S クラスでは登場するらしい 103

7 DATA LOG SPECIFICATIONS 計測テストデータメカニカルレイアウトほぼアルミ製のモノコックボディが最大のトピックだこれによって SL550 は 125kg 軽量化され同時にボディ剛性も向上したサスペンションは前後ともにマルチリンクでコイルスプリングとアダプティブダンパーの組み合わせが標準であるアクティブボディコントロールはオプションだエンジンは縦置きで後輪を駆動するエンジン駆動方式 : 縦置き後輪駆動形式 :V 型 8 気筒ツインターボ, 4663cc ブロック / ヘッド : アルミ軽合金ボアストローク :φ mm 圧縮比 :10.5:1 バルブ配置 :4 バルブ DOHC 最高出力 :435ps/5250rpm 最大トルク :71.4kgm/ rpm 許容回転数 :6200rpm 馬力荷重比 :234ps/t トルク荷重比 :38.4kgm/t 比出力 :93.3ps/l 燃料消費率オートカー実測値消費率総平均 8.5km/l ツーリング 11.8km/l 動力性能計測時 3.5km/l メーカー公表値消費率市街地 7.8km/l 郊外 14.1km/l 混合 10.9km/l 燃料タンク容量 75l 現実的な航続距離 640km CO₂ 排出量 214g/km 発進加速実測車速 mph(km/h) 秒 30 (48) (64) (80) (97) (113) (129) (145) (161) (177) (193) (209) (225) (241) エンジン性能曲線 435ps 5250rpm 14 0 Engine (rpm) 一部バックナンバーはに掲載されています Power output (ps) kgm rpm サスペンション前 : マルチリンク / コイル + スタビライザー後 : マルチリンク / コイル + スタビライザーステアリング形式 : ラック & ピニオン ( 電動アシスト ) ロックトゥロック :2.25 回転最小回転半径 :5.50m ブレーキ前 :φ360mm 通気冷却式ディスク後 :φ320mm 通気冷却式ディスク中間加速秒注意事項 : 馬力荷重比とトルク荷重比の計算にはメーカー公称車両重量を使用しています Autocar テスト結果は権利者の書面による承諾なしに転用することはできません 28 Torque (kgm) mph (km/h) 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th (32-64) (40-80) (64-97) (80-113) (97-129) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ROAD TEST 今月の数字 9.9 秒 270kg 75 litres シャシー / ボディ構造 : アルミニウムモノコック車両重量 :1860/1815kg( 実測 ) 抗力係数 :0.29 ホイール : 前 8.5J 19in, 後 9.5J 19in タイヤ : 前 255/35R19, 後 285/30R19 スペアタイヤ : なし ( 補修キット ) 変速機形式 :7 段オートマティックギヤ比 /1000rpm 時車速 km/h 14.38/ / / / / / /63.7 最終減速比 :2.65 安全装備アイドリング :41dB 3 速最高回転時 :76dB 3 速 48km/h 走行時 :58dB 3 速 80km/h 走行時 :63dB 3 速 113km/h 走行時 :67dB 安全装備 ABS, ESP, EBD, ASR, BA, Pre-Safe Brake Euro N CAP/na 最高速 1 66km/h 6200rpm 2 101km/h 6200rpm 3 150km/h 6200rpm 4 211km/h 6200rpm 5 250km/h 5367rpm 6 250km/h 4401rpm 7 250km/h* 3918rpm * claimed 0-161km/h 加速タイムは動力性能第一の AMG ではないグレードとしては驚異的だ先代の SL63 はこれより 0.5 秒遅かった昨年にテストした BMW 650i カブリオレより SL500 の装備重量はこれだけ軽量だしてほとんどの顧客が想像するであろう )SL のそれよりもかなり硬めのセッティングとなるほとんどの場合それは良好に機能する実際わずかな路面の荒れはもちろんそれより大きい突起や陥没もうまくこなしたダンパーの設定を硬めのセッティングにすればボディ制御は総合的にタイトになるがソフト側にすればそうした場合の挙動は当然ながら落ち着きを増すしかしもっと強烈な SLの高剛性ボディをすらきしませるような凹凸が突然現れたならコンフォートだろうがスポーツだろうがダンパーの設定に意味はないもっともそれは非常に稀な状況のひとつでしかないそれを別にすれば SLは目を見張るほどの剛性感を備えておりとくに可動ハードトップをクローズにした状態でそれは明確に感じられる荒れた路面からステアリングが絶縁されている感覚だ一方ルーフを開けた状態でもバックミラーを注視しづらくなるような顕著な振動はめったに発生しなかったオープン時の SLはまさに高級ロードスターはかくあるべしといったフィールだ髪に風が吹き抜けるような体験だが実際に頭髪が風に乱されることはない極限状況ではどうか SLは常識的な程度に楽しむことができるただしコーナリング途中ではスタビリティシステムに起因する少々癖のあるボディの動きが発生するその点ではポルシェ 911カブリオレと同等とはいかなかったとはいえたとえばベントレーコンチネンタル GTC V8( もっともこちらはもうふたり分のシートがあるが ) などよりも優れたアジリティとアジャスタビリティを備えていることは断言できる BUYING&OWNING 購入と維持希少性は SL の神秘性においては重要だがこのクルマに遭遇する機会が滅多にないということはクラス平均よりも高いコストが必要なのだと予想するだろう実際にそのとおりなのだがしかし提供される動力性能と洗練性そして標準装備のリストを勘案すれば決して理不尽なほど高価ではないアダプティブダンパーや音声認識で操作できるサテライトナビインテリジェントなバイキセノンヘッドライトなどは普通ならこのレベルの高級車であってもオプション料金なしで入手できて当然のアイテムではない車両価格とともに気になるリセールバリューだが情報筋の予測によれば 3 年後の価格低下はそれほど有料ではないジャガー XKよりも少々不利だという目新しさの薄れたモデルとの比較でそれというのはやや痛いところだカンパニーカーとしてならエミッションでの優位性で多少は相殺されるだろうがそんな幸運に恵まれる人はきわめて限られるだろう SLのオーナーたちならすでに承知のことだろうが減価償却するのが得策だ 104 AUTOCAR 03/2013

Mercedes-Benz SL ROAD TEST ROAD TEST No 5075 Mercedes-Benz SL550 AUTOCAR VERDICT オートカーの結論依然として無二の存在でありしかもますます魅力を増したが正しいスペック選択が必要だ TESTERS NOTES テスターのひと言コメントステアリングホイール

房か暖房のどちらかだけで十分に思えるそれで少しでもCO₂排出量が削減できるならなおさらだマットソーンダース SPEC ADVICE 購入にあたっての助言乗り心地の洗練性を最優先するのならアクティブボディコントロールを選ぶ意味は十分にあるだが標準シャシーのセットアップでもそれほど大差ないレベルに到達している B &

るものではない恐るべき動力性能を秘めているがこれに今回テストした個体は妥協のないシャシーのため今まより鮮烈な刺激を得られる大型コンバーティブルがほかにでに試乗してきたほかのSLほど完璧には平静を保てずもあるのも事実だどんな路面でも滑るように走るというわけにはいかなかっそれでも日々の運転では贅沢なまでの豪華さと洗練ただが

FACELIFT マイナーチェンジ時に望むことオプションのスポーツサスペンションを装備したときでもバンプのいなしをもっと柔らかくしてほしい装飾過多のインテリアの細部をもう少しすっきりさせてほしい 4th 5th PORSCHE JAGUAR MERCEDES-BENZ ASTON MARTIN BMW

0万円 400ps/7400rpm 44.9kgm/5600rpm 4.5秒 0-100km/h公称 299km/h 11.2km/ℓ 1485kg 210g/km 1430.0万円 385ps/6500rpm 52.5kgm/3500rpm 5.3秒 0-100km/h公称 250km/h リミッター 8.

8km/ℓ 1710kg 299g/km 1370.0万円 450ps/5500rpm 66.3kgm/2000-4500rpm 5.6秒 250km/h リミッター 9.

8 Mercedes-Benz SL ROAD TEST ROAD TEST No 5075 Mercedes-Benz SL550 AUTOCAR VERDICT オートカーの結論依然として無二の存在でありしかもますます魅力を増したが正しいスペック選択が必要だ TESTERS NOTES テスターのひと言コメントステアリングホイールの古めかしい Mercedes-Benz ロゴがインテリアで何より気に入らない最後にこの書体を見たのはビリヤードの下位リーグの優勝カップだったマットプライアーシートのベンチレーターとヒーターを同時に作動できる両方を同時に使いたいと思う正当な理由があることは納得しているものの個人的には背中は冷房か暖房のどちらかだけで十分に思えるそれで少しでもCO₂排出量が削減できるならなおさらだマットソーンダース SPEC ADVICE 購入にあたっての助言乗り心地の洗練性を最優先するのならアクティブボディコントロールを選ぶ意味は十分にあるだが標準シャシーのセットアップでもそれほど大差ないレベルに到達している B & Oのオーディオやコンフォートシートそれにエアスカーフもおすすめの装備だ歴代が成功を積み重ねてきたSLだが動力面の遺伝あまり嬉しくない話ながら AMGのシャシーセッティング子操作を施したメルセデスの判断が賢明か疑問をはこのSL550を傑出したドライバーズカーへと変貌させ抱く向きもあるだろうしかしそれには同意しない確かるものではない恐るべき動力性能を秘めているがこれに今回テストした個体は妥協のないシャシーのため今まより鮮烈な刺激を得られる大型コンバーティブルがほかにでに試乗してきたほかのSLほど完璧には平静を保てずもあるのも事実だどんな路面でも滑るように走るというわけにはいかなかっそれでも日々の運転では贅沢なまでの豪華さと洗練ただがそれでもありあまるクッションを備えており穏や性それに扱いやすさがライバルの活発な走りや俊足ぶかな静けさと至福の自由をもたらしてくれるこれは普通りに劣らぬ説得力を持つはずだいやおそらくそれ以上のクルマとは異次元の体験だっただろう伝説は永遠なり TOP FIVE 1st 3rd 2nd JOBS FOR THE FACELIFT マイナーチェンジ時に望むことオプションのスポーツサスペンションを装備したときでもバンプのいなしをもっと柔らかくしてほしい装飾過多のインテリアの細部をもう少しすっきりさせてほしい 4th 5th PORSCHE JAGUAR MERCEDES-BENZ ASTON MARTIN BMW ポルシェ911カレラSカブリオレジャガーXK ポートフォリオコンバーティブルメルセデスベンツSL550 アストンマーティン V8ヴァンテージロードスター BMW650i Mスポーツカブリオレ車両価格最高出力最大トルク 0-97km/h加速最高速度燃料消費率混合車輌重量公称値 CO₂排出量万円 400ps/7400rpm 44.9kgm/5600rpm 4.5秒 0-100km/h公称 299km/h 11.2km/ℓ 1485kg 210g/km 万円 385ps/6500rpm 52.5kgm/3500rpm 5.3秒 0-100km/h公称 250km/h リミッター 8.9km/ℓ 1780kg 264g/km 万円 435ps/5250rpm 71.4kgm/ rpm 4.3秒 250km/h リミッター 10.9km/ℓ 1860kg 214g/km 万円 426ps/7300rpm 47.9kgm/5000rpm 4.7秒 290km/h 7.8km/ℓ 1710kg 299g/km 万円 450ps/5500rpm 66.3kgm/ rpm 5.6秒 250km/h リミッター 9.3km/ℓ 2080kg 249g/km われわれはこう考えるいちばんソフトなSLには快適さで劣るがわれわれの選択は依然としてこちらシャープ柔軟かつ走りを楽しめるその両方が同等に優秀ラブリー今回のテスト車両では最高のセットアップを選択できなかったがそれでも非常に素晴らしいクルマ好きなツールではあるが最高のものに比べると洗練度で負ける素晴らしいエンジンだがそれ以外のパッケージが駄目なのが残念結論 911 Carrera S cabriolet XK Portfolio convertible SL550 V8 Vantage Roadster 650i M-sport convertible 105

MERCEDES-BENZ SLK200 ROAD TEST このクラス初のフォールディングハードトップをひっさげて鳴り物入りで登場したメルセデスベンツ S L K はきわめてシンプルな方程式を用いて成功を収めてきたクルマであるすなわちスタイリッシュなデザインを最大のアピールポイント

MERCEDES-BENZ SLK200 ROAD TEST このクラス初のフォールディングハードトップをひっさげて鳴り物入りで登場したメルセデスベンツ S L K はきわめてシンプルな方程式を用いて成功を収めてきたクルマであるすなわちスタイリッシュなデザインを最大のアピールポイント ROAD TEST No 5022 MERCEDES-BENZ SLK200 メルセデスベンツ SLK200 外観は従来モデルの進化版だがその下には新しい技術基盤が隠されているこの組み合わせはSLKにさらなる魅力をもたらしたのか? photo: Stuart Price MODEL TESTED テスト車輌概要モデル名 :MERCEDES-BENZ SLK200 AMG SPORT(6-SPEED